サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。
今回紹介する作品は、道草屋ではなく村の役場で働いてる女の子が
遠路はるばるやって来たお客と偶然出会い癒しのご奉仕をします。
セリフ、効果音、環境音を違和感なく組み合わせた没入しやすい作りが魅力で
前半はバスの車内や休憩室で会話やお世話するシーンを中心に据え
その中に何気ない雑談や彼女の身の上話を挟んでゆっくりじっくり引き込みます。
シリーズの外伝っぽいお話になってますから普段と少し違う感覚で聴けるでしょう。
道草屋がくれた新たな出会い
「お電話ありがとうございます 道草屋受付でございます」
なつなは丁寧語で話す可愛い声の女の子。
主人公がかけた電話に出て訪問する日を尋ねると
その後どうすればいいかわからないのですずなに助けを求めます。
本作品は昨年に都会からここへ戻って今は役場の生活課に所属してる彼女が
道草屋を利用する彼と出会いおよそ120分に渡って癒します。
彼女は道草屋の店員ではありませんがすずしろ、稲、たびらこの友人にあたるため
この物語が始まる前からお店に何度も行ってる背景があります。
そのへんの事情は製品版についてる漫画の248以降を読めばわかるでしょう。
「ご旅行さんですか? 良かったら 花見にいいところ教えますよ」
バスの中で初めて会った時は観光客が珍しかったのかおすすめのスポットを教え
道草屋で再会した時も自分からお世話しようとする面倒見のいい性格をしてます。
良くも悪くも頑張り屋なせいで以前は色々と苦労したようですけど
今は田舎の生活にも慣れて穏やかな日々を送ってます。
お客ではなく友達っぽい距離感で接してきますから
これまでの道草屋シリーズとはやや違う感覚がします。
毎回お店のサービスだと世界観がどうしても狭まってしまうので
サークルさんがそれを憂慮し新しい要素を取り入れたのかもしれません。
サービスについてはバスの中での雑談、休憩室でのカッピング、そして耳かき&耳の甘噛みと
要所を押さえつつ彼女固有のものを取り入れてそのほぼすべてを音で表現します。
過去作に引き続き効果音と環境音の品質が抜群に高く
これだけで彼らがいる場所や時間帯がだいたいわかるようになってます。
今回はサービスが割とシンプルな代わりにそれ以外の音が充実してました。
バスに揺られてる時は空間全体で細かな振動がしてますし
トンビ、カエル、鹿といった動物の鳴き声も入ってて田舎らしさがあります。
時間に対する会話量を少なめに設定してるおかげで音による癒し効果がとても高いです。
3つのシーンでのんびりお世話
同じバスに偶然乗り込んできたなつなが声をかけてきます。
「のどかですよね このへん 観光用のPRって言われて どうひねっても のどか以外出てこないんですよ そこがいいところなんですけどね」
彼女は仕事柄この村を発展させようと頑張ってるらしく
主に自分のことを話しながら彼にも尋ねて親睦を深めます。
彼女は移住、彼は癒しを求めてと目的は違いますが
都会から来た者同士として親近感が湧いたのでしょう。
会った時に彼の頭に葉っぱがついてたことから「たぬさん(タヌキ)」と呼ぶなど親しげに接します。
またここはバスの中が舞台なのでこれといったサービスはやりません。
彼らの雑談とバスの走行音だけを楽しむほのぼのしたシーンです。
小刻みな揺れを聴いてると次第に眠たくなるかもしれません。
途中から彼女が居眠りするなど時間がゆっくり流れていきます。
2番目の「雨の休憩室。(約30分)」は道草屋の休憩室が舞台。
寛いでた彼へ同じく泊まってたなつなが声をかけ
昼間のお礼に簡単なマッサージと美顔カッピングをします。
カッピングは対象の部位へ真空状態にしたカップを吸着させるサービスだそうです。
「きゅっ ぽんっ」という音が長めの間隔で鳴るシーンを用意し
前半は顔の左側、後半は右側をお世話して汚れを取ったり血流を良くします。
マッサージは時間が短くて音も大人しいですからこっちがメインと言えるでしょう。
道草屋の過去作には一度も出てないはずなので彼女固有のサービスにあたります。
稲「なっちゃんこないだアナグマ見つけてタヌキって言ってたよね 何でも指さしてあれモズ?って聞くし なっちゃんの分類は雑」
またここでは稲が登場してなつなと掛け合いながら進めます。
2人は小学校時代の友人ですから言うことも遠慮がありません。
そうやって彼にはまだ見せてない彼女の魅力を引き出します。
道草屋にいるのに店員が1人も出てこないのはおかしいので、それをカバーする意味合いもあります。
最後の「生活科の耳掃除。(約69分)」は耳のケアを重点的にやります。
場所を休憩室から彼が泊まってる部屋に移し
膝枕の状態で耳かき棒、綿棒、電動の産毛剃り機を使って綺麗にします。
そして合間に耳の甘噛みもして彼をドキドキさせます。
「仕事なくなったら ここの面接受けますかね 特技はCADとエクセルです」
前のシーンで彼にカッピングをやって他人をお世話する面白さに気づいたのでしょう。
最初からノリノリな様子で積極的にサービスします。
産毛剃りは優しい電動音、耳かき棒は「しゅりっ」という乾いてて若干ざらつきのある音
綿棒はやや湿ってて柔らかさもある音と器具ごとに異なる音を鳴らして臨場感を出します。
バックで流れる振り子時計の音も相まって静かな印象を受けました。
また最中は彼女が色んなことを話して別の癒しを与えます。
ここから引っ越す前の出来事が主な話題で、彼女にとって思い出深い土地なのが伝わってきます。
それらを話し終えた後に耳舐めを始めてるのを見ると
バスで会った時よりも彼に心を許すようになったのかもしれません。
恋愛感情とは違いますが、2人の間に何かしらの繋がりが生まれてるように思えます。
このように、彼女のキャラとリアルな音を上手に組み合わせたほのぼのする物語が繰り広げられてます。
世界観を広げてくれる作品
なつなはバスで偶然会った主人公に興味が湧いたのか
バスに乗ってる時は雑談して場を和ませ、休憩室ではマッサージやカッピングをします。
そして最後は膝枕による耳かきと耳舐めでちょっぴり大胆にお世話します。
役場で働いてる頑張り屋な女の子が道草屋の宿泊客を癒す変わった展開
様々な音を組み合わせて彼らのいる場所や時間帯を表現するリアルで癒される作り
今日会ったばかりの相手に親しく話しかけたりあれこれサービスする彼女の優しさ。
シリーズの特徴を受け継いだうえで新しいことに挑戦してます。
道草屋が舞台なのに店員を敢えて脇役に置いてるのが面白いです。
これによって主人公をお客ではなく友人に近い距離感でもてなすことができます。
彼女たちが住んでる地域に関する情報も出てきますし
本作品によって道草屋の世界がさらに広がったと私は考えてます。
サービスについては彼女の属性(店員じゃない)を考慮し耳かきを中心に据えてます。
カッピングは音が特徴的ですけど時間は約15分と控えめです。
全編を合わせると音の種類が非常に多く没入しながら聴くことができます。
耳舐めはR-15なのでエロよりも癒し重視のちゅぱ音です。
以上を踏まえてサークルさんでは27本目の満点とさせていただきました。
CV:なつな…丹羽うさぎさん 稲…真宮ひいろさん
総時間 2:04:31(予約電話…3:28 都会のたぬきさん。…21:35 雨の休憩室。…30:35 生活科の耳掃除。…1:08:53)
オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点
体験版はこちらにあります
追記
作品自体の点数は9点。
124分で880円とコスパが良いので+1してあります。






