同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:渡会ななせ

   ● 女体化ハードコア催眠ver1.2
   ● オナニー大好き少女のオナニー禁止地獄
   ● 捕虜になった女騎士 腹パンサンドバッグ


女体化ハードコア催眠ver1.2

サークル「でぃあ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、上品でSっ気の強い女主人が
とある罪を犯したメイドにエッチで激しいお仕置きを与えます。

ムチで叩く、性感帯に電流を流す、極太ペニスバンドで処女を奪うなど
SMよりも拷問と呼ぶのが相応しい大変過酷なプレイが行われています。
序盤にほんの少しだけ催眠っぽいことをするシーンがある程度ですから
催眠の要素は極めて薄いことを予めご了承ください。

音声を聴く前に洗濯ばさみ4個と定規をご用意ください(無しでも一応可)。
メイドになってマゾブタの快感を
少女に催眠をかけられ女主人の拷問を受けるお話。

「こんばんは ねぇねぇ ちょっと君 私と一緒にお話しましょ?」
少女は明るくてあどけない声の女の子。
主人公に突然声をかけてどんな女の子の服が好きかを尋ねると
メイド服を自分が着た時の様子をイメージするよう呼びかけます。

本作品は女の子になりきって現実世界ではまず味わえないプレイを疑似体験することを目的に
彼女がごく短時間の女体化催眠を施してから
勤め先にあたる屋敷で心身両面へのとてつもなく厳しい責めを受けます。

販売ページの作品説明文に「催眠誘導を誘発するものです」と書かれてますが
発売されたのが2010年と非常に古いこともあり
現在の催眠音声のように深い催眠状態に入ったり、それを維持したまま絶頂するのは正直難しいです。
女性になりきるよりは女性が拷問されてる様子を端から見て楽しむ作品と思ってください。

催眠はおよそ13分間。
メイド服を着た自分をイメージした結果ドキドキしている彼を気遣い
少女が深呼吸や脱力をさせてひとまず心身を軽く解きほぐします。

「呼吸をすればするほど リラーックスして ふかーい ふかーいところに 入る感じがするよね」
「吸ってー 吐いてー 左肩の力が抜けていく とーっても 気持ちがいいね」

呼吸の合図を出しながら体の力が抜けたり意識がぼやける暗示をほんの少し入れる感じです。
暗示の量が本当に少ないので体の重さを感じる可能性はそれほど高くありませんが
同時に鳴るクリスタルボウルの音がとても心地よく、頭の中がぽわぽわするのを感じます。
「ぽーーん」という音叉のようなやや響く透き通った音です。

準備を整えた次はいよいよ本題の女体化を行います。
体の芯を鉄の棒で貫かれるイメージで体の動きをしっかり封じてから
彼女と同化し体の変化や感覚の違いを確認します。

「ほーら だんだん あなたの体に 私の体が入っていく 私の腕も 足も 胸も 顔も 入っていく」
「胸は 女の子の象徴 だから 胸を撫でていると 意識も女の子になってくるのは当たり前」

具体的な描写は特にせず、一体化する様子やなった事実を実況するとても簡素な女体化です。
また直後に自分の乳首をいじらせてそうなった気分を膨らませる変わったアプローチをします。

私は女体化催眠で体をいじるのはNGだと思うのですが
2010年だと女体化音声自体が少なかったでしょうし、誘導法がまだ確立されてなかったのかもしれません。
一体化するイメージはシンプルでとてもわかりやすいです。

エッチに向けての準備を整えることに注力した催眠です。
聴き手の心と体を少女と同調させることを目的に
深呼吸から入って分割弛緩法、体の動きを封じる暗示、女体化をいずれも簡略化させて行います。

流れは割と良いのですがそもそもの時間が短いこと、それに伴い暗示の量も少ないこと
リラックスさせた後に深化を挟まず女体化を始めることから
この音声を聴いて一定以上の深さの催眠状態に入れることはまずないと見ています。

私個人は少女の言葉や態度が催眠者に相応しくないのがとにかく引っ掛かりました。
催眠は信頼関係があって初めて成り立つ行為ですから
催眠を施す前に軽いお話を挟んだりして聴き手に好印象を持ってもらおうと働きかけます。
そして催眠中も相手のことをしっかり考えながら技術を行使したり暗示を入れます。

「あなたはさっき 想像でメイド服を着てたよね? そう あなたはメイド服を着たんだから メイドのお仕事をするのは当たり前よね?」
しかし彼女の場合はメイドのイメージをさせたらすぐさま催眠を開始し
女体化をするシーンでは上のようなセリフを言って彼を強引に自分と重ねようとします。
この後説明するエッチシーンでもこちらの神経を逆撫ですることをバンバン言ってきます。

ネタバレすると、彼女が催眠を施すのは結局のところ彼を罠にはめて楽しみたいからです。
でも本来の催眠は被験者を幸せにする行為であって催眠者が利益を得るためにすることではありません。
技術の上手い下手以前にこの部分が本当に残念です。
最上級の痛みを与え続けるハードなエッチ
エッチシーンは36分ほど。
プレイはムチ打ち、電気責め、ペニスバンドSEXです。

ムチ打ち、電気責めの際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「へぇ ふーん この子が新しく入ったメイドの子?」
女主人はトーンが低く色っぽい声の女性。
「あなたは今 可愛いメイド服を着て この大きなお屋敷の ご主人様の前で ご挨拶をしている」
ナレーターは淡々とした口調で話す落ち着いた声のお姉さん。
少女の催眠を受けて彼女自身になりきった主人公は
メイドとして働くために女主人の屋敷を訪れ、そこで荷物検査を受けます。

エッチは女主人がメインの責め手、ナレーターが状況説明、少女が合間のセリフと
それぞれがある程度役割分担しながら個別に語りかけてきます。
セリフの割合は全体を10とした場合女主人6、少女3.5、ナレーター0.5くらいです。

また一般的な催眠音声のように暗示で気持ちよくしたりイかせるアプローチは特にしてきません。
同人音声とほぼ同じ作りをしてますから催眠に入っているかどうかで得られる快感の差はほとんどないです。

前半シーンでやるプレイはムチ打ちと電流責め。
メイド服を引き裂きおっぱいやお尻を丸出しにしてから「ピシュン」と鋭い効果音を鳴らしたり
「ぶぃぃん」という細い電流音をリズミカルに流してどんな風に責めてるかを実況します。

女主人「もうお前はメイドではなく マゾブタ」
少女「きゃーっ これは厳しそう ふふふっ びくびくってしちゃって あなたの反応 おもしろーい」
女主人は相当にSっ気の強い女性なのでしょう。
初めて会ったばかりの彼を人ではなく物を扱うような厳しい態度で接し
プレイの際も壊れないギリギリのラインを突く形で電圧を段階的に上げていきます。
そして彼が悶え苦しむ様子を少女がとても嬉しそうに眺めます。

ハードなプレイをする作品を今までかなり聴いてきましたが
本作品のプレイはその中でも上位に位置する極めて過酷なものです。

気持ちよくすることより痛めつけることを徹底しながら責めるので
余程のM性を持ってない限り途中で聴くのを躊躇うことが予想されます。
ちなみにムチで叩くシーンは定規を、電流責めでは洗濯ばさみを使う指示が出ます。

後半シーンに入ると女主人の責めはさらにエスカレートします。
乳首に装着していた電極を今度はおまんこへと変えて電気を流し
さらにサイズのかなり大きいペニスバンドで彼の処女を奪います。

女主人「イキまくって 潮噴いて 口から泡を吹いて 大抵最後には壊れるけど お前はどうかな?」
少女「あんなの入るわけがない あー体が入れ替わっておいて良かった」
ほとんどの人が耐えられないレベルの痛みや苦しみを嬉々とした表情で与える女主人
それを彼の心の中で眺めつつ安堵の言葉を漏らす少女。
体だけでなく心もどん底へ突き落とす容赦のない責めを繰り出します。

状況説明は必要最低限に抑え、その代わり言葉責めのほうを頑張ってます。
一切救いのない状況で絶頂させられますから、精神面に自信のある方のみ聴くのがいいでしょう。
絶頂シーンはカウントを数えてタイミングを指示します。

このように、お仕置きと呼ぶのがぴったりな作品名通りのプレイが繰り広げられてます。
シチュは面白いのだが…
超がつくほどのハードな責めをしてくれる作品です。

女主人は新しくやって来たメイドが変態性癖を持ってると知ると豹変し
裸にしたり拷問を加えて主人公の反応を楽しそうに見守ります。
そして少女は橋渡しとなる催眠を施したり、プレイ中に別方向のセリフを投げかけそれを応援します。

「女体化ハードコア催眠」という名前からある程度厳しいことは覚悟してましたが
実際に聴いてみると予想を遥かに上回るどぎつい内容でした。
体への責めが激しいことに加えて彼女たちのセリフも容赦がありません。
強烈な個性を持ってるのは間違いありませんが、聴く場合は相当な覚悟を持って臨んでください。

「あらあら ごめんねー あなた 激しいお仕置きされるかも でもよかったー お仕置きを受けるの 私じゃないもの」
催眠音声として見た場合は先ほど説明した通り様々な問題を抱えてます。
中でも催眠者にあたる少女のセリフや態度が悪意に満ちてる点を真っ先に改善する必要があります。
聴き手との信頼関係を構築し、維持する催眠の基本とは真逆の行動を取るのはさすがにまずいです。
技術が一応使われてるので今回は催眠音声側にカテゴライズさせていただきました。

エッチは催眠と切り離して考える分にはぶっ飛んでいて面白いです。
ただし、SMみたいに愛を込めて責めるタイプのプレイとは違うことをご了承ください。
後半シーンに差し掛かると女主人の声が音割れするのも気になりました。

絶頂シーンは1回。
効果音それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上のことから大変厳しい点数とさせていただきました。

CV:ナレーション・女主人…蒼紗さん 少女…渡会ななせさん
総時間 1:01:12

オススメ度
■□□□□□□□□□ 1点


体験版はこちらにあります

オナニー大好き少女のオナニー禁止地獄

サークル「ケチャップ味のマヨネーズ」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、重度のオナニー中毒患者な女の子が
1か月間のオナ禁に挑戦する様子を彼女の心の推移を中心に描いています。

オナ禁を始めた初日、1週間後、3週間後と日を追うごとに
彼女が我慢する様子を吐息や喘ぎ声を使ってエッチに表現するだけでなく
貞操帯や媚薬といったアイテムも用意することで
最後まで何が起こるかわからないストーリーにも仕上がっています。



オナニー大好き少女に課せられた過酷な試練
聖涼院学園の一年生「星冬みか」が1か月のオナ禁に挑戦するお話。

「はぁ はぁ オナニー 気持ちいいよぉ」
みかは明るくて可愛い声の女の子。
小さい頃からオナニーをしまくっているオナニー大好きな彼女は
今日も自室で日課のオナニーを楽しんでいます。

本作品は学園の寮でオナニー三昧な生活をしている彼女への罰として
学園長が1か月間オナニーを禁止するよう言い渡します。
紳士淑女を育成する学園として破廉恥な行為を禁止しているのに加えて
共同生活の場で他の生徒に迷惑をかけていることが大きな理由です。

「(クリトリスを)ちょっと痛いくらいに強く擦るのが とっても気持ちよくて 刺激が強くて もう耐えられないって 声が出ちゃいそうになるの」 
しかし彼女はこの歳でディルドーをおまんこに挿入し
子宮に打ち付けるのが大好きなほど自分の体を開発しているオナニー中毒。
オナ禁前に流れるいつものオナニー風景を聴いただけでも
彼女がいかにオナニーを愛し、楽しんでいるかが強く伝わってきます。
何と言いますか、すべてを忘れて快楽に溺れているかのような幸せそうな声を上げます。

そんな彼女にオナニー禁止と言い渡したところで到底完遂などできません。
そこで学園長は革・金属・ガラスを使った特殊な貞操帯を装着させます。
しかもそれだけに留まらず、毎日とあるお薬を飲むようにも言います。

貞操帯はともかくこの薬が何なのか、彼女にどんな効果をもたらすのか。
ストーリー性だけでなくスパイスとなる小道具を登場させて
オナ禁という行為を面白く演出している
のが本作品の大きな特徴です。
ボイスドラマとして聴いても十分楽しめるクオリティを持っています。



壊れていく心と理性の狭間で
エッチシーンは7パート52分間。
プレイはオナ禁、オナニーです。
オナニーの際にリアルな効果音が流れます。

「こうして 私の罰が始まりました 罰の内容は 自慰行為の禁止」
オナ禁しない限り学園から追い出すと学園長に言い渡されたみかは
自分の日常を取り戻すために1か月間のオナ禁に挑戦します。

エッチはオナ禁開始当日、1週間後、3週間後の3つのシーンに渡って
彼女がオナニーできないもどかしさに必死に耐える姿が描かれています。
テーマがオナ禁ですからプレイらしいプレイはほとんど登場しないのですが
そのソフトさを興奮した彼女の吐息や息遣いが見事にカバーしています。

「すぐ近くまで 手が届くのに でも触れないなんて そんなの 生殺しだよぉ」
「おまんこぉ おまんこ ぐちゅぐちゅしたいよぉ」

初日の夜、無事に授業を終えて寮に戻ってきたみかは
これまでずっと日常的に行ってきたオナニーができなくなった事実に直面し
切ない声や荒い息を漏らしながら貞操帯を指で必死にかきむしります。
彼女からすると辛そうなのですが、聴いてる側からすると妙に艶めかしく感じます。

もちろんこれだけではありません。
前項で書いたお薬には媚薬効果があるらしく
そのあまりに強烈な効き目に彼女はメスのような恥ずかしい声を上げます。

「くぅぅぅぅん いぃぃぃぃぃ きたぁぁぁぁぁ これ やっぱりしゅごいぃぃぃ」
上のセリフはオナ禁開始1週間後にお薬を飲むシーンなのですが
アヘ声を漏らしながらオナニーしたい衝動に狂い始めます。
他の作品ではなかなか聴けないタイプの痴態ですね。

そして迎えた3週間目。
あまりにも過酷すぎる仕打ちに心が壊れそうになったみかは
せめて貞操帯だけでも外してもらおうと学園長に懇願し、割とあっさり了承されます。

これだけ聞くと事態は進展したように思えるかもしれません。
しかし実際はそのまったく逆で、ここから真の地獄が始まります。
彼女は自分の意思だけでオナニーしたい欲求と戦わなければならないからです。

「今 触れるっ 触れるっ 触れるんだよ …ダメェ ダメなの 触っちゃダメなのぉ」
今までどう頑張っても得られなかった快感がすぐ手の届くところにある。
そんな誘惑を目の前に彼女は自分に何度も言い聞かせながら必死に耐え続けます。

しかしこの日も当然例のお薬を飲まなければなりません。
最後の一線で頑張っていた彼女の心が最終的にどちらに傾くか。
このシーンが最大の山場であり最も心が高ぶるポイントと言えるでしょう。

このように、少女の心を中心とした綿密なエッチが繰り広げられます。



いつの間にか世界に引き込まれていく作品
純粋な抜きボイスよりはボイスドラマ的な要素の強い作品です。

自分なりに覚悟を決めて臨んだオナ禁に対して
オナニー大好きな少女が一生懸命頑張る様子をとてもリアルに描いています。
彼女はオナニー無しでは生きていけないと自負するほどの中毒者ですから
今回の試練は想像を絶するほどに過酷なはずです。
その苦悩っぷりを音声だけでここまではっきりと伝えてくれたことにとても驚きました。

しかも彼女の性格を考慮して貞操帯を用意し
最初の3週間は絶対に完遂できるようにストーリーが組み立てられています。
そして最後の最後に究極の試練を設ける。
聴き手が最後まで楽しく聴けるような仕掛けがきちんと用意されています。

お薬についても実は媚薬効果以外に特殊な効用があります。
それは本当に最後まで聴かないとわかりません。
単なる小道具に済ませず、明確な意味を持たせながら用いているのが見事です。

私はこの作品を聴き始めた当初、学園長が貞操帯とお薬を用意したのは
みかに対して意地悪をするためだと思っていました。
でも聴き終えてみればそれはまったく逆で
この2つのアイテムは彼女に完遂してもらうための優しさだったと考えています。
どういう形であれ、彼女がこれらに助けられていたのは事実です。

エッチは苦しみに耐える展開から悲痛な声を上げるシーンもあります。
しかしそれこそ耳を覆いたくなるほどに心が痛むタイプではありません。
ちょっぴり辛そうだけど興奮できるくらいのレベルに収まっています。
過去に腹パン作品を出されているようなサークルさんなのを考えると
今回は思いのほかソフトな雰囲気に留まっているなと。
喘ぎ声多め、淫語とくちゅ音そこそこです。

オナ禁をまったく逆の視点で描いている非常に珍しい作品です。
女の子をいじめることに興奮を覚える人や
ちょっと変わったスタイルのボイスドラマを楽しみたい人にお薦めします。

おまけはオナ禁後の日常風景です。

CV:みか…分倍河原シホ(彩瀬ゆり)さん 学園長…餅よもぎさん 友達…渡会ななせさん
総時間 本編…1:09:37 おまけ…5:17


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

捕虜になった女騎士 腹パンサンドバッグ

サークル「ケチャップ味のマヨネーズ」さんの同人音声作品。(R-15指定)

本作品は捕らわれの身となった女騎士が盗賊たちにとことん腹パンをされます。
(腹パン…腹パンチ、ボディブローのこと)
音声作品の中でも非常にニッチでちょっと他に思いつく作品がありません。
このジャンルが好きな人は「ようやく来たか!」と喜んだのではないでしょうか。

ジャンルのユニークさに胡坐をかくことなく音声作品としてもきちんと作り込まれており
腹パンの1発1発についてどこをどのように殴るかを綿密に描写し
食らった瞬間の女騎士の反応とその後の肉体および精神へのダメージ具合を
呻き声や荒い息遣いで臨場感たっぷりに表現しています。

※この先、精神衛生上あまりよろしくない表現がいくつか登場します。
できれば食事の前後には読まないことをお薦めします。



礼儀正しい騎士と気さくな盗賊
女騎士が盗賊から様々なタイプの腹パンを何度も食らうお話。

「騎士であるこの私が 盗賊団を捕まえに来たのに 反対に捕らわれてしまうなんて」
女騎士は礼儀正しく甘い声の女性。
仲間の静止を振り切って一人で盗賊の隠れ家に乗り込んだところ
落とし穴にはまって逆に彼女たちの捕虜になってしまいます。

本作品はいきなり腹パンをするのではなく、そこに至るまでのストーリーも描かれており
最初の2パートは彼女を捕えている盗賊団のリーダーと軽いやり取りをします。
音声作品としてはやや珍しくこの2人が掛け合う形で物語は進行します。

内容は女騎士がリーダーに1対1の決闘を申し込む、といったもので
今回は相手を殺さないように武器は使わず素手で行います。
戦闘なら明らかに女騎士が有利に思えるかもしれませんが
彼女は落とし穴に落ちた際に足を痛めていて思うように動けません。
キャラの性格や物語の背景などもきちんと設定し、違和感なく腹パンへともっていきます。
ボイスドラマとしても結構楽しめるのではないかなと。

「おい! さっきから何をごそごそしてるんだ?」
盗賊団のリーダーはやや粗い言葉遣いをするトーンの低い声の女性。
女だけで構成されている盗賊団の頭目である彼女は、女騎士の半ば無茶な申し出に対して
意外にも快くそれを承諾し、女騎士の縄を解いてやります。
盗賊よりは義賊っぽい印象がする彼女の言動に好感を持つ人がおそらくいるでしょう。

「騎士様ってかなり可愛いし 殴って欲しそうなほど お腹露出させてるし あぁ すごくエロい声出して苦しむんだろうなぁ」
しかし彼女は盗賊ですから当然正々堂々と戦う気はありません。
「殴ってください」と言わんばかりに露出した女騎士のお腹をいかに気持ちよく殴るか
そのための算段をきちんと立てているから受けるのです。



殴り方にまでこだわった濃厚な腹パン
腹パンシーンは4パート合わせて45分ほど。

最初は決闘で女騎士の隙を伺いながら盗賊が何度か攻撃し
その後若干ルールが変更されると彼女の部下たちも加わって立て続けに腹パンをかまします。
当サイトでは前者を「決闘」、後者を「リンチ」と勝手に命名してこの先説明していきます。
テーマがテーマなので女騎士が反撃するシーンは一切ありません。
また殴ったり嘔吐する際にリアルな効果音が鳴ります。

「腹パンを音声としてどう表現するのか?」ここが一番の焦点になるわけですが
本作品では殴る前後の様子をとても丁寧に描写することで
女騎士の苦しみと盗賊の愉悦をバランスよく聴き手に伝えています。


「でも今の一撃 結構深くめり込んでたよね?」
「お腹を ぐちゅっと潰す感じのアッパーですね でも こういう攻撃は 何度も食らったことありますから」

決闘での腹パンはやり取りをしながら1発ごとの効き具合を確認するスタイル。
数分ごとに一撃を入れながら、盗賊が女騎士に「痛いでしょ?」と訊いてきます。
この時点では腹筋も使えるし腰を引いてダメージを軽減できるため
女騎士は普通に受け答えするし、のたうち回ったりもしません。
腹パンの入門編ってところでしょうか。

「効いてませんから 全然平気ですから…」
女騎士も訓練で何度も腹パンを食らった経験があるそうで
平気とまではいきませんが強がりを言うくらいの心の余裕が見られます。
騎士ですしメンタル面は相当に鍛えられているのでしょう。

「やめてください お腹に膝蹴りは… えへっ えうぅ ごほっ」
しかし数発攻撃を受けて盗賊が相当な達人であることを思い知ると
その仮面もだんだんと剥がれて悲痛な声を漏らし始めます。
特に終盤に登場する膝蹴りシーンは強烈で、食らった時の声もそうですが
その後の呻き声を上げながら必死に嘔吐感を抑えようとする姿に心が痛みます。
普通の聴き手ならこのあたりでギブアップするのではないでしょうか。

「額を地面に擦りつけて 身動き一つ取れないなんて …可愛すぎるっ!」
それに追い打ちをかけるように放たれる盗賊のセリフも容赦がありません。
女騎士が悶絶する姿に大いに喜び、この後さらに手厳しい攻撃を加えようとします。
この2人の様子の落差が非常に大きくその場の凄惨さを何よりも克明に物語っています。

対するリンチシーンは殴り方にこだわるスタイル。
女騎士を実験台にして腹パンに未熟な部下たちに殴り方をレクチャーしたり
試しに殴らせてそれぞれを評価したりします。
完全にサンドバッグ状態ですね。

「お腹の真ん中 特にうっすらと筋が浮いているだろう? そこを狙って殴ればいいからね」
「お臍あたりの腸は 腹膜に守られているけど 胃袋は守られてないからね」

レクチャーの内容は単に「どこをどう殴る」だけではなく
人間の体の構造、特に筋肉や内臓の位置についても言及している本格的なもので
盗賊が腹パンに対して並々ならぬ情熱を持っているのがひしひしと伝わってきます。

「じゃあ次は 胃袋を掴むいじめ方をしようか ストマッククローね」
「ぐっ えぐっ ぐはっ えっ えへうぅ」

極めつけは最後の方に登場するストマッククロー。
一度腹パンをして拳をお腹にしっかりめり込ませてから
指を使って胃袋の位置を探し当て、掴みます。

途中で何度か失敗して他の部位を掴んでしまうのですが
その時の声と胃袋を掴んだ時の声が明らかに違って
女騎士がこの攻撃にどれだけ苦しみを感じているかがよくわかります。
私も記事を書くのでなければきっとイヤホンを外していたでしょう。

ちなみに腹パンの回数はおよそ19回です。
紹介した以外にもエグい殴り方がたくさんありますので
腹パンフェチな方でもおそらく満足していただけます。

このように、とことんまで腹パンを追求したぶっ飛んだプレイが楽しめます。



腹パン好きにはたまらない作品
一番の売りである腹パンに加えてボイスドラマとしても優秀な作品です。

礼儀正しく正直な女騎士と狡猾な盗賊とのやり取りが普通に面白く
女騎士の自尊心を煽ってリンチプレイへ持って行ったりと
キャラの個性を活かして腹パンを始めるまでの道筋やその後の展開を組み立てています。
作品のコアとなる腹パンも1発ごとに意味や価値を明確に定め
それらを食らわせながら女騎士の心と体が徐々に崩れていく様子も描いています。

そして後になるほど生気を失っていく女騎士とは正反対に
どんどん活気づく盗賊の姿が非常に残酷で印象的でした。
盗賊が話している間も後ろで女騎士の息遣いが聞こえるのがいいですね。
2人の様子が把握しやすく、その場のヤバさが伝わってきます。

女騎士の声も最初はまだ可愛さが残っていたのが
終盤は嘔吐するようなややグロい声を上げて苦しみを露わにします。
正直かなり人を選ぶ声ですが好きな人ならゾクゾクするかなと。

腹パンについても人によって大きく好みがわかれるでしょうが
ボイスドラマ的な観点から見ると恐ろしいほどに洗練されています。
聴く前は漠然と「ドカドカ殴りまくるのかな?」と予想していただけに驚きました。

そして殴られた際の女騎士の反応も殴り方や殴られた部位でどれも違って
視覚的な情報無しでも十分イメージできるような演技がされています。
声優さんもかなり考えながら演技をされたとのことで、その努力が結実していると言えます。
私も聴き終えた際にお腹のあたりに軽い痛みを感じていました。

ジャンルのニッチさを考慮して当サイトではやや低い点数とさせていただきましたが
完成度が非常に高く好きな人ならまず確実に満足できる作品です。

おまけは長瀬さんと渡会さんによるフリートークです。

CV:女騎士…長瀬ゆずはさん 盗賊…渡会ななせさん
総時間 本編…1:04:59 おまけ…12:05


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

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