サークル「ホラーステップ」さんの催眠音声作品。
今回紹介する作品は、声も態度も穏やかな語り部が
とある小さな村で行われるエッチな奇祭を主観的に味わわせます。
催眠よりもストーリーにとても力を入れてるのが特徴で
冒頭の10分間で催眠を軽くかけてから長めのドラマパートを挟み
エッチは3つのシーンに分けて違うプレイをしながらその様子をリアルに描きます。
過激な要素がいくつも入ってますからホラー耐性がある人にだけおすすめします。
奇祭の取材に出かけたはずが…
「いらっしゃいませ、わたしはあなたを物語の世界へと誘う語り部です」
語り部は上品で穏やかな声のお姉さん。
音声を聴く際の注意事項を説明すると
主人公にある男女が実際に体験したお話をします。
本作品はダム開発で廃村となった村に伝わる不思議な祭を疑似体験することを目的に
語り部がおよそ130分に渡って軽めの催眠と長めのエッチをします。
彼女は物語を読み聞かせる天の声、他の2人はその中で会話したり直接責める役を担当します。
ストーリーを簡単に説明すると、物語の主人公は大学生で民俗学を研究しており
全国の祭を取材してる先輩アカリに頼まれて今回の奇祭に参加します。
そして進行役を務める巫女のセリカに指示される形で3種類のエッチをします。
ドラマの冒頭ではボートで移動する様子を環境音で表現し
祭の最中もバックで祝詞を流しながらエッチするシチュ重視の作りです。
ボイスドラマ成分が非常に高い作品ですから、嗜好が合うならかなりの没入感が得られます。
ホラーステップさんは名前の通りホラーを題材にした音声を制作されてます。
前作の「愛が重いヤンデレ雪女の怪」は割とソフトな内容でしたが
今作はかなり人を選ぶ内容だと先に言っておきます。
具体的にはきつめの言葉責め、鞭打ち、リョナに属する描写が出てきます(しかも音あり)。
アカリやセリカが狂ったように笑い出すシーンもありますし、ホラーが好きかで満足度が随分変わります。
コンパクトで手堅い催眠
楽な姿勢で目を瞑り、まずは語り部の合図に従って深呼吸します。
そして物語の舞台となる山奥の小さな村をイメージし、カウントに合わせて深化の暗示を入れます。
「私の言葉に合わせて深呼吸 すって~、はいて~、すって~、はいて~ 息を吐くたび体から力が抜けていくのを感じる」
本作品の催眠は物語をリアルに体験させるためのスパイスみたいな位置づけなので
時間、内容いずれもかなり軽くなってます。
一応物語に入った後も暗示を多少は入れてきますが
実況、通常の会話、罵倒、喘ぎ声といった催眠の技術ではない要素のほうが圧倒的に多いです。
古典催眠の技術をベースにした極めてシンプルな催眠です。
物語や語り部の声に対する集中力を高めることを目的に
深呼吸の合図を出しながらリラックスする暗示を入れる
物語の舞台をイメージさせてからカウントに合わせて暗示を入れると一直線に進めます。
技術自体は基本に忠実で良いのでもう少し時間を長く取ったほうがいいでしょう。
催眠は継続して働きかけることで初めて成り立つ行為ですから
ドラマ部分と技術のバランスや噛み合わせ方をもう少し気にかければより良くなります。
人から獣に堕ちるエッチ
プレイはキス、服越しの素股(疑似SEX)、鞭打ち、SEX(騎乗位)、顔を舐められる、○○です。
鞭打ち、SEX、○○の際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。
セルフはありません。
セリカ「これから皆様方には獣になりきっていただき目の前の女性と姦淫をしていただきます、姦淫…と言っても実際にするわけではなく、服を着たまま性器を相手の性器へおしつけるだけにして下さい」
セリカは砕けた口調で話す明るい声の女の子(祭の時だけ丁寧語に変わります)。
祭の準備を終えてから主人公を含む参加者たちに演舞を披露すると
目隠ししたままお互いの性器を押し付ける指示を出します。
エッチは終始アカリやセリカがリードします。
最初の「04 Hパート1_姦姦蛇螺の神事―宵宮―(約15分)」は次の儀式の主役を決めるシーン。
アカリが上に跨る体勢で服越しの素股をします。
アカリ「これはそういうお祭だから…ね?…キミ私のこと好きでしょ?お祭だから何してもいいんだよ♪」
セリカ「メヌチ、ホトゥナ、ジャラカンカン、メヌチ、ホトゥナ、ジャラカンカン」
アカリは彼が自分に好意を持ってることを既に知ってるらしく
明るい態度でこの機会に己の欲望をぶつけるように誘惑します。
そしてセリカは彼らを含めた参加者たちが素股してる様子を眺めながら祝詞を唱えます。
やってることはエッチなんだけど、儀式っぽさを持たせてるところが本作品らしいです。
またパートの後半からはアカリが獣のような下品な喘ぎ声を漏らします。
語り部「これはお祭、神様へ奉納する神聖な儀式、しかしそれすらも獣のあなたには関係ない、頭の中は目の前の牝を孕ませる事でいっぱい」
語り部はエッチに直接参加せず、これらの様子を実況しながら主人公の気持ちを語ります。
催眠者は語り部1人でアカリやセリカは普通にしゃべる催眠ボイスドラマの構成です。
祝詞や効果音も入ってるからその場にいる気分を味わいやすくなってます。
2番目の「05 Hパート2_姦姦蛇螺の神事―祝祭―(約22分)」はより踏み込んだプレイ。
先ほどの宵宮で限られた者しか参加出来ない神事に出ることが決まり、今度は生でSEXします。
語り部「そのヒダの動きはまるで甘いキャンディーを味わうように男性器を舐めて溶かし、先端から出る甘い蜜を味わい尽くす…そんな男のすべてを一滴残らずしゃぶりつくす貪欲に精を貪る器官」
彼にとっては好きな女性とエッチできる美味しい展開ですがこの話には裏があります。
それが何かは伏せるとして、このへんからホラー要素が徐々に強くなります。
SEXしてるはずなのにフェラっぽい水音が鳴るのが良い例です。
人間同士がする甘いエッチではなく、獣がする激しくてドロドロしたプレイです。
セリカ「お前は畜生だ!お前らは獣だ!」
語り部「蔑まれるのがキモチイイ」
またここではセリカや神事を観覧してる人たちから罵声が浴びせられます。
そして彼女たちに罵られたり獣に堕ちる快感を語り部が与えてくれます。
スリルや屈辱感といった心の快感を重視してるシチュが売りのSEXです。
そして最後の「06 Hパート3_異説:姦姦蛇螺―呪祭―(約34分)」は堕ちた彼にさらなる追い打ちをかけます。
ここはサークルさんが内容を完全に伏せられてるので本レビューでも具体的には書きません。
ただここまでハードな展開だとホラー耐性がない人には結構きついんじゃないかなと。
私は最後まで聴けましたけど、催眠音声ではまずやらないことをやってます。
実際に聴いた感想ですが、前作に引き続きドラマ部分は面白くて良かったです。
14分のドラマパートを挟んでからエッチに進むので背景がわかりやすいし
エッチもパートごとに内容が結構違って個性が強いです。
ここで言う「面白い」はホラーとしての興味深さですから抜きにはあまり向きませんけど
ホラーが好きなサークルさんでそこが良いならOKなんじゃないでしょうか。
ただこの内容なら催眠はむしろ絡めないほうがいいと思います。
催眠とかなり相性の悪い要素が入ってますから。
相当に実力がある人でもこの題材で催眠音声として成り立たせるのは至難の業です。
イートミーや丸呑みを題材にした催眠音声もありますけど
それらは聴き手が受け入れやすく感じるようにセリフの表現を工夫してます。
本作品でも同様のことをしてたら随分違ったかもしれません。
ボイスドラマとしてなら
語り部は小さな村で18年ぶりに開催された奇祭を主観的に楽しませようと
まずは軽めの催眠をかけたりストーリーを語って物語の世界に引き込みます。
そしてエッチはアカリやセリカのセリフも交えて後になるほどハードなプレイをします。
語り部に案内されて奇祭に参加し変わったエッチを体験するシチュ
物語の登場人物もしゃべりながら臨場感を持たせて進めるボイスドラマ性の高い作り
祭の流れに沿ってパートごとに違うプレイをするテーマに沿ったエッチ。
催眠よりも物語を楽しませる形で作品を組み立ててます。
中でもエッチは「随分攻めてるなぁ」と言えるくらい思い切ったことをしてます。
同人音声でも滅多に見かけないプレイなので個性が強いです。
私は「怖い」よりも「グロい」と感じました。
そういうのがいける人なら結構刺さるのではないかなと。
催眠については前作が技術とストーリーの絡め方が上手かっただけに
今作はそれよりもギクシャクしてる印象です。
チャレンジ精神は大いに買うので次回作では上手く形にされることを期待してます。
絶頂シーンは2回。
喘ぎ声それなり、淫語・くちゅ音・ちゅぱ音そこそこです。
CV:語り部…琴音有波さん 柏木アカリ…恋鈴桃歌さん 班目セリカ…御子柴泉さん
総時間 2:23:27(本編…2:12:12 フリートーク…11:15)
オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点

体験版はこちらにあります
追記
2023年3月31日まで330円で販売されてます。
その場合の点数は7点です。
2023年3月15日まで50%OFFの165円で販売されてます。

