同人音声の部屋

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カテゴリ:同人音声 > 全年齢向け

   ● 【192khzハイレゾ】道草屋 たびらこ【古宿耳かき】
   ● 音無奏の音フェチ研究室
   ● まくらさんのおひざ ~ ふかふか膝枕 と やさしい明りの灯る夜 ~
   ● うざあね4 全力でうざい姉が耳かきやシャンプーを強いてくるMP3
   ● Fall in dream
   ● かなせサンタがやって来た!@かなせ
   ● 【アイヌ系】道草屋 すずな 囲炉裏の音【うたた寝音声】
   ● かまいたがり彼女のちょいうざ耳かき
   ● 妹安眠音声なのか!?
   ● ささやき庵 添い寝屋本舗 萌菜


【192khzハイレゾ】道草屋 たびらこ【古宿耳かき】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

道草屋シリーズ6番目の店員さんが初登場するこちらの作品は
お世話をするのが大好きな温かいお姉さんが耳かきやマッサージをしてくれます。

今回は初めてハイレゾ音源を採用し
彼女が生み出す様々な音、バックで流れる鉄瓶の音など
古い宿の営みを臨場感たっぷりにお届けします。
本シリーズを初めて聴く方はもちろん
ずっと聴き続けてきた常連さんも新鮮な驚きを感じることでしょう。



温かい声、温かい音
道草屋の店員「たびらこ」から耳かきやマッサージのサービスを受けるお話。

「夜のお散歩ですか? お散歩も結構ですが あまり冷えると 眠れなくなりますよ」
たびらこは素朴で温かい声のお姉さん。
店を出て夜道をぶらつく主人公を心配して呼び止めると
冷えないうちに一緒に帰るよう優しく諭します。

本作品は冬の終わりにお店で静かに行われる諸々のサービスを
まるで自分がその場にいるかのような気分に浸りながら楽しむことができます。
冒頭で触れたハイレゾ音源を使用していることがその理由の一つです。

調べたところによると、ハイレゾ音源はCD以上の音質を持つ音声データの総称で
CDではどうしても収録できなかった細かい部分の音までしっかり取り込み
コンサート会場に実際足を運んだ時のような臨場感のある音が楽しめるそうです。
情報量がCDの6.5倍近くになるとのことですから随分と違うのでしょう。

…で、実際に聴いた感じはどうなのかと言いますと
空気の揺れや震えといった音にならない音が感じられたり
声と効果音たちの間に継ぎ目がなく滑らかになった印象を受けます。

後者は口でうまく表現できないところもあるのですが
音声作品は通常ですと声や効果音を別々に録音し
それを製作者が作品として形になるよう繋ぎ合わせていくことで生まれます。
ですが本作品を聴いていると実際に道草屋という場所が存在し
そこで録った音をそのまま持ってきたんじゃないかと思えるくらいに
彼女の声や個々の効果音が違和感なく融合しています。

あくまで私個人の意見なので過信はしないでほしいのですけど
今までの道草屋シリーズよりも作品全体に柔らかさを感じます。
これがサークルさんがアピールされている「安心感」や「存在感」なのかなと。

「上着が半纏だけでは お寒くありませんでしたか?」
今回お相手を務めるたびらこ(ホトケノザの別名)は母性を感じるお姉さん。
お客とはいえ初対面の男性に対して様々な気遣いを見せたり
時には母親が子供にするようなお節介を焼きます。

道草屋シリーズは店員と客の距離感を大事にしている作品が多く
それらに比べると親密感や密接感の強いキャラです。
人恋しい時ほどその温かさに心が癒されるでしょうね。

また外からお店の部屋に戻った時に
右手後方あたりでチリチリとした沸騰音が鳴り始めるのに気づくでしょう。
これが本作品の特徴の一つ南部鉄瓶です。

やかんや火鉢に比べて柔らかい質感の音が耳に心地よく
作品全体にしっとりとした落ち着いた雰囲気を与えています。
聴き続けていると時折音に微妙な変化があることからループ音とは違うようです。
長時間聴いていても嫌な感じのしない不思議で複雑な音に思えます。



安定感のある温もりに溢れたサービス
本作品で行われるサービスは大きく分けて2つ。
1つは肩や首周りへのマッサージ、もう1つは定番の耳かき&耳への甘噛みです。

最初のマッサージは3パート13分ほど。
半纏を脱がせてから肩を一通り揉みほぐし
そのまま体を倒して膝枕の体勢になってから首周りを擦ります。

マッサージ音は肩だと「すすー しゅるー」と布を擦るような滑らかな音
首周りは肩より少し重みのある音が使われており
前者は大きくまっすぐ上下に往復させるようにゆっくりと
後者も同じくゆっくりですが軽い楕円を描くように動かす、といったように
音そのものだけでなく動かし方も実際のサービスさながらの演出がされています。

マッサージする部位に応じて音の鳴る位置まで変化するのがいいですね。
彼女に実際に体を擦られている感覚が非常に味わいやすくなっています。
服を脱ぐ、体を倒すシーンも効果音だけでしっかりと表現されていますし
どこを聴いてもまったく隙が無い完璧なサービスが行われています。

「あの子(=鉄瓶)は 今年から新人さんで まだ成長途中なんですよ」
「按摩を受けるのも いいですけど その日の疲れは その日のうちに 毎日のお風呂は 欠かせませんよ」

また最中に時折投げかけられるたびらこの言葉も心を解きほぐします。
鉄瓶のことを自分の子供のように紹介するところなどを見ると
やはりお姉さんよりは母親に近いものを感じます。

ですがお客に対して「~しなさい」みたいに押し付けてくることはないですし
元々の声が柔らかいので優しく構ってくれるあたりに留まっています。
心身両面をバランスよくケアしてくれるありがたい女性ですね。

その後に続く耳のお手入れは6パート39分間。
引き続き仰向けに膝枕された状態でまずは両耳をおしぼりで拭き
右→左の順に耳かき棒で縁と中の汚れを落としてから
仕上げに綿棒で細かい部分を綺麗にします。
ちなみに甘噛みは右耳では耳かき後、左耳は耳かき前に行います。
息吹きはありません。

耳かき棒は「ズリズリ コシュコシュ」と乾いた軽い音
綿棒は「こすこす しゅりしゅり」とやや摩擦感のある柔らかい音が使われており
いずれもゆっくりとしたペースで前者は小さくかき出すように
後者は最初耳の穴の縁を小刻みに撫でる動作をしてから
耳の中を往復するように何度も動きます。

特に耳かき棒の音が乾燥系のため
耳の中が湿っている人だと違うように感じそうな反面
乾燥している人ならリアルに思えるだろうと言えるレベルのクオリティを持っています。
作品の性質に合わせてあまり響かない弱めの刺激にしているのもポイント。
聴いたまま眠ることもできるような柔らかい音で統一されています。
動かし方についても器具や部位ごとにきちんと切り替えています。

「では 眠気を取ってしまわないよう 優しく 気持ちよく」
合間に行われる甘噛みも愛情たっぷり。
ちゅぱちゅぱではなく、はむはむするタイプのため唾液音はあまり鳴らないのですが
耳かきよりもずっと近い彼女の声や息遣いから温もりが感じられます。

このように、シンプルながらも温かみに溢れた癒しのサービスが繰り広げられます。



すべてが柔らかく温かい作品
定番のサービスを音の質感やたびらこのキャラで一層温かく演出している作品です。

冒頭のお客を連れ戻すシーンから最後の退室シーンに至るまで
彼女は常にお客の心と体を気遣い様々な言葉を投げかけてきます。
ややお節介に感じる部分が無いとは言い切れないのですが
道草屋に訪れるような癒しに飢えてる人にとっては
これくらい構ってくれた方が寛げるようにも思えます。

また2人のやり取りを彩る効果音や環境音も
全編を通じて柔らかい質感で統一し、それらを意識してゆっくりと鳴らしています。
おかげで聴いている最中は時間が緩やかに流れている感じがしました。
彼女のキャラと効果音を丁度いい具合に融合させ
道草屋という癒しの空間をこの上ないほどまでリアルに再現しています。

ほぼすべてのシーンに違和感が無い、自然であることが一番の驚きでした。

しかしサービスの内容自体は正直なところもう少し個性が欲しいです。
初回はどの店員もノーマルなサービスを行うのが道草屋のセオリーなのですが
さすがに6人目ともなると1つくらいはオリジナルな部分があるのが望ましいです。
鉄瓶は一応初登場ですけどバックで鳴るだけなのでなんとも…
「落ち着けるけど新鮮味には欠ける」というのが個人的な感想です。

専門店でありながら家庭的な要素をかなり重視している作品です。
先ほど手厳しいことを言いましたが、それは私が色々聴きまくってるからであって
浴びるほどに耳かき音声を聴いている人でもなければ確実に満足できます。
サービス自体は完璧すぎて何も言うことはありません。

ハイレベルな耳かきを楽しみたい、たびらこの温もりに触れたいなど
癒しを求めるすべての人に強くお薦めします。

CV:愛枝今日子さん
総時間 1:06:21


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
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音無奏の音フェチ研究室

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

同サークルさんでは3番目の有料作品にあたるこちらは
音を研究している謎のお姉さんが様々な音を聞かせてくれます。

耳かき音声などに比べて音フェチ的な要素が非常に強く
硬い音、柔らかい音、実生活でもおなじみの音、幻想的な音など
およそ20種類にも及ぶ多彩な音の数々が耳に心地よい刺激を与えます。



謎のお姉さんが行っている研究とは
「音無奏(おとなしかなで)」が鳴らす色々な音を聴くお話。

「どうぞ 鍵は開いてるから入っていいよ」
音無さんは砕けた口調で話すやや中性的な声のお姉さん。
自分が送った手紙に応じて研究室へとやってきた主人公に
今回行う実験の内容を説明します。

彼女は音に関する秘密の研究を行っており
被験者にアイマスクを装着し、様々なタイプの効果音や環境音を聞かせ
その中で印象に残った音を後日レポートにして提出するよう求めています。
つまり本作品の主役は効果音になります。

といっても効果音をだらだらと垂れ流すわけではありません。
メインとなる6つのパートそれぞれに明確なテーマを設け
短いものだと1~2分、長い場合は8分近くの時間に渡って
彼女はある時は左右をスライドするように、またある時は耳元に近づけたりと
音を小まめに移動させながら聞かせてくれます。

同じ音でも聞こえてくる位置や距離によって随分印象が変わるでしょう。
リアルな質感の音ときめ細かい演出によって
効果音を中心とした面白い空間が形成されています。


「まずはこっちの耳から これはすぐにはわからないかな?」
音無さんは作品の性質上、進行役に近い存在のため
音を鳴らしている間はできるだけしゃべらないようにしながら
自分の鳴らしている音の正体を言い当てるように言ってきます。

最初の方は割とよく聴く音、後になるほどちょっと聴き慣れない音、といったように
音のタイプや難度が段階的に変化しますから
皆さんも実際に目を瞑ってそれがどんな音かを考えてみるのもいいでしょう。

また彼女が至近距離で囁きかけてくるシーンもあります。
そのあまりの近さに効果音とは別の意味でゾクゾクするでしょうね。



音無さんが作り出す音の世界
音を使った実験シーンは6パート51分ほど。
何らかの音が発生する場合のすべてでリアルで立体的な効果音が鳴ります。

「一番初めの音はいつも決まってるんだ 何の音かはお楽しみ…だけどね」
彼に今回の実験の概要を説明し、無事同意を得た後
音無さんは早速「ポリリ」という乾いた音を鳴らし始めます。

序盤のパートにおけるテーマは「硬い音」。
最初に登場する紙袋の音、他にはハサミで切る音など
日常生活で使われる道具を実際に動かしながら音を鳴らします。

現在様々な作品でバイノーラル録音がされていますが
とみみ庵さんは声だけでなく効果音もバイノーラル録音です。
現在の同人音声では最上級クラスと言ってもいいほどにクリアでリアルな音ですから
これらの音を本当に間近で鳴らされているような感覚がたっぷりと味わえます。

「この音 私も好きなんだ 被せられる瞬間がゾクゾクしてね」
例えば紙袋は目の前や耳元で鳴らしながら
頭に被せてきたり取ったりするシーンがあるのですが
頭に被ると耳元にごわごわとした軽い圧迫感が生まれます。
この感覚はなかなか味わえるものではありません。
体験版にも登場しますので是非ともお試しください。

さらにこの時だけ音無さんの声が籠るのもポイント。
音のリアルさに決して胡坐をかかず、細かい部分にまでこだわって作られています。

「休憩もしたことだし ちょっと趣向を変えて 環境の音を入れようかな」
対する休憩後に行われる後半のテーマは「柔らかい音」。
水槽のフィルターをオンにして「ごぽごぽ」と水の弾ける音をバックに
「シュリ ズリ」と滑らかな水音を鳴らしながら手にオイルを塗り始めます。

どちらも水に関する音なのですが前者は自然な音、後者は人工的な音のため
耳に別々の心地よい刺激を与えてくれます。
特に環境音はこのパートから鳴り始めることもあって
今までよりもずっと落ち着く、癒される感じがするでしょう。

「全身を 泡で包まれてるような感覚になってこないかい?」
本作品で最も特徴的な音が登場するのがその後のパート。
とある物を使って2種類の異なるタイプの泡音を聞かせてくれます。

炭酸などでよく聴くシュワシュワとした音と
「シュウィー ピチピチ」という独特な音が作り出す空間はとっても幻想的。
一時的ではありますが現実世界から離れているような感覚が味わえます。



音フェチ作品の一つの完成形
ハイレベルな音が自然な癒しを与えてくれる作品です。

物語の内容を「音を聞かせる」ことに設定し
適度な間隔を置きながら音そのものやタイプを切り替えることで
別々の方向から心地よい感覚を聴き手の耳に与えます。

わかりやすく説明するために硬い音、柔らかい音と表現しましたが
実生活に関連性の強い音を中心としているため
どれも聴いていて嫌に感じることはほぼありません。
音を鳴らす間隔や鳴らし方もきちんと考えられてますから
しばらくすると自分がこの音の世界にハマっているのに気づくでしょう。

作品の性質上、音の中身をネタバレするとつまらないだろうと思いまして
今回は体験版に登場するシーンやパートのタイトルでわかるものを中心に紹介しました。
音当てクイズの側面もありますし、残りは聴いてのお楽しみとさせてください。
私は泡を鳴らすパートが一番好きですね。
泡風呂に入っているかのような、全身を小刻みに撫でられている感覚が味わえます。

音そのものを敢えて中心に据えているとても珍しい作品です。
およそ1時間に対して200円と高いコスパも魅力的。
内容と安さを考慮して過去作に引き続き今回も満点とさせていただきました。

CV:かの仔さん
総時間 57:23


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

まくらさんのおひざ ~ ふかふか膝枕 と やさしい明りの灯る夜 ~

サークル「ひげばこ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

声優の藍沢夏癒さんが最近立ち上げられた個人サークル「ひげばこ」さん。
その第一作目は女の子の姿をした枕が耳かきと添い寝で疲れを吹き飛ばしてくれます。

枕らしさを感じるふわふわとした声の柔らかい彼女が
不慣れながらも一生懸命サービスに努める姿はとても健気で温かく
様々な効果音も手伝って自然にホッとするような空間が形成されています。



勉強熱心な枕の女の子
女の子の姿になった枕「まくらさん」に癒してもらうお話。

「あっ おかえりなさいあるじー」
まくらさんはふわふわとした可愛い声の女の子。
仕事帰りでお疲れな主人公を癒すために
頭を撫でたりハーブティーを淹れたりします。

彼女は元々彼が家で使い続けてきた枕らしく
毎日ずっと使い続けてくれた甲斐あって、女の子の姿になる事ができました。
(枕モード、女の子モードどちらも自由に変身できるそうです。)

「ハーブティーを飲むと 気持ちが楽になって リラックスできるそうですよ 乾燥肌にも効果があるとかって 本も書いてありました」
そんな事情もあって彼女はやや世間知らずなところがあり
癒しの技術を磨くべく本やネットで日々情報収集や勉強に勤しんでいます。

元々持ってるほのぼのとした声や態度に加えて
こういう頑張り屋さんなところがあるのが彼女の個性です。
単なる擬人化に留まっていないところがいいですね。
もちろん絵本が大好きなど子供っぽい一面も持ち合わせています。

最初に行う耳かきは24分30秒間。
右→左耳の順にまずは乾いた綿棒、次いでローションで濡らした綿棒でお掃除し
梵天で細かい汚れを取り除いてから数回息を吹きかけるシンプルなものです。
彼女が耳かきをするのは今回初めてですから十分なサービスだと思います。

綿棒は乾いてる時は「じゅりりっ すーすー」と若干ざらつきのある乾いた音
湿らせた時は「じりっ ぱちぱち」という湿り気を帯びた音が使われており
耳の入り口では耳の穴の上部あたりを小さく円を描くように動き
奥ではそれに手前へかき出すような前後への動きが加わります。

効果音は別サークルさんの素材を使われているとのことでかなりリアルです。
しかし私が聴いた限りでは入り口と奥の音質の差があまり感じられませんでした。
奥を掃除する場合はもう少し重く力強い音にした方がいいと思います。
動きについては非常に耳かきらしさが出ています。

「どう? くすぐったくはない? …よかった」
「(梵天って)見た目より渋い名前ですよね…」

最中のまくらさんは「うんしょ よいしょ」と可愛い掛け声をあげることが多いのですが
きちんと癒せているかを確認したり、素朴な疑問を投げかけるなど
主人公を思いやりながら彼女らしいセリフを短めに発します。

最近の耳かき音声は耳かき中にほとんどしゃべらないのが主流なのですが
それだと折角の彼女のキャラが活きないだろうと思ってか
後半の左耳を掃除するシーンでは邪魔にならないレベルで話しかけてくれます。
この効果音とセリフのバランスが絶妙で
音だけを聴き続けているよりもずっと心が温かくなるのが感じられます。

他にも耳かきを始める前に2人が手を繋いで温め合うなど
まくらさんらしさを取り入れた温もりのある癒しのサービスを行ってくれます。
キャラとサービスの両方が立っている耳かきと言えるでしょう。



ちょっぴりイチャイチャしてから眠りの世界へ
耳かきが終わった後はいよいよ就寝…なのですが
その前にまくらさんが悪戯の耳舐めをしてくれます。

「人間は 不思議なことに癒されるんですね」
全年齢向け作品ですのでエロさは意識的に控えめにしているものの
序盤から割と速いペースでしゃぶりついたり、吸ったり、啜ったりと
舐め方を小まめに切り替えながら時間いっぱい徹底的にやってくれます。
約7分とボリュームは少なめですが密度は結構濃いです。

そして最後の最後で彼女に後ろから抱かれながら眠りに落ちます。
彼女が背中を叩く様子を表す「とん とん」という声だけが聞こえるひと時は
とても静かで落ち着いた雰囲気に満ちています。
終盤になると一気に眠そうになる彼女の声と寝息につられて
あくびが出たり眠たくなる人がきっといるでしょう。



可愛いキャラにほっこりする作品
王道的なサービスで安定したクオリティを持たせつつ
まくらさんのほんわかとしたキャラで個性を打ち出している作品です。

前者は耳かき、耳舐め、添い寝と定番の癒しのサービスを取り揃え
それらを効果音やちゅぱ音を駆使しながら手堅く行っています。
中でも最も時間の長い耳かきは処女作とは思えないほどにレベルが高く
耳にもたらされる心地よい感覚が心と体を大いに癒してくれました。

「姿は違えど まくらさんは まくらなので いつものように ぎゅーぎゅー もふもふしててください」
しかしそれ以上にまくらさんのキャラが強烈な癒しのパワーを持っています。
彼女は枕ですから主人公に安らぎを与えることを第一に考え
そのために今の自分にできることを考えながら一生懸命行います。

声やセリフが可愛い、ほのぼのしているのももちろんあるのですが
サービスの最中に垣間見える小さな心遣いが最も印象的でした。
癒しのキャラと癒しのサービスが合わさってより大きな癒しを生み出しています。

2つの要素がうまい具合にバランスよく並び立っている作品です。
専門店形式よりも家庭的な癒しのサービスを求める人にお薦めします。

CV:藍沢夏癒さん
総時間 53:08


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

うざあね4 全力でうざい姉が耳かきやシャンプーを強いてくるMP3

サークル「チキンハーツ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

2012年から始まって4作品目となる「うざあね」シリーズ最新作は
弟のことが好きで好きでたまらない構ってちゃんなお姉ちゃんが
耳かき・シャンプー・添い寝の3つのサービスをしてくれます。

タイトルにもなっている彼女のウザさだけでなく
サービスの要となる効果音の質も大幅にパワーアップ。
この2つの長所が心に温もりを、耳に心地よい刺激を与えてくれるでしょう。



相変わらず弟離れができていないお姉ちゃん
お姉ちゃんに3つのサービスをしてもらいながら一緒に過ごすお話。

「お姉ちゃんの 耳かきタイムだよー」
お姉ちゃんは明るくて可愛い声の女の子。
弟と少しでも長く一緒にいたい彼女は
唐突に耳かきをしてあげると宣言し、実行します。

シリーズを聴いたことのない人のためにこの「うざあね」が何かを説明しますと
簡単に言えば極度のブラコンで寂しがり屋なお姉ちゃんが
あの手この手で弟に何かをしてあげたりしてもらおうとします。
他の癒し系音声のように奉仕してもらうのではなくサービスを強いてきます。
この彼女の強引さやウザさが本作品の大きな特徴の一つです。

「はいっ あ・た・ま こ・こ・に あっ それともあれかい? お姉ちゃんスカートに穿き替えてきたほうがいいのかい?」
「こっちに来ないと死んじゃうぞー お姉ちゃん来ないと死んじゃうぞー じ・け・つ はいっ じ・け・つ」

冒頭に行われる耳かきをするまでのやり取りを聴いただけでも
彼女がいかに弟を愛し、強く求めているかが嫌と言うほど伝わってきます。
ここまでストレートに愛情を表すキャラもなかなか珍しいです。

でも元々の声が可愛いことや、弟に煙たがられてもヤンデレ行為に走らないこと
そして弟もそこまで強い拒絶をしないことから
とても仲のいい姉弟のほのぼのとした風景あたりに留まっています。
きちんと弟のことを考えながらウザく振る舞ってる感じですね。

一番最初に行われる耳かきはおよそ16分間。
右→左耳の順に耳かき棒で大きな汚れを、綿棒で小さな汚れを取り
そのあと息吹きをしてから化粧水に浸した綿棒で仕上げます。

耳かき棒は「ぽり しょり」と乾いた軽い音
綿棒は「ずずっ じー」と耳かき棒より柔らかく平べったい音が使われており
どちらも不規則に耳の壁を奥から手前、あるいは逆にかき出すように動きます。
音質・動かし方いずれもかなりリアルな部類と言えるでしょう。

また本作品の耳かきは5秒程度効果音を鳴らした後
取れた耳垢を処理しているのか、無音の時間がその都度小まめに入ります。
耳かき音声を色々聴いている方にはややテンポが悪く感じるかもしれません。
リアルさを追求する反面、音フェチ度がやや弱まっているように思えます。

「なかなか大きいの発見 じゃあそーっと」
最中のお姉ちゃんはと言うと、冒頭のウザさは一気に薄れ
あまりしゃべらず静かな吐息を漏らしながら一生懸命耳かきに取り組みます。
耳かき中までウザくされたらさすがに困りますし、このへんは妥当な演出かなと。
今穿いてる下着の色をアピールするシーンもありますが、基本的には落ち着いて聴けます。



きめ細かいシャンプーと心安らぐ添い寝
続くシャンプーシーンは12分ほど。
いい加減な洗い方をしている弟を見かねてお姉ちゃんがお風呂へ乱入し
一旦シャンプーを洗い流してから改めてシャンプーとリンスをかけ、背中を流します。

「しゃくしゃく しょわ」と若干粗さのある軽快な音が
前後左右に掻くように動いたり、優しくかき回したりする様子はとってもリアル。
そのポリッとした音の質感も耳に適度な刺激を与えてくれます。
実録としか思えないほど音も動かし方も洗練されています。

「流す時は ぱぱっと洗い流すんじゃなくて シャンプーと同じくらい時間かけたほうがいいんだよ」
さらに素晴らしいのがサービスそのものの進め方。
シャンプーで髪を洗った後、流す時にはそれと同じくらい入念に行い
続くリンスは髪に軽く馴染ませる程度につけ、その後すぐさま洗い流します。


リアルな効果音を取り入れている作品では
その良さをアピールするために意識して長めに流す場合があるのですが
そういう考えを敢えて切り捨て、サービスをリアルに提供することに努めています。
お姉ちゃんの健康に関する小話もその様子をイメージする良い手助けになっています。

そして十分温まったところで2人一緒の布団に入り眠ります。
2人とも社会人として立派に働いてるはずなのですが
未だにこういう寝方をしているところに仲の良さが感じられます。

「それにゲームは好きだけど どうせお金使うなら 2人でできるゲームを買ったりしたいかなー」
自分の好きなゲームをするにしてもやっぱり弟と一緒がいい。
彼女にとって弟は必要不可欠なかけがえのない存在です。
そんな彼と抱き合いながら寝る様子は安らぎに満ちており
会話の後に聴こえてくる寝息もとても幸せそうに感じます。

多少行き過ぎたところもあるけどここまで深く愛してくれる肉親はそうそういません。
だからこそ聴いているうちになんとなく心がぽかぽかしてくるのだと思います。



一風変わった癒し系作品
ウザいお姉ちゃんが一番の売りであるのは間違いないのですが
リアルなサービスによる音フェチ向けの側面も持っている作品です。

家にいる時は弟にべったり、外に行く時も一緒じゃないと気が済まない
彼のすべてを求め、自分のすべてを捧げるお姉ちゃんの真っ直ぐなキャラが
ちょっぴり煩わしくもありますが大きな温もりを感じさせてくれます。

過去作では一部やりすぎな感もあった彼女なのですが
今作ではそういったシーンも特に無く安心して聴けます。
個人的には絶妙なラインのウザさ加減だと思います。
どこまで構えるかを考え、引き下がるべきところはきちんとそうしています。

もう一本の柱であるサービスや効果音についても
過去作や月宮さんの個人サークル「ドット*ハーフ」での経験を活かし
できるだけリアルに、そしてわかりやすくを心がけながら作られています。
中でもシャンプーシーンはバイノーラル録音ではないはずなのに
音の質感や位置がとても立体的に感じられました。

個性的かつ安定感のある守備範囲の非常に広い作品です。
リアルに疲れて心が渇いている人、寂しい思いをしている人が聴くと
きっと勇気や安心といった心にプラスに働く感情が湧いてくるでしょう。

CV:月宮怜さん
総時間 49:59


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

Fall in dream

サークル「添音亭」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介するこちらの作品は
穏やかな物腰の年上彼女が耳かきや添い寝で安らぎを提供します。
過去作で培ってきたリアルな効果音や環境音がもたらす抜群の臨場感に加えて
今回は聴き手のニーズに合わせて2通りの聴き方を用意するなど
安眠音声としての機能性がさらにパワーアップしています。

彼女と過ごす静かで安らぎに満ちたひと時が
徐々に心をほぐし、安らかな眠りへと誘ってくれるでしょう。



安眠スタイルに合わせた2つの聴き方
彼女に耳かきや添い寝をしてもらうお話。

「あっ ごめん 見つめちゃってた」
彼女は穏やかで温かい声の女性。
秋の夜、美味しそうに夕食を食べている主人公を嬉しそうに眺めながら
彼女が自分の淹れた熱いお茶を飲むところから物語は始まります。

本作品は大きく2つのシーンに分かれており
最初は純粋な癒し系音声として彼女に長めの耳かきと添い寝をしてもらい
その後どういうわけかほぼ同じサービスを短めの時間で2巡、3巡と繰り返します。

サークルさんによるとこの作品は普通の安眠音声としてだけでなく
ループ再生することを想定した構成がされているそうです。
なぜこんな作りになっているかはネタバレになるので伏せますが
ちょっと変わった要素を持った安眠音声であることだけ頭に留めておいてください。

ちなみに1巡目だけはショートバージョンとロングバージョンが存在します。
安眠目的ならロングを、ループ目的ならショートを再生するのがいいでしょう。

「第一 私のほうがお姉さんだしね 年上を敬いなさい」
彼女は同棲中の主人公を励ましたりなだめる年上らしい態度を見せる一方で
お昼に食べたカレーうどんの汁が服についてるのに気付かず働き続けるような
ちょっぴりお茶目な部分も持っている女性です。

この先行われる耳かき・添い寝でも彼女の声や仕草は慈愛に満ちており
その表裏のない姿に多くの人が自然な癒しを感じるでしょう。

しかしそんな彼女も実は一つだけ秘密を隠し持っています。
それがいったい何なのか、最後に語られる真相を聴くことで
本作品に対する印象がそれ以前とは違ったものへと変わるかもしれません。
安眠音声でありながらちょっとしたストーリー性があるのも魅力です。



自然な安眠をもたらす静かで心安らぐ雰囲気
1巡目の最初に行われる耳かきは11分30秒ほど。
膝枕の体勢で右耳→左耳の順に耳かき棒のみを使って中を掃除し
仕上げに息を吹きかけるシンプルなものです。

耳かき棒は「シャク ズリ」という乾いた軽い音が使われており
耳の穴の中で上から下に、あるいはその逆にゆっくりとかき出すように動きます。
耳の外側や穴の入口、奥といった部分ごとに分けて掃除をするわけではないので
音が動き回ることはありませんが音質はとってもリアルです。

「今年もそろそろ会社にひざ掛け持って行かなくちゃ」
また耳かき中の彼女は耳かきに集中して無口になることが多く
合間に入る会話も二言程度の他愛もない話題に留まっています。
おかげで耳かき音や微かに聞こえる彼女の吐息
そしてバックで常に流れ続ける虫の鳴き声を思う存分楽しむことができます。

静かな雰囲気を非常に重視した、安眠の妨げにならない耳かきですね。
耳を切り替えた時に虫の音の位置が移動するなど細かい演出にもこだわっています。

「ほんと… あったかい…」
続く40分に渡る安眠パートも会話を極力少なくした落ち着ける作りです。
右側至近距離からゆっくりとリズミカルに聞こえてくる彼女の寝息が
耳への適度な心地よさと眠気をもたらします。
「敢えてしゃべらない」ことを徹底したサークルさんらしいシーンですね。

ショートバージョンはロングバージョンに比べて
どちらも効果音・環境音・寝息だけが聞こえ続けるシーンをカットしています。
会話量が元々少ない作品ですので、ストーリーのほうが気になる方は
とりあえずショートを聴いてから後日改めてロングを聴くのもいいと思います。

続く2巡目と3巡目は前項で言った通りほぼ同じサービスを短い時間で繰り返します。
3巡目の耳かきシーンだけは耳マッサージに切り替わるのですが
6分程度の簡素なサービスに留まっています。

「ん? 不思議そうな顔してる もしかして これも覚えがあるの?」
「あっ でももしかしたら その夢って思ってるのが現実で 今が夢かもね」

先ほどとまったく同じサービスが繰り返されていることに戸惑う主人公ですが
彼女はそんなことがあったのすら知る由もありません。
彼が心身に疲れを感じていると判断し、いつも通りに癒してあげます。

3巡目の安眠パートを終えた先、最後に彼女が何を語るのか。
ここだけは聴いてのお楽しみということで伏せさせていただきます。

このように、安眠を重視しつつ謎も秘めている一風変わったサービスが繰り広げられます。



安眠効果の高い作品
セリフを極端に減らし、その分をリアルな効果音を巧み使って表現することで
聴き手が自然に頭を空っぽにできるようにしている安眠特化の作品です。

食事中にナイフやフォークが食器に当たる音、お茶を淹れる音
彼女が布団に潜り込む際に鳴るふんわりとした自然な布の擦れる音など
物語の雰囲気を演出する様々な効果音が耳を楽しませてくれます。

過去作でも効果音のレベルの高さに定評のあったサークルさんなのですが
今回は音の間に無音の時間を適度に設けて静けさが際立たせているように思えます。
音そのものも眠りを妨げない優しいものばかり。
この静かでしっとりとした空間に浸っているととても気持ちが落ち着きます。
特に1巡目の安眠パートは眠くて眠くて仕方ありませんでした。

そんな純粋な安眠性能の高さに留まらず
彼女にちょっとした謎を設けて聴き進める楽しさを提供しているところも見事です。
本当に最後の最後まで聴かない限りどう転ぶかがわかりません。
それほどまでに彼女は徹底して落ち着いた態度を貫き通します。

といっても癒し系作品ですからそこまでブラックな結末を迎えるわけではありません。
彼女の普段とは少し違った顔を垣間見ることができる程度です。
でも安眠音声ではあまり見かけないオチだと思います。

現在の長所を生かしつつ新しい事にも挑戦しようとする
サークルさんの心意気が感じられた作品です。
年上好きや安眠を求める人にお薦めします。

CV:浅見ゆいさん
総時間 共通パート…29:13 1巡目ショート…14:38 1巡目ロング…52:09


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

かなせサンタがやって来た!@かなせ

サークル「黒月堂」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、サンタコスをした元気な女の子が3つの癒しのサービスをします。
彼女のアイデンティティーである博多弁に加えて今回は効果音にもこだわっており
中でも2番目に登場するお風呂シーンは実録さながらのリアルな演出がされています。



可愛いサンタが贈る3つのプレゼント
かなせサンタに耳かき、お風呂、添い寝のサービスをしてもらうお話。

「寝顔…可愛い かなせサンタが来ましたよー」
かなせサンタは明るく可愛い声の女の子。
主人公へのクリスマスプレゼントとしてキスをしようとしたところ
彼に突然起き上がられて狼狽します。

本作品は大きく3つのパートに分かれており
最初は部屋で膝枕をされながらの耳かき、次いでお風呂での背中流し
最後にベッドで添い寝されながら彼女が安眠の邪魔をしてきます。
最後のサービスについては後で詳しく説明しますが
どのシーンも基本的には彼女と仲良くしてリラックスするのを目的としています。

「あ あわわ やだ 何 なんばすっと?」
そして本作品の何よりの特徴は彼女が博多弁を話すことです。
「~ばい」「~と」という独特の語尾やイントネーションに
あまり聴き慣れない人ほど不思議な感覚を受けるでしょう。
といってもなんでもかんでも博多弁に変換する感じではなく
あくまで普通に会話をしながら織り交ぜるナチュラルな言い回しを心がけています。

最初に行う耳かきは15分間。
右耳→左耳の順に耳かき棒で汚れを取り、梵天と息吹きで仕上げる家庭的なものです。
耳かき棒は「ぞぞー ずっずっ」と硬さのある乾いた音が使われており
耳穴の下あたりを外から中へ、あるいはその逆へ長めに動かしたり
時折小刻みに前後させたりします。

全体的に摩擦感のある音なので耳に響きやすく
特に小刻みに動かすシーンでは耳がこそばゆく感じました。
動かし方についてもかなりリアルと言えます。
しかし効果音がややぼやけて聞こえるため
至近距離でされている感じがやや薄れてしまっているように思えます。

「ん~と ここに大物が」
また最中はかなせサンタが悪戦苦闘している様子をセリフで伝えてくれます。
後半で大きな耳垢を取ろうとするシーンがあるのですが
そこで彼女の様子に合わせてきちんと効果音を変化させているところが見事です。
総合的に見て一線級に準ずるレベルにある耳かきと言えます。



適度に疲労を感じながら眠りの世界へ
続く2番目のお風呂パートはビキニ姿の彼女が背中を流してくれます。

程よいエコーのかかった声でお風呂らしさを演出しながら
たらいにお湯を入れてタオルを浸し、ボディソープを馴染ませてから背中を洗う様子を
ほぼすべて効果音のみで表現しています。

中の人が実際にお風呂で録音されたとのことで音質もとってもリアル。
さらに洗う部位に合わせて声と音の位置を動かすなど細かい部分にまでこだわっています。

時間が6分と最も短いところがネックなのですが
個人的にはこのシーンが最も高いクオリティを持っていると思います。
実際どんなものかは体験版でご確認ください。

「ねぇ 何かお話ししよ? んーとね 恋話しよ こ い ば な」
そして一番最後の添い寝パートは彼女がひっきりなしに話しかけて安眠を妨害します。
明日するデートの話をしたり、急に体の匂いを嗅いできたり
古今東西を始めたりと小まめに話題が切り替わるため慌ただしさを感じるかもしれません。

しかし彼女はそれらの多くを囁き声で話しかけてきます。
ですから実際に聴いてみるとそこまでウザさは感じません。
むしろ適度に疲れさせて熟睡しやすい環境を整えているようにすら感じます。
最後には独特な子守唄も唄ってくれますし、彼女の個性が現れている安眠妨害と言えます。



明るい気分にさせてくれる作品
底抜けな明るさを持つかなせサンタのキャラとレベルの高い効果音が魅力の作品です。

前者はハイテンションな博多弁を話したり、喜怒哀楽が豊かだったりと
何をするにしてもわかりやすい反応を見せてくれます。
そんな表裏の無い清々しさが心をスッキリとさせてくれます。

後者は1番目の耳かき、2番目のお風呂での音以外にも
布団を動かす音など割と細かいところまで効果音を使って表現しています。
特にお風呂は中の人が苦労されただけあって非常にレベルが高いです。
今後出る作品では是非もう少し長い時間やっていただけることを願っています。

「それから映画を観て 夕飯は天神で食べよ この前 焼き鳥が美味しいお店を見付けたっちゃん」
「例えば~ チカエの明太子は高級って感じやん? カネフクは庶民的って感じ」

注意点としては最後の安眠妨害パートで博多ネタが数多く登場することです。
博多の名産あたりまでなら誰でもわかるのですが
地名や駅名まで出てくるとさすがに話題についていけなくなるかなと…
これも一つの個性なのですが、もう少し薄めたほうがより万人向けになると思います。

一部で人を選ぶ部分があるものの、サービス自体のレベルはどれも比較的高い作品です。
現在はお年玉価格としてたったの100円で販売されてますので
気になった方は元の価格に戻る2015/01/16以前に買われることをお薦めします。

おまけはお風呂パートの完全版とフリートークです。

CV:かなせさん
総時間 本編…43:48 おまけ…18:06


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
この点数は標準価格の700円を元に計算しています。
セール価格の100円の場合は9点です。

【アイヌ系】道草屋 すずな 囲炉裏の音【うたた寝音声】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今年大活躍した同サークルさんのトリを飾る作品は
過去に2回登場した素朴な小町が2日間に渡る癒しのサービスをします。
1日目は冬らしさを感じさせるパチパチとした囲炉裏の音
2日目は麗らかな陽気を感じさせる鳥の鳴き声や微かな喧騒を鳴り響かせて
音だけでその場の雰囲気を感じ取らせてくれます。

お相手を務める女の子も以前登場したアイヌの民謡や散髪で個性を発揮。
キャラと音を駆使した臨場感抜群の空間が自然な癒しを提供します。



静かで耳に心地よい囲炉裏の音を聞きながら
道草屋の店員「すずな」から耳かきや散髪のサービスを受けるお話。

「旦那様 お待ちしておりました お寒いですので ご挨拶は後ほど…」
すずなは優しくて可愛い声の女の子。
雪道を遠路はるばるやってきたお客を店の外で出迎えると
冷えた彼の手を自分の手で温めながら部屋へ案内します。

本作品は同シリーズのすずしろ、芹に続く3人目の連泊方式として
1日目は雪の降る静かな夜に耳を中心としたケアを
2日目は翌日の昼間に縁側で散髪する様子が描かれています。

2日に分かれているのはメインのサービスが違うからだけではありません。
それぞれの時刻や場面に適した控えめなボリュームの環境音を鳴らし
さらにすずな自身も接し方を明確に切り替えて別方向の癒しを与えてくれます。

通しで聴いた場合、1日目と2日目で雰囲気にかなりの違いがあるのを感じるでしょう。

「板に ついてきましたか? うふふっ」
今回お相手を務めるすずなはお客と既に相当の顔なじみ。
基本的には丁寧な言葉遣いながらもその端々には親しさがにじみ出ており
きめ細かなサービスも相まって全編が真心に溢れています。

過去2作を聴いた限りでは新人ならではの拙い部分も感じられたのですが
本作ではそれとは違う成長した彼女を楽しむことができます。



しっとりとした専門店らしさのある1日目
1日目のサービスは布団に入ってまずはほっぺを手で、耳を口で温めてもらい
それから耳かきや子守唄を唄って眠りへと導かれます。

「囲炉裏の お部屋です」
1日目の最大の特徴は背景音として囲炉裏の音が鳴り続けることです。
そのチリチリ、パチパチとしたうるささを感じない心地よい音を聞いていると
自分が本当に道草屋にいるかのような感覚が得られます。
電気や石油ストーブでは絶対に出せない自然な音ですね。

「こそばゆくないよう できるだけゆっくり お含みいたしますね」
サービスの方も囲炉裏の雰囲気を壊さないしっとりとしたものばかり。
右→左の順におよそ12分間行われる甘噛みは
動きはゆっくり、水分控えめ、吐息も艶めかしくは感じない落ち着いたちゅぱ音です。
最中のすずながほぼしゃべらず舐めに専念するため
2種類の違った音だけが流れ続ける静かで落ち着いた空間が形成されます。

メインのサービスとなる耳かきは12分間。
左→右の順に耳かき棒のみを使ってお掃除するシンプルなものです。

耳かき棒は「ぞりりっ ずずっ」とやや尖った軽い音が使われており
最初は穴の入り口から奥へ長めに動いていたかと思えば
しばらくするとかき出すように小刻みに動いたり、奥からゆっくりと手前に動くなど
耳の形状を考えた変幻自在の動きを見せます。
耳かき音についてもリアルかつ耳に優しい柔らかさを感じるものばかり。
聴いている最中は眠くて眠くて仕方がない人が続出するに違いありません。

「襖が どこかで開いたり ざふっ ざふって 雪の足音が聞こえたら お布団に 顔を ひっこめるんですよ」
そして耳かき音によってもたらされる眠気を後押しするように
すずなが長めに間を置いた当たり障りのないお話をしてくれます。
囲炉裏の音、耳かき音、そして彼女が放つ声という音
この3つの音の絶妙なバランスが癒しの効果を高めているように感じました。

「ホー ロ ロ ノ ノ ノ ナー」
一番最後に登場するアイヌの民謡も彼女ならではのサービスです。
「【耳かき】耳かき安眠店 道草屋 すずな【甘がみ】」と同じ唄だったのが残念ですが
こちらを聴いたことがない人にとっては新鮮な感覚を受けるでしょうね。
すべてのサービスが安眠へと収束していて統一感があります。



和気藹々とした家庭的な2日目
続く2日目はお客の髪が伸びているのを気にしたすずなが縁側で散髪をしてくれます。
こちらは囲炉裏の代わりに3~4種類の鳥の鳴き声を使って
穏やかな冬の午後らしさを演出しています。

サービスは上半身を布で覆ってから肩たたきをし
霧吹きで髪を濡らして散髪、最後に梳きバサミで形を整えます。

「とん ぽすん」というやや重みのある肩たたき音
「シャク シャク」という小気味よい音を小まめに移動させる散髪と
こちらも1日目同様サービスのほとんどをリアルな効果音で見事なまで表現しています。
音の質のみならず感覚までも耳や頭に伝わってくるのがわかるでしょう。

「師も走るほど忙しいって書いて 師走ですけど ここの師(=芹)は寝てばっかりです」
そして1日目との一番の違いはすずなの態度そのものにあります。
正式なサービスではないのもあるでしょうが
友達に話しかけるような砕けた和やかな口調へと切り替わり
それが専門店よりは自宅にいるような温かい雰囲気を醸し出しています。

丁寧だけどやや堅苦しさを感じた1日目よりも
こちらのほうがよりすずならしさを感じました。
ちょっぴり間の抜けた普通の女の子といったところでしょうか。

このように、様々な部分を上手に切り替えながら癒しに満ちたサービスを行ってくれます。



雰囲気重視の作品
田舎にある静かな宿にいる気分を声と音だけで味わわせてくれる作品です。

シリーズではもはや定番となった環境音を邪魔にならない程度に置き
その中でシーンに応じたリアルで適切な効果音とすずなの声を配置しています。
そしてこの2段構えの空間を1日目と2日目でガラリと変化させることで
時間だけでなく雰囲気の違いも明確に打ち出しています。
2日に分けられていますが、それぞれがそれぞれをしっかりと支え合っています。

「ご迷惑でなかったですか? 私あんまり役に立たないですから こんなことでも お役に立てて嬉しいです」
そして常連であるお客に満足してもらいたいと願うすずなの献身的な姿も
作品に癒しや温かさを強く与えています。
彼女は歳も若くキャリアも比較的浅いため、そこまで手の込んだもてなしはできません。
だからこそ自分のできることを模索しながら精一杯に心を尽くします。

技術的に優れているのももちろん大事なのでしょうが
結局のところおもてなしは心だと思うのです。
そういうところを重視しているのが本作品の大きな持ち味です。

サービスについては王道の耳かき、すずならしさを出すためのアイヌ民謡
そして今回初登場した散髪と要所を押さえつつ挑戦もしているバランスが光っています。
個人的には散髪にもう一工夫欲しかったところなのですが
効果音の質や鳴らし方はまさにトップクラスです。

今年の締めくくりを飾るにふさわしい安定感のある作品です。
癒しを求めるすべての人にお薦めします。

CV:藤堂れんげさん、雁庵うずめさん(2日目に背景音としてのみ登場)
総時間 1:32:34


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

かまいたがり彼女のちょいうざ耳かき

サークル「ドット*ハーフ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

全年齢では「ヒーリングサロンかすみ ~ヘッドスパ編~」以来8か月ぶりの新作となるこちらは
恋人に何かしてあげたくてたまらない世話好きな彼女が
耳かき・髭剃り・添い寝で日頃の疲れを取り除いてくれます。

前作と同様に効果音を意識的に多く鳴らす音フェチ向けの作りをしており
質感を重視したリアルな効果音がサービスの様子を鮮明に伝えてくれます。



マイペースでちょっぴりうざい彼女
彼女に3つのサービスをしてもらうお話。

「ねぇねぇねぇ 今暇そうにしてなかった?」
彼女は元気で可愛い声の女の子。
何かできないかと考えながら主人公をじーっと観察していたところ
恋人同士の営みとして彼に耳かきをしてあげることにします。

本作品は大きく3つのパートに分かれており
耳かき&耳マッサージ、髭剃り、添い寝をしながら2人が仲良くする姿を
効果音を上手に使いながら描いています。
過去に音フェチ向け作品を2本出されているだけあって効果音のレベルは比較的高く
サービスの最中は敢えてセリフを挟まず音だけを集中的に楽しませてくれます。

「よーしがんばるぞー …えっと ちょっと待ってね 耳かきセット取るから」
彼女は恋人として彼に常に何かをしてあげたいと願っている世話好きなキャラ。
膝枕をした後に道具を用意するちょっぴりおっちょこちょいなところもありますが
彼に初めて行う耳かきをとっても嬉しそうに、そして真剣に行います。

「ちょいうざ」と聞くと彼女役の月宮さんが別サークルで出演されている
「うざ姉」シリーズを思い出す人がいるかもしれません。
しかし本作品の彼女はそこまで重度の構ってちゃんではなく
できるだけ一緒にいたいと願うちょっぴり寂しがり屋な女の子あたりに留まっています。

主人公が彼女を煙たがるシーンもありませんし
恋人同士らしいほのぼのあまあまな雰囲気のみを楽しむことができます。



やや拙さを感じる愛のこもった耳かき
一番最初に行われる耳かきと耳マッサージはおよそ20分。
右→左の順に耳かき棒と綿棒によるお掃除と耳吹きをしてから
最後に指を使って両耳を同時に揉みほぐします。
家庭向けのかなりオーソドックスな耳かきですね。

耳かき棒は「ズズー ジー」と尖りのある軽くて乾いた音
綿棒は「ジョリ ズリ」と耳かき棒に比べて柔らかく平べったい音が使われており
どちらも耳の壁をなぞるように下から上へ、あるいは逆方向に短いストロークを描きます。
音が力強く引っ掛かりがあるため耳に程よい刺激を与えてくれるでしょう。

全体的に効果音をやや散発的に鳴らしているのもポイント。
これによって彼女の耳かき初心者らしいたどたどしさを演出しています。
わざとミスるような痛いシーンはありませんし
彼女が自分のために一生懸命頑張ってくれている気分が味わえます。
その証拠に耳かき中の彼女はほとんどしゃべりません。

「大好きな人にくっついて こうやって耳かきできる幸せを教えてくれて ありがとね」
しかし後半の左耳をお掃除する頃になるとちょっぴり鼻歌を歌うようになったり
この瞬間に幸せを感じているセリフを言うなどややリラックスした様子が窺えます。
偽りの一切無い彼女の愛に満ちた姿が心をじんわりと温めてくれるでしょう。

「いや でも(髭剃りをやるのを)やめない ここでやめたらなんか 彼女として負けな気がする」
2番目の髭剃りは別の日の朝、洗面所にやってきた主人公のために
向かい合う体勢で剃刀を使って剃ってくれます。
時間が6分程度しかないので効果音を浴びるほど楽しめるわけでもないのですが
髭剃りらしいジョリっとしたざらつきのある音が心地よいです。

「好き好き好き好き だーい好き」
「今夜は 私がいっぱい出てくる夢が見られるといいね」

そして最後の添い寝シーンは2人で一つのベッドに入って眠りにつきます。
ここだけは効果音の無いセリフ中心のパートになってるおかげで
キスをせがんだり、あるものを数えてあげる彼女のちょっぴりうざい一面を拝めます。
安眠よりもリラックス効果を狙ったパートに思えます。

このように、効果音と彼女のキャラを上手に織り交ぜた物語が繰り広げられます。



シンプルにまとまっている作品
癒しの王道的なサービスを押さえつつ
ちょっと変わったサービスとキャラを加えている比較的スタンダードな作品です。

耳かきや髭剃りのサービスをきっちり行うことを第一に考えてありますから
普通の耳かき音声作品として十分に楽しむことができます。
それに彼女のやや変わったキャラを感じさせるセリフを適度に織り交ぜて
物語の雰囲気と2人の仲の良さを感じさせてくれます。
この両者の程よいバランス具合が作品としての個性を生み出しています。

「誰が何と言おうと 私にとってはイケメンなの」
そして彼女の真っ直ぐな愛の言葉が適度に胸に突き刺さりました。
彼女は良くも悪くもマイペースと言いますか、あまり回りくどい事は好みません。
だからこそその言葉には純粋に信頼できる重みがあります。

男女のやり取りというと相手を試すようなことを言う場合もあるのですが
そういった部分が一切無いから終始安心して聴くことができます。
リアルで疲れている人ほど心が洗われるのではないでしょうか。

最近ではある意味珍しいあまり捻った部分のない作品です。
サークルさんの過去作に比べるとやや大人しい作風なのですが
それでも値段に見合ったリラックス効果は十分に見込めます。
純粋に音を楽しみたい方や人恋しい方にお薦めします。

CV:月宮怜さん
総時間 38:49

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

妹安眠音声なのか!?

※本作品は2015年1月19日現在、販売が終了しています。

サークル「Es_Lab」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

Es_Labさん唯一の全年齢向け作品にあたるこちらは
甘えん坊な妹に様々なおねだりや添い寝をされます。
癒し系作品として極めてオーソドックスな構成、かつ低価格と
手軽に癒しや安眠を求める人にはまさに打ってつけな一品です。



お兄ちゃんが気になって仕方ない妹
妹と軽くやり取りをしてから一緒に寝るお話。

「お兄ちゃん 起きてる? 入るよー」
妹は明るくて可愛い声の女の子。
オナニー中の突然の来訪に驚くお兄ちゃんの様子を見て
彼が何をおかずに楽しんでたのかを詮索し始めます。

本作品は全部で3つのパートに分かれており
最初の2パートは主に添い寝をされるまでのいきさつを描き
最後の寝息パートは妹の寝息のみが聞こえ続ける極めてシンプルな作りです。
「なのか!?」となっていますが、ちゃんと安眠させてくれる作品と思ってください。

「お兄ちゃんがどんな女が好きか 知りたかっただけなのに…」
妹はお兄ちゃんのおかずの隠し場所を知っていたり
彼の好みを何かにつけて詮索したがる曰くつきの女の子です。
そしてその親しげな姿が自然と心を和らげてくれます。

「ほんとなら 私がベッド使って お兄ちゃんは床に寝てもらうと思ったんだけど 可哀想だから 一緒に寝てあげる…いや?」
可愛い声で甘えるようにこんなセリフを言われたら
断れる人はそうそういないのではないでしょうか。
年下の女の子に甘えられる感覚が味わいやすいキャラですね。



ほっこりさせてから安眠へ
妹が自分のベッドに紅茶をこぼして寝られなくなった事情を話し
お兄ちゃんの了承を得た後いよいよ2人で一緒の布団に潜り込みます。

「真っ暗だと 何も見えなくて怖くない?」
「ね…眠くなるまで 何かお話して?」

妹はいつも豆電球をつけて寝ているらしく
電気を完全に消すと先ほどまでの元気な姿とは打って変わって
女の子らしいか弱さを見せてくれます。
そして自分が安眠できるようにといくつかの簡単なお願いをしてきます。

添い寝シーンのある作品では、女性がそばにいるのを実感させる行為が登場するのですが
その多くは女性が抱きしめてくれたり頭を撫でてくれるといった受動的なものです。
しかし本作品ではそれとは正反対に彼女の側からこちらを頼ってきます。

「女性に寄りかかりたい、頼りたい」という願望を抱く一方で
「女性に寄りかかられたい、頼られたい」と思うのも男性にとってはごく普通の心理です。
このアプローチの方向性が本作品の大きな個性となっています。
お願いの内容も無茶なものは特にないですし、普通に受け入れられるレベルのものです。

「お兄ちゃんの匂い なんか 安心する…かも」
そして諸々のやり取りの末に呟く彼女の安心しきった言葉に
多くの人がきっと心安らぐものを感じるでしょう。
ここまでとはまったく違った、とろんとした眠そうな声が眠気を誘ってくれました。
短時間ながらも聴き手を効果的にリラックスさせて安眠しやすい環境を整えています。



気軽に聴ける安眠音声
甘えん坊な妹のキャラを活かしたシンプルな作品です。

最初は明るく活発な姿を見せていた妹が徐々に安心して眠りにつく。
その感覚を上手に伝播させて聴き手も眠くなるように導いてます。

催眠音声でよく使われるのですが、聴き手に感覚を伝えるためには
まず催眠者自身がいかにもそう感じているように演じて見せるのが効果的です。
催眠音声で有名なサークルさんですからそういう狙いもあるのかもしれません。
何にせよリラックスや安眠に向いた作りをしているのは事実です。

また最初の2パートがやや慌ただしく感じるからこそ
最後の寝息パートの静かさや落ち着いた雰囲気に安らぎを感じます。
大きな落差を設けて安心を感じさせるのも結構有効だと思います。
20分という時間以上のリラックス効果が得られるのではないかなと。

「…お兄ちゃん …だいしゅき」
妹は年齢相応の幼さを持っているとってもマイペースな女の子です。
お兄ちゃんを振り回しているところもちょっぴりあるのですが
彼女なりの好意の表現方法であって悪意は微塵も感じられません。
だから頼られてもそんなに悪い気分はしないはずです。

短時間でコンパクトにまとまっているとっつきやすい作品です。
価格が100円とコスパも申し分ありません。
お手軽にリフレッシュしたい方や年下好きにお薦めします。

おまけは「妹催眠」の予告です。

CV:いちるさん
総時間 本編…22:49 おまけ…1:04


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

ささやき庵 添い寝屋本舗 萌菜

サークル「VOICE LOVER」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

こちらはささやき庵シリーズの中では珍しく耳かきにかなり力を入れている作品で
ちょっぴり砕けた口調の女の子が時間をかけて丁寧に耳を癒してくれます。
最初に耳をマッサージしたり、器具も耳かき棒と綿棒を使い分けるなど
専門店に近いきめ細かいサービスと多彩な効果音が耳に心地よさを与えてくれるでしょう。

もちろんシリーズの売りである囁き声もちゃんと登場しますから
2種類の癒しをたっぷりと味わうことができます。



妹のような親しみを感じる小町
ささやき庵の小町「萌菜(もな)」に癒してもらうお話。

「いらっしゃいませ ささやき庵 添い寝屋本舗へようこそ」
萌菜は柔らかくて可愛い声の女の子。
夢女(ゆめ)という一番下の位に位置する彼女はまだ夢を見せることができないため
主人公のリクエストに応えて耳かきのサービスをしてあげます。

「あ ちょっと待って 今お洋服たたんじゃうので」
萌菜は基本的には丁寧な言葉遣いをするのですが
時折上のような若干砕けた口調で話しかけてくれます。
彼女のキャラが年下っぽいため妹を相手にしているような感覚が味わえるでしょう。
普通の客商売では失礼にあたる言葉遣いも
ここでは逆にいい癒しの材料になっていると思います。

本作品は大きく耳かきと添い寝の2つのパートに分かれており
耳かきのボリュームが添い寝のおよそ倍とかなり長いのが特徴です。
発売時期が耳かきブームの真っ最中だった昨年の9月ですから
そのへんの流行を考えてサークルさんがこのような作りにされたのでしょう。
ささやき庵シリーズの中ではかなり異色の作品と言えます。

耳かきシーンは左右合わせて28分とかなりの長時間。
最初にウェットティッシュで拭いたり血行をよくするためのマッサージをしてから
耳かき棒→綿棒の順に器具を使って最後に息を吹きかけてくれます。
工程と器具が多い耳かき専門店に近いタイプの耳かきです。

ウェットティッシュは「ササッ ズズー」と若干ざらついた布っぽい音
耳かき棒は「ジュジュジュジュ ズリズリ」とやや尖ったざらついた音
綿棒は耳かき棒より若干柔らかい音とそれぞれ別の音が用意されていますから
耳かきを実際にされている感覚が楽しみやすいでしょう。

「あまり奥まで入れずに カリカリしますね」
耳かき棒と綿棒のシーンでは単にお掃除するだけではなくて
それらで耳を軽くかいて感覚を楽しませてくれているのもいいですね。
耳かき中の萌菜が「よいしょ うんしょ」と小さく掛け声を上げたり
「こしょこしょ」と擬音語を発する程度に留めてくれているおかげで
効果音に集中しながらその場の雰囲気を楽しむことができます。

ただ耳かき音のストロークが一筆書きのように音が途切れないタイプで
ここだけちょっと耳かきっぽくなくなってしまっているような…
耳の中は狭いですし、ある程度区切りながら鳴らしたほうが耳かきらしいと思います。
音についてはどれも比較的リアルと言えます。



明るく落ち着いた雰囲気の添い寝
「はーい それじゃ 萌菜もお隣 失礼しまーす」
お耳を綺麗にした後はお店の名前でもある添い寝です。
時間は20分程度と短めですが、ここでは萌菜がずっと囁き声で語り掛けてくれます。

「ゆーりかごーのうーたーをー かーなりやーがうーたうよー」
内容の方は軽くちゅぱ音を聞かせてくれたり、猫の話をしたり
寝息を聞かせてくれたりと聴き手を寝かせる方向で進めてくれます。
特に一番最後の子守唄のとても穏やかな声に癒しを感じるでしょう。

ささやき庵だからちょっとした寝物語でもするのだろうと思いきや
あまり頭を働かせてしまうと寝付けないと考えたのか
終始身近で何気ない話題に徹していました。
話の内容よりも音や雰囲気を楽しんでほしかったのかもしれません。



王道的な展開の作品
明るいキャラの女の子、耳かき、添い寝と良い方向の癒しで統一された作品です。

今回は癒しの定番である耳かきをメインテーマに
過去作で培った声の動かし方や効果音の技術を駆使して作られています。
本作品より個々の要素で優れた作品はいくつもあるでしょうが
全体的なバランス、つまり総合力で考えるとやはり優れたものを持っています。

また普段は30~40分ほどの時間で収まっている添い寝屋本舗の中で
1時間以上とかなり長めの物語となっており
他のシリーズ作品に比べて癒しのボリュームとコスパの良さが勝っています。
同じ値段なら当然長い方が嬉しいですからね。

耳かきは発売当時だとあまり見られなかった専門店方式で
耳を拭く音なども流れるかなり凝った作りです。
萌菜の声や仕草よりも効果音を楽しむような感じですから
そういったタイプが好きな人の方がより楽しめるでしょう。
バイノーラル録音の耳かき音声をいくつか聴いた後だと物足りなく感じるかもしれません。

添い寝はシリーズ伝統の囁き声で眠りに導いてくれます。
耳元で囁かれるとなぜ眠くなるのかはよくわかりませんが
非常にゆったりとした落ち着いた時間を送ることができました。
最後に彼女の寝息も聞くことができますし、まずもって安定した品質と言えます。

年下の女の子に甘やかされるような心休まるひと時を与えてくれる作品です。
「ささやき庵 添い寝屋本舗 流撫」のように
物語をして寝かしつける展開ではありませんのでそこだけご注意ください。

CV:ニャルぽむぽむさん
総時間 1:01:35


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

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