同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ:催眠音声(トランス/暗示ボイス) > ~5点.

   ● 悪の女幹部に洗脳される催眠音声
   ● 仮面屋さいみん
   ● すんどめ姫 -自慰庵の清姫-
   ● パブロフの犬化催眠
   ● ヤンデレ催眠
   ● 催眠・凌辱・不思議な空間!~バイノーラル催眠音声~
   ● 恋人催眠 妄想彼女
   ● ヒプノラボ
   ● 催眠吸精 ~絶望快楽~
   ● 【催眠音声】夢邪気~小悪魔姉妹~


悪の女幹部に洗脳される催眠音声

サークル「あめいじんぐ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、従順な部下にはとっても優しく接する女幹部が
街中で捕まえた少年に催眠を使った快楽責めをします。

ガスを吸わせて体の自由を奪う、特殊な音を聴かせて記憶を消去するなど
洗脳っぽい要素を交えた催眠とエッチを繰り広げているのが特徴です。
女幹部のちょっぴり危ない勧誘
女幹部に催眠をかけられ部下になるお話。

「ようやくお目覚めね おはよう 捕虜くん」
女幹部は穏やかで落ち着いた声のお姉さん。
眠りから目覚めた少年にこれまでのいきさつを説明すると
組織のメンバーとして迎え入れるために催眠を施します。

本作品は最近人員不足で悩んでいる彼女の組織が
周辺地域の住民から適正の高い人材を誘拐し、様々な手を使って勧誘する様子を
少年の視点で主観的に楽しみます。

悪の女幹部に洗脳される展開からかなりヤバイ内容と感じる人がいるかもしれません。
ですが実際は催眠に洗脳チックな要素を交えて行う割とオーソドックスなものです。
ですからどぎつい責めを期待しているとちょっぴりがっかりする反面
ややM~Mあたりの人なら誰でも聴けるとっつきやすさがあります。

「これからあなたを洗脳して 私たちのために動いてもらうようになってもらうわ」
本作品がマイルドと感じる最もわかりやすい要素は女幹部の態度。
自分たちのアジトに連れ込みベッドに拘束している圧倒的に有利な状況にも関わらず
痛いことや苦しいことを特にせず快楽で彼の心と体をモノにしようとします。

餌をたっぷり与えて離れられなくするタイプの責めですね。
口調も女幹部よりは近所のお姉さんに近い穏やかさがあります。
そしてこれらは彼女の指示や命令を拒絶しにくくする効果を持っています。

催眠は3パート33分ほど。
まずは彼女がこの部屋に麻痺効果つきのガスを流し込み
それをたっぷり吸って体を徹底的に動けなくします。

「ガスの効力で 体の力が抜けてくる どんどん腕に力が入らなくなっていく」
「ガスが濃くなるにつれて あなたの意識も どんどん霧がかかったように 真っ白になっていく」

やや前を空けて「ぷしゅー」と鳴るガスの噴出音を聴きながら
彼女の合図でゆっくり深呼吸をしていると、心がだんだんと落ち着いてくるのを感じるでしょう。
そして同時に上半身と下半身をいくつかのパーツに分け
それぞれで「力が入らなくなる」「動けなくなる」といった脱力を促す言葉を投げかけます。

他の催眠音声によく見られる深呼吸や分割弛緩法を
作品のテーマに合わせてアレンジしているわけです。
脱力感はほどほどですがリラックス気分はそれなりに味わえます。

次のパートは組織が開発した特殊な音が登場し
それを聴いて今度は頭の中を空っぽにします。

「この音を聞いていると 頭の中の記憶が どんどんなくなっていく」
「ブォン ブォン」という振動音が耳や頭に適度な刺激を与えてくれます。
音の感じからバイノーラルビートなのでしょう。
頭の中を軽く揺さぶられているような心地よさを感じます。
彼女も音や自分の声により集中できるようサポートしています。

そうやって心と体の両方を骨抜きにしたところで
女幹部はいよいよ自分の部下にするための暗示を入れ始めます。

「私に従うと 気持ちいい とても幸せな気分になれる」
「すーっと意識がなくなっていく 今までの自分が消えていく 何もわからない」

ここでもストレートに「従え」と言ったり高圧的に振舞うことは一切ありません。
「今の気持ちいい感覚は私の声を聴いているから そして言葉に従えばもっと気持ちよくなるよ」と
精神的な快感と指示に従う喜びを絡めて上手に伝えています。

リラックスにかなり力を入れてますし、口調やセリフの内容も穏やかですから
少なくとも彼女に対して嫌な気分を抱く人はほとんどいないでしょう。
押し付けがましくないから拒絶する必要性を感じない、といったところです。

組織で行う洗脳の様子に催眠の技術を組み込んだシンプルな催眠です。
聴き手を女幹部の命令に従う人形にするのを目的に
古典的な催眠技法を手順を踏んでゆっくり、じっくり行使しています。

酷評した前作「お姉さんに寄生虫を入れられて虜になる催眠音声」に比べると
全体的流れや技術の組み立て具合、暗示の入れ方に至るまでがかなり良くなりました。
特にテーマと技術の親和性の高さが印象的です。
このへんがしっかりしてると作品の世界に浸りやすくなり、結果的に催眠を受け入れやすくなります。

しかし改善したほうが良いと思われる要素もいくつか見られました。
最も気になったのは暗示に否定的な表現を使いすぎていることです。

「頭が動かない 自分で考えることができない」
ガスを吸引するパートで女幹部が「~できない」と言葉を投げかけてくるシーンが数多く登場します。
ここを例えば「頭がとても重い 意識がぼんやりして 自分で考えるのが面倒になる」みたいに
肯定的な表現で揃えると聴き手が暗示を受け入れやすく感じるようになります。

私も実際に聴いてみたところ脱力のかかり具合がかなり弱かったです。
細かいところなのですが暗示は肯定表現を意識して使ったほうが効果的と思われます。
逆にそれを利用して一気に催眠を深める作品なんかもあるんですけどね…。
少なくとも本作品にはそういった要素は特に見られませんでした。

まとめると、テーマに沿ってるのだけど完成度にやや難がある催眠です。
指示に従う喜びを感じるエッチ
エッチシーンは19分間。
プレイは命令の遂行、フェラ、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「命令します 右手を胸の上に置きなさい」
催眠を使って少年を従順な心と体に作り変えた女幹部は
その効果を確認しようと早速いくつかの命令を出します。

エッチは彼女の出す指示に従う形で進みます。
右手を上に置くところから始まり、服従のセリフを復唱する、服を脱いでおちんちんを見せつけるなど
最後の射精に向かってその内容が段階的にハードになります。

ですがM字開脚の格好でアヘ顔ダブルピースをするとか、エアSEXでおちんちんを振り回すといった
変態あるいはドMに位置づけられるプレイは登場しません。
彼女の目的は彼の心を掴み部下にすることですから
命令できる立場になっても相変わらず穏やかな態度で接してきます。
純粋な快感と彼女の言う通りに動く幸せの両方を楽しむエッチだと思います。

「あなたのおちんちん ピンク色の粘膜も ドクンドクン波打っている カリの部分も全部見えてるわ」
「1回口づけするごとに あなたは気持ちよくなる」

彼女の優しさが最もよく表れているのが中盤に登場するフェラシーン。
少年を裸にし、そのおちんちんを興味深そうに眺めた後
顔を近づけて何度も息を吹きかけ、さらには亀頭にキスをしたりおちんちんを舐めたりします。

女幹部が捕虜にフェラをするシチュ自体がとても珍しいです。
ちゅぱ音も結構ハードでエロく、彼を気持ちよくしようとする強い意思を感じます。
部下に優しく接し、大事にする言わば理想の上司を彼女は演じます。

メインのプレイとなるオナニーはおよそ6分間。
彼女が100数える間は射精を我慢し続け、0になったら射精するシンプルなものです。
しかし私が聴いた限りでは100から10まではカウントを数えてくれず
「シコシコ」などのセリフを投げかけてオナニーをリードしていました。
そして10からは普通にカウントを行い、0の射精に合わせて追い込み暗示を入れる流れです。

ちなみに催眠音声によくある感度強化を入れるシーンはほとんどありません。
ですから彼女の指示に従うことに喜びを感じたり
見られながらオナニーするシチュが主なエロ要素と言えます。
簡単に言えば同人と催眠の中間あたりに位置するエッチをしています。
暗示を使って心や体をコントロールするシーンをもう少し入れて欲しかったです。

このように、女幹部の指示に従うことを楽しませるエッチが繰り広げられています。
もう一歩な作品
どちらかというとエッチより催眠に魅力を感じる作品です。

女幹部は自分の組織に無理矢理連れ込み拘束したとは思えないほどに
終始柔らかい物腰で語りかけ、少年を快楽で染めて屈服させようとします。

タイトルの「洗脳」からくるイメージとはまるで違うため
聴き始めた直後はそのあまりに穏やかな雰囲気に戸惑う人もいるでしょう。
しかしそれが彼女の言うことに強く抵抗できない環境を作り上げています。
方向性が違うだけで確かに彼女は彼を篭絡しています。

そのための具体的な手段に催眠の技術を使用しています。
使われている技術自体は至ってシンプルです。
ですが洗脳から連想される要素を盛り込んで面白味を出しています。
この工夫が有料作品にとって大切な魅力を作品に与えています。

しかし催眠音声として見た場合、色々と腑に落ちない部分が見られます。
ここまでに挙げた部分以外にも聴き手に違和感や疑問を与えかねないシーンや描写がいくつもあります。
例えば同じ部屋にいるのになんで女幹部はガスの影響を受けないのか?
入念な脱力をしたのにエッチの序盤でなぜ解除せずに服を脱ぐ指示を出しているのか?などです。
特に後者はベッドに拘束されていたのだから事前にそれを解く描写も入るのが自然です。

催眠にとって違和感や疑問を与えないことはとても重要です。
疑問を感じることで思考=意識が活性化し催眠の妨げになるからです。
そのための配慮が本作品には欠けていると私は考えています。
今後の作品でどう改善されるのかに期待したいです。

エッチは暗示ではなく指示に従ってオナニーをします。
この内容だと催眠からいささか脱線しているかなと。
射精シーンは最後の最後で1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

以上のことから今回はこの点数とさせていただきました。

CV:月宮怜さん
総時間 1:01:27

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

仮面屋さいみん

サークル「窓際クルセイダーズ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、心を塗り替えられる特殊な仮面を扱うお店を舞台に
店員さんがそれらを使った非日常的なエッチを提供します。

主人公がつけている「自分」という仮面を外して心を開放したり
動物の仮面をつけてちょっぴり恥ずかしいオナニーをするなど
仮面の特徴に合わせた様々なプレイが登場します。
心の仮面を外してくれるお店
仮面屋の店員さんに催眠をかけられ、その後2種類のエッチを楽しむお話。

「あら いらっしゃいませ 今日は何かお探しですか?」
店員は上品でおっとりした声の女性。
仮面屋に偶然迷い込んできた主人公に丁寧な挨拶をすると
早速ベッドに横になり目を閉じるように言います。

このお店は名前の通り数多くの仮面を扱っており
それらは顔につけるだけで絵柄通りの人格に心が塗り替えられる特殊な力を持っています。
リアルでも仕事とプライベートでまったく違う顔を見せる人がいると思います。
その感覚を仮面に例え、いつもとは違った自分を体験してもらうのが目的です。

最初から言ってしまうと催眠、エッチいずれもイメージ力を重視しています。
ですからそういうのが苦手な人だと楽しみにくいかもしれません。
イメージ自体は誰にでもできる簡単なものばかりです。

催眠は3パート28分30秒間。
ベッドに横になり目を瞑った状態で軽く深呼吸をした後
地下へと続く階段を下りていくイメージをします。

「すとん、と 小さな浮遊感を感じながら あなたは 一段一段ゆっくりと下りていく」
「温かい光が周りを囲んでいて 安心感がじんわりと広がっていきますね」

階段を下りる際に得られる僅かな浮遊感
そしてレンガ作りの壁にかけてある温かな光。
そういった心に安らぎを感じる描写を数多く取り入れながら彼女は語りかけてきます。

催眠において階段を下りるイメージは多くの作品で登場しますし
誰にでもイメージできることから催眠音声経験者はこれだけでも軽くトランスに入るかもしれません。
母性を感じる柔らかさに満ちた店員の声や口調にも癒しを感じます。

「歩いていくうちに 肩から手の先まで すとん、と力が抜けて ぼやけていきます」
しばらくすると彼女はよりリラックスできるように体を脱力させる暗示を入れ始めます。
階段を下りながら脱力するというのも奇妙に思えるでしょうが
力が入らなくなる、というより階段を下りる以外のことをしたくなくなる表現がされています。
階段を下りることに集中・没頭させ、その結果リラックスを促すといったアプローチです。

続く深化パートは階段を下りた先にある仮面屋に入り
彼女の手に引かれて奥にある仮面置き場へと移動します。

「深く深く 下りていった まっさらな世界 少し暗くて だけど 確かな明かりがあるから とても心地いい」
やってることは前のパートにかなり近いのですが
カウントや深化の暗示が増えているため意識のぼやけが強くなるかもしれません。
心と体の状態を一旦リセットし、新しい自分に生まれ変わりやすい環境を整えてくれます。

「常識 理性 あなたが快感を得るのに邪魔なものすべて 外してあげます」
「体がそのまま性感帯になったみたい 外気より 鮮明に感じる 気持ちいい 気持ちいい」

そして最後の暗示パートで自分が今つけている仮面を取り外すイメージをします。
リアルで色々抱えている人ほど聴いたときにスッキリするでしょうね。
仮面を心の足かせに例え、イメージを使ってそれを解きほぐしています。

仮面屋にたどり着き仮面を外すまでの様子に技術を絡めたシンプルな催眠です。
聴き手を他の仮面をつけられるまっさらな心と体にするのを目的に
階段を下りる、仮面を外すイメージに催眠が深まる暗示を絡めて語りかけています。

「力が抜けるということは 頑張る必要がないこと それって とっても安らかで 気持ちいいですよね」
特定の暗示を重ねるのではなく、イメージの中に込めて言う散りばめ式の入れ方をしているため
最後のほうになって気づいたら催眠に入っていた感覚がすると思います。
私の場合は途中から右腕だけが妙に重たくなりました。
サークルさんの過去作に比べると暗示の表現力がパワーアップします。

まとめると、わかりやすいイメージを主体にした取り組みやすい催眠です。
他の仮面をつけてなりきりながら
エッチシーンは2パート41分ほど。
プレイは全身愛撫、キス、全身舐め、乳首オナニー、擬似交尾、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「つんつん つんつん うふふっ 気持ちいいですか?」
催眠を使って主人公を心だけのまっさらな存在に作り変えた店員は
まずは敢えて仮面をつけずにその体を触ったり舐めたりします。

エッチは最初がドライ、次がセルフと絶頂形式を切り替え
その中にテーマの仮面を絡めたプレイがいくつも登場します。
一般的な催眠音声と大きく異なるのはプレイごとに聴き手の姿が変わることです。
それらの生き物になりきって楽しむ風変わりなエッチをしています。

ドライパートは仮面が無い状態ということで
聴き手は魂のような真っ白な球体の姿をしており
彼女が抱きついたり舐めたりしてソフトな刺激を与えます。
仮想的なプレイなのでやはりイメージ力が重要になります。

「白い球体の中に 私の舌がするっと入って 一番感じるところを舐め回すんです」
催眠音声を色々聴いている人ならどんなプレイか掴めそうではありますが
パートで投げかけられる彼女のセリフの多くが状況説明に費やされており
それらをされるとどう気持ちいいのかを伝える暗示がかなり少ないです。

そのためイメージはできても実際に感じられる人は少ないと私は考えています。
この後のセルフパートも含めてイメージさせることに力を入れるあまり
肝心の快感を聴き手に伝えられていないのが非常に残念です。
少なくとも私はドライパートで快感が高まる気分がまったくしませんでした。
純粋なエロ要素が極端に少ないのも気持ちを高めにくい理由だと考えています。

続くセルフパートは30分近くの長い時間に渡り
女の子は乳首オナニー、猫は床うつ伏せで腰を動かす擬似交尾、犬は普通のオナニーといったように
別の仮面を順に装着しプレイを楽しみます。
女体化はともかく本物の猫や犬になってエッチする作品は珍しいです。

「なぞったり擦ったり 触れば触るほど 擦れば擦るほど 自分の敏感さを感じることができますね」
ですが残念ながらこちらも色々な問題を抱えています。
女の子の仮面は実際に乳首をいじることになるため
男性の体を思い出し催眠が解ける危険性をはらんでいます。

例えば「心なしかいつもより胸が大きくなった気がする/柔らかくなった気がする」など
多少なりともフォローするセリフが入っていれば違ったのかもしれません。
正直なところ、この内容なら無理に女体化を絡めず敏感な体になる仮面に変えて
純粋な乳首の気持ちよさを楽しませたほうがすんなりいったと思います。
簡単に言うと女体化させたことによるメリットよりデメリットの方が遥かに大きいプレイをしています。

「あなたは 猫…ですよ?」
「意識すると 心も体も塗り変わる あなたは犬 マゾ犬」

続く猫や犬も彼女がそれらになったことを軽く告げ、オナニーの指示を出すのに終始しています。
最中で動物のように鳴くシーンもありますが、これだけで猫や犬になりきれるかと言われれば首を捻ります。
オナニーは猫の時にうつ伏せになって腰を動かす動物らしいプレイが登場します。

このように、なりきるイメージを中心に据えたプレイが繰り広げられています。
催眠は良いのだが…
どちらかといえば催眠パートのほうに魅力を感じる作品です。

店員は主人公が仮面屋に来た気分に浸れるように、そして心の仮面を違和感なく取り外せるように
主に階段を下りるイメージに暗示を絡めて少しずつ確実に催眠を深めます。
階段自体は催眠音声だとかなりメジャーなイメージです。
しかし本作品における使い方は他の作品と明らかに違います。

それは催眠の最後のほうで説明した暗示の入れ方です。
移動する様子を普通に会話するのに近い表現で描写し
その至るところに「気持ちいい」とか「安心する」といった催眠にプラスに働く単語を組み込んでいます。

サークルさんが前作「催眠吸精 ~絶望快楽~」で現代催眠の技術を取り入れていたところを見ると
その後さらに本を読んだり大手さんの作品を聴いて勉強されたのだと思います。
催眠においては以前に比べて明らかに進化しているのが窺えます。

しかし総時間の大部分を占めるエッチの完成度に難があります。
ドライパートの開始時点で主人公が突然白い球体に変化していると告げられたり
猫化や犬化をごくごく軽いセリフで済ませエッチをしていることなど
聴いてて「あれ?」と思う要素があまりにも多すぎます。

発想自体はすごく面白いです。
だからこそ「どうしてこうなったの?」と思えてなりません。
催眠がある程度良かっただけにエッチの作りの甘さがどうしても気になりました。
ちゃんとそれらになりきらせてからプレイをして欲しかったです。
もっと仮面やプレイのバリエーションを絞り、その分暗示を充実させたほうが良いプレイになったと思います。

絶頂はドライが1回、セルフが1回の合計2回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

以上のことから今回はかなり厳しい点数とさせていただきました。

CV:伊東もえさん
総時間 1:22:33

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

追記
催眠が7点、エッチが1点、足して2で割って4点としました。

すんどめ姫 -自慰庵の清姫-

サークル「カジハラエム」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、人里離れた静かな庵を舞台に
着物姿の上品な女性が催眠を交えた寸止めプレイを提供します。

おちんちんを実際にしごくのではなく
暗示を使って聴き手の感覚を操作するドライ式の寸止めが行われており
彼女は様々な言葉をかけて心と体にエッチな熱や痺れを感じさせ
ある程度溜まったところでそれをストップさせる動作を何度も繰り返します。
寸止めが大好きなあなたへのご褒美
自慰庵の主「清姫」に寸止めオナニーを手伝ってもらうお話。

「あら いらっしゃい すんどめのための庵 「自慰庵」へようこそ」
清姫は清らかで落ち着いた声の女性。
寸止め好きでないと辿り着けない自慰庵へとやってきた主人公を温かく迎えると
彼のために催眠を交えた寸止めのサービスをしてあげます。

本作品はタイトル通り催眠誘導を行った後
彼女が肉体ではなく精神面への寸止めを行い気持ちを高ぶらせます。
寸止めと言えばおちんちんを射精寸前までしごいて我慢するプレイが定番になっているだけに
こういう心の寸止めは催眠音声ならではの珍しいプレイと言えます。
催眠音声でもドライ系の寸止めを行う作品は極めて稀です。

催眠はおよそ22分間。
まずは横になり彼女の声に耳を傾けながら深呼吸や腕の脱力を行います。

「いい子の貴方は 妾の言葉を聴いて それを実行する」
「頭の中に 妾の声が響く 響きまくる 妾の声で 頭の中がいっぱい 気持ちいい」

本作品の催眠は物理的な刺激を一切与えないエッチをすることを考えて
彼女が序盤から声に対する印象操作を小まめに繰り返し行ってきます。

最初は普通の女性の声として認識していたのが
後になると聴いているほうが落ち着くとか、心地いいと感じるようになるかもしれません。
そうやって彼女は催眠を深めながら言葉で操作しやすい環境を整えていきます。

「腕が重い ずしりと 重い 重さを意識すると 余計に重い 重さを意識すればするほど さらに重さを感じる」
肝心の催眠についても深呼吸は聴き手のペースで行わせていたり
脱力の際はキーワードを意識的に組み込んだ言葉をかけて効果的に誘導します。
そして直後に今度は浮遊感を感じる暗示を入れて逆の感覚を味わわせてもくれます。
私個人の感想ですが、カジハラエムさんは催眠誘導に関しては割とレベルが高いです。

体をリラックスさせた後は心のリラックス。
腕から生まれた浮遊感を頭に伝えて頭の中を真っ白にしたり
光の玉を見るイメージによって意識をぼやけさせたりします。

「幸せ ゆったりとした明滅 見ているだけで 意識が 玉に吸い込まれる。幸せ ゆったりした明滅 見つめているだけで 意識が 玉に吸い込まれる」
感覚をシフトさせる流れや技術の使い方自体はしっかりしているのですが
最中のセリフが同じ表現を繰り返すやや単調なものになっているのが残念です。

催眠は聴き手が興味を持ちながら行ったほうが入りやすいし維持もしやすいですから
そう感じてもらうためにどのサークルさんも言葉使いや表現方法を色々と工夫されています。
しかし本作品はこの先のエッチも含めて似通った表現や同じセリフを使いまわしているシーンが多く
その結果集中力を維持しにくいという点で催眠に入りにくく感じる人がいると思われます。
(聴いた後に台本を一通り読んだ上での感想です)
私の場合は多少意識がぼやける感覚があるくらいでした。

主に古典系の技術を組み合わせている比較的オーソドックスな催眠です。
聴き手の心を清姫の声に反応しやすくするのを目的に
適度にリラックスさせてから暗示を繋げていく形で催眠を深めようとします。

全体的な流れは作品の趣旨に沿っているし理に適っているとも思います。
しかし先ほど挙げたセリフの単調さが催眠に必要は集中力を削いでしまっています。
暗示の入れ方も「力が抜ける」などをストレートに伝えてくるパターンがほとんどなので
イメージから連想される雰囲気を伝えるとか、比喩を用いるとか、会話の中に暗示を潜り込ませるとか
より多くの聴き手に伝わるよう表現を工夫して欲しかったです。

自慰庵は都会の喧騒から離れた静かな場所だそうですから
近辺に生えている植物が風に揺れている様子とか、ストレートに小鳥の舞う様子だとか
催眠に使える材料はいくらでもあるはずです。
それらをイメージさせながら暗示を入れたほうがその場にいる=作品の世界に浸りやすくもなります。
そういった本作品ならではの要素がもっとあったほうが良かったかなと。
イきたいけどイけないもどかしい感覚
エッチシーンは24分ほど。
プレイは言葉による寸止め・絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「頭の中は 快感だけ 頭の中は キモチイイしかない 熱い 体が熱い 熱い 体がすごく熱い」
催眠を使って主人公を自分の声の虜へと作り変えた清姫は
引き続き様々な言葉をかけて彼の心と体の感度を上げていきます。

エッチは冒頭で書いたようにおちんちんには指一本触れず
彼女の言葉を聴きながら寸止めされる感覚を楽しみます。
ドライオーガズムができそうでできないもどかしさを味わってもらうのがコンセプトですから
過去にドライを経験したことがある中上級者に向いていると言えます。

プレイの流れは事前に準備として4分程度感度上昇の暗示を入れ
それから絶頂を促す暗示→絶頂感を食い止める暗示を4セット程度交互に入れ
十分に気持ちが高まったところで最後に1回ドライ絶頂します。
意地悪なプレイにも見えますが、主人公が寸止め大好きキャラですのでご褒美と言ったほうがいいでしょう。

「白い 真っ白い 精液のような白 頭の中が どろどろ ぬるぬる 頭の中は ドロドロの白でいっぱい」
「妾の声に 狂う 声の愛撫に 狂う 全身が 痺れるくらいに気持ちいい 痺れる 痺れまくる」

淫語の類をほとんど使わず心を操作するあたりが催眠音声らしくていいですね。
同じフレーズを多用したり繰り返しているものの、個々のセリフの表現自体はしっかりしています。
だからこそ惜しいなぁというのが正直なところです。

「ゼロっ これが 絶頂 ゼロッ! ゼロッ! ゼロッ!! ゼロッ!!!」
ちなみに絶頂はお馴染みのカウント形式で行います。
道中の寸止めシーンでは明確なタイミングが設けられていないため
そちらでもカウントを数えたほうが寸止め感がより出たように思えます。

このように、精神的な寸止めを行う変わったエッチが繰り広げられています。
面白い試みなのだが…
同人音声ではお馴染みの寸止めを催眠音声形式にアレンジしている作品です。

清姫は普通の寸止めではもう満足できないくらいに寸止め好きな主人公に
敢えておちんちんをいじらない形での個性的な寸止めをプレゼントします。
ドライオーガズムに着目し、心を操りながら寸止めの感覚を与えようとする発想自体は素晴らしいです。
ですが残念ながら今回に限っては完成度に難があるというのが率直な感想です。

ドライ系の寸止め自体が催眠音声でも滅多に扱われていない、つまりまだ開拓の段階にあることや
セルフに対するドライの魅力が連続でイける点にあることが大きな理由です。

実際のところ、ドライを扱ったプレイと言えば時間をかけて大きく1~2回させるか
あるいはヘトヘトになるほど連続でさせる場合がほとんどです。
射精のように手を離せば制御できるものでもありませんし
ドライの感覚をそこまできめ細かく操作するのは難しいのかもしれません。
私も残念ながら今回のプレイで精神的な寸止め感はあまり味わえませんでした。

後者は1回達したらしばらく時間を置く必要がある射精のデメリットを考えると
立て続けに絶頂を味わえるドライの特性は大きいです。
そこを敢えて捨てて寸止めにするのがいいかと言われると…うーん。
それならストレートにセルフでの寸止めの方が良かったかなと思います。
私は聴く前は運動操作の暗示を使って手の動きを制御するエッチをするのだと予想してました。

エッチはノーハンドで寸止めをするハイレベルなプレイです。
流れはいいのですが寸止めシーンでカウントなどのトリガーを使っていないのが気になりました。
そこがはっきりしていればもう少し違った感覚が味わえたのかもしれません。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

難しいテーマに果敢に挑戦している作品です。
首を捻る部分が色々とあったため当サイトでは低めの点数とさせていただきました。

CV:紅月ことねさん
総時間 49:28

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は4点。
コスパがいいので+1してあります。

パブロフの犬化催眠

※2017年5月28日追記
本作品は2017年4月に販売を終了しました。


サークル「Hypno life man」さんの催眠音声作品。

今回紹介する同サークルさんの処女作は、優しくてペット思いの女の子が
催眠の技術を使って主人公を従順な犬へと作り変えます。

古典的な技術に様々なアレンジを加えた珍しいスタイルの催眠が行われており
過去に誰もが味わった体験やイメージを上手に思い浮かばせながら
的確な暗示を入れて少しずつ確実に催眠状態を深めてくれます。
声に反応するエッチな犬へ
女の子に催眠をかけられ2種類のエッチをするお話。

「君は催眠術の存在を信じますか? 信じませんか?」
女の子は明るくて穏やかな声の女の子。
音声を聴くにあたっての注意事項を簡単に説明すると
主人公に催眠をかけて気持ちよくしてあげます。

本作品は最初にしっかりとした催眠をかけた後
彼女の声に反応して我慢汁を垂らす犬としてエッチを楽しみます。
パブロフの犬にあてはめると彼女の声がベル、我慢汁が唾液になります。
エッチで犬扱いされるシーンがありますから属性的にはM向けです。

新規のサークルさんとなると催眠のクオリティに難がある印象を抱くかもしれませんが
Hypno life manさんは中の人が催眠を詳しく勉強している方らしく
催眠パートについては現時点でもかなりの水準にあります。
オーソドックスな技術や大衆性のあるイメージを用いるなど親しみやすい作りになっています。

私にはエッチよりも催眠を楽しみたい人に適した作品に映りました。
一応言っておきますと「ヒプノポリネシアン」などで有名なHypnoLifeforMENさんとは別のサークルさんです。

催眠はおよそ27分30秒間。
まずは仰向けに横になり天井を見つめたまま彼女の話を聞きます。

「体育の後の数学の授業 君は先生の口から唱えられる呪文を 淡々と聞いている」
「先生の声が まるで子守唄 聞いているけど 理解はできない」

お話の内容は日常生活における矛盾への対応や高校時代の思い出など。
そしてそれらを語りながら眠気を催す暗示をさらりと入れてきます。
高校時代にお昼を食べた後の授業で眠くなった人は結構いるのではないでしょうか?
そういった誰もが経験しているイメージを用いて上手にリラックスさせてくれます。

カウントに合わせて目を閉じた後はさらなるリラックス。
深呼吸をしたり体をパーツごとに分けて脱力するお馴染みの技法が登場します。

「右肩の力がすーっと抜けて 分解されていく すると 右腕全体の力がすーっと抜けて分解される」
「魂は分解できないので 移してしまいましょう 新しくできた君にね」

ここではもう一人の新しい自分を作り出すイメージを加え
そちらに魂を移す、といった変わったスタイルの脱力が行われています。
魂をあちらに移せば当然元の体は心が空っぽになり、彼女の言葉を受け入れやすくなります。
テーマに合わせて技術をちょっぴりアレンジしながら催眠を進めているところが面白いですね。

そして最後はさらに意識の力を弱め、彼女の声を受け入れやすくするために
カウントを何度も数えながら半覚醒状態と催眠状態を往復します。

「幸せだね 気持ちいいね 私が全部包み込んであげる」
「奴隷は私の言うことを 忠実に従う 従うこと それが気持ちいい」

ここまでくると頭の中がぽわぽわ、もやもやする気持ちいい気分が随分していると思います。
それを後押しするように彼女は優しい言葉をかけ、信頼関係をより強固にします。
そして最後の最後にエッチに必要な主従関係を結ぶ暗示を入れます。
とことんまで入念な準備をしてから目的を達成する堅実な流れがとても印象的でした。

しっかり催眠を深めながら声の依存心を膨らませていく安定感のある催眠です。
主人公の心と体を自分の声に素直に反応できるようにすることを目的に
古典系の技術に多少の工夫やイメージを交えて個性を持たせながら行っています。

対面でかけられるくらい知識と技術のある方らしいですし
一般的な新規サークルさんの処女作と比べて明らかに格上の催眠を施してるのも頷けます。
違和感を抱くことなくスッと催眠に入ることができました。
技術に女の子のお話やイメージを柔軟に活用している点もレベルの高さを感じます。

まとめると、シンプルで面白味もある取り組みやすい催眠です。
声に従う喜びを感じながら
エッチシーンは2パート35分30秒ほど。
プレイはPC筋に力を入れる、亀頭責め、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフとドライ両方の絶頂形式が登場します。

「今 君には魂がないから 新しい魂用意してあげたよ?」
催眠によって主人公を何も考えられない空っぽの心にした女の子は
代わりにパブロフの犬の魂を埋め込み、従順な犬へと作り変えます。

エッチは最初のドライパートが犬化とPC筋トレーニングによる絶頂
次のセルフパートは亀頭を指で擦った後におちんちんをしごきます。
どちらか一方を選択するのではなく通しで聴くのがデフォルトです。

「嬉しいことがあると 尻尾を振ってしまう犬のように 君は嬉しいことがあると おちんちん硬くしてしまう」
「従うことが気持ちいい 私の命令ならなんでも従う 命令されたい エッチな命令が欲しい」

エッチが始まっても彼女の丁寧なスタイルは変わりません。
犬になった彼に「変態」と軽く罵ってM心をくすぐりながら
さらなる暗示を入れて声に従う喜びを心に深く刻み付けます。

これらの準備に10分以上をかけているので実プレイ時間がやや短くなってますが
犬になりきりやすいことやシチュがやや恥ずかしいこともあって
勃起やおちんちんのムズムズ感はそれなりのレベルで味わえます。
どちらかというとシチュを重視しているエッチですね。

「どう? じーんとした快感が おちんちんを刺激するでしょ? まるで我慢汁をポンプのように押し出してるみたい」
PC筋の運動は彼女の「はい」に合わせて玉とアナルの間あたりの筋肉を収縮します。
実際にやってみると玉の付け根あたりにシュワシュワとした快感がありました。
ドライ系の催眠音声でよく行われる暗示でイかせるものとは少し違うタイプのドライです。
7分近く続けますので人によっては股間がちょっぴり筋肉痛になるかもしれません。

もう一つのセルフパートはパンツを脱いでから人差し指で亀頭を優しく擦り
しばらくしたところで100カウントが始まり、途中からは通常のオナニーに切り替えて0で射精します。
100から0まで数えるまでの約8分間ずっとしごき続ける感じです。

しかし残念ながらこのパートには音声作品における致命的なミスがあります。
具体的には声優さんの収録風景をそのまま音声にしてしまっています。

「それだっ…それだけは 覚えておいて欲しい…覚えておいて欲しいの」
「0って言っている間は 0って言っている間はイキ続けてね 0って言っている間はイキつっ…0って言ってい 0って言っている間はイキ続けてね」

こんな感じで声優さんがシーンに最適なセリフの言い方を模索する様子や
失敗して独り言を呟く、あるいは「飛行機…」と言って演技を中断するなど
音声作品制作の裏舞台が終盤のおそよ5分間に渡ってそのまま流れ続けます。

音声作品の中には編集ミスのあるものもそこそこありますが
それでも5秒程度のごくごく短い場合がほとんどです。
それをここまでの長さに渡って行うというのは前代未聞です。

はっきり言ってしまうと、このパートは音声作品と呼べる水準にすら達してません。
ここまでのシーンが良かっただけに非常に残念です。

このように、コンセプトは面白いのだけど完成度が非常に低いエッチが繰り広げられています。
未完成な作品
前半の催眠パートの質の高さが魅力の作品です。

女の子はドMな主人公の性的欲求を満たしてあげるために
まずは十分な深さの催眠状態にまで誘導し、その上で犬になる暗示を交えたエッチをします。
わざと難解な話をして混乱を誘ったり、眠気を催しやすい話題を提示するなど
手を変え品を変えながら少しずつ暗示を受け入れやすい精神状態に誘導してくれます。
技術はシンプルにしてアプローチで個性を打ち出しているあたりがとても面白いです。

「何度でもイけるよ だって君は パブロフの犬の魂が入った変態だから」
タイトルやテーマからどぎついエッチを連想する方もいるでしょうが
彼女は終始穏やかな口調で話しますし、プレイも比較的ソフトなものに抑えてあります。
ですからドMな方にはいささか物足りないかもしれません。
彼をもてなすためにわざと意地悪に振舞っているように見て取れます。

しかしそんな様々な良い部分をセルフパートの終盤部分がすべて台無しにしています。
サークルさんのミスなのか、それともこれが本来の音声なのかはよくわかりませんが
少なくとも私は到底聴けるものではないと考えています。

もしサークルさんがこの記事を読まれたのなら
今すぐ該当部分を修正し、差し替えることを強くおすすめします。
後日修正された場合はご連絡いただければ確認した後で本レビューの内容や点数も修正します。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

ドライパートまでは割と良いのだけどその後がうーん…な作品です。
良質な素材をサークルさんがご自身の手でダメにしていること
それに対するアフターケアを今のところ何もしていないことを重く見て
今回はいまだかつてないレベルの厳しい点数とさせていただきました。

おまけは「はい」の掛け声3種と無音ファイル2本です。

CV:柑野ゆずさん
総時間 本編…1:11:35 おまけ…11:47

オススメ度
□□□□□□□□□□ 0点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は6点。
セルフパートの編集ミス&発売後の対応の悪さで-7、コスパで+1してあります。
この部分さえ改善されれば普通に聴ける作品です。

この作品を0点にした一番の理由は、これほど致命的なミスを犯したにも関わらず
サークルさんが今のところ何のアクションも起こしていないことにあります。
既に起こってしまった事実を覆すことはできません。
ですがtwitterやブログで謝罪し、修正を約束するなど事態の改善に向けて行動することはできます。
何故それすらしないのか私にはまったく理解できません。

ヤンデレ催眠

サークル「フラワー症候群」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、主人公と幸せな家庭を築きたいと願っているヤンデレな女の子が
催眠を交えたエッチで彼の心を少しずつ自分の元に引き寄せます。

ヤンデレ作品の中では比較的ソフトなタッチで催眠やエッチを進めており
彼女は強引にエッチをしようとはせずとことんまで焦らし続け
それによって聴き手が自分からエッチを求める心境へと巧みに誘導します。
あなたの赤ちゃんが欲しいの
ヤンデレな女の子にエッチな催眠をかけられるお話。

「うふふふっ どう? 気持ちよく眠れたかな?」
女の子は可愛いけどやや無機質さも感じる声の女の子。
眠り薬の入ったコーヒーを主人公に飲ませ、ベッドに手錠で拘束すると
彼が自分以外のことを考えられなくなるように催眠をかけます。

本作品は音声作品ではお馴染みとなっているヤンデレをテーマに
彼女が飴と鞭を上手に使い分けて彼の性的欲求を限界まで膨らませ
そこにすかさず自分の体を差し出し満たしてあげます。

物語の冒頭でベッドに拘束するシーンがあるものの
しばらくすればあっさり解除してくれますし
その後についても基本的に彼女が強制をしてくることはほとんどありません。
ですからヤンデレモノとして考えれば相当にソフトな部類に属すると思います。

催眠はおよそ25分30秒間。
最初は深呼吸をしながら彼女の合図で目を開閉したり
200もの長いカウントを聞きながら同じくタイミングに合わせて目を開けたり閉じたりします。

「目を開けて…閉じていく どんどん閉じていく 瞼が重く閉じる 閉じて開かなくなる」
深呼吸は純粋なリラックス、目の開閉は視神経の疲労を誘っているのでしょう。
しばらくカウントを数えていると彼女が突然目が開かなくなる暗示を入れてきますので
それに合わせて瞼が急に重くなるのを感じるかもしれません。
生理現象を利用して催眠にかかったと錯覚させるのが狙いだと思われます。

「柔らかくて 表面がざらっとした舌が おしっこの穴をちろちろと舐めたら たまたまがキキュンってして どんどんおちんちんが熱くなって 大きくなっていくの」
お次は拘束を解いてからズボンとパンツを脱がし
彼女がおちんちんを観察したりフェラしているイメージを語って勃起を促します。
彼女は自分で勃起してくれた=自分に気があると思っているらしく
この後も催眠の最中に勃起を後押しする描写がいくつも登場します。
催眠を深めるのと同時にエッチの準備も進めていくようなスタイルです。

「興奮剤を飲まされて熱くなる 体が熱い 熱くて熱くてたまらない」
「体と一緒におちんちんも熱くなる それでもおちんちんは 勃起してはダメ 熱くても我慢 我慢です」

そして最後は彼女が口移しで興奮する薬を飲ませるイメージに合わせて
体全体やおちんちんがさらに熱くなる暗示を入れてきます。
ここでは彼女がそれらを行いながらわざと勃起を抑制させるセリフを投げかけているのがいいですね。
衝動を押さえ込むことで聴き手が自分から開放したいと思わせようとしています。

ほぼすべてを古典系の技術で固めた割とシンプルな催眠です。
聴き手を自分のいいなりにするのを目的に、まずはリラックスしながら瞼や体の重さを感じさせ
それからおちんちんを優しく刺激する形で性的興奮を適度にくすぐります。
催眠音声と言えば導入や深化は非エロの場合がほとんどですし
こういうエロを交えた催眠は珍しく感じます。

ですが、最中の暗示が全体的にボリューム不足なこと
さらに暗示の内容が「瞼が重くなる」くらいしかないことから
この音声を聴いて深い催眠状態に入れる人はあまりいないでしょう。

序盤から中盤の目を開閉させるシーンで意識がぼんやりしてくる人がおそらくいると思います。
ですがそれは目に負荷をかけた疲労からくる感覚であって
彼女に催眠をかけられたからではありません。
現に私はその後の彼女の暗示に対し、言われた通りの反応がまったく起きませんでした。
リラックスさせるべき導入部分でここまで目を酷使する展開にも疑問を感じます。

以上のことからやや残念な催眠と私は考えています。
とことんまで焦らすちょっぴり意地悪なエッチ
エッチシーンは2パート38分ほど。
プレイはキス、女の子への乳首舐め、女の子のオナニー、シックスナイン、手コキ、玉揉み、素股、SEX(騎乗位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「じゃあ これから 寂しそうでたまらなくなってる この元気なおちんちんさんを 私の体でたっぷりと癒して お漏らしミルクをいーっぱいぴゅっぴゅさせてあげるからね」
催眠を使って彼の心をある程度解きほぐした女の子は
さらに気持ちよくなってもらうために優しくキスをします。

エッチは彼女が終始リードする形で進みます。
前半のパートはおちんちんをさらに勃起させたからシックスナインで一度射精するシーン。
催眠音声らしく短いカウントと追い込み暗示を使って
主人公がどういう快感を味わっているかを彼女が伝えてくれます。

「綺麗な縦筋一本おまんこが見える おまんこを見ているとゾクゾクする おまんこで興奮する おまんこが おちんちんを硬くする」
本作品のエッチにおける大きな特徴はとにかく焦らしまくること。
彼女と肉体的に接触するシーンがそれなりにあるにも関わらず
彼女が彼のおちんちんに触れることはほとんどありません。
そしてプレイの最中はしきりにおちんちんに熱が集まる、心地よい痺れが走ると暗示を入れてきます。

要は生殺しにして彼の心を折ろうとしているのです。
最終的に彼女が彼をモノにするのだからヤンデレなのは間違いないのですが
その手段が極めてソフトであり個性的でもあります。

「大丈夫 愛している男の子の精液が汚いはずなんてないんだから」
最中に時折投げかけてくる彼女の愛の言葉も雰囲気を温めてくれてます。
彼女も彼に対して意地悪するのは心苦しく感じているはずです。
そこを敢えて心を鬼にしているのはそれだけ彼のことをモノにしたいからです。
この「愛のある意地悪っぷり」がいかにもヤンデレらしいなと。

後半のパートに入っても彼女の焦らすスタイルは変わりません。
手コキ・玉揉み・素股とおちんちんへの責めがメインに切り替わってはいますが
できるだけ刺激を弱くして射精したい欲求をとことん膨らませようとします。

「ここで私が強引にしたら あなたの気持ちがわからないから あなたに選ばせてあげる」
特に素股のシーンは彼女が彼の上に跨り
おまんこの割れ目を亀頭に擦りつけるギリギリのプレイです。
腰を突き上げればすぐにでも挿入できる状態を維持しながら
上のようなセリフを言われたら男性ならきっと心が揺らぐはずです。
ヤンデレモノでは珍しい「引き寄せる責め」で彼の心を上手に突き崩しています。

射精シーンはシックスナインとSEXで合計2回。
ただし一般的な催眠音声にあるセルフ・ドライのどちらにも分類できません。
射精表現はありますがノーハンドという同人音声のエッチに近い絶頂スタイルです。
この内容なら普通にしごいて射精する方が楽しめるでしょう。

このように、ヤンデレらしさを持つ意地悪なエッチが繰り広げられています。
展開は面白いのだが
良い意味でヤンデレらしからぬ独特なアプローチが光る作品です。

女の子は主人公を強引に襲って精液を搾り取るようなことはせず
彼の心をガッチリ掴み、自ら進んで子作りしたいと思うように誘導します。
自分の体を預けて興奮を促す一方でおちんちんをスルーするあたりはえげつないとも言えますが
彼の心と体をどちらも傷つけずに目的を達成しているのですからソフトと表現するのが妥当です。

しかし本作品を主人公の視点で楽しめるかと言われると
先に説明した催眠の弱さや、エッチの描写が全体的に硬いことから難しいと思います。

「私は そんなあなたの頭をぎゅっと抱きしめて 手のひらでぽんぽんと 頭を軽く叩きながら 優しくなでなでしていきます」
「あぁ お口の中に出ています 真っ白でねばねばの濃いザーメンミルクが溢れています」

特に後者は話し言葉で綴るべき会話シーンで
官能小説のような第三者的な視点でプレイを描写しているのが痛いです。
下のセリフなどはシックスナインの体勢で射精を口で受け止めているシーンですし
もう少し彼女の視点でセリフを表現しないとプレイをしている感覚に浸りにくいです。

他にも多くの暗示を「~になる」とガチガチな言い回しにしているのも引っかかります。
大手のサークルさんはセリフとして暗示を入れる場合
普通の会話に極力近い表現を意識しながら語りかけてきます。
この表現自体がまずいわけではないのですが、エッチシーンで多用されるとエロさが削られてしまうのです。

エッチな催眠音声は催眠に浸りながら性的快感を味わうのが目的ですから
当然のようにある程度のエロさは求められます。
残念ながら本作品は一般的な催眠音声と比べてもエロさが足りないと私は考えています。
聴き手がもっと興奮できる言葉使いをされたほうがいいです。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごくごく僅か、喘ぎ声はありません。

そしてもう一つ致命的なのが解除音声が入っていないことです。
催眠音声はほぼすべての作品に解除音声が入っています。
それはかけた暗示を最後に解くのが催眠者として当然の義務だからです(後催眠暗示は除きます)。
どういう理由かはわかりませんが、それを放棄しているのは甚だ疑問です。

以上のことから今回はかなり厳しい点数とさせていただきました。
当サイトは解除音声を入れていない作品に対して非常に厳しい姿勢を取っております。

CV:紗藤ましろさん
総時間 1:15:09

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は4点。
解除音声が入っていないので-2してあります。

補足しておきますと最後に聴き手を寝かせるタイプの作品は
その間に自然と解けるので無しでも問題ないと考えています。

催眠・凌辱・不思議な空間!~バイノーラル催眠音声~

サークル「DreamLight」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、エステサロンを経営しているちょっぴり意地悪なお姉さんが
一風変わった催眠で主人公に気持ちいいひと時を提供します。

聴き手を蝶に、彼女を蜘蛛に見立てて行うメルヘンチックな催眠
ハサミの音を使った深化&エッチなど
他のサークルさんには無い個性的な要素を数多く持っています。
蝶のようにふわふわと舞いながら
エステサロンの店主「麗華」にエッチな催眠をかけられるお話。

「あら いらっしゃい ようこそ 癒しのエステサロンビーナスへ」
麗華は色っぽく落ち着いた声のお姉さん。
来店した主人公に今日の営業は終了したことを告げると
突然彼の顔を興味深そうに見つめ、サービスの代わりに催眠をかけてあげると言います。

本作品は過去作「シャンプー・耳舐め・耳マッサージ!~癒しのエステサロン編~」の姉妹作品にあたり
雨宿りに偶然お店に立ち寄った彼がそちらの主人公と似ていたため
彼女が止むまでの時間を使ってちょっぴりエッチな悪戯をします。

DreamLightさんと言えば声優の柚木朱莉さんの個人サークルとして
バイノーラル録音による耳かきやマッサージを扱った作品をよく出されています。
そのノウハウを活かして作中では彼女が小まめに位置を変えながら語りかけてきたり
ハサミの音を取り入れた催眠を繰り広げています。

耳かきがテーマの催眠はちらほら出てますがハサミは初めてです。
音のクオリティも高く、軽快な金属音が耳に心地よい刺激を与えてくれます。

催眠はおよそ26分30秒間。
まずは麗華が淹れた紅茶を飲むイメージを軽く聴いてから横になって目を瞑り
彼女の言葉に耳を傾け主に両手と両足をリラックスさせます。

「これからあなたは いい香りを求める 蝶々になります」
「左腕 お日様の光に包まれる ぽかぽか ぽかぽか」

お話の内容は主人公が蝶になってお花畑を舞う、といったもの。
温かい日光に照らされる様子を描きながら上手に暗示を入れてその感覚を伝えてくれます。

DreamLightさんの催眠音声は今回が2作目なので私も聴く前は少々不安だったのですが
中の人が研究されているのか、特に導入シーンの演技がかなり優れています。
セリフの話し方やキーとなる暗示に対する心の込め具合がしっかりしていて
イメージに描かれている世界が自然と浮かび上がってくるように思えます。

「硬く繋ぎ合わさった細胞が どんどん どんどん ぐにゃぐにゃ ぐにゃぐにゃ 解れていく」
「ふわふわ ぐにゃぐにゃ ふわふわ ぐにゃぐにゃ 不思議だけれど 心地が良くて とても深くまで 沈めた気がします」

最中の暗示に擬声語を数多く交え、それらを必ず2回重ねて言っているのもポイント。
「ふわふわ」「ひらひら」など蝶から連想される様子を表現しながら
聴き手に浮遊感や心地よさを与えようとしてきます。
「蝶が舞う」というメルヘンチックなテーマに即した言い回しですね。

手足や頭を十分にリラックスできた後は
いよいよ作品のキーとも言えるハサミの音が登場します。
ひらひらと舞っていた蝶が蜘蛛の巣に引っかかる様子を描き
彼女が蜘蛛の役になって主人公の心を徐々に絡め取っていきます。

「あなたの意識の糸 一本ずつ 切ってあげましょうね」
「もっと もっと 何も考えられなくしてあげる 気持ちいい 気持ちいい 気持ちいい」

「シャキ チョキ」という音を左右の至近距離で鳴らしながら
彼女はしきりにこちらの手足がさらに言うことをきかなくなり
頭の中も真っ白になると呼びかけます。
「意識の糸をハサミで切る」という表現も催眠に適していて面白いと思います。

蝶や蜘蛛のイメージに古典的な技術を絡めている比較的珍しい催眠です。
聴き手を蝶になりきらせ、心身の自由を奪うことを目的に
まずは普通に蝶が舞う様子を描きながら「力が抜ける」「体が温かい」などのリラックスを促す暗示を入れ
そのイメージを引き継ぐ形でハサミの音を鳴らしています。

催眠全体におけるテーマ性や暗示の方向性がしっかりしているのもあり
特に手足に脱力感や温かい感覚、じんじんとした心地よい痺れを感じました。
この催眠を聴いて癒しやリラックスを感じる人が私以外にもそれなりにいると思います。

しかし肝心のハサミを使うシーンで効果音自体にほとんど暗示を入れてこないため
ハサミの音に合わせて心や体が反応する可能性は非常に低いです。
事前の準備に約20分、ハサミを鳴らすのが約5分と時間配分に偏りがあるのが原因です。

「この音がするたびに 気持ちよくなってしまうわね」
一応まったく言ってこないわけではないのですが
一言二言で音のイメージをしっかり伝えるのはさすがに無理があります。

またハサミ自体が刃物=危険物という印象も持っているだけに
この音に対して良い感情や感覚を抱かせるにはもっと入念な暗示が必要です。
要は人間の心の奥底にある防衛本能が働く可能性を危惧しているのです。
聴き手に「自分の身に危険が及ぶ」と思われたらまず催眠は成功しません。
彼女がそうならないように最善を尽くしているかと言えば私は首を捻ります。
催眠のテーマが散髪だったらまた違ったのかもしれませんね。

まとめると、前半~中盤は良いのだけど終盤が残念な催眠です。
深化を失敗しているので深い催眠に入れる人はあまりいないのではないかなと。
じわじわと絶頂に追い込むエッチ
エッチシーンは19分ほど。
プレイはキス、耳舐め、オナホコキです。

オナホコキの際にリアルな効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「その拘束されている手足 余計なことを感じなくするために その手足の神経の糸 全部 ぜーんぶ切ってしまいましょう」
催眠を使って主人公を何もできない心と体にした麗華は
ハサミを鳴らして彼の自由をさらに奪い
その上で媚薬入りの紅茶を口移しで飲ませ、じっくりと興奮を煽ります。

エッチは彼女が蜘蛛らしくじわじわと責める形で行います。
引き続きハサミの音を鳴らしながら耳を舐めたり
絶頂シーンでもそれをトリガーにイかせるなど、音催眠の色がやや強い内容になっています。

「体がぽかぽかしてくるにつれて どんどん敏感になってくる」
前半のシーンは感度の上昇がメイン。
媚薬を飲むイメージやカウントに合わせて体が火照る、敏感になる暗示を何度も入れてきます。
催眠パートに比べて彼女の声が嗜虐的になることや
プレイの内容的にややMあたりの人が最も楽しめるでしょう。
女性に意地悪されながら絶頂に追い込まれる雰囲気がしっかりできています。

対する後半はオナホコキ+耳舐めをするエロ重視のプレイ。
「にちゅ くちゅ」と弾力のある水音とバイノーラル特有の生々しいちゅぱ音が同時に鳴り響きます。
今までのエロが控えめだっただけに余計エロさを感じます。

ですがオナホコキから絶頂までが5分程度と短く
時間内にイけるかと言われればちょっと自信が無いです。
フィニッシュ時のカウント後に追い込み暗示特に入れてこないことも考えると
ドライオーガズムを迎えるのはなかなかに厳しいところがあります。

このように、作品の個性とも言えるハサミを織り交ぜたエッチが繰り広げられています。
コンセプトは面白いのだが…
どちらかと言えばエッチよりも催眠の方に魅力を感じる作品です。

麗華は初対面の主人公へのエッチな悪戯を成功させるために
まずは蝶などの和やかなイメージを使って十分にリラックスさせ
それからハサミや様々な暗示を組み合わせて彼の快感を押し上げていきます。

導入シーンにおけるイメージの内容と暗示・催眠技術がマッチしており
純粋な癒しの感覚はかなり得られると言えます。
彼女の的確な演技も相まってとても温かい空間が出来上がっています。

しかし肝心のハサミを鳴らすシーン以降は完成度に難があると私は考えています。
ここから彼女が本性を現すといいますか、口調や態度がガラリと変わることもあり
人によっては催眠ではなく調教と捉えられてしまう可能性もあります。

調教が目的といっても催眠は催眠ですから、やはり聴き手が良い気分でそれらに取り組めるように
雰囲気や言葉使いなどあらゆる部分に配慮しながら進めるのが妥当です。
そういう面で特に後半部分が色々と残念に思えます。
良い部分とそうでない部分の落差が大きいかなと。

ハサミを使った催眠というのは本当に珍しいし面白いんですよね。
だから今回の内容はすごく惜しいしもったいないんです。
次回作ではこの部分をどう改善されるかに期待したいです。

エッチは暗示を多めにしている分、純粋なエロさは低めです。
催眠に入っているかどうかが鍵となります。
くちゅ音とちゅぱ音そこそこ、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

以上のことから今回は以下の点数とさせていただきました。

CV:柚木朱莉さん
総時間 53:16

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

恋人催眠 妄想彼女

サークル「メルティービーンズ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、理想の女性とのあまあまラブラブなエッチをテーマに
お姉さんが主人公の妄想を膨らませるためのお手伝いをします。

催眠音声としての要素は極めて薄いものの、雰囲気作りやオカズの面はしっかりしており
特にエッチシーンではバイノーラル録音ならではのエッチな声やちゅぱ音をたっぷり鳴らし
気持ちよく射精できる環境づくりに努めています。
理想の女性と楽しむ幸せなひと時
恋人のお姉さんと甘いエッチをするお話。

「ようこそ お待ちしてました ここは妄想の世界」
お姉さんは明るくてお淑やかな声のお姉さん。
ここが主人公と自分の妄想が生み出した世界であることを告げると
彼の理想の姿になってたっぷり気持ちよくしてあげます。

この世界はリアルとは違うイメージによって作り上げられた空間で
最初の時点では彼女の容姿は一切定まっていません。
そこで彼女が催眠を使って聴き手を妄想しやすい精神状態へと誘導し
より自分の理想に近い女性とのエッチを実現させる、というのが本作品の趣旨です。

簡単に言えば音声を使ってバーチャルSEXの感覚を楽しもうということですね。
全編バイノーラル録音なおかげで声や息遣いが生々しく
彼女がすぐ近くにいる気分がとても味わいやすいです。

催眠は3パート19分ほど。
最初から裸になり、横になった状態でまずは深呼吸や脱力をします。

「何も考えず この音を聴いてください」
ここではメトロノームの音を鳴らし、それに合わせて深呼吸をする凝った演出がされています。
「コツ コツ」とやや遅いペースでリズミカルに鳴り響く効果音を聴いているだけでも
なんとなく落ち着くとか、癒される気分を感じるでしょうね。
恋人とのエッチに相応しい暖かな空気が常に流れています。

多少リラックスした後はエッチに向けての下準備。
彼女の体を手、足、体のライン、おまんこといくつかの部位に分け
それらを軽くイメージさせてからそれぞれにカウントを刻みます。

「触ると柔らかい? 手 温かい? あなたに触れる指は どんな指?」
「ここからが重要よ? いっぱい考えて いっぱい妄想して」

聴き手が自由に妄想できるように具体的な描写を避けている点は良いのですが
それらを思い浮かべるのではなく考えるように呼びかけているのは疑問です。

催眠は無意識に働きかける行為ですから、無意識が受け取りやすい言葉を投げかけるのが有効です。
ですが「考える」という行為は意識が司っています。
つまり彼女のセリフは催眠にとって逆効果になってしまっているのです。

そもそも事前に軽い深呼吸をさせた程度では深い催眠にそうそう入れません。
その状態で「妄想して」と言っても催眠者の狙った結果はまず得られないでしょう。
それ以前に本作品には暗示と呼べるセリフがほとんどありません。
催眠にとって必要不可欠な要素が決定的に不足しているのです。
これが私が冒頭で「催眠音声としての要素は極めて薄い」と言った理由の一つです。

「好き 好き 好き 好き あなたが好き あなたがだーいすき」
そして最後は深化として彼女が耳元で「好き」を何度も囁きます。
これも催眠の技術から完全に離れているアプローチですので
残念ながら深化としての効果は皆無です。
催眠を施すにあたっての基本的な枠組みを無視した行為をしてしまっています。

軽くリラックスさせてから妄想するシンプルな催眠です。
お姉さんの容姿をより鮮明に妄想できる心にすることを目的に
メトロノームの音を鳴らしたり、部位ごとにイメージするゆとりを与えるなど
良い雰囲気を維持しながら彼女が優しく働きかけてくれます。
声の温かさやリアルさのおかげで癒しを感じる人がそれなりにいると思われます。

ですが催眠は技術ですから、正しい知識に基づき的確に行使しなければなりません。
その大前提とも言える部分が完全に崩壊しているというのが正直なところです。
この音声を聴いて催眠状態に入れる人はまずいないでしょう。
先ほど挙げた部分以外にも改善したほうがいいと思う点が数多く見られます。

せめてしっかり深化させた後に妄想する展開ならよかったのですが…。
まとめると、テーマに沿っているのだけど実用度は極めて低い催眠です。
エッチな要素がたっぷり詰まったエッチ
エッチシーンは2パート48分間。
プレイは乳首オナニー、オナニー、耳舐め、乳首舐め、フェラです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「それじゃあ 始めるね 気持ちいいこと」
催眠によって主人公の理想の姿へと生まれ変わったお姉さんは
もっと幸せな気分を味わってもらおうと彼に寄り添い、乳首オナニーをするよう指示します。

エッチは彼女に言われた部分を自分でいじったり、彼女にいじられたりします。
最初の「まずはあなたから、私は耳舐め」パートはセルフプレイがメイン。
乳首や胸→おちんちんの順にいじりながら
彼女の息遣いや耳舐めが生み出すちゅぱ音を聴いて興奮を高めます。

本作品のエッチは催眠音声のような暗示で心身を操作するものではなく
彼女のエッチな声や音を聴いて楽しむエロボイスに近い作りです。

そんなわけでこちらも催眠から脱線してしまっているのですが
純粋なエロさがかなりあるのでオナニーのオカズとしての実用性は結構高いです。
同人音声で行われているエッチとほぼ同じ感じと思ってください。

「いいよ 触って でも 最初はゆっくり 優しくね」
そして心も体も満たされる最高のエッチを演出するために
お姉さんはエッチをする際しきりにゆっくり、じっくり体をいじるよう言います。
どちらのパートも20分以上と長めの時間を取っていることからも
刹那的な快楽ではなく深く繋がったプレイを楽しみたいとするのがよくわかります。
多少焦らしてしっかり性感を高めてから最後に勢いよく射精するスタンスです。

このパートのポイントは終盤に登場する耳舐め。
「こりこり ぴちゅっ」という特徴的なちゅぱ音が耳の至近距離で鳴り響きます。
お姉さん役が耳舐めにこだわりを持ってらっしゃる伊ヶ崎綾香さんということで
生暖かさすら感じられるほどにリアルな音を楽しめます。
ちゅぱ音のクオリティは極めて高く、ボリュームも豊富です。

「私はあなたの妄想なの だから こんなこともできるのよ?」
「こんなこともできるのよ?」
もうひとつの「こんなことも出来るのよ」パートもちゅぱ音尽くし。
開始直後にやや大人っぽい声の別のお姉さんが登場し
左右の乳首を舐めた後、おちんちんをじっくり愛する濃厚なフェラが登場します。
当然のように乳首舐めは左右で別々のちゅぱ音が鳴り響きます。

もう1人のお姉さんが5分程度で退場してしまうのは残念ですが
「ずびびびっ びりゅっ」とやや下品なちゅぱ音をたっぷり鳴らして責めるフェラは絶品。
前半は全体を舐め、後半は咥えてしごくなどちゅぱ音の質も上手に変化させながら
合間に熱っぽい吐息を漏らして彼女の興奮具合もたっぷりアピールしてくれます。
恋人同士のエッチですから2人が一緒に上り詰めていく雰囲気はとても大事です。

このように、質の高いちゅぱ音をふんだんに駆使した抜きやすいエッチが繰り広げられています。
同人音声としての色が濃い作品
催眠音声ではなく催眠っぽいことをしているエッチなボイスドラマです。

お姉さんは2人だけで愛し合うこの空間を主人公にたっぷり感じてもらうために
リラックスさせてから自分の体をたっぷり妄想させ
その上で自分がご奉仕する形のエッチをじっくりと行います。

エッチの時間が50分近くと非常に長く、その多くでちゅぱ音を鳴らす抜き重視の作りから
この音声を聴いて興奮する、射精したいと思う人はかなりいると思います。
純粋なエロさだけを見ればかなりのものです。

一方催眠音声として見る場合は問題が多々あると言わざるを得ません。
古典・現代いずれにも属さないオリジナルの催眠を施していること
聴き手の無意識を揺り動かすための暗示を入れていないことが特に痛いです。

大手のサークルさんになると自由度のかなり高い催眠を施されている場合がありますが
それらもじっくり読み解けばきちんと催眠のルールや技術に則っています。
催眠と感じさせないために言葉使いや表現を工夫されてもいます。
ですが本作品には残念ながらそういった意図は特に見られませんでした。

エッチはバイノーラル録音の長所を十分以上に活用しています。
催眠パートを聴かずにここだけ楽しむのも大いに有りです。
射精シーンは各パート1回ずつの合計2回。
ちゅぱ音多め、淫語それなり、喘ぎ声そこそこです。

以上のことから当サイトでは非常に厳しい点数とさせていただきました。

CV:伊ヶ崎綾香さん
総時間 1:18:07

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

追記
同人音声として見るなら6点です

ヒプノラボ

サークル「偽薬」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、女装趣味を持つ主人公の特性に目をつけた研究員が
手足を拘束しながら乳首やアナルにエッチな実験をします。

「男性でも女性の快感が得られるか」をテーマに掲げ
男女両方が持っている器官を機械で責めるアブノーマルなエッチが行われています。
他には冒頭に長めのやり取りをして作品の世界に引き込むドラマ要素もポイントです。
嗜虐的な研究員によるエッチな実験
謎の研究員に乳首とアナルを責められるお話。

「そろそろ目覚めてもいい頃ですが… うふふ お薬が効きすぎたのかもしれませんわね」
研究員は上品な口調のお姉さん。
眠りから目覚めた主人公を興味津々に見つめながら挨拶すると
ここがどんな場所か、そしてこれから何をするのかを説明します。

物語の内容を簡単に説明しますと
彼はとある掲示板に自分の女装姿を投稿するちょっと変わった趣味を持っており
それに目をつけた彼女が彼を眠らせ研究所に連れて来ました。
そしてセーラー服や女性の下着を身につけ
手足を拘束された彼が目を覚ましたところから物語は始まります。

「果たして 男性は女性の快楽を得ることができるのか 私どもはそれが知りたいのです」
彼女が研究しているのは男女の性的快感の差について。
男性と女性では体の構造の違いから特にオーガズムに大きな違いがあるとされていますが
それでも共通する性感帯は確かに存在します。
そこで女性願望を抱く彼を使ってより詳しく検証する、というのが今回の実験の目的です。

物語の背景を反映し、本作品では女装表現はあっても女体化は特に行わず
男性の体のまま女性の快感を楽しんでもらうことをコンセプトに催眠やエッチを進めています。
最近KUKURIさんが男の娘を扱った作品を出されていますが
この手のジャンルを扱う作品はまだまだ少ないです。
そいういう意味では結構面白いテーマなんじゃないかなと思います。

音声開始から最初の16分間は2人の置かれている状況の説明と
主人公がこの実験に協力するまでのやり取りが綴られています。
ちなみに催眠が始まるまでは淡々と話す落ち着いた声のナレーションが入ります。

ナ「冷たく 柔らかな指が あなたの額を撫で 頬を伝い 顎を掴む なんだか支配されているようで あなたはゾクゾクしてくる」
やり取りの合間に暗示っぽいことを言ってくるシーンも一応あるものの
催眠っぽさは極めて薄く、普通のボイスドラマとそれほど変わりません。
予備催眠と捉えるにしてもちょっとかけ離れている内容ですね。

「私たちだけで楽しむのは 気が引けますわ 是非 世界中の皆様にもご覧いただきたい そう思いませんか?」
そう言う理由として最もわかりやすいのが彼女が彼を説得する際に使用する材料。
彼女は何らかの方法で盗撮した彼の女装オナニーシーンを見せつけ
「これを世界中にばらまかれたくなかったら実験に協力しろ」と脅します。

開始する前に多少の小話を挟むタイプの催眠音声の場合
そのほとんどが催眠にとって重要となる信頼関係(ラポール)の構築を目的に行っています。
ですが本作品は逆に聴き手が催眠に協力したくなくなるようなやり取りをしています。
これはいけません。
実験によって得られる快感を強調するなど、もっと有効なアプローチがいくらでもあったはずです。

その後に始まる催眠は10分30秒ほど。
まずは深呼吸をしたり体を部分ごとに脱力して心身をリラックスさせ
最後に同じく体のパーツごとに温かさを感じます。

「右手がズシンと重い 力の入れ方を忘れてしまったように その腕はだらんとしている」
深呼吸の際に暗示を入れるタイミングがしっかりしていたり
声の感じが先ほどに比べてややぼんやりしているので
多少は意識のぼやけを感じる人がいるかもしれません。

ですがそもそもの時間が短すぎること、事前に催眠者と聴き手に敵対関係を築いていることから
深い催眠状態に入れる人は皆無でしょう。
他にも深化にあたるシーンが特に見当たらないなど、催眠として不完全な部分が見られます。
温感操作は深化と捉えるには内容的に厳しいです。

リラックスにより頭をぼーっとさせて終わるのは催眠ではありません。
的確な技術を用いて十分な深さまで落とし、エッチに向けて有効な暗示を入れる必要があります。
事前のやり取りも含めて根本的な部分に問題があると私は考えています。
本当に残念です。
乳首やアナルを徹底攻撃
エッチシーンはおよそ26分間。
プレイは乳首舐め、生理食塩水注入、乳首電動歯ブラシ責め、アナル責め、前立腺マッサージです。

電動歯ブラシ責めの際にリアルなモーター音が鳴ります。
セルフはありませんが射精表現はあります。

「まずは 女性の性感帯でもある乳房 それは男性にとっても同様なのか それを確かめたいと思います」
主人公を催眠状態にした研究員は
実験の手始めとして彼の上着やブラを脱がし露わになった乳首をいじり始めます。

エッチは抵抗できない彼を彼女が一方的に責め続けます。
前半が乳首、後半がアナルと男女両方が持つ器官にターゲットを絞り
機械や薬品を織り交ぜた実験要素の強いプレイが行われています。

最初の乳首に関する実験は軽く彼女が舐めた後
豊胸に使われるらしい生理食塩水を注射器で胸に注ぎ込んだり
挿絵にあるカップ型の機械で胸を膨らませてから電動歯ブラシで刺激を与えます。

「ほら (胸に)液体が入り込んでくる ふふっ 入る どんどん入る」
本作品のエッチはどちらかと言うと同人音声でのそれに近く
状況説明を中心にして時々感覚操作の暗示を入れてくる場合が多いです。
そんなわけで主人公自身になりきってプレイを楽しむのはやや難しいのですが
イメージ自体はしやすく、プレイも個性があって面白いです。

できれば生理食塩水を注入したときは胸のあたりに圧迫感や重さを感じさせるとか
乳首が敏感になるなどの暗示を有効に活用して欲しかったです。
非現実的なプレイだからこそ尚更そう思います。
催眠音声でのエッチとして聴くには色々問題があるかなと。

「こうやってグリグリすると おちんちんが勝手に動き出す おちんちんが 裏側から無理矢理動かされている感じがするよね?」
対する後半は特殊なローションを塗った手袋越しにアナルに指を挿入し
男性の大きな性感帯とも言える前立腺をマッサージします。
最中に彼女が前立腺をGスポットに例えるなど
男性と女性の快感を同一視させる表現もちらほら登場します。

彼女の口調が嗜虐的になり「変態」と言ってくるシーンもあるので
Mな人にはこちらの方が楽しめるのではないでしょうか。
ただし効果音が無いのでイメージ力頼りなところが強いです。

「全身にじーんという気持ちのいい痺れが波打つ」
そして一通りいじったところで最後の最後にカウントに合わせて絶頂します。
彼女が射精してもいいしドライオーガズムでもいいと言っていることから
普通にしごいて射精するのが無難でしょう。

このように、乳首とアナルだけを責める変わったエッチが繰り広げられています。
テーマは面白いのだが
どちらかと言えば催眠よりもエッチの方に魅力を感じる作品です。

研究員は女性の快感に密かな憧れを抱いている主人公に対して
おちんちんを敢えて避けながら実験形式で刺激を与え続けます。
女性の豊胸に使われている器具が登場したり、アナルを指で責めてイかせたりと
催眠音声ではなかなかお目にかかれないプレイが登場する点は興味深いです。
同人音声として聴く分には割と面白い作品だと思います。

ですが本作品は催眠音声ですから、しっかりとした技術を駆使して
これらのプレイを自分が実際に体験しているように演出するのが求められます。
ここまで色々書いてきたことを読んでいただければわかるように
そこに至るには問題が山積している、というのが実際のところです。

形になっていれば相当魅力的な作品に仕上がっていただけに残念でなりません。
今回かなり痛烈に批判したのもそう思ったからです。
せっかく良い物を持っているのに活かせてないのはやはりもったいないです。

テーマの女性的な快感については乳首やアナルの純粋な開発プレイに近く
それを女性の快感と捉えるにはやや弱いところがあります。
例えば男性とのエッチをイメージさせながら行うとか
自分が女性になりきれる要素がもっとあったらまた変わっていたのかもしれません。
心も体も男性のままで女性の快感を楽しませるのはさすがに難しいかなと。

エッチはプレイだけを見れば相当にぶっ飛んでいます。
絶頂シーンは最後に1回のみ。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

テーマや方向性は面白いのですが完成度に難があると判断し
今回は以下の点数とさせていただきました。

CV:浅倉ともよさん
総時間 57:18

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

催眠吸精 ~絶望快楽~

サークル「窓際クルセイダーズ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、男性の夢の中に入って精を吸い取る夢魔が
催眠で夢見心地の気分にさせてから一風変わったエッチをします。

「~かもしれない」などのやや遠まわしなセリフの数々や
一度エッチをイメージで思い浮かべてから実戦に入るプレイスタイルなど
夢の中の世界に合わせて「曖昧さ」を強く意識しながらお話を進めています。
夢の世界はすべてが曖昧
夢魔のエッチな催眠によって精液を搾り取られるお話。

「お・じゃ・ま・し・まーす ふふっ びっくりさせちゃった?」
夢魔は明るくて穏やかな声のお姉さん。
主人公の部屋に突然現れ自己紹介をすると
寝転がったまま自分の話を聞いて欲しいと呼びかけます。

本作品はエッチなサキュバスに調教チックな責めを受ける
音声作品では割とよく見かけるシチュなのですが
ストレートに自分の欲望をぶつけようとする多くのサキュバス系作品に対し
こちらは特に催眠パートで彼女がややぼんやりした言動をするシーンが数多く見られます。

「さっきの話 あなたのことかもしれないし 違うかもしれない」
例えば上のセリフのように2つの選択肢を設けて判断を委ねたり
催眠パートでは意識が曖昧になる感覚を伝えようとしてきます。

夢魔は名前の通り夢の世界に住む悪魔ですから
そこにいる感覚を言葉や雰囲気によって聴き手に伝えようとしているわけです。
夢見心地の気分で射精することを目的に催眠やエッチを行っています。

催眠は2パート31分ほど。
最初は深呼吸や自分の体が波に漂っているイメージをして心身をリラックスさせます。

「ゆったり落ち着いて 力が抜けている状態 穏やかに呼吸をして 私の声を聞いている状態」
「波が収まっても 体はすっかり リラックスできている リラックスできていると 脳みそも急速に入っていく」

サキュバスとは思えないほどに優しい口調と柔らかいイメージに釣られて
しばらくすとあくびが出たり軽い眠気を催す人がきっといるでしょう。

イメージの描写に力を入れている反面、感覚操作の暗示が少ないので
催眠に入ったときの感覚はこの時点だと薄いです。
おそらくは純粋なリラックスを優先されたのだと思います。

「沈み込むように 右足首が重くなる 重くなる 重くなる」
お次は両手足に1個ずつスライムのようなものを乗せながら
その部分に重さを感じる暗示を入れてきます。
催眠音声ではよく見る技術を作品に合わせてアレンジしているわけです。

「温かくて 気持ちよくて それが好きなんだよね? 私に拘束されて それが嬉しいんだよね?」
そして拘束されている感覚を楽しませるのと同時に
そうさせてくれる彼女自身にも好感を持つよう働きかけてきます。
良い意味でサキュバスらしくない、聴き手に配慮した隷属化を並行して行っています。

続く「暗示」パートはエッチを存分に楽しむための下準備的な内容。
彼女が夢の中に現れてエッチなことをしている様子をイメージしながら
合間合間に入る感度上昇の暗示を聞いて主におちんちんを敏感にしていきます。

「私の指先は そのままあなたのあそこ…の周りをなぞるの ビクビクしちゃってるね 触って欲しそうに頷いてる」
「(おちんちんに)ふって 息をかけると 脳みそまで 電流が流れるみたい」

彼女はあくまで仮のシチュでのエッチを語っているはずなのに
セリフの表現が明らかに主人公本人に向けられているところが面白いですね。
やや遠まわしなスタイルで感覚が湧き上がるよう操作しています。
作品のテーマである「曖昧さ」をわかりやすく物語っているシーンと言えます。

イメージのさせ方からセリフの表現に至るまですべてに曖昧さを持たせている変わった催眠です。
聴き手の心を丸裸にすることを目的に、いくつかのイメージを使ってリラックスをさせてから
これから行うエッチの流れを事前に体験する形でキーとなる暗示を入れています。

聴いた限りではサークルさんが現代催眠に関する勉強をある程度されたのでしょう。
それらしき言い回しやテクニックが随所で見られました。
ですが今作に限って言えばそこまでうまくいっていないと私は考えています。
曖昧な表現を心がけすぎて肝心の暗示の威力がかなり弱くなってしまっています。
眠くはなったのですが残念ながら催眠に入った感覚はほとんどしませんでした。

「あなたの体はもしかして 私に 開発されきってたりしないのかな?」
大手のサークルさんのほとんどが古典と現代のハイブリッド形式で催眠を組まれているので
こういう試み自体は良いことだと思います。
ただ何から何まで曖昧な表現に徹してしまうとどうしても心に響きにくいんです。

だからもっとセリフに伝えたい暗示を意識的に多く盛り込んで
それらを重ねながら語りかけていったほうがうまくいったのではないかなと。
スタイルにこだわりすぎたあまり目的を見失っているように思えます。

まとめると、個性的ではあるのだけどやや残念な催眠です。
しごかずに振る変わったプレイ
エッチシーンは15分ほど。
プレイは尻尾コキのみです。

尻尾が動く際にややリアルな水音が鳴ります。
セルフは一応有りです。

「この日のために 熟成したあなたの精液 私がぜーんぶ 根こそぎ吸い取っちゃおうか」
催眠によって主人公の心をすっかり従順に作り変えた夢魔は
オナホに近い形状を持つ尻尾でおちんちんを飲み込み始めます。

エッチは彼女に尻尾コキをされているイメージをしながら
おちんちんの根元を手で押さえ腰を動かしてブルンブルンと振ります。
手や指ではなく振ったときの風圧で刺激を与えるわけです。
他人に見られたら社会的に死にますから環境にはくれぐれもご注意ください。

「うふふっ 指示されるの好きなんだよね? ちゃんと持ちなさい 変態」
「欲しいなら 懇願しなさい おちんちん振って 懇願しなさい」

また最中のサキュバスは催眠とは打って変わって嗜虐的なキャラになり
見られる恥ずかしさを煽ったり自分の指示に従うよう命令してきます。

暗示を入れて何かをさせるタイプのプレイではないので
催眠に入っているかどうかはそんなに影響しないでしょう。
同人音声のエッチに僅かながらの暗示が加わっている感じです。

プレイの流れは最初に上着と下着をはだけさせてからおちんちんを手で固定し
練習として2分ほど振り回してから尻尾の動く音に合わせて再び行います。
普段はまずやらないタイプのオナニーなこと、本番の時間が4分程度しかないことから
2~3日は溜めた状態で臨まないと成功しにくいです。

私も多少気持ちよくなったくらいで射精には至りませんでした。
プレイ自体は変態的で面白いんですけどややハードルが高いかなと。

このように、完全にM向けの変わったプレイが繰り広げられています。
もう一押しが欲しい作品
催眠におけるぼんやりとした進め方や言い回しが最も印象的だった作品です。

夢魔は主人公からより良い精液を吸い取るために
まずは優しい態度で心地よい気分に浸らせながら遠まわしに自分への服従を促し
十分に準備ができたところで彼のM心を満たす快感を与えます。
催眠における諸々のアプローチが過去作とは明らかに違う部分を持っており
サークルさんが新しい境地へ踏み出そうとしているのが窺えます。

過去作は古典系の技術をきっちり行うことを心がけているケースが多かったので
「随分変わったなぁ」と感心しながら聴いていました。
押し付けるのではなく喚起を促すスタイルで催眠を進めています。

そんなわけでチャレンジ精神溢れる作品なのですが
残念ながら完成度については首を捻るというのが正直な感想です。
催眠においてうまくいっていない部分が見られることや
エッチが催眠とはかけ離れているのが主な要因です。

特にエッチは暗示ではなく命令主体でプレイを進めているのが疑問です。
本作品のプレイならおちんちんの感度が上がる暗示や
彼女の合図で腰が勝手に動く、あるいは動かしたくなる暗示を入れるのが妥当です。
ですが彼女はプレイの多くを「~しなさい」と命令口調で行っています。

簡単に言うと催眠とエッチがかみ合ってないのです。
これでは30分近くもの時間を割いて催眠をかけた意味がありません。
挑戦の結果得たもの以上に失ったもののほうが多いように思えます。
淫語とくちゅ音そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上のことから今回はやや厳しい点数とさせていただきました。
窓際クルセイダーズさんは古典系の技術の行使が結構上手いサークルさんなので
古典をベースに多少の現代を織り交ぜたほうが良い作品ができやすいと私は考えています。

CV:紅月ことねさん
総時間 54:59

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

【催眠音声】夢邪気~小悪魔姉妹~

サークル「夢音工房」さんの催眠音声作品。

サークルさんでは初の催眠音声にあたるこちらは
お兄ちゃんにいたずらするのが大好きな双子が
左右に寄り添いながら催眠をかけたりエッチなご奉仕をします。

術者が2人いることを利用して1つのセリフを分担して話したり
キーワードを同時に言う一風変わったスタイルが大きな特徴です。
お休み前のエッチないたずら
双子の姉妹「あや」と「みや」にエッチな催眠をかけられるお話。

「お兄ちゃん いる?」
あやとみやは若干声のトーンが違うどちらも可愛い声の女の子。
ある日の夜、お兄ちゃんの部屋に来ると
彼を気持ちよくするいたずらに催眠をかけてあげます。

本作品はほぼ全編に渡ってあやが左、みやが右に陣取り
同じセリフを同時に言ったり、ひとつのセリフを細かく左右で区切りながら言ったりと
2人いる設定を活用しながら催眠とエッチを行います。

今年に入って催眠者が複数人いるタイプの催眠音声が急激に増加しています。
それらのことを当サイトでは「双子形式」と呼んでいるのですが
本作品は「双子のい・い・な・り」に代表される本家の双子とは大きく異なり
催眠音声と同人音声の中間的な内容になっています。


具体的に言うと催眠パートでは催眠の技術を用いているのに対し
エッチに入るとその要素が極端に減り、エッチな声や音の割合が一気に増えます。
所謂催眠風ボイスドラマの色が濃い作品ですから
催眠に入る・漂う気分は味わいにくくなってる半面、エロさはかなりのものを持っています。
とりあえず「純粋な催眠音声とは違いますよ」ということだけわかっていただければ大丈夫です。

催眠は2パート18分ほど。
まずは催眠に入るための準備として深呼吸をしたり
2人に密着されているシチュをイメージして彼女たちの温もりを感じます。

あや「どう? 桃みたいな あまーい匂い する?」
みや「それとも 女の子の甘い匂いしか しないかな?」
今回のプレイが家でのんびりすごしている状況なのを反映し
双子は上のセリフのようにやや表現をぼかした形で暗示を入れようとします。
2人の可愛い声や人懐っこい仕草がほのぼのしていて
なんとなく落ち着くとか、心がぽかぽかする気がする人もいるでしょう。

同人音声側で活躍されているサークルさんなだけあって
催眠・エッチいずれも雰囲気がとてもしっかりしていると言えます。

そのままお互いの手を握り合ったり首に軽くキスをされた後
今度は双子がカウントを何度か数えて催眠状態を深めようとします。

みや「ゆっくり じわじわ沈んでいく」
あや「だんだん ボーっとしてくる」
双子を活用してカウントを左右に振り分けていることや
「深い」「沈む」を意識的に多く盛り込んで語りかけてくるところがいいですね。
シーンごとにカウントを数える際の語気を変化させてたりもしています。

軽くリラックスさせてからカウントで落とす極めてシンプルな催眠です。
この先のエッチをより気持ちよくなれる心と体にすることを目的に
セリフやカウントをかなり細かく区切り左右に振り分けながら進めています。
「小悪魔姉妹」とあったので多少は意地悪してくるのかと思いきや
そういった要素は一切なく素直に接してくれる双子の姿が愛らしいです。

ですが催眠として見た場合、残念ながらやや厳しいうのが率直な感想です。
まず最初の深呼吸や温感操作をするシーンで暗示をほとんど入れてきません。
導入と深化を合わせて18分しかないことを考えると
序盤から多少厚めに暗示を入れて深化しやすい環境を整えたほうがうまくいきやすいと思います。

実際深化シーンにおけるカウントの数え方や暗示の表現は割と良いです。
欲を言えばセリフをもう少しスピーディーに言ったほうが入りやすいと思うのですが
カウントに揺さぶりの要素を交えて催眠状態を深めようとしている意思は伝わってきます。
だからこそ「事前の準備をもっとしっかり行っていれば」と言ってるわけです。
双子役をやられていることねさんの演技が良いだけに余計そう感じます。

まとめると、基本的な流れはいいのですが完成度にやや難のある催眠です。
3人で一緒に気持ちいい絶頂へ
エッチシーンは2パート13分ほど。
プレイは耳舐め、キス、フェラ、SEX(騎乗位?)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

みや「じゃあここ お兄ちゃんのおちんちんを キスするね」
あや「ビクってした ゾクゾクして 気持ちいい?」
お兄ちゃんを気持ちいい催眠状態へと導いた双子は
より気持ちよくなるために手分けして彼の体を舐め始めます。

エッチは2人にご奉仕してもらう形で行います。
前項で軽く触れましたが、本作品のエッチは催眠音声のような暗示で操作するものではなく
双子が普通に耳やおちんちんを舐めたりSEXをする同人音声に近いスタイルです。
そんなわけで時間に対するちゅぱ音や喘ぎ声のボリュームが多い特徴を持っています。

最初の「暗示F」パートはフェラや耳舐めが中心。
前半はみやが、後半はあやがおちんちんを丹念に舐め
もう1人は耳を舐めながら時々状況説明をします。
当然のように2種類のちゅぱ音が別々に鳴ります。

ちゅぱ音は年齢相応と言いますか、あまり意識的に下品なものにはせず
終盤まではゆっくり丁寧に、フィニッシュだけはやや激しいものを鳴らしてくれます。
やや控えめなエロさを2人が同時に鳴らすことでカバーしている感じです。

本作品のエッチのもう一つの特徴は
どちらのパートもノーハンドでの射精を指示していること。
おちんちんをいじるシーンは無いのですが射精表現がされています。

おそらくこれも同人音声のエッチに倣われているのでしょう。
催眠音声の場合はセルフで射精するかドライオーガズムかの2択がほとんどですから
こういうフィニッシュは相当にハードルが高いです。
この内容なら普通に手でしごいて射精するのがいいでしょう。

2番目の「暗示H」パートは2人のどちらかとSEXしているイメージをします。
両方の場合を想定して双子が交互に喘ぐ演出がされており
3人一緒に気持ちよくなっているような雰囲気が出来上がっています。

ただ喘ぐ担当が10秒くらいの短い間隔で切り替わってしまっているので
喘ぎ声自体のボリュームは多くてもちょっと抜きにくいように思えます。
2パターンの音声を用意して聴き手が選択できるほうがよかったかなと。

このように、エッチな声や音を中心としたエッチが繰り広げられています。
温かい空気を感じる作品
双子形式の催眠音声ではなく双子が登場する催眠風ボイスドラマです。

双子はお兄ちゃんが何もしなくても気持ちよくなれるように
催眠からエッチに至るまですべてを自分たちだけで行い、射精へと導きます。
タイトルのイメージから多少は意地悪されると思う方もいるでしょうが
実際は終始あまあまな態度で接してくれる癒しに満ちた内容です。
最後の最後で連続射精っぽい指示が出るところ以外は完全にノーマル向けですね。

そんな風に雰囲気作りはしっかりしているのですが
催眠音声として見た場合、導入や深化の完成度に首を捻る部分があること
エッチで催眠をほぼ考慮しないプレイをしていることなど
改善したほうが良いと思われる点が色々あります。

聴いた感じだとサークルさんが同人音声の感覚でシナリオを書かれているように思えます。
同人音声と催眠音声は構造が根本的に違うので
そうしてしまうと催眠にかかりにくくなるし、エッチでも楽しみにくくなってしまいます。
ドラマ性を重視したおかげで技術的にまずくなってるかなと。
他の同人系サークルさんの作品でも似たような問題がよく見られます。

エッチは暗示をほとんど入れてこない代わりにたっぷり舐めたり喘いでくれます。
射精シーンはフェラで1回、SEXで1回の合計2回。
ちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

以上のことから今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:紅月ことねさん
総時間 37:51

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は3点。
やや割高なので-1してあります。

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