同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:音モノ

   ● クラゲ娘のいいなり~水の世界・痺れる甘い毒~
   ● アクメノイド・イリア《催眠音声》
   ● サイニィコンディショナー(再レビュー)
   ● アラクネのくすぐり地獄催眠
   ● 哀しみの時計少女《催眠音声》
   ● ヒプノヘルツ
   ● 催眠・凌辱・不思議な空間!~バイノーラル催眠音声~
   ● Succubus Hypnosis Vol.03 -Wサキュバスの射畜催眠-
   ● 催眠音声-偽彼氏
   ● 4ジゲントリップ催眠


クラゲ娘のいいなり~水の世界・痺れる甘い毒~

サークル「みじんこ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、甘い声と刺激的な触手を持つクラゲ娘が
気持ちいい場所に案内してから持ち味を活かした責めで強い快感を与えます。

彼女が住む海へ行く様子をリアルな効果音を交えて描いた催眠
たくさんの触手に全身を包まれ電気ショックっぽい責めを受けるエッチなど
物語のテーマや雰囲気に合った質の高いサービスを楽しむことができます。
水音に包まれながら海の底へ
クラゲ娘に案内されて海底に行きエッチに責められるお話。

「こ・ん・に・ち・はっ…それともこんばんはかしら?」
クラゲ娘は甘く温かい声のお姉さん。
主人公に突然語りかけて挨拶すると、海の生物に不可欠な水に関するお話を始めます。

本作品はクラゲだからこそできる癒しとエッチなサービスをテーマに
前半は彼女が住む海に潜るイメージを用いた催眠を施し
後半は一旦海面近くに上がってから無数の触手に全身を責められるプレイを楽しみます。

「いいなり」シリーズはかの有名な「双子のい・い・な・り」を初め
「女教師のいいなり」「ナースのいいなり」など女性に優しく弄ばれるシチュを描いた作品群です。
今回も台本担当にサークルTAEの四九八苦さんを迎え、過去作同様ハイレベルな催眠とエッチを行っています。

本作が持つ特徴としてまず挙げられるのが最中に鳴る様々な「音」。
二人が出会ったシーンでは部屋にある水槽のこぽこぽした音
そこから海に向かうまでに波の音、海面に漂う音、海中で泡が弾ける音など
場所が移り変わるのに合わせてバックの環境音が目まぐるしく変化します。

音質はどれもリアルですし、音声開始から終了までほぼずっと何らかの水音が流れ続けるおかげで
現実世界から離れた感覚を抱きながら聴くことができます。
癒し成分の強い音ばかりですから多くの人が心地よさを感じるでしょうね。
深化後に始まるエッチも音を使って感覚を操作する独特なプレイが繰り広げられています。

催眠は2パート23分30秒ほど。
最初の「導入」パートはクラゲ娘の暗示を受け入れられる環境づくりを目的に
彼を部屋から海岸まで案内しながら自分や海に関するお話をします。

「波間にゆらゆら漂って、力をだらーんと抜いて水の中に脚を広げてる。見るだけで、思い浮かべるだけで、何か癒される感じがするの」
「海の音にシンクロして、水の世界に同化すれば、もっともっと深いリラックスの世界に沈んでいける準備ができるの」

彼女は催眠をかけるにあたって「これから催眠を始めます」などのセリフは一切言いません。
世間話に近いセリフを言いながら、その中に「力を抜く」「気持ちいい」など
リラックスにプラスに働く暗示を散りばめて入れます。

催眠をよく知らない人だといつ催眠が始まったかがわからないと思います。
ですが暗示の入れ方が大変優れていて心と体の余計な力があっさり抜けます。
私の場合は音声開始から5分後には催眠に軽く入った感覚がしました。
バックで流れ続ける水の音もリラックスを大いに助けてます。

続く「深化」パートは海中に潜るイメージに合わせて催眠状態をゆっくり深めます。
全身をパーツに分けてさらに脱力してからカウントを数えるシンプルな流れなのですが
数々の名作を生み出してきたシリーズらしい洗練されたアプローチが光ります。

「手足がだらーんと広がって、まるで海月みたいに身体の力が抜けていく」
「そう 安心するとどんどん重くなって沈んでいく。重く重くなって、気持ちよく沈んでいく」

脱力シーンは彼女のモチーフであるクラゲがふわふわ泳ぐ比喩を織り交ぜながら
導入パートとは明らかに違うぼんやり、のんびりした口調で暗示を的確に入れます。
両肩から手の指先へ、腰からお尻や太ももへと感覚を伝播させるタイプの脱力ですから
後になるほど重さを感じる部分が広がっていくのを実感できます。

「まわりは真っ暗、あなたの頭だけ真っ白。まわりはしーんと静まり返って、私の声だけしか聞こえない」
最後の海底に沈んでいくイメージも十分すぎる長さのカウントを用意し
「○メートル」と目的地までの距離に置き換えて合間合間に暗示を投げかけます。
環境音が波から泡の弾ける音へと変わり、静かな雰囲気を演出してるのも印象的でした。
高いところから一気に落下するのではなく、沼にずぶずぶと沈んでいくような感覚で催眠に入ることができます。

エッチの舞台となる海底へと行く様子に技術を絡めたシンプルで高品質な催眠です。
聴き手を海底に案内し、クラゲ娘の声や言葉に対する集中力を高めることを目的に
導入パートは現代催眠寄りの柔軟なリード、深化パートはイメージにカウントを組み合わせた王道のリードと
スタイルを適切に切り替えながらそれぞれをこれ以上無いレベルで手堅く行います。

四九八苦さんは奇抜なことを割とやられる製作者さんなので
本作に見られるオーソドックスな誘導はむしろ新鮮に思えます。
それでいて光るものをきちんと持ってるのは技術が飛び抜けて優れている証拠です。
とてつもなく癒されるし催眠状態にもすんなり入れる素晴らしい催眠です。
クラゲの毒に犯される快感
エッチシーンは20分間。
プレイは触手による全身愛撫、手コキです。

どちらのプレイも電気っぽい効果音が流れます(無しも選択可ですが非推奨)。
セルフはなしですが射精表現はあります。

「真っ暗な世界に際立つ白い手は、暗闇に浮かび上がるように、ぼぅっと淡く光るように見えてとても綺麗」
巧みな催眠で主人公を気持ちいい海底へと導いたクラゲ娘は
触手で全身を絡め取りながら海面近くへと一旦持ち上げさらに気持ちよくします。

エッチは終始彼女に弄ばれるややMあたりのプレイです。
最初の6分間は本番に向けての感度上昇を目的としたシーン。
海中にいる彼を白い触手で掬い上げ、深化とは逆のカウントを数えながら体が敏感になるよう働きかけます。

「身体の中のしおの流れ、血流が股間に、あそこに集中していくのを感じるわ」
ここでもより多くの聴き手が状況をイメージしやすいように
バックで先ほどよりもやや慌しい水音を流しながら股間にエネルギーを集中させます。
彼女が淫語を一切言ってこないにも関わらず、股間が妙に熱くなる不思議な感覚が味わえました。

そうやって準備に準備を重ねた後、ようやく彼女が直接体を愛撫し始めます。
彼女は女性の姿をしてるといってもクラゲですから人間と同じプレイはしません。
現実世界のクラゲも持ってる毒でピリピリした快感を与えます。

「ビリッ…とした感覚といっしょに、電気みたいな何かがあなたに流れ込むの」
そして作中ではプレイの様子を「音」を使って表現します。
「ばちばち ぼわんっ」という不思議な音がリズミカルに鳴り始め、それと同時に痺れや快感を言葉で伝えます。

このところあまり見かけなかった音で気持ちよくするプレイです。
全体的に刺激が強めの音が多いので普段よりも音量を下げて聴くのがいいでしょう。

開始から少し経つと効果音のトーンが若干高くなり
さらに激しくなると「ピチュン ヴヴヴヴ」とインベーダーゲームでビームを発射し敵を倒したときのような音へと変化します。
感度を高めるアプローチも引き続き行ったりと、音に反応して絶頂できるように上手くリードしてくれます。

「いくいく逝っちゃう気持ちのいいもの出ちゃう溶けちゃう深く深く逝っちゃう気持ちいいだけになっちゃう」
私が聴いたときは全身愛撫で絶頂させるシーンはそれほど気持ちよくなれなかったものの
その後に始まる手コキでは最後のカウントに合わせてエネルギーが股間に集まり
0と同時に放出されるような強いオーガズムを感じることができました。

わかりやすく例えるなら精液を出さずに射精感だけ味わってる感じです。
他の作品で体験したドライに比べて絶頂時間や余韻が短めでした。
繰り返し聴けばもっと深い絶頂を味わえる可能性を感じます。

このように、音を駆使して興奮や絶頂を促す変わったプレイが繰り広げられています。
刺激的な癒し系作品
相当な癒しを感じながら気持ちよくもなれる充実した作品です。

ふわふわした声と態度のクラゲ娘が自分の住む海の中へと案内し
そこでクラゲだからこそできる個性的なエッチでもてなします。

触手に含んだ毒で痺れさせイかせる過激なプレイを行ってはいますが
彼女自身に悪意はまったくなく、人間相手だとできないことをやってるだけに過ぎません。
事後は後催眠暗示で心身に活力を与えたうえで返してくれますし、やはり癒しのほうがずっと強いです。

そして何よりバックで流れる環境音やエッチの効果音にこだわってます。
環境音は催眠と相性がいいので流す作品自体はそれなりにあります。
ですがここまでシーンごとに細かく変化させ、舞台をはっきりイメージさせてくれる作品は少ないです。
海底に潜る音とエッチの序盤で海面に持ち上げられる音にも明確な違いがあります。

催眠は定番の展開をサークルさんなりに工夫して進めます。
双子のような奇抜さがないからこそ、ひとつひとつの言葉が十分に練られています。
クラゲ娘役のまさきふぁんさんの演技も素晴らしく、台本の良さをそのまま音声に表現されてます。
エッチを受け入れられるのなら催眠音声初心者でも普通に楽しめると思います。

エッチは言葉と音の両方で心身に刺激を与えます。
「ヒプノドラッグレディ」や「ヒプノタイマー」が好きな人なら気持ちよくなれるのではないかなと。
効果音の音量をもう少し下げたほうが声とのバランスが取れそうです。
普段と同じように聴いたら終盤の効果音が大きくてやや不快に感じました。
体験版でこれらの音を確認できないのも残念です。

絶頂シーンは全部で3回(うち2回は連続絶頂)。
くちゅ音(触手による電気音)そこそこ、淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

クラゲが持つ特徴をそのまま音声化した癒し重視の作品です。
音を使った催眠音声が好きな人におすすめします。

CV:まさきふぁんさん
総時間 59:47

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

アクメノイド・イリア《催眠音声》

サークル「Hypnotic_Yanh」さんの催眠音声作品(男女両用)。

今回紹介する作品は、異星人の侵略を受けるようになった近未来を舞台に
地球のために戦う少女としてハードなエッチに挑戦します。

登場人物や背景を細かく設定し、それに沿って進めるドラマ性の高い催眠とエッチが魅力で
催眠の技術にストーリーを絡めて少しずつ少女へ変えていった後
テーマに即した様々な効果音と暗示によって驚くほど多い回数の絶頂へと導きます。
地球を守る唯一の方法、それは
アクメノイド・イリアになりミステロンと戦うお話。

「それでは、お聴きになる準備が出来ているか、一緒に確認していきましょう」
お姉さんは穏やかで落ち着いた声の女性。
催眠者兼案内役として音声を聴く際の諸注意や環境・心得を簡単に説明すると
主人公を物語の世界に誘導するための催眠を始めます。

本作品はサークルさん初の催眠ボイスドラマにあたり
女体化催眠をかけられて挿し絵右にいる発育途中の少女になりきり
その後隣にいる姉アヤと共に地球を脅かす異星人「ミステロン」と死闘を繰り広げます。

SFバトルっぽいお話なのですが、ミステロンを倒す方法がエッチと密接に繋がってるため
実際のところは機械に連続絶頂させられるハードなプレイがメインです。
サークルさんの過去作「機械は無慈悲な夜の女王」に似た作りになってますから
あちらを楽しめた人なら本作も相当に満足できると思います。

またストーリーを語りながら催眠やエッチを進めるドラマ性の強い作品なため
総時間がおよそ3時間と催眠音声ではかなり長くなっています。
ですが仕事でまとまった時間が取れない人や集中力を維持しにくい人でも無理なく聴けるようにと
途中で休憩を挟んだり3回に分けて聴くといった親切設計がされてます。

詳しい聴き方は付属のテキストに書いてありますので、長いからといって敬遠する必要はまったくないです。
私は通しで聴いてみましたが、催眠を維持するアプローチが適度に挟まれていたり
聴き手を作品の世界に浸りやすくする独特な演出もあってだれることなく最後まで楽しめました。
作りは随分違いますがサークルさんの過去作同様聴き手に配慮してる部分が非常に多いです。
物語を追いながら少しずつ催眠の世界に
催眠はおよそ46分間。
仰向けに横になって軽い脱力と深呼吸をした後
まずは物語の舞台となる2050年のお話に耳を傾けます。
(分割して聴く場合のために15分程度短いバージョンも用意されてます)

「苛烈さを増すミステロンの侵攻。それは、亜空間迎撃機、インターセプターと、そのパイロットである、アクメノイド、キリシマアヤの奮戦によって、辛うじて防ぐ事が出来ていました」
内容は地球がミステロンに侵略されつつあることや
それに対抗すべく結成された国際陽子技術機構(IPTO)と戦闘機インターセプターのことです。
インターセプターは通常のコクピットの後ろにもう1人分乗れるスペースがあり
2人が感覚をリンクさせることでプロトンビームを発射できるようになります。

そしてプロトンビームを発射するのに必要なエネルギーがアクメ、つまりオーガズムです。
これが戦闘モノなのにハードなエッチをすることになる理由です。
こんな感じで本作品には様々な独自設定があります。
詳細は作中できちんと教えてくれますし、より詳しい内容が書かれたテキストも入ってます。

「あなたの心が、物語の登場人物と、同化する。あなた自身が、物語の中の人物になる。そんな不思議な体験を、あなたは今からするんです」
本作品は催眠音声ですからもちろん聴き手を催眠に誘導するのも大事です。
それを踏まえてお姉さんはストーリーを断片的に語りながら催眠を施し
後になるほどイリア自身になりきれる暗示を入れる形で進めます。


催眠ボイスドラマというとKUKURIさんが有名ですが
催眠をかけてからドラマパートに移るあちらに対し、こちらは催眠・女体化・ストーリーを同時に進めます。
切れ目が無い分こちらのほうが女体化しやすいように私は感じました。

催眠のほうはと言うと、一旦目を開けて水晶を眺めるイメージをしたり
とあるキーワードをトリガーに特定の動作をさせることで
お姉さんの声に対する集中力を高め、暗示を受け入れやすい環境を整えます。

「スーッと、吸い込まれる。水晶玉に、吸い込まれる。あなたのイメージに、吸い込まれていく。深い、深い、意識の底に、吸い込まれる」
水晶のイメージは見つめながら瞼の重さを感じるところから始め
カウントを数えて直後に目を閉じ、それと同時に追い込み暗示を入れて堅実に催眠を深めます。
変則的な作りだからこそ個々の技術は洗練されていて
最後のほうになると頭の中がドロドロになるとか、手足がうまく動かせない不思議な感覚が味わえます。

イリアになりきるのはシーンの中盤あたりから。
物語の背景を説明し終えた後に始まるイリアがアクメノイドになる様子を描きながら
聴き手自身がイリアに心を重ね合わせられるセリフをお姉さんが投げかけます。

アヤ「お願い。このカプセルに入って、一緒に、アクメノイドとなって、戦いましょう。イリア…」
「そうやって、姉の問いかけに頷けは頷くほど、あなたの心は、より深い、深ーいところに、入っていく」
ここからはアヤも個別に話すようになりさらに没入感を高めてくれます。
双子みたいにお姉さんと同格の立場で話すのではなく、ストーリーで必要になった時にのみ話す感じです。
これも催眠ボイスドラマの大きな特徴と言えるでしょう。

「お姉ちゃんと同じスーツを着て、お姉ちゃんの乗っている機体に乗っている。それだけで、あなたは幸せ。嬉しい、とってもっても、嬉しい」
そして最後はインターセプターの後ろの席に乗り込み、パイロットであるアヤとのシンクロ率を高めます。
今までは「イリア」と呼んでたのを「あなた」に改め、アヤと一緒にいることに安心感を覚えるよう誘導します。
バックで流れ始める独特な振動音もその感覚を後押しします。

作品の世界に引き込みつつ催眠をかける極めて独特な催眠です。
聴き手をイリア自身になりきらせ、アヤとの信頼関係を深めることを目的に
重要部分となるストーリーをほんの少し語り、直後に催眠の技術を使って意識の力を弱め
またストーリーへと戻るのを繰り返して徐々に催眠状態を深めます。

現在出ている催眠音声とはかなり違う作りになってまして
すべてを語るとなると膨大な文字数が必要になってしまいます。
そのため今回は全体の流れを中心に大まかな説明のみさせていただきました。
各要素が複雑に絡み合っていてかなりレベルが高いです。

この催眠で最も印象的だったのはイリアとの同化を慎重に進めていることです。
他の女体化音声みたいに深化させてから女体化に移るのではなく
ストーリーを語りながら表現を微妙に変化させて自然とイリアに収まるように誘導しています。

お姉さんおよびアヤ役の井上果林さんも催眠音声初挑戦とは思えないほど演技が安定してます。
私が入りやすいからなのでしょうが、最序盤の脱力シーンで早速その手の感覚がしました。
作りが奇抜なだけでなく、催眠音声の機能面でも高いクオリティを持ってます。
絶え間なく襲い掛かるアクメに耐えながら
エッチシーンは5パート91分間。
プレイは機械姦、アヤとの乳首吸い/クンニです。

機械姦、クンニの際に多種多様な効果音が鳴ります。
セルフはありません。

アヤ「気分はどう?イリア…。早速だけど、敵が現れたみたい。出撃よ」
催眠によって無事イリアになりインターセプターに乗り込んだ主人公は
アヤの要請を受けて早速ミステロンがいる亜空間へと飛び立ちます。

エッチはストーリーに沿ってイリアがインターセプター内にある機械から様々な責めを受けます。
一番最初の「初陣」は初の戦闘=アクメを迎えるシーン。
催眠パートで子宮内に埋め込んだ水晶に電磁波を流してアヤと快感をリンクさせ
1回絶頂した後に発進し3機の敵を相手に戦います。

本作品のエッチはごく一部の例外を除きほとんどが機械姦です。
しかもバイブやローターといった現実世界にあるものとはやや違います。
言葉だけではなかなかイメージしにくいプレイであることを考慮し
最中は本当に様々な効果音を駆使して機械姦の様子を直感的に伝えてくれます。

例えばインターセプターに乗り込んだ時点でバックに振動音が流れ始め
ある程度プレイが進むと「ピュイーン ヴゥゥゥゥゥン」というパルス音っぽい音がリズミカルに鳴ります。
そして絶頂シーンに差しかかるとカウントが始まり、それに合わせてロボが起動する時のような競りあがる音が鳴り
0になった瞬間、それが軽く弾けて心臓の鼓動音だけが鳴るようになります。
正直なところ効果音の種類があまりに多すぎて説明しきれません。

「スーツ前面の半透明の部分が肌に張り付き、ジンジンとした快感がさらに研ぎ澄まされていきます」
「あなたの子宮の中の水晶玉が活性化し、あなたに、より大きな刺激を、疼きを、快感を与えます。とっても気持ちいい。大きな快感が、全身にひろがります」

もちろんお姉さんが感度強化や絶頂を促す暗示を入れてくれますが、やはり効果音の存在は大きいです。
音に連動してイかせる、所謂音モノの色が強いエッチです。

一般的な催眠音声のドライとはかなり違う独特なイかせ方なため
最初の1回でいきなりうまくいく人はそこまでいないんじゃないかと思います。
ですが本作品には絶頂シーンが30回もあり、そのほぼすべてが同様のスタイルで行います。
私の場合は中盤あたりから体が勝手に反応する面白い体験が味わえました。
聴き手の無意識に学習してもらうことを想定したプレイ展開です。

発進後の戦闘シーンもこれまで説明したスタイルを維持します。
敵が3機ということはビームを3回発射する必要があるわけで
最初のパートなのにいきなり3連続絶頂に挑戦することになります。

「何かが弾けたような凄まじい衝撃。あなたの快感が一気に爆発する。全身が痙攣しビクンビクンと跳ねる。そして、辛うじて保っていた意識も、真っ白に消えてしまう」
最初の2回はちょっぴり気持ちいいかな?くらいでしたが
最後の1回は股間がムズムズするところから始まって
射精するときのようにエネルギーがこみ上げ、0と同時に破裂する快感が得られました。
以前からドライ系の作品を得意とされてるサークルさんなだけあって、このへんのアプローチは実に見事です。

最もハードなプレイを楽しめるのは4番目の「暴走」パート。
無事戦闘を終えて基地に帰還したインターセプターに異常が発生し
中に取り残されたイリアがおよそ20分間に13回連続の絶頂へと追い込まれます。

「イく!アクメする。凄まじい快感の衝撃が全身を駆け巡る。まるで電気を流されたかのようにビクンビクンと痙攣し、心が、精神がとろけそうに沸騰する」
「永遠とも思える長い時間、あなたは快感とアクメを受け続けています。そして、もうあなたは、人としての理性を失いつつあります。自分が、アクメするだけの、マシーンになったような、気がしてきます」

これまでの戦うためにしてきたアクメとは違い、今回は機械に陵辱され続けるハードなものです。
短い間隔で絶え間なく襲い掛かるアクメの感覚に加え
人ではなく機械の一部になっていく空しさもお姉さんは伝えてくれます。
機械姦から連想される冷たさ、無慈悲さを最も強く感じるプレイと言えるでしょう。

私が実際に聴いたときもさすがに全部で絶頂できたわけではありませんが
最中は股間の筋肉が強く締まり続けてやや辛い思いをしました。
ですがそれと同時にじんわりと気持ちいい感覚があったのも事実です。
苦しいけど気持ちいい、2つの相反する感覚を同時に味わわせてくれるところも魅力です。

このように、機械に責められ続ける快感を言葉と音で表現した個性的なエッチが繰り広げられています。
壮大かつハードな作品
独特な世界観に浸りながら気持ちよくなれる作品です。

異星人の襲来を受けた地球を舞台に、まだ若い女性たちが性的絶頂を武器に戦いを挑みます。
現実離れした壮大かつぶっ飛んだストーリー、生体ユニット化し機械に犯され続けるエッチなど
催眠ボイスドラマならではの特徴的な部分が数多く盛り込まれており
それらを違和感なく組み合わせることで物語の世界に自然と引き込んでくれます。

こういう作品はイメージ力が重要になりますから
エッチを存分に楽しむには音声に没頭できる環境作りが必要です。
そのへんを独自の効果音を使って上手に表現し、同時に現実世界のノイズも遮断しています。
エッチシーンは何らかの音がずっと流れ続けてますからすごく音声に集中しやすいです。

エッチの土台となる催眠についても今までになかった部分が見られます。
中でもストーリーを語りながらちゃんと催眠誘導してくれる作りにサークルさんの実力の高さが表れています。
女体化もエッチを聴き進めていくうちにどんどんハマるようになってますから
テーマに興味を持った人が聴く分には催眠に入れるしドライも迎えられると思います。

エッチはプレイだけを見ると機械姦の色が強いのですが
イリアとアヤが戦う理由やパートごとの背景によって随分印象が変わります。
プレイやイかせ方は割とシンプルにして、その分ストーリーで個性を出してるエッチだなと。
終盤の2パートは特にその部分が強く出ています。

注意点を強いて挙げるなら悪堕ちが含まれてることでしょうか。
後に残るほどグロい描写は特にないものの、多少なりとも背徳感を抱く可能性があります。
本人にとってはハッピーエンドだとも思いますけどね。
あとは絶頂回数の多さから体力をかなり消耗することを覚悟しておいてください。

絶頂シーンは30回。
くちゅ音(機械音含む)超大量、淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

極めてハードな機械姦を臨場感たっぷりに味わえる作品です。
機械姦が好き、ドラマ性の強い作品が好きな人におすすめします。

CV:メインキャラクター…井上果林さん ナレーション(冒頭と最後のみ)/キリシマ博士…鷺沢萩さん
総時間 2:58:30

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

サイニィコンディショナー

サークル「Novel-Trance-Lab」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第11回目は母性を感じる大らかな声のお姉さんが
特殊な音を使った催眠でリフレッシュをお手伝いします。

「シューマン共振」という非常に珍しい音をバックで鳴らしながら催眠を施すのが特徴で
マッサージ器つきの椅子に座ってる時に感じるような微かな振動が心の凝りをほぐします。
不思議な音で心をスッキリ
お姉さんに音を使った癒しの催眠をかけてもらうお話。

「これから 催眠誘導を始めます」
お姉さんは穏やかで落ち着いた声のお姉さん。
自己紹介などの前置きにあたる部分はすべて省略し
早速主人公を催眠状態へと誘導し始めます。

本作品は現実世界で多くの人が抱えているストレスの軽減を目的に
シューマン共振SEを織り交ぜた20分くらいの短い催眠を施します。
シューマン共振は「地球の脳波」とも言われており
人間がリラックスしている時に出す脳波と似通った部分を持つそうです。

音系の催眠音声で使われるバイノーラルビートやヘミシンクと同じく聴き手を癒す音ですね。
私が知る限りシューマン共振SEを使っている作品は本作品のみです。

音自体は「ブォンブォン」という適度な振動音で、音声開始から終了直前までほぼずっと流れ続けます。
音量が抑えてあるので鳴り始めた直後は気づかないかもしれません。
ですが彼女が全編を通じてセリフを緩やかに、そして間を開けながら語りかけてくれますから
無音の時にノイズみたいな別の音が鳴ってるのがわかると思います。
耳や頭を軽く揺さぶられてるような程よい心地よさを感じます。

もちろん音以外の部分も癒し要素が満載。
本作品では心のリフレッシュやイメージ力の強化を目的としたアプローチが多く
後になるほど頭がスッキリするとか、胸のつかえが取れた気分が湧いてきます。

安眠成分もそれなりに含んでますが気持ちをリセットする効果の方がずっと強いです。

またサークルさんによるとこの音声を聴いた後に何か他の音声を聴くことで
感受性が向上し作品の世界に没頭しながら楽しめるそうです。
同人音声ならその可能性があるかもしれません。
ですが他の催眠音声に組み込んで聴くのは止めたほうがいいです。
催眠音声は催眠とエッチが複雑に絡み合ってできており、他の要素を持ち込むと品質が著しく下がります。

独特な音と癒し特化のアプローチ。
この2点が本作品の大きな特徴です。
心をまっさらにしながら催眠の世界へ
催眠はほぼ全編にあたる23分間。
最初は自分のペースで軽く深呼吸をしてから目の前に白い光の玉があるのをイメージします。

「息を吸うたびに 綺麗な白い光のエネルギーが 体の中を巡ってゆきます」
「あなたは今 とても綺麗な白い光に抱かれています 白い光の揺りかごに すべてを委ねて 安らいでいます」

彼女はより多くの聴き手が清涼感を感じるように「綺麗な」「白い」光と意識して伝えます。
白は元々何もないまっさらな状態、あるいはすべてが消え去った状態を意味し
どちらも本作品のテーマである「心のリフレッシュ」に通ずるところがあります。
それに「綺麗な」を組み合わせてより清らかな印象を与えます。
下のセリフに登場する揺りかごも赤ん坊が眠る場所、即ち安らぎを感じるアイテムです。

こんな風に彼女は「心地いい」「安らぐ」といったストレートな暗示と
聴き手が無意識的にそう感じるイメージを上手に組み合わせてリラックスを促します。

バックで流れるシューマン共振SEの効果も相まって多くの人が癒しを感じるでしょう。
私の場合は音声開始から9分後には実感できるレベルの意識のぼやけを感じました。

十分にリラックスできた後はいよいよ深い催眠に入ります。
自分がいる部屋の中に空いてる穴に入るイメージをするのですが
ここで彼女は敢えて特定のイメージを提示せず、聴き手にそれを委ねる形で進めます。

「穴の中はどんな感じがする? 自由にイメージしてみてくださいね」
部屋から覗いた穴の先はどうなってるか、実際にたどり着いたら何が映るか。
彼女の言われるままに好きにイメージしてみましょう。
この自由奔放な誘導が心をより大きく解き放ってくれます。
別の世界に行くイメージも気持ちをリセットするのに向いてます。

「深く 深く ふかーく入ってゆく」
そして穴を落ちる時にはちゃんと深化の暗示を入れてくれます。
キーとなる暗示は必ず3回重ねて言ってくれるのがいいですね。
聴き手をできるだけ縛らないように気を遣いながら催眠の感覚を強化します。

「とても綺麗な白い光が あなたのハートに すーっと入ってゆきます」
「いらなくなったもの 停滞しているものは すーっと消えてゆきます」

体の浄化が終わった後は心の浄化です。
先ほどと同じく白い光が自分の心を包み込み、中にある悪いものが消えてなくなるのをイメージします。
彼女の話を聴いてると胸のあたりがポカポカしてくるんじゃないでしょうか。
明日以降を元気に生きる活力も与えてくれます。

このように、進め方や投げかける言葉に注意を払った癒しの催眠が繰り広げられています。
心を洗い流してくれる作品
短時間のリフレッシュに大変効果的な作品です。

お姉さんは主人公が現実世界で抱えているストレスを少しでも軽減できるように
特殊な音とイメージを組み合わせた催眠で少しずつ確実に心を浄化します。
シューマン共振SEが珍しいのでこちらに注目しがちですが
実際は癒しを応援する脇役に過ぎず、主役はあくまで催眠の技術です。

中でも古典催眠の球体心像法に清涼感を感じる表現を交え
体→心の順に癒していく流れが堅実かつハイレベルです。
言葉の選び方がとても上手で聴いてるうちに気持ちが自然とスッキリします。
聴き手に好きにイメージさせる後半のアプローチもそれを後押しします。
目的を明確に定め、それに向けて高い水準で技術を行使している名作です。

私が1回目のレビューを書いたのは当サイトの開設から1週間後くらいでした。
その頃は催眠音声のレビューの書き方もよくわからず、この作品についても漠然とした良さを感じただけでした。
しかし改めて聴いてみると純粋に「すごい」と思える部分をいくつも持っています。
これほど短い時間にまとめてあるところも素晴らしいです。

サクッと聴けてサクッと癒される万人向けの作品です。
価格が300円と非常に安いのもポイント。
以上を踏まえて前回と同じく満点とさせていただきました。

CV:美咲さゆりさん
総時間 25:53

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
2016年9月12日まで半額の150円で販売されてます。

アラクネのくすぐり地獄催眠

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、上品で悪戯好きな女子大生が
大学受験に来ていた男の子にエッチなサークル勧誘をします。

彼女が指や糸で体をくすぐってイかせる変わったエッチが行われており
主人公が受験をする様子に様々な暗示を交えてリラックスや集中力を高めた後
「こしょこしょ」「こりこり」などの擬音語に反応する体へと作り変え、たっぷりくすぐってくれます。
大学受験に挑む学生になりきりながら催眠の世界へ
女子大生の先輩にくすぐりエッチをされるお話。

「本校舎の中庭にそびえ立つ別館の4階、ミステリー研究部の部室の隣に、開かずの間と呼ばれる部屋があった」
主人公は上品で落ち着いた声の男性(声質は完全な女性)。
事前に10分程度の準備運動をさせた後
物語の舞台となる「開かずの間」について語り始めます。

本作品はとある大学に受験をしに来た彼が
ミステリー研究部に所属する先輩に開かずの間へと連れて行かれ
そこで拘束されながら敏感な部分をくすぐられる様子を彼の立場になって楽しみます。

音声作品におけるくすぐりは同人音声側でごく一部のサークルさんが作られてるものの
催眠音声では少なくとも私は今のところ他に聴いたことがありません。
エッチシーンで登場するプレイもほぼくすぐりのみという非常に珍しい作品です。
彼女もくすぐられる快感を一人でも多くの人に味わってもらおうと
催眠の技術を使って肌を敏感にしたり特定の言葉に反応するよう誘導します。

催眠はおよそ37分間。
最初の10分間は催眠に入りやすくするための準備運動として
肩幅で立ったまま腕を好きにブラブラさせます。
ちなみに5分間運動する短縮版もあり、どちらか片方を選択して聴きます。

本作品はエッチシーンで彼女が指や手を動かす指示を出すシーンがありますから
腕を十分にほぐしておいたほうがより楽しめます。
バックで流れる水の音も心を落ち着け、催眠に入りやすい精神状態にしてくれます。

本格的な催眠が始まるのはその後から。
最初は主人公が受験会場で精神集中している様子を聴きます。
ちなみにこのあたりから音声終了までシーンの雰囲気に合った癒し系BGMが流れます。

「僕は集中力のある人間だ だからこれと決めたひとつのことに とても集中することができる」
「集中すると問題が解ける 嬉しくて 安心感が出てくる 残っていた緊張も どんどん和らいでいき とてもリラックス状態で 試験をクリアしていく」

軽く深呼吸した後に彼が自分に言い聞かせている言葉を聴いてると
なんだか自分も心が研ぎ澄まされていくように感じるかもしれません。
また試験を受けるシーンでは肩の力が抜けたり頭がスッキリする人がいるでしょう。

本作品の催眠の前半は彼が自己暗示を入れるスタイルで誘導してくれます。
18禁音声を聴く人なら高校や大学受験は経験済みでしょうし
その頃の感覚が自然と蘇ってくるかもしれませんね。
バックで流れる幻想的な音楽も作品の世界に浸りやすくしてくれています。

次のシーンは受験を終えてホッとした彼が大学の中庭で寛ぐ様子を聴きます。

「のんびりと泳ぐ鯉を見つめていると まるで 時間がゆっくり過ぎていくような気がする」
「頬を少し ひんやりとした風が通り過ぎていくのが とても心地がいい そして ここにいいる僕も とても自由で心地がいい」

ぽかぽかとした暖かい日差し、澄み切った青い空、目の前の池で優雅に泳ぐ鯉
そして大学受験という人生の節目を無事乗り切った達成感。
彼の心情に数多くの暗示を込めてさらなるリラックスを促します。

普通の独白に近いセリフが多いので催眠っぽさはほとんどありません。
ですが実際は現代催眠のテクニックを駆使して上手に暗示を入れています。
このあたりから意識がぼんやりしてくるのを感じるでしょう。

「右足をハケで払っていく こしょこしょ 右足がなんだかくすぐったい」
「ゾワゾワした心地よさが 背中から全身へ広がり 頭を真っ白に溶かしていく」

その後は寝ていた彼を偶然見つけた先輩が開かずの間へと連れ込み
小話をしながら深化と特定の言葉を聞くと体がくすぐったくなる暗示を入れます。
エッチのキーとなる部分なだけあってこれらに14分近くの時間を割き
何度も繰り返す形で少しずつ反応できる体へと作り変えてくれます。

実際に聴いてみたところ、特に脇腹や腕の裏にピリピリした感覚がありました。
この時点ではあまりピンと来なかった人でも
エッチが始まると妙にこそばゆいとか、むず痒い感じがするようになると思います。
深化についてもオーソドックスな技法を使って少しずつ確実に落としてくれます。

主人公が先輩と出会うまでのお話に技術を絡めたテーマ性のある催眠です。
彼女の指・糸・言葉にくすぐったさを感じる体にするのを目的に
彼が受験をするシーンでは主に集中力の向上を
試験を終えて芝生で寝転ぶシーンではリラックスに力を入れた誘導をしています。
そして十分準備ができたところで彼女自身が深化とくすぐったくなる暗示を入れます。

サークルさんの過去作以上に思い切った誘導をされているため
聴き始めた段階だと「本当に催眠なの?」と戸惑うかもしれません。
ですが実際は他の催眠音声と同じく手順を踏む形で催眠状態を深めようとしています。
できるだけ大衆性の高いイメージを選んでくれているのもいいですね。
大学受験という節目に誰もが味わう感覚を催眠に上手く絡めています。

まとめると、ストーリーを聴いてるだけで自然と入っていける個性的な催眠です。
むず痒い感覚から快感へ
エッチシーンは24分ほど。
プレイはくすぐりのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「うふふっ とーってもいい表情よ もっとその恥ずかしい顔を見せてちょうだい」
催眠を使って主人公の体を敏感にした先輩は
自分の口から吐き出した糸や指で彼の敏感な部分をくすぐり始めます。

エッチは糸で身動きが取れない彼を彼女が一方的に責めます。
プレイ一覧を見ていただければわかるように本作品で行われるプレイはくすぐり特化です。
フェラやSEXといった一般的なプレイはほぼ登場しません。
その代わり声や言葉で体を優しく撫でられる不思議な感覚をたっぷり味わわせてくれます。
ここからは神々しく壮大な印象の音楽が流れ始めます。

「その極細の糸が 腋や首筋 乳首に触れるたび 鳥肌が体中に広がっていく ゾクゾクっと 体にとろけるように気持ちよさを与えられる」
「その こしょこしょという言葉だけで 体にゾクゾクした快感が駆け巡っていく」

前半のシーンはさらなる感度強化と比較的ソフトなくすぐりプレイ。
脇腹や乳首など敏感な場所をくすぐりながら
「こしょこしょ」「かりかり」のキーワードに体が反応する暗示を入れます。

プレイが始まって少し経つと彼女が耳元至近距離から囁くようになるので
そのあたりから体の一部が妙にむず痒くなるのを感じるでしょう。
言葉が持つイメージとバイノーラル録音特有の微かな風圧でくすぐるわけです。
他の催眠音声で味わうエッチな熱とは明らかに違うこそばゆい感覚です。

「右手の人差し指の爪先で 左手の手の内側を 付け根から爪先まで 触るか触らないかの距離で つつーっと撫でてみて」
「指先で引っかくたび 体がビクンビクンと震えていく 弱い電流を流されているような快感が 体に広がる」 
後半は聴き手により強いくすぐりを味わってもらうために
自分の指を手に這わせる指示を出しながらプレイを進めます。
実際にやってみたところかなりムズムズする刺激が走りました。

ここからはBGM以外に「ブーン」という振動音も鳴り始め
前半以上に声や音に肌と心を揺さぶられる快感が味わえます。
絶頂シーンの直前では股間もムズムズする感覚がありましたし
くすぐりというエロとはやや縁遠いプレイを言葉で性的快感へと変換しています。

このように、とことんくすぐって気持ちよくする変わったエッチが繰り広げられています。
こそばゆい感覚に悶える作品
タイトルにもなっているくすぐりプレイが魅力の作品です。

先輩は偶然見つけた主人公にくすぐりの快感を教えようと
十分な深さの催眠状態に誘導してからキーワードをトリガーに感覚を操作する暗示を入れたり
囁き声や振動音が生み出す微かな刺激でむず痒い感覚を与えます。

他の18禁催眠音声とはプレイの方向性が違うからか性的な絶頂感は弱めでしたが
誰かにくすぐられているような体のムズムズ感はかなり味わえました。
ですから内容を理解した上で聴く分には問題なく楽しめます。
ただし音モノの色がそれなりに強いため、1回目だと得られる快感は弱めかもしれません。
複数回聴いて慣らした後の方がよりハマれるプレイかなと。

エッチの準備にあたる催眠パートも独自性があって面白いです。
特に試験を終えたときの開放感や爽快感でリラックスさせているのが印象的でした。
作中で使われているイメージも多くの人が共感できるものを意識して用いています。

エッチは色んな方法で体をくすぐる尖ったプレイです。
手や指を動かしてもぶつからないように身の回りの物を片付けておくのがいいでしょう。
ムズムズ、ゾワゾワとした不思議な感覚が味わえます。

絶頂シーンは全部で2回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

「くすぐり」という催眠音声ではレアなプレイを積極的に取り入れている作品です。
くすぐり好きはもちろん、新しい性癖を開拓してみたい人にもおすすめします。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 1:14:31

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

哀しみの時計少女《催眠音声》

サークル「Hypnotic_Yanh」さんの催眠音声作品。

サークルさんの活動開始5周年を飾るこちらの作品は
2つの特殊な機能を持つ懐中時計を使い
お姉さんがとってもハードでもどかしい性的快感を提供します。

約30分間イけそうでイけない感覚を味わう非常に珍しいエッチが繰り広げられており
彼女は長時間に及ぶ催眠で時計のイメージを聴き手の心にしっかり刻みつけた後
その効果や暗示を使ってとことん絶頂感を盛り上げ、最後の最後まで我慢させます。

最中はギリギリの感覚に悶え苦しむかもしれませんが
最後の瞬間には今までの苦労を吹き飛ばすレベルの強烈な快感が味わえます。

今回はサークルさんが初回用に推奨されてる構成でのレビューをお送りします。
絶頂をコントロールする不思議な時計
お姉さんにもらった懐中時計を使い絶頂寸前の感覚を楽しむお話。

「さて 今日のお話は 時計です」
お姉さんは穏やかで落ち着いた声の女性。
音声を聴く際の環境や心構えを簡単に説明すると
作品のテーマである時計の話を始めます。

本作品は彼女がとある懐中時計に関する物語をしながら催眠をかけた後
それを実際に使って催眠音声ならではの変わったエッチを楽しみます。

催眠音声におけるドライ系のエッチは色々な系統がありますが
その多くは暗示やイメージを使って徐々に快感を高め、十分に準備が整ったところで刺激を与えてイかせます。
しかし本作品は時計の効果や暗示で比較的早い段階に絶頂寸前まで気持ちを高め
あと一押しすればイける状態をできるだけ長い時間維持してから絶頂します。


簡単に言えばドライ系の寸止めを長時間に渡って続けるわけです。
初回版は30分と40分、2回目以降版は20分・30分・40分といくつかバリエーションがありますので
皆さんのお好みによって長さを設定するとより充実したプレイが楽しめるでしょう。
私が今回聴いた30分バージョンでも心身に結構な負担がかかります。
時間一杯プレイを楽しめるように彼女も言葉を使って上手に盛り上げてくれます。

テーマとなっている時計の存在も忘れてはいけません。
時を知らせる、刻むといった本来の使い方だけでなく
リズミカルな音を使って快感を制御したり本作ならではの機能を用意したりと
聴き手が時計に快感を支配されている気分を味わえるよう様々な趣向が凝らされています。

エッチシーンのほとんどで時計の秒針が鳴り、彼女がそれに暗示を入れてくることから
多少ではありますが音モノっぽい要素も持っています。
また絶頂までの残り時間を敢えて告げることで期待感や焦燥感を煽ったりもします。
人間の日常生活に根付いている「時」の概念を活用している点も大きな魅力です。
物語形式で進めるユニークな催眠
初回用の催眠はおよそ37分間。
軽く深呼吸をして心身をリラックスさせた後、お姉さんの物語に耳を傾けます。

「むかーし  小さな田舎町に 一人の若い医者が 小さな診療所を開いていました」
物語のあらすじはとある田舎で医者をしていた人物が
時計塔のある屋敷に仕える執事の依頼を受け、そこのお嬢様の具合を診ます。
彼女は挿し絵のような愛らしい容姿とは不釣合いな大きな懐中時計を首にかけ
それを使って自分を何度も何度も慰めています。

この時計はぜんまい式になっており
巻いた後に0時を刻んだら持ち主が絶頂する効果と
0時になるまでは持ち主にずっと快感を与え続ける効果を持っています。
催眠をかけた後に聴き手はこれを使ってエッチを楽しむわけです。

「まるで魂が スーッと吸い取られるように感じてしまう 奇妙な感覚がしました」
「お話を聞いて そのシーンを想像し続けると だんだん だんだん 目が重くなって 閉じたくなってきますよね」

そして物語の中に彼女はこちらの意識を弱める暗示を紛れ込ませ
聴けば聴くほど催眠が深くなるように誘導します。
普通にお話をする感じで進むため、最中は催眠をかけられてる感じがしないかもしれません。
ですがよく聴いてみると前半はリラックス、後半は深化を重視して進めているのがわかります。
途中からバックで鳴り始める「カチ カチッ」というリズミカルで心地いい時計の音もそれを助けています。
サークルさんらしいテーマに溶け込ませた巧みな催眠と言えます。

お話を終えた先はエッチを存分に楽しむための準備として
彼女が懐中時計を実際に見せ、その効果を暗示を使って心にしっかりと刻みつけます。

「もう この世の物とは思えない気持ち良さ 普通のセックスやオナニーでは絶対に味わえない 神経を鷲掴みにして犯されるような そんな快感が 全身に走るんです」
しかし彼女はここまできても聴き手に決して無理強いをしません。
決心がつかないならいつでもやめていいよと呼びかけながら
この時計によって得られる快感や、絶頂をコントロールされる心地よさを教えます。
そしてこれらの中に聴き手が「なんとなくいいな」と思えるように催眠の技術を潜り込ませています。

物語を通じて事前に時計の効力を理解しイメージできていること
彼女が最終的な決定権をこちらに委ねてくれていることから
この提案に対し悪い気分がする人はそんなにいないはずです。
指定の時間が経ったらきちんと絶頂できる保証があるのも大きいです。
彼女はエッチに対し聴き手が前向きに取り組める姿勢も整えてくれます。

「そして 廊下が 下り坂になっている事に 気付く だんだんと下に 降りていく 降りれば降りるほど 闇は深くなる」
そうやって諸々の準備ができたところで最後の最後に物語の世界へ足を踏み入れます。
長めのカウントを刻み最後に追い込み暗示を入れるオーソドックスなものなのですが
これまで彼女の声や言葉をずっと聴き続け、受け入れられる心が出来上がってるおかげで
今まで感じていた心地よい感覚が一気に強くなるのを感じるでしょう。

テーマである時計に関する物語をしながら無意識的に興味を引き、その世界に引き込む。
オリジナリティがあり技術的にも大変優れている催眠です。
聴き手の心と体を懐中時計の機能に反応できるようにするのを目的に
最初は物語を通じてリラックスやイメージ力を十分に膨らませ
それから2つの機能を説明し、使うかどうかの判断をさせながらさらに催眠を深めます。

一般的な催眠音声と作りが大きく違うので多くの人が新鮮さを感じながら聴けると思います。
それは催眠にとって重要な集中力やイメージ力を高めるのに大いに役立ちます。
技術についても古典と現代の比重をシーンに応じて切り替える質の高いものです。
特にセリフの表現や言い回しが催眠にプラスに働くようにと工夫されています。

またこれは個人的な感想なのですが、お姉さんの話すペースが絶妙に感じました。
催眠音声でよくあるゆっくり話して長めに区切る話し方よりも
ペースや間を若干速くして声が途切れにくくしています。
それでいて慌しさを感じることもなく、声に包まれ続ける環境を違和感なく作り上げています。

まとめると、エッチの準備としてこれ以上ないクオリティを持つ洗練された催眠です。
イきたいけどイけないギリギリの快感
初回通常版のエッチシーンは42分ほど。
プレイは絶頂の我慢、声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「今から30分 イク直前の状態を 味わってくださいね」
催眠を使って主人公を物語の世界に招待したお姉さんは
その首に懐中時計をかけ、ぜんまいを巻いて30分後に絶頂させてあげると言います。

エッチは物語に倣って時刻を11時30分に設定し
時間が来るまでの間、彼女が様々な方向からこちらの心を執拗に煽ります。
プレイの序盤は絶頂ギリギリの感覚まで持っていくシーン。
バックで時計の音を鳴らしながらイメージや暗示で徐々に絶頂感を盛り上げます。

「様々ないやらしい事 ふしだらな事が 頭の中を走馬灯のように流れる」
「ほら この快感が あなたの胸 時計の置かれている みぞおちのあたりから だんだん だんだんと 広がっていくのが 分かりますか」

本作品のエッチは時計を使ってイかせるのが目的ですから
彼女が淫語を連呼したり脱いだりするシーンは一切ありません。
(バックでお嬢様が喘ぐシーンがごく一部あります)
その代わりにエッチな事を遠まわしにイメージさせる、時計の音に反応して体を火照らせるなど
聴き手の今の状況を活用した言葉を巧みに投げかけます。

実際に聴いてみたところ、まず時計の音が鳴り始めた段階で股間がちょっぴり疼きました。
先ほどの物語に登場したお嬢様の痴態を反射的にイメージしたのでしょう。
そして時計の音に関する暗示を入れられたところで若干強まり、股間の筋肉が引き締まり始めました。
少し響く音なので股間にほんの少しですが刺激を感じます。
時間が十分あるのを踏まえてゆっくり、じっくり性感を高めてくれます。

「この時計の音 カチカチという 時を刻む音が聞こえている間は あなたはイくことはできません」
気持ちを煽る一方で鎮める暗示も並行して入れてくるのが面白いですね。
絶頂感をひたすら高めていったらそのまま果ててしまいますから
適度にブレーキをかけて発散できないようにコントロールします。
上の暗示以外にも絶頂のトリガーを用意し、それを敢えてお預けにしたりもします。
難しいプレイを絶妙のバランス感覚を持って上手に進めています。

「さぁ やっと5分経過しましたよ」
もうひとつのポイントは最中彼女が節目節目で残り時間を教えてくれること。
「やっと」5分、「ようやく」あと20分といった具合に
こちらが絶頂までの時間を長く感じる表現を織り交ぜながら伝えてきます。

趣味に熱中していると時間が経つのを早く感じる経験をしたことがあると思います。
その感覚を逆に使って期待感やもどかしさを煽っています。
絶頂のタイミングが定まってるプレイだからできる効果的なアプローチと言えます。

プレイ開始からおよそ10分後に差し掛かったあたりから彼女の責めがさらに手厳しくなります。
催眠音声ではお馴染みのカウントを使って感度強化や
さらなる深化を挟んでから時計の音を一段階大きくするなど
言葉と音の両方を使って絶頂ギリギリの感覚をできる限り維持させます。

「ビリビリ ビリビリと 神経が痺れ始める。強烈な快感が蘇り始める。肉が 血液が 神経が 快感をビリビリと発し始め 全身の細胞を変化させ 甘美な快感に染め上げる」
「普段なら もう何回も 何十回もイっているはずの快感に 責められ続けているのに あなたはまだ イくことが出来ません」

このあたりまで来ると催眠にうまく入っている人なら股間が少しぷるぷるしてくるかもしれません。
でもあと一押しが足りないからどうしてもイけない。
最後の瞬間に向けて嫌というほど性感を蓄積させてくれます。
そうしようと思わなくても勝手になるから本当に不思議です。

溜めに溜めた快感をようやく開放する瞬間が訪れるのはプレイ開始から実に40分後。
これまで我慢に我慢を重ねてきたおかげか、他の催眠音声とはやや違う強烈な快感が味わえました。

「全身の硬直と 異常な発汗 そして 股間から漏れ出す 大量の液体。何十回分もの絶頂感覚が まるで決壊したダムのように あなたを押し潰します。すごい すごすぎる快楽」
快感の質はドライよりも射精の感覚に近かったです。
おちんちんの根元から先端にかけて温かいものが通り過ぎる感覚が湧き
それと同時に脳や股間に心地よい痺れが走ります。
しかしその時間が異常に長く、およそ35秒間に渡って味わえました。

射精の快感が平均6秒ですから約6倍の長さです。
今まで450作品ほど催眠音声を聴いてきましたが
ここまで長いオーガズムを鮮明に味わえたのは初めてです。
厳しい道中に見合った十分な快感が味わえて非常に満足しています。

このように、じっくり時間をかけてドライへと導く厳しくも心地よいエッチが繰り広げられています。
ドライ系の名作
テーマに沿った質の高いエッチが楽しめる作品です。

お姉さんは主人公が時計だけでイかされる快感を存分に味わえるように
催眠を通じて時計のイメージや効果を心にはっきりと焼き付け
その上で実際に使う形で長時間に及ぶドライの寸止めプレイをします。

催眠音声におけるドライは段階的に気持ちを高めてイかせるか、連続でイかせるのがほとんどで
本作品のようにセルフじゃないタイプでの寸止めを行うケースは極めて稀です。
一応あるにはあるのですが、実際に聴いてみて寸止めが成功したことはありません。
その難事をしっかりとやり遂げていることにとにかく驚きました。
不可能を可能にしている作品です。

そして聴き手を最後の絶頂へと導くために催眠の技術を活用しています。
全体的な流れ、セリフの細かな表現、お姉さんの演技に至るまでが練りに練られています。
彼女が興味を引きながらそれらを行っているので90分間ずっと集中して聴くことができます。
純粋に聴いてて面白いからエッチでがっつりイけるわけです。

サークルさんの中ではテーマが大衆的なのも魅力です。
スク水を着たり苗床になるニッチな描写が一切なく
「おちんちん」「おまんこ」といった性差を感じさせるセリフもないので男女を問わず誰でも聴けます。
また2回目以降は催眠パートが短くなりエッチをより集中的に楽しめます。
今までサークルさんの作風を見て敬遠していた人にこそ是非聴いてみてほしいです。

エッチは最後の絶頂が何より衝撃的でした。
今まで味わったドライとは明らかに違うのにすごく気持ちいいです。
それでいて事後に疲労をさほど感じなかったのも射精との違いがよく出ています。
ドMな人向けに長いバージョンもあるなど至れり尽くせりです。

絶頂シーンは最後の最後に1回。
喘ぎ声そこそこ、淫語ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

今までになかったタイプのドライを味わわせてくれる作品です。
総時間に対する価格も安くコスパも申し分ありません。
以上を踏まえて本作品を催眠音声では20本目の満点とさせていただきました。

CV:分倍河原シホさん
総時間 4:42:52(音声ファイルの合計) 初回通常版…1:30:45

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

2025年7月31日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/95572067.html

ヒプノヘルツ

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、普通のオナニーでは満足できない主人公のために
催眠療法士のお姉さんが催眠を使った珍しい快楽を提供します。

「音でイカせる」ことを目的にした個性的な催眠とエッチが特徴で
彼女は催眠開始直後からメトロノームの音を鳴らし、それに心地よい気分を感じさせたり
重低音を使って催眠に深く入る感覚を伝えるなど、音を中心に据えた丁寧なリードをします。

※私が聴いたのはコミケで販売されたパッケージ版です。
ダウンロード版では効果音の音量が調整されているらしく
本レビューの内容とは違う部分があるかもしれないことをご了承ください。

気持ちいい音を聴きながら催眠の世界へ
催眠療法士に音を使ったエッチな催眠をかけられるお話。

「こんばんは 私は本作品の催眠療法士です」
催眠療法士は明るくて穏やかな声の女性。
催眠で気持ちよくなりたくてやって来た主人公に挨拶すると
彼を横にし、どんな風に気持ちよくして欲しいか訊ねます。

本作品は一般的な18禁催眠音声で登場するエッチとは大きく異なり
いくつかの音を聴かせ、それに暗示を込めて絶頂させる非常に珍しいプレイが行われています。
サークルさんが今から5年以上前に出された「ヒプノタイマー」や
キャンドルマンさんの「レイプ・サウンド・ガール♪」「ヒプノドラッグレディ」に代表される音モノというジャンルです。

催眠音声を聴き始めたばかりの方にはピンとこないでしょうが
彼女が催眠の時間をエッチの倍近くまで長く取り
音に反応する心と体へしっかりと作り変えてくれます。
催眠自体もすごく丁寧で入りやすく、非日常的な体験を味わいやすい環境を整えています。

催眠はおよそ26分間。
まずは彼女が用意したメトロノームの音を聴きながらゆっくりし深呼吸します。

「息を吸い始めて 決まった回数の音がすれば 今度は 3回くらい息を止め 息を 吐き出し始める」
「カチ カチ」とリズミカルに鳴る心地よい音を聴いていると
何だか妙に落ち着く気分がするでしょう。
人間の脳はこういう規則的な音や刺激にとても弱く、あっさりとトランスに入ってしまいます。

彼女もメトロノームのリズムに合わせるかのように緩やかなペースで暗示を入れてくれます。
最初から音を使ってリラックスさせているところが本作品らしいですね。

お次は右肩、左肩、背中、お尻など体の各部位を個別に脱力したり
彼女の手を叩く音の位置に意識を向けて少しずつ催眠状態を深めます。

「肘から手のひらまで どんどん力が抜けていき 右腕全体の力が 完全に抜ける 抜ける すーっと抜ける」
「意識が 右へ向いたり 左へ向いたり そして 私の声に意識が向いたり リラックスしていて 心地いいことを思い出したり」

催眠開始からかれこれ7分近くメトロノームの音を聴き続けているからか
このあたりから意識がぼんやりするとか、体を動かしたくなくなる気分が強くなります。
彼女が手を叩くシーンでは音に頭を揺さぶられる感じがするかもしれません。
そうやって主役である「音」に対する興味や集中力を少しずつ高めます。

そして仕上げはメトロノームの音を消し
代わりに「ウィィン」という車のエンジン音っぽい振動音を鳴らして
彼女がそれを聴くと安心感を覚えたり、催眠がさらに深まる暗示を丁寧に入れていきます。
多少響く音なのですが音量がかなり抑えられており、聴いてて頭が痛くなることはまずないでしょう。

「ほら 音がゆっくりになるにつれて 意識もゆったりとした 心地のいい状態へと 変化していく」
「浮き輪を 腋の間 あるいはお尻を浮き輪の穴に入れ ぷかぷかと浮かんでいる 水がとても丁度いい温度で 心地がいい」

頭の中を軽く揺さぶられるこの心地よい感覚は
彼女の言うようにお風呂やプールに浸かっている時に得られる感覚に近いです。
また彼女はシーンごとに音のペースや高さを微妙に変えて
気持ちをさらに落ち着けたり頭が真っ白になる感覚を伝えます。

音に対する印象をしっかりと植え付けるリードがされていますから
音に合わせて気持ちが動く人が普通にいると思います。
それは即ちこの後に行うエッチの準備が整ったことを表します。
なかなか難しい感覚を催眠の技術を使ってとても丁寧に伝えてくれています。

音でリラックスさせ、音を使い心と体を操作するテーマに沿った催眠です。
聴き手を特定の音に反応させることを目的に
序盤からメトロノームの音を鳴らして音に対する心地よさを感じさせてから
別の音に切り替え、それに暗示を入れてさらなる深化と目標への到達を目指しています。

古くから数々の名作を作られているエロトランスさんの実力が遺憾なく発揮されていて
とてもリラックスしやすいし催眠にも入りやすくなっています。
暗示の表現や入れ方、催眠療法士役の紅月ことねさんの演技も完璧と言えるほどにレベルが高いです。
多くの人が音に心地よさを感じ、それが鳴らなくなると寂しく感じるようになるでしょう。

まとめると、テーマ性があり技術的にも優れている質の高い催眠です。
音だけでイカされる快感
エッチシーンは13分ほど。
プレイは音による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「次の音は お待ちかね 体をエッチな 気持ちよさにさせる音」
音による催眠で主人公を音に操られる人形へと作り変えた催眠療法士は
いよいよ彼の願いを叶えるためにまた別の音を鳴らし、同時に感度が高まる言葉を投げかけます。

エッチは最初に催眠の終盤でも登場した「キーン」という高い音を鳴らし
それをしっかり聴きながら心と体を入念に温め
10分ほど経過した後は先ほどの重低音も同時に鳴らして絶頂を目指します。

ちなみにエロパートは通常版と効果音+版の2種類からいずれか片方を選択します。
両者の違いは絶頂シーンに追加の効果音が鳴るくらいでプレイの流れはほぼ同じです。

「音が高くなると 快感が大きくなり 低くなると 小さくなる」
最初の効果音は聴き始めたばかりだとそこまで実感はなかったのですが
しばらく経つと股間が自然と引き締まり、ムズムズした感覚が湧き始めました。
他の作品でドライを味わった時の前段階に近い弱めの快感です。
単に音を鳴らすのではなく、それに気持ちよさを感じる暗示を彼女が丁寧に入れてくれたからでしょう。

「崩れだして 体から 快感が溢れ出しそう 股間から気持ちいいものがぶわーって ね?」
「限界を超え ダムが決壊し 崩壊していく! 股間から溜まった快感が あふれ出して もう止まらない!」

終盤の重低音が加わったシーンあたりからは彼女の声も若干嗜虐的になり
語気を強めて絶頂へと上り詰めやすい雰囲気を作り上げています。
しかし私が聴いた限りでは効果音の音量が小さく
結果的にドライオーガズムと呼ぶにはやや物足りない快感止まりでした。

ダウンロード版ではこのあたりに修正が加わっているのではないかなと。
サークルさんが後日パッケージ版購入者向けに追加データを公開してくれたら
そちらを改めて聴き、必要があれば追記する予定です。
プレイ展開や暗示の入れ方は問題ないのでたぶん音量が原因なのだと思います。

このように、音と暗示を組み合わせてイカせるプレイが繰り広げられています。
オーソドックスな音モノ作品
催眠の最初からエッチの終了まで常に何らかの音を鳴らし
それによって催眠を深めたり絶頂を促している音尽くしの作品です。

催眠療法士は普通のプレイでは満足できない体になった主人公に
フェラやSEXといったよくあるプレイをすべて排除し、音だけでイカせる大胆なエッチを行います。
催眠の段階から音に包まれる環境に慣れさせ、それへの依存心をある程度高めてから
別の音を使って心を操作する展開が実に見事です。

音は催眠音声の場合ノイズと捉えられる可能性もある要素なだけに
細心の注意を払ってそれぞれを進めているように映りました。
そのおかげで催眠については非の打ち所が無いクオリティを持っています。
音を聴いているととてもリラックスできたし、音に反応して落ちる感覚も得られました。
それぞれの音の性質を把握した上で的確な暗示を入れてくれています。

それに対してエッチは前項の終盤で書いたように物足りなく感じました。
ヒプノタイマーでは効果音の音量を大きくしてガツンとイかせるプレイをしてましたし
そういうバージョンがあってもよかったかもしれません。
音でイかせるにはパワー不足に思えます。
修正版でどう改善されるのかに期待したいです。

絶頂回数は最後の最後で1回。
淫語ごくごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

最近あまりなかった音を純粋に追求している作品です。
今回の点数は現時点のもので修正版の内容によっては上がる可能性があります。
修正した結果劣化することはさすがにないでしょうから点を下げる予定はありません。
音を使った催眠が好きな人におすすめします。

CV:紅月ことねさん
総時間 通常版…50:57 効果音+版…50:59

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

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2026年2月12日追記
再レビューを公開しました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/96694675.html

催眠・凌辱・不思議な空間!~バイノーラル催眠音声~

サークル「DreamLight」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、エステサロンを経営しているちょっぴり意地悪なお姉さんが
一風変わった催眠で主人公に気持ちいいひと時を提供します。

聴き手を蝶に、彼女を蜘蛛に見立てて行うメルヘンチックな催眠
ハサミの音を使った深化&エッチなど
他のサークルさんには無い個性的な要素を数多く持っています。
蝶のようにふわふわと舞いながら
エステサロンの店主「麗華」にエッチな催眠をかけられるお話。

「あら いらっしゃい ようこそ 癒しのエステサロンビーナスへ」
麗華は色っぽく落ち着いた声のお姉さん。
来店した主人公に今日の営業は終了したことを告げると
突然彼の顔を興味深そうに見つめ、サービスの代わりに催眠をかけてあげると言います。

本作品は過去作「シャンプー・耳舐め・耳マッサージ!~癒しのエステサロン編~」の姉妹作品にあたり
雨宿りに偶然お店に立ち寄った彼がそちらの主人公と似ていたため
彼女が止むまでの時間を使ってちょっぴりエッチな悪戯をします。

DreamLightさんと言えば声優の柚木朱莉さんの個人サークルとして
バイノーラル録音による耳かきやマッサージを扱った作品をよく出されています。
そのノウハウを活かして作中では彼女が小まめに位置を変えながら語りかけてきたり
ハサミの音を取り入れた催眠を繰り広げています。

耳かきがテーマの催眠はちらほら出てますがハサミは初めてです。
音のクオリティも高く、軽快な金属音が耳に心地よい刺激を与えてくれます。

催眠はおよそ26分30秒間。
まずは麗華が淹れた紅茶を飲むイメージを軽く聴いてから横になって目を瞑り
彼女の言葉に耳を傾け主に両手と両足をリラックスさせます。

「これからあなたは いい香りを求める 蝶々になります」
「左腕 お日様の光に包まれる ぽかぽか ぽかぽか」

お話の内容は主人公が蝶になってお花畑を舞う、といったもの。
温かい日光に照らされる様子を描きながら上手に暗示を入れてその感覚を伝えてくれます。

DreamLightさんの催眠音声は今回が2作目なので私も聴く前は少々不安だったのですが
中の人が研究されているのか、特に導入シーンの演技がかなり優れています。
セリフの話し方やキーとなる暗示に対する心の込め具合がしっかりしていて
イメージに描かれている世界が自然と浮かび上がってくるように思えます。

「硬く繋ぎ合わさった細胞が どんどん どんどん ぐにゃぐにゃ ぐにゃぐにゃ 解れていく」
「ふわふわ ぐにゃぐにゃ ふわふわ ぐにゃぐにゃ 不思議だけれど 心地が良くて とても深くまで 沈めた気がします」

最中の暗示に擬声語を数多く交え、それらを必ず2回重ねて言っているのもポイント。
「ふわふわ」「ひらひら」など蝶から連想される様子を表現しながら
聴き手に浮遊感や心地よさを与えようとしてきます。
「蝶が舞う」というメルヘンチックなテーマに即した言い回しですね。

手足や頭を十分にリラックスできた後は
いよいよ作品のキーとも言えるハサミの音が登場します。
ひらひらと舞っていた蝶が蜘蛛の巣に引っかかる様子を描き
彼女が蜘蛛の役になって主人公の心を徐々に絡め取っていきます。

「あなたの意識の糸 一本ずつ 切ってあげましょうね」
「もっと もっと 何も考えられなくしてあげる 気持ちいい 気持ちいい 気持ちいい」

「シャキ チョキ」という音を左右の至近距離で鳴らしながら
彼女はしきりにこちらの手足がさらに言うことをきかなくなり
頭の中も真っ白になると呼びかけます。
「意識の糸をハサミで切る」という表現も催眠に適していて面白いと思います。

蝶や蜘蛛のイメージに古典的な技術を絡めている比較的珍しい催眠です。
聴き手を蝶になりきらせ、心身の自由を奪うことを目的に
まずは普通に蝶が舞う様子を描きながら「力が抜ける」「体が温かい」などのリラックスを促す暗示を入れ
そのイメージを引き継ぐ形でハサミの音を鳴らしています。

催眠全体におけるテーマ性や暗示の方向性がしっかりしているのもあり
特に手足に脱力感や温かい感覚、じんじんとした心地よい痺れを感じました。
この催眠を聴いて癒しやリラックスを感じる人が私以外にもそれなりにいると思います。

しかし肝心のハサミを使うシーンで効果音自体にほとんど暗示を入れてこないため
ハサミの音に合わせて心や体が反応する可能性は非常に低いです。
事前の準備に約20分、ハサミを鳴らすのが約5分と時間配分に偏りがあるのが原因です。

「この音がするたびに 気持ちよくなってしまうわね」
一応まったく言ってこないわけではないのですが
一言二言で音のイメージをしっかり伝えるのはさすがに無理があります。

またハサミ自体が刃物=危険物という印象も持っているだけに
この音に対して良い感情や感覚を抱かせるにはもっと入念な暗示が必要です。
要は人間の心の奥底にある防衛本能が働く可能性を危惧しているのです。
聴き手に「自分の身に危険が及ぶ」と思われたらまず催眠は成功しません。
彼女がそうならないように最善を尽くしているかと言えば私は首を捻ります。
催眠のテーマが散髪だったらまた違ったのかもしれませんね。

まとめると、前半~中盤は良いのだけど終盤が残念な催眠です。
深化を失敗しているので深い催眠に入れる人はあまりいないのではないかなと。
じわじわと絶頂に追い込むエッチ
エッチシーンは19分ほど。
プレイはキス、耳舐め、オナホコキです。

オナホコキの際にリアルな効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「その拘束されている手足 余計なことを感じなくするために その手足の神経の糸 全部 ぜーんぶ切ってしまいましょう」
催眠を使って主人公を何もできない心と体にした麗華は
ハサミを鳴らして彼の自由をさらに奪い
その上で媚薬入りの紅茶を口移しで飲ませ、じっくりと興奮を煽ります。

エッチは彼女が蜘蛛らしくじわじわと責める形で行います。
引き続きハサミの音を鳴らしながら耳を舐めたり
絶頂シーンでもそれをトリガーにイかせるなど、音催眠の色がやや強い内容になっています。

「体がぽかぽかしてくるにつれて どんどん敏感になってくる」
前半のシーンは感度の上昇がメイン。
媚薬を飲むイメージやカウントに合わせて体が火照る、敏感になる暗示を何度も入れてきます。
催眠パートに比べて彼女の声が嗜虐的になることや
プレイの内容的にややMあたりの人が最も楽しめるでしょう。
女性に意地悪されながら絶頂に追い込まれる雰囲気がしっかりできています。

対する後半はオナホコキ+耳舐めをするエロ重視のプレイ。
「にちゅ くちゅ」と弾力のある水音とバイノーラル特有の生々しいちゅぱ音が同時に鳴り響きます。
今までのエロが控えめだっただけに余計エロさを感じます。

ですがオナホコキから絶頂までが5分程度と短く
時間内にイけるかと言われればちょっと自信が無いです。
フィニッシュ時のカウント後に追い込み暗示特に入れてこないことも考えると
ドライオーガズムを迎えるのはなかなかに厳しいところがあります。

このように、作品の個性とも言えるハサミを織り交ぜたエッチが繰り広げられています。
コンセプトは面白いのだが…
どちらかと言えばエッチよりも催眠の方に魅力を感じる作品です。

麗華は初対面の主人公へのエッチな悪戯を成功させるために
まずは蝶などの和やかなイメージを使って十分にリラックスさせ
それからハサミや様々な暗示を組み合わせて彼の快感を押し上げていきます。

導入シーンにおけるイメージの内容と暗示・催眠技術がマッチしており
純粋な癒しの感覚はかなり得られると言えます。
彼女の的確な演技も相まってとても温かい空間が出来上がっています。

しかし肝心のハサミを鳴らすシーン以降は完成度に難があると私は考えています。
ここから彼女が本性を現すといいますか、口調や態度がガラリと変わることもあり
人によっては催眠ではなく調教と捉えられてしまう可能性もあります。

調教が目的といっても催眠は催眠ですから、やはり聴き手が良い気分でそれらに取り組めるように
雰囲気や言葉使いなどあらゆる部分に配慮しながら進めるのが妥当です。
そういう面で特に後半部分が色々と残念に思えます。
良い部分とそうでない部分の落差が大きいかなと。

ハサミを使った催眠というのは本当に珍しいし面白いんですよね。
だから今回の内容はすごく惜しいしもったいないんです。
次回作ではこの部分をどう改善されるかに期待したいです。

エッチは暗示を多めにしている分、純粋なエロさは低めです。
催眠に入っているかどうかが鍵となります。
くちゅ音とちゅぱ音そこそこ、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

以上のことから今回は以下の点数とさせていただきました。

CV:柚木朱莉さん
総時間 53:16

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

Succubus Hypnosis Vol.03 -Wサキュバスの射畜催眠-

サークル「Es_Lab」さんの催眠音声作品。

「朝倉催眠診療所」と並ぶサークルさんの人気シリーズ最終作にあたるこちらは
まったく違う容姿や性格を持つ二人のサキュバスが
催眠の技術を使って主人公を射精するだけの家畜へと作り変えます。

過去2作でも特徴的だった双子形式によるリズミカルな催眠や
機械が発する音を使ったハードかつ独創的なエッチによって
サキュバスに屈服させられ、搾精される気持ちよさを存分に味わわせてくれます。

※私が聴いたのはコミケ版のため、DL版にのみ同梱されている
「Track 05 Another」パートに関する説明はありません。
ここだけは聴いてのお楽しみということでご了承ください。
おそらくは「Track 05」パートに追加の責めが入っているのだと思われます。
二人のサキュバスのおもちゃになる快感を得るために
アリアとミリア、二人のサキュバスの射畜奴隷になるお話。

「今日もキミの脳みそ とろっとろにしにきてあげたぞ 嬉しかろう?」
ミリアは明るくて元気な声の女の子。
「なんじゃそれは? わらわの真似か?」
アリアは色っぽく落ち着いた声の女性。
過去2作のプレイですっかり二人の虜になった主人公に軽く挨拶すると
ミリアは左、アリアは右に陣取り自分たちの声に耳を傾けるよう言います。

本作品は音声開始からこの二人が登場し交互に、あるいは同時に語りかけてくる
いわゆる「双子形式」という変わったスタイルで催眠やエッチを行います。
声質の違う二人の女性がリズミカルに語りかけてくる様子は音楽のような美しさがあり
暗示自体の効果も手伝って比較的早い段階から意識のぼやけを感じることができます。
バイノーラル録音ですから二人に寄り添われているような感覚もするでしょうね。

催眠は2パート24分ほど。
まずは二人の声に耳を傾けながらゆっくり深呼吸します。

ミリア「ミリアたちの声で どんどん気持ちよくなっていく」
アリア「わらわたりの声で どんどん気持ちよくなっていく」
二人は双子形式の長所を最大限に活かし、同じ内容の暗示を続けざまに言ったり
ひとつの暗示を文節ごとに分けたり、声の位置を入れ替えながら少しずつそうなるよう心を誘導します。
催眠者が二人いるおかげで声の途切れる時間がほとんどなく
頭の中を音に包まれているような心地よい感覚が味わえます。

アリア「だからおぬしは わらわたちの家畜になりたいと 心から願うようになる」
ミリア「ミリアたちにすべてを委ね 快楽に溺れる射畜になりたいって 心から願うようになる」
しばらくすると二人は自分たちの言うことに従いたくなる暗示を入れてきます。
射畜は彼女たちのペットですから当然従順なのが理想です。
そのための準備として、二人は快感というご褒美をうまく強調しながら
抵抗感を抱かせないよう柔らかな口調でそうなるよう呼びかけます。

おそらくこのあたりまで来ると頭の中がぽわぽわしてきているのではないでしょうか。
私の場合は肩の重さもかなりあり、自分が催眠に入りつつあるのが実感できました。

ミリア「すーっと落ちて 何もわからなくなる」
アリア「意識がすーっとなくなっていく」
そして心身が十分に解れたところで更なる深化を促します。
直前に全身を軽く脱力していることや「落ちる」を左右からリズミカルに言ってくることもあり
頭がずーんと重くなる不思議な感覚が一気に強くなります。

人によっては手足がピリピリと軽く痺れる感覚もするかもしれません。
どの感覚にも共通して言えるのは「気持ちいい」ということです。
この後にしばらく無音の時間を用意し、その感覚に浸るゆとりも設けてくれています。

左右から暗示を重ねたり分けたりしながら入れていくストレートかつパワフルな催眠です。
自分たちの指示に素直に従う射畜奴隷にするのを目的に
開幕から双子形式の醍醐味とも言える左右交互に話しかけるスタイルを採り
シーンに応じて暗示の入れ方や内容を切り替えながら少しずつ催眠を深めていきます。

催眠者が二人いる=暗示の密度が通常の作品よりずっと高いこともあり
時間内に頭の中がクラクラしたりとろける心地いい感覚がたっぷり味わえました。
声質や暗示の方向性は随分違いますが
双子の使い方は「Synergism Duet」を源流とする本家に近いものを感じます。
正統派の双子系作品といった印象を受けました。

アリア「そう おぬしはわらわたちの言葉に従っておればいい」
ミリア「そうすれば 自然と気持ちよくなれる」
ですが、催眠開始直後から二人が「支配」「従う」など上下関係を臭わせる単語を使うため
多少のM性を持っていないとちょっぴり抵抗を感じるかもしれません。
これは過去2作で既に色々なプレイを行っている背景を汲んで
サークルさんが意図的に使用しているものと思われます。
シリーズものなので通しで聴いたほうが楽しめるようにされたのでしょう。

まとめると、双子の長所を最大限に活用している個性的な催眠です。
射精を伴わない射精を目指して
エッチシーンは2パート27分30秒(「Track 05 Another」パートを含めると16分近く増えます)。
プレイは搾精器責め、耳舐め、アナルへの薬液注入、アリアのパイズリ、ミリアの顔面騎乗です。

搾精器責めと薬液注入の際にリアルな効果音が鳴ります。
セルフはありません。

ミリア「じゃーあー お待ちかね 精液びゅーびゅーする時間だよ」
アリア「おぬしはこれから 意識を塗り替えられ 幸せな夢の中で 射精し続ける家畜になるんじゃ」
催眠によって従順な奴隷になった主人公へのご褒美に
アリアとミリアは二つの機械を使って彼の精液を一滴残らず搾り取ってあげます。

エッチは引き続き二人に左右から声をかけられながら
前半は搾精器、後半は搾精器+薬液注入の独特な責めで
聴き手を射精無しで射精感を得られる状態へと導きます。

サークルさんによるとノーハンドでの射精=ウェットもOKとのことですが
連続絶頂形式ですからどちらかといえば脳イキのほうがプレイを完遂しやすいです。
そしてこの感覚を味わわせるために二人は機械が生み出す「音」を利用しています。

アリア「吸引による刺激と」
ミリア「ぶるぶる震える振動で」
アリア「じりじりとした快感が 全身に広がっていく」
最初のパートは音そのものに快感を感じてもらうことを目的としたプレイ。
「ブォン ブォン」という搾精器の振動音をバックで鳴らしながら
二人はそれを聴いているほど心と体が高ぶる暗示を交互に入れます。

音の感じからいってバイノーラルビートなのかもしれません。
3種類程度のバリエーションがあって絶頂を促す際に変化します。

結構響くので人によっては頭が痛くなる可能性もあるのですが
シーンに応じて適度にボリュームが変化する効果音と二人の声を聴いていると
確かに股間に熱やエネルギーが集まってくるのが感じられます。
射精の直前によくある股間がせり上がってくる感覚に近いです。

次のパートは萎えたおちんちんを強制連続射精へと追い込む本作品ならではのプレイ。
お尻に精力回復剤と媚薬がブレンドされた特殊な薬液を注入し
先ほどの搾精器と交互に使って何度も何度も絶頂へと追い込みます。

ミリア「さぁ これは 射精を促す音と振動なの」
アリア「全身の快感が おぬしのチンコに集まって 爆発しそうになるぞ」
途中で二人が同時にエッチなサービスをしてくれるシーンがあるものの
ここでも搾精器と薬液ポンプの音をトリガーに興奮させる催眠音声らしい責めが中心です。
自分の意思に関わらず声と音だけでイかされてしまう。
射畜催眠の名にふさわしいハードかつ変態的なプレイが繰り広げられています。

このように、音を使って感覚を操作する変わったエッチが楽しめます。
双子の魅力がぎっしり詰まった作品
アリアとミリアの絶妙なコンビネーションによる独特な催眠が魅力の作品です。

二人は主人公を完全な自分たちの奴隷へと作り変えるために
終始途切れないよう気をつけながら交互に、あるいは同時に声をかけてきます。

一般的な催眠音声は催眠者が一人しかいないため「間」をどう取るかが重要になるのですが
本作品のような双子系作品ではそれがほとんどなく
自然と声に包まれ続ける不思議な心地よさを味わいやすくなっています。
声の臨場感もきわめて高く、二人がすぐそばにいる雰囲気も良く出ています。

双子形式の扱いについても過去2作と比べて明らかにレベルアップしており
特に声を移動させたり重ねる演出面において優れたものを持っています。
本家には無かったバイノーラル環境を活かしながら進めているところも面白いです。
シーンによって暗示の入れ方を柔軟に変化させている点も印象的でした。

エッチはよくあるプレイをできるだけ減らし
音とシチュで感じてもらうように組み立てられています。
内容的に催眠音声をある程度経験している人向けに思えます。
ですが射畜催眠らしい筋の通ったプレイをされているのは事実です。
淫語とくちゅ音そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

催眠音声ならではの要素を大事に磨き上げている奇抜な作品です。
双子好き、音でイかされるのが好きな人には特にお薦めします。

CV:東十条真里亜さん
総時間 本編…57:08 Track 05 Another…31:39


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
シリーズ3作品がセットになった「Wサキュバスの射畜催●1・2・3コンプリートパック」もあります。

2025年8月18日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/95761696.html

催眠音声-偽彼氏

サークル「帽子屋」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、主に対して礼儀正しくあり続ける紳士的な執事が
男性に慣れる訓練として催眠を交えたエッチなご奉仕をします。

彼が手に持っているベルや部屋にある時計の音を使った珍しい催眠が行われており
初心者を強く意識した丁寧なアプローチも手伝って
催眠に入りにくく感じている人ほど普段とは違う感覚が味わいやすくなっています。

同じシナリオを6人もの声優さんが別々に読まれているのもポイント。
声質や演技の好みで選んだり、他の声優さんと聴き比べるなんて楽しみ方もできます
今回はヨハン・タチバナさんのバージョンでのレビューをお送りします。
本物のフィアンセになりきるために
執事に音を使った催眠をかけられてからエッチなことをするお話。

「失礼します 何か御用でしょうか?」
執事は礼儀正しい端正な声のお兄さん。
主人公から近々催される晩餐会に関する質問を受けると
他の男たちから彼女を守るために自分がフィアンセ役として同行することを告げます。

本作品は晩餐会で2人が本当の婚約者として振舞えるように
彼が催眠をかけながら男性に見られたり触れられることへの抵抗心を解いていきます。
タイトルの「偽彼氏」は彼が仮の恋人になってくれることから名づけられたのでしょう。

「申し訳ございません 少々長く(息を)止めすぎてしまいました お嬢様の我慢するお顔が可愛くて つい 意地悪をしてしまいました」
そんなわけで彼は基本的には執事らしくややへりくだった態度で接してくれます。
ですがところどころで男性として女性を気遣う優しさが見え隠れしており
終盤あたりにさしかかると恋人同士に近い雰囲気になるシーンもあります。
この微妙な距離感の取り具合が個人的には面白く感じます。

「周りが見えなくなるくらいに 何かに集中することや 眠くてボーっとしてしまうこと ありますよね? まったく別物に感じるかもしれませんが どちらもトランス状態なのですよ」
全体を通じて挙げられる特徴は初心者に配慮したセリフやアプローチが多いこと。
事前に催眠は人間なら誰しも日常的に体験していることを教えたり
心身のリラックスに十分な時間を取り入念に行ってくれています。

適度に現在の感覚を確認しながらゆっくりと進めてくれますから
催眠音声を聴き始めたばかりの方でも取り組みやすいと感じるでしょう。
催眠・エッチいずれも作りが丁寧な印象を受けました。

催眠は3パート27分間。
ベッドに仰向けに横になって目を瞑り、少しの間深呼吸をしてから
彼に言われた部位の力を入れたり意識したりして体を脱力します。

「じわーっと筋肉が緩んで 力の抜ける感じがしますよね? その感覚を 次は腕で感じてみましょう」
「お嬢様が今感じている重さは 力が抜け切った 腕の重さです 力が抜けて楽になった 腕の重さです」

序盤は顔や手に力を入れてから抜く漸進的弛緩法
それ以降の肩、首、背中、下半身は分割弛緩法とスタイルを微妙に切り替えながら
彼はところどころで現在の感覚を確認し、それを他の部位に伝えるよう誘導します。

部位ごとに仕切りなおして脱力するよりも
こういう風に現在ある感覚を伝えていくほうがやりやすいのではないでしょうか。
最中に入れられる暗示も表現・演技共にレベルが高く
後になるほど結構な脱力感や無気力感を感じることができます。

十分にリラックスできた後に登場する深化パートはとってもユニーク。
ここでは「ちりりん」という爽やかなベルの音と
「カチ カチ」「ボーン」という柱時計の音を上手に組み合わせ

さらなるリラックスをさせながら催眠の世界に導いてくれます。

「この(ベル)音がすると 安心しますよね 私が来て 何でも 解決するんですから」
「この(時計)音が小さくなっていくと お嬢様の意識も だんだん うすーくなっていきます」

もちろんただ意味も無くそれらを鳴らすわけではありません。
執事はそれぞれの音に安心感や意識がぼやける暗示をしっかりと入れ
それから音と暗示を交互に入れながら少しずつ慣らしていきます。

時計の音などはリズミカルですから結構な眠気を感じるでしょう。
そしてとどめの鐘の音で全身に心地よい痺れが走ります。
音と暗示のコンビネーションによって上手に催眠状態を深めてくれます。

しっかりリラックスさせてから音を使って落とす珍しいタイプの催眠です。
執事の言葉を違和感無く受け入れられる心になることを目的に
時間の半分近くを脱力に割いて暗示が入りやすい環境を作り
それから3種類の音に役割を持たせ、効果的に使い分けながら深化の暗示を入れています。

珍しいタイプといっても音に暗示を入れている点がそう感じるだけで
催眠としての根幹部分や技術の使い方は相当にしっかりしていると言えます。
タチバナさんの的確な演技も手伝ってとても良い気分に浸ることができました。
同姓でそう感じたのですから女性なら尚更でしょうね。

まとめると、あらゆる部分が洗練されている優しさに満ちた催眠です。
音で感度を高められる気持ちよさ
エッチシーンは4パート36分ほど。
プレイはベルによる感度上昇、全身愛撫、乳首責め、耳舐め、クリ責め、手マン、乳首オナニー、オナニーです。

手マンの際にリアルな効果音が鳴ります。
セルフは有りになります。

「この音を聴いているだけで お嬢様の体が 今よりも敏感な状態になっていきます」
様々な音を使って主人公を深い催眠状態へと導いた執事は
先ほどよりもトーンの高い別のベルを鳴らし
今度はそれを聴くと体の感度が上がると暗示を入れていきます。

エッチは最初にベルの音で適度に感度を高めてから
前半は彼に体を愛撫されたり舐められるドライを目的としたプレイ
後半は自分で胸やおまんこをいじるセルフプレイを楽しみます。

ここも催眠と同様にベルで心身の興奮を高めたり絶頂させる音重視の作りです。
ベルの音がやや大きいのでボリュームを多少絞ったほうが聴きやすいかもしれません。

前半は最初は手袋をはめたままの指で
その後は舌で右手、肘、肩、鎖骨、顎、耳などを優しく責め
感度が高まったところで素手になりおまんこの外や中を愛撫します。

「ネグリジェのボタンを外して 前を…はだけさせて 開放的な姿になりましたね とても素敵ですよ お嬢様」
「胸は いかがいたしましょうか? お嬢様の大切なところなので 気安く触れてもいいものなのか」

エッチに入っても執事の主人公を大事にする気持ちはいささかも変わりません。
大事な部分を見たり触れたりする際にはその都度必ず確認を取り
それからガラス細工を扱うような丁寧さで刺激を与えていきます。
催眠に比べると多少声が熱っぽくなりますが、基本的には紳士であり続けてくれます。

「擦れば擦るほど クリトリスがどんどん熱くなる 充血して 膨らんで熱くなる」
「くっ くっと押されるたびに 頭の中が痺れる 目の前が真っ白になるくらい気持ちいい」

そしてそれぞれのプレイを行いながら暗示を使って快感を伝えてくれます。
登場人物、責め方いずれも上品なので下品な淫語はそれほど言わず
しっとりとした雰囲気を維持しながら少しずつ絶頂を目指すスタイルが取られています。
ただし、おまんこを指でいじる際の「にちゃにちゃ」という効果音はかなりエロく感じます。

「中がぎゅっと締まって 背筋がビクビク 痙攣する 全身が痺れる 気持ちいい 気持ちいい!」
終盤の絶頂シーンに入るとベルの割合が一気に増え
やや激しいくちゅ音と暗示を同時に叩きつけて絶頂を促します。
暗示の入れ方や表現方法はしっかりしていますが
やはりベルに体がどう反応するかで快感の度合いが変わるように思えます。

続くセルフパートは彼がいじる部位やいじり方を指示するオナサポっぽいプレイ。
胸をいじって適度に感度を上げてからクリトリス→フリースタイルでのオナニーを行います。

「快感が溢れて 全身が痺れる 背筋が痙攣してしまうほど気持ちいい 気持ちいい」
自分で体をいじるプレイですからやりやすいでしょうし
うまく催眠に入っていれば普段よりも気持ちいいとか、余韻が大きいとか
良い意味で違った快感が得られるかもしれません。
彼は体に一切触れず暗示とベルの音だけでサポートしてくれます。

このように、音を上手に使った質の高いエッチが繰り広げられています。
隅から隅まで丁寧な作りの作品
執事としての分を弁えたサービスが光る作品です。

執事は主人公が自分を素直に受け入れられるための訓練として
まずは催眠を使って心の壁をできるだけ取り除き
それから彼女を楽しませることを第一に考えながらエッチをします。

タイトルから2人がどのへんまで恋人に近づくのかが気になっていたのですが
振り返ってみると主従の関係自体はきちんと維持されていると思います。
ただし、彼女の言うことに従いながらこれらを行うのではなく
彼が確認をし、それに対して彼女が許可を出す形で諸々を進めています。

実際に聴いてみて堅苦しさはそれほど感じないのではないでしょうか。
エッチについても指だけ侵入を許すといったギリギリのラインで留まっています。
個々の責め方が繊細で相手への思いやりに溢れています。
(あくまでSEXに比べればという意味です。十分アウトなのは私も承知しています)

作品のキーとなっている音については
特に催眠パートでの使い分け方や鳴らすタイミングの具合に感銘を受けました。
音だけじゃなく暗示がしっかりしているからイメージを持ちやすいです。
深化の時に鳴る鐘の音なんかは聴いた時に軽い振動が全身に走ります。

エッチはドライ・セルフ両方をかなりの完成度を維持しながら行っています。
セルフは性差の関係でどうしてもしっくりこなかったのですが
ドライは皮膚が敏感になるくらいの変化は実感できました。
淫語とくちゅ音そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声ごく僅かです。

執事らしいきめ細かなおもてなしが楽しめる作品です。

CV:nitさん zeroさん あ、きのこさん ダカットさん 夜櫻さん ヨハン・タチバナさん
総時間 1:19:17(声優さんによって多少前後します)


体験版はこちらにあります

追記
もうひとつのシリーズ作品「偽執事」とのセットも販売されています。
個別に買うより300円お得です。
「催眠音声-偽彼氏/偽執事セット」

4ジゲントリップ催眠

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、とある秘密のクラブハウスで出会った女の子と
お話をしたり体を愛撫しながら幸せな気分にどっぷりと浸かります。

声と音楽のコンビネーションによって誘導する独特な催眠が繰り広げられており
シーンやプレイに応じてBGMを小まめに変化させながら
巧みな暗示を使って好きな女性と一緒に過ごしている感覚を呼び起こしてくれます。
癒しの音楽に包まれながら
お姉さんの催眠でクラブハウスに行き、そこにいた女の子と愛を育むお話。

「あなたは 催眠術をどんなものだと思っていますか?」
お姉さんは明るく穏やかな声の女性。
主人公に催眠に関するいくつかの小話をすると
癒し系の音楽をバックに流しながら催眠の世界へと導き始めます。

本作品は催眠音声としては珍しく音楽に力を入れており
音声開始直後にはヒーリングCDに入っているような癒し系の音楽が
催眠がある程度深まるとダンスクラブで流れるビートの効いた音楽が流れ始めます。
この手の作品を安定して製作されているのは現在のところF・A・Sさんのみです。

ほぼ全編で何らかの音楽が流れ続けるほどに音楽が重要な要素となってますから
テクノなどが好きな人ほど作品の世界に浸りやすく感じるでしょう。
逆にあまり聴かない人は1回目ですべてを味わおうとは考えずに
まずはこれらに慣れることから取り組んでみたほうが楽しみやすいと思います。
あらゆる部分が一般的な催眠音声とは随分違っています。

もう一つの特徴はリラックスにもかなり力を入れていること。
本編の開始前には立った状態で約10分間両手をブラブラさせる運動を行い
横になってからも軽く体を動かして全身の筋肉を自然にほぐします。
(前者は必須ではありませんがやったほうがずっと入りやすいです。4分間の短縮版もあります。)
内容が特殊だからこそ、より多くの人が楽しめるような配慮が随所にされています。

催眠はおよそ25分間。
まずは彼女の声に合わせて全身の力を入れたり抜いたりしながら深呼吸をします。

「5 息を吸う 固まると 全身が緊張する 6 息を吐く 全身が弛緩する」
「15 吸って 自分が起きていることを思い出す 16 吐いて 体から力が抜けて 眠くなってくる」

奇数の時は息を吸いながら力を入れる、偶数は吐きながら力を抜く動作を
彼女がわかりやすい表現で1回1回丁寧にリードしてくれます。

事前の準備運動をしっかり行った場合、この時点で腕に力が入りにくくなっているかもしれません。
同時に入る軽めの暗示やバックで流れ続ける音楽もリラックスを助けています。
声と音楽のコンビネーションの威力が早速発揮されているシーンと言えます。

「うふふっ こんばんは 君が来るのを ずっと待ってたよ?」
カウントを使って適度に催眠を深めた後
いよいよメインの舞台となるクラブハウスに移動し
お姉さんよりも若干若さを感じる声の女の子と出会います。
ここからはお姉さんに代わって彼女がメインの語り手を務めます。

彼女の具体的な容姿は描写されておらず自由にイメージしていいそうです。
そして状況に合わせて音楽もテクノ系のものへ徐々に変わっていきます。

「私ね 音楽を聴くのに没頭している時 体がまるで 自然に動いちゃうような 不思議な感覚がするんだよ」
「低音のビートをずっと聞いていると まるで 全身に痺れるような快感を流されてるみたいでさ」

彼女と出会って最初にするのはおしゃべり。
クラブハウスの雰囲気により浸れるようにと音楽に意識を向けさせながら
音楽を聴きリズムに乗る心地よさを自分の体験として語ります。

先ほどまでとは雰囲気がガラリと変わっていることや彼女の話しぶりから
なんだか催眠から遠ざかっているように思えるかもしれません。
ですがこれは現代催眠における「喚起」という技術が盛り込まれており
催眠者の感覚をやや遠まわしな表現で聴き手に伝えようとしている意図が見られます。

実際のところ音楽が結構ノリのいいものですし
こういうものに抵抗が無い人なら自然に心躍るものを感じるのではないでしょうか。
彼女の話す内容に応じて曲調や楽器が微妙に変化する細かな演出も光っています。

音楽と古典・現代両方の催眠技術を上手に融合させた非常に珍しい催眠です。
クラブハウスに行き、そこで理想の女性と一緒にいる気分に浸ってもらうことを目的に
まずは軽い運動や漸進的弛緩法を使って十分過ぎるほどにリラックスさせ
軽く深化をしてからクラブハウスのイメージを女の子の言葉として伝えていきます。

音声だけの催眠の場合、特にクラブハウスの雰囲気はなかなか掴みにくいものなのですが
本作品ではバックに本格的な音楽を流すことで現実逃避感を膨らませてくれます。
女の子のセリフも催眠っぽさを適度にぼかしていたりと
二つの要素の長所を活かし、弱点を補いながら上手に催眠を進めています。

まとめると、声と音楽をバランスよく配合している面白い催眠です。
大好きな人とひとつになる快感
エッチシーンは20分ほど。
プレイは上半身の相互愛撫、音による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ほら もうちょっとくっついて? もっと近くに来て? …好き」
催眠の技術を使って主人公と十分に感覚を共有できたところで
女の子はよりストレートに自分の気持ちを伝える愛の言葉を何度も投げかけます。

エッチは催眠音声らしく直接的なプレイはほどほどに控え
声(暗示)と音楽(音)を使って徐々に気持ちを高め
最終的には幸福感を爆発させる形で絶頂を促します。

プレイは抱き合ってお互いを軽く愛撫するごくごくソフトなものなのですが
「彼女に愛されている」という精神面への心地よい刺激が心を高ぶらせてくれます。

「好きっていうことは 気持ちいいこと 自分を好きになることは 心地よくて気持ちいいよね?」
プレイの序盤はあまあまな言葉責め。
彼女は「好き」「大好き」を意識的に多くセリフに織り交ぜながら語りかけてきます。
好きな異性にそんなことを言われて嫌な気がする男はまずいないでしょう。
今までに比べて重低音の少ないしっとりとした曲調も雰囲気を盛り上げてくれます。

「声や音に集中すると 快感がどんどん増してくる まるで 魂に直接 ピリピリとした刺激を送られているような感覚」
「ビートがリズムを刻むたびに 快感の波が全身を駆け巡る」

もうひとつの柱である音楽を活用した暗示ももちろん登場します。
音楽自体が心に響くツールのようなものですし
彼女の言葉と併せて聞いているとなぜか妙に股間が熱くなるかもしれません。

私の場合は中盤あたりでしっかり勃起しているほどでした。
ストレートなエロ要素が無いハンデを雰囲気がしっかりと補っています。

「君の体の奥から湧き出る快感が おちんちんを刺激していく」
「快感と幸せが 全身を駆け巡る! 軽い絶頂でも これからその気持ちよさが 更に倍に倍に膨らんでいく」

そして終盤は抱き合ったままお互いの心をひとつにする形で絶頂を迎えます。
カウントとドラム音に合わせて連続で9回絶頂するハードなフィニッシュですから
ドライ慣れしている人ほどより大きな快感が得られるでしょう。
ここでも音をトリガーにしてタイミングよく絶頂を促してくれます。

連続絶頂タイムが約3分間とかなり長く、最中は股間を中心にきりきりと筋肉が引き締まり
それに合わせて痺れるような快感が走り続けていました。
射精による刹那的な快楽とは明らかに違う、幸せな感覚を伴った快感です。

このように、女性に愛される幸せを強く実感させてくれるエッチが繰り広げられています。
心身が同時に満たされる作品
声と音楽で癒しの気分とドライオーガズムの両方を味わわせてくれる優れた音モノです。

お姉さんと女の子は常にバックでシーンにふさわしい音楽を流しながら
様々な方向性を持つ暗示を使って少しずつ聴き手を作品の世界へと導きます。
サークルさんが相当に苦労されたというだけあって音楽のレベルは極めて高く
言葉では伝わりにくいその場の雰囲気を見事に表現しています。
同じく音楽を流していた過去2作と比べても細部の作りが明らかにパワーアップしています。

そして音楽ありきな作りでありながら、暗示の存在感も十分に出ているところが面白いです。
彼女たちは音楽に決して甘えず催眠・エッチいずれもほとんどのシーンで言葉をかけ
それらの効果により催眠を深めたりエッチな幸福感を高めようとします。

音楽があったほうが楽しめるのは間違いないのですが
それが無かったとしても催眠に入れそうなほど技術の使い方や暗示の質が高いです。
催眠音声としての大事な部分をしっかりと維持しつつ
オリジナリティを加えているからこそ、音でイく快感が得られたのだと思います。
声と音楽のバランスが高い領域で保たれています。

催眠は現代催眠寄りだった前作「怪しい団体のマインドセッション催眠」とは違い
古典から現代へと繋ぐハイブリッド形式が採られています。
特に前半で得られるリラックス感は相当なものでした。
後半も催眠っぽさをぼかしながら誘導する上手な使い方がされています。

エッチは音催眠を強く意識したものです。
絶頂の回数と時間が多いおかげでドライの感覚は得やすいのですが
音楽が結構重低音を多く鳴らすタイプであること、声に対するボリュームがやや大きいことから
人によっては催眠状態を維持するのが難しく感じるかもしれません。
クラブハウスの音楽にどれくらい馴染めるかで快感の大きさが随分変わると思います。
淫語と喘ぎ声ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

独特な世界観とプレイが味わえる非常に個性的な作品です。
音楽の好みにより若干人を選ぶ部分があるかな?と判断し、少し点数を引きました。
この手の音楽が好きな人なら間違いなく点数以上の満足度が得られます。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 共通パート…54:55 リラックス運動(オリジナル版)…13:07 リラックス運動(短縮版)…7:07


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

2021年5月6日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/85750834.html

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