同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ: 同人音声業界の歴史

   ● 同人音声業界の歴史 その20 「同人音声編(2022年)」
   ● 同人音声業界の歴史 その19 「催眠音声編(2021~22年)」
   ● 同人音声業界の歴史 その18 「同人音声編(2021年)」
   ● 同人音声業界の歴史 その17 「同人音声編(2020年)」 後編
   ● 同人音声業界の歴史 その16 「同人音声編(2020年)」 前編
   ● 同人音声業界の歴史 その15 「管理人編(2019~22年)」
   ● 同人音声業界の歴史 その14 「催眠音声編(2019~20年)」
   ● 同人音声業界の歴史 その13 「同人音声編(2019年)」
   ● 同人音声業界の歴史 その12 「同人音声編(2018年)」
   ● 同人音声業界の歴史 その11 「管理人編(2017~18年)」


100円サークルの増殖やオホ声の流行開始でますます混沌としてきた同人音声業界。
今回は2013年から10年が経ちどのようになったかを話して締めくくります。
新たな競争が始まる
2022年の主な話題はみっつ。
実演作品の急激な増加、期間限定で特典をつける作品が増える、FANZAでクーポンの配布開始です。

実演作品は2015年の記事で少し流行ったことを紹介しましたが
今回は2020年よりも後に参入したサークルさんたちがものすごい勢いで新作を出してます。
毎日出すのはもちろん、1日に4本出すケースも見られました。
実演は同人音声の中だとマイナーな分野なので、それが一気に増産されたのは正直意外です。

大手のサークルさんで実演を出してる方はほとんどいません。
だからこれも商業化の促進による影響と見るのが妥当でしょう。
実演ならシナリオを自分で書く必要がほとんどないので
声優さんとのやり取りなどのマネジメントさえできれば十分量産は可能です。
100円商法で初動を増やして売れてるように見せかける手法もよく使われてます。

私はまったく興味が湧かなかったのでこれらを買って聴いたことはありません。
でもサンプルを試しに聴いた限りだと品質面がかなりアレかなぁって思います。
ヒット作があまり出てないことも含めて流行よりも氾濫と呼ぶほうがしっくりきます。
AVをよく観てる人とは相性が良いからコスパさえ良ければ一定の需要はありそうです。

次の期間限定は最初の1ヵ月だけ100円にする例のやつではなく
発売から1週間だけ別のイラストやおまけ音声をつけるというケースです。
こちらは大手さんが主にやられており、安売りとは違う宣伝方法として定着しつつあります。
2023年の時点でも普通に見かける状況です。

これは聞いた話によると一部のサークルさんしかできないそうです。
2020年の時に紹介したクーポン+割引商法も多くのサークルさんができなかったので
そのへんの不公平感をどのように解消するかが課題になるでしょう。
競争が過熱しない限りはそこまで問題にする事柄ではないと思います。

最後のFANZAクーポンはこの年の8月に初めて配布し
その後もほぼ毎月のようにそれを続ける状況になってます。
DLsiteから3年遅れて始めたところを見ると、やはり音声のシェアを奪うことを見据えてるのでしょう。
その証拠に音声だけ割引率の高いクーポンを何度も配布してます。

またこの頃から100円セールや10円セールといった大幅な割引も始めてます。
今のところ音声における両者のパワーバランスに変化は見られません。
それはDLsiteの専売作品が多かったり、FANZAよりも発売が早いといったアドバンテージがあるからです。
ページの使いやすさもDLsiteに分がありますし、形勢を逆転させるのはなかなか難しそうです。
DLsiteも対抗手段としてクーポンの配布頻度をさらに上げてます。
ランキングを塗り替えた作品たち

「【ブルーアーカイブ】ユウカASMR~頑張るあなたのすぐそばに~」


現時点で音声の累計ランキングトップに君臨してる作品(人気順)。
人気ゲーム「ブルーアーカイブ」に登場するしっかり者で世話好きな女の子が
先生の仕事を手伝ったりマッサージして癒します。
タイトルにASMRがついてるから音重視で進めるかと思いきや
実際は会話量を多めにしたうえでシーンに合った効果音を鳴らすバランス型の作りをしてます。

「どすけべWアイドルメイドのオス煽りご奉仕ハーレム♪ あなたに都合がよすぎるお屋敷性活♪」


ダウンロード数のほうで累計ランキングのトップに輝いてる作品。
メイドとアイドルを両立してる女の子たちが、それを支援してくれたご主人様に媚び媚びなエッチをします。
内容はサークルさんの過去作と同じくイチャラブ路線になってますけど
初の定価100円ということで大きな反響を呼び、男性向け音声では初の10万DLを達成しました。
2位が7万なので順位が入れ替わることは当分ないでしょう。

「えっちがきらい!! な宇佐美ちゃん ~オモチャを落として始まる恋♪ 令和最強ムッツリJK!絶対出すなよ!?→中に出します♪期待で濡れすぎ変態ヘタクソ誘い受け♪」


口では嫌いと言うけど実際はエッチに強い興味を持ってるJKが
街中で偶然出会った男性とじっくりエッチする作品。
前半は2人がそうなるための雰囲気作りや比較的ソフトなプレイで親密度を高め
後半は「エッチが嫌い」を別の意味で使いながらより濃いプレイに挑戦します。
サークルさんの過去作と同じくキャラ作りが非常にしっかりしてて魅力的な女性に描かれてます。

「1300万円音響機材を使用した極上最高音質、本当に触られているようでぐっすり眠れる癒しの熟睡音」


Youtubeやニコニコ動画で活躍してる人気配信者のASMR作品。
セリフよりも音の量が多いのに加えて音の種類も多めに用意し
そのすべてが高品質というこだわり抜いたサービスに仕上がってます。
価格が100円なのも相まって現時点で32000DLを記録してます。

「むちむちミキちゃんミルク体質♪ ~突かれる度に乳吹き低音アクメ♪ もうイかせないで>」


妊娠してないのに母乳がたっぷり出る体質の女の子とエッチする作品。
搾乳や授乳を積極的にやって彼女らしさを表現し
序盤は軽い凌辱、中盤はゲーム形式、終盤はあまあまと内容を変えてイチャラブ感も出します。

「ドマゾヒスト症候群。」


マゾが病気と認識されてる世界で2人の女性がその治療をする作品。
看護師はマゾをとことん見下す言葉責めを積極的にやるドS
女医は優しいけどふたなりで彼のアナルを責める別タイプのSとキャラの個性が強く
個別に、あるいは同時に心身をバランスよく責めてマゾをさらに悪化させます。
強烈なエッチが多くの人に刺さったようで、サークル設立から2作目で11000DLを叩き出しました。

以上になります。
こうやって見ると以前から活動されてる大手サークルさん、企業、人気配信者、そして新規と
色んな属性を持つ方々が競い合う群雄割拠の業界になってる
のがわかります。
前項で触れた実演系のサークルさんも相まって新作がものすごい勢いで発売されました。

オホ声の人気も上半期までは維持できてましたし
同人音声が日の目を浴び始めてから10年後の節目に相応しい活気のある状況でした。
しかし、今まで以上に粗悪品の割合が増えてるという懸念点もあります。
直前に紹介した作品たちは一握りより上の一つまみに位置するので、成功するのは以前よりも難しくなってます。
あとがき
これにて「同人音声業界の歴史」は終了となります。
2022年の5月に始めて同人編11本、催眠編5本、管理人編4本とかなりのボリュームになりました。
ここまで長い企画は初めて挑戦したので私自身もいい勉強になりました。

ここで書いたことはあくまで一部に過ぎず、実際はもっともっと多くの出来事があります。
しかしそれを全部書くのは難しいし、何よりこの業界はみんなで支えるものだと思ってます。
だからここで書いてないことは皆さんが補完してくださることを願ってます。

もし「これについてもう少し掘り下げて欲しい」というリクエストがあれば
ここにコメントしていただければ検討するし、可能なら実行します。
書こうか悩んだ結果見送った事柄もあるので私もこの内容ではまだ浅いと認識してます。

これから先の歴史について記事を残す予定はありません。
10年後の2033年に私が同人音声の部屋を今のように運営してる可能性はほぼ0ですから。
その時は別の人がきっと何か残してくれるでしょう。

以上をもって締めくくりの挨拶とさせていただきます。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。

同人音声側で流行してたASMRを取り入れてさらに多様化が進んだ催眠音声。
しかしここでその流れを大きく阻害するバッドイベントが発生します。
厳しい時代に生まれた新しい芽
2021~22年に起こった最も大きな出来事は
古参のサークルさんが新作をあまり出さなくなったことです。
具体的なサークル名は伏せますが、年に1~2本安定して制作されてた方々が
全然出さなくなったり発売を大幅に遅らせるケースを何度か見かけました。

ここで言う「古参」は催眠音声が流行り始めた2009年頃から活動してる方々のことを指します。
また全員が休止してたわけじゃないので誤解しないでください。

そうなった一番の原因は新型コロナウィルスの流行に伴い
毎年夏冬に開催されてるコミックマーケットが中止になったからです。
2020年は両方中止、2021年は冬のみ開催でしかも参加者は以前の7分の1まで縮小されました。
2022年もそれと同程度の規模に留まってます。

催眠音声の大手サークルさんはコミケに出展する方が結構いるので
それが中止になるとモチベが上がらないのかなかなか制作に熱が入らないようです。
2022年に入り多少持ち直しましたが、2021年はかなり厳しい状況だったのを覚えてます。

しかしそんな中でも安定した活躍を見せた大手サークルさんがいます。
具体的にはF・A・Sさん、しりあるヒプノさん、.␣[Dot-Space]さん、Hypnotic_Yanhさんなどです。
特にF・A・Sさんはこの2年で同人、催眠合わせて8本リリースされました(しかもうち4本が動画形式)。

2017~18年の記事で私は「催眠音声の世代交代が始まってる」と書きました。
それがあったからこそ古参の元気がなくてもそこまで大きく崩れなかったのだと思います。

またこの時期は中小や新規サークルさんの活躍も目立ちました。
彼らは元々コミケに出展してないから中止になってもあまり影響はありません。
Youtubeで無料の催眠音声を公開するVtuberが現れるなど
停滞してるように見えて割と動きのある2年間でした。
この時期を支えた作品たち

「デジタル淫魔のエナジードレイン放送催眠」


テレビを使って人々を誘惑するサキュバスに弄ばれる催眠アニメ。
ほぼ全編で何らかの映像を流す独特なスタイルと
エフェクトを駆使して快感や陶酔感を与えるエッチが多くの聴き手を虜にしました。
催眠アニメはほぼF・A・Sさんだけが制作されており品質も非常に高いです。

「こういういけないことしたい...」


現時点で4本出てるシリーズの1作目。
催眠音声と露出を趣味にする女の子が夜の公園で背徳的なオナニーをします。
催眠は堅実な誘導をしてから女の子の服を着るイメージで女性になった気分を膨らませ
エッチは他の人に見られるスリルを味わいながらクリオナやバイブオナニーを楽しみます。
現実世界だと決してできない行為なので心への刺激がかなり強いです。

「【脳イキ焦らし】甘党ユメクイの可愛がり捕食催眠【ドライオーガズム】」


2022年の2月に参入されたHypno Storyさんの人気作。
催眠の技術を突き詰めながら首から上だけを責めて脳イキに導きます。
品質の高さと総時間50分弱のコンパクトな作りが相まって3300DLを叩き出しました。
月に1本のペースで新作を出すなど、この厳しい時期を盛り上げるのに貢献されてます。

「魔法少女マジカルミルキー~悪くて優しいお姉さんにお人形さんにされて、ばっちり悪堕ちしちゃう!~」


女性向けも制作されてるお嬢さん堂さんの1作。
催眠で魔法少女になりきってから敵の女幹部に弄ばれます。
ドラマ性の高い構成にして没入感を与え、エッチも幅広いプレイを用意してたっぷり気持ちよくします。
男性向けに参入したのは2019年ですが、2020年の11月からヒット作をいくつも出して業界を支えました。

「ケモミミ温泉物語~ホントはオスの人間だったのにぃっ、ちっちゃな狐娘にかえられてっ、アタマのナカいっぱいキモチよくなっちゃう催眠~」


女体化音声を数多く制作されてる百合虎魂さんの1作。
全身がもふもふの毛で覆われてる妖狐が、神社の境内で悪戯をした少年に気持ちいいお仕置きをします。
催眠は異世界にある温泉に浸かる様子をイメージと音で表現してメスケモ化し
エッチは尻尾責めや出産といったニッチなプレイを積極的にやります。

百合虎魂さんは2021~22年にかけて19本もの新作を出されたのに加え
その多くが奇抜なテーマを扱ってて新ジャンルの開拓にも貢献されました。

「【注意】本物の催眠音声です。催眠術にかかりたくないなら視聴しないでください【睡眠導入/安眠】」

Youtubeなどで活動されてる魔暗ヤミさんの無料作品。
ヒプノセラピーを独学で学んでるだけあって催眠誘導が上手く
耳かき等のASMRと組み合わせた独特な作品も公開されてます。
無料の催眠音声はこのところずっと下火でしたから、こういう方の登場は非常にありがたいです。

以上になります。
私は今までの催眠音声編で大手さんの作品を重点的に紹介してました。
しかしこの2年は大手以外の存在感が普段よりも大きかったと見てます。
彼らがいなかったら催眠音声が1本も出ない月があったかもしれません。
先人が築いたものが新しい人へ受け継がれていく様子に歴史を感じます。

これにて催眠音声編は終了となります。
次回はいよいよ同人音声編のラストをお送りします。
同人音声業界の歴史 その20 「同人音声編(2022年)」

クーポン+割引商法、VTuberやアニメ声優の参入
100円商法の開始など商業化が一気に進んだ2020年。
その翌年にはさらなる悪い波と新しいブームが同時に押し寄せます。
マイナージャンルが君臨する新しい時代
2021年の大きな特徴はふたつ。
100円商法の加速(100円サークルの大幅な増加)とオホ声の流行開始です。

100円商法は2020年の記事でも説明しましたがおさらいすると
例えば定価が1100円の作品を発売直後の1ヵ月限定で110円に設定し
期間が過ぎたら元の価格に戻してさも定価で大量に売れてるように見せる行為を意味します。

これの厄介なところは期間終了後にそれをやったサークルが手を加えれば
期間限定で110円だった記録を隠蔽できることです。
DLsiteもさすがにヤバいと感じたのか、この頃に更新情報で価格の変化を記載するようになりました。

また2020年から商業化が進んだおかげで新規参入するサークルさんが増えており
その中の一定数が100円商法に手をつけたため爆発的に増えました。
昨年はたまに見る程度だったのがこの年からほぼ毎日見かける状況に変化します。
それはこの記事を書いてる2023年でも続いており、業界にかなりの悪影響を及ぼしました。

唯一救いがあるとするなら古参のサークルさんが追従しなかったことです。
全員スルーとまではいきませんけど、9割がたは現状維持でそれでもちゃんと実績を残してます。
その結果100円商法は新規が粗悪品を安価で売りさばく手段になりました。
しかも競合作品が爆発的に増えた影響で個々のDL数も右肩下がりになっていきます。

最初から100円商法に手を出してるサークルで無事抜け出せたところはほとんどいません。
少額の利益を得るために粗製乱造を続けるか、ギブアップして撤退するかのどちらかです。
開始から1年後の時点でこのビジネスモデルは崩壊してます。

もうひとつのオホ声はある作品がきっかけで一気にブームへ発展しました。
オホ声音声は結構昔から存在するのですが
マニアックなジャンルのせいで一部のサークルさんが時々制作する程度に留まってました。
それが一躍人気ジャンルに躍り出たのがこの年になります。
今存在するオホ声音声の95%以上は2021年以降に発売してます。

そしてオホ声人気に合わせて色んなタイプの作品が出ました。
要所のみ漏らす従来のスタイル以外にとにかくオホ声を多く漏らす作品
吐息に合わせて「おほぉ」と控えめに漏らす作品
ゴリラやオットセイの鳴き真似みたいな激しい声を漏らす作品など様々です。

またオホ声はS向けの要素にあたるため
M向けやノーマル向けが主流だった音声業界のバランスにも変化を与えました。
実際に調べるのは不可能ですけどユーザーの分布も多少変わってるはずです。
業界が順調に大きくなったからマニアックなジャンルも受け入れられるようになったのだと思います。
新しいブームを支えた作品たち

「おほガキ<ぷち>~おしゃれを覚えたばかりのマセガキが突然のわからせグチュグチュおせっせで喉の奥から絞り出した絶え間ないオホ声~」


オホ声ブームの火付け役となった作品。
特殊能力を持つ教師が学校の保健室でメスガキとエッチします。
総時間30分のコンパクトな作り、ノーマルオホ声と清楚オホ声の2パターンあること
定価が110円と非常に安いことなどオホ声入門者に適した要素を取り揃えてます。

オホ声に限らずブームは多くの人に興味を持ってもらうところから始まります。
それに必要な条件を完璧に満たしてる本作品はオホ声の普及に多大な貢献をしました。
同じ月に別のシチュで内容をパワーアップさせた作品を発売するなど
マーケティングの面でもお手本になるものを持ってます。

「巨乳後輩チアガールがチンカス汚ちんぽにご奉仕してくれるお話♪」


2021年の6月に参入したホロクサミドリさんの処女作。
同人音声ではマイナーだったチンカスを前面に押し出したエッチが支持を得ました。
この後もチンカス作品を数多く制作するなど、オホ声と同じく新ジャンルの発展に貢献してます。

「もちもちぷにまんの強制パコパコセックスに合わせておちんちんしこしこゲーム~桃狐のFapHero型射精管理オナサポボイス~」


FapHeroと呼ばれる珍しいジャンルの同人動画作品。
画面上に表示されるノーツ(リズムを指示するアイコン)に合わせてオナニーする
音ゲーのような新感覚のオナサポが楽しめます。

今のところFapHeroを手掛けてるのは桃狐の変態調教課題さんだけですが
オナサポ音声の発展型としてまだまだ伸びる可能性を秘めてます。
催眠音声側の催眠アニメと同じように、音声を動画化する動きが見られるところに時代の変化を感じます。

「キスしないと好きになる一週間」


同じ学校に通ってる男女がキス特化のエッチをする作品。
最初は2人とも相手を好きになるのを食い止めるためにキスするのですが
それを続けるうちに心情が変わって本物の恋人になります。
斬新な設定と大ボリュームのキスが多くの人に刺さり、2021年の総合ランキング4位に輝きました。

「海中ホテルで過ごすおっとりメイドさんとの癒しの時間」


両親が経営してるホテルで働く女の子がマッサージや耳かきをする全年齢向け作品。
物語の序盤からバックでブクブクという水中音を流して海底にいる雰囲気を作り
さらに音質と動きが完璧なサービスをしてて感動しました。
ここまで優れた音を出せるサークルさんは現在でもごく僅かです。

こうやって見ると既存のサークルさんが安定した活躍をする一方で
新ジャンルがいくつも出てきて業界全体の層が厚くなってる
のがわかります。
100円サークルというマイナス要素があっても一応は「成長してる」と言える状況でした。

次回は2021~22年の催眠音声に関するあれこれを紹介します。
同人音声業界の歴史 その19 「催眠音声編(2021~22年)」

前回の記事では2020年にあった主な出来事を振り返りました。
今回は2020年に発売された有名な作品をいくつか紹介します。
新しい時代の作品たち

「【人間家畜】優しいお姉さんによる精液搾り★何度もイカせる「ルーインドオーガズム1・精液搾りの畜産農家編」~何度も出せるテクニックRuined orgasm~」


ルーインドオーガズム音声の流行に大きく貢献した作品。
乳牛のように精液が搾られてる世界で、畜産農家の優しいお姉さんが色んなプレイをします。
シコシコボイスと効果音を同時に流してわかりやすく表現し
射精時は毎回手を離して勢いよく出せない状況を作ります。
1作目が大人気だったのを受けてこの後にシリーズ作品がいくつも出ました。

「超あまあま☆すきすき淫乱姫姉妹」


一番最初に100円商法を取り入れためとりくすさんの作品。
お姫様が勇者をエッチに応援するあまあま路線の物語ですが
売り方のせいで良くも悪くも話題になりました。
これに味を占めたのか、サークルさんは次の作品でも100円商法をやってます。

「【寝落ちASMR】悪魔娘が最高に癒すのでものすごく眠れる(耳かき・囁き・マッサージ・泡オイル)」


VTuberとして活躍されてる周防パトラさんの全年齢向け作品。
声だけじゃなく効果音も自分で用意するこだわり抜いた作りや
VTuberなのに敢えてしゃべらないパートをいくつも用意する大胆な演出が大きな話題を呼びました。
元々実力のある方なので1作目の時点からトップクラスの品質を持ってます。

「断りベタの安田さん -安田さんのこと諦めるから一回抜いて!-」


押しに弱い性格をしてる女の子が、好感度MAXな男子にエッチなご奉仕をする作品。
毎回口では断ってるけど主人公の猛烈なお願いについお世話してしまう展開が魅力です。
お話が進むほど大胆な行動を取ることも含めて、彼女の魅力が引き立つように組み立ててます。

「本当に深い「''生''耳かき」と「耳''奥''舐め」~お耳の奥をしっとりエッチに刺激する≪深層ASMR≫~」


2019年の10月に参入されたパステル×トリップさんの作品。
設立当時から現在まで耳舐めをテーマにした音声を専門に制作されており
当時はあまり見かけなかった深さのある耳舐め音が多くの人に支持されました。
2020年は本作品が29000DL、次の作品は32000DLと目覚ましい活躍をされてます。

次回は2021年の同人音声に関するあれこれを紹介します。
同人音声業界の歴史 その18 「同人音声編(2021年)」

クーポンの配布開始やフォーリーの流行といったお馴染みの変化が訪れた同人音声業界。
その翌年にあたる2020年は「商業化」という新たな波が押し寄せます。
今回はネガティブな話題が多いのでご注意ください。
新興勢力の登場と活躍
2020年の主なトピックは4つ。
1、一部のサークルさんがクーポン+割引商法を行う
2、VTuberやアニメ声優の本格参入
3、100円商法が始まる
4、ルーインドオーガズムが流行り始めるです。

1番目のクーポン+割引商法は現在常に配られてる15%OFFのやつではなく
サークルさんが自分の新作を大幅に安くするクーポンを配布するのを指します。
これによって新作がクーポン50%OFF+通常の割引30%OFFという無茶苦茶なことが可能になり
最初の1週間で多数のDLを叩き出す状況が生まれました(当時の私は「クーポン戦争」と呼んでます)。
あまりにヤバいシステムだったので2020年中に禁止されてます。

これの問題点は2つあります。
1つは一部のサークルさんだけが利用できるシステムだったことです。
(↑この時期に他のサークルさんからそう聞いてます)
名前は伏せますが大手と呼ばれる方々が主にやってたので
それ以外のサークルさんたちとの公平性が大きく損なわれました。

もう1つはこの時期の卸価格(サークルさんの取り分)が
販売価格ではなく定価で決められてたことです。
具体的に言うと定価2200円の作品を半額の1100円に割引した場合
現在は660円(60%)になりますが、この時は798円(72.5%)だったそうです。
2020年の10月頃に変更がかかって現在は販売価格を元に算出されてます。

2番目のVTuberやアニメ声優の本格参入は
VTuberの認知度が上がってきたことや、例のウィルスによる社会の変化に伴い
今まであまり見かけなかった人や企業が続々と参入しました。
CANDY VOICEさんがシリーズ化された「ねこぐらし。」では
上坂すみれさんや竹達彩奈さんといった有名声優が出演されてて大きな話題を呼びました。

私がこの記事の最初に「商業化」と書いたのは
元々趣味で音声を作ってる人たちが集う場所だった同人音声業界が
本格的に金儲けの道具として使われるようになってきたことを意味します。

良いものを作った結果お金がたくさん入る、ではなく最初からお金目当てで作ってます。
漫画やゲームのように同人と商業で売り場を分けなかったことがこれから様々な影響を及ぼします。

これ以前にも企業サークルはもちろん存在しました(Whispさんとか)。
でも全体から見ればごく一部で、状況を変えるほどの存在感や影響力はありません。
そのパワーバランスが崩れ始めたのが2020年になります。
特に全年齢向けは企業勢が上位に食い込むケースを何度も見ました。

まあCANDY VOICEさんとWhispさんは同じ母体なんですけどね…。
両方で使えるクーポンを配布してましたから間違いないです。

3番目の100円商法は現在でも毎日のように見かける売り方です。
例えば定価1100円のものを最初の1ヵ月限定で110円にし、その後戻すことを指します。
220円や330円にするケースもありますが、初めてこれをやった作品が110円だったので私はそう呼んでます。

今は100円商法をする作品が非常に増えてる影響で全然伸びなくなってますが
当時は珍しかったことや、何より安かったことが原因で5桁のDL数を叩き出しました。
どの作品が最初か知ってますので次回に紹介します。
サークルさんは悔やんでるようですけど、事実をきちんと伝えるのが歴史ですから残さなければなりません。

ちなみに私はこの方が2020年にやらなかったとしても
どのみち別の人が100円商法をやってたと見てます。

始まる時期が多少遅くなる程度で今とそんなに変わらないでしょう。
先ほど説明したクーポン+割引商法も初動で大幅に安く売って後で高くするのだから根っこは一緒です。

4番目のルーインドオーガズムはこの中で唯一の明るい話題です。
射精が始まった瞬間におちんちんから手を離して精液を勢いよく出せないようにします。
当然快感は弱まりますからマゾをいじめるのに使えますし
賢者タイムが訪れない利点を活かしてそのまま連続射精へ持っていく場合もあります。

これを本格的に始めたのは072LABOさんですが
その後色んなサークルさんが取り入れてひとつのジャンルに成長しました。
現在でも新作がちょこちょこ出てますし、Mな人たちから根強い支持を受けてます。

かなり長くなったので一旦区切ります。
次回は今回の内容を踏まえて2020年に発売された作品をいくつか紹介します。
同人音声業界の歴史 その17 「同人音声編(2020年)」 後編

同人音声や催眠音声のレビューを毎日掲載しながら
割引情報やコメント返信といったより幅広い情報も扱うようになった当サイト。
今回はそうなった後にどのような軌跡を辿ったか書いて締めくくります。
色んな節目を迎え10周年に
2019年以降にあった当サイトの主な出来事は以下の通りです。

1、2部構成のレビューは後編を翌日の20時に掲載することにした(2020年)
2、累計訪問者数1000万人突破(2020年4月22日頃)
3、レビュー数3000本を達成(2021年)
4、催眠音声の座談会に参加する(2022年11月)

1は2014年頃から長時間作品を前後編に分けて紹介するようになったのですが
普通の作品は1日でトップの掲載が終わるのに対し
長時間は2日続けて載り続ける不公平な状況を改善するために行いました。

これのおかげで後編を掲載した日の21時に短時間の作品を紹介できるようになり
長時間と短時間をバランスよくレビューできる状況ができました。
今の同人音声は100分超えが当たり前になってますけど、短時間でも良い作品は結構あります。

ただ1日に2本レビューを載せる関係で私の負担は増えました。
催眠音声は同人音声に比べてレビューを書くのが大変なので
長時間作品の場合も2日間トップに載せる状況を続けてます。
自分にできる範囲内で頑張るスタイルを維持したいです。

2の累計訪問者数はだいたい3年間で500万人増加する流れが続いてます。
今年の6月にも1500万人を突破したアナウンスをしました。
多くの人が来てくれたほうがモチベを高く維持できるのでありがたいです。
SEOとかのアクセスアップは考えずレビューの質を高める方針で運営してます。

3のレビュー数は1日1本のペースで更新してますから
およそ8年で3000本を超えるのは順当な結果と言えます。
今年の11月頃には4000本に到達する予定ですし、とりあえず5000本までこのペースを維持するつもりです。
あと3~4年続けられれば達成は十分可能です。

最後の4番目はこの活動で仕事の依頼を断り続けてる私が唯一受けたものです。
出演報酬よりもそれによって得られる情報や体験が非常に魅力的でした。
自分が今までやってきたことがどれくらい役に立つか試したかったのもあります。

そしてこの記事の内容からは脱線しますけど、2023年の3月22日に10周年を迎えました。
ひとつの大きな節目であり、長いようで短かったというのが感想です。

私がこういう記事を残してるのは後の世代の人に少しでも楽をしてもらいたいからです。
何もない状況で手探りするより何らかの指標があったほうがやりやすいはずです。
そしてそろそろ世代交代をしなければならないとも思ってます。
それがいつになるかはわかりませんが、上手くバトンタッチできればいいなぁと。
レビュー5000本を達成するのが3年後なのでその時に改めて考えます。

当サイトを誰かに譲渡もしくは売却する気はありません。
同人音声の部屋は私が作り、育て、最後まで面倒を見ると決めてます。

次回は同人音声に戻って2020年の出来事を紹介します。
同人音声業界の歴史 その16 「同人音声編(2020年)」

2017年から18年にかけて大手さんのトップ作品をいくつも生み出した催眠音声業界。
今回はそんな祭の後にどうなったかを作品を交えて紹介します。
ブームは落ち着くが堅調を維持する
この時期も催眠音声は好調を維持してました。
さすがに2016~18年に比べればやや見劣りするものの
引き続き大手サークルさんを中心に優れた作品が数多く出て賑わいを見せてます。

業界全体を見渡した時に言える大きな特徴はASMRを題材にした作品が多いことです。
これは同人音声側でASMRが人気だったのを受けて取り入れたのでしょう。
癒し系の音を組み合わせて催眠誘導したり、耳舐め音や効果音を使ってゾクゾクさせる感じです。
ぶっつけ本番のような状況なのに品質の高いものばかりで驚いたのを覚えてます。

また先年のブームで興味を持ったのか、この時期に新規参入する方もいました。
次項で紹介しますけど最初から技術力があるし表現方法も独特でレベルが高いです。
古参の人たちが新作をあまり出さなくなり始めてましたけど
これのおかげで平年とほぼ同じ新作数を維持できてました。
新たな風を送り込んだ名作たち
ここからはこの時期に出た代表作をいくつか紹介します。
前項の内容を踏まえてASMR系を中心に選んでみました。

「【ASMR催眠音声】スライム娘のグチュクチュ失神オーガズム調教【耳穴責め・脳イキ】」(2020年5月発売)


温和な性格をしてるスライム娘が独特なサービスをする作品。
催眠の段階からぐちゅぐちゅした音を鳴らす展開や
音と技術を駆使しながら首から上を重点的に責めて何度もドライさせるエッチなど
独創性と安定性を兼ね備えた大変素晴らしい品質に仕上がってます。

「【ASMR×催眠音声】甘とろリップ」(2020年12月発売)


可愛い双子の女の子が耳舐めをテーマにした催眠とエッチで気持ちよくする作品。
総時間が約35分とかなり短いハンデを高品質な双子催眠で見事にカバーし
さらに催眠とエッチをほぼ同時に行う独特な作りや、耳舐めに的を絞った責めでサクッとドライへ導きます。
かの有名な「双子のい・い・な・り」の再来とも言える出来栄えに当時の私もとても感動しました。

「催眠ASMR-水音色」(2019年11月発売)


アクアセラピーの店を経営してるお姉さんが
水に関する音をテーマにした癒しの催眠をかける作品。
ジェル、炭酸、氷砂糖など色んなアイテムを用意してそれぞれでリアルな音を鳴らし
エッチも波の音や水滴の音といったエロさを感じない音を使って耳と股間を気持ちよくします。

「意地悪な少女に催眠支配される音声 地獄級射精禁止オナニーサポート バイノーラル仕様」(2020年1月発売)


B-bishopさんとエロトランスさんが協力して生まれた珍しい作品。
元ネタにあたる人気オナサポ作品の特徴を維持しつつ
そこへ催眠の技術を盛り込むことで個性的かつハードなエッチに仕上げてます。

「絶望のロリータ・お前がママになるんだよ《催眠音声》」(2020年5月発売)


少女が過去に味わったエッチな出来事を疑似体験する作品。
カウンセラーの誘導と少女の独白を組み合わせた独特な催眠や
少女がエッチの様子を主観的に語って没入感と快感を高める演出など
既存の催眠音声や女体化作品との違いを持たせた凌辱プレイが楽しめます。

「生徒紙導」(2020年2月公開)
2019年から読み手をやられてる麓さんのオリジナル作品。
明かりを消したり紙を破る音に合わせて暗示を入れる音モノ系の作りや
紙を破く「ビリビリ」と体が痺れる「ビリビリ」
「校則」と「拘束」といった言葉遊びの要素を盛り込んだエッチをする個性の強い内容です。

以上になります。
こうやって見るとASMRの影響が強く出てるのがわかると思います。
最後の麓さんも新人作者でありながらかなりの実力を持ってて驚きました。
有料はさらに成熟し、無料も多少盛り返す良い2年だったと言えます。

次回は管理人編の最後の記事を掲載します。
同人音声業界の歴史 その15 「管理人編(2019~22年)」

前回の2018年は耳舐めの流行、乳首音声の普及開始という
今の皆さんにとってもお馴染みの出来事を紹介しました。
それに対して2019年は業界のシステムを根本から変える新たな要素が登場します。
割引以外の値下げが始まる
2019年の主な話題はふたつ。
クーポンの配布開始とフォーリーの流行です。

クーポンはDLsiteを利用してたら知らない人はいないと言えるくらいメジャーな存在です。
しかしこれが導入されたのは今から4年前でそんなに古いわけではありません。
現在はそれこそ毎週のように配られてますが、当時は1ヵ月に1本程度の控えめなものでした。
しかも1回使ったらおしまいなのでどれに適用するか悩んだことを覚えてます。
coupon201906(最初のクーポン)
ちなみに私が保存してる中で最も古いクーポンはこちらです(初めて配られたもののはず)。
88%OFFではなく、88%になるという紛らわしいものでした。
それが2020年は月に2本、2021年以降は使用回数の制限を撤廃して月に3~4本とどんどん増えます。
割引率は当時から15%OFFが標準で、時々18%や20%を混ぜてました。

クーポンが音声業界に与えた影響は非常に大きいと思います。
2017年から始まった個別の割引や、夏冬GWのセールと組み合わせればかなり安くなります。
当然DL数も伸びてさらに盛り上がるきっかけとなりました。
しかし現在は配り過ぎた反動で悪影響が出始めてます。

2番目のフォーリーはASMRの新たな要素として、ある作品が出た後から爆発的に流行しました。
その結果タイトルに「【フォーリー】」をつける作品を至るところで見る状況になります。
次項で紹介しますがものすごくレベルが高かったです。

ですがフォーリーは録音技術にあたるため
聴き手が音声を聴いてそうだと判断することはできません。
だからフォーリーじゃないのに売れるからそう言ってる作品がそれなりにあったと私は見てます。
フォーリーアーティストをやってる方がtwitterで苦言を呈してたのがそう言える理由です。
現在はすっかり落ち着いてフォーリー作品をあまり見かけなくなりました。
新たな変化をもたらした作品たち
ここからは2019年に発売された代表的な作品をいくつか紹介します。

「添い寝フレンドと行く温泉旅行 -おもちゃえっちつき-【フォーリー】」


先ほど触れたフォーリーの火付け役にあたる作品。
小悪魔系の女友達と温泉旅行に出かけてイチャイチャする様子をリアルにお届けします。
エッチの様子だけじゃなく、2人でバスに乗って旅館へ行く様子もじっくり描くから
物語の世界に入りやすくて彼女との一体感が味わえます。
妄想研究所さんを抜きにして同人音声のフォーリーは語れないでしょう。

「妖艶なお姉さんによる耳元囁き乳首責め」


現時点で2番目に多く売れてる乳首作品(1位は90%OFFをやりまくってるので実質これがトップ)。
妖艶な風俗嬢が後ろから抱き着く体勢で乳首をたっぷりいじります。
エッチシーンの99%が乳首責めという非常に尖った作りや
刺激の強いプレイを中心に据えて責めるスタイルなど
乳首好きなら満足できる要素を色々用意してて非常に質が高いです。
2018年に乳首音声の土台が作られ、その翌年に花開く理想的な展開になりました。

「出張癒し専門店ターコイズ3本目ー姉襲来ー」


昨年から参入したCrescendoさんのシリーズ作品。
全年齢向けでは滅多に見かけない触手を最大限に活用し
手とそれを使い分けて人間にはできない健全なサービスをします。
効果音が非常にリアルなので非現実的な行為もイメージしやすいです。

「【極・耳舐め】せんべろ-千円でべろべろになるまで舐められちゃう耳舐め風俗店-」


VOICELOVERさんの姉妹サークルにあたるHORNETさんの作品。
10分1000円で耳舐めする変わった風俗店で女の子がたっぷりご奉仕します。
耳舐めの量が多いだけじゃなく、ジョリジョリした独特な質感のちゅぱ音をよく鳴らします。
耳の内側や穴を責めるシーンが多いおかげで近さや深さも実感できる新しい耳舐めになってます。

「即おち!~"Sweet"~ 脈なし女子を即堕ち催眠!→タピオカ大好きJKのんちゃん」


現時点で22万DLを叩き出してる人気シリーズの第1作。
指を鳴らしただけで相手を興奮させる特殊能力を持つ男性が
街中で偶然出会ったJKをじっくり攻略します。
通常時と催眠時で彼女のセリフや反応を大きく変えてギャップと魅力を引き出し
エッチはSEXシーンを多く用意して彼女が乱れる姿を存分に楽しませてくれます。

次回は催眠音声の2019~20年の出来事を紹介します。
同人音声業界の歴史 その14 「催眠音声編(2019~20年)」

DLsiteの個別割引開始、陽向葵ゅかさんの登場と活躍、長時間化の始まりと
現在の状況へさらに近づいてきた同人音声業界ですが
ここにきて新たなキラージャンルが2つも加わります。
耳と乳首を楽しませる作品たち
2018年における大きな特徴はふたつ。
耳舐め音声の流行と、乳首音声の本格的な普及開始です。

前者は同人音声ならではのジャンルとして着々と存在感を増してきた耳舐めが
ASMRの浸透、録音機材や技術の向上、専門サークルさんの登場によって一気に花開きます。
耳舐めだけをがっつりやる作品はもちろん、やるパートとやらないパートを分ける作品も数多く出ました。

それを裏付ける具体的な数字を提示します。
DLsiteで「耳舐め」タグがついてる作品は2017年だと116本だったのが
2018年に入ると255本まで倍増します。
その中で1万DL超えの作品が12本出てますし、同人音声の新たな強みと言えるジャンルになりました。

ただし、この頃の耳舐め作品はとにかく量を多くしようとする傾向が強く
そのせいで似たような音を垂れ流すものもそれなりに見かけました。
パステル×トリップさんやHORNETさんといった個性的な耳舐めサークルさんが出てくるのはもう少し後です。
でも音質が以前に比べて格段に良くなってるから
耳がゾクゾクしたり微弱な振動を感じるものは普通にありました。

乳首音声も同様の調査をしたら2017年の21本から47本へ大幅に増えてます。
2019年は58本と微増に留まってるのでここがひとつの転換点と言えるでしょう。
これに貢献した作品がありますから次項で紹介します。
ちなみに2022年は227本まで増えており、2018年当時の耳舐めと同じくらいの勢力に拡大してます。
新しい人気ジャンルを支えた名作たち
ここからは2018年に発売された作品をいくつか紹介します。

「耳穴開発♪奥までぐっぽり耳舐めで幸せに包まれる甘々癒されエッチ」


前回の2017年にも登場したすたぁぱれっとさんの代表作。
世話好きな彼女が泊まりに来た恋人をもてなす王道のシチュですが
そこに音質の良い耳舐めをたっぷり詰め込んで甘さとエロさを強化します。
中盤に敢えて耳舐めしないパートを挟んで箸休めするなど
耳舐めを最後まで新鮮な気分で聴けるように配慮されてます。

「【大人向け耳かき】道草屋 はこべら5 時計修理のはこべらさん。他【汗の匂い】」


同人音声側の王者と言っても差し支えないくらいに成長した道草屋シリーズの1作。
夏から秋にかけての季節に癒し重視の落ち着いたサービスをします。
序盤の耳かきはもちろん穏やかですし、中盤の花火鑑賞も普段より控えめな音を鳴らします。
終盤のエッチは耳舐めを積極的にやるなど、道草屋らしさを出しつつ流行も取り入れてます。

「【乳首性感】 乳首いじり専門店の甘々囁き乳首オナニーサポートプログラム♪」


乳首責めが売りの風俗店でお姉さんが親切丁寧なご奉仕をする作品。
主人公を乳首未開発者に設定し序盤はおちんちんと一緒に責める
中盤は亀頭責めに切り替える、終盤は乳首だけでノーハンド射精するといった具合に
後になるほどおちんちんの比重を下げながら乳首をたっぷり責めてその魅力を教えます。

当時の乳首音声はまだ普及が始まったばかりで開発済みの聴き手も多くありません。
だからこういう未開発者をターゲットにした音声を出して裾野を広げます。

当時の私も「乳首開発の教科書」と呼んで絶賛しました。

この作品を制作されたねこじた結社さん以外にもシコらnightさんや夢色パラダイスさんなど
乳首に強いサークルさんが複数のヒット作を世に送り出してます。
このへんが起爆剤になった結果、今の乳首音声が成り立ってると私は考えてます。

「ヒーリングサロンシエル」


この年から全年齢向けに参入されたCrescendoさんの処女作。
耳かきやASMR動画を投稿してるだけあって実力は非常に高く
ヒロインを務める代菜のほのぼのしたキャラも相まって極上の癒しが得られます。

これが出る少し前の2月頃にとみみ庵さんが活動終了を宣言されており
「全年齢向けの勢いも鈍るのかなぁ」と思ってた矢先に出たので余計嬉しかったです。
催眠音声よりも少し遅れて同人音声側の世代交代が始まります。

「彼女の隣でギャルビッチ皐月ちゃんに犯されちゃう!」


現在週2本のペースで新作を出されてるテグラユウキさんの初期の代表作。
純粋な男の子が大好きなギャルビッチが恋人持ちの男子を襲います。
彼の恋人が保健室の隣のベッドで寝てるシチュに設定し
相手にバレないよう囁き声で話しながらこっそり責めて気持ちよくします。
キャラが非常に明るいし、2人の仲をむしろ応援する姿勢を取るから背徳感はかなり薄いです。

理由は敢えて書きませんが、今の人たちや後世の人たちはテグラさんをたぶん悪く言うでしょう。
私も今のテグラさんを擁護する気はありません。
しかし2018年頃は割とまともなサークルさんでした。
そのことを私のほうで残しておこうと思い取り上げてます。

次回はさらに時を進めて2019年の同人音声側を紹介します。
同人音声業界の歴史 その13 「同人音声編(2019年)」

前回の記事では突然襲ってきたサイト凍結と
それを乗り越えた時の様子を中心に話しました。
今回はライブドアに移った当サイトがどのような変化を遂げたか紹介します。
レビューサイトから情報サイトへ
2016年頃までの同人音声の部屋は当初の方針に従いレビューサイトとして運営してました。
しかしこの頃から「同人音声や催眠音声に関する情報を扱うサイト」という別の役割が生まれます。

具体的には夏冬GWを中心に行われる大型セールのまとめ記事
2017年から始まった恒常の割引をまとめるページ(本当に毎日更新してます)
それと当サイトを見てくださってる方々の質問に答えるコメント返信です。

上の2つはレビューサイトの立ち位置を貫くなら別にやる必要はありません。
でもレビューと割引情報を繋げることで皆さんが得られるメリットは大きいと思います。
例えば比較的新しい作品が半額になったら興味を持つ人は多いはずです。
金銭面の負担が減れば色んな作品に手を出したり、より長い期間音声を楽しめるようになります。

最後のコメント返信は私のほうで募集したことは一度もないのですが
この頃から毎週2~3件のペースで質問や感想が送られる状況が続いてます。
8割くらいが催眠音声に関する質問ですね。
毎回必ず期日内に返信してるので、今のところ不満や文句を言われたことは一度もないです。

レビューを多く書いたことで余裕が生まれ、より幅広い活動ができるようになったのかもしれません。
でもこういう選択は慎重に決めるに越したことはないと思います。
やることが増えればそれだけ負担もかかるわけで
それが自分にとってプラスに働くかどうかじっくり考えた後に行動するのがいいでしょう。
レビューサイトを長く続けるにあたって最も大事なのは「絶対に無理をしないこと」です。

次回は再び同人音声に戻って2018年の出来事を紹介します。
管理人編は次を2019~22年にして先に締めくくる予定です。
同人音声業界の歴史 その12 「同人音声編(2018年)」

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