同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ:催眠音声(トランス/暗示ボイス) > ~5点.

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双子催眠

サークル「わたがし家」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、男性をおもちゃにして遊ぶのが好きな双子が
左右に寄り添いながら催眠をかけたりエッチな責めをします。

催眠音声では既に一つのジャンルとして確立されている双子形式を採用しており
特にエッチシーンではエッチな音と暗示の役割分担を適度に切り替えながら
女性に耳を舐められている感覚やSEXの快感を主観的に伝えてくれます。
Sな双子のエッチな遊び
双子の姉妹「マイ」と「マキ」にエッチな催眠をかけられるお話。

「うふふっ こんにちは こういうところに来るの 好きなのね」
マイは上品で落ち着いた声のお姉さん。
「呼んだ? マイお姉ちゃん ってうわ変態さんだ」
マキは明るくて可愛い声の女の子。
自分たちの前に現れた主人公を興味深そうに観察すると
彼をおもちゃにして苛めるために催眠をかけてあげます。

本作品はMっ気のある彼を満足させるために
マイが右、マキが左に陣取り交互に語りかけながら催眠を施し
それから2人が一人ずつ、あるいは同時に責める形でノーハンドの射精を促します。

今年に入って様々なサークルさんが2人の術者が同時に話す双子形式を取り入れるようになりました。
その多くが2人のコンビネーションを大事にしているのに対し
本作品はひとつひとつのセリフを交互に話すことだけを考えながら進めています。

2人がセリフを同時に言うシーンはごくごく僅かですし
正反対の暗示を入れて混乱を誘う、といった演出も特にされていません。
双子のシステムをそれほど活用してないので純粋な双子とは違うものだと私は考えています。

催眠は11分30秒ほど。
部屋の暗さなど周りの環境を軽く確認してから横になって目を瞑り
まずはマキの声に合わせて深呼吸をしたり、自分のペースで深呼吸しながら脱力します。

マイ「肺の中にいっぱい酸素を溜めて それを循環させることで 嫌なことや不安な気持ちが すーっと 溶けていくの」
双子ということで深呼吸と同時にマイが暗示を入れてくるのですが
呼吸のタイミングに合わせたりはせず、ほぼ普通に話しているのは疑問です。
深呼吸は吐くのに合わせて暗示を入れられるほぼ唯一のシーンですし
効果的なリラックスを促すためにもそうしたほうがよかったと思います。

マイ「深呼吸するごとに 足の先から太ももが ぽかぽかしてくるのを感じるわよね?」
マキ「それは 陽だまりのように安心できる温もり」
その一方で暗示の表現方法はかなり優れています。
聴き手が主観的に感じられる言い回しが多くのシーンでされていますし
マキが同じ暗示を別の表現で言ったり、暗示の内容に同意を示すことで後押ししています。

脱力の時間が2分程度と短いため体の重さは感じにくいものの
手足や胸がほんのり温かくなる感覚はしました。
シーンごとにキーワードを定め、それを意識的に重ねながら話しかけてくれます。

マイ「階段を一段下りるごとに あなたの催眠状態はさらに深まって 気持ちよくなれるわ」
マキ「普段よりも体があったかくて敏感になっちゃうの」
次の深化シーンは暗い世界にある階段をイメージし
それをカウントに合わせて一段ずつ下りていきます。

催眠音声でよく使われているイメージですし、これを用いること自体は良いと思うのですが
0カウントの直後に手を叩くだけで終わらせ、追い込み暗示を一切入れていないのはまずいです。
残念ながら私は催眠に入った感覚がほとんどしませんでした。

マイ「友達と一緒に 元気に外で走り回ったあの日」
マキ「難しいことなど考えず どんなことでも笑えたあの日」
そして最後は彼女たちのおもちゃになるための準備として
昔の記憶を思い出し、心だけを少年の頃に戻していきます。
時間が2分程度しか取られていないことと思い出すよう言われるだけですから
退行催眠と呼ぶには色々と腑に落ちないところがあります。

双子がこの先のエッチで主人公が抵抗できなくするために退行させている背景を考えると
無理に退行を絡めず脱力を入念に行うほうがおもちゃ化に適していたと思います。
この理由のためにわざわざ退行を施す必要はないかなと。

古典系のメジャーな技術を組み合わせているシンプルな催眠です。
双子に対して従順な心になってもらうことを目的に
それぞれの技術を2人が常に交互に語りかけながら進めています。

一部のシーンで暗示の方向性を分けて役割分担していたり
重要な暗示を意識的に重ねるなど光る部分もそこそこ見られます。
ですが催眠として見た場合、先に挙げた息を吐くのに合わせて暗示を入れていないことや
カウントの扱いなど基本的な部分に問題があります。

処女作で双子に挑む心意気は大いに買うのですが
残念ながら手足が伴っていないと言わざるを得ません。
正直なところ催眠と呼ぶには非常に厳しいです。
襲い掛かるエッチな音と暗示の数々
エッチシーンは27分ほど。
プレイは耳舐め、おちんちんの踏みつけ、SEX(騎乗位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

マキ「こうして 息を吹きかけると その部分が熱くなるでしょ?」
催眠によって主人公の心を少年に戻した双子は
今まで以上に近くに寄り添い耳を舐めたり息を吹きかけ興奮を促し
それと同時に射精を制御してもどかしい気分を味わわせます。

エッチは前半は双子から同時に耳を責められ、後半はマキ→マイの順にSEXをします。
術者が2人いることを考えて片方が舐めている、あるいは繋がっている最中に
もう片方が暗示で感覚を操作するシーンが多いです。
このおかげで一般的な催眠音声に比べるとエロのパワーは高くなっています。

マイ「あなたは耳を舐められるごとに 気持ちよくなる でも 射精はできない もどかしくて気持ちいい感覚だけが膨れ上がる」
マイ「マキの舌が 竿の部分を這い回る おちんちんの周りに 柔らかな刺激が走る」

前半は催眠音声らしく暗示とイメージによる性感の上昇が中心。
マキが耳を舐めるのに合わせてマイが気持ちよくなる暗示を入れたり
ちゅぱ音の性質を利用して彼女にフェラされているイメージを実況してくれます。

催眠パートではかなりひどいことを言いましたが
エッチに関してはきちんと双子の長所を活かしています。
2人の役割分担がしっかりしているなと。

マイ「ほら 感じなさい あなたの足裏がおちんちんに触れている」
マキ「私の足裏も あなたのおちんちんも踏んでいる」
足踏みなんていうあまり見かけないプレイが登場するのもポイント。
主人公のM心を満たすために2人が同時におちんちんを踏み
その感触をセリフで上手に伝えてくれています。

他にも催眠からやや脱線するのですが「変態」と軽く罵ってくれるシーンがちらほらあります。
プレイや責めっぷりは優しいけどシチュはややM向けですね。
ここでは最後に1度ドライ絶頂をさせるシーンがあります。

対する後半は催眠よりも同人音声のエッチに近いプレイ。
すっかり発情したマキがまずおちんちんをおまんこで飲み込み
彼女がイった後は代わってマイが同じ体位で相手をしてくれます。

マイ「もっと気持ちよくなって もっとおちんちんを大きくするのよ これはお願いじゃない 命令よ」
マキ「柔らかな快楽に おちんちんが包まれる 気持ちいい」
SEXですから当然のように2人が色っぽい喘ぎ声を漏らしますし
一部のシーンでは同時に耳を舐める密度の高い責めを繰り出してきます。
2人のキャラを考えて喘ぎ声の質を変えてあるのもいいですね。

ちなみに最後はカウントに合わせて手を使わずに射精する指示が出ます。
この内容でノーハンド射精をするのは相当に難しいですから
無理にやろうとせずセルフでの絶頂を目指すことをおすすめします。

このように、2人の女性がいるのを活かしたエッチが繰り広げられています。
良いところもあるのだが…
どちらかと言えば催眠よりもエッチに魅力を感じる作品です。

双子は主人公のM心を見透かしているかのようにわざと射精をぎりぎりまで遅らせ
その最中にエッチな声や音と性感が高まる暗示でとことん追い詰めます。
終始ノーハンドなので寸止めほどのきつさやもどかしさはないものの
左右の至近距離に女性がいて、色々やってくれているシチュにはやはり熱くなるものがあります。
催眠音声なのに意識的にエロさを持たせている点も良いです。

しかし催眠音声はやはり催眠状態下でエッチを楽しむものですから
その根幹となる催眠部分がしっかりしていなければどうしようもありません。
残念ながら本作品のエッチを催眠に入りながら聴くのは難しいと私は考えています。

シナリオ担当の方が過去に同人音声をいくつか書かれている方らしく
セリフ周り、特に暗示の表現は割としっかりしています。
だけど技術の行使が…というのが率直なところです。

他にもエッチにそれほど関係ない退行要素を無理矢理組み込んでいたりと
聴いてみて疑問を感じる部分がいくつもありました。
聴き手に違和感や疑問を抱かせないことも催眠音声にとっては重要です。

双子についてはエッチを見据えてこのようにしたのかもしれません。
私が本家の大ファンだからというのもあるのでしょうが
少なくとも催眠に関しては双子を有効活用できているとは思えません。
おそらく使用している技法が1人でもできるものだからでしょう。
今後の作品ではそういったところの工夫にも期待したいです。

エッチは暗示を入れる役と舐める/喘ぐ役を上手に分けて行っています。
絶頂回数は前半にドライ1回、後半にウェット1回。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもそこそこです。

以上のことから今回は非常に厳しい点数とさせていただきました。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 47:27

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

追記
作品説明文にある「HQステレオサウンドによる、臨場感あふれる音声作品」は
聴いた限り一般的な音声との違いは特に感じられません。
バイノーラルみたいな立体感もないごくごく普通の音声です。

体験版のテキストに書いてある
「催眠音声の制作には、催眠音声の専門「おどく」氏にお力添えを頂いています。」について
私はこの方のお名前を今回初めて知りました。
催眠音声製作者なのか、それとも催眠音声の評論家なのかよくわかりません。

キミの隣で眠らせて。-バーチャルカノジョの催眠淫語集-

サークル「ワイルドストロベリー」さんの催眠音声作品。

今回紹介する同サークルさんの処女作は
穏やかな物腰の彼女と2人だけになってラブラブなエッチをします。
ベッドで寄り添いながら行う催眠、抱き合いながら気持ちよくなるエッチと
好きな人がそばにいることを感じさせるシーンが非常に多く
その温かい雰囲気が心と体の両方を幸せにしてくれます。



2人だけの温かな世界へ
彼女に催眠をかけられてからエッチで気持ちよくなるお話。

「こんばんは ようこそいらっしぃました」
彼女は穏やかで落ち着いた声のお姉さん。
仕事でお疲れ気味な主人公に温かい言葉をかけてから
体の芯からリフレッシュさせるために催眠を施します。

催眠はおよそ20分間。
やや駆け足なペースで深呼吸を行ってから
手、足、腰、胸、お腹などをパーツごとに脱力していきます。
ちなみに彼女が添い寝をしながら催眠をかける設定となっています。

「ゆっくり沈んでいく どんどん どんどん沈んでいく 力もどんどん どんどん抜けていく」
「逆にふわふわと浮いているかのように 軽くて とっても楽になってくる」

彼女は脱力をする際に始めは重さを、次に軽さを感じる暗示を入れてきます。
まったく正反対の感覚にあたるため
重さと軽さ、どちらをより強く感じるかは人それぞれでしょう。

しかし催眠に入るにあたってどちらを感じれば正解か、なんてありません。
無意識が勝手に感じたものをそのまま膨らませていけばいいのです。
大事なのは彼女の声に集中し、リラックスすることです。

「白い霧に覆われていて 何も見えない もやもやとした霧が あなたの視界を塞いでいる そんな先の見えない階段があります」
ある程度リラックスできた後はイメージ。
布団のように真っ白な世界にある階段を彼女と一緒に下りていきます。
お馴染みのカウントを数えながら行うスタイルですから
先ほどの脱力と相まって意識が落ちていく感覚がするかもしれません。

適度にリラックスしてから分割弛緩とイメージ+数唱技法へ繋ぐシンプルな催眠です。
体が重くなる、沈んでいく、軽くなる、気持ちいいといった催眠に入る感覚以外に
添い寝されているのを実感させるために温かさを暗示として入れてきます。

他にも途中で「ふわふわ」「ぽかぽか」「ぴりぴり」といった擬態語を使って
セリフにリズムを持たせるシーンもあったりと
全体的な作りはシンプルですが、細かい部分を見れば様々な工夫が見られます。

しかし時間に対して入れる暗示のバリエーションが多いせいで
個々の密度が薄く実感しにくいのではないかとも思えます。
古典型で20分程度の時間なら2~3くらいに絞ってもっと重ねた方が良いでしょう。

また深化にあたる階段を下りるシーンにおいて
カウントをする前後や最中に催眠が深くなる類の暗示を入れてこないのも残念です。
カウントを数えたら催眠に勝手に入るのではなく
カウントを交えながら適切な暗示を入れるから聴き手を深い催眠状態に導けるのです。

以上の理由から催眠の威力は低めと考えています。
初心者にもお薦めしません。



柔らかく温かい彼女を感じながら
エッチシーンは17分30秒ほど。
プレイは指での愛撫、全身へのキス、疑似手コキです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります。

「触られただけなのに とっても気持ち良いよね でもね もっと気持ちよくしてあげられるんだよ?」
催眠を使って2人だけの世界へと到着した彼女は
主人公に気持ちよくなってもらうため、まずは指で彼の体を軽く撫でます。

エッチはとあるタイミングで裸になった2人が抱き合い
その体勢を維持したまま彼女がリードする形で進みます。

彼女のおっぱいを揉みまくるとか、むしゃぶりつくとか
こちらが責めにまわるシーンは残念ながら無いのですが
抱き合うことによる温かさを彼女がセリフを使って適度に印象付けてくるため
後に進むにつれて心と体がほんのり温かくなったように感じられるでしょう。

「敏感になってるあなたの体はね 私がキスしちゃうとピリピリして ふわふわして とっても気持ち良くなっちゃうの」
「あんまり感じた事ない快感でしょ? くすぐったいけど 気持ち良い ぞくぞくする」

またプレイで得られる感覚を彼女が同意を求めるような表現で伝えてくれるのも特徴です。
この世界にたどり着いた時点で2人は感覚を共有しており
主人公を気持ちよくすることによって彼女自身も幸せになっていきます。
彼女と恋人同士であるのを実感させるのに有効な手段ではないでしょうか。

エッチの山場となるのは一番最後に行う疑似手コキ。
ここでは2人が一緒におちんちんを握り、彼女の指示に合わせて手を動かします。
明確な指示はありませんが普通にオナニーしても問題ないでしょう。

序盤だけ「いち に」の声に合わせてしごき
その後は自分の好きなペースでしごきながら彼女の射精の合図まで耐えます。
時間はそこまで長くありませんから途中で暴発する可能性は低いはずです。

このように、ちょっぴり温かさを感じるラブラブなエッチが繰り広げられます。



距離の近さを大事にしている作品
女性の温もりや雰囲気の温かさを意識させながら気持ちよくしてくれる作品です。

最初の段階で添い寝の体勢になり、エッチでも終始抱き合い続け
さらにセリフを使って人肌の温もりを適度に感じさせてくれます。
リラックスやリフレッシュにも様々な方向性がありますが
好きな異性に抱かれるシチュはその中で最も強力な部類です。

催眠状態になると体は自然に温かくなりますし
催眠音声にとっても親和性の高いテーマと言えます。
今のような寒い時期にこそ温かさをより実感しやすいのではないでしょうか。

しかし催眠音声として本作品を見た場合、催眠誘導が不十分であることや
エッチでの暗示のボリュームが全体的に薄いことから
催眠に入る感覚や、感覚を操作される気分はやや味わいにくいと思われます。

エッチの暗示は個々のプレイに対してさらりと1回だけ言うことが多く
催眠の浅さを考えるとこれでは厳しいというのが率直な感想です。
総時間をもう少し長くして暗示のボリュームを全体的に増やした方がいいでしょう。
シチュはすごく良いのですが催眠との絡め方に疑問を感じました。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

あと作品説明文に「「ゆっくり眠る」ことをメインに作成した」とありますが
聴いた限り安眠に効果的なシーンは見当たりません。
彼女と抱き合って気持ちよくなることを目的とした作品と思ってください。

ここまで述べた諸々の理由から、今回は以下の点数とさせていただきました。
おまけは225ファイルにも及ぶ淫語集です。 
(1ファイルあたりの時間は10秒程度と短めです。)

CV:椎那 天さん
総時間 本編…47:10 おまけ…45:00くらい


オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

FOURSIS

サークル「KUKURI」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、男子校に勤めている心優しい保健医が
女の子っぽい生徒を本物の女性へと変えるために催眠を施します。

女装をテーマとした風変わりな女体化催眠を楽しめるのが特徴で
自分の好きな衣装を選び、それを身につけるイメージに催眠の技術を上手に絡めながら
より気持ちよくなれるようにと感度を上昇させる暗示を何度も入れてくれます。
女装男子から可愛い女の子へ
保健医の春香に催眠をかけられ女の子のエッチを楽しむお話。

「先生助けてください!」
あきらは女の子にとても近い可愛い声の男の子。
「どうしたの? あきら君 調子悪いの?」
春香はおっとりとした甘い声の女性。
クラスメイトにセーラー服を着せられ追い掛け回されていた彼が
保健室に逃げ込み、彼女に事情を説明するところから物語は始まります。

あきらが通っている学校は男子校、つまり年頃の女の子が一人もおらず
彼はその可愛い容姿や文化祭で女装コンテストに出た経緯もあり
クラスメイトたちから擬似的な性の対象として見られています。

彼は表面的には嫌がっているのですが、春香から見てもとても似合っていることから
催眠を使って女の子になる素晴らしさを教えてあげる、というのが大まかなあらすじです。
そしてあきらが最初から女の子の格好をしているシチュを利用し
「女装」をひとつのテーマとして掲げながら催眠を行っています。

催眠はおよそ22分間。
目を開けたままベッドに寝転び、カウントに合わせて体に力を入れたり抜いたりした後
天井にある蛍光灯を同じくカウントを数えている最中ずっと見つめ続けます。
ちなみに本作品は催眠・エッチ共にカウントを数えるシーン非常に多いです。

「目を逸らさないでね じっと見つめて そうすると だんだん目が疲れてくる」
長くゆっくりしていたカウントや、春香の瞼に重さを感じさせる暗示を聞いていると
人によっては後になるほど眠いとか、目を開けているのが辛く感じるでしょう。
また直後の目を瞑った瞬間に妙に落ち着く気分が湧いてきます。
KUKURIさんは多くの作品でこの凝視法を好んで使われる傾向が見られます。

お次は軽く深呼吸をしながら体をパーツごとに脱力し
それからカウントに耳を傾けながら軽い催眠状態へと入ります。

「深い眠りに入る ワンピース スクール水着」
ここではテーマの女装にちなんで彼女が様々な女物の衣装を用意し
それらの中から自分が実際に着たいものを探す珍しいイメージが用いられています。
その後も衣装に手を伸ばす形で腕浮揚をさせたり、それを抱きしめながらしばらく幸せな気分に浸らせるなど
女装するまでの一連の動作に催眠の技術を上手に絡め、徐々に深まるよう導いてくれます。

そして最後は衣装を着るのに合わせて体が女の子の体へと変化するのをイメージし
エッチの下準備として体の感度が上がる暗示に耳を傾けます。

「あきらちゃんの胸が大きくなっている 下半身も女の子とお・な・じ」
春香が「あきらちゃん」と意図的に女の子っぽい呼び方をしていたり
胸や股間といった女性の象徴的な部分の変化を重点的に実感させるなど
女の子になりきらせる最後の仕上げに相応しい言い回しが徹底されています。

しかし同時に行う感度上昇が短いカウントを何度も数えなおし
その都度「感度が上がっていく」と1回言うだけなのには大いに疑問を感じます。
本作品におけるカウントは回数が多いのに対し前後の暗示が質・量いずれも乏しく
その結果、変化がまったく実感できない人が出てくる可能性もあります。

せめてカウント自体に何らかの暗示を込めていれば違ったものになっていたのでしょうが
そういったところもありませんし、私には無闇に乱発しているように映りました。
カウントを数えること自体はいいのですが、もう少し大事に扱ってほしかったです。

少年が女装する様子を軸に催眠を深めていくテーマ性を持った催眠です。
女性としての快感を楽しめる心と体を得てもらうことを目的に、まずは古典系の手堅い技術である程度深め
それから女装のイメージを絡める形で徐々に女性になった気分にさせていきます。
KUKURIさんということで技術の運用や繋げ方もしっかりしてますし
女体化はともかくとして、ある程度の催眠状態には入れるものと思います。

あとカウントを用いる頻度については首を捻りますが数え方は上手です。
カウントごとの間、数えるペース、声のトーンをシーンに合わせて微妙に変化させています。
数字を聞いていると心が落ち着くと言われてますし、そちらの効果は見込めます。
女性に、男性に体をいじられる快感
エッチシーンは13分30秒ほど。
プレイは春香からの乳揉み、乳首責め、手マン、クンニ、男の子とのSEX(正常位?)、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは一応ありになります。

春香「服を脱がしてあげる 大きくなった乳房 優しく揉んであげるね」
催眠を使ってあきらを女の子へと作り変えた春香は
より女の子の素晴らしさを教えるために彼のおっぱいを刺激し始めます。

エッチは前半~中盤は春香とのレズプレイ、後半は見知らぬ男の子とのSEXをし
最後に自分のクリトリスをいじりながら絶頂します。
女体化作品でありながらセルフがあるところが大きなポイントです。

女体化の際に春香が「おちんちんがクリトリスへと変わる」と言っていたり
絶頂シーンでクリトリスをいじる指示を与えていることを考えると
暗におちんちんを直接いじるよう言ってるのかもしれません。
個人的にはイメージによるドライの方がイキやすいと思うのですが、捉え方は人それぞれです。

「乳首が乳房が熱くなる 熱い 熱い」
「割れ目を何度もなぞるよ? そのたびに快感が襲ってくる」

プレイの様子はと言うと、春香が直接責めるシーンはもちろん
男の子が登場した後も彼女が終始暗示を使ってプレイの快感を伝えてくれます。
どちらを相手にする場合も普通にエッチをする感じで陵辱っぽさはほとんどありません。

中でも催眠パートに引き続き感度を上昇させるシーンが非常に多く
後になるほど股間がムズムズするとか、妙に熱く感じる人がいるでしょう。
最後の絶頂に向けて少しずつ確実に気持ちを盛り上げてくれます。

春香「気持ちがいい おまんこから快感が湧き上がってくる」
あきら「ああっ いいっ いいのぉ」
春香たちの責めに合わせてあきらの喘ぎ声が流れるのもいいですね。
いくら暗示がしっかりしていると言ってもエッチな要素は大事ですし
その可愛い声も性的興奮を後押ししてくれます。
常にバックで流れるのではなく、春香のセリフに被らない形で喘いでくれます。

終盤は突然現れた男の子におまんこを貫かれ
その様子を描きながら短いカウントを何度も刻んで感度を上昇させ、絶頂へと導きます。
絶頂開始から終了までの時間が2分程度取られてますから
ドライ慣れしている人なら長めの快感が味わえると思います。

このように、男性・女性両方に責められるエッチが繰り広げられています。
小さくまとまっている作品
オーソドックスな作りの中に中性的なあきらのキャラを取り入れて個性を打ち出している作品です。

女装少年が心の底から女装を楽しめるように
春香は彼を実際の女性になりきらせることでストレートに抵抗心を削ごうとします。
催眠パートの技術運用やエッチでのプレイ運びは割と大人しいのですが
途中に女装するイメージを絡めたり、エッチの相手を男女両方用意するなど
あきらの性質や今後のクラスメイトへの接し方を踏まえているところに面白さがあります。
キャラやストーリーを活用したドラマ性のある催眠音声と言えます。

「指が動くたびに 初めての快感が何度も襲ってくる 頭の中も 一緒に犯されているような感覚になる」
個人的に最も印象的だったのがエッチシーンにおける春香の暗示の表現。
責める部位や責め方に応じて微妙に内容を変えながら快感を上手に伝えています。
あきらの喘ぎ声も合間に適度に流れる程度でそれほど邪魔になりませんし
どれくらい気持ちいいのかをセリフ以外の方向からストレートに教えてくれます。

そんな長所を持つ一方で、全編に渡って行われる異常なまでのカウント
それらに付随する暗示が淡白といった弱点もあります。
総時間が40分程度と短いので効率良く絶頂させたい気持ちもわかるのですが
本作品に関して言えばマイナスに働いているかなと。

催眠パートにおける深化シーンでの追い込み暗示の弱さが特に気になりました。
ここをうまくやらないと作品自体が破綻してしまう恐れもあるわけですから
もっと入念に行ってから女体化に進んだほうが、より多くの人が楽しみやすくなるのではないでしょうか。
喘ぎ声そこそこ、淫語ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

以上のことから今回は以下の点数とさせていただきました。
今から6年以上も前に出た古い作品というのもあるのでしょうけど
現在の作品に比べて色々な部分に違いを感じます。

CV:桃華れんさん
総時間 41:36

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

催眠吸血姫 ~わたくしの家畜になるがいいのだわ~

サークル「礼門屋」さんの催眠音声作品。
AVG、ACT、STGなど様々なジャンルを手がけるサークルさんです。

今回紹介するこちらの作品は、上品でちょっぴり高飛車な吸血鬼の女の子が
催眠を使って主人公を隷属させ血や精液を吸い取ります。

ドライパートで吸血のみに絞った珍しいプレイを行っており
彼女の肌や唇の温もりを暗示を使ってしっかり感じさせながら
部分ごとに吸い上げるちゅぱ音を鳴らしてその様子をリアルに伝えてくれます。
お嬢様吸血鬼の家畜になるために
吸血鬼「ユフォリア・リヒュタイン」の家畜になって精気を吸われるお話。

「人間 愚かな人間 あなたのことよ 下衆な人間の男」
ユフォリアはややトーンの低い声で淡々と話す女の子。
人間である主人公に見下すような態度で挨拶をすると
催眠を使って彼を自分の家畜へと作り変えようとします。

催眠は2パート15分30秒間。
まずは目を開けた状態で深呼吸をしながら彼女の言葉に耳を傾けます。

彼女が話す内容は催眠音声ではお馴染みの脱力を促す暗示。
息を吐くタイミングに合わせて最初の数分間は体全体が
その後は腕、肩、背中、足など体をパーツごとに分けて力が抜けるよう働きかけます。

「全身の力を 抜いて ゆっくり ゆっくりと 深呼吸しなさい リラックス するのよ ゆっくり ゆっくりと 深呼吸しなさい」
しかしセリフに「~しなさい」という命令口調を多用しているため
一般的な催眠音声に比べて力が抜ける、あるいは動かしたくなくなる可能性は低いです。
命令や懇願をする言い回しは主に意識がキャッチしてしまい
催眠にとって重要となる無意識に対してメッセージが届きにくいからです。

お次は彼女がこちらの背中に抱きついている様子をイメージしながら
カウントに合わせて催眠状態を深めます。

「からみつく肌が柔らかな快感となって 溶けていく 身体がとろけて あなたとひとつになってしまいそう」
「ぷにぷにして、みずみずしい 女の子の肌の感触 気持ちが良くて もう離れられない」

女性の肌や温もりは男性にとって魅力的であり心安らぐものでもあります。
そのことを利用し、彼女はこちらが自分から離れれらない状況を作り上げているわけです。
先ほどとは方向性の違う面白い脱力のアプローチですね。

深呼吸と並行して分割弛緩でリラックスさせ、カウントで深化するシンプルな催眠です。
主人公がユフォリアの命令に抵抗できないようにすることを目的に
心や体が脱力する暗示を適度に入れることで徐々に力を奪おうとします。
催眠の基本的な流れは問題なく出来上がっていると思います。

しかし、残念ながら本作品の催眠を聴いて深い催眠状態に入れる人は皆無でしょう。
そもそもの時間が短い、技術が簡略化されている
暗示の言い回しやボリュームにやや難があるなど細かい部分もそうですが
催眠の開始から深化の終了まで常に目を開けながら行っているのが最も痛いです。

催眠音声のほとんどで開始直後に閉眼の指示が出ることからもわかるように
目を閉じることによって催眠への入りやすさ、深まりやすさはそれなりに変わります。
それは催眠状態がリラックス+集中している精神状態であり
目を閉じるという行為がその両方にとってプラスに働くからです。

最近「催眠アニメ」という目を開けたまま聴く作品が俄かに出てきていますが
それらは目を開けること、何かを見つめることを利用した催眠の技術をきちんと使っています。
ですが本作品においてはそういった要素は特に無く
むしろ目を開けていることで催眠に入りにくい環境を作り上げてしまっています。

以上のことから非常に厳しいというのが正直な感想です。
血と精を吸われる快感
エッチシーンは2パート19分ほど。
プレイは吸血、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
ドライ、セルフ両方の絶頂形式が登場します。

「わたくしに血を吸われると あなたは心地好い刺激を得られる 血を吸われた個所から全身に 強い快感を味わうでしょう」
催眠によって主人公の心身のコントロールを奪うことに成功したユフォリアは
いよいよ彼の右腕に牙をつきたて、その血を吸い始めます。

エッチは吸血によるドライ、オナニーによるセルフとプレイをひとつに絞り
それぞれ暗示で操作しながら進めていきます。
最初の「ドライ吸血」パートは事前に目を閉じ右腕、左腕、首筋、右足、左足の順に
彼女が血を吸っていく様子を描きながらエッチな興奮を高めていきます。

「右腕が熱くなる 右腕が熱くなる 熱くなる とても熱い 右腕が熱い 右腕が熱い」
吸血という架空のプレイを聴き手に実感してもらうために
彼女は肌や唇が触れた際に熱を感じる暗示を何度も入れてきます。
残念ながら肝心の吸血による快感についてはあまり触れられてはいないのですが
女性に密着されているシチュから性的興奮を促しているのかもしれません。
ちなみに、血を吸う時には控えめなちゅぱ音がしっかり鳴ります。

「全身が灼熱に包まれる 最高の快感が襲ってくる 全身が快感で悶え狂う 意識が真っ白になる」
そして一通り行った後は体全体の血を吸いながらドライオーガズムへと導きます。
淫語や喘ぎ声といったエッチな要素をほとんど使っていないプレイですから
人によって感じ方に随分と差が出るのではないでしょうか。
100%吸血のみでイかせる面白いプレイです。

続く「セルフ搾精」パートはひたすらオナニーする正統派のプレイ。
催眠パートに引き続き目を開けたままおちんちんをしごき続け
彼女の許可が出るまでひたすら射精を我慢します。
プレイ時間が8分くらいなのでそこまでハードというわけではありません。

「ペニスから迸る気持ち良さが血管を駆け巡る からだ全体が熱くなって 沸騰しそうなほどに熱い」
「しこしこ しゅっしゅ ペニスが脈打つたびに からだ全体に快感が広がっていく」

こちらも吸血パートと同じく体にエッチな熱を感じさせたり
射精に向けて快感が高まっていくよう暗示を入れてくれます。
催眠パートで入れた弛緩の暗示を解かずにプレイを始めているのは疑問ですが
催眠音声らしい暗示重視のプレイを行っているところは良いですね。

絶頂はどちらも最後に1回ずつカウントに合わせて行います。
このように、吸血鬼らしさを前面に押し出したプレイが繰り広げられています。
ソフトに調教してくれる作品
吸血鬼による隷属とその儀式としての搾精に催眠を絡めている作品です。

ユフォリアは主人公に会った直後から彼を明らかな奴隷として見ており
半ば命令するような口調やスタイルで催眠誘導やエッチを進めます。

しかし彼が死なないよう血を吸う量をセーブしたり
性的快楽を与えながら精気を吸い取る気遣いもところどころで見られるため
彼女に対する抵抗感はそれほど強烈には湧いてきません。
家畜としてではありますが彼女は彼を必要とし、それ相応のご褒美も与えています。

ですが先ほども言ったように催眠に致命的な問題を抱えているため
これらのプレイを主観的に楽しむのは難しいだろうと私は考えています。
実際に聴いてみたところ意識のぼやけや体の脱力感は特に無く
エッチは普通のボイスドラマを聴いているような気分でした。
催眠音声である以上、一定以上の深さに誘導できる技術を行使して欲しいです。

エッチは催眠がしっかりしていればもっと楽しめたであろう可能性を感じました。
温感特化で感度上昇は少なめですが暗示の入れ方は結構しっかりしています。
だからこそ催眠に対してかなり厳しいことを言わせていただきました。
淫語とちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

テーマやエッチの内容が面白い反面、完成度に難があると判断し
今回は以下の点数とさせていただきました。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 50:43

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

追記
本作品は2015年09月02日まで半額の486円で販売されています。
その場合の点数は3点です。

淫乱痴女のねっとり催眠

サークル「トランスフロー」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、男性を性的に食べるのが大好きなお姉さんが
童貞の少年を相手にねっとりとした筆おろしをします。

エッチの時間に50分近くの長い時間を取っているのに加えて
催眠の最中にもちょっぴりエッチな要素を絡めていたりと
全編に渡って彼女の痴女っぷりを意識したプレイが繰り広げられているのが特徴です。
女性と密着しながら催眠の世界へ
痴女のお姉さんに催眠をかけられてからエッチするお話。

「あなた だぁれ? いきなり声なんてかけてきて」
お姉さんは明るいけどちょっぴり気の強そうな声の女性。
自分にいきなり声をかけてきた主人公にその理由を尋ねると
きちんと言えたご褒美としてエッチなサービスをしてあげます。

彼女は本屋で堂々とエロ本を立ち読みするほどにエッチが大好きな痴女。
ネットでも声をかけるとエッチの相手をしてくれるとの噂が立っています。
彼も自分の童貞卒業をかけて彼女にアタックし、無事男子トイレに連れ込まれるわけですが
初めての経験だからかすぐにも射精してしまいそうなほど心が高ぶってしまいます。

そんな彼を一旦落ち着け、より良い形の筆おろしをするために催眠をかける。
これが本作品の大まかなあらすじです。
ちなみに主人公が便器に座っている状態なので、おそらく座って聴く作品なのだと思います。

催眠はおよそ29分間。
最初は深呼吸をするのに合わせて目を中央に寄せたり元に戻したりを繰り返します。

「はい 息を吐いていく 吐きながら目を中心に寄せる」
催眠音声ではあまり見かけない行為だからか、彼女は聴き手が無理なくついていけるように
何をするにもタイミングよく的確な指示を与えてくれます。
また冒頭ではちょっぴり近寄りがたい雰囲気を感じた声も柔らかいものへと変化し
催眠に入りやすいリラックスした気分を膨らませるのを手伝っています。

本作品は全編を通じてお姉さん役の誠樹ふぁんさんの演技が光っています。
数々の催眠音声を経験されているだけあって、シーンに合わせた声の切り替えが非常に上手です。

お次は目を開けたまま自分の頭の中で200カウントを数え
同時に聞こえてくる彼女の声に耳を傾けます。

「右腕から力が抜けていく ぐんぐん抜けていく 右腕からすーっと抜ける どんどん抜け続ける」
最中に語りかけてくる彼女のセリフは主に手足の脱力を促す暗示なのですが
並行して数を数えている、つまり2つの事を同時に処理しているおかげで
人によっては軽く眩暈がするような平衡感覚の崩れを感じるかもしれません。
暗示の重ね方や表現方法も催眠の本に出てくるようなしっかりした言い回しがされています。

ただしここで目を開けさせているのは正直疑問を感じます。
手足の脱力をするのだから目を開けている必要は特にありませんし
目を瞑った状態の方がリラックスしやすく、その結果得られる脱力感も大きくなります。
前の段階で目の運動をさせていることも考えるとさすがに目を酷使し過ぎかなと。

「抱きつかれてあったかい おっぱいがとても温かい 全身が温かくなる 頭がぼーっとするほどに熱くなる」
「おちんちんが破裂しそうなくらい力が入る お尻がガチガチに硬く おちんちんが硬くなるほどむずむずする」

そして最後は短いカウントを絡めながら彼女が抱きついたりアナルに指を挿入し
その都度体の熱が高まる、おちんちんが気持ちよくなるといった暗示を入れます。
催眠誘導の段階からストレートなエッチを登場させているところに
本作品のテーマである「痴女とのエッチ」らしさが見られます。

深呼吸する機会を多めに設けて一定以上のリラックス感を得てもらいながら
分割弛緩法など古典系の技術を使って催眠状態を深めていく割とシンプルな催眠です。

エッチでお姉さんに気後れせず気持ちよくなれることを目的に
まずは複数の動作を並行して行うことで心身に適度な疲労を与え
それから暗示にカウントを絡めながらパーツごとに脱力したり
エッチの準備運動として少し感度を高めたりします。

「息を楽にして 全身から力を抜いて ゆっくりと落ち着いて」
序盤から暗示ではなく指示を与えるような言い回しをしていることや
先ほど言ったように意味も無く目を開けさせている時間が長いことなど
催眠として見た場合に首を捻る部分が色々と見られる一方で
特に分割弛緩のシーンにおける暗示の入れ方や表現方法は十分な水準に達しており
目を瞑った状態で聴く分にはそれなりの脱力感が得られます。

サークルさんの中ではまだ2作目ということで色々試行錯誤されている段階でしょうし
それを考えればそれなりのレベルを持っていると言えます。

しかし、深化にあたる行為が目を閉じるのに合わせて軽い暗示を入れるだけだったりと
催眠状態の強化という意味ではいささかパワー不足な感があるのが残念です。
作品のコンセプトに合った催眠を施すことはもちろん大事なことなのですが
それもより多くの人が催眠に入れるよう技術を効果的に行使する大前提があってのことです。

私がごくごく浅い催眠状態止まりだったことを考えると
被暗示性の低い人だと催眠の感覚がまったく得られない可能性すらあります。

以上のことから、催眠としてはやや厳しいというのが正直な感想です。
少しずつ興奮を高めていく粘着質なエッチ
エッチシーンは45分ほど。
プレイは乳首舐め、玉揉み、胸を合わせる、フェラ、パイズリフェラ、素股、SEX(騎乗位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「まずは童貞さんのあなたの体に SEXで楽しめるのは おっぱいとおまんこ以外ににもあるんだって 教えてあげるわ」
催眠を使って主人公をエッチに臨める精神状態へと誘導したお姉さんは
女の素晴らしさを教えるために、まずは口や手を使って彼の体を刺激し始めます。

エッチは終始彼女がリードしながらパイズリフェラで1回、SEXで1回絶頂します。
DLsiteの作品説明文にはセルフがあるようなことが書かれていますが
本作品でおちんちんを実際に握って射精するシーンはありません。
セルフ無し、射精表現ありのスタイルなのでウェットと呼ぶのが妥当です。

全体の流れはどのプレイも責める前に彼女が3カウントを数え
0になったら開始し、客観描写をしながら感覚操作の暗示を入れていきます。
痴女とのプレイからちゅぱ音や喘ぎ声が満載なイメージを持たれる方もいるでしょうが
実際は暗示を使って誘導していく催眠らしいプレイが行われています。

「あなたの乳首に 私の舌先が触れるたびに くすぐったさが背中に走る」
「柔らかいおっぱいが あなたの胸を滑るたびに 背筋が温かくなって気持ちいい」

一発目に至るまでの前半は比較的ソフトな責めが中心。
口・指・おっぱいを使ってまずは乳首を執拗に刺激し
それからフェラ→パイズリフェラの流れで最初の射精へと追い込みます。

痴女だからがっつくような責めをするのだろうと思いきや
射精したい気持ちを十分に煽ってからわざと責めを一旦止めるシーンがあるなど
彼女は彼を適度に焦らすことで最後の快感をより大きなものにしようと働きかけます。
時間の長さからもわかるようにじっくりと責めてくれますから
最中は股間がむずむずしたり熱くなったりするもどかしい思いをするでしょうね。

対する後半は自分からおまんこを開いてその構造をレクチャーしたり
挿入前には素股の形でその柔らかさを感じさせたり
挿入後は敢えて動かさずに膣の気持ちよさを味わってもらったりと
童貞卒業の瞬間を楽しんでもらえるよう様々なサービスをしてくれます。
焦らすスタイルには変わりないのですが、前半に比べると甘い雰囲気が漂っています。

「尖ってる硬いクリトリスが おちんちんのカリ首に擦れると 腰から力が抜けちゃうぐらいに背筋がゾクゾクしちゃうでしょう?」
「どう? おちんちんの先っちょに コリコリした 赤ちゃんの部屋 感じるでしょう?」

暗示の言い回しが「~になる」という堅苦しいものから
上のセリフのような同意を求める砕けた感じになるのもいいですね。
合間に艶かしい喘ぎ声をもらしてくれますし、彼女もこのプレイを楽しんでくれているのが伝わってきます。

射精はどちらも10カウントと直後の彼女のセリフに合わせて行います。
ノーハンドでの射精は難しいですからドライを目指すのが無難でしょう。
どちらかといえば後に行うSEXの方がイキやすいと思います。

このように、ちょっぴり意地悪な部分も含んだ落ち着いたエッチが繰り広げられています。
今一歩な作品
良くも悪くも催眠らしさを強く意識しながらテーマを反映させている作品です。

お姉さんは主人公にいい形で記憶に残る初体験をプレゼントするために
まずは催眠を使って一旦落ち着け、それから手順を踏んで少しずつ彼を大人にしていきます。
「痴女」という単語からくる淫乱さ、性に対する見境の無さはやや影を潜めている代わりに
女性にちょっぴり意地悪されながらリードされる気分が味わいやすくなっています。
男を隅から隅まで味わおうとする粘着質の責めが印象的でした。

個々のプレイについても催眠音声の基本形を徹底的に遵守し
エッチな要素よりも暗示によって快感を与えようと働きかけてくれます。
新規のサークルさんだと催眠とまったく関係ないエッチをしていたり
ひたすら淫語を連発するだけの作品もありますし、こういう作風が既にできているのは素晴らしいと思います。

しかし、その弊害として痴女を相手にしているのにあんまりエッチじゃないとか
プレイの描写に堅さがあるといった弱点も見られます。
フェラをしているのにほとんどちゅぱ音を鳴らしませんし、SEXにおける喘ぎ声もかなり淡白です。

「私は こんなに感じている顔している男の子を放っておけません 私はあなたのおちんちんに顔を近づけて 口をあんぐりと大きく開いていきました」
最も気になったのが前半のパイズリフェラをするまでのプレイ風景を描写する際
会話ではなく官能小説に出てくるような表現が彼女のセリフに多く見られることです。

催眠音声は本ではありませんから、彼女のセリフは会話に近い表現にしたほうが自然です。
聴き手に状況を伝えることを重視するあまりボイスドラマらしさが薄れてしまっているように思えます。
ただしその後のSEXシーンは表現が話し言葉中心に切り替わっています。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声ごく僅かです。

催眠音声としての形はできているのですが完成度に難があると判断し
今回は以下の点数とさせていただきました。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 1:21:21

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

お姉さんに寄生虫を入れられて虜になる催眠音声

サークル「あめいじんぐ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する同サークルさんの処女作は、いつもとは少し違う様子の幼馴染が
催眠を使って主人公に謎の触手生物を植え付け、そのしもべへと作り変えます。

「触手による洗脳」という催眠音声ではあまり見かけないテーマ
最初は優しかった彼女が次第に本性を現すホラーテイストな展開など
ちょっぴりブラックな要素を数多く交えて屈服させられる背徳感を味わわせてくれます。
突然現れた幼馴染の正体とは
幼馴染のお姉さんに催眠をかけられ寄生虫の宿主へと変えられるお話。

「ごめんねー 急に声かけちゃって」
お姉さんは甘く穏やかな声の女性。
主人公に急に会いたくなりやってきたことを申し訳なさそうに告げると
寝ようとしている彼にそのまま自分の話を聞くよう言います。

本作品はタイトル通り謎生物に寄生される快感を
催眠の技術によって聴き手に主観的に楽しませることを目的としています。
途中の展開はもちろん、結末もややバッドな感じになっているため
人を選ぶところもありますが好きならのめり込める魅力も持っています。
プレイをハードにするのではなく自分の行く末に絶望させることで背徳感を煽ってくれます。

催眠は2パート12分30秒間。
まずは仰向けに横になり、目を瞑って深呼吸をしながら
彼女の声に合わせて目を上下左右に動かします。

「なんだか頭が疲れてきたね 少しずつ 考えることもできなくなってきたかな?」
およそ4分30秒間断続的に目を動かし続けるため
後になるほど目の周辺に軽い痛みや疲労を感じるようになるでしょう。
そこへすかさず彼女はこちらの思考や体の自由を奪う暗示を入れてきます。

さすがにこれだけで彼女の言うとおりになる可能性はそんなに高くないのですが
催眠の序盤に用いる技法としては割と効果的だと思います。

お次は長めのカウントを聞きながら腕、胴体、脚、おちんちん、脳の脱力を行います。

「時間が進むほど あなたの肩 腕 手が動かなくなっていく」
ここでは先ほどまで明るかった彼女が本性を現し
意思の無い人形のような無機質な声で心身のコントロールを奪いにかかります。
技法自体は分割弛緩法という催眠音声では非常にメジャーなものなのですが
この演出があるおかげでひんやりとした緊張感が漂っています。

古典系の技法(おそらくは眼球運動法と分割弛緩法)を用いた極めてシンプルな催眠です。
寄生虫に心と体を乗っ取られた気分を味わわせることを目的に
まずは目の運動によって神経の適度な疲労を誘い
それからカウントを交える形で体の主要なパーツを少しずつ脱力させます。
短い時間の中でやることを絞り込み、それらをストレートに進めているところがいいですね。

しかし流れ自体は結構いいのですが最中の暗示がかなり少なく
結果的に体が言うことをきかない気分が味わえる人はそこまで多くないと私は考えています。

まず前半は「上 下 右 左」の指示を与えるところは頑張っているのですが
思考力を奪う暗示は最後のほうで少し言う程度に留まっています。
聴き手に目を動かしてもらうのは暗示を入れやすくするのが目的ですから
そこで暗示をあまり入れないのはそれこそ本末転倒です。

個人的には凝視法のほうが視神経の疲労も誘えるし、暗示も入れやすいので適していると思います。
目の運動にこだわるのならバックでメトロノームを鳴らし、それに合わせて目をゆっくり動かしてもらいながら
リズミカルに暗示を入れるといった方法もあります。

後半は毎回数えるカウントの前後で暗示をほぼ入れていないところが気になりました。
深化を目的としてカウントを数える場合、特にカウントの直後に追い込み暗示を入れるのが有効です。
例えば「腕の力が抜ける、どんどん抜ける、すーっと抜ける、抜ければ抜けるほど催眠が深くなる」などです。
しかし本作品ではカウント後に「乗っ取り完了」と事実を伝えるだけの場合が多いです。

「あなたのおちんちんが寄生虫のものになる 寄生虫の都合のいいように改造される」
あと深化パートにおけるお姉さんのセリフに彼女や寄生虫本位なものが多く
人によってはそれに対して抵抗感を抱くことがそれなりに予想されます。
催眠はお互いの信頼関係が第一ですから、聴き手に嫌な気分を抱かせないことはとても重要です。
それを深化という重要なシーンで彼女自身が自ら損なっているのは大いに疑問です。

まとめますと、全体の流れはいいのですが細部の作りに疑問が残る催眠です。
射精と共に断たれる「人間としての自分」
エッチシーンは3分30秒ほど。
プレイはオナニーのみです。

触手が蠢く際にリアルな効果音が鳴ります。
セルフは有りになります。

「宿主が最初にやることは 寄生虫のために生殖器を刺激して 性的快感を捧げること」
主人公の頭の中に触手を埋め込むことに成功したお姉さんは
その完全な下僕となるための儀式としてオナニーするよう命令します。

エッチはオナニー開始の合図が出てからしばらくしごき
終盤カウントに合わせて射精する至ってシンプルなものです。
しかしこのプレイは単なる射精ではなく寄生虫へのご奉仕。
それを反映して最中は服従のセリフを復唱するなどの行為が登場します。
挿し絵のように彼女とSEXするシーンはありません。

「さぁ 右手でおちんちんを触りなさい 脚は触りやすいように開きなさい」
催眠としては運動支配の暗示を入れてくることが多いのですが
「腕が勝手に動き出し、射精が終わるまで止まらない」とかではなく
上のセリフのように「~しなさい」とストレートに命令する言い回しがされています。
そういう意味では催眠ではなく調教・洗脳プレイと呼んだほうが妥当かなと。

このように、屈服させられたことをわからせるエッチが繰り広げられます。
コンセプトは面白いのだが
触手型の謎生物に自分のすべてを乗っ取られる展開が魅力の催眠風ボイスドラマです。

お姉さんは最初は普通の幼馴染、しばらくすると寄生虫の奴隷として
主人公を仲間に取り込むために催眠を絡めた独特なプレイを行います。
催眠音声と言えば良くも悪くも甘い、優しいテーマを扱った作品が多いだけに
こういう突き落とされる展開にはゾクゾクするものを感じます。
その路線を維持した結末もある種の潔さがあります。

ですがこの作品は催眠音声ですから、聴き手を一定以上の催眠状態へと導き
主人公が味わっている諸々の感覚を主観的に楽しませるのが望ましいです。
そのための道筋に技術的な問題があるのが残念でなりません。
全体的に見て暗示の表現方法やボリュームに難があります。

「あなたの快感は寄生虫のもの あなたが気持ちよくなるのはすべて寄生虫のため」
特に表現方法が聴き手のためではなく寄生虫のためであることを全面的に押し出しているので
ここを「寄生虫のために自分を捧げるのは幸せ」とか
聴き手がなんとなく良さそうに思えるような表現にしてみると
同じプレイでもまったく違った印象を抱く可能性があります。
このあたりは次回作以降でどうなっていくのかに期待したいです。

エッチは心身を支配されたことにどれだけ興奮できるかがカギです。
射精後にも心をさらに突き崩す演出があったりと方向性はしっかりしています。
淫語とくちゅ音ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

テーマ性はあるのだけど催眠音声としての機能面に難があることから
今回はかなり厳しい点数とさせていただきました。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 26:30

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

ヒプノホスピタル

サークル「偽薬」さんの催眠音声作品。

今回紹介する同サークルさんの処女作は、一風変わった病院を舞台に
Sっ気たっぷりな女医さんが催眠を交えた奇抜な治療を施します。

純粋な催眠音声よりもドM向けボイスドラマの色が強く
特にエッチシーンでは様々な罵声がこちらの心を抉ります。
女性に見下され、変態的なプレイをしながら射精する屈辱感や背徳感が
リアルではなかなか解消できない精神的な欲求を満たしてくれるでしょう。
心に蓄積しているMな部分を開放するために
お姉さんの催眠を受けてから女医さんにエッチな命令をされるお話。

「それではゆっくり目を閉じて 軽く深呼吸を繰り返します」
物語の進行役を務めるお姉さんは甘く穏やかな声の女性。
音声を聴く際の注意事項を軽く説明した後
自己紹介などの前置きは飛ばして早速催眠誘導を開始します。

催眠はおよそ15分間。
最初は軽く深呼吸を行ってから物語の舞台となる病院をイメージします。

「初めまして そして お待ちしていました」
「あなたはベッドに横になると 病院まで歩いてきたせいか 全身がすごく気だるくなってくる」
ここではお姉さんよりちょっぴりトーンの高い女医さんも登場し
簡単な診察を行ったり、体調改善に効く薬を飲むシーンも登場します。
そしてそれらを描きながら体がリラックスする暗示も入れてきます。

もう少しリラックスを入念に行った後でイメージに持っていったほうが良いとも思えるのですが
病院の様子や女医さんとのやり取りはとてもわかりやすく
お姉さんの穏やかな声の効果もあって心安らぐ気分が湧いてきます。

「両腕は ずっしりとベッドに沈んでいるのがわかる 足もとっても重い」
お次は改めて深呼吸をしながら全身をいくつかのパーツに分け
それぞれに重さを感じさせたり、逆に軽さを感じさせる暗示を入れてきます。
暗示を入れる回数が各1回程度と少ないため、そこまで強烈な脱力感は実感できないものの
入れるタイミングや表現は処女作とは思えないほどしっかりしています。

「すーっと気持ちよくなる 体だけじゃなく 頭の中も中に浮かんでいるように ぷかぷかしていく」
そして最後はお馴染みのカウントを使って催眠状態をさらに深めます。
女医さんの女神のように安らかな声が耳に心地よく
そのまま眠ってしまいたくなるような癒しを感じました。

深呼吸をしてから軽めの脱力へと繋ぎ、最後にカウントで落とすシンプルな催眠です。
聴き手のマゾ心の開放をテーマに、序盤から舞台となる病院のイメージを交え
作品の世界観に浸らせながらリラックスと催眠状態の強化を進めます。

個々の暗示の表現はいいのですが重ね方が少ないこと
催眠の要とも言えるマゾ化の時間やボリュームが少ないことから
残念ながら癒しは感じても、彼女の目的どおりの感覚が得られる人は少ないと思います。

しかし基礎的な部分は結構しっかりしている印象を受けました。
声のかけ方や表現方法がナチュラルで暗示に受け入れやすさを感じます。
製作の経験を積み重ねていくことで、この先化ける可能性を十分に秘めています。

まとめると、軽い眠気はするけど催眠の感覚は得にくいと私は考えています。
M心を執拗に刺激する罵声の数々
エッチシーンは17分ほど。
プレイはオナニー、顔踏み、足舐め、手コキです。

エッチな効果音はありません。
セルフは一応有りになります。

「今日は私が あなたのMの部分だけを 引っ張り出してあげる」
主人公を催眠状態へと導き終えた女医さんは
彼を自分のおもちゃにするための準備として更なるマゾ化の暗示を入れてから
心の準備ができたかどうかを改めて確認します。

エッチからはメインの語り手がお姉さんから女医さんへと変わり
彼女の命令に終始従う形で進められます。
催眠において術者を途中で切り替えるのはあまり良くないことなのですが
声優さんも声質もほぼ同じなので違和感を感じる人はほとんどいないでしょう。

そして今回の治療の目的が「マゾ心の開放と発散」にあるのを踏まえて
ここからは女医さんの態度が一気にSっ気たっぷりの女王様へと変化し
プレイの命令を与えながら様々などぎつい罵声を浴びせかけてきます。


「そうだよね? そうだよねって訊いてるんだよ ほんっと どうしようもないクズだな!」
「ったく 命令なんだからさっさとしろ! このウスノロが トロいんだよほんとに」

怒鳴るような強い語気で汚いセリフを吐きかける姿はまさしくドSそのもの。
M度が高ければ高いほど背筋がゾクゾクする思いがするに違いありません。
ここまで手厳しい罵声をぶつけてくる作品は他だと「ヒプノスレーブ ~Mへの覚醒~」くらいなものです。
優しいお姉さんを演じることが多い伊ヶ崎さんがやられているのも大きなポイントです。

「お前みたいな変態には足で十分なんだよ! ほら 舌全体を使え! もっと丁寧にしろ!」
彼女が繰り出す命令の内容も過激なものばかり。
中でも一旦顔を踏みつけてから足を口に突っ込んで舐めさせるシーンは
足蹴にされている体勢もあって羞恥心や屈辱感を嫌と言うほど煽ってくれます。
Mじゃないと絶対にできないプレイをしてM心をさらに開いていくわけです。

プレイは最初の命令でオナニーを開始し、並行して言葉責めを受けたり足を舐めさせられてから
最後に彼女の手コキに切り替わり、10カウントで射精します。
ノーハンドで射精するのは相当に難しいですし、オナニーを続けるのが妥当でしょう。
プレイの最中に暗示を入れることはなく罵声を浴びせかけるだけですので
おそらくほとんどの人がエッチの最中に催眠が解けていると思います。

このように、罵声を中心としたパワフルで変態的なエッチが繰り広げられます。
ドM御用達の作品
ドMをターゲットにした催眠風ボイスドラマです。

お姉さんと女医さんは主人公が潜在的に持っているマゾの欲求を満たすために
催眠をかけた後にわざときつい言葉責めをしたり屈辱的な命令をします。
とんでもなく突き抜けた内容ですから生半可なMでは到底ついていけません。
しかしモルモットストリップさんあたりの作品が大好きな筋金入りのMならば
むしろ喜び勇んで命令を受け入れたくなるほどのパワーや魅力を秘めています。

「変態が一般人のSEXみたいにマンコの中で慰めてもらえると思ってんのか? するわけねーだろカス!」
多くの作品が詰るような遠まわしな言葉責めをするのに対し
本作品は鈍器で殴りつけるようなストレートな描写を心がけています。
おかげできついセリフなんだけど清清しさがあり、そんなに嫌な気分はしません。
むしろリアルでは滅多に味わえない体験ができたと思う人もいるでしょう。

しかし、本作品を催眠音声として見た場合
これらの罵声は残念ながら催眠にとってマイナスに働いていると言わざるをえません。
ドM心を満たすといってもそれ相応の言い回しやアプローチの方法がありますし
聴いた限りではエッチで催眠の技術を使っていると思われるシーンはほとんどありませんでした。
要は催眠をかけたのにそれをエッチで活かしきれていないのです。
あくまでドM向けのボイスドラマとしてのプレイに留まってしまっています。

「あの薬を飲んだ時点でお前はもう私のペットになってんだよ」
また冒頭に飲んだ薬を催眠そっちのけでプレイに組み込んでいるのも疑問です。
薬を飲んだ結果得られる感覚を、催眠の技術を使って聴き手に伝えてこその催眠音声ではないでしょうか。
テーマは面白いのに形にできていない部分があるのは非常にもったいないです。

催眠は多くの新規サークルさんが使われている技法に病院のイメージを絡めています。
もう少し順序立てて進めていけばもっと深く誘導することも可能だったでしょう。
今回は少々残念でしたが将来に期待が持てるサークルさんだと思ってます。

エッチは罵声にどれだけ魅力を感じるかがすべてです。
催眠に入っている/いないに関わらず好きな人ならとことんハマるでしょうね。
音声作品としてはとってもレアな過激な言葉責めが楽しめます。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

個性的な内容なのですが、催眠音声としての完成度に首を捻る部分があることから
今回は以下の点数とさせていただきました。
何度も言うように罵声のクオリティは本当に高いので
この要素に興味を持った方はとりあえず体験版をお試しください。

CV:伊ヶ崎綾香さん
総時間 40:07

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

お姉ちゃんの性奴隷にされちゃうくちゅちゅぱ催眠

サークル「パルプヒプノティズム」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、優しくてエッチなお姉ちゃんの催眠で性奴隷になった後
いくつかのプレイをしながら性的快感と従う喜びを楽しみます。

総時間のおよそ半分に渡るエッチシーンのみならず
催眠パートにおいてもちゅぱ音を適度に鳴らす変わった作りをしており
彼女はバイノーラル録音ならではのリアルな唾音を鳴らしながら
心と体に温もりやエッチな興奮を伝えようとします。
エッチなお姉ちゃんの性奴隷になろう
お姉ちゃんに催眠をかけられてからエッチな命令に従うお話。

「こんばんは ふふ 会っちゃったね 2人きりで…だね」
お姉ちゃんは明るくて優しい声のお姉さん。
事前の言いつけ通りにおちんちんを晒している主人公にちょっぴり興奮した様子で挨拶をすると
催眠を使ってとっても気持ちいいひと時をプレゼントしてあげます。

催眠は2パート34分ほど。
最初の導入パートは約7分じっくりと深呼吸をしてから
彼女とキスをして唇の温もりを感じます。

「触れる唇の感触で 近くにいるのを感じられる それはとっても心地よいあったかさ 柔らかな日差しを感じているような あったかさ」
タイトルの「くちゅちゅぱ催眠」の通り、本作品はちゅぱ音を鳴らすシーンが意識的に多く用意されており
彼女はこの後も耳を舐めたりキスをして、その都度やや下品な唾音を何度も鳴らします。

残念ながらこれらの音そのものに暗示を込めることがほとんどないため
催眠においてそれほど効果的に働いているわけではないのですが
音の近さや位置がしっかりしているおかげで彼女に寄り添われている雰囲気は十分出ています。

「指先から 手のひら 手首 ひじ 二の腕 右肩まで あったかさが広がっていく」
お次は腕、足、胸、体全体の順に先ほど生まれた温かさを広げていきます。
ここでも部分ごとに何度も「温かい」と暗示を入れており
合間合間に軽い深呼吸をすることもあってリラックスする気分は結構得やすいです。

「気持ち良さを貪欲に求めちゃってる とってもHで いやらしい Hなことばかり考えちゃう」
「お姉ちゃんに一方的に舐められて 感じてしまう キミはマゾ 性奴隷にふさわしい マゾ」

そして最後はここまで育ててきた温かさをエッチな熱へと変えていきます。
彼女が軽めの言葉責めをしてきたり、終盤に性奴隷の契約を結ぶシーンがあったりと
このあたりからだんだんと2人の上下関係が鮮明になっていきます。

ですが彼女の声や態度はテーマと正反対に終始甘く穏やかで
嫌な気分を抱く要素はほとんどありません。
あくまで気持ちいいエッチをするためのスパイスとして用いられています。

入念にリラックスしてから隷属の暗示を入れる比較的シンプルな催眠です。
全編にわたって至近距離から聞こえ続ける彼女の優しい声やリアルなちゅぱ音を活用し
それから連想される人の温もりをいくつかのシーンに分けて少しずつ伝えていきます。
深呼吸や脱力に十分な時間が取られているおかげで癒しの気分は得やすいです。
甘やかしながら奴隷に変えていくアプローチも珍しいです。

しかし催眠としての作りが不完全なことから本作品を聴いて催眠に入れる人は皆無でしょう。
序盤のリラックスや脱力させるシーンまでは割としっかりしているのですが
その後の深化パートにおいて催眠状態を深める技術が特に使われておらず
結果的に少し眠くなったくらいの気分でエッチを迎える可能性が非常に高いです。

エッチな気分を高めたり隷属化を迫る暗示も、結局のところ十分な催眠状態に入っていなければ意味がありません。
その最も大切な部分が破綻しているのが非常に残念です。
3つのプレイでたっぷりちゅぱちゅぱ
エッチシーンは3パート60分間。
プレイは耳舐め、フェラ、オナニー、キス、SEX(騎乗位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフとドライ両方のプレイが登場します。

「それじゃあ 性奴隷のキミへ命令 お姉ちゃんが出す水音をしっかりと聴いてね」
催眠を使って主人公を自分の性奴隷へと作り変えたお姉ちゃんは
その成果を確かめるために彼の耳やおちんちんを舐め始めます。

エッチはご主人様にあたる彼女の指示に従ったり責められる形で進みます。
最初のフェラパートを聴いた後、セルフパートとドライパートにプレイが分岐しており
聴き手はどちらか片方を選択することが推奨されています。
通しで聴くと2時間近くになりますし、無理せずどちらかに絞ったほうがいいでしょう。

ちなみにフェラパートは作品説明では深化パートの後半部分にあたり
最初の10分程度が深化、その後の26分がエッチという構成です。

「亀頭をしっかりと唇で咥えたまま 舌を動かしちゃう おちんちんの敏感な部分に お姉ちゃんのあったかくて蕩けるような舌が擦れる」
本作品のエッチ全体における特徴は客観描写を重視していること。
例えばフェラパートでは最初に6分ほどをかけてプレイの流れを描写し
それからカウントを刻みながら彼女の唇が近づいていく様子を強く意識させます。

舐めながら実況するタイプに比べてちゅぱ音のボリュームが減っているものの
イメージがしやすい分、彼女に舐められている気分は味わいやすくなっています。
イメージ力を重視する催眠音声らしいプレイですね。
そしてボリュームが不足する分、ちゅぱ音を意識的に下品なものにしています。

セルフパートは彼女に見られながらオナニーをします。
オナサポ系作品のように1コキまで縛るタイプではなく
開始と射精のタイミングだけを設定し、その間は彼女が気持ちを煽るセリフを投げかけてきます。

「快感に貪欲になるために 気持ちよさを我慢せずに緩めよう すると最後は すっごく気持ちいい射精が出来るよ」
「お姉ちゃんに精液をかけられるのが気持ちいいね 最低 変態 どうしようもない性奴隷だね」

煽ると言ってもお姉ちゃんはお姉ちゃんのままですから
気持ちよかったら声を出すよう呼びかけたり、軽くM心をくすぐる言葉責めをするくらいに留まっています。
感度上昇の暗示とかは入れてこないのですが
時間が約10分ありますし、その間は基本フリーなのでタイミングを合わせるのはそんなに難しくないはずです。
最後は10カウントに合わせて射精します。

もうひとつのドライパートはSEXがメイン。
お姉ちゃんが馬乗りになって腰を振りながら熱いキスをしてくれます。

「あったかくてぬるぬるのとおまんこに、おちんちん入ったら、絶対キミはおかしくなる」
「抜かれていくと 亀頭はおまんこの中でいっぱい擦れて気持ちいい」

ここでも他のパートと同様におまんこに入れたときの感覚や
抜き差ししたことによる気持ちよさを予め伝えてからゆっくりと腰を上下させます。
同時に交わされる貪るような激しいキス、ちょっぴり熱を帯びた声が艶かしく
奴隷に対する調教とは思えない温かな空気が流れています。
こちらも最後の10カウントに合わせて一回絶頂します。

このように、プレイを絞った密度の高いエッチが繰り広げられています。
甘やかしながら調教してくれる作品
テーマの奴隷化からは想像できないほど癒しの色が強い作品です。

お姉ちゃんは自分の言いなりになった主人公を決して痛めつけようとはせず
口やおまんこを使って一生懸命もてなします。
音声の最初から最後まで穏やかな態度、十分に間を取った口調が徹底されており
催眠パートはもちろん、エッチの最中ものんびりとした雰囲気が漂っています。
プレイ自体も普通の男女が行うものに留まっていますし調教要素はかなり薄いです。

そんな感じで雰囲気は良いのですが、先ほど説明したように催眠音声としては正直とても厳しいです。
表現力が及ばないとかならまだしも催眠として形になりきれていないのはさすがにまずいです。
深化パートがうまくいっていない結果、その先のエッチも主観的に楽しみにくくなってしまっています。
まず催眠がしっかりしていて、その先にエッチを積み上げてこそ初めて催眠音声は成り立つのです。

「お姉ちゃんに見られるのが気持ちいい 言葉で責められるのも気持ちいい 気持ちいい とっても 気持ちいい おちんちん 何度もビクビクして気持ちいい」
もうひとつ致命的な点を挙げさせていただきますと
エッチシーンにおける快感のほとんどを「気持ちいい」のみで表現しています。
例えば上のセリフの「見られる」「言葉責めの」「おちんちんの」気持ちよさは
言葉の上ではどれも同じだけど実際の感覚はまるで違うものです。

「視線を感じるたび恥ずかしさで全身が熱くなり、体中に心地よい電流が走る」
「蔑みの言葉を受けるたび股間に軽い衝撃が走り、ゾクゾクとした痺れが全身を襲う」
「おちんちんの根元がマグマのように熱くなり、先端に向かってジリジリとした熱と快感が込み上げてくる」

私は製作者じゃないのでこの程度の表現しか思いつかないのですが
それでもただ単に「気持ちいい」と言われるよりは違ったものを感じるはずです。
世に名作と言われる作品はこういったところをきちんと伝えてくれます。
まとめますと、サークルさんが暗示によって何を伝えたかったのかをもっと鮮明にして欲しかったです。
ちゅぱ音それなり、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

以上のことから今回は非常に厳しい点数とさせていただきました。

CV:水嶋せあさん
総時間 共通パート…1:08:16 セルフ…17:10 ドライ…33:41 合計…1:59:07

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は2点。
コスパがいいので+1してあります。

催眠的な彼女6月号

サークル「スマイル戦機」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、母性漂うあまあまな雰囲気の彼女が
幼児退行の催眠を使って聴き手に癒しを与えます。

本当の子供に語りかけるような彼女の優しい声や言葉
バックで流れ続ける水の揺れる音や弾ける音、など
赤ちゃんになる気分を味わわせるための様々な演出がされており
聴いてる最中はリアルを忘れてとても幸せな気分に浸ることができます。



彼女の赤ちゃんになって甘えよう
彼女に幼児退行の催眠をかけてもらうお話。

「今日も一日おつかれさま」
彼女は甘く優しい声の女の子。
家に帰ってきてすぐさまベッドに寝転ぶ主人公を心配そうに見ると
日頃の頑張りを労う様々な温かい言葉を投げかけます。

本作品のテーマは催眠音声で最近注目を浴びつつある「幼児化」。
現実世界のあれこれから一時的に離れ
彼女に甘やかされながら心身をリフレッシュします。

著しく癒しに傾倒した作りのため、エッチな要素は少ないものの
赤ちゃんでしか体験できないシチュがたっぷり用意されていますから
赤ちゃん気分を味わう分には問題なく楽しめると言えます。
簡単に言うと雰囲気作りが上手です。

今から4年近く前に出たにも関わらずバイノーラル録音が施されているのもポイント。
催眠の序盤から彼女はこちらの耳元へと近づき
時折位置を切り替えながら息遣いまで聞かせてくれます。
テーマがテーマですから彼女との一体感・密着感はとても重要です。
それを感じさせるための演出にもこだわりながら作られています。

催眠はおよそ25分間。
最初は布団の温かさを感じながら深呼吸や上半身の脱力を行います。

「指先の力を抜いて ゆーっくり 閉じて 開いて ほーら もう君の手は ふわーり ふわーり」
「ほら 体がかるーく かるーくなっていく」

彼女はそれらを行いながらしきりに体に軽さを感じさせようとします。
一般的な催眠音声だと脱力の際に重さを感じさせることが多いため
このシーンで逆に体が重たくなる人がいるかもしれません。

ですがそれはそれで脱力できていることを表しているわけですし
あまり気にせずそのまま聴き進めていくのがいいでしょう。
肝心なのはリラックスできているかどうかです。

「ゆらーり ゆらーり 波に揺られて 穏やかな 波に揺られて」
お次は更なる脱力として風・波など自然のイメージを交えながら
それらに揺られて心地よさを感じます。
このあたりから水の揺れる音や弾ける音がバックで流れ始め
実際にそれらに漂っている雰囲気を感覚的にも伝えてくれます。

環境音は人間なら誰にでも通用する癒しの音ですし
多くの人が自然に帰ったような安らぎを感じるでしょう。

「いま君が 赤ちゃんになったみたいに 自分では何もできない 何もできない 君」
また彼女は脱力を行いながら、今回のテーマである幼児退行にも触れ始めます。
赤ちゃんはお母さんにお世話してもらわないと何もできない存在です。
そして今の聴き手は体の自由を奪われた何もできない存在。
感覚のリンクによって遠まわしに幼児化を自覚させるわけです。

「君は今 私の中にいる 私のお腹の中で 私の鼓動を聞いている」
「ゆらり ゆらり あったかい羊水の中 私の胎盤は 君と繋がっている」

そして最後はこの後行うプレイの準備として
彼女のお腹の中にいる気分を膨らませていきます。
先ほどの波に漂う感覚を羊水に置き換え、彼女の鼓動も感じさせるなど
お話のつなぎ目に違和感がなく自然にイメージすることができます。

幼児化に向けて少しずつイメージをシフトさせていくスマートな催眠です。
いきなり赤ちゃんに関する描写を持ち出すようなことはせず
まずは十分にリラックスさせ、その心地よい感覚に浸らせながら
やや遠まわしに赤ちゃんならではのイメージを徐々に植えつけていきます。
中でも波間に漂う感覚を羊水に切り替えてくるアプローチは見事と言えます。

しかし、催眠音声にとって最も大事な技術が不足しているため
本作品を聴いて赤ちゃんになることはおろか
催眠状態に入る可能性すら皆無と私は考えています。

まず催眠を進めるにあたって確たる技術が使われていません。
深呼吸で呼吸に合わせて声をかけているところまでは良かったのですが
脱力では分割弛緩法と漸進的弛緩法の一部を抜粋したようなことをやられていますし
その後のイメージを絡めての深化シーンもカウントを普通に数えているだけです。
おかげで脱力に特化した催眠なのに、私はまったく体が重くも軽くもなりませんでした。

「私の声だけを…きく そのことにだけ 全神経を注いで 私の言うとおりに 体の力を抜いて欲しいの」
それ以上に致命的なのが暗示の表現方法とボリュームです。
彼女は暗示を入れる際、「~して」とお願いするような言い回しを何度も使用しています。
暗示を入れるべきところで指示を与えてしまっているわけです。
さらにイメージの描写に力を入れるあまり、感覚を操作する暗示が極端に少ないです。

催眠では術者が言ったことを聴き手が主観的に感じられるかが結構重要になります。
だから多くの催眠音声では「体が重くなる」と聴き手視点で語られているのです。
客観視点で表現していては暗示のパワーは当然弱くなります。
本作品のように暗示を散発的に入れているのなら尚更です。

まとめると、雰囲気作りや流れは良いのだけど技術が残念な催眠です。
彼女の声のおかげで癒しを感じたり眠気を催す人はいても
催眠特有の感覚は得にくいと思います。



彼女のお腹の中で過ごす心地よさ
続く2番目のパートは赤ちゃん気分を純粋に満喫するシーン。
彼女のお腹の中に漂いながら様々な愛の言葉を聞いて心を浄化します。

「君を守れることが ママは嬉しい こうやって 愛情を伝えられること とっても幸せ」
「ねーんねーんー ころーりーよー おこーろーりーよー」

引き続き環境音が流れる中、彼女は聴き手が羊水に漂っていること
その存在を自分も感じ、幸せに思っていることを伝えながら
「守ってあげるからね」と優しい言葉をかけたり子守唄を謳ってあげます。

ここでも彼女に抱かれているイメージの描写が中心となっているため
催眠音声特有の体や心を操作される感覚は味わいにくいのですが
雰囲気はしっかりしているので一定以上の癒しは得られます。
そして最後に彼女のいきむ声と共に再び外の世界に送り出されます。

エッチシーンはおよそ8分間。
プレイはキス、SEX(正常位?)です。
エッチな効果音、セルフ共にありません。

「ほら 見て? 君は ママのここから出てきたんだよ?」
赤ちゃんとして無事生まれてきた主人公に優しい言葉をかけると
彼女は自分のおまんこを見せつけながら、再びここに戻ってくるよう誘います。

エッチはここまでの流れを踏まえて彼女がリードしながら行います。
時間的にも内容的にも淡白に感じるかもしれませんが
様々な経緯を経た末に結ばれるだけあって強烈な愛を感じます。
彼女に愛されていることに幸せを感じながら抜くエッチですね。

「さぁ ママのここへ戻りまちょうね?」
また彼女は今までとは違い、赤ちゃん言葉でこちらに語りかけてきます。
最初に交わされるキスは優しくしゃぶるような粘性の高い舐め音を鳴らし
その後のSEXも切ない喘ぎ声を漏らす濃度の高いプレイが行われており
ここだけを聴いても1発抜けるくらいの十分なパワーを秘めています。

ちなみに本作品のエッチはドライ・セルフ・ウェットいずれにも該当しません。
彼女がイキ声を上げた直後に終了しています。
ここも催眠音声よりはエッチなボイスドラマに近い作りです。

このように、テーマに沿った癒しに溢れたエッチが繰り広げられています。



癒しは大いに感じるのだが
催眠っぽいことをしているエッチなボイスドラマです。

聴き手が赤ちゃんになった気分を十分味わえるように
彼女は終始優しい物腰で声を近くに寄せながら
赤ちゃんにちなんだ様々な要素をイメージとして描写し
それと並行して甘やかす言葉や励ます言葉を何度も何度もかけてくれます。

彼女の声が後になるほど母性を感じる丸みを帯びたものへと変化し
それが生み出す温かい空間に、すべてを忘れさせてくれるほどの癒しを感じました。
お話の展開やエッチの内容も作品の趣旨に沿ったもので統一されていますし
癒し系のボイスドラマとして見るならかなりの完成度を誇っていると言えます。

ですが催眠音声は催眠の技術を使って聴き手を誘導するものですから
本作品のようにイメージや雰囲気がしっかりしているだけでなく
主観的にそう感じさせるための効果的なアプローチが必要不可欠です。
残念ながらその最も大切な要素が本作品には不足しています。
この時点で催眠音声と呼ぶのは正直厳しいです。

エッチは暗示で聴き手の感度を上げたりすることはないのですが
声や音を意図的にエロくしているのでオカズとしてなら普通に使えます。
自分からおまんこの中まで見せつけておねだりするシーンが特にグッときました。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもごく僅かです。

以上のことから今回は大変厳しい点数とさせていただきました。
しっかりとした技術を用いていれば名作になっていた可能性もあるだけに残念です。

CV:まきいづみさん
総時間 1:17:24


オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は4点。
コスパがやや悪いので-1してあります。
幼児プレイを扱った癒し系の同人音声として見るなら5点です。

18禁淫乱催眠ドラマCD-妄想実現シリーズ3聖花女学淫-

サークル「キャットハウス」さんの催眠音声作品。

今からおよそ10年前とかなり昔に発売されたこちらの作品は
とある女学院に通う生徒が親友に催眠をかけられ
数々のとってもエッチで恥ずかしい体験をします。

純粋な催眠音声よりも催眠を扱ったボイスドラマの色が強く
彼女が親友の催眠によって淫乱なメスに生まれ変わる様子を
様々な効果音と的確な表現の暗示によってわかりやすく描いています。
久しぶりに会った親友が持つ裏の顔
聖花女学院の生徒「来栖明美」が親友の「斉藤夏美」にエッチな催眠をかけられるお話。

「ねぇねぇ 催眠術って信じる?」
夏美はややトーンの低い落ち着いた声の女の子。
「どうしたの? いきなり」
明美は明るくて可愛い声の女の子。
1週間ほど学校を休んでいた夏美を心配して
通学中に明美がその理由を尋ねるところから物語は始まります。

本作品は物語を大きく5つのシーンに分けながら
最初は普通の女の子だった明美が催眠によって心を乱され
やがて夏美の完全な言いなりになる様子を描いています。

世間一般的な催眠音声では主人公を聴き手と重ね合わせ
術者が我々に直接語りかけてくるスタンスで進められるのですが
この作品では夏美が明美に催眠をかける形が終始とられていますので
厳密な意味での催眠音声とは少し違ったものになっています。

他には聴き手が明美自身になりきれるような女体化の誘導も行いません。
ですから催眠音声よりは催眠を扱ったボイスドラマに近い内容と思ってください。
その証拠に音声の終わりで催眠を解除するシーンも特にありません。

「周囲に気づかれるかもしれないという思いが 羞恥心をさらに煽る 同時に 股間の疼きは さらに増してくる」
しかし明美が独白しながら物語を進めていくため
彼女のセリフ、特にエッチな感覚に関する描写が
催眠音声における暗示とほぼ同じになっており
一般的なボイスドラマよりも彼女が得ている感覚がとても掴みやすくなっています。


ですから催眠音声を聴いたときのような頭がぼやける感覚はしなくても
彼女がオナニーしている姿が普通の同人音声よりもえらく心に響くとか
気がついたら股間が我慢汁で濡れまくっていた、なんてことは普通にあり得ます。
おそらく催眠音声、特に女体化音声を聴いている人ほどそう感じるでしょう。

まとめると「催眠を割と真面目に扱っているボイスドラマ」だと私は考えています。
サークルさんが催眠音声の第一人者なだけあって暗示の表現も的確ですし
聴いているうちに自然と引き込まれていくような不思議な感覚を抱きます。
催眠の虜になっていく明美
エッチシーンはおよそ24分間。
プレイは擬似手マン、明美のオナニー、擬似SEXです。

すべてのプレイでややリアルな効果音が鳴ります。
セルフは当然ありません。

「どう明美 ここ 気持ちいい?」
教室に着いた後、とある方法で眠らされ体育用具室へと運ばれた明美は
2人きりになった夏美に指を使った暗示でおまんこを刺激されます。

エッチは睡眠中に催眠を施した夏美が敢えて物理的な接触を一切行わずに
左手の人差し指と中指の間を明美のおまんこに見立てながら
それをいじる間接的な暗示によって彼女を絶頂へと導きます。

「誰も触っていないのに 時折 大切な部分を 指でなぞられる感覚があるのだ」
一番最初の体育用具室での擬似手マンは手始めなだけあって割とソフトなのですが
明美が催眠状態に入っていることをまだ自覚していないおかげで
夏美の行為でなぜ自分の体が疼くのかがわからず戸惑う様子が見られます。
ほとんどのセリフが明美視点で表現されていますから
全編を通じて彼女の心の推移が手に取るようにわかります。

最もエッチな濃度が高く感じるプレイは中盤に登場するオナニー。
体育用具室で1度絶頂し教室に戻った後
授業中にまた夏美がとある暗示を入れ
それに我慢しきれなくなった明美がトイレに駆け込み自分を慰めます。

「心地よい刺激が 全身に広がる 触れた指が 自分の意思と関係なく より強い刺激を求めて 勝手に動いていく」
「体の中心で 何かが爆発したような感覚 頭の中が真っ白になって しばらく そこから動けなかった」

ここでは催眠音声における絶頂を指示する暗示
おまんこを激しくかき回す効果音、さらにはエロ可愛い喘ぎ声と
様々な方向から性的快感を刺激してくれるのがいいですね。

純粋なエロさもかなりのものですし
彼女が催眠で受けた暗示による快感にハマり初めているのがわかります。
そうやって夏美は明美を従順なペットへと作り変えていくわけです。

「ほら もう私が何もしなくても 体がどんどん熱くなる」
「その言葉のままに 体中の血液が まるで沸騰するかのように熱くなる」

終盤の擬似SEXシーンまで来るともう明美は止まりません。
指の間にボールペンの先を擦りつける遠まわしなプレイなのですが
それを自分のおまんこへの快感と受け止め大いに乱れます。
上のセリフのように夏美も暗示を入れてくるスタイルに切り替わることもあり
催眠の経験がある人なら思わず股間が熱くなるかもしれません。

聴き手に対し明確な形で暗示を入れてこないとしても
聴き手がプレイを楽しめるようしっかりとした配慮がされています。

このように、催眠を扱ったかなり独特なプレイが繰り広げられます。
オカズとしてなら十分役立つ作品
聴き手が明美自身になった気分で楽しみやすい作品です。

とある事情で夏美に催眠をかけられた明美が
初めて味わう特殊な快感に最初は戸惑いながらも
やがて受け入れ、最終的には溺れていくまでの展開を
催眠音声における暗示に似た表現を数多く織り交ぜながら描いています。

主人公が女性なので普通は客観描写が中心になるのですが
そこを敢えて明美の主観描写にしているからこそ
自然に自分自身が明美になったかのような錯覚を抱くかもしれません。
そしてそう感じれば感じるほどプレイによりのめりこむことができます。

エッチは明美が責められる展開になるおかげで喘ぎ声のボリュームが多いです。
効果音についても今の作品にやや劣るくらいのレベルですし
暗示も合わせると興奮できる素材はかなり豊富と言えます。
喘ぎ声多め、くちゅ音そこそこ、淫語ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

ゲームや漫画に登場するような魔法じみたものよりも
催眠という要素をより現実的に取り入れ、描写している作品です。
純粋な催眠音声ではないことから点数をかなり下げさせていただきましたが
催眠風ボイスドラマとしてはしっかり出来上がっています。
催眠を扱った音声作品が好きな人なら普通に楽しめるでしょう。

CV:来栖明美…早乙女綾さん 斉藤夏美…川瀬ゆづきさん
総時間 29:53


オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

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