同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ:催眠音声(トランス/暗示ボイス) > 女性向け

   ● Licking Dog ~あなただけの舐め犬~ -催眠音声-
   ● -催眠音声- Masquerade-マスカレード-
   ● 狼さんに(性的な意味で)食べられちゃう催眠音声
   ● 女性向け催眠音声について
   ● 麻呂催眠
   ● シスター催眠
   ● ヤンデレ後輩催眠2
   ● 催眠音声時の天使
   ● ツインズ
   ● 哀しみのイき人形《催眠音声・男女版同梱》


Licking Dog ~あなただけの舐め犬~ -催眠音声-

サークル「Lotophagos」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、女性の体を舐めてご奉仕するのが大好きな男性が
自慢の舌と巧みな話術を使って主人公に幸せなひと時を提供します。

催眠音声でありながら登場人物たちの心情の変化を描いた独特な作り
そして「舐め」に特化したプレイなど様々な個性を持っており
丁寧で心のこもった彼のリードが自然と心を解きほぐしてくれます。

今回はサークルさんが初回に聴くことを推奨されている初回版のレビューをお送りします。
女性を舐めることに幸せを感じる舐め犬
「舐め犬」と呼ばれる男性から催眠を使ったエッチなご奉仕を受けるお話。

「こんばんは 連絡を頂けて とてもうれしいです」
男性は明るく落ち着いた声のお兄さん。
主人公に再会できたことを喜びながら挨拶すると
会員制のホテルへと案内し、そこで舐め犬として彼女にご奉仕します。

本作品にはプロローグとして20ページ程度の小説が付属しており
そこではとあるカフェで2人が初対面する様子を描きながら
2人がどういう経緯で出会ったのか、そして彼がどんな人物なのかが語られています。

本編の音声は後日彼女が初めて彼の奉仕を受けるところから始まってますので
このへんの背景を把握するために一度読んでから音声を聴くのがいいでしょう。
ゆっくり読んでも15分くらいしかかかりませんし、内容も結構面白いです。

音声としての大きな特徴は複数回聴くことを想定していること。
今回紹介する初回版以外にも「2回目以降」「心情変化」「初めてのSEX」「As You Like」が存在し
後になるほど2人の関係がより密接なものへと変化していきます。


合計で54個もある音声ファイルをバージョンごとにフォルダ分けし
さらにはプレイの組み合わせ方をフローチャートで説明したPDFファイルまで用意するなど
聴き手が混乱することなく作品を楽しめるような様々な配慮がされています。
1つのシーンに対して2~3種類のプレイが用意されていますし、カスタマイズ性にも優れた作品と言えます。

「僕は 舐めるのが大好きな 舐め犬 あなたのような女性に 舐めてご奉仕することが 至上の喜び」
今回お相手を務める男性は女性を舐めることが何より大好きな舐め犬。
エッチシーンではおっぱいやおまんこはもちろん、腋の下までも嬉しそうに舐めるなど
「舐め」にとことんこだわったプレイが繰り広げられています。

挿し絵を見て「あれ?」と思った方もいると思うのですが、彼はスプリットタンという変わった舌の持ち主。
それを利用してエッチではクリトリスの両脇を舌で挟んで舐めるといった独特なプレイも登場します。
(リアルだとちとグロいのでググる場合はご注意ください)

舐めるボリュームが多いだけでなく個性的な要素も持っている。
男性によるご奉仕を変わったスタイルで描いたプレイも大きな魅力です。
ストーリーに技術を溶け込ませながら行う催眠
催眠は1パート19分30秒ほど。
まずは冒頭の続きとしてホテルの最上階に向かいながら
これから行うプレイに緊張している主人公をリラックスさせるための深呼吸をします。

「エレベーターが停まるときの ふわっとする感じって 気持ちいいですよね ぐんっと押し上げられて ふわっと停まる」
1階上がるのに合わせて一呼吸しながら
彼はエレベーターによって生まれる感覚を上手にこちらに伝えてくれます。

ちょっぴりアレな性的嗜好を持つ彼も人柄は至って普通の紳士です。
女性がエッチに、そして自分に対して不安を抱かないよう様々な優しい言葉をかけながら
少しずつ心を開放し、プレイに没頭できる気持ちになるよう導いてくれます。
催眠・エッチいずれにおいても彼のリードが本当に丁寧できめ細かいです。

「ハイ 一気に緩めて 一気に力を緩めると 力を入れていた所が じわーっとあたたかくなる」
部屋についた後は大きなベッドに横になりながら全身の脱力。
手・肩・首など彼に言われた部位に軽く力を入れ、次の合図で力を抜きます。
事前にベッドの温かさや柔らかさを感じさせていることもあり
力を抜いた瞬間、そこをお湯が流れていくような温かさが湧いてきます。
エレベーターもそうですが催眠の経験にあまり関係ない要素から感覚を引き出しているのがいいですね。

「すーっと引き寄せられる 重さを持った体と意識が 下向きに引き寄せられる 快楽の世界に引き寄せられ すーっと落ちていく」
そして最後はエッチにより没頭できる環境づくりのために催眠をさらに深めます。
カウントの前後に暗示を入れるオーソドックスなものなのですが
事前に十分なリラックスをしていることや暗示の表現・入れ方・声の使い方が的確なおかげで
ベッドに吸い込まれていくように体全体が重くなる感覚が一気に湧いてきます。

エッチに入るまでの2人の様子に催眠の技術を絡めたスムーズかつ手堅い催眠です。
男性のご主人様になってエッチに没頭させることを目的に
古典系の技法をシーンごとに上手にアレンジしながら違和感を出さずに施しています。
この物語と催眠の親和性が非常に高く、作品の世界に浸りながら無理なく催眠を深めることができます。
かなりレベルの高い催眠ですね。

「あなたの望む ここより深い場所にある 快楽の世界へ落ちていきましょう 二人で」
個人的に印象に残ったのは彼がかける言葉の随所に思いやりがあることです。
最後の深化シーンで登場する上のセリフがそのいい例なのですが
彼は催眠をかけている聴き手だけでなく自分も一緒に催眠の世界に行くと言います。

本当に何気ないセリフなのですが、そこには聴き手に不安を与えまいとする気遣いがあります。
こういったものがひとつひとつ積み重なり、催眠にとって必要不可欠な信頼関係へと繋がります。
その言葉遣いには技術以上の感銘を受けました。
体の隅々まで愛おしそうに舐めるプレイ
エッチシーンは4パート39分間。
プレイは全身へのキス、手錠での拘束、乳首責め、腋舐め、クンニです。

手錠で拘束する際にリアルな効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「これから あなたの体のいろいろなところにキスをしていきます」
催眠を使って主人公を心地よい気分にさせた男性は
エッチの下準備としてまずは彼女の全身にキスをします。

エッチは終始彼がリードする形で進められます。
最初の「感度上昇」パートは名前の通り感度上昇がメイン。
彼が体の上から下へと部位ごとに軽くキスをしながら、それを受けるたびに気持ちが高まる暗示を入れます。
ちなみに唇へのキスは行いません。

「髪は 思慕 あなたを お慕いしています 額は 祝福 あなたに出会えて うれしい」
「足の甲は 隷属 そう 僕はあなたの舐め犬 爪先は 崇拝 この二人きりの間は 僕はあなたのもの」

2人が初めて関係を結ぶ背景を踏まえて、彼はキスをしながらこちらに隷属する明確な意思も見せます。
彼にとって女性の体を舐めて喜ばせることは何よりの幸せ。
この後のプレイでも彼は彼女の体をどの部位も愛おしそうに舐めます。
催眠同様こちらのことを第一に考えながら優しくリードしてくれます。

本格的なプレイが始まるのはその次のパートから。
「胸・腋舐め」パートは胸と腋を、「舌でたっぷり」パートはおまんこを重点的に舌で責めます。
このあたりから彼のちゅぱ音のボリュームも一気に増え、エッチな雰囲気も高まってきます。
最後の「お掃除」パートは絶頂後にある1分ほどの音声で後戯にあたります。

「ああ すごく いい匂いがする ボディソープやフレグランスだけじゃなくて あなた自身の肌の香り いっぱい 嗅がせてくださいね」
最も特徴的なのはやはり腋を舐めるシーンでしょう。
事前にファーつきの手錠で彼女の両手をベッドに固定してから
右→左の順にその匂いを堪能しながらとても嬉しそうに舐め上げます。
ここでのちゅぱ音はペースは速めですがそこまで下品でもないしっとりとした音が多いです。

やや調教色の見られるシーンではありますが
痕のつかない手錠を選んでいること、主人公の同意を得た上で行っていること
そしてこの後のクンニをする前にきちんと外していることなどから
あくまでエッチな気分を高めるためのスパイスあたりに留まっています。
アブノーマルなプレイに合わせたシチュ作りも考えながらプレイを進めているわけです。

「くすぐったい 恥ずかしい……そんな感覚も 僕たちの関係が深まるのとともに 快感に変わっていく」
「キスされたところ 舐められたところに熱さを感じる 唇と 舌の感触に 体がだんだん火照っていく」

催眠音声の要とも言える暗示の存在も忘れてはいけません。
彼の責めをより主観的に味わえるよう言葉を使ってエッチな熱を高めてくれます。
舐め中心といってもちゅぱ音より暗示のほうがやや多いくらいの配分になってますし
催眠状態を維持したままプレイを楽しんでもらう作りがきちんと出来上がっています。

「二つに分かれた舌先が あなたのクリトリスを両側からくすぐる 上に 下に 右に 左に」
「ざらりとした舌を押し付けられるたび 電流の様なゾクゾクとした感覚が 背筋を駆け上がる 舌先で きゅっと締め付けられるたび 体がビクン と跳ねてしまう」

唯一の絶頂シーンがあるのが「舌でたっぷり」パート。
彼の最大の特徴とも言えるスプリットタンで大事な部分を舐めながら
何度も指を鳴らして段階的に絶頂しやすい精神状態へと導きます。

ここでも股の間に髪の毛の感触を感じさせたり、ちゅぱ音の水分を今までより意識的に高くしたりと
男性に舐められている気分を出しながら暗示を使ってその感覚を伝えてくれています。

このように、舐めに特化したちょっぴりアブノーマルなエッチが繰り広げられています。
変わったスタイルで激しく愛してくれる作品
舐め特化のプレイもそうですが催眠音声としても高いレベルを持っている作品です。

男性は自分に興味を抱いてくれた主人公を決して傷つけないようにと
催眠やエッチを進め方・やり方に加えて合間のセリフにも常に気を払います。
プレイは若干アレなのですが接し方は一般的なエッチにおける恋人に対するものと変わりなく
相手に最高の快楽を提供しようとする思いやりに溢れています。
そしてこの態度が催眠への入りやすさ、受け入れやすさにも良い形で影響を与えています。

「気持ちよくなりたくなったら また僕に会ってください いつでもいいんですよ いつでも 僕を呼び出して」
彼はこちらに対して何も求めず、自分をただの道具と思っていいとまで言います。
そして今回のプレイを行うにあたって3つの規則を設け、それをきちんと果たします。
本当にどこを聴いても聴き手の目線に立って考えてくれてるんですよね。
ここまで尽くされたらどんな人でも少しは心を許すのではないでしょうか。

催眠についても導入や深化における進め方や技術の的確さ
そしてエッチにおける舐め音との配合具合や暗示の表現方法など
ストーリー・キャラ・シチュを壊さないよう気をつけながら組み立てています。

こういうストーリー性のある作品はどうしても催眠との絡め具合が難しくなるものなのですが
私みたいな同姓でも十分な深さにまで入れるほど洗練されています。
すごくいいお声をされてますし、女性なら尚更魅力的に感じるでしょうね。
使っている技術は割とオーソドックスなんだけどアレンジ具合が優れています。

エッチはとにかく舐めまくる筋の通ったプレイです。
今回紹介した以外にも脚・耳・背中・アナルなど数多くの舐めプレイが登場します。
このあたりは2回目以降なので聴いてのお楽しみとさせてください。
ちゅぱ音多め、淫語そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

一風変わった男女の交わりが描かれている作品です。
興味を持った方は体験版にある小説だけでも是非お試しください。

CV:瀬内蘭丸さん
総時間 初回版…1:13:24 2回目以降…1:25:29前後 心情変化…1:27:19前後 初めてのSEX…1:33:21前後
(選択するプレイによって時間が多少前後します)


体験版はこちらにあります

-催眠音声- Masquerade-マスカレード-

サークル「Tuberose kiss」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、謎のお兄さんと一緒に仮面舞踏会へと赴き
そこで彼や他の男性たちからエッチな責めを受けます。

王道的な技法でしっかりと催眠を深めていく堅実な催眠と
その後に行われるアブノーマルなエッチとのギャップが際立っており
前半は声で優しく全身を包まれる癒しの感覚を
後半は羞恥心による体の火照りや心の高ぶりを感じることができます。

本作品にはノーマルバージョンと口調の少し違う敬語バージョンがあります。
今回はskyさん演じるノーマルバージョンでのレビューとなります。



お兄さんと共に謎の舞踏会へ
お兄さんに催眠をかけられた後に仮面舞踏会へ行き
そこで彼や見知らぬ男性たちとエッチを楽しむお話。

「こんばんわ 今夜はキミを仮面舞踏会へ誘いに来たよ」
お兄さんは穏やかで落ち着いた声の男性。
仮面舞踏会のパートナーとして主人公を誘いにやってくると
そのための準備として彼女に催眠をかけ始めます。

これだけでは仮面舞踏会と催眠の繋がりがわからないでしょうから説明しますと
今回催される舞踏会はかなり変わった趣向のもので
彼女には開催場所を知られたくない事情があります。
そこで催眠を使って意識をぼやけさせ、その間に彼が会場へと移動させる。
こんな風にきちんとした流れを持たせながら催眠とエッチを行ってくれています。

また彼は催眠を始める前に彼女の枕元にリンゴを置きます。
もしお持ちでしたらリンゴの香りがするアイテムを用意しておくといいでしょう。
無くても匂ってくるのですが、あったほうがより実感しやすいです。

催眠は2パート26分ほど。
まずはおよそ4分間深呼吸をして心身をひとまず落ち着けます。

「リンゴの香りが体を巡る いらないものがすべて出て行く」
深呼吸自体は彼の声に合わせて行うオーソドックスなものなのですが
最中にリンゴの匂いを意識させる暗示が入るおかげで
甘い匂いがほんのり漂ってくるような気がするかもしれません。

skyさんの声もトーンが低くゆったりとしており心安らぐものを感じます。
同姓から見てもこういう声はやっぱり落ち着けます。

「深呼吸してリラックスした君の体の中は 今 綺麗な酸素と リンゴの甘い香りで一杯に満たされている」
また彼は催眠の節目節目で現在の気分を聴き手に自覚させようとしてきます。
リラックス具合を実感できているほうが当然催眠に入りやすくなりますし
後々他の作品を聴いた際にも役立つなど、初心者に優しい進め方がされています。
聴いた感じでは全体的にとても丁寧な印象を受けました。

お次は全身を右腕、左腕、右脚、左脚、お腹、背中、首、顔と細かく分け
彼の声を聴きながらそれぞれをゆっくりと脱力していきます。

「りんごの甘い香りに包まれて ふわふわと柔らかい香りに包まれて どんどん力が抜ける」
ここでも深呼吸で得られた新鮮な空気と共に
体中にリンゴの香りを行き渡らせるイメージが取り入れられています。
催眠の要ということで約12分と十分な時間が取られていますし
「力が抜ける」「ほぐれる」「心地いい」など、脱力を促す表現を数多く交えた暗示も手伝って
何もしたくなくなるような無気力感や脱力感を強く感じるでしょう。

「まぶたが閉じる まぶたが閉じると意識がすぅ~っと沈み込む ふわふわと漂っていた意識がずぅーんと落ちていく 沈んでいく」
そして最後は深化としてカウントを数えて一度半覚醒し
それからキーワードに合わせて催眠の世界に戻る動作を2度繰り返します。
催眠状態に戻す瞬間にかけられる、お兄さんのスピーディーかつ力強い暗示に
ずるずると引きずりこまれていくような不思議な感覚を覚えました。
催眠に入っていく感覚が比較的味わいやすいシーンだと思います。

古典催眠でお馴染みの分割弛緩法を施し、最後に揺さぶりをかける手堅い催眠です。
仮面舞踏会に行くのを目的に、リラックスに十分以上の時間と手間隙をかけてから
半覚醒状態と催眠状態の違いをしっかり自覚させてくれます。
技術の使い方や暗示の表現方法、入れるタイミングがしっかりしており
後になるほど意識のぼやけや体の重さが強くなっていくのを感じるでしょう。

昨年出された男性向けの作品を聴いたときから思っていたのですが
すべてが基本に忠実で本当に安心して身を委ねることができます。
精神疲労に効果のあるリンゴの香りを取り入れているところも面白いです。
最後の揺さぶりを追加でもう1~2回やってくれれば尚良かったかもしれません。
ですが今のままでも中程度くらいの深さには普通に入れます。



見知らぬ男性に裸を見られ、舐められながら
エッチシーンは2パートあり、合わせて26分間。
プレイは男たちによる全身愛撫、全身舐め、フェラ、お兄さんによる手マン、クンニ、SEXです。

全身舐めの際に男たちの息遣いやちゅぱ音
手マンとSEXの際にリアルな効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「後ろから 二人の男に両脇と両脚を抱え上げられる 男たちの吐息がキミの耳にかかる 吐息を感じてゾクゾクする」
仮面舞踏会の控え室に到着し、お兄さんに言われて下着姿になった主人公は
2人で仮面を着けて会場に入り、中央のステージで体を拘束されてから
会場にいた見知らぬ男たちと彼から同時に体を責められ始めます。

エッチは体の自由を封じられ、股を開かされた体勢で一方的に責められます。
シチュだけを見ると陵辱色の強いプレイに思われがちですが
舞台が仮面舞踏会=日常とは違った体験を楽しむ場所に設定されていることから
ちょっぴりアブノーマルで刺激的なエッチあたりに留まっています。

「頭の後ろで仮面のリボンを結んであげるね このリボンはキミの意思を縛るしるし キミが俺の言葉にに逆らうことが出来なくなる あかし」
エッチパートに入ってもお兄さんは引き続きとってもあまあま。
服を脱ぐことに戸惑う彼女に仮面を着けながら心を開放する言葉をかけたり
ステージに上がる前には他の女性の痴態を一度観察させ
これからプレイに臨む心の準備や期待感を掻き立ててくれます。

本作品のエッチにおける大きな特徴は羞恥心を適度に煽ってくること。
彼はプレイをしながら自分以外の男性に触れられていることや
それ以外の多くの人々に見つめられていることを言葉で伝えてきます。

「沢山の男たちに触られて 舐められて 見られて 恥ずかしい けれど 体は感じてしまう 体が火照って仕方が無い むずむずと体の中心から快感がこみあげる」
しかも煽るだけでなくきちんと気持ちよさに繋げてくれていもいます。
見られる恥ずかしさ、気持ちよさはリアルだと決して味わえない快感なだけに
それを仮想的とはいえ主観的に体験できるのは大きな魅力ではないでしょうか。
催眠パートと同様に暗示を上手に使ってそう思えるよう誘導してくれます。

そして彼は他の部分は男たちに許しても
おまんこだけは決して指一本触れさせません。
ここへの責めはすべて彼一人が担当しています。

「どこに触れられても気持ちがいい 大きな波が来る 奥を突かれる度に高まっていく 体が大きくのけぞる 快感の波に飲み込まれる 快感の逃げ場を求めて足のつま先に力が入る」
中でも終盤に登場するSEXシーンはまさに暗示責めと呼べるほどに激しく
彼はピストンしながら絶え間なく暗示を入れ続けることで
この先に待ち構える絶頂に向けて気分を大いに高めてくれます。

シチュの描写と暗示による感覚操作のバランスがきちんと取られているため
プレイのイメージがしやすく、それを主観的に捕らえやすく思います。
絶頂シーンはクンニ+手コキとSEXの2回。
どちらも短めのカウントを何度も刻み、その都度指を鳴らして連続絶頂を促します。

このように、仮想的な世界での一風変わったプレイが繰り広げられます。



ややM向けの作品
珍しいシチュとプレイがM心をくすぐる作品です。

お兄さんは主人公が心を解き放ち、エッチに没頭できるようにと
仮面舞踏会という仮想的な舞台を設定し
その中で素性の知らない男性たちを交えながら心と体をバランスよく責め立てます。

やりようによってはかなりハードでブラックな展開にもできる内容でありながら
至るところで彼が気遣ったり優しくリードをするおかげで
作品の雰囲気はマイルドで聴きやすいあたりに落ち着いています。
ぶっ飛んだテーマを扱っていても聴き手を第一に考えてくれているところに
サークルさんの催眠に対する理解の深さを感じました。

催眠はテーマの仮面舞踏会との関連性をそこまで設けず
催眠状態をしっかり深めるところに主眼が置かれています。
ストーンと落ちる感覚が味わいやすかったり、初心者向けのアプローチがされているため
本当に誰でも聴けるし楽しめます。

エッチは他の参加者を見るだけでなく実際にプレイに加えているところが意外でした。
男性向けでも通用するレベルの刺激的な部分を持っています。
それでいて大事な部分だけは彼が独占するところが面白いなと。
くちゅ音それなり、淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

催眠の心地よさを感じながら変わったシチュのエッチが楽しめる作品です。
これだけのボリュームで700円とコスパが抜群に良いですし
エッチだけでなく催眠の感覚を味わう目的で聴くのも大いに有りだと思います。

CV:ノーマル…skyさん 敬語…栄人さん
総時間
ノーマル
催眠&エッチ…57:46 解除-起床…3:46 解除-安眠…6:16
ボーナストラック…13:12 安眠ver…23:41 音声合計…1:45:11
敬語
催眠&エッチ…58:43 解除-起床…3:45 解除-安眠…6:02
ボーナストラック…12:04 安眠ver…25:47 音声合計…1:46:21



体験版はこちらにあります

狼さんに(性的な意味で)食べられちゃう催眠音声

サークル「HypnoLife」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、童話「赤ずきん」の赤ずきんちゃんになって
ワイルドだけどとっても優しいオオカミのお兄さんに食べられます。

童話を実際に読み聞かせるスタイルで進める催眠
獣だけが持つ尻尾を使ったプレイなど
あらゆる要素が童話の世界を強く意識しながら行われており
原作を知る人なら誰でもその不思議な世界に浸りながら気持ちよくなることができます。



赤ずきんちゃんを楽しみながら催眠の世界へ
「赤ずきん」のオオカミにエッチなことをされるお話。

「こんばんは 眠れないんですか?」
語り手は穏やかで落ち着いた声のお兄さん。
どうにも寝付けない主人公を眠らせるために
とある有名な童話の絵本を読んであげることにします。

本作品はこの語り手に催眠誘導をしてもらった後
赤ずきんちゃん自身になりきって物語に登場するオオカミとエッチを楽しみます。
原作だと途中で彼女がオオカミに捕食されてしまうわけですが
こちらではそういうグロい表現は一切なく
純粋に男性に責められることを「食べられる」という風に例えています。

催眠は2パート16分30秒ほど。
まずは催眠に入りやすい心身の状態を作り上げるために
深呼吸をしたり体をいくつかのパーツに分けながら脱力します。

「あなたが呼吸をするたび イメージした場所から ゆっくりと 力が抜けていきます」
脱力は足先から膝、腰、上半身と下から順にその部位をイメージするのですが
消え入るようなとても穏やかな語り手の声が耳に心地よく
比較的早い段階から特に足を中心に存在がなくなったかのように感覚が得られます。

それは彼が声のトーンやペースを適切に切り替えながら語りかけてくれるからです。
同姓でもそう感じるくらいですから、女性ならもっとリラックスできるのかもしれませんね。
全編にわたって催眠に適したレベルの高い演技がされています。

そして準備が整ったところでいよいよ「赤ずきん」を読み始めます。
ここでは実際のお話を追いながら催眠を深めていく個性的なアプローチがされています。

「森の空気を吸い込んでいると まるで自分が風になったかのような気がして 手足が軽くなっていきます」
「おいしい空気を吸って 優しい光に包まれて とても幸せな気分です」

お土産を持っておばあさんのお見舞いに行く赤ずきんちゃんが
その途中で通る森の風景を楽しんだり、新鮮な空気を吸い込む様子を
心地よさや幸福感を膨らませる暗示を絡めながら表現しているのがいいですね。

他にも「深い森の中にゆっくりと足を踏み入れる」など
やや表現をぼかしながら催眠を深める類の暗示を数多く入れてきますし
おそらくこのあたりから一気に意識がぼやけてくるのを実感すると思います。
原作の内容は誰でも知ってるでしょうからイメージがしやすいですし
バックに鳥のさえずる声を流して森の雰囲気を演出したりもしています。
(SE無し版ももちろん入っています)

「肺の中いっぱいに お花の芳しい 優しい香りで満たされる ふんわり ふんわり 甘くて とってもいい香り」
そして最後は寄り道として道端にある花を摘みながら
その匂いを嗅いで心と体を幸せな気分で満たします。

「甘い」「楽しい」「幸せ」など心を浮かび上がらせる数々のセリフや
後になるほどトーンを低くしながら数えていくカウントの効果も手伝って
頭や手足を中心にずーんと重くなる感覚が得られました。
まるで童話の世界に自分がいるかのような不思議で心地よい感覚です。

適度にリラックスさせてから「赤ずきん」を読む形で深化する面白い催眠です。
イメージをさせながらそれに適した暗示を入れていくのですが
両者に違和感がないから聴き手としても受け入れやすく
結果的に物語の世界にすんなり溶け込みながら催眠を深めることができます。
準備段階からイメージ力を高めるよう働きかけてくるのもあるのでしょう。

童話を読み聞かせるシーンも原作の流れを忠実に汲み取りながら
深化としてきちんと通用するレベルの暗示を入れているところが実に見事です。
そしてそれらのすべてが聴き手の心を浮かび上がらせる表現で統一されています。
おかげで聴いている最中はとても充実した気分でいられました。
現実逃避をしながら癒しも得られるハイレベルな催眠です。



野生的だが優しさに溢れたエッチ
エッチシーンは5パート38分間。
プレイは尻尾での愛撫、キス、クンニ、耳舐め、SEX(正常位)です。

SEXの際に効果音が鳴ります(無しも選択可能)。
セルフはありません。

「なぜ 花畑に寄ったのを知ってるかって? お前がおばあさんの家に行くのを知って 後をつけてきたんだよ」
寄り道をしながら無事おばあさんの家に着いた赤ずきんちゃんは
そこに先回りしていたオオカミからエッチな責めを受けます。

エッチは処女な彼女をオオカミがリードしながら進めていきます。
メインの語り手がオオカミに切り替わったのがわかるように
ここからは先ほどの穏やかな声とは違うワイルドな声で語りかけます。

しかしワイルドな声に反して彼の責めはとてもとても優しく
こちらを無理矢理服従させたり犯したりは決してしません。

それどころか処女なこちらを気遣いながら極めて繊細なプレイを終始行ってくれます。

「自分の体温と 鼓動を強く はっきりと感じる 力の抜けた体の中心に 熱が灯るように 熱く 熱くなっていく」
一番最初の「しっぽで愛撫」とその次の「感度上昇」パートは
催眠の更なる深化と感度の上昇がメイン。
彼は先ほど彼女が摘んだ花の匂いを嗅がせながら
体が動かなくなったり皮膚が敏感になる暗示を入れてきます。

十分な催眠状態に入っていれば体は動かしたくなくなっているでしょうし
私の場合はそれに加えて手のひらや脇腹が熱でヒリヒリする感じがしました。

「尻尾の先の しなやかな先端の部分で 肌の表面を そーっと 撫でるように触れる」
平行して行う尻尾での愛撫もオオカミらしさを感じるプレイと言えます。
右半身→左半身の順に頬、首筋、脇腹、お尻など
上から下へなぞるように少しずつ撫でていきます。
この段階ではおっぱいやおまんこへの責めはありません。

ここではプレイの様子をそこまで直接的には描かずに
「するする ふわっ ふわっ」といった擬態語を多用することで
聴き手がある程度自由にプレイの様子をイメージできる余裕を設けています。
催眠パートで培ってきたイメージ力を活用したプレイですね。
敢えて大事な部分を避けているところにも彼の優しさが垣間見えます。

もう一つの特徴は右半身の愛撫を終えてから一度感度上昇を挟み
その後で改めて左半身を責めていく
こと。
これによって聴き手が実際どれだけ催眠に入れているかを再確認することができます。
その直後に行われる股間への責めや絶頂指示で特に実感できるのではないでしょうか。

「力を抜いて 俺に身を委ねな できるだけ 優しくする」
そして開始からおよそ30分後、たっぷりと準備を整えたところで
ようやくオオカミのおちんちんがおまんこへと挿入されます。
ここでもおちんちんを押し当てたまま少し間を置き
挿入後もいきなりは動かさずにしばらく耳を舐めるなど
聴き手の気持ちを第一に考えた繊細な責めを見せてくれます。

「中のモノが膨張して 質量が増すのを感じる 快感と共に絶頂の予感が高まっていく」
「お前も 中に 大量の精液がほとばしる感覚を感じるたびに イってしまう イってしまう!」

ピストン開始後からカウントを刻んで絶頂するまでの間にも
荒い吐息を漏らしながらSEXの快感を伝える暗示を何度も入れており
女性ならいい形でのフィニッシュを迎えられそうな雰囲気を感じます。
1回絶頂指示をしてから追加で連続絶頂を促すタイプなので
ここまでのプレイに物足りなさを感じた人でも気持よくなれるのではないかなと。

このように、オオカミらしさを絡めながら優しく責めてくれるプレイが繰り広げられます。



とろけるような幸せに浸れる作品
童話の世界を題材にして個性を打ち出しながら心身に癒しをもたらしてくれる作品です。

赤ずきんがおばあさんの家に行き、オオカミと出会う。
原作そのものの流れにオオカミのキャラを少しアレンジすることで
男性が優しく愛してくれるあまあまなストーリーへと変貌しています。

タイトルや挿し絵のイメージから「少し乱暴されるのかな?」と思っていたのですが
そんなことはなく常にこちらの気持ちを考えながら親身になって尽くしてくれます。
このスタイルが催眠の在り方に非常にマッチしていて
すごく没入感が得やすいし心身が満たされやすい空気ができあがっています。
キャラやエッチが個性的なだけでなく、催眠音声としても非常に優れていると言えます。

催眠は絵本を読み聞かせるスタイルから
「おゆうぎのじかん」のような現代型の誘導を予想していたのですが
本作はそれに比べると割とストレートに暗示を入れてきます。

ですが暗示のボリュームや密度がかなり高く
聴き進めていくほど頭の中がとろけるような心地よい感覚が強くなります。
セリフの表現もテーマに合わせてメルヘンチックなものを感じますし
「赤ずきん」の世界を催眠を絡めながら忠実に演出しています。

エッチは女性向けなのでさすがにドライとかは無理だったのですが
適度に体が熱を帯びるあたりまでは十分に実感できました。
催眠部分でも書いたようにオオカミ役の黒兵衛さんの演技が洗練されており
声につられてするすると押し上げられる人が普通にいると思います。
くちゅ音そこそこ、淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声ごく僅かです。

難しいテーマをしっかりとまとめ上げている聴きごたえのある作品です。
珍しい作品を聴きたい人や純粋に癒しを求める人にお薦めします。

CV:黒兵衛さん
総時間 1:04:00



体験版はこちらにあります

追記
女性向けはしばらくの間点数をつけずにおきます。

当サイトは今まで同人・催眠いずれも男性向けのみを扱ってまいりましたが
このたび女性向け催眠音声のレビューも掲載していくことにしました。
それに合わせて新たに「女性向け」のカテゴリを設置しています。

そしてこのカテゴリに掲載される作品は
「女性向けのみが存在する、もしくは女性向けが独立して存在する作品」です。
つまりエロトランスさんの多くの作品にあるように
男性向けと女性向けが同時に発売されたものはとりあえず除きます。
やるとしても相当後になるものと思ってください。

これは当サイトに前々から存在する「女性向けあり」タグとの重複を防ぐためです。
残念ながら「女性向け」+「男性向け:8点」のように
1つの記事に2つ以上のカテゴリを同時設定することはシステム的にできません。
ですから女性向け作品をお探しの方は大変お手数をかけますが
このカテゴリと「女性向けあり」タグの両方を閲覧していただければと思います。

「女性向けあり」タグは以下のリンクとなっています。
http://blog.livedoor.jp/doonroom/tag/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%82%E3%82%8A

女性向けが独立して存在する作品というのは
例えばHypnoLifeさんの「ヒプノポリネシアン~BlueHeaven~」のように
女性向けをベースに後日男性向けがリメイクされた作品などが該当します。
私自身もまだ始めたばかりで運営方針が定まっていないところがありますので
何か大きな変化がある場合は別途アナウンスさせていただきます。

以上、どうぞよろしくお願いします。

2015年6月3日追記
ブログの移転に伴い1つの記事に2つのカテゴリを紐付けできるようになったため
男性向けと女性向けが同時に発売されたものも女性向けに掲載しました。

きのこの里 ~たけのこは衰退しました~さんで配布されている無料の催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介するこちらの作品は、いやらしい画像を見るのが大好きな麻呂に
催眠をかけられたりエッチな事をされます。

甲高い声で「~でおじゃる」と公家らしい言い回しをする個性的なキャラや
zip探しをする奇想天外なストーリーなど様々な部分が突き抜けており
その独特な世界観に自然と吸い込まれていく不思議な気分が味わえます。

今回は私が最も気に入っているzeroさんのバージョンを紹介します。



麻呂と一緒にzip探しの旅へ
麻呂に催眠をかけられながらzipを探すお話。

「よくぞ参った 麻呂の館にようこそでおじゃる」
麻呂は上品だがやや甲高い声の男性。
お土産のzipも持たずにやってきた主人公を軽くたしなめると
一緒にzip探しの旅に行こうと誘います。

…まずこの展開についていけない人がいるでしょうから説明しますと
2ちゃんねるなどの掲示板で良質な画像を大量に掲載してくれている人に対して
「(いちいち確認するのが面倒だから、まとめて)zipでくれ」と言う人たちがいます。
その貴族のようなあまりに傲慢な振る舞いが逆にネタとなり
水戸黄門などの時代劇で登場する麻呂のアスキーアートとくっつくようになりました。

まったく関係ない2つの要素が合わさるインパクトも人気の理由でしょう。
具体的な使用例などは以下のサイトをご覧ください。
「ニコニコ大百科 単語記事: zipでくれ」

そんな背景を踏まえて本作品は麻呂と一緒にzipを探しながら催眠を深めます。
しかしネタ的な要素が強いテーマであっても催眠は決していい加減ではありません。
表現を上手に作品に合わせながらきちんとした技術を使って導いてくれます。

催眠は2パート15分ほど。
最初は自分のペースで、あるいは麻呂の声に合わせながら深呼吸をします。

「じぃぃぃぃっ ぷぅぅぅぅぅぅ じぃぃぃぃっ ぷぅぅぅぅぅぅ」
「zi」で息を吸い、「p」に合わせて吐くそのあまりに独特な呼吸法に
きっと多くの人が吹き出したり笑いをこらえるのに苦労するでしょう。
そして聴く前より肩の力がずっと抜けているのを感じるはずです。
深呼吸と彼のキャラを使って効果的にリラックスを促してくれます。

肩の力が適度に抜けたところでいよいよお目当てのzip探しに向かいます。
まるで大海原のようなzipの海にぷかぷか浮かぶイメージをしながら
麻呂のカウントに合わせて体を沈めていきましょう。

「ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら ゆらゆら おじゃおじゃ おじゃおじゃ 波に揺られるのは心地よいでおじゃるなぁ」
ここでは「ゆわゆら」「ふわふわ」などの擬態語を使うシーンが非常に多く
それらをリズミカルに言うことで音感的な心地よさを与えてもくれます。
私の場合は特に頭や両肩あたりに重さや軽さを比較的強く感じました。

続く2番目のパート(6分間)で行うのは女体化。
主人公がいやらしいzipの代わりに見つけてきたとあるデータを使って
その体を自分の理想の女性像へと作り変えていきます。
作者さんが男性でも聴けるようにと配慮して設けたシーンだと思うのですが
いつもの自分とは違う気分になりたい女性が聴くのもいいかもしれません。

「胸の膨らみ 腰のくびれ より鮮明に モノクロの写真のようにみえてくる」
麻呂も聴き手に自由にイメージしてもらいたいのか
女性像に関する具体的な表現をできるだけ避けながら進めています。
そういう意味では催眠の入り具合を確認するのにも向いてるかもしれません。
カウントを2回に分けてなりきる気持ちを段階的に強めてくれます。

リラックスしてからイメージを絡めたカウントで落としてくる極めてシンプルな催眠です。
しかし麻呂とzipを探しに行く様子と催眠が面白いくらいに融和しており
彼の声や展開に常に興味を持ちながら聴くことができます。


催眠状態というのは平たく言うと集中し、なおかつリラックスしている状態です。
その前者をキャラやストーリーが、後者を催眠の技術が上手にカバーしています。
暗示の内容が肉体的な重感に力を入れている一方、意識のぼやけなどは薄いため
頭は割とはっきりしてるけど体が動かない、動かしたくないという人がいると思います。
時間が短いのを考えて運動支配に照準を絞っている感じですね。

経験の浅い人が聴いても普通に楽しめるでしょう。
聴いてる最中の熱中度・没入感が半端ないです。



ちょっと残念な男性にイかされる快感
エッチシーンはおよそ10分間。
プレイは手足の拘束、乳首責め、手マン、SEX(正常位)、ディルド責めです。

SEX、ディルド責めの際に比較的リアルな効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「麻呂と一緒に気持ちよく きもちよーくなるでおじゃる」
不思議なzipの力で魅力的な女性へと変化した主人公に興奮した麻呂は
嫌がる彼女の手足をzipで拘束してから乳首やおまんこをいじり始めます。

エッチは身動きの取れなくなったこちらを麻呂が責め続けます。
時間に対するプレイのバリエーションが多いため個々の濃度は薄いのですが
どれも彼の特性を十二分に活かしながら行っています。

「乳首をホイールに見立て コリコリ コリコリ 両方同時に コリコリ コリコリ 乳房はマウスでおじゃる」
例えば序盤のカウントを絡めた拘束シーンではzipを展開するクリック音を鳴らしたり
その後の乳首責めでは乳首をマウスに見立てて執拗にクリクリします。

麻呂は世間的には身分の高い上品な人物のはずなのに
エッチにおいてはまるで正反対の下品な部分を見せながら責めてきます。
ちょっぴりアレなおじさんに弄ばれるM性をくすぐるシチュが印象的です。

「そなたは無理やりが好きでおじゃるからの 気持ちいいはずでおじゃる 激しく 激しく 乱暴だけど 気持ちいい」
対する後半は挿入してから30秒程度で果ててしまった早漏過ぎる麻呂が
彼女の体を鎮めるために張形(ディルド)を使っておまんこを責め上げます。

男性向けのような強烈なドライの感覚はさすがになかったものの
最後のカウントに合わせて程よく股間が盛り上がる感覚は味わえました。
女体化パートがあったからだと思います。

このように、作品の雰囲気を損なわないエッチが繰り広げられます。



とことんまで熱中できる作品
有料・無料合わせて他には絶対に無いものを持っている伝説的な作品です。

自分勝手だけどなぜか憎めない麻呂の強烈なキャラ
zipを探しながら催眠を深め、さらには女体化までするストーリーなど
あらゆる部分がまばゆいばかりの魅力に溢れています。

催眠自体は至って普通なのですが、この非常に個性的な要素の数々が
数多くの作品を聴いているような人でさえ魅入らせます。
「笑える」と「興味深い」の両方の意味でこれほど面白い作品はそうそうありません。
女性向けですが男性の方も是非一度聴いてみることをお薦めします。

「力が抜け 身体が重く 重くなるでおじゃる 布団と一体化するイメージでおじゃる」
最中に紡がれていく暗示についても全体的に堅実で隙がありません。
催眠初心者でもついていけるよう適度に具体的なイメージを交えながら
麻呂は少しずつ確実に聴き手の体の動きを封じていきます。

そして何よりzeroさんの演技が飛びぬけて優れています。
麻呂らしい声の合間に適度に見え隠れする落ち着いた穏やかな声が
心を解きほぐし、催眠に入りやすくなるような雰囲気を作り上げています。
特にカウントの間やトーンの具合が耳に心地良いです。
こういうキャラを演じながら催眠に入りやすいようにも配慮する。
シナリオと声優さんがガッチリかみ合っているからこそ、ここまで感動するのだと思います。

エッチについては時間の関係で感度を高めるシーンがほぼ無く
それがフィニッシュ時の快感に多少影響を与えるかもしれません。
ただ彼に何をされているかがすごくイメージしやすいですし
ちょっと残念な男性にいいようにされるシチュもスパイスにはなっています。
淫語・くちゅ音そこそこ、ちゅぱ音・喘ぎ声ごく僅かです。

催眠音声の魅力を独自の方向から教えてくれる作品です。
zeroさん以外にあ、きのこさんが演じられているバージョンなどもありますので
男性声に抵抗を感じる方はそちらを聴いてみるのもいいでしょう。

CV:zeroさん
総時間 31:51

きのこの里 ~たけのこは衰退しました~
http://kinokosaiminn.blog112.fc2.com/blog-entry-61.html

あ、きのこさんバージョンはこちら
http://kinokosaiminn.blog112.fc2.com/blog-entry-92.html

胡蝶さんで配布されている無料の催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、女神のような優しい声のシスターが
悩める子羊に催眠を使った浄化を行います。

全年齢向けであるのを利用してほぼ全編を催眠誘導や暗示に費やし
その中で聴き手がリラックスできるよう言葉遣いを柔らかいものに統一しながら
ゆっくり、じっくりと落ち着ける気分に導いてくれます。



神聖なる教会で行われる浄化の儀式
シスターに催眠をかけてもらって心身をリフレッシュするお話。

「こんばんは 迷える子羊 ようこそいらっしゃいました」
シスターは清らかで穏やかな声の女性。
悩みを抱えて教会へとやってきた主人公を温かく出迎えると
催眠を使ってそれを取り除いてあげます。

「トランスは昔から 啓示や占いでも使われており 宗教や信仰とも 密接な関係があると言われています」
「教会に来たのになぜ催眠?」と思う人のために
彼女は本格的な催眠を始める前にその理由を説明してくれます。

体系化された催眠自体は比較的歴史の浅いものなのですが
催眠に類する行為は紀元前3000年頃、古代エジプトの時代からあったと言われています。
ですから彼女の言ってることはまったくのでまかせではありません。
こんな感じに彼女は聴き手の心を解きほぐしながら催眠を進めていきます。

催眠はほぼ全編にあたる31分間。
まずは深呼吸や体をパーツごとに分けての脱力でリラックスします。

「呼吸が整うと 気分がよくなりますね?」
それらを行っている最中、彼女はリラックス促進する暗示を入れてくるのですが
「~になります」ではなく「~ですね?」と軽い同意を求めることが非常に多いです。
「力が抜けます」と「力が抜けますね?」、言ってる事は同じなのですが
後者の方がなんとなく柔らかい印象を受けるのではないでしょうか?
そしてこれは聴き手が自分自身で暗示を入れることにもつながります。

彼女の性格を催眠にまできちんと反映させているところが実に見事です。
聴き手としても押し付けられている感じがしないから言葉を受け入れやすいです。

「ロウソクの火が消えると 少しずつ あなたの心は軽くなり 解放へと近づいていく」
十分なリラックスが完了した後はいよいよ深い催眠状態へと入ります。
30本のロウソクをカウントに合わせて1本1本吹き消していくのをイメージしていると
後になるほど心がスッキリと軽くなったように感じるかもしれません。
心を空っぽにできるとても静かで落ち着いたひと時です。

古典催眠をベースに現代催眠のテクニックを織り交ぜたハイブリッドな催眠です。
教会でシスターに心を清めてもらう一幕を描いているだけあって
こちらの様子を適度に確認し、その都度疑念や抵抗感を取り除きながら進めています。
そして古典的な言い回しを現代式にアレンジすることで
堅苦しくないほのぼのとした穏やかな空間を形成するのに成功しています。

「すーっと 力が抜けて 楽になります 脱力感が そのまま 体を 上がってきます」
また彼女は後になるほど意識して語句を区切りながら語り掛けてきます。
おかげで腰を据えてのんびりと催眠に取り組むことができます。

催眠誘導の技術もさることながら
この聴き手に安らぎを与えるために様々な工夫をしているところが
本作品の催眠における最も優れた部分だと私は思います。
リラックスはもちろん、途中で寝落ちする人もきっといるでしょう。
初心者にもかなり強くお薦めします。



色の持つイメージを力に変えていこう
催眠が深まった後はいよいよ悩みを解決します。
真っ白で広い場所をイメージし、そこにある7つの光を体の中に吸収します。

「目の前に 赤い光 赤い光は 愛情 情熱 命 エネルギー 勇気の象徴です」
赤、オレンジ、ピンク、青、緑、紫、白の順に行うのですが
シスターはそれぞれの色に対して5つくらいのプラスの印象を提示し
体内に吸収することでそれらと同様の力が備わるよう暗示を入れてくれます。

催眠とは関係なく日々生活をしていると
色に対して何らかのイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
例えば信号の色あたりが最も一般的でしょう。
聴き手が元々持っている情報を活かしながら彼女は癒しを与えてくれます。
誰にでも取り組みやすい非常に有効なアプローチと言えます。

「空気を吐き出すたびに 黒い光が あなたからスーッと抜けて この白い空間に 解き放たれます」
そして最後の最後に自分が持っている悪い物を黒い光に例え
深呼吸をしながらゆっくりと体の外に放出していきます。
今までやっていたことの逆をするだけですからこちらも至って簡単。
深呼吸の効果も手伝って胸の内がスッキリしたような心地よい気分が湧いてきます。

このように、聴き手の潜在的な能力を活用ながら癒しを与える催眠が繰り広げられます。



胸のつかえを取り除いてくれる作品
有料・無料問わず癒し系音声の中でもかなりレベルの高い作品です。

シスターの女神のような優しい佇まいにふさわしい催眠を行っています。
音声作品の場合、他作品との差別化のためだけに珍しいキャラを使う場合もありますが
本作品はそうではなく、このキャラにしかできない催眠をきちんとやり遂げています。
このキャラやシチュと催眠の高い領域での融和性や統一感が
作品に個性を与えるだけでなく、癒しの効果を増幅させる結果ももたらしています。
簡単に言うとそんじょそこらの作り手には絶対に作れない作品です。

「問題を解決する力は 元から あなたに備わっているもの」
何より優れているのは聴き手に自分の考えを押し付けるのではなく
聴き手自身が問題を解決できるよう手助けするアプローチが取られていることです。
音声を聴く姿勢、目を閉じるか開けたままにするか、いつ催眠に入るかまで
彼女は聴き手の自由に任せ、実際にそうしていいですよと言ってきます。
このフリーダム具合が心に余裕を与え、彼女を信頼したくなる気にさせてくれます。

といっても何でもかんでも好きにしろ、では催眠になりませんから
あくまで催眠が成り立つ範囲内での選択権を与えてくれると思ってください。

催眠はテーマとのアレンジから細かい語句の言い回しまで至るところが練られています。
やや遠回しな言い方が多いので催眠の感覚がすぐには実感できないかもしれませんが
後半の色のイメージをするあたりで暖色系だと胸のあたりがぽかぽかしたり
逆に寒色系だと清涼感があるのを実感できます。
最中は頭の中がぽわぽわするような心地よい気分にずっと包まれていました。

ストレスや心配事の解消にかなりの効果が見込める作品です。
生活や仕事で精神的な問題を抱えている人が聴けば
きっとスッキリした気分が味わえるでしょう。

おまけはハリさんによるフリートークです。

CV:ハリさん
総時間 本編…37:10 おまけ…3:09

胡蝶
http://harryama.blog.fc2.com/blog-entry-4.html

女性向けの神父催眠もあります。
http://kotohaxhypnotic.blog106.fc2.com/blog-category-0.html

ヤンデレ後輩催眠2/タイトル

きのこの里 ~たけのこは衰退しました~さんで配布されている無料の催眠音声作品。

以前紹介した「ヤンデレ後輩催眠」の続編にあたるこちらの作品は
先輩の心と体を自分のモノにしたヤンデレな後輩が
月明かりに照らされながらあまあまラブラブなエッチを繰り広げます。

2人の関係が既に確立されていることもあって
無理矢理拘束するなどのヤンデレ要素は前作に比べると控えめな反面
恋人らしい甘さや温かさが強く感じられるよう催眠とエッチを進めています。

今回は最近公開された紗藤ましろさんのバージョンを紹介します。



月明かりの中、愛を語らう男女
後輩と家でラブラブなエッチをするお話。

「せーんぱいっ お待たせしました」
後輩は丁寧な言葉遣いをする可愛い声の女の子。
恋人として付き合っている先輩と一緒に家へ帰ると
目隠しをしてから催眠を使ってたっぷりと気持ちよくしてあげます。

続編ですので前作のあらすじを簡単に説明しますと
ヤンデレな彼女が医務室で寝ていた先輩に催眠を施し
眠ったところを自分の家へ連れ込んで拘束してから
愛の言葉を投げかけたりエッチをしたりしています。

といってもお話自体は独立してますので本作からでも大丈夫。
2人が既に付き合っている点だけ押さえておけば違和感なく聴けるでしょう。

「今朝一緒にいた女の人 誰ですか? すごく 仲よさそうでしたよね 誰なんですか?」
後輩は先輩を手に入れるためなら手段を選ばないほどの重度なヤンデレ。
冒頭でも他の女の子と話していた彼に嫉妬する一幕が登場します。

ですが前作のこともあって彼女自身は彼の愛を信じて疑いませんから
今作では催眠、エッチいずれもヤンデレ要素はかなり薄くなっています。
ちょっぴり刺激的な純愛モノあたりの印象が強いです。

催眠は2パート16分ほど。
事前に彼女にアイマスクを着けてもらい、ベッドに横になった状態で
深呼吸(腹式呼吸)をしながらその言葉に耳を傾けます。
アイマスクが無い場合は普通に目を閉じればいいでしょう。

「いつも一緒に寝てるベッドだから 落ち着く匂いがしますね」
「嗅ぎ慣れた匂いに包まれているから 先輩は 深呼吸をする度に リラックスできますよ」

彼女はリラックスを促す暗示を入れていく一方で
ここが自分たちの住み慣れた部屋であるのを強く印象付けてきます。
皆さんも「落ち着く場所といえば?」と言われた場合、自宅と答えるのではないでしょうか。
そうやって彼女はリラックスできる雰囲気も生み出してくれます。
誰にでもイメージできる効果的なアプローチと言えるでしょう。

続く2番目のパートは脱力と深化がメイン。
外から照らされる月明かりが自分の体を少しずつ照らし
その部分が暖かくなるのをイメージします。

「暖かい 暖かい 月の光に照らされて 腰までじんわり暖かい」
彼女はわかりやすいイメージを描きながら
「暖かい」「心地よい」「力が抜ける」といった暗示を部分ごとに何度も何度も入れてきます。
中でも暖かさを感じさせるのに特に力を入れていますから
今のような寒い時期でも体が妙にぽかぽかするのを感じるでしょう。
しっとりとした幻想的なイメージも心を落ち着けるのに役立っています。

「ふわふわに沈む 包まれる ふわふわに沈む 暖かい ふわふわに沈む 深くなる ふわふわに沈む 気持ちいい」
そして最後は全身に浮遊感を感じながら意識を沈めていきます。
彼女の柔らかい声とリズミカルに入る「ふわふわ」を聴いていると
体の感覚がなくなったかのような心地よさが全身を覆うでしょう。
「深く」「沈む」といったキーワードをカウントに絡めながら何度も入れて
少しずつ催眠を深めていく、技術的にも手堅い深化です。

主に脱力感や温感を聴き手に感じてもらうように
月夜のイメージを交えながら、それらと関連性の強い暗示を入れるシンプルな催眠です。
元々の時間が短いことを考えてやることを3つ程度にまで絞り込み
それぞれに明確なテーマを掲げながら暗示のボリュームを増やしています。
ですから時間分以上に体が暖かくなったり、意識がぼんやりする可能性は高いです。

彼女としては催眠によって物理的な拘束感を出したかったようなのですが
私はそれよりも体が暖かくなる感覚の方がより強く感じられました。
この後のエッチは密着して囁きながらプレイするシーンもありますし
彼女との一体感を得るには非常に重要な感覚になると思います。
初心者が聴いても問題ありません。



密着感を重視した温もり満点のエッチ
エッチシーンは13分ほど。
プレイは耳舐め、フェラ、手コキ、SEX(騎乗位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「みーみ 責められるの好きですよね?」
催眠を使って先輩を深い催眠状態へと導いた後輩は
自分に素直に従ってくれた彼へのご褒美に耳を舐め始めます。

エッチは彼女が彼を一方的に気持ちよくしてあげます。
暗示を小まめに、重厚に入れ続けていた催眠パートとは打って変わって
こちらはプレイの様子を実況しながらエッチな唾音を多めに鳴らしてくれます。
エッチでも暗示が多いと恋人らしい対等な関係を築きにくいですし
作者さんがわざとこのようにされたのかもしれません。

ですが途中で暗示を使って感度を上昇させたりするシーンもありますから
催眠音声におけるエッチからかけ離れているとは思いません。
エロくする部分と催眠部分のメリハリを出しながらプレイを組み立てているように思えます。

「咥えてほしいんですか? もう 欲張りさんだなぁ」
彼の大好きな耳舐めをしながら熱い吐息を漏らしたり
おちんちんの敏感な部分を優しく舐めたりと
エッチに入っても後輩は先輩に対してとってもあまあま。
バイノーラル録音なこともあり、彼女の声を通じてその温もりまで伝わってきます。
エッチな熱と幸福感の両方を感じるでしょうね。

「快感が弾ける! 体がビクンと跳ねて 背筋がぞくぞくして 気持ちいい 気持ちいい!」
そして絶頂が近づいてくるとすかさず暗示を使って気持ちを高めてくれます。
暗示の効果もあるでしょうが、それを熱っぽく言う彼女の雰囲気によっても
なんだか妙にムラムラするかもしれません。
特に終盤のSEXシーンでは声にエッチな熱がたっぷりこもっています。

このように、愛を感じるあまあまなエッチが繰り広げられます。



温かさと癒しを感じる作品
若干イレギュラーな要素を持つ男女の営みを
主に熱を使って感じさせてくれる作品です。

催眠でもエッチでも2人の心身の近さからくる温もりに焦点を当てながら
時には安心感や癒しへ、時にはエッチな興奮へと繋げています。
30分程度の短い作品だと催眠音声として形にするのは難しいのですが
本作品は上記のようなテーマを明確に掲げていますから完成度は高いです。
実際に聴いてみると心や体に火照りを感じる人が多いのではないでしょうか。

その一方でタイトルにもなっているヤンデレ要素は極めて薄いです。
彼女が彼に強要する行為はアイマスクを着けるくらいですし
エッチも彼の願望を叶える形でプレイを行っています。
ですからヤンデレっぷりに期待しながら聴くと肩透かしを食らうかもしれません。
一長一短ですので悪く言う気はありませんが一応ご注意ください。

全体を通じて感じたのは暗示の入れ方や表現に気を遣われていることです。
どのシーンでも基本に忠実に、かつ言葉のかけ方に気をつけながら
後輩は自分の伝えたい感覚を何度も何度も丁寧に伝えてくれます。
この一生懸命な姿にも癒しや安心感を覚えました。
彼女が自分の愛の深さを催眠を通じて伝えているかのように思えます。

エッチは手コキで1回、SEXで1回絶頂します。
13分に対して2回のドライだと構成的にやや厳しいため
ドライ慣れしているかどうかで得られる快感にある程度の差が出るでしょう。
淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

ヤンデレが多少苦手な人でも聴けそうなくらい純愛要素の強い作品です。
他にも男女合わせて7名の読み手さんによる別バージョンもありますから
お好みの声を探してみたり、聴き比べたりしてお楽しみください。

CV:紗藤ましろさん(男女共通)
総時間 男性向け…34:17 女性向け…32:00

きのこの里 ~たけのこは衰退しました~
http://kinokosaiminn.blog112.fc2.com/blog-entry-114.html
他の読み手さんのバージョンはこちら
http://kinokosaiminn.blog112.fc2.com/blog-entry-99.html

催眠音声時の天使

サークル「暗中模索」さんの催眠音声作品。

有料では「催眠音声魔界ステージ」以来およそ2年半ぶりの新作となるこちらは
時に関する変わった技能を持つ天使が
主人公を天界へと招いてあまあまなエッチをします。

天界へ行く際に浮遊感や幸福感を暗示を使ってたっぷり感じさせたり
エッチでは入念な感度上昇を行いながら気持ちいい熱を伝えるなど
全編を通じて聴き手を癒すことに非常に力を入れているのが特徴です。



時の天使に霊力のおすそ分け
時の天使と一緒に天界に行って女体化し、その後エッチするお話。

「こんばんは あなたは天使って 信じますか?」
天使は素朴で温かい声の女の子。
時を司る女神の使者として様々な時代を行き来している途中
霊力が不足してしまったため、主人公に分けてくれるようお願いします。

催眠誘導と女体化はおよそ35分間。
事前に軽く深呼吸をしてから、彼女にキスをされた部分を順番に脱力していきます。

「何かがじわーっと広がっていくのを感じると それに伴うように力が抜けていく」
左右の腕や足に軽い口づけをしながら
彼女は「力が抜ける」「体が温かくなる」などリラックスを誘う暗示を何度も入れてくれます。
ほんわかとした温かい声でゆったり、のんびりと語り掛けてくれるのも手伝って
ぬるま湯に浸かっているかのような温かさと心地よさが広がっていくでしょう。

「心地のいい浮遊感に包まれる 体がふわふわと軽くなっていく ふわっと軽くなって 気持ちいい」
また霊力を受け取るためには主人公を一度天界に連れて行く必要があることから
彼女は脱力を進めるのと同時に浮遊感を伝えてきます。
見えない力に上へと引っ張られている感覚や
お風呂に入っている時のゆらゆらとした感覚に近いものと言えばいいのでしょうか。
催眠に入った時に得られる感覚を上手くテーマに絡めながら催眠を進めています。

全編に渡って暗示の入れ方が非常に丁寧ですから
聴き続けていくほどに少しずつそうなっていく気分が味わいやすいと思います。

「光が体に すーっと染み込むように消える 体がふわっと軽くなって 浮かんでいく」
開始からおよそ15分後、しっかりとリラックスした所でいよいよ天界へと舞い上がります。
彼女が振りまく金色の粉末に包まれながら
自分の体の中にある悪いものを洗い流すイメージと
「体が軽い」「幸せ」「安心」などの心地よさを感じる暗示が相まって
肩の力が抜けたり胸のつかえが取れるスッキリとした気分にしてくれます。

脱力時に呼び起こした浮遊感をそのまま増幅させていくアプローチがいいですね。
様々な癒しの要素に包まれて心がほんのり温かくなる思いがしました。

「意識が白く消えていく 真っ白に消えていく 意識が消えていく 思考が止まる」
続く深化は彼女の特徴に合わせた珍しいスタイル。
彼女はおよそ200秒もの間、催眠が深くなる暗示を立て続けに入れてきます。

またここでは時に関するちょっとしたギミックも絡んでおり
バックで「ブォーン」という軽い振動音も鳴り始めます。
聴いた限りだとおそらくヘミシンクでしょう。
声と音の両方を使って少しずつ確実に催眠の世界へと導いてくれます。

※ヘミシンクをご存じない方は「まどろみ世界」の記事をご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/doonroom/archives/32141868.html

「おままごとや 人形遊び 可愛らしい人形が あなたのお気に入り」
そして最後の最後に時間を巻き戻す形で女体化を行います。
小学生→幼児→赤ん坊→胎児と一旦成長を逆行し
再び時を進めながら今度は女の子としての記憶をたどっていきます。

女性特有の感覚には残念ながらほとんど触れられていないのですが
自分の記憶を一旦リセットしてから女性化していく分
体を変化させるタイプの女体化よりも受け入れやすさがあります。

天界へと移動しながら心身に癒しを与える天使らしい催眠です。
古典系の催眠法を繋ぎ合わせながら催眠を深めていくのですが
やることを増やすよりも暗示の質と量を高めることを優先しているため
心にゆとりを持ちながら彼女の声にしっかりと耳を傾けることができます。

そして天界に上ると同時に心身のストレスを振り落したり
女体化をしながら自分を新しい存在へと生まれ変わらせる、といったように
聴き手にリフレッシュしてもらおうとする真心が至るところに現れています。

この作品は18禁ですから性的快感を得るのが大きな目的なのは間違いありませんが
催眠自体は心をケアするために使われる技術です。
その大前提をしっかり押さえながら催眠を組み立てているところに
サークルさんの催眠に対する認識の深さや技術の高さを感じました。
聴いている間は別の世界にいるような安らかな気持ちでいっぱいになるでしょう。



ふたなり天使ちゃんとのラブラブSEX
エッチシーンは18分30秒ほど。
プレイは全身愛撫、乳首責め、クリ責め、SEXです。

SEXの際に若干リアルな効果音が流れます。
セルフはありません。

「私の力で あなたを快感で満たして 気持ちよくしてあげますね」
天界で主人公から無事霊力を受け取った天使は
その見返りとして彼に女の子の快感を味わわせてあげます。

エッチは彼女に責められる形で行われます。
彼女は元々男女両方の性器を持ち合わせているふたなりさんですから
女の子同士でありながら男女に近いプレイが楽しめます。

「乳首の快感で 体中がとろけていく 乳首が甘くとろけて 気持ちがいい」
プレイの序盤は全身愛撫をしながらの感度上昇。
彼女は全身をくまなく撫でながら体が疼く暗示を入れてくれます。
乳首と性器に対して入念に行ってくれるおかげで
特に股間が盛り上がったり急激に熱くなる感じがするでしょう。

淫語はそこそこ登場しますが露骨にエッチな口調で言ってこないため
言葉で心を操作される不思議な気分が味わやすくなっています。

「中を押し広げながら 熱が侵入してくる 満たされる 熱で満たされる 快感が溢れてくる」
一番の山場となるSEXシーンも感覚操作の暗示が中心。
おちんちんに体を貫かれ、大事な部分の粘膜を刺激される感覚を
聴き手視点で描写しながらしっかりと伝えてくれます。
軽く肉のぶつかるような効果音や彼女の上気した声も手伝って
エッチな気分だけでなく女性として愛される喜びが湧きあがってくる思いがしました。

このように、ふたなりの女性に愛される変わったシチュのエッチが繰り広げられます。



心が洗われる作品
聴いているだけで心が温まったり幸福感が湧いてくる癒しに満ちた作品です。

天使の声や佇まい、催眠の進め方や暗示の内容、そしてエッチに至るまで
すべての要素が聴き手を幸せに導くことへと収束しています。
中でも催眠誘導シーンは心にプラスに働く言葉で埋め尽くされていますから
心が疲れている人ほどいい気分転換ができます。
そしていい気分でエッチに突入するからスムーズに気持ちよくなれます。
このエッチに入るまでの気持ちの持って行き方に最も感銘を受けました。

また催眠やエッチを進めていく中で
天使はシーンに応じて声のトーンやペースを細かく切り替えながら
癒される雰囲気、催眠に落ちる雰囲気、興奮できる雰囲気を作り上げています。
中でも深化を行う200秒間暗示を入れるシーンでは
それ以前とはまるで違ったスピーディーな口調へと変化します。
タイトルにもなっている「時」を意識した変幻自在の演技も魅力です。

催眠は「温泉旅行催眠 男性向け」のような現代型の誘導を期待していたのですが
テーマに合わせにくいと判断されたのか、今回は古典寄りの誘導がされています。
ですが催眠のクオリティ自体は文句の付けどころがないほどに高く
テーマとの整合性に気をつけながら細部に至るまで手堅く行われています。
女体化必須のため初心者にはあまりお薦めしません。

エッチは女性向けに合わせたのかソフト目に抑えられています。
雰囲気の甘さも考えるとノーマル~ややMが適正でしょうか。
絶頂回数は2回、うち1回は連続絶頂です。
くちゅ音そこそこ、淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声ごく僅かです。

抜きよりも心身のリフレッシュ目当てで聴くのに適した作品です。
癒しを求める人や女性に変わった形で愛されたい人にお薦めします。

CV:男性向け…三森愛乃さん 女性向け…ROCKLさん
総時間 男性向け…1:00:42 女性向け…1:01:02


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

2022年4月14日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/88053836.html

ツインズ

サークル「vivid.mp3」さんの催眠音声作品。

今回紹介する同サークルさんの処女作は、とある珍しいお店を舞台に
2人の女の子が催眠を使ったエッチなサービスをしてくれます。

2人の術者が左右から交互に、あるいは同時に語り掛けてくる
催眠音声では非常に珍しいスタイルが一番の特徴で
質の異なる声が作り出す独特な空間に心地よさを感じながら
するすると催眠の世界に引きずり込まれる感覚が味わえます。

エッチも2人の役割を適度に切り替えながら徹底的に焦らすなど
作品の特徴を最大限に活かしたハードなプレイが繰り広げられます。



双子システムを使った個性的な催眠
結衣と結香に催眠をかけられて気持ちよくなるお話。

「本日はご指名いただき ありがとうございます」
結衣は優しくて落ち着いた声のお姉さん。
「だったら今日は たーっぷりサービスしてあげないとね」
結香は明るく可愛い声の女性。
催眠をかけてくれるお店で2人を同時に指名した主人公に軽い挨拶をすると
これから行うサービスの詳細を説明します。

作品の前にサークルさんの説明をさせていただきますと
vivid.mp3さんは主に男性向けで活躍されている紗藤ましろさんと
女性向けで活躍されているnitさんが組まれて結成されました。

お二方とも数々の催眠音声で活躍されている実力者ですから
「新規サークルだから品質はイマイチ」なんてことはまったくありません。
私もそのあまりのレベルの高さにびっくりしています。

話を戻しますと、このお店は催眠をかけてからエッチする変わったサービスを提供しており
普段は彼女たちがお客に1対1で催眠を施しているそうです。
しかし主人公は色々なものが溜まっていてそれだと満たされないから2人を指名した。
これが物語の大まかなあらすじです。

結香「あたしたちが左右から話しかけるから 声が2倍」
結衣「声が2倍なら 暗示も2倍」

そんなわけで本作品は全編を通じて2人が同時に催眠とエッチを行います。
2人の声質に違いがあり、交互に語り掛けてくるシーンが多いことから
ある種の音楽を聴いているかのような不思議な心地よさを感じるでしょう。
基本的には結衣が左側、結香が右側に陣取って語り掛けてきます。

有料・無料合わせて数百もの催眠音声が存在する現在においても
この手のスタイルが採られている作品は
「双子のい・い・な・り~性感開発ボイス~」など数えるほどしかありません。
ですから初心者はもちろん、催眠音声に慣れている方でも新鮮な気持ちで楽しめます。
私も双子系を結構聴いてますが、このスタイルはいつも驚きを与えてくれます。

催眠は2パート16分ほど。
最初はストレッチをして心身を軽くリラックスさせたり
2人の質問に答えて声に対する集中力を高めます。

結香「今伸びをしたみたいに 少し体に力を入れてから緩める方が たくさん力が抜けるんだよ」
結衣「催眠にかかるための近道でもありますし 気持ちよくなるためのコツですから」

主人公がお店を初めて利用する設定を踏まえて
2人はそれぞれを行いながら催眠の心構えも教えてくれます。
彼女たちの言うように多少強く、長く力を入れてから抜くと
前後の感覚の違いが大きくなり自然な脱力が行えます。

ためになるアドバイスを受け入れることも催眠を円滑に進める手助けとなります。
押し付けるのではなく聴き手が受け入れやすい形で
2人は聴き手の抵抗力を上手に解きほぐしていきます。

続く2番目のパートは体の脱力や深呼吸をしながら
彼女たちの暗示に耳を傾けて催眠をより深めます。

結香「だらーんと沈む」
結衣「すーっと入る」
結香「深く深く」
結衣「深くなる」

ここでは2人の術者を利用して左右から交互に暗示を入れてくるのがいいですね。
短時間で位置を切り替えながらリズミカルに聞こえてくる声が
心地よい感覚を少しずつ全身へと広げてくれます。
私はどちらかと言えば肩などの上半身により強い脱力感がありました。

結衣&結香「あたしはどっち?」
そして一番最後に本作品ならではのユニークな手法で深化を行います。
話すとつまらないだろうと思いまして詳細は敢えて伏せますが
頭の中がぐるぐるするような軽い混乱状態を味わいながら
ストンと一気に落ちる感じで催眠の世界へと引きずり込んでくれます。
とても不思議で面白い感覚が味わえました。

2人の術者が交互に、あるいは同時に暗示を入れる双子システムを活用した催眠です。
聴き手がこれを受け入れやすいようにまずは声への集中力をしっかり高め
それからリラックスをしながら最後の最後で一気に落とします。

最近は段階的に催眠を深めるタイプの作品が多いため
本作品のようなストンと来る催眠は多くの人が驚きを感じるのではないでしょうか。
博打要素のやや強い手法なのですが、今回は見事にハマってすんなり入れました。
暗示も2人で分厚く入れてくれるから言われた感覚が伝わりやすいです。

「声が二倍なら暗示も二倍」とサークルさんが言われている通り
16分の時間よりもずっと強力な催眠の感覚が味わえます。

スタイルも非常に個性的ですし、処女作とは思えないほどにレベルが高いです。
やや特殊なタイプなので当サイトではそこまで強く薦めませんが
興味があるなら初心者でも楽しめると思います。



徹底的に焦らしながらより高い快楽の世界へ
エッチシーンは3パート31分30秒。
プレイはカウントを使っての絶頂、耳舐め、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。

結香「ちゃーんといい子にできてたから 少しだけ ご褒美あげるね」
的確な技術と重厚な暗示で主人公を深い催眠へと導いた2人は
お店の規則に従いお触り無しで彼に2種類の快楽を与えます。

エッチは最初のドライ1パートが共通で
その後のドライ2とセルフの2パートはいずれか片方を選択します。
全部繋げて聴いてもいいと一応書かれていますが
基本的にはドライ2回かドライ1+セルフ1のどちらかにするのがいいでしょう。

そしてドライ、セルフの両方に共通して言えることは
2人が聴き手を徹底的に焦らしながらプレイを行っていることです。
所謂寸止めをする回数が多く心身にそれなりの負担がかかりますから
体力的に余裕がある時に聴いたほうが楽しみやすいです。
2人の声やキャラからは想像できないほどにきつめのプレイです。

一番最初に登場するドライ1パートは
囁き声での暗示と短めのカウントを使って段階的に感度を高めてから
10カウント→寸止めを何度も何度も行って
聴き手をイきたくてたまらない心理状態へと誘導します。

結香「10 9 8 7…」
結衣「数字が減ってくると イキたいという気持ちが膨らんでくる」

もちろんエッチに入っても双子システムは健在。
2人は最初は1カウントずつ交互に数えていたかと思えば
しばらくすると片方がカウント、もう片方が暗示を入れるようになるなど
役割を適度に切り替えながらひたすら寸止めを繰り返します。

最初のうちはそんなに気持ちよさを感じないかもしれませんが
回数を重ねていくうちに快感が蓄積されていくのを実感します。
私の場合は股間にムズムズするような熱やキリキリとした締め付けを感じました。
まさに「我慢するほど気持ちいい」を地で行くプレイが繰り広げられます。

結香「快感が溢れ出す」
結衣「快感が弾ける」
結香「全身が震えて ゾクゾクする」
結衣「気持ちいい」

そして一番最後に訪れる絶頂の瞬間も
スピーディーな暗示を交互に叩き込んで上手に快感を高めてくれます。
ここまで十分過ぎるほどに準備を整えていたもありますが
自分のすべてが解き放たれるかのような清々しい快感が全身を駆け巡りました。

こういう溜めに溜めてから放出するタイプのドライは
快感の度合いが大きく絶頂を実感しやすいと思います。
ですからドライ未経験者でも面白い感覚が味わえるのではないかなと。

対するセルフパートは事前に体の脱力を解除してから
片方がオナニー開始/停止の指示、もう片方が耳舐めを担当します。

結香「へぇ そこが好きなんだ あたしたちにもそこ いじられたいの?」
結衣「おちんちん触ってるところをこんな風に観察されて 恥ずかしいですよね」

ここでは2人に至近距離から見られている雰囲気を出すことで
羞恥心を煽ってくるのがポイント。
サービスですからそこまでどぎつい事を言われないものの
自分の恥ずかしい姿を女の子に見られるシチュにはそそるものがあります。

その反面暗示は射精の直前に少し入れるくらいですから
ドライパートに比べると催眠っぽさは薄いプレイと言えます。

このように、絶頂形式によってスタイルをガラリと切り替えるエッチが繰り広げられます。



双子の魅力を最大限に引き出している作品
催眠音声の中でも非常にレアなスタイルを用いるだけでなく
その長所を活かしながら催眠とエッチを進めている良作です。

姉と妹、声質の異なる2人の女の子が掛け合いながら
シーンごとに適切なタイミングとボリュームの暗示を叩きこんでくれます。
術者が1人の場合、息継ぎだけでなく演出的な意味でも
一定の時間内に入れられる暗示の質と量には限界があります。
ですが2人ならそれこそノンストップで暗示を入れ続けることも可能です。

特に深化時や絶頂時の追い込み暗示は
畳みかけるような速いペースで左右から短い暗示を何度も入れてきます。
この要所における暗示の重厚さが催眠の効果を時間以上に高め
さらにドライオーガズムで得られる快感を一段押し上げています。
双子の長所を活かした演出の最たるところでしょう。

私は作品を聴き始める前に総時間を自分なりのやり方で測定するのですが
正直なところ「この時間で深い催眠に入れるのか?」と疑っていました。
一般的な催眠音声だと16分での十分な深化は相当に困難です。
それこそ大手クラスの作者さんでないと形にすらなりません。
なったとしても比較的浅い催眠状態に留まるケースがほとんどです。
それを見事なまでにやってのけているところが一番の驚きでした。

対するエッチはプレイの内容をできるだけシンプルなもので揃え
カウントと暗示を使って操作をしながら絶頂感を高めます。
声だけでイかされる気持ちよさを味わってもらうために
作中では淫語はほとんどなくちゅぱ音が僅かに鳴る程度です。
でもなんだか妙にムラムラする心身の火照りを感じるでしょう。
それこそが彼女たちの施した催眠の結果なのです。

ただ個人的に気になる部分もありました。
それは絶頂後に快感の余韻に浸る時間があまり用意されていないことです。

例えばドライ1パートですとカウント0と同時に追い込み暗示が入るのですが
それが終了してから5秒後にはもう次のパートが始まってしまいます。
ドライ絶頂の場合、射精よりも快感が長く持続することが多いですから
そのへんを考慮してもう少し事後の時間を長く取った方がいいと思います。
淫語とちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

※2015年2月23日追記
現在はドライ後のインターバルが長くなった音声に差し替えられています。

短時間で効率よく深めてくれる催眠、言葉で快感をコントロールするエッチなど
双子システムだけでなく様々な美点を持っている作品です。
男性版・女性版の2パターンが同梱されているのもポイント。
性別を問わず声に犯される気持ちよさを味わってみたい人すべてにお薦めします。

CV:男性向け…紗藤ましろさん 女性向け…nitさん
総時間 男性向け…58:33 女性向け…54:35


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

2023年8月10日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/91159172.html

哀しみのイき人形《催眠音声・男女版同梱》

サークル「Hypnotic_Yanh」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、謎のお姉さんの導きで少女の姿をした人形になり
射精を伴わない絶頂(ドライオーガズム)を何度も味わいます。

メインとなるエッチシーンにおける奇抜な絶頂形式のみならず
催眠誘導も非常にユニークな方法を使って進められており
お姉さんのお話に耳を傾けているだけで自然と物語の世界へと没頭し
スムーズな形で人形へと生まれ変わることができます。

今回はサークルさんが初回の視聴を推奨されている
ノーマルバージョン(追加音声を除いたケース)でのレビューとなります。



人生で一番長い絶頂に挑戦
お姉さんの催眠でイき人形になり、絶頂し続けるお話。

「さて 唐突ですが あなた 1回の絶頂って 何秒ぐらい続きます?」
お姉さんはややトーンの低い穏やかな声の女性。
事前に今回のテーマについて軽くお話をしてから
催眠に入るための準備を始めます。

本作品は「できるだけ長い時間絶頂し続ける」ことを最終目標に掲げ
そのための準備や心身の誘導を催眠の技術を使ってサポートします。
男性の射精は通常6秒程度オーガズムが続くと言われていますが
本作品はなんと60秒もの長時間に渡るオーガズムに挑戦しています。
(追加音声ではさらに長いオーガズムを促すプレイも登場します)

射精のように刹那的でない、さらに賢者タイムも存在しないオーガズム。
男性にとってはまさしく夢のような快感へと誘ってくれるところが
本作品の最大の特徴であり魅力です。

催眠誘導および人形化はおよそ37分間。
暗い部屋で目を開けたまま仰向けに横になり
言われた部位を手のひらで擦ったり深呼吸をして軽くリラックスした後
彼女が話すとある昔話に耳を傾けます。

「むかーし ある町に 一人の男が住んでいました その男は 人形師 人形を作って生計を立てている男でした」
お話の内容は人形師の男性が一人の女性から依頼を受け
あれこれあった末に一体の人形を作った、というもの。
つまり挿し絵に描かれている人形に関するお話なのですが
それを本当の物語のようにとてもイメージしやすく語ってくれています。

「催眠音声なのになぜ昔話?」と思う人もいるかもしれません。
ですがこのお話には今回の催眠を完成させるための重要な役割があります。
キャラやストーリーもしっかりしていますから
しばらくすると自分がこれに夢中になっているのに気づくでしょう。

「スーッと 目を閉じる と 同時に意識が落ち始める ずんずん ずんずんと 落ち始める」
お話の中ほどに到達したあたりで目を閉じる指示が出るのですが
目を瞑った瞬間、高いところから落下する感覚と一緒に
逆に自分の体が宙に浮かび上がっていくような感覚も味わえました。
催眠状態が深くなりつつあるのを実感しやすいシーンと言えます。

「そして男は 自分がその人形の事を いつの間にか いとおしくて仕方なくなっている事に 気付きます」
後半に入るといよいよお話の結末が近づいてきます。
自分の作った人形にいつのまにか特別な感情を抱いた人形師が
最終的にどういった運命を辿るかを
聴き手がまるで人形師本人になったかのように思わせながら語り続けます。

お話自体が純粋に聴いていて面白いのもありますが
お姉さんはここまでのあらゆるシーンで時にはストレートに、時には遠回しに
自分の声に集中し、それを受け入れるよう暗示を入れてきます。
それらがあるからこそ彼女の言葉を自分自身へと自然に当てはめられるのです。

「スーッと 意識が消えて行く 自分の中から 消えて行く 消えて いく」
そして最後の最後に物語の結末と同じ方法で主人公を人形へと作り変えます。
前暗示→カウント→追い込み暗示というオーソドックスなスタイルではありますが
前後の暗示の入れ方が的確ですから
ここで一気に意識がぼんやりしたり、体が言うことを利かなくなったりするでしょう。

タイトルにあるイき人形の物語をイメージさせながら
段階的に催眠を深めていくかなり珍しいタイプの催眠です。

聴き手の魂を人形へと移し替えることを目的に
あまり催眠らしさを感じさせないよう遠回しな表現を使いながら
まずはお話に夢中にさせ、それから催眠を深めたり人形へと感情移入させてきます。
最中はそこまで催眠に入った感じがしないかもしれませんが
一番最後のシーンでそのことを強く思い知ることになるでしょう。

この手の催眠を施してくれる作品と言えば
他だとキャンドルマンさんの「おゆうぎのじかん」くらいしかありません。
ですから多くの人が新鮮な気分で楽しく聴くことができるでしょう。
催眠の効き目についてもこの後行うエッチで嫌と言うほど実感できます。



少しずつハードルを上げながらより長い絶頂へ
エッチシーンは1パート21分(追加音声込みだと3パート44分)。
プレイは声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ほうら 体がぞくぞくしてきた 人形の体がゾクゾクし始めた」
催眠をよって主人公をイき人形へと作り変えたお姉さんは
言葉を使って彼の心を上手に煽りながら長時間の絶頂へと追い込み始めます。

エッチはキーワードを絡めた感度の強化から始まり
カウントを使って絶頂開始のタイミングを知らせながら
その直後にトリガーと暗示を使って絶頂、再度のトリガーで絶頂終了
これを本編では合計3回行います。

先ほど「60秒の絶頂に挑戦する」と書きましたが
そんなに長い時間をいきなりやらせるわけではありません。
比較的多くの人が楽しめるよう回を重ねながら時間を長くしていきますから
あまり気負わず、無意識に任せる感じで気楽に取り組んでみてください。

「そう イき人形 あなたはその イき人形なんですよ 何度でも言ってあげますよ イ き に ん ぎょう」
一番最初の感度強化は自分が人形になったことを自覚させながら
イきっ放しの状態になる心の準備を進めます。

ストレートな淫語がほとんど登場しないにも関わらず
彼女の言葉で股間や脇腹にピリピリとした火照りが生まれ
それがやがて全身へと広がっていくのが強く実感できました。
キーワードに合わせて股間がきゅーっと締め付けられる感じもするかもしれません。

それは先ほどの物語を通じてイき人形の容姿や性質をしっかり心に刻み付け
さらに自分自身がそうなったことを受け入れているからです。
催眠の結果や効果をエッチでもしっかりと活かしながらプレイを行っています。

「ほうら イった 快感が爆発する 強烈な快感が暴走する そして止まらない イくのが止まらない 絶頂が止まらない」
そして十分に準備が整った後、いよいよカウントに合わせて絶頂を開始します。
最初は15秒と短い時間なのでそこまで強くは感じられないかもしれませんが
私の場合は股間にグンッと熱いものが盛り上がり
その状態を維持したまま非常に細かく痙攣し続けていました。

他の作品で味わった強烈なタイプのドライに比べるとやや弱いものの
彼女が指示した絶頂中は、その前後と明らかに違った感覚があったのは事実です。
正直なところ、ここまでいとも簡単に言葉で心身を操作されたのは初めてです。
気持ちよさに加えて不思議な気分もした瞬間でした。

「そう 受け入れる イき人形の体を 受け入れる そうすれば いくらでもイける 永遠に イき続けられる」
プレイを進めながら人形化の強化を行っているのもポイント。
これによって催眠状態を維持し、更なる絶頂に挑戦しやすくもしています。
各絶頂シーンの後には必ず軽い休憩を挟んでくれますし
それぞれの絶頂をきっちり楽しめるような心遣いが随所に見られます。

「途中で飽きちゃったら可哀想だから イってる途中で さらにカウントダウンしてあげる」
一番最後の絶頂は最も時間の長い60秒。
さらにお姉さんは絶頂中にカウントを数えてマルチプルオーガズムを促します。
簡単に言うと絶頂中に追加の絶頂をするわけです。

実際にやってみたところ、ノーマルの絶頂は先ほどと同じ感覚で
マルチプルオーガズムのタイミングになった時だけ
一段きつめの熱や締め付けを感じました。
射精直前のようなほんの僅かに痛みを伴う気持ちよさ、とでも言えばいいのでしょうか。
こういうタイプの快感を味わったのは催眠音声では初めてです。

このように、長時間に渡るドライオーガズムに的を絞ったエッチが繰り広げられます。



新しい快感に目覚めさせてくれる作品
ドライオーガズムをさらに尖らせたプレイが楽しめる唯一無二の作品です。

ドライ系作品の標準時間にあたる10~20秒をスタートにし
そこから段階的に時間を延ばしながら少しずつ高い領域へと上りつめます。
物珍しいプレイを売りにして個性を持たせているような作品もありますが
本作品はガチで長時間のドライオーガズムを味わってもらえるように作られています。
実際に私もこの気持ちよさをかなり鮮明に感じることができました。

そのための準備にあたる催眠誘導や人形化も洗練されています。
物語を聴かせる一風変わったスタンスを取りながら
人形化にとって必要不可欠な体の脱力感や声への従属感を膨らませています。
そして主役となる人形の見た目や性質のイメージをしっかりと心に刻み付けてきます。

肝心の聴き手の心を人形に移し替えていくシーンも
まず人形師というクッションを置き、予めそうなる感覚を抱かせてから
改めて行う、といったように相当慎重に行われています。
ストレートに「あなたは人形になる」とか言われるよりも
ずっと意識をかいくぐり、無意識に働きかけやすいアプローチだと思います。

エッチはタイミングに合わせてドライ絶頂する至ってシンプルなものです。
しかし内容がディープ、かつかなりの長時間に渡って快感が得られますから
物足りなさを感じる人はほとんどいないでしょう。
追加音声無しでも十分楽しめるほどに濃ゆいです。

強いて注意点を挙げるとするなら体力の消耗が激しいことです。
20分くらいは何もしたくなくなるほどへとへとになりました。
追加音声も合わせて聴いた場合、相当な疲労を伴いますので
休日前など余裕のある時にのみ聴くことをお薦めします。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

催眠とエッチがいずれも個性的かつ効果的であること
実際に聴いてみた結果意図したものに近い快感が得られたことを踏まえて
本作品を満点とさせていただきました。

プレイの内容が比較的ノーマル、さらに男女両方の音声が用意されているのもポイント。
性別・属性問わずこの新しい快感に興味を持った方すべてにお薦めします。

CV:男性向け…分倍河原シホさん 女性向け…鷺沢萩さん
総時間
男性向け 共通ファイル…1:04:17 追加音声…23:14
女性向け 共通ファイル…1:04:28 追加音声…21:59


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

2021年11月15日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/87157706.html

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