同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ:同人音声 > 全年齢向け

   ● ささやき・小声であなたのおとなりへ
   ● 惰眠彼女のなんちゃって催眠術~だらだら安眠音声~
   ● みみぼんver2!バイノーラル囁き耳かき付き☆
   ● 【耳かき・マッサージ】君の隣で【方言ボイス】
   ● 彼女とイチャイチャラブラブ安眠音声
   ● 【耳かき】耳かき安眠店 道草屋 せり ver1.5【耳舐め】
   ● 【耳かき】セーラー服の君【癒やし】
   ● RelaMIMI.exe
   ● ボクっ娘魔法少女の耳かき
   ● 休日屋 ━丹の家━


ささやき・小声であなたのおとなりへ

サークル「ドット*ハーフ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、3人の女性が一緒のベッドで添い寝をしながら
愛する人のために心温まる物語を囁きます。

寝る前にサクッと聴けるようにとそれぞれの時間をコンパクトにまとめ
キャラの個性を持たせた愛を感じるやり取りで自然な癒しを与えてくれます。
大切な人を安らかな眠りの世界へ
お姉ちゃん、メイド、妹が添い寝をしてくれるお話。

「お姉ちゃんよ 入るわね?」
お姉ちゃんは明るくて穏やかな声のお姉さん。
毎日を頑張っている弟を癒すために
一緒の布団に入って彼を抱き寄せ、囁き声でとあるお話を語り始めます。

本作品は「女性が添い寝をしながらお話しする」シチュをテーマにした短編集。
お姉ちゃんと弟、メイドとご主人様、妹とお兄ちゃんと登場人物を切り替えながら
彼女たちのキャラに合ったお話や仕草で安眠を提供します。

最も長いお姉ちゃん編でも16分とどのお話も短くなってますので
ちょっと暇ができた時や寝る前に聴くのにかなり適していると言えます。
また彼女たちがほとんどの時間を囁き声で語りかけてくれることもあり
最中は静かで落ち着いた雰囲気が終始漂っています。
価格が300円と手ごろですし、まさに安眠にもってこいの一品と言えます。
愛を感じる3つのお話
一番最初のお姉ちゃん編は弟をぎゅっと抱きしめながら
とある王国に住んでいた姉弟のお話をしてくれます。

「可愛い可愛い弟を 姉は宝物のように 大事にしていました」
物語の中に登場する2人も彼女たちと同様深く愛し合っている仲。
しかしとある事情で離れ離れになってしまい、なんとかして再会する様子が描かれています。
ちょっぴり寂しくなるシーンがあるものの
最終的にはハッピーエンドとなる作品に適した内容で締めくくられています。

聴いた限りサークルさんご自身が創作されたお話なのでしょう。
肉親ならではの愛の深さが上手に組み込まれている良い物語だと思います。

「お姉ちゃんも あなたのためなら どんなことだって頑張れるわ」
弟が寝入った後に見せる彼女の仕草もいいですね。
彼が彼女に安らぎを感じているのと同じく
彼女も彼と一緒にいることに大きな喜びを感じているのが伝わってきます。

直後に聞こえ始める彼女の寝息も安眠を上手にサポートしてくれるでしょう。
個人的にはこのパートが3つの中で一番聴き応えのあるお話だと思います。

「…添い寝をご所望ですか?」
2番目に登場するメイドは甘く可愛い声の女の子。
ご主人様の「添い寝して欲しい」というリクエストに多少戸惑いながらも
おずおずとベッドに潜り込み、囁き声で語りかけます。

こちらのお話は2人に立場の違いがあるのを踏まえて
彼女が多少遠慮がちに今の自分の胸の内を淡々と語ります。

「ご主人様に お仕えすることを許されて 時間は短いですが ご主人様の 良いところを たくさん知りました」
彼女は日々職務に精励する彼を男性として好ましく思っており
彼がなかなか女性を近づけようとしないことを危惧する一方で
そうなった時の事を考えると胸が痛むと正直に話します。

メイドという立場では彼と一緒になるのは叶わないとわかっているのだけれど
一人の女性としてどうしても割り切れない心の葛藤がわかりやすく描かれています。
そしてこういう女性に大事に想われている彼を若干羨ましくも思います。
彼女自身が分を弁えてるキャラですから悪い展開にも一切なりませんし
不器用なりにも頑張ろうとするその姿が心を温めてくれます。

「お・に・い・ちゃん! 今日も一緒に お布団入っていい?」
最後に登場する妹は明るくて元気な声の女の子。
子供らしくお兄ちゃんに学校であった出来事を楽しそうに話します。
時間が6分弱と他の2つに比べて短いのが残念ですが
彼女なりに彼を頼もしく思っているのがお話を通じて伝わってきます。

このように、キャラの性質を活用した癒しに満ちた物語が繰り広げられています。
安眠特化の作品
寝ながら話すシチュ、彼女たちの囁き声、物語の内容など
すべての要素が聴き手をリラックスさせ、眠らせることに集約している作品です。

お姉ちゃん、メイド、妹とそれぞれに立場の違いはあれど
相手に対する深い愛情を感じさせるセリフや仕草が数多く盛り込まれています。

特にお姉ちゃん編はおとぎ話の登場人物を自分たちに重ね合わせている部分があり
お話の面白さもあって彼女の彼に対する想いの強さが最も強く感じられます。
それに対しメイド編と妹編は2人の人間関係に焦点を当て
自分の気持ちをストレートに伝えながら癒しを与えてくれています。
シチュは同じなんだけどパートごとにしっかりとした違いが出ています。

コンパクトにまとまっている万人向けの聴きやすい作品です。
最近心が荒んでいる人、安眠系の作品が好きな人には特におすすめします。

CV:月宮怜さん
総時間 本編…32:19 おまけの寝息…4:18

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

惰眠彼女のなんちゃって催眠術~だらだら安眠音声~

サークル「ラビットラバー」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、恋人よりも眠ることを優先する変わった性格の彼女が
添い寝をしながら独自の催眠術で眠りに導きます。

催眠音声ではなく催眠をテーマとした安眠特化のボイスドラマになっており
彼女は終始ぼんやりした眠そうな声で他愛も無いお話をしたり
眠るのに効果的な指示を与えて癒しやリラックスした気分を与えてくれます。
めんどくさがり屋の彼女と過ごすひと時
彼女と一緒の布団で寝ながら話を聞くお話。

「うーん… あ おかえりなさい」
彼女はのんびりと話す可愛い声の女の子。
帰宅した主人公に眠そうな声で挨拶をすると
「恋人らしいことをして」という彼のリクエストに応えて添い寝をしてあげます。

「あ 明日はお昼ご飯ができたら起こしてくださいね 寝起きにすぐ食べれる さっぱりしたものでお願いします」
本作品は「惰眠彼女」の名の通り、ごろごろするのが大好きな彼女が
疲れた彼をリラックスさせようとちょっぴりめんどくさそうに相手をします。
恋人としての愛情は十分持ってるんだけど動くのが苦手というキャラです。

体験版を聴いてみればわかるのですが
彼女は最初から最後までとにかく眠そうな声で語りかけてきます。
おそらくその声を聴いているだけでもそれなりに眠くなるでしょうね。
最中のやり取りも含めて聴き手を安眠させることを強く意識した作りになっています。
聴いているだけで眠たくなる雰囲気を持った作品です。

「私の華麗なる催眠テクニックで 眠らせちゃうんですぅ」
もう一つの特徴は彼女がオリジナルの催眠術を使ってくることです。
といっても世間にある催眠音声のような本格的なことは特にしてきません。
催眠術という言葉が持つ眠くなりそうなイメージを利用し
主に深呼吸をたっぷり行ってよりリラックスさせようとしています。

聴いた限りではわざと催眠を施さないようにしている感じがしました。
ラビットラバーさんは過去に催眠音声を作ったことのあるサークルさんですから
そういった匙加減なんかもきちんと考えられているのだと思います。
彼女の声を聞きながら少しずつ眠りの世界へ
一通りの挨拶が終わった後に彼女が催眠をかけるシーンはおよそ11分間。
最初にごくごく軽いストレッチをした後
自分のペースで深呼吸をしながら彼女のお話に耳を傾けます。

「寝ちゃいけない そんな緩やかな緊張感は逆に 睡魔に襲われやすいのです」
お話の内容は「人間はどういうときに眠くなるか」。
いくつかの具体例を挙げながらわかりやすく説明してくれます。

催眠における暗示の類を入れてくることはほとんどなく
深呼吸による自然なリラックスと眠りに関するイメージによって眠気を誘発しようしています。
約8分間断続的に深呼吸をしますから誰でも多少の眠気は感じるでしょうね。

後になるほど彼女がより眠そうな声で語りかけてくるのもポイント。
彼女自身が眠くて仕方ないのもあり、ところどころで聞き取りにくくなるほどセリフがぼやけたり
欠伸をして間接的に聴き手にも眠くなるよう働きかけています。
彼女の様子に釣られて眠らせる感じです。

「私の寝息と一緒に 眠りに落ちましょう 眠りの世界まで ご一緒に」
そして十分にリラックスできた後は彼女の寝息を聞きながら眠りにつきます。
寝息だけが流れ続ける空間はとても静かで落ち着いており
ここまでの準備も手伝って眠りに適した空間と言えます。
安眠特化の作品
短時間でまとまっている寝る前に聴くのに適した作品です。

ちょっぴりいい加減だけど恋人に優しい彼女が
一緒にごろごろしながら眠くなる話題を投げかけてくれます。
彼女のぼんやりした声や口調には強い癒しのパワーを感じますし
お話についても遠まわしに眠気を誘うような話題が中心になっています。
頭を撫でたり子守唄を唄う一般的な安眠系作品とは違う個性を持っています。

「わかりましたよ もう… では お休みのキスだけしてあげます」
本作品の一番の魅力はやはり彼女自身にあります。
基本的にはだらだらしているいい加減そうなキャラなのですが
いつもお世話してくれている彼のリクエストにはきちんと応えています。
なんだかんだいって仲の良い恋人同士の構図が出来上がっています。

催眠術については催眠の準備段階にあたる行為に留めていることや
息を吐くのに合わせて「力が抜ける」などの暗示を入れてこないことから
催眠に入ったときの感覚は特にしないでしょう。

元々そういう風に作られているものなので特に問題無いと思います。
その代わり深呼吸に時間を取ってしっかりリラックスさせてくれています。

変わった切り口で眠らせてくれる作品です。
サークルさん自身も言われているように催眠要素は薄いのでその点だけご注意ください。

CV:藍沢夏癒さん
総時間 33:13

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

みみぼんver2!バイノーラル囁き耳かき付き☆

サークル「シロクマの嫁」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、耳かきに関して豊富な知識と経験を持つ声優の伊ヶ崎綾香さんが
耳かきをしたり耳かきのあれこれを囁き声でレクチャーします。

様々な効果音を聞かせる一般的な耳かき音声とは違い
耳質やそれらの適切な掃除方法、使用する器具の説明など
耳かきという行為そのものを講義する専門色の強い内容になっています。
お耳のケアは正しい知識から
伊ヶ崎綾香さんが耳かきのことを詳しく説明するお話。

「まずは基礎の基礎 耳垢の分類について 説明していきたいと思います」
伊ヶ崎さんは可愛くて穏やかな声の女性。
聴き手に付属の冊子を見るように言うと
そこに書いてある耳垢の質の違いや相性のいい器具などを説明し始めます。

本作品は大きく4つのパートに分かれており
最初の3パートは耳質の比較、それぞれの適切な耳かきの手段、使用する器具の説明をし
最後のパート(約35分)で彼女が実際に一通りの耳かきをしてくれます。

耳かき音声は女性が実際に耳かきする様子を表現したものが多いのですが
本作品では耳かきに関する知識の伝授がメインとなっています。

相当にマニアックな内容となってますので
耳かきそのものに一定以上の興味を持っている人向けの作品だと私は考えています。
たぶん耳かき音声を期待して聴いたら「え?」と肩透かしを食らうでしょう。

ただし、癒しに関してはかなりの効果が見込めます。
その大きな理由は彼女が全編囁き声で語りかけてくれるからです。
音声開始1秒から終わりまで100%囁き声です。

最中に鳴る効果音も実際の器具を使用しているおかげでクオリティが高いです。
今まで見ることのなかった新しいスタイルの耳かき音声と言えるでしょう。
耳垢から道具まで手取り足取り
一番最初の「耳質比較」は人間の耳垢をタイプごとに細かく分けて説明するパート。
付属の冊子に書いてある説明を見ながら彼女の言葉に耳を傾けます。
冊子の内容はDLsiteに画像があるようにかなり本格的なものです。

「粉末科のお耳はですね なんといっても ほんとに 自分で出てきてしまうくらい 粉 完全に粉なんですね」
今回紹介する耳垢のタイプは全部で13種類。
乾燥目粉末科、乾燥目固まり科化石属、乾燥目固まり科コロコロ属など
生物学チックな分類をしながらまずは大まかな特徴を説明していきます。
この時点で本作品が相当にガチな内容なのがなんとなくわかっていただけるはずです。

そして続く「みみぼん☆耳かき」パートではさらに深く掘り下げ
掃除をするのに適した器具、掃除のコツ、耳垢の保存方法
発生すると思われるトラブルについて個別にレクチャーしていきます。
耳かきしながら講義をする設定なのでバックで様々な耳かき音が一応鳴ります。

「耳かきなどのヘラ状のものより 粉を絡め取るような形状が○」
説明自体は詳しいしわかりやすいとも思うのですが
やはり耳かきに対してどれだけ興味を持っているかで大きく印象が変わるかなぁと。
話している内容も多くが冊子に書かれていることですし
個人的にはもう少しコンパクトにまとめてくれたほうが聴きやすかったです。

3番目の「ASMR☆耳かき紹介」は耳かきに関する器具を実演形式で紹介するパート。
耳かき棒、梵天、綿棒などお馴染みのものからやや珍しいものまで
その多くを彼女が実際に音を鳴らしながら使用感やおすすめのものを教えてくれます。

「ではまず 40度くらいのぬるま湯に 梵天ちゃんを漬けます」
中でも面白いのが汚れてしまった梵天を復活させるシーン。
その一部始終を説明を交えながら様々な音を鳴らしてやってみせます。
前の2パートに比べると専門性が薄いですし、音フェチ要素もあったりと
音声作品としての持ち味が出ているパートだと思います。

そして一番最後の「りあるたいむ☆耳かき」はいよいよお待ちかねの耳かき。
右耳→左耳の順にタオルで耳を綺麗にするところから始まり
耳かき棒と綿棒で汚れを取り、梵天をかけながら優しく息を吹きかけます。
基本的には家庭的なんですが、耳垢水を使うなど専門的な要素も一部登場します。

耳を拭く際は「ざらざら」と若干圧迫感のある摩擦音
耳かき棒は「そり ずり」と細く硬めの音
梵天は「ぷすぷす すりすり」と柔らかく滑らかな音、といったように
どの工程もリアルで特徴的な効果音が数多く登場し、耳を楽しませてくれます。
それもそのはず、彼女がリアルタイムで耳かきをしながら録音されています。

「理想の音は まだまだ遠い」
最中のセリフも今までに比べるとかなり少なく
彼女が耳かきに没頭している様子がよく表現されています。
今回は演技ではなく素の彼女の呟きが聴けるのもいいですね。
耳かきに対する熱意やこだわりを感じるセリフがいくつも登場します。

このように、耳かきをとことん追求した音声が楽しめます。
耳かきを学べる作品
音声としての耳かきを表現している、というよりは
リアルで耳かきをする/してもらう際に役立つ知識を伝授してくれる作品です。

伊ヶ崎さんは2時間以上にも渡る時間のすべてを耳かきに関する内容で統一し
その中で誰でもわかるように少しずつ掘り下げる形で講義を進めます。
耳かき自体が日本人なら割と馴染みの深いものですし
冊子もあるので聴いてて何を言ってるかがわからないことはさすがにないでしょう。
やや難しいのだけど噛み砕いた説明をしてくれています。

ですが最初の3パートが彼女の趣味全開の内容になっているため
「この作品を聴いて誰でも楽しめるか?」と言われると正直自信がありません。
私も耳かき音声を聴くのは好きですが一部で引く部分がありました。
そういう意味ではかなり人を選ぶ作品だと考えています。

最後の耳かきはすごく良いんですけどね…。
もう少し効果音に寄った構成の方が音声作品として楽しめると思います。

個性的なんだけど大衆向けではないと判断し、今回は以下の点数とさせていただきました。
2時間20分で500円とコスパは抜群に優れてますから
内容に興味を持った方なら点数以上の満足度がきっと得られます。

CV:伊ヶ崎綾香さん
総時間 本編…2:17:02 フリートーク…3:12

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

【耳かき・マッサージ】君の隣で【方言ボイス】

サークル「Project E.L.C」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、先輩に密かな想いを寄せている後輩が
およそ1時間にも渡って耳かきや耳のマッサージを丁寧に行います。

サービスそのものをリアルに演出するよりも
数々の効果音を重点的に楽しんでもらうASMR(音フェチ)要素の強い内容になっており
最中は2人の会話を必要最低限に留め
その代わりに質感や動きが適度に切り替わる多彩な音をたっぷりと鳴らしています。
先輩の家でまったり耳かき
後輩に耳かきと耳のマッサージをしてもらうお話。

「先輩ー ねぇ 本当に耳かきやんの?」
後輩は明るくて可愛い声の女の子。
先輩の家で彼に「耳かきして欲しいと」言われ
戸惑いながらも了承するところから物語は始まります。

本作品は総時間60分のうち40分を耳かき、15分を耳のマッサージに割き
その中で耳かき棒と指で耳を揉む音だけをとことん聞かせてくれます。
音声の時間が18分程度しかないくらい音に寄った作りをしていますから
声よりも心地よい音を楽しみたい人には相当に向いている一品と言えます。

「あっ! わかった 先輩のことやから どうせテレビとかで 耳かき屋さんの特集とか見たんやろ?」
じゃあ後輩の存在感がまったく無いかと言われるとそうでもありません。
年齢相応の砕けた口調に加えて終始名古屋弁で語りかけてくる面白いキャラをしています。
そこまでべったりしていないところを見るとまだ恋人同士にはなってないのでしょう。

声優さんがその地方の出身らしく、聴いた限りでは確かにスムーズな話し方をしています。
ですが彼女自身が若いからかイントネーションは標準語に割と近く
主に語尾で名古屋っ子らしさを出しているシーンが多いです。
何でも方言にするのではなく、会話の中に自然な形で方言を織り交ぜている感じです。
音を前面に押し出したサービス
彼女が最初に行う耳かきはおよそ41分30秒間。
膝枕の体勢で耳かき棒のみを使い右耳→左耳の順に掃除するシンプルなものです。

耳かき棒は「ざりざり ずずっ」と乾いた軽い音が使われており
基本的には短いストロークで奥から手前に掻き出したり
耳の壁を優しく擦る実際の耳かきに近い動きをしています。

片耳20分と相当に長い時間が取られているのを考えて
3分程度経つと音の質感や動きが微妙に変化する凝った演出がされています。

例えば序盤は割とクリアな音だったのが
中盤あたりに差し掛かると穴の奥を掃除するときに鳴るような低く篭った音へと変化します。
そして終盤になると今度は「じりじり」という細く高い音が鳴り始めます。

残念ながら彼女がどこをどのように掃除しているかの説明をしてくれないので
耳かきの具体的な様子は聴き手が思い思いにイメージする必要があります。
ですが音自体は結構リアルですし、耳かきをされている雰囲気は十分出ていると言えます。

「こうやって ガリガリやられても 痛くない? へ? むしろ気持ちいい?」
後輩の様子はと言うと、他人に耳かきをするのが初めてなこともあり
ところどころで軽く会話をする以外は黙々と行っています。
効果音をたっぷり楽しんでもらうために敢えてこうしたのでしょう。

ですが個人的には微かな吐息を漏らす、バックで時計の音を鳴らすなど
空間を感じられる演出があったほうがよりリアルな耳かきになったと思います。
耳かき中はほぼずっと効果音が鳴る=彼女が一切休憩をしないとか
途中で取れた汚れをティッシュに置くといった動作を挟んでいないため
サービスのリアルさという点では色々首を捻る部分が見られます。

耳かきの後に始まる耳のマッサージは15分ほど。
引き続き膝枕の状態で体の向きを正面に戻し
彼女が指で両方同時に揉みほぐします。

こちらも「すりゅっ しゅりっ」という若干引っかかりのある滑らかな摩擦音がメインです。
左右で微妙に動かし方を変えているのがリアルでいいですね。
もう少しゆっくり動かしたほうがよりマッサージらしくなるとも思うのですが
音の質感や動かし方自体はかなり優れていると言えます。

このように、大ボリュームの効果音を中心としたサービスが繰り広げられています。
音に癒される作品
後輩よりもサービスごとに鳴る効果音のほうに魅力を感じる作品です。

サービスの内容を2つにまで絞りこみ
効果音の質や動きを微妙に変化させて耳に心地よい刺激を与えてくれます。
一般的な耳かき音声に比べて効果音の比率が極端なまで高く
女性の声よりも音に癒しを感じる人ほど大きな癒しが得られます。

その一方で耳かきをしてくれる女性の存在を感じたい人や
耳かきそのもののリアルさを追求する人には不向きと言えます。
前者は後輩のセリフがぎりぎりまで切り詰められていること
後者は悪い言い方をすれば効果音を垂れ流しているように見えるのが主な理由です。

安定して高い評価を得ている一線級のサークルさんの作品では
音の質感や動かし方だけでなく、鳴らす長さやタイミングまで図りながらサービスを行っています。
そして耳かき棒でのお掃除以外に綿棒や梵天といった別の道具・手段を用意し
それらを組み合わせることで実際の耳かきに近づけようとしています。

私個人は効果音のボリューム重視、リアルさ重視いずれも需要があると考えています。
ですからサークルさんが前者を目標とされているのならこのままでいいと思いますし
後者なら音の扱い方をもう少し工夫されたほうがいいと思います。

一般的な耳かき音声とは違うタイプの耳かきをされています。
処女作を出されてからまだ2ヶ月くらいしか経ってませんし
もしかしたらまだ方針を決めかねているのかもしれませんね。
方言はセリフのボリューム的におまけに近い要素です。

耳かきに関する音で楽しませてくれる作品です。
1時間で100円とコスパが非常にいいですから興味を持った方はお気軽にお試しください。

CV:未桃べるなさん
総時間 本編…1:01:05 ボイスのみ…18:14

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

彼女とイチャイチャラブラブ安眠音声

サークル「みじんこ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、素朴で恥ずかしがり屋な可愛い彼女が
添い寝をしながら穏やかな眠りへと導いてくれます。

恋人という特別な関係を意識した演出がふんだんに盛り込まれており
彼女は「大好きだよ」など心が浮き上がるセリフを何度も投げかけながら
抱きついたりキスをしたりして心と体の両方を温めてくれます。



彼女と2人で過ごす穏やかなひと時
彼女に添い寝されながら眠りにつくお話。

「おつかれさま 今日も一日 頑張ったね」
彼女は明るく温かい声のお姉さん。
毎日の生活を頑張っている主人公に添い寝をしながら
優しい言葉と肌の温もりで疲れた心と体を癒してあげます。

本作品は「エロ抜きのイチャラブ作品を」というファンからの要望を受けて
恋人同士の仲睦まじいやり取りを描きながら癒しを提供します。
作中では2人が胸を合わせるように抱き合ったりキスをするシーンもありますが
エッチな描写は一切なく、純粋に彼女の温もりだけを感じさせてくれます。

また彼女は全編にわたってゆっくりとしたペースで話し
セリフの間も意識して長く置きながら語りかけてくれています。
これが作品全体にのんびりとした雰囲気を与えています。

「いっぱい いっぱい 頑張ったね おつかれさま」
「私は あなたが頑張ってること知ってるから いっぱい いーっぱい褒めてあげる」

そして彼女は音声の冒頭から心身が疲れている主人公を気遣って
心にプラスに働く言葉をこれでもか、というほどたっぷり投げかけてきます。
もちろん乱発するのではなく、シーンに応じた優しい言葉をかけてくれますから
後になるほど心がほっこりするような温かい気分が沸いてくるでしょう。

音声が始まって3分ほど経つと、彼女が彼のベッドに潜り込んで添い寝をします。

「私の触れた部分が だんだん 温かくなってくるよ ゆっくり ゆーっくり 温かくなるよ」
右手、左手、そして胸をお互いに合わせながら
彼女は催眠音声における暗示のような表現で体の温かさを伝えてくれます。
こういうことにはあまり慣れていないのか、彼女が時折恥ずかしがるのもポイント。
自分のためだけに頑張ってくれているのが感じられ
それが彼女に対する安心感や信頼感を生み出しています。

一緒のベッドで密着して抱き合うこと自体が他人には絶対にできないことです。
こんな感じで本作品は恋人ならではの要素を数多く散りばめながら
彼女に寄りかかり、癒しが得られる心境へと導いてくれます。


添い寝を始めてからおよそ8分後、2人の体が十分に温まったところで
彼女は今度は心の中を温めようと愛の言葉を投げかけたりキスをします。

「だって 好きだもん 大好き 好き 好きだよ」
「あなたの 大切な時間の一部を私がもらって こうして 一緒に過ごせる ほんとに幸せ ありがとう」

大切な人だからこそ言えるストレートな言葉の数々
そして相手を癒せていることに幸せを感じている彼女の姿が微笑ましく
思わず頬が緩んでしまうほどのあまあまな雰囲気に満ち溢れています。

キスシーンでは彼女からキスをせがんでいるのがいいですね。
彼女に求められることは即ち自分が必要とされていることを意味します。
こちらが彼女に癒してもらい、その事実に彼女も幸せを感じている。
この対等な関係こそが恋人らしさを強烈に印象付けています。

このように、2人の関係を意識した効果的な癒しが繰り広げられます。



「ありのまま」に癒される作品
素朴な彼女が癒しながら心と体を委ねてくれる姿に癒しを感じる作品です。

彼女はこちらの疲れの原因を探るようなことは一切せず
自分の体を使って体を温めたり、優しい言葉をかけるだけを行ってくれます。
これらは癒し系のサービスとしてシンプル極まりないものなのですが
恋人にしか見せられない彼女の素顔が随所にあらわれ
それが彼女と自分が特別な関係にあることを感じさせてくれます。

本作品の最大の魅力は彼女が一切を偽らない、飾らないことにあると思います。

「私と同じ気持ち 同じ温度 お揃いって嬉しいよね?」
「一緒にいられる時間は ずっと一緒にいたいな」

作品のコンセプトを考えれば彼女が色々お世話するのが順当なのですが
彼女は主人公を癒しながら自分自身も同じく癒しを求めます。
要は適度に甘えてくるわけです。

女性に色々やってもらう、甘やかしてもらうことに癒しを感じる人もいれば
逆に女性に頼られることに安らぎを感じる人もいます。
この2つの要素をバランスよく配置しているからこそ
彼女との間に強い一体感が生まれ、より多くの人が癒しを感じられるのだと思います。
一見普通なのですが、内容は明らかに他の癒し系作品と違う部分を持っています。

恋人同士の「当たり前」をそのまま音声化したような作品です。
属性を問わず、癒しを求めるすべての人に強くお薦めします。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 本編…24:44 おまけコメント…7:56


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

【耳かき】耳かき安眠店 道草屋  せり ver1.5【耳舐め】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

癒し系音声としてもはや定番になっている「道草屋」シリーズ。
その2作目に当たる本作品は、いい意味で店員らしくないのほほんとしたお姉さんが
添い寝をしながら耳かきや耳舐めのサービスを行います。

最近の道草屋作品のように環境音を鳴らす演出はされていないものの
リアルで多彩な効果音と彼女のキャラの両方が強烈な個性を放っており
前者は実際にお店にいるかのような落ち着いた雰囲気を
後者は大人の女性に寄り添う安心感を感じさせてくれます。



大人びてるけどちょっぴり抜けてる店員さん
道草屋の店員「芹」から耳かきや耳舐めのサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ えーっと 耳かき安眠コースで ご予約のお客様ですね?」
芹は明るくのほほんとした声のお姉さん。
お店にやってきたお客をにこにこ顔で出迎えると
手を取りながらお部屋へと案内します。

道草屋は2013年末頃に第一作が発売され
現在までに15もの作品がリリースされている大人気シリーズです。
数百もの耳かき音声が発売され続けている中、本シリーズが絶大な人気を得ているのは

1、効果音のクオリティが極めて高い
2、店員たちがそれぞれに違ったタイプの個性を持っている


以上の2点が理由と私は考えています。
本作品に限らず、本シリーズを初めて聴いた人の多くがきっと驚くでしょう。

1番目の効果音は2人が挨拶を交わし、部屋へと移動する際に鳴る足音や
入る際の障子を開け閉めする音、サービスの前に上着を脱がしてもらう音など
ありとあらゆるシーンで非常にリアルな音が鳴ります。

サービスのメインが耳かきですから耳かき音に目がいきがちなのですが
それ以外の部分もしっかりと考えながら鳴らすことで
音声作品によくある説明的なセリフを極力排し
その結果実際のお店に近い自然な雰囲気が形成されています。
音そのものだけでなく演出面でもずば抜けて優れたものを持っています。

「人生楽しいーって顔をしとけば いつもの冷凍焼き鳥だって フォアグラ味ですよ …私 フォアグラ食べたことないんですけどね うふふっ」
2番目のキャラについては冒頭で不安そうな顔をするお客に
ちょっぴり間の抜けた事を言ってリラックスさせるシーンなどがあります。

彼女は店主でありお店の中では最年長者にあたる大人の女性なのですが
きめ細かいサービスとは裏腹に声質や会話の内容はどこか子供っぽさが残っており
そのギャップがなんとなく心を和ませます。
母性を感じる人もいれば可愛いと思う人もいるでしょうね。

そして彼女は全編を通じてとてものんびり、ゆったりと話します。
この適度な間が物語に静かさや落ち着きを与えています。



温もりを感じる様々なサービス
「深呼吸の次は あったかタオルで お耳を温めて よーくほぐしちゃいますね」
部屋に移動した後、一番最初に行うサービスは耳の温め。
軽く深呼吸をしてから芹がタオルで両耳を同時に拭いてくれます。

「ごわごわ ずりずり」というざらつきのある籠った音が鳴り響くのですが
実際に耳を覆われているような圧迫感を感じるほどにリアルです。
音だけで感触まで伝わってくる作品はなかなかありません。
体験版の1分あたりのところで聴けますので気になった方はお試しください。
また左右で別々の音を鳴らすなど細かい部分もきっちり押さえながら行っています。

メインのサービスとなる耳かき&耳舐めは34分30秒ほど。
膝枕ではなく添い寝をしながら耳かき棒を使って耳の溝や中の大きな汚れを取り
ベビーオイルに浸した綿棒で細かい部分をお掃除
仕上げに弱めの息吹きを2回してから各5分ほど耳を舐めます。

耳かき棒は「カリカリ ジジッ」と乾いた軽い音
綿棒は「ごわごわ しゅりしゅり」と耳かき棒より柔らかく滑らかな音が使われており
前者は奥から手前へかき出したり小刻みに擦ったり
後者はあまり大きく動かさず回転させるような動きをします。

全体的に乾燥した音が使われているため
耳の中が乾いている人にはリアルに感じる反面
湿っている人だと「自分のとは違うかな?」と思うかもしれません。
音自体はリアルなのですが若干人を選ぶようにも思えます。

ですが例えば耳かき棒だと溝をお掃除するときは全体的にストロークを短く
穴の中では大きく力強く、といったように
動きに関してはどのシーンも相当にレベルが高いです。
音を数回鳴らしたら必ず小休止を挟んでいますし
実際に耳かきを行ったときにどう音が鳴るかをかなり研究されているのでしょう。

「よく 差し入れにビールとか いただくんですけど 心外です …黒ヱビス 好きです」
また耳かき中の芹は最初にどのへんを掃除するかを言った後は
適度に間を空けながら他愛もない話題を振ってきます。

こういう時に耳かきや健康に関する豆知識を披露する作品もあるのですが
道草屋は家庭的な専門店を目指しているような作風ですから
何気ない話をする方向で癒しを与えてくれることが多いです。
そして同時に彼女はだんだんと声をぼんやりさせて眠そうな雰囲気を出してきます。
そののんびりとした雰囲気につられて眠くなる人がきっといるでしょう。

「きーつーねーの おーやーこーが まーたーあーしーたー」
そしてすべてが終わった後、彼女に添い寝されながら眠りにつきます。
眠気を妨げないように声を抑えた優しい子守唄がとても心地よく
聴いている間は眠気を押さえるのに苦労しました。

このように、リアルな音と声を巧みに使った癒しのサービスが繰り広げられます。



道草屋にいる気分が味わえる作品
初期の作品でありながら十分すぎるほどの癒しのパワーを持っています。

芹の説明的なセリフをできるだけ減らし、その分を効果音を使って補うことで
その場にいるかのような自然な雰囲気を作り上げています。
もちろん要所ではきちんと説明が入るのですが
それがなくても把握できるほどに効果音が洗練されています。
発売から1年以上経った今でも、これを超える音を出せている作品は多くありません。

「お客様を癒し ぐっすり寝ていただくそのお顔に わりかし 喜びとか感じてますから」
そして減らしているからこそ、芹のセリフに大きな価値が生まれています。
彼女はお客に対して自分の思っていることを割とストレートに伝えます。
その飾らない姿が効果音には無い人としての温もりを感じさせてくれます。
2つのまったく違った要素がガッチリ噛みあって作品のレベルを押し上げています。

私は道草屋シリーズを今回でコンプリートするくらいに聴いているのですが
やはりどの作品でも序盤で述べた2つの特徴を大事にしています。
「耳かき音声なんだから効果音がリアルならそれでいい」と思う人もいるかもしれません。
でも色々聴いていると相手の女性に個性がある方がずっと癒されます。
そしてこれらのバランスを高いレベルで絶妙なまでに維持しているからこそ
他の作品とは違った独特な癒しを感じるのです。

数ある耳かき音声の中で確実に上位に食い込む品質を持っている作品です。
この後に続くシリーズの源流にもなっている一品ですから
これから道草屋に触れるような方には特にお薦めしたいです。

CV:雁庵うずめさん
総時間 52:32


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
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追記
第一作とのセットバージョンもあります
「【耳かきセット】道草屋 すずしろ&芹ver1.5【耳舐め】」

【耳かき】セーラー服の君【癒やし】

サークル「Project E.L.C」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今年の8月に活動を開始されてから既に3作品をリリースされている同サークルさん。
その最新作にあたるこちらは、コスプレをしてくれる変わった耳かき専門店を舞台に
気さくな女の子が十分な時間を取った耳かきをしてくれます。

セリフよりも効果音のボリュームが圧倒的に多い音フェチ向けの作りをしており
綿棒を中心とした特徴的で比較的耳に優しい音をたっぷり鳴らしながら
時折親しみを感じるセリフを交えてほのぼのする雰囲気を作り上げています。
同い年の女の子による丁寧な耳かき
「コスプレ専門耳かき屋 きさら」の店員に耳かきをしてもらうお話。

「コスプレ専門耳かき屋 きさらへようこそ!」
店員さんは明るくて可愛い声の女の子。
来店したお客のリクエスト通りセーラー服姿で迎えると
耳かきの準備として自分の膝に頭を置くよう言います。

本作品は40分を超える総時間のほぼすべての時間を耳かきに費やし
その中で綿棒や梵天による多彩な音をたっぷりと聞かせてくれます。

セリフだけだと12分くらいですから、効果音の割合が相当に高い作品と言えるでしょう。

これだけ音に偏っていると当然気になるのが効果音の質。
活動開始からまだ日が浅いこともあり、ところどころで気になる部分もありますが
それでも現時点で十分なレベルを持っています。
詳しくは追々説明しますけど動かし方が多彩だし力加減も考えられています。
音重視なだけにかなりこだわった音が使われています。

「私ね こうやって耳かきしてると落ち着くんだ」
耳かきをしてくれる店員さんの存在も忘れてはいけません。
一般的な耳かき音声に比べると話すシーンは少ないものの
良い意味で専門店らしからぬフレンドリーな口調で終始語りかけてくれます。

時折謎を含んだセリフを言ってきたりもしますから
彼女とお客の人間関係を予想しながら聴いてみるのもいいでしょう。
専門店よりも家庭に近い雰囲気を持った耳かきです。
大ボリュームの特徴的な耳かき
本作品で行われる耳かきはおよそ40分間。
膝枕の体勢で右→左耳の順に綿棒を使って汚れを取り、仕上げに梵天をかけるシンプルなものです。
息を吹きかけたり耳舐めをするシーンはありません。

耳かきは「ずずー じょっじょっ」とやや幅広くざらつきのある音が使われており
短めのストロークで耳の壁をなぞるような楕円形の動きをする時もあれば
特に汚れている部分をこそぐような小刻みな動きもします。
明らかにループとは違う変幻自在な音を聴かせてくれます。

さらに左耳の前半は全体的に大きく動かしていたのが
14分ほど経つと「じりじり ずっ」と綿棒を回転させているかのような音へと変化します。
店員さんの説明が無いので実際に何をしているのかはわかりませんが
おそらく前半は耳の穴の入り口や浅い部分、後半は奥のほうを掃除しているのだと思います。

本作品ならではの要素は右耳と左耳で効果音に明らかな違いがあること。
先ほど説明したのは右耳に限ってのことで
左耳に入ると右よりも面積の狭い効果音を前後に動かすように鳴らし始めます。
もしかしたら右と左で別タイプの綿棒を使ってるのかもしれませんね。
動かし方も変化に富んでいて実際の耳かきに近い感じが出ています。

音のクオリティは左耳の中盤あたりまではかなり力加減が抑えられており
ざらつきはあるんだけど頭にそれほど響かず心地よい刺激を与えてくれます。
ただし、それ以降はゴリゴリとした音へと変わってますので
ボリュームを大きくしていると頭が多少痛くなるかもしれません。

意識的に変えているのか、それとも録音した結果たまたまこうなったのかはわかりませんが
同じ器具を使っている設定なのに効果音の質がここまで違ってくるのは
耳かきとしての統一感に欠けるようにも思えます。
まとめると、音質に一部難があるのを除けば比較的レベルの高い効果音です。

「これからは私を指名してくれる? んー たぶんその必要はないんじゃないかな? どういう意味だって? うふふっ さぁ どういう意味なんだろうね」
最中の店員さんは1~3分耳かきをする合間に他愛も無い話を二言三言します。
彼女がアルバイトとしてここで働いてるため専門性のある話題はほぼ出てきません。
同年代の女の子と普通に話しているような和やかな空気が漂っています。
そして彼女は上のセリフのような思わせぶりなことを言ってきたりもします。

2人がどういう関係なのか、最終的にどうなるのかは伏せておきますが
耳かきをしてもらっている雰囲気作りのサポートに役立っています。
ただ他愛も無い話題がほとんどなので、お話に彼女らしさがもう少し欲しいようにも思えます。

このように、多彩な音を中心とした耳かきが繰り広げられています。
重厚な音の数々を楽しませてくれる作品
店員さんよりも効果音の方が大きな存在感を持っている作品です。

出会いの挨拶や事後のやり取りを3分程度の時間にまで圧縮し
それ以外は綿棒による様々な耳かき音をたっぷりと鳴らしてくれています。
時間の長さはもちろん、シーンごとに大きく変化することや
1回1回の細かな動きに至るまで音に違いがありリアルな耳かきを作り上げています。

聴いた感じですと実際に手で動かしながら録音されたのでしょう。
立ち上げたばかりとは思えないほどのしっかりした品質と個性を持っています。
そして経験を積んでいけばもっと良い作品を作れる大きな可能性も秘めています。
今後の活躍がかなり期待できるサークルさんですね。

ですが専門店形式の割にはサービスが大人しいこと
効果音の質にムラがあること、店員さんのセリフが少なく存在感も薄いことなど
耳かき音声として物足りなく感じる部分もそれなりに見られます。
良いところが色々あるだけにもうちょっと完成度を高めて欲しいです。

耳かきの醍醐味とも言える「音」を使って癒しを与えてくれる作品です。
価格がたったの200円とコスパに優れてますので
気になった方は体験版を是非お試しください。

おまけは店員さんの声だけを抜き出した音声です。

CV:藍月なくるさん
総時間 本編…42:39 おまけ…12:48

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
コスパがいいので+1してあります。

RelaMIMI.exe

サークル「はとのす式製作所」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

同サークルさんの有料音声処女作にあたるこちらの作品は
バーチャルな世界に住む心優しい女の子が耳かきをしながら主人公を癒します。

「脳インストール」というシステム、回を重ねるごとに進化していく女の子のサービスなど
一般的な耳かき音声とはちょっと違った独特の世界観を持たせながら
多彩な効果音を上手に使い分けて耳かきらしさを演出しています。
脳に直接データを送り込む本格的なバーチャル空間
RelaMIMI.exeを起動し、そこにいる女の子に耳かきをしてもらうお話。

「バイノーラルリラクゼーション RelaMIMI.exeを起動いたします」
オペレーターは淡々と話す落ち着いた声のお姉さん。
主人公がRelaMIMI.exeを利用するまでの案内役として
ソフトの機能説明や快適に聴くための環境設定などを行います。

このRelaMIMI.exeはPCのような他のデバイスを用いず
脳に直接データをインストールして楽しむソフト。
その場にいながら別の場所で耳かきを実際にされている気分を味わうことができるそうです。
近未来に登場しそうな新たなハイテク技術、といったところでしょうか。

「オートマチックモデリングソフトが あなたの考えたお部屋を ご用意いたします」
そんな背景を踏まえて、冒頭のパートではオペレーターが音声を聴く際の注意をしながら
ソフトを起動するまでの諸々のプロセスを説明してくれます。
時間は3分弱とかなり短いですし、雰囲気作りのための演出と見ていいでしょう。
専門店とは違った珍しいコンセプトを持つ耳かき音声ですね。

「こんにちはー うふふっ びっくりしちゃった?」
女の子は甘く明るい声の女の子。
ソフト起動後はオペレーターから彼女へと語り手が切り替わり
日を跨ぐ形で合計2回の耳かきを行います。

耳かきという同じサービスをなぜわざわざ2回に分けて行っているのか。
それは彼女が主人公の体質や嗜好を学習し、それに合わせて成長する能力を持っているからです。
おかげで2回の耳かきは使う器具や進め方がまったく違うものになっています。

中でも耳かきのキーとなる効果音にかなり力を入れており
扱う器具によって音質や動かし方をきちんと変えながらサービスを行ってくれています。
詳しいところはこの先説明しますが、処女作として見ればかなりレベルの高い耳かきをされています。
数種類の綿棒を使い分ける変化に富んだ耳かき
1回目の耳かきはおよそ8分30秒間。
膝枕の体勢で右耳→左耳の順にまずはスパイラル綿棒を使って大きな汚れを
細いベビー綿棒で小さな汚れを落とします。
仕上げの梵天や息吹きはありません。

スパイラル綿棒は「ぞりぞり じじっ」とやや尖った軽い音
ベビー綿棒はスパイラル綿棒に比べて平べったく重い音が使われており
前者は穴の手前から奥へ押し出すように、後者はそれに加えて耳の壁をなぞる動きをします。

2回目も含めた耳かき全体を通じて効果音にノイズが結構混じっているのは残念ですが
音の質感や動かし方については実際のサービスにかなり近いものになっています。
特にベビー綿棒は軽い引っ掛かりがあるおかげで耳に適度な刺激を感じます。
時折ゴリっとしたやや耳に響く音が鳴るシーンがあるため
1回1回の動きをもう少しゆっくり、優しくするともっとリアルになるでしょう。

「耳に息がかかると気持ちいいの? そうなの? ちょっとデータを更新しておくわね」
最中の女の子は吐息を漏らすくらいで基本的には無口なのですが
器具を切り替える時などに耳かきの感想を尋ねたり
こちらの反応を確認し、それを学習する様子が見られます。
次回以降の耳かきでより大きな満足を与えるためにカスタマイズしていくわけです。

後日に行われる2回目の耳かきは11分ほど。
同じく膝枕で右耳→左耳の順に2種類のローションつき綿棒を使用し
指で耳全体をマッサージしてから拭き取り、最後に軽く息を拭きかけます。
綿棒を使っているところ以外はほぼ別の耳かきといった感じです。

ローションつき綿棒は「じりじり ずずっ」とやや重くざらつきのある音が使われており
1本目は耳の壁をなぞるように軽く円を描きながら
2本目は奥から手前に長めのストロークを描く形で動かしていきます。

2本目は1本目に比べてローションをたっぷりつけている設定がされているため
効果音も意識的に滑らかなものとなっています。
ですがどちらもローションの割には湿り気と言いますか、ぬめりが足りなく感じます。
綿棒を擦っている対象の材質が堅いのかもしれません。

「気持ち悪くは無いわ あなたのものは 何だって可愛く見えるのよ」
最中の女の子とのやり取りについても学習に集中していた1回目に対し
2回目は女の子が軽くからかったり、自分の悩みをこっそり教えたりと
実際の耳かきにより近い温もりが表れています。
両者を聴き比べた限りではやはり2回目の方が質が高く感じました。

このように、器具や方向性の異なる2つの耳かきが楽しめます。
音重視だがキャラも立っている作品
「脳インストール」の世界を前面に押し出しながら様々な効果音を聴かせてくれる作品です。

冒頭のオペレーターのアナウンスや耳かきシーンにおける女の子のセリフによって
この世界がバーチャルな空間であることを適度に意識付けています。
そして女の子もシステムに沿った形で2回の耳かきを行っています。

耳かき音声ではあまり見かけない設定なので違和感を覚える人もいるかもしれませんが
やってることは普通の耳かきとほぼ同じですし、女の子の声も人間とまったく違いはありません。
あくまで作品の個性を出すためのスパイスとして活用する程度に留めています。

そして個々の耳かきでは別々の器具を使うことで技術の向上っぷりを
女の子の態度を若干変化させることで2人の親密度の変化を印象付けています。
過去に別種の耳かきをする作品が他になかったわけではないのですが
ここまであらゆる部分を変えている耳かき音声はなかなかに珍しいです。

効果音は処女作として見れば十分なのですが
これより上を目指すとなるとノイズや動かし方を見直す必要があるでしょう。
特に動かし方は音をしっかり鳴らすために全体的に力強い音が使われていますし
より自然な音を出すためのさじ加減が求められます。
次回作以降でどれだけクオリティアップするかに期待したいです。

主に様々な音を使って耳を楽しませてくれる作品です。
体験版が約18分とかなりの長さになってますから
それを聴いてピンときた方は是非ともお試しください。

CV:女の子…沢野ぽぷらさん オペレーター…真白まろんさん
総時間 29:17

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はサークルさんのサイトにあります

追記
体験版はこちらにあります。
http://hatonostyle.com/post/123271284546/relamimi-exe-300dl

ボクっ娘魔法少女の耳かき

サークル「めがみそふと」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、世界の平和を日々守っているボクっ娘の魔法少女が
丁寧なマッサージや耳かきで癒しを提供します。

サークルさんが大事にされているキャラや人間関係といったボイスドラマの要素に加えて
今作では彼女の声や効果音の質も大幅にパワーアップしており
そのリアルでクリアな音声が彼女の近さや温もりを感じさせてくれます。
魔法少女と過ごす癒しのひと時
魔法少女にマッサージと耳かきをしてもらうお話。

「えっへへー ただいま~♪ 今日も悪いヤツいーっぱい倒してきたよ」
魔法少女は明るくて優しい声の女の子。
深夜、隣に住む主人公の家にやって来ると
眠そうな彼に耳かきをさせて欲しいとお願いします。

彼女は魔法少女ということで色々なものと戦っており
その原動力となる魔力は人々から癒しを集めることで補充できます。
しかし彼女の正体やそのことを知っているのは彼ひとり。
そこで彼に頼んで定期的に耳かきなどをさせてもらっている、というのが物語の背景です。

「キミの耳かきしたいとかじゃなくて あ 別に嫌じゃないんだよ むしろ嬉しいっていうか あううっ」
彼女は自分のことを「ボク」と呼ぶボクっ娘。
しかし声質や仕草は女の子そのもので、日常的に耳かきをしている彼に対しても
事あるごとにちょっぴり恥ずかしそうにする初々しい仕草を見せます。

サービス自体は肩のマッサージや耳かきをする至ってシンプルなものなのですが
このドラマ性が作品全体にほのぼのとした雰囲気を与えています。

また彼女にサービスをしてもらっている気分をより出すために
声の位置が左右に動いたり急接近したりと適度に変化します。
新型の録音設備を使用されているとのことで声質・位置いずれもクオリティが極めて高く
特に耳元で語りかけてくるシーンでは軽く耳をくすぐられるような心地よい感覚が味わえます。

萌えを感じる彼女の可愛いキャラと声のリアルさ。
この二つが本作品の大きな特徴であり魅力です。
音を重視したリズミカルな癒しのサービス
魔法少女が最初に行ってくれる肩のマッサージはおよそ12分間。
軽くチョップするように左右の肩を適度に叩いてから揉みほぐします。

肩叩きは「とんとん とんとん」と軽く肉がぶつかるようなリズミカルな音が左右交互に
肩揉みは「すっ すりー ぎゅっ」と滑らかに揉み込む音をゆっくりと鳴らします。
いずれも音の質感や位置取りがしっかりしておりマッサージらしさが十分に出ています。

どちらかというと肩叩きの方が刺激が強いぶん心地よさを感じるでしょうね。
強すぎず、かといって弱すぎない適度な衝撃が肩のあたりに伝わってきます。

「指に力が入りすぎてもダメなんだよ 大切なのはちゃんと優しく掌で包んであげること」
最中の魔法少女は「うんしょ よいしょ」と小さく掛け声を上げながら一生懸命頑張ります。
会話はそこまで多くはないものの、声の位置が丁度真後ろから聞こえてくるため
彼女が実際にそこにいるような雰囲気が出ています。

バイノーラル録音を扱った作品は現在数多く販売・公開しているのですが
この前後の声の位置をはっきりと演出できている作品は意外に少ないです。
左右に比べて明確な違いが出しにくいのが理由のひとつです。
作品の売りである「声のリアルさ」を活かしたシーンと言えるでしょう。

続くメインのサービスとなる耳かきは22分間。
膝枕の体勢で左→右の順に特性の耳かき棒で汚れを取り
仕上げに数回息を吹きかける家庭的なものです。

耳かき棒は「ぞり ずずっ」と軽く尖った音が使われており
奥から手前に向けてリズミカルに掻き出すように動きます。
また本作品では耳の穴の手前→奥とお掃除する位置が二箇所あるため
奥を掃除するシーンでは音が一段階低くなり力強さも増す、といった変化も見られます。

道草屋や休日屋といった現在人気を博している耳かき音声に比べて
耳かき音が全体的にゴリっとしたパワフルなものになっているため
寝ながら聴くにはやや不向きなのですが、普通に聴くぶんには十分なクオリティを持っていると言えます。

「ほーら 魔法の耳かきで耳かきされると力が抜けて眠くなっちゃうけど とーっても気持ちいいんだよね」
魔法少女も眠そうにしている主人公を邪魔しないようにと優しい言葉をかけてあげます。
ここもマッサージと同じく「んっ っしょ」と小さい吐息を漏らす時間が長めに取られており
サークルさんが音を中心に楽しんでもらいたいと考えられているように思えます。
静かな空間でリアルな音を楽しむ癒しのひと時です。

このように、シンプルながらも心のこもったサービスが繰り広げられています。
キャラを活かしたオーソドックスな作品
可愛い魔法少女が優しく癒してくれる温かみに溢れた作品です。

彼女は表面上は魔力を吸収するため、実際は大好きな人を幸せにするために
自分なりに考えながら精一杯のご奉仕をします。

専門店形式の作品ではないため、サービス自体にはそれほど真新しい要素はありません。
ですが彼女の可愛い声や初々しい仕草には「相手を癒したい」という強い思いが込められており
それが知らず知らずのうちに伝わって心と体の緊張を解きほぐします。
本作品における彼女の存在は相当に大きいです。

そして彼女の息吹を音声だけで聴き手に最大限に感じ取ってもらうために
新機材によるクリアでリアルな声を上手に用いています。
中でも耳元に急接近して語りかけてくるシーンの声は本当に素晴らしいです。
めがみそふとさんの過去の耳かき作品に比べて音声のレベルが格段にパワーアップしています。

癒しのサービスを構成するもうひとつの要素にあたる効果音については
一部で気になる部分があるものの、全体として見ればやはりレベルは高いです。
デリケートな耳の奥を掃除する際にもう少し弱くゆっくり動かしていれば尚良かったです。

萌えと癒しの両方の気分が味わえる作品です。
これだけのボリュームとクオリティで価格が200円とコスパが良いのもポイント。
体験版ではマッサージパートがまるまる聴けますので、気になった方は是非お試しください。

CV:藍沢夏癒さん
総時間 本編…41:33 コメンタリー…3:55

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
コスパがいいので+1してあります。

休日屋 ━丹の家━

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今年4月に発売された大人気作品「休日屋」の続編にあたる本作品は
可愛い女の子と一緒に過ごす田舎の休日を隅から隅までお届けします。

専門店よりは家庭に近いのんびり、まったりしたサービスを行ってくれるのが特徴で
耳かきやマッサージはもちろん、お散歩や花火といった何気ないものも取り入れながら癒しを与えてくれます。
都会を離れて田舎でのんびり
休日屋の店員「安土日向(あづちひなた)」と一日を過ごすお話。

「あっ! こんにちはー こっち こっちですよー」
日向は明るくて優しい声の女の子。
とある夏の日、休日屋にやってきたお客を駅まで迎えに行くと
一緒の日傘に入りながら歩いてお店に向かいます。

休日屋は都会で忙しい日々を送っている人々に個別に手紙を送り
来てくれた人には無料で様々なサービスをしている変わった専門店です。
サービスの内容は汗拭き、かき氷、マッサージ、お散歩、花火、お風呂での洗浄、耳かき、添い寝、朝食など
専門店では定番のものからあまり見かけないものまで多種多様。
まさに休日を丸々切り取ったかのような充実したひと時が味わえます。

総時間が3時間30分(おまけも合わせると約4時間)と大ボリュームなため
今回は個人的に気になったサービスをいくつかピックアップしながら紹介します。
価格がたったの200円とコスパが驚異的に良いですから興味を持った人が聴く分には100%損はしません。
ですから残りの部分は聴いてのお楽しみとさせてください。

作品全体における大きな特徴はリアルな効果音や環境音が効果的に使われていること。
冒頭のお客が乗った電車が到着するシーンでは
電車の音はもちろん、ドアが開くのと同時にセミや鳥の鳴き声が聞こえ始めるなど
その場の様子を細かな変化も見逃さずに音だけでリアルに表現しています。

日向や彼女の姉の安土日登魅(あづちひとみ)もそれなりにしゃべるのですが
聴いた限りではやはり音を中心に構成されている印象を受けます。
特に今回は場所や時刻の変化による環境音の移り変わりに力を入れることで
夏のとある一日の様子を臨場感たっぷりに演出しています。
定番のものから変わったものまで
ここからは本作品ならではのサービスの中からかき氷とお散歩を
他の作品にもある定番のサービスとしてお風呂と耳かきを個別に紹介していきます。

日向がかき氷を振舞ってくれるのは4番目の「夏といえば!」パート(約9分間)。
お店の縁側で彼女が手動のかき氷機でかき氷を作り、日登魅を含めた三人で食べます。

日登魅「あっ 私メロンがいいわ メロンー」
日向「はいはい 自分でかけてくださいねー」
氷を削る際に鳴る「シャリ シャリ」という小気味のいい音が耳に心地よく
姉妹のテンポのいいやり取りやかき氷につきものの頭がキーンとなるシーンなど
夏らしさを押さえながら癒しも感じるほのぼのとした一幕が楽しめます。

本作品における日登魅は日向がいない間にお客にちょっかいを出したり
逆に二人がより親密になれるよう密かにサポートするゲストキャラみたいな位置づけです。
専門店といえばお客と店員が一対一であれこれすることが多いだけに
彼女の存在がちょっとしたアクセントになっています。

そして先ほど説明した「環境音の移り変わり」が最も如実に表れているのが6番目の「お散歩」パート。
13分ほどをかけて近所の川辺まで歩きお店に戻ってくる至ってシンプルな内容なのですが
1分ほど経つとセミが止まっている木を通り過ぎたのか、鳴き声が徐々に近づいてから遠ざかっていったり
しばらくすると今度は鳥が鳴くようになり、それに合わせて川のせせらぎが少しずつ近づいてくるなど
二人が移動している様子がほとんど音だけで見事に表現されています。

こういう環境音がリアルタイムで変化する作品は、他のサークルさんで1作出ているくらいで非常に少ないです。
音質自体も極めてリアルですし、すべてが自然だから聴いていてとても落ち着けます。
本作品の音の良さがよく表れているパートと言えます。

対する後半に登場する定番のサービスはいずれも20分前後と時間が長く
質の高い音の数々を落ち着いた雰囲気でたっぷりと楽しませてくれます。
中でもサークルさんが最も得意とされている耳かきは2パート55分(おまけも合わせればさらに増えます)もあり
そのまま寝てしまいたくなるほどの大きな癒しのパワーを秘めています。

その前に紹介するお風呂での洗浄が登場するのは9番目の「夏のお風呂!」パート。
水着姿の彼女に背中を流しシャンプーとトリートメントをかけてもらってから一緒に湯船に入ります。

「次に シャンプーなんですけど じゃーん 冷やしシャンプー!」
ここでは夏に合わせて冷やしシャンプーを使っているのがいいですね。
「ぽしゅ しゅくっ」という独特な効果音を左右別々の位置やペースで鳴らして洗い
それからしばらく放置してパチパチと泡が弾ける音を楽しみます。
シャンプー音が耳に与える心地よい刺激が癖になる人もいるでしょう。
水着姿を見られてちょっぴり恥ずかしがる日向の姿も初々しくて可愛いです。

そして本作品では最も長い時間が取られている日向の耳かきは31分間。
耳の外側を蒸しタオルで拭き、膝枕の体勢で右耳→左耳の順に耳かき棒と綿棒を使って汚れを取り
仕上げに梵天をかけながら数回息を吹きかける丁寧なスタイルです。
ちなみにもうひとつのパートは後日お客の自宅で日登魅がしてくれます。

耳かき棒は「すり ぞり」と比較的滑らかで乾いた音
綿棒は「すすっ ちり」と軽い圧迫感のある柔らかいとした音が使われており
前者は耳の壁を奥から手前に優しく引っかくようにゆっくりと
後者は軸をゆっくり回転させて汚れを絡め取っていくように動きます。
サークルさんの過去作同様極めて質の高い耳かきと言えます。

「気持ちいいです? 癒されてますか? 私も あなたにする耳かき 幸せですよー」
どの音も力加減が弱められているので30分聴き続けたとしても耳が痛くなる可能性は低く
日向の微かな吐息や幸せそうなセリフも心を温めてくれます。
ここまで来るとバックでは控えめな鈴虫の声が鳴るようになり
前半とはまるで違う静かな夜の雰囲気を醸し出しています。

このように、明るい癒しと落ち着いた癒しの両方が味わえる濃ゆいサービスが繰り広げられています。
季節感を大事にしている作品
夏という題材を様々な部分に織り交ぜながら癒してくれる作品です。

本作品ならではのものから王道的なものまで数多くあるサービスを
時間や場所の変化を意識しながら上手に繋げて夏の一日を演出しています。
専門店におけるサービスは個々が独立している場合が多いのですが
本作品には内容はまったく違ってもサービスごとにきちんとした関連性があります。
例えばお店に来るまでに汗をかいたからタオルで拭き、それから涼を取るためにかき氷を食べるといった感じです。

サービスの内容も夏の中にある涼を感じさせるものが多く
それをバックで流れるセミの鳴き声や風鈴の音が盛り上げます。
効果音と環境音のレベルが高く扱いにも長けているサークルさんだからこそ作れる作品です。

「私もこの一日を ずーっと忘れません」
それらを行ってくれる日向の存在も忘れていけません。
田舎の子らしい純真で献身的なキャラが癒しを与えてくれます。
前作では効果音が圧倒的に強く影が薄い印象を受けたのですが
今作では日登魅とのやり取りも交えつつ彼女らしさをしっかりアピールしています。

今の季節にぴったりな癒し系作品です。
サービスのクオリティの高さ、ボリュームの多さ、それに対する価格の安さを考慮し
本作品をサークルさんでは5本目の満点とさせていただきました。

おまけは「ある日の休日屋」です。

CV:日向…浅見ゆいさん 日登魅…藤堂れんげさん
総時間 本編…3:28:20 おまけ…32:17

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
おまけの「ある日の休日屋」はニコニコ動画に投稿されている「声付き耳かき音を作ってみた20」と同じです。
購入を迷われている方は参考に聴いてみてください。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm26778548

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