同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:添い寝

   ● 癒後輩-樹理
   ● ささやき庵 双葉 陸
   ● 先輩彼女のぴゅああま耳かき
   ● クールなメイドに事務的に耳かき&添い寝されて癒される催眠風安眠音声
   ● 縁側でまったり耳かきとお昼寝
   ● ご耳愛部!~夏の章~
   ● おとはな!_えす後輩-菜月さんの場合-
   ● おやすみボイス 伊千花編
   ● 波の音と彼女に癒される安眠音声
   ● 添いCock! 〜レア〜


癒後輩-樹理

サークル「ディーブルスト」さんの同人音声作品。

毎回様々なテーマの癒し系作品を製作されている同サークルさんの今回の作品は
優しい後輩が耳かきとパンツを使った珍しいエッチをしてくれます。

普段は後輩らしくちょっぴり甘えん坊な仕草を見せる彼女なのですが
先輩が甘えたがりな性格をしているおかげで2人きりの時は一気に立場が逆転し
まるで母親のように彼の全てを受け入れながら愛のあるサービスを行います。
年下に甘えるちょっと変わったシチュが別方向からの癒しを与えてくれるでしょう。



いつも頼り甲斐のある先輩が見せる別の顔
後輩であり恋人でもある樹里(じゅり)に癒されるお話。

「せーんぱい ふふ こんにちは」
樹理ははきはきと話す可愛い声の女の子。
事前に先輩の家で一緒にゲームをする約束をしていた彼女は
彼にそのことを確認するついでにお泊まりさせてもらえるようお願いします。

「その私達は つ、付き合っているわけですし ね?いいでしょ?」
樹里は後輩という立場もあって常に先輩に丁寧な言葉遣いをし
今回のお願いについても強引に進めず、モジモジしながら提案するような初々しいキャラです。
樹里役のことねさんが年上系のキャラを数多く演じられていることもあって
ファンならそのギャップに萌え死にそうになるほどの愛らしさを感じるのではないでしょうか。
思いやりのある大人しい女の子といった印象を受けました。

また本作品は環境音にも力が入れられており
学校ではガヤ音や鳥の声、先輩の家ではコオロギの鳴き声が聞こえてきます。
ボリュームを声に対して小さくしてサポート的な役割に留めてありますから
あまりうるさく感じず初秋らしい静かな雰囲気に浸ることができるでしょう。

最初のサービスである耳かきは36分30秒と長時間。
右→左の順にまずは指でマッサージして血行を良くし
その後耳かき棒のみを使って浅い部分と奥の方をお掃除
最後の仕上げに数回息を吹きかける比較的シンプルなものです。

マッサージは「スシュー ジッ」と乾いた滑らかな音
耳かき棒は「ゾッ ゾッ ズリッ」とやや尖った重みのある音が使われており
前者はペースや強さを時折変えながら主に左右にスライド
後者はかき出したり左右に小刻みに往復させてこびりついた汚れを取る動きをします。
マッサージについてはかなりリアルと言えるでしょう。

耳かき棒は耳の構造を考えてそこまであちこち動き回らずに
ごりごりっと壁を擦るシーンが多いことから耳にゾクッとする感覚が伝わりやすいです。
かなり力強い動かし方ですので「ちょっとやりすぎかな?」と思うかもしれませんが
先輩にしばらく耳掃除を怠ってかなり溜まっている、という設定がされていますので
入念なタイプの耳かきとしてまず妥当だと思います。

「角度を変えて 今度は耳穴の上の方から」
音については奥を掃除するシーンの前半と後半で音質がガラリと変わります。
特に後半は角度をつけているのがわかるように引っ掛かりを多く、強くすることで
耳により強い刺激を与えてくれます。

ただ実際の耳かき音に比べるとやや硬く思えることと
耳の奥を掃除する際の音がクリアだったのが少々残念です。
手前と奥で音を使い分けているのはわかるのですが、もう少し籠っている方がリアルかなと。

「先輩って耳が敏感ですもんね これも私だけが知ってる先輩の弱点」
また耳かき中の樹里は「かき かき」「ほじ ほじ」といった擬音語を発する程度なのですが
耳の手前から奥のお掃除へと移行する時などに手を止めてちょっとした会話をしてくれます。
おかげで耳かきでは効果音と環境音を集中的に楽しめますし
合間に入る2人の仲の良い会話によって温かい雰囲気を感じることもできます。

両者のバランスがとれており、かつメリハリのある耳かきが繰り広げられます。
効果音、やり取りのどちらが好きな方でも楽しめるところがいいですね。



ひたすらパンツ、パンツ、パンツ
エッチシーンは21分ほど。
プレイはキス、パンツの匂い嗅ぎ、乳首責め、パンツコキ、耳舐めです。
パンツコキの際にリアルな効果音が鳴ります。

「じゃーん これ 何だかわかりますか?」
耳かきの後、頭を撫でたり甘い言葉をかけて労ってくれる先輩に目を瞑らせた樹里は
すかさずパンツを脱いでクロッチの部分を鼻先に当て、女性特有の匂いを嗅がせます。

エッチは冒頭のキスシーン以外は必ずパンツを使用するパンツ尽くしのプレイです。
パンツコキを取り入れている作品自体はありますが
メインに据えているものはちょっと他に聞いたことがありません。
フェチズムに溢れた、好きな人には堪らないプレイを楽しむことができます。

今回樹里が敢えて使い込んだパンツを使用しているのもポイント。
脱ぎたてなこともあっておしっこの匂いにクローズアップしたセリフが割と多く
パンツフェチのみならず匂いフェチにも対応したプレイが繰り広げられます。

「こんな変態さんでみっともない姿の先輩を見れるのは私だけ 先輩 大好き」
ちなみに樹里がいきなりパンツの匂いを嗅がせてくるのは
先輩にそういう趣味があるからであって、彼女が変態だからではありません。
好きな人のちょっと変わった趣味を受け入れ、応援してくれる献身的な女性に描かれています。

最も注目するプレイはもちろんパンツコキ。
クロッチの部分を亀頭にあてがい、12分もの間ペースを適度に変えながらしごき続けます。
「ぱつん ぱつん」というリズミカルな水音交じりの効果音を中心に
耳を舐めてくちゅ音を絡めたり、言葉責めで興奮を煽ったりと
複合的な責めによって少しずつ確実に射精へと追い込んでくれます。

「黄ばんだクロッチに 先輩の我慢汁が染み込んじゃってます うふふっ これで先輩の体液が 私のおしっこと混ざっちゃいました」
「使い込んで黄ばんだ樹理のおまんこ布に 先輩の精液出して 先輩の匂いが染み込んじゃうくらい いっぱいぴゅっ ぴゅって射精して」

言葉責めについては貶したり見下したりするようなM向けのものではなく
状況を下品な言葉を織り交ぜながら描いていくストレートなものです。
先ほどまで彼女のおまんこが接していた部分を自分の精液で汚す。
疑似SEX的な側面を匂わせてゾクゾクさせてくるフェチを意識した表現が見事です。

このように、とことんまでパンツにこだわった珍しいプレイが行われます。



パンツ好きに捧げる作品
どこを切ってもパンツなエッチシーンが強烈な個性を放っている作品です。

音声作品では比較的難しいプレイに果敢に挑戦し
私が聴いた限りではかなりのクオリティを維持した状態で表現されています。
布っぽい音と控えめな水音のバランスが良くエロさもありますし
それ以外の要素も掛け合わせて十分に抜けるプレイに仕上がっています。
これが一番の驚きでした。

それ以外の部分についてはあまり変態っぽさを出さずに
耳かき、添い寝、爪切りとサークルさんが得意とされている癒しの要素で固めています。
時間配分的にはこちらの方が圧倒的に長いので、これ目当てで聴くのもいいでしょう。
それぞれに過去作での経験を活かした安定感のあるサービスが楽しめます。

個人的には今回敢えて得意な綿棒を捨てて
耳かき棒一本で勝負してきたところが興味深いです。
聴いていてところどころ気になる部分もあるのですが
それでも一般的な耳かき音声と十分に渡り合えるくらいの品質を持っています。
以前の作品でもあった角度をつけての耳かきが耳に面白い刺激を与えてくれました。

「二人で同時に寝て 同じ夢 見たいな」
樹里は最近ではあまり見かけない非常にピュアな性格をしています。
変わった性癖を持っている先輩を決して軽蔑することなく
むしろ後押しするように自ら進んで様々なサービスをしてくれます。

良くも悪くも強烈な個性を持ったキャラを担当されることの多いことねさんが
こういうキャラを演じられているのが逆に新鮮に感じられました。
淫語と喘ぎ声そこそこ、ちゅぱ音ごく僅かです。

ちょっぴり変わった要素を持った耳かき音声です。
価格が700円と時間に対してかなり割安ですから
耳かき、エッチどちら目当てで聴くにしても十分元は取れると言えます。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:32:20


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
エッチがやや人を選ぶと判断してその分低めにさせていただきました。
品質の良し悪しではなく好みの問題ですので
適性のある方が聴く分にはきっと点数以上に満足できます。

ささやき庵 双葉 陸

サークル「VOICE LOVER」さんの同人音声作品。

音声作品として非常に有名なささやき庵シリーズの中で
一番最初に、そして現時点で7作品と最も多く登場しているのが双葉です。
(添い寝屋本舗や外伝も合わせると全部10作品)
彼女からこのシリーズを聴き始めた人もそれなりにいるのではないでしょうか。

本作品はその6番目にあたり、満月の夜を舞台に濃厚なエッチを繰り広げます。
過去に5回もサービスを行っているだけあって主人公との仲はとても良く
まるで彼女が恋人にでもなったかのような甘く幸せなひと時を送ることができます。



特別な日に特別な場所で
ささやき庵の小町「双葉」にエッチなサービスをしてもらうお話。

「いらっしゃいませ ささやき庵へようこそ ご指名ありがとうございます」
双葉は明るく清らかな声の女の子。
およそ半年ぶりにお店を訪れた主人公を暖かく出迎えながら
本日のサービスを行う部屋をいつもと違った場所にしようと提案します。

今回の物語のテーマは「満月の夜」。
いつもはささやき庵の中にある専用の部屋でプレイを行うのですが
それでは満月を見ることができないということで、挿絵のような天窓のある部屋へ移動します。
ちなみにこの月の間はささやき庵の姉妹店「添い寝屋本舗」にあるそうです。

実際に2人で移動しながら会話をするシーンもあったりと
かなりボイスドラマ色の強い内容になっています。
そしてその際、彼女の声の距離や位置が目まぐるしく切り替わり
彼女がまるで本当に近くにいるかのような臨場感が味わえます。
体験版を聴いていただけばわかるように、バイノーラル録音なのでとんでもなくリアルです。

「月を見ていると なんだか 引き込まれそうな 錯覚を覚えます」
お部屋に移動した後、双葉に添い寝されながらするお話も月に関するものばかり。
2人で持ち寄った月にちなんだ和菓子を食べながら
ささやき庵の元となったお店「紅月庵」のことや
よくウサギの影に似ているといわれる月の模様についての物語をしてくれます。

内容的に聴いてるとちょっぴりホロリとくるかもしれません。
タイトルにもなっているささやき声も相まって、2人だけの落ち着いた空間が形成されています。
ちなみにささやき声は全編でおよそ46分もの間楽しめます。



満月は女を淫らに変える
エッチシーンは3パート43分間。
プレイは双葉への乳揉み、乳首責め、全身舐め、クンニ
主人公への全身舐め、フェラ、SEX(騎乗位)、キス
です。
エッチな効果音はありません。

「今日は 特別な夜です あなたの望み 叶えてあげます」
物語を通じて自分のすべてを捧げることを主人公に打ち明けた双葉は
最初に自分の体を隅々まで好きなように舐めさせてあげます。

エッチは最初のパートが主人公、2・3番目は双葉が責める攻守逆転型です。
お店形式の場合、女性側が終始責めるタイプの作品が多い中で
ささやき庵シリーズだけは必ず女性が責められて乱れるシーンが入っています。

「ほら 双葉のおまんこ よく見てください 目で犯してください」
といってもお店のサービスですから双葉も完全なマグロになるわけではありません。
自分からパンツを下しておまんこを開き、中を見せつけながら舐めてくれるように懇願します。
声質や普段の様子とは打って変わった淫靡な態度に多くの人が興奮を覚えるでしょう。
控え目ながらも徐々に熱さを増す彼女の息遣いもたまりません。

「おちんちん ぺろぺろしてほしいですか? でも だーめ」
そして攻守が逆転すると彼女はわざと焦らすことで興奮を煽ってきます。
唇、頬、おでこ、顎と比較的敏感でない部分を軽く舐めていくソフトなプレイなのですが
ゆっくり、ねっとりしたちゅぱ音がそれを覆すほどのエロのパワーを持っています。
中でも耳舐めが実際に舐められていると錯覚するほどの近さを感じました。

その後のSEXシーンももちろん外せません。
夢の中で行うイメージ的なプレイではなく2人が実際に繋がります。

ささやき庵では本番行為が禁止となっていますから
どういう経緯でこうなったかというのも一つの聴きどころですね。

「出してっ 双葉のおまんこの中に 精子ください いっぱい出して」
彼女自身もこの時を相当に待ちわびていたのでしょう。
挿入した瞬間とても幸せそうな吐息を漏らして喜びを露わにします。
またピストン開始後に一定の間隔で近づいたり遠ざかったりする
熱く切ない喘ぎ声もプレイの様子をリアルに演出しています。
効果音があればもっと抜けるシーンになっていただけに、それだけが残念でなりません。

このように、心の通った恋人同士のような甘く濃厚なエッチが繰り広げられます。



お店のサービスから一歩踏み出している作品
専門店につきものの2人の距離感を敢えて取っ払い
雰囲気をより親密に、プレイをより深く感じさせてくれている作品です。

最初に会った瞬間、久々の再開を心から喜ぶ双葉の様子や
その後の移動からエッチ開始に至るまでの何気ない会話から
2人の関係が単なるお客と店員ではないことが強烈に伝わってきます。

エッチについても彼女は彼がどうしたら喜ぶか、どこが弱いかを知り尽くしており
彼の男を立てながら満足できるようなサービスをたっぷりと行ってくれます。
専門店なのに愛のあるエッチを楽しむことができる作品です。

実は作品を聴き終えた直後、私はこのスタンスに結構批判的でした。
「専門店なのだからお客と店員の立場は守るべき」というのが理由です。
ですが、こうやって記事を書きながら色々考えているうちに
「こういう作品もありなのかな?」とも思うようになっています。

というのも、2人は今回で通算6回も肌を合わせているわけですから
情というか、親しみが湧いてくるのは当たり前だと思うのです。
例えば初めてのサービスでいきなりこういう関係になったらそれはおかしいですけど
何度も通ってくれてるのに余所余所しいというのも逆におかしいですよね?

一人でここまで続いている作品は他にありませんし
双葉に関してはこういう展開になるのもある意味自然なのかなと。
結局は人それぞれなんでしょうがこれが私の今の考えです。

エッチについては最初のパートが吐息中心、2番目と3番目がちゅぱ音中心となっており
後の2つのパートではバイノーラルを生かして小まめに音の距離や位置を変えてきます。

文字数の関係で紹介できなかったフェラに関しても
「ずいりゅっ ずびっ」といった他に比べてかなり下品な音を立てて一気に盛り上げてくれます。
舐めてる最中はセリフが一気に減りますし、かなり抜けるシーンではないかなと。
ただボイスドラマらしくやり取りにもある程度時間をかけていますので
抜きボイスと呼ぶにはちょっと疑問を感じます。
淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声いずれもそれなりです。

専門店形式作品としても、ささやき庵シリーズとしてもやや特殊な要素を持った作品です。
小町が恋人になってくれる設定的に没入感がかなり得られますから
最近寂しい思いをしている人に特にお薦めします。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:18:46


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

2015年10月18日追記
過去の作品にも本番行為があるとのご指摘をいただいたのを受け、該当部分を訂正しました。
失礼致しました。

先輩彼女のぴゅああま耳かき

サークル「ドット*ハーフ」さんの全年齢向け同人音声作品。

こちらは清楚な感じの年上の彼女が一生懸命耳かきをしてくれる作品です。
よくある耳かき音声との違いは耳かきシーンが2つ存在すること。
行う場所、人物、使う器具はまったく同じなのですが
2人が恋人として連れ添った時間に違いを設けた上で行われるおかげで
それぞれの様子に大きな違いが生まれているのがわかります。

前半はややぎこちなさのある2人から初々しさを
後半は恋人としてラブラブな2人から心満たされるものを感じることでしょう。



ちょっぴりぎこちない2人
彼女に耳かきや添い寝をしてもらうお話。

「お邪魔します あがらせてもらうね」
彼女はおっとりとした可愛い声の女の子。
主人公とは最近恋人同士になった関係で、今日は初めて彼の家でデートをします。

本作品はこの日と後日の様子の2部構成となっており
その両方に耳かきシーンがあるのが特徴です。
それぞれで耳かきはもちろん、2人の間に漂う雰囲気にもかなりの変化が見られますから
両日の違いを確認しながら聴くのが一番楽しめると思います。

「男の子お部屋に来るなんて初めてだから 緊張しちゃうね」
初日は恋人になってまだ日が浅いからか、何をするにも彼女がいちいち許可を求めたり
いざ部屋で2人きりになってもいい話題が思いつかなかったりと
初々しさとぎこちなさを感じるシーンが多くみられます。
そんな中彼女が家でしかできない耳かきを提案するわけです。

彼女の方が年上だからリードしたいんだけどどうすればいいのかわからない。
そんな様子が可愛くてなんだか微笑ましく感じました。

「じゃあ 改めて 膝枕 どうぞ」
最初の耳かきはおよそ8分30秒間。
膝枕をして右耳→左耳の順に耳かき棒と綿棒を使って汚れを取り
最後に息を吹きかけるオーソドックスなものです。

耳かき音は「ソリソリ ゾゾー」とやや乾いた、こもった音
綿棒は耳かきより若干ざらつきのある音が使われており
それぞれが変化に富んだ動きをすることで耳に程よい刺激を与えてくれます。
十分にリアルな耳かき音と言えるでしょう。

肝心の2人の様子はと言うと、開始前に彼女が軽く深呼吸をしたり
耳かき中はほぼ会話もなく黙々と取り組んでいたりと
初めての行為にやや緊張している様子が窺えます。

「首も肩も疲れてないから 大丈夫 ありがと」
しかし彼がそんな彼女を軽く気遣うことでリラックスしたのか
後半に入ると一旦手を止めて軽く会話をする余裕が生まれています。
彼女が緊張していながらも幸せを噛みしめているようで心がとても温かくなりました。

「あの 3秒だけくれる? ちょっと 目閉じてて」
そして別れ際に2人にとってのファーストキスを交わします。
2人の心の距離がこの日一気に縮まったことを象徴しているイベントと言えるでしょう。



恋人らしい和やかな雰囲気の耳かき
第2部はこの後2人が何度もデートを重ねて親密度を高めた後
改めて彼の家にお邪魔した時の様子が描かれています。

「えーっと これは何してるのかな?」
ここでは2人が恋人として完全に打ち解けた後だからか
彼女が目を瞑らせずにキスをしてきたり、お返しに彼が彼女のお腹に顔を埋めたりと
初日に比べてスキンシップを取るシーンが多く見られます。

2人とも少しずつ順を追ってステップアップしたいと考えているようで
まだ直接的な肉体関係には及んでいないように見えますが
お互いにもうそろそろ一線を越えてもいいかな、と思っているのかもしれません。

そんな中行われる耳かきにも当然大きな違いが見られます。
具体的には耳かき音の間が極端に短くなっており
加えて音が連続的で流れるような手際で行われています。

時間は7分30秒ほどで音質や流れは初日とほぼ同じと思ってください。

「じゃあゆっくりおしゃべりしながらやろっか 始めるね」
さらに耳かき中に会話を始めるシーンまであります。
彼女が耳かきという行為そのものにある程度慣れているのはもちろん
彼に対してもリラックスして取り組めていることがよくわかりました。

このように、個々の耳かきの様子をまるで違った形で表現することで
2人の恋人としての親密度の違いが効果的に表現されています。



2人の心の変化に心癒される作品
耳かき音声としても十分優れているのですが
それよりも耳かきを通じて伝わってくる2人の雰囲気の変化に大きな魅力を感じる作品です。

恋人として付き合い始めた時によくある相手への遠慮がわかりやすく描写されていますし
それを埋めるために行う耳かきにも心を見透かしたかのようなぎこちなさがあります。
この「ぎこちなさ」が効果音で表現されているのが素晴らしいですね。

一方後日は2人の仲睦まじい様子がストレートに描かれています。
こちらは音声作品としてはよく見かける風景なのですが
先のぎこちなさがあった分、2人の親しさがより感じられることでしょう。
こういったギャップを利用した演出を行っている作品はそこまで多くありません。

「あの時は良かったなー じゃなくて あの時があったから 今もっと幸せ…に なってるよね」
第2部の耳かきの後にある添い寝シーンでも
彼女がこの瞬間にたまらなく幸せを感じているのが伝わってきました。
会話なんてなくていい、好きな人とただ一緒にいるだけで幸せ。
大切な人といる時間の貴重さを改めて考えさせられた気がします。

ドット*ハーフさんの作品をここまでいくつも聴いてきましたが
どれも2人の心にものすごく濃いエキスを注入しているように感じられます。
具体的にはセリフ以外の部分が特に優れているんですよね。
言葉以外の部分で登場人物の抱いている思いを伝えられているのが
このサークルさんが全年齢向けでも多くのDL数を獲得している理由だと考えています。

月宮さん個人の人気ももちろんあるでしょうけど
シナリオにもすごくこだわっているなって毎回思います。

エロにこだわりが無ければどの作品でも結構ですので一度聴いてみることをお薦めします。

CV:月宮怜さん
総時間 34:05


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

クールなメイドに事務的に耳かき&添い寝されて癒される催眠風安眠音声

サークル「pure voice」さんの同人音声作品。

当サイトでは実に1年ぶりのレビューとなる同サークルさんのこちらの作品は
あまり感情を表に出さない事務的なメイドが耳かきやエッチでご奉仕してくれます。
ちょっぴり素っ気ない様子を見せながらも熱心に取り組む彼女の献身的な姿に
受けている側として心温まるものを感じることでしょう。

作品タイトルに「催眠風」、DLsiteのジャンルタグに「催眠音声」がついていますが
本作品は催眠音声ではありません。
詳しい理由は追々話すとして、当サイトでは同人音声として紹介させていただきます。



事務的だが思いやりのあるメイドのご奉仕
メイドに耳かきやエッチの相手をしてもらうお話。

「ご主人様 準備が整いましたので お呼びに上がりました」
メイドは淡々と話す落ち着いた声の女性。
膝枕で耳かきをされたいご主人様のリクエストに応えるために
早速和室をセッティングして彼を案内します。

「勝手に欲情に突っ走って 暴走する畜生のような 本能にまみれた情けないご主人様ですわね」
今回登場するメイドはクール&事務的なキャラらしく
会話の要所でご主人様を切り裂くような口調で罵倒します。
あまり感情が入っていない分吐き捨てるような語気でたまりません。
彼女自身がドSってわけでもありませんし、ご主人様を興奮させる意味合いの強い罵声です。

最初に行う耳かきは左右合わせて13分ほど。
実際に耳かきを始める前に脱力や深呼吸をして心身を落ち着かせます。

「肩から腕 手のひらから指先まで 力が抜けてしまいます」
全身に力を入れてから一気に抜くのと同時に聞こえてくる彼女の声に合わせて
自分の体がよりリラックスしていくのを感じてみましょう。
その後の深呼吸も2分以上かけてゆっくりと行う落ち着きやすい作りです。
おそらくこれらのシーンがあることからサークルさんはタイトルに「催眠風」とつけたのでしょう。

そしていよいよ耳かき棒、綿棒、仕上げに梵天を使う耳かきが始まります。
耳かき棒は「カラッ ザザー」と乾いた軽い音
綿棒はそれより幾分か力強くなった音が使われており
耳かき棒は断続的に、綿棒はなぞるように耳のあたりを動きながら流れ続けます。

耳かき棒でのお掃除が軽く引っかくように単発的に音が鳴る感じなので
もっと耳かきらしくなぞるような音を聴かせてほしかったです。
一方綿棒はきちんとなぞっていましたし、音質も強さもほどよくかなりリアルでした。
総合的に見て同時期に発売された他の作品に比べてちょっと厳しいかな?といったところです。

「かきだして かきだして 耳の穴の隅々までも 優しくなぞって かきだします」
また耳かき中はメイドがお掃除の様子を詳細に教えてくれます。
耳かきをされている雰囲気は味わえるのではないでしょうか。



乙女の顔を見せ始めるメイド
エッチシーンは4パート21分ほど。
プレイはキス、全身舐め、フェラ、SEX(騎乗位)です。
SEXの際に若干リアルなくちゅ音が鳴ります。

「やはり あの方法を使うべき時が やってきてしまった ということでしょうか」
耳かきの心地よさに眠ってしまったご主人様を起こすために
メイドは定番の方法として彼の顔にキスをします。

エッチはそれぞれのパートを1つのプレイに搾ってメイドがご奉仕します。
舐め系のプレイが多いですしちゅぱ音好きなら尚楽しめるでしょう。
そしてここではクールに振る舞っていた彼女が徐々に本当の顔を見せ始めます。

「構いませんよ そういう行為をご所望なんですね」
最初の2パートでの彼女の姿はあまり普段と変わらず
メイドとしてご主人様を満足させるために舌をいやらしく動かします。
といっても彼女はエッチの技術を本で習った程度でそこまで上手なわけではありません。
それを反映してちゅぱ音も断続的に鳴らす比較的ソフトなものに落ち着いています。

そんな彼女が一転して乙女の顔を見せるのが最後のSEXシーン。
ご主人様に負担をかけないように自分から上に乗って入念に性器を擦りあわせます。
彼女に処女設定があるかはわかりませんが、初めておちんちんを受け入れる心の準備や
処女喪失の際の痛みに耐えるためにそうしたのかもしれません。

「大丈夫…ですから 痛くとか…ないですから」
挿入後は今までとは別人のような可愛くて切ない喘ぎ声を漏らします。
自分がリードしなきゃと思っていたのが失敗して
逆にご主人様に体を蹂躙される逆転的な展開にも興奮を掻き立てられるものがあります。
彼女の性格を有効活用したシーンと言えるでしょう。

このように、ご奉仕の枠から若干外れた愛らしいエッチが楽しめます。



ストレートな展開の同人音声
ただの主従に過ぎなかった2人が今回の行為を通じて少し心の距離が縮まる
そんな人間模様が垣間見える作品です。

メイドは性格通り基本的には丁寧でなかなか隙を見せません。
それどころかご主人様を弄ぶように罵声を叩きつけるシーンがちらほら見られます。
そんな彼女が最後の最後になって一気にデレる。
この急転直下の変わりっぷりが彼女の魅力を大いに引き出しています。

「でも あの とっても幸せで もう 眠くなって…」
事後のメイドよりも少女に近い無防備な様子も
ご主人様に安心しきっているようで聴いてて和みました。
射精後に襲ってくる虚無感を押さえる役目を果たしていると言えます。

…と、ボイスドラマとしての良さをピックアップさせていただきました。
ここからは冒頭に書いた本作品が催眠音声ではない理由についてです。

一番の理由はメイドがご主人様を催眠へと導こうとしていないことです。
彼女が作中で行ったのは単なるリラックスの促進で催眠誘導ではありません。
聴き手を催眠状態に持っていこうとしていないのだから催眠音声ではない
ごくごく簡単な理由です。

じゃあ催眠風ボイスドラマならどうかと言われると、こちらも色々と疑問を感じます。
深呼吸や脱力を行うシーンは催眠音声に限らず同人音声でもちらほら登場します。
有名どころだと「ささやき庵」シリーズでしょうか。
でもささやき庵を催眠風ボイスドラマだと言う人は誰もいません。
そのラインで考えると本作品も催眠風ボイスドラマではなくなります。

以上の理由から当サイトでは同人音声として紹介をさせていただきました。
この手のキャラだとM向けの展開になることが多いだけに
ノーマル向けのエッチが楽しめるのは若干珍しくもあります。

CV:柚木桃香さん
総時間 55:40


オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
この点数は「同人音声として見たらどうか?」を数値化したものです。
ジャンルがメジャー過ぎること、耳かきの品質、コスパなどを考えて決めました。

縁側でまったり耳かきとお昼寝

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

同サークルさんの有料処女作となるこちらは
とても丁寧な言葉遣いをする女の子が耳かきと添い寝で癒してくれます。
既にニコニコ動画に4本ほど耳かきボイスドラマをアップされているだけあってレベルは高く
耳かき音や環境音といった音を重視した作品としてかなりの完成度を誇ります。

約45分の時間に対して価格がたったの100円とコスパの高さも驚異的。
お手軽に癒しが得られるとっても良心的な作品です。



ふわふわな女の子がお届けする癒しのサービス
縁側で女の子に耳かきや添い寝をしてもらうお話。

「あれ? こんなところで何やってるんですか?」
女の子は礼儀正しく穏やかな声の女の子。
縁側で寛いでいる主人公に耳かきを提案します。
2人の関係は言葉遣いから察するに、恋人ではなく先輩後輩あたりでしょうか。

本作品のメインは耳かきと添い寝で時間はどちらも約20分。
女の子とのやり取りについてはそこまでセリフを多く置かず
効果音や環境音をたっぷり聴かせる音フェチ向けの作りとなっています。

最初の耳かきは膝枕の状態で右→左の順に
水で浸したコットンで拭いてから耳かき棒で浅い部分と奥のお掃除
梵天で細かい汚れを落として最後に息を吹きかける家庭的なタイプです

コットンは「ジジュリッ ズッ」と軽さを感じる乾いた音
耳かき棒は「ズズジー ジョリッ」と若干尖りのある滑らかな音
梵天「ジュリッ パチパチ」とふわふわした感じのする音、と個々に専用の音が用意されており
それぞれが器具の特性に適したリアルな音を鳴らします。

もう少し具体的に言うと、コットンで拭くときは主に上下で動いて
耳の縁ではクリアな音、穴の付近ではやや籠った音と
耳のどのあたりを拭いているかできちんと音質が変化します。

耳かき棒も手前に比べて奥を掃除するときは籠った重みのある音になりますから
それぞれの音質と得られる感覚の違いを楽しむことができるでしょう。
どちらかというと奥の方が耳に響いてゾワゾワするでしょうね。
個人的には梵天が最もリアルで面白い音だと思います。

「梵天のふわふわで 眠くなっちゃいません? 私は人にされると眠くなっちゃいます」
またここでの女の子は何を使ってどこを掃除すると言うくらいで
最中は極まれに小話を挟む以外は呼吸音だけが聞こえてきます。
効果音と呼吸音だけが聞こえ続ける空間は、本当に静かで落ち着いた雰囲気を持っており
耳への感覚も手伝って心地よい眠気を感じる人もいるでしょう。
音には言葉のように意味がありませんから頭を空っぽにして聴くことができます。



爽やかな風を感じながら
次の添い寝パートは耳かきで眠くなった主人公を女の子が寝かしつけます。

「少しだけ ガラス戸も開けましょうか 風が入ってきて気持ちいいですよ」
ここでは耳かきパートでは聞こえてこなかった環境音が鳴りはじめるのがいいですね。
夏の暑さを吹き飛ばすような爽やかな風の音が耳に涼を与えます。

もちろんただ単に風の音が鳴り続けるわけではありません。
自然の風と同じく時には強めの風が吹いたり、時には無風になったりと
割と短い間隔で風の強さが適度に変化し、舞台に臨場感を与えます。
風が強くなった時にだけ風鈴が鳴り響くなど音の鳴らし方もバッチリ。
生活していれば誰でも耳にする音だからこそ耳に染み込みやすく
その自然さによっても癒しが得られます。

「子供の時 お母さんがよくしてくれたんです こうやって お布団を ぽんぽんって」
そして環境音以外にも女の子が布団越しにぽんぽんと軽く体を叩いたり
頭を撫でたりして心安らぐ空間を演出します。
ここでの彼女は耳かきに比べると話すようになるのですが
それでも一般的な作品に比べれば少な目で静かな感じがするでしょう。

「こうやって くっついて寝るの 好きなんですよね 一人じゃないって なんだか 安心してしまって」
途中から彼女も眠くなって一緒の布団で寝る際の寝息がとても近く
その安心しきった様子にも心温まるものを感じました。
夏の日の午後に縁側でのんびりと昼寝をしている姿が上手に描写されています。
聴いたまま寝ることを想定した安眠向けの作りですね。



効果音を存分に楽しめるとってもお得な作品
100円とは思えないほどに色々と作り込まれている作品です。

シーンごとに主役となる音を別々に定め
それらをリアルに鳴らしながら癒しと没入感を与えてくれます。
音が個々に用意されているところまでは予想していたのですが
動きやシーンに合わせてそれらを使い分けている演出面には驚きました。
特に風と風鈴の鳴らし方の組み合わせが絶妙で素晴らしいです。

耳かきについても耳かきそのものだけでなく
膝枕をする際に布が擦れる音やコットンに水を浸す音までもが入っており
他にもセリフを挟まず効果音だけで行動を表現しているシーンがいくつもあります。
これらは大手のサークルさんでもごく一部でしか行われておらず
それを有料処女作で、しかも100円の作品でやられているのは驚嘆に値します。

聴く前は正直「100円だから大したことないだろう」と思っていました。
でも実際は一般的な耳かき音声と普通に渡り合えるレベルのクオリティを持っています。
いい意味でかなりヤバい作品です。

他には効果音がバイノーラル録音だそうで
添い寝パートで女の子が布団を取りに行くときの足音などに立体感があります。
残念ながら声についてはバイノーラル編集なのでそこまで立体的でもないのですが
効果音は位置や距離感が掴みやすい方と言えます。

総合的に見てパーフェクトな作品と判断しました。
「ここはこうしたほうがいいんじゃないか?」と思った部分もいくつかありますが
100円という価格を考えればどれも些細なものです。
そんなわけで本作品を全年齢向けでは6本目の満点とさせていただきました。

CV:浅見ゆいさん
総時間 46:49


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
ニコ動にアップされている音声のURLはこちら。すべて無料で聴けます。
http://www.nicovideo.jp/mylist/44587779

ご耳愛部!~夏の章~

サークル「藤和工場」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

サークルさんの人気作品「ご耳愛部!」の続編にあたるこちらは
夏の太陽のように明るい女の子が耳かきと添い寝で心身を癒します。
前作同様雰囲気を出すための環境音に非常に力を入れており
夏にちなんだ様々な音が耳に心地よさを与えてくれます。



邪魔にならない柔らかな効果音の数々
ご耳愛部の部長「紬愛莉(つむぎあいり)」から耳を中心とした癒しを受けるお話。

「ようこそ ご耳愛部へ」
愛莉は明るく溌剌とした声の女の子。
心が落ち込んでいる主人公を励ますために
学校が決めた「浴衣デー」に合わせて浴衣姿で彼を明るく出迎えます。

本作品は夏の日の午後から夕方にかけてを舞台に
その様子を声だけでなく環境音によってもわかりやすく表現しています。
具体的にはセミや鳥の鳴き声、それから風鈴が時折鳴って風情を出しています。

最近こういった環境音をバックで流す作品が徐々に増えてきていますが
藤和工場さんの環境音はどれも音の感じが柔らかく
長時間聴いていてもあまり気にならないところが一番の特徴です。
「自然に溶け込んでいるような音」とでも言えばいいのでしょうか。

この前発売されたAtelier Honey*さんの「雨恋女の子守唄」でも
環境音を担当されていて非常に好評でした。
本作品でも多くの人がこれらの音に安らぎを感じることでしょう。

「君 少し汗ばんでるから これで拭くわね じっとしてて」
お話は最初に軽いやり取りがあった後、準備として上半身をペーパータオルで拭き
その後左右の肩を擦るようにマッサージします。

ペーパータオルは「スッスー シャッシャ」とやや湿り気のある乾いた音
マッサージは「スイーッ」とペーパータオルより重く滑らかな音が使われており
ペーパータオルは擦るように左右に小まめに、マッサージは右から左へ長くと
それぞれの素材や目的に合わせたリアルな音を鳴らします。

特にペーパータオルは愛莉が言った部位に合わせて数秒ごとに音が変化する細かい作りで
実際の行為に非常に近い表現がされています。
メインのサービスではないため合わせて3分ほどと短時間なのですが
ここだけでもサークルさんの作品に対する熱意が十分に伝わってきました。



環境音と効果音が織りなす静かなひととき
メインとなる耳かきは左右合わせて14分ほど。
愛莉に膝枕をしてもらいながら耳かき棒のみを使って右→左の順にお掃除します。
ちなみに合間に何回かに分けて息吹きを挟むやや変則的な部分もあります。

耳かき音は「ポリ ジョリ」と乾いたざらつきのある音が使われており
下から上に短いストロークで軽く円を描くように動きます。
「どこをどうやってお掃除します」といったセリフを敢えて挟まずに
3段階くらいのペースを小まめに変化させながら行うリアル志向の耳かきです。

特にペースを遅くしてぐぐっと力強くかき出す際に
耳の中をこしょこしょと軽くくすぐられるような感覚がするでしょう。
耳の外側・内側みたいな概念が無く1カ所を集中攻撃されますから
これらの感覚を比較的長時間に渡って味わえるのもポイントです。

「風鈴 鉄器なのよ ガラスのともまた違う 凛とした 澄んだ音色でしょ?」
また耳かき中の愛莉はそこまで多くをしゃべらずに熱心に奉仕をしてくれます。
耳かきの効果音とバックの環境音、そして時折存在感のある音を鳴らす風鈴。
効果音と環境音が見事に融合してそれがとても安らぐ空間を形成しています。
安眠効果の高い耳かきと言えるでしょう。

このように、作品の長所を活かした趣のある耳かきが楽しめます。



何もかもが優しい作品
愛莉のキャラ、諸々のサービス、環境音と効果音
これらすべてが優しさに溢れていて大いに癒しを感じる作品です。

「こうして 何事も無く ただ 夏の声を聞いてるっていうのも 悪くないでしょ?」
前作のビシッとご耳愛する、みたいなスタイルからやや方針を変えて
愛莉はサービスを行いながら人の温もりや生きることの素晴らしさを説くことで
主人公の心に光をもたらそうと働きかけます。
2人の仲が若干進展したのか、女の子らしい仕草を見せてくれるシーンもありますし
彼女との心の距離の近さもある程度感じられて心を温めてくれました。

環境音については間違いなくトップクラスです。
実際に野外で録られた音だからとても自然で聴けば聴くほど耳に馴染んできます。

「あら 目が覚めたかしら? 君 ちょっと眠ってたのよ」
耳かきが終わって最後に愛莉が添い寝をする際に
これまで鳴いていた蝉の声がニイニイゼミからヒグラシに変わっていたりと
環境音によって時間の変化を伝えているところが特に素晴らしいです。
一つの表現方法として今後の作品にも通用しそうな要素と言えます。

効果音についてもバイノーラルでない分、位置や距離の面では劣る部分もあるのですが
音質はどれもレベルが高くそれぞれに適した動きがされています。
耳かき棒をあまり尖っていない音にしたのも安眠を妨げたくなかったからでしょう。
音のリアルさだけでなく性質についても考えながら作られているように思えます。

最大の武器である環境音を活かした雰囲気重視の作品です。
聴いているだけで自然と眠くなるほどに心安らぐひと時を過ごすことができました。

おまけはさくら真咲さんのフリートークです。

CV:さくら真咲さん
総時間 本編…37:25 おまけ…4:09


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

おとはな!_えす後輩-菜月さんの場合-

サークル「おとはな!」さんの同人音声作品。
今回が最初の作品となる新規のサークルさんです。

本作品はSっ気のある後輩がちょっぴり意地悪なご奉仕をします。
プレイやセリフの表現がSMの中ではかなりソフトな部類で固められており
後輩の素朴なキャラも相まって割と誰でも聴ける雰囲気を持っています。
今の自分とは別の属性を試してみたいような人に適した作品と言えるでしょう。

エッチは耳元で囁きながらの舐めが中心で
最中はセリフをあまり挟まずエッチな唾液音と生温かい息遣いをたっぷり聴かせてくれます。



先輩の秘密を発見した後輩の反応は…
後輩の菜月からエッチなご奉仕を受けるお話。

「お おじゃましまーす きょ 今日は お母さん いないんですか?」
菜月は大人しくて可愛い声の女の子。
一緒に宿題をするために先輩の家にやってきた彼女は
彼の部屋でたまたま発見したSM関係の本を餌にとあるお願いをします。

「今日は先輩のためにおめかししてきたのにぃ 私怒りました」
菜月は先輩に一定以上の好意を抱いており
彼に可愛いと褒められると無邪気に喜ぶとっても素直なキャラをしています。
年上に対する礼儀も弁えていて言葉遣いがとても丁寧ですし
体験版や本編の序盤を聴いた段階ではそこまでSMっぽさは感じないでしょう。

「もし先輩が マゾヒストだったなんて考えると ショックで 学校のみんなに言っちゃうかもしれませんよ」
しかし彼女には彼をモノにしたいという強い願望があります。
そのためにたまたま握った彼の弱みをダシにして軽く脅すシーンを聴くと
やはり彼女にはある程度のSっ気が備わっているのがよくわかります。

目に見えるタイプではなく密かに隠し持っているタイプとでも言えばいいのでしょうか。
普段が内気な印象だからこそ、本性を現して積極的になった時との落差が大きく
その際に背筋がゾクゾクするようなものを感じます。



ちゅぱ音を主体とした距離の近さを感じるエッチ
エッチシーンはトラック2と3の2パート22分30秒ほど。
プレイはリボンでの拘束、乳首責め、耳舐め、手コキ、フェラです。
エッチな効果音はありません。

「ま・ず・は 手を貸してください 両手をです」
先輩に一つのおねがいをきく約束をさせた菜月は
彼の両手をリボンで縛ると服の中に手を差し入れて乳首を撫で始めます。

エッチはSな彼女がMな彼を責め続けるスタイル。
最初に拘束プレイを入れていたり軽く心を責めるセリフをぶつけたりと
聴き手にSMらしさを感じさせる要素がちょこちょこ登場します。
またフェラシーン以外は彼女が右の耳元で囁きかけながらプレイを行うため
彼女に寄り添われながら責められている気分がたっぷりと味わえます。

プレイの方は前半のパートが耳舐め、後半はフェラが中心となっており
最中は極端にセリフを減らしてちゅぱ音だけを集中して楽しめます。
耳舐めの時は舐めを中心にややコリッとした音を響かせて耳に熱を送り
フェラでは最初はゆっくり、後になるにつれてペースと水分の両方が徐々に上がります。
バイノーラル録音のおかげで音の違いや臨場感もバッチリ。
聴いているとだんだんエッチのボルテージが上がるのを感じることでしょう。

「もうこんなに大きくなってる これ…触るんですよね?」
「えっ? 先っぽは敏感? ごめんなさい 痛かったですか?」

フェラを行う際に彼女が戸惑って先輩にいじり方を尋ねるところもいいですね。
明らかに男を知らないのに一生懸命おちんちんをしゃぶる姿がとっても健気で
結果的に彼女の口を汚してしまった事実も合わせて大いに興奮できました。

最後に精液を飲み干した時も不味いはずなのに嬉しそうで
彼女が本当に先輩を異性として愛していることが伝わってきます。

このように、初々しいプレイの中にちょっぴり変わった要素を交えたエッチが繰り広げられます。



比較的ソフトなSM作品
SMらしさを前面に押し出すようなタイプではなく
SM的な要素をスパイスにしてストーリーやプレイに面白さを持たせている作品です。

タイトルのイメージから色々とハードそうに思う方もいるでしょうが
作品全体の雰囲気は思っていたよりもずっと穏やかで
菜月は年齢や経験相応の割と控えめなプレイを仕掛けてきます。

ガチなSMプレイを望む人にはちょっと物足りないかもしれませんが
その分SMの持つマイナスのイメージがあまり感じられなくてとっつきやすくなっています。
彼女の声もとっても可愛いですし、ノーマルな方でも割と抵抗なく聴けるのではないかなと。

「もう 照れちゃって 先輩のそういうところ 可愛いです」
菜月は先輩を本当の意味で隷属化させたいわけではなく
彼がそういうプレイを望んでいるからしてあげているように思えます。
ちょっぴり変わった性癖を持つ2人がうまい具合に噛みあって
その結果今回のプレイが行われたのでしょう。
これはこれで一つの愛情表現としてきちんと成立しています。

エッチは明らかに処女な菜月の舐め具合に注視しながら聴いていたのですが
全体的に意識してペースを落とし、舐めのバリエーションも減らしていて
彼女のエッチに対する拙さが上手に表現されています。
でもフェラの最後の追い込みは十分な速さだし音も下品できっちり抜けます。
彼女らしさと抜きを適度に両立させた舐めと言えるでしょう。
ちゅぱ音それなり、淫語そこそこ、喘ぎ声はありません。

ややブラックな要素をマイルドに料理した個性的な作品です。
癒しが圧倒的に優勢な現状下でどういった活躍を見せるのか
サークルさんの今後の動向についても期待しながら見ていきたいです。

CV:野上菜月さん
総時間 38:29


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

おやすみボイス 伊千花編

サークル「音撫屋」さんの同人音声作品。

サークルさんの18禁処女作にあたるこちらは
メイド・彼女・先生の3人の女性が色んなシチュで癒しと快感を提供します。
発売されたのが今から約1年半前とやや昔なためバイノーラルではありませんが
サークルさんが得意とされている耳かきや耳舐めといった耳への刺激を中心に
様々な音が耳に心地よさや熱さをもたらしてくれます。



三者三様のスタイルでご奉仕
メイドと彼女と先生に1対1でご奉仕されるお話。

「ようこそ ご主人様 私 メイドの伊千花と申します」
メイド版伊千花は穏やかで可愛い声の女性。
お疲れな様子のご主人様を丁寧な耳かきで癒してあげます。

本作品はメイド3パート(非エロ2)、彼女1パート(非エロ)、先生2パートで構成された短編集で
名前は全員同じ伊千花なのですがメイドは礼儀正しく、彼女は親しげといったように
演じるキャラによって若干声質や口調が変化します。
音撫屋さんと言うと現在は癒し系作品で有名なサークルさんですが
先生編だけは軽く意地悪をされたり罵られるややM向けの作りになっています。

「それではご主人様 まずは お耳の周りを 軽くお拭きします」
非エロの目玉となる耳かきはメイド編にのみ登場し、時間は2パート23分30秒。
最初のパートは左→右の順に汚れを拭いてから耳かき棒で外側を
綿棒で奥を掃除して息を吹きかける手の込んだものです。

耳を拭くときは「ズズッ スイー」と布っぽい若干ざらつきのある音
耳かき棒は「ススッ ジイー」とかなり滑らかな音
綿棒は「ジョリ ズリッ」と乾いた若干重みのある音と個々に別々の音が使われており
それが耳の内外の形状に合わせた動きをします。

今だとこれらは当たり前のように行われているのですが
耳かきが流行する前の当時の状況を考えると画期的だったのではないでしょうか。
音の質も十分にそれらしさが伝わってきますし
多くの聴き手がこの耳かきを聴いて驚きを受けたと思います。

「舌で お耳をマッサージしているんですから どうぞ リラックスしていてください」
もう一つの耳かきは彼女が耳を使って綺麗にするちょっぴりエッチなタイプ。
合間にコリッとした音を鳴らしながら、粘性が高めのちゅぱ音が耳に襲い掛かります。
これ以外のパートでも耳舐めや息吹きをするシーンが多いのが特徴で
サークルさんが今でも得意とされている部分がこの作品でも如何なく発揮されています。

※作品説明文だとここはアダルトパートになっていますが
耳舐めは現在全年齢向けとして認定されているため、当サイトでは非エロ側で紹介しています。

「一緒の布団にいるってだけで すごく嬉しい」
彼女が登場する唯一のパートは添い寝。
2人で1つの布団に入って何気ない会話をしながらゆっくりと眠りにつきます。
意識して言葉を区切ったセリフが静かさを演出し、心に落ち着きをもたらしてくれるでしょう。
「嬉しい」「幸せ」などの簡潔でストレートな好意の言葉も心を温めてくれました。



心と体を縛られながら快感を高める
エッチシーンは3パート41分ほど。
プレイは催眠、耳舐め、オナニー、手コキ、SEX(騎乗位)、顔面騎乗、フェラです。
エッチな効果音はありません。

「あら? どうしたの? もしかして また眠れないのかな?」
エッチのメインとなる先生編では、ちょっぴり嗜虐的な声の伊千花が
やや意地悪に振る舞いながら生徒に性的な気持ちよさを味わわせます。
部分的にせよ催眠を絡めたパートが登場するのが特徴です。

「どう? 意識しただけでも 気になって 触りたくなるでしょ? でもダメ 触っちゃダメよ」
ここでは彼女が体をパーツごとに意識させ、気持ちよくなるように仕向けておきながら
なかなか触る許可を出さず聴き手にもどかしさを感じさせたり
耳元でちゅぱ音を鳴らして興奮を煽ったりする焦らしプレイが繰り広げられます。

…が、結論から言いますと残念ながらこれは催眠とは呼べません。

「決して 体を動かしてはダメ 顔が痒くなったりしても 掻いてはダメよ 絶対に体を動かさないで」
催眠を始める際に彼女が上のようなセリフを言っているのが理由の一つです。
諸々の技術を使って聴き手が体を動かしたくなくなるよう心を誘導するのが催眠であって
最初から押さえつけるようなことを言うものではありません。
このパートで行われている行為は命令もしくは調教にあたります。
理由は他にも色々ありますが、差し当たりこれだけで十分だと思います。

「あら あなたのおちんちん すごく小さいわね 縮こまっちゃってるのかしら?」
催眠を絡めないもう一つのパートは純粋なM向けのエッチ。
裸になった生徒のおちんちんを貶して興奮を煽ったり
男性側にとっては屈辱的な顔面騎乗の体勢が登場したりと
そういう属性を持っている人にはたまらないプレイが繰り広げられます。
終盤に登場するフェラも速めのペースでねっとりとした音をまき散らすエロい音で
女性に自分の大事なところを貪られる感覚が十分に味わえるでしょう。

「おちんちんが ご主人様のおちんちんが 気持ちいい…です」
メイド編唯一のエロパートは夜のご奉仕としてご主人様と一つになります。
耳かきの時は余裕たっぷりだった彼女が裸になると途端に少女らしさを表し
もじもじと恥ずかしがりながら彼のおちんちんを受け入れようとします。

音声作品だと惜しげもなく淫語を連発するようなキャラが多いだけに
こういう初心な女性は珍しく、グッとくる人が多いのではないでしょうか。
私は恥ずかしがるキャラが大好きでかなりツボに入りました。

このように、ノーマル~ややM向けの個性的なプレイが繰り広げられます。



様々なニーズに対応できる作品
1つの作品とは思えないほどに多くの要素が詰まっている、ある意味欲張りな作品です。

献身的なメイド、優しい彼女、Sっ気のある先生と3人の違ったキャラを登場させ
それぞれに合ったサービスを用意することで属性や好みを幅広くカバーしています。
タイトルの通り基本的には安眠へと導くのを目的としている作品ですが
その方向性がまったく違ってパートごとに新鮮さを抱きながら楽しめるでしょう。

中でもやはり耳かきと耳舐め・息吹きのクオリティが高いです。
耳かきはさすがに今の音撫屋さんを含めた一流のサークルさんには及びませんが
標準的なレベルの耳かき音として今でも通用するものを持っています。
当時から耳かきに対するこだわりをかなり持たれていたのでしょう。
耳舐めについても意識的に多く盛り込んで作品としての個性を生み出しています。
もちろん音声作品の主役である鹿乃仔さんの声の使い分けにも注目です。

催眠パートは手厳しいことを言いましたが
本作品におけるメインの要素ではないため私はそこまで気にしていません。
あくまで一つのシチュとして、そういった要素を絡めたものとのみ考えています。
ですが催眠音声のレビューも行ってる者として白黒だけはつけさせていただきました。

エッチはサークルさんの作風からソフトだろうと思っていただけに
顔面騎乗などのややアブノーマルなプレイがあるところに若干驚きました。
言葉責めがソフト系なぶん雰囲気はマイルドで、ややMあたりが妥当に思います。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声ごく僅かです。

やや癒しを重視した、現在ではあまり見かけないタイプの作品です。
最近サークルさんのファンになった方が聴くと色々驚くかもしれません。

CV:鹿乃仔さん
総時間 1:23:14


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

波の音と彼女に癒される安眠音声

サークル「添音亭」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

こちらは旅行中の彼女とのやり取りを描いた作品で
海辺のホテルの一室で彼女が耳かきと添い寝をしてくれます。
添音亭さんと言えば質の高い環境音を扱うサークルさんとして有名ですが
今回は静かな波の音に加えて細かい部分の効果音でも耳を楽しませてくれます。



仕事を忘れて2人でのんびり
恋人の有希とホテルの部屋で寛ぐお話。

「ねぇ こっちおいでよ 風涼しくて気持ちいいよ?」
有希は明るくて優しい声の女の子。
主人公と一緒に現在旅行中で、海に面した部屋のバルコニーで夜風に当たりながら
今日あった出来事をあれこれと話します。

本作品は耳マッサージ+耳かきが20分、その後の添い寝が36分と
サークルさんの過去作同様、聴き手を安眠させるのに特化した作りをしています。
前者は効果音、後者は環境音を中心にしており
有希もそれなりに話しますが基本的には諸々の音に最も癒しを感じることでしょう。

「せっかく羽伸ばしに来たんだし とことん癒してあげようと思って ちょっと用意してたんだ」
部屋に戻った後の最初のサービスである耳マッサージは
彼女の膝に仰向けに寝転んで初めは両耳、続いて片方ずつ丁寧に行います。

開始前に彼女がバッグから道具を漁って
流しの水で綺麗に洗う動作も効果音で表現されているのがいいですね。
本作品は準備や移動などの合間の部分にも効果音を入れているのが特徴の一つで
通常は無音で処理されるところもきちんと演出されている分、物語により臨場感が出ています。
桃色CODEさんの「道草屋」シリーズが得意とされている表現方法ですね。

もちろんメインとなるマッサージ音もオイルが微妙にべたついていてとってもリアル。
「スイー ジー」という滑らかな音が4段階くらいのスピードを小まめに変化させながら
耳のあたりを軽く円を描くように動き回ります。
マッサージは今回が初のはずですが完成度が高くてびっくりしました。

続く耳かきは右→左の順に耳かき棒のみを使用して行います。
仕上げの梵天や息吹きはありません。
「ズリッ ジョッ」と若干ざらつきのある乾いた音が使われており
下から上にかき上げるような短いストロークでリズミカルに動きます。
音質が前作「深層世界で癒される安眠音声」と非常に似ていることから
そちらの音をそのまま流用したのだと思います。

「もうヒント言わなーい あんまり言うと 見る楽しみ減っちゃうでしょ?」
また有希は最中に吐息を漏らすか軽く話しかけてくる程度で
効果音だけが流れ続ける時間が多い分、頭を空っぽにしてゆったりと寛げます。
会話の内容も恋人同士らしい他愛もないものばかり。
それらが作り上げる和やかな雰囲気も心を自然とほぐしてくれるでしょう。



寝息と羊数えを聞きながら
「あっ 窓開けといていい? 波の音が聞こえてくるから 気持ちよくって」
2つのサービスで程よくリラックスした後、有希に添い寝をされる形で眠りにつきます。
耳かきでは聞こえなかった波の音がここで再登場し
右の耳元から聞こえてくる彼女の寝息と合わさって穏やかな空間を演出しています。

添音亭さんはこの添い寝パートでセリフが極端に少ないのを作風とされています。
添い寝と言うと心温まるお話をある程度してから寝入るケースが多いだけに
初めて聴く人だとびっくりするかもしれません。
本作品においては環境音や寝息がそれらの役割を果たしていると思ってください。

「ん? まだ起きてるの? 私も なんか寝付けなくって」
さすがに何もしゃべらないのは味気ないだろうと思われたのか
中盤に差し掛かったあたりで彼女が羊を数えてくれます。
数が増えてくると彼女がとても眠そうな声に変化し
それにつられてこちらもあくびが出る、なんてことも十分にあり得ます。

まさに聴き手を眠らせることに特化した安眠誘導音声と言えます。



安定の安眠作品
有希のキャラ・効果音・物語の雰囲気、そのすべてが癒し一色で統一された作品です。

有希は恋人同士にふさわしい、やや砕けた親しげな態度で接してくれますし
波や耳かきの音についても聴いていて棘を感じる部分が一切ありません。
それらが合わさってとても穏やかな、安らげる雰囲気を作り出しています。

今回は元々の売りだった環境音だけでなく
人が動くことによって生み出される様々な音についても力を入れています。
環境音特化から環境音+効果音へとややシフトして
一般的な癒し系作品に若干歩み寄ったような印象を受けました。

しかしそれだと個性が薄れてしまいますから
耳マッサージなどの新要素を加えてきちんとサークルさんらしさも残しています。
何より添い寝シーンの極端な構成が活きている以上
添音亭さんの色は相変わらず強く残っています。

環境音については安定のリアルさで十分に癒しが得られます。
冒頭と添い寝シーンで合計40分ほどなら時間的にも十分でしょう。
強いて言うならバルコニーとベッドとの距離を考えて
添い寝パートは冒頭よりも波のボリュームを下げたほうがリアルだったかなと。
今の音量だとベッドよりは浜辺で寝ているような気がします。

やや特殊な部分を持った癒し系作品です。
寝る前に聴くのが一番ですが、嫌なことがあったとか心が傷ついたときに聴くと
多少なりともそれが和らぐのを感じるでしょう。

CV:浅見ゆいさん
総時間 59:53


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

添いCock! 〜レア〜

サークル「VOICE LOVER」さんの同人音声作品。

こちらは「あまえた楼」や「いじめた樓」と同様にささやき庵とは違ったコンセプトを持つ専門店で
主に寄り添いながらの手コキでおちんちんをスッキリさせてくれる作品です。
手コキ自体が音声作品ではあまりクローズアップされないプレイなだけに
私個人もどうやってその様子を演出するか気になっていました。

実際は手コキに加えてフェラとオナニーの見せ合いを合わせた3つのプレイが中心で
添いコキ特化と言うよりは総合的に抜かせてくれる作りになっています。



添い寝屋さんに入ったつもりが…
添いCockの店員レアからサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませー ご指名ありがとう」
レアは明るくて元気な声の女の子。
挿し絵のような可愛いセーラー服を身に着け、主人公を学校の保健室風の部屋へと案内すると
早速スカートを脱いで一緒のベッドに入り、密着しながらお店の説明をします。

本作品は主人公が添いCockを添い寝専門店と勘違いして入店した経緯があり
彼の希望を叶えるために最初のパートだけは非エロで添い寝をしてくれます。
エッチを存分に満喫するために、まずは作品の世界に没入してもらう設計です。

「ぴたー どう? 太もも同士が密着して 温かいでしょ?」
レアは専門店の店員にしては砕けた話し方をするキャラで
積極的に体を寄せてきたりと、とても親しみやすい印象を受けます。
雰囲気的には恋人同士に最も近い感じでしょうか。

この先のエッチでも結構突っ込んだ系統のサービスをしてくれますし
そういったある意味専門店らしくないところが作品の魅力の一つに繋がっています。



際どい部分も徹底攻撃
エッチシーンは3パート合わせて64分30秒ほど。
プレイは手コキ、アナル責め、耳舐め、フェラ、オナニーの見せ合いです。
手コキとレアがオナニーする際にややリアルなくちゅ音が流れます。

「すりすりすりすり あっ 硬くなってきた」
前のパートで寝入った主人公を起こさないように気をつけながら
レアはおちんちんを手で優しく擦り始めます。

エッチは専門店らしく基本的にはレアがご奉仕するスタイルで
いずれも20分程度の十分な時間をとって主に手コキ・フェラ・オナニーをしてくれます。

そして本作品一番の特徴はもちろん手コキのボリュームが多いことです。
このプレイだけのために24分もの時間を割いている作品は他に無いかもしれません。

内容もおちんちんを手で優しく愛撫するところから始まって
前半はカリや金玉などの部分的な責めである程度興奮を高め
その後に背後から抱かれる体勢で竿を激しくしごく、といったように
聴き手を飽きさせない変化に富んだものとなっています。

「ほら見て 指先 おちんちんの穴にねじ込んであげる」
「片方の手で お尻の穴を刺激して もう片方は 腰に手をまわして こっち おちんちん」

またレアにややSっ気があるからか尿道口やアナルを責めるシーンも登場します。
特に終盤は耳舐めのちゅぱ音と複数のくちゅ音が同時に鳴り響いたりと
手コキの弱点であるエロさを十分に補うほどのハードな演出がされています。
優しく射精させるというよりは貪りつくタイプのプレイですね。

「それじゃあね 添いCock名物 お持ち帰りオナニーボイスで〆るとしましょうかね」
手コキ以外で珍しいのは最後のお土産パート。
ささやき庵ではフェラのちゅぱ音を録音してお客に渡すサービスがありますが
添いCockの場合は女の子がオナニーする音声をプレゼントしてくれます。

「聞こえる? レアのおまんこの音 聞こえる? ぐちゅぐちゅのおまんこの音 いっぱい聞いて」
ここでは主人公に家できちんとオカズとして使ってもらえるように
レアが自分のクリトリスを集中攻撃して乱れたり、おまんこを広げて中を見せつけてきたりと
抜きを意識した精一杯のサービスをしてくれます。

シーンのコンセプトが音声だけで抜かせる、つまり音声作品そのものに非常に似ており
聴き手側としてもかなり使えるシーンではないかなと。
パート内でレアは2回絶頂するのですが、1回目のクリの皮を剥いて直接いじるところから
絶頂を終えた後に生々しい息遣いを漏らすところまでが
個人的には一番抜きどころだと思います。

このように、音声作品ではあまり見かけないタイプのエッチが繰り広げられます。



チャレンジ精神に溢れる作品
音声作品における脇役的なプレイを敢えて主役に据えた意欲的な作品です。

タイトルにもなっているようにまず手コキに最も多くの時間を割いており
プレイの詳細もおちんちんを延々としごくのではなく
尿道責めを入れたり背面手コキに切り替えたりして個性を生み出しています。
肝となるくちゅ音についても3段階程度のペースを用意して適宜変化させていますし
手コキだけを見ればレベルはかなり高いと言えるでしょう。

他の2つのプレイについては位置づけ的におまけになってしまうわけですが
それでも聴き手が抜けるようにとセリフをやや少な目にして
フェラのちゅぱ音やオナニーの喘ぎ声をたっぷりと聞かせてくれています。
フェラは終盤の「びりゅるるるるぅぅ っぽっ」というバキューム音が結構エロいです。

「添いコキ専門店」の売り文句を考えると
もう少し手コキに偏っていてもいいんじゃないかな?と私は思うのですが
これ以上手コキをリアルに表現するとなると効果音のバリエーションがさらに必要になりますし
それを考えて今回のボリュームに落ち着いたのかもしれません。
手コキからちょっとずれますけど、できればオナホコキが欲しかったところです。
淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声いずれもそれなりです。

「現状に決して満足しないぞ!」というサークルさんの心意気が感じられる作品です。
ややS~ややMと属性的に割と誰でも聴ける守備範囲の広さも魅力です。

CV:藍沢夏癒さん
総時間 1:24:35

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

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