同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

添い寝姉-夏芽

サークル「ディーブルスト」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、久々に実家に帰ってきたふわふわなお姉ちゃんが
添い寝をしながらゆっくりと眠りに導いてくれます。

癒しの要素として最近大いに注目を浴びている安眠を重視した作りが特徴で
ボリュームを押さえた柔らかい声や控えめな効果音を駆使しながら
リラックスに適した静かで落ち着いた空間を作り上げています。

メインの安眠パート以外にも2度寝向けのパートがあったり
環境音つきのバージョンを用意するなど
眠りを求める聴き手の様々なニーズに応える多機能っぷりもポイントです。



不眠症の弟を安らかな眠りへ
姉の「夏芽(なつめ)」に添い寝をされながら眠りにつくお話。

「たっだいまー お姉ちゃんが帰って来たわよー」
夏芽は甘く優しい声のお姉さん。
大学の長期休暇を利用して久しぶりに帰省した彼女は
最近不眠症で悩んでいる弟を添い寝でぐっすりと寝かせてあげます。

本作品は前半の非エロが3パート47分間、続くエロが2パート59分間と
癒し、エッチどちらもバランスよく楽しめる構成となっており
特に非エロパートは安眠特化のサービスを取り揃えています。
簡単に言えば聴いているだけで自然に眠くなってくるような音声です。

安眠系は昨年の秋ごろから他のサークルさんが作品を色々出されていて
確かに注目を浴びつつある癒し要素ではあったのですが
ディーブルストさんと言えば質の高い耳かきでおなじみのサークルさんなだけに
それを敢えて切り捨ててこういう作品を作られたところが個人的には興味深いです。

「ぎゅー よしよし よしよし」
夏芽は元々弟を甘やかすのが大好きなあまあまお姉ちゃん。
悩みを抱えている彼をしばらく会えなかった分も合わせてとことん溺愛します。
特に今回はシーンに応じて声を絶妙に変化させながら癒しと興奮を与えてくれますから
パートごとに随分と違った印象を受けるでしょう。



安眠に合わせた音声の数々
一番最初に登場する添い寝パートは約30分。
夏芽が一緒に寝ながらマッサージや子供の頃の話をしてくれます。
またこのシーンで彼女は常に囁き声で語り掛けてきます。

「最初は…ここ 首の部分 喉仏から少し離れた所に「人迎」っていうツボがあるんだけど」
マッサージは首筋やお腹を手で擦るシンプルなタイプ。
「スーッ サッ」と肌を撫でるような滑らかな音が
首筋では上下に、お腹は時計回りに円を描くように動きます。

体験版に収録されている音を聴いてみると
ボリュームがえらく控えめだったり音質が柔らかく感じるでしょう。
本作品は寝ながら聴くことを想定し、様々な部分で耳に障らない音声を心がけています。
だから聴いていてちっとも気にならないし安心できるのです。

それを最も物語っているのが夏芽の声。
お話が進むにつれて彼女の声は徐々に小さく、弱くなっていきます。
そしてセリフの間隔が長くなり、内容もあまり意味を持たないものになります。
最初は気になるかもしれませんが、後になるにつれてそうでもなくなり
やがて耳に微かにもたらされる音の振動に心地よさを感じるはずです。

「ねんね ねんね ねんねー」
開始から15分経過した後に登場する体を叩く効果音も安眠を後押しします。
「ぽん すっ ぽん」というリズミカルな音と彼女の声が聞こえる空間は
とても静かで落ち着いた雰囲気を持っています。
まるで小さい頃母親に寝かしつけてもらったような温かさを感じました。

本作品の安眠はこれだけではありません。
次のパートではうっかり早起きしてしまった弟の2度寝をサポートします。

「寝かしつけてるお姉ちゃんも眠くなってきちゃった…」
ここでは夏芽自身も寝起きであるのを踏まえて
最初から眠そうな声で話しながら寝かしつけてくれるのがいいですね。
仲間がトイレに行こうとすると自分も行きたくなることがあるように
人間の感覚は言葉などをトリガーにして他人へと伝播します。
眠そうな彼女につられて思わずあくびが出る人がきっといるでしょう。

このように様々な方向から聴き手が自然に眠くなるよう導いてくれます。



段階的に濃度を上げていくエッチ
エッチシーンは2パート52分ほど。
プレイはキス、耳舐め、手コキ、乳首舐め、玉揉み、夏芽への乳揉みです。
手コキの際にリアルな効果音が鳴ります。

「ただ起こすだけじゃつまらないし ちょっとイタズラしちゃおうかな?」
添い寝をした次の日、弟より早く目覚めた夏芽は
彼が寝ているのをいいことにキスや耳舐めを始めます。

エッチは最初のパートの前半と2番目のパートは寝ている弟を
後半は起きた彼を彼女が一方的に責めます。
2番目のパートは耳舐めをするだけなので、ここでは主に最初のパートを説明します。

最初のパートはキスから入って耳舐めと手コキを個別に行い
それから両方同時にやったり耳舐めの代わりに乳首を舐め始めます。

おちんちんへの責めが手コキのみなためソフトに感じるかもしれません。
しかしその印象をエッチな音声をたっぷり鳴らすことで見事に払拭しています。
具体的には後になるにつれてエッチな音のバリエーションが増えていきます。

「朝からこんな事しちゃうなんて… でも もうお姉ちゃん止められないっ」
序盤の耳舐めや皮むきを絡めた手コキだけでも十分強力なのに
開始から15分後には耳舐め+手コキ、さらに15分経過すると乳揉みも加わり
くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声の濃度がどんどん濃くなっていきます。

特にちゅぱ音と喘ぎ声はどちらも耳元で聴かせてくれることが多いですから
バイノーラルの効果もあってその近さや生々しさにゾクゾクするでしょうね。
荒い鼻息を漏らしたり、ハイペースで手コキをするなど
聴き手が興奮できるように夏芽も安眠パートとはまったく違った姿を見せてくれます。

「私の 夏芽お姉ちゃんのお手ておまんこでイっちゃいなさい 白くてねばねばの濃い弟ザーメンを お姉ちゃんにちょうだい」
さらにフィニッシュ手前の追い込み時には淫語責めまで登場します。
40分以上のプレイ時間に対して射精が1回と非常に少ないのですが
我慢し続けたおかげでより大きな射精感が味わえるのではないでしょうか。
テーマの癒しに即した優しく少しずつ射精へと導く責めを見せてくれます。

このように、比較的ソフトですがエッチな要素の濃いプレイが繰り広げられます。



幸せを感じながら眠れる作品
どちらかと言うと作品の売りである安眠に魅力を感じる作品です。

夏芽の声や効果音を安眠に適した強さやボリュームに設定し
さらに話を進めながら変化させることで少しずつ眠気を膨らませてくれます。
私はこの作品をたまたま昼間に聴いていたのですが
安眠パートが始まってから10分もすると眠くて仕方がありませんでした。
彼女のセリフも多くなく頭を空っぽにしながら聴くことができます。

また先ほどは触れられなかったのですが、オリジナル以外に
虫の鳴き声・雨音・時計の音などの環境音が流れるバージョンも存在します。
こちらもリアルで耳に障らない優しい音ばかり。
環境音が好きな人ならさらに眠りやすくなるに違いありません。
私は時計の音が一番気に入っています。
時計やメトロノームなどの規則的に鳴り続ける音は眠りに最適です。

対するエッチは近親相姦っぽさを出さないレベルでハードに責めてくれます。
序盤は耳舐めも手コキも比較的ゆっくりだったのが
しばらくすると手コキだけが急にハードになってプレイにギャップを持たせてきます。
夏芽がおっとりしたキャラだけに、こういうがっつくような責めは妙にそそります。
最中で特に寸止めしたりもしませんし、誰でも楽しめるノーマル向けのエッチです。
くちゅ音・ちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声ごく僅かです。

安眠目的で聴くのにかなり効果的な作品です。
徹底的に甘やかしてくれる展開ですから
眠りを求める人はもちろん、年上の女性に甘えたい人にもお薦めします。

おまけは夏芽の寝息、PRボイス、フリートークです。

CV:姫綺るいなさん
総時間 本編…1:46:52 おまけ…6:14


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

ONE SELF

サークル「KUKURI」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、特殊な薬物を開発している研究所の職員に
薬を飲まされてからエッチする様子を催眠を使って主観的に楽しませてくれます。
催眠風ボイスドラマとして有名なサークルさんらしく、催眠らしさをややぼかしながら
短めの暗示を何度も何度も言って薬の効果を擦りこんできます。
後になるにつれてその感覚がどんどん強くなっていくのを感じることになるでしょう。

エッチは最初に女の子の気持ちよさを一通り実感させてから
男性におちんちんを挿入される喜びを味わわせてくれます。



研究中の特殊な薬品 その効果とは
製薬会社の主任研究員「川上なつき」に薬の力で女の子に変えられ
その後彼女や男性とエッチするお話。

「…説明は以上です 質問が無ければ始めますね」
なつきは滑らかで落ち着いた声の女性。
開発中の栄養ドリンクのテスターである主人公に実験の内容を簡単に説明してから
ピンク色の液体が入った小瓶を渡し、それを飲むように言います。

本作品は彼女が彼に催眠をかけるのではなく
彼が薬を飲んだ結果どういう感覚を得ているかを催眠の技術を使って感じさせてくれます。
ですが催眠の進め方は他の催眠音声とそれほど違いありません。
ストーリー性がある分、作品の世界を楽しみながら催眠に入っていけるでしょう。
ちなみにメインの術者はなつきとほぼ同じ声をしたナレーターが務めます。

催眠はおよそ16分30秒間。
最初は長めのカウントに合わせて瞼を閉じるてから
先ほど飲んだ薬の効果で体が熱くなるのを感じます。

「熱い 熱い 熱い 全身が燃えるように熱くなってくる」
本作品の催眠は「熱い」「重い」といった短い暗示を何度も何度も入れてくるのが特徴で
最初は何とも思わなかったのが、後になるにつれて
主に手足がなんだか言われた通りになったように感じられます。

ただ単に「体が熱くなる」と言われてもピンと来ないでしょうが
本作品には「薬を飲んだ結果体が熱くなる」という背景があります。
この明確なイメージが聴き手に感覚を掴みやすくする良い手助けになっています。
そして適度に熱さや重さを感じさせてから、最後にカウントを使って意識を沈めます。

「胸の周りがピリピリし始める」
女体化シーンはおよそ2分間。
女性の象徴である胸、膣、クリトリスの3つに的を絞って
それが物理的に変化していく様子をカウントを絡めながら描いています。

いじられた時の感覚に関する暗示がほとんどないのが残念ですが
サークルさんの中では比較的初期に作られた作品のため
このへんは仕方ないのかもしれません。
時間の短さも考えると聴き手の素養にかなり左右される女体化だと思います。

カウントを何度も数えながら重感や温感を伝えてくるやや珍しいタイプの催眠です。
事前に主人公が薬を飲むに至ったいきさつをドラマ形式で説明し
軽く物語の世界に引き込んでから催眠を施してくれるおかげで
彼女の声を違和感なく受け入れることができます。

体の熱さと重さの2つのうち、特に熱さをより強く実感することになるでしょう。
私の場合はお腹が最も熱くなりましたが、手足にそう感じるかもしれません。
実際に薬を飲んだ時のようにじわじわと感覚が広がっていきます。

しかしカウントを何度も数えるシーンがあるにも関わらず
その前後に入れる暗示が入念さに欠けるところが非常に残念です。
人間は数字を数えると自然にリラックスする性質があるらしいですから
そういう感覚を呼び起こす効果は見込めそうですが
催眠に入る感覚を引き出すにはもっとしっかりとした暗示を入れるのが妥当です。

催眠とテーマの親和性が高い反面
やや不親切な部分があること、女体化が簡素過ぎることを考えると
女体化音声を最低でも20本経験してから聴くのがいいでしょう。



入れる側から入れられる側へ
エッチシーンは24分ほど。
プレイは乳責め、ローター責め、クンニ、SEX(正常位、後背位)、フェラです。

エッチな効果音はありません、
セルフもありません。

「ここは実験室よ 早速今日の検査をするわよ 今日からが本番よ」
「本番って何ですか?」

薬の効果で女の子の姿へと変えられた主人公は
いよいよ本格的な実験として、まずはなつきに指やローターで責められます。

エッチは女体化薬がちゃんと機能しているかのテストを目的に行います。
彼女や後で参戦する男性に一方的に犯されることになるのですが
雰囲気は意外にほのぼのとした聴きやすいものになっています。
またここからはなつき以外に女の子になった主人公自身のセリフも加わり
プレイ中に何度も喘ぎ声を漏らして責めの気持ちよさを感覚的に伝えてくれます。

「今まで経験したことがない快感を味わう 胸を揉まれただけで とても気持ちがいい」
「全身が震えるくらいの快感 頭の中がぼーっとしてくる 体が火照ってくる」

最初のなつきとのプレイは女性の感覚を確かめるように
おっぱいやおまんこを比較的ソフトに責められます。
催眠音声らしくプレイの様子と感覚操作の暗示を同時に入れながら
彼がどう責められ、どう感じているかを聴き手にも主観的に感じさせてくれます。
喘ぎ声のボリュームが比較的多いですし、エッチな気分も高めやすいでしょう。

「感じて濡れていたあそこは 男のモノを簡単に受け入れる 我慢しようとしても 声が漏れてしまう」
そして後半でとうとう男性自身を体の中に迎え入れることになります。
暗示を使って体を動けなくしたり、カウントを使って段階的に感度を上げるなど
催眠に関する要素を上手に絡めながらプレイを進めているのが印象的でした。

「おちんちん気持ちいいの?」
「おちんちん気持ちいいですぅ」

最初は拒絶していた彼がだんだんと女の快感に目覚め
やがて自分から腰を振ってその気持ちよさに酔いしれる姿も
プレイがもたらす感覚をわかりやすく伝えてくれます。

彼が男性からメスへと堕落していく感覚を主観的に掴むことができれば
絶頂シーンでドライ特有の弾けるような感覚が得られるかもしれません。
主人公がしゃべる時点で正統派の催眠音声からややずれている部分もあるのですが
ドラマ性がもたらす没入感が作品をより楽しませる良い材料になっていると言えます。
絶頂回数は全部で3回です。

このように、女性の快感に目覚めていく気分を味わわせてくれるエッチが繰り広げられます。



ドラマ性重視の作品
珍しいテーマに催眠を適度に絡めた催眠風ボイスドラマです。

物語の背景を踏まえて催眠的な表現をぼかしながら
薬を飲んで女の子に変えられ、ソフトに凌辱される主人公の気分にさせてくれます。
なつきだけでなく女の子になった主人公の声まで取り入れているから
2人がどういったやり取りをしているか、彼がどう感じているかが手に取るようにわかります。
この2つの要素が作品にのめり込める環境を作り出しています。

聴き手に直接働きかけてくるタイプの作品ではないため
聴き手がどれだけ主人公に感情移入できるかがカギになるでしょう。
そのへんをボイスドラマとしての面白さが上手い具合にカバーしています。

一方催眠の技術面に関しては、KUKURIさんの他の作品に比べて厳しいと考えています。
理由は全体を通じて声のペースや抑揚がほぼ一定なことが挙げられます。
暗示を使って聴き手に何らかの感覚を伝えたい場合
催眠者は言葉だけでなく自分自身がそうなったかのように気持ちを込めるのが効果的です。

催眠誘導で「熱い」「重い」と言う際はそういった要素が感じられましたが
それ以降、主にエッチシーンでの気持ちよさを伝える時には
残念ながら非常に弱かったと言わざるを得ません。
またカウントについても絶頂時にプレーンな口調で0を連呼しています。
そういった細かいレベルで改善したほうが良いと思われる点がいくつか見られました。

エッチはブラックに見られがちなシチュを声の雰囲気で明るくしています。
催眠音声として見た場合に首を捻るところはあるのですが
プレイの客観的な描写や登場人物のセリフは生き生きとしています。
挿入と中出しシーンが最も盛り上がるでしょうね。
喘ぎ声そこそこ、淫語とちゅぱ音ごく僅かです。

催眠よりもボイスドラマ的な要素が強い作品です。
女体化催眠音声の経験をある程度積んだ方にのみお薦めします。

CV:霜月優さん
総時間 44:40


オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

かなせサンタがやって来た!@かなせ

サークル「黒月堂」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、サンタコスをした元気な女の子が3つの癒しのサービスをします。
彼女のアイデンティティーである博多弁に加えて今回は効果音にもこだわっており
中でも2番目に登場するお風呂シーンは実録さながらのリアルな演出がされています。



可愛いサンタが贈る3つのプレゼント
かなせサンタに耳かき、お風呂、添い寝のサービスをしてもらうお話。

「寝顔…可愛い かなせサンタが来ましたよー」
かなせサンタは明るく可愛い声の女の子。
主人公へのクリスマスプレゼントとしてキスをしようとしたところ
彼に突然起き上がられて狼狽します。

本作品は大きく3つのパートに分かれており
最初は部屋で膝枕をされながらの耳かき、次いでお風呂での背中流し
最後にベッドで添い寝されながら彼女が安眠の邪魔をしてきます。
最後のサービスについては後で詳しく説明しますが
どのシーンも基本的には彼女と仲良くしてリラックスするのを目的としています。

「あ あわわ やだ 何 なんばすっと?」
そして本作品の何よりの特徴は彼女が博多弁を話すことです。
「~ばい」「~と」という独特の語尾やイントネーションに
あまり聴き慣れない人ほど不思議な感覚を受けるでしょう。
といってもなんでもかんでも博多弁に変換する感じではなく
あくまで普通に会話をしながら織り交ぜるナチュラルな言い回しを心がけています。

最初に行う耳かきは15分間。
右耳→左耳の順に耳かき棒で汚れを取り、梵天と息吹きで仕上げる家庭的なものです。
耳かき棒は「ぞぞー ずっずっ」と硬さのある乾いた音が使われており
耳穴の下あたりを外から中へ、あるいはその逆へ長めに動かしたり
時折小刻みに前後させたりします。

全体的に摩擦感のある音なので耳に響きやすく
特に小刻みに動かすシーンでは耳がこそばゆく感じました。
動かし方についてもかなりリアルと言えます。
しかし効果音がややぼやけて聞こえるため
至近距離でされている感じがやや薄れてしまっているように思えます。

「ん~と ここに大物が」
また最中はかなせサンタが悪戦苦闘している様子をセリフで伝えてくれます。
後半で大きな耳垢を取ろうとするシーンがあるのですが
そこで彼女の様子に合わせてきちんと効果音を変化させているところが見事です。
総合的に見て一線級に準ずるレベルにある耳かきと言えます。



適度に疲労を感じながら眠りの世界へ
続く2番目のお風呂パートはビキニ姿の彼女が背中を流してくれます。

程よいエコーのかかった声でお風呂らしさを演出しながら
たらいにお湯を入れてタオルを浸し、ボディソープを馴染ませてから背中を洗う様子を
ほぼすべて効果音のみで表現しています。

中の人が実際にお風呂で録音されたとのことで音質もとってもリアル。
さらに洗う部位に合わせて声と音の位置を動かすなど細かい部分にまでこだわっています。

時間が6分と最も短いところがネックなのですが
個人的にはこのシーンが最も高いクオリティを持っていると思います。
実際どんなものかは体験版でご確認ください。

「ねぇ 何かお話ししよ? んーとね 恋話しよ こ い ば な」
そして一番最後の添い寝パートは彼女がひっきりなしに話しかけて安眠を妨害します。
明日するデートの話をしたり、急に体の匂いを嗅いできたり
古今東西を始めたりと小まめに話題が切り替わるため慌ただしさを感じるかもしれません。

しかし彼女はそれらの多くを囁き声で話しかけてきます。
ですから実際に聴いてみるとそこまでウザさは感じません。
むしろ適度に疲れさせて熟睡しやすい環境を整えているようにすら感じます。
最後には独特な子守唄も唄ってくれますし、彼女の個性が現れている安眠妨害と言えます。



明るい気分にさせてくれる作品
底抜けな明るさを持つかなせサンタのキャラとレベルの高い効果音が魅力の作品です。

前者はハイテンションな博多弁を話したり、喜怒哀楽が豊かだったりと
何をするにしてもわかりやすい反応を見せてくれます。
そんな表裏の無い清々しさが心をスッキリとさせてくれます。

後者は1番目の耳かき、2番目のお風呂での音以外にも
布団を動かす音など割と細かいところまで効果音を使って表現しています。
特にお風呂は中の人が苦労されただけあって非常にレベルが高いです。
今後出る作品では是非もう少し長い時間やっていただけることを願っています。

「それから映画を観て 夕飯は天神で食べよ この前 焼き鳥が美味しいお店を見付けたっちゃん」
「例えば~ チカエの明太子は高級って感じやん? カネフクは庶民的って感じ」

注意点としては最後の安眠妨害パートで博多ネタが数多く登場することです。
博多の名産あたりまでなら誰でもわかるのですが
地名や駅名まで出てくるとさすがに話題についていけなくなるかなと…
これも一つの個性なのですが、もう少し薄めたほうがより万人向けになると思います。

一部で人を選ぶ部分があるものの、サービス自体のレベルはどれも比較的高い作品です。
現在はお年玉価格としてたったの100円で販売されてますので
気になった方は元の価格に戻る2015/01/16以前に買われることをお薦めします。

おまけはお風呂パートの完全版とフリートークです。

CV:かなせさん
総時間 本編…43:48 おまけ…18:06


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
この点数は標準価格の700円を元に計算しています。
セール価格の100円の場合は9点です。

妹性愛 真夜中に兄の布団にもぐりこんできて…

サークル「はーべすと」さんの同人音声作品。

同サークルさんの処女作にあたるこちらの作品は
兄に密かな好意を抱いていた妹が、ふとしたきっかけでそれを成就する模様を
彼女の心情や仕草を中心にして描いています。

近親相姦モノにつきもののブラックな感じとはかけ離れた和やかな雰囲気の中
性に不得手な彼女が一生懸命彼のおちんちんを慰めようとする姿が
興奮と幸福感の両方を与えてくれるでしょう。



一緒に寝るだけだったつもりが
妹の「沙綾(さや)」と一緒の布団に入ってエッチするお話。

「おにーさん もう寝ちゃった?」
沙綾は甘く可愛い声の女の子。
大きくなってお兄さんが一緒に寝てくれなくなったのを寂しく思っている彼女は
彼が寝たのを確認してから布団にこっそりと潜り込みます。

本作品は最初は普通に寝たかっただけの彼女が
彼に手を伸ばした際に偶然硬くなっているおちんちんを発見し
興味本位でいじったりするうちに最後の一線を越えてしまう様子を
プレイと一緒に彼女の心の推移も描きながら進めています。

エッチ中心の作品には違いないのですが、ボイスドラマ的な要素を含んでいる分
彼女への感情移入度が高まり、その結果エッチでの充実感が得やすくなっています。
聴き終わる頃には彼女に抱きしめたくなるほどの愛おしさを感じるかもしれませんね。

「私の気持ちも知らないでこんな呑気にねちゃってさ はあ なんで私 お兄さんの妹になっちゃったんだろ」
そんな彼女は処女ですが彼をオカズにオナニーしたり
いざというときのために性の勉強をするほどお兄さんを愛しています。
しかしヤンデレキャラのような強引な部分は一切持ってはおらず
あくまで彼の幸せを第一に考えている献身的な女の子です。

控えめな彼女がどういう形で想いを膨らませ、彼に伝えるか。
このあたりが本作品における大きな聴きどころになります。



徐々に歯止めが効かなくなる沙綾
エッチシーンは3パート26分ほど。
プレイはキス、フェラ、手コキ、SEX(正常位、対面座位)です。
SEXの際に肉のぶつかり合うような水分少な目の効果音が流れます。

「そ それじゃあ 顔を近づけてっと んんっ ホントなんだろこの匂い なんかエッチな気持ちになっちゃう」
寝ているお兄さんの下を脱がせておちんちんをこっそり取り出した沙綾は
その独特の姿かたちや匂いに思わず興奮してそれを舐め始めます。

エッチは最初の2パートが沙綾、最後はお兄さんがリードする形で進められます。
前者と後者で彼女の様子がガラリと変わりますから
それぞれで違ったタイプの興奮が得られると思います。

「しょっぱい? 苦じょっぱい? なんだろう すごく濃い味……でも 私きらいじゃないかも」
「おしっこ出るところ ホジホジされるのがイイのかな? それとも この段差になってる部分を舌でこそぐの気持ちいい?」

最初のフェラパートは初めて見るおちんちんを色々と確認しながら
恐る恐る指で触ったり口で咥えこんだりします。
やや不器用な感じで刺激を与えてくるためストレートな快感は得にくいのですが
初々しい彼女に大事な部分を見られていることによる気恥ずかしさや
奉仕されている精神的な満足感が味わえます。

「精液 こんなに飲みきれないよぉ でも お兄さんの精液だから残さずに」
特に口の中に吐き出された精液を喉を鳴らして頑張って飲むシーンは
彼女のお兄さんに対する想いの強さがひしひしと伝わってきます。

確かに彼女は自分の欲求を満たすためにこれらを行っている部分もあるのですが
それ以上に彼に喜んでもらいたいという思いを抱いています。
この先のシーンでも心温まる彼女の献身的な行為やセリフが随所に登場します。

2番目の手コキパートは先の射精で目覚めたお兄さんに沙綾が告白
その後「しこしこ」の声に合わせておちんちんに刺激を与えます。

「お兄さんとキスしてるんだって思うだけで 身体がフワフワして 私のアソコ すごいことになってるんだからね?」
「ぷはぁっ やっぱり(精液)美味しい くせがあるけど 病みつきになっちゃいそう」

前のパートでは彼が寝ていたり初体験なこともあって控えめだった彼女ですが
行為をしっかりと見られていることや事前にはっきりと意思を伝えたこともあって
だんだんと女性の快感に目覚めつつあるのが感じられます。

「お兄さんのガチガチチンポが オマンコゴリゴリ削ってるうぅ」
そして最後のパートでとうとう2人は結ばれます。
ここまでくるともう彼女は止まりません。
繋がる前に彼の気持ちを確認できたことによる喜びと
初めて味わうおちんちんの感触にエロ可愛い喘ぎ声を何度も漏らします。

彼女のキャラとは正反対の下品な淫語を意識して言ってくれるのがいいですね。
プレイの質やセリフを段階的にハードにしていくことで
彼女が少女から一人の女性へと成長していく様が見事に表現されています。

このように、登場人物の心情を踏まえた流れのあるエッチが楽しめます。



妹の可愛さに悶える作品
序盤はとっても献身的だった沙綾が、最後になるとメスのようなあられもない姿を晒す
この大きなギャップに興奮を掻き立てられました。

彼女は実の兄を「お兄さん」と丁寧に呼んだり
最初のパートは1歩1歩踏みしめるようにプレイを進める控えめな女の子です。
でも長い間密かに好意を抱いていたことや
今回が最後のチャンスかもしれないことを考えて少しずつ大胆になっていきます。

そういった背景がしっかりしているからこそ、最後のSEXシーンで乱れる姿には
彼女がこの瞬間をどれほど待ちわびていたのか
どれだけ幸福を感じているかが言葉以上に強烈に伝わってきます。
そういった諸々の要素をしっかり受け止めながら抜く作品だと思います。
このドラマ性が一番の個性ではないでしょうか。

「やった やった! ぐすっ ひっく ひくっ 泣くつもりじゃなかったんだけどな」
中でもお兄さんと両想いだったことがわかって思わず泣き出すシーンが印象的でした。
エロボイス的に泣きどころはマイナスに働く部分もあるのですが
長い間心の中で温め続けてきた想いがようやく叶った際の
ごくごく自然な反応として物語に溶け込んでいます。

エッチは純粋なプレイの様子だけでなく
その時に沙綾がどう感じているかを並行して描いています。
聴き手主体じゃないので人によって好みが分かれそうな部分もあるのですが
女性が乱れる姿に興奮を覚える人ならまず大丈夫でしょう。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもそこそこです。

最近ではあまり見かけなくなったボイスドラマ色の比較的強い作品です。
年下の女の子に奉仕してもらいたい、精神的に満たされながら抜きたい人にお薦めします。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 40:06


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

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【女体化】ハイパー痴漢凌辱レッスン!!【”鬱”オチ版有り】

サークル「エコーズ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、とある田舎の電車内で起きた集団痴漢事件を
その被害者の立場になって楽しみます。

催眠誘導の初期から自分が女性であることを違和感なく自覚させ
プレイの最中も終始女性側の心理を描写しながら進めていくなど
長時間に渡る重厚な女体化催眠が男性だったことをすっかり忘れさせてくれます。
沢山の男性たちに取り囲まれ、体中を愛撫されることに最初は嫌悪を感じていたのが
徐々に受け入れ、やがて快感を覚えるように変化していくでしょう。



臨場感満点の痴漢体験レッスン
公安特殊性犯罪解析官のお姉さんに導かれて痴漢される体験をするお話。

「あら いらっしゃい」
お姉さんは柔らかだがやや気の強そうな感じもする声の女性。
特殊性犯罪対策部に最近配属された主人公を特殊研修施設へと呼び出した彼女は
今回彼に受けてもらう被害者心理学習プログラムの説明を行います。

被害者心理プログラムというのは、性犯罪被害者の心理を理解してもらうために
催眠を使って実体験さながらの経験をしてもらう行為です。
今回の題材となるのは「ファイルNO.002658 はたご線集団痴漢凌辱事件」。
とあるローカル電車の中で少女が多数の男性に輪姦された事件だそうです。
こんな感じに結構しっかりとした背景を設けながら物語は進んでいきます。

そしてタイトルに「レッスン」とあるように、本作品内で行われる諸々の行為は
すべて催眠を使ったイメージによるバーチャル体験です。
しかし仮想行為だからといって侮ってはいけません。
総時間の実に半分以上をエッチシーンに割り当て
被害者の心理的な推移を暗示によって上手に操作しながら
彼女が追い詰められ、とうとう凌辱されてしまう様子を綿密に描いています。
この実際に痴漢を受けている気分にさせてくれるところが大きな特徴です。

催眠はおよそ16分間。
「ポーン」という電子的な音が流れる中、深呼吸をして軽くリラックスしたり
カウントに合わせて自分の衣服や心のベールを脱いだ後
お姉さんは早速イメージを使って段階的に女の子へと変えていきます。

「錆びたメッキのようだった肌が どんどん すべすべになっていく」
本作品の催眠は女体化に著しく傾倒しており(およそ11分30秒間)
よくある女体化音声のようにいきなり体つきが変化する、みたいな強引な手法を取らず
「すべすべ」を連呼しながらまず自分の肌が滑らかになったように思わせ
それから心を一度幼かった頃へと戻してから、男性ではなく女性側に成長させることで
今の自分を否定することなく女性であることを受け入れさせてくれます。

男性からいきなり女性に変えるのではなく
一度男女の境目を曖昧にしてから女性に傾けるアプローチがいいですね。
自分が女性になったことに強い抵抗を感じる人はそこまでいないと思います。
現時点でしっくりこなかったとしても、この後のエッチで強烈に女性を意識させてくれますから
聴き進めていくうちにだんだんと薄れていくでしょう。

「ここは 電車の中 揺れる 揺れる 揺れる」
「綺麗な風景が 窓の外を 流れる 流れる 流れる」

一通りの女体化が完了してからは、事件の舞台となる電車の中をイメージします。
ガタンガタンとリズミカルに鳴る電車の効果音を聴きながら
彼女の言葉に耳を傾けていると徐々に意識がぼんやりしてくるかもしれません。
日頃電車に乗っている人ほどそういった感覚をより強く感じるでしょうね。

「男の人は どんな目で見てるんだろう? 気になりますよね 思春期の女の子だから 当たり前」
さらに電車内で男性たちに見られている描写を織り交ぜることで
自分が改めて女性になったことを強く印象付けてくれます。
男性にどう見られているかを気にする男性はそこまでいないでしょう。
だからこそ少なくとも自分が男性ではなくなったことを自覚させてくれるわけです。

ストレートに「女性になった」と言うより遥かに効果的な表現だと思います。

主にイメージを使って女体化を進めていく特殊な催眠です。
事前に7分ほどのドラマパートを挟んで今回行う催眠の目的などを説明しながら
軽く物語の世界へと引き込み、それから催眠を使って女性を強く意識させてくれます。
女体化は聴き手に違和感や抵抗感を抱かせないことに非常に気を遣ってますし
比較的多くの人が彼女の言葉を受け入れやすいと感じるでしょう。

女体化と並行して深化を進めるややイレギュラーなタイプであることから
催眠および女体化音声初心者にはあまりお薦めできません。
しかしその条件さえクリアしていれば、どっぷりと作品の世界にハマれます。
催眠状態特有の意識がぼんやりする感覚よりは
面白いことに熱中している時のような没入感の方が得やすいと思います。



痴漢されざるを得ない気分を抱きながら
エッチシーンは3パート38分間。
プレイは痴漢行為(全身愛撫、キス、乳首責め、SEX、アナルSEX)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ぴたぴた ぴたぴた あれ? 何だろう? お尻に 誰かの手が 当たってる?」
お姉さんの催眠で無事少女の姿になった主人公は
先ほどこちらを見ていたおじさんたちに突如取り囲まれ
多数の指で全身をくまなく愛撫され始めます。
ちなみにエッチの最中は常にバックで電車の走る音が流れ続けます。

エッチは痴漢の被害者として複数のおじさんから責められます。
痴漢というと無理矢理犯されるようなイメージが強いのですが
このおじさんたちは痴漢のプロとして、まずはこちらが絶対に逃げられない状況を作り
ソフトな責めを続けながら「痴漢されても仕方ない」と諦めさせ
そのうえで最後の最後に凌辱する綿密なプレイ運びをします。

つまりプレイをしながら心を折ってくるわけです。
この感覚を暗示やイメージを使って聴き手に伝えてくるところが大きな特徴です。

一番最初に行われるのは痴漢行為では定番の全身愛撫。
お尻、太ももなど下半身を中心にソフトに何度もタッチしながら
「これから痴漢を行うよ」という意思表示をしてきます。

「右の太もも べたべた べたべた お腹 ぬるぬる ぬるぬる」
上のセリフのように責めの様子を擬音語で表現することが非常に多く
やや人を選ぶ部分もあるのですが、私は感覚的に把握しやすいとも思います。
この後おちんちんをわざと手に押し付けたり、パンツを脱がせにかかるなど
プレイを少しずつエスカレートさせていくところにも痴漢らしさを感じます。

「ただの悪戯 きっとすぐ終わる 我慢すればいい 大したことじゃない だけどやっぱり 嫌だよね? 気持ち悪いよね?」
「おじさんたちの欲望が どんどん どんどん 膨れ上がっていくの もう あなたに 抗えるわけ ないわよね?」

そしてプレイの客観描写や肉体的な感覚と並行して
痴漢によってもたらされる心理の変化も暗示を使って操作してきます。
不快に感じていたとしても、大勢に取り囲まれてはどうすることもできません。
そして何より彼らは自分を激しく求めている。
被害者の切迫感を臨場感たっぷりに味わうことができるでしょう。

「ここなら もう見られない もう聞かれない 我慢せず気にせず 気持ちよくなって よがって喘いでいいのよ」
「現実から逃避しなさい 恥ずかしさなんてなくていい ただただ 無理矢理入れられる快感だけ それでいいのよ」

そういった入念な下準備の末、最後のパートでとうとう凌辱されてしまいます。
1分程度の間隔で何度も繰り返されるおじさんたちの挿入と射精
そして何よりここまで積み重ねてきた心への責めが
その場の凄惨さと精神的な喪失感を大いに感じさせてくれます。

プレイ自体はそんなに綿密な描写がされていないため想像力で補う必要があるのですが
シチュはすごくしっかりしてますし、Mな方ほどゾクゾクするのではないでしょうか。

このように、痴漢される側の心理面を重視したプレイが繰り広げられます。



心を堕としてくれる作品
催眠音声ではあまり見かけないジャンルを上手に表現した興味深い作品です。

痴漢という犯罪行為を疑似的に体験させてくれる珍しいコンセプトに胡坐をかくことなく
その始まりから終わりまでを実戦さながらに描き
尚且つ触られる嫌悪感やどうすることもできない無力感を感じさせてくれます。

「おじさんたち あなたのおっぱいを 喜んでるよ」
そして痴漢を進めながら自分が女性であることを克明に刻み込んでくれます。
どれだけ痴漢を綿密に描いたとしても当事者の気分に浸れなければ意味がありません。
冒頭で行った女体化をプレイを通じて強化してくれるから
諸々のブラックな感覚が湧きあがってくるのです。
これが女体化催眠音声の一つの醍醐味と言えます。

同じく痴漢を扱った作品と言えばKUKURIさんの「痴漢レッスン」が有名ですが
催眠誘導やプレイによって得られる肉体的な快感に焦点が当てられているあちらに対し
こちらは精神的な快楽に力を入れている点で大きな違いが見られます。
似たようなプレイを想像していただけに非常に驚きました。
どちらを好むかは本当に人それぞれでしょう。

ちなみに本作品には「鬱オチ版」なるものがあるのですが
最後の解除音声のセリフが若干違うだけで催眠誘導やエッチは共通です。
私が聴いた限りだと「これ女体化音声愛好家なら鬱オチじゃなくてご褒美じゃね?」と…。
予想していた結末よりもずっとマイルドな内容です。
通常版もありますし皆さんのお好みでお選びください。

一つ難点を挙げさせていただくと
エッチの最中流れ続ける電車の走る音のボリュームがかなり大きく
お姉さんのセリフが聴き取りにくくなってしまっていることです。

エッチの最初のパートはそれほど気にならないのですが
その先の2パートは電車がトンネル内を走っているシーンとして
やや耳障りするようなきしむ音を含んだ音が流れます。
それが気になって声に集中できない人もいるかと思います。
またこの手の効果音は催眠状態の維持に支障をきたす恐れもあります。
もう2段階くらいボリュームを下げて流したほうがよかったのではないかなと。

そういうのが苦手に感じる人は聴くのを避けた方がいいかもしれません。
体験版で確認できないのも残念です。

直前に述べた部分を除けばかなりレベルの高い作品です。
シチュに興味を持った方、ドラマ性の高い作品を楽しみたい方にお薦めします。

CV:生田 薫さん
総時間 共通パート…1:03:58 解除(通常)…3:37 解除(鬱オチ)…4:49


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

シンコンコチヤ ~ 早苗さんといちゃいちゃ囁きラブセックス

サークル「どぶのほとり。」さんの同人音声作品。

同サークルさんの処女作にあたるこちらの作品は
同人業界ではお馴染み東方シリーズに登場する有名キャラ東風谷早苗が
新妻となって台所やお風呂で濃厚なエッチをしてくれます。

同人誌をそのまま音声化するという珍しい試みがされているのが最大の特徴で
音声を聴きながら彼女の責めっぷりや乱れっぷりを視覚的にも楽しむことができます。



奥様は現人神
東方シリーズのキャラクター「東風谷早苗(こちや さなえ)」とエッチするお話。

「えーっと ただいまです 旦那さま うふふっ」
早苗さんは甘く優しい声の女の子。
主人公の新妻としてラブラブな日々を送っている彼女は
夕飯の準備をしている最中、興奮した彼に後ろから襲い掛かられます。

本作品はサークルさんの同人誌としては3作目にあたり
今回初めて同人誌と音声をセットにした形でリリースされています。
おまけとしてCGをつけてくれる作品ならちらほら見かけますが
漫画を丸々つけてくれる作品はほとんどありません。

しかも驚くことに音声と漫画の内容がまったく同じになっています。
物語の展開はもちろん、彼女のセリフまでもが忠実に再現されています。
(主人公のセリフはもちろん入りません)
ですから音声を聴きながら漫画を読んで作品を楽しめるわけです。
非常に珍しく面白いコンセプトと言えるでしょう。

「旦那さま 恥ずかしがらないで 一番気持ちいいときに 精液出しちゃってくださいね」
お相手を務める早苗さんはおっとりあまあまな癒しを感じるキャラ。
最も幸せな結婚直後なのもあってエッチは終始愛情に満ち溢れており
性的な興奮だけでなく精神的な幸福感も大いに得られます。

元ネタのある作品なのですが専門用語や他のキャラは特に出てきませんし
総時間のほとんどがエッチシーンですからシリーズを知らない人でも普通に楽しめます。
かなり実用性の高い抜きボイスだと思ってください。



エッチな音声をふんだんに盛り込んだ濃厚なエッチ
エッチシーンはほぼ全編にあたる65分間。
プレイはキス、乳揉み、手コキ、パイズリ、フェラ、耳舐め、SEX(対面座位)です。
乳揉み、手コキ、パイズリ、SEXの際にリアルな効果音が鳴ります。

「旦那さまの指で揉まれるの 弱いんですから…ひゃん」
主人公からの突然の攻撃に最初は戸惑っていた早苗さんですが
おっぱいを揉まれ、キスをするうちにだんだんと受け入れるようになり
やがて自分から彼のおちんちんを手でしごき始めます。

エッチは台所編とお風呂編の2つのパートに分かれており
台所編とお風呂編の前半は彼女に奉仕してもらう様子を
残りの後半は彼女が責められて乱れる様子を楽しみます。
お互いに責め合うプレイですから属性はノーマル~ややMです。

そしてエッチシーンに入っても彼女は漫画の通りにセリフを言います。
漫画は全部で24ページあるのですが、サンプルを見ていただければわかるように
1ページあたりの会話量はそこまで多いわけではありません。

じゃあしゃべっていない間彼女は何をしているのか。
くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声といったエッチな音声をたっぷりと鳴らしてくれます。
エッチの時間のみならず、これらの濃度が非常に濃いのも本作品の大きな特徴です。

また65分に対して射精シーンが3回と比較的少なく
プレイ中は全体的にちゅぱ音や効果音のペースがゆっくりしています。
しかしその反面どの音も水分が高くねっとりとしており
それが2人が深く愛し合っている様子を見事に表現しています。
最初のキスシーンだけでも結構興奮できるくらいにエロいです。

「お返しに 早苗が 手で 癒して差し上げます」
最初の台所編は早苗さんが手・口・おっぱいで愛してくれるプレイが中心。
手コキ+キス、パイズリ+フェラと複合的な責めでエッチな気分を高めてくれます。
フィニッシュを飾るフェラも亀頭を舐めまわしたり、カリ首を舌でレロレロするなど
シーンに応じてちゅぱ音をしっかりと使い分けています。

特に終盤の「ぶびりゅるるっ っぴっ」というバキューム音が強烈。
腰ごと持って行かれるような破壊力のある音がとても印象的でした。
射精後もおよそ30秒にも渡って吐き出された精液を喉を鳴らして飲んでくれますし
彼女が彼の全てを愛し、受け止めようとしているのが強く伝わってきます。
これが「精神的な幸福感も得られる」と言った一つの理由です。

続くお風呂編では一回手で抜いてもらってから早苗さんを責めるシーンがポイント。
今度は逆に彼女の乱れる姿が大いに楽しめます。

「イクっ イクゥ いやっ おしっこ出ちゃうぅぅぅ」
「ひゃうっ イってる最中なのに ダメっ」

およそ17分のうちに手マンで1回、SEXで2回の合計3回絶頂するのですが
最初は甘く可愛い喘ぎ声を出していたのに、後になると軽く叫ぶような声へと変化します。
彼女が回を重ねるごとに快感に没頭していく様子を演出しているわけです。
そして割とお淑やかなキャラが痴態を晒してくれるシチュにもグッとくるものがあります。

「ダメっ 私イっちゃ…あぁぁぁぁぁぁはぁぁぁぁぁぁん」
中でも一番最後の3回目で主人公が中出しするのに合わせて
上のようなイキ声をあげ、さらに体内に続々と注がれ続ける精液を
体内で受け止めている姿に最も興奮しました。

プレイ自体が濃厚なのもそうなのですが、その最中にみられるちょっとした仕草にも
相手を気持ちよくしたい、満足させたいという思いやりに満ち溢れています。
そういった全体的な雰囲気がしっかりしているからこそ抜きやすいのだと思います。

このように、新婚夫婦らしい甘く深いエッチが繰り広げられます。



実用性抜群の作品
漫画と音声がセットになっている奇抜なコンセプトに加えて
純粋な音声作品としてもがっつり抜ける良作です。

ほぼすべての音声作品が音声のみで成立している中
敢えて漫画を用意し、それを見ながら聴くスタイルを設けることで
音声だけではイメージし切れなかった細かい状況を聴き手にわかりやすく伝えています。
(漫画から音声が派生したのが正しいのですが、当サイトの建前上こう言わせてください)

しかも結果として説明的なセリフを極力排し
エッチな声や音をたっぷり鳴らしてより抜ける作りにすることにも成功しています。
これが他の音声作品との最も大きな違いです。
そして説明が無いからこそ物語がとてもナチュラルになっています。

「こうして タマタマをもみもみして 最後まで射精を促してあげます」
エッチについては抜ける要素が多い以外にも
射精中や射精後のやり取りやプレイに力が入れられています。
一番最後の中出しシーンの直後に登場する上のセリフや
その後に行われる4分30秒にも及ぶ濃厚なお掃除フェラがいい例です。

男性の場合射精したらおしまいなところがどうしてもあるのですが
事後の精神的な充実感を維持するのにこういった行為は有効です。
彼女に体の隅々まで愛されながらスッキリした気分で聴き終えられるでしょう。
くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声多め、淫語そこそこです。

作品としてのオリジナリティーと実用性を踏まえて
今回は高めの点数とさせていただきました。
コスパも漫画込みなら安い部類に属します。
いつもと違ったスタイルの作品が聴きたい、あまあまなエッチを楽しみたい
そんな願望を抱く人には特にお薦めします。

CV:野上菜月さん
総時間 1:08:45


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
漫画のクオリティについては管轄外ですので敢えて触れずにおきます。

Listenable pharmacyさんで配布されている無料の催眠音声作品。

2014年の最後を飾る今回の作品は
お姉さんの入念な催眠で深い催眠状態に入ってから
乳首やおちんちんをいじって大きな快感に酔いしれます。

「Powerful Drug」と同じく初心者をかなり意識した作りをしており
音声を聴く際の心構えや最中のセリフの細かい表現方法など
聴き手のことを第一に考えた親切さが催眠への入りやすさを感じさせてくれます。



すべてを許容し受け入れる大らかな催眠
お姉さんに催眠をかけてもらってからオナニーを楽しむお話。

「リラックスするために ちょっと 肩や首をほぐしてみましょう」
お姉さんはややトーンの低い穏やかな声の女性。
最初に2分ほど作品を聴く際の心得などを説明してから
催眠に深く入るための準備を始めます。

催眠は5パート31分ほど。
最初はリラックスと被暗示性のテストを兼ねて腕を前ならえのように伸ばし
それから目を瞑って別の両腕をイメージします。
ちなみに本作品は仰向けに寝るのではなく座った状態で聴きます。

「閉じられた瞼の向こう側で イメージの両腕が あなたの本当の両腕を 左右に開いていく」
彼女の声に従って架空の腕が本物の腕を押し広げるイメージをしていると
腕の内側にプルプルするような圧迫感があるかもしれません。
彼女も「外へ」「開く」を何度も言ってそうなるように後押ししてくれます。

「たとえ開かなかったとしても あなたは自分の体がしっかり制御できる 素晴らしい素質を持っています」
催眠に不慣れだったり被暗示性の低い人はそうならない場合もあるでしょう。
でも彼女はそういう人を決して見捨てたりせず
むしろこの先の催眠でそれが有利に働くことを説明して励ましてくれます。
こんな感じで彼女は聴き手のすべてを受け入れながら催眠を進めています。

お次はお馴染みの深呼吸や全身の脱力をしてさらにリラックスします。
深呼吸は一緒に呼吸をしながら心身をスポンジに例えてイメージしやすくし
脱力は体を上から下、下から上と何度も往復するように言われた部位に意識を向けます。

「(目を閉じるのを)我慢すればするほど 目を閉じた時に気持ちよく ふかーい催眠状態に入っていくことができます」
深呼吸の最後の方でしばらく瞼を閉じるのを我慢させるシーンがあり
十分にリラックスしていた場合はきっと瞼がとても重く感じるでしょう。
そして彼女の合図に合わせて目を閉じた瞬間
文字通り高いところから飛び降りているような落下感が全身を襲います。
いわゆる「催眠に入る」感覚を実感しやすいシーンと言えます。

軽く催眠に入った後はその状態をより強めるために
カウントを交えながら目を覚ました状態と催眠状態を何度も往復します。
直前に催眠に入る感覚を体験しているだけに
2つの状態に明らかな違いがあるのを実感しやすいのではないでしょうか。

「さっきまでの深い催眠状態を思い出します 思い出すとともに ゆっくり感覚が蘇ってきます」
それを後押しするかのように
彼女は先ほど味わった感覚を反射的に呼び起こすようなアプローチをしてくれます。
無意識を有効活用した実に催眠らしいセリフですね。

「その幸せな感覚に浸るだけがすべて その気持ちいい感覚に沈むことだけがすべて」
そして最後の最後は今まで培ってきた心地よい感覚にどっぷり浸ります。
この時点で相当頭はぼんやり、体はぐったりしてるでしょうから
彼女の「ゆらゆら」の声に合わせて体が勝手に左右に動くかもしれません。
意識はあるのだけど眠っている最中のように気持ちいい
そんな催眠特有の感覚が心と体を癒してくれます。

大まかな進め方は古典催眠、細かい言い回しやアプローチは現代催眠を意識した
ハイブリッドなタイプの催眠です。

冒頭の諸注意やストレッチで心と体の凝りをほぐしてから
パートごとに明確な目的を定めて段階的に催眠を深めてくれます。
作りがオーソドックスなのに加えて進め方が非常に丁寧ですし
多くの人が取り組みやすいと感じることでしょう。

深呼吸をしてから分割弛緩→揺さぶり→イメージ誘導へと繋ぐ展開は
他の催眠音声でもそれなりに見かける比較的ありふれたものです。
しかし個々の進め方や暗示の入れ方・内容はオリジナリティに溢れています。
ですから多くの作品を聴いてきた強者でもきっと新鮮味を感じながら聴けます。

「自然にかるーく 目を開けていてください …はい よろしいですか?」
そしてお姉さんのセリフが実際に対面しているかのように生き生きとしています。
催眠音声はシステムの関係上一方的に話しかけるスタンスになることから
文語的と言いますか、余計に感じるセリフを省く傾向が見られます。
しかし催眠は基本的に被験者と催眠者が面と向かって行うものです。
その雰囲気、つまり彼女が目の前にいる感じをセリフで見事に醸し出しています。

催眠にがっつり入れるし面白さもある極めてハイレベルな催眠です。



集中しているからこそ得られる一段上の快感
エッチシーンは3パート18分間。
プレイは乳首オナニーとオナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「気持ちいいことがすべて 気持ちいいことだけに集中すればするほど 催眠が深くなり 快感が研ぎ澄まされていきます」
入念な催眠によって主人公を深い催眠状態へと導いたお姉さんは
暗示を使って気持ちを高めながら彼にオナニーするよう指示します。

エッチは最初に感度を高めてから乳首→おちんちんの順にいじります。
時間が短いためそこまで凝ったプレイを行うわけではありませんが
催眠が深ければ深いほどいつもとはまったく違った快感が味わえます。

「ほら あなたの中にどんどん どんどん 溜まってきた快感が 今溢れ出してきます」
一番最初の感度上昇はストレートな淫語を敢えて言わずに
彼女が暗示の力だけで心身にエッチな火照りを与えます。
さすがにフル勃起するほどまでは興奮できないかもしれませんが
股間に先ほどとは違った熱が湧きあがるのを感じる人は結構いるはずです。

その後に行われるプレイも催眠を非常に重視したものばかり。
ここでは冒頭でイメージしたもう一つの両手を再度登場させ
聴き手にリアル/イメージどちらの手で刺激してもよいと選択権を与えています。
上手くいった人もしくはドライでイケる人はイメージ
腕が動かなかった人やセルフが好きな人はリアルに刺激を与えるのがいいでしょう。

「乳首気持ちいい 前立腺がゾクゾクする 脳がどんどん快感を受け入れて ただそれだけに集中する」
もちろんプレイの最中も感覚支配の暗示でより気持ちを高めてくれます。
乳首未開発の人はそう感じるかわかりませんが
私は乳首に軽く指を触れただけでピリッとした気持ちよさが全身を駆け巡りました。
ここまでの準備の甲斐あって時間の割にはかなりの満足感が得られます。

「(初めて勃起したときの事を)思い出すと あなたのおちんちんは その時の快感を思い出します」
一番最後のオナニーはこちらの自由におちんちんをしごきながら
自分が初めてオナニーした時の様子をイメージします。

男性ならいくつになっても初射精の体験を鮮明に覚えているのではないでしょうか。
その時味わった新鮮で強烈な快感を思い起こしながらオナニーすることで
いつもとは違った充実した快感が得られるに違いありません。
私も脳にモヤモヤ、股間にピリピリとした十分な気持ちよさが味わえました。

このように、無意識の力を活かして気持ちを高めるハイセンスなプレイが繰り広げられます。



催眠の楽しさを教えてくれる作品
「Powerful Drug」よりもさらに洗練されている印象を受けた初心者向けの名作です。

聴き手を常に気遣いながらゆっくりと丁寧に進めてくれる催眠
催眠状態下で発揮される集中力を上手に活用したコンパクトなエッチ
いずれも催眠音声としてこの上なく優れており
催眠の経験が浅い人でもリラックスや感覚の変化を体感しやすいと思います。
私も聴いている時間があっという間に感じられるほど音声に集中できました。

今回は「イメージの力」をテーマにイメージによる感覚の変化に挑戦されています。
こう言われると難しく感じるかもしれませんが、やってる事は至ってシンプル。
ただ彼女の声に従って聴き進めているだけで不思議な感覚が勝手に湧いてきます。
要所で何をすれば、何を考えればいいのかをきっちり教えてくれますから
妙に落ち着くとか、やりやすいといった安心感を覚えるでしょう。

「あなたが望むなら あなたは自分の頭の中を 真っ白にすることができるでしょう」
それはお姉さんが聴き手に適度に委ねながら催眠を進めているからです。
催眠と言うと彼女の言った通りに体を操られるようなイメージを抱きがちですが
本来は被験者の無意識に眠っている力を活性化させる行為に過ぎません。
本作品を通じて催眠という行為のあり方を改めて思い知らされました。

催眠は双子シリーズに比べると奇抜さに欠けるものの
作者さんらしい独特なアプローチが個性を生み出しています。
1本目として聴いてもおそらく大丈夫でしょう。

エッチは暗示による感覚の変化を感じさせながら気持ちよくなります。
捉え方によってセルフ/ドライどちらとも取れるプレイですから
皆さんのお好きなスタイルで取り組んでみてください。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

催眠音声を知るすべての人に一度は聴いてみて欲しい作品です。
序盤のシーンが特に優れていて思わず涙がこぼれるほどに感動しました。
まだ聴いたことのない方は是非お試しください。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 1:08:51

Listenable pharmacy
http://www.nct9.ne.jp/d3online/
(画面左側、上から6番目の「Tablet Case」が本作品になります)

今年最後の雑談です。

早いもので2014年も本日をもって終わりを迎えます。
過去2日に渡って同人音声、催眠音声の総括をしてきたわけですが
最後は当サイトおよび私自身の今年の感想と来年の予定などを語ります。



今年のこと
当サイトは2013年3月22日に産声を上げ、かれこれ1年と9か月が経ちました。
現在掲載されているレビュー数は671、うち今年掲載したのは374本にのぼります。
毎日更新を続けてましたのでほぼ1日1本ずつ掲載したことになります。

この数字を改めて見ると「随分遠いところまで来たもんだ」と感慨深いです。
元々確たる指標も無く「とりあえずやってみよう」程度の気持ちで始めたものですから
私自身がここまで続いているとは思っていませんでした。
「継続は力なり」という言葉の意味を改めて痛感しています。

昨年と同様に今年も毎日1作の更新ペースで続けてきたわけですが
実は昨年は純粋な意味での毎日更新は行われていません。
開設当初、具体的にいつだったかは忘れましたが
レビューの代わりに雑談を掲載してその日の更新としたのが何回かあります。
しかし今年はすべての日にレビューを掲載することができました。
そして私自身もリアルで引っ越した日以外の364日間毎日作品を聴き続けました。

サイトの規模は昨年の時点でも結構な大きさだったにも関わらず
今年に入っても順調に増え続け、現在は毎日数千人の方が訪れています。
そして規模の拡大に伴い多くの閲覧者やサークル関係者からお声をいただきました。
昨年は「記事だけ書いてればいいや」みたいな部分もあったのですが
そういったやり取りが飛躍的に増えたのが今年の大きな変化です。

現在も相変わらず記事の選定や作成、サイトの管理運営は私一人で行っています。
ですが以前に比べると外部の方から様々な形でパワーをいただいてるのを実感します。
こうして無難に続けられているのもそういった要素があったればこそだと思います。
この場を借りて皆様には改めて「ありがとう」と言わせていただきます。



レビューのこと
昨年から私の記事を読んでいた方ならわかるでしょうが
今年に入ってから催眠音声のレビューの書き方がガラリと変わりました。
これは私が本やビデオなどを観て本格的に催眠を勉強するようになったからです。

勉強を始めた当初は目から鱗が落ちることの連続でした。
記事を書き続けていて疑問に感じていたこと、うまく文字にできなかったことが
確固たる根拠を持って表現できるようになったからです。

「ここがいいですね」よりも「ここはこうだからいいですね」と言ったほうが
理解し納得する人は多いはずです。
今年はその「こうだから」=理由をできるだけ書くようにしています。
そしてそれは製作者さんが作品を通じて伝えたかった意思や意図にも繋がります。

また当初は催眠の技法に目を向けることが多かったのですが
最近はその先にあるものを汲み取って文字にするよう努めています。
催眠音声はすべての行為はもちろん、ちょっとしたセリフにまで何らかの意味があります。
そしてそれを読み解くことは難しくもあり面白いことでもあります。

私はレビューを通じて作者さんの「心」を皆さんに伝えることを目標にしています。
これが現時点における私なりの結論です。



来年のこと
…何やら堅苦しい内容になってしまったので気を取り直して
ここからは来年当サイトでやってみようかな?と思っていることを書いていきます。
どの案も本格的に始まるのは2周年を迎える2015年3月22日以降と思ってください。

1、女性向け催眠音声のレビュー
これは昨日の催眠音声の総括で触れた男性向けと女性向けの距離が縮まっていることや
男性向けの旧作はだいたいレビューを書き終えていること
あとは私個人が単純に聴いてみたいと思っているからです。

最近女性向けから男性向けにリメイクされた作品をいくつも聴いてみて
やはり男性向けには無いものがあるのを感じています。
それが何なのかがわかればもっと良い記事が書けるようになるかもしれません。

ただレビューの具体的な書き方は検討中です。
ある程度の案は立ててますが実際に聴いてみないことには何とも言えません。
継続して書いていくかも最初の数作を聴いたうえで決めます。
更新は1か月に1本程度の緩やかなペースを予定しています。
男性向けがメインであるのは変わりません。

2、初期に掲載したレビューのリライト
同人は最初の3か月くらい、催眠は2013年に書いた作品全部を予定しています。
点数は基本いじらずに内容だけ書き換えて追加で掲載する感じです。
しかし記事は新規でも過去に掲載した作品の再掲載ですから
皆さんにとってはあまりメリットが無いようにも思えます。
優先順位はかなり低いと思ってください。

3、レビューの音声化
「音声作品なんだからレビューも音声化しようぜ!」というストレートな案です。
もちろん作品に出演されている声優さんが声を担当されます。
文字版との同時公開形式で同じく無料になります。

なにぶんお金がかかることですし、声優さんの都合もありますから
安定して公開するのは難しいでしょうね。
とりあえず1本やってみて、その反応を見てどうするかを決めることになります。
個人的には結構面白いんじゃないかなって思います。

あとは個別でドライオーガズムに関する質問をいただくことが多いので
考えがまとまったらそれの講座を書くかもしれません。

以上の3つ+αが今のところやる予定のある企画です。
もちろんうちはレビューサイトですからレビューの更新が大前提。
それに障らないレベルでやっていきます。
皆さんの方でこれがいいとかありましたらコメントをください。

随分と長くなりましたがこれで今年最後の挨拶とさせていただきます。
来年も引き続き毎日更新していきますので、これからもよろしくお願いします。

ぼっちでかわいくてほっとけない妖狐の耳かき

サークル「めがみそふと」さんの同人音声作品。

2014年最後の同人音声の紹介となる今回は
同サークルさんで最も人気のあるキャラの第2弾。
寂しがり屋で甘えん坊な妖狐の女の子が耳かきとエッチをしてくれます。

タイトルに「耳かき」が入っているように今作は耳かきに大変力を入れており
80分もの大ボリュームを2回に分けて、1回目は初心者らしい拙さを感じる耳かき
2回目は熟練された安定感のある耳かきを披露してくれます。

耳かき後に行われるエッチもプレイを絞っているおかげで密度や濃度が高く
彼女に優しくいじめてもらったり、逆に責める様子がエロさたっぷりに描かれています。



平常心を高めるには耳かきが一番
妖狐のコン狐に耳かきやエッチのサービスをしてもらうお話。

「いっちぜーん はーい 師匠 今日もゴミ拾いお疲れ様」
コン狐は明るくて元気な声の女の子。
とある学園にある善行部に所属する彼女は
同じ部員であり彼氏でもある主人公とゴミ拾いをしながら楽しく過ごしています。

前作「ぼっちでかわいくてほっとけない妖狐」を知らない人のために簡単に説明しますと
この学園は人間界にありながら妖狐が関わっている特殊な施設で
コン狐を初め何名かの妖狐が人間の生徒に混じって生活をしています。
しかし彼女は妖狐としての能力がまだ低く、人間の友達もほとんどいません。
そこへたまたま入部してきた主人公とあれこれあった末に恋人同士になりました。
(当サイトに前作のレビューはまだありません)

彼女が彼のことを「師匠」と呼ぶのは人づきあいが自分より上手いからで
明確な師弟関係にあるわけではないようです。
一種のあだ名みたいなものでしょうか。

「私 師匠の彼女だもん 甘えるのは私の特権なのです! ほら師匠 頭撫でてー」
そんな彼女は主人公のことを非常に大切に思っており
物語の最初からテレビを見ながら彼の膝に頭を乗せて甘えまくります。
彼女自身の声質も手伝って物語は全編に渡りとってもあまあま。
耳かきと愛のあるエッチが心と体を嫌と言うほど温めてくれます。
ブラックな要素一切無しの誰でも聴ける作品と思ってください。

「最新の研究で耳かきは心を穏やかにする効果があると分かりました」
そんな幸せな日々を送っているコン狐ですが、心の底では能力を伸ばしたいと思っており
合格するために必要となる平常心を磨く方法をあれこれ考えていました。
そこへたまたま観ていたテレビの通販に上のようなキャッチフレーズがあり
なけなしのお小遣いをはたいて購入し、練習に励む。
これが本作品で耳かきが行われるまでの大まかな流れです。

耳かき音声の多くがお姉さんがいきなり耳かきをする中で
こういう筋道を立てながらお話を進めてくれるのが、めがみそふとさんの大きな特徴です。
普通にボイスドラマとしても面白い作品ですから
3時間近くの長さであっても飽きずに楽しく聴けるでしょう。



経験や実力の差が感じられる2回の耳かき
本作品で行われる耳かきは計2回。
最初は耳かきが届いた直後、2回目はその1か月後です。
そしてコン狐の努力を反映するかのように
1回目と2回目ではまったく違った耳かきが繰り広げられます。

1回目の耳かきはおよそ30分間。
左耳→右耳の順に耳かき棒のみを使って
耳の外、穴の入り口、穴の奥を掃除し最後に梵天をかけます。

耳かき棒は「ぞりっ ずっ」という乾いた軽い音が使われており
手前はクリアに、奥に行くほど重く籠った感じに変化しながら
下から上へかき出すような動きを何度も繰り返します。
音の質感はかなりリアルなのですが、動きについては単調に思えるかもしれません。

「何かちょっと取れてる気がする 確か外は窪みのところが気持ちいいんだよね」
また最中のコン狐は初めての耳かきなこともあって
1つ1つを手探りするように確認しながら行います。
耳かきの1かき1かきの間隔がやや長く、何やらおぼつかない感じがするでしょう。
それを反映するかのように彼女の漏らす吐息にはやや緊張感が見られます。

「耳かき大分手に馴染んできた気がする 強さの加減もわかってきたし 私の才能あるかも?」
しかし無事左耳を終えて右耳に差し掛かるころには
彼女が先ほどより少しだけ耳かき棒を上手に扱えている部分も垣間見えます。
この先の2回目の展望が窺える面白い演出と言えるでしょう。
まとめるとストーリー性を持ったやや拙さを感じる耳かきですね。

しかし、様々な特訓を経て迎えた1か月後
改めて行われるコン狐の耳かきは見違えるほどに上達しています。

2回目の耳かきは51分とかなりの長時間。
最初にお湯に浸したおしぼりで耳を拭ってから指を使ってマッサージ
それから耳かき棒で内外を一通り掃除し、綿棒で細かい汚れを取り除き
梵天で仕上げてから最後に息を数回吹きかけます。
これだけでも1回目とはかなり違うのがなんとなくわかっていただけるはずです。

ちなみに膝枕してくれるバージョンと尻尾に頭を乗せるモフモフバージョンがあります。
主な違いは主人公が頭を動かした時に鳴る音で、サービス内容はほぼ同じです。

おしぼりは「すっすっ ずりっ」という若干ざらつきのある音
マッサージは「ずっ ずっ」と若干弾力のある乾いた音
耳かき棒は「ずりりっ じょっ」と尖った軽い音
綿棒は「サッ ススッ」と柔らかく滑らかな音などそれぞれに専用の効果音があり
1回目と同様にその器具や掃除方法に適した動きをしてくれます。

そして何より大きな違いは器具の動かし方にあります。
1回目では途切れ途切れに鳴っていた効果音も2回目には連続性があり
コン狐が文字通り流れるような手つきで耳かきをこなしているのがよくわかります。
音の鳴らし方によって彼女の「慣れ」を表現しているわけです。

「モフモフはね 毛先に方向があるんだよ それを中で合わせてあげると 気持ちいいでしょ?」
また耳かき中のコン狐は何をやるかを説明するセリフが中心で
それ以外は落ち着いた吐息のみを漏らすシーンが多いです。
めがみそふとさんらしからぬ効果音を中心とした静かなひと時が送れるでしょう。

このように、1回目と2回目でまったく違った耳かきを楽しむことができます。



耳かきに負けない濃厚なエッチ
対するエッチシーンは3パート57分間。
プレイは耳舐め、手コキ、手マン、SEX(後背位)、潜望鏡です。
手コキ、手マン、SEXの際にリアルな効果音が鳴ります。

「お耳スッキリしたら 今度はおちんちんもスッキリしたくなっちゃったの?」
耳かきのあまりの心地よさに主人公が勃起しているのを確認したコン狐は
おちんちんを鎮めるために耳を舐めながら手でしごき始めます。

エッチは最初の2パートが耳かきの直後
残りの1パートはその次の日にお風呂で行います。
各パートのプレイを耳かき+手コキ、SEX、潜望鏡と1つに絞り込み
個々の時間をできるだけ長く取ることで密度を濃厚にしています。

一番最初のパートは軽く耳を舐めてから手コキが加わります。
耳舐めをおよそ29分も行ってくれるだけでも十分驚きなのですが
耳を耳たぶ、窪み、裏と3つの部位に分けて
それぞれにきちんと舐め方を変えながら水分たっぷりのちゅぱ音を鳴らします。
手コキ音もそれに負けないほどにエッチな音ですから
これらの音だけでもかなりの性的興奮が得られると思います。

「おちんちん気持ちよすぎて我慢できないの? でもまだ 師匠はもーっと気持ちよくなるんだよ」
もちろんそれらを行ってくれるコン狐の存在も忘れてはいけません。
主人公が最高の射精を迎えられるように時折手コキをストップさせながら
耳元で優しい言葉をかけて幸せな気持ちで満たしてくれます。
元々優しい声なのですが、ここだけはまるで母親のような包容力も感じました。

「だめっ あっ あっ あっ はうんっ そこっ 気持ちいい」
「子種汁どぴゅどぴゅ出てる あっ 種付け気持ちいいよぉ」

一方2番目のSEXパートは主人公が責めにまわる展開。
およそ15分の間突きまくり、コン狐の膣内に5回も中出しするハードなプレイが行われます。
先ほどから一転して彼女が大いに乱れる姿が楽しめるわけです。
回を重ねるほどに声が震えたりアヘったりしてくるのがいいですね。

このように、恋人同士らしい愛のこもった濃厚なエッチが繰り広げられます。



癒しもエッチもたっぷり楽しめる作品
癒しの耳かきとハードなエッチのメリハリがハッキリしており
そのどちらも高いレベルを持っている良作です。

前者は物語のおよそ3分の2にも及ぶ長い時間を2つに分け
最初は危ういながらも頑張る様子を、次は落ち着いた安心感のあるサービスを
主に効果音の質や動かし方を使って見事に演出しています。

私は先ほど1回目の耳かきをイマイチだと言いましたが、それは2回目と比べての話です。
音も動き方も十分耳かきらしさがありますし、力強いから耳にも伝わりやすいです。
耳の中をわざと傷めるようなシーンもありません。
彼女が恐る恐る慎重に取り組んでいるのがよくわかります。

そして2回目は専門店に近いきめ細かいサービスや
彼女の落ち着き払った態度がしっとりとした雰囲気を作り上げています。
器具の種類や使う順番も理に適っていて隙がありません。
寝る前に聴けば安眠効果抜群です。

エッチは癒しのパワーを覆すようなエロエロな雰囲気に満ちています。
最初のパートはくちゅ音+ちゅぱ音で甘やかされながら
次は喘ぎ声を中心に獣のようなエッチとスタイルをまったく別のものにし
より多くの人が抜けるように組み立てられています。

文字数の関係で触れられなかった最後の潜望鏡パートも
ピストンフェラやバキュームフェラといったエロさを重視したものばかり。
癒し重視の作風ですがきっちり抜かせてもくれます。
このへんのバランス感覚が実に見事です。
ちゅぱ音多め、くちゅ音と喘ぎ声それなり、淫語そこそこです。

「師匠 大好き♪」
そして自分のすべてをストレートにぶつけてくれるコン狐もたまりません。
彼女の言葉や行為のすべてが思いやりや愛情で満ち溢れています。
聴き終えた時は精神面での満足感もかなりのものになるでしょう。
私は前作を聴いていないのですが、彼女の人気の理由がなんとなくわかりました。
傍にいてくれると安心するような温かみのある女の子です。

個性的なキャラ、充実したサービス、濃厚なエッチなど数々の美点を持つ作品です。
3時間以上の時間に対して価格が1100円とコスパも抜群。
誰にでも聴けるとっつきやすさも踏まえて、本作品を同サークルさん初の満点としました。

CV:藍沢夏癒さん
総時間 3:09:55


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

昨日に引き続いての催眠音声編です。
こちらは無料作品が多数公開されたこともあり
同人音声とは随分違ったラインナップとなりました。



2014年発売の催眠音声ランキング

第1位 「Sulfur Dioxide」

双子シリーズの生みの親である四九八苦さんの最新作。
緻密で重厚な暗示をこれでもか、というほどに重ねて確実に深い催眠へ誘導してくれます。
進め方についても作者さんらしい面白いギミックを織り交ぜるなど
聴き手を楽しませることを忘れない遊び心に溢れています。
文字通り頭が真っ白になれる精巧美麗な一作。

第2位 「射精管理・催眠貞操帯」

射精管理・催眠貞操帯

1週間のオナ禁を催眠でサポートしてくれる変わった趣向の作品。
初日に柔軟な催眠で聴き手の心をがっちり掴み
2日目以降は数々の変態的なプレイを行いながら徹底的に焦らします。
プレイ内容も作者さんらしいぶっ飛んだものばかり。
何より最後の射精の瞬間に訪れた快感は想像を絶する気持ちよさでした。
心を上手に縛って勇気に変えてくれる一作。

第3位 「幼児化あまあま催眠」

幼児化あまあま催眠

催眠音声ではほとんど見られない幼児退行をテーマとした作品。
催眠の段階から赤ちゃんに因んだイメージを取り入れてしっかりと世界観に浸らせ
その後のエッチも授乳、お漏らしと一貫したプレイで子供心に帰らせてくれます。
ことねさんの赤ちゃん言葉も破壊力抜群でした。
一時的な現実逃避を計るのに最適な一作。

第4位 「雨恋~misty drop~」

雨恋~misty drop~

恋人が梅雨時に仲睦まじく結ばれる様子を描いた作品。
物語のほぼ全編で流れる雨音を上手に使ってリラックスやエッチな気分を引き出し
さらに作品のテーマに合わせてしっとりとした美しい暗示で催眠へと導きます。
エッチもあまあまラブラブな心満たされるプレイが多く
心の渇きを少しずつ確実に潤してくれます。
ノーマルをターゲットとした安定感のあるドライ系の一作。

第5位 「うでまくら」

うでまくら

シナリオをエロトランスさん、声を紗藤ましろさんが担当された全年齢向け安眠音声。
現代催眠寄りの言い回しを使って眠りやすい柔らかな雰囲気を形成し
そのうえで眠らせるのではなく聴き手自身が眠りたくなるようなアプローチをしてくれます。
安眠音声自体は無料を中心に数多くの作品が公開されているのですが
こういうタイプの作品は非常に少なくとても実用的に思えます。
いつの間にか眠くなる心地よい一作。

第5位 「moderato」

無料側で活躍されている2人の製作者さんが組んで生まれた作品。
最近めっきり見かけなくなった2人の術者を交互に語らせる双子スタイルや
正反対の質を持つ暗示で別方向から性的興奮を促す独特なアプローチなど
同人活動らしい数々の躍動感に溢れた挑戦的な試みが込められています。
学校の生徒会を舞台にしたストーリーも非常に独特。
数多くの作品を経験した聴き手でも新鮮な気持ちで楽しめる一作。

…以上の6作をノミネートさせていただきました。
皆さんの予想はいかがだったでしょうか?
順位はともかく作品のラインナップはある程度予測できたのではないかと思います。

1位は作品を聴いた1月の段階で
「これを超える作品を作るのは至難の技だろうなぁ」と正直思ってました。
しかし2位の催眠貞操帯がそれに迫る勢いを持っていたのも事実です。
この作者さんにしか作れない同人活動そのものを表すかのような一作でした。
3位と4位についてもサークルさんの持ち味が十全に発揮されています。

5位が2作あるのは私の中で甲乙つけがたかったからです。
方向性はまるで違うのですがどちらも新たな事に試みるチャレンジ精神が見られます。
特に後者を作られたftnr×kuroko.ぷろじぇくとのお二人は来年も大いに期待できます。



業界の流れと来年の展望
今年活躍されたサークルさんは省略させていただきまして
ここからは今年の催眠音声業界の大まかな流れや
来年予想される展開について私なりの考えを述べていきます。

まず全体的な感想としては
大手のサークルさんが夏冬を中心に安定した活動をされる一方で
主に無料系の作者さんが様々な面白い作品をリリースされるといったように
「有料は比較的安定、無料はいい意味で波乱が多かった」とみています。

有料についてはキャンドルマンさんが予想通り動きなしだったのがいささか残念ですが
すくりぷさん、エロトランスさん、催眠日記さん、Es_Labさん、Hypnotic_Yanhさんなど
そうそうたる面々が創意を尽くした様々な有料・無料の作品をリリースされました。
作品の品質や本数も申し分なく、聴く作品に困った人はほとんどいなかったはずです。
今年活動開始ながらも質の高い作品をリリースされたF・A・Sさんも忘れてはなりません。

そんな中、昨年から男性向けで活動を開始されたHypnoLifeforMENさん
秋以降に作品をリリースされたTuberosekissさん、Lotophagosさんなど
女性向けをメインに活動されていたサークルさんが続々と参入されました。
男性向けだとやや勝手が違うので品質的にどうかな?と不安も感じてたのですが
その予想を覆すような斬新な切り口の作品ばかりで大いに驚いています。

この男性向けと女性向けの垣根が下がったことが
2014年の催眠音声業界における最も大きな変化と私は考えています。
それを後押しするかのように今度は男性向けの作者さんが
女性向けも一緒に製作するといった逆の流れも見られ始めました。
来年この動きがどういう結果をもたらすかが非常に楽しみです。

対する無料作品は先ほど紹介したftnr×kuroko.ぷろじぇくとさん
有料もリリースされている「.␣ [Dot-Space]」さんなど新規に活動を開始された方や
少女デパート2014、新3弾など過去の名作がリメイクされるといったように
新旧様々なスタイルの活動が見られました。

男性向けは有料での販売がかなり形になっていることもあって
最近は無料作品の新規リリースはあまりふるわなかった感があるのですが
ここにきて新しいことに挑戦する場として
無料での製作が見直されているように思えます。

有料に比べると色々な意味でフリーダムな界隈ですので明確な予測はできません。
ですが当サイトを訪れている人が飛躍的に増え続けていることを考えると
催眠音声のユーザー数はある程度の増加傾向にあるとみられます。
それは作品を聴いて自分も作ってみようと思う人が出てくる可能性も示しています。
ですから総合的に考えると明るい未来が待っていると期待交じりにみています。

以上をもって今年の催眠音声部門の総括とさせていただきます。
来年も多くの名作が世に送り出されることを期待しています。

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