同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:ボイスドラマ

   ● 脱ぎ脱ぎゆうわくシチュエーション
   ● 今日の久美子、もっと大胆
   ● 体感音声シリーズ「透鏡の怪談-赤い女-」
   ● かじょう愛され満喫-あなたのすべてを記録し続けたいお姉ちゃん-
   ● ささやき庵 双葉 陸
   ● 今日の久美子、ちょっと大胆 完全版
   ● えっちでかわいくてさびしがりやな妖狐
   ● 【実験】単純な妹にジョーク品を手渡してみるお話
   ● 雨恋女の子守唄
   ● innocent-color~彼女達のフォトグラフ~春の章


脱ぎ脱ぎゆうわくシチュエーション

サークル「ネイティファス」さんの同人音声作品。

こちらは脱衣をテーマにした3つのお話が楽しめる作品です。
サキュバス、風俗嬢、天使とそれぞれにまったく違うキャラやシチュを用意し
魔法や話術といった個性を活かしながらストーリーに絡めた脱衣を行います。
どのお話もややブラックな結末を迎えることから
地獄に突き落とされることに快感を覚えるMな人ほど向いていると言えます。



個性溢れる3つの脱ぎ脱ぎストーリー
3人の女性が服を脱ぎながら誘惑してくるお話。

「あっ そこの通りすがりのボク? ちょっとお姉さんの話を聞いてくれない?」
サキュバスは穏やかで妖艶な声の女性。
人間の魔法使いによって牢獄に入れられている彼女は
たまたま近くを通りかかった少年に助けを求めます。

本作品はこれ以外に明るくて可愛い風俗嬢の貢がせプレイ
清く穏やかな女神様のエッチなご奉仕と合計3つのお話が入っている短編集です。
内容が完全に独立してますし時間も約25分で統一されていますので
興味を持ったお話から聴いていくのもいいでしょう。

「ほら見てボク 今まで長袖だったのが 全部なくなって 胸の谷間から腋まで丸みえ」
そしてタイトル通りどのお話も女性が服を脱いでいくシーンに焦点が当てられています。
オーソドックスに服を脱ぐこともあれば魔法を使って瞬間的に露出したり
自然と服が透けていくなどキャラを活かした脱衣が行われるのもポイント。
少しずつ露わになる彼女たちの肌と、それを見る男性たちの興奮の高まりを
サークルさんが得意とするやり取りを交えながらわかりやすく描きます。

他の作品もそうなのですがネイティファスさんはストーリー構成に定評があり
ボイスドラマとしても普通に楽しめるくらいのクオリティを持っています。
反面純粋なエッチシーンがやや少なくなっているのが玉に瑕ですが
それこそ時間を忘れるほどに聴き入るほどの魅力を持っています。



キャラやシチュを活かした地獄への落とし方
エッチシーンは3パート合わせて55分間。
プレイはパートごとに脱衣/パイズリ/フェラ/SEX(騎乗位?)
脱衣/クンニ/フェラ/SEX(騎乗位)、脱衣/手コキ/フェラ/パイズリ/SEX(騎乗位)
です。
エッチな効果音はありません。

「お姉さんちょっと 面白いことができるの 手品みたいな そう とっても楽しくなること」
少年にストレートな色仕掛けをして失敗したサキュバスは
方向を変えてウィンクをすると服が脱げる手品しながら
その妖艶な体を見せつけて彼の心を射止めようとします。

エッチはどのお話も女性が服を着た状態から始まり
まずお話を交えながら衣服を脱いでいった後、本格的なプレイに突入します。

一番最初はサキュバスと彼女を捕まえた魔法使いの弟子である少年のお話。
相手が童貞であると踏んだ彼女はわざと少しずつ肌を晒すことで彼の興味を惹き
その見返りとして自分の両手を拘束しているカギを渡すように交渉します。

「ねぇボクどう? お姉さんのセクシービキニ姿 おっぱいもむちむちおへそも丸出し 生足太ももの曲線美もよだれものよ」
胸元、太もも、股間を徐々に露出されていきながら
M字開脚をしたり艶めかしい声を上げて必死にアピールするところが面白いですね。
サキュバスだと力でねじ伏せる場合が多いだけに
下手に出ながらチャンスを掴みとろうとする姿が新鮮に感じます。

「このまま吸い尽くして とり殺してあげるわ」
しかし無事解放された後は打って変わってサキュバスらしい残忍さを見せてきます。
先ほどと同様比較的穏やかな雰囲気を漂わせながら
「ずいりゅ じるりゅっ」といやらしい唾音を鳴らすフェラ、足の裏で挟み込んでの足コキ
おまんこでおちんちんをみちみちと締め上げるSEXとどれも容赦がなく
彼の精液だけでなく魂までも奪い取ろうとする貪欲さが見られます。

脱衣の前後におけるサキュバスの豹変っぷりが一番の醍醐味ですね。
割と誰でも聴ける正統派なお話だと思います。

続く2番目のお話はとある風俗店にやってきた主人公が
そこの店員エミにプレイをしながら多額のお金を貢ぎます。
相手が人間なので脱衣は普通に脱いでいく感じなのですが
その都度重要度に合わせたお金を要求してくるところが特徴です。

「ほら先生 ここはすぐにはい はいだよ先生? ロリっ子少女に気にいられるために はい はい はい はい」
体操着を脱いでブルマになるのに1万円、はみパン3万円
パンツをお尻に食い込ませるのに5万円など貢ぐ金額はどれも法外。
最初は当然のように躊躇う主人公なのですが
彼女は他の多くの男性に対しても行ってきたように
ちょっとした洗脳に近い話術を駆使して彼の判断力を徐々に奪っていきます。

純粋なプレイよりもエミがどうやって彼のお金を奪うかに力を入れているため
ちょっと抜くには難しいところもあるのですが背徳感は抜群ですので
どちらかと言えば精神的な快楽の方が得やすいお話です。

最後のお話は魔王討伐に向かう勇者を地上に降臨した天使が励まします。
しかし彼女の衣服は煩悩のある人間には透けて見えてしまう特注品。
お年頃の彼には彼女のおっぱいが気になって仕方ありません。
このままでは魔王に負けてしまうと判断した彼女が自ら性欲処理をしてあげます。

「勇者様 心配しないでください 私を信じて じっと耐えてくれればいいんですから」
最初は天使らしく母性溢れる姿を見せていた彼女なのですが…
「ああ いっぱい出てるわ この味最高 ほらもっと出して 今度は奥まで吸い込んであげる」
プレイが進むにつれて淫乱なメスとしての本性が見えてきます。

とあるタイミングで口調がギャルっぽい下品なものへと変化しますから
前半は優しく、後半はハードに射精させられる珍しい展開が楽しめます。
脱衣は脱ぐのではなく勇者の視線で脱がしていくあまり見かけないスタイルです。

このように、それぞれにまったく方向性の違ったエッチが繰り広げられます。



切り口が斬新な作品
普段のエッチではあまり目立たない脱衣に光を当てた意欲作です。

「服を脱いで」と一言で片づけられてしまう作品が多い中
どれも服を1枚1枚脱がせる様子をわかりやすく描き
そのうえで新たに露出した部分をアピールしながら気持ちを高めてくれます。
チラリズムとは違ったスタンスなのでそういうのが好きな人には不向きですが
隠された女性の大事な部分が徐々に露わになる展開にはゾクゾクするものがあります。

中でも一番最初のお話は完成度が高く
女性の武器を使って少年を籠絡していく様子が綿密に、そしてエロく描かれています。
純粋なプレイの時間が10分程度と短めなのは残念ですが
女性に軽く見下されながら童貞を奪われる雰囲気がよく出ています。
聴き終えた時「あっという間だったなぁ」と思えるほどに熱中できました。

しかし2番目のお話については…うーん。
内容が不向きだったのか正直いまいちに感じました。

「ほらお兄ちゃん エミを脱がせたいなら まずは1万円 1万円からだよ」
「おまんこ 射精まで含めて10万円です 10万 結構な大金ですけど ほら来て」

プレイを進める中でエミが「~円払って」と連呼するシーンが多いため
どうもプレイにのめり込みにくい雰囲気を持っているように思えます。
本当にお金を払わせたいのなら金額よりもサービスの魅力をアピールするのが常道です。
例えば上のセリフだったら
「たったの(やや強調)1万円(やや小声)でエミの裸が見られるよ!(強調)」とか。

金額が魅力的ならそちらを強調するのも有りなのですが
今回の設定だとさすがに厳しいかなと。
プレイの展開は面白いのに表現方法がもったいなく感じます。

3番目のお話は透視するような脱衣なので
作品のコンセプトから若干ずれてる気もするのですが
神々しい天使が下品なメスへと豹変する展開が興奮させてくれます。

あと全体的に気になった点としては
どのお話もプレイの最中に音声が終わりを迎えていることです。
射精シーンが全部で9回と多めながらもその後の余韻に浸る時間が無いため
この構成だと消化不良気味に聴き終えることになる可能性があります。

私は射精後の心のケアも音声作品にとって大事な要素と考えているので
それが一切無いのは非常に残念です。

コンセプトは非常に面白いのですが、首をひねる点がいくつかあったため
当サイトではやや厳しい点数とさせていただきました。
結局のところ2番目のお話をどう捉えるかで見方が大きく変わる作品なのだと思います。
ですから記事を読んで逆に面白そうだと思ったのならおそらく楽しめます。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 1:18:12


オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

今日の久美子、もっと大胆

サークル「APPLE project」さんの同人音声作品。

サークルさんの処女作「今日の久美子、ちょっと大胆」の続編にあたる本作品は
明るくて気さくな女の子がオナニーや主人公とのエッチで大いに乱れる様子が楽しめます。

今回は「久美子のMへの目覚め」が物語のテーマとなっており
最初は一方的に責められまくることに抵抗を感じていた彼女が
次第にそれを受け入れ、さらには自分から求め始めるようになるまでの変化を
リアルに、そしてエッチに描いています。



すっかり開発されてしまった久美子
幼馴染であり恋人でもある久美子と激しくエッチするお話。

「久美子です 昨日もあいつにいいようにしてやられたとです」
久美子は明るくて優しい声の女の子。
恋人である主人公に激しく責められまくったことを一通り悔しがった後
その時の様子を思い出しながら自分を慰め始めます。

続編ということで作品の大まかな背景を説明しますと
2人は近所に住む幼馴染として随分長い間付き合ってきたのですが
つい最近ようやく恋人同士になりました。
前作が付き合い始めた直後だったので今作はその少し後のお話なのでしょう。

そんなこともあって久美子は主人公のことを「あんた」と呼んだり
彼がふざけると軽いツッコミを入れるなど和気藹々としたやり取りが交わされます。
同人音声では人間関係やストーリーをほどほどに描いて
その分プレイを濃厚にする傾向が強いのですが
本作品はそういった部分もエッチも両方しっかりと作られています。

エッチの前後やインターバルでのやり取りが充実している分
物語に対する没入感が得やすいというメリットがあります。
中の人が商業系のエロゲーを手がけられているらしく
細かい効果音もきっちり入っていて演出面のレベルも非常に高いです。
シーンごとに穏やかな曲調のBGMが入るところも珍しいですね。

「あいつと付き合ってから すっごくエッチになっちゃってる」
久美子はエッチだと主に責められる側に回ることが多く
この日の前日も主人公に徹底的にイカされまくった感度のいい女の子です。
上の2つの特徴からMの素質が強いわけですが、本人はまだそれほど自覚がありません。
そんな彼女にいじめられる喜びをわからせるのが今作のコンセプトです。

プレイ構成的に彼女が乱れるシーンが非常に多いですから
女の子が可愛く喘ぐ姿を楽しみたい人には打ってつけの作品と言えます。



Mになる気持ちよさを噛みしめる久美子
エッチシーンは29分間。
プレイは久美子のオナニー、キス、乳揉み、手マン、SEX(バック、正常位)です。
オナニー、手マン、SEXの際にリアルな効果音が鳴ります。

エッチは久美子の部屋でオナニーと手マンをし
その後主人公の部屋に移動してSEXを3回戦行います(バック1、正常位2)。
プレイ一覧の通り基本的には彼女が一方的に責められ続けます。

「胸だけじゃなくて 全身を 優しく触って あたしを ぎゅって抱きしめてきて」
一番最初のオナニーは久美子が主人公とのエッチを回想しながら
胸を揉んだりおまんこをいじったりして性的快感を楽しみます。
プレイの様子を彼女なりに実況しながらキスシーンでちゅぱ音を鳴らしたり
一心不乱にいじりながら喘ぎ声を必死で押し殺そうとするところがいいですね。
女の子の秘密の行為を覗き見ているようなかなりそそるシーンです。

その後行われる合計4回のエッチでは、プレイそのものに加えて
プレイを通じて変化していく久美子の心が大きなポイントとなります。

「違うもん いじめられて感じてない 感じてない」
「はい エッチ好きです 癖になっちゃうくらい でもMじゃないもん」

オナニーの直後に行う手マンでは、主人公のちょっぴり乱暴な責めに対して
可愛い喘ぎ声や先ほどより激しいイキ声を上げつつも
「自分は決してMではない、いじめられるのが趣味じゃない」と一応は否定します。

Mがちょっぴり変態的なニュアンスがあるのも理由として挙げられるでしょうが
SとMだとどうしてもMは下に位置づけられてしまうこともあって
彼女としてはあくまで対等な関係を維持したかったのかもしれません。

しかしその後のピロートークでちょっとした約束が交わされ
それを了承した久美子はだんだんと責めら続けることへの快感に目覚め始めます。

「はい あたし あんた専用のMですっ 乱暴なのも 優しいのも 好きなの」
主人公の部屋に移動してからはもう止まりません。
彼の責めに喜びを露わにしながら久美子は何度も何度も絶頂します。
それに応えるかのように彼もさらに激しく腰を振って更なる刺激を与えます。
彼女の幸せそうな喘ぎ声、リズミカルに鳴るくちゅ音、ベッドのきしむ音
それらが鳴り響く空間はエッチな激しさを含んでいますが温かさに溢れています。

お互いがお互いを知った上でその望みを叶えているからそう感じるのでしょう。
SMチックな要素を孕んでいますが、これはこれでしっかりとした愛の形なのだと思います。

このように、様々なプレイにドラマ性を絡めた濃厚なエッチが繰り広げられます。



ちょっぴり意地悪したい気持ちに駆られる作品
自分の指や主人公から責めを受けて快感に悶える久美子の姿に
たまらない可愛さと興奮を覚える作品です。

彼女は普段は割とさばさばとしたキャラをしているのですが
エッチではたっぷり気持ちよくなりたいという貪欲さがあります。
勝ち気な声がエッチに入ると一転してとろんとした声に変わるところもたまりません。
その両者の非常に大きなギャップが股間を熱くしてくれました。

「でもね 次は あんたに気持ちよくなってほしいの」
そして終始責められ続ける展開でありながら
彼女は常に彼にも気持ちよくなってほしい、満足してほしいと強く願っています。
残念ながら彼女が今回責めにまわることはできなかったのですが
最後の最後で2人がうまく歩調を合わせることでプレイが綺麗にまとめられています。
恋人としての健気さや思いやりに溢れた姿勢に彼女の魅力を感じました。

テーマとなっている久美子のM化については
本当の意味でそうなるのではなく、2人の秘め事として位置づけられています。
ほのぼの、あまあまな雰囲気が売りの作品ですから
そのへんをあまりに強くしてしまうのは良くないとサークルさんが思ったのかもしれません。
彼女を叩いたりするシーンは一切無く万人向けの内容に収まっています。

エッチは久美子の喘ぎ声がたっぷり聴けるのが大きなポイントです。
全部のプレイで喘ぐのもそうですが、絶頂シーンが合計6回もあります。
果てた後の恍惚とした吐息からも気持ちよさが凄く伝わってきました。
喘ぎ声多め、くちゅ音それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅かです。

注意点は作中で常に何らかのBGMが流れ続けることです。
どれも控えめなので抜きの邪魔にはならないと思うのですが
同人音声=BGM無しが当たり前な今の情勢下では気になるかもしれません。
実際どんなものなのかは体験版でお確かめください。

キャラをしっかりと立てて楽しめるし抜けもするように作られたボイスドラマです。
女の子が性的に責められて乱れる様を楽しむのがメインとなりますので
ノーマル~ややSの属性をお持ちの方にお薦めします。

CV:遠野そよぎさん
総時間 48:09


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

体感音声シリーズ「透鏡の怪談-赤い女-」

サークル「Brain Junction」さんの同人音声作品。
催眠音声サークル「F・A・S」さんの姉妹サークルで今回が処女作になります。

こちらはは久々に里帰りした青年が、とある物の怪に襲われる様子を
怖く、そしてエッチに描いた作品です。

聴き手が本当に怖がってもらえるようにキャラやストーリーはもちろん
シーンに適した効果音にまでこだわりながら作られており
聴いていくうちにその世界に引き込まれていくような魅力を感じるでしょう。

ちなみに作品説明文には記載がありませんがバイノーラル録音と思われます。



伏線を引きながら進められる聴きごたえのあるストーリー
青年が物の怪に精液を搾り取られるお話。

「こんばんは 私は怪談の語り手の 透鏡(レンズ)と言います」
透鏡はややトーンが低い淡々とした声の女性。
物語の語り手として軽い挨拶や注意事項を述べると
早速web掲示板に書かれたとある体験談を語り始めます。

本作品は平たく言うとホラー+エロをコンセプトとしており
怖い話で適度に恐怖心を植え付けながら臨場感たっぷりのエッチで性的興奮を促します。
この手の作品と言うと他にはサークル「GREENWAY」さんの
「いやらし怪談娘」シリーズがあるのですが
あちらが物の怪に犯されるプレイを中心に描いているのに対して
こちらは登場人物の特徴やストーリーといった背景部分もしっかりと描かれており
作品の世界にどっぷりと浸かりながら主人公と同じ気持ちでプレイを楽しめます。

「実家は 下宿先から3時間もかかる田舎だった」
音声開始から1分30分経つと主人公になりきった透鏡が
先ほどとは違う少し明るく溌剌とした声で物語を始めます。

冒頭の彼が電車に乗っているシーンではモーター音や電車の走る音
駅に着いて実家に向かい際は鈴虫の声や踏切の音など
シーンに応じてクリアでリアルな効果音が随所に登場し、物語に臨場感を与えています。
サークルさん自身が「こだわって作った」と言われている通りものすごくリアルです。

今回の物語について簡単に説明しますと
大学卒業と同時に逃げ出すように家を出た主人公が久々に里帰りをするのですが
そこで彼にとってなじみのある物の怪と出会います。
彼女は挿し絵の通り赤いワンピースに赤い帽子の恰好をしており
初めは彼の実家に、その後彼がかくまわれる神社へと出没し接触を図ります。

「自分には 小学校の間の記憶があまりない」
「ズキリと 頭に 鈍い痛みが走る 知らない 知らない そんなやつのこと知らない」

また主人公は一部で記憶喪失になっており
最初の時点では彼女が何者か、そして彼女との間に何があったのかを知りません。
そういう謎が随所に散りばめられているからこそ
「この先どうなるんだろう?」という興味が湧き、聴き続ける面白さが生まれています。
私はそれこそ時間が経つのを忘れるほどにのめり込むことができました。



主人公自身の恐怖と快感を味わいやすいエッチ
エッチシーンはおよそ11分間。
プレイは手コキ、乳首舐め、耳舐め、SEXです。
手コキとSEXの際にリアルな効果音が流れます。

物の怪「やっと会えた やっと会えた 離さない 離さない 離さない」
物の怪の仕掛けた罠に引っかかって神社にある部屋の扉を開けてしまった主人公は
たちまち彼女にベッドへと倒され、服を脱がされて
露わになったおちんちんを手のようなもので撫でられます。

エッチは恐怖に慄いて身動きが取れなくなった彼を彼女が一方的に襲います。
物の怪が相手となると謎生物やぶっ飛んだプレイが登場する場合もあるのですが
本作品ではイメージの容易さを優先して敢えてノーマルなプレイに徹しています。

「人の形をした という表現は正しい だって それは 人の動きをしていなかったから」
しかしノーマルなのはあくまでプレイの大まかな枠組みだけに過ぎません。
実際は人間離れした彼女の凄惨な姿が簡潔ながらもリアルに描かれており
明らかにヤバい生き物と交わっているシチュに恐怖を感じさせながら
まとわりつくような粘液質のちゅぱ音やくちゅ音
さらに普通の女性に近い熱さを感じる吐息で徐々に興奮を高めてくれます。

「上へ 下へ ゆっくり ゆーっくりと その感覚は 理性も意識も 簡単に溶かしていく」
「そいつの指が 右へ 左へと先端をなぞり まるで体にで電気が走るような感覚を与える」

またプレイのほとんどを主人公視点で描いているのも大きな特徴です。
催眠音声のエッチシーンでよく使われる表現法なのですが
「物の怪が主人公のおちんちんを優しく撫でまわす」みたいな客観描写に比べて
聴き手自身が責めを受けているのが実感しやすく
よりプレイに没頭しやすい環境が出来上がっています。
催眠音声を作られているサークルさんらしい見事なアプローチですね。

プレイは亀頭を中心に手で愛撫するところから始まり
長い舌による乳首舐めと耳舐めによって快感への欲求を盛り上がらせてから
最後におまんこのようなものでおちんちんを包み込んで何度も射精へと導きます。

「声にならない声が漏れる 全方向から 軟体質の肉がぐちゃぐちゃと絡みつき 奥から吸いたてられ あちこちを 滅茶苦茶に揉みまわされるっ!」
SEXシーンはにちゃにちゃとしたいやらしい音、彼女の艶めかしい声を響かせながら
腰のようなものを激しく動かして主人公から何度も精液を搾り取る様子が
いつもと違った興奮を掻き立ててくれました。
ちょっとした背徳感を感じながらの絶頂と言えばいいのでしょうか。
それはここまで様々なものを積み重ねてきたからこそ得られたのだと思います。

このように、禍々しいものとの交合を臨場感たっぷりに味わうことができます。



シナリオ力の高い作品
適度に恐怖感や切迫感を得ながら興奮もさせてくれる作品です。

主人公が物の怪に襲われるまでの過程を、開始からおよそ25分もの時間をかけて描き
十分に物語の世界に取り込んでからねっとりとしたエッチで心と体を興奮させてくれます。
エッチについても時間は短めですがセリフや効果音のレベルが高く
作品の世界に浸りやすい分抜きやすくなっています。
ジャンルのレア度抜きでもかなりシナリオのしっかりしている作品と言えます。

今回は作品の性質上ネタバレしすぎるとつまらないだろうと思いまして
いつも以上に内容を伏せながら記事を書かせていただきました。
ですからどんな作品なのかがわかりにくかったかもしれません。

私としてもそのさじ加減に疑問を感じてますので
詳しく知りたい部分がありましたら個別にコメントをお願いします。
当たり障りのない範囲で説明させていただきます。

「鍵を開けて 夜食を用意したから」
個人的に最も印象的だったのは神社に閉じこもった主人公を
物の怪がなんとかして扉を開かせようとするシーンです。
人外ってことで母親に成り代わって警戒心を解こうとするのですが
その手口や演出が怖くもあり面白くもあります。
急転直下の展開もありますし、これを予測できる人は少ないのではないでしょうか。

ホラー要素はストーリーだけでなく効果音に気を配っているおかげで
物語に常にピリピリとした緊迫感が漂っています。
透鏡がいきなり叫んでびっくりさせるようなことはなく
じりじりとした雰囲気で徐々に恐怖感を煽っていく感じです。
主人公が干からびて死ぬわけでもないですし、割と誰でも聴ける内容かなと。
めちゃめちゃ怖いってほどでもないですが一部で背筋が凍る思いがしました。

エッチはバイノーラルを活かした近さのある吐息・ちゅぱ音や
物の怪の質感にぴったりなくちゅ音が自然な興奮を誘います。
ですがストレートに抜くタイプのエッチとは違うのでそこだけご注意ください。
「ああ、やってしまった」みたいなちょっとした後味の悪さが残るかもしれません。
でもそれこそがホラー系エロボイスの醍醐味なのだと思います。
くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声そこそこ、淫語ごく僅かです。

ホラー+エロという珍しいコンセプトを持ったハイレベルなボイスドラマです。
ストーリー性の高い作品を聴きたい、女性から性的に襲われたい人にお薦めします。

CV:野上菜月さん
総時間 39:09


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
もう少し安かったら満点にしていたかもしれない作品。
伏線を張りながらプレイに持って行くまでを慎重に進めています。

あとは野上さんの演技が素晴らしいです。
まさに迫真の演技と言うにふさわしく、声によって恐怖感を見事に煽ってくれます。
あまあまなお姉さん役で有名な声優さんですが
それとは違った彼女の別の顔を垣間見ることができるでしょう。

かじょう愛され満喫-あなたのすべてを記録し続けたいお姉ちゃん-

サークル「じゃばらいふ」さんの同人音声作品。

こちらは弟のことを心の底から愛してやまないお姉ちゃんと
漫画喫茶で寛いだりエッチな事をする作品です。
姉弟の人物像や背景をしっかりと描いたボイスドラマ色の強さが特徴で
サービスやプレイについても動機やスタイルを考えながら違和感なく行われているため
聴いているうちに自然と物語に引き込まれていくのを感じるでしょう。

エッチは場所の狭さを利用して密着しながら行うシーンが非常に多く
至近距離から聞こえてくるお姉ちゃんの声が心と体を熱くしてくれます。



密室でお姉ちゃんと2人きり
漫画喫茶でお姉ちゃんと色々なことをするお話。

「失礼しまーす ごめんね お勉強中だったかな?」
お姉ちゃんは甘く可愛い声のお姉さん。
弟の部屋へ突然やってきて彼の読みたがっている漫画がある漫画喫茶へ行こうと誘います。

本作品では音声作品ではなかなかお目にかかれない漫画喫茶にスポットを当て
ご飯を食べたり耳かきしてもらったりエッチな事をする2人の様子を楽しみます。
非エロ40分、エロ1時間と非エロの部分にもかなりの時間を割いており
そこで2人の仲の良さを描きながら物語への没入感を持たせてくれます。

「お姉ちゃんは バッチリ予定空けてあるよ 君以外の男の子の誘いは全部断ってるし」
お姉ちゃんは生まれた時から弟のすべてを写真に収めているほどのブラコンで
作中でもご飯を食べさせてあげる、故意におっぱいを押し付けるといった定番の行為から
かなりぶっ飛んだことまで幅広く行いながら愛の強さをアピールしてきます。

しかし彼女は所謂ヤンデレキャラにありがちな独占欲の強さよりも
自分のすべてを捧げようとする自己犠牲の精神に溢れた女性ですから
とんでもなく甘い雰囲気あたりでうまい具合に留まっています。
年上の女性にお節介を焼かれながら溺愛される気分が存分に味わえるでしょう。



丁寧で温かみを感じる癒しのサービス
非エロシーンの要所となるのは「04-食休み」と「07-耳かき・爪切り」パート。
前者は耳舐め、後者は効果音とやり取りによって癒しを与えてくれます。

「ぎゅってされながら 深く呼吸していると 体が内側から ぽかぽか温かくなってくるでしょ?」
耳舐めは食事が終わってお姉ちゃんがキスか抱っこをおねだりするのですが
弟が恥ずかしくてどちらとも言わないため、彼女から自分から抱き着いて行います。

この先のエッチでもそうなのですが密着しながらサービスを行うシーンがとても多く
バイノーラル録音の効果もあって彼女の声には近さに加えてほんのりとした温もりがあります。
コリッとして水分の控えめな耳舐め音にもエロより優しさを強く感じました。

「冷房でだんだん冷えてくるだろうから ブランケットと あと綿棒と爪切り借りてきちゃった」
もう一つの柱である耳かきと爪切りは9分30秒+7分の合わせて16分30秒ほど。
耳かきは2人とも座った状態で寄り添いながら綿棒のみを使って主に浅い部分のお掃除を
爪切りはパチンという軽快な音を鳴らしながら爪を切った後
形を整えるために丁寧にヤスリがけを行ってくれます。

綿棒は「ジョリ ズズッ」と細く尖った軽い音が使われており
それが耳の奥から手前、もしくはその逆に長めのストロークを描いたり
あるいは壁にこびりついた汚れを落とすかのように小刻みに動くなど
かなり目まぐるしく変化しながらゆっくりと動き回ります。

私はじゃばらいふさんの耳かき音を聴くのが今回初めてだったのですが
音のクリアさやリアルさ、耳の形状を意識した動きなどどれを取ってもレベルが高く
特に小刻みに動かすシーンでゾワゾワとした感覚が味わえました。
数多くある耳かき音声の中でも確実に上位に食い込むクオリティを持っています。
しかしこの音の質感なら綿棒よりも耳かき棒のほうが近いとも思います。

「あれ? あれあれ ここ 割と汚れてる いつもと違う体勢だから いつもは取れない汚れが取れてきちゃってるのかな」
また最中のお姉ちゃんは耳の汚れ具合を口走ったり耳かきに関する小話をしたりと
基本的にはそこまで重要でないセリフを言って耳かきの雰囲気を演出します。
効果音だけを楽しみたい人にはやや不向きな作りではありますが
ボイスドラマらしさが出ていてこの作品にふさわしいと言えます。



シチュを意識した密着感のあるエッチ
エッチシーンは3パート51分間。
プレイは手コキ、精飲、乳首責め、キス、フェラ、手マン、SEX(対面座位)です。
手コキ、手マン、SEXの際にリアルな効果音が鳴ります。

「どれくらい大きくなっちゃってるのか 直接見ても いい?」
夕食後に弟と一緒にエッチな漫画を読んでいたお姉ちゃんは
彼が興奮しているの見て取ると早速おちんちんを取り出して勃起具合を確認します。

エッチは食後の手コキ、シャワー室でのキス&フェラ、戻ってからのSEXと
パートごとにメインのプレイを変えながらそれぞれをじっくりと行います。
そしてどのプレイでも場所が漫画喫茶であることを踏まえて
見つからないようにひっそりと行っている
ところが特徴です。

「この硬い茎の部分を おててでぎゅって握って こすこすされるのがいいのかな?」
例えば最初に行う手コキパートはおちんちんがお店のカメラに映らないように
予め彼女の上着を乗せて見えないようにし、そのうえで声をやや潜めながら行います。
耳元に聞こえてくる彼女のやや熱を帯びたエッチな声が
その場の雰囲気をセリフ以上に強烈に伝えてくれます。

手コキのくちゅ音についても前半が水分控えめでゆっくり
後半はカウパーのせいで水分は上がりますがペースをさらに落とすといったように
常に誰かにばれないようにプレイしているところが面白いですね。
シチュを有効活用してスリルと興奮を与えてくれます。

「お姉ちゃんの裸なんて見慣れてるだろうに 赤くなっておちんちん大きくしてくれてる君は 本当に可愛い」
しかしそれだとさすがに聴き手が欲求不満気味になると考えたのか
2人で一緒にシャワーを浴びるシーンだけは割と激しいちゅぱ音をまき散らします。
特に後半で聴けるフェラは水分が高い下品なタイプの音ですから
最も抜きに向いているシーンと言えるでしょう。

「ね 見えるでしょ? 真っ赤なお肉が ピクピク震えてるの」
一番最後に行うSEXパートはここまで一方的に責め続けてきたお姉ちゃんが
一転して自分からおまんこをいじってくれるようにおねだりする珍しいシーンが拝めます。
「くち にゅる」という手マン専用の効果音がゆっくりであるからこそ妙に生々しく
彼女のやや声を押し殺した喘ぎ声と相まって大きな興奮を呼び起こします。

「いいところも ちょっと困ったところも 全部ひっくるめて お姉ちゃん 君が好き」
その後のSEXシーンもまずは繋がったまま動かさずにお互いを慣らしてから
かなり控えめな音を鳴らしてゆっくりと腰を動かします。
彼女はここまで一度も絶頂していないおかげでかなり気持ちが高まっており
聴いているこちらが恥ずかしくなるようなストレートな愛の言葉を散々に投げかけてきますから
幸福感を感じながら射精を迎えられると思います。
2人の絆の強さが最も感じられるシーンではないでしょうか。

このように、舞台を大事にしながら行われるあまあまなエッチが楽しめます。



お姉ちゃんの愛に身も心もとろける作品
優れた部分をいくつも持っているかなりレベルの高いボイスドラマです。

漫画喫茶という狭くて遮音性の低い場所を敢えて舞台として選び
そのうえでやや行き過ぎな感のあるお姉ちゃんのキャラを最大限に活用しながら
個性的なサービスやプレイを繰り広げています。
またボイスドラマではパートごとに日を変えたりする作品が多いだけに
ほぼすべてをインターバル無しで一直線に進めているのは非常に新鮮でした。
少し長いのですが聴く際は是非一気に聴いてほしいところです。

そしてこの作品の最も優れているところは
狭い個室だから密着する、体液で汚れたからシャワーを浴びるといったように
あらゆるシーンに対して「なぜそれを行うのか」を考えて作られていることだと思います。
それぞれのシーンに関連性や意味を持たせているからこそ物語に流れが生まれ
その結果まとまりのある作品に仕上がっています。

「大丈夫だよ 私は何があっても 君のことが大好きなお姉ちゃんのままだから」
お姉ちゃんは挿し絵の手に持っているカメラで弟の様子を何度も激写するとか
精液をココアに入れて美味しそうに飲むちょっとアレな側面も持っていますが
それ以上に彼に対して身を粉にして尽くす献身的な女性に映りました。

彼女は本当に小さい頃から彼の面倒を見続けており
さらにここ1年は女性としても深い関係にあるのがわかります。
これが彼女など血の繋がっていない関係だったらきっと重く感じたでしょう。
でも家族ならここまで強い愛情を抱くのもそんなに不思議なことではありません。
(近親相姦云々についてはフィクションなので置いておきます)
少なくとも私が今まで聴いてきたヤンデレキャラからは程遠いです。

エッチはプレイそのものは控えめなのですが、その分しっとり・ねっとりしていて興奮できます。
パートごとにエッチの要素がくちゅ音、ちゅぱ音、喘ぎ声と見事に切り替わっていますし
プレイもほぼ被せずそれぞれが練りに練った末に作られています。
淫語、くちゅ音、ちゅぱ音、喘ぎ声いずれもそれなりです。

女性の愛に飢えている人には是非聴いてみて欲しい作品です。
きっと嫌と言うほど心を温めてくれるでしょう。

CV:このえゆずこさん
総時間 1:43:41


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

ささやき庵 双葉 陸

サークル「VOICE LOVER」さんの同人音声作品。

音声作品として非常に有名なささやき庵シリーズの中で
一番最初に、そして現時点で7作品と最も多く登場しているのが双葉です。
(添い寝屋本舗や外伝も合わせると全部10作品)
彼女からこのシリーズを聴き始めた人もそれなりにいるのではないでしょうか。

本作品はその6番目にあたり、満月の夜を舞台に濃厚なエッチを繰り広げます。
過去に5回もサービスを行っているだけあって主人公との仲はとても良く
まるで彼女が恋人にでもなったかのような甘く幸せなひと時を送ることができます。



特別な日に特別な場所で
ささやき庵の小町「双葉」にエッチなサービスをしてもらうお話。

「いらっしゃいませ ささやき庵へようこそ ご指名ありがとうございます」
双葉は明るく清らかな声の女の子。
およそ半年ぶりにお店を訪れた主人公を暖かく出迎えながら
本日のサービスを行う部屋をいつもと違った場所にしようと提案します。

今回の物語のテーマは「満月の夜」。
いつもはささやき庵の中にある専用の部屋でプレイを行うのですが
それでは満月を見ることができないということで、挿絵のような天窓のある部屋へ移動します。
ちなみにこの月の間はささやき庵の姉妹店「添い寝屋本舗」にあるそうです。

実際に2人で移動しながら会話をするシーンもあったりと
かなりボイスドラマ色の強い内容になっています。
そしてその際、彼女の声の距離や位置が目まぐるしく切り替わり
彼女がまるで本当に近くにいるかのような臨場感が味わえます。
体験版を聴いていただけばわかるように、バイノーラル録音なのでとんでもなくリアルです。

「月を見ていると なんだか 引き込まれそうな 錯覚を覚えます」
お部屋に移動した後、双葉に添い寝されながらするお話も月に関するものばかり。
2人で持ち寄った月にちなんだ和菓子を食べながら
ささやき庵の元となったお店「紅月庵」のことや
よくウサギの影に似ているといわれる月の模様についての物語をしてくれます。

内容的に聴いてるとちょっぴりホロリとくるかもしれません。
タイトルにもなっているささやき声も相まって、2人だけの落ち着いた空間が形成されています。
ちなみにささやき声は全編でおよそ46分もの間楽しめます。



満月は女を淫らに変える
エッチシーンは3パート43分間。
プレイは双葉への乳揉み、乳首責め、全身舐め、クンニ
主人公への全身舐め、フェラ、SEX(騎乗位)、キス
です。
エッチな効果音はありません。

「今日は 特別な夜です あなたの望み 叶えてあげます」
物語を通じて自分のすべてを捧げることを主人公に打ち明けた双葉は
最初に自分の体を隅々まで好きなように舐めさせてあげます。

エッチは最初のパートが主人公、2・3番目は双葉が責める攻守逆転型です。
お店形式の場合、女性側が終始責めるタイプの作品が多い中で
ささやき庵シリーズだけは必ず女性が責められて乱れるシーンが入っています。

「ほら 双葉のおまんこ よく見てください 目で犯してください」
といってもお店のサービスですから双葉も完全なマグロになるわけではありません。
自分からパンツを下しておまんこを開き、中を見せつけながら舐めてくれるように懇願します。
声質や普段の様子とは打って変わった淫靡な態度に多くの人が興奮を覚えるでしょう。
控え目ながらも徐々に熱さを増す彼女の息遣いもたまりません。

「おちんちん ぺろぺろしてほしいですか? でも だーめ」
そして攻守が逆転すると彼女はわざと焦らすことで興奮を煽ってきます。
唇、頬、おでこ、顎と比較的敏感でない部分を軽く舐めていくソフトなプレイなのですが
ゆっくり、ねっとりしたちゅぱ音がそれを覆すほどのエロのパワーを持っています。
中でも耳舐めが実際に舐められていると錯覚するほどの近さを感じました。

その後のSEXシーンももちろん外せません。
夢の中で行うイメージ的なプレイではなく2人が実際に繋がります。

ささやき庵では本番行為が禁止となっていますから
どういう経緯でこうなったかというのも一つの聴きどころですね。

「出してっ 双葉のおまんこの中に 精子ください いっぱい出して」
彼女自身もこの時を相当に待ちわびていたのでしょう。
挿入した瞬間とても幸せそうな吐息を漏らして喜びを露わにします。
またピストン開始後に一定の間隔で近づいたり遠ざかったりする
熱く切ない喘ぎ声もプレイの様子をリアルに演出しています。
効果音があればもっと抜けるシーンになっていただけに、それだけが残念でなりません。

このように、心の通った恋人同士のような甘く濃厚なエッチが繰り広げられます。



お店のサービスから一歩踏み出している作品
専門店につきものの2人の距離感を敢えて取っ払い
雰囲気をより親密に、プレイをより深く感じさせてくれている作品です。

最初に会った瞬間、久々の再開を心から喜ぶ双葉の様子や
その後の移動からエッチ開始に至るまでの何気ない会話から
2人の関係が単なるお客と店員ではないことが強烈に伝わってきます。

エッチについても彼女は彼がどうしたら喜ぶか、どこが弱いかを知り尽くしており
彼の男を立てながら満足できるようなサービスをたっぷりと行ってくれます。
専門店なのに愛のあるエッチを楽しむことができる作品です。

実は作品を聴き終えた直後、私はこのスタンスに結構批判的でした。
「専門店なのだからお客と店員の立場は守るべき」というのが理由です。
ですが、こうやって記事を書きながら色々考えているうちに
「こういう作品もありなのかな?」とも思うようになっています。

というのも、2人は今回で通算6回も肌を合わせているわけですから
情というか、親しみが湧いてくるのは当たり前だと思うのです。
例えば初めてのサービスでいきなりこういう関係になったらそれはおかしいですけど
何度も通ってくれてるのに余所余所しいというのも逆におかしいですよね?

一人でここまで続いている作品は他にありませんし
双葉に関してはこういう展開になるのもある意味自然なのかなと。
結局は人それぞれなんでしょうがこれが私の今の考えです。

エッチについては最初のパートが吐息中心、2番目と3番目がちゅぱ音中心となっており
後の2つのパートではバイノーラルを生かして小まめに音の距離や位置を変えてきます。

文字数の関係で紹介できなかったフェラに関しても
「ずいりゅっ ずびっ」といった他に比べてかなり下品な音を立てて一気に盛り上げてくれます。
舐めてる最中はセリフが一気に減りますし、かなり抜けるシーンではないかなと。
ただボイスドラマらしくやり取りにもある程度時間をかけていますので
抜きボイスと呼ぶにはちょっと疑問を感じます。
淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声いずれもそれなりです。

専門店形式作品としても、ささやき庵シリーズとしてもやや特殊な要素を持った作品です。
小町が恋人になってくれる設定的に没入感がかなり得られますから
最近寂しい思いをしている人に特にお薦めします。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:18:46


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

2015年10月18日追記
過去の作品にも本番行為があるとのご指摘をいただいたのを受け、該当部分を訂正しました。
失礼致しました。

今日の久美子、ちょっと大胆 完全版

サークル「APPLE project」さんの同人音声作品。

こちらは幼馴染であり恋人でもある女の子とのラブラブなエッチを描いた作品です。
主人公を心から愛しているのがよくわかる彼女のあまあまなセリフや
シーンに応じて変化するBGMがとても温かい雰囲気を作り出しており
聴いてるだけで自然と頬が緩んでくるような幸せなひと時が送れます。

エッチは前半と後半で責めが逆転するスタイル。
ちゅぱ音を中心とした彼女からのあまーい責めと
喘ぎ声を中心としたエロ可愛い乱れっぷりの両方を存分に楽しめます。



この前までは幼馴染、今は恋人同士な2人
恋人の久美子と濃厚なエッチをするお話。

「お邪魔しまーす うんしょっと…って え? ちょ 待って ストップ!」
久美子は明るくて元気な声の女の子。
主人公の部屋に入った瞬間彼に突然押し倒された彼女が
それを無理矢理はねのけて、とある話をするところから物語は始まります。

本作品はエロゲ―の音声版に近い作りをしていて
冒頭の会話シーンやこの後のエッチシーンでも雰囲気に合ったBGMが流れます。
声に対して若干ボリュームが大きいかな?とも思うのですが
2人の心情やプレイの様子を声以外で物語るサポートの役割を果たしています。
耳に優しいタイプの曲ばかりですし、聴いていてそこまで気にはならないでしょう。

「あんたのことが嫌いになったとかそういうんじゃないってば むしろ好きになってく一方で困る…や 何でもない」
久美子と主人公は幼馴染として今までずっと接してきたのが
つい最近恋人同士になったというちょっと珍しい経歴を持っています。
そんな背景があるため、一般的なカップルと比べても
久美子はずっと砕けた口調で本当に親しげに語り掛けてくれます。

最初の5分間に繰り広げられる2人のやり取り一つを取っても
久美子が要所で彼をはたくなどとってもコミカル。
セリフの一つ一つが生き生きとしていて2人の仲の良さが自然と伝わってきます。

セリフの言い回しや表現方法といったシナリオ力の高い作品ですから
抜きだけでなくボイスドラマとしても普通に楽しむことができます。



責める久美子と責められる久美子
エッチシーンは42分30秒ほど。
プレイは耳舐め、乳首責め(主人公、久美子両方)、フェラ、玉揉み、キス、SEX(バック、正常位)です。
手コキとSEXの際にリアルなくちゅ音が鳴ります。

ちなみに作中で性器を発音する際は「お◯ん◯ん」「ま◯こ」と一部が伏せられています。
ピー音は鳴りませんので普通に聴いていても気づかないかもしれません。

「今日は あたしがあんたを気持ちよくしてあげるってこと」
エッチで毎回主人公に責められ続けて感じまくっている久美子は
いつもお世話になってる彼を逆に気持ちよくするため
そしてエッチにおける2人の力関係を改善するために自分から彼の耳を舐め始めます。

エッチは前半の25分間がこの流れに沿って久美子が一方的に責め続けます。
「責める」といっても弄ぶようなハードなプレイは一切なく
主にお口を使って愛情を込めながら丁寧に体を舐めてくれます。
ちゅぱ音もそこまで意識して下品でエロいタイプのものを鳴らしてきませんし
彼女の年齢に相応しいあまあまなプレイと考えていただければ大丈夫です。

「あっ ビクンビクンした 気持ちいいんだ」
彼女の属性はMだそうで、今回のように責めに回ることはほとんどありません。
そのため彼の感じる姿を見て無邪気に喜ぶシーンが随所に登場します。
男の体を彼女なりのやり方で研究・観察するような展開ですから
女性に優しく体をいじられるシチュが好きな人にはもってこいのシーンと言えます。
「恥ずかしいけど気持ちいい」といったところでしょうか。

「今日のところは Mでいいです 悔しい…でも感じちゃう でいいです」
対する後半は彼女の乱れる姿を楽しむシーン。
彼のおちんちんを舐め、精液まで飲み干したことに大いに興奮した彼女が
自分からお尻を突き出しておまんこへのおねだりを始めます。
それに対して主人公は濃厚なキスや激しいピストンでしっかりと応えてあげます。

SEXシーンは2回戦あって合計12分、かつ序盤からハイペースで突き上げる流れですから
久美子のエロ可愛い喘ぎ声をたっぷり聴くことができます。
また同時に流れるギシギシというベッドのきしむ音がとってもリアルで
2人が激しく愛し合う様子を見事に演出しています。
前半よりもこちらの方が断然抜けるシチュだと私は思います。

「ここで優しいキスとか反則だよ もうどんどんあんたのこと 好きにさせられちゃう」
「いじめるだけじゃなくて 時々 すごく優しくて あたし とろっとろにされちゃう」

そして責められながら漏らす久美子のセリフがたまりません。
彼に心底惚れてすべてを捧げることに幸せを感じているのが伝わってきます。
プレイのエロさに加えて心を盛り上げてくれる部分があるからこそ
最後の最後でより気持ちのいい射精を迎えられるのではないでしょうか。

このように、恋人同士らしいラブラブあまあまなエッチが繰り広げられます。



幸せになれる作品
久美子のキャラや愛情表現、そしてエッチ
すべての要素が甘い雰囲気で統一されている総合力の高いボイスドラマです。

「あんたも 気持ちよかった? 超最高? 嬉しい それに 何とか一緒にイけてよかった」
久美子は最初の言葉遣いの印象で「がさつな女の子なのかな?」とも思ったのですが
実際は常に主人公を気持ちよくしたい、幸せにしたいと願っている健気なキャラです。
今回責め役を志願したのも彼を労わりたい一心でのことですし
逆に責められる側に回った時も彼と一緒に気持ちよくなることを強く願っています。

一人の男性をここまで深く愛し続ける彼女の姿はとても美しく
そんな女性に愛されている気分が味わえることに幸せを感じました。
セリフを使って気持ちをストレートに伝えてくるだけでなく
雰囲気によっても愛されてる感を適度に味わわせてくれます。

「イキたくなったら 我慢しなくていいから いっぱい いっぱいぴゅっぴゅしていいんだからね」
エッチは射精をすべて「ぴゅっぴゅ」と表現しているところにこだわりを感じます。
人によってはかなりツボに入るのではないでしょうか。
久美子は明らかに同年代の女性なのですが
このセリフを使うときだけは年上に甘やかされているような気分が味わえます。
喘ぎ声多め、ちゅぱ音とくちゅ音それなり、淫語そこそこです。

一つの要素で抜くのではなく、キャラや雰囲気といった全体を捉えて抜く作品です。
久美子の魅力的なキャラと濃厚なエッチが心も体も満たしてくれるでしょう。
体験版が10分と長めですので気になる方はお試しください。

CV:遠野そよぎさん
総時間 54:55


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
やや割高なので-1してあります。

えっちでかわいくてさびしがりやな妖狐

サークル「めがみそふと」さんの同人音声作品。

先日開催されたコミックマーケット86に合わせて発売されたこちらの作品は
気品を感じる妖狐の女の子がちょっぴり意地悪をしながら愛してくれます。
サークルさんの過去作と同様にストーリーやキャラづくりが非常にしっかりしており
2人の心の距離が少しずつ近づいていく様子が手に取るようにわかります。

最初は素っ気ないように感じる彼女にだんだんと親しみを覚え
終盤になると抱きしめたくなるようなたまらない可愛さを感じるようになるでしょう。
そして彼女に感情移入しているからこそエッチでより大きな興奮と満足感が得られるわけです。



主人公に課された奉仕の内容とは?
漫画家志望の妖狐「ナナ狐(ななこ)」の漫画製作を手伝うお話。

「部室に来るのも久しぶりね まったく あの子には面倒事を押し付けられたものだわ」
ナナ狐は落ち着いた気品溢れる声の女の子。
主人公が「善行部」の部室の前に立っていたところを彼女が発見し
中でその理由を問い詰めるところから物語は始まります。

お話の簡単なあらすじを説明しますと、主人公はテストで赤点を取り
罰として善行部で1か月間活動をするよう命じられます。
しかし善行部の部長であるコン狐は謹慎中のため目立った部活動ができません。
そこで代わりにナナ狐が現在製作している漫画を読んで
エロ漫画として抜けるかの感想を言ったり体を取材されることになります。

「和名類聚抄(わみょうるいじょしゅう) 平安時代の文献から既にそういうものとして私達は存在しているの」
ナナ狐は妖狐の中でも希少な部類に属する黒狐なだけあって気位が高く
主人公が言うことを聞かないときは術を使って屈服させたりします。
おそらく最初の段階では近づきがたい雰囲気を感じるでしょう。
声質も手伝ってかなりクールなキャラという印象を受けました。

「えぇ 本当に好きよ エロ漫画 だから あなたの言葉はちゃんと受け止めるわ」
しかし彼女はエロ漫画の製作に対して本当に真剣に取り組んでおり
主人公がハッキリ「抜けない」と言うとそれを怒ったりせず素直に意見を求め
それを参考に作品を作り直すといった妖狐らしからぬ一面も見せてくれます。

そして彼と意見を交換したり体を重ねるうちに自然と恋に落ちていく。
気高い彼女が不器用ながらも少しずつ心を開いていき
深い絆で結ばれていく様子が非常にわかりやすく、そして面白く綴られています。


「そもそもなぜ妖狐が学園で部活動をしているのか?」といった根本的な部分についても
作中できちんと説明されており、キャラだけでなく物語の背景についても
聴き手が違和感なく楽しめるように考えながら作られています。
正統派ボイスドラマの製作者として定評のあるサークルさんですから
聴いているうちに自然と物語の世界に引き込まれていくのを感じることでしょう。



取材目的から愛情表現の手段へ
エッチシーンは7パートあり、合計で100分30秒ほど。
プレイは手コキ、素股、フェラ、オナホ、キス、SEX(騎乗位)です。
手コキ、素股、オナホ、SEXの際にリアルなくちゅ音が流れます。

「喜びなさい 早速あなたが役立つ時が来たようね 助手さん」
最初に描いた漫画を主人公に全否定されたナナ狐は
次なる作品を描くための資料として彼におちんちんを見せるように言います。

エッチは男の体に興味津々な彼女が彼を術で金縛り状態にし
その生態を観察するようなスタイルで思うさま弄びます。
また全体的にハードで、6パート中4パートで連続射精をさせられるシーンがあります。

序盤のナナ狐は主人公を単なる研究材料としてしか思っておらず
おちんちんを見ても性的興奮ではなく感心するような仕草を見せます。

「これが男の子のおちんちん なるほど こういう形になっているのね」
「これが精子 白くてネバネバしてるわ 匂いは…イカ臭いってのは本当なのね」

彼に包茎設定がされているおかげで包皮を剥くシーンがあるのもポイント。
女性に皮を剥かれてその内側まで調べられるシチュにはゾクゾクするものがあります。
射精後に精液の感触・匂い・味をまじまじと観察されるシーンもたまりません。
そういった細かい表現を積み重ねて聴き手の興奮を少しずつ高めていくわけです。

「ほらっ ぬぷぬぷと入っていくわ おちんちんがぐにぐにと奥まで進んでる」
弄ばれている感覚がもっと味わえるのはやはり8話のオナホコキでしょう。
彼女はネットで購入した高級オナホを使って抜かずの3連続射精へと追い込みます。
これだけだと延々としごき続けて搾り取るようなイメージを抱くでしょうけど
1回目は普通に、2回目はにぎにぎしながら、3回目は回転させながらといったように
毎回責め方を変え、その都度くちゅ音も変えているところが素晴らしいです。

もう少し具体的に言うと初回は「ぴちゅ ぴち」とお馴染みの音
2回目は「ずちゅ ぬちゅ」と粘液質たっぷりの音、3回目はその中間くらいの水音を鳴らします。
オナホコキ自体が音声作品ではあまり見かけないのもありますが
ここまでこだわったプレイを聴かせてくれる作品はそうそうありません。
ペースも適度に変化しますし、かなり抜けるシーンと言えるでしょう。

「ほら もういじめないから 泣かないの」
しかし3発目を出した直後、ナナ狐は今までにはなかった労わりのセリフをかけてくれます。
やり取りやプレイを重ねるにつれて彼女のデレを感じるセリフがだんだんと多くなり
彼のことを単なる研究材料ではなくパートナーとして
あるいは異性として意識し始めている彼女の心の変化が伝わってきます。
つまり後になればなるほどより愛のあるプレイが繰り広げられるわけです。

「安心して この前みたいにいじめたりしないわ」
その変化を最も強く感じ取れるのが13話のフェラシーン。
ここでは漫画を描きすぎて疲れたナナ狐が同じく3連続で搾り取って栄養補給をします。
プレイ自体はハードな部類に属するのですが、以前の強引に奪い取るようなスタイルとは異なり
主人公の体調を考えて時折ペースを落としながら気持ちよく出せるように刺激を与えます。
思いやりを感じる分、気持ちよさに加えて幸福感や満足感も得られるでしょう。

肝心の舐めっぷりについてもレベルが高く、1回目は亀頭を中心に舌を這わせながら
2回目はピストンフェラ、3回目はバキュームフェラとちゅぱ音に明らかな違いを持たせています。
特に最後のバキュームフェラの「ずぴぴぴぴっ しゅりっ」という音には
股間ごと持っていかれるような強いパワーとエロスを感じました。

「いいじゃない あなたと別れるのが 寂しかったのよ」
「私を あなたの女にして」

2人が初めて1つになるSEXシーンも大きな山場の一つです。
ここまでくるともうナナ狐は主人公にベタ惚れな様子で
男が聞いたら喜ぶようなセリフを随所に交えながら激しく彼を求めます。

出会った当初のクールな印象が強烈だからこそ
終盤のデレた彼女の仕草がとても愛おしく感じられます。
様々な過程の末に結ばれることで快感はより大きなものとなり
抜いた後で「あぁ 聴いてよかったなぁ」という
音声作品における一番の醍醐味を味わえるわけです。

このように、プレイに至る背景までも大事にした重厚なエッチが繰り広げられます。



心揺さぶられる作品
ストーリー・キャラ・エッチとすべての部分が魅力的な作品です。

ボイスドラマとして大切な物語の部分に十分すぎるほどの時間が取られており
総時間の半分近くに及ぶ2人の非エロのやり取りを通じて
ナナ狐のこと、善行部のこと、漫画製作のことについても綿密に描いています。
総時間が長い関係で今回紹介できなかった部分が他にも数多くあり
そこでは彼女がデレに至るまでの様々なエピソードが登場します。

物語のターニングポイントとなるのはオナホコキのパート。
これ以降はナナ狐の口調が一気に柔らかくなり
彼女が彼を単なる道具ではなく正式なパートナーとして認めたのが窺えます。
体にかなりの負担がかかるプレイを受けても一切不平を漏らさず
責め苦に耐え抜いた彼を頼もしく思ったのかもしれません。
それを表すかのように、この後彼女は何度も積極的なアプローチをしてきます。

「ありがとう 話を聞いてくれて嬉しかったわ」
個人的には10話の河川敷でデートをした時に言う上のセリフが最も印象的でした。
思い入れのある場所でちょっとした決意を述べた後に出る何気ないセリフなのですが
妖狐っぽさがすっかり抜けた普通の女の子に近い口調で
彼女の中で何かが吹っ切れたのがなんとなく伝わってきます。

こういった一つ一つのセリフに感銘を受けるのは
やはりボイスドラマとしての完成度が高いからなのだと思います。
3時間超の時間に見合った様々な感動や興奮を与えてくれる作品です。

「待って 行かないで お願い…だから」
「馬鹿 寂しいに…決まってるじゃない」

ナナ狐についてはやっぱりデレた後の仕草がたまらなく魅力的です。
序盤から凛と振る舞う中にも一抹の寂しさを抱えていたのですが
主人公というかけがえのない存在を得てそれが一気に噴出します。

人づきあいが苦手で「嫌いじゃない」と回りくどい表現をよくするキャラですが
大事なところでは素直に感謝を述べていて好感が持てます。
能力を鼻にかけるようなタイプでもありませんし、単に不器用なだけでしょう。

今回は恋人になったところで終わりを迎えます。
この後もっともっとお互いを知ればまた違った顔を見せてくれるのかもしれません。
そのへんは続編に期待したいです。

エッチは非エロ部分の長さを補って余りあるほどにしっかりしていて
個々のプレイだけでなくシーンによっても目まぐるしい変化を見せます。
同一のプレイの中でもきちんと変化が感じられるのが実にいいですね。
プレイ中は無駄なセリフを極力削ってエッチな声や音のボリュームを増やしてますし
十分に抜けるレベルのエロさを持っています。

「回想シーン」というエッチシーンだけを盛り込んだファイルも存在します。
とりあえず1回通しで聴いて、その後お好きなシーンで抜くのが正しい使い方かなと。
淫語・ちゅぱ音・くちゅ音多め、喘ぎ声そこそこです。

唯一残念だった部分を述べさせていただきますと
エッチシーンでもうちょっとナナ狐が乱れるシーンが欲しかったところです。

回を重ねるごとに雰囲気は穏やかになっていくものの
ナナ狐が主人公を責める基本スタイルは変わりません。
デレた彼女を大いに乱れさせるシーンが1つくらいはあってもよかったのではないでしょうか。
立場逆転の要素にもなりますし、普段がクールだからこそ
2人きりの時だけに見せるもう1つの顔としての演出にもなります。

ややMをメインターゲットとしたハイレベルなボイスドラマです。
時間に対して1200円と非常に高いコスパも魅力的。
サークルさんのファンはもちろん、作品を未経験の方も
少しでも興味が湧いたのなら是非手に取ってナナ狐との幸せな時間をお過ごしください。

おまけはナナ狐とコン狐のやり取りです。

CV:ナナ狐…ちゆさん コン狐…藍沢夏癒さん(おまけにのみ登場)
総時間 本編…3:02:40 おまけ…8:56


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

【実験】単純な妹にジョーク品を手渡してみるお話

サークル「妄想研究所」さんの同人音声作品。

今から約1年前に発売された
「【実験】単純な妹に睡眠薬と銘打った砂糖菓子を手渡して寝たふりを続けてみた一ヶ月のお話」
の続編にあたるこちらの作品は
とある実験をテーマに兄妹の仲睦まじい様子が描かれています。
妹は純真無垢なキャラで兄の言うことをまったく疑いません。
そんな彼女の性格とエッチでの献身的な奉仕が心と股間を温めてくれます。



妹が惚れ薬を飲ませる相手とは
妹に偽物の惚れ薬をあげて彼女の様子を見守るお話。

「ターマちゃーんやー ほれー マータタビだじぇー ほらほらー」
妹は元気で可愛い声の女の子。
縁側で野良猫を相手に遊んでいたところへ帰ってきた兄に声をかけると
彼からとある珍しいプレゼントをもらって大いに喜びます。

続編ということで2人の関係について簡単に説明しますと
前作で兄がお菓子を睡眠薬と称して彼女に手渡したところ
彼に好意を寄せていた妹がそれを何度も飲ませて様々なエッチな悪戯を行い
最終的には最後の一線を越えて近親相姦に及んでいます。

ここだけ聞くと若干じめじめした内容に思われそうですが
妹のキャラがとてつもなく明るいおかげで雰囲気はとってもほのぼのとしています。
元々近親相姦よりも妹の挙動にスポットを当てているような作風ですので
この手のジャンルが苦手な人でもなければ普通に聴けると思います。

そして今回の実験テーマは
「ジョーク品を惚れ薬と言って手渡したら妹がそれをどうするか?」。
液体で飲んだ人が相手を好きになる効果があると兄はもっともらしく語ります。
それでも普通の人ならすんなり信用することはまずないでしょう。

「そんなお薬があるだなんて 聞いたことなかったけど この見た目 簡単に手に入るものじゃありませぬな」
ですが妹は彼の言うことなら何の躊躇もなく信じる性格をしています。
彼女としても何かと煮え切らない兄の心を射止めたかったのかもしれません。
貴重な惚れ薬をあっさりと彼に使って逆に反応を見守り始めます。
自分が観察対象になっていることにまったく気づかないあどけなさも可愛いですね。



兄への愛に溢れたエッチ
エッチシーンは本編が2パート30分、おまけが14分で合わせて44分間。
プレイはキス、乳揉み、フェラ、SEX(バック)、手コキです。
手コキと射精時にややリアルな効果音が鳴ります。

「じゃあ じゃあ うんしょ 私の顔が こんなに近くにあったら チュー したくなる?」
夜、兄の布団で彼と一緒に寝ることになった妹は
惚れ薬の効果を本格的に確かめるために積極的なアプローチを始めます。

エッチは本編が実験内容を絡めたものでパートごとに攻守が入れ替わり
おまけはそれ抜きで妹がひたすら兄を責め続けます。

「おかしいな なんで私だけ こんなにドキドキしてるのに」
最初のパートは惚れ薬の効果を信じ切っている妹が
兄が自分に興奮していると勘違いしてやや暴走気味のプレイを行うところを
彼がきちんと相手のことを考えて行動するようにと諭します。
そしてその後は彼にプレイのリクエストをきいたり
過去の経験を活かして気持ちいいだろうと思う部分を優しく責め上げます。

前半のやや空回りした、焦燥感のある妹の様子と
後半の余裕のある慈愛に満ちた様子がまったく違い
それがボイスドラマとしての面白さを引き出しています。
キャラやシナリオにこだわっているサークルさんならではの展開と言えるでしょう。

「先っぽに近づけば近づくほど ピクピクピクーって 小刻みに反応してるよ」
「じゃあ 唇で おちんちんの窪みのとこ きゅって引っかけながら 先っぽ舐めてあげる」

プレイについては一心不乱に舐め続けるのではなく小まめに部位を変えながら
その都度どのように舐めるかまでをセリフでわかりやすく教えながら進めてくれます。
彼女は兄の弱点を既に知っており、やや下品な唾音を鳴らしながらゆっくりと的確に責めます。
普段の様子がエッチとは無縁だからこそ、このギャップに股間が熱くなるものを感じました。
すべてを愛おしそうに舐める姿に心満たされる方もいるでしょう。

「腰掴んで 後ろからパン パンて突かれるの 好きぃ」
対する2番目のパートは兄が責める番。
彼女をうつ伏せにしてお尻を持ち上げた体勢で後ろからゆっくりと挿入します。
下の階に両親がいる設定があるため、妹が声を押し殺しながら必死に耐える姿がエロ可愛く
合間に漏れるとろけるような喘ぎ声も手伝ってかなり興奮できるシーンになっています。
シチュが色々と考えられていてそれで抜けるシーンかなと。

「イっちゃった後のおちんちんは敏感だから 間髪入れずに刺激を与えなきゃ」
唯一本編と無関係なおまけパートはフェラ+手コキがメイン。
ここでは妹がおちんちんをおもちゃにするように休憩なしの3連続射精を目指します。

本編に比べるとちゅぱ音・くちゅ音のボリュームが増えていて
サークルさんがかなり抜きを意識して作られたように思えます。
プレイもかなりハードで本編だけでは物足りないと感じた人でも
ここならおそらく満足していただけるのではないでしょうか。
彼女が男性の体にそこまで詳しくないこともあって本当に執拗な責めをしていました。

このように、2人の心の推移を絡めた密度の高いエッチが繰り広げられます。



妹の可愛さに胸が締め付けられる作品
実験のテーマ(=シナリオ)とエッチを中心とした2人のやり取り(=キャラ)の
両方に大きな魅力を持っている作品です。

シナリオは設立当初から実験シリーズを続けられている経験を活かして
他のサークルさんではまず見かけないちょっぴり非現実的で
あまり危なさを感じない、そして登場人物の特性に適した題材を用意しています。
今回は続編であることを考慮してあまり伏線を敷かずストレートな展開にし
その分エロボイスの要であるエッチシーンのボリュームを増やしています。

続編と言っても妹が信じ込みやすい性格であることだけ知っていれば
聴いていて違和感を覚えることはほとんどありません。
元々3時間クラスの長編をいくつも作られているサークルさんですから
「そこまで長いのはちょっと…」と今まで敬遠されていた方には特にお薦めしたいです。

キャラについては純真な妹にひねくれ者の兄と性格が正反対で
彼女が彼に騙されながらも真っ直ぐについていく姿に心が洗われます。
子供らしくやや抜けているところもあってそれに合わせた演技もされていますし
聴いていて自然とほっこりしてくるような温かい雰囲気を持っています。

エッチはプレイのバリエーション自体は少な目にして
その分を最中のセリフの量や内容に注ぎ込みイメージしやすくしています。
兄だけに見せる妹の女の顔が妙に淫靡で
前作に比べてほんのり成長しているようにも感じられました。
淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

最近めっきり数が減ってしまった正統派のボイスドラマです。
導入部分からの展開が面白く作品の世界にすんなり入ることができるでしょう。
こういう芯のあるサークルさんは私としてもできるだけ応援していきたく思います。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 本編…54:24 おまけ…20:54


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

雨恋女の子守唄

サークル「Atelier Honey*」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

こちらは雨の日にのみ現れるとっても優しい女性が
物語や耳かきで心安らぐひと時を提供してくれます。
全編を通じて流れ続ける雨音をはじめとする諸々の効果音で雰囲気を演出するだけでなく
女性のキャラや主人公との人間関係といったストーリー面もしっかりと練られており
癒しはもちろん、ちょっとした感動も得られる総合力の高さが一番の魅力です。



雨の日は特別な日
雨の降る日に優雨(ゆう)と一緒に過ごすお話。

「あら おかえり ぼっちゃん」
優雨はおっとり優しい声の女性。
主人公の家にずっと昔から住んでいて、雨の日にだけ姿を現す彼女は
慌ただしく帰宅した彼をゆったりとした様子で迎えます。

本作品は雨の日の物語なこともあって
開始から終了直前までのほぼ全編で雨音が鳴ります。
最近効果音が注目されているのと時期的な理由で雨や水を扱った作品が多いのですが
本作品での雨音は「ピシッ」とアスファルトに叩きつけるようなものではなく
「ぱら ほと」と葉っぱや土に雨が当たる比較的柔らかいタイプの雨音が使われています。


「ぼっちゃんのお祖父さんとも遊んだし ぼっちゃんのお父さんともお話したし ぼっちゃんとも こんなに長く 一緒にいてる」
また優雨は関西の生まれなようで、そっち方面のやや訛った言葉遣いをします。
言い回しが標準語よりもずっと親しげなのと、元々の声の柔らかさもあって
知らず知らずのうちにホッと肩の力が抜けていくのが感じられるでしょう。
効果音、声、セリフといった全ての要素が聴き手を癒す方向でセッティングされています。

お話は最初に雨に濡れた服を脱いで浴衣に着替えてから
彼女に膝枕をされながらお話を聞いて心身をリラックスさせます。

「あれは 雨宿りをしている 鳥の声 雀かな? 何の鳥さんかな? 遠くで 鳴いてる」
膝枕のシーンでは雨音に混じって時折蛙や鳥の鳴き声も聞こえてくるのがいいですね。
自然な音はそれ自体に十分なリラックス効果がありますし
2人のいる空間が静かであることの演出にも役立っています。
それぞれの音が耳に心地よい刺激を与えてもくれました。

そんな雰囲気の中、後半からぽつりぽつりと優雨が昔話を語ってくれます。

「ぼっちゃんにとって 雨は 優しいもんなんだなって 思ったんよ それがとっても嬉しかったなぁ」
生まれた頃から彼を見続けている彼女に深い愛情があるのはもちろんですが
彼の側でも名前の無かった彼女に「優雨」と命名してあげた過去があったりと
2人が家族のような深い絆で結ばれているのが伝わってきます。
そういったやり取りが心を大いに温めてくれるでしょう。



眠りを妨げない優しい耳かきと子守唄
物語で軽く夢心地を味わった後は
手拭いによる体拭き、耳かき、そして耳舐めで体の表面を綺麗にします。

事前に洗う部位を言ってから「ぴちゃ ぴちゅ」と控えめな水音を鳴らすわけですが
その部位を洗っているのがわかるように、きちんと音の位置を移動させてくれています。
特に耳や頬の時は一気に音が近づいてちょっぴり冷たく感じるかもしれません。
合間に適度に水を絞るシーンを入れて臨場感を演出しているところもいいですね。

耳かきは左右合わせておよそ8分間。
耳かき棒のみを使ってお掃除した後息吹きをする家庭的なものです。
ちなみに膝枕ではなく、仰向けに寝ているこちらを横からお掃除しています。

耳かき音は「ジョリ ジー」とやや尖った、ざらついた音が使われており
耳を傷つけないように比較的ゆっくりとしたペースで
あまり大きくは動かさず短いストロークで何度も往復させたり
あるいは縦方向に1本長く動かしたりしながら進められます。
音質はリアルですが耳の中が乾燥している人向けの音だと思います。

「ぼっちゃんの顔見てると 私もなんだか 気持ちようなってくるなぁ」
耳かき中の優雨は前のパートとは打って変わって無口になり
おかげで耳かき音と雨音だけを存分に楽しむことができます。
合間にこぼれるセリフもあまり大きな意味を持たないものばかりで
彼女自身もこの静かな時間を楽しんでいるのがよくわかります。

先ほどよりも一層静かでリラックスできるパートなだけに
ここでそのまま寝落ちする人もそれなりにいるでしょう。



心が洗われる作品
耳かきや添い寝といったサービスも十分に優れているのですが
それ以上に優雨のキャラやストーリー面に光り輝くものを感じる作品です。

歳をとらない自分をよそにどんどん成長していく主人公に喜びを感じる一方で
大人になった彼に自分の存在を忘れられるのではないか、という一抹の不安。
そんな複雑な気持ちを抱いているからこそ、彼女がこの時間をとても貴重なものに思い
心を込めて彼を癒そうとしているのがひしひしと伝わってきました。
特に声が慈愛に満ちていてそれだけでも本当に癒されます。

「ぼっちゃん またね また雨が降って ぼっちゃんが私のこと覚えてたら また会える」
ストーリーについても彼女どういった存在でなぜ彼に癒しを与えているのかが
聴いていくうちに少しずつ明らかになるように作られています。
一番最後の子守唄を唄うパートで唄を唄い終り、雨が止もうとしている中
彼女が名残惜しそうに別れを告げるシーンがとても印象的でした。
正直音声作品でここまで泣けたのはこの作品が初めてです。

効果音については雨音がややぼやけているような、自然な音が使われています。
合間の生き物の鳴き声もただループさせるのではなく適度に間隔を入れて休ませていますし
細かい演出にもかなり気を遣われているように思えます。
耳かき音も申し分ありません。

癒しに加えてほろりと泣けるシーンもある作品です。
雨と彼女の優しさが心の中にあるもやもやを綺麗さっぱり洗い流してくれるでしょう。

CV:野上菜月さん
総時間 1:20:19


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

innocent-color~彼女達のフォトグラフ~春の章

サークル「KUKURI」さんの催眠音声作品。

こちらはとある女学校の生徒になって友人の女の子と性的に愛し合います。
百合をテーマにしていることに加えて、キャラやストーリーにきちんと設定がされており
催眠音声でありながらドラマ的な要素も兼ね備えた様々な面白さを持っています。
登場する2人の女の子が相思相愛なだけあって雰囲気もあまあま。
そんな彼女たちがお互いを求め合う姿にエロさと幸福感の両方を感じることでしょう。



夕暮れの校舎で少女に出会う
紀代ノ森学園の生徒「七尾 里沙(ななおりさ 挿し絵左)」になって
友人の「久瀬 明日花(くぜあすか 挿し絵右)」と愛し合うお話。

「それでは 私の声に耳を澄ませてください」
お姉さんはややトーンの低い落ち着いた声の女性。
物語の案内役であり催眠者でもある彼女の声に従って
まずは里沙になりきるために催眠状態に入ります。

催眠はおよそ29分間。
事前にちょっとしたストレッチをしてから軽く深呼吸をして
その後どこでもいいので部屋の中の一点をじっと見つめ続けます。

「そうですね だんだんと目が疲れてきます 瞼がうとうとしてきて 重く感じて」
最中に彼女が「瞼が重い」などの暗示を入念に入れてくるおかげで
徐々にですが確実に目を閉じたくて仕方なくなってきます。
人間の生理現象を利用した、誰にでも効果のある手堅い手法です。

「あなたの心 筋肉 神経 そして細胞一つ一つまでが リラックスしていきます」
お次は腕・脚・胴体・頭部の順にパーツを指定しながら脱力感を全身に広げます。
先ほどの凝視で精神的に程よく疲れている分、普段よりも自然な脱力ができるでしょう。
直前にちょっとしたイメージを交えて物語の世界に引き込もうとしてくるのもいいですね。

「どうやら この学校を舞台にした 短編小説のようです タイトルは 彼女たちのフォトグラフ」
準備が整ったらいよいよ物語の舞台となる紀代ノ森学園へと足を踏み入れます。
中庭・教室・図書室・美術室と次々と場面を変えながら
青春の日々を送る少女たちの姿を描いていくのですが
全体的に描写がとても細かく、イメージとして何やら引き込まれるようなものを感じます。

途中で催眠音声としては珍しくピアノの伴奏も入ったりと
学生時代の懐かしい思い出を呼び起こす要素に溢れています。
最後の最後、階段を2回に分けて下りていくシーンを聴く頃には
催眠状態特有の体が重くなったり意識がぼやける感覚が全身を覆っているでしょう。

「その膣に何かが入ってきたら あなたの体はとても気持ちよくて 体がビクビクと反応します」
女体化シーンは4分ほどで主に性器を女性のものへと変えていきます。
エッチでより楽しめるように感覚に言及しているのはいいのですが
その他の部分、容姿や胸についてはさらりと触れるのみでやや淡白です。
ある程度女体化音声を経験した方向けの簡略化された女体化ですね。

サークルさんの別作品と同様に古典系の技法に物語のイメージを絡めた催眠です。
内容がとてもシンプルで多くの人が取り組みやすさを感じるでしょう。
進め方も十分にリラックスさせてからイメージ誘導で深化させる手堅さが光ります。
「ピアノの音を聴くほど懐かしさを感じる」と暗示を入れているシーンが印象的でした。

女体化はもしかしたら今までで最短かもしれないほどに色々と省略されています。
それなりのイメージ力が要求されることにご注意ください。
個人的にはこの先のプレイを見据えておっぱいにも感覚を刷り込んでほしかったです。
女体化音声を最低でも5本聴いた後で挑戦するのが望ましいです。



最愛の親友とようやく一つに
エッチシーンは2パート26分ほど。
プレイはオナニー、キス、相互愛撫、明日花のクンニ/手マン、貝合わせです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「私の名前は久瀬明日花 これからよろしくね」
催眠パート終了後は一転してボイスドラマ風に変わり
里沙になりきって明日花とのあまあまなひと時を過ごします。
エッチの直前と間に非エロのドラマパートがあって
そこで2人がどういった関係にあるかが自然にわかるようになっています。

最初のパートは部屋でのオナニー。
昼間明日花にちょっぴりエッチなアプローチをして興奮した里沙が
お風呂に浸かりながらおっぱいとおまんこを一心不乱に慰めます。

「この両手が 明日花のだと思って刺激していると ぞくぞくして 快感が高まります」
エッチはどちらのパートも催眠音声らしく客観描写+感覚系の暗示が中心で
プレイの様子を追いながら里沙が受けている気持ちよさをリアルに実感できます。
割と乳首をいじる/いじめるシーンが多いため、乳首開発済みの方がより楽しめるでしょう。
同性の友達をおかずに慰める、やや背徳的なシチュにもゾクゾクするものがあります。

「あなたは ベッドに乗って 明日花の横に座ります 明日花の手を 優しく握ります」
エッチのメインとなるのはその後のパート。
ちょっとしたすれ違いを経てお互いの想いを確認した2人が明日花の部屋で結ばれます。
甘いキスから始まって胸を揉み、生まれたままの姿を見られて恥ずかしがったりと
相思相愛の関係にふさわしいあまあまな展開が幸せな気分を呼び起こします。

「明日花が 自分の脚を絡めてきます 2人の秘所を合わせて ゆっくりと動かします」
プレイでは最後に登場する貝合わせが一番のポイント。
十分に濡れたおまんこを重ね合わせて一緒の絶頂を目指します。
ここまで適度にカウントを使った感度上昇の暗示を受け続けてきたこともあって
2人の乱れる様子を聴いて股間が熱くなったり軽く痙攣する方もいるでしょう。
何より彼女たちの幸せそうな姿が心を大いに温めてくれました。

このように、愛し合う女性同士のやり取りを主観的に楽しめるエッチが繰り広げられます。



ストレートに百合を描いた催眠風ボイスドラマ
女性として女性を愛する気分が味わえる、今までありそうでなかった作品です。

1年以上にも渡って想いを我慢し続けてきたこともあって
2人はそれを晴らすかのように深く積極的に相手を愛し続けます。
その様子や明日花の声が幸せに溢れていて、とても心満たされるものを感じました。

女体化音声自体は結構あるのですが、おちんちんやバイブをぶち込まれる展開が多く
こういうストレートな百合を描いた作品はそこまでありません。
だから女体化音声を色々聴いてきた人でも割と新鮮な気持ちで楽しめます。
女性になりきって女性を愛するのも、女体化音声の一つの楽しみ方ではないでしょうか。

催眠は前半は催眠状態に持っていくのに徹して
後半でイメージを絡めながら催眠と没入感を深めていきます。
序盤の凝視法を終えた段階である程度意識がぼやけているでしょうから
その後の脱力やイメージも違和感なく受け入れられると思います。
上で触れた女体化の条件さえクリアしていれば誰が聴いても大丈夫。

エッチはKUKURIさんの作品の中では時間が極端に短く
内容もプレイをダイジェスト風にお送りする雰囲気重視の作りです。
でも最後の貝合わせだけはしっかりとやってくれていますし
ドライの感覚はある程度味わえるのではないかなと。
淫語そこそこ、喘ぎ声ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

ノーマル~ちょいM向けのラブラブあまあまな作品です。

CV:胡桃れみさん
総時間 1:18:33


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

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