同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:環境音

   ● 田舎の無感情保健委員長と早漏の特訓。
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   ● 田舎のバス停で雨宿り
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田舎の無感情保健委員長と早漏の特訓。

サークル「にこみどり」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、口調は事務的なんだけど態度はとっても献身的な女の子が
早漏改善をテーマに様々なプレイを行います。

主人公の早漏特性を踏まえて射精シーンを数多く用意し
処女な彼女が一生懸命ご奉仕する姿を効果音を微妙に変化させながらリアルに描いています。
途方もない早漏少年へのハードなトレーニング
保健委員長の「七草楓(ななくさかえで)」に早漏改善のトレーニングをしてもらうお話。

「…いる? 同じクラスの 七草」
楓は淡々と話す整った声の女の子。
寮内にある主人公の部屋にやってくると
彼の早漏を改善するためのトレーニングをすると言います。

本作品の大まかなストーリーを説明しますと
2人の通っている学校にはおちんちんの耐久度が成績に影響する変わったシステムがあり
彼は先日のテストでクラスでたった一人の赤点を取ってしまいました。
そのあまりの早漏っぷりに困り果てた保健の先生が彼女にトレーニングを依頼し
用意されたカリキュラムに沿って段階的に耐久度を上げていきます。

そして作中では彼の早漏具合がよくわかるように
およそ50分の実プレイ時間の中で14回もの射精シーンが登場します。
単純計算すると3分30秒ごとに1回射精する感じです。
しかもすべての射精に効果音が入っているだけでなく
プレイの内容=快感の大きさによって律動回数や時間まで微妙に変化します。

射精という最重要シーンの質・量どちらにもこだわっているのがいいですね。
他にもバックに木枯らしの環境音を流して季節感を出すなど
「音」に関する様々な演出が作品にリアリティを与えています。

「勃起してる 何か…いやらしいことでも考えた? 別にいいけど」
もう一つの大きな特徴は楓のキャラ。
彼のおちんちんや射精を見てもあまり感情を表に出さず
「無機質」と呼ぶのがぴったりな口調ですべてのプレイを行います。

こうやって書くと事務的系の作品に思われがちですが
彼女の場合は単に不器用なだけで冷たい印象はそれほど感じません。
彼が追試に合格したら彼女の内申点が上がる背景があったとしても
本当に冷たかったら彼のためにわざわざエッチのお手伝いをすることはないでしょう。

プレイ自体も一部で手厳しく思える部分があるものの、基本的には彼に合わせて行っています。
特に後半では自分の処女を犠牲にしてまで彼を育てようとする健気な姿も見せてくれます。
性に不慣れな女性が一生懸命尽くしてくれる姿には心温まるものを感じます。
テーマに沿ったややハードなエッチ
エッチシーンは5パート51分ほど。
プレイは手コキ、オナホコキ、フェラ、SEX(騎乗位)です。
手コキ、オナホコキ、SEX、射精の際にややリアルな効果音が鳴ります。

「この程度の散らかり具合 私の部屋と変わらない …下 脱いで」
主人公に事情を説明し今からトレーニングを開始することを告げた楓は
彼にズボンとパンツを脱いでもらい、既に勃起しているおちんちんを優しく握ります。

エッチはパートごとにメインのプレイを切り替えながら彼女がリードする形で行います。
エッチ全体を通じて挙げられる大きな特徴は3つ。
1つ目は彼女の責めに応じて効果音が鳴ること
2つ目は責めのペースが比較的緩くなっていること
3つ目はプレイをしている最中は彼女がセリフをほとんど言わなくなることです。

1つ目は一般的な音声作品だとバックで効果音を垂れ流す場合が多いのに対し
本作品は手コキ音やピストン音が彼女の息遣い=動きに合わせて鳴ります。
声と音の連携が取れているから実際のプレイにより近く感じられます。

2つ目は彼があまりに早漏なため、普通の刺激を与えたらすぐ達してしまうからです。
パート終盤の射精シーンでも他の作品での標準くらいのペースなのですが
射精シーンが多いおかげでだらだらとやっている印象は薄いです。
これも作品のテーマやキャラに合わせた細かな演出と言えるでしょう。

3つ目はそれぞれのプレイが本格的に始まった後は
彼が射精するまで彼女の息遣い・効果音・環境音だけが流れるようになります。
エッチな音に集中できる分、抜きやすく感じるでしょうね。
1回ごとの射精間隔が短いのを考慮してエロさを出すためにこうされたのだと思います。

一番最初の「特訓その1 手こき」パートはもちろん手コキがメイン。
とりあえずどれくらい早漏なのかを確認しようと楓がおちんちんに触れたところ
主人公は30秒も経たずにすぐさま射精し、少し休憩を挟んだ2回戦も2分でイク醜態を晒します。
普通の女性だったら「早すぎ」と呆れるのではないでしょうか。

「いい 握っただけで射精したさっきに比べれば 頑張ったほう」
しかし彼女は彼を貶すどころかあまり気にしてないと言い
さらには2回目の射精の後に褒めるほどの優しさを見せます。
「精液が制服にかかるから」と自ら下着姿になりサービスするなど
無機質な口調とは正反対に態度はとても温かいです。

それに対して2番目の「特訓その2 オナホール」パートはトレーニング色が強い内容。
手コキで1回射精させ、彼の精液を潤滑油代わりに使いながら
およそ8分間に渡ってオナホで責め続け彼を5回連続の射精へと追い込みます。
本作品の中で最も射精間隔の短いシーンです。

「苦しそうだったけど 大丈夫?」
彼女も後のほうになるとさすがに気遣う言葉をかけるのですが
彼の早漏を改善するために比較的緩いペースで責め続けます。
おかげでプレイのハードさに比べると雰囲気は和やかに感じました。
彼女の責任感の強さが良く出ているプレイだと思います。

トレーニングの甲斐もあって3番目のフェラは2回にまで射精を減らすことに成功した後
彼女は最後の仕上げに自らの処女を捧げて彼の奮起を促します。

「中に出したら妊娠する それは取り返しがつかない だから 絶対に出さないで …入れるから」
自分が処女であること、生理が来ているので中に出したら妊娠する可能性があることを告げつつ
自ら進んで生で彼と繋がる彼女の姿はとても美しく
初めての痛みに耐えながら腰を振る様子も生々しくてエロスがあります。

この彼女の決意に対して彼がどういう形で応えるのか。
SEXシーンとその後のやり取りは本作品の大きな聴きどころと言えます。

このように、無機質な彼女のキャラとはまるで違う熱いエッチが繰り広げられています。
濃いエッチが楽しめる作品
学校教育に早漏を絡めた珍しいテーマや楓の無機質なキャラ
射精回数や細かな動きにまでこだわったエッチなど様々な魅力を持っている作品です。

気持ちを伝えるのは苦手だけど責任感は人一倍強い女の子が
自分の体を使い精液まみれになりながら少しずつ彼の耐久度を上げていきます。
冒頭のやり取りを聴いた段階では彼女に無慈悲に射精させられるのだろうと思っていただけに
プレイの際に見せる健気さや細かな気配りが余計に温かく感じられました。

最後に処女を捧げ、中出しまで許してしまうところにもグッとくるものがあります。
相反する要素を併せ持つ彼女の存在なくしてこの作品の良さは決して語れません。
異性と接するのにあまり慣れていない可愛い女性に映りました。

そしてトレーニングの一部始終を変化に富んだ効果音を駆使してリアルに演出しています。
中でも動きに合わせて音を鳴らすのはGarden of pleasureさんの作品を初めごく僅かです。
無駄なセリフを挟まないのは音に自信があるからできることです。
我慢した後に来る射精はたくさん出ているように音を鳴らしているのも実に見事です。

エッチは各パートの時間を15分程度で揃え
後になるほど射精回数を減らすことで特訓の成果を表現しています。
くちゅ音多め、淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

ストーリー・キャラ・エッチのすべてに個性を持たせ、尚且つバランスも取れている総合力の高い作品です。
本レビューを読んでピンと来た方は是非ともお試しください。

CV:蝉サブレさん
総時間 1:28:46

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
最終パートの耳かきはエッチのおまけに近い内容です。
効果音が硬くリアルさに欠けるため、これ目当てで聴くのはおすすめできません。

深海催眠

サークル「びおらんて」さんの無料の催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、優しい声のお姉さんが聴き手をリラックスさせるために
海をテーマとした催眠を施します。

波の音や水の弾ける音といった環境音を適度に鳴らしながら
彼女はセリフの間を意識的に長く取ってゆっくりと丁寧に語りかけてくれます。
時間が短いので少し暇ができたときにでも聴くと適度な癒しが得られるでしょう。
母なる海に抱かれながら
お姉さんに癒しの催眠をかけてもらうお話。

「こんにちは 突然ですが 催眠ってご存知ですか?」
お姉さんは明るくて穏やかな女性。
催眠に関するあれこれを簡単に説明すると
主人公が望むリラックスの世界へと導き始めます。

本作品は全編に渡ってゆとりを持たせながら催眠が進められており
彼女はすぐさま催眠を始めるようなことはせず
まずは催眠という行為の安全性を説明して聴き手を安心させ
開始後も動作の合間に確認する時間を適度に設けながら進めています。

このおかげで聴き手が彼女の指示を心に余裕を持って受けることができ
結果的に取り組みやすいとか、リラックスを実感しやすい環境が出来上がっています。
セリフや暗示も結構のんびり言ってくれますし「緩い催眠」といった印象が強いです。

催眠はほぼ全編にあたる19分ほど。
まずは彼女の声に合わせてゆっくりと深呼吸します。

「空気が抜けると 一緒に 体の力も抜けていきます」
人間なら誰にでも通用するリラックスの手段であることに加え
彼女は最初は何も言わずに、少し経つと吸う/吐くのに合わせて
最後は吐く時にのみ言葉をかけてより効果的な癒しを提供しようとします。

1回1回の呼吸を大きく行っているのも手伝って
ほんの少ししか経ってないのに聴く前よりもホッとしているように感じられます。
直後に2分程度の時間を取って今の状態を確認させてくれるのもいいですね。

お次はいよいよタイトルにもなっている海の底へと沈んでいきます。
この際、波間に漂っているシーンでは波の打ち寄せる音
海に入って沈んでいくシーンでは「ぶくぶく ごぽごぽ」と泡の弾ける音がバックで鳴り
その場の様子をイメージしやすくしてくれます。


「落ちる 沈む 心もふかーくなる 何も考えない 考えられない」
「ゆったりとした水流で あなたの体が ただ揺られている」

海という誰にでもイメージできる素材を上手に活用し
シーンごとに「落ちる」「沈む」などトランスに効果的な暗示をきっちり入れてくれますから
このあたりで体が動かせない、頭が妙に重いなどの感覚が実感できるかもしれません。
リアルな環境音も自然なリラックスを与えてくれます。

「あなたの心は だんだん 海と同化していく あなたが海に 海があなたに 広がる なくなる」
そして最後は上下左右を水に囲まれた場所へと移動し
彼女の声を聞きながら自分の体が海に溶けていくイメージをします。
意識の薄れていく感覚を上手にリンクさせた表現と言えるでしょう。
溶けて死ぬのではなく、一旦自分をリセットしてリフレッシュさせるアプローチが取られています。

このように、海が持つ特質を活用した癒しの催眠が繰り広げられています。
シンプルにまとまっている作品
短時間でのリラックスにかなり役立つ作品です。

お姉さんは体の疲れやストレスに悩んでいる主人公を癒すために
海という自然界にある馴染み深い素材をテーマに据え
それに様々な癒しの言葉を交えて少しずつ作品の世界に浸れるよう導きます。

各シーンに意識的にインターバルを設けているおかげで雰囲気に緩さがあり
彼女自身ののんびりとした口調にも癒しを感じます。
作り自体はシンプルなのですが、言葉遣いや表現方法に細かな工夫が見られます。
かなり完成度の高い作品という印象を受けました。

「水中に漂う クラゲのように ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら」
個人的に最も面白く感じたのは擬声語を多用しているところです。
ストレートな暗示表現に「ゆらゆる」「じわじわ」などを織り交ぜて
感覚的なイメージによる操作を適度に行ってきます。
ほんわかとした言葉が持つ印象でも癒しの気分を与えてくれています。

様々な癒しの要素を上手に組み合わせている作品です。
無料ですので興味を持った方は是非お試しください。

CV:雨月紅羽さん
総時間 25:03

深海催眠
こちらからダウンロードできます


追記
ページがうまく表示されない場合は以下のコメントご覧ください。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/36419653.html#comments

モン姉-リリスのお姉さんに搾精されちゃった夜

サークル「ディーブルスト」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、年下の男の子が大好きな優しい夢魔が
主人公を上手にリードしながらたっぷりと精液を搾り取ります。

普段のサークルさんとは違いほとんどがエロな実用性重視の作りになっており
彼女は前半から中盤にかけては自分の欲望を満たすために
終盤は彼のためにエッチな声や音をたっぷり鳴らしながら責めてくれます。
精液大好きで押しに弱い夢魔のお姉さん
リリスの「リリィ」にたっぷりご奉仕してもらうお話。

「さてと…今日はどこで美味しい精気を食べちゃおうかな」
リリィは明るくて甘い声のお姉さん。
お腹を空かせて人間の世界にやってきた彼女が
匂いにつられて主人公の家を訪れ、その寝顔を覗き込むところから物語は始まります。

彼女はサキュバスと同じく夢魔と呼ばれる存在で
良質な精液を持つ年下の男の子をターゲットに日々食事をしています。
今回もその例に漏れず、音声開始3分後にはキスを開始し
それ以降およそ60分以上にも渡って濃厚なエッチを繰り広げます。

ディーブルストさんは耳かきやマッサージなど非エロのサービスを得意とされているサークルさんですが
今作ではそういった要素をほとんど入れずにエロをとことん楽しませてくれています。
ですから普段の作品を好んでいる人にはやや戸惑うところもある一方で
エロさに物足りなさを感じていた人にはかなり向いていると言えます。

「この感じ… すごぉい…♪ 抱きついただけでこの子から滲み出てる精気が伝わってきてる…」
それを反映してプレイの最中は彼女の夢魔という特徴を活かした描写が数多く登場します。
全編を通じてわざとやや下品な淫語を言ってくること
耳やおちんちんを舐める際のねっとりとしたエロスを感じるちゅぱ音の数々
そして自分が気持ちよくなっている時に漏らす艶かしい喘ぎ声など
聴き手が興奮し、抜けるようにと各要素が意識的にエロく設定されています。
リリィ役がことねさんということで演技についても安定感があります。

もう一つの大きな特徴は後になるほどリリィがデレていく展開。
当初は精液をいただいてさっさと帰るつもりだったのが
次第に情が移って今度は彼のリクエストに応えながらエッチをするようになります。
サークルさんの作風とも言える「おねショタ」を色濃く持たせているわけです。

「うん 指きりげんまんだよ? 素直で聞き分けのいい子はお姉さん大好きだぞ♪」
彼女が元々年下好きなこと、彼が割とあっさり精液の提供を了承することもあり
一般的なおねショタ作品と同じくあまあまな雰囲気が終始漂っています。
全編に渡って微かに環境音を流しているのもいいですね。
リリィの優しい声や言葉も手伝って癒しを感じる人もきっといるでしょう。
エッチな音をたっぷり鳴らす密度の高いエッチ
エッチシーンは4パート61分間。
プレイはキス、フェラ、手コキ、SEX(騎乗位)、耳舐め、乳首責め、授乳手コキです。
手コキ、SEXの際にややリアルな効果音が鳴ります。

「よしっ 決めた! まずはお口でたっぷり味わっちゃおうっと」
最初に3分ほどキスをして彼の味を再確認すると
我慢できなくなったリリィは早速彼のズボンを脱がして包皮を剥き
恥垢まみれのおちんちんを美味しそうに舐め始めます。

エッチは最初の2パートが寝ている状態の、それ以降は起きた彼に彼女があれこれご奉仕します。
冒頭でキスをした後に始まる2番目の「まずはお口で味見を…」パートはフェラがメイン。
恥垢を舐め取る、おちんちんをしゃぶる、合間に手コキをしながら色っぽい声を漏らすなど
最初からエッチな声や音をたっぷり盛り込んだ濃厚なプレイが行われています。

彼が寝ている設定を踏まえてちゅぱ音はボリュームをやや抑えているものの
前半はゆっくり、ねっとり味わうように舐めや吸いを中心に
射精が近づくとピストン音を激しく鳴らす変化に富んだフェラがされています。
そして合間に漏れる熱っぽい吐息から彼女の興奮具合も感じられます。

「もっと気持ち良くなったら この透明な液体に濃くて白いのがいっぱい混ざっちゃうんだよね… 人間の若々しくて濃厚なおちんぽザーメンっ…♪」
性に対する貪欲さが如実に現れているセリフもいいですね。
責め具合をわざと弱めにしているのもより良い精液を熟成するためなのでしょう。
射精後に喉を鳴らして精液を飲む仕草も夢魔らしさが感じられてエロいです。
この段階での彼女は明らかに自分の利益を最優先に責めを加えています。

そんな彼女の態度が変化するきっかけとなるのが次の「メインディッシュはこっちで…ね♪」パート。
まだまだ足りないから今度はおまんこで精液を搾り取ろうとした彼女が
途中で起きた彼のことを可愛いと思ったのか
今度は彼の弱点を責めながら一緒に気持ちよくなるようにリードし始めます。

「尻尾と一緒に早く動かすのは結構難しいかもっ… でも 君のその可愛い反応を見る為にも頑張らなきゃね」
「ふふ その調子だぞ そうやって 心の底からも快楽に溺れてしまえば いーっぱい気持ち良くなれるからね」

耳と乳首が性感帯と見抜いてそれらを同時に責めながらSEXを続けるシーンや
恥ずかしいからと声を我慢しようとする彼に優しい言葉をかけて後押しするなど
夢魔よりは近所のお姉さんに近い優しさを彼女は見せてくれます。
単なる搾精の手段から幸福を得るための行為へとエッチの質が変化しています。

そして最後の「君のお願い聞いてあげる」パートは彼の精液にすっかり満足した彼女が
今度は彼のリクエストに応える形で授乳手コキをしてあげます。
食事は完了しているのでここは完全に彼を満足させるためのプレイです。

「んふふ 声を上擦らせて言っちゃって… 可愛いでしゅね♪ そんな可愛い甘えんぼさんにはこうしてあ・げ・る」
特に中盤以降に登場する赤ちゃん言葉が非常に印象的でした。
「男性を満足させずに帰ったらリリスの名が廃る」と彼女は言っていますが
なんだかんだで彼の相手をすることに幸せを感じているのだと思います。

射精の後もしっかり後始末をして寝かしつけるなどアフターケアもバッチリ。
エロさと癒しの要素をバランスよく組み合わせた充実したエッチが繰り広げられています。
抜けるし癒されもする作品
年上の女性に甘やかされる気分を味わいながら抜ける実用性重視の作品です。

夢魔らしい上品でエロエロなお姉さんがエッチな声や音をたっぷり鳴らしながら
パートごとにメインのプレイを変えてじっくり優しく射精へと導いてくれます。
サキュバス系の作品によくあるハードなプレイや過酷に感じる描写はほとんどなく
年下に弱い彼女の性格も相まって、どのシーンもほのぼのとした空気が流れています。
中でも終盤の授乳手コキと最後の添い寝は甘やかし成分が非常に強くなっています。

「エッチな目的以外でこういうのするのも案外楽しいかも…」
そして主人公を言いくるめ、精液を美味しくいただくだけのつもりが
逆に彼にほだされ、奉仕してしまう彼女の「ちょろさ」が微笑ましいです。
彼がほぼ無抵抗だからついついサービスしてしまったのもあるのでしょうけど
こうもあっさりデレてしまう性格は良い意味で夢魔らしくなく魅力的と言えます。

エッチは射精シーンが全部で3つとこの手の作品にしては少なめです。
個人的には彼の性欲の強さを踏まえて1箇所くらい連続射精をさせても良かったと思います。
くちゅ音とちゅぱ音多め、淫語と喘ぎ声それなりです。

おねショタと人外を融合したあまあまな作品です。
約100分で700円とコスパに優れてますから
おねショタ好き、年上好き、抜ける作品が好きな人には強くおすすめします。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:37:59

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
コスパがいいので+1してあります。

【温泉&耳かき】道草屋-はこべら-混浴マナー講座【174khzハイレゾ】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、上品でちょっぴり意地悪なところもある店員さんが
お風呂とお部屋でそれぞれに心のこもったおもてなしをます。

道草屋シリーズの要とも言えるリアルな効果音・環境音に加えて
今回は大人の女性を意識したサービスややり取りが各所でされており
前半は色気漂うエッチな雰囲気を、後半は秋らしい静かで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
お姉さんとお風呂で、お部屋で
道草屋の店員「はこべら」に体の洗浄や耳かきをしてもらうお話。

「おや ご入浴中でしたか 失礼しました」
はこべらは上品で落ち着いた声のお姉さん。
丁度お風呂に入っていたお客のもとにやってくると
従業員用のお風呂が壊れている事情を説明し、一緒に入っていいかと聞きます。

本作品はお風呂でお腹や背中、おちんちんのお世話までしてもらう「お風呂」と
部屋に戻ってからお話や耳かきをする「湯上り」の2部構成。
どちらも50分前後と十分な時間を用意し
前者は大人の女性に誘惑され、意地悪されるちょっぴりエッチな気分を
後半は女性が持つ優しさに包まれる癒しの気分を満喫することができます。

通しで聴いてみると雰囲気の大きな違いにきっと驚くでしょうね。
そう感じさせてくれる大きな要因となっているのが様々な効果音。
お風呂に浸かった際に湯船が軽く揺れる音、水鉄砲を飛ばす音
そしてバックで流れ続ける虫の声など多種多様な音がタイミングよく鳴り響きます。

今回は2人がいる場所ごとに環境音が切り替わっているのが聴きどころです。
例えばお風呂場だと締め切ってるからやや控えめで篭っていたのが
上がって縁側で談笑しているシーンに入るとかなり大きく、近くなります。
そして車の音などが一切聞こえてこない自然に満ちた空間が安らぎを与えてくれます。

お相手をしてくれるはこべらの存在も忘れてはいけません。
すずしろやすずなとは違った余裕のある表情を見せながら
ある時は積極的に、またある時にはしっとりとした佇まいで接してくれます。

「肌を火照らせ 濡れた布切れ一枚の男女が こんな近くに 隣り合って」
特に前半はお風呂での混浴シーンなこともあり
すぐ近くに裸同然の女性がいることを強く印象付け
さらにお客が襲いたくなるよう言葉や仕草で誘惑する、なんてこともしてきます。
優れた録音環境のおかげで彼女の近さをリアルに感じることができるでしょう。
お淑やかなんだけど結構大胆なところもある女性ですね。
お風呂でのちょっぴりエッチなお付き合い
前半のお風呂シーンは彼女が体を洗ってくれるサービスがメイン。
「タオルだと肌が荒れるから」と手で直接お腹を洗い始めます。
ちなみにエッチな表現があるのはここだけで後半は完全に非エロです。

手洗いは「わしゃ くしゅ」と泡の弾ける音が使われており
全体的にゆっくりしたペースで上下左右はもちろん、回転させるように動かしていたりと
実際に体を洗っている動きに非常に近い形で効果音が鳴ります。
おそらく実際にマイクを置いて洗いながら録っているのでしょう。
そうとしか思えないほどすべての音がスムーズに流れていきます。

「少し エッチな気もいたしますが 旦那様を 紳士と見込んで」
そして体を洗いながらはこべらがわかりやすいアプローチをしてきます。
後ろからお腹を洗う、つまり体を密着させる体勢を維持しながら
耳を舐めたり男心を揺さぶるセリフを投げかけます。

道草屋は風俗店ではないのでエッチな行為をするには「きっかけ」が必要です。
だから彼女はエッチなセリフを一切言わずに雰囲気でそういう気分にさせようとします。
効果音に絶対の自信を持つサークルさんだからこそできる珍しい演出です。

エッチシーンはおよそ9分間。
プレイは手コキ、耳舐めです。

「視線だけではありませんよ ここをこんなに大きくしては 当然 マナー違反です」
ただ体を洗ってあげているだけなのになぜか勃起しているお客を見て
はこべらはちょっぴり意地悪そうに混浴する際の心得を説明し始めます。

エッチは彼女が彼のおちんちんを一方的に責め続け、射精へと追い込みます。
彼女が明確な開始のセリフを言ったりはしてきません。
ですがマナー講座で女性の前で勃起させながらお風呂に入るのはよくないことを告げ
その直後に今までとは明らかに違う何かを激しく擦る音が鳴り始めます。
彼女の普段の様子とは正反対のパワフルな責めです。

「それに こんなぬるぬるしたものを 湯船に入れてしまうのも 感心いたしませんね」
そしてしごきながら彼女は遠まわしな言葉責めも投げかけてきます。
といっても口調がきつくなったりはしませんので
先生がいたずらっ子に諭しているような優しさを感じます。
マナーを教えることもきちんと果たしながら気持ちよくしてくれている感じです。

このように、シチュと効果音で抜かせる変わったエッチが繰り広げられています。
幻想的な雰囲気漂う上品な耳かき
続く湯上りのシーンは縁側で会話や甘噛みをしながら火照った体を鎮め
それから部屋に移って35分近くに及ぶ丁寧な耳かきと耳揉みを行います。

「夏とは違い 少し クラシックな雰囲気ですね」
お風呂に比べてずっと大きくなった虫の声
そしていつもの上品さを取り戻したはこべらの言葉や態度によって
秋の夜にふさわしい静かでちょっぴり物悲しい雰囲気が漂っています。

最中行われる甘噛みもお風呂とは違い水分控えめ。
ですが極めてクリアで近い声や音が彼女の温もりを感じさせてくれます。
合間に漏れる吐息にほんのり風圧を感じるほどにリアルです。
エロではなく完全に癒しを目的とした甘噛みですね。

その後の耳かきは添い寝した状態で右耳→左耳の順に
耳かき棒、次は洗浄液に浸した綿棒で汚れを取り最後に長めの息吹きをします。
そして右から左に移る間に7分ほど指で耳を揉んでくれます。
他の道草屋シリーズと同じく比較的家庭寄りなサービス内容です。

耳かき棒は「じり ずずっ」と乾いた軽い音
綿棒は「さすさす ぷすぷす」とふんわりした音が使われており
前者は優しくこそぐ感じでゆっくり短く、後者は細かな汚れを落とすようにゆっくり前後に動かします。
声や環境音を妨げないよう集中して鳴らすようなことはせず
要所だけを綺麗にしているかのようにやや散発的な鳴らし方をしているシーンが多いです。

「玄関を出て 道なりに行った先に 少し大きな 神社がございます」
そして最中ははこべらが様々なお話をしてくれます。
内容は近くにあった桜の木とそれを植えた老夫婦のことや
秋の空のことなど他愛も無いものばかり。
セリフの間をできるだけ長く取りながらのんびりと語りかけてくれるおかげで
とても気持ちが落ち着き、ほんのり眠たくなってくる気分がします。

サークルさんによるとセリフや音の間隔を深呼吸のペースに合わせているらしく
それらによって自然な呼吸のリズムを形成し、リラックスを促すよう作られているみたいです。
耳かき中は彼女がかなり頻繁に話すのですが五月蝿さはちっとも感じません。
それは聴き手に合わせてタイミングよく語りかけてくれているからです。

このように、音の質だけでなく間にも注意したきめ細かい耳かきが行われています。
しっとりとした雰囲気の作品
抜きよりも癒しをかなり重視したハイレベルな作品です。

はこべらは3度お店にやってきてくれたお客への感謝の気持ちに
お風呂ではやや脱線する形で性的興奮や快感を
お部屋では行き届いた気配りとテクニックによる正統派の癒しを提供します。
方向性は違いますがどちらも彼をもてなすことを第一に考えています。
そして諸々の行為の様子をリアルな効果音や環境音が彩っています。

「今夜も片耳で やめてしまいましょうか? 半分残しておけば また 来ていただける気がして」
耳かきの際に彼女が時折見せる別れを惜しむ様子も
夏が過ぎ、秋が深まることで感じる侘しさによくマッチしています。
道草屋シリーズはそこまで露骨にこういう表現をしてこないのですが
敢えて入れたということはそういう気分にさせたかったのでしょう。
ちょっぴりしんみりしながら聴き終えられるように作られています。

サービスはどちらかと言えばお風呂シーンの方が色々と面白い要素が詰まっています。
シャワーの音、湯船の揺れる音、お湯が排水口に流れていく音
バックで流れ続ける温泉が湯船に注ぎ込む音など、水に関する様々な音が耳を楽しませてくれます。

対する湯上りは過去作にあったサービスに季節感を持たせたものなので
シリーズを聴き続けている人にとってはやや物足りないかもしれません。
でもそれ以外の人なら間違いなく満足できるクオリティを持っています。

エッチは道草屋の中ではかなり思い切ったサービスをしてくれています。
今まではすべて着衣でのプレイでしたから、それらに比べればエロ度は高めです。
あくまでシリーズ内の話であって一般的なエロボイスに比べたら極めてソフトです。
くちゅ音とちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ語はありません。

秋の夜を過ごす様子をありのままに表現している作品です。
前作「【174khzハイレゾ】道草屋-芹-夏休み【切抜き耳かき】」に比べて
サービスが大人しいことを考慮し条件付きの満点とさせていただきました。

CV:琴香さん
総時間 お風呂…43:51 湯上り…57:56 合計…1:41:41

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
FANZAの体験版はこちら

追記
作品自体の点数は9点。
100分800円とコスパがいいので+1してあります。

2015年10月3日追記
はこべら役が前作の藤村咲樹さんから変わっています。

休日屋 ━丹の家━

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今年4月に発売された大人気作品「休日屋」の続編にあたる本作品は
可愛い女の子と一緒に過ごす田舎の休日を隅から隅までお届けします。

専門店よりは家庭に近いのんびり、まったりしたサービスを行ってくれるのが特徴で
耳かきやマッサージはもちろん、お散歩や花火といった何気ないものも取り入れながら癒しを与えてくれます。
都会を離れて田舎でのんびり
休日屋の店員「安土日向(あづちひなた)」と一日を過ごすお話。

「あっ! こんにちはー こっち こっちですよー」
日向は明るくて優しい声の女の子。
とある夏の日、休日屋にやってきたお客を駅まで迎えに行くと
一緒の日傘に入りながら歩いてお店に向かいます。

休日屋は都会で忙しい日々を送っている人々に個別に手紙を送り
来てくれた人には無料で様々なサービスをしている変わった専門店です。
サービスの内容は汗拭き、かき氷、マッサージ、お散歩、花火、お風呂での洗浄、耳かき、添い寝、朝食など
専門店では定番のものからあまり見かけないものまで多種多様。
まさに休日を丸々切り取ったかのような充実したひと時が味わえます。

総時間が3時間30分(おまけも合わせると約4時間)と大ボリュームなため
今回は個人的に気になったサービスをいくつかピックアップしながら紹介します。
価格がたったの200円とコスパが驚異的に良いですから興味を持った人が聴く分には100%損はしません。
ですから残りの部分は聴いてのお楽しみとさせてください。

作品全体における大きな特徴はリアルな効果音や環境音が効果的に使われていること。
冒頭のお客が乗った電車が到着するシーンでは
電車の音はもちろん、ドアが開くのと同時にセミや鳥の鳴き声が聞こえ始めるなど
その場の様子を細かな変化も見逃さずに音だけでリアルに表現しています。

日向や彼女の姉の安土日登魅(あづちひとみ)もそれなりにしゃべるのですが
聴いた限りではやはり音を中心に構成されている印象を受けます。
特に今回は場所や時刻の変化による環境音の移り変わりに力を入れることで
夏のとある一日の様子を臨場感たっぷりに演出しています。
定番のものから変わったものまで
ここからは本作品ならではのサービスの中からかき氷とお散歩を
他の作品にもある定番のサービスとしてお風呂と耳かきを個別に紹介していきます。

日向がかき氷を振舞ってくれるのは4番目の「夏といえば!」パート(約9分間)。
お店の縁側で彼女が手動のかき氷機でかき氷を作り、日登魅を含めた三人で食べます。

日登魅「あっ 私メロンがいいわ メロンー」
日向「はいはい 自分でかけてくださいねー」
氷を削る際に鳴る「シャリ シャリ」という小気味のいい音が耳に心地よく
姉妹のテンポのいいやり取りやかき氷につきものの頭がキーンとなるシーンなど
夏らしさを押さえながら癒しも感じるほのぼのとした一幕が楽しめます。

本作品における日登魅は日向がいない間にお客にちょっかいを出したり
逆に二人がより親密になれるよう密かにサポートするゲストキャラみたいな位置づけです。
専門店といえばお客と店員が一対一であれこれすることが多いだけに
彼女の存在がちょっとしたアクセントになっています。

そして先ほど説明した「環境音の移り変わり」が最も如実に表れているのが6番目の「お散歩」パート。
13分ほどをかけて近所の川辺まで歩きお店に戻ってくる至ってシンプルな内容なのですが
1分ほど経つとセミが止まっている木を通り過ぎたのか、鳴き声が徐々に近づいてから遠ざかっていったり
しばらくすると今度は鳥が鳴くようになり、それに合わせて川のせせらぎが少しずつ近づいてくるなど
二人が移動している様子がほとんど音だけで見事に表現されています。

こういう環境音がリアルタイムで変化する作品は、他のサークルさんで1作出ているくらいで非常に少ないです。
音質自体も極めてリアルですし、すべてが自然だから聴いていてとても落ち着けます。
本作品の音の良さがよく表れているパートと言えます。

対する後半に登場する定番のサービスはいずれも20分前後と時間が長く
質の高い音の数々を落ち着いた雰囲気でたっぷりと楽しませてくれます。
中でもサークルさんが最も得意とされている耳かきは2パート55分(おまけも合わせればさらに増えます)もあり
そのまま寝てしまいたくなるほどの大きな癒しのパワーを秘めています。

その前に紹介するお風呂での洗浄が登場するのは9番目の「夏のお風呂!」パート。
水着姿の彼女に背中を流しシャンプーとトリートメントをかけてもらってから一緒に湯船に入ります。

「次に シャンプーなんですけど じゃーん 冷やしシャンプー!」
ここでは夏に合わせて冷やしシャンプーを使っているのがいいですね。
「ぽしゅ しゅくっ」という独特な効果音を左右別々の位置やペースで鳴らして洗い
それからしばらく放置してパチパチと泡が弾ける音を楽しみます。
シャンプー音が耳に与える心地よい刺激が癖になる人もいるでしょう。
水着姿を見られてちょっぴり恥ずかしがる日向の姿も初々しくて可愛いです。

そして本作品では最も長い時間が取られている日向の耳かきは31分間。
耳の外側を蒸しタオルで拭き、膝枕の体勢で右耳→左耳の順に耳かき棒と綿棒を使って汚れを取り
仕上げに梵天をかけながら数回息を吹きかける丁寧なスタイルです。
ちなみにもうひとつのパートは後日お客の自宅で日登魅がしてくれます。

耳かき棒は「すり ぞり」と比較的滑らかで乾いた音
綿棒は「すすっ ちり」と軽い圧迫感のある柔らかいとした音が使われており
前者は耳の壁を奥から手前に優しく引っかくようにゆっくりと
後者は軸をゆっくり回転させて汚れを絡め取っていくように動きます。
サークルさんの過去作同様極めて質の高い耳かきと言えます。

「気持ちいいです? 癒されてますか? 私も あなたにする耳かき 幸せですよー」
どの音も力加減が弱められているので30分聴き続けたとしても耳が痛くなる可能性は低く
日向の微かな吐息や幸せそうなセリフも心を温めてくれます。
ここまで来るとバックでは控えめな鈴虫の声が鳴るようになり
前半とはまるで違う静かな夜の雰囲気を醸し出しています。

このように、明るい癒しと落ち着いた癒しの両方が味わえる濃ゆいサービスが繰り広げられています。
季節感を大事にしている作品
夏という題材を様々な部分に織り交ぜながら癒してくれる作品です。

本作品ならではのものから王道的なものまで数多くあるサービスを
時間や場所の変化を意識しながら上手に繋げて夏の一日を演出しています。
専門店におけるサービスは個々が独立している場合が多いのですが
本作品には内容はまったく違ってもサービスごとにきちんとした関連性があります。
例えばお店に来るまでに汗をかいたからタオルで拭き、それから涼を取るためにかき氷を食べるといった感じです。

サービスの内容も夏の中にある涼を感じさせるものが多く
それをバックで流れるセミの鳴き声や風鈴の音が盛り上げます。
効果音と環境音のレベルが高く扱いにも長けているサークルさんだからこそ作れる作品です。

「私もこの一日を ずーっと忘れません」
それらを行ってくれる日向の存在も忘れていけません。
田舎の子らしい純真で献身的なキャラが癒しを与えてくれます。
前作では効果音が圧倒的に強く影が薄い印象を受けたのですが
今作では日登魅とのやり取りも交えつつ彼女らしさをしっかりアピールしています。

今の季節にぴったりな癒し系作品です。
サービスのクオリティの高さ、ボリュームの多さ、それに対する価格の安さを考慮し
本作品をサークルさんでは5本目の満点とさせていただきました。

おまけは「ある日の休日屋」です。

CV:日向…浅見ゆいさん 日登魅…藤堂れんげさん
総時間 本編…3:28:20 おまけ…32:17

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
おまけの「ある日の休日屋」はニコニコ動画に投稿されている「声付き耳かき音を作ってみた20」と同じです。
購入を迷われている方は参考に聴いてみてください。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm26778548

ヒプノポリネシアン~BlueHeaven~

サークル「HypnoLife」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、夏の海にやってきたカップルがより深く愛し合うために
催眠を絡めたポリネシアン・セックスをします。

舞台となっている海にちなんだ波の音や爽快なイメージ
実際のポリネシアン・セックスに合わせた5日間にも及ぶ濃厚なエッチなど
彼の恋人として愛される気分を十分満喫できる要素が数多く散りばめられています。
最高の快感を得るために
彼氏とポリネシアン・セックスを楽しむお話。

「はははは 待ってよー こいつー」
彼氏は明るくて爽やかな声のお兄さん。
恋人である主人公と一緒に来た旅行先の海を満喫している最中
宿泊先のホテルでポリネシアン・セックスをしようと持ちかけます。

本作品のテーマとなっているポリネシアン・セックスは、名前の通りポリネシア地方に伝わるSEXの方法。
5日間を1セットとし、最初の4日間は性器に一切触れず愛撫のみで感度を高め
5日目も長時間前戯をしたり挿入後もしばらく動かさなかったりと
性的興奮を極限まで高めることによって絶頂時の快感を爆発的なものにするそうです。
本作品の場合は日を分けず一気に聴くことになります。

私は以前これの男性向けバージョンを聴いたことがあるのですが
その際に最後の絶頂シーンでかなり強烈なドライオーガズムを味わったのをよく覚えています。
長時間に渡って焦らされるため道中はやきもきするかもしれません。
でも最後の瞬間にはそれを一気に吹き飛ばすような快感が女性向けでも味わえると思います。
ドライ系の中ではかなりレベルの高い作品です。

ちなみに催眠誘導、エッチ1日目・2日目・5日目には内容が若干異なる2種類の音声ファイルがあり
いずれか一方を選択して聴くことになります。

もうひとつの大きな特徴は主に催眠誘導のシーンで波の音が流れること。
ゆったりとしたペースで打ち寄せる優しい水音が自然な癒しを与えてくれます。
2人のいる場所が丁度浜辺のホテルということで雰囲気作りにも役立っていますし
聴き手を作品の世界に引き込む重要な役割も担っています。

催眠はおよそ23分間。
まずはふかふかのベッドの心地よさを感じながら彼の思い出話に耳を傾けます。

「見渡す限りの真っ白な砂浜と 深い青色をした 海の水面に 太陽の光が反射して きらきら きらきらしてるの」
彼が少年時代を過ごした家の近くの浜辺に関する話なのですが
海そのものだけでなく青い空、真っ白な浜辺、爽やかな風、そこに住む魚や鳥など
聴き手がイメージしやすいように海全体をシンプルかつわかりやすく描写しています。

2人がいるのは海ですから、まずはその場にいる気分に浸ってもらうのが大事です。
この先のエッチも含めて本作品はその場の雰囲気作りにかなり力を入れています。

「青い空に 重なるように見える 大きな入道雲は ふわふわしていて 真っ白」
「空の青に 海の青 目を閉じていても 瞼に感じる 心地よく照りつける日差し」

そして海のイメージを描写しながら彼は心地よさを感じる暗示を入れていきます。
よくある催眠音声のように深呼吸して、脱力するみたいなことを彼が行わないため
最初のうちは本当に催眠なのかよくわからないかもしれません。

ですが彼の言葉や話し方には聴き手をリラックスさせようとする明らかな意思があり
お話を聞いていくほどなぜか意識がぼんやりしたり、体を動かしたくなくなる気分が広がっていきます。
この催眠っぽさを適度にぼかした言い回しも大きな特徴と言えます。

「眉間に集まった意識が ずーんと重くなって 頭の中を すーっと通って 後頭部へ抜けて そのまま 海の中へ潜っていくような そんなイメージ」
「すーっと抜けていくと 代わりに とろんとした眠気が襲ってくる」

お次は波間にしばらく体を横たえ、意識だけを海底に沈んでいくイメージをします。
意識を沈める際にそれをビー玉に例えながらコツをレクチャーしたり
「深く」「沈む」といった深化に有効な暗示を数多く交えながら言葉をかけたりと
聴き手が無理なくじっくりと催眠状態を深められるよう様々な配慮がされています。

水に沈む感覚自体が比較的多くの人が掴みやすいですし
先ほどよりも意識的にゆっくり話す彼のセリフもそれを助けています。
私の場合は沼にずぶずぶと飲み込まれていくように少しずつ感覚が広がっていきました。

海辺にいることを活用し、海に関する諸々のイメージによって催眠を深めるテーマに即した催眠です。
彼氏の言葉に素直に従う心を身につけてもらうことを目的に
ほとんどのシーンでバックに波の音を鳴らしながら
最初は海そのものを、次は海に入っていく感覚をイメージさせながら暗示を入れていきます。

催眠の技術やイメージの内容に統一感があるおかげで彼の言うことを受け入れやすく
頭の中がぽわぽわするような心地よい感覚に浸ることができます。
リラックスの大部分を波の音に任せているのもポイント。
深呼吸や分割弛緩といった催眠らしいことをさせる必要がなくなり
彼に普通に語りかけられているような自然な気持ちで音声を聴くことができます。

まとめると、「自然さ」を重視した丁寧かつ洗練された催眠です。
ゆっくり、じっくり性感を高めるエッチ
エッチシーンは5パート45分30秒ほど。
プレイはキス、耳舐め、胸への愛撫、乳首舐め、手マン、クリ舐め、SEX(正常位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「今日は初日だからキスだけ 唇だけで気持ちよくしてあげるね」
主人公を深い催眠状態へと導いた後
彼はポリネシアン・セックスの手始めとして彼女に濃厚なキスをします。

エッチは終始彼がリードする形で進みます。
1日目はキスのみ、2日目は耳舐めのみ、3日目は胸への責め、4日目は胸&耳舐め
そして最後におまんこを含めた全身への責め、といった感じに
実際のポリネシアン・セックスに倣ってソフトなプレイを行う時間が非常に長くなっています。

「君の唇 好きなんだ ぷるぷるして 柔らかくて 形も綺麗 …大好き」
「好き 大好き 今すぐに…抱きたい」

つまり結構な具合で焦らされるわけですが
彼氏はそんなこちらの様子を見て自分も辛い思いをしていることを正直に伝え
励ましたり愛情を示す言葉を何度も投げかけます。

催眠音声におけるエッチは暗示を中心としてプレイを進めるケースが多いだけに
普通の会話を比較的多く取り入れているのは珍しいし面白いと思います。
恋人とエッチをしている雰囲気を重視してのことでしょう。
他にも耳舐めをする2日目はちゅぱ音をひたすら鳴らすシーンが長めに取られています。

「キスを重ねるたびに 愛しさと 興奮が高まってくる」
「快感で 頭の中が埋め尽くされていく ゾクゾク ゾクゾク」

暗示を入れるシーンももちろん登場します。
内容は体の熱を高めたり肌を敏感にするものが非常に多く
それらを1日ごとに重ねることで快感が徐々に高まるよう誘導します。
最後の瞬間に向けて少しずつ確実に気持ちを高めてくれるわけです。

「膣内が収縮して 張り詰めたペニスが 硬さが増すのを感じる 全身がビクビク ビクビクして 痺れるような 激しい快感が押し寄せてくる」
「気持ちいい波が押し寄せる! 押し寄せる! 体が引き上げられるような感覚 熱い! 熱い! 気持ちいい!」

最後に迎えた5日目も前戯にパートの半分以上もの時間をかけ
挿入後もおっぱいをいじったり首筋を舐めてギリギリまで溜めるのですが
その直後に彼の様子がガラリと変わり、強めの語気で絶頂を促す暗示を立て続けにぶつけてくれます。

今まで我慢し続けていたからこそ、この大きな落差につられてイク人もいるのではないでしょうか。
時間を長めに取った連続絶頂形式ですので、人によって得られる快感にそれなりの差が出ると思います。

このように、ポリネシアン・セックスをベースにした個性的なエッチが繰り広げられます。
ドライ系の良作
ドライオーガズムをとことん追求した魅力的な作品です。

彼氏と海辺のホテルで深く愛し合う気持ちよさ・心地よさを存分に楽しんでもらうために
まずは催眠誘導の段階で主人公になりきれる環境をしっかりと作り上げ
それから快感を蓄積させていく形でドライへの道筋を着々と整えていきます。
最中に投げかけられる彼の言葉も愛に溢れたものが多く
それと催眠暗示の効果の両方がドライしやすい精神状態の構築を手伝っています。

これはあくまで私の経験によるものなので女性の皆さんにも当てはまるかはわからないのですが
性感を重点的に蓄積させ、最後に解き放つスタイルはドライオーガズムにかなり適していると思います。
また心と体をバランスよく盛り上げることも割と重要です。
この2つの要素を兼備している点が「ドライ系の良作」と表現した大きな理由となっています。
個性的なテーマだけでなく実用面でも優れている作品と言えます。

催眠は古典寄りのタイプなんだけど古典っぽさを薄めているのが大きな特徴です。
すごく緩い催眠をかけてくれますから癒しや安眠目的に聴くのもいいでしょう。

エッチは催眠音声の中ではエッチな要素を多めに盛り込んだ作りをしています。
ちゅぱ音が好きな人ほど楽しめるのではないでしょうか。
ちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

催眠・エッチいずれも優れたものを持っている総合力の高い作品です。

CV:zeroさん
総時間 本編…1:36:50(選択するファイルにより多少前後します) おまけ(波音&寝息)…3:31


体験版はこちらにあります

泉の女神の耳かき

サークル「藤和工場」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、とある森の奥にある泉に住む女神が
迷い込んできた主人公を会話と耳かきでもてなします。

全編で流れ続けるクリアでリアルな水の音、気だるそうな彼女との様々なやり取りなど
正統派の耳かき音声に比べてキャラやストーリーといった背景部分に力が入れられており
短時間ながらも現実逃避した気分を抱きながら心をリフレッシュすることができます。
行き場を失った男と気だるい女神
泉の女神に耳かきをしてもらうお話。

「はい あなたが落としたのは この金の耳かきかしら? 銀の耳かきかしら?」
泉の女神は気だるそうに話す落ち着いた声のお姉さん。
森で迷って泉にやってきた主人公にからかう形で挨拶をすると
元の世界へと戻るまでの間、耳かきをしてあげます。

彼女は森から通じる別世界にあるこの泉を長い間一人で管理しており
ごくたまに迷い込んでくる人間たちの願いを聞き届けてから送り返しているそうです。
そんなわけで基本的には女神らしい善人キャラなのですが
退屈な責務を負わされ続けていることもあり、主人公に対する態度がかなり素っ気無いものになっています。
ツンデレとも違う、癒し系作品では滅多に見かけないタイプのキャラです。

「どう? 喉の渇きが消えたでしょ?」
また舞台が泉ということもあり、音声の全編に渡って様々な水の音が登場します。
開幕からバックで流れ続けるさらさらと流れる音、合間に入る泡が弾ける音、湖に入った際の水面が揺れる音など
どれもクオリティが極めて高く、スッキリとした清涼感があります。
女神のキャラも合わせて雰囲気作りがしっかりしている作品と言えるでしょう。

メインのサービスにあたる耳かきはおよそ9分間。
湖の上に横になり、右耳→左耳の順に耳かき棒でお掃除してから
仕上げに1~2分に渡って断続的に息を吹きかけます。

ここでのポイントは先ほど登場した2種類の耳かき棒を使い分けていること。

「じゃあそうね せっかく出したんだし あなたの耳で 金と銀の耳かき棒 使い比べってことにしましょうか」
右耳を担当する金の耳かきは「かりかり さすさす」と乾いた軽い音
左耳で登場する銀の耳かきは金に比べて面積が広く摩擦感も少し強い音、といったように
明らかな違いがある効果音をシーンに応じて別々に鳴らしています。

音の質感も作品の雰囲気を壊さないよう柔らかいもので統一されていますし
耳かきのクオリティもかなり高いものを持っていると言えます。
仕上げの息吹きシーンで耳がこそばゆく感じる人もいるでしょうね。

「なかなか… 女神の手をもってしても 奥深い行為ね うんしょ」
「ほら 喜んでるじゃない」

個人的に印象に残ったのは最中に交わされる女神とのやり取り。
主人公を癒すためではなく自分の好奇心を満たすために始めた耳かきなのに
汚れを取ろうと一生懸命になったり、息を吹きかけるたびに反応する彼に笑いかけたりと
冒頭の気だるい態度とは少し違った優しい顔を見せ始めます。

左耳のシーンでは過去に泉を訪れた2人の女の子のことをしんみり語るなど
彼女が耳かきを通じて失っていた感情を取り戻しつつあるように思えました。
耳かきという行為はされる側が癒されるのは間違いありませんが
行っている側も多少は温もりや安心感を得ているのではないでしょうか。
そういった相手の感情の変化を描いているところも本作品の大きな魅力です。
世界観がしっかりしている作品
耳かきというサービスだけでなく、作品全体が持っている様々な要素にも癒しを感じる作品です。

永遠とも言える時の中で泉を守り続けてきた結果、様々なことに無関心になってしまった女神が
主人公を含めたここ最近の人間たちとの出会いを通じて
失いかけていた愛を取り戻す物語を耳かきと絡めながら繊細に描いています。
タイトルから「彼女が何から何まで甘やかしてくれるのだろう」と予想していただけに
こういう俗な性格を持った女神を登場させ、活躍させている展開がとても新鮮でした。

「あなたにこうした時 その安らかな顔を また見たいと思ってしまったから」
物語の結末についてもちょっぴり変わった形で締めくくられています。
神様として人間たちに様々なものを与えることができる彼女が
逆に人間たちに教えられ、自分には無いものを求めようとする。
耳かき音声にはあまり見られないしっかりとしたストーリーがあり
それが作品に対する没入感を高めています。

耳かきそのものについても音質にこだわる一方で
女神の経験の浅さを踏まえて動きは若干拙くしているのがいいですね。
といってもミスをして耳を傷めるシーンとかはありませんから
他の作品と同じく安心して聴けるし癒しも得られます。

また作中に登場する主人公以外の人間キャラには元ネタがあります。
サークルさんの過去作を聴いている人ならニヤリとするでしょうね。

無料とは思えないほど練りこまれている癒し系作品です。
野上さんはわけあって今年は活動を自粛されていますし
彼女の温かい声を聴きたい人にも強くお薦めします。

CV:野上菜月さん
総時間 17:14

藤和工場
http://factouwa.blog.fc2.com/blog-entry-47.html

【174khzハイレゾ】道草屋-芹-夏休み【切抜き耳かき】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

癒し系作品ではもはや定番と言っても差し支えないほどの人気を誇る「道草屋」シリーズ。
その15番目にあたる本作品は、上品でちょっぴり子供っぽい性格のお姉さんが
夕方から夜にかけて2種類のサービスをしながら癒しを与えます。

シリーズ最大の特徴とも言える臨場感抜群な効果音と環境音や
それぞれに個性を持った店員のキャラを上手に使って
道草屋で過ごすひと時をそのまま切り抜いたかのようなリアルさでお届けしています。

中でも夜の部に登場する甘噛みはまさに圧巻。
そのとてつもなく近い声や息遣いが彼女の存在を十分すぎるほどに感じさせてくれます。
演出面に力を入れた素晴らしい音の数々
道草屋の店員「芹」の怪談を聞いたり耳かきをしてもらうお話。

「お願い事 何をなされたんですか?」
芹は明るく上品な声のお姉さん。
近くにある神社にお参りしていたお客を呼び止めると
少し遠回りをしながら一緒にのんびりと道草屋に戻ります。

本作品は神社で出会った彼女の怪談を聞きながらお店へと戻る夕方の部と
沢山の虫の声や花火の音を聞きながら耳かきされる夜の部の二部構成。
前者は主に芹との時には緊迫感のある、時にはちょっぴり間の抜けたやり取りを
後者は効果音や環境音といったリアルな音の数々を中心に楽しみます。

道草屋シリーズは効果音や環境音が抜群に優れていることで有名なのですが
今回は音のリアルさをしっかり維持したまま演出面に力を入れている節が見られます。
具体的に言うと時間・場所・位置・距離によって諸々の音が小まめに変化します。
実際どんなものなのかはこの後シーンごとに説明していきます。

「春に 山菜 美味しいなーって思ってたら もう鮎ですよ? びっくりですねー」
もちろんお相手を務める芹の存在も忘れてはいけません。
道草屋店主、しかも最年長という立場からくる印象とは少し違った子供っぽい性格をしており
お客に対しても割と砕けた調子で食べ物や他の店員、日々思っていることなどを語ります。

何気ない内容のお話を意識的に間を長く取りながらゆっくりと話すのほほんとした様子に
多くの人がほのぼのとした心温まる気分を抱くことでしょう。
声の印象とは良い意味で異なる、可愛げのある女性として描かれています。
ちょっぴり怖い怪談、刻々と移り変わる音
夕方の部は歩きながら芹の4つの怪談を聞き、途中で合流した別の店員「すずな」と3人で道草屋へと帰るシーン。
当然のようにメインのサービスは怪談になります。

「ある朝 井戸に水を汲みに行って その日だけ なーんか中が気になったんですよ」
「作業を続ける 同僚の背後には 何か白く 細長いものが立っており くの字に折れるようにして じーっと同僚を見下ろしていたのです」

内容はあまりばらすとつまらなくなるなるでしょうからほぼ伏せますが
彼女の子供の頃、成長した後、とある男性、彼女の祖父と登場人物をその都度変え
誰かが死ぬなどのグロい表現は一切無しに
聴き手の背筋がちょっぴり凍るあたりの展開やオチにまとめてあります。
元々が癒し系ですから、ちょっとした涼をお届けするのを目的にしている感じです。

そして歩きながら話している雰囲気をできるだけリアルに感じ取ってもらおうと
バックで流れる彼女の足音のペースが不規則に変化し
怪談が盛り上がるシーンでは突然立ち止まって緊張感のあるセリフを投げかけたりします。
中でも2番目に登場する「だるまさんが転んだ」というお話では
その遊び方に合わせて何度も立ち止まる凝った演出がされています。

夕方の部における最大の魅力は環境音。
2人が神社からお店に戻るまでの情景の変化を音だけで見事なまでに表現しています。
例えば最初はヒグラシやニイニイゼミが鳴いていたのが
3番目のお話に入るとそれらが弱まり今度は鈴虫の鳴き声が登場
もうしばらく経つと再びセミの声が大きくなる、といった具合です。

パートやシーン単位ではなくリアルタイムで環境音が変化するのが本当に素晴らしいですね。
厳密に調べたわけではありませんが1~2分後にはガラリと切り替わっている場合もあります。
セミが複数種類いることを利用してそれぞれの鳴き声の比率まで変化させていますし
しかも突然小さくなるのではなく、少しずつ自然に消え行く演出がされています。

ここまで変化に富んだ環境音は今まで聴いたことがありません。
サークルさんご自身が言われているように、自然をそのまま切り出したかのような世界がそこにはあります。

芹「帰ったら ビールにします? 焼酎にします?」
すずな「先にご飯です」
怪談が終わった後の芹とすずなのやり取りも聴きどころ。
年上の芹をすずなが制御する形でテンポの良いやり取りが交わされます。
途中で2人して童謡を歌うシーンがあったりと、先ほどまであった緊迫感は一切なくなり
スッキリとした気分で次の夜の部に進むことができます。
超至近距離の甘噛み
続く夜の部は舞台を外から道草屋のとある一室へと移し
芹に耳の甘噛みやマッサージ、耳かきをしてもらいます。
時間が進んだこともあって環境音は鈴虫がメインになり、先ほどよりも静かな雰囲気が漂っています。

ここでの最大のポイントは耳かきではなく甘噛み。
右耳→左耳の順にはむはむする至って普通のサービスなのですが
その音や息遣いが半端なく近いです。

当サイトでは主にバイノーラル録音の作品で「声がすごく近いよ」と言うことが結構あります。
ですがそれらは耳の真横に唇があって話しかけられてる感じなんですね。
それに対して本作品は「もう耳に唇が触れてるんじゃないか?」と思えるくらいの近さがあります。
従来の至近距離からさらに一歩進んだ超至近距離での甘噛みです。

私はそれこそ浴びるほど音声作品を聴いてますから、甘噛みも当然かなりの作品で経験しています。
ですがこの作品の甘噛みを聴いた瞬間衝撃が走りました。
その合間やセリフをしゃべる時に漏れる微かな吐息までクリアに、リアルに聞こえます。
体験版にも収録されてますので気になった方はここだけでも是非お試しください。

続く耳かきは24分30秒ほど。
膝枕の体勢で左耳→右耳の順に耳かき棒で大きな汚れを、洗浄液に浸した綿棒で小さな汚れを取り
最後に軽く息吹きをする比較的シンプルなものです。

耳かき棒は「じじー ずりっ」と細くちょっぴり堅さのある音
綿棒は「すりじょり ぷす ぱち」とふわふわした柔らかい音が使われており。
前者は穴の入り口だと長めのストロークでゆっくりと、奥では大きく動かさず中でほじほじと掻き出すように
後者は耳の壁を優しくなぞったり穴の中でゆっくり回転させる動きをします。

どちらの音も聴き手に配慮した柔らかな質感が耳に心地よく
作品の雰囲気を損なわない形でリアルな耳かきがされています。
道草屋シリーズは奇抜なサービスを取り入れるよりも、基本をきっちり押さえる傾向が強いです。

「毎年 花火が ひゅー どーん ごろごろしてると 音だけ 聞こえてきて」
そして夏の夜にふさわしい打ち上げ花火の音が耳かきに彩りを与えます。
会場からお店までの距離が遠いのか、花火の音はボリュームが結構抑えられてますし
華やかではあるけど耳かきの静かさを壊すほどではありません。
あくまで環境音としての役割に留めてあります。
ちなみに花火の音は前半の左耳パートでのみ鳴ります。

「そういえばですね まったく関係ないお話なんですけど 日が落ちてから ずーっと じーって鳴いてる虫 いるじゃないですか?」
最中の芹はというと、付近に生息する虫や鮎釣りなど何気ない話をすることがほとんどで
店員として癒すのではなく友達に語りかけるような親しさがあります。
特に後半の右耳をお掃除するパートでは成長するすずしろの様子をしみじみと語るなど
のほほんとした態度の裏にある店主としての顔も垣間見えます。

このように、夏の夜をテーマとした質の高い耳かきが繰り広げられています。
音声作品の壁をひとつ乗り越えている作品
既存の音声作品には無かったものを2つも持っている稀有な作品です。

道草屋とその周辺で芹たちと過ごす様子をそのまま録ってきたんじゃないかと思えるほどに
声・セリフ・効果音・環境音のバランスが極めて高い領域で取れています。
以前から強力な武器としていた様々な音や彼女たちの個性に加えて
本作品では音の移ろい、位置と距離感の向上の2つに挑戦し成功を収めています。

前者は夕方の部における環境音の変化に色濃く出ています。
昨年あたりから環境音をバックで鳴らす作品が徐々に増えつつありますが
それらの多くは単一の音を流したり、複数の音を重ねるといった表現がされています。
過去の道草屋シリーズもそうでした。

しかし本作品ではそれこそ数十秒単位で構成要素やボリュームの強弱を変化させ
それによって2人のいる場所の周りの自然状況を間接的に表現しています。
夏なら木が多い場所だと当然セミが鳴いてるでしょうし
草むらが多ければそのあたりに生息する生物の声がより大きく聞こえてきます。

これを音だけでリアルタイムに表現しているのは見事と言う他ありません。
実際に歩いて録音されたのか、はたまた多大な苦労を伴う編集の成果なのかはわかりませんが
こういう環境音の使い方がされている作品は初めてです。

もうひとつの位置と距離感は先ほど説明した甘噛みがいい例です。
バイノーラル録音の普及に伴い、ここ2年で音声作品のクオリティは飛躍的に向上しました。
そして「ここまできたのだから、もうこれ以上の劇的な変化は無いだろう」とも思ってました。

その価値観を根本的に破壊してくれたのがこの甘噛みです。
正直度肝を抜かれました。
音声作品という媒体にある限界をひとつ突破しています。
怪談や耳かきといったサービスについてももちろん十分なクオリティを持っています。

癒し系作品の新しい可能性を示してくれている名作です。
この内容で価格が800円なら相当に良心的と言えます。
以上のことから本作品を同サークルさん5本目の満点とさせていただきました。

CV:芹…雁庵うずめさん すずな…藤堂れんげさん
総時間 夕方の部…48:22 夜の部…51:02 合計…1:39:24

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
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田舎のバス停で雨宿り

サークル「はーべすと」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、若者の少ない田舎に住む純真な少女が
雨の降るバス停を舞台に主人公とエッチな初体験をします。

全編を通じてバックで流れ続ける雨の音でその場の雰囲気を出しながら
とある伝承をテーマとしたちょっぴり背徳的だけどあまあまなエッチが繰り広げられています。
幼さの残る声や控えめな胸を持つ女の子に男を教え、汚していく。
そんなリアルでは味わうことのできないシチュが性的興奮を掻き立てます。
バス停で少女と過ごすエッチなひと時
前藻玉(まえも たま)とバス停でエッチするお話。

「見かけない方…ですね」
玉は甘く可愛い声の女の子。
仕事でとある田舎にやってきた主人公が雨に降られてバス停に避難すると
そこにたまたまいた彼女が興味深そうに声をかけます。

本作品は民間の伝承や伝説をテーマとしており
それらの調査にやってきた彼に彼女が色々なことを尋ね
その後この地に伝わる物語をする、といったやり取りが冒頭のパートで交わされています。

そして音声開始当初からバックで流れ続ける雨音がバス停の静かな雰囲気を演出しています。
ハイレゾ音源なだけあって音質は極めて高く、現実逃避感が得やすいです。
エッチがメインなんだけどドラマ性も練りながら作られている作品です。

「タマなんて ペットの猫につけるような名前だし 最近の若い人ではあまり居ないのかもね」
玉は挿し絵のイメージにぴったりなあどけない少女。
年上の男性に対しても警戒することなく親しげに話しかけます。
そんな女性に男を教えながら一緒に気持ちよくなる。
「純真な女の子を汚す」という男心をくすぐるシチュも本作品の大きな魅力です。
あまあまでちょっぴり背徳的なエッチ
エッチシーンは2パート27分ほど。
プレイはオナニー、手コキ、SEX(騎乗位)、キスです。
手コキ、SEX、射精の際にややリアルな効果音が鳴ります。

「ねぇ あなた さっき 私の裸 じっくり見てたでしょう? だから 私にも あなたの大切な所 見せなさいよ」
事前に見ないよう言ったにも関わらず濡れた衣服を乾かす様子を眺めていた主人公に対し
玉はそのお返しとして彼のおちんちんが見たいと言い出します。

エッチは彼女のおねだりに応える形で進んでいきます。
最初の「あなたのも見せなさいよ」パートは性教育の色が強いシーン。
彼女が勃起していくおちんちんやオナニーの様子を興味深そうに観察したり
手コキをしながらその熱さ・硬さ・分泌液にびっくりします。

「ねぇ? これって痛かったり するの? ふぅん これで気持ち良くなって おちんちん 大きくなるんだ」
最中の彼女の反応は純真無垢な少女そのもの。
おちんちんに対して汚いとかグロいといった貶すような言葉は一切言わず
初めて見る/味わう感覚をひたすら楽しみます。
見られる、もしくは見せることに快感を覚える人ほど興奮するでしょうね。

「わぁ すごい… 透明で糸引いてる あなたが今出した我慢汁で 私の手が汚されちゃった」
そして先ほど触れた「汚す」快感を刺激するセリフも登場します。
といっても嫌がってるわけではなく彼を興奮させるために言ってる感じですから
シチュはやや背徳的でも雰囲気は本当にほのぼのしています。
彼女を無理矢理犯すシーンもほとんどありません。

続く「まだ興奮してる?」パートは2人で一緒に気持ちよくなるシーン。
手コキで1回射精してもまだまだ元気なおちんちんを見て
すっかり発情した彼女が自ら腰を下ろしその感触を楽しみます。

「自分で触っても こんなに 気持ちよかった事 無いのにっ… あんっ! んんっ…」
「何っ? これっ んぁっ 何か来ちゃうっ わっ… んぁぁっ!」

ここでは彼女の乱れっぷりが一番のポイント。
ピストンするたびに可愛い喘ぎ声を漏らし、合間のセリフも口調が熱っぽく
絶頂が近づくと初めての快感に戸惑いながらイキ声を上げます。
エッチの主導権が徐々に主人公の側に傾くわけです。

「お腹の中 あついよぉ… はぁっ あなたの精液で んはっ いっぱいに されちゃった…」
パートの後半に入ると下から腰を突き上げる彼の責めを受けながら
彼女が熱いキスを交わし、そのまま2人同時に絶頂するラブラブなシーンが登場します。
偶然出会った年齢差のある男女がエッチをしながら次第に心を通わせる。
場合によってはブラックに傾きがちな素材を甘く、明るく仕立て上げることに成功しています。

このように、少女との初々しいエッチが繰り広げられています。
明るく抜けるボイスドラマ
男を知らない女の子とのエッチを明るく、それでいてリアルに描いた作品です。

玉は素性もわからない初対面の主人公に恐れるどころかむしろ積極的に接し
ステップアップしていく形で最終的には一線を越えます。
性に対する経験の多寡を考えれば普通は彼がリードするべきところなのですが
そこを敢えて彼女に渡すことでこのエッチが彼女の自発的なものであることを印象付けています。

これが「少女を犯す」プレイからくる退廃的な雰囲気をある程度払拭し
年齢差のある男女の健全なエッチあたりに留めています。
終わり方もスッキリしてますし、誰でも聴けるあまあまラブラブな内容です。

しかしエッチの進め方は玉のキャラを強く意識したものになっています。
おちんちんを見たとき、触ったとき、射精したとき、SEXをするとき
様々な初体験のシーンで彼女は少女らしい反応を見せてくれます。

勃起の原理やカウパーを知らないのに射精だけは知っているところが少々引っかかりましたが
全体を見れば少女が女になる過程を順序だてて綿密に描いていると言えます。
音声作品に登場する女性の多くがエッチに習熟しているだけに
こういう未熟な女性を目覚めさせていくシチュにはグッとくるものがあります。

エッチは前半がシチュによる精神面への責め
後半がくちゅ音や喘ぎ声によるストレートな責めと方向性に大きな違いが見られます。
射精シーンが1回ずつありますし、どちらでも普通に抜けるでしょうね。
くちゅ音と喘ぎ声それなり、淫語とちゅぱ音そこそこです。

キャラや設定を活用しながらエッチを行っているしっかりした作りの作品です。
年下モノが好きな人には特にお薦めします。

CV:藍沢夏癒さん
総時間 38:40

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


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雨と還る

サークル「添音亭」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、とある事情で突然の離別を余儀なくされた彼女が
雨の降る日に主人公と再会し幸せなひと時を送ります。

サークルさんの最大の武器とも言える音のリアルさに加えて
癒しのサービスを行いながら過去の思い出や現在の心情を語るといった
ボイスドラマ的な要素も色濃く持っているのが特徴です。
彼女の言葉や仕草の中に見え隠れする物悲しさが心の汚れを洗い流してくれるでしょう。
大切な人と送るこの世で最後の一日
元恋人の詩織に耳かきや添い寝をしてもらうお話。

「久しぶり あの… 信じてもらえるかわからないけど 帰ってきちゃった」
詩織は明るくて穏やかな声の女性。
とある雨の日、一年前に事故で亡くなった彼女が主人公の目の前に現れ
事情を説明するところから物語は始まります。

彼女はこの世の未練を断ち切るために一日だけ特別に現世に行くことを許され
家族でも友人でもなく恋人と過ごすことを自ら選び、彼の前に現れました。
つまり幽霊に近い存在なのですが物理的な接触は可能らしく
この後彼の家で一緒にお茶を飲んだり耳かきをしたりして過ごします。

一般的な癒し系作品で行うサービスに彼女の境遇や時間制限といった別の要素が加わり
それが二人が過ごすこのひと時をとても濃厚なものへと作り変えています。

この世で送る最後の一日に何を思い、どうやって過ごすのか。
セリフだけでなく行為や仕草によっても彼女はその胸の内を語ってくれています。

「病気とかしてなくてよかった だってそりゃ 元気に笑ってて欲しいからさ」
こんな風に書くとえらく寂しい雰囲気の作品に思えるかもしれません。
ですが実際は世間一般的な恋人たちが過ごす様子とそれほど変わらず
彼女は最近の仕事の調子や体調など他愛も無い話から切り出します。

耳かきや添い寝は割と普通に近い感じにやって最後に泣かせてくれる作品ですので
サークルさんの過去作と同様にリアルな音を楽しみたい、安眠目的に寝ながら聴きたい人も問題なく楽しめます。
今作は雨の日らしく全編を通じて落ち着いた雨音がバックで鳴り続け
一部のシーンでは雨足をちょっぴり変化させるきめ細かな演出もされています。
愛に溢れた癒しのサービス
主人公の家で一息ついた後に行う耳かきは20分30秒ほど。
膝枕の体勢で右耳→左耳の順に耳かき棒のみを使って丁寧に汚れを取り
最後に一回ずつ長めに息を吹きかける家庭的なものです。

耳かき棒は「しょり ぽり」と乾いた柔らかい音が使われており
前半から中盤にかけては穴の下から上へと掻き出すように
終盤は奥を掃除しているのか、それ以前よりも少し近い位置でゆっくりと動きます。

耳かき音の刺激・ボリューム・動かし方のすべてがソフトなものに統一されており
耳をくすぐられる感覚が若干弱くなってる半面、耳に優しく聴きやすさを感じます。
最中微かに聞こえてくる彼女の吐息や遠くで聞こえる雨音も落ち着いた雰囲気を与えています。
しっとりとした耳かきと表現するのが妥当でしょう。

「いつも頑張ってるから 頑張りすぎてないか ちょっと心配」
「何回死んで 何回生まれ変わっても また好きになりたいし 好きになって欲しいよ」

そして耳かきをしながら詩織は一年間の隙間を埋めようと様々な話題を振ります。
その多くが彼の体や行く末を気遣うものなのですが
初デートの思い出を語りながらこの世に未練があることを告げるなど
大事な人を想う気持ちと己の願望の間で葛藤する様子が窺えます。

聴いた限りでは二人のやり取りを重視している耳かきに思えます。
彼女が語り始めるタイミング、話題の内容、その際の気持ちやその移り変わりが
短いながらも美しいセリフの数々によって事細かに描かれています。

彼女が残り少ない時間を大切に思い、悔いの残らないよう過ごそうとしているのが強く伝わってきます。

続くおやすみパートは添い寝がメイン。
詩織が同じベッドの左側に陣取って寝息を立てたり時折語りかけてきたりします。
サークルさんの他作品と同じくセリフを極端に絞った安眠重視の作りです。

「いつまでも 私のこと 想ってなくていいよ」
彼女は夜が明けると雨が止む、つまりこの世から去らなければならないことを知っており
彼が幸せに暮らせるよう自分のことを忘れ他の女性を愛するよう持ちかけます。
本人にとっては身を切るような思いだったに違いありません。
それを敢えて行うところに彼女の愛の強さが現れています。

時間に対する会話量が少ないからこそ、そのひとつひとつの言葉や表現が選び抜かれており
彼女が彼に対して伝えたかった想いがストレートに、そして濃密に込められています。
ホッとする、安心する要素に加えてホロリと泣ける要素もある。
サークルさんの長所を活かした癒し系音声としてのひとつの終着点がそこにはあります。
心洗われる作品
詩織の献身的な態度が癒しを、寂しさを含んだセリフが涙を与えてくれる作品です。

現世での自分に後悔を残さないように、そして残された最愛の人がこの先幸せに生きていけるように
彼女は癒しのサービスをしながら彼に対して気遣い、勇気付け、感謝するセリフを投げかけます。
これらのセリフ自体は他の癒し系作品でもそれなりに見かけるものなのですが
彼女が既に死んでおり、彼と元の関係に戻る可能性も断たれている背景があるおかげで
どのセリフもとても重く価値のあるものに感じられます。

そして静かな雨音や控えめな耳かき音といった諸々の音も彼女の心情を語っています。
ストーリー・キャラやセリフ・声や音のバランスが高いレベルで取れているからこそ
聴いていて落ち着く、泣けるといった感情が湧き上がってくるのです。
どれかひとつでも欠けていたらここまで心に響くことはなかったでしょう。

「私のこと 好きになってくれて ありがとう たくさん たくさん愛してくれて ありがとう」
一番最後の「雨と還る」パートではすっかり寝入った主人公に
彼女がお別れの挨拶をしながら自分の本音を漏らします。
100%ハッピーエンドとはさすがに思いません。
でも過ごした日々を振り返ってみて、それが幸せと感じられたのならいいのではないでしょうか。
悲しさをはらんでいながら最後はスッキリさせてくれるところも見事です。

一般的な癒し系作品とは違った方向から心を温めてくれる作品です。
人の優しさに触れたい人、泣ける作品を求めている人に特にお薦めします。

CV:浅見ゆいさん
総時間 1:29:14

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

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