同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:効果音

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Cure Hand2

サークル「ディーブルスト」さんの同人音声作品。

今から1年2ヶ月ほど前に発売された「Cure Hand」の続編にあたる本作品は
優しいけどちょっぴりSっ気もあるお姉さんが
長時間に及ぶ丁寧なハンドケアで癒しを与えます。

ハンドケア専門店の名に恥じない本格的なサービスを楽しめるのが特徴で
彼女は爪のケアだけでも20分、手や腕に至っては80分以上もの長い時間をかけて
手の両面から指の一本一本まで余すことなくじっくりと揉み解します。

多彩な効果音をたっぷり聞かせる音フェチ向けの内容になってますから
静かで落ち着く雰囲気につられてそのまま寝てしまう人がきっといるでしょう。
手だけを癒す専門店 再び
Cure Handの店員「弓月(ゆづき)」から癒しのサービスを受けるお話。

「今日は暑い中 当店へ足を運んで下さり ありがとうございます」
弓月は甘く可愛い声のお姉さん。
受付でスペシャルコースを選択しサービスルームにやってきたお客に挨拶をすると
まずは暑さを鎮めるための水とおしぼりを差し出します。

本作品は前作同様「手」にターゲットを絞ったサービスが行われており
爪・前腕・手・指などを100分近くかけて丹念に揉み解したり綺麗にします。
終盤に耳舐めをするシーンはありますが耳かきなどは一切行いません。
もちろん内容も専門店らしい本格的なものばかり。
ハンドケアを扱う作品自体がまだまだ少ない現在において、相当にレベルの高い一品と言えます。

サービスの質の高さを感じさせてくれる大きな要因は様々な効果音。
爪切りの「パチン」というお馴染みの音から始まり、指の一本一本をマッサージする音に至るまで
それぞれの動作に専用の効果音を用意し、音だけでその様子をリアルに演出しています。

オイルマッサージなので音質はそれほど大きく変わったりはしないのですが
細かな動きや力の入れ具合が微妙に変化しているのに気づくはずです。
最中は弓月が黙々と手を動かすシーンも多く、静かで落ち着いた雰囲気が漂っています。
音フェチ要素が強いところも大きな魅力ですね。
他にもバックでセミや鳥の鳴き声を適度に鳴らして季節感を出してもいます。
細かなとこまで心を込めて丁寧に
一番最初に行う爪のお手入れはおよそ23分間。
アルコールシートで汚れを落としてから手をぬるま湯につけて爪を柔らかくし
左手→右手の順に爪切りで切り、最後に爪やすりで形を整える手の込んだサービスです。

爪切りは「パチッ パチン」という軽快な音
爪やすりは「しょり ずりっ」という若干粗さのある摩擦音が使われており
前者は数回鳴らして少し休み、再開するのを繰り返しながら
後者は上下にゆっくり長く、小刻みに短くとペースを小まめに切り替えながら動かします。

音自体がリアルなのに加えて、鳴らし方が実際のサービスを強く意識したものになっています。
例えば爪切りは鳴らしすぎに感じないレベルの回数に制限されていますし
爪やすりは耳に響かないよう力加減がきちんと抑えられています。
音の位置もしっかり考えられていてサービスがすごく自然に感じました。

「頭を掻いたりする時に付いた皮膚片など 普段の何気ない動作から汚れが溜まってしまうんです」
「何もしなくても自然と伸びていくものですが よく使う指ほど伸びるペースが早いんです」

最中の弓月は時折健康知識を披露するシーンがあるものの
基本的には作業に集中するかのように黙々と行っています。
機械的と言うよりはまだ緊張しているお客との接し方を計りかねてる感じです。
後になるほど打ち解けて彼女らしさが出てくるようになります。

メインのサービスとなるハンドケアは約80分と長時間。
事前に両手を軽くマッサージしてからサンダルウッドのオイルを手に馴染ませ
前腕→手の甲→指→手のひらの順に手と指を使って丹念に揉み解していきます。
先に行う左手だけに50分近くの時間をかけている、と言うだけでもサービスの濃さがわかるはずです。

もちろん各部位をなんとなく揉んでいくわけではありません。
前腕部は「ひた ぴちゅ」と粘性控えめな水音を鳴り響かせながら
長いストロークでゆっくりと何度も往復しながらオイルを染みこませ
それから肘を重点的に揉みこむ動きをしますし
手の甲も手首、くるぶし、中手骨を指で擦ったりこねたりします。
一つ一つの工程を挙げたらキリがないほど色々なことをやってくれます。

「この辺りには「陽地(ようち)」と呼ばれるツボがあるんですよ ここを刺激する事で手足の血行が良くなり 冷え症に効果的なんです」
特に指や手のひらは日常生活で使う機会が多いことも考えて
カウントを数えながら指でツボを押すシーンも登場します。
具体的にどのあたりか教えてくれますから押しながら聴いてみるのもいいでしょう。

マッサージも手のひらは塗り広げるような滑らかな音
指では細い棒を優しく包んで回転させながら擦る音、といった具合に音がガラリと変わります。

肌を擦り合わせる音は耳かきなどに比べると音の違いが出しにくく
それをここまできちんとメリハリを持たせながら表現しているのは見事と言う他ありません。
様々な音に包まれ続ける癒しに満ちたひと時が味わえます。
心の開放を意識したややアブノーマルなエッチ
エッチシーンは39分ほど。
プレイは胸のマッサージ、乳首責め、キス、フェラ、手コキ、アナル責め、玉揉み、アナル舐め、亀頭責めです。
乳首責め、手コキ、亀頭責めの際に滑らかな水音が鳴ります。

「ふふ それでは早速始めさせて頂きますね まずはお客様の上に跨って…」
ハンドケアを終えてお客に目隠しをすると
弓月は彼に跨り上着を脱がせて胸にオイルを塗り始めます。

エッチは視界を塞がれた彼を彼女が終始責め続けます。
プレイの一覧を見ていただければわかるように
これまでのサービスとはまるで違うちょっぴり変態的なプレイがそこそこ混じっており
彼女もこちらのM性をくすぐる様々な責めを繰り出してくれます。

「こうやってマッサージしている間も私の指が乳首に触れないか期待してる… んふふ 触れて欲しい?」
「ねぇ…我慢できないって何が? 弓月にちゃんと教えて? じゃないとお客様にサービス してあげられないですよ?」

例えば彼女はプレイの最中わざとこちらにおねだりを要求したり
気持ちよかったら存分に喘ぎ声を漏らすように言います。
口調自体は今まで通り至って穏やかですからそこまで意地悪なわけでもありません。
ストレスを抱えている彼の心を一時的に解き放つためのサービスと捉えるのが妥当です。
ややMあたりの人が最も喜びそうなシチュですね。

「んふぅ とっても硬くて太いおちんぽぉ…♪ 奥まで咥えるのは 難しそうです」
その証拠に彼女自身もわざと下品な淫語を言って気分を盛り上げてくれます。
他にもプレイの最中に「んっ あっ」と艶かしい吐息を漏らすシーンが非常に多く
このエッチな声に思わず勃起する人がかなりいると思います。
ハンドケアの時からは想像もできない淫乱な顔を見せてくれます。

プレイで最も特徴的なのは後半に登場するアナル絡みの責め。
お客を四つん這いにし、自分の指をたっぷり湿らせてからアナルに挿入
同時におちんちんも激しくしごいて一気に射精へと追い込みます。

「アナルをこうやって直接舐めながら 扱いてあげるから いつでも出していいよ?」
中でもアナル責め開始から6分後くらいに登場するアナル舐めは
男性の汚いところを激しい音を鳴らしながら愛おしそうに舐める姿がとんでもなくエロいです。
相手に恥ずかしい思いをさせたのだから自分もしっかりと痴態を晒す。
やや珍しい形ではありますが、彼女の愛がプレイに色濃く現れています。

このように、非日常的かつ刺激的なプレイが繰り広げられています。
総合力の高い作品
ハンドケアがメインですがエッチも際立った個性を持つハイレベルな作品です。

弓月はお客が体だけでなく心もスッキリできるように
まずは手を中心とした入念なケアで十分にリラックスさせ
それから仕上げと言わんばかりにおちんちんとアナルを軸に据えたエッチを行います。

ハンドケア単体でも作品として十分成り立つ質やボリュームを持っているのに
さらにこういったおもてなしを用意しているところに懐の深さを感じました。
癒しはもちろん、属性が適しているのなら抜きにも普通に役立ちます。

エッチでここまで過激なプレイをしている理由は彼が極端に緊張していたことや
過去に系列店の「Cure Face」でエッチなサービスを受けた経験があるからだと思います。
いつもの優しさをしっかり持たせながらアブノーマルなプレイに挑戦しています。
可能なら実際に目隠しをつけて声を出してみるのもいいでしょう。

ハンドケアは前作に比べると力が抜けて自然な音や動かし方になりました。
時間の長さを活かして一つ一つをじっくり行ってくれますし
これを聴きながら寝る、なんて使い方も十分有りだと思います。
環境音も適度に変化してその場に清涼な雰囲気を与えています。

エッチは雰囲気はソフト、プレイはハードな感じです。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声(吐息)のバランスも良くどれが好きな人でも興奮できます。
あと最終パートでは添い寝をしながら11分近く断続的に耳を舐めてくれます。
くちゅ音多め、淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声それなりです。

テーマ性からエッチに至るまであらゆる部分が強烈な個性を放っている作品です。
これだけの内容とボリュームで価格が800円なのも魅力的。
以上を踏まえてサークルさんでは2本目となる満点とさせていただきました。

CV:弓月…藍沢夏癒さん 絵梨香…沢野ぽぷらさん(冒頭の3分間のみ登場)
総時間 2:56:16


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

休日屋 ━丹の家━

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今年4月に発売された大人気作品「休日屋」の続編にあたる本作品は
可愛い女の子と一緒に過ごす田舎の休日を隅から隅までお届けします。

専門店よりは家庭に近いのんびり、まったりしたサービスを行ってくれるのが特徴で
耳かきやマッサージはもちろん、お散歩や花火といった何気ないものも取り入れながら癒しを与えてくれます。
都会を離れて田舎でのんびり
休日屋の店員「安土日向(あづちひなた)」と一日を過ごすお話。

「あっ! こんにちはー こっち こっちですよー」
日向は明るくて優しい声の女の子。
とある夏の日、休日屋にやってきたお客を駅まで迎えに行くと
一緒の日傘に入りながら歩いてお店に向かいます。

休日屋は都会で忙しい日々を送っている人々に個別に手紙を送り
来てくれた人には無料で様々なサービスをしている変わった専門店です。
サービスの内容は汗拭き、かき氷、マッサージ、お散歩、花火、お風呂での洗浄、耳かき、添い寝、朝食など
専門店では定番のものからあまり見かけないものまで多種多様。
まさに休日を丸々切り取ったかのような充実したひと時が味わえます。

総時間が3時間30分(おまけも合わせると約4時間)と大ボリュームなため
今回は個人的に気になったサービスをいくつかピックアップしながら紹介します。
価格がたったの200円とコスパが驚異的に良いですから興味を持った人が聴く分には100%損はしません。
ですから残りの部分は聴いてのお楽しみとさせてください。

作品全体における大きな特徴はリアルな効果音や環境音が効果的に使われていること。
冒頭のお客が乗った電車が到着するシーンでは
電車の音はもちろん、ドアが開くのと同時にセミや鳥の鳴き声が聞こえ始めるなど
その場の様子を細かな変化も見逃さずに音だけでリアルに表現しています。

日向や彼女の姉の安土日登魅(あづちひとみ)もそれなりにしゃべるのですが
聴いた限りではやはり音を中心に構成されている印象を受けます。
特に今回は場所や時刻の変化による環境音の移り変わりに力を入れることで
夏のとある一日の様子を臨場感たっぷりに演出しています。
定番のものから変わったものまで
ここからは本作品ならではのサービスの中からかき氷とお散歩を
他の作品にもある定番のサービスとしてお風呂と耳かきを個別に紹介していきます。

日向がかき氷を振舞ってくれるのは4番目の「夏といえば!」パート(約9分間)。
お店の縁側で彼女が手動のかき氷機でかき氷を作り、日登魅を含めた三人で食べます。

日登魅「あっ 私メロンがいいわ メロンー」
日向「はいはい 自分でかけてくださいねー」
氷を削る際に鳴る「シャリ シャリ」という小気味のいい音が耳に心地よく
姉妹のテンポのいいやり取りやかき氷につきものの頭がキーンとなるシーンなど
夏らしさを押さえながら癒しも感じるほのぼのとした一幕が楽しめます。

本作品における日登魅は日向がいない間にお客にちょっかいを出したり
逆に二人がより親密になれるよう密かにサポートするゲストキャラみたいな位置づけです。
専門店といえばお客と店員が一対一であれこれすることが多いだけに
彼女の存在がちょっとしたアクセントになっています。

そして先ほど説明した「環境音の移り変わり」が最も如実に表れているのが6番目の「お散歩」パート。
13分ほどをかけて近所の川辺まで歩きお店に戻ってくる至ってシンプルな内容なのですが
1分ほど経つとセミが止まっている木を通り過ぎたのか、鳴き声が徐々に近づいてから遠ざかっていったり
しばらくすると今度は鳥が鳴くようになり、それに合わせて川のせせらぎが少しずつ近づいてくるなど
二人が移動している様子がほとんど音だけで見事に表現されています。

こういう環境音がリアルタイムで変化する作品は、他のサークルさんで1作出ているくらいで非常に少ないです。
音質自体も極めてリアルですし、すべてが自然だから聴いていてとても落ち着けます。
本作品の音の良さがよく表れているパートと言えます。

対する後半に登場する定番のサービスはいずれも20分前後と時間が長く
質の高い音の数々を落ち着いた雰囲気でたっぷりと楽しませてくれます。
中でもサークルさんが最も得意とされている耳かきは2パート55分(おまけも合わせればさらに増えます)もあり
そのまま寝てしまいたくなるほどの大きな癒しのパワーを秘めています。

その前に紹介するお風呂での洗浄が登場するのは9番目の「夏のお風呂!」パート。
水着姿の彼女に背中を流しシャンプーとトリートメントをかけてもらってから一緒に湯船に入ります。

「次に シャンプーなんですけど じゃーん 冷やしシャンプー!」
ここでは夏に合わせて冷やしシャンプーを使っているのがいいですね。
「ぽしゅ しゅくっ」という独特な効果音を左右別々の位置やペースで鳴らして洗い
それからしばらく放置してパチパチと泡が弾ける音を楽しみます。
シャンプー音が耳に与える心地よい刺激が癖になる人もいるでしょう。
水着姿を見られてちょっぴり恥ずかしがる日向の姿も初々しくて可愛いです。

そして本作品では最も長い時間が取られている日向の耳かきは31分間。
耳の外側を蒸しタオルで拭き、膝枕の体勢で右耳→左耳の順に耳かき棒と綿棒を使って汚れを取り
仕上げに梵天をかけながら数回息を吹きかける丁寧なスタイルです。
ちなみにもうひとつのパートは後日お客の自宅で日登魅がしてくれます。

耳かき棒は「すり ぞり」と比較的滑らかで乾いた音
綿棒は「すすっ ちり」と軽い圧迫感のある柔らかいとした音が使われており
前者は耳の壁を奥から手前に優しく引っかくようにゆっくりと
後者は軸をゆっくり回転させて汚れを絡め取っていくように動きます。
サークルさんの過去作同様極めて質の高い耳かきと言えます。

「気持ちいいです? 癒されてますか? 私も あなたにする耳かき 幸せですよー」
どの音も力加減が弱められているので30分聴き続けたとしても耳が痛くなる可能性は低く
日向の微かな吐息や幸せそうなセリフも心を温めてくれます。
ここまで来るとバックでは控えめな鈴虫の声が鳴るようになり
前半とはまるで違う静かな夜の雰囲気を醸し出しています。

このように、明るい癒しと落ち着いた癒しの両方が味わえる濃ゆいサービスが繰り広げられています。
季節感を大事にしている作品
夏という題材を様々な部分に織り交ぜながら癒してくれる作品です。

本作品ならではのものから王道的なものまで数多くあるサービスを
時間や場所の変化を意識しながら上手に繋げて夏の一日を演出しています。
専門店におけるサービスは個々が独立している場合が多いのですが
本作品には内容はまったく違ってもサービスごとにきちんとした関連性があります。
例えばお店に来るまでに汗をかいたからタオルで拭き、それから涼を取るためにかき氷を食べるといった感じです。

サービスの内容も夏の中にある涼を感じさせるものが多く
それをバックで流れるセミの鳴き声や風鈴の音が盛り上げます。
効果音と環境音のレベルが高く扱いにも長けているサークルさんだからこそ作れる作品です。

「私もこの一日を ずーっと忘れません」
それらを行ってくれる日向の存在も忘れていけません。
田舎の子らしい純真で献身的なキャラが癒しを与えてくれます。
前作では効果音が圧倒的に強く影が薄い印象を受けたのですが
今作では日登魅とのやり取りも交えつつ彼女らしさをしっかりアピールしています。

今の季節にぴったりな癒し系作品です。
サービスのクオリティの高さ、ボリュームの多さ、それに対する価格の安さを考慮し
本作品をサークルさんでは5本目の満点とさせていただきました。

おまけは「ある日の休日屋」です。

CV:日向…浅見ゆいさん 日登魅…藤堂れんげさん
総時間 本編…3:28:20 おまけ…32:17

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
おまけの「ある日の休日屋」はニコニコ動画に投稿されている「声付き耳かき音を作ってみた20」と同じです。
購入を迷われている方は参考に聴いてみてください。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm26778548

甘やかされorモルモット入院生活!

サークル「シロクマの嫁」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、仕事に疲れて入院している患者に対し
看護師さんが時には優しく、時には意地悪に接しながら様々なサービスを行います。

全編を通じて効果音のクオリティや使い方が優れているのが特徴で
耳かきやシャンプーといった定番のサービスのみならず
音声作品ではマイナーな剃毛プレイに至るまでをクリアでリアルな音で表現し
彼女にされている気分を臨場感たっぷりに伝えてくれます。
看護師さんと過ごす幸せな入院生活
看護師のお姉さんに隅から隅までお世話してもらうお話。

「おはようございます 検温のお時間です」
看護師は明るくて可愛いお姉さん。
過労で入院中の主人公に検温や血圧の確認をすると
彼がこっそり仕事しないよう監視しながら色々なお世話をしてあげます。

本作品は彼女がストレートに癒しと性欲発散のお手伝いをしてくれる「甘やかされ入院生活」
下着を盗んだことがばれて意地悪な仕打ちを受ける「モルモット入院生活」
別のお姉さんが飼っている犬になりきる「のんびりまったり☆いぬらいふ!」
処女作「立体音響耳かきボイス(女医さんver)アナザーストーリー」のリメイクバージョン
サークルさんではお馴染みの「ぺろぺろこれくしょん!」など、数多くのお話で構成されています。

おまけも合わせて3時間50分近くもの大ボリュームでありながら
価格がたった700円と抜群のコスパを誇ります。

これだけでも相当に良心的な作品であるのがわかっていただけるのではないでしょうか。

もちろん各コンテンツも音声作品として十分以上のクオリティを持っています。
シロクマの嫁さんと言えば耳かきやマッサージなどの癒し系サービスで有名なのですが
今回は中の人の趣味全開な変態プレイも一部で登場したりします。
様々な属性や性癖を持つ聴き手に対応できる守備範囲の広さも大きな魅力です。

全体的な特徴として最も耳を惹くのは「声と効果音のリアルさ」。
看護師やお姉さんは大部分のシーンでこちらに密着し、囁きながら
おちんちんを手でしごいたり、耳を舐めたり、亀頭を責めたりと多種多様なプレイを行います。
伊ヶ崎さんのバイノーラルと言えばこの界隈では高い評価を得てますし
効果音についても実際のプレイに非常に近い生々しいものを数多く取り揃えています。

彼女たちのセリフも結構多いのですが、私個人は音フェチ要素の強い作品と捉えています。
献身的な看護師による心のこもったサービス
ここから先は各コンテンツごとに詳しく説明していきます。
女医さんverのリメイクは既にオリジナルのレビューを掲載してますし
「ぺろぺろこれくしょん!」は舐め音のみということで今回は省略します。

一番最初の「甘やかされ入院生活」は、主人公に密かな好意を抱いている看護師が
耳かきや2種類のエッチをしながら自分の気持ちを伝えます。

このお話における一番の特徴は囁き声のボリュームが多いこと。
調べてみたところ総時間66分の中でおよそ60分30秒間、彼女は囁き声で語りかけてくれます。
「甘やかされ」の名の通り彼女の口調や態度は終始優しく
サービス自体の性質も相まって女性に甘やかされる気分がとても味わいやすくなっています。

ひとつめのサービスにあたる耳かきは11分30秒ほど。
膝枕の体勢で左耳→右耳の順に耳かき棒を使って大きな汚れを取り
その後梵天で細かな汚れを巻き込みながら息を吹きかけます。
どちらかと言えば専門店よりも家庭での耳かきに近い内容です。

耳かき棒は「ずりっ ずずっ」とざらつきのある軽い音
梵天は「すすー しゅりっ」と滑らかでふわふわした音が使われており
前者は穴の奥から手前に掻き出すようにゆっくりと
後者は細かい汚れを巻き込むように同じくゆっくり回転するように動きます。

以前のシロクマさんの作品に比べると耳かき棒の摩擦感が若干上がったようにも思えるのですが
力をあまり入れずに動かしているため、耳に響いて痛い思いをする可能性は低いです。
耳の外、穴の入り口、奥といった位置の違いが無いことだけが引っかかるものの
音のクオリティや動かし方のリアルさは今まで通りかなりの高水準にあると言えます。

「あ・な・た 今日もお仕事おつかれさまです」
最中の看護師さんは新婚夫婦を意識したセリフを時折言うくらいで
それ以外は基本的に黙々と耳かきに励みます。
優しい音だけが鳴り続ける静かな空間には心安らぐものを感じます。

その後に始まるエッチシーンは4パート45分30秒間。
プレイはキス、耳舐め、手コキ、フェラ、SEX(騎乗位)です。
手コキ、SEXの際にリアルな効果音が鳴ります。

「えと… 少しくらい 大丈夫…だよね」
耳かきされてすっかりリラックスし、寝入った主人公を見つめていた看護師さんは
ちょっとくらいならばれないだろうと思い彼にキスをします。

エッチは2回ある射精シーンで手コキとSEXをメインのプレイに据え
それに耳舐めやキスを絡めて複数種類のエッチな音を同時にたっぷりと鳴らします。
中でも耳舐めはコリコリとした質感や舐めっぷりが臨場感抜群。
熱っぽい息遣いや喘ぎ声も加わり彼女との近さをしっかりと感じさせてくれます。

個人的に最もエロのパワーを感じたのが2番目に登場する「お昼寝の後は」パート。
しばらく耳舐めをしてからパンツ越しにおちんちんを軽くしごき
それから直に唾液をまぶして最初はゆっくり、終盤は激しいペースで責め上げます。

ちなみにこのパートだけは録音環境が異なる2つのバージョンが存在します。
新機材制作版の方が声と音の両方がややクリアに感じました。

「溜まっちゃってるもの ぜーんぶ 出しちゃっていいですよ」
先ほど言ったリアルな耳舐めをプレイ中ずっと楽しめるのに加えて
終盤から鳴り始める手コキ音の質感やリズムが異様に生々しく興奮を掻き立てられます。
貪るような舐めっぷりと搾り取るようなしごき具合もとってもパワフル。
上品な彼女がそんなプレイを行ってくれているシチュにもグッとくるものがあります。

このように、自分の気持ちを素直に込めたあまあまラブラブなエッチが繰り広げられます。
心を抉り、羞恥心を燃え上がらせる変態的なプレイ
続く「モルモット入院生活」は同じく入院している主人公が看護師にあれこれされるお話。
しかし冒頭に彼が彼女の機嫌を損なう行為をしたことがばれてしまい
先ほどとはまるで正反対の惨めな仕打ちを受けることになります。
最初から言ってしまうとこの後の2話は変態向けの内容です。

「実は 剃毛の練習をさせて欲しいんです ここ 下半身の」
特に剃毛されるパートとその直後の全身を拭くパートは
ジョリジョリという音を鳴らしておちんちんの毛を綺麗に剃り落とし
別の看護師にそれを見られてしまうというかなり恥ずかしいシーンが登場します。

射精シーンは無いのですが音声作品ではかなりレアなプレイですし
そういう性癖を持つ人には堪らないのではないでしょうか。
看護師のセリフもこちら見下したり貶すものが多いです。

本格的なエッチシーンは15分30秒ほど。
プレイは拘束、亀頭責め、手コキ、オナホコキです。
亀頭責め、手コキ、オナホコキ、放尿の際にリアルな効果音が鳴ります。

このお話におけるプレイは手足を拘束された状態でひたすら亀頭を責められる、といったもの。
逃げる手段を奪われ、最も弱い部分をひたすら責められ続ける行為は
まさにモルモットに対する実験のような過酷さが漂っています。
休憩がてらに手コキをするシーンも一応ありますがメインはあくまで亀頭責めです。

「適度に飴と鞭を使い分けて お漏らしするまで徹底的に いじめて差し上げますね」
とりわけハードに感じるのが亀頭専用のオナホを使っての責め。
「くりゅん ぐにゅっ」という水分高めのくちゅ音を鳴り響かせながら
精液以外のお汁が出るまで執拗にしごき続けます。
「甘やかされ入院生活」から続けて聴いた場合は余計にハードに感じるでしょうね。

そして最後に登場する「のんびりまったり☆いぬらいふ!」 は舞台をお姉さんの家へと移し
飼われている犬の「ポチ」になりきって彼女にご奉仕されたり逆に奉仕したりします。

ここでの犬が本物の犬か、それとも犬扱いされている人間なのかは明確には語られていません。
ですがドッグフードを食べさせる音が鳴ったり「ドッグカフェに行こう」と言うシーンがあることから
普通に考えれば本物の犬の可能性が高いです。
サークルさんが「成犬向け」と言われているように結構本格的な犬扱いをされます。

このお話で最も個性的なのはエッチシーン。
およそ8分と短いのですがポチが彼女のおまんこを舐め、そのお返しに彼女が足でおちんしんをしごいてあげます。
いわゆるバター犬プレイというやつですね。

「もっとそこ 激しく ペロペロして? …んんっ」
「しょうがいなぁ ご褒美に ご主人様の足に擦りつけて射精していいよ」

しかしプレイの内容は変態的でも雰囲気は至ってあまあま。
お姉さんがポチの責めに対してエロ可愛い喘ぎ声を漏らしたり
逆に一生懸命腰を振る様子を嬉しそうに見守りながら優しい言葉をかけたりと
ご主人様と忠実な下僕の関係を維持しながら愛のあるプレイが行われています。

看護師のお話とは違ったスタイルの甘やかしっぷりが楽しめるわけです。
このように、音声作品では滅多に見かけない個性的なプレイが繰り広げられています。
癒しにもエロにも役立つ作品
女性に優しく、あるいは厳しく躾けてもらうことをテーマにした抜き重視の作品です。

看護師さんやお姉さんは患者とポチに対して基本的には優しく接し
エッチなサービスについてもそれぞれの立場なりに心を込めて行います。
エッチシーンの時間が長く、プレイのバリエーションも多彩なことから純粋にエロいのは間違いないのですが
「女性に甘やかしてもらう」という部分がしっかりしているので精神的にも満たされます。
様々な音が楽しめることもあってスッキリした気分で聴き終えることができました。

そしてエッチは定番のものからアブノーマルなものまで幅広く押さえ
それらをお話の流れに合わせて上手に組み合わせながら行っていてます。
耳舐め+手コキなど複数のプレイを同時に行う、つまり複数のエッチな音が同時に鳴るシーンが多く
どのプレイも時間以上の密度の高さを感じます。

サークルさんの武器である「音」を最大限に活用しながらエッチを組み立てています。

「さっきのことを思い出しながら早速オナニーですか? 本当に情けないですね」
ただし「モルモット入院生活」だけは人によって好みに大きな差が出ると思われます。
プレイが変態的だったり苛烈なのに加えて彼女の言葉遣いが結構きついのが大きな理由です。
女性に冷たくされたい人以外はドン引きする可能性もあるかなと。

エッチは手コキ音のクオリティの高さが最も印象的でした。
ローションではなく唾液をまぶしているかのような程よい水っぽさがあります。
そして竿は長めに、亀頭は短くと対象の形状に応じてストロークをきちんと切り替えています。
くちゅ音とちゅぱ音大量、淫語と喘ぎ声それなりです。

ナースから連想されるあらゆる欲求を詰め込んだ作品です。
お話の面白さ、エッチの抜きやすさ、コスパの良さなど多くの美点を兼ね備えていることを考慮して
本作品をサークルさんでは7本目の満点とさせていただきました。

CV:伊ヶ崎綾香さん、柚木桃香さん(ごく一部でのみ登場)
総時間 甘やかされ入院生活…1:06:40 モルモット入院生活…38:32 のんびりまったり☆いぬらいふ!…31:18
女医さんverリメイク…18:28 ぺろぺろこれくしょん!…40:13 おまけ…32:30 合計…3:47:41

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

【174khzハイレゾ】道草屋-芹-夏休み【切抜き耳かき】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

癒し系作品ではもはや定番と言っても差し支えないほどの人気を誇る「道草屋」シリーズ。
その15番目にあたる本作品は、上品でちょっぴり子供っぽい性格のお姉さんが
夕方から夜にかけて2種類のサービスをしながら癒しを与えます。

シリーズ最大の特徴とも言える臨場感抜群な効果音と環境音や
それぞれに個性を持った店員のキャラを上手に使って
道草屋で過ごすひと時をそのまま切り抜いたかのようなリアルさでお届けしています。

中でも夜の部に登場する甘噛みはまさに圧巻。
そのとてつもなく近い声や息遣いが彼女の存在を十分すぎるほどに感じさせてくれます。
演出面に力を入れた素晴らしい音の数々
道草屋の店員「芹」の怪談を聞いたり耳かきをしてもらうお話。

「お願い事 何をなされたんですか?」
芹は明るく上品な声のお姉さん。
近くにある神社にお参りしていたお客を呼び止めると
少し遠回りをしながら一緒にのんびりと道草屋に戻ります。

本作品は神社で出会った彼女の怪談を聞きながらお店へと戻る夕方の部と
沢山の虫の声や花火の音を聞きながら耳かきされる夜の部の二部構成。
前者は主に芹との時には緊迫感のある、時にはちょっぴり間の抜けたやり取りを
後者は効果音や環境音といったリアルな音の数々を中心に楽しみます。

道草屋シリーズは効果音や環境音が抜群に優れていることで有名なのですが
今回は音のリアルさをしっかり維持したまま演出面に力を入れている節が見られます。
具体的に言うと時間・場所・位置・距離によって諸々の音が小まめに変化します。
実際どんなものなのかはこの後シーンごとに説明していきます。

「春に 山菜 美味しいなーって思ってたら もう鮎ですよ? びっくりですねー」
もちろんお相手を務める芹の存在も忘れてはいけません。
道草屋店主、しかも最年長という立場からくる印象とは少し違った子供っぽい性格をしており
お客に対しても割と砕けた調子で食べ物や他の店員、日々思っていることなどを語ります。

何気ない内容のお話を意識的に間を長く取りながらゆっくりと話すのほほんとした様子に
多くの人がほのぼのとした心温まる気分を抱くことでしょう。
声の印象とは良い意味で異なる、可愛げのある女性として描かれています。
ちょっぴり怖い怪談、刻々と移り変わる音
夕方の部は歩きながら芹の4つの怪談を聞き、途中で合流した別の店員「すずな」と3人で道草屋へと帰るシーン。
当然のようにメインのサービスは怪談になります。

「ある朝 井戸に水を汲みに行って その日だけ なーんか中が気になったんですよ」
「作業を続ける 同僚の背後には 何か白く 細長いものが立っており くの字に折れるようにして じーっと同僚を見下ろしていたのです」

内容はあまりばらすとつまらなくなるなるでしょうからほぼ伏せますが
彼女の子供の頃、成長した後、とある男性、彼女の祖父と登場人物をその都度変え
誰かが死ぬなどのグロい表現は一切無しに
聴き手の背筋がちょっぴり凍るあたりの展開やオチにまとめてあります。
元々が癒し系ですから、ちょっとした涼をお届けするのを目的にしている感じです。

そして歩きながら話している雰囲気をできるだけリアルに感じ取ってもらおうと
バックで流れる彼女の足音のペースが不規則に変化し
怪談が盛り上がるシーンでは突然立ち止まって緊張感のあるセリフを投げかけたりします。
中でも2番目に登場する「だるまさんが転んだ」というお話では
その遊び方に合わせて何度も立ち止まる凝った演出がされています。

夕方の部における最大の魅力は環境音。
2人が神社からお店に戻るまでの情景の変化を音だけで見事なまでに表現しています。
例えば最初はヒグラシやニイニイゼミが鳴いていたのが
3番目のお話に入るとそれらが弱まり今度は鈴虫の鳴き声が登場
もうしばらく経つと再びセミの声が大きくなる、といった具合です。

パートやシーン単位ではなくリアルタイムで環境音が変化するのが本当に素晴らしいですね。
厳密に調べたわけではありませんが1~2分後にはガラリと切り替わっている場合もあります。
セミが複数種類いることを利用してそれぞれの鳴き声の比率まで変化させていますし
しかも突然小さくなるのではなく、少しずつ自然に消え行く演出がされています。

ここまで変化に富んだ環境音は今まで聴いたことがありません。
サークルさんご自身が言われているように、自然をそのまま切り出したかのような世界がそこにはあります。

芹「帰ったら ビールにします? 焼酎にします?」
すずな「先にご飯です」
怪談が終わった後の芹とすずなのやり取りも聴きどころ。
年上の芹をすずなが制御する形でテンポの良いやり取りが交わされます。
途中で2人して童謡を歌うシーンがあったりと、先ほどまであった緊迫感は一切なくなり
スッキリとした気分で次の夜の部に進むことができます。
超至近距離の甘噛み
続く夜の部は舞台を外から道草屋のとある一室へと移し
芹に耳の甘噛みやマッサージ、耳かきをしてもらいます。
時間が進んだこともあって環境音は鈴虫がメインになり、先ほどよりも静かな雰囲気が漂っています。

ここでの最大のポイントは耳かきではなく甘噛み。
右耳→左耳の順にはむはむする至って普通のサービスなのですが
その音や息遣いが半端なく近いです。

当サイトでは主にバイノーラル録音の作品で「声がすごく近いよ」と言うことが結構あります。
ですがそれらは耳の真横に唇があって話しかけられてる感じなんですね。
それに対して本作品は「もう耳に唇が触れてるんじゃないか?」と思えるくらいの近さがあります。
従来の至近距離からさらに一歩進んだ超至近距離での甘噛みです。

私はそれこそ浴びるほど音声作品を聴いてますから、甘噛みも当然かなりの作品で経験しています。
ですがこの作品の甘噛みを聴いた瞬間衝撃が走りました。
その合間やセリフをしゃべる時に漏れる微かな吐息までクリアに、リアルに聞こえます。
体験版にも収録されてますので気になった方はここだけでも是非お試しください。

続く耳かきは24分30秒ほど。
膝枕の体勢で左耳→右耳の順に耳かき棒で大きな汚れを、洗浄液に浸した綿棒で小さな汚れを取り
最後に軽く息吹きをする比較的シンプルなものです。

耳かき棒は「じじー ずりっ」と細くちょっぴり堅さのある音
綿棒は「すりじょり ぷす ぱち」とふわふわした柔らかい音が使われており。
前者は穴の入り口だと長めのストロークでゆっくりと、奥では大きく動かさず中でほじほじと掻き出すように
後者は耳の壁を優しくなぞったり穴の中でゆっくり回転させる動きをします。

どちらの音も聴き手に配慮した柔らかな質感が耳に心地よく
作品の雰囲気を損なわない形でリアルな耳かきがされています。
道草屋シリーズは奇抜なサービスを取り入れるよりも、基本をきっちり押さえる傾向が強いです。

「毎年 花火が ひゅー どーん ごろごろしてると 音だけ 聞こえてきて」
そして夏の夜にふさわしい打ち上げ花火の音が耳かきに彩りを与えます。
会場からお店までの距離が遠いのか、花火の音はボリュームが結構抑えられてますし
華やかではあるけど耳かきの静かさを壊すほどではありません。
あくまで環境音としての役割に留めてあります。
ちなみに花火の音は前半の左耳パートでのみ鳴ります。

「そういえばですね まったく関係ないお話なんですけど 日が落ちてから ずーっと じーって鳴いてる虫 いるじゃないですか?」
最中の芹はというと、付近に生息する虫や鮎釣りなど何気ない話をすることがほとんどで
店員として癒すのではなく友達に語りかけるような親しさがあります。
特に後半の右耳をお掃除するパートでは成長するすずしろの様子をしみじみと語るなど
のほほんとした態度の裏にある店主としての顔も垣間見えます。

このように、夏の夜をテーマとした質の高い耳かきが繰り広げられています。
音声作品の壁をひとつ乗り越えている作品
既存の音声作品には無かったものを2つも持っている稀有な作品です。

道草屋とその周辺で芹たちと過ごす様子をそのまま録ってきたんじゃないかと思えるほどに
声・セリフ・効果音・環境音のバランスが極めて高い領域で取れています。
以前から強力な武器としていた様々な音や彼女たちの個性に加えて
本作品では音の移ろい、位置と距離感の向上の2つに挑戦し成功を収めています。

前者は夕方の部における環境音の変化に色濃く出ています。
昨年あたりから環境音をバックで鳴らす作品が徐々に増えつつありますが
それらの多くは単一の音を流したり、複数の音を重ねるといった表現がされています。
過去の道草屋シリーズもそうでした。

しかし本作品ではそれこそ数十秒単位で構成要素やボリュームの強弱を変化させ
それによって2人のいる場所の周りの自然状況を間接的に表現しています。
夏なら木が多い場所だと当然セミが鳴いてるでしょうし
草むらが多ければそのあたりに生息する生物の声がより大きく聞こえてきます。

これを音だけでリアルタイムに表現しているのは見事と言う他ありません。
実際に歩いて録音されたのか、はたまた多大な苦労を伴う編集の成果なのかはわかりませんが
こういう環境音の使い方がされている作品は初めてです。

もうひとつの位置と距離感は先ほど説明した甘噛みがいい例です。
バイノーラル録音の普及に伴い、ここ2年で音声作品のクオリティは飛躍的に向上しました。
そして「ここまできたのだから、もうこれ以上の劇的な変化は無いだろう」とも思ってました。

その価値観を根本的に破壊してくれたのがこの甘噛みです。
正直度肝を抜かれました。
音声作品という媒体にある限界をひとつ突破しています。
怪談や耳かきといったサービスについてももちろん十分なクオリティを持っています。

癒し系作品の新しい可能性を示してくれている名作です。
この内容で価格が800円なら相当に良心的と言えます。
以上のことから本作品を同サークルさん5本目の満点とさせていただきました。

CV:芹…雁庵うずめさん すずな…藤堂れんげさん
総時間 夕方の部…48:22 夜の部…51:02 合計…1:39:24

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


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ルミナスタジオによる 創造性を育てるシャボン玉のエクササイズ

サークル「ふしぎラボ -Mystiska Lab-」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

現在までに5作品が発売されている「ルミナスタジオによるサウンドエクササイズ」シリーズ。
その3作品目にあたるこちらは、清らかなお姉さんの声に導かれてシャボン玉の世界へと赴き
そこで3種類のエクササイズをしながら心と体をリフレッシュします。

暗示を中心とする「声」で誘導する多くの催眠音声とは違い
効果音や環境音といった「音」を使って作品の世界を構築し
そこに漂いながら聴き手が自分の力で改善するのをサポートする催眠が繰り広げられています。
癒しに満ちたシャボン玉の世界へ
ミレーニアの催眠でシャボン玉の世界に移動し、癒しのエクササイズを行うお話。

「こんばんは お元気ですか?」
ミレーニアは明るくて穏やかな声の女性。
主人公の疲れた心と体を癒すために催眠を使って心地よいシャボン玉の世界へと導きます。

この「ルミナスタジオによるサウンドエクササイズ」シリーズは
そのすべてにおいてシャボン玉を扱った催眠を施してくれるわけですが
冒頭から聞こえ始める鳥の鳴き声、その直後に加わるバイノーラルビートという軽い振動音
シャボン玉の質感を連想させる弾力のある効果音など
ありとあらゆるシーンで様々な音を重ね、それによって非現実的な空間を演出しています。

音声の開始から終了までほぼ必ず何らかの音がバックで鳴り続けますから
聴いてる最中は現実世界とは切り離された気分に浸ることができるでしょう。
音質はどれもリアルですし、音量も声の邪魔にならないようきちんと抑えられています。

催眠はほぼ全編にあたる36分30秒ほど。
まずは1回だけ大きく深呼吸し、その後ミレーニアが言うイメージをしながら好きなペースで呼吸を繰り返します。

「自分が一番楽なペースで 自然に気持ちよく 呼吸してください」
「吸う時に体が少し膨らんで 吐く時に体が脱力する様子をイメージします」

彼女は催眠者というよりは案内役に近い役割を担っており
シーンごとにイメージのコツや心構えをわかりやすく説明すると
わざとしばらく無言になり、聴き手が自由に行動できる余裕を与えます。

暗示を使ってきめ細かく誘導する一般的な催眠音声とは違う緩い催眠です。
だからといって彼女は決して手を抜いているわけではありません。
聴き手が自分自身で心身をリフレッシュさせるのが今回の催眠の目的ですから
自分の内面に目を向ける時間を設けることも必要です。
そういった場面で迷わないよう彼女はでしゃばり過ぎないレベルでフォローしてくれています。

「頭にゼリーがとろりとまとわり その感覚に気持ちがよくなります」
お次は自分の全身を包み込むくらいの大きなゼリーボールをイメージし
そこに体を潜り込ませて全身を上から下へと部分ごとに揉み解します。

ゼリーに体を差し入れる際は「ごぽっ」という水の揺れる音
その後は「ぽむっ」と膜がゆれる音がリズミカルに鳴り響き、仮想空間の雰囲気を作り上げています。
シーンごとに切り替わるだけでなく、その瞬間にリアルな音を鳴らしてくれるのがいいですね。
イメージ中心の催眠だからこそ音による演出にかなり力を入れられています。
シャボン玉のエネルギーを感じながら
催眠開始からおよそ8分後、諸々の準備が整ったところでいよいよシャボン玉の世界へと移動します。
ここで行うエクササイズは全部で3種類。
一番最初は自分の両手のひらの上に丁度いい大きさのシャボン玉をイメージし
そこから手→腕→全身へと温かいエネルギーが伝わっていくのを感じます。

「あなたは握ったシャボン玉を通して 手のひらから 純粋なエネルギーを取り込むことができます」
後ろで微かに鳴り始める「プーン」というパルス音や
海底に潜っているような水の弾ける音を聴きながらイメージしていると
手のひらに軽い圧迫感があったり、体がほんのり温かく感じるかもしれません。

シャボン玉の世界がどんな場所なのかを様々な音によって表現し
イメージの内容や方向性を言葉を使ってわかりやすく教えてくれます。
声と音を上手に組み合わせてエクササイズしやすい環境を作り上げています。

「このドームの中で 安らぎを感じるだけで あなたの全身には 自然な形で創造性のエネルギーが浸透していきます」
2番目のシャボン玉の世界の空気を吸い込むエクササイズ
3番目のシャボン玉全体のエネルギーを取り込むエクササイズも至ってシンプル。
鉄琴の音やヒーリングミュージックで流れるような神々しいBGMも登場し
シャボン玉という幻想世界にいる気分を持たせながらリードしてくれます。

この世界に漂っているだけでも心地いい気分がするでしょうね。
解除後にこの感覚を取り戻しやすくするためのトリガーも用意してくれますし
刹那的な癒しを与えるだけでなく、現実世界を快適に過ごせるひとつの道も示してくれています。

このように、音を使った特殊な催眠が繰り広げられています。
現実逃避しやすい作品
シャボン玉の世界を声や音を使ってリアルに作り上げている作品です。

音声の最初から最後まで数多くの効果音を登場させ
それを常に3種類程度重ね続けることで独特の世界にいる気分を出しています。
今年に入って音を扱う催眠音声が徐々に増えつつあるのですが
本作品のように音をシーンや瞬間に合わせて複合的に使い分けている作品はまだまだ少ないです。
おかげでリアルの嫌なことを忘れてまっさらな気持ちになることができました。

「少し大きめで 部屋を包み込むくらいの大きさがいいでしょう」
「例えば 花の香りや草木の香り 新鮮な果物の香りや あまーいお菓子の香りなど あなたの大好きな香りです」

そして効果音以上に印象的だったのがミレーニアのかけるセリフです。
彼女は聴き手がイメージをする際に戸惑わないよう言葉を使って的確にリードしています。
そのほとんどが聴き手にある程度の選択権を与える緩い言い回しになっていて
音だけではどうしても表現できない部分をうまい具合にカバーしています。

私はこのシリーズを過去2作聴いているのですが
その時に比べてミレーニアの存在感がかなり増しているように思えます。
暗示のレベルが上がったとでも言えばいいのでしょうか。
全体の流れもシャボン玉よりは質感を掴みやすいゼリーを間に挟んでいますし
従来の作品に比べて若干ですがパワーアップしたように見られます。

他のサークルさんとはまった違う方向から癒しを与えてくれる作品です。
癒しを得たい人、リアルから一時的に遠ざかりたい願望を抱いている人にお薦めします。

CV:桜月秋姫さん
総時間 41:58

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
本作品には同シリーズの2作品を同梱したセットバージョンもあります。
「ルミナスタジオによるサウンドエクササイズシリーズ 基本プログラム三点セット」

立体音響娘3-お姉ちゃんにヘアカットしてもらおう!-

サークル「シュミノサウンズ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、凛々しいお姉ちゃんと優しいお姉ちゃんが
愛する弟のために個別でヘアカットとシャンプーのサービスをします。

サークルさんの最大の持ち味とも言えるリアルで立体的な音を多数用意し
それを上手に繋ぎ合わせることで臨場感のある世界観を構築しています。
いわゆる音フェチ向けの要素が非常に強いですから
声より音を楽しみたい人にはもってこいの一品と言えます。
お姉ちゃんからのちょっと変わったプレゼント
2人のお姉ちゃんから癒しのサービスを受けるお話。

「おっ 来たわね 待ってたんだから」
しゃきしゃきお姉ちゃんはやや砕けた口調で話す落ち着いた声のお姉さん。
「帰る準備? うん してあるけど 今日はその前に やることがあるんだよ」
ふわふわお姉ちゃんはのんびりと話す穏やかな声のお姉さん。
仕事帰りに自分を迎えに来てくれた弟へのお礼として
その場でヘアカットとシャンプーのサービスをしてあげます。

本作品はしゃきしゃきお姉ちゃん編とふわふわお姉ちゃん編に分かれており
それぞれでお姉ちゃんが1対1で散髪と洗髪を行います。
2人が掛け合ったりすることは一切なく、2つのバージョンは完全に独立しています。

といっても最中に行われるサービス構成や効果音がまったく同じことや
声:音=1:9くらいの著しく効果音を重視した構成になっていることから両者の違いはほとんどありません。
そのため今回のレビューはしゃきしゃきお姉ちゃん編をメインに解説し
その後でふわふわお姉ちゃん編との違いに軽く触れます。

シュミノサウンズさんは処女作を出された2011年から「音」に非常にこだわっているサークルさんです。
本作品もその例に漏れず、最中は様々な効果音がリズミカルに鳴って耳を楽しませてくれます。
音そのもののリアルさやクリアさはもちろん、位置や距離までめまぐるしく変化するため
彼女たちに実際にサービスを受けている気分が味わいやすいです。

それ以外の部分、例えば音を鳴らすタイミングや重ね方にもかなり気を使いながら作られていますし
サークルさんの持ち味が今作でも遺憾なく発揮されていると言えます。
まさに音フェチのために作られたかのような作品です。
小まめに音を動かすリズミカルなサービス
最初に行うヘアカットはおよそ19分間。
椅子に座った弟にカットクロスをかけ、霧吹きで髪を濡らしてから
2種類のハサミを使って髪を切ったり整えたりします。

霧吹きはプシューと一回拭きつけてから数回ブラシでとかす
カットは序盤~中盤はハサミで「シャク シャク ススッ」と髪を切りながらブラシでとかしていく
終盤は先ほどよりも高く滑らかな音がするすきバサミで小刻みに切る、といったように
数種類の効果音を複合的に鳴らす凝った演出がされています。

そして何より特徴的なのが音を鳴らす位置と距離。
お姉ちゃんは頭の全体をカバーするように1回ごとに微妙に立つ位置をスライドさせながら髪を切っていきます。
しかも移動に合わせて彼女の足音もきちんと鳴るから余計リアルに感じます。

音の質感・位置や距離・鳴らすタイミングや組み合わせがいずれも的確なおかげで
彼女がどのようにヘアカットを行っているかが音だけでもしっかりとわかります。
かなりレベルの高いサービスですね。

「この髪型も結構長いよねー」
最中のお姉ちゃんはといいますと、内容が切り替わるタイミングで何をするかを告げるくらいで
姉弟らしいやり取りをすることはほとんどありません。
時折吐息を漏らしたり軽く唸りながら集中してサービスに取り組んでいます。
効果音が良い反面キャラが弱くなってますのでその点はご注意ください。

もう一つのシャンプーは13分ほど。
カットクロスからシャンプークロスに付け替え、シャンプーをかける→洗い流すの動作を2度行ってから
肩や頭を指と手のひらでマッサージし、最後にドライヤーで髪を乾かします。

シャンプーは「ポリポリ クシュクシュ」と若干ざらつきのある水音が使われており
両手で大きく円を描いたり、こめかみのあたりを小刻みに擦ったりと変化に富んだ動きをします。

音の動かし方は問題ないのですが、効果音にぐにゅぐにゅとした質感が混じっており
何やらビニール越しに頭を擦っているような印象を受けます。
もう少しざらつきがあるほうが実際の髪を擦っている感じが出るかなと。
ヘアカットに比べてクオリティはイマイチというのが率直な感想です。

「よーし 切っちゃうぞ ハサミ…あれ? あったあった」
「しゃっかしゃっかー あわあわー」

ふわふわお姉ちゃん編はしゃきしゃきお姉ちゃん編に比べて若干セリフのボリュームが多く
サービスを行いながら彼女がちょっぴり天然なところを見せたり鼻歌を歌ったりします。
声やキャラのおかげで雰囲気も穏やかですし、こちらのほうが癒しを感じるでしょうね。

このように、効果音を上手に使った癒しのサービスが繰り広げられています。
音フェチ要素の強い作品
サービスのほぼすべてを音だけで表現している突き抜けた作品です。

2人のお姉ちゃんの自己紹介や性格、人間関係といったドラマ性のある要素を完全に切り捨て
ヘアカットとシャンプーの様子をとことんリアルに演出しています。
音声作品における効果音の役割は声の補助あたりに留まっているケースが多いのですが
本作品では効果音を主役に押し上げ、それで補えない部分を僅かなセリフでカバーしています。

音重視の癒し系音声が数多く出ている現在でもここまで偏っている作品はかなり珍しいです。
それはつまりサークルさんが自分の音に相当な自身を持っていることを表します。
音のレベルが高いのは事実ですし、それだけで作品を成立させていることも実に見事です。

しかし本作品は2人のお姉ちゃんが個別にサービスをしているわけですから
2人の間にある程度の違いがあるのが望ましいです。
具体的には専用のサービスがあること、最中のやり取りに個性が出ていることなどです。
私が聴いた限り、残念ながら両者の違いはほとんど見られませんでした。

最近は施術者によって同じサービスでも違った音を鳴らす作品なんかも出てきていますし
今後の作品で音による「お姉ちゃんらしさ」が出てくれることを期待しています。

サービスはヘアカットが相当に優れています。
立ち位置をずらしながら切っていく演出が斬新でいいですね。
ハサミで切ってからブラシで数回撫でる音のコンビネーションも秀逸です。

音に包まれる心地よさが味わえる作品です。
効果音を集中的に楽しみたい方、耳かき以外の癒し系作品も聴いてみたい方にお薦めします。

CV:しゃきしゃきお姉ちゃん…夏深さん ふわふわお姉ちゃん…柚月さん
総時間 しゃきしゃきお姉ちゃん編…34:30 ふわふわお姉ちゃん編…35:57 合計…1:10:27

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2つのバージョンで使われている効果音は同じですが
鳴らす順序やタイミングはまったく違います。

【176khzハイレゾ】道草屋 すずしろ-雨の日【耳かき&マッサージ】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、雨の降りしきる日を舞台に
人懐っこい女の子の店員さんが癒しのサービスをしてくれます。

雨の日にちなんだ様々な効果音や環境音が耳に心地よく
彼女の何気ない会話も加わって、まるで別世界にいるような心安らぐ気分が味わえます。
サークルさんでは珍しい18禁要素があるのもポイント。
至近距離から聞こえてくる生暖かい吐息と荒々しい責め音から彼女の興奮が感じ取れます。
雨の日に行われる静かなサービス
道草屋の店員「すずしろ」から耳かきやマッサージのサービスを受けるお話。

「お客様 こちらです 曲がり角の角です」
すずしろは素朴で可愛い声の女の子。
運悪く雨の日に来店したお客に丁寧な挨拶をすると
外に出られない退屈しのぎに縁側で耳かきをしてあげます。

本作品は大きく2つのシーンに分かれており
昼の部は縁側で膝枕をしながら耳かきを、夜の部はお部屋で全身をマッサージします。
エッチな表現が登場するのは夜の部の一部のみで、昼の部は完全な全年齢向けです。
そして雨の日らしく音声開始当初からバックで雨音が鳴り始めます。

道草屋シリーズは以前から環境音のクオリティがずば抜けて優れていることで有名です。
今作でもアスファルトに打ち付けるような「ピシッ」という音ではなく
土や草木に零れ落ちるような「ひたひた」という柔らかい音が使われています。
そしてお話が進むに連れて雨足が微妙に変化します。

さらに道草屋に立て掛けてある古時計の規則的な針の音
雨宿りをしている鳥の鳴き声など様々な効果音を鳴らすことで
田舎らしい静かで落ち着いた雰囲気をリアルに作り上げています。
そして音に包まれ続けるからこそ作品の世界に浸りやすくもなっています。

「雨天は 髪が湿気を吸ってしまい お客様にお見せするには 大変見苦しい格好となってまして…」
すずしろは店員よりも年齢相応の普通の女の子といった印象が強いキャラ。
お客とは既に3回も一緒に時間を過ごしていることもあって仲が良く
昼の部は雨で跳ね上がった髪の毛を見られないよう目隠しをお願いしたり
サービスの最中も終始打ち解けた様子で話しかけます。

諸々の音と彼女のキャラがどちらも癒しの方向でまとまっているからこそ
聴いててとても落ち着けるし心がほっこりするわけです。
癒し系にも色々あるのですが、道草屋シリーズは総合力が極めて高い作品と私は見ています。
すずしろの存在が感じられる耳かき
昼の部で行われる耳かきは31分30秒ほど。
膝枕の体勢で左耳→右耳の順に耳かき棒と綿棒を使って汚れを取り
そのあと指で軽く揉む比較的シンプルなものです。
ちなみに左耳だけ軽く息を吹きかけてくるシーンがあります。

耳かき棒は「じり ずずっ」と柔らかで若干ざらつきもある音
綿棒は「さらさら すっ」と耳かき棒より幅広くふんわりとした音が使われており
前者は耳の穴の入り口から徐々に奥へと進むように
後者は耳の壁をなぞるように軽く円を描きながら動きます。

効果音が柔らかい質感で揃えられているから雨音とマッチしてますし
意識してゆっくり、のんびりとしたペースで器具を動かしてもいます。
合間に鳴る耳かき棒についている鈴の音も清涼感があり
それぞれの音がバランスよく共存しているように感じられます。
まとめると、道草屋にいる雰囲気を大事にしながらサービスを行っています。

「羊も柴(犬)も 可愛いじゃないですか 芋は…うーんってなりますけど」
「優越感 ありますよね? 縁側 雨なのに お外に出てて 濡れないぞーって」

また耳かきをしている最中はすずしろが様々な話題を振ってきます。
内容は雨や蛙といったこの日にちなんだものばかり。
話しっぷりもお客ではなく年上の友達に対するような親しみを感じます。
彼女が楽しそうに童謡を歌い始めるシーンなんかもあります。

他にも耳かきを始める前に縁側に迷い込んだ蛙を追い出すシーンがあったりと
本作品ではサービスの合間に他愛もない要素を適度に織り交ぜています。
これが2人の仲の良さをやんわりと醸し出し、作品全体により大きな癒しを与えています。

耳かきをしているシーンなのですが、ここのメインは彼女とのやり取りだと私は考えています。
ですから耳かきそのものの質にこだわる人だとちょっと物足りないかも知れません。
サービス自体は割と大人しいので、やっぱり彼女ならではの部分がカギになっています。
耳かきとはまるで違う力強い責め
夜の部に行われるマッサージは32分ほど。
最初に肩を叩いてからローション状のお薬を手に取り
体の前→後ろの順にパーツを分けて丹念に揉みほぐしていきます。
また夜に入ると雨音は止み、その代わりに蛙の鳴き声がバックで聞こえ始めます。

肩叩きは「ぱす ぱす」と拳が交互に軽くぶつかる音
マッサージは「にゅるん ぬちゃ」と粘性の高い水音がいずれも左右で鳴り響き
体の部位に応じて音の距離や大きさが変わるなど、ここでもとてもリアルな音が楽しめます。

「お客様 次は お耳のツボ押しを予定しておりますが 手よりも こちらのほうがお好みでございましたよね?」
中でも中盤から登場する耳舐めは「素晴らしい」の一言。
今までよりもずっと声が近くなり、吐息にも微かな風圧が感じられます。
断続的におよそ18分間、彼女に密着されている気分が味わえるわけです。
そして距離が近いから彼女の興奮の高まりも手に取るようにわかります。

耳を舐め始めてからしばらく後に登場するエッチシーンは11分間。
プレイは耳を舐めながらの乳首責め、手コキです。
ローションプレイですから当然両方ともリアルな効果音が鳴ります。

「仕方がありませんので 手の届くところから マッサージいたしますね」
背中をマッサージするためにお客をうつ伏せにしようとしたところ
彼が勃起しているの確認したすずしろは
それぞ鎮めるために彼の乳首を指で執拗に責め始めます。

エッチはマッサージの延長として彼女が体をいじる形で進みます。
先ほどの耳かきではのほほんとしたやり取りをしていた彼女も
エッチにはまだまだ不慣れらしく荒い吐息を漏らしながら緩急をつけた激しい動きで責め上げます。
このキャラとプレイの大きなギャップが本作品のエッチにおける一番の持ち味でしょう。

「さっきから 指先にぽっちが当たるのですが 何なんですかね」
「仕方の無い旦那様ですね こんなことも お手伝いが必要なのですか?」

最中に彼女がかけてくる言葉もポイント。
女の子に一方的に責められる快感を煽るように、わざとこちらを少し見下したセリフをぶつけてきます。
口調が今まで通りなので心が傷つくほどでもないですし
エッチな興奮を盛り上げるスパイスとしていい感じに役立っていると言えます。

元々癒しのサービスから派生したプレイなのを踏まえて
ストレートな淫語はひとつも使わず、音とセリフが作り上げる雰囲気で抜かせようとしてきます。
エロエロな展開が好きな人には不向きな一方、彼女への感情移入がある程度できていれば十分に抜けるプレイです。

このように、音を使った静かで艶のあるエッチが繰り広げられています。
様々な音に癒される作品
エッチな描写が一部ありますが、基本的には癒しを目的として聴くのが望ましい作品です。

すずしろは遠路はるばるやってきたお客が雨で退屈しないようにと
自分なりに工夫してサービスを行いながら効果的に癒しを与えます。
田舎の女の子らしい飾らない態度や言葉、真っ直ぐなおもてなしっぷりが実に心地よく
バックで流れる雨音や生物の鳴き声も手伝って心身を大いにリフレッシュしてくれます。
調和の取れた環境音と人工の音に包まれるひと時は本当に心が安らぎます。

中でも環境音の扱いにサークルさんが一際心を砕いているように感じられます。
例えば耳かきで左耳から右耳へと切り替える際に体を反転させるわけですが
そこで今まで強かった雨音が一気に篭ったものへと変化します。
これは右を向いたときにすずしろのお腹を見るようになるため
体全体が外とは逆、つまり雨音が聞こえにくい体勢になるからです。
そんな何気ないところまでこだわりながらこの作品は作られています。

「てるてるぼうずー てるぼうずー あーしたてんきに しておくれ」
効果音と同じくらい大事な要素であるすずしろも
過去作以上に人懐っこく、それでいてサービス自体はレベルアップしていたりと
店員として、人間として成長している部分が窺えます。

実は今から1年以上前に出た「【耳なめ】道草屋 すずしろ 連夜【マッサージ】」という作品でも
彼女がお客に勢いで手を出すシーンがあったのですが
そのときに比べて責め方が上手だったり、事後の立ち直りが早くなっていたりします。
音を中心に据えていながらキャラもしっかり立たせているところが見事です。

エッチはそもそもの時間が短いことやくちゅ音メインなこともあって
他のシーンをしっかり聴いて、彼女のことをある程度理解するのが重要になります。
がっつくような激しい動きの合間に緩やかな責めを加えているのが印象的でした。
成り行きとはいえお客にできるだけ気持ちよく射精してもらい気持ちが篭っています。
くちゅ音とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅か、淫語はありません。

梅雨時の今にぴったりな癒し系作品です。
これだけの時間とクオリティで価格が800円なのも驚異的。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは4本目の満点とさせていただきました。

CV:餅よもぎさん
総時間 昼の部…42:17 夜の部…49:21 合計…1:31:38

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


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声付き耳かき音を作ってみた16

サークル「とみみ庵」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

サークルさんがニコニコ動画に公開されているこちらの作品は
ちょっぴりノリの軽いお姉さんが綿棒や梵天を使って耳かきをしてくれます。

現時点で他の追随を許さない、と言っても過言ではない
音質・動かし方・間のすべてが洗礼されている効果音に加えて
今回はお掃除している彼女の声に合わせて音を鳴らす
ちょっぴり変わった試みがされていたりもします。



春のようにぽかぽかなお姉さんの耳かき
お姉さんに耳かきをしてもらうお話。

「こんばんはー 今日は私から耳掃除を提案したいんですけど ダメです?」
お姉さんは穏やかで可愛い声の女の子。
主人公に自ら耳かきを志願すると
膝枕をして早速耳の縁のお掃除を始めます。

耳かきの時間はほぼ全編にあたる19分間。
膝枕の体勢でまずはタオルを使って両耳を軽く拭き
綿棒で耳の穴の入り口と奥をお掃除
それから梵天で細かい汚れを落とし、仕上げに弱めの風圧で息を吹きかけます。

時間が短いことを考えてコンパクトにまとめた手堅いサービスですね。
しかし内容はどのシーンも極めてリアルに作りこまれており
実時間以上に濃密な癒しのひと時を送ることができます。

私も毎回聴かせていただいてますが、その度に驚かされています。

例えば一番最初のタオルで拭くシーンでは
柔らかくてちょっぴりざらつきのある効果音が耳の上から下へと優しく撫でます。
音声作品はすべての物事を声と音だけで表現する必要があるため
どうしても全体的に音を強めに鳴らしたくなるものなのですが
本作品ではわざと適度に力を抜いた状態で音を鳴らしています。
この音の強弱の加減が絶妙だからこそ、とてもとてもリアルに感じるわけです。

メインのサービスとなる耳かきも同じくこだわり抜かれた音ばかり。
入り口では「ずりっ すすー」と滑らかで乾いた音
奥のほうではそれよりも低く重く、さらには音の位置をより近くしながら
下から上へ楕円を描くように長めに動かしたり
耳の壁をなぞるようにゆっくりと回転させながら動かしています。

耳にもたらされる刺激も強すぎず弱すぎずの丁度いい具合で
特に耳の奥を掃除するシーンでは、ちょっぴりこそばゆい刺激があると思います。

「ふん ふん ふーん ふふん ふん ふーん」
最中のお姉さんは落ち着いた調子で吐息を漏らすことが多いのですが
耳かきしているのが嬉しいのか、時折鼻歌交じりにお掃除するシーンもあります。
そしてこの鼻歌に合わせて効果音を鳴らし
耳かき自体にリズムを持たせるといった面白い演出もされています。


といっても無理に全部を合わせているわけではなく
いけそうな部分だけやってる感じですから、耳かきとしての違和感は特にありません。
ですが彼女の嬉しい気持ちが伝わってくるように思えてなんだか妙に癒されます。
吐息も耳かき音を妨げない程度の控えめなボリュームで
作品全体に静かで落ち着いた雰囲気を与えています。

このように、従来の品質を保ちつつ新しい要素も取り入れた耳かきが行われています。



安心して聴ける作品
無料の中で最高峰の耳かきが味わえる作品です。

過去作で着々と積み上げてきた耳かきのクオリティを維持しつつ
耳かきをしているお姉さんの存在や個性もきちんと表現されています。
音自体が相当な癒しのパワーを持っているのでそれだけでも十分リラックスできますが
彼女の温もりや息遣いも違った方向から癒しを与えてくれます。
以前に比べてこの両者のバランスが良くなったように思えます。

とみみ庵さんは先月発売された「休日屋」にもあるように
効果音偏重なスタイルからキャラも生かすスタイルへと
作風をほんの少し切り替えつつあるのが窺えます。

今後具体的にどうなっていくのかはさすがにわかりませんが
このレベルにあってもなお上を目指そうとするのが素晴らしいです。
これからも癒し系サークルの中では一頭地を抜く存在であり続けるでしょうね。

本作を聴いて最も印象的だったのが声と音のコンビネーションです。
以前に他のサークルさんなどで出された耳かき音声でも
これを多少意識しながらサービスを行っているものがあったのですが
今回はそれら以上にテンポ良く音を鳴らしています。
音のリアルさだけでなく、こういった側面からも癒しを感じることでしょう。

以前の作品と同様に無料とは思えないほどレベルの高い作品です。
短時間でのリフレッシュにどうぞお試しください。

CV:ししゃもさん
総時間 19:53

声付き耳かき音を作ってみた16
http://www.nicovideo.jp/watch/sm26098032

体感音声シリーズ「異星の侵略者」

サークル「Brain Junction」さんの同人音声作品。

サークルさんでは5作目にあたるこちらの作品は
とある宇宙交易商が仕事先で謎の異星人と遭遇し
一人、また一人と乗っ取られていく様子を描いたボイスドラマです。

「エイリアンとのエッチ」というかなり珍しいジャンルを扱っており
船員たちがどういう経緯で彼らと出会い、そして犯されていくのかを
様々な効果音を交えながらリアルに演出しています。

ややダークな内容なので人を選ぶ部分もありますが
物語に対する没入感はとても得やすく、好きな人ならとことんハマる魅力を持っています。



いつもの風景にある微かな異変
4人の宇宙交易商がエイリアンに体を乗っ取られるお話。

「地球を出発して 何日経っただろうか」
主人公はややトーンの低い落ち着いた声のお姉さん。
交易船「アルター号」の船長をしている彼の視点から
この物語の登場人物や背景を語り始めます。

本作品には他にも寡黙で腕っ節の強いブラック、ノリが軽く逃げ足の速いリドリー
そして唯一の女性クルーである船長の妻ステラなどが登場し
船長のナレーションに登場人物たちのセリフを交えながら
今回起こった事件をとてもわかりやすく聴き手に伝えてくれます。

一応キャラごとにトーンや口調を若干変えていますが
演じている声優さんは一人ですのでそれほど大きな違いはありません。

ストーリーを大まかに説明しますと
彼らは惑星ルストに物資を運ぶ仕事を請け負い
宇宙ステーション内にある取引先の部屋へとやってきたところ
そこで様々な異変や得体の知れない生物と出会います。
簡単に言えばエイリアンで、本作の場合はスライムのような形状をしているそうです。

「なんだ? どこかから音がする 雨の中 何かを引きずっているような…」
そして宇宙ステーションがどんな場所か、エイリアンがどんな質感をしているか
さらには船長たちが彼に遭遇した際に感じている切迫感などを
多彩な効果音を使ってリアルに演出しています。

Brain Junctionさんは設立当初から効果音にかなりこだわっているサークルさんですから
このあたりのクオリティは抜きん出たものを持っています。
そしてこれらが物語に対する没入感、熱中感をより高めてくれています。
音声作品では滅多に見られないテーマなのもあるのでしょうが
私もそれこそ時間を忘れるほどに楽しみながら聴くことができました。

「おい リドリー ステラ 戻ったぞ! 開けてくれ!」
エイリアンと出会い、その危険性をすぐさま察知した船長は
逃げる途中でブラックを失いながらもなんとか船へとたどり着き
出港準備のために先行させていたリドリーや
最初から船で待機していたステラと一緒に宇宙ステーションを脱出します。

…ここまでを読むと事態がひとまず収拾したように思えるかもしれません。
ですが彼らにとっての本当の地獄はここから始まります。
エイリアンが持つ驚異的な能力と残虐性が浮き彫りになり
彼らの体だけでなく心までも絶望の淵へと叩き落していくのです。



死と隣り合わせの快楽に悶える船長たち
エッチシーンはおよそ27分間。
プレイはステラへの消化液責め、触手責め、船長への手コキ、SEX(騎乗位?)です。
手コキ、SEX、射精の際にリアルな効果音が鳴ります。

船長「地球に戻ったら 事件として報告書にまとめねばならんな ブラックを殺した奴を 絶対に捕まえてやる!」
ステラ「あなた… それはできないわ」

船が軌道に乗ったところで船長がステラに事情を説明すると
彼女は彼とまるで正反対の意見を言いながら襲い掛かってきます。

エッチはステラと船長が個別にエイリアンに犯される形で進みます。
一般的な音声作品に見られる快楽を目的としたものとは違い
本作品では彼らの心と体を乗っ取る儀式としてエッチを行っています。
といってもダークなのは展開だけでグロい表現は特にありません。

最初の12分間は船長が船に到着する前のお話。
エイリアン扮するリドリーの切羽詰った様子を見てドアを開けた彼女が
突然のキスによって強烈な媚薬効果のある消化液を体に含んでしまい
快感に悶えながら少しずつ心と体を溶かされていきます。

「下半身を絞られるような強烈な快感が 時間を増すごとにどんどんひどくなり 脚を軽く動かすだけで私は 全身が崩れそうになるほど ひどい快楽を与えられ続けた」
体の中を流れる快感に思わず可愛い喘ぎ声を漏らしてしまう彼女ですが
それでも心は決して屈さず必死で我慢しようとします。
そんな無駄な努力をしばらく冷ややかな態度で見守った後
エイリアンは容赦なく彼女のおっぱいやおまんこへと責めを加えます。

「あぁぁぁぁん いぃぃぃぃ おぉぉぉぉん」
エイリアンによる責めが始まった直後の
頭のネジがぶっ飛んだようなステラの乱れっぷりがたまりません。
先ほどまでの我慢とは正反対の情けないアヘ声を漏らしながら快感に溺れていきます。
心を侵食されてしまった様子をエッチな声だけで見事に表現しています。

そんな彼女の消えていく様子を能力を使って船長に見せた後
エイリアンは最後の仕上げとして彼のすべてを奪いにかかります。

「粘液にまみれたそいつの右手が ペニスの竿の部分を掴み 左手が 亀頭の部分にぬちゅっと絡みつく」
こちらは先ほどとは違い人間同士のエッチに非常に近いスタイル。
両手で亀頭と竿をゆっくり、ねっとり刺激して一度射精へと追い込み
それからおまんこの形をした緑色の粘液でおちんちんを包み込みます。

エイリアン「あははっ 恥ずかしい 殺したいほど憎い相手に 屈服してお漏らししちゃうなんて」
ですが直前に妻の死に行く一部始終を見ていることや
相手を務めるエイリアンの容姿もあって
多くの人が絶望感や背徳感といったダークな感情を抱くはずです。

終盤に入ると船長の声が生気を失った無機質なものとなり
エイリアンも勝ち誇ったかのようなあざ笑う声を上げ始めます。
ただ命を奪うのではなく心をしっかりとへし折ってから追い込む。
人間をおもちゃとしか思っていない、エイリアンの残虐性が現れているプレイです。

このように、テーマを強く意識した容赦の無いエッチが繰り広げられます。



ダークを貫いている作品
4人が最終的に死に至る結末だけでなく
そこへの過程にもこだわり抜いたかなりダークな作品です。

乗っ取りの能力を持つ得体の知れないエイリアンに
彼らが抵抗しながら屈服していく様を
登場人物たちの心境や反応を中心に描いています。

こういう架空のお話では主人公自身への感情移入度が大きなカギを握ります。
彼らが味わっている恐怖や快感が主観的に表現されているからこそ
彼ら自身になりきった気分を抱きながら、作品の世界に浸ることができます。
特にエッチシーンで味わう絶望感はかなりのものです。

「私も地球人のメスが 壊れていく姿を見て 笑いがこみ上げてくるよ もっと私の前で笑いなさい」
そしてエイリアンは彼らを敢えてある程度泳がせ
その死に行く姿をとても楽しそうに眺めます。


ブラックやリドリーに対してはストレートな方法で殺害していたことから
他の2人にもやろうと思えば同じことができたはずです。
それを敢えて一人ずつ、しかも絶望を味わわせながら死に追いやるのは
少なくとも正常な心を持つ人間ができることではありません。
エイリアンが彼らを襲った目的を踏まえても、やはりえげつないと思う部分が強いです。
この容赦の無さが作品に強烈な個性を与えています。

エッチは死を絡めながら行っていることから
人によっては素直に抜けないところがあるかもしれません。
かといって死を匂わせないままエッチをするとエイリアンの気質が出ませんし
この作品にはこういうエッチがベストなんじゃないかなとも思います。
くちゅ音と喘ぎ声そこそこ、淫語とちゅぱ音ごく僅かです。

音声作品ではなかなかお目にかかれないテーマを扱ったシナリオ重視の作品です。
良くも悪くもダークな側に突き抜けた内容になってますので
そういう作風を受け入れられる人にのみお薦めします。

CV:長瀬ゆずはさん
総時間 1:00:11


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

添い寝カフェ『しろくまのしっぽ』

「添い寝カフェ『しろくまのしっぽ』 前編」に引き続いての後編です。
今回は桔梗とアリスが独自のサービスを行う指名メニューを紹介します。



爪と顔への丁寧なケア
指名メニューの時間は桔梗が56分、アリスが50分ほど。
手足の爪切りやヤスリがけを行う桔梗に対し
アリスは顔へのパックや保湿とサービス内容が異なります。
ただしいずれもケアを行った後は羊を数えて眠らせてくれます。
葵が登場するシーンはありません。

桔梗バージョンにのみ登場するネイルケアはおよそ20分間。
爪を切り、ヤスリをかけ、オイルを塗る動作を左手→右手→両足の順に行います。

「パチン」という軽快な音をゆっくりスライドさせながら鳴らす爪切り
「シュリシュリ サッサッ」と若干ざらつきのある音を
左右に往復させたり一方向に流すように鳴らすヤスリがけ
いずれも基本メニューと同じく効果音のクオリティは極めて高く
サービスの一部始終をほぼ効果音だけでリアルに演出しています。

中でも素晴らしいのが効果音の位置や距離。
手をケアするときは左右の手に合わせた位置で音を近めに
足では音を中央に据えてやや遠くから音が聞こえてきます。

しかも足より手のほうがヤスリがけのトーンが高いとか
往復させるときのストロークが微妙に狭いとか
本当に細かいところまで効果音が考え抜かれています。

「足の爪は丸く整えると 巻き爪になりやすいので 四角く整えます」
最中の桔梗は軽い健康知識を披露するシーンもありますが
基本メニューと同様に黙々とサービスを行います。
効果音のペースや動かし方が割と小まめに変化しますから
のんびり聴く分にはそれほど飽きることもないでしょう。
全編を通じて効果音をとことん楽しませてくれるように統一されています。

アリスオリジナルのフェイスケアはおよそ10分間。
椅子に座った状態で仰向けになり、蒸しタオルで湿らせてからパックを塗りこみ
乾いたら剥がしミスト状の化粧水をかけ、最後に保湿クリームを塗ります。
時間は短めですが効果音のバリエーションは桔梗よりもこちらのほうが多彩です。

液状のものをメインに使っているため水音が多いのですが
パックを剥がすシーンだけは「ペリペリ」という独特な効果音が鳴り響きます。
音なのに密着感もあるところがとても新鮮に感じられました。
マッサージはほとんどせず美肌に絞ったサービスを行っています。

「羊が1匹… 羊が2匹… 羊が3匹…」
「ひーつーじーがいっぴき ひつじがにひき」

そしてケアが終わった後は2人とも35分程度の時間をかけて羊を数えてくれます。
桔梗が普通に、アリスがリズムを取りながら数える若干の違いはありますが
それ以外のセリフを交えるシーンは特にありません。
寝ながら聴くのを想定したシンプルかつ機能的な内容となっています。

このように、音を巧みに使った癒しのサービスが楽しめます。



様々な音を浴びるほど聴ける作品
長時間にわたるサービスのほぼすべてを効果音だけで見事に表現している作品です。

登場する3名のスタッフが専門店ならではの行き届いたサービスを行う様子を
それぞれで別々のリアルな効果音を鳴らしながら臨場感たっぷりにお届けします。
従来の作品にも見られた音のクオリティの高さに加えて
今回は同じサービスでも人によって微妙に違う音を用意しているのが素晴らしいです。
「同じ作品なんだし同じ音を使い回してもいいのでは?」と思えるところを
敢えてそうしないところにサークルさんの強いこだわりを感じます。

中でも一番強く印象に残ったのは効果音のすべてが自然なことです。

音声作品はシステム的に音をやや大げさに表現したくなるところなのですが
本作はそこを抑えてとにかくリアルな音の質・位置・距離・間を考えながら作られています。
だから長時間聴いても耳や頭が痛くなることはそうそうありませんし
それこそ聴いたまま眠りについてもまったく問題ないほど耳にしっくりきます。
癒し、安眠いずれの目的にも大いに役立ってくれるでしょう。

個人的には桔梗やアリスをもう少ししゃべらせてもよかったと思うのですが
今回は今まで以上に音に寄せている試験的な部分もありますし
このあたりは後々の作品でバランスが取られることを期待しています。
音だけで聴き手にどこまで伝えられるかに挑戦してみたかったのではないかなと。
その現れとして効果音は非の打ち所がないほど優れています。

サークルさんの過去作や最近の癒し系作品とは明らかに違うものを持っている
ある種の魂を感じる作品です。
これだけのボリュームとクオリティを持ちながらたったの900円とコスパも驚異的。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは6本目となる満点とさせていただきました。

おまけはシークレットキャラの耳かき、BGM、フリートーク、NG集です。

CV:桔梗…伊ヶ崎綾香さん アリス…野上菜月さん 葵…柚萌さん
総時間 基本メニュー…2:04:51 指名メニュー…1:52:39 おまけ…20:38 合計…4:18:08

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

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