同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:和鳴るせ

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サークル「+ ucca ∫ ucca +」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、声も態度もほのぼのした女の子が
耳を両手で塞いだりマッサージしながら雑談して癒します。

特徴のある音と声をバランスよく配置した緩いサービスが行われており
パートごとにやることを変えてそれに合った優しい音を鳴らしつつ
何気ないことを話して彼女に実際にされてる雰囲気を作ります。
ASMRの脇役を主役に
女の子が耳マッサージや耳塞ぎをするお話。

「それでは お耳を塞がない程度の 塞ぎ」
女の子は素朴で優しい声の女の子。
自己紹介などの前置きは省略し、早速主人公の両耳をソフトに塞ぎます。

本作品はASMRでもマイナーな音を存分に楽しんでもらうことを目的に
彼女がおよそ45分に渡って4種類の健全なサービスをします。
2人の関係は不明ですがこういうお世話をする時点で結構仲が良いのでしょう。
手を動かしながら軽い雑談を挟んで和やかな空気を作ります。

「手って擦り合わせると 結構音するんだね」
そして彼女はどのパートも両耳を手のひらで覆ったりマッサージする音を鳴らします。
耳マッサージのほうは比較的メジャーですが
耳を塞ぐサービスは音声作品だと何かのついでにほんの少しやることが多いです。
しかし本作品ではそれだけをするパートを設けて主役に近い存在にしてます。

「ごごごご」とこもった音が鳴るのに合わせて弱めの圧迫感が耳に伝わってきます。
塞いでる最中は彼女の声も聞こえにくくなりますし、実際にされてるのに近い表現がされてます。
マッサージも指とブランケットを使い分けて音の違いを作ってます。

「くしゅん! ごめん くしゃみ出ちゃった」
これらの合間に交わされる彼女との会話にも癒しを感じます。
最初のパートでは数回くしゃみする同人音声では珍しいシーンがありますし
会話の内容も何気ないものばかりでほのぼのしてます。
和鳴るせさんのナチュラルな声と演技も彼女のキャラに合ってて良いです。

ジャンルは確かにASMRですけど、私は音と会話でバランスよく癒す作品だと思ってます。
音の邪魔にならないよう声量を押さえて両者を違和感なく共存させてます。
静かで温まるひととき
前半の2パート24分間はふたつのサービスを順番にやるシーン。
「01.ふれるくらいのお耳さわさわ(約10分)」は指で耳を撫でたり耳の近くで指を動かす
「02.しっかりふさぐお耳もごもご(約14分)」は耳を両手で塞ぎながら色んな雑談をします。

「悟り開けそう? まあ悟り開くためにやってるわけじゃないんだけどね」
女の子は割とマイペースな性格をしており突拍子もないことを言います。
でもマッサージはしっかりやるので場を和ませたいと思ってるように見て取れます。
恋人とかの設定はないですけどかなり近しい関係に映りました。
立て続けにしゃべったりせず音の合間に話しかけてどちらも楽しめるようにします。

音については01パートはまだ耳を塞いでないからクリアなものが多く
耳を撫でる時はさらさらと乾燥した摩擦音
指を鳴らすときはとんとんという音を左右でリズミカルに鳴らします。
指パッチンをスカッたような音も入っててなかなかリアルでした。

それに対して02パートは軽い閉塞感を伴うトーンの低い音が中心です。
ずっとそのままだと圧がかかりすぎると思ったのか
30秒くらい続けて離すのを繰り返す感じで進めます。
途中にブランケットで耳を覆うシーンを挟んで音に違いを出してました。
ここと04パートは通常よりもやや音量を下げたほうが聴きやすいかもしれません。

後半の2パート20分間は前半の内容をややアレンジしたもの。
「03.シュッシュぎゅっぎゅとお耳もみもみ(約12分)」は耳塞ぎを交えたマッサージ
「04.ながーくお耳をふさぐだけ(約8分)」は会話量を減らしてほぼ耳塞ぎに専念します。

「やっぱり両方だと もう私の声なんて聞いてないって感じ ぼけーっとした顔してる いいね」
同じ耳マッサージでも03パートは音を小まめに切り替えるので幅広いです。
指で揉むところから始まり両耳を塞ぎながらマッサージする
指で耳をとんとん叩く、最後に両耳を塞ぐとふたつの要素を組み合わせて進めます。
主人公の気持ちよさそうな顔を見て彼女も満足するなど、2人がこの時間を楽しんでるのが伝わってきます。

04パートは1分くらい塞いでから離すのを繰り返すシンプルな内容。
時間が8分と短いのでやることを絞ってゆっくり行います。
塞いでる間はほとんどしゃべりませんから本作品で最もASMR成分が高いです。

このように、ふたつのサービスと雑談を組み合わせた温かいサービスが繰り広げられてます。
音と会話で癒す作品
耳かきや純粋なASMRとは違うやり方で癒しを与える作品です。

女の子は主人公の心と体を温めようと
前置きをほとんど挟まずすぐさま耳マッサージや耳塞ぎを始めます。
そしてパートごとにやることを変えながら他愛もない雑談もして仲の良さを表現します。

女の子に耳マッサージや耳塞ぎをしてもらうシンプルで家庭的なシチュ
音と会話の分量を同じくらいに設定し両方で癒すバランス型の作り
音声作品ではあまり目立たないサービスに光を当ててリアルな音で表現する試み。
ありそうでなかったところを上手に突いて個性的な作品に仕上げてます。

中でも2番目は聴く前はもっと音に寄せてると思ってただけに意外でした。
声優さんの個人サークルで音ばっかりだともったいないですし
これくらいしゃべったほうがファンも喜ぶのではないでしょうか。
音量調整もされてて声と音の一体感を大事にしてるのがわかります。

330円と価格も手ごろですから、興味の湧いた方は是非聴いてみてください。

CV:和鳴るせさん
総時間 1:00:46(本編…44:56 フリートーク…15:50)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

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追記
DLsiteは2024年2月14日、FANZAは1月31日まで50%OFFの165円で販売されてます。
その場合の点数は9点です。



サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、腕が良くて人懐っこい店員さんが
遅い時間に来店した常連客をマッサージと耳かきで癒します。

音重視の構成でシンプルかつ丁寧にお世話するのが特徴で
前半は耳マッサージ、後半は耳かきとやることを少なめにしたうえで
それらの一部始終を高品質な音を駆使してリアルに表現します。
彼女も親しげに接しますからお店特有のよそよそしさを感じずに聴けるでしょう。
原点に戻って充実した耳かきを
ヒーリングサロンシエルの店員「朝霧代菜」が耳マッサージと耳かきをするお話。

「はいはいはーい いまーす 代菜いまーす 私がやりまーす」
代菜は甘く可愛い声の女の子。
遅い時間にシエルを訪れた主人公を嬉しそうに迎えると
長いサービスをするのは無理だから「あっさり耳かきコース」をすすめます。

本作品は2018年から続いてる人気シリーズの第9弾。
可愛くて人懐っこい店員さんが常連客をおよそ130分に渡って癒します。
2人がすっかり顔なじみなので堅苦しいやり取りは特になく
リラックスした様子でお世話しながら適度に話しかけて和やかな雰囲気を作ります。
お話が毎回独立してるしストーリー性も薄いので過去作未視聴でも大丈夫です。

「今からする耳のマッサージは定番ですけど 耳かきを気持ちよくするための準備みたいなところもあります」
最大の特徴は音重視のシンプルな作り。
会話はサービスの前後に集中させて、開始後は音だけを鳴らす時間を大幅に増やします。
そして前半は耳マッサージ、後半は耳かきに専念してリアルな音をたっぷり鳴らします。
バックで雨音も流れますし音の存在感が大きいです。

コース名から軽い内容だと思う人がいるかもしれません。
しかし時間は結構長いしサービスも本格的でかなり凝ってます。
変わったことはあまりやらず、基本に忠実なサービスをすることを「あっさり」と呼んでます。
ひとつずつじっくりやるから慌ただしさがなくて癒しのパワーも強いです。

「どうですかね? 癒されてますか? 私はとっても楽しいんで いつまででもしてたいです ふふっ」
これらを行う代菜のキャラにも癒されます。
客と店員の関係だけど友達っぽさも感じられる近めの距離感で接します。
彼女は前作で彼を自宅へ招いてますから多少の好意を持ってるのでしょう。
会話量は少なめですけど本作品にとって必要不可欠な存在と言えます。
質感と動きの両方が優れてるサービス
7分程度の前置きを挟んだ後に始まるのは耳マッサージ(約62分)。
別室に移動し主人公を椅子に座らせてからまずは左右同時に揉みほぐします。
そしてその後は右耳→左耳の順でいくつかのサービスをします。

「こうして 下から上に 持ち上げて ぐぐーっと」
そして代菜は早速色んな音を鳴らして癒しと没入感を与えます。
サービスだけじゃなく準備する物音も入れて臨場感を出し
さらにバックで控えめな音量の雨音(室内BGM)を流して雰囲気を作ります。
耳マッサージも簡単な実況をする以外はほとんど音だけで表現しますし
音に強いサークルさんの実力が序盤から発揮されてます。

サービスについては両耳を同時に揉むところから始まり
片方ずつ素手→オイルつきの手でマッサージする
耳の中に洗浄液を入れる、指耳かきと繋ぎます。
そして時々手を止めて説明や軽い雑談をします。

マッサージに合わせて軽い圧迫感や閉塞感があるのが良いですね。
聴覚と触覚を同時に刺激して実際にお世話されてる気分を与えます。
動きやリズムが適度に変わるから長時間でも単調さはありません。
やることがシンプルだからこそ丁寧に作って高品質に仕上げてます。

この中で一番珍しいのは洗浄液を入れるシーン。
耳の中に水が入った時に感じるややトーンが低くこもった音が鳴ります(左右どちらも8分くらい)
音だけだとわかりにくいのですが同時に軽くマッサージもしてるようです。
片方ずつやるから左右の違いが分かりやすくなってます。

続く2パート56分間は耳かき。
右耳→左耳の順で綿棒、煤竹耳かき、梵天の順でお世話します。
そして最後に3回くらい息を吹きかけます。

綿棒は「ずすっ」という面積広めで乾燥した音
耳かき棒は「じりゅっ」という硬さがあって滑らかな音
梵天は綿棒よりも柔らかくてさらさらした音と器具によって音が結構変わります。
耳垢を処理するような音も入っててこだわりを感じます。

動きも奥から手前に掻き出す、特定の部位を擦るように短く往復する
円を描くように耳の壁をなぞるなど様々です。
速度やリズムも小まめに変えており音に負けないくらい動きのクオリティも高いです。

「梵天が始まると もうすぐ耳かきが終わっちゃうんだなーって ちょっと寂しい」
左耳に入った頃から彼女が名残惜しそうな表情を見せるのも印象的でした。
時間があまりなくて普段よりもお世話できないのはわかってても
彼のことを存分に癒したいという気持ちを込めて耳かきします。
長く続いてるシリーズならこういうシーンもあったほうがキャラは立ちます。

このように、多種多様かつリアルな音を前面に押し出しながら
キャラも大事にしてるハイレベルなサービスが繰り広げられてます。
シンプルで奥深い作品
全年齢向けでは定番のサービスをひたすら掘り下げてる作品です。

代菜は普段よりも遅い時間に来店した主人公を存分に癒そうと
店員と友達の中間あたりの人懐っこい態度で耳マッサージや耳かきをします。
そして実況や説明のセリフを必要最低限まで削り
サービスの様子を音だけで表現して実際にお世話されてる雰囲気を作ります。

可愛くて世話好きな店員さんが常連客を健全にもてなすシチュ
やることを2種類まで絞り込み、その中にいくつかのサービスを用意して音をじっくり鳴らす余裕を持たせた作り
質感と動きにこだわりながら触覚も刺激する優れた音の数々。
シリーズを聴いたことがない人でも親しみやすくなるように作品を組み立ててます。

中でも音は現在活動されてる全年齢サークルさんの中でもトップクラスの品質です。
音の質が良いサークルさんはそれなりにいますけど
動きもここまでのレベルに達してる方はなかなかいません。
オイルマッサージは時間が経つほど音の乾燥度が増すとか細かい部分まで表現されてます。

これだけ高品質なのにたったの330円とコスパも抜群。
以上を踏まえてサークルさんでは17本目の満点とさせていただきました。

CV:和鳴るせさん
総時間 2:12:51

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、プロらしい確かな腕と人懐っこい性格を合わせ持つ女の子が
お店でいつもお世話してる男性を別の場所で癒します。

会話よりも多種多様かつリアルな音の量を多くしたASMR色の強い作りが魅力で
最初はマッサージ、次は耳かきとシーンによってやることを変えながら
パートごとに使う器具や左右を切り替えて優しい音をたっぷり鳴らします。
耳かきの時間が96分もありますから好きな人ほど満足できるでしょう。
お店の外でもしっかりサービス
ヒーリングサロンシエルの店員「朝霧代菜」が自宅でマッサージや耳かきをするお話。

「やぁ 遅くなっちゃった…お あれ、お客様 いらっしゃいませ じゃないか」
代菜は甘く可愛い声の女の子。
休業日だと知らずにお店を訪れた主人公に挨拶すると
そのまま帰すのも可愛そうなので代わりに自宅へ案内します。

本作品は現時点で8本出てる人気シリーズの最新作。
性格はちょっぴり抜けてるけど腕は確かな彼女が
これまで何度も指名してもらってる彼をおよそ180分に渡って健全に癒します。
今回はお店が休みということで場所を近くにある彼女の自宅に設定し
そこでマッサージと耳かきに絞り込んでそれぞれをゆっくりじっくり行います。

シリーズものですがお話は毎回独立してるので過去作未試聴でも問題ありません。
当サイトではこれも含めて7作品のレビューを掲載してます。
「ヒーリングサロンシエル」シリーズ

一番の魅力は最中に鳴る様々な音。
音の質感、位置、距離、動きなどあらゆる部分をこだわり抜いた音を組み合わせて
彼女にお世話されてる様子や感覚をリアルに表現します。

いわゆるASMRにあたるわけですが、Crescendoさんは全年齢向けの中で一際優れた品質を持ってます。

例えば冒頭の「01今日は私の家で」は2人がお店の前で偶然出会い自宅へ移動する様子を
会話と音を組み合わせて自然にお届けします。
また自宅に着いた後はエアコンを起動させて風の音や控えめな稼働音を流します。
エアコンひとつを取ってもシーンごとに音が変わるなかなか凝った作りです。

マッサージや耳かきもお店の時に比べて家庭的になってますが
それでも一般的な耳かき音声より内容が幅広く聴きごたえがあります。
定番の音と他では聴けない音を組み合わせて安定感と個性を持たせてます。

「店長とか ひなちゃん先輩も結構遊びに来るんですけど たまに健康グッズ持ってきてくれるんですよ おかげで増える一方で えへへ」
これらの中で交わされる彼女との会話も魅力です。
プロらしくサービスをきっちりこなす一方で、他愛もない雑談を振って和やかな空気を作ります。
お店の外だからでしょうけど、彼女の日常に関する話題がそれなりにありました。
和鳴るせさんの素朴な声とセリフがばっちり噛み合って音とは違う癒しを生み出してます。

ここまでをまとめると音が質量ともに抜群に優れており、さらにキャラも立ってる作品です。
シリーズのファンはもちろん、そうでない人もきっと癒されると思います。
総時間が長いので途中で寝落ちする可能性もそれなりにあります。
時間がゆっくり流れる穏やかな空間
代菜の家に移動した後に始まる3パート59分間は首、肩、耳のマッサージ。
「02定番のマッサージから」は素手で
「03マッサージボールです」は木製のマッサージボールを使って
「04すっきりオイルマッサージ」はオイルを手につけてとやり方を変えてじっくりお世話します。

そして本作品の売りである音が早速威力を発揮します。
02パートは手のひらで両肩をさすさすと擦ったり、ぽんぽんと優しく叩くところから始まり
拳を作って左右の肩を交互に叩く、手を組んで肩や首の付け根を優しく叩く
チョップみたいに手の側面でリズミカルに叩くなど色んな手段で凝りをほぐします。

すごくシンプルな内容だからこそ、サークルさんの音作りに対するこだわりがわかりやすいです。
位置、距離、リズムもばっちりですしバックで流れるエアコンの音も日常感を与えてくれます。
会話は何をするかの説明や他愛もない雑談をちょこちょこします。

「ほのかなヒノキの香りと こつ こつってボール同士が当たる音が どこか温かくて 眠くなってきちゃいます」
この中で一番珍しいのは03パートのマッサージボール。
「こつ こつ」という軽くて硬い音を背中の後ろあたりでゆっくり鳴らします。
たぶん2つのボールを転がすように動かしてるのでしょう。
彼女の得意料理に関する話もするなど素朴さや家庭らしさを感じるサービスになってます。

続く7パート96分間でするのは耳かき。
膝枕の体勢でまずはゴムでできた耳ブラシを使ってお掃除し
それから竹の耳かき、2種類の綿棒、パフと梵天を使い分けて右耳→左耳の順に綺麗にします。
05パートだけ左右両方を行い06~08は右耳、09~11は左耳をケアする流れです。

マッサージの1.5倍以上の時間を割いてるだけあって癒しのパワーがすごく強いです。
どのパートも12分程度あるおかげで個々の音をじっくり楽しめますし
器具ごとに質感や動きの違いもあって同じ耳かきでも感触が変わります。

例えば最初に出てくる耳ブラシは「じょりっ」という粗くて柔らかい音だったのが
次の竹耳かきに移ると「ぞずっ」という乾いてて平べったいお馴染みの音へ変わります。
綿棒はオイルに浸したものと乾燥したものを順番にやりますし
長時間のサービスにありがちな単調さを見事に打ち消してます。

「私だって今日はお休みだし まーったりお話ししながら 耳かきしても いいですよねー」
セリフの内容も左右で違います。
右は何をするかの説明や器具をどう動かしてるかといったお店でよくやる会話だったのが
左に入るとどんな耳かきが好きかとか、今の気持ちなど彼女自身に焦点を当ててます。
お店だとどうしてもサービス優先になりますから、この機会に素の彼女を表現したかったのだと思います。

といってもずっとしゃべり続けるのではなく
しばらく音だけを鳴らしてから時々話すASMR寄りの作りです。
耳かき終了後は寝ている彼を起こさないように彼女があれこれするパートもあったりと
過去作よりもキャラを掘り下げて彼女の人柄が伝わるように組み立ててます。

せっかく自宅へ来たのにお店と同じではもったいないですからね。
サービスに支障が出ない範囲で違いを出してます。

このように、最大の武器である音を存分に活用したうえで自宅感も表現した飾らないサービスが繰り広げられてます。
素朴で優しい作品
キャラ、セリフ、音、サービス、雰囲気のすべてが優しい癒し効果抜群な作品です。

代菜は休業日にわざわざお店へ来てくれた主人公をいい気分で送り出そうと
近くにある自宅へ招待し、そこでマッサージと耳かきをゆっくりじっくり行います。
そしてこれらの様子を多種多様かつリアルな音で表現しながら
何気ない会話も適度に挟んで癒される空間を作ります。

良い意味で店員らしくない女の子が仲の良いお客を自宅で癒すノーマル向けのシチュ
セリフよりも音の割合を高く設定し、耳と心に優しいものを多数揃えてたっぷり鳴らす質の高いサービス
気さくに接しながら親身になってお世話する代菜の人柄。
シリーズの強みを受け継いだまま新しい方向へ発展させてます。

特に音は現在活動されてる全年齢向けサークルさんの中でも最高クラスに位置します。
単に質感が良いだけじゃなく、実際のサービスにできるだけ近づけてるハイレベルなものです。
音を通じて微弱な振動や圧も伝わってきますし、目を瞑って聴けば実際にされてるのに近い感覚が味わえます。

「なんか あっという間だったなー」
あとは普段よりも彼女の内面に光を当ててるのが面白いです。
さすがに恋愛感情は抱いてないと思いますけど
彼のことを単なるお客以上の存在に感じてるように見て取れます。
彼女自身も楽しんでやってますから雰囲気は終始和やかです。

これだけの品質とボリュームで価格は660円とコスパも抜群。
以上を踏まえてサークルさんでは13本目の満点とさせていただきました。

CV:和鳴るせさん
総時間 2:59:49

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、素朴で人懐っこい店員さんが
以前からお世話してるお客を本格的な耳かきでたっぷり癒します。

多種多様かつリアルな音を組み合わせたASMR成分の高いサービスが行われており
どのパートも複数の器具を使い分けてそれぞれに合った質感と動きの音を鳴らします。
メジャーなものから珍しいものまで数多く取り揃えてますから
耳かき好きはもちろん、色んな音を楽しみたい人にも向いてます。
定番のサービスを奥深く表現
ヒーリングサロン シエルの店員「朝霧代菜」が健全なサービスをするお話。

「いらっしゃいませー ヒーリングサロンシエルへようこそー」
代菜は甘く可愛い声の女の子。
予約を取って来店した主人公を嬉しそうに迎えると
必要事項に記入してもらってから手を繋いで部屋へ案内します。

本作品は2018年から続いてる人気シリーズの第7弾。
腕は確かなんだけどちょっぴり抜けたところもある彼女が
以前からお世話になってる彼をおよそ150分に渡ってじっくり癒します。
「本格耳かきコース」と名付けてる通り耳かきの時間と内容を大幅に増やし
定番のものからあまり見かけないものまで幅広いご奉仕をします。

耳かきだけで113分(右耳55分、左耳58分)もある非常に尖った作りです。
全年齢で最もメジャーなサービスだからこそ作り込みに相当力を入れてます。
ASMR作品なので時間に対する会話量も少なく安眠のお供にも役立ちます。

また時間が十分ある状況を活かして器具の種類をかなり多く用意してます。
耳かき棒と綿棒は2種類、梵天は3種類もあるのに加え
それぞれで音の質感や動きをきちんと変えて別の癒しを与えます。
音が鳴るたびに微かな刺激も伝わってくるため心地よく感じるでしょう。

「綿棒や耳かきだと 壁にくっついたのはなかなか取れなくて 逆にくっつけちゃうときもあったりするんで」
合間に入る彼女のセリフも場を和ませます。
2人はすっかり顔馴染みなので店員のイメージよりもやや砕けた態度で接し
自分が思ってることを素直に伝えながら嬉しそうな表情を見せます。

シエルは普段ここまで耳かきをがっつりやることはないので
彼女も初めてのサービスにウキウキしてるように映りました。
和鳴るせ(そらまめ。)さんのナチュラルな演技も彼女の魅力を引き出してます。

質量共に優れたASMR系の耳かきとほんわかしてる彼女のキャラ。
音に自信があるサークルさんらしい深みのある耳かき作品です。
音が織りなす癒しの空間
部屋に移動し施術台へ横になった後から始まる最初のサービスはリラクゼーションタッチ(約18分)。
右耳→左耳の順にある鳥の羽根を使って耳の内外を優しく撫でます。
そしてツボ押ししたり両耳を手で塞いで優しい刺激を与えます。

耳かきが主役の作品なのでここはまだ準備段階に過ぎません。
でも「すしゅー」みたいな耳かき棒に近い音を耳元至近距離で鳴らしてくれてこそばゆいです。
同じ音や動きを繰り返すのではなく、数秒単位でそれらが切り替わるのも良いですね。
プロにお世話されてる様子を音で忠実に表現してリアリティを出します。

その後から始まる耳かきも本当に充実してます。
「03(右)ヘラでマッサージと耳垢はがし(約18分)」はヘラとピンセットで大きい汚れを取り
「04(右)耳かきと細い耳かきで掃除、馬油で保湿(約21分)」は2種類の耳かきと綿棒
「05(右)梵天とヒビキガネ(約16分)」は3種類の梵天を使い分けて隅々まで綺麗にします。

「かるーく 撫でるような感じで 耳の中を手前から奥に 行ったり来たりすると 気持ちいいですよ」
03パートは耳かき音声でも珍しい行為なので
「そしゅっ」という面積が広めで乾いた音をテンポよく鳴らしつつ
どんな風にお世話してるか軽く実況してイメージ力を膨らませます。
ヘラは耳かき棒が大きくなった感じとでも言いましょうか、やや尖ってるのだけど音の幅が広いです。
それに対してピンセットは狭い範囲で穴から出し入れする感じに動きます。

04パートは最もメジャーなサービスを幅広く表現します。
耳かき棒は通常のものと細いものを用意して音だけでその違いを明確に出しますし
綿棒も市販のやつではなく手作りして「ぞすぞす」という粗さがあって若干湿り気を帯びた音を鳴らします。
耳かき棒は太さ、綿棒は水分の違いと被らないようにしてあってそれぞれに違った良さがあります。

「ぽわーんとした音叉の音と合わさって まるで夢の中みたい」
個人的に一番好きなのは05パート。
動物の毛、スタンダードな梵天と繋いでから
ヒビキガネと呼ばれる音叉のような器具と梵天を組み合わせて細かな汚れを取り除きます。
「ぶぅぅぅぅん」という小刻みな振動音が心地よく、音叉よりもトーンが低くて穏やかな気持ちで聴けます。
ヒビキガネは「鈴の音を聞きに」など、ごく僅かな作品にしか出てこないレアなサービスです。

同じ要領で左耳を綺麗にした後、最後に出てくるサービスは耳のマッサージ。
特別な器具は使わず手で丹念に揉みほぐしてから独特な手段で温めます。

「私も お客様を癒せて楽しかった」
ここでは代菜はこれまでを振り返りながら名残惜しそうにするのが印象的でした。
施術中にいつもにこにこしてたところを見ると、彼女にとってもこのコースは良い経験になったのだと思います。
贔屓にしてくれてる彼を送り出す時間が迫ってるのもあるのでしょう。
湿っぽさはありませんけど後ろ髪を引かれる気分がします。

実際に聴いた感想ですが、156分もあるのに「もう終わりなのか」と思うほど耳に馴染む音ばかりでした。
音重視でも代菜の存在感がちゃんとあってシリーズの持ち味が出てます。
耳かきは左右でサービスの内容が大きく変わることはありませんが
右は説明を挟んでわかりやすく、左はセリフを減らしてよりASMR色を強くと多少の違いが見られます。

このように、器具の種類を増やしたうえでひとつひとつをじっくりやる充実したサービスが繰り広げられてます。
耳かき尽くしの作品
耳かきを広く深くお届けする高品質な作品です。

代菜は本格耳かきコースを予約した主人公に満足してもらおうと
序盤から他では見かけないサービスを投入して癒しの空間を作ります。
そして耳かきは合計10種類もの手段を110分以上に渡ってゆっくりこなし
そのほぼすべてでリアルな音を鳴らして聴き手の心もぽかぽかにします。

世話好きで人懐っこい店員さんが常連客に特別なコースを提供するノーマル向けのシチュ
耳かきに最も長い時間を割いて多種多様なサービスをするタイトル通りの内容
セリフよりも音の比重を高くして質感と動きにこだわったASMR色の強い作り。
サークルさんが得意とされてる部分を反映させて重厚な耳かきに仕上げてます。

中でも2番目は王道だからこそ差別化が難しいのに敢えて挑戦し
しかもきちんと自分の色を出せてるのが素晴らしいです。
我々にとってお馴染みの耳かき、綿棒、梵天を使う時間はそれほど長くなく
代わりに珍しいものを積極的に投入したうえで全体のバランスを取ってます。
音の質感、位置、距離、リズム、動きといった細かな部分も非常に良くできてました。

これだけの品質とボリュームで価格は550円とコスパも抜群。
以上を踏まえてサークルさんでは12本目の満点とさせていただきました。

CV:和鳴るせさん
総時間 2:36:05

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

しろなこおすーヒーリングサロンシエルー

サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、のほほんとしてるけど腕はいい店員さんが
すっかり顔なじみになってるお客を専用のサービスで癒します。

和の心を強く意識したASMR系の作りが魅力で
サービス中はどのパートもセリフよりも音の割合を増やし
あずき、抹茶、ヨモギといった珍しいアイテムを使って色んなマッサージをします。
音の質が非常に高く耳に優しいですから安眠のお供にも役立ってくれるでしょう。
常連さんへのオリジナルサービス
ヒーリングサロンシエルの店員「朝霧代菜」が耳かきやマッサージをするお話。

「お客様ー お待ちしてました 本日はしろなこおすをご予約いただいて ありがとうございます」
代菜は甘く可愛い声の女の子。
店長に呼ばれて主人公がいる受付に行くと
自分の名前がついたコースを何度も言ってニヤニヤします。

本作品はゲーム大好きでちょっぴり抜けたところもある彼女が
自分をこれまで何度も指名してくれた彼に新しいサービスをします。
「しろなこおす」という彼女の名前を冠したこのコースはテーマを「和風」に定めており
作中ではそれを匂わせる様々な要素を盛り込んで日本人向けの癒しを提供します。

「そういえば 今日の服はどうですかね? 店長に着付けしてもらったんですけど 似合いますか?」
挿し絵のような着物で登場するところから始まり、場所を和室に変更して椅子ではなく床に寝かせ
物語の前半ではバックに風鈴の音が時々鳴ります。
彼女も一人前の店員として認められたことがとても嬉しいようで
過去作よりも活き活きした表情でお世話に取り組みます。

販売ページに書いてある通り効果音が中心の作品なのは間違いありませんが
彼女ののほほんとしたキャラや頑張る姿も別の癒しを与えてくれます。
「良い意味で店員らしくない」とでも言えばいいのでしょうか。
何度も顔を合わせてる相手なので終始リラックスしてるように映りました。

サービスについては定番の耳かき、マッサージ、シャンプーに和風のアレンジを加え
さらに音声作品ではなかなかお目にかかれないものも取り入れてます。
総時間が140分程度あるおかげで各パートに十分な時間を確保できており
通しで聴いたら寝る人がそれなりにいると言えるほど穏やかな空気が漂ってます。

どのパートも音がリアルかつ優しいもので統一されてますし
彼女もそれを集中して聴けるようセリフの間隔を長く取って話しかけます。
前半と後半で環境音が切り替わるなど、音に対する並々ならぬこだわりを持って作られてます。
また一部のシーンではわざと手間をかけて音をより多く聴けるようにする工夫もされてます。

愛らしい女の子がリアルな音を駆使した和風のサービスでもてなす。
サークルさんの持ち味を活かしつつ捻りも加えた総合力の高い作品です。
音が織りなす癒しのひと時
店内にある和室に移動し浴衣へ着替えた後から始まる3パート52分間はマッサージ。
あずきの入ったお手玉を温めて彼の首筋から腕にかけてをとんとんし
代菜がその場で点てた抹茶を顔に塗ってパックし、ヨモギをすり潰したものを耳に塗って揉みます。
またバックで風の吹き抜ける音と風鈴が流れます。

「どこかで聞いたことがある気がして 懐かしい気分になりますよねー」
そして彼女は早速音をメインに据えて癒しを与えます。
あずきマッサージは「ずしゅっ」という適度な重みのある優しい音が
耳の下あたりで転がったり肩たたきするように小まめに上下し
抹茶マッサージは床屋でやる顔剃りの泡を塗りつけるような音が至近距離で鳴ります。
そしてこれらの合間にサービスにちなんだ話題を振って心もケアします。

世間一般的なマッサージとは方向性が違うので最初は戸惑うでしょうけど
音の質感、位置、距離、鳴るタイミングがしっかりしていてきちんとサービスになってます。
聴いてる最中は時間の流れが緩やかに感じるでしょうね。
ヨモギもオイルマッサージとはやや違うみずみずしい音が耳元で鳴ります。

続く3パート70分間は定番のサービスを本作品なりにアレンジしたもの。
シャンプーしながらタオルだけでは落とせない顔と耳の汚れを落とし
「ひびきがね」と呼ばれる音叉のようなもので耳の汚れを浮かせ
最後に30分以上をかけてじっくり丁寧に耳かきします。
またここからは環境音が雨音やカエルの鳴き声に変化します。

「アレンジした」と言える理由はやり方にあります。
例えばシャンプーはお風呂場じゃないので木製のたらいと桶を用意し
髪を濡らしたりシャンプーを洗い流す時はちょろちょろとした水の音が鳴ります。

「シャワーもいいですけど ざばーってされるのも気持ちいいんですよねー なんだか洗ってるーって感じがして」
効率だけを考えればシャワーのほうが向いてるのでしょうけど
本作品は和風が売りですからこうしたほうが物語の雰囲気に合ってます。
また桶で流すほうが音が静かで環境音を聴きやすくなります。
シャンプーをしっかり行い、コンディショナーに切り替え、ドライヤーで乾かす無駄のないサービスです。

「この音だけが 頭の内側で響いて ゆらゆら 音に揺られて」
ひびきがねは右耳→左耳の順に「ぽーーーーん」という澄んだ音が鳴り響きます。
本作品以外ですとVOICE LOVERさんやとみみ庵さんあたりでしか登場してないサービスなので
今回初めて聴く人も結構いるんじゃないでしょうか。
体験版を聴いていただければわかるように、小刻みに振動しながら強弱を繰り返す不思議な音です。
ちなみにこの器具は以前日本でも使われてたそうです。

そして最後の耳かきは王道の編成にして安定感を出します。
これまでとは違い膝枕の状態で耳かき棒→綿棒→梵天と繋ぎ、最後に指で軽くマッサージします。
息を吹きかけるシーンはありません。

耳かき棒は「ぞすっ」という丸みを帯びた硬い音
綿棒は「ずすっ」という広く柔らかい音、梵天は綿棒よりも広くふわふわした音と
器具ごとの特徴を的確に捉えた耳触りの良い効果音を時間いっぱい楽しめます。

通常ですと綿棒を間に挟むことはあまりないのですが
音の変化を感じ取りやすくするためにこうしたのかもしれません。
後になるほど音の面積が大きく、質感が柔らかくなります。

このように、テーマに沿ったやり方で頭部を癒やす充実したサービスが繰り広げられてます。
のんびりした作品
聴いてるだけで自然と心身が脱力する作品です。

代菜はこれまで自分を何度も指名してくれた主人公の期待に応えようと
自分だけがやれるコースを新設し、そこで和風情緒漂う癒しのサービスをします。
そしてそれらの様子を主に音で表現し静かな空間を作り上げます。

可愛い店員さんが長時間に渡って健全なお世話をする癒しに満ちたシチュ
セリフよりも音の分量を多くし、それらを上手に組み合わせた質の高いサービス
着物、和室、風鈴など和風を意識した演出の数々。
シリーズの過去作とはやや違った趣の作品に仕上がってます。

「はーい 粗茶ですが 略式ですけど 精一杯点てました」
特に3番目はサービスそのものから細かな描写に至るまで幅広く取り入れており
本作品にとって重要な部分だというのが自然と伝わってきます。
それでいて堅苦しさを感じないのは彼女のキャラが普段通りだからでしょう。
ゆるーいキャラでしっかりご奉仕することで丁度いいバランスになってます。

サービスはどれも優れてますが私はひびきがねが最も印象に残りました。
これを取り入れてる作品がレアですし、音もかなり癒やされます。
その一方であずきマッサージ、抹茶フェイスマッサージ、ヨモギ耳マッサージは
もう少し実況を増やしたほうがイメージしやすかったかもしれません。

古いようで新しい癒し系作品です。

CV:朝霧代菜…和鳴るせさん 店長…いたちゆーとさん
総時間 2:21:30

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
141分で432円とコスパが良いので+1してあります。

ヒーリングサロンシエルーすっきりコースー

サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、ちょっぴり抜けてるけど腕は確かな店員さんが
お店を再び訪れた男性の頭部や耳を入念にマッサージします。

会話よりも音で癒すことを意識した音フェチ系の作りになっており
サービスはもちろん、細かな動作に至るまで専用の効果音を用意し
さらに序盤から中盤は波の音、終盤は雨音を流して癒しと爽快感を与えます。
暑い季節を乗り切るために
ヒーリングサロン シエルの店員「朝霧代菜」からサービスを受けるお話。

「あぁっ ほんとだー いらっしゃいませー また来てくれたんですね」
代菜は甘く可愛い声の女の子。
店長に呼ばれて再び来店したお客に挨拶すると
コースの概要をいくつか説明してその中から選んでもらいます。

本作品は2018年4月に発売された「ヒーリングサロンシエル」の続編。
前作でセラピストとしての第一歩を踏み出した彼女が
彼の指名を受けて暑い季節に効果的なサービスをします。
お話は完全に独立してますから2人が顔見知りなことさえ知ってれば今作からでも大丈夫です。

「こちらのすっきりコースというのは ヘッドマッサージやシャンプーとか 名前の通りにリフレッシュするものが多めになってます」
今回彼が選んだのはすっきりコース。
日本特有のじめじめした暑さによる疲れや汚れを吹き飛ばそうと
オイルや炭酸水を使った頭皮マッサージ、シャンプーといった爽快感を与えるサービスをメインに行います。
そしてすっきりできた後はオーソドックスな耳かきで締めくくります。

前作に引き続きあらゆる動作をリアルな効果音で表現しますから
それらを聴いてるだけでも相当な癒しが得られるでしょう。
総時間が長いので彼女との会話もそれなりにありますが、やはり音のほうが存在感は大きいです。

前作との違いは特徴のある効果音を多めに取り入れてることです。
例えば炭酸水はシュワシュワパチパチした音が頭部全体で断続的に鳴りますし
その次のシャンプーもやや力を入れて小刻みに擦りつつ小気味よい泡音を鳴らします。
最後の耳かきもお掃除とマッサージを兼ねてるので一般的なそれとは動きにやや違いが見られます。

水に関する環境音がバックで流れ続けるのもポイント。
耳かきの手前までは部屋に備え付けられてるスピーカーから波の音を
耳かき中は外で降り始めた雨音を聴かせて別方向の癒しを与えます。
そしてこれは現実世界の雑音を遮断し作品世界に没頭しやすくする役割も果たします。

「疲れが溜まりやすい時期なので さっき話したすっきりコースがおすすめです 新しいことを勉強したとか そういうのじゃないですよ」
代菜については良い意味で店員らしくない女性です。
プロらしい流れるような手つきでお世話しながらつい本音を漏らしたり好きなゲームの話をします。
まだ新人なのですが十分な研修を受けてるようで不安なところは一切ありません。
サービスを始める前後に少し手間取る程度で最中はどれも丁寧に行います。
涼を感じる音に包まれて
諸々の準備を終えた直後に始まる最初のサービスはヘッドマッサージ(約25分)。
椅子に座ったお客の服が濡れないようタオルとケープを身につけてまずブラシをかけ
それから中盤までは専用のオイルを使って頭皮をゆっくりマッサージし、残りは炭酸水をかけて汚れを落とします。

ブラッシングは「ささー」と若干ごわごわした摩擦音
オイルマッサージは「じゅるー」というやや荒い音、炭酸水は泡が爽やかに弾ける音といったように
早速本作品の長所である多彩かつリアルな音が色々登場します。
タオルとケープをかける音や椅子を倒す音まで入ってるのには驚きました。
動きについても丁度いい長さ、ペース、力加減で頭全体を小まめに移動するリアリティを追求したものです。

「私は(髪が)結構絡まっちゃうんですよ お手入れしないとすぐもふもふになっちゃいます」
最中の代菜は今何をしてるかをその都度説明しつつ
健康知識を披露したり自分自身のことをさり気なく話します。
専門店だとお客との距離感を大事にする作品が多いのですが
本作品の場合はそれよりも近づけて彼女に親しみを感じられるようにセリフを組み立ててます。

代菜役の和鳴るせさんはナチュラルな話し方に定評のある声優さんですから
それが活きるようにゆるーい雰囲気でしっかりしたサービスを行います。

続く「シャンプー・ハンドマッサージ」は頭部全体の調子を整えるサービス(約34分)。
シャンプーやトリートメントをかけて髪に潤いを与え
トリートメント中の空いた時間を使って手もマッサージします。

「たくさん出ちゃったから よーく泡を立てて…」
「ヘッドマッサージって お店じゃないとなかなか体験できませんよね 珍しい体験だからこそ 1回1回を素敵な思い出にして欲しいなって思います」

ポンプを押しすぎたせいでシャンプーを多く出してしまうお茶目な姿を見せる一方で
彼の体だけでなく心も気遣うプロらしいところも見せてくれます。
シャンプーは頭皮マッサージよりもやや力を入れて擦っており、音を通じて微弱な振動が頭全体に伝わってきます。
またハンドマッサージはスクラブを混ぜることで音の違いを出してます。

音フェチ作品は時間が長くなればなるほど単調になりがちです。
だから同じマッサージでも音の位置、質感、動きを変えることでその問題を解消します。
音をただ垂れ流すのではなく、実際の施術を強く意識した目的のある鳴らし方をしてます。

最後の耳かきはおよそ28分間。
倒した椅子に座ったまま右耳→左耳の順に耳かき棒と綿棒でお手入れし
合間にほんの少しだけ息を吹きかけます。

耳かき棒は「ぞすぞす くしゅっ」という乾いた平べったい音
梵天は「ぷしゅっ」という広く柔らかい音が使われており
前者は奥から手前へ掻き出したり奥と手前を往復させて壁を優しく擦る
後者は素早く何度も掻き出したり軸を回転させるように動きます。

彼の耳が意外に綺麗だったことから本作品の耳かきは掃除とマッサージを並行して行います。
通常の耳かきより若干刺激が強くゾワゾワする人がいるでしょう。
その一方で耳かき棒は穴の手前と奥の2パターンが存在し
奥に移ると音がざらついたものに代わり動きもゆっくりになる繊細な演出もされてます。

「雨といえば 降り始めの土の匂いもなんだか好きで 濡れた道路から ちょっと湿った空気と一緒にふわーっとくるあの匂い」
環境音が波の音から雨音に切り替わるのも魅力です。
結構強めに降ってるようですが室内にいるのでうるさく感じるほどではなく
これまでよりもしっとりした雰囲気を醸し出してます。
またこれを受けて代菜も雨に関する話題を適度に投げかけます。

専門店にしては内容が大人しいかなぁとも思うのですが
前の2パートが個性的だったからここでバランスを取ったのかもしれません。
クオリティは非常に高いので耳かき音声を数多く聴いてる人でも満足できでしょう。

このように、多種多様な音を違和感なく組み合わせた涼やかなサービスが繰り広げられてます。
ほっこりする音フェチ作品
音に対する並々ならぬこだわりを感じる作品です。

代菜は自分に再び会いに来てくれたお客を満足させ、ついでに自身のスキルアップもしようと
最初から親しげな態度で接しながら慣れた手つきで色んなお世話をします。
そしてその様子を言葉よりも音で表現し作品世界へスムーズに引き込みます。

サービスだけでなく細かな動作にまで専用の音を用意した作り
そのすべてが現実さながらのクオリティを持つレベルの高さ、これらを行う代菜のゆるーいキャラ。
専門店形式で家庭的な雰囲気を持たせた音フェチ系の物語が楽しめます。

中でも効果音と環境音はまだ有料2作目なのに大手の癒し系サークルさんに並ぶ
あるいは凌駕するほどのものを作り上げてます。
内容もタイトルのすっきりコースにちなんだものが豊富で爽やかな印象を受けました。
最終パートに他の店員が登場するシーンがありますし、今後もきっと面白いものを聴かせてくれるでしょう。

以上を踏まえてサークルさんでは初の満点とさせていただきました。

CV:朝霧代菜…和鳴るせさん 黒瀬ひな…小山ハルさん(最後のパートのみ登場) 店長…いたちゆーとさん(最初と最後のパートのみ登場)
総時間 1:49:22

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
109分で300円とコスパが非常にいいので+1してあります。

耳元で駄洒落100

サークル「ケチャップ味のマヨネーズ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、可愛くて駄洒落好きな女の子が
短時間に数多くの駄洒落を言って心をほっこりさせます。

セリフはほぼ100%駄洒落という非常に尖った作りが魅力で
声の位置を左右に細かく振り分けながら
定番のものからあまり聴かないものまで多彩な駄洒落を披露します。
色んな駄洒落を可愛く連発
女の子が駄洒落を言いまくるお話。

「ふふふ 布団がふっとんだ」
女の子は可愛くて穏やかな声の女の子。
自己紹介などの前置きは完全に省略し、早速主人公の耳元で駄洒落を言い始めます。

本作品は現実世界だと主に中年男性が言う駄洒落を
彼女がおよそ10分に渡ってひとつひとつ順番に言っていきます。
駄洒落以外は軽く微笑むだけですから本当にそれだけです。

駄洒落の種類は食べ物、動物、魚、地名など様々。
「布団がふっとんだ」「猫が寝転んだ」といった定番のものはもちろん
サークルさんが自作されたのか初めて聴くものまで本当に幅広いです。
聴いた限りでは食べ物に関する駄洒落が最も充実してました。

「沢庵の味がまったく安定しない まったくあん、ていしない」
1回だけだとわからない可能性のあるものは気づけるように言い直してくれるのがいいですね。
おっさんが言ったら呆れられそうなものでも可愛い声だと思わずニヤリとします。
大笑いを狙うのではなく聴き手の心を解きほぐす感じに語りかけます。

前半の5分間はメジャーなものが中心。
駄洒落を聴き逃さないように少しだけ間を置きながらテンポよく連発します。

「ゆで卵をゆでた孫 ホットケーキはほっとけい」
「車に乗って来るママ 小学生の化粧がくせぇ」

時間内に合計100個も言う関係で短いものが多く、口調の砕けたものも挟んで笑いを誘ってきます。
楽しそうにこれらを言う彼女の姿につられて頬が緩む人もいるでしょう。
似たタイプのものをある程度固めて言ってくるので流れがあります。

「都会に行くってほんとかい? 蔓延する一万円 琵琶湖で水遊びは怖い」
続く後半は軽妙と言いますか、やや捻りを加えたものを挟みつつ進めます。
イワシ、イワナ、アサリ、ヒトデ、アンコウといった海産物に関するものを連発し
終盤は地名に切り替えて上手に締めくくってます。

元々の時間が短いのもありますけどあっと言う間に終わった気分がしました。
ひとつひとつの笑いのパワーは弱めでも積み重ねていけばそれなりのものになります。
女の子が声を左右に細かく振り分けながら言ってくるのもあります。

このように、楽しそうな表情で駄洒落をひたすら連発する非常に変わったサービスが繰り広げられてます。
気分転換できる作品
休憩時間などに聴いてリフレッシュするのに向いてる作品です。

笑みを絶やさない可愛い女の子が、余計な会話を一切挟まず駄洒落だけを言い続けます。
隅から隅まで駄洒落というシンプルな作り、その言い方や言うタイミングを工夫して笑いを誘う演出。
「どうだ、面白いだろう?」という気負いを見せずに和やかな雰囲気でテンポよく繰り出します。

駄洒落をテーマにした音声作品がそもそも極めてレアですし
内容、ボリューム、声の使い方が笑いと癒しの中間あたりを目指してます。
クスリとさせるのを狙ってるので笑いにうるさい人でもなければ誰でも聴けます。
価格が100円と安く、内容を理解したうえで聴くならまず損はしません。

耳かきやマッサージとは別のやり方で緊張を緩めてくれる面白い作品です。

CV:和鳴るせさん
総時間 9:43

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はありません

ヒーリングサロンシエル

サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、人懐っこくのほほんとした店員さんが
お店を初めて訪れたお客にベーシックな癒しのサービスをします。

サービスはもちろん、最中の細かな動作に至るまでを音で表現する作りに加えて
話す時とそうでない時をはっきり分け、健康知識や何気ない会話を適度に挟むなど
専門店らしさを出しつつ音とセリフの両方から癒す和やかなお話が楽しめます。
プロの手並みで和やかに
ヒーリングサロン シエルの店員「朝霧代菜」からサービスを受けるお話。

「騒がしい店長ですみません ええと 本日担当させていただきます 朝霧代菜と申します」
代菜は甘く素朴な声の女の子。
受付をしていた店長に呼ばれて主人公の前にやって来ると
サービスの内容を簡単に説明してから施術室へ案内します。

本作品は老若男女誰でも入店できるリラクゼーションスポットで
そこの新人店員がおよそ1時間に20分に渡って3種類のサービスをします。
足湯+肩揉み、顔から首にかけてのマッサージ、耳かきと基本的なもので構成されており
どのパートもプロらしい流れるような手つきで丁寧にお世話します。

全編を通じて言葉よりも音で行為の様子を表現する作りになってますから
リアルで優しい音の数々を聴いてるだけで相当な癒しが得られるでしょう。

Crescendoさんの作品は初めて聴いたのですが
現在活躍されてる大手のサークルさんに引けを取らない品質を持っててびっくりしました。
音の質感はもちろん、位置や距離もバッチリでこだわりを持って制作されてるのがわかります。
足音や服を着替える音などサービス以外の細かな動作にも専用の音が入っていて臨場感が高いです。

「あ、ここはちょっとコリコリしてますね ものを近くで見ることが多かったりしませんか?」
「お客様も ゲームってします? ゲームをしていると 時間がいくらあっても足りませんよね」

これらを行う代菜のキャラも個性的。
お客と1対1で接するのが初めてということで会った直後は緊張した表情を見せますが
施術室に移動した後は終始リラックスした様子で色んなことを語ります。
サービスの内容やそれに関する健康知識を説明してたかと思えば
趣味のゲームや散歩の話にいつの間にか脱線する天然なところも持ってます。

ある程度話したらしばらく黙り、それからまた話すのを繰り返す流れになってるおかげで
最大の武器である効果音とうまく共存できてます。
代菜役を務める和鳴るせさんのほんわかした声や口調も彼女のキャラに合ってて良いです。

すべての部分にこだわった多彩で高品質な効果音と代菜のキャラ。
専門店ならではのサービスを家庭的な雰囲気で行う音フェチ作品です。
静かで温かいひと時
施術室に移動しガウンに着替えた後から始まる最初のサービスは足湯と肩揉み(約12分)。
用意されたお湯入りの桶に足を浸し、血行が良くなるまでの時間を使って代菜が後ろから手と指でほぐします。

お湯を桶に注ぐ音、足を入れる音、事後にタオルで水気を取る音など
早速色んな音が登場して耳を楽しませてくれます。
彼女の説明も少しは入りますが必要最低限に抑えられてて音フェチ色が強いです。

メインの肩揉みは「すすっ しゅるっ」という滑らかな音が使われており
左右同時に手のひらで揉んだり擦る、左右交互にやや力を入れて刺激を与えるなど
音を無意味に垂れ流すのではなくサービスとして成り立つように変化をつけて鳴らします。
ガウン越しに擦ってるのを踏まえて地肌の時よりも若干音が粗くなってるのも細かくて良いです。

「ぐっぱっ ぐーっぱっ ふふふっ」
パートの終盤からお湯の音が加わるのもポイント。
足湯は桶に浸してるだけでは音がほとんど出ないので彼に軽く動かしてもらいます。
肩揉み単体の時は静かすぎて環境音が欲しいなとも思ったのですが
この演出をするために敢えて入れなかったのかもしれませんね。

その次に登場するのはマッサージ(約26分30秒)。
頭にタオルを、顔に温めたアイマスクを装着してから使用するオイルを温め
デコルテ(首から胸元の部分)、耳、顔の順にゆっくり塗り込んでいきます。
アイマスクは顔をケアする直前に外します。

「真面目、ですかね? そんなことないと思いますよ お客様の喜ぶ顔を見るのが好きなだけですから」
「くりゅっ ちゅぷちゅぷ」という若干粘性のある水音を状況に応じて位置と距離を変えて鳴らしながら
マッサージのことや彼女自身のことをのんびり語ります。
耳かきなどに比べて大人しい音なのでとても静かに感じるでしょう。
指の動きやストロークもリアルかつ多彩で耳をケアする時は微かな振動まで伝わってきます。
音で表現するのが難しいサービスを十分すぎる品質で形にされてます。

体の血行が良くなった後、締めを飾るのは耳かき(約21分)。
膝枕ではなくベッドに寝たままの状態で右耳→左耳の順に
耳かき棒で大きな汚れを、梵天で小さな汚れを取り除きます。
耳に息を吹きかけるシーンはありません。

耳かき棒は「ぞすぞす しゅぷっ」とやや平べったくて尖りのある音
梵天は「しゅるっ ふすふす」と柔らかく広がりのある音が使われており
前者は奥と手前をゆっくり往復させたり小刻みに優しく引っかくように
後者は軸を持って細かく回転させたり素早く掻き出すように動かします。

肩揉みやマッサージと同じく音の質感、動き、力加減のレベルが高く安定してます。
また耳かき棒は穴の手前から奥に移ると音が若干低く鈍いものに変化します。

「私は 耳かきをされるより するほうが好きで 大きな耳垢がぽろっと取れた時の ちょっとした達成感が楽しくて」
最中の代菜は好きな耳かきや散歩のことを嬉しそうに話したり
耳の奥で見つけた耳垢が無事取れて満足げな表情を見せます。
彼が途中で眠そうにしてるのに気づいたからか、前のパートよりもセリフを減らし黙々と続けます。

このように、音を中心に据えつつ彼女の魅力も引き立ててる緩いサービスが繰り広げられてます。
ほんわかした作品
優しい女性が優しい音をたっぷり鳴らして癒す正統派の音フェチ作品です。

代菜は自分にとって最初のお客にあたる主人公を心の芯から癒そうと
これまで磨いてきた技術を駆使しながら専門的なことや何気ないことを話します。
そしてその様子を言葉よりも音を使って聴き手に伝えます。

質と動きにこだわったリアルな効果音の数々、腕は確かにプロなんだけど性格は少し抜けてる彼女のキャラ。
音フェチ作品の要所をしっかり押さえ、なおかつ多少のキャラ成分も含んだサービスをします。

特に効果音は同じサービスでもシーンによって違う音や動きに変え
さらに位置や距離も小まめに切り替わる大変手の込んだものになってます。
このところ録音環境の向上に伴い音の品質は全体的に上がってます。
でも器具の動きや間の取り方といった他の部分はサークルさんによって結構差が出ます。
このへんも上手にこなしてるのが素晴らしいです。

「私は疲れてないですよー すごく楽しかったです」
もうひとつ、物語の最初と最後のパートに長めの時間を割いてるのも大きな魅力です。
癒し系音声作品はサービスを中心に組み立ててるからか
冒頭の挨拶や事後のやり取りをごく簡単なもので済ませることが多いです。
しかし本作品は両方に9分程度の時間を用意し、2人が出会ってから別れるまでの様子もきっちり描いてます。

余韻や後味を大事にしてるとでも言えばいいのでしょうか。
すべてを終えて緊張が解けた彼女が微笑ましいミスをするシーンがあったりと
最後の最後まで時間がゆっくり流れていきます。

音が主役なのは間違いありませんが、それだけでは語りきれない魅力を秘めてる作品です。

CV:代菜…和鳴るせさん 店長…いたちゆーとさん(最初と最後のパートにのみ登場)
総時間 1:23:41

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
83分で300円とコスパがいいので+1してあります。

風邪を引いたらキスで治して

サークル「+ ucca ∫ ucca +」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、それぞれに違った魅力を持つ5人の女性が
風邪を引いた時に男性たちとあまあまなキスをします。

サービスは全パートキスのみという非常に尖った作りをしており
彼に風邪を移すため、自分の想いを伝えるためなど目的を多少変えながら
総時間のほぼ半分に渡ってエロさをやや抑えたちゅぱ音をゆっくりねっとり鳴らします。
中の人が風邪の時に録音されたらしく演技がリアルなのも魅力です。
病気の時は好きな人と
5人の女性とキスするお話。

「うぅ どうやら風邪を引いてしまったようじゃの」
のじゃロリは古風な言葉遣いをする甘い声の女の子。
ややだるそうな表情で主人公に風邪を引いたと告げると
いち早く治すためにキスをおねだりします。

本作品は風邪を引いた女性とまったりイチャイチャするシチュがテーマの短編集。
のじゃロリ、女将さん、ぶっきらぼうちゃん、清楚ビッチ、オドオドちゃんが
それぞれ8~9分程度の時間をかけてお話やキスをします。

彼女たちにキスをして治す流れなので総時間45分に対し23分程度のキスシーンを用意し
唇を軽くついばむライトなものから舌を絡め合ったり唾液交換するディープなものまで
登場するキャラや状況に合ったちゅぱ音を自然な形で鳴らします。

最初から最後まで延々キスだけをする音フェチ系ではなく
キスするまでの過程や最中の会話も交えながら進めるボイスドラマっぽい作りです。
パートによって声質が大きく切り替わるのもポイント。
声を担当されてるそらまめ。 さんの幅広い演技も本作品の聴きどころと言えます。

他の作品の収録をしようと思った日にたまたま風邪を引き
その状況を活かそうと突発的に制作されたとのことで
声はもちろん、全編アドリブだったりリップノイズを多少残してリアリティを出してます。

キス特化のサービスとそらまめ。さんの声&演技。
声優さんの個人サークルだからこそできるほのぼのした個性的な作品です。
色んなシチュで愛のあるキスを
ここからは各パートの内容を説明していきます。
最初の2パート18分間はキスの量を重視したお話。
「のじゃロリとちゅー」はロリババアっぽい女の子が、「女将さんとちゅー」はしっとりした色っぽい女将さんが
体調を崩し心配する主人公と甘く濃厚なキスをします。

「いいか 風邪を移すキスというのはな 粘膜と粘膜が触れ合うようなべろべろべろべろしたやつじゃ」
のじゃロリは最初から彼に風邪を移すつもりらしく、その意図を包み隠さず話したうえでキスをせがみます。
言葉遣いと相まって多少傲慢に感じるところがあるものの声は弱々しく
一緒にいて欲しい気持ちを素直に伝えられない不器用キャラの印象が強いです。

キスのほうはパート開始から1分30秒後には早速始め
後になるほど激しさを徐々に上げながらセリフをあまり挟まずに続けます。
R-15作品なので露骨にエロい音は出さず愛情表現あたりに留まってます。

「確かにこのへんは物騒ですが このようなおばさん 襲うようなものはおりませんよ…んっ」
女将さんパートはお店の常連にあたる主人公が彼女の儚げな仕草に欲情して自らキスをします。
のじゃロリと声やキャラのギャップが非常に大きく、人妻っぽい女性に軽く襲いかかる展開にもそそられます。
といっても彼女も十分な好意を持ってますから雰囲気は同じくあまあまです。
キスの時間は6分程度ありゆっくりペースでねっとりした大人な音を鳴らします。

それに対して残りの3パートはどちらかといえばキャラや会話重視。
おそらくすべて恋人同士と思われる男女がそれぞれに合った反応を見せながらキスします。

「口ん中熱い あったりまえだろ何度熱あると思ってんだ …お前の口は冷たいな」
「ダメ キスすると風邪移っちゃう それに 頭くらくらして 何も考えられなくなっちゃう」

下手に優しくされると一人になった時余計寂しくなるからと一旦突き放し
それでも優しくしてくれる彼に本音を漏らすぶっきらぼうちゃん
キスはしたいけどそれよりも彼に移すことを心配しソフトなリップ音を鳴らすオドオドちゃん。
キスを始めるまでの時間を最初の2パートよりも長く取って仲の良さを表現しています。

この3パートはキスの時間が4分程度と短めな代わりにセリフが充実してます。
おかげでシチュはほぼ同じなのに違う感覚で聴くことができました。

このように、背景や登場人物同士の関係を盛り込んでキスする温かい物語が繰り広げられてます。
キス尽くしの作品
キスはもちろん、各パートに登場する女性たちにも魅力を感じる作品です。

風邪を名目に主人公とできるだけ一緒に過ごそうとするのじゃロリ
自然な形で彼を誘い男心をがっちり掴む色っぽい女将さん
普段は気が強いけど優しくされると可愛い顔を見せてくれるぶっきらぼうちゃん
最初からエッチする気まんまんでおねだりする清楚ビッチ
お見舞いに来てくれたことを感謝しつつ風邪を移さないよう気をつけてキスするオドオドちゃん。
シチュだけは統一し、細かな部分に違いを持たせて親しい男性とひたすらイチャイチャします。

この作品を一言で言えば「女性たちとキスする」なのですが
実際はパートによってそこに至るまでのやり取りや最中の会話が随分異なります。
純粋にキスを楽しむなら最初の2パートがいいですし
女性との繋がりを大事にするなら後の3パートのほうが心に響きます。
キス以外の部分もしっかり考えて作られてるところが非常に印象的でした。

私は「女将さんとちゅー」が一番好きですね。
他のパートよりもずっと大人びた女性が登場するのに加えて
そらまめ。さんではあまり聴いたことのないお声だったのが理由です。
若い女性を演じることが多い声優さんなのでこういう熟女キャラは新鮮でした。

ひとつの行為をシンプルかつ幅広く描いた作品です。

CV:そらまめ。さん
総時間 1:01:38(本編…45:19 フリートーク…16:19)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
61分で400円とコスパがいいので+1してあります。

好きって言ってよ! #01 -セイフクの小悪魔-

サークル橘さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、エッチは未経験だけどとっても積極的な予備校生が
大好きな男性と初めてのエッチを楽しみます。

ファーストキスをした直後に嬉しそうな表情を見せたり
おちんちんや精液の形・感触・匂い・味を興味津々な様子で確認するなど
彼女の処女属性を活用した初々しいエッチが行われています。
感情移入できるようにエッチを始めるまでの前置きを長めに取ってるのもポイントです。
巨乳処女の大胆な誘惑
教え子の御上奈津(みかみ なつ)とエッチするお話。

「あーもー わかんないよぉ」
奈津は明るくて優しい声の女の子。
予備校で主人公と二人きりの個人レッスンをしてる最中
問題を解きながら彼の唇を綺麗と言ったり恋愛に関する質問をします。

本作品を彼のことを異性として慕ってる彼女が、軽い誘惑をしてから3種類のエッチに取り組みます。
彼女に処女設定があるの踏まえていきなりエッチを始める展開にはせず
自分の想いをストレートに伝えたり、自慢のおっぱいでやる気にさせてから突入します。

「奈津の隣は いつもいつでも先生のために空いてますよ いつでも飛び込んできていいんだからね」
序盤から積極的に好意をアピールしてくる真っ直ぐな女の子です。
あまあまな声も相まって雰囲気は終始穏やかですしエッチのM性も低いです。
ただし、どのパートも彼女が彼を責め続けるスタイルになっており
彼に自分の体を好きにいじる余裕を与えようとしない思惑も窺えます。

焦らしや寸止めといったはっきりわかるタイプの意地悪はせず
教師である彼の立場の弱さを利用して美味しいところをいただこうとします。

これが彼女が持つ小悪魔な部分のひとつです。
音声作品でこういうタイプのキャラは珍しいですね。

音声開始から最初の2パート11分間は二人がエッチを始めるいきさつを描いたシーン。
警備員以外に来る可能性のない静かな教室で主人公に勉強を教わっていた奈津が
彼の教え方の上手さを褒めつつ自分のことをどう思ってるか探ります。

「自分にとって可愛い生徒たち、か… うーん そういうことになっちゃうのか 先生の中では」
主人公がどう受け答えたかを彼女が言いながら進める掛け合い形式を採っており
教え子と恋愛関係を結ぶことの危うさを彼が感じてるのがよくわかります。
また彼女に抱きつかれると体を強張らせることから女性とのスキンシップにも慣れてないのでしょう。
そんなガードが堅めの男性をどうにかして攻略しようとする姿は聴いてて微笑ましいです。

大人の女性みたいに高度な駆け引きをするのではなく
タイトル通り彼に自分のことを好きと言ってもらえるようにあれこれ話しかけます。
彼女の真っ直ぐさや処女ゆえの恋愛に対する不得手さがセリフに表れていて初々しいです。
小悪魔っぽさを感じる部分もほとんどなく、このシーンは純愛系のボイスドラマとほぼ同じ雰囲気が漂ってます。
男の体をじっくり味わう和やかなエッチ
エッチシーンは3パート27分30秒間。
プレイは乳揉み、キス、主人公のオナニー、手コキ、ローター責め、オナホコキです。
服を脱ぐ、オナニー、手コキ、ローター責め、オナホコキの際に効果音が鳴ります。

「じゃあさ 先生 奈津の胸 触っていいよ」
主人公との会話から好感触を掴んだ奈津は
彼が密かに興味を持ってる自分のおっぱいを触らせてエッチな気分を盛り上げます。

エッチは終始彼女が主導権を握り責め続けます。
一番最初の「ファーストキスだよ?」はお互いの気持ちを確かめる意味合いの強いパート(約10分)。
服を脱いだ彼女のおっぱいを2分程度揉ませてからファーストキスを捧げ
さらに彼にオナニーをお願いしたり自分でしごいて最初の射精に導きます。

「すごい… 頭の中 とろっとろになっちゃいそう」
「(カウパーを見ながら)これ 透明なのにすごくぬるぬるしてる んー ちょっとしょっぱい?」

そして彼女は始めて味わう様々な体験に色んな反応を示します。
状況説明だけでなく彼女の心情描写にも力を入れてるおかげで
エッチをするにあたって彼女が何を思ってるかがわかりやすいです。

プレイのほうはキスが2分30秒、オナニーと手コキが2分と少なめです。
オナニーと手コキで違う効果音が使われてるのは良いのですが
18禁音声にとって重要な実用度が他のパートも含めて弱い印象を受けました。
良くも悪くも彼女のキャラを重視してるエッチだと思います。

続く2パートは道具を使ったプレイ。
「またおっきくなってる?」はローターを、「こんどはこれを使ってみようね。」はオナホを使って1回ずつ射精させます。

「裏側を ゆーっくり 根元から先っちょにかけて」
「先生の精子で また奈津をベタベタにして」

「またおっきくなってる?」は効果音がかなりリアルです。
具体的には同一の音を鳴らし続けるのではなく、彼女のセリフに合わせて音が時々鈍くなります。
おちんちんに軽く触れさせて離す様子を音で表現してるわけです。
またエッチに少し慣れたのか、射精が近くなると男心をくすぐるおねだりも言ってくれます。

「先生の硬くてぬるぬるのおちんちんが 奈津のあそこに入ってくるの すっごく気持ちよさそう」
「こんどはこれを使ってみようね。」は今までよりもセリフの分量を減らし
「ぎゅちっ」という弾力のある水分高めの摩擦音を鳴らしながらキスをします。
プレイ時間が6分30秒と短いのが残念ですが、エロさの密度に関しては最も高いパートです。
ここではやらないことを明言したうえでSEXの実況するところにも彼女の小悪魔っぷりが出てます。

このように、処女が男性の体を味見する比較的ソフトなエッチが繰り広げられてます。
マイルドな作品
奈津のキャラを大事にしながらまったりエッチする作品です。

奈津は前々から好意を抱いていた主人公を落とすために
二人きりになって勉強を教わりながらまずは彼の自分に対する気持ちを確かめます。
そしてまったく脈がないわけでもないのを知った後は女の武器と器具を使った責めで一気に引き寄せます。

エッチを始めるまでの過程もある程度描いたドラマ性のある作り
男性の体に触れて驚いたり喜ぶ彼女の反応を織り交ぜながら進めるエッチ。
彼女の処女属性や不得手さを強く反映させたプレイをします。

「今度は最後まで 奈津といーっぱい ラブラブなエッチしようね」
そして「好き」などの言葉を積極的に投げかけたり後々への期待を持たせつつ
結局はキスだけしか許してないところに多少のあざとさも感じます。
男性の童貞もそうですが、女性にとっての初SEXは特別な意味を持つでしょうし
予備校の教室よりもホテルや彼の家で処女を捧げたかったのかもしれません。

ですがそんな風に好意的な解釈をしたとしても彼女のサービスには疑問を感じます。
彼がおっぱい好きなのを知ってるのにほんの少ししかいじらせませんし
その後も自分の体をほとんど使わず持ってきた器具で射精させようとします。

SEXは無理だとしてもパイズリやパンツを履いたままでの素股くらいならできるでしょう。
精液が胸や股間につくのを気にしたのなら射精の直前で手コキやフェラに切り替えればいいだけです。
恋人同士になるはずなのに彼が望むことをほとんどやらせてあげないところがどうにも引っかかりました。

「表面だけを見ると確かに純愛なんだけど、よく考えればそうでもないよなぁ」というのが私の感想です。
「セイフクの小悪魔」と命名してますからおそらく意図的にこうされたのでしょうけど
実際に聴いてみた感じでは内容が中途半端に映りました。
今の作りではお互いがお互いの良さを打ち消し合ってしまってるかなと。
あまあまラブラブ路線を貫くか、小悪魔っぷりを引き立てるかのいずれかに寄せたほうが良かったと思います。

射精シーンは3回。
くちゅ音(ローター音含む)それなり、淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

キャラは立ってるのだけどエッチとの噛み合わせに首を捻る部分がある作品です。

CV:そらまめ。さん
総時間 1:00:45(本編…49:16 フリートーク…11:29)

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
2017年9月30日まで8割引の140円で販売されてます。
その場合の点数は8点です。

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