同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:環境音

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   ● 休日屋 ━真家━
   ● 深海生物コキ
   ● さいみん13000~深海に潜むもの~
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【散髪シャンプー】道草屋 すずな『バーバーすずな』【二人で耳かき】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、それぞれに違った個性を持つ2人の女の子が
神社やお店の裏で趣向を凝らした癒しのサービスを提供します。

すべてのサービスを野外で行っているのが最大の特徴で
様々な鳥の音や池の水がはねる音、夕暮れに鳴るチャイムの音など
室内とは違うタイプの音を組み合わせて春の野外らしさを演出しています。
春の日は野外でのんびり
道草屋の店員「すずな」と「はこべら」からサービスを受けるお話。

「旦那様 お散歩ですか?」
すずなは明るくて可愛い声の女の子。
「だーれだ? はこべらです」
はこべらは上品で落ち着いた声のお姉さん。
道草屋の近くにある神社にやって来たお客に声をかけると
花見をしながら池の鯉に餌をやり始めます。

本作品は大きく2つのシーンに分かれており
前半は2人と神社で耳かきしながらまったり過ごす様子を
後半はお店に戻ってすずなに髪のお手入れをしてもらう様子を楽しみます。
はこべらが登場するのは前半のみです。

道草屋シリーズと言えば個性的な店員はもちろん、効果音や環境音が生み出すリアルな雰囲気も魅力です。
今作では敢えてすべてのサービスを屋外で行い
最中は鳥の鳴き声など自然の生き物たちが生み出す多彩な音がバックで鳴り響きます。

環境音にかなり力を入れている作品と思ってください。

最もよく聞こえる鳥の声についても単一のものを延々と鳴らすのではなく
スズメ、カラス、ウグイスなど5種類くらいの鳴き声が登場します。
しかも彼らがいる場所や時間帯によってそれらの割合が変化していく凝った演出がされています。
どの音も実録したとしか思えないほどリアルで透き通っています。

はこべら「指先の 空気の吹き溜まりまで しっかり換気されると 体の末端が 温かく感じるんですよ」
すずな「ええ 清清しいです」
はこべら「冗談です」
お客の相手を務める2人のキャラもポイント。
すずなは田舎育ちの純朴な女の子、はこべらは世間慣れした大人の女性なこともあり
前半ははこべらがすずなを軽くからかう微笑ましいやり取りを交わします。
そして後半はすずなだけになり、表裏のないお話で心を潤してくれます。

前半ははこべら、後半はすずなのセリフを中心に物語が進みますので
同じ作品でもやや違った雰囲気を感じるでしょうね。
場所、サービス、店員など作品を構成する要素を上手に切り替え個性を出しています。
春らしい華やかさのある神社でのサービス
前半の「青空耳かき」はおよそ52分間。
神社にやって来た3人が池の鯉に餌をやったり一緒にハッサクを食べた後耳かきをします。

耳かき以外は脇役みたいな印象を抱くかもしれません。
ですが実際に聴いてみるとそれらの様子を音を使って面白く表現しています。

はこべら「私 というか 普通人(のヒエラルキー)は上のほうですね 圧倒的なプレデターですから」
すずな「ふむ 今日は横文字が多いです」
例えば鯉に餌をやるシーンではバックで「ぽちょん」という水の音が適度に鳴り響き
鯉やお客の様子を見て2人が楽しそうな会話をします。
作品の世界に聴き手を引き込む「掴み」の役割を担う重要なシーンです。

さらに面白いのがその後のハッサクを食べるシーン。
はこべらとすずなが交互に食べさせてくれるのですが
その際に2人の声が一気に近づき、同時に耳のすぐ下あたりでもぐもぐと微かな咀嚼音が鳴ります。
お客が食べてる様子を音だけで主観的に表現しているわけです。

骨格の中にマイクを埋め込んで録音されたらしく
咀嚼音と同時に実際に物を食べてるときのような鈍い振動が伝わってきます。
2人の声の位置や距離も実際の動作にとても近く臨場感があります。
体験版の1分50秒頃に収録されてますので興味のある方は聴いてみてください。
言葉で説明するよりそうしたほうがずっとわかりやすいです。

メインのサービスとなる耳かきはおよそ24分間。
膝枕の状態ではこべらが右耳を、すずなが左耳を担当し
どちらも耳かき棒と綿棒で汚れを取り、仕上げに弱めの風圧で軽く息を吹きかけます。
野外でする耳かきなので内容はかなりシンプルです。

耳かき棒は「ずじっ じょりっ」と乾いた細い音
綿棒は「じりじり ぱちぱち」と幅広く柔らかな音が使われており
前者は耳の壁を優しく撫でるように、後者は軸をゆっくり回転させるように動きます。
音の質感、動きいずれもリアルな方と言えます。

担当する店員によって動きが微妙に変化するのもいいですね。
はこべらは彼女の穏やかな性格を反映するようにゆっくりと長いストロークで
すずなはそれよりもやや速いペースで小刻みに器具を動かします。
使っている器具は同じなんだけど右と左でやや違った感覚が伝わってくると思います。

すずな「本当は篠笛が吹きたかったんですけど 篠笛は 三番目に年上の子が吹くことになってて」
はこべら「篠笛も 小太鼓も いい音色ですよねぇ」
最中の会話はすずなが子供の頃に参加した祭りの話や
彼女が時折口ずさむアイヌの子守唄の話など他愛もないものばかり。
それらに耳かき音や環境音が加わって華やかな印象を受けます。
うるさいのではなく声や音がコンビネーションを取ってる感じです。
あなただけの床屋さん
後半の「Barberすずな」はおよそ40分間。
お店に戻った後、お風呂場の裏手に用意した椅子と洗面台を使って
すずながお客の髪を整えたり洗ったりしてあげます。

サービスの流れは肩叩きに始まり、襟に布を巻いてから霧吹きをかけて髪を濡らし
ハサミを使って全体をバランスよく切り揃え、シャンプーとトリートメントで洗い最後にドライヤーで乾かします。
彼女がメインを務めた前作「【アイヌ系】道草屋 すずな 囲炉裏の音【うたた寝音声】」よりも
さらに本格的なサービスが楽しめます。

シャクシャクという小気味良い金属音が鳴り響くハサミ
「ぷしゅ しゃわしゃわ」と独特な質感が心地いいシャンプー
左右にスライドさせ、耳に当たった時は「ぼぼぼっ」と軽い風圧を感じるドライヤーなど
散髪を構成する効果音も非の打ち所がないほどリアルなものばかり。
前半が2人の会話を中心としていたのに対し、後半は音を前面に押し出しながら進めています。

「最近はいつもここで切ってるんです お店の人のを揃えたり このあたりのおじいちゃん おばあちゃん」
「今年は 花火も見に行きたいです 手で持つのじゃなくて 打ち上げるやつを 遠くからじゃなくて 真下から」

最中のすずなは熱心に髪を切る一方で
散髪の腕や子供の頃のこと、間もなく訪れる夏への抱負などを嬉しそうに話します。
前半に比べるとセリフのボリュームはやや減ってるものの
どこを切っているとかの事務的なことは一切言わず、終始リラックスした様子でお世話します。
彼女がそばにいて、髪を切ってくれている雰囲気が十分に出ています。
春のように暖かい作品
3人が春の日を過ごす様子をそのまま切り取ったような癒しに満ちた作品です。

すずなとはこべらは道草屋に遠路はるばるやって来たお客に満足してもらおうと
敢えて専門店の枠から飛び出す形であれこれお世話します。
前半はお店の近くにある神社でお花見と耳かきを、後半はお店の外に設置した機材で散髪といった具合に
春という過ごしやすい時期を考慮しすべてを屋外で行っています。
そしてその様子を多種多様な環境音を駆使してリアルに表現しています。

専門店でのサービスと言えばお店の中でするのが当たり前ですから
この真逆の発想は実に面白いです。
しかもそれをサービスにちゃんと活かしているのだから尚更素晴らしいです。
道草屋シリーズはお店の周辺一帯を舞台としている風潮がありますし
だからこそこういう思い切ったことをやってみたのだと思います。

前半と後半でサービスをする場所、担当する店員、内容を切り替え
別の方向から癒しを与えてくれている点も実に良いです。
作品名を見ていただければわかるように今回の主役は明らかにすずなです。
でも前半ははこべらをリード兼ちょっかいを出す役に回し、すずなのピュアな部分を引き立てています。
そして後半は1対1の状態で彼女固有のサービスとお話で盛り上げています。

店員を複数人同時に登場させる演出も道草屋シリーズならではですし
サークルさんが聴き手を飽きさせないよう工夫されているのがよくわかります。
聴いてて純粋に面白いから世界に自然と引き込まれ、癒しを感じるのだと思います。

今の季節にぴったりな作品です。
総時間93分に対し800円とコスパも申し分ありません。
以上のことから本作品をサークルさんでは7本目の満点とさせていただきました。

CV:すずな…藤堂れんげさん はこべら…琴香さん
総時間 1:33:02(青空耳かき 52:24 Barberすずな 40:38)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

鈴の緒を引けば

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、古風な言葉使いをする寂しがり屋の巫女が
神社に偶然訪れた主人公を心のこもった耳かきでもてなします。

物語を3つに分けそれぞれで異なるスタイルの耳かきをしているのが特徴で
耳かき棒、梵天、綿棒などが生み出す効果音と
境内に流れる涼やかな川の音や雨音が大きな癒しを与えてくれます。
川の流れる静かな神社で
狐巫女のテンに耳かきしてもらうお話。

「鈴の緒を鳴らす音がするから来てみれば 本当に人がおったわ」
テンは可愛くて落ち着いた声のお姉さん。
散歩中に見つけたとある神社で拝んでいる主人公に声をかけると
退屈しのぎに一緒にお茶でも飲もうと誘います。

本作品は二人が初めて出会った日、しばらくした別の日、そのまた後日の3部構成。
どのシーンも冒頭に縁側で寛ぎながら軽い会話をし
それから日に応じて器具を変えながら彼女が耳かきします。

1日あたりの時間が40分前後と手ごろな長さになってますから
無理に通しで聴こうとせず日を分けて楽しむのがいいでしょう。
1日分だけでも十分過ぎるほどの癒しのパワーを持っています。

とみみ庵さんと言えばニコニコ動画で耳かき音声をいくつも出されているほど
耳かきに並々ならぬ情熱を燃やしているサークルさんです。
今作でも耳かきに合計70分近くもの時間を用意し
その中で専門店よりは家庭に近い多彩で温かなサービスを行っています。
耳かき好きなら間違いなく満足できる作品です。

「うむ 快晴快晴 縁側で茶を飲むにはうってつけじゃな」
耳かきをしてくれるテンのキャラも大きなポイント。
「~じゃ」など特徴的な話し方をするのに加えて
ひと気のない神社を訪れてくれた彼のために一生懸命尽くします。

最初からフレンドリーに接してくれるおかげで尊大さは特に感じられず
和やかで落ち着いた雰囲気が終始漂っています。
またこの神社は境内に川が流れているらしく、縁側に移動すると涼やかな水の音が流れ始めます。

リアルな効果音と環境音、テンの和風で可愛いキャラ。
そういった諸々の要素を上手に組み合わせて物語の世界をリアルに表現しています。
没入感が得やすい点も癒しにプラスに働いていると言えます。
徐々に変化していく環境とテンの態度
一番最初の「出会いの日」はおよそ37分間。
神社に初めて訪れた主人公がテンと出会い少し会話をした後で
元々団小屋だった建物の縁側に移動し、お茶を飲んだり耳かきをしてもらいます。

本作品はシーンごとに環境音が切り替わる凝った演出がされており
二人が縁側に移動する際にも川の音が徐々に近づき大きくなります。
また雨が降る日には最中に雨足が微妙に変化したりもします。

この日の耳かきの時間はおよそ21分30秒間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒を使って大きな汚れを取り
仕上げに梵天や息吹きをするシンプルなものです。

耳かき棒は「ぞり ずずっ」と細く硬さのある音
梵天は「すすっ しゅっ」と柔らかく広がりのある音が使われており
前者は耳の壁をなぞるようにゆっくりと、後者は軸を持って小刻みに回転させたり掻き出す動きをします。

数々の耳かき音声を作られてるサークルさんなだけあって
音の質、動かし方いずれも文句のつけようがないほどに優れています。
特に耳かき棒は手前と奥で別の音と動きが楽しめます。
梵天も実際に耳に入れられてるようなこそばゆい感触がして面白いです。

「ゆーっくり 入れるからのう」
最中のテンは久しぶりの耳かきで緊張しているのか
あまり多くをしゃべらずに彼の耳を傷つけないよう全体的にゆっくり動かします。
おぼつかないというよりは丁寧にやってる感じです。

そしてセリフがあまりないからこそ効果音や環境音に集中しやすく
聴いてると自然と心が落ち着いたり眠くなるほどの安らぎを感じます。
二人がまだ会ったばかりということでキャラよりは音の方に魅力を感じるシーンです。

2番目の「別の日」は41分30秒ほど。
再び神社を訪れ鈴の緒を引くとテンが現れ
初日よりもずっと人懐っこい態度であれこれお世話します。

「わ、わしの話し相手になってゆかんか? 嫌なら無理にとは言わぬが…」
彼女は立場上なかなか素直になれないところがあり
彼の気持ちを考えながら語りかけるシーンをよく見かけます。
かといって自分の気持ちを完全に隠しきれてるわけでもなく、その不器用な姿には愛らしさを感じます。
ツンデレというよりは恥ずかしがり屋な印象ですね。

縁側に移動した後で始まる耳かきについても
前回とは違い主に綿棒を使って耳を綺麗にします。
一日ごとに別の器具やサービスが登場するのも本作品が持つ特徴のひとつです。

綿棒は「すすっ ずりずり」と耳かき棒より面積が広く柔らかな音が使われており
耳の穴の縁や中の壁を円を描くようにゆっくり動かします。

実際に聴いてみると耳かき棒とまったく違う動きをしているのに気づくでしょう。
音に若干の引っ掛かりがあるのも特徴的です。
器具ごとに最適な音や動かし方をしているあたりにサークルさんのこだわりがよく出ています。

「やむをえんのう そのまま目を瞑っておるのだぞ?」
またこの日は彼女が変わった方法で耳の細かい汚れを落とすシーンが登場します。
今までのどの器具とも違う滑らかな音が鳴りこちらもリアリティがあります。
彼女が彼に対して心を開き始めているのが行為によっても表現されています。

最後の「また別の日」は43分間。
神社で二人が会話を始めた直後に雨が降り出し
雨宿りも兼ねてテンが再度の耳かきをしてあげます。

「耳のな 穴ではなく外じゃ 手ぬぐいで少し拭いておこうと思ってな」
耳かき自体は耳かき棒と梵天を使う1日目とほぼ同じスタイルなのですが
開始前に彼女が手ぬぐいで耳を綺麗にするサービスが追加されています。
神社なので手の込んだことはできないけど感謝の気持ちは伝えたい。
そんな彼女の彼に対する感情が滲み出ているシーンと言えます。

またバックで流れる雨音も1日目とは違った雰囲気を生み出しています。
場所が同じだから当然川の流れる音もするわけで
2種類の水音が自然な癒しを与えてくれます。

このように、日によって異なるサービスや要素を交えたきめ細かい耳かきが繰り広げられています。
ストーリー性のある耳かき作品
耳かきの要である効果音、バックで流れる鳥の声や川の音、テンの優しくて愛らしいキャラなど
ほっとしたり癒される要素を数多く持ってる良作です。

テンは久しぶりに神社にやって来た主人公を気に入ったのか
最初から対等の立場で彼に語りかけ、自分にできる限りのサービスを提供します。
やってることは世間話、耳かき、膝枕による添い寝とシンプルなものばかりなのですが
ちょっとしたセリフや動作に彼女の「彼と一緒にいたい、癒したい」気持ちが表れていて
後になるほど心がぽかぽかしてきます。

そして二人がどんな場所にいるのか、彼女がどのようにお世話しているのかを
様々な効果音を組み合わせてリアルに表現しています。

今回はほとんどのシーンで川の音が流れますからそれだけでも相当な癒しを感じます。
耳かきについても現実さながらの音や動きがされていて隙がありません。
個々の素材に高いクオリティを持たせ、それを損なわないように融合しています。
テンが体を動かすたびに耳にかけてある鈴が鳴るのも実に良いです。

「また会いに来るといい わしはここで待っておるからな」
ストーリーについても二人が親密になっていく様子を和やかに描いています。
サークルさんの別シリーズ「休日屋」のように込み入った展開にもなりませんし
純粋に癒しだけを提供する作りです。

質の高い耳かきと女性の優しさが心に潤いを与えてくれる作品です。
合計2時間でたったの300円とコスパも申し分ありません。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは8本目の満点とさせていただきました。

CV:藤堂れんげさん
総時間 2:02:26(出会いの日…37:38 別の日…41:28 また別の日…43:20)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

極上の癒し~夢見月の湯宿一泊二日専属仲居付きスイートプラン

サークル「シロクマの嫁」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、雨が降りしきる静かな旅館を舞台に
仲居のお姉さんが大ボリュームの癒しとほんの少しのエッチなサービスを提供します。

耳かき、マッサージ、ヘッドスパなど彼女がおもてなしする様子を
多種多様な効果音だけで表現している音フェチ要素の強い内容となっています。
サークルさんが実際に旅館で収録されたとのことで音のクオリティも極めて高く
バックで流れ続ける雨音も手伝って癒しに満ちたひと時が送れます。

今回は本編にあたる本館シーンを中心にレビューをお送りします。
実録ならではのリアルな音に包まれながら
夢見月の湯宿の仲居「れん」から様々なおもてなしを受けるお話。

「本日は遠いところお越しいただきまして ありがとうございました」
れんは上品で落ち着いた声のお姉さん。
主人公が宿泊している部屋に行き丁寧な挨拶をすると
まずは喉を潤すお茶をその場で淹れて差し出します。

本作品は総時間2時間30分を大きく3つのシーンに分け
癒しのサービスを多彩な音で表現した「本館」、温泉に入浴するシーンをメインとした「離れ」
夢見月の湯宿とは別のエッチなお話が収録されている「おまけ」と
それぞれに別の特徴や魅力を持ったお話が登場します。

シロクマの嫁さんは癒しもエロも満遍なくこなすサークルさんなのですが
今回は癒しの要素に著しく特化した作りになっており
耳かき、指圧マッサージ、上品な耳舐め、お風呂での洗浄&ヘッドスパなど
ありとあらゆるサービスが専門店らしい本格的なスタイルで行われています。

本作品が持つ魅力としてまず挙げられるのが「音」。
どのサービスも実録したとしか思えないほど音の質感や動きがリアルです。
中の人が「実際に旅館で収録した」とおっしゃられているように
他の癒し系作品に比べて声に奥行きがあり、そこがやや広い場所であるのが感覚的にわかります。
また当日は雨だったらしく、バックで常に流れる静かな雨音が別の癒しを与えてくれます。

主役となる各サービスも使用する器具から動きに至るまでが考え抜かれており
私も最中は時間を忘れるほどに集中して聴くことができました。
サービスが始まるとれんのセリフが極端に減り、音だけが流れ続ける時間が長く取られています。
音フェチ要素が強い作品と思ってください。

ちなみに各サービスは独立した内容になってますので
無理に通しで聴こうとせず気に入ったものだけ選ぶこともできます。
特に耳かきは30分もありますし、これだけでも十分な癒しが得られます。
リアルな音を駆使した癒しのサービス
最初に登場するサービスは耳かき。
膝枕の状態で左耳→右耳の順にまずはタオルで拭いたりツボを押して適度に温め
耳かき棒・綿棒・耳垢水に浸した綿棒で中を掃除し
最後に梵天をかけながら息を吹きかけます。

耳かき棒は「くしゅっ ずりゅっ」と乾いた軽い音
綿棒は「ずりずり じじっ」と面積が広く柔らかな音
耳垢水に浸した綿棒はそれよりも若干湿り気を帯びた音
梵天は「ぷしゅっ ちりちり」と綿棒以上に柔らかさのある音、といったように
どの器具にもきちんと別の音が用意されています。

さらに素晴らしいのが音の動かし方。
耳かき棒は手前に掻き出すように、綿棒は耳の壁を優しくなぞるように
梵天は軸を持って回転させるような動きを個別にします。

このところ耳かき音声は再び大流行の兆しを見せており
以前から製作されてるサークルさんに加えて新規参入の方々も数多く見かけます。
そんな中、本作品の耳かきは現時点において上位5本の指に入るほどのクオリティを持っています。
音の質感、器具の動かし方いずれも文句のつけようがありません。
耳かき音声を聴き始めたばかりの方から玄人まで、誰が聴いても満足できる耳かきと言えます。

特に印象的だったのが器具ごとに動きをきちんと切り替えていることです。
最近の作品でも耳かき棒と綿棒でほぼ同じ動かし方をしているものがありますし
こういった細かな部分にまでこだわっているところにシロクマさんの底力を感じます。
力加減も頭に響かず耳に丁度いい刺激を感じるレベルに抑えられています。

2番目の指圧マッサージは15分ほど。
うつ伏せになった主人公の背中にタオルをかけ
その上から肩と背中を擦ったり優しく叩いたりしてほぐします。

こちらも手のひらで撫でる際は「しゅるー さすさす」という若干ざらつきのある摩擦音
拳や手の甲で叩くときはとんとん、ぱんぱんと実際の動きに近い音を上手に鳴らします。
耳かきの時よりもケアする部位が広いのを考えて
全体的に音のストロークや位置を大きく変える形でサービスの様子を表現しています。

拳で叩く時の程よい振動が耳に心地よい刺激を与えてくれるでしょう。
耳かきと同じく大変レベルの高いマッサージを行っています。

3番目の耳舐めは名前の通り右耳→左耳の順に耳を舐めるサービス。
場合によってはエロくできるシーンですが、今回は意識的に舐めるペースを緩め
ちゅぱ音も水分を控えめにした癒しを感じる責めをしています。
伊ヶ崎さんが得意とされてるプレイですので時間は短めですが内容は結構濃厚です。
性欲発散も立派な癒し
本館唯一のエッチシーンは約5分間。
プレイは手コキ、耳舐めです。
手コキの際に泡交じりのリアルな効果音が鳴ります。

「最後に おちんちんを洗いますね 敏感な部分なので 丁寧に優しく マッサージしながら洗っていきます」
耳舐めの後でお風呂場へと移動し、主人公の上半身をボディソープで洗い終えると
れんはそのままおちんちんへと手を伸ばして包皮や竿をゆっくり愛撫します。

エッチはお風呂でするサービスのついでにほんの少しだけやる感じです。
おまけパートに別のエッチシーンが一応入ってますが
夢見月の湯宿としてエッチするのは本当にここだけです。

「いいですよ おちんちんから精液 たくさん出してっ」
時間が相当に短いため単品で抜けるかと言われると首を捻ります。
しかし時間分以上の密度を持ったプレイをしているのも事実です。
そう感じられるのは彼女が手コキと耳舐めを同時に行っているからです。

石鹸で濡れた手でおちんちんをしごく音、先ほどよりも荒々しさのあるちゅぱ音
そして合間に漏れる色っぽい吐息。
時間内に聴き手を興奮させ、射精させようとする要素がいくつも折り重なっています。
ですから音声を聴いて勃起する人は続出するはずです。
それくらいのエロさは十分に持ってます。

このように、短時間ながらも濃厚なプレイが繰り広げられています。
旅館気分を満喫できる作品
リアルな効果音や環境音を駆使して夢見月の湯宿にいる雰囲気を出している音特化の作品です。

れんは癒しを求めて旅館にやってきた主人公に対する精一杯のおもてなしとして
専門店スタイルの多種多様なサービスを手際よく行います。
5分~30分と時間は随分とまちまちですが、どのサービスも全体的な流れに始まり
手や器具の細かな動きに至るまで練りに練られています。
通しで聴くのはもちろん、気になったものをピックアップして聴くだけでも時間分以上の癒しが得られます。

「力加減はいかがですか? 丁度いいですか? ふふっ 気持ちいいんですね」
中でも際立って優れているのはやはり耳かきです。
他のサービスの倍近くにあたる時間を取り、器具を変えていくスタイルで心の行き届いたケアをします。
伊ヶ崎さんご自身が耳かきに対して相当なこだわりを持たれているだけあって
特に器具の動きに他のサークルさんには無い冴えが見られます。

新規に参入されたサークルさんでも音質の良い作品は割とよく見かけます。
でも動きがリアルな作品は本当に少ないんです。
この緻密で繊細な動きこそがずっと前から耳かき音声を作られている大手の実力です。
彼女の流れるような手つきは「素晴らしい」の一言に尽きます。

それ以外のサービスもリアリティを強く意識した丁寧な動きを心がけています。
バックで流れ続ける雨音も現実世界の雑音を遮断するのに役立っています。
癒しにとって大事な「作品世界への没入感」が得やすい作品です。

エッチは先ほども書いたようにほんのおまけです。
あくまで癒し目当てで聴く作品と思ってください。
2時間30分で700円とコスパも良く、内容を理解した上で聴くなら絶対に損はしません。

本館の射精シーンは1回。
淫語、くちゅ音、ちゅぱ音、喘ぎ声いずれもごく僅かです。

タイトル通り極上の癒しが得られる作品です。
その質と完成度の高さを踏まえて本作品をサークルさんでは8本目の満点とさせていただきました。

CV:伊ヶ崎綾香さん
総時間 2:30:17(本館…1:31:38 離れ…23:19 おまけ…35:20)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


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【耳かき・耳舐め音声】たまゆらの宿 とうか【ハイレゾ88.2khz同梱】

サークル「ネモン℃」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、京都風の関西弁を話すほんわかした女の子が
縁側とお風呂で心のこもった癒しとエッチなサービスを提供します。

主人公のことを「あんちゃん」と呼びながらお世話する彼女の人懐っこいキャラや
2人がいる場所によって変化するリアルな環境音が
専門店とは少し違う温かくて和やかな雰囲気を作り上げています。
方言を話す人懐っこい女の子と
たまゆらの宿でとうかに色々とご奉仕してもらうお話。

「あれ? うち いつの間に寝てたんやろ?」
とうかは可愛くて素朴な声の女の子。
ある日の昼、宿の縁側で主人公に膝枕をしながら寝ていた彼女が
目覚めて自己紹介するところから物語は始まります。

本作品はサークルさんが今年の2月にリリースした
「【耳かき・耳舐め音声】たまゆらの宿 かさね」の姉妹作品にあたり
彼女が縁側で耳かきを、お風呂で会話とエッチを、脱衣所で膝枕をプレゼントします。

たまゆらの宿の最大の特徴は何と言ってもリアルな環境音。
縁側では涼やかな風の音や鳥の声、お風呂ではお湯の流れる音といったように
2人がいる場所に応じてバックで流れる音が変化します。

特に縁側で過ごすシーンはどの音もわざとらしさがなくてとても癒されます。
ハイレゾ音源に対応したバージョンも入ってますし、様々な「音」にこだわっている作品と言えます。

もうひとつの特徴として挙げられるのはとうかのキャラ。
初めて会ったばかりの主人公にまるで実の妹のように接し
どのシーンでも彼を癒す、気持ちよくすることを第一に考えたご奉仕を行います。

「せやから あんちゃんも一緒に寝よ? なー」
全編にわたって京都風の関西弁で語りかけてくれるのがいいですね。
標準語よりもずっと砕けた口調が彼女との距離の近さを感じさせてくれます。
サークルさんご自身もアピールされているように
癒し系専門店とは明らかに違う要素をいくつも持っています。
リアルな音を中心に据えた耳かき
彼女が最初にしてくれるサービスは耳かき(約23分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒と綿棒でお掃除し
仕上げに両耳をタオルで拭いて軽く息を吹きかける家庭的なものです。

耳かき棒は「ずりずり ごりっ」という細く低い音
綿棒は「すりすり しょりっ」と広く滑らかな音が使われており
前者は耳の壁をなぞるようにゆっくりと繰り返し掻き出す動きを
後者は耳の穴の縁あたりをさっさっと小刻みに擦る動きをします。

効果音を垂れ流していた前作に比べると動きが明らかにパワーアップしています。
どちらも実際の耳かきに近い動かし方がされてますし
音ごとの途切れもあって耳垢を取り出そうとしている様子が感覚的に掴めます。

また耳かき棒は手前→奥の順にお掃除する流れになっており
奥のシーンに入ると効果音が若干大きく重くなります。
ただし、聴いた限りだとリアルタイムの録音ではなく同じ音をループさせているように思えます。

もうひとつ気になったのが耳かき音の音量。
位置関係を考えれば耳かき音>とうかの声>環境音となるのが自然なのに
実際は耳かき音が環境音と同じくらいになっています。

20分以上流れるのを考慮し敢えて抑えたのかもしれません。
ですが他の音とのバランスが崩れていてはリアリティが損なわれてしまいます。
このあたりが次回作以降で改善されればもっと良い耳かきになるでしょう。

「ええ風やなぁ こんな日は なんもせんで ぼんやり過ごしたくなるなぁ」
最中のとうかは手を動かしてる最中は微かな吐息だけを漏らし
時折休憩を挟んでその時に何気ないことを話しかけてきます。
セリフよりも無言の時間の方が圧倒的に長いです。

効果音の鳴る時と鳴らない時がはっきり分かれているのがいいですね。
作品の長所である環境音だけを聴ける時間が十分に取られており
後になるほどリラックスした気分をより強く実感できます。
とうかのお話や話しぶりものほほんとしていて別の癒しを与えてくれます。
「わざと話さない」ことを意識しながらサービスを行っています。
密着感が味わいやすい初々しいエッチ
エッチシーンは1パート12分ほど。
プレイは耳舐め、乳揉み、手コキです。
手コキの際に湯船の揺れる音が鳴ります。

「あぁっ すっ、すごいなぁ こんなカチカチになるもんなんか」
耳かきの後、主人公と一緒にお風呂へと移動したとうかは
会話の最中に彼のおちんちんがすっかり勃起しているのを確認し
驚きながらもゆっくり手を伸ばし、握ります。

エッチは彼女が耳舐めと手コキをする一方で彼がおっぱいを揉みます。
専門店形式の作品では店員側が水着を着ているケースが多いのですが
本作品では彼女も裸で入浴し、さらには主人公と触りっこまでする踏み込んだサービスをしています。

プレイの様子はと言うと、彼女が彼に抱きついて左耳をゆっくり甘噛みし
それと同時にちゃぷちゃぷと湯船の揺れる音が流れます。
そしてしばらくすると彼女が荒い吐息を漏らしながら激しく舐め始め、最後は湯船の中に射精します。

一般的な手コキ音に比べるとエロさを抑えた効果音ではありますが
それをカバーするように耳舐め音と吐息が後になるほど艶かしくなります。
時間が短めだからかセリフもほとんどしゃべらず
耳かきと同じく環境音とエッチな音だけを聴く空間が形成されています。

「うちがええ言うてるんやからええの 気にせんと好きに見てくれても構わへんで」
またエッチを始める前に2人がお風呂に入って会話するパートがあり
そこで彼女が裸で入浴していることやおっぱいを好きに見てもいいよと言うシーンが登場します。
いきなりエッチに突入するのではなく、そこに至るまでのストーリーがある点も
このプレイを盛り上げるのに大いに役立っています。

前作では「あれ?」と思うところがいくつかあったのですが
今回はひとつのプレイとしてきちんと聴けるレベルのボリュームとクオリティを持っています。
中盤あたりから流れる「じびゅるぅぅ じゅびっ」というパワフルな耳舐め音や
絶頂直前に耳を舐めながら漏らす熱を帯びた喘ぎ声はなかなかに生々しいです。

このように、2人が肌を合わせている雰囲気を重視したエッチが繰り広げられています。
大胆さのある癒し系作品
方言を話すとうかの人懐っこいキャラ、バックで流れる様々な環境音
既存の専門店よりも密接なサービスなど、個性的な要素をいくつも持っている作品です。

現実世界に疲れてたまゆらの宿へとやって来た主人公を
のんびりした口調の女の子が実の兄のようにもてなします。
音声作品における方言の力は強烈で、彼女の話を聴いてるだけでも十分な癒しが得られます。
そして宿にいる臨場感を出すために環境音を上手に活用しています。

環境音は昨年あたりからバックで延々と流すスタイルだけでなく
場所や状況に応じて変化する凝った作品も登場しています。
本作品はリアルタイムではありませんがパートごとに違った音を流しています。
音声の最初から最後まで流れ続けるおかげで現実世界のノイズが遮断され
作品の世界に没頭しやすくなっている点も魅力です。

そして彼を実際に癒すサービスも「音」を中心に考えながら行っています。
耳かきだけはまだ発展途上な部分も見られますが
それ以外の入浴シーン、エッチ、膝枕はいずれも十分楽しめるものに仕上がっています。
特にエッチは湯船に入ってお互いを責め合う様子を音や息遣いで上手に表現しています。

前作のレビューを見ていただければわかるように
私はたまゆらの宿に対して色々と引っかかるものを感じてました。
その最たるところはサークルさんが「専門店ではない」と言っていながら
相手をする女の子やサービスを専門店の枠組みにはめてしまっていたことです。

しかし今作ではとうかの口調やセリフを意識してフレンドリーにし
サービスもお客と店員ではまずありえない要素を盛り込んでいます。
一皮剥けたと言いますか、たまゆらの宿らしさが出てきてるなぁと思います。

射精シーンは1回。
ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声ごく僅かです。

人里離れた宿で女の子とのんびり過ごす気分が味わえる作品です。
方言が好き、環境音が好きな人には特におすすめします。

CV:花蓮さん
総時間 1:03:41

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

【耳かき】キミとの時間スキからの距離~笹本チナ~【バイノーラル風】

サークル「藤和工場」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、付き合い始めてまだ1ヶ月の初々しいカップルが
3種類の癒しのサービスを行いながら少しずつ心の距離を縮めます。

マッサージと耳かきで鳴るリアルな効果音だけでなく
風の吹く音、鳥の鳴き声、自動車や飛行機の通り過ぎる音などの環境音も駆使して
2人がお昼に野外で寛いでいる様子をリアルに表現しています。

お話が進むにつれて変化する彼女の態度も大きなポイント。
不慣れながらも彼を知ろうと頑張る姿が青春時代の甘酸っぱい気分を呼び起こしてくれます。
2人だけで過ごす昼のひと時
恋人の笹本チナと2人きりでのんびり過ごすお話。

「ごちそうさまでした…っと、あんた 今日もパン?」
チナは明るく透き通った声の女の子。
ある日の昼、学校内のベンチで主人公とご飯を食べてると
肩凝りに悩んでいる彼のためにマッサージをしてあげると言います。

本作品は付き合い始めたばかりの彼女が
彼へのお世話として肩のマッサージ、耳かき、膝枕をしてくれます。
そして2人が野外でこれらを行っているのがよくわかるように
最中はサービス自体の効果音以外に数多くの環境音が流れます。

まず音声を聴き始めた段階でバックに風のそよぐ音が流れます。
一見するとノイズっぽくも聞こえるのですが、リアルで外にいる時に聞くものにとても近く
時折微妙に変化して風の流れる様子を感覚的に伝えてくれます。
他にも最初のパートでは自動車や飛行機の通り過ぎる音
それ以降は数種類の鳥の鳴き声がわざとらしくないレベルで適度に鳴ります。

藤和工場さんは以前から環境音に定評のあるサークルさんですので
どの音も実録したとしか思えないほどにリアルです。
そしてサービスの多くでチナが敢えて無言になり、音を集中しやすい環境を整えています。
音フェチ要素が比較的強い作品と言えるでしょう。

「そ、そだ パンが好きってわけじゃないなら その…私があんたに 今度お弁当 作ってきてあげようかなーなんて」
もうひとつの特徴はチナのセリフや態度の変化。
彼女は彼と恋人になったばかり、しかも学校に通っている年齢なだけあって
序盤のシーンでは彼に対して明らかな遠慮が見られます。

彼が嫌いなのではなくて、どう接すればいいか距離感を計りかねている感じです。
それがマッサージや耳かきをしていくうちにだんだんと打ち解け
最終的には彼に膝枕をしてあげるほどの成長を見せます。
この彼女が見せる異性に対する不得手さ、初々しさが別方向の癒しを与えてくれます。

大学を出たばかりの人だとそれほど感じないかもしれませんが
社会に出て長い人だと心がむず痒くなるとか、甘酸っぱくなる気分が味わえるでしょう。
音重視なんだけどキャラも立っている総合力の高い作品です。
リアルな音を中心とした繊細なサービス
彼女が最初にしてくれるサービスはマッサージ。
首筋のあたりを擦ってから両肩に移り、最後に肩甲骨を指圧する簡素なものです。

服越しに行ってるので「すすっ さすさす」と布の擦れる音が鳴り
首筋ではストロークの大きさを変えながら左右に
肩は一方向に大きく撫でる動きを左右別々に行います。

首筋と肩で効果音の位置や距離が微妙に違っていたりと
かなり細かいところまで考えながら音を鳴らしています。
肌に直接する時よりも音が鳴るのでマッサージらしさが出ているのも良いです。
臨場感のあるハイレベルなサービスと言えるでしょう。

「そういえば まだ手も繋いだこともないのに あんたの体に色々触っちゃったなーって えへへ」
最中のチナはというと、マッサージは家で父親によくやってるらしく
普段よりもリラックスした様子を見せます。
そしてすべてが終わった後に彼の体に初めて触れたことに気づき、恥ずかしがります。

サービス自体はきちんとやって、合間合間に彼女の心情や態度が描いているわけです。
このおかげで本作品が持つ2つの長所を損なわずに楽しめます。
2人がお互いを意識しながら少しずつ仲良くなろうとしているのが伝わってきます。

メインのサービスとなる耳かきはおよそ27分間。
ベンチに横になった彼を右耳→左耳の順に耳かき棒を使ってお掃除し
仕上げに梵天と弱めの息吹きをする家庭的なものです。

耳かき棒は「ぞりぞり ずずっ」と硬く尖った音
梵天は「こすこしゅ じじっ」と耳かき棒に比べて幅広く柔らかな音が使われており
前者は奥から手前に掻き出したり耳の壁をなぞるように
後者は前後に小刻みに動かしたり軽く回転させるのを繰り返します。

本作品の耳かき音は最近の耳かき音声の中では全体的にパワフルで
ゴリゴリした音が耳や頭に強めの刺激を与えてくれます。
ですが頭に響きやすい音だからこそ、意識して力加減を弱く設定しています。
おかげで30分近く聴いているのに頭が痛くなることはありませんでした。
音の質感、動きいずれも実際のものに近くレベルが高いです。

本作品の耳かきで面白いのが
チナが時折耳かきを止めて耳かき棒の先をティッシュで拭いていること。
これは取れた耳垢を処理する動作で、耳かき音声だと実はほとんど入っていません。
こういう細かな部分にまで気を配って耳かきにリアリティを持たせています。

「い、言ったでしょ まだ緊張してるの だって あんたのずっと顔こんなに近いし 息したら ほっぺたにかかっちゃうって思ったら」
チナは誰かに耳かきをしてあげるのが初めてらしく
最中は彼の耳を傷つけないようちょっぴり緊張した様子で器具を動かします。
わざと失敗するシーンはなく、全体的にペースを落として不慣れさを演出しています。
彼女は言葉ではなく態度で彼に対する思いやりの強さを示します。

このように、リアルな音にチナの心情の変化を交えた癒しのサービスが繰り広げられています。
心を温めながら癒してくれる作品
青春時代の日常をそのまま切り取ったような作品です。

男性には不慣れだけど強い思いやりを持っている女の子が
試行錯誤しながら恋人と少しずつ仲良くなっていきます。
彼女にとって初体験となる要素が色々詰まっているため
最中は驚いたり戸惑ったりするシーンが何度も登場します。

それが場数を踏むにつれてだんだんと彼と肌を触れ合うことに安心感を覚え
今度は自分から彼を積極的に癒そうと行動するようになります。
この心情の変化がサービスを通じて自然と伝わってくるように作られています。
聴き手がわざとらしさを感じないようにセリフを選びながら会話を進めています。

「その…私が 膝枕してあげるから 膝枕 膝枕なの」
個人的に印象的だったのが、耳かきが終わった後のパートで
チナが彼に初めて膝枕をしているところです。
これによって2人が前よりも明らかに親密になっているのを自然に感じ取らせてくれます。
耳かき音声では開始時に膝枕をするのが定番ですから、こういう使い方をするのは新鮮で面白いです。

そして2人が仲よくなるきっかけにあたるサービスそのものを
多彩な効果音や環境音を使ってリアルに表現しています。
バックで常に風の音が流れているのでその場の雰囲気に浸りやすく
マッサージや耳かきも音の質・動き・位置までとことんこだわっています。

本作品は耳かき音声ですから、チナのキャラがどんなに立っていても
耳かき自体がいまいちではやっぱり満足できません。
だからこそ耳かきはそれこそ1回1回の動きに至るまで注意を払いながら進めています。
日頃耳かき音声を聴いている人でも満足できるクオリティを持っています。

優れた部分をいくつも持っている良質な耳かき作品です。
耳かき好きな人、青春時代の甘酸っぱい気分を味わいたい人におすすめします。

CV:小音さん
総時間 44:37

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
声優さんの声は通常録音、効果音や環境音はバイノーラル録音だそうです。

癒しの旅館 風鈴館 -ゆずの部屋-

サークル「はーべすと」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、人里離れた古い宿を舞台に
上品な店員さんが心のこもった癒しとエッチなサービスをします。

バイノーラル録音&ハイレゾ音源によるリアルな効果音と環境音
多くのシーンで彼女が密着してお世話する演出など
聴き手が旅館にいる気分に浸れる雰囲気作りに力が入れられています。
上品で落ち着いた佇まいの宿と店員
風鈴館の店員「ゆず」に癒してもらうお話。

「いらっしゃいませ こんな夜分遅くにお客さんだなんて珍しい」
ゆずは明るくて上品な声のお姉さん。
とある噂を聞きつけて風鈴館にやって来たお客を迎えると
記帳の手続きを済ませてから部屋へと案内します。

風鈴館は普通のリラクゼーションスポットとは違い
「少女たちが特別な癒しを提供してくれる」という噂が立っています。
それを反映して本作品は一般的な癒しのみならず
恋人同士に近いスタイルのエッチも行って彼の性的欲求や女性への依存心を満たします。

「虫の鳴く音 やさしい風の音 よーく耳を澄ませば小さいカエルさんの鳴き声なんかも…多くの音色が自然と聞こえてきます」
どちらかというとエッチの方が充実してますが
開幕からバックで流れる涼やかな虫の鳴き声、彼女の落ち着いた態度
サービスの最中に鳴るリアルな効果音のおかげで癒しの気分も十分に得られます。
ハイレゾ対応の機器で聴いたら音のリアルさにびっくりするでしょうね。
都会とは違う静かな夜を過ごす雰囲気が良い形で表現されています。

今回ゆずが行うサービスのテーマは「肌の触れ合い」。
暗い廊下を手を繋いで部屋に移動する冒頭シーンから始まり
彼女は至るところで彼とできるだけ肌を合わせながらお世話をします。

胸を押し付けるなどの露骨なスキンシップではなく
膝枕をするとか、体を拭く際に全身に手を触れるといった自然なものが多いです。
彼女の落ち着いた佇まいにもなんとなく体を預けたくなる安らぎを感じます。
専門店にありがちな心の距離を極力なくして彼女は接してくれます。
リアルな音を中心とした癒しのサービス
部屋に移動してから最初に行うサービスは耳かき(約7分30秒)。
膝枕の状態で左耳→右耳の順に耳かき棒で汚れを取り
仕上げに軽く梵天と息吹きをする家庭的なものです。

耳かき棒は「すり じり」と若干尖りのある乾いた音
梵天は「ささっ すっ」と柔らかい布の擦れる音が使われており
前者は耳の壁を奥から手前になぞるようにゆっくりと、後者は素早く掻き出す感じに動きます。

はーべすとさんはたぶん耳かき音声を作られるのは初めてだと思うのですが
それを感じさせないほどに音質・動かし方共に優れています。
序盤は耳の浅いところ、しばらくすると奥のほうをお掃除する流れになっていて
音の質感や鳴り方がそれぞれで微妙に変化するところも実に良いです。

欲を言うならもう少し長くやって欲しいのと
最中に鳴る環境音を反対側だけ聞こえにくくして欲しかったです。
膝枕だと耳かきしてない側の耳は当然塞がれますから
ゆずが和服を着ているのなら虫の声が聞こえなくなるのが自然です。

「耳かきなんですが 実は耳の奥の方が皮膚が薄くなっていてるみたいですね」
最中のゆずは耳かきの豆知識を披露するシーンがあるものの
基本的にはしゃべらず黙々と耳かきに取り組みます。
効果音と環境音だけが流れ続けるひと時はとても静かで落ち着きます。
持ち味であるリアルな音を上手に使った妥当な演出と言えます。

続く体のお掃除は12分ほど。
最初はうつ伏せ、その後は仰向けになり彼女が体の隅々まで濡れた手とタオルで拭います。

「足の指の間に指を通して…ぐにぐにーっと 足の裏 かかとから足首 ふくらはぎを優しく 優しく…」
背中、腕、肩、胸、脇と全身を細かいパーツで分け
その都度肌の擦れ合う音や水で濡らす音が鳴ります。
耳かきと同じく部位ごとの時間が短いのが残念ですが
音の質感や手を動かす様子は実際のサービスにかなり近いです。

「親指と人差し指でわっかを作って 少しずつゆっくりと亀頭の皮を剥いていってます そしておちんちんの根元から先端までを…ふふ すごく硬い」
ちなみにパート後半に入るとお尻やおちんちんを洗うシーンも登場します。
女性に素手で大事な部分をいじられるエッチなサービスですが
この時点では綺麗にするだけに留まっています。
上のセリフのように描写が生々しいのでちょっぴり興奮する人もいるでしょうね。
ほぼ対等な立場で行う愛のあるエッチ
エッチシーンは3パート23分間。
プレイは手コキ、フェラ、耳舐め、キス、SEX(騎乗位)です。
手コキ、SEX、射精の際に比較的リアルな効果音が鳴ります。

「ふふふ あなたのおちんちんも期待しているようですし 私が慰めてさしあげます」
手でいじられてすっかり勃起したお客のおちんちんを見たゆずは
彼の興奮を鎮めようと自らそれを握り上下にゆっくりしごき始めます。

エッチは彼女にリードされる形で行います。
最初の「私が慰めてさしあげます」パートは手コキとフェラをするシーン。
2分ほど「こしゅこしゅ」という滑らかな摩擦音を鳴らした後
初めはゆっくり、後になるほどハードかつ下品におちんちんを舐め回します。

「ビクビクって私の口の中でも動いちゃってて その…あなたを 気持ちよく出来ているのが分かって すごく嬉しい」
エッチに入ってもゆずの態度はとってもあまあま。
初めて会ったばかりの彼のおちんちんを心を込めて愛します。
そして吐き出された精液を口でしっかり受け止め、飲み干します。

本作品のエッチは彼女が彼の体を舐めるシーンが多く
おちんちん、耳、唇、首筋など色んなところを責めつつちゅぱ音を鳴らします。
特に中盤以降は2人がキスをする頻度が増え、まるで恋人同士のような雰囲気が漂っています。
良い意味で専門店らしさを感じないエッチです。

最も盛り上がるのは次の「ふふふ、まだ足りない感じですか?」パート。
1回射精してもまだまだ元気な彼のおちんちんを見て
彼女が耳舐めやキスをした後、彼に跨る形でひとつになります。

「あぁぁっ! わらし(私)の中で… ひもちよく(気持ちよく)なって… あんっ せーし ぜんぶ…らしてぇぇ(出してぇぇ)!」
彼女は感じやすい体質らしく、挿入直後から熱っぽい息遣いで艶やかな喘ぎ声を漏らします。
さらに面白いのが気持ちが高まるとややアヘった声を上げるようになります。
「おほぉ」とかの大げさなものじゃありませんから引く人はさすがにいないでしょう。
むしろ普段が上品だからこそ、こういう風に乱れてくれるギャップにそそります。

このように、店員よりも恋人に近いラブラブなエッチが繰り広げられています。
上品なエロスを感じる作品
リアルな効果音や環境音を中心に据え、諸々のサービスを丁寧に行っている安定感のある作品です。

上品で献身的な女性が終始寄り添いながら
耳だけでなくおちんちんまで一生懸命お世話します。
全編を通じて流れ続ける虫の声、耳かきや体を洗う音など
音声作品の要とも言える「音」にこだわりながらサービスを行っています。

現在の癒し系作品は音声作品の中でも極めてレベルが高く
一部のサークルさんがあまりに抜きん出ていて参入しにくいジャンルです。
はーべすとさんは主にボイスドラマを作られてるサークルさんですから
聴く前は「さすがに厳しいかなぁ」と不安交じりでした。

ですが蓋を開けると一線級のサークルさんに準ずるレベルの耳かきをされています。
日頃耳かき音声を聴いてる人でも満足できるのではないかなと。
器具の動かし方や力加減、位置による音質の違いなど細かいところまで考えられた耳かきです。
正直びっくりしました。

しかし時間に対してサービスの種類が多く
その結果どれも物足りなく感じるといった弱点もあります。
耳かきはかなり良いのにたった7分で済ませてますし
SEX以外のエッチもプレイと呼ぶには密度が薄くなっています。

例えば4番目のフェラパートはフェラ開始から射精までの時間が4分しかないのに
最中のセリフが多く、純粋に舐めてる時間が本当に短いです。
これについてはサークルさんが普段30分くらいの作品を作られてるため
時間配分の面で戸惑われた結果なのかなと思ってます。
風鈴館がシリーズ化する可能性もありますし、今後改善されることを期待したいです。

エッチは初回から本番、しかも中出しまで決めている濃厚な内容です。
ファン向けに過去作で時々使われていたアヘ声を若干取り入れたり
「音」が魅力の作品であるのを考えてちゅぱ音を多めに鳴らしているのも良いです。

射精シーンは全部で3回。
くちゅ音とちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

静かで上品な大人の癒し&エロが楽しめる作品です。
リアルな音が好きな人におすすめします。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 1:07:45

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
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追記
作品自体の点数は8点。
1時間で1200円とやや割高なので-1してあります。

本作品は2016年3月5日頃まで900円で販売されています。
その場合の点数は8点です。

製品版トラック01の6分40秒頃から終了までの音声(約11分間)は
トラック02の内容とまったく一緒です。
サークルさんの編集ミスと思われます。

2016年3月2日追記
修正を確認しました。
現在は正常に視聴できます。

休日屋 ━真家━

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、人里離れた場所にある癒し系専門店で
素朴な店員さんとのんびりまったり休日を過ごします。

一緒にご飯を食べる、散歩するといった家庭らしさを重視したサービス
シリーズ3作目に相応しい登場人物の心情もわかりやすく描いたセリフなど
従来の専門店系作品とは違った切り口で癒しを与えてくれます。
休日屋で過ごす最後の一日
休日屋の店員「安土日向(あづちひなた)」と一日を過ごすお話。

「お久しぶりです 安土日向です 首をながーくしてお待ちしてました」
日向は明るくて可愛い声の女の子。
再び休日屋にやって来たお客を最寄りの駅まで迎えに行くと
世間話をしながらお店まで徒歩で一緒に向かいます。

本作品は昨年4月に発売された「休日屋」、同8月の「休日屋 ━丹の家━」に引き続き
彼女がほぼ一日中つきっきりで多種多様なサービスを提供します。

耳かきやマッサージといった専門店ではお馴染みのサービスに加えて
お店の中を探検する、風呂上りにアイスを食べるといったあまり見かけないシーンも登場したりと
店名通り彼女と休日を過ごす様子をありのままに描いているのが特徴です。
家庭らしさを感じる要素がとても多いので聴いてると自然にほっこりします。

とみみ庵さんと言えば効果音のクオリティが極めて高いことで有名なサークルさんです。
本作品もその例に漏れず、日向やお客のありとあらゆる動作に専用の効果音を用意し
それらを組み合わせることで休日屋の雰囲気をリアルに表現しています。
同じ足音でも外と中では当然違いますし、登場人物の心情を音だけで演出する面白いシーンもあります。

「手…繋いで えへへ ぎゅっ」
お相手を務める日向のキャラも大きなポイント。
3回目ということで最初からお客ともすっかり打ち解けており
店員よりも友達や恋人に近いスタンスで終始親しげに接します。
最中に2人が何度も手を繋いでいることからも仲の良さが伝わってきます。

「都会の喧騒を忘れて「私の最後のお休み」を一緒に過ごしていただけませんか?」
しかし彼女はサービスの最中しきりに今回が最後のおもてなしであることを告げます。
彼を嫌いになったようにはとても見えないだけに
彼女がどういった事情でこの決断をしたのか、そして最終的に2人はどうなるのか
物語が進むにつれて事の真相が少しずつ明らかになります。

終盤にはほろりと泣けるシーンもありますし
癒しだけでなく心の汗を洗い流すのにも役立ってくれます。
キャラ、ストーリー、サービスと様々な部分が優れている総合力の高い作品です。
効果音を中心に据えたリアルなサービス
ここからは各サービスについて説明していきます。
総時間が2時間30分と長くサービスの種類も豊富なため
個人的に気になったパートをいくつかピックアップする形で紹介します。

お店に着いて軽い挨拶を済ませた後、最初に登場するのはマッサージ。
肩や背中を手で揉みほぐす至って普通のサービスなのですが
最初はお客が日向に、その後でお返しに彼女が彼にしてあげます。
専門店でお客が店員にサービスをするというのは初めて聴きました。

「覚えててくださったんですね 私にマッサージしてくれるって」
そしてこれは1作目で彼が言った約束を果たす結果に繋がります。
彼女も多少戸惑いつつ受け入れ、最中は気持ちよさそうな表情を見せます。
音声作品ではお馴染みのサービスを別の形で行い2人の親密な様子を描いています。
お金をいただかないお店だからこそできる面白いシーンです。

マッサージに必要不可欠な効果音もハイレベル。
「すりゅっ すすー」と滑らかな摩擦音が鳴り
擦ったり、揉んだり、叩いたりと動きが小まめに変化します。
しかも日向にする時はやや遠くで、お客にする時はかなりの至近距離で音が鳴ります。
マッサージをする感覚とされる感覚の両方を味わわせてくれるのが実に見事です。

ストーリーが大きく進展するのが6番目の「いつもの道をお散歩」パート。
昼食で膨れたお腹をへこませようと近くを散歩する最中
彼女が自分のことや今回を最後に決めたいきさつを思いつめた様子で語ります。
詳しい内容は伏せますが、物語の中盤でこれを語ることにより
その後のサービスの雰囲気や2人の心情がやや変化しているのがわかります。

このパートのもうひとつの魅力は環境音。
2人が歩くにつれて小川の流れる音が徐々に大きくなり、その後遠ざかっていきます。
移動する様子を音だけでここまでリアルに表現している作品はまだまだ少なく
サークルさんの音へのこだわりが強く表れています。
盛り上がるシーンだからこそ、バックの演出にもこだわっているのがわかります。

特徴的な音が楽しめるのはその次の「すっかり冷えちゃいましたね」パート。
冷えた体を温めようとお風呂に入り、日向が背中を流したりシャンプーをかけてくれます。
全年齢向け作品なのでエッチな描写はありません。

「気づきました? そうなんですよ シャワーがついたんですよ」
今までは桶でお湯を掬って流していたのが今回からシャワーへと変化し
わしゃわしゃという小気味良いボディソープやシャンプーの音と一緒に耳を楽しませてくれます。
音の位置や動かし方も実際のサービスさながらでとてもリアルです。

そして最後を飾るのはサークルさんが最も得意とされている耳かき(約25分間)。
膝枕の状態でまずは両耳を温かいタオルで拭き
右耳→左耳の順に綿棒で汚れを取り、仕上げに梵天と軽い息吹きをする家庭的なものです。

綿棒は「しゅりっ ずずっ」と若干ざらつきのある柔らかな音
梵天は「すりゅっ じりじり」と面積が広くふわふわした音が使われており
前者は耳の壁をなぞるようにゆっくり優しく
後者は軸を回転させたり優しく掻き出す動きをします。

耳かき棒に比べて幅広い音なので刺激が耳全体に届きやすく
最初は手前、次に奥と掃除する位置の変化に応じて音の質も微妙に変わります。
どちらも力加減が弱めに設定されており長時間聴いても耳が痛くなりません。
梵天も柔らかさが音によく出ていてこそばゆく感じます。
いつも通り安心して聴けるハイレベルな耳かきです。

「ずっと こうしていれたら いいのにな…」
最中の日向は微かな吐息を漏らしながら真剣にやるシーンが多くあまりしゃべりません。
ですが最後の一日が間もなく終わることを名残惜しく思うセリフを時々呟きます。
このほんのり感じられるもの悲しさがシーン全体に静かな雰囲気を与えています。

このように、様々な音と2人の心情を織り交ぜたサービスが繰り広げられています。
何気ない日常を切り取った作品
温かい女性が温かいサービスを提供してくれる癒しに満ちた作品です。

日向は大好きな人と過ごす最後の日に悔いを残さないように
最初から自分ができる限りの技術と思いやりをもってお客をもてなします。
途中で立場が逆転するシーンもありますが、基本的には彼女が終始尽くしてくれます。
その飾らない姿や一生懸命な様子が自然と心を温めてくれます。

そして最中に時折見せるちょっぴり寂しそうな顔が彼女の魅力を引き出しています。
普段が明るいキャラだからこそ余計に儚く感じるでしょうね。
彼女の複雑な心境がセリフや動作から伝わってきます。

…といった感じのお話なのですが、最終的にはハッピーエンドを迎えます。
ですから聴き終えた段階で気落ちする人はまずいないはずです。
ただこの終わり方だと休日屋シリーズは今作がひとつの区切りになるのだと思います。
今後引き続き彼女が活躍するのか、はたまた姉の日登魅の出番が増えるのかが気になるところです。

サービスは専門店の要素を押さえつつ家庭的なものも取り入れています。
レビューでは紹介できなかった昼食を作るシーンなどは
その一部始終を音だけで表現する凝った作りをしています。
耳かきも休日屋の特性を踏まえてわざと家庭っぽさを出しながら行っています。

ストーリーは終盤が割と泣けるシーンですね。
今まで我慢してきた日向の想いが一気に爆発します。
その後の展開も面白いですし最後まで楽しく聴けるでしょう。

田舎の家庭にいる雰囲気を大事にした質の高い癒し系作品です。
このクオリティとボリュームで200円とコスパも驚異的。
以上を踏まえてシリーズ3作すべてを満点とさせていただきました。

おまけは後日のお話です。

CV:安土日向…浅見ゆいさん 安土日登魅…藤堂れんげさん(終盤とおまけにのみ登場)
総時間 本編…2:24:18 おまけ…6:00

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

深海生物コキ

サークル「ベレス解部」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、特殊な海底探査艇に乗った一組の男女が
海底散歩をしながらそこに住む生物を捕まえて様々なエッチをします。

タイトルにもなっている深海生物によるエッチが最大の特徴で
ある生物はおちんちんにまとわりつく、またある生物はアナルに挿入して前立腺を刺激するといったように
その形状や動きに適した変態プレイをリアルな効果音を交えてたっぷりと行います。
深海生物を使ってオナニーしよう
5種類の深海生物によるエッチを楽しむお話。

「67 68 69… 水深70メートルを通過 かなりブルーが濃くなってきたね」
お姉さんは可愛くて落ち着いた声の女性。
世界に数台しかない深海探査艇で主人公と2人で海に潜り
そこに住む生物を回収してエッチに使用します。

本作品は全部で6つのパートに分かれており
海上から水深1200メートルに潜るまでに発見した深海生物をそのつど捕獲し
生態調査を名目に彼が自分のおちんちんやアナルでのオナニーをします。

今回登場する生物はホシムシ、イソギンチャク、キヌタレガイ、オトヒメハマグリ、ユメナマコの5種類。
名前だけではピンと来ない人でもイメージできるように、彼女がプレイに際してどんな形状をしているのか
彼の体をどのように刺激しているのかをわかりやすく実況します。

本作品の魅力としてまず挙げられるのが効果音。
どのプレイでも個別の効果音を鳴らしてその様子をリアルに表現しています。
しかも責め具合によってその質やペースが大きく変化します。
海の生物ということで全体的に水分が高く生々しいです。

他にも音声開始直後からバックで水の揺らぐ音や泡の弾ける音が流れ続け
この場が海底であることを感覚的に伝えてくれます。
環境音をずっと聴き続けることになりますからそれなりの癒しも感じるでしょうね。

「…ホントにカウパー舐めてる こんなのもう完全にフェラチオじゃん やったね」
もうひとつの大きな特徴は彼のプレイをサポートするお姉さんの存在。
深海生物でオナニーに勤しむド変態な主人公の痴態をやや呆れた様子で眺めながら
軽く突き放す言葉責めを投げかけたり簡単な指示を出してより充実した射精へと導きます。

彼が未だに童貞なこと、彼女が作中で「恋人のような」というセリフを言ってることから
2人は恋人ではなく仕事の同僚なのでしょう。
その言葉や態度には明らかな心の距離が感じられます。

しかしだからといって彼を完全に嫌っているわけでもありません。
冒頭のシーンで彼が用意したセーラー服・スクール水着・ニーソックスを渋々ながらも着用し
プレイの最中は深海生物コキをさせながらキスや簡単な愛撫をさせてあげます。

つまり深海生物と彼女の両方を相手にエッチするわけです。
深海生物が主役のパートもあれば彼女が主役になるパートもあります。
この要素が無機質な生物を相手にオナニーする時に感じられる虚無感を適度に和らげています。
個性的なエッチだけでなくキャラが立っていてストーリー性もある作品です。
個性的な生物を使った変態的なエッチ
エッチシーンは6パート96分間。
プレイは深海生物コキ、キス、耳舐め、太もも愛撫、授乳手コキです。
深海生物コキ、手コキ、カウパーの分泌、射精の際にリアルな効果音が鳴ります。

「ホシムシは伸びたり縮んだりすることで オチンポに何度も何度もキスしてるんだよ 愛されてるね よかったね」
水深70メートルに到達し付近を泳いでいたホシムシを回収すると
主人公はそれを早速おちんちんにまとわりつかせ快感を楽しみます。

エッチはテーマに従い彼がそれぞれの生物を使ってオナニーし
その様子を見た彼女が言葉責めや別のプレイを提供してさらなる興奮を煽ります。

最初の「ホシムシ」パートはゴム紐のような体を持つホシムシでおちんちんを覆い
そのぬめりや動きで刺激を与える本作品らしいプレイ。
プレイが始まると早速「ぴちゃ ぴちゃ」とのたうつ音が鳴り始め
しばらくすると「じり ずりゅっ」とおちんちんを締め付ける感じの筋っぽい音へと変化します。
文字だけだとわかりにくいでしょうが実際に聴いてみるとかなりリアルです。

「トロットロのオチンポミルクが尿道を走る快感 味わいたいよね? じゃあお射精は我慢して 気持ちいいオチンポ遊びを続けようね」
プレイにおける彼女の存在も忘れてはいけません。
深海生物で感じてる彼にドン引きしつつも
彼がすぐさま射精してしまわないように言葉を使って適度にコントロールします。

「ふふ… 触り方 童貞っぽいよ」
彼女は根っからのSではないので「変態」などのストレートな言葉責めはしません。
その代わりすぐ射精しそうになる彼の早漏っぷりを貶したり
童貞であることを軽くあざ笑って弄ぶシーンが度々登場します。

簡単に言えば優しくいじめてくれる感じです。
大人の男性というより子供に言い聞かせる時に近い口調で語りかけてきます。
声や口調が意外にマイルドですからドMよりはMくらいの人に適しています。
機械姦にありがちな無慈悲に精液を搾り取るシーンもほとんどありません。
1回1回じっくり性感を高めて射精させる濃厚な責めが行われています。

「はぁ… 思いっきり腰を突き出して ちゅっ 噴水みたいなお射精 んっ…するんだぞ?」
本作品を甘いと感じる最も大きな要因はキスシーンがとてつもなく多いこと。
彼女はプレイの合間合間に自分からキスを求めたり、逆に彼の求めに応えます。
特に印象的だったのが彼の射精が近づくとキスをしてあげるんです。
キス(飴)と言葉責め(鞭)を上手に使い分けて彼女は深海生物コキに適度な刺激と温もりを与えています。

続く「イソギンチャク」パートは打って変わってアナルを集中的に責めるプレイ。
前半は触手部分を、後半は本体をアナルに丸ごと差し込み
彼女がそれを前後させて入り口や奥にある前立腺を執拗に責め上げます。
生物の形状や質感に合わせてプレイスタイルもガラリと変わるのが良いですね。

「ふとももならいくらシコシコしてもお射精できないから 好きなだけシコシコオナニーの快感を味わって?」
このパートの面白いところはおちんちんへの刺激をとことん避けること。
イソギンチャクはアナルを担当し、彼女は同時に耳を舐めたり自分の太ももを触らせてあげます。
ある程度彼の願望を叶えて我慢しやすくさせてるわけです。
一見すると意地悪ですが彼女は彼ができるだけ気持ちよくなれるようにサポートしています。
イソギンチャクのうねうねした効果音もプレイに臨場感を与えています。

彼女の優しさが最もよく出ているのは4番目の「オトヒメハマグリ」パート。
2枚の貝を使っておちんちんを挟み、しごくこれまた珍しいプレイが登場します。

「おちんちんの状態に合わせて甘くちゅっちゅしてあげるから ちゃんとおちんちん おっきするんだぞ?」
「大丈夫 私が教えてあげるから… 何度も何度も唇を咥え合って 舐め合いっこ しようね…?」

ここまで既に3回射精している彼を気遣い序盤はゆっくり動かして勃起を促し
オトヒメハマグリが卵を吐き出した後はそれをおちんちんになすりつけ
射精が近づくと女を知らない彼のために自らリードする形でキスのやり方を教えます。

今までの焦らす、意地悪する責めから彼に合わせるプレイに変化しているわけです。
本作品ではプレイを通じて彼女の心の変化も多少ですが描かれています。
おそらく後になるほど彼女に対して親近感を抱くでしょう。
物語が進むにつれて深海生物とのエッチから彼女とのエッチへとプレイの性質が切り替わります。

そして最後に登場する「海底の赤ちゃんプレイ」パートは深海生物を使わない唯一のシーン。
海底1200メートルに到達し、そこでアクシデントに見舞われ機能を停止した潜水艇の中で
彼女が実の母親のような徹底的に甘やかすプレイで彼の心と体を満たします。

「そっかそっか 恥ずかちくて今まで言えなかったんだぁ よちよち 恥ずかちいの我慢ちてよくネェネに言えまちたね~」
「はい 生でおっぱいチュウチュウの時間でちゅよ~ 上手にチュウチュウできるかな~?」

外は暗い海、しかも頼みの綱の潜水艇は直るかどうかもわからない。
絶望的な状況だからか彼女は今までとまるで違う顔を見せます。
甘えたいと言えば赤ちゃん言葉で甘やかし、おっぱいを吸いたいと言えば二つ返事でしてあげるその姿は
彼に対して一定以上の愛情を持ってなければできることではありません。

最中にお互いの気持ちを確かめるシーンもあったりと
深海を舞台としたあまあまラブラブなプレイが繰り広げられています。

このように、深海生物とお姉さんの持ち味を活かしたプレイが楽しめます。
エロいし心も満たしてくれる作品
深海生物とのエッチを通じて登場人物同士の恋愛模様も描いている作品です。

イソギンチャクやナマコといった定番の生物から謎生物まで
5種類の個性的な深海生物が主人公の股間を思い思いに責め立てます。

オナホやローターといった器具を使った音声作品は数あれど
こういう生の生物を使ったエッチは本当にレアです。
プレイの様子も効果音を駆使してしっかり表現されてますし
独特の水っぽい音や人とは違う激しい動きに興奮する人がきっといるでしょう。

しかしそれ以上に面白いのがお姉さんもプレイに参加していることです。
私はタイトルや作品説明文からてっきり深海生物とのエッチがメインで
彼女はナビゲーターといいますか、脇役程度の存在だと聴く前に予想してました。
ですが実際は興奮を盛り上げたり安らぎを与える重要な役割を担っています。

「…ふふ キミはいくらやっても上手くなんないね まぁ 別に下手でもいいけど」
今回の探索は仕事ではないそうですから彼女に参加する義務はありません。
しかし探査艇に乗り込み、常軌を逸したプレイを楽しむ彼をなんだかんだで見守る様子は
出来の悪い弟を世話する姉のような優しさがあります。
何かにつけてキスをしたがるのもそれを強く印象付けています。

最初は言葉責めが多いので単なるM向け作品だろうと思うはずです。
それが中盤以降に差しかかると徐々に雰囲気が変わり始めます。
深海生物コキだけでも十分個性的なのに他の部分もとても重厚です。
だからこそ最中はそれこそ時間を忘れるほどに楽しめます。
ブラックに感じる要素もほとんどありません。

エッチは効果音の扱いが抜群に優れています。
他の作品で使われている手コキ、オナホコキ、SEXなどの効果音とは明らかに違います。
プレイのバリエーションにも富んでますし、射精回数も絞られていて実用性が高いです。
射精回数は全部で7回。
くちゅ音超大量、ちゅぱ音多め、淫語それなり、喘ぎ声ごく僅かです。

プレイ、キャラ、ストーリーのすべてが高い水準を持ってる総合力の高い作品です。
これだけ濃いプレイを2時間近く楽しめて1100円ならコスパも申し分ありません。
以上を踏まえて本作品を18禁同人音声では丁度40本目にあたる満点とさせていただきました。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 1:57:28

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

さいみん13000~深海に潜むもの~

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、特殊な潜水艇による海底散歩をテーマに
深い深い海の底に潜りながら催眠状態に入った後
そこに潜伏していた異星人に捕まり快楽漬けにされる感覚を楽しみます。

サークルさんの持ち味として既に定着しているリアルなBGMと環境音
海底に潜っていく様子やそこに住む生物たちを利用した暗示を駆使し
聴いているだけで自然と主人公自身になりきれる雰囲気を作り上げています。
潜水艇に乗って未知の世界へ
新型海底探査船「さいみん13000」に乗り深い海の底に行くお話。

「新型海底探査船 さいみん13000へようこそ」
ナビゲーターはややトーンの低い落ち着いた声の女性。
一人乗りの潜水艇「さいみん13000」に搭乗した主人公に挨拶すると
これから行う深海への旅に関するいくつかの説明をします。

この船は深い海の底でリラックスするネイチャーアトラクションに使われており
タイトルにもなっている水深13000mまで潜ることができます。
現実世界にあるマリアナ海溝よりもさらに深い場所へと潜る感覚を
催眠の技術を使って聴き手にも味わってもらう、というのが本作品のコンセプトです。

F・A・Sさんの催眠音声といえば前々作「4ジゲントリップ催眠」に代表される
音や音楽を使った催眠とエッチが大きな魅力です。
今作でも海に潜るシーンでは水の弾ける音と幻想的なBGMが流れ
エッチに入ると「ブォンブォン」という軽い振動音を鳴らすなど
今まで培ってきた持ち味を活かして物語を進めています。

4ジゲントリップ催眠に比べると音の要素は多少弱まっていますが
ほぼ全編に渡ってリアルな音に包まれ続けるおかげで
聴いてる最中はリアルを離れ、別の世界にいるような気分が味わいやすいです。

催眠は2パート35分間。
最初のパートは本編開始前の準備として
立ったまま足を肩幅に開き、両腕をブラブラと前後に動かします。
サークルさんによるとこれはスワイショウという気孔の準備運動だそうです。

先ほど説明した水の音がバックで流れる中、およそ10分間運動をしていると
筋肉が適度にほぐれて催眠に入りやすくなります。
セリフも一切ないですし、無心になって腕を好きに動かしてみるのがいいでしょう。

その後はさいみん13000に関する説明を軽く行い
運動の休憩がてら体をパーツごとに脱力し、リラックス気分をさらに膨らませます。

「両足のつま先から力が抜ける つま先から力が抜ける 抜けていく」
内容は「力が抜ける」を小まめにいうオーソドックスな分割弛緩なのですが
事前に運動をしているおかげで脱力感が実感しやすいです。
本作品の大きな特徴のひとつがこの暗示の入念さ。
ひとつの感覚を手を変え品を変えながら上手に暗示の形で入れ、少しずつ確実に伝えてくれます。

「重い とても重い 重くなる」みたいにキーワードを重ねるのではなく
海底の様子やそこに住む生物が持つイメージから感覚を操作するシーンが多いです。
催眠っぽさが適度にぼかしてあるため暗示を受け入れやすく
聴いているといつの間にか意識がぼんやりしているとか、体が妙に重くなる感覚が味わえます。
海に潜る物語に催眠の技術や暗示を上手に紛れ込ませています。

諸々の準備が整ったところでいよいよ海底へと潜り始めます。
水深をカウント形式で刻みながら、ちょくちょく止まって外の様子を彼女が教えてくれます。
ここからは水の音に加えてBGMやソナー音も流れ始めます。

「ふさふさしたそれは 水の流れに揺られ ゆらゆらと 左右に揺れている 気持ちよさそうに漂っている姿は まるで綿毛のよう」
「沈むたびに 心がさらに深いリラックス状態に落ちていく 柔らかい海の底へ どんどん沈んでいく」

クリスマスツリーのような不思議な物体、虹色の鱗を持った魚、光り輝くクラゲなど
普通の海とは少し違う特殊な生物がいくつも登場します。
そしてそれらのすべてにリラックスや深化を促す暗示が込められています。

20分近くをかけてゆっくり潜っていくので
催眠に入った時の不思議な感覚が後になるほど少しずつ強くなっていくのを感じるでしょう。
海に潜るイメージ自体が催眠に適しているのもあります。
まるで海底に漂っているかのようなとても心地よい感覚です。

十分にリラックスしてから海底に潜るイメージで深化させる比較的シンプルな催眠です。
海の深い底に行く気分を味わってもらうことを目的に
軽い運動や脱力で心身の力を自然に解きほぐし
それからわかりやすいイメージに暗示を織り交ぜて催眠の感覚を徐々に強めていきます。

常にバックで流れる水の音やBGMだけでもかなりの癒しを感じます。
海に潜り、珍しい生物たちと触れ合うイメージもいいリフレッシュになります。
途中でそのまま寝てしまう人もそれなりにいるのではないでしょうか。
自然が人間にもたらすプラスの効果を催眠を使って上手に伝えています。

まとめると、癒されるし催眠にもばっちり入れる質の高い催眠です。
左右から声に犯される快感
エッチシーンは29分ほど。
プレイは言葉による絶頂、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフ、ドライ両方の絶頂形式が登場します。

「私たちの言葉は ちゃんと伝わりますか?」
海底11000mを越えたあたりで謎の光に包まれた主人公は
地球侵略を計画している異星人たちの施設へと移され
そこで彼女たちにエッチな実験を受けます。

エッチは最初にチューブを使って脳やアナルに特殊な媚薬を流し込み
その後ドライで1回、セルフで1回絶頂します。
彼女たちは侵略者といっても野蛮な性格は持っておらず
快楽を使って人間たちをコントロールすることを目論んでいます。
おかげで最中はグロいと感じる表現は特になく純粋にエッチを楽しめます。

左「ジンジンとした気持ちよさが おちんちんに広がってくる」
右「気持ちいい感覚に身を任せていると 快感もじわじわ大きくなってくる」

ちなみに侵略者は2人いて左右から交互に、あるいは同時に語りかけてきます。
催眠音声ではお馴染みの双子形式にとても近いスタイルです。
声の違いはほとんどありません。

最初のドライは声と言葉でイかせる催眠音声らしいプレイ。
媚薬を注入した後感度が高まる暗示を入れたり
とある単語をキーワードに設定し、それを適度に投げかけて性的興奮を誘います。

淫語と呼べるものが「おちんちん」くらいしか登場しないため純粋なエロさは控えめです。
それにも関わらず彼女たちの声を聴いていると自然と股間が熱くなり、おちんちんがピクついてきます。
聴き手がそう感じられるように時間をかけて暗示を入念に入れてくれるからです。
術者が2人いるから声の途切れる時間も短く、まさに声に犯される感覚が味わえます。

左「我慢させられて 行き場をなくした快感が おちんちんの中で渦を巻く」
さらに面白いのが絶頂する直前のシーン。
片方がカウント、もう片方が気持ちを高める暗示を入れながら
わざと数回直前で止めてイキたい欲求を執拗に煽ります。


簡単に言えばドライでの寸止めです。
なかなか難しいプレイなのですが、事前の感度上昇が入念だったり
2人の役割を小まめに切り替えたりしているおかげで脳や股間のムズムズが一気に強くなります。
直後のフィニッシュも追い込み暗示やキーワードを力強く叩きつけるイキやすいリードをしています。
かなりやりやすいドライだと思います。

続くセルフは事前に腕の脱力を解除し
彼女たちの許可が出るまで自分の好きなペースでしごくスタイル。
先ほどと同じく感度が高まる暗示を入れる一方で
痴態を見られている恥ずかしさを意識させたり、屈辱的セリフを言わせて別方向からエッチな気分を盛り上げます。
正統派のエッチに近いややMのプレイですね。

右「ほらイけっ! おちんちんが甘くとろける 溶けていく 気持ちよーく溶ける!」
左「全身の毛穴から快感が溢れ出す 体全体で射精しているような気持ち」

プレイ時間が約10分とドライに比べてやや短くなっているものの
これまで何度も何度も繰り返し感度を上げてきたおかげで時間内の射精は十分に可能です。
女性に見られたい、見せつけたい願望を持っている人ほど興奮できるでしょう。
ドライと違いカウントを使わずセリフをトリガーにしている点だけご注意ください。

このように、暗示を使って心と体を盛り上げるエッチが繰り広げられています。
癒しとエロのバランスがいい作品
物語の世界にどっぷり浸かって気持ちよくなれる作品です。

海に潜る様子に数多くの暗示を織り交ぜて徐々にトランスを深める催眠
その状態を維持しつつ侵略者たちに言葉でイかされるエッチ
いずれも作品のテーマに催眠をきっちりアレンジして行っています。

世界観がしっかりしているから主人公になりきりやすく、集中して音声を楽しめます。
バックで流れ続ける環境音やBGMも耳と心に心地よく
常にリラックスした状態で音声を聴くことができます。
催眠にとって重要な「集中」と「リラックス」を自然な形で提供しています。

「ストロボのように 断続的に七色の光を発する姿は ふわふわと浮かぶシャボン玉のように思える」
「強まったり 弱まったりするその光に 意識が さらにトロトロとかき混ぜられていく」

個人的に最も印象的だったのが導入・深化パートにおける暗示の数々です。
最中に出てくるありとあらゆる情景や生物にスポットを当て
そのすべてを催眠にとって効果的に表現しています。

海底に沈むイメージで深化させている点を見れば古典催眠がベースなのですが
細かな暗示の表現は現代催眠っぽさを感じます。
2種類の催眠を今まで以上に高いレベルで融合させている点も大きな魅力です。

エッチは暗示をかなり厚くして少しずつ確実に絶頂へと追い込んでいます。
双子にしたのもその成功率を上げたかったからでしょう。
時間の長さやプレイの内容を考えると最初のドライの方が優れていると思います。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

ストーリー性を持った万人向けの作品です。
癒されたい人、ドライオーガズムに興味のある人には特におすすめします。

CV:野上菜月さん
総時間 1:15:02

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

2022年7月21日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/88631379.html

お家でゆっくり癒されませんか?PLUS

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、和風の情緒漂うお屋敷を舞台に
明るいお姉さんが頭部を中心としたきめ細かい癒しのサービスを提供します。

サークルさんが得意とされている耳かきはもちろん
整髪、洗髪、首や肩のマッサージ、さらには爪切りなど
ありとあらゆるサービスを様々な音を使ってとてもリアルに行っています。
緑豊かな場所で癒しのひと時を
なおさんから10種類の癒しのサービスを受けるお話。

「こんにちは この度は リラクゼーション体験ソフト お家でゆっくり癒されませんか?PLUSをダウンロードくださいまして 本当にありがとうございます」
なおさんは明るくて優しい声のお姉さん。
音声に関する説明や簡単な自己紹介をすると
和風のお屋敷を舞台に様々な癒しのサービスを提供します。

本作品はサークルさんが2014年に発売された
「お家でゆっくり癒されませんか?」のパワーアップバージョン。
2時間30分という大ボリュームの中、サービスの内容を大きく3つに分け
それぞれを手を変え品を変えながら行う非情に充実した作りになっています。

とみみ庵さんと言えばありとあらゆる動作をリアルな音を駆使して表現されているサークルさんです。
今作もその例に漏れず、すべてのサービスで別々の効果音を用意し
さらには現実さながらの動きまでする本格的なものばかりです。


「聞こえます? 風鈴と 庭を流れる小川に ししおどしの音」
他にも開始1秒の段階から小川の流れる音をバックで流し
タイミングよく風鈴やししおどしの音を鳴らす「和」を意識した雰囲気が魅力です。
環境音がずっと流れるおかげで現実世界のノイズが聞こえにくくなり
その結果作品の世界に実際にいるような現実逃避感が味わえます。

これらを行ってくれるなおさんについては
要所要所で何をするかを説明したり、簡単な健康知識を語ることが多いです。
サークルさんの別シリーズ「休日屋」に見られるキャラやストーリーの要素は弱めにし
その分を音に注力している音フェチ要素の強い作風になっています。
セリフが少ないので安眠目的で聴くのにも大いに役立ってくれます。
音を中心とした質の高いサービス
ここからは各サービスの詳しい内容を紹介していきます。
時間が長くサービスも多岐に渡るため、個人的に面白かった部分をピックアップする形でお届けします。

なおさんが最初にするサービスは「髪と頭のケア」。
4パート45分ほどの時間をかけて髪を切りそろえる、髪を洗う、頭皮のマッサージ&トリートメントと
床屋さんのサービスに近いものをじっくり丁寧に行ってくれます。

「毛先を整えるだけでも いい効果があるんですよ?」
整髪パートは「シャク ショキ」と小気味良いハサミの音が軽快に鳴り響くだけでなく
それらを数回ごとに微妙に位置を切り替えて鳴らす凝った演出がされています。
前半は普通のハサミを使い、後半はすきバサミに切り替えるのもいいですね。
同じハサミでもすきバサミの方が微妙に粗く、耳に違った刺激を与えてくれます。

本作品の音へのこだわりは留まるところを知りません。
整髪を始めるにあたって主人公が椅子に座るシーンがあるのですが
そこでは今まで右手に流れていた小川の音が中央へと移動します。

他にも整髪中になおさんが移動するときは軽い足音が鳴ったり
シャンプーをかける際に椅子を倒す音がきちんと入っていたりと
サービスとは直接関係ない音まで余すことなく鳴らしています。
こういった細かな演出がその場にいる気分をより強く実感させてくれます。

序盤で最も特徴的な音が楽しめるのは4番目の「頭皮のトリートメント」パート。
「プシュー ジュー」というムースっぽいものをかける音が鳴り
その後なおさんが指を使って頭をゆっくり揉みほぐします。

トリートメントが生み出すシュワシュワ、パチパチと泡の弾ける音が実に面白く
7分弱と時間は短いながらもスッキリした清涼感を与えてくれます。
この4パートはあまり聴かないタイプの音が多いので
耳かき作品を聴き慣れている人でも新鮮な気分で楽しめると思います。

2番目に登場するのは「顔から腕にかけてのケア」。
3パート40分ほどをかけてフェイスマッサージ、首と肩のマッサージ
爪きり&ハンドマッサージと筋肉を揉みほぐすタイプのサービスを中心に行います。

「右手の手首のほうから オイルを肌に馴染ませて…」
オイルやハンドクリームを使っているため「シュッ スリッ」と滑らかな摩擦音を鳴らすシーンが多く
顔は短いストロークで素早く、肩と背中はトントンと拳や手のひらで叩く音を織り交ぜながらといったように
ケアする部位に応じてオリジナルの要素を織り交ぜながら進めています。

髪や頭部のケアに比べて全体的に音が大人しい感じなのですが
動かし方についてはかなり考えられているのがわかります。

そして最後に登場するのが「耳へのケア」。
2パート50分と十分すぎるほどの時間を設け
産毛剃り、マッサージ、泡洗浄で耳の外側を綺麗にしてから
30分以上の時間をかけて耳の中をたっぷりお掃除します。

耳かきは膝枕の体勢で右耳→左耳の順に綿棒、耳用のブラシ、ベビー用綿棒で汚れを落とし
仕上げに梵天と息吹きをするやや専門店寄りの内容です。

綿棒は「ズリズリ ススッ」と若干ざらつきのある滑らかな音
ブラシは「ゾリゾリ プスプス」とやや尖った優しい音が使われており
前者は耳の壁を優しくなぞるように軽く縁を描いたり前後に動かす
後者は前後に動かしたり掻き出したりする動きをします。
どの器具も面積が広いので耳かき棒よりも音が柔らかく感じます。

「このブラシ プチプチと不思議な音がしますよね?」
中でも2番手に登場する耳用のブラシは綿棒と耳かき棒の中間的な音が鳴り
なおさんが言うプチプチした感触が耳に適度な刺激を与えてくれます。
音の動きも使用する器具の目的に合わせてきちんと変化しますし
サークルさんの耳かきに対する情熱がしっかりと込められています。

このように、多種多様なサービスを的確な音を使って忠実に表現し癒しを与えてくれます。
2015年における癒し系作品の集大成
総時間の長さ、サービスのバリエーションの多さ、それぞれの質の高さなど
すべての要素が高いレベルでまとまっている素晴らしい作品です。

なおさんは主人公に心の底まで癒しを感じてもらえるように
彼を緑豊かな屋敷へと招待し、そこで主に上半身をとことんまで綺麗にしてあげます。
そしてパートをかなり細かく分け、その中で行うサービスに明確な違いを持たせ
さらにはそのすべてをリアルな音によって極めて忠実に表現しています。

今回は遊び心と言いますか、オーソドックスなサービスの中に
変わった音を意識的に織り交ぜているように思えます。
具体的には頭皮のトリートメント、温水と炭酸水による頭皮マッサージ、耳の泡洗浄などです。
柔らかいんだけど刺激的でもある音が聴覚と触覚の両方を楽しませてくれます。

あとはやはり動きですね。
どんなに良い音でも的確に鳴らさなければどうしても違和感が生まれます。
聴き手にそう感じさせないように相当細かいレベルで編集されています。
音が良くて動きもいい、パーフェクトだからこそより大きな癒しが得られるのだと思います。

前作との大きな違いは環境音の扱いです。
特に小川の流れる音が主人公のいる位置や体勢に応じて小まめに変化します。
この演出は昨年の夏あたりから見られ始めた新しい要素です。
今のところできるサークルさんがほとんどいませんから今後も大きな武器になるでしょう。

癒しに関するありとあらゆる要素が詰まっている総合力の高い作品です。
2時間30分もの時間に対して価格がたったの200円とコスパも驚異的。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは6本目の満点とさせていただきました。

CV:ししゃもさん
総時間 2:33:51

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

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