同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:恋人

   ● 波の音と彼女に癒される安眠音声
   ● 雨恋~misty drop~
   ● 雨の音と彼女に癒される安眠音声
   ● ヤンデレ催眠
   ● 作業用☆ATM~年上彼女 あかり~
   ● 彼女とあまあま催眠
   ● 偏愛主義彼女~yandere lover~
   ● 『あたしが応援してあげるッ』 ~かりんと一緒~
   ● Healing Story 後編「イチャイチャしよ 〜活力注入〜」
   ● Healing Story 前編「ココロに休息を 〜不安制御〜」


波の音と彼女に癒される安眠音声

サークル「添音亭」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

こちらは旅行中の彼女とのやり取りを描いた作品で
海辺のホテルの一室で彼女が耳かきと添い寝をしてくれます。
添音亭さんと言えば質の高い環境音を扱うサークルさんとして有名ですが
今回は静かな波の音に加えて細かい部分の効果音でも耳を楽しませてくれます。



仕事を忘れて2人でのんびり
恋人の有希とホテルの部屋で寛ぐお話。

「ねぇ こっちおいでよ 風涼しくて気持ちいいよ?」
有希は明るくて優しい声の女の子。
主人公と一緒に現在旅行中で、海に面した部屋のバルコニーで夜風に当たりながら
今日あった出来事をあれこれと話します。

本作品は耳マッサージ+耳かきが20分、その後の添い寝が36分と
サークルさんの過去作同様、聴き手を安眠させるのに特化した作りをしています。
前者は効果音、後者は環境音を中心にしており
有希もそれなりに話しますが基本的には諸々の音に最も癒しを感じることでしょう。

「せっかく羽伸ばしに来たんだし とことん癒してあげようと思って ちょっと用意してたんだ」
部屋に戻った後の最初のサービスである耳マッサージは
彼女の膝に仰向けに寝転んで初めは両耳、続いて片方ずつ丁寧に行います。

開始前に彼女がバッグから道具を漁って
流しの水で綺麗に洗う動作も効果音で表現されているのがいいですね。
本作品は準備や移動などの合間の部分にも効果音を入れているのが特徴の一つで
通常は無音で処理されるところもきちんと演出されている分、物語により臨場感が出ています。
桃色CODEさんの「道草屋」シリーズが得意とされている表現方法ですね。

もちろんメインとなるマッサージ音もオイルが微妙にべたついていてとってもリアル。
「スイー ジー」という滑らかな音が4段階くらいのスピードを小まめに変化させながら
耳のあたりを軽く円を描くように動き回ります。
マッサージは今回が初のはずですが完成度が高くてびっくりしました。

続く耳かきは右→左の順に耳かき棒のみを使用して行います。
仕上げの梵天や息吹きはありません。
「ズリッ ジョッ」と若干ざらつきのある乾いた音が使われており
下から上にかき上げるような短いストロークでリズミカルに動きます。
音質が前作「深層世界で癒される安眠音声」と非常に似ていることから
そちらの音をそのまま流用したのだと思います。

「もうヒント言わなーい あんまり言うと 見る楽しみ減っちゃうでしょ?」
また有希は最中に吐息を漏らすか軽く話しかけてくる程度で
効果音だけが流れ続ける時間が多い分、頭を空っぽにしてゆったりと寛げます。
会話の内容も恋人同士らしい他愛もないものばかり。
それらが作り上げる和やかな雰囲気も心を自然とほぐしてくれるでしょう。



寝息と羊数えを聞きながら
「あっ 窓開けといていい? 波の音が聞こえてくるから 気持ちよくって」
2つのサービスで程よくリラックスした後、有希に添い寝をされる形で眠りにつきます。
耳かきでは聞こえなかった波の音がここで再登場し
右の耳元から聞こえてくる彼女の寝息と合わさって穏やかな空間を演出しています。

添音亭さんはこの添い寝パートでセリフが極端に少ないのを作風とされています。
添い寝と言うと心温まるお話をある程度してから寝入るケースが多いだけに
初めて聴く人だとびっくりするかもしれません。
本作品においては環境音や寝息がそれらの役割を果たしていると思ってください。

「ん? まだ起きてるの? 私も なんか寝付けなくって」
さすがに何もしゃべらないのは味気ないだろうと思われたのか
中盤に差し掛かったあたりで彼女が羊を数えてくれます。
数が増えてくると彼女がとても眠そうな声に変化し
それにつられてこちらもあくびが出る、なんてことも十分にあり得ます。

まさに聴き手を眠らせることに特化した安眠誘導音声と言えます。



安定の安眠作品
有希のキャラ・効果音・物語の雰囲気、そのすべてが癒し一色で統一された作品です。

有希は恋人同士にふさわしい、やや砕けた親しげな態度で接してくれますし
波や耳かきの音についても聴いていて棘を感じる部分が一切ありません。
それらが合わさってとても穏やかな、安らげる雰囲気を作り出しています。

今回は元々の売りだった環境音だけでなく
人が動くことによって生み出される様々な音についても力を入れています。
環境音特化から環境音+効果音へとややシフトして
一般的な癒し系作品に若干歩み寄ったような印象を受けました。

しかしそれだと個性が薄れてしまいますから
耳マッサージなどの新要素を加えてきちんとサークルさんらしさも残しています。
何より添い寝シーンの極端な構成が活きている以上
添音亭さんの色は相変わらず強く残っています。

環境音については安定のリアルさで十分に癒しが得られます。
冒頭と添い寝シーンで合計40分ほどなら時間的にも十分でしょう。
強いて言うならバルコニーとベッドとの距離を考えて
添い寝パートは冒頭よりも波のボリュームを下げたほうがリアルだったかなと。
今の音量だとベッドよりは浜辺で寝ているような気がします。

やや特殊な部分を持った癒し系作品です。
寝る前に聴くのが一番ですが、嫌なことがあったとか心が傷ついたときに聴くと
多少なりともそれが和らぐのを感じるでしょう。

CV:浅見ゆいさん
総時間 59:53


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

雨恋~misty drop~

サークル「HypnoLifeforMEN」さんの催眠音声作品。

同サークルさんの3作目にあたるこちらは、雨の日を過ごす恋人達の様子を描いた物語。
バックで流れる雨音を聞きながら、彼女の声に導かれて少しずつ催眠へと落ちていきます。
全体的にやることを絞り、一つ一つを時間をかけて丁寧に進めてくれるのが特徴で
催眠音声の経験があまり無い方でも安心して取り組むことができます。



彼女と過ごす静かなひと時
彼女とベッドで寝ころびながらまったりするお話。

「ねぇ 今日も雨降るみたい お出かけできないね」
彼女は穏やかで可愛い声の女の子。
一緒の布団で話すうちに主人公がドキドキしているのを察知した彼女は
催眠を使って心を落ち着かせてあげることにします。

催眠は43分と結構長め。
最初は深呼吸をしながら彼女の話を聞きます。

「こうして一緒に お布団の中に入っていると すごく温かいね」
「君のお布団って 君の匂いがする なんか 安心するの すごく落ち着く」

タイトルにちなんだ雨に関するお話をしながら
彼女はしきりに心が落ち着くタイプの語句を交えたセリフを投げかけてきます。
「君の心は落ち着いてくる」みたいに聴き手に直接働きかけるような暗示ではありませんが
意識的に多く交えながら言われるおかげで、こちらもほんのりそんな気分が湧いてくるでしょう。

これはあまり催眠っぽさを感じさせずに催眠を始めるための工夫ですね。
しばらくすると温かさや幸福感を直接感じさせるタイプの暗示に切り替えてきます。

「雨の音 少し強くなってきたかも」
開始から11分ほど経過すると、外で降る雨の音が聞こえ始めます。
控えめに流れるリアルな雨音が自然なリラックスを促してくれるでしょう。
過去作「ヒプノポリネシアン~BlueHeaven~」でもそうでしたが
こういった環境音は非常に効果的に心を落ち着けてくれます。

「すーって 少しずつ お薬が染みてくみたいに 心の中が すーってして 綺麗に洗い流されて 透明になってくる」
もちろん音だけでなく彼女の暗示もリラックスを促進してくれます。
全身を雨に打たれて心と体が綺麗に洗い流され、自分に潤いを与えてくれる。
そんなちょっぴり幻想的な描写にホッとするものを感じました。
こういった美しい描写は、女性向け作品を手掛けているサークルさんならではです。

単に「脱力する」とか「意識が沈む」と言われるよりもずっとイメージがしやすく
その結果より多くの人が彼女の言った通りの感覚を得られると思います。
この後にしばらく雨音だけが流れ続ける時間が用意されていて
そこで全身が更にだらーんとするのが実感できるでしょう。

「私の声が 雨のように 心の奥へ 染み込んでいく」
雨を全身に十分に染み込ませた後、仕上げに今度は彼女の声を心に染み込ませます。
心身のリラックスにおよそ30分とかなり長い時間をかけているのもあって
彼女の声をすんなりと受け入れられる態勢が整っているはずです。

特に最後に行われる立て続けのカウントの際に、「0」や「落ちる」と言われた瞬間
体がビクンと跳ねたり頭が一気に沈んでいく感覚が得られる人もいるでしょう。
上記以外でも彼女の声に体が勝手に反応を示す可能性が大いに見込めます。
そうやって聴き手も自分が催眠に入っていることを自覚するわけです。

古典的な催眠法をテーマに合わせてアレンジした面白い催眠です。
恋人同士がベッドで語らう雰囲気を崩さないように、わざと序盤で催眠っぽさをぼかしたり
雨の音を上手に使って暗示を受け入れやすい状態へ導いたりと
細かい部分で作り手が聴き手に違和感を持たせないように腐心しているのがわかります。

そして40分とやや長めの時間ながら、やることを3つ程度に絞り込み
同様の暗示を表現を変えながら何度も入れて確実に心を作り変えてくれます。
彼女が言葉を意識して区切ってゆっくり、のんびりとした空気を
「ぽかぽか」「しとしと」といった擬態語を2つ並べてリズムを生み出しているのもいいところ。
そういった音感的な部分でも聴きやすさを感じるように作られています。

リラックスに力を入れている分、被暗示性の低い人でも
他の作品とは違った不思議な感覚が得やすいと言えます。
内容的に誰でも聴ける万人向けの催眠です。



2人で気持ちよくなる至福の瞬間
エッチシーンは3パート合わせて29分30秒ほど。
プレイは声による絶頂、耳舐め、乳首舐め、おちんちんの愛撫、オナニーの見せ合い、SEXです。

エッチな効果音はありません。
セルフとドライの両方が体験できます。

「わかってるよ いっぱい いやらしい事してあげる」
催眠で主人公にとっても幸せな気分を味わわせた彼女は
エッチでさらに幸せになるために彼の感度を高めていきます。

エッチは最初の共通パート(約23分)が感度アップとドライ
その後はセルフ/ドライパートのいずれか片方を選びます。
セルフパートを選んだ場合はドライとセルフの両方が味わえるわけです。

「雨に触れた体は 熱っぽくなり 頬が赤みを帯びて 少しずつ 呼吸が乱れていく」
感度アップは媚薬の雨が全身をエッチに染めていくイメージ。
先ほどとは違った、やや強まった雨音を聴きながら体を徐々に熱くしていきます。
ここも体の表面を十分に火照らせてから体内に着手する丁寧な進め方で
頭の中はとろとろ、体はじんじんする不思議な気分が味わえるでしょう。
私の場合は股間と両腕の表面が一際熱く感じられました。

「全身が火照ったように熱い! 気持ちいい! 雨の媚薬に侵されて 気持ちいい! 乳首やおちんちんが熱く 硬く勃起してしまう 気持ちいい! 全身が 強い快感に襲われる 気持ちいい!」
そして準備ができたところで彼女の叩きつけるような声が襲い掛かります。
ペースを速めて、語気を強くした声に押し上げられていく感じを受けるに違いありません。
ただ「これからイかせるよ」みたいに心の準備を促す明確なセリフがなかったり
絶頂後の追い込み暗示が無いことから、このドライはやや難度の高い中級者向けかなと。
ここまでがすごく丁寧だった分、余計に性急さを感じました。

「ストップ やっぱり入れたくなっちゃった 君のおちんちんでイキたいから ごめん もう挿入れちゃうね」
しかし、もう一方のドライパートはそうじゃありません。
SEXによる心身両面における彼女との一体感、それを表すような艶めかしい喘ぎ声が
脳と股間に嫌と言うほど熱い刺激を与えてくれます。

こちらはカウントを刻んで絶頂するタイプだから初心者でも大丈夫。
彼女のイキ声とその後の満足そうな荒い息遣いもたまりません。
おちんちんの根元がきゅーって締まってから軽く爆発する気持ちのいい感覚が味わえました。

このように、催眠を重視したあまあまラブラブなエッチが繰り広げられます。



心も体も幸せになれる作品
しっかりした催眠と要所を押さえたエッチ、両方のバランスがよく取れた作品です。

有料作品の場合、個性を持たせるためにエッチのボリュームを多くする傾向が強いのですが
そこを我慢してじっくりと催眠を施してくれるスタンスが素晴らしいです。

内容も最初から2人がベッドで寝ているから寝るように指示を出す必要が無いですし
外で雨が降っているからその音を聞きながらリラックスする、と展開が自然で
作品の世界に浸るのと同時に催眠を深めていくことができます。
物語としての完成度も非常に高くて感心しました。

そして催眠がしっかりしているからエッチでも存分に気持ちよくなれます。
声に体の感覚を操られる体験を比較的味わいやすい作品と言えます。

同じく雨の音を使う作品として有名な「ヒプノレイン」と比較すると
効果音重視のあちらに対して、こちらは暗示のウェイトを重くして効果音を補助に回しています。
聴き手の素質に左右されにくい分、こちらのほうがより初心者向けと言えるでしょう。
(「ヒプノレイン」のレビューは8月か9月の掲載を予定しています。)

エッチは最初のドライは個人的にうーん…でしたが、後半はうまく波に乗れました。
ドライオーガズムがかなり狙いやすいシーンだと思います。
セルフも同じくカウントで射精するタイプですからやりやすいでしょう。
「イクっ んっ んんんんんんんん ぬうっ」というちょっぴり下品なイキ声がエロいです。
事後の時間が長めに用意してあって、射精後の余韻に浸れるのもいいですね。
淫語と喘ぎ声そこそこ、ちゅぱ音ごく僅かです。

総合的に見て、誰にでもお薦めできる良作と判断しました。
現在彼女がいてリア充ライフを送っている人でもない限り
きっと彼女の声や姿勢に心満たされるものを感じることでしょう。

CV:分倍河原シホ(彩瀬ゆり)さん
総時間 1:20:38(選択するファイルによって多少前後します)


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
雨音は流れ始めて以降時々聞こえなくなるシーンもありますが
基本的にはずっと流れ続けてくれると思ってもらって構いません。

2022年6月6日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/88304396.html


雨の音と彼女に癒される安眠音声

サークル「添音亭」さんの同人音声作品(全年齢向け)。
今回が処女作となる新規のサークルさんです。

本作品は優しい雰囲気の彼女が耳かきと添い寝で癒してくれます。
いずれも癒しの要素としてメジャーではありますが
それ故に類似作の多い競争率の高いジャンルとしても有名です。
そこでこの作品ではタイトルにある雨の音を織り交ぜることで
物語の世界観を得やすくするのと同時に作品としての個性と打ち出しています。

雨音、川の水が流れる音、木々の揺れる音などの環境音は人間の本能に根付いた音です。
聴いているだけで多くの人がきっと心安らぐものを感じることでしょう。



飲み物と彼女の声でほっと一息
彼女に耳かきと添い寝をしてもらうお話。

「はい ホットミルク作ったよ 蜂蜜を少し入れてみたから ほんのり甘くておいしいと思うんだけど」
彼女は柔らかく優しい声の女の子。
主人公とは既に同棲しているほど仲の良い間柄で
まずは仕事帰りの彼を飲み物と言葉で労わってあげます。

本作品は大きく耳かきと添い寝の2つのパートに分かれており
添い寝に耳かきの2倍強とかなり長い時間が取られているのが特徴です。
耳かき音声よりも安眠音声と呼んだ方が妥当な作品でしょう。
ちなみに目玉要素の雨音は添い寝パートにのみ登場します。

最初に行う耳かきは18分30秒ほど。
彼女らしく膝枕をしながら右→左の順に耳かき棒でお掃除し
最後に息を吹きかけるとてもシンプルなものです。

耳かき音は「ズズッ ジョー」とざらつきのある力強い音が使われており
それが耳かきらしい短めのストロークを刻みながら終始流れ続けます。
かなり耳の中をゴリゴリされるので感覚が耳に伝わりやすい音と言えるでしょう。
ただここれだとリアルでやられたらさすがに痛そうだなとも思います。

「私 同棲始めるまで あんまり料理しなかったから まだ慣れてなくって」
また耳かき中の彼女はちょっぴり話しかけてくる程度で
会話の内容も恋人らしい何気ないものがほとんどです。
相手が疲れているのを気遣って敢えてそうしたのかもしれません。
効果音と彼女の吐息だけが聞こえ続ける落ち着いた空間では
時間がゆっくりと流れているようで徐々に心が落ち着いてくるのを感じました。



激しくも優しい雨音
耳掃除を終えた後は最初彼女に膝枕されたままで
しばらくすると眠くなった彼女に添い寝される形で眠りにつきます。

「…雨 降ってきたみたい」
ここではタイトルにもなっている雨音が開始直後からずっと流れ続けるのがポイント。
環境音はすべての人間に対して癒しの感覚を与える万能の音ですから
聴いている時間が長くなるほどきっと眠くなるでしょう。

雨音は「しとしと」と「ざーざー」の中間くらいで
最初弱めだった雨足がしばらく経つと一段階強いものに変化します。
音質が実録だよね?と思えるほどにリアルですし
外で雨が降っている雰囲気が十二分に演出されていると思います。

「ごめん 私も眠くなってきちゃった 隣 寝るね」
ここでの彼女のセリフも耳かき同様雰囲気づくりの色が強く
添い寝中は穏やかな寝息をたてながら一緒に寝てくれます。
雨音と吐息だけが流れる時間が非常に長くセリフに集中する必要がないため
これらが耳にもたらす心地よい感覚だけをたっぷりと楽しめるでしょう。



心を洗い流してくれる作品
雨音や耳かき音といった効果音をメインで楽しむ作品です。

彼女のセリフは最低限に留めてこれらの効果音をたっぷり聞かせてくれます。
そういう意味では彼女の役割がやや薄くなっている部分もあるのですが
諸々のサービスを通じて感じられる彼女との密着感や一体感が
その不足分をある程度補ってくれています。

特に後半の添い寝パートは本当に頭を空っぽにして聴けます。
終始静かで落ち着いた雰囲気が漂っていますし
気にならないのなら流したまま寝てしまってもいいほどです。
雨音は若干ボリュームが大きいのですが聴いていてうるささをまったく感じません。
やはり環境音の癒しのパワーは絶大です。

ただ本当に雨音と寝息だけが流れ続けるシーンばかりなので
もう少しひねりが欲しいとも思いました。
具体的には寝物語や子守唄あたりを入れても良かったのではないかなと。
添い寝パートが20分程度ならこの構成でも気にならなかったのですが…

耳かきは処女作として見ればレベルが高いです。
一線級のサークルさんのものと比べるとさすがに厳しいのですが
まだ始まったばかりのサークルさんですし、現時点でどうこう言うのは控えたいです。
今後作品を重ねていく度にもっともっと良くなることを期待しています。

サークル名を見る限り今後も音を重視した作品を作られるのでしょう。
最近環境音を取り入れた癒し系作品がちらほら出始めてきてますし
それらに対抗してどういった個性を見せてくれるかがとても楽しみです。

CV:浅見ゆいさん
総時間 1:07:07


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

サークル「催眠日記」さんの無料の催眠音声作品。

本作品は主人公に対していきすぎた愛情を持つヤンデレな女の子が
催眠を使って心身を束縛してから好きになるように心を変えていきます。
先月紹介をさせていただいた「偏愛主義彼女~yandere lover~」と
テーマと声優さんが同じなため、面白そうだなと思って聴いてみました。

内容の方は催眠に非常に傾倒しているのが特徴で
作品のほとんどの時間を使ってゆっくりと確実に催眠を深めていきます。
催眠の技術がしっかりしているサークルさんなだけあってとても丁寧に進めてくれますから
多くの方が特に体が言うことを聞かなくなる感覚を味わえるでしょう。



とてもとてもとても入念な催眠
ヤンデレな女の子の催眠によって彼女を好きになるお話。

「みーつけた こんなところにいたんだ もう 探すの苦労したんだから」
女の子は可愛いけどちょっぴり無機質さも感じる声の女の子。
死ぬほど愛しているのにその気持ちをちっとも察してくれない主人公に対して
催眠を使って半ば強引にわからせようとします。

「抵抗する…? 殺すよ」
彼女はヤンデレらしく逃げようとする主人公を早速言葉で脅してきます。
といってもどぎつい表現は上のセリフ1本のみと雰囲気は結構マイルド。
催眠の内容がすべてを手に入れるような流れなので明らかにヤンデレなのですが
耳を塞ぎたくなるほどに聴いていて辛い気分になる可能性はおそらく低いです。
ヤンデレであることを理解したうえで聴く分には誰でもいけるのではないかなと。

催眠は作品のほとんどの時間にあたる43分30秒ほど。
まずはお馴染みの深呼吸と脱力をして暗示を受け入れやすい環境を整えます。

「ここで一気に(力が)抜けるのも 今からゆっくり抜けるのも 変わらないしね」
本作品は全編を通じてかなり頻繁にカウントを刻むのが特徴で
脱力をするシーンからパーツごとに意識した後にカウントをすることで
その効果を強めるなど様々な場面で登場します。

最初は単なる数字の羅列にしか思えなかったカウントに対して
次第に心地いいなど普段とはちょっぴり違った感覚を抱くようになるかもしれません。
そういった聴き手の心理も考慮したうえで意識的にカウントを多く刻んでいるように思えます。

「あなたの体が 私のもの あなたの心は 私のもの」
心身が十分にリラックスできた後は同じくカウントを刻んで心を沈めていきます。
深呼吸と脱力だけで20分もの時間を費やしているだけあって
この時点で手足が重かったりピリピリするといった
催眠初期の段階特有の感覚を得ている人がそれなりにいると思います。

そうやって十分に意識の力を弱めたうえで行われる深化のカウントと暗示は
聴き手の心と体に深く深く刻み込まれることでしょう。
私の場合は0を聞くたびに体がビクンと軽く反応していました。
これもやはり無意識がカウントに対して何らかのイメージを持っていたからだと思います。

「瞼が勝手に閉じて あなたの意識が 強制的に閉じられる」
ここまでで十分な深さの催眠状態に入っているはずなのにまだまだ続きます。
お次は催眠状態と半覚醒状態を何度も往復することで
心と体に催眠に入る時の感覚をしっかりと教え込ませていきます。

この手法自体は深化の1つの手段として数多くの作品で登場するのですが
本作品ではちょっとしたデモンストレーションを織り交ぜることで
彼女の言うことに逆らえなくなる感覚をさらに強めているのが特徴です。

「硬い! どんどん硬くなる あなたが抵抗しようとすればするほどどんどん硬くなっていく!」
具体的にはぎゅっと握りしめた手が自分の意志で開けなくなる体験ができます。
彼女の暗示の入れ方が実に絶妙でしっかりとそのように導いてくれますから
元々発生しやすい感覚なことも相まって多くの方が割と容易に体験できるでしょう。

「考えることはできない でも確実に あなたの心に 恋が芽生える」
様々な手法を駆使して少しずつ声への服従心を養った後
最後の最後で彼女のことが好きになる暗示を入れていきます。
催眠が入念だったこともあって、すんなり受け入れるまではいかなくても
聴いていて嫌な感じはしない程度には思えるようになっているはずです。

ヤンデレということでどれくらい強引に進めるかに着目して聴いていたのですが
催眠らしくきちんとこちらの立場に立って少しずつ心を誘導していたのが印象的でした。
結果的に彼女の言いなりになるのだからテーマに沿っているものの
聴いている最中は彼女がヤンデレであることを忘れそうになるほど穏やかな雰囲気です。

主人公が途中で何度も逃げ出そうとするシーンがあることを踏まえて
まずはきっちりと体の自由を奪ってから心の変換を進めています。
いわゆる運動支配系の暗示が数多く登場しますので
金縛りにあったような動かない/動けない感覚を特に味わいやすいと言えます。

進め方も教科書のお手本通りと言っていいほど基本に忠実。
おかげで非常に取り組みやすく、かつ楽しんで聴くことができます。
催眠音声の1作目として聴いても問題ないほどにしっかりとした親しみやすい催眠です。



声で感情を操られる感覚
エッチシーンはおよそ4分間。
プレイは声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「そろそろ エッチな事 しちゃおうか」
長い長い催眠によって主人公の心と体を支配することに成功した彼女は
それを更に強く刻み込むためにエッチな感覚を味わわせます。

時間がごく短時間なだけあって
エッチは短いカウントを何度も刻んで感度を上げた後
最後に絶頂する至ってシンプルな作りです。
しかしここまで様々なことに取り組んできた末での絶頂ですから
股間やおちんちんのあたりが自然に熱くなったりピリピリし
それが絶頂のタイミングで軽く弾ける感覚が味わえるかもしれません。

カウントも傍から見れば数えているだけに聴こえるでしょうが
毎回微妙に声のトーンや語気の強弱を変えて心を揺さぶろうとしてきます。
そういう言葉ではない部分で何かを伝えた結果感覚が生まれるのが催眠の効果の1つです。

このように、催眠らしい声に操られるて感じるエッチが楽しめます。



催眠ならではの感覚が味わいやすい作品
催眠が非常にしっかりしている安心感と安定感のある作品です。

作中でカウントを実に61回も数えながら確実に暗示を心と体に刻み込んでくれます。
こう言うと「カウント・ダウン」や「カンスト」のようなカウント特化に思われるかもしれませんが
ほとんどが3、たまに10とカウント数自体は非常に小さいため
あくまで暗示の威力を上げるための補助役の位置に留まっています。

重要なシーンでは長めの前暗示を入れてからカウント、そして適切な後追い暗示と
催眠の基本をしっかりと押さえた進め方が本当に素晴らしいです。
無名の医者より名のある医者に診てもらうほうが安心できるように
催眠音声でも作品に対する信頼度は催眠に入れるか否かにそれなりに影響します。
そういう意味ですべてを委ねられるほどにこの作品には信頼できるものがあります。

催眠はここまで色々と書いてきたように様々な要素が組み込まれています。
しかし無差別にそれらを配置しているのではなくすべてに意味を持たせています。
だから作品としてのバランスが崩れていないしどっぷりと催眠に入れるのです。
初心者が聴いてもまったく問題はありません。

エッチは限られた時間内でできることをきっちりやってくれています。
SEXやオナニーで味わうようなストレートな性的快感ではなく
彼女の声に操られて生まれる快感を味わえるでしょう。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

すごく素直で本当に聴きやすい万人向けの良作です。
まだ聴いていない方は是非一度お試しください。

CV:彩瀬ゆりさん
総時間 52:45

音催眠日記
http://432hypno.blog.2nt.com/blog-entry-68.html

作業用☆ATM~年上彼女 あかり~

サークル「Atelier Honey*」さんの同人音声作品。

ちょっと変わったタイトルを持つこちらの作品は
「A(喘ぎ声)」「T(ちゅぱ音)」「M(耳をくすぐる音声)」の3つのテーマを設けて
聴き手の作業(オナニー)を支援してくます。
銀行を舞台にしているとかATMの擬人化ではありません。

聴き手がそれなりに疲労している時にも無理なく聴けることをコンセプトに
全体的にセリフを切り詰め、女性が生み出すエッチな声と音にこだわって作られています。
いちいち話を追うのが面倒だとか、とりあえずサクッと抜きたいなど
手っ取り早く性欲を満たしたい人にとって非常に有効な作品と言えます。



遠距離恋愛のオカズに
恋人の「あかり」から送られてきたエッチな音声を聴いたり電話越しにエッチするお話。

「お久しぶり あかりです 元気にしていますか?」
あかりは優しくて可愛い声の女の子。
遠距離恋愛中の主人公にとある音声データを送り付けた後
それがどういったものかを電話で説明してあげます。

「エッチな気持ちになった時も 私としてるみたいにして できないかなって思って」
彼女が送ったのはATMと題したエッチと癒しに特化した音声集。
自分の代わりとしてそれを聴いて心と体の渇きを潤してほしいと伝えます。
恋人のために実際にオナニーをしてその音声を送るところが健気でいいですね。

本作品はこのATMのデータとそれらを聴き終えた後の電話エッチに大きく分かれており
前者は喘ぎ声・ちゅぱ音・耳への癒しが
後者は恋人らしい温かい雰囲気でのエッチが楽しめます。
ここでは唯一の非エロであるMについて先に紹介させていただきます。

ふぁいる「M」は耳かきと添い寝の2つのデータで主に癒しを提供してくれます。
ちなみにここだけバイノーラル録音がされています。

耳かきは左右あわせて11分ほど。
耳かき棒でお掃除して最後に息吹きと耳へのキスをしてくれるシンプルな作りです。
耳かき音は「ジョジョ ザリサリ」と尖った軽い感じの音が
直線ではなく軽く円を描くようなストロークで流れます。
耳に響くほど力強い音ではないため耳を軽くくすぐられるような感覚が得られるでしょう。
十分に耳かきらしい効果音と言えます。

「あなたのための音 あなたのことが大好きな 私の心臓の音」
添い寝はあかりの胸に抱かれるような体勢で眠りへと導いてくれます。
彼女と密着している感覚を演出するために心臓の鼓動が聞こえてくるのがポイント。
「とくん とくん」と控えめな音量でリズミカルに鳴り続ける音を聴いていると
自然に肩の力が抜けてリラックスした気分になりました。
後半に入るとこの音と寝息だけになってさらなる癒しの効果が見込めます。



ハイレベルな喘ぎ声とちゅぱ音
エッチシーンは7パートあり合計で73分。
プレイはあかりの乳首オナニー、オナニー、バイブを使ってのオナニー
疑似キス、疑似フェラ、電話越しの疑似SEX
になります。
バイブを使用するシーンでリアルなモーター音が鳴ります。

最初のAとTはセリフほぼ無しの完全に抜くためだけに作られた音声で
AMともに3種類のプレイが用意されています。
ちなみにこれらはループして聴けるように設計されているため
後になるほど乱れはしますがあかりが絶頂を迎えることはありません。

「あっ んんっ はぁ はぁ」
Aの一番最初の「ゆびで、おっぱい」は吐息が中心。
熱が伝わってくるかのような荒い息を上げながら一心不乱におっぱいを慰め続けます。
オナニー系の音声作品で喘ぎ声がたっぷり楽しめるものは多いですが
吐息を集中して聴ける作品は私の知る限りそれほど多くはありません。
かなり貴重なシーンではないでしょうか。

「あっ はぁぁぁぁん ふぅぅんん」
最後の「おもちゃで、色々」は先ほどとはまったく違った喘ぎ声中心のパート。
あかりがバイブを股間に押し当てながら乱れる様子が存分に楽しめます。
プレイ中にモーター音が籠るのに合わせて彼女が苦しそうな声を上げるのがいいですね。
どちらかというと清楚なタイプの女性なため、声が漏れるのを必死に我慢しながら
時折やや叫ぶような泣きそうな声を上げる様子にとても興奮しました。

続くふぁいる「T」はちゅぱ音に特化したパート。
野上さんが得意とされているエッチで多彩な音の数々が股間を刺激してくれます。
いずれも10分程度の中で3段階ほどの変化を設けており
舐め方や咥え方が適度に切り替わるおかげで飽きずに、萎えずに聴き続けられます。

個人的には亀頭を中心に責める「さきっぽだけ」パートが印象的でした。
「じゅる ぶびっ」と意識的に唾液音を鳴らしたり、舌で小刻みに刺激してくれるのですが
ペースがゆっくり目なのに加えてあかりの漏らす吐息がとても嬉しそうで
彼女がおちんちんを慈しんでいる様子がよく伝わってきます。
純粋に抜けるだけではなく同時に幸福感も得られるちゅぱ音ですね。

「きみの おちんちん 私が大好きな おちんちん 私のおまんこの中に 入れて…ください」
そして最後の最後にようやく2人は電話越しに出会い、お互いを声で慰めるわけです。
今回は相手に痴態を聴かれている要素が加わりますから
あかりが恥ずかしがりながらもとても興奮しているのがよくわかるでしょう。
主人公がちょっぴり意地悪に淫語を言わせたりおねだりさせるシーンもあったりと
彼女のよりエッチな姿が楽しめる最も盛り上がるパートと言えます。

このように、抜くことを目的とした様々なタイプの音声が楽しめます。



抜き重視だが癒 しもいける作品
喘ぎ声とちゅぱ音を中心とした抜き特化であることに加えて
あかりの母性溢れるキャラによる癒し効果も期待できる作品です。

あかりは年上でもぐいぐいリードしてくれるようなタイプではなく
すべてをこちらの好きにさせてくれる包容力のある女性です。
だから今できる範囲内で徹底的に尽くしてくれます。
主人公の要求に恥ずかしがりながらもきちんと応えてあげます。
そんな彼女の献身的な姿に心洗われるものを感じました。

エッチは本当にストレートでどこでも抜ける作りです。
聴いている間中ずっと勃起しっぱなしでした。
紹介できなかったシーンにもきちんと抜き場はあります。
一気に聴くのではなく1シーン1発で抜いていって
一通り終えたら改めてお気に入りのシーンで抜くみたいに何度も使える作品です。
ちゅぱ音と喘ぎ声大量、淫語それなりです。

癒しの2パートについても個性を持っています。
特に添い寝が女性に抱かれている感があって安眠目的として聴くと効果的です。
耳かきはどちらかというと音よりは雰囲気を重視した作りかなと。

最近この手の音声作品はあまり見かけなくなっていますし
エロボイスの本分であるエッチな声や音を聴いて射精する目的にきっと役立つはずです。

おまけは野上さんのフリートークです。

CV:野上菜月さん
総時間 本編…1:47:01 おまけ…10:22


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

彼女とあまあま催眠

サークル「催眠日記」さんの催眠音声作品。

催眠日記さんの有料処女作にあたる本作品は
優しい彼女が催眠特有の気持ちいい感覚を味わわせてくれます。
非常に催眠に傾倒した作りですから
催眠そのものを楽しみたい方にとってはかなり向いている作品と言えます。

エッチは彼女がやや意地悪に振る舞ってとことん焦らしてきます。
体の大部分の動きを封じられ、唯一動かせる右手も彼女の言葉一つで重くなる。
そんなやきもきした気分の後に迎える射精は
いつもより一段上の気持ちよさをもたらしてくれるでしょう。



彼女から催眠のサービス
彼女に催眠をかけてもらって気持ちよくなるお話。

「お帰り お仕事どうだった? 疲れちゃった?」
彼女は慈愛に満ちた柔らかい声の女性。
疲れている主人公のために催眠をかけてリラックスさせてあげます。

催眠はおよそ11分間。
最初に深呼吸に合わせて軽く脱力を促す暗示を入れてもらってから
彼女の「はい」の合図に合わせて何回も両手に力を入れ、そして抜きます。
回を重ねるたびに力が抜けたタイミングで大きな脱力感があるでしょう。

「すーっと 深いところへ入っていく 頭が真っ白で 何も考えられない」
ここから先は主にカウントを使ってより深い催眠状態に移行します。
ゆっくりと刻まれるカウントを聴くことで、さらに心が落ち着いてくるのを感じるでしょう。
後になればなるほど彼女がカウントのトーンやペースを落としているのもポイント。
こういう言葉以外の部分でも「落ちる」感覚を上手に植え付けてきます。

「もうあなたの心は私のもの 気持ちいい 深い 深い」
そして仕上げに半覚醒状態と催眠状態を何度も往復します。
事前に彼女が設定したキーワードを聞いた途端に体がビクッと反応したり
重たくなるのを感じるかもしれません。
それらの兆候が出ることは催眠状態にあることを表します。

しっかりリラックスさせて、手を変え品を変えながら少しずつ落とす。
基本に忠実で手堅い催眠と言えます。
特に深化部分では3種類の催眠法を順番に行っていくことになりますから
だんだんと意識がぼんやりしたり体が重くなる感覚を味わえるでしょう。

強いて言うなら半覚醒する際はカウントダウンよりもカウントアップにすることと
そこから再び催眠状態に戻す時はキーワードのみに反応させるのではなく
カウントダウン+キーワードにしたほうがより効果的だったと思います。



体を好きに操られながらのオナニー
エッチシーンは9分ほど。
プレイはオナニーのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります。

「下半身に着ているものを脱ぎましょう」
催眠によって主人公を声で支配できるようになった彼女は
早速彼にオナニーの準備をするように指示します。

エッチシーンでも催眠部分と同じくカウントを繋ぎ合わせて流れが作られています。
序盤では全身を金縛りにして体の自由を奪い
お次はピリピリとした感覚で気持ちよさを味わわせて性的感度を強化する。
催眠のレベルを徐々に上げていくとても丁寧な進め方がされています。
(催眠では運動支配→感覚支配→記憶支配の順に難度が上がると言われています)

「あなたがオナニーしてる姿を 私はずっと見てるから」
実際にオナニーをする時間は3分30秒ほど。
そこまでは彼女がずーっと焦らしに焦らします。
股間が熱い、むずむずする感覚を蓄積してきただけに
おちんちんを握った時にいつもと違った気持ちよさが湧きあがるかもしれません。

そしてここでも彼女は時折右腕の動きを止める暗示を入れてさらに焦らしてきます。
オナニーの強さやペースはこちらの任意ですから
行動権を奪う形での射精管理と言えばいいのでしょうか。
合間に軽く主従の契約をさせたりと彼女はかなり意地悪に振る舞ってきます。

ちなみに作中では明確なフィニッシュの描写は無く
無音になったタイミングで彼女の存在を近くに感じながら射精をします。
最後くらいは好きにさせてあげようという彼女なりの優しさなのかもしれません。

このように、彼女に終始振り回される形の若干意地悪なエッチが繰り広げられます。



それなりにM向けな作品
「あまあま催眠」のイメージからややかけ離れた調教色の強い作品です。

もっと彼女にべたべたしたり甘やかされたりする方向性だろうと思っていただけに
特にエッチの内容に意外性を感じました。
もしかしたら主人公をM男に設定しているのかもしれません。
ノーマルだと若干引く内容を含んでいるためある程度Mな方が楽しめるでしょう。

全編ににわたってカウントを使いながらリズムと流れを組み立てています。
カウントと言うとただ数えるだけに思われるかもしれませんが
意外に色々なテクニックが詰まっている要素だったりします。
シーンに応じてカウントに微妙な変化をつけて意味を与えているのがいいですね。
こういった細かい部分の積み重ねが結果的に聴き手を催眠へと導くのです。

催眠はレビュアー的にも非常に書きやすいわかりやすいタイプです。
所々気になる部分もありますが有料処女作として見ればとても完成度は高いです。
聴き手をどのようにして催眠に持っていくかがきちんと考えられていますし
そのための催眠法の組み立て方も基本に忠実で安定感があります。
催眠音声の経験が浅い方が聴いても問題ありません。

エッチはタイトルからイメージできるものとは若干内容が違うかなと。
時間が短いためやや焦ったのか色々詰め込みすぎている感もあります。
時間をもう5分延長してフィニッシュもサポートしてくれていれば
もっと違った感想になったのかもしれません。
淫語ごくわずか、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

かなりの短時間で催眠気分を味わえるとっつきやすい作品です。
特に体がうまく動かなくなるとか、動かしたくなくなるといった
運動支配の感覚が比較的味わいやすいと言えます。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 26:05


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

偏愛主義彼女~yandere lover~

サークル「HypnoLifeforMEN」さんの催眠音声作品。

本作品は恋人を深すぎるほどに愛している女の子が
その心と体を独占するために催眠とややアブノーマルなエッチをします。
ヤンデレはかなり人を選ぶジャンルとして有名ですが
今回登場する彼女は手足の拘束や痛いことを一切しない極めてソフトな部類ですから
このジャンルに相当な嫌悪を持っていない限りは無理なく聴けると言えます。

エッチはちょっとしたアクセントとしてアナルを責めるプレイが登場します。
女性の手で体の中を犯される屈辱感を味わうのと同時に
お尻のあたりに気持ちのいい熱さが湧きあがってくるのを感じることでしょう。



私だけを見てほしいの
彼女に催眠をかけられた後エッチするお話。

「おかえりなさーい やーっと帰ってきたー ずーっと待ってたんですよ」
彼女は甘く可愛い声の女の子。
主人公に無断で合鍵を作って家に上がり込んでいた彼女は
帰ってきた彼を出迎えながらその体をチェックし始めます。

「あなたに裏切られるたびに 傷つけられるたびに あなたに対する愛情と 相反する嫉妬で押しつぶされて 狂ってしまいそうになるの」
彼女は作品のタイトル通りヤンデレの属性を持っており
首筋に女性のキスの跡を発見すると激しく動揺し、彼を問い詰め始めます。
浮気は誰でも許せないでしょうけど反応の大きさがいかにもヤンデレらしいですね。

催眠導入・深化はおよそ30分。
横になって目を開けたまま最初に軽く逆腹式呼吸を行い
その後天井の一点をできるだけ瞬きをしないように見つめます。

※逆腹式呼吸とは
息を吸う際にお腹を引っ込め、吐く際に膨らませる呼吸法。
通常の呼吸とはお腹の動きが全く逆になるため
戻した際にかなり楽になった感じがします。

「瞬きはしないで 一点だけを じーっと見つめる」
しばらく見つめているとだんだん視界がぼんやりしてきて眠くなるかもしれません。
でも彼女の許可が出るまでは頑張って続けてみてください。
すると目を閉じた際にふっと体が沈むような感覚が味わえるはずです。
それが所謂「トランスに入る時の感覚」にあたります。

「ゆーっくり ゆーっくり 落ちることもできるし ガクンと 急に深いところへ 入り込むこともできる」
十分に心と体をリラックスさせたところでさらに深いトランス状態へと移行します。
カウントを何度も数える比較的オーソドックスなものではありますが
個々のカウントの声やリズムに微妙な変化を与えることで
聴き手を少しずつ催眠の世界に引きずり込んでいこうとする意図が窺えます。

特に一番最後の4回目のカウントで体がずーんと重くなるのを感じると思います。
私はそれと同時に頭の中をすーっと気持ちのいい何かが下りていく感じがしました。

「私に支配されて 独占されること 服従することが あなたの幸せ そうですよね?」
そして最後の最後で彼女の声に従うように導く暗示を入れられます。
耳元で囁くような声には逆らえなくなるような不思議な力が宿っており
催眠状態が十分なこともあって拒絶感より気持ちよさを感じることでしょう。

内容自体は至ってシンプルですが
長めの時間を活かしてそれぞれをゆっくり丁寧に行ってくれるおかげで
比較的誰でも催眠状態へと移行できるように作られている手堅い催眠です。

心身のリラックスに18分程度と十分な時間が取られていますし
深化も何度もカウントを数え直して段階的に催眠状態を強めています。
そして最後のシーンでもまず声の響く感覚に気持ちよさを感じさせてから
本題である声に従いたくなる暗示を表現を変えながら何度も何度も入れてきます。

多くの方が体が重くなったり温かくなるとか
頭がとろけるような気持ちのいい感覚が味わえるでしょう。
催眠音声初心者にも自信をもってお薦めできるほどに取り組みやすい催眠です。



徹底的に焦らしてお仕置き
エッチシーンは40分ほど。
プレイはキス、全身舐め、アナル舐め、アナル指挿入、SEX(騎乗位?)です。

アナル指挿入、SEXの際にリアル目なくちゅ音が鳴ります。
(効果音無しバージョンも同梱されています)
セルフはありません。

「もう 跡をつけるところがなくなるくらい 全身に 私の形跡を残してあげます」
催眠によって主人公の心と体を支配できるようになった彼女は
まずは他の女の痕跡を取り除くため全身を唇で愛撫し始めます。

エッチは浮気をした彼の心と体を取り戻すことを目的としており
嫉妬深い彼女が自分の唾液で全身を清めてから
自分の素晴らしさを深く焼き付ける様子がとても甘い雰囲気の中繰り広げられます。
拘束もされませんしかなりのノーマル寄りと思ってください。

「唇や 舌で触れられた場所が 全部性感帯みたいに 火照って 熱くなって 疼いてくる」
彼女がプレイによって得られる感覚を随所で暗示として入れてくれるおかげで
聴き手が本当に相手をしているような感覚で聴ける
のがいいですね。

催眠音声におけるエッチは感覚支配の暗示を入れてくるケースがほとんどなのですが
それらと比べて暗示の緻密さ、重厚さが1周りも2周りも優れています。
彼女に言われた通りの感覚が得られなかったとしても
心と体に何らかの反応が自然と生まれてくるのを実感しやすいと思います。

プレイの様子はというと、主人公を大股開きにさせて痴態を観察したり
わざと弱めの刺激を与えてもどかしい気分を味わわせたりと
心身両面において焦らす方向で進められています。
同時に声を使って上手に心を縛ってくれますから、むずむずとかじんじんといった
気持ちいいけど切ない感覚がたっぷりと味わえるでしょう。
痛めつけるのではなくやきもきさせる方向でのお仕置きですね。

「ここも 私が舐めて 綺麗にしてあげますね」
珍しいプレイは後半で登場するアナル責めでしょうか。
女性のように体内に受け入れながら責められる感覚を味わってもらうために
彼女が激しくお尻の内外を責め上げてくれます。
汚い部分を愛おしそうに舐めてくれる彼女の健気な様子を聴いていたら
お尻のあたりが一気に熱く火照ってくるのを感じました。

「お願いだから ずっと 私のことだけ見てて 約束ですよ?」
諸々のプレイで彼の心をがっちりと掴んだ後、最後にようやく2人は結ばれます。
挿入直後に自分だけ絶頂して申し訳なさそうにしたり
可愛い喘ぎ声を上げて感じまくる彼女がとても印象的でした。
股間を中心に熱い快感が湧き上がってくるのはもちろん
必死で心を繋ぎとめようとしてくる彼女にグッとくるものを感じるに違いありません。

絶頂回数はアナル責め1回、SEX2回の合計3回。
最初の2回は声に合わせて、最後はカウントでドライを目指します。

このように、ヤンデレ特有のブラックな要素は極めて薄いあまあまなエッチが楽しめます。



声で感覚を操られる作品
エッチにおけるきめ細かい感覚支配の暗示がひときわ目を引く作品です。

常に聴き手の立場に立ってどういうときにどういった感覚が生まれるかを
暗示として丁寧に心に刷り込んでくれます。
だから聴いていて彼女とエッチをしている感覚がかなり得やすく感じるでしょう。
私は聴いている間中股間が熱くて仕方がありませんでした。

催眠は古典系の催眠法を違和感なく繋ぎ合わせたオーソドックスな作りです。
ただこれだと面白みに欠けると思ったのか、逆腹式呼吸を取り入れたり
「ちゃぷちゃぷ」「ゆらゆら」といった擬態語を多用することで
オリジナリティとリズムを作り上げています。

エッチはとにかく焦らしに焦らして最後の方で爆発させています。
これは前作「ヒプノポリネシアン~BlueHeaven~」でもそうだったのですが
溜めに溜めてるおかげで絶頂時にかなり強烈な快感が味わえます。
それこそ腰が砕けるようなレベルのものを味わえる方がいるかもしれません。
淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声いずれもそこそこです。

総合的に見てややヤンデレ力に欠けるものの特にエッチのレベルが高い作品と言えます。

おまけは彼女の寝息です。

CV:分倍河原シホ(彩瀬ゆり)さん
総時間 本編…1:25:15 おまけ…2:41


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2014年3月28日現在体験版は公開されていません。
前作では発売から2日後に出てますし、きっと近日中に聴けるはずです。

2014年3月30日追記
体験版公開されました 1分30秒ほどです。


2026年10月12日追記
再レビューを公開しました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/97898071.html

『あたしが応援してあげるッ』  ~かりんと一緒~

サークル「欲望の塔」さんの同人音声作品。

本作品は現在恋人として付き合っている年下の女の子に
とある疑いをかけられた結果拘束されて性的な尋問を受けます。
といっても女の子の声はかなり柔らかく、プレイも比較的ソフトですから
ノーマルな方でも普通に聴ける守備範囲の広さを持っています。

エッチ自体は尋問を目的としているためとことん焦らしてきます。
ほんの少しの快感を何度も与え、もどかしい思いをさせることで
確実にこちらを屈服させようとする手厳しいプレイが楽しめます。



嫉妬深い年下の彼女
恋人の木村花鈴(きむらかりん)から一方的に責められるお話。

「うふっ お目覚めですか? 先輩」
花鈴は穏やかで可愛い声の女の子。
主人公の妹、柚子から彼が浮気をしているとの情報をもらい
その真偽を確かめるためにベッドに縛り付けて尋問します。

本作品は2012年3月に発売されたADV
「あたしが応援してあげるッ -7days Lovelesson-」のキャラを扱ったお話です。
作中でゲームをプレイしていないとわからないような話題は特に出てきませんし
それぞれの人間関係さえ把握していれば未プレイでも問題ありません。

「先輩 私に何か隠し事がありますよね?」
花鈴はおしとやかなキャラのため怒鳴ったりはしませんが
時折出てくるトーンの下がった無機質な声が彼女の怒りの強さを感じさせます。
ちょっぴりヤンデレ気質のある嫉妬深い女性といったところでしょうか。



弱点を的確に突く容赦のない責め
エッチシーンは5パート22分。
プレイはキス、乳首責め、全身愛撫、フェラ、SEXです。
乳首責めやSEXシーンで効果音が流れます。

「これ 先輩の大好きな花鈴の唇 拒めませんよね?」
浮気の事実を否定し続ける主人公を見て
話し合いでは解決できないと判断した花鈴は彼の体に直接聞くことにします。

本作品でのエッチは彼を白状させるために行うもの。
そのため花鈴はほんの少しの快感だけを与え続ける徹底的な焦らしによって
彼にもどかしい思いをさせ続け、降参するように仕向けてきます。


キスは軽く唇を合わせるだけ、フェラも最初カリ首に舌を這わせてほどほどに感じさせ
その後咥えこんでもすぐ終了とわずかな快感のみを与えるえげつない責めです。
しかも花鈴は恋人ですから彼の性感帯を知り尽くしています。
敢えてそこを責めてすぐやめる、やられる方からしたらたまったものじゃないでしょう。

「私の花びらが 先輩の先っぽにまとわりついてますよ」
最後のプレイとなるSEXでもまずおまんこを擦りつけるだけに留めて暴発を誘います。
さらに挿入を許可するセリフを言った後でも
膣口をぎゅうぎゅうに締めておちんちんの侵入を拒みます。
目の前に楽園があるのにどうやっても入ることができない。
そんな惨めな気持ちを味わわせることで心を容赦なく折りにかかります。

「このまま先輩を飲み込んで 柔らかく腰を振ってあげます」
挿入後は一転してきつきつのおまんこを締め上げることで早期の射精を促します。
「年下の彼女に犯され一瞬で果てる早漏の変態」
男として屈辱的な思いをするのを回避しようと必死に耐えていた主人公も
膣内で弱点を責め続けられてついに敗北の射精を迎えるわけです。

恋人同士だから雰囲気はそこまで悪くないのだけど
思いが通じ合ってないからどこか冷たいものを感じる。
そんな若干背徳的なエッチが繰り広げられます。



若干ブラックな要素もあるほのぼの系ボイス ドラマ
「身動きが取れない状態で女性に責め続けられる」
そんなシチュを興奮しながら楽しむ作品です。

尋問を目的としたSEXなだけあって
花鈴は主人公を楽しませるのではなく苦しめるためにプレイをしています。
彼女は彼のことを相当愛しているのでしょう。
だからこそ裏切られた怒りは大きく、それがプレイからよく感じられました。

しかしプレイ後にかなり平和な結末が待ち構えていることから
結局はいつもとちょっと違ったスタイルのエッチをした程度に留まっています。
だからエッチの内容の割には万人向けの作品かなと。

「inside of silence -静寂の中、キミを想う-」など
過去作がそこそこブラックな展開だったことを考えると今回のオチは少々意外でした。
元ネタのゲームがそういう雰囲気なのかもしれません。

エッチは軽くプレイをして
「気持ちよかったでしょう? 白状すればもっと気持ちよくしてあげるわよ」
みたいなやり取りをする形で進められています。
ちゅぱ音や喘ぎ声といったストレートなエロで抜くタイプではありません。
しかしシナリオのレベルが高いおかげで十分抜ける雰囲気を持っています。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごくわずか、喘ぎ声はありません。

ノーマル~ややM向けのエッチなボイスドラマと表現するのが妥当な作品です。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 29:32


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

Healing Story

「Healing Story 前編「ココロに休息を 〜不安制御〜」」に引き続いての後編では
もう一つのお話「イチャイチャしよ 〜活力注入〜」をお送りします。



恋人らしいフランクな口調
恋人に催眠で元気をもらうお話。

「ん? んー? なんか疲れてない?」
恋人はややしっとりとした甘い声の女性。
疲れた様子の主人公を心配して元気の出るおまじないをかけてくれます。

催眠はおよそ13分間。
軽く深呼吸をして体全体に力を入れるところから始まります。

「ゆっくり 熱いものが染み込むように じわーっと背中の力が入っていく」
右手から腕、肩、そして背中を通って左腕と
少しずつ力の入れる範囲を広げていきます。

催眠音声では故意に強く力を入れて脱力を促す場合がありますが
これの場合は2分近くとやや長めに力を入れ続けるのが特徴です。
本当に真面目にやるとかなり疲れるでしょうから
そこまで力まずに程よく力を入れながら彼女の声を聴きましょう。

そしてとあるタイミングで力を抜き、それと同時に催眠状態へと落ちていきます。
脱力してホッとした拍子に入れられるスピーディーな暗示を聴くことで
なんだか体が一気に重たくなるのを感じることでしょう。
瞬間催眠ってほどでもないのですが、かなり一発勝負な落とし方をしてくるのが新鮮でした。

「心の腕を伸ばして 私の手を取って あなたの傍らに 引き寄せてほしいの」
恋人の声を受け入れる体勢が整った後は、彼女の存在を近くに感じていきます。
手を繋ぎ、膝枕をされ、背中からぐっと抱きしめられる。
そんな恋人だからこそ味わえるひと時をイメージしながら
さらに気持ちをリラックスさせていきましょう。

準備はそこそこに軽く驚かせることで一気に引きずり込んでいくような催眠です。
長く長く力ませてから落とす流れはまるでジェットコースターのようで
うまくはまればそれに似たような落ちる感覚が味わえると思います。

その後のイメージは彼女がとても砕けた、安らぎに満ちた声で語り掛けてくれるおかげで
心身が軽く温かくなるような感覚が味わえました。
今はバイノーラルの技術があるためそれほどでもないのですが
適度に声の位置を変えて距離の近さを意識させる演出もされています。



肌を伝ってエネルギーが流れてくる
エッチシーンは10分間。
プレイはキス、愛撫、抱擁です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「んっとね ちょっと エッチな事やってもいいかな?」
大好きな人とくっつくことでちょっぴり興奮したのか
恋人は主人公のシャツの中に手を入れて体をまさぐり始めます。

エッチはこの後お互いに上半身裸になって抱き着いたり
合間に軽くキスをするといったとてもとてもソフトな作りです。
射精やドライといった絶頂シーンもないためそこまでエロくはないのですが
その一方で心の充足感はかなり得られると思います。

「体の奥でエネルギーが ぐるぐる渦を巻いて 全身に どんどん全身に満ちていく」
彼女は肌から伝わる柔らかさや温かさに加えて
元気になるエネルギーを伝えるような暗示をかけてきます。
同時に耳元に吹きかけられる彼女の吐息も感じることで
深い安らぎや体がぽかぽかとする感覚が得られるでしょう。



人の温もりが感じられるお話
お話の内容もそうなのですが恋人の話し方がとても温かみに溢れていました。

催眠は雰囲気に浸りやすくする程度の役割に留めて
その後の抱擁で彼女の体温をしっかりと感じて安らげるように作られています。
活力注入ということで元気をもらうのがテーマとなってはいますが
それよりも癒し効果の方が強いのではないかなと。

こんな感じで随分長々と書かせていただきました。
ここまで読んでいただければわかるように、どちらも癒しを目的としたお話です。
エロ目的で聴くにはさすがに厳しい内容ではありますが
心満たされぬ日々を送っている方にとっては良薬になると言えます。

個人的には「ココロに休息を 〜不安制御〜」の方が作品として優れていると思いますので
こちらにピンと来た方はとりあえず体験版を聴いてみてください。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 29:30


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

Healing Story

サークル「招き★ネコ」さんの催眠音声作品。

本作品は催眠音声としては珍しく2つのお話が楽しめます。
それぞれに別々のテーマが定められていて声優さんも違いますから
1粒で2度おいしい思いができる作品と言えます。

…というわけで今回は当サイト初の2部構成とさせていただきました。
前編ではお話の1つである「ココロに休息を 〜不安制御〜」を
後編でもう片方の「イチャイチャしよ 〜活力注入〜」をレビューさせていただきます。



緊張とリラックスのバランスが大事
お姉さんに心の不安を軽減してもらうお話。

「こんばんは 随分疲れてるみたいね 無理もないかな」
お姉さんは穏やかな声の女性。
疲れの色が見える主人公を気遣って色々なお話を聞かせてくれます。

本作品はアダルト作品ですがこちらのお話は全年齢向けです。
エッチな表現は一切なく心の障害を取り除くことに特化した作りです。

催眠はほぼ全編にあたる27分30秒。
まずは目を瞑って彼女の話を聴きながら心身をリラックスさせていきます。

「落ち着いて深呼吸すると さっきより周りの音をよく聴くことができるでしょう?」
催眠音声では序盤に深呼吸を固めて行うことが多いのですが
「ココロに休息を」ではお話をある程度聴いてから
1回だけ深呼吸をしてまたお話を聴くパターンで進められています。

意味のある深呼吸、とでも言えばいいのでしょうか。
後になればなるほどたった1回の深呼吸にとても心が落ち着くものを感じました。

「気を張るのも大事だけど ずっと張りっぱなしだと疲れてしまうわ」
お話はまず不安からくる緊張状態について語られています。
ここでは敢えて緊張を否定せずにメリットとデメリットを説いているのがいいですね。
緊張することは大事だけど、リラックスするのも大事。
2つのバランスを意識させることで軽く聴き手の緊張を和らげてくれています。

また、上のお話をする前と後の2回に分けて脱力も行います。
どちらも全身にわたって行うとても丁寧なタイプなのですが
若干アプローチが異なるおかげで違った感覚が味わえるでしょう。
不安を軽減するにはまず心身を安定させることが大事です。
深呼吸や脱力に力を入れているのはきちんとした目的があるからなのです。



不安は取り除くものではなく制御するもの
十分にリラックスできたところでようやく本題である不安の制御に入ります。

「今あなたは 不安を感じていることがあるかもしれない だけど 不安を感じるのは人間として当たり前のこと」
お姉さんは先ほどの緊張と同じくここでも一旦不安を受け入れて
その上で不安とどう付き合っていくかを教えてくれます。
同時に不安を感じているのが自分だけではないと暗に告げているのもポイント。
他にも似たような境遇の人がいるのを教えることでストレスを軽減させています。

「不安のイメージが 遠ざかりながらも またきゅっと小さくなっていくのがわかる」
お次は一度不安を具体的な物に変えて、それが自分から遠ざかっていくのをイメージします。
不安が遠ざかると心がなんだかスッキリとしてくる。
カウントと一緒に入れられる彼女の暗示を聴いていると
なんだか心が浮き上がるような感覚を受けるかもしれません。

そして最後は彼女の優しい声に包まれながら眠りにつきます。



現実的でわかりやすいお話
人間なら誰しも避けられない不安とどう付き合っていくか
それが催眠によって見事に表現されているお話です。

お姉さんの穏やかな声を聴いているだけでもある程度のリラックス効果が見込めますし
催眠自体も意識的にリラックスを促す方向で進められているおかげで
聴く前と後ではかなり精神の安定具合に違いがみられると思います。

暗示の入れ方は古典催眠の色が強いものばかりなのですが
お話の進め方やテーマへのアプローチが現代催眠っぽく感じられました。
おそらく普段よく聴くような催眠音声作品とは違った感覚を受けるでしょう。
でもきちんと聴き手の不安を軽減する方向で導かれているので
立派な催眠音声と言うことができます。

催眠はまず時間をかけて落ち着いて話を聴ける環境を作り上げて
それから不安を解消ではなく軽減する方向で進められています。
不安は取り除くのがベストですがなかなかそうもいきません。
だから普段から緊張や不安をコントロールする術を身に着けて
それらに押しつぶされなくなるように導いてくれています。

まさに今の時期に聴くのに相応しいお話と言えます。
特に今年から社会人になる方は精神的に色々と辛くなるでしょうから
私個人はかなりお薦めしたいです。

後編へ続く…
「Healing Story 後編「イチャイチャしよ 〜活力注入〜」」

CV:伊東もえさん
総時間 28:35



体験版はこちらにあります

追記
本当は一つにまとめたかったんですけどね…
シナリオ担当が双子シリーズを手掛けた四九八苦さんということで
色々な要素が詰まっていて私には無理でした。

後編のページは本日21時に更新されます。

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