同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:Crescendo

   ● 癒し上手なノノさん
   ● 出張癒し専門店ターコイズ5本目ー姉再来ー
   ● メイドのマナちゃんに癒してもらおう
   ● ―しろなのお家コース―ヒーリングサロンシエル
   ● -本格耳かきコース-ヒーリングサロンシエル
   ● ー癒しのひなコースーヒーリングサロンシエル
   ● 出張癒し専門店ターコイズ4本目
   ● 癒しの夢列車くつろぎ
   ● 魔王モニカの癒しの万魔宮
   ● いっしょに飲むっス




サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、疲れてる人を癒すのが大好きな女の子が
街中で偶然見かけた人に長時間の健全なサービスをします。

多種多様かつリアルな音をたっぷり鳴らすASMR成分の高い作りが魅力で
序盤は顔、中盤以降は耳の内外とケアする場所を変えながら
王道のものから珍しいものまで色んな音を登場させて癒しの空間を作ります。
セリフはかなり少ないですから安眠のお供にも役立つでしょう。
質と量を兼ね備えたASMR
那須原 野々花(なすはら ののか)が7種類の癒しのサービスをするお話。

「もし もしー ちょっとそこのあなた 話を聞いていきませんかー?」
野々花は甘く可愛い声の女の子。
帰宅途中の主人公に声をかけ、癒しを求めてるか尋ねると
近くにある自分の部屋へ案内します。

本作品は仕事ではなく趣味で癒しに関する研究をしてる彼女が
心と体に疲れを感じてる彼をおよそ250分に渡りとことんお世話します。
時間が非常に長い状況を活かしてサービスの種類を豊富に用意し
さらにセリフよりも音の割合をかなり高くして耳と心に心地いい刺激を送ります。


Crescendoさんは有料作品をかれこれ4年以上制作されてる実力派のサークルさんです。
今作もその例に漏れず質と量を合わせ持った完成度の高い作品に仕上がってます。
音重視といっても時間がこれだけ長ければ会話もそれなりにあります。
ほのぼのした声と世話好きな性格が音とは別の癒しを与えてくれます。

作品固有の特徴として挙げられるのは珍しい音をいくつも取り入れてること。
アロマキャンドル、イヤーキャンドル、アイスグローブといった
他では見かけない器具を使って個性的な音を鳴らします。

どのパートも時間に対する音の種類は少なめにして
動きを変化させながらひとつひとつをじっくり鳴らす形で進めます。
耳かきも90分以上ありますし、王道からマイナーまで幅広く揃えた安定感のある構成になってます。
ゆっくり流れる時間を楽しみながら
10分程度の前置きを挟んだ後に始まる3パート85分間は個性的な音を鳴らすシーン。
02はアロマキャンドル&イヤーキャンドル、03はアロマディフューザー&顔剃り
04はアイスグローブによる耳や顔のマッサージと内容を大きく変えてケアします。

「マッチ箱の音って結構 シャカシャカって優しくていい音だと思うんですけどね」
そして本作品の売りであるリアルで優しい音の数々が耳を楽しませてくれます。
02パートはまずマッチ箱をシャカシャカ振って音を鳴らし
アロマキャンドルは「ぱちぱち」、イヤーキャンドルは「さーー」という控えめな燃焼音がします。

通常のアロマキャンドルだと音は鳴らないのですが
作中で使うものは芯が木でできてるらしくミニ焚火のような音が鳴ります。
それに対してイヤーキャンドルは耳に刺すから音の位置が近いし軽い閉塞感もあります。
位置、距離、感触といった音質以外の部分にもこだわってるからリアルに感じるわけです。
素朴なサービスで実力をアピールできるところも凄いなと。

「このマラカスみたいな形のガラスがアイスグローブで 特殊な不凍液が入っています」
個人的に一番好きな音は04パートのアイスグローブ。
中に液体が入った丸底フラスコのようなガラスを耳や顔に当てます。
容器を揺らす時のたぽたぽした音や、上下に反転させた時のこぽこぽした音など
水に関する音を至近距離で鳴らして癒しと清涼感を与えます。

アイスグローブを使う音声作品は他に聴いたことがありませんし
本作品の持ち味がよく出てるパートだと思います。
24分ほどあってこれだけでもかなりの癒し効果が見込めます。

続く3パート139分間は耳の内外を綺麗にするシーン。
05はカップを使って耳を温めた後にこんにゃくスポンジ
06は指を使った2種類の耳マッサージ
07はオイル綿棒、綿棒、梵天を組み合わせた耳かきをします。

そしてここからはパートごとの時間がさらに長くなります。
41~52分と一般的な音声作品の半分くらいボリュームがありますし
やることを少なくする代わりに左右をじっくりやって音を楽しみやすくします。
それでいて単調さを感じないのは動きやリズムを小まめに変えるからでしょう。
耳マッサージや耳かきはオイルの有無で質感が微妙に違っててサークルさんのこだわりを感じます。

「こんにゃくスポンジを見たことありますか? これがそうなんですけど なーんかちょっと硬そうですよね ふふん それが甘いんですよ」
この中で個性が最も強いのは05パートに出てくるこんにゃくスポンジ(約13分)。
本物のこんにゃくよりもやや乾燥した「ぽりぽり」という小気味よい音を鳴らします。
最初は片耳、次は両耳を同時にゆっくり丁寧に動かしてました。
自信満々そうな彼女の様子も微笑ましいです。

それに対して07パートは最も王道のサービス(約51分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順にまずはオイルつき綿棒で穴の中を湿らせ
それから乾燥した綿棒→梵天→3回程度の息吹きと繋いで綺麗にします。
優しい音だけが鳴り続けるひと時はとても静かで落ち着いてました。
疲れてる人が聴いたら寝落ちしそうなくらい安らぐ空気が漂ってます。

実際に聴いた感想ですが、手堅さとチャレンジ精神を両方持つ内容になっててすごく良かったです。
前者は耳かきや耳マッサージといった他の作品でもよく見かけるサービス
後者はアイスグローブやこんにゃくスポンジが該当します。

Crescendoさんは耳かき音声を数多く制作されてますから
そこをしっかり押さえたうえで新しい分野に挑戦するのは理想的と言えます。
4時間以上あるのに聴き終えたら「もう終わりか」という気分になりました。
通しで聴く人はさすがにいないでしょうけど、無駄に長いって感覚は特にしないです。
大ボリュームのASMR作品
リアルで癒される音をたっぷり楽しめる大衆性の高い作品です。

野々花は疲れを感じてる主人公に癒しのひと時を提供しようと
自分の研究室へ案内してからまずは珍しい音を鳴らして心を浄化します。
そして中盤以降は耳マッサージや耳かきをじっくりやって体も綺麗にします。

人を癒すことが大好きな女の子が長時間に渡る癒しのサービスをするシチュ
セリフよりも音の量を遥かに多くしたASMR成分の高い作り
メジャーなものからマイナーなものまで幅広く用意した音の数々。
サークルさんの強みを活かしながら新要素を加えて質をさらに上げてます。

中でも3番目はひとつひとつの音に十分な時間を割いてるおかげで
他では聴けない音をじっくり楽しむことができます。
音の鳴らし方にもこだわりがあって完成度がすごく高いです。
会話は大部分がサービスや状況説明に費やされてるので寝ながら聴くのにも適してます。

これだけの質とボリュームで価格は660円とコスパも抜群。
以上を踏まえてサークルさんでは16本目の満点とさせていただきました。

CV:思ちぽさん
総時間 4:07:24

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、人間とタコの特徴を合わせ持つスキュラのお姉さんが
以前お世話したことがある男性を夢の中でたっぷり癒します。

水分高めで弾力のある触手音をたっぷり鳴らす音重視のサービスが行われており
序盤はマッサージ、中盤以降は耳かきとやること自体は王道で固め
他作品でよく聴く音をできるだけ使わずに表現して彼女にお世話されてる雰囲気を作ります。
音を通じて微弱な刺激や圧を与えるシーンが多いですから心地よさも感じるでしょう。
夢の中でも触手まみれに
スキュラのラーネがマッサージと耳かきをするお話。

「んふふ 寝てる寝てる こーんな顔で寝ちゃって 可愛いんだー」
ラーネはのんびり話す可愛い声の女の子。
主人公の夢に入り込んで右耳をいじり始めると
目覚めた彼にここがどこかや事情を話します。

本作品は2018年から続いてる人気シリーズの第5弾。
ターコイズの店員をしてるラーラの姉が、およそ180分間の健全なサービスで彼をとことん癒します。
マッサージ42分、耳かき114分と両方に十分すぎる時間を用意し
パートごとにやることを変えながらリアルで優しい音をたっぷり鳴らします。

「出張癒し専門店ターコイズ3本目ー姉襲来ー」の続編にあたりますが
ストーリー性はほとんどないので未視聴でも大丈夫です。

「硬くなってる首のとこ 吸盤で ちゅっ ちゅって吸って 血流を良くしますね」
そして彼女は手や器具よりも足(触手)を使って彼をお世話します。
にちゃにちゃした粘性と弾力のある水音を至るところで鳴らしながら
撫でる、かき出す、吸盤で吸い上げるなどの動作を使い分けて隅々までケアします。

触手音もしっかり入ってますから非現実的なサービスでもリアルに感じるでしょう。
通常の耳かきもやって両者の違いを分かりやすくする工夫もされてます。

音に強いサークルさんなだけあって効果音の品質も非常に高いです。
質感、位置、距離、動き、深さ、面積など色んな部分にこだわって作られてます。
また販売ページの説明文で「触れられていないのに触れられてる感触」とおっしゃられてるように
音が鳴るたびに軽い刺激や圧迫感を感じられるシーンが多いです。

全体的に動くペースはゆっくりなので耳や頭に響くほどではありません。
彼女に直接撫でられてるような心地よさを音で伝えてくれます。
サービス中はセリフの量がかなり少ないですし、安眠のお供にも役立つでしょう。

「手だと結構難しいんですけど 力加減とか大丈夫です?」
彼女については「世話好きなお姉ちゃん」と呼ぶのがぴったりな女性です。
彼の気持ちを尊重したり気遣いながらサービスを進め
彼が癒しや眠気を感じてる姿を見るとすごく嬉しそうな表情を見せます。
金品を要求することもないですし、ただ甘やかしたいからやってるのが伝わってきます。
音が織りなす癒しの空間
6分程度の会話を終えた後に始まる2パート42分間はマッサージ。
「02 お口のマッサージ」は口の中
「03 肩と腕のマッサージ」は肩や腕と場所を変え、どちらも触手で丁寧に行います。

「喉が荒れると 体が熱くなって ダルくて動けなーい なんてこともあるから ちゃんと うがいとかも しないとダメですからね」
彼女はターコイズの店員ではないはずですが
そこで働いてる妹のラーラに触発されて色々勉強したそうです。
02パートはトーンが低くこもった水音をゆっくり鳴らして自分の粘液を口の中に染み込ませます。
何をしてるか簡単に教えながら進めるのでイメージもしやすいです。

ここは簡単に言うと触手を使った歯磨きみたいな内容ですね。
前作のターコイズ3でも歯磨きをしてましたから、それをパワーアップさせたのだと思います。
口の中を触手が動いてる感じが出るように微弱な振動を小まめに送ってました。
頬の内側を撫でるシーンがありまして、そこでは耳のやや下が軽く圧迫される感覚がします。

03パートは後半に吸盤で吸うシーンがあるのが特徴です。
「きゅっ」という空気交じりの音が上下にゆっくり動きます。
また最初は手、次は触手でマッサージして音の違いを楽しませてくれます。
位置と動きも小まめに変わりますし、過去作で培ってきた技術を投入して高品質なサービスに仕上げてます。

続く4パート114分間は耳かき。
膝枕の状態で右耳→左耳→両耳の順にまずは触手を使ってお世話します。
そして最後は乾いた綿棒とふわふわ(たぶん梵天)を使い分けて水分を取り除きます。

触手耳かきは「すちゅっ」という水気のあるややざらついた音が使われており
耳の外側や溝を撫でる、穴の壁をなぞる、さらに奥を優しく擦るなど色んな動きをします。
片方ずつやる時は外→穴の入り口→穴の奥と3段階に分けてやりますから
音の深さ、トーン、刺激の変化を実感しやすいです。
1パートあたり30分ある状況を活かしてゆっくりじっくり進めます。

音声を聴いてみると耳かき棒や綿棒よりも面積が広いことに気づくでしょう。
タコの足を挿入されてるのが音だけで伝わるように量感にもこだわってます。
両耳を同時にお世話する時は左右の深さを多少変えたりと、細かな気配りが随所で見られます。

「いつまでも こうしていられたらいいのに」
そしてここまで触手尽くしだったからこそ、07パートの綿棒が新鮮に感じます。
「ずすっ」という乾いた音をやや素早く鳴らす軽快なもので
耳の内外に付着した触手粘液を丁寧に絡め取っていきます。
耳掃除は前の3パートでほぼ終わってますから仕上げみたいな位置づけです。
彼女も間もなく終わることを名残惜しそうにしてて耳かきを楽しんでるのがわかります。

実際に聴いた感想ですが、作品の大部分で流れる触手音がものすごくリアルでした。
質感だけじゃなく位置取りや動かし方にも気を配ってて
スキュラがマッサージや耳かきをしてる様子を高いレベルで形にできてます。

各サービスについても安定感があって癒しのパワーが強いです。
前作よりも1時間くらい長くなった状況を活かしてゆっくりのんびり進めます。
特に耳かきは前作が25分でしたからおよそ4.5倍になってます。
場所が夢の中なら長くやっても耳を傷めることはないですし、そういうところも考えて作られてます。
個性的だし癒される作品
他のサークルさんはもちろん、Crescendoさんの他シリーズでもお目にかかれないサービスを存分に味わえる大変優れた作品です。

ラーネは以前お世話したことがある主人公と再び幸せな時間を過ごそうと
夢の中に入り込んで彼の同意を得てからまずは長めのマッサージをします。
そしてその後は触手と綿棒を使い分ける大ボリュームの耳かきで耳と心を綺麗にします。

優しくて甘やかし上手なスキュラのお姉さんがマッサージと耳かきでとことん癒すシチュ
触手でサービスするシーンを沢山用意し、リアルな音を駆使してそれを表現するASMR色の強い作り
音を通じて触覚を刺激してより臨場感を出す演出。
全年齢向けで極めて高い実力を持つサークルさんらしい個性と品質を合わせ持つ作品に仕上がってます。

中でも2番目は「どこを聴いても触手」と言えるくらい量が多いのに加えて
その表現方法も練りに練られててスキュラらしさがしっかり出てます。
サービスに合わせて触手音もきちんと変わりますし
過去作よりもさらに上へ行こうとする気概が込められてます。

シリーズ全作を聴いてる私が驚いたくらいですから
ターコイズを今作から聴く人なら余計そう思うんじゃないでしょうか。
音を通じて感触も伝えてくるから音が良いだけに留まらない魅力を秘めてます。

これだけの質とボリュームで価格は550円とコスパも抜群。
以上を踏まえてサークルさんでは15本目の満点とさせていただきました。

CV:みもりあいのさん
総時間 2:54:06

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、お屋敷でメイドをしてる世話好きな女の子が
そこの主に多種多様かつリアルな癒しのサービスをします。

セリフよりも音の割合を高くしたASMR色の強い作りが魅力で
前半は肩や頭部、後半は耳とお世話する部位を切り替えながら
耳に優しい音をたっぷり鳴らして心の芯から癒します。
仕事の後も癒してくれるメイド
メイドのマナちゃんがマッサージや耳かきをするお話。

「あ、ご主人様 どうも」
マナちゃんは丁寧語で話す甘い声の女の子。
屋敷への帰り道で主人公と偶然会うと
折角だから少し回り道して帰ろうと言います。

本作品は他のメイドと一緒に彼の屋敷で働いてる彼女が
仕事終わりの時間を利用しおよそ160分間の健全なサービスをします。
プライベートなお世話をする設定なので挿し絵のように私服で相手し
プロらしい流れるような手つきで幅広いご奉仕をします。

最大の魅力は最中に鳴る音。
サービスはもちろん、それ以外の行為にもリアルな効果音を鳴らす凝った作りになってます。
例えば最初の「01帰り道」は買い出しを終えた彼女が彼と一緒に屋敷へ戻るのですが
足音、自販機に小銭を入れる音、飲み物が出てくる音、栓を開ける音など
ちょっとしたものまですべて音を入れてその様子をリアルにお届けします。

このパートだけは野外なので控えめな環境音も流れます。
自販機の前にいる時だけ稼働音が聞こえるところにこだわりを感じました。
屋敷に着いた後もセリフをできるだけ挟まず音で表現するスタイルを取ってます。

サービスについては上半身のマッサージ、スクイーズの音を鳴らす
頭や耳のマッサージ、そして耳かきと音が活きるものを取り揃えてます。
総時間が長いのでセリフもそれなりに入ってますが、音のほうが存在感は大きいです。
本作品でしか聞けない変わった音も登場したりと本当に内容が充実してます。

パートに対して鳴らす音の種類は少なめな代わりに
数秒単位で位置、リズム、動かし方を変えることで単調さを防いでます。

音が鳴るたびに微弱な振動が伝わってくることも多くて心地いいです。
私には音の奇抜さよりも質を重視してるように映りました。
音が織りなす癒しの空間
屋敷に着いた後から始まる4パート75分間は音による癒しとマッサージを組み合わせたもの。
「02マナちゃんのお礼」は泡時計の音を聞いて落ち着ける空間を作り
「03マッサージ」は肩、背中、首筋のマッサージ
「04スクイーズ」はスクイーズ(低反発の粘土のようなアイテム)を耳元で鳴らします。
そして「05ヘッドマッサージ」はスプレーをかけながら頭皮を揉んで血行を良くします。

「水の中にいるみたいで 不思議な音 癒されるなぁ」
02と04は音が特徴的なパート。
泡時計はこぽこぽと水の中にいるような清涼感のある音
スクイーズは「きゅるっ」という弾力のある音を耳の近くで鳴らし心をほぐします。
後者は水分高めのもの、乾いたもの、シリコンの突起がついたものと3種類ありまして
どれも音の質感が違うASMR好きには堪らないサービスです。


一応耳のマッサージもやってるようですけど、それよりも音を楽しむ意味合いのほうが強いです。
音に定評のあるCrescendoさんなだけあってどれもリアルで優しい音に仕上がってます。

それに対して03と05は王道のマッサージ。
うなじを撫でる時は「ずり ずり」という若干ざらつきのある摩擦音
肩を叩く時はとんとんいう弾力のある音を左右交互でリズミカルに鳴らします。
両者でケアする部位が違うおかげで同じマッサージでも位置と動きにそれなりの違いが見られます。
また05は「ぷしゅー」というスプレーの音を小まめに挟み、マッサージの音も若干泡交じりになってます。

この4パートだけでも癒しのパワーが非常に強いですから
疲れてる人が聴いたら寝落ちするかもしれません。
マナちゃんも音をじっくり楽しめるようセリフをあまり挟まずにお世話します。

続く3パート70分間は耳のケア。
「06耳のマッサージ」は泡、パック、ジェル、指を順に使ってマッサージし
「07耳かき右」と「08耳かき左」は2種類の綿棒、梵天、軽い息吹きで耳の中を綺麗にします。

サービス自体は割と王道ですが、ここも音の違いや動きの多彩さで面白みを出してます。
06パートはそれぞれで質感や湿度に明確な違いがありますし
07~08も粘着綿棒と普通の綿棒を使い分けて音の違いを楽しませます。
サークルさんの得意分野ということで動きのレベルも非常に高いです。

「この綿棒でくっつけるのは 結構コツがいるんですよ」
この中だと私は粘着綿棒が一番好きですね。
「ぞりゅっ」という若干湿った摩擦音が耳の壁を撫でるように動きます。
最初は長めのストロークだったのが、しばらく経つと短く往復するものに変わります。
普通の汚れと頑固な汚れを両方落とす様子を音の違いで表現してます。

このように、最大の武器である音をふんだんに活用した静かで落ち着くサービスが繰り広げられてます。
質の高いASMR作品
王道のサービスを中心に据えたうえで遊び心も持たせてる大変癒される作品です。

マナちゃんは日頃お世話になってる主人公をスッキリさせようと
まずは特徴的な音を鳴らすサービスとマッサージで主に上半身をケアします。
そしてその後は耳に的を絞り、十分な時間をかけてマッサージと耳かきをします。

優しくて世話好きなメイドがご主人様を健全に癒すノーマル向けのシチュ
セリフよりも音の量を遥かに多くし、あらゆる行為を音で表現するASMR系の作り
時間に対するサービスの種類を少なめにする代わり、変化に富んだ音を鳴らす落ち着いたサービス。
やってることは耳かきとマッサージだけど、一般的なものよりもずっと深みのある内容になってます。

中でも音はどれを取っても癒されると言っていいくらい質が高くて満足しました。
メインにあたる耳かきとマッサージはすごく丁寧に作られてますし
それ以外のちょっとした行為やサービスにもきちんと音を入れて臨場感を出します。
泡時計やスクイーズはなかなかお目にかかれないものなので個性もあります。

これだけ時間が長いなら彼女のキャラをもう少し引き立てて欲しいとも思いますが
ASMR作品でこれだけ音がしっかりしてるのだから些細なことと言えます。
寝る前に1パートだけ聴いても安眠効果が得られるでしょう。

これだけの品質とボリュームで550円ならコスパも非常に良いです。
以上を踏まえてサークルさんでは14本目の満点とさせていただきました。
おまけはYouTubeに投稿されてるマナちゃんの動画の音声部分です。

CV:棗いつきさん
総時間 6:03:06(本編…2:40:57 おまけ…3:22:09)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、プロらしい確かな腕と人懐っこい性格を合わせ持つ女の子が
お店でいつもお世話してる男性を別の場所で癒します。

会話よりも多種多様かつリアルな音の量を多くしたASMR色の強い作りが魅力で
最初はマッサージ、次は耳かきとシーンによってやることを変えながら
パートごとに使う器具や左右を切り替えて優しい音をたっぷり鳴らします。
耳かきの時間が96分もありますから好きな人ほど満足できるでしょう。
お店の外でもしっかりサービス
ヒーリングサロンシエルの店員「朝霧代菜」が自宅でマッサージや耳かきをするお話。

「やぁ 遅くなっちゃった…お あれ、お客様 いらっしゃいませ じゃないか」
代菜は甘く可愛い声の女の子。
休業日だと知らずにお店を訪れた主人公に挨拶すると
そのまま帰すのも可愛そうなので代わりに自宅へ案内します。

本作品は現時点で8本出てる人気シリーズの最新作。
性格はちょっぴり抜けてるけど腕は確かな彼女が
これまで何度も指名してもらってる彼をおよそ180分に渡って健全に癒します。
今回はお店が休みということで場所を近くにある彼女の自宅に設定し
そこでマッサージと耳かきに絞り込んでそれぞれをゆっくりじっくり行います。

シリーズものですがお話は毎回独立してるので過去作未試聴でも問題ありません。
当サイトではこれも含めて7作品のレビューを掲載してます。
「ヒーリングサロンシエル」シリーズ

一番の魅力は最中に鳴る様々な音。
音の質感、位置、距離、動きなどあらゆる部分をこだわり抜いた音を組み合わせて
彼女にお世話されてる様子や感覚をリアルに表現します。

いわゆるASMRにあたるわけですが、Crescendoさんは全年齢向けの中で一際優れた品質を持ってます。

例えば冒頭の「01今日は私の家で」は2人がお店の前で偶然出会い自宅へ移動する様子を
会話と音を組み合わせて自然にお届けします。
また自宅に着いた後はエアコンを起動させて風の音や控えめな稼働音を流します。
エアコンひとつを取ってもシーンごとに音が変わるなかなか凝った作りです。

マッサージや耳かきもお店の時に比べて家庭的になってますが
それでも一般的な耳かき音声より内容が幅広く聴きごたえがあります。
定番の音と他では聴けない音を組み合わせて安定感と個性を持たせてます。

「店長とか ひなちゃん先輩も結構遊びに来るんですけど たまに健康グッズ持ってきてくれるんですよ おかげで増える一方で えへへ」
これらの中で交わされる彼女との会話も魅力です。
プロらしくサービスをきっちりこなす一方で、他愛もない雑談を振って和やかな空気を作ります。
お店の外だからでしょうけど、彼女の日常に関する話題がそれなりにありました。
和鳴るせさんの素朴な声とセリフがばっちり噛み合って音とは違う癒しを生み出してます。

ここまでをまとめると音が質量ともに抜群に優れており、さらにキャラも立ってる作品です。
シリーズのファンはもちろん、そうでない人もきっと癒されると思います。
総時間が長いので途中で寝落ちする可能性もそれなりにあります。
時間がゆっくり流れる穏やかな空間
代菜の家に移動した後に始まる3パート59分間は首、肩、耳のマッサージ。
「02定番のマッサージから」は素手で
「03マッサージボールです」は木製のマッサージボールを使って
「04すっきりオイルマッサージ」はオイルを手につけてとやり方を変えてじっくりお世話します。

そして本作品の売りである音が早速威力を発揮します。
02パートは手のひらで両肩をさすさすと擦ったり、ぽんぽんと優しく叩くところから始まり
拳を作って左右の肩を交互に叩く、手を組んで肩や首の付け根を優しく叩く
チョップみたいに手の側面でリズミカルに叩くなど色んな手段で凝りをほぐします。

すごくシンプルな内容だからこそ、サークルさんの音作りに対するこだわりがわかりやすいです。
位置、距離、リズムもばっちりですしバックで流れるエアコンの音も日常感を与えてくれます。
会話は何をするかの説明や他愛もない雑談をちょこちょこします。

「ほのかなヒノキの香りと こつ こつってボール同士が当たる音が どこか温かくて 眠くなってきちゃいます」
この中で一番珍しいのは03パートのマッサージボール。
「こつ こつ」という軽くて硬い音を背中の後ろあたりでゆっくり鳴らします。
たぶん2つのボールを転がすように動かしてるのでしょう。
彼女の得意料理に関する話もするなど素朴さや家庭らしさを感じるサービスになってます。

続く7パート96分間でするのは耳かき。
膝枕の体勢でまずはゴムでできた耳ブラシを使ってお掃除し
それから竹の耳かき、2種類の綿棒、パフと梵天を使い分けて右耳→左耳の順に綺麗にします。
05パートだけ左右両方を行い06~08は右耳、09~11は左耳をケアする流れです。

マッサージの1.5倍以上の時間を割いてるだけあって癒しのパワーがすごく強いです。
どのパートも12分程度あるおかげで個々の音をじっくり楽しめますし
器具ごとに質感や動きの違いもあって同じ耳かきでも感触が変わります。

例えば最初に出てくる耳ブラシは「じょりっ」という粗くて柔らかい音だったのが
次の竹耳かきに移ると「ぞずっ」という乾いてて平べったいお馴染みの音へ変わります。
綿棒はオイルに浸したものと乾燥したものを順番にやりますし
長時間のサービスにありがちな単調さを見事に打ち消してます。

「私だって今日はお休みだし まーったりお話ししながら 耳かきしても いいですよねー」
セリフの内容も左右で違います。
右は何をするかの説明や器具をどう動かしてるかといったお店でよくやる会話だったのが
左に入るとどんな耳かきが好きかとか、今の気持ちなど彼女自身に焦点を当ててます。
お店だとどうしてもサービス優先になりますから、この機会に素の彼女を表現したかったのだと思います。

といってもずっとしゃべり続けるのではなく
しばらく音だけを鳴らしてから時々話すASMR寄りの作りです。
耳かき終了後は寝ている彼を起こさないように彼女があれこれするパートもあったりと
過去作よりもキャラを掘り下げて彼女の人柄が伝わるように組み立ててます。

せっかく自宅へ来たのにお店と同じではもったいないですからね。
サービスに支障が出ない範囲で違いを出してます。

このように、最大の武器である音を存分に活用したうえで自宅感も表現した飾らないサービスが繰り広げられてます。
素朴で優しい作品
キャラ、セリフ、音、サービス、雰囲気のすべてが優しい癒し効果抜群な作品です。

代菜は休業日にわざわざお店へ来てくれた主人公をいい気分で送り出そうと
近くにある自宅へ招待し、そこでマッサージと耳かきをゆっくりじっくり行います。
そしてこれらの様子を多種多様かつリアルな音で表現しながら
何気ない会話も適度に挟んで癒される空間を作ります。

良い意味で店員らしくない女の子が仲の良いお客を自宅で癒すノーマル向けのシチュ
セリフよりも音の割合を高く設定し、耳と心に優しいものを多数揃えてたっぷり鳴らす質の高いサービス
気さくに接しながら親身になってお世話する代菜の人柄。
シリーズの強みを受け継いだまま新しい方向へ発展させてます。

特に音は現在活動されてる全年齢向けサークルさんの中でも最高クラスに位置します。
単に質感が良いだけじゃなく、実際のサービスにできるだけ近づけてるハイレベルなものです。
音を通じて微弱な振動や圧も伝わってきますし、目を瞑って聴けば実際にされてるのに近い感覚が味わえます。

「なんか あっという間だったなー」
あとは普段よりも彼女の内面に光を当ててるのが面白いです。
さすがに恋愛感情は抱いてないと思いますけど
彼のことを単なるお客以上の存在に感じてるように見て取れます。
彼女自身も楽しんでやってますから雰囲気は終始和やかです。

これだけの品質とボリュームで価格は660円とコスパも抜群。
以上を踏まえてサークルさんでは13本目の満点とさせていただきました。

CV:和鳴るせさん
総時間 2:59:49

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、素朴で人懐っこい店員さんが
以前からお世話してるお客を本格的な耳かきでたっぷり癒します。

多種多様かつリアルな音を組み合わせたASMR成分の高いサービスが行われており
どのパートも複数の器具を使い分けてそれぞれに合った質感と動きの音を鳴らします。
メジャーなものから珍しいものまで数多く取り揃えてますから
耳かき好きはもちろん、色んな音を楽しみたい人にも向いてます。
定番のサービスを奥深く表現
ヒーリングサロン シエルの店員「朝霧代菜」が健全なサービスをするお話。

「いらっしゃいませー ヒーリングサロンシエルへようこそー」
代菜は甘く可愛い声の女の子。
予約を取って来店した主人公を嬉しそうに迎えると
必要事項に記入してもらってから手を繋いで部屋へ案内します。

本作品は2018年から続いてる人気シリーズの第7弾。
腕は確かなんだけどちょっぴり抜けたところもある彼女が
以前からお世話になってる彼をおよそ150分に渡ってじっくり癒します。
「本格耳かきコース」と名付けてる通り耳かきの時間と内容を大幅に増やし
定番のものからあまり見かけないものまで幅広いご奉仕をします。

耳かきだけで113分(右耳55分、左耳58分)もある非常に尖った作りです。
全年齢で最もメジャーなサービスだからこそ作り込みに相当力を入れてます。
ASMR作品なので時間に対する会話量も少なく安眠のお供にも役立ちます。

また時間が十分ある状況を活かして器具の種類をかなり多く用意してます。
耳かき棒と綿棒は2種類、梵天は3種類もあるのに加え
それぞれで音の質感や動きをきちんと変えて別の癒しを与えます。
音が鳴るたびに微かな刺激も伝わってくるため心地よく感じるでしょう。

「綿棒や耳かきだと 壁にくっついたのはなかなか取れなくて 逆にくっつけちゃうときもあったりするんで」
合間に入る彼女のセリフも場を和ませます。
2人はすっかり顔馴染みなので店員のイメージよりもやや砕けた態度で接し
自分が思ってることを素直に伝えながら嬉しそうな表情を見せます。

シエルは普段ここまで耳かきをがっつりやることはないので
彼女も初めてのサービスにウキウキしてるように映りました。
和鳴るせ(そらまめ。)さんのナチュラルな演技も彼女の魅力を引き出してます。

質量共に優れたASMR系の耳かきとほんわかしてる彼女のキャラ。
音に自信があるサークルさんらしい深みのある耳かき作品です。
音が織りなす癒しの空間
部屋に移動し施術台へ横になった後から始まる最初のサービスはリラクゼーションタッチ(約18分)。
右耳→左耳の順にある鳥の羽根を使って耳の内外を優しく撫でます。
そしてツボ押ししたり両耳を手で塞いで優しい刺激を与えます。

耳かきが主役の作品なのでここはまだ準備段階に過ぎません。
でも「すしゅー」みたいな耳かき棒に近い音を耳元至近距離で鳴らしてくれてこそばゆいです。
同じ音や動きを繰り返すのではなく、数秒単位でそれらが切り替わるのも良いですね。
プロにお世話されてる様子を音で忠実に表現してリアリティを出します。

その後から始まる耳かきも本当に充実してます。
「03(右)ヘラでマッサージと耳垢はがし(約18分)」はヘラとピンセットで大きい汚れを取り
「04(右)耳かきと細い耳かきで掃除、馬油で保湿(約21分)」は2種類の耳かきと綿棒
「05(右)梵天とヒビキガネ(約16分)」は3種類の梵天を使い分けて隅々まで綺麗にします。

「かるーく 撫でるような感じで 耳の中を手前から奥に 行ったり来たりすると 気持ちいいですよ」
03パートは耳かき音声でも珍しい行為なので
「そしゅっ」という面積が広めで乾いた音をテンポよく鳴らしつつ
どんな風にお世話してるか軽く実況してイメージ力を膨らませます。
ヘラは耳かき棒が大きくなった感じとでも言いましょうか、やや尖ってるのだけど音の幅が広いです。
それに対してピンセットは狭い範囲で穴から出し入れする感じに動きます。

04パートは最もメジャーなサービスを幅広く表現します。
耳かき棒は通常のものと細いものを用意して音だけでその違いを明確に出しますし
綿棒も市販のやつではなく手作りして「ぞすぞす」という粗さがあって若干湿り気を帯びた音を鳴らします。
耳かき棒は太さ、綿棒は水分の違いと被らないようにしてあってそれぞれに違った良さがあります。

「ぽわーんとした音叉の音と合わさって まるで夢の中みたい」
個人的に一番好きなのは05パート。
動物の毛、スタンダードな梵天と繋いでから
ヒビキガネと呼ばれる音叉のような器具と梵天を組み合わせて細かな汚れを取り除きます。
「ぶぅぅぅぅん」という小刻みな振動音が心地よく、音叉よりもトーンが低くて穏やかな気持ちで聴けます。
ヒビキガネは「鈴の音を聞きに」など、ごく僅かな作品にしか出てこないレアなサービスです。

同じ要領で左耳を綺麗にした後、最後に出てくるサービスは耳のマッサージ。
特別な器具は使わず手で丹念に揉みほぐしてから独特な手段で温めます。

「私も お客様を癒せて楽しかった」
ここでは代菜はこれまでを振り返りながら名残惜しそうにするのが印象的でした。
施術中にいつもにこにこしてたところを見ると、彼女にとってもこのコースは良い経験になったのだと思います。
贔屓にしてくれてる彼を送り出す時間が迫ってるのもあるのでしょう。
湿っぽさはありませんけど後ろ髪を引かれる気分がします。

実際に聴いた感想ですが、156分もあるのに「もう終わりなのか」と思うほど耳に馴染む音ばかりでした。
音重視でも代菜の存在感がちゃんとあってシリーズの持ち味が出てます。
耳かきは左右でサービスの内容が大きく変わることはありませんが
右は説明を挟んでわかりやすく、左はセリフを減らしてよりASMR色を強くと多少の違いが見られます。

このように、器具の種類を増やしたうえでひとつひとつをじっくりやる充実したサービスが繰り広げられてます。
耳かき尽くしの作品
耳かきを広く深くお届けする高品質な作品です。

代菜は本格耳かきコースを予約した主人公に満足してもらおうと
序盤から他では見かけないサービスを投入して癒しの空間を作ります。
そして耳かきは合計10種類もの手段を110分以上に渡ってゆっくりこなし
そのほぼすべてでリアルな音を鳴らして聴き手の心もぽかぽかにします。

世話好きで人懐っこい店員さんが常連客に特別なコースを提供するノーマル向けのシチュ
耳かきに最も長い時間を割いて多種多様なサービスをするタイトル通りの内容
セリフよりも音の比重を高くして質感と動きにこだわったASMR色の強い作り。
サークルさんが得意とされてる部分を反映させて重厚な耳かきに仕上げてます。

中でも2番目は王道だからこそ差別化が難しいのに敢えて挑戦し
しかもきちんと自分の色を出せてるのが素晴らしいです。
我々にとってお馴染みの耳かき、綿棒、梵天を使う時間はそれほど長くなく
代わりに珍しいものを積極的に投入したうえで全体のバランスを取ってます。
音の質感、位置、距離、リズム、動きといった細かな部分も非常に良くできてました。

これだけの品質とボリュームで価格は550円とコスパも抜群。
以上を踏まえてサークルさんでは12本目の満点とさせていただきました。

CV:和鳴るせさん
総時間 2:36:05

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、お菓子作りを趣味にしてる可愛い店員さんが
顔馴染みの客に自分の名前がついた特別コースを提供します。

多くのシーンで泡の音を鳴らしながら動きを小まめに変える音重視の作りが魅力で
顔のマッサージ、髭剃り、頭皮マッサージ、シャンプー、アロマボールなど
パートごとに異なるサービスを用意し、それらすべてに泡を絡めてたっぷり癒します。
柔らかさを感じる音が多いですから眠くなる人が続出するでしょう。
色んな泡で癒しをお届け
ヒーリングサロンシエルの店員「黒瀬ひな」からサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ ヒーリングサロンシエルへようこそ」
ひなは甘く可愛い声の女の子。
来店した主人公を嬉しそうに迎えると
書類に必要事項を書いてもらってから施術室へ案内します。

本作品は2018年から続いてるサークルさんの人気シリーズ第6弾。
癒しのサービスはもちろん、お菓子作りや裁縫も得意としてる彼女が
以前からお店を何度も利用してる彼をおよそ150分に渡って癒します。
今回は「癒しのひなコース」という名前なだけあって独自要素が色々盛り込まれてます。
ストーリー性はほとんどないので過去作未視聴でもまったく問題ありません。

「普段はオイルマッサージがメインですが 私のコースでは メレンゲのような特製の泡を使ってマッサージします」
その最もわかりやすい例が泡を使うシーンが多いこと。
シェービングクリームによる髭剃り、泡を使った頭皮マッサージ
シャンプー、アロマボールなどパートごとに違うサービスをしながら泡音をたっぷり鳴らします。
それぞれで使ってる素材が違うので音の質感が多少違いますし
動きについても肩から上の全体を目まぐるしく動いて丁寧にケアします。

序盤から中盤にかけては泡づくしにして終盤は乾燥系の音に切り替えてました。
施術パートはどれも20分以上あるおかげで癒しの音を存分に楽しめます。
耳かき棒などの硬い音はほとんど出てきませんから、実際に聴くとまろやかに感じるでしょう。

シリーズの特徴もしっかり受け継がれてます。
サービス開始後はその様子を実況する以外のセリフをほとんど取り除き
効果音だけが流れる時間を長く取って静かな空間を作ります。

雑談もほとんどしませんからかなりASMR色の強い内容と言えます。
質感も非常にリアルで疲れてる人が聴いたらそのまま眠ってしまうほど癒しのパワーが強いです。

「頭皮の汚れた落ちたら 今度は ぐっ ぐっ ぐっと 力を入れて マッサージ 血行がよくなりますよ」
また実況のセリフは擬声語を多めに盛り込んで柔らかさを出してます。
本作品は泡を使ったサービスが売りですから
サークルさんもセリフの表現をそれに合うように工夫されたのだと思います。
彼女の甘い声との親和性が高く、音とは別の方向から癒しを与えてくれます。
質量共に優れたサービス
受付や着替えといった準備を終えた後から始まる2パート46分間は泡を使ったマッサージ。
「02マッサージ・シェービング(約22分)」は顔を一通り揉みほぐしてから髭を剃り
「03泡で頭皮マッサージ・叩く(約24分)」は頭部全体を撫でたり擦ったりして血行を良くします。

「頬を撫でるように 優しく すっ すっと」
そして開始後はリアルな音と実況のセリフを組み合わせて臨場感を出します。
音だけで十分伝わるシーンはできるだけ話さないようにし
わかりにくいところややることを切り替える時は話しかけてスムーズに進めます。
自分の名前がついたコースをやるので彼女もきっと張り切ってるのでしょう。
専門店ですが事務的感はまったくなく楽しそうな表情でお世話します。

音については元々レベルの高いサークルさんなだけあって非常に優れてます。
例えば02パートは手にクリームを噴射してから若干ざらつきのある水音を頬のあたりで鳴らし
蒸しタオルを顔に乗せて髭を柔らかくします。
それから「ぶぅぅぅん」というトーンが低く小刻みな振動音を鳴らしながら電動シェーバーを動かします。
左右の頬、眉、鼻の下、耳と小まめに移動してました。
シェーバーは振動が伝わってきて軽くマッサージされてる感覚がします。

撫でたり揉むといったそれほど派手じゃない動きが中心だからこそ
その位置、動かし方、リズムといった細かい部分にこだわって作られてます。

20分かけて髭剃りする音声作品もなかなかお目にかかれません。
最初のパートだけでも本作品の良さがしっかり出てると思います。

03パートは音の位置が先ほどよりも上のほうに移り
ムースのような泡音を色んなところで鳴らします。
頭皮マッサージと言えば「ジョリジョリ」とざらつきのある音を使うことが多いので
こういう滑らかな音で表現するのは割と珍しいです。
途中で一度泡を足すシーンもあったりしてリアルに感じました。

中盤の2パート57分間は王道と変わり種を組み合わせてるシーン。
「04シャンプー・トリートメント・ふわふわタオル(約33分)」はシャンプーやトリートメントで汚れを落とし
「05あわあわアロマボール(約25分)」は珍しいアイテムで首から肩にかけて優しく押します。

「なんだか お菓子のクリーム塗ってるみたいで 好きなんですよ これ」
シャンプーは泡との相性がとても良いサービスなのでスタンダードに進めます。
シャワーで頭皮マッサージの泡を洗い流してからシャンプーでごしごし擦り
すすいだ後にトリートメントへ切り替えて髪に潤いを与えます。
彼女もお菓子作りに例えて楽しそうにお世話してました。
時間に対する会話量は少なめですけど、彼女の性格がサービスにきちんと込められてます。

05パートは名前だけだとわかりにくいと思うので説明すると
アロマ石鹸を布でくるんだものを離したり押し付ける感じで進めます。
これまでとは違い布越しに泡がにじみ出るようになってるため
泡と布が混じったような「ぽすっ」という音を鳴らしてました。
ちゃんと解説してくれますから音声を聴いてればどんなものかわかると思います。

本作品で唯一泡を使わないのが最後の「06耳マッサージと耳掃除など(約35分)」。
右耳→左耳の順に軽くマッサージしてから綿棒と梵天を使い分けてお掃除し
最後に弱い風圧で6回くらい息を吹きかけます。

綿棒は「すりゅっ」という滑らかで乾燥した音、梵天は綿棒よりも軽くて柔らかい音が使われており
奥から手前へ掻き出したり耳の壁をなぞるように、小刻みに掻き出したり擦るようにと
器具ごとに違う音と動きで表現します。
事前のマッサージも左右でやり方が微妙に違っててこだわりを感じました。

「綿棒と梵天って珍しい組み合わせだな」と思ったのですが
音に柔らかさを出すためにこうしたんじゃないかと私は考えてます。
これまでの4パートが泡メインで来たのに、ここで耳かき棒のガリガリした音を鳴らすのは
作品の雰囲気にそぐわないと言いますか、統一感が落ちるように思えるのです。

もちろんシャンプーで耳の中に入った水分を取る意味合いもあるのでしょうけど
それなら別に綿棒だけでいいんじゃない?って話になるわけで。
これまでとまったく違うことをやってるように見えて、サービスの締めくくりに相応しい内容に調整されてます。
あくまで私の勝手な予測ですから「そういう解釈もあるんだな」程度に捉えてください。

このように、多種多様な音を上手に組み合わせた完成度の高いサービスが繰り広げられてます。
柔らかさのあるASMR作品
キャラ、音、サービスのすべてを柔らかいもので揃えてる作品です。

ひなは自分専用のコースを受けに来てくれた主人公をたっぷり癒そうと
序盤から中盤にかけては泡を使うサービスを色々やって肩から上を綺麗にします。
そして最後は定番の耳かきを同じく柔らかい器具を使ってゆっくり行います。

明るくて腕もいい店員さんが顔馴染みの客を長時間に渡って癒すノーマル向けのシチュ
泡に関するリアルな音を至るところで鳴らすASMR系の作り。
シリーズの長所を受け継いだうえでテーマ性もある作品に仕上がってます。

中でも音は色んなタイプの泡音が登場するので割と個性が強いです。
動きについてもハイレベルですし、目を瞑って聴けば実際にされてるのに近い感覚が味わえます。
擬声語を交えた実況を適度に挟むところもそれに貢献してます。

そして泡づくしだからこそ最後の耳かきが余計目立ってました。
器具の構成をあまり見かけないものにしたり、お掃除とマッサージ両方の意味を持つ動きにするなど
他のパートに負けない良さを持ったサービスを行います。
最初から最後まで泡まみれだとダレる可能性がありますから
終盤は乾燥系の音を中心に据えてメリハリを持たせてます。

このボリュームと品質で価格がたったの440円とコスパも抜群。
以上を踏まえてサークルさんでは11本目の満点とさせていただきました。

CV:小山ハルさん
総時間 2:33:48

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、良い意味で人外らしくないのほほんとした性格のお姉さんが
すっかり顔馴染みなお客に夢の中で耳かきとマッサージをします。

リアルで優しい音をふんだんに盛り込んだ個性的なサービスが行われており
下半身に生えてる触手を使うシーンを多めに盛り込み
そのすべてで弾力のある水音を鳴らして彼女にお世話されてる様子をわかりやすく表現します。
夢の中で極上の癒しを
出張癒し専門店ターコイズの店員ラーラが耳かきとマッサージをするお話。

「お客様ー お客様ー あ、気づきましたか? 出張癒し専門店ターコイズのラーラです」
ラーラはのんびり話す可愛い声のお姉さん。
寝ている主人公の夢の中に現れて話しかけると
彼が持ってるサービス券を受け取りに来たことを告げます。

本作品は「出張癒し専門店ターコイズ」「出張癒し専門店ターコイズ2本目」
「出張癒し専門店ターコイズ3本目」に続くシリーズ第4弾。
人外娘だけが所属してる癒し系専門店で働く彼女が
過去に何度もお世話した彼に今までとは一味違うサービスをします。

内容をほぼ耳かきとマッサージに絞り込み
パートごとにやり方を変えながら色んな音を鳴らして癒しを与えます。
ストーリー性はほとんどないので、2人が顔馴染みなことさえ理解してれば今作からでも大丈夫です。

「では お待ちかねの 足でお掃除しましょうか」
最大の特徴は器具と足(触手)を使い分けてお世話すること。
彼女は上半身が人間、下半身がタコのスキュラなため
人間がする一般的な耳かきやマッサージとは内容が随分違います。
ぬちゅぬちゅした弾力のある水音を耳元至近距離で鳴らしながら揉みほぐしたり
穴の中に入れて内側を優しく撫でる独特な責め方をします。

現実世界ではできないサービスなことを踏まえて
これらの一部始終をリアルな音を使ってわかりやすく表現します。
音の質感、位置、距離、動きが目まぐるしく変わりますから聴いてると生々しく感じるでしょう。
耳かき棒や綿棒といった通常の器具も一部で使い足との違いを鮮明にしてます。
音に強いCrescendoさんの持ち味が今回も十分に発揮されてます。

「いつもお風呂場でのサービスだったので たまには 違う場所でもいいかなーって こんな場所になりました」
過去3作と違う部分ももちろんあります。
主人公宅のお風呂場を舞台にしてた今までとは違い
今作は夢の中でお世話する設定にしてるので環境音が流れます。
川の流れる音や泡の弾ける音といった水に関するものが中心でした。
サービス開始後はセリフが一気に減るため音だけを楽しみやすくなってます。

スキュラの店員さんが器具と足を使い分けてお世話する展開とリアルで優しい音の数々。
シリーズの良い部分を持ち越したまま新しい要素を加えてる癒しの要素満載な作品です。
心地いい音で安らかな眠りに
3分程度の前置きを終えた後に始まる「02膝枕でマッサージ(約16分)」はラーラならではのサービス。
膝の上に頭を乗せてもらい頭皮、首筋、耳の外側を足で揉みほぐします。

頭皮は「じゅりっ」というざらつきのある音で手に近いですが
それ以降は粘性のある水音が近くで鳴るため随分違います。
ゆっくりペースで前後に撫でてたかと思えば、数多くある吸盤で吸いついたりと
人間には決してできないマッサージをして彼女らしさを表現します。

ターコイズシリーズを初めて聴いた人は驚くんじゃないでしょうか。
触手を使って健全に癒してくれる作品自体が珍しいですし
音作りをしっかりしたうえで個性的なサービスを繰り出します。

続く2パート65分間は耳かき。
「03細い綿棒と梵天(約32分)」は綿棒、耳かき棒、梵天を使い分ける王道のスタイル
「04触手耳かき(約33分)」は足だけを使って耳の内側や穴の中を責めるスタイルで行います。

前者はサークルさんの音に対するこだわりの強さが感じられます。
綿棒は「ずすー」という乾いててぱちぱちした音、耳かき棒は「すしゅっ」という細くて滑らかな音
梵天は面積広めで柔らかい音と器具ごとに明確な違いがあり
動きやリズムについても実際の耳かきに近くてものすごく癒されます。


前のパートが触手メインだったから余計安心するかもしれませんね。
基本的なサービスも高い水準でこなしてるから4作続くほどの人気を得てるのでしょう。
耳かき作品の中ではキワモノですけどどのパートも安定感があります。

「そして 耳の外を包み込んで もみもみと 耳をほぐします」
それに対して04パートは音の個性で勝負してます。
仮想プレイなので03よりも実況の量を多少増やし
耳元至近距離から粘り気のある水音やざらつきのある優しい摩擦音を鳴らします。
耳の穴に入った後は閉塞感が生まれて環境音が聞こえにくくなるなど本当に芸が細かいです。

微弱な刺激が断続的に伝わってきますから
耳がゾクゾクしたりこそばゆく感じる人がいるでしょう。
通常の耳かきと足耳かきをほぼ同じ時間やって両方とも楽しめるようにしてます。

最後の「05耳の中をマッサージ(約16分)」は音の密度が魅力。
これまでは片方ずつお世話してたのが両耳同時に切り替わり
さらに足の数を増やしてより面積の広い音を鳴らします。

「耳の奥と 耳の外と 一緒にやっちゃいますよ」
人間が器具を使わずに左右の耳の内外を同時にケアするのは不可能です。
だから彼女はそれを最後にやって彼の心をガッチリ掴みます。
音の途切れが以前よりも少なくなってて頭の中を音に包まれてるような感覚がしました。
終盤には吸盤で吸う音も加わったりと、これまでやってきたことを総動員して癒します。

このように、触手を使うシーンを多めに盛り込んだ個性的なサービスが繰り広げられてます。
高品質なASMR作品
変わったこともやるけどきちんと癒される作品です。

ラーラは自分を何度も指名してくれる主人公を普段と違うやり方で癒そうと
自宅のお風呂場ではなく夢の中へ出張し、そこで器具と触手を使い分けたサービスをします。
そしてその様子を多種多様な効果音と環境音を駆使してリアルにお届けします。

優しくてのんびりしたスキュラが夢の中で耳かきとマッサージをするノーマル向けのシチュ
器具よりも触手を使うシーンを多く用意した彼女らしい構成
セリフよりも音の量を増やしてそれらを表現するASMR色の強いサービス。
人外娘だからこそできる癒しを目指して作品を組み立ててます。

中でも音は現在活動されてるサークルさんの中でも最高クラスの品質を誇ります。
耳かきの時に使う器具はもちろん、足を使ったサービスも状況に合った音を鳴らしてて素晴らしいです。
圧迫感、閉塞感、微弱な刺激といった触覚に働きかける要素もそれなりにあります。
人間は五感で感知する生き物ですから、その数が増えるほどリアルに感じるようになります。

「まだすこーし 意識が残ってるみたい あなたが夢に帰るまで ここにいますね」
これらを行う彼女も場を和ませる重要な役割を果たします。
人外から連想される冷たさや残酷さは微塵も見られず
彼が無防備な姿や表情を見せるたびに微笑む世話好きなキャラに描かれてます。

最後の「06まどろみ」パートでは多少の会話もしますし
本シリーズの顔としてある程度の存在感を出せてます。
ASMR作品の時点で音が主役になるのは仕方ないですからこれで十分じゃないかなと。

以上を踏まえてサークルさんでは10本目の満点とさせていただきました。

CV:綿雪さん
総時間 1:49:45

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、夢の中でのみ走ってる不思議な列車内で
明るくてゆるーい雰囲気の客室乗務員が様々な癒しのサービスをします。

リアルで優しい音を駆使して一部始終を表現するASMR系の作りが魅力で
彼女のセリフは軽い雑談や実況程度に留め
サービスはもちろん、合間の小さな物音にも専用の音を鳴らして癒しの空間を作ります。
多くのシーンで列車の走る音が控えめな音量で流れ続けるのもポイントです。
癒しと安眠を運ぶ列車の中で
癒しの夢列車くつろぎの客室乗務員「つむぎ」が色んなサービスをするお話。

「失礼しまーす わぁ 本日のお客様ですね」
つむぎはのんびり話す明るくて穏やかな声のお姉さん。
夢列車くつろぎに乗車した主人公に挨拶すると
彼が良い夢を見られるように癒しのサービスをします。

本作品は現実世界とは違う場所を走ってる列車の中で
彼女が乗客にあたる彼をおよそ120分に渡ってたっぷり癒します。
整髪、シャンプー、マッサージ、耳かきと定番のサービスをほぼ網羅しており
それぞれの時間を長めに取ってゆっくりのんびり進めます。

Crescendoさんと言えば音に強いサークルさんとして有名です。
今作もその例に漏れず、どのパートも多種多様かつリアルな音が登場します。
耳かきやマッサージの音だけでなく、器具を準備する音や体を動かす際の小さな物音まで入っており
そのすべてを耳に優しいもので統一して癒しと没入感を与えます。
同じマッサージでもやり方によって違う音が使われてて芸が細かいです。

もうひとつ、列車内でお世話してることをわかりやすく表現するために
物語のほぼ全編で列車の走行音や稼働音が流れます。
長時間聴いてもうるさく感じないように音量を声や効果音より小さく設定し
「カタンコトン」という独特な音をリズミカルに鳴らして別の癒しを与えます。

人間の脳はこういう単調な音にすごく弱いので
たぶんこの音を聴き続けてるだけでも眠くなると思います。
貸し切りのためドアの開け閉めはありませんが加速、減速、停止するシーンを入れて単調さを薄めてます。
現実世界の雑音を遮断する効果もありますし、本作品にとって必要不可欠な要素と言えます。

「しゅわしゅわって 自然に泡が潰れていく音が いいんですよねー」
つむぎについては近所のお姉さんのようなゆるーいキャラをしてます。
通常よりもスローペースで話しかけ、さらに語尾を若干伸ばして柔らかい雰囲気を作ります。
音主体の作品なのでそこまでしゃべるわけではありませんが
音だけだとわからない行為は適度に実況して上手にサポートします。

仕事でやってることなのにとても嬉しそうな表情を見せるのがすごく良いなと。
相手を純粋に癒したいという気持ちを込めて接するおかげで甘さがさらに引き立ってます。

効果音と環境音を組み合わせた臨場感の高いサービスと彼女の緩いキャラ。
作品を構成する要素すべてを癒しで統一したASMR成分の強い作品です。
素朴で耳に心地いいサービス
3分程度の前置きを挟んだ後から始まる最初の2パート40分間は髪のお手入れ。
「2.整髪」は2種類のハサミで髪を切り揃え、「3.洗髪」はシャンプーとトリートメントで綺麗にします。

そして早速本作品の売りである様々な音が耳を楽しませてくれます。
整髪はタオルを首に巻いてからケープをかけ、霧吹きで濡らす準備部分も音で忠実に表現し
ハサミを使う時は左右を小まめに切り替えるだけでなく、切るスピードやリズムも変えてリアリティを出します。

同じ音を垂れ流すシーンが一切ないのでどのサービスも活き活きしてます。
通常のハサミは「しゃきっ」という小気味よい音、すきバサミは「じゃくっ」みたいなやや粗い音と
同じハサミでも使うものによって音の質感がしっかり変わります。
これだけに17分かけてるのは「余裕を持って楽しんで欲しい」というサークルさんの気配りなのでしょう。
現実世界さながらのサービスをして作品の世界へ引き込みます。

次の洗髪は同じ部屋にある洗面台に場所を移し
シャワーで一旦髪を洗い流してからシャンプーをかけ、再び洗ってトリートメントに移ります。
しゃくしゃくという泡音が耳に心地よく、手の動きも目まぐるしく変わって本当にリアルです。
音だけで何をしてるかだいたいわかりますけど、実況もある程度挟んでイメージしやすくしています。

「待っている間に 何か お話しようかなって思ったんですけど ふふっ やっぱり止めておきます」
これらの最中に敢えて何もしない時間を挟んでるのが印象的でした。
音を聴くだけでも十分癒されますが、ぼーっとするのもそれはそれでいいリフレッシュになります。
よく音の鳴る作品だからこそ、鳴らない時間は余計静かに感じるでしょうね。
列車の音は流れ続けますから完全な無音になるわけではありません。

中盤の2パート24分間はマッサージ。
「4.頭皮マッサージ」は頭、「5.フェイスマッサージ」は顔や耳とターゲットを変えて揉みほぐします。

「こうやって 泡に触れるとパチパチして ちょっとくすぐったい」
普通に指でやるだけだと音が出にくいことを踏まえて
前者はスプレーをかけて泡立てる、後者はオイルを塗ると潤滑剤を使用してます。
音はもちろん、位置や距離も違って整髪やシャンプーとは異なる良さを持ってます。
またフェイスマッサージではとあるアイテムを使って音に変化をつけてます。

単体で最も時間が長いのは「7.耳かき」(約36分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に複数の器具を使い分けて丁寧にお世話します。

「ぞすっ」という若干ざらつきのある柔らかい綿棒の音を鳴らしてたかと思えば
少し経つと細く尖った耳かき棒に変化する音の種類にこだわったサービスです。
器具ごとに動きもちゃんと変わっててサークルさんのこだわりを感じました。
また他のサービスとの違いが出るちょっとした演出もされてます

両耳とも6種類くらいの工程を挟むのですが、それでいて慌ただしく感じないのは
どれも動きがゆっくりしてるからでしょう。
音を通じて微弱な刺激や風圧も感じられてこそばゆいです。
物語のほぼ最後を飾るに相応しい最も穏やかで充実したひと時が送れます。

このように、最大の武器である音を違和感なく組み合わせた癒し効果抜群のサービスが繰り広げられてます。
雰囲気のいいASMR作品
列車の中でお姉さんにお世話される様子をそのままお届けする作品です。

つむぎはくつろぎに乗車した主人公に幸せなひと時を提供しようと
乗務員よりも仲の良いお姉さんのような態度で接しながら首から上を色んな手段でケアします。
そしてその一部始終を多彩な効果音でリアルに表現します。

夢の中を走ってる不思議な列車内でお姉さんに癒してもらうノーマル向けのシチュ
セリフよりも音の割合を高くし、すべての行為で鳴らすASMR色の強い作り
実況や雰囲気作りなど音にはできない役割をしっかり果たす彼女のふわふわしたキャラ。
ぬるま湯に浸かってるような心地いい感覚を音と会話で上手に伝えます。

サービス自体は割と王道のものが多いので
これらを列車内でするシチュやそのやり方によって個性を出してます。
列車の音を環境音として使う作品はあまり見かけませんし
耳かきひとつを取ってもその内容は緻密で通常のものとは明らかに違います。

やることは割とシンプルにしたうえで、その作り込みに力を入れてる作品だなと。
有料でもう2年以上活動されてるだけあって熟練した技術が込められてます。
124分で440円とコスパが非常に良いのも魅力です。

以上を踏まえてサークルさんでは9本目の満点とさせていただきました。

CV:陽向葵ゅかさん
総時間 2:04:10

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、数多くの魔物を従えてる人懐っこい魔王が
偶然自分を召喚した人間に変わった癒しのサービスをします。

魔王らしさを出しつつリアルで幅広い音を鳴らす個性的なASMR作品になっており
スライム、イソギンチャク、クラーケンといった魔界の生物を召喚し
それらでお世話する一部始終を音で表現しながら気さくな会話をして心もほぐします。
魔王様の風変わりなもてなし
モニカ・ミシャンドラ・ヴィレットが人間の家に行って耳かきやマッサージをするお話。

「うーん いまいち冴えぬ…あたたた 角がぶつかった ここは狭いな」
モニカは命令口調で話す明るい声の女の子。
スマホゲームのガチャで自分を偶然引き当てた主人公に話しかけると
モニタから出てきて自分の写真をSNSで拡散するよう言います。

本作品は80あまりの魔界の大軍勢を従える現役の魔王様が
ごく普通の人間に過ぎない彼を相手に110分程度に渡る癒しのサービスをします。
音声に限らず魔王と言えば人間と敵対するのが当たり前のキャラですが
この世界では別々の場所に住んでるのでそういった背景は特にありません。
彼女も序盤から友達に接するような気さくな態度であれこれお世話します。

「人の世が変わるのであれば 魔界も変わらねば」
「あるじ どこか気になるところはあるか?」

スマホゲームの製作をしてるのは現代社会に適応するためだと言い
彼のことを一応「あるじ」と呼んで癒されそうなサービスを次々と繰り出します。
彼女は悪魔ですからまったくの見返り無しにこれらをするわけではありません。
ですが今回はまだ視察段階なので彼を喜ばせる方針で進めます。

Crescendoさんは多種多様かつリアルな音で癒すサークルさんとして有名です。
今作もその例に漏れず、冒頭のドラマパート終了後から早速心地いい音がいくつも登場します。
サービス開始後はセリフの量が一気に減り、音でその一部始終を伝えるASMR色の強い作りです。

しかし今回の相手は魔王様ですから人間の女性とは内容が随分違います。
耳かき、マッサージ、シャンプーといった王道のサービスで固めてるものの
それらをやるにあたって魔界の生物を積極的に使います。

「んーっと ペットと戯れるのが癒しだったな うむっ 出でよスライム」
「ペットと遊ぶのが好きだ」と彼から聞いてスライムを召喚したり
シャンプーハットの代わりに大きめのイソギンチャクを使うなど
現実世界ではまず不可能な手段でやる様子を音で忠実に表現します。

簡単に言うと音そのものに捻りを加えてるわけです。
独自性の強い内容ですから実際に聴いてみると通常の癒し系作品とは違う感覚がするでしょう。
過去に「出張癒し専門店ターコイズ」という変わった作品を制作した経験が上手く反映されてます。

人懐っこい魔王様が音重視のサービスで癒すシチュと彼女ならではのやり方。
音とキャラの両方に光を当ててるバランスの取れた作品です。
創意工夫に溢れるサービスの数々
冒頭に10分ほどのドラマパートを挟んだ後から始まる3パート35分間は首から上を綺麗にするシーン。
「2.スライムでマッサージ」はスライムを顔に張り付けて全体を揉みほぐし
「3.魔界伝統のシャンプー」は大きなイソギンチャクを頭に被せてからシャンプーをかけます。
そして「4.魔王のマッサージ」は濡れた髪を背中の羽であおいで乾かしながら肩のあたりをマッサージします。

彼女がスライムを召喚した直後にどろどろした水音が鳴り始め
それを状況に応じて変化させながら軽い実況を挟む本作品らしいサービスです。
特定の音を垂れ流すのではなく質感、位置、動きがきちんと変わるおかげで
スライムが顔のどのへんでうにょうにょしてるかが音だけでだいたいわかります。

「この中には多数の触手がついていてな これでもって水中の餌を吸着するわけだ」
個人的に面白いと思ったのが次のシャンプー。
自宅なのでお風呂場へ移動できるのに敢えてそうせず
水を出したり吸収する役目をイソギンチャクに任せ、彼女は普通にシャンプーで綺麗にします。
一通り終えた後にシャワーではなく「ごぷっ」という空気交じりの音を鳴らすのが珍しいなと。
一般的なサービスにアレンジを加えて本作品らしいものに変化させてます。

髪を乾かすシーンでも彼女が「ばさっ」と羽を動かすたびに
両耳へ適度な風圧が感じられる非常に凝ったものです。
音の種類が多く、その質感がリアルで、さらに触覚にも刺激を与える。
音に絶対の自信を持つCrescendoさんだからできることだと思います。

続く2パート47分間は定番の耳かき。
「5.魔王愛用触手耳かき」は魔界で大人気の耳クラーケン
「6.はじめての耳かき」は通常の耳かき棒&あるものを使って綺麗にします。

「ふふっ 気に入ったか? 悪魔の道具で悪い子になってしまわないといいがな」
耳クラーケンは湿った綿棒のような音が使われており
右耳→左耳の順に手前と奥をゆっくり動き回ります。
多少吸い付く感じがしたところを見ると粘着綿棒で音を出してるのかもしれません。
初めての体験に喜ぶ彼を嬉しそうに見守る彼女の姿も優しさに満ちてます。

それに対して後半は乾燥系の音がメインとなります。
これまでと同じくセリフは少ないものの、耳かき棒の後にするお世話から彼女の心情が窺えます。
冒頭のシーンで彼女は彼に対してパッとしない印象を受けてました。
しかしこうやって直接お世話していくうちにその認識が少しずつ変わります。

音重視の作品だからこそ、その内容で親密度を表現するわけです。
これが前項で「音とキャラの両方に光を当ててる」と書いた理由になります。

この要素がわかりやすく表現されてるのが「7.魔界の海」(約10分)。
耳かきの後に軽いやり取りを挟んでから彼女が住む魔界の海に招待します。

「特別に 余の本気を見せてやろう」
害のない魔物を召喚する程度だった今までとは違い空間そのものを操り
それに合わせて波の打ち寄せる音や水の揺れる音を鳴らして別方向から癒します。
このへんから会話の内容も大きく変わるので彼女の心情がわかりやすいと思います。

作品を聴いた感想ですが、やはり音の奇抜さが一際耳を惹きました。
耳かき、マッサージ、シャンプーと聞いてまず思いつく音を残したうえで
本作品ならではの音を加えて魔王様のサービスに仕上げてます。
ASMR作品でもあまり聴かないタイプの音が多くて新鮮味に溢れてます。

あとは彼女のキャラもちゃんと立ってます。
魔王様が人間を癒すだけだとストーリーに違和感が出るので
そこを整合させる会話や要素を入れ、後になるほど彼に心を開いて接します。

彼女が動くたびに風鈴のような音色が鳴ってたところを見ると何か身に着けてるのでしょう。
サービスとは直接関係ないところにも音を入れるあたりにサークルさんのこだわりが感じられます。

このように、作品が持つふたつの特徴を上手に組み合わせた大変癒されるサービスが繰り広げられてます。
個性が強いASMR作品
通常ならあり得ないシチュを音と会話で見事に整合させてる良質な作品です。

モニカはとある目的を持って接触した主人公をとろかそうと
まずは魔界に住んでる安全な怪物と自信の体を使って純粋な癒しを与えます。
そしてある程度経つと彼にも興味を持ち始め、それを示そうとより踏み込んだお世話をします。

性格は普通の女の子に近いけど強大な魔力を持つ魔王が人間を癒す風変わりなシチュ
多彩でリアルな音を駆使したサービスの数々、その中に垣間見える彼女の心情変化。
ASMRの要所をきっちり押さえたうえで独自性が出るように仕上げてます。

私はCrescendoさんの作品をほとんど聴いてるので
今作も普通のやり方ではないだろうと予想してました。
でも実際に聴いてみると期待を超える内容で面白かったです。
使われてる音のラインナップが異色で人間相手とは随分違います。

それでいて違和感がないのは表現力が抜群に優れてるからでしょう。
スライムやイソギンチャクを使ったサービスは現実世界だとまず体験できませんから
それを音と会話を駆使してどれだけリアルに表現できるかが作品の質に大きな影響を与えます。
難しいことに挑戦し、成し遂げてるのが素晴らしいです。

ASMR作品にマンネリを感じてる人には特におすすめします。
価格がたったの330円なので、そうじゃない人も是非お試しください。

CV:モニカ…紗友さん ヘイゼル…浅木式さん(1と9パートにのみ登場)
総時間 1:52:58

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

いっしょに飲むっス

サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、気さくでお酒大好きな女の子が
偶然出会った人の家に泊まってお酒を飲んだり耳かきします。

キャラの魅力を出しつつ音でも癒すバランスの良い作りになっており
「~っス」という語尾で親しげに語りかけながらあれこれお世話する彼女の姿と
お酒や料理を作ったり飲む音を組み合わせてゆるーい空間を作り上げてます。
突然やって来た女の子と
有栖川つくしとお酒を飲んだり耳かきしてもらうお話。

「ごめん 仕事遅くなっちゃ…って あれ?」
つくしは明るくて元気な声の女の子。
ある日の夜、友人の家と勘違いして主人公の家にやって来ると
見知らぬ人が出てきたので慌てて友人に電話します。

本作品は予定してた飲み会の日時と場所を間違えた彼女が
終電に乗り遅れ彼の家に泊めてもらう様子を80分ほどに渡ってお届けします。
彼女は酒好きで友人とも通話しながらよく飲んでるそうですが
この日(本当は別の日)は直接会って飲む約束をし、お酒やおつまみを色々持ってきました。
そんなわけで作中では飲む、食べる、料理するシーンを多めに取りそのすべてでリアルな音を鳴らします。

ビールの栓を開ける音、グラスに注ぐ音、泡が弾ける音、スナック菓子を食べる音など
飲み会ではお馴染みの音が数多く登場します。
また料理する時は作ってる様子をそのまま録音したような内容で耳に心地いいです。
説明のセリフは必要最低限まで削ってますが、音のレベルが高いおかげで何をしてるかすぐわかります。

「色々買ってきたんで 好きなの選んでいいすからねー」
テーマが飲み会なので彼女のキャラや会話も大きなポイントです。
タイトル通り「~っス」という語尾をつけながら親しげに接し
音と上手く共存できるように話す時とそうでない時をはっきり分けてあります。

遠慮したりお礼を言うシーンもありますから馴れ馴れしさはありません。
普段の彼女と同じ調子であれこれお世話して感謝の気持ちを伝えます。
アニメが好きでマンガも描いてるオタクっぽい女の子です。
一緒に飲めばみんな友達
5分程度の前置きを挟んだ後から始まる3パート29分間は飲み会。
「2.おつまみッス!」はビールを片手にスナック菓子を食べながら雑談し
「3.料理するッス!」はおつまみを補充するためにつくしが台所に立って3つの料理を作ります。
そして「4.カクテル作るッス!」は持参したシェイカーでカクテル作りに挑戦します。

「私は商品レビューとか ゲーム実況よりはアニメが多いっすね」
この時点の2人はほぼ赤の他人ですから、まずはお互いを知るところから始めます。
突然家に上がり込んで主人公が迷惑してないかを確認し
それから好きなお酒やそうなった経緯を独特な口調で語ります。

あまり人見知りしないキャラに見て取れました。
お酒を一緒に飲んでくれる時点で悪い人じゃないと判断したのかもしれませんね。
お酒を飲む音、おつまみを食べる音も入ってて雰囲気がしっかりできてます。

音で面白いのは料理を作るシーン。
野菜を包丁で切り、卵を割ってかき混ぜ、コンロに火をかける一連の動作をほぼ音だけで表現します。
途中で何を作ってるか教えてくれますから、それをイメージしながら聴くと臨場感の高さがよくわかるでしょう。
野菜が違えば切る音も変わるなど、細かなところにまで気を配ってて素晴らしいです。

「美味しいものの足し算だし 目分量でやっても飲める味にはなるか」
逆にカクテルを作るシーンは彼女らしさが光ります。
ネットで調べたレシピを見て面倒と思ったのか、材料の分量は大雑把に決める一方で
彼のパソコンを使う時はプライベートな情報を見ないよう配慮し
彼に差し出してから自分のカクテルを作り始めます。

飲み会だから明るく振る舞ってますが、内心は結構気を遣ってるように感じました。
それが彼の優しさに触れてどんどんほぐれていきます。
相手が友達や恋人じゃないからこそ、心の距離が近づいてく様子もきっちり描いてます。

単体で最も長いパートは「5.耳かきッス!」(約29分)。
彼が「頭や耳が痒い」と言ったのを受けて指で頭を軽く掻いてから
膝枕の状態で耳かき棒と梵天を使い分けて右耳→左耳の順に綺麗にします。

耳かき棒は「ずずっ」という乾いてて平べったい音が使われており
最初は前後にゆっくり擦るように、しばらくすると小刻み優しく引っ掻くように動きます。
これまで数多くの耳かき音声を制作されてるサークルさんなだけあって
音質、動き、位置、距離、間の取り方が完璧で大変癒やされます。
梵天もふわふわさらさらした音になってて耳かき棒とは別の良さを持ってます。

最中の会話は左右を切り替える時以外はほとんどありません。
効果音だけが流れるひと時はとても静かで落ち着きます。
飲み会が割と賑やかだからこそ、そことの対比を出したのかもしれませんね。
ちょっぴり恥ずかしそうな表情で熱心に手を動かす彼女の姿も和みました。

このように、声と音の両方を引き立ててるほのぼのした物語が繰り広げられてます。
変わった視点のASMR作品
食に関する様々な音を盛り込んでる高品質な作品です。

つくしは会ったばかりの自分を快く泊めてくれた主人公に恩返ししようと
持参したお酒とおつまみを振る舞ったり、その場で料理して飲み会を盛り上げます。
そしてある程度落ち着いた後は耳かきで純粋な癒しを与えます。

気さくで気配り上手な女の子と2人飲み会をする変わったシチュ
作中の至るところに音を用意し、かつその全てがハイレベルな音にこだわった作り
ノリが良くて空気も読める彼女のキャラ。
現在世に出てる他のASMR作品とは違う方向性を持った作品に仕上がってます。

中でも音は定番の耳かきを押さえつつ変わったところにも手を伸ばしてて新鮮味があります。
料理パートは夜と翌朝の2つありますし、カクテルを作る時はシェイカーの音もちゃんと鳴ります。
Crescendoさんは元々音に強いサークルさんですから多くの人が満足できるでしょう。

「あんまり人に甘えられたりしてこなかったから なんだか嬉しくなっちゃうなー」
つくしについては自分が楽しみ、彼も楽しめるように立ち回ります。
友達とよく飲んでるそうですから雰囲気作りのコツも心得てるのだと思います。
単なる酒好きではなく思いやりのある女性に映りました。

以上を踏まえてサークルさんでは7本目の満点とさせていただきました。

CV:殊座さん
総時間 1:22:21

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
82分で330円とコスパが良いので+1してあります。

↑このページのトップヘ