同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ:催眠音声(トランス/暗示ボイス) > ~5点.

   ● サキュバスの女体化催眠
   ● 催眠人形~終わらないお人形の快感を、あなたの望むままに~
   ● 寝取られ催眠 彼女とっておきの告白は衝撃の内容?
   ● 魔女の快楽暗示
   ● 家畜化催眠 「君は搾精用マゾ犬♪」
   ● 催眠射精執行官 ~これより射精執行官No.634による催眠強制執行を開始する~
   ● 妹トランス!おにーちゃん裸になって!催眠アソビしよッ!【催眠れん愛】
   ● 【女体化】臨界ダクダクあま百合えっちローションなぶり!!【催眠】
   ● 心の奥に咲く薔薇を語るとき
   ● 催眠道化師~きみは私のオモチャなんだから♪~


サキュバスの女体化催眠

サークル「ファンネル」さんの催眠音声作品。

サークルさんの催眠音声処女作にあたるこちらは、大人の色気漂う上品なサキュバスが
催眠を交えた奇抜なエッチで男性から性のエネルギーを吸い取ります。

準備にあたる催眠は必要最低限のコンパクトなものに抑え
その代わり女体化、脳姦+乗っ取り、ふたなりなど非現実的なプレイを数多く楽しませてくれます。
男性では味わえない快楽をあなたに
サキュバスにエッチな催眠をかけられエネルギーを吸われるお話。

「こんばんは うふっ びっくりさせてごめんね」
サキュバスは明るくて上品な声のお姉さん。
主人公の目の前に突然現れここに来た目的を告げると
彼に女性の快感を味わってもらうために催眠をかけ始めます。

本作品はサキュバスモノの王道とも言える「搾精」をテーマに
彼女がごくごく短い女体化催眠とその状況を利用した多彩なエッチを提供します。

シチュ的にハードな責めを期待される方がいるかもしれません。
しかし彼女は彼を楽しませることを第一に考えており、どのシーンも品のある態度で接してきます。
ストレートな快楽を追求する形のエッチですから
彼女に対して高圧的だとか、嫌な気分を抱く人はあまりいないでしょう。

またサキュバス役のまさきふぁんさんは「双子」シリーズなど数多くの催眠音声に出演されてる方で
今作でも催眠、エッチで声の雰囲気やペースを微妙に切り替える丁寧な演技をされています。
作品説明文や挿し絵の印象よりもマイルドな雰囲気が終始漂っています。

催眠は2パート9分間。
仰向けに横になって軽く深呼吸をした後、まずは天井の一点を見つながら彼女の声に耳を傾けます。

「だんだん 瞬きが我慢できなくなってくる 瞼がだんだん重くなってくる」
「すーっと とても深く 気持ちのいい世界に入っていく 気持ちのいい世界に落ちていく」

一点を見つめてると次第に目が疲れて瞼に重さを感じ始めます。
彼女もそれを後押しするように軽めの暗示を入れてくれます。
そして彼女の合図で目を閉じた瞬間に安心感を覚えるでしょう。
催眠音声ではよく使われる固定凝視法という技法です。

私が今まで聴いてきた限り、新規のサークルさんは技術の行使に問題がある場合が多いです。
しかし本作品に限っては指示の出し方や暗示の入れ方、表現方法などが比較的しっかりしています。
時間が短いので催眠の世界にどっぷり浸かるとまではいけないものの
普段よりも自分が落ち着いてると実感する人は普通にいるでしょう。

もうひとつのポイントは催眠開始時からバックで水滴の音が流れること。
「ぴたぴた ぽちゃん」という涼やかな音が自然なリラックスを提供します。
環境音はエッチの終了時までほぼずっと流れ続け、シーンに応じて音の感じが微妙に変化します。

目を瞑った後はいよいよ催眠状態を深めていきます。
目の前にある階段を下りるイメージに合わせて長めのカウントを数えて深化し
そこにある扉をくぐった先にあるもうひとつの階段を同じ要領で下りながら今度は女体化をします。

「下りれば下りるほど 気持ちよくなっていくわ」
「ちょっと触っただけでイっちゃいそうになるくらいに敏感なクリトリスとおまんこ エッチなあなたに似合ってるわ」

カウントの合間に深化を促す暗示を入れてくれることもあり
1回目のカウントでは多少の眠気や意識のぼやけを感じました。
女体化はおっぱいやおまんこといった女性の特徴的な部位に的を絞り
それらの変化をイメージさせつつほんの少し感度を強化します。

軽くリラックスさせてから深化→女体化と繋ぐ極めてシンプルな催眠です。
聴き手の体を女性になりきらせることを目的に各技法を割と的確に行っています。
環境音も相まって癒しを感じる人が多いのではないでしょうか。

ただし、時間が非常に短い=準備不足なことから相当に催眠慣れしている人でないと
この催眠で一定以上の深さにまで入るのは難しいです。
私も意識のぼやけば感じましたが他の作品で味わったものよりも遥かに弱かったです。
手足の脱力がほとんど感じられなかったのもかかりが悪かったからでしょう。

そして導入や深化が淡白なせいで女体化もいまいちなりきりにくくなっています。
KUKURIさんの作品を聴いたことのある方ならわかるでしょうが
女体化催眠を施す場合、導入や深化を入念に行う作品が多いです。
そうでもしないとエッチで女性の快感を楽しみにくいところがあるからです。

まとめると、全体的にもっと丁寧かつ重厚に進めて欲しかったです。
技術の行使や暗示の入れ方はしっかりしてるので、時間をかけていれば女体化も普通にいけたと思います。
最低でも今の3倍、20分くらいは割いたほうがいいんじゃないかなと。
この先のエッチでイメージ力を要するプレイが多いからというのもあります。
サキュバスらしいぶっ飛んだエッチ
エッチシーンは6パート30分間。
プレイは体の愛撫、脳への侵入、自分でおっぱいを揉む、ふたなり化、オナニーです。

オナニーの際にほんの少しだけ効果音が鳴ります。
セルフは有りになります。

「じゃあいよいよ 女の子の体になったあなたに 気持ちいいことしてあげるわ」
催眠を使って主人公を女性の姿へと変えたサキュバスは
エネルギー吸収の第一歩として彼の体に手を触れ感度を高めます。

エッチは終始彼女の指示に従う形で進めます。
一番最初の「全身性感帯になっていく」は名前の通り感度強化がメイン。
彼女が彼の足先やおっぱいに手を触れ、そこから体が熱くなったりエネルギーが脳に集まる暗示を入れます。
プレイというよりは下準備に近いシーンですね。

「だんだん温かくなっていきます 私の手に触れられるだけで とっても気持ちいい」
ここでは温感操作の暗示を中心に据えて適度に入れてきます。
私の場合、足先はさっぱりでしたが胸のほうはぽかぽかする感覚がありました。
ただし肌が敏感になったり気持ちよくなるといった感覚は特になかったです。
これも催眠のかかりが悪かったのが原因と考えています。

その後はいよいよ本格的なエッチが始まります。
サキュバスが脳に全身を潜り込ませて彼の体のコントロールを奪い
おっぱいを揉む、おちんちんをしごくといったセルフプレイを楽しみます。
女体化作品では珍しく聴き手が実際に胸を揉むシーンがあります。

「ゆっくり指を動かし続ける おっぱいの気持ちよさがどんどん増幅されて 頭が痺れてくる」
「次は根元まで手を下ろす 皮がめくれて気持ちいい おちんちんがビクビクしてるのがわかる」

そして最中は彼女が手を動かす指示を出したり気持ちよくなる暗示を入れます。
女体化が前提のエッチなのですが男性の時にするものに非常に近いです。
オナニーする時は「上に上げる、下に下ろす」と合図を出してペースを丁寧に指示してくれます。
催眠の技術を絡めたオナサポボイスと呼ぶのが相応しいプレイです。

ちなみに終盤には2回連続で実際に射精するシーンも登場します。
体にそれなりに負担がかかりますから無理のない範囲で取り組んでみてください。

このように、女性よりも男性に寄せた仮想的なプレイが繰り広げられています。
惜しい作品
どちらかと言えば催眠よりエッチシーンのほうに光るものを感じる作品です。

サキュバスは主人公から性のエネルギーを吸い取るために
彼をより感じやすい女性へと変え、その上で体を乗っ取りながら2回の射精へと追い込みます。
女体化作品でありながらおちんちんをしごく男性のオナニーを取り入れ
さらに胸を揉むなど肉体面の快感を追求したエッチをします。

女体化催眠音声はドライオーガズムを目指すものがほとんどですから
ふたなりによる射精を最終目的に据えてるのは非常に珍しいし面白いです。
そしてこれは女体化がうまくいかなかった場合の保険にもなります。

「あなたにいっぱい気持ちよくなってもらって 私にいっぱい美味しいエネルギーくださいね」
またこれらを行うサキュバスの柔らかい態度にも好感が持てます。
単に精液を搾り取るのではなく女性の快楽を与えると言って興味を引き
最中は催眠にとって重要な「信頼関係」の維持を見据えたアプローチをしてきます。
おかげで無茶なプレイなんだけど楽しみながら聴くことができます。

しかし、催眠音声は聴き手を催眠状態に誘導した上でエッチするものですから
その大前提とも言える催眠パートが今の内容では厳しいというのが正直なところです。

今回はイメージするのが難しいプレイもそれなりにありますし
十分な深さに誘導した上でじっくり進めたほうがより多くの人が楽しめたのではないかなと。
それほど深く入れないのに深く入ってるのが前提のエッチをしています。

あと私個人は女体化プレイで実際に胸を揉ませるのは止めたほうがいいと思ってます。
自分の体が男性のままだとわかり、瞬間的に催眠が解ける可能性があります。

「あぁ…たまんない エッチなエネルギーで満たされた脳に(私の腕が)入っていく 温かい もう肘まで入ってるわ」
サキュバスが主人公の脳に入っていくシーンを結構生々しく描いてるのも疑問です。
聴き手が嫌悪や拒絶を抱きそうな描写はできるだけ避け
彼女が脳に入ってくる心地よさを中心に伝えたほうがスムーズに進むでしょう。

絶頂シーンは主人公・サキュバス共に2回。
淫語そこそこ、くちゅ音と喘ぎ声ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

女体化でありながらセルフスタイルのエッチが楽しめる作品です。

CV:まさきふぁんさん
総時間 45:00

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
悪いことも書きましたが今後のご活躍が期待できるサークルさんと見ています。
催眠を充実させてエッチでするプレイを絞り込めばもっと良い作品が生まれるでしょう。

催眠人形~終わらないお人形の快感を、あなたの望むままに~

サークル「礼門屋」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、メイドの姿をしている上品な人形が
ご主人様を催眠とエッチなサービスでご奉仕します。

催眠パートでは2人で抱き合いながら彼女の重さや温もりを感じさせる暗示を入れたり
エッチでは2人が一緒に絶頂する様子を描くなど
彼女との一体感を出しながら物語を進めているのが特徴です。
人形だからこそ味わえる無限の快感
メイド人形のアンタレスにエッチな催眠をかけられ何度も絶頂するお話。

「私は目覚めました、あなたは眠ります…」
アンタレスは可愛くて落ち着いた声の女の子。
自分はメイドの姿をした人形で名前は自由に呼んでいいと主人公に告げると
彼をドライオーガズムへと導くために催眠をかけ始めます。

本作品は催眠によって彼女と心をひとつにしてから
SEXを中心としたエッチでお互いを感じながら合計7回もの絶頂を迎えます。
「心をひとつにする」「お互いを感じる」などからわかるように
どちらのシーンも彼女との距離の近さや温もりを感じる描写が数多く登場します。

人形と言うと無機質だとか冷たい印象を抱くかもしれません。
しかし彼女は良い意味で人形らしさが薄れており
催眠の開始からエッチの終了に至るまでに何度もこちらを気遣う言葉を投げかけてくれます。
ややMあたりをターゲットにした穏やかな雰囲気漂う作品です。

「催眠というものは命令ではなく学習です。無意識が覚えることで、導入指示がなくとも、すぐにトランスに入ることも可能になるでしょう」
例えば催眠を開始する前におよそ7分間の時間を割いて
催眠に関する豆知識やリードシステムのお話をしてくれます。

リードシステムはその人が最もよく使っている感覚のことで
大きく視覚、聴覚、触覚の3つに分かれるそうです。
催眠に使用する場合は例えば海をイメージさせる際に
視覚が得意な人には「爽やかな青い空、白い雲」など目に見えるものを多く盛り込み
聴覚が得意な人には「心地よい波の音、カモメの鳴き声」と音に焦点を当てれば容易になります。

本作品では残念ながらタイプによって誘導を変えることはないのですが
いくつか質問をして自分がどれに当てはまるかを軽くチェックさせるシーンが登場します。
「これから催眠が始まりますよ」と心構えをさせてるのかもしれません。

その後に始まる催眠はおよそ20分間。
最初は楽な姿勢で横になり、目を開けたまま彼女の声に合わせて深呼吸します。

「わたしは、どこにいるのでしょうか。はい、あなたの傍にいます。わたしの声、よく聞こえていますよね」
「とてもリラックスして、楽な姿勢で、わたしの声を聞いている、ご主人さま…何故か、見ていて、とても、安心します」

彼女はその様子を眺めながら早速自分がすぐそばにいること
深呼吸で気持ちよくなってる主人公の表情に安らぎを感じていることを伝えます。
テーマである「一体感」を意識したアプローチですね
信頼できる人が近くにいるシチュもリラックスに効果的と言えます。

お次は天上の一点を見つめながら彼女の瞼が重くなる暗示に耳を傾け
それから再度深呼吸をしながら体を脱力していきます。

「目にちからが、入らなくなって、ゆらりと、視界が、消えそうになる。ゆっくり、まぶたが下がっていきます」
「あなたが感じている重さは、わたしの身体の重さです。あなたの無意識と、わたしが繋がっている、あかし」

前者は凝視法、後者は分割弛緩法という催眠音声ではよく使われる技法です。
全編を通じて彼女の話すペースが一定なのが残念ですが
深呼吸のおかげもあって実感できるレベルの心地よさや脱力感が得られるでしょう。
サークルさんの過去2作に比べて雰囲気が落ち着いてるのも大きいです。
またここでも彼女が彼の上に乗ってる描写を交え、脱力感を彼女の体の重さとリンクさせています。

「あなたと私は、催眠の世界の、深い、深いところにいる。無意識に呑み込まれて、深い催眠の海の底に沈んでいる」
そして最後はお馴染みのカウントを数えて深化します。
ここまでの流れは割と堅実で良かったと思うのですが
事前に彼女が目を開ける指示を出しているのは大いに疑問です。

大手のサークルさんが多くの作品で催眠の序盤に目を閉じさせていることからもわかるように
目を閉じることは催眠にとって様々なメリットがあります。
具体的には純粋なリラックス、外部からの情報が遮断され声に集中しやすくなるなどです。

催眠パートの仕上げとも言える深化シーンでそれをわざわざ放棄している理由がわかりません。
下手をすると催眠が解けてこれまでの努力が台無しになる可能性もあります。
メリットよりもデメリットの方が明らかに大きいです。
私の場合も正直なところ催眠の感覚がかなり弱かったです。

例えば目を開けた直後にカウントを数えて閉じさせ
同時に暗示を入れて催眠を一気に深めるなどをしていればまた変わったでしょう。
この後に彼女が目を閉じる指示を出すのはエッチの序盤です。

古典系の技術をテーマに合わせてアレンジしているシンプルな催眠です。
アンタレスの存在を感じ、一緒にエッチできる環境を整えるのを目的に
催眠に関する小話をしてからそれぞれの技術を手堅く行っています。
並行して深呼吸を多めに行うおかげで後になるほど気持ちが落ち着いてくるのが実感できます。

しかし先ほど説明した通り、終盤に致命的な問題を抱えているため
催眠にすんなり入れる人はごく僅かだと私は考えています。
目を開けさせたことを逆手に取って深化を進めるのならわかるのですが
私が聴いた限りではそういった部分は特に見られませんでした。
悪い言い方をすれば最後の最後で自爆してるなと。

まとめると、テーマに沿ってるのだけど効果はいまいちな催眠です。
後になるほど人間味が増すアンタレス
エッチシーンは2パート27分間。
プレイは体を擦りつける、キス、SEX(騎乗位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「お人形の、私の身体に、とっても気持ちいい…とってもエッチな快感…刻んで下さい」
主人公に催眠をかけた後、アンタレスは自ら服を脱いでキスをし
さらには体を擦りつけてお互いの気持ちを少しずつ盛り上げます。

エッチは催眠に引き続き彼女が上に乗った状態で
キスや体を擦り合わせてからSEXへと進みます。
ここでも作品のテーマである一体感を意識したセリフが数多く登場し
さらにはちゅぱ音や喘ぎ声も適度に鳴らして彼女自身の興奮っぷりを伝えてくれます。

「んぷぁ、はぁっ、はあぁ… 気持ちいい… キスの感覚で口の中がトロトロになっていく」
「しゅ、しゅごいのおぉぉ…カチカチに硬いオチンポぉぉぉ♪ オマンコの中にずっぽり入ってぇ、いっぱい、いっぱい感じるぅぅぅ…」

最初の「快感上昇」パートは前戯からSEXで1回目の絶頂を迎えるまでのシーン。
彼女は聴き手がSEXをより充実した状態で味わえるようにと
プレイをしながら軽めの暗示を入れて得られる快感を伝えようとします。
そしてSEXが始まると下のセリフのようにちょっぴりアヘった声を漏らします。

本作品は一般的な催眠音声に比べて彼女が乱れる描写に力が入れられており
後になるほど喘ぎ声が多く激しくなります。
反面聴き手に直接働きかけるセリフが少なくなっているので
彼女とエッチしている気分にどれだけ浸れるかが重要になります。
同人音声っぽさをそれなりに持ってるエッチですね。

2番目の「快感持続」パートはSEXの続きとして
彼女が約12分の間に6回連続の絶頂を決めます。
その都度短いカウントを数えて絶頂指示を出す連続絶頂形式です。

「んひゅうぅぅっ、きゃふぃぃぃっ! はふっ、おふぅぅぅ~~っ!♪ お腹にグイグイくりゅのぉぉ… 気持ちいいィ…」
「あひゅうぅぅっ! んひゅっ……ふあぁあぁんっ! はへぇ……お人形のオマンコにぃ、硬いオチンポぉ、ズッポズッポくりゅうううぅぅッ♪」

ここでは普段落ち着いている彼女が絶頂するたびに大きなイキ声を漏らし
後になるほどそれが激しくなる人間の女性に近い反応を見せてくれます。
カウントの前後の暗示がほぼ無く催眠音声のエッチとしては色々残念なものの
純粋なエロさについてはそれなりのパワーを持っていると言えます。

このように、彼女の普段とのギャップを意識した熱いエッチが繰り広げられています。
面白い部分もあるのだが…
全編を通じて彼女の温もりを感じさせるアプローチや催眠の序盤シーンが印象的な作品です。

アンタレスはご主人様にあたる主人公が今回のエッチを存分に楽しめるように
まずは催眠を使って彼女が実際にそばにいる気分にさせ
それからほぼずっと密着しながら2人が一緒に気持ちよくなれるプレイをします。

彼女の口調や言葉が生み出す静かで落ち着いた様子と
エッチで見せるあられもない姿から伝わってくる人の温もり。
2つのサービスからほぼ正反対の形で彼女の存在を強くアピールしてきます。

そして聴き手が彼女をより近くで感じられるように
催眠のお話をして催眠に対する疑念や緊張を解き
さらに深呼吸を多めに行ってより多くの人がリラックスできる環境を整えます。
過去2作が色々とまずかっただけに、このあたりの流れは以前よりもずっと良くなったと思います。

ですが催眠音声としてこの作品を見た場合
深化シーン以降に問題が山積してると言わざるを得ません。
この深化ですとそもそも催眠に入れない可能性がそれなりにありますし
その状態でエッチを聴いても主人公になりきって楽しむのは難しいです。

細かい部分を見るとセリフのペースと間がほぼ一定なこと
アンタレスが暗示に合わせて口調を変えていない、つまり演技指導がほぼされていないことなど
聴き手をより効果的に催眠に誘導するための配慮にも欠けています。
大手サークルさんの作品が優れてるのはこういう部分にまで心血を注いでいるからです。
今後の作品で改善されることを期待したいです。

エッチはテーマに合わせて彼女が乱れるシーンを多めに入れたのは良いと思います。
ですがそれによって暗示や状況説明を極端に少なくするのは疑問です。
例えば2番目の連続絶頂パートはカウントを数えた直後に彼女のイキ声が流れます。
催眠音声のエッチならまずは絶頂を促す追い込み暗示を入れるのが望ましいです。
私にはこれらの描写がかえって聴き手を置いてけぼりにしているように映りました。

絶頂シーンは全部で7回。
喘ぎ声それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅かです。

以上のことから今回はかなり厳しい点数とさせていただきました。

CV:秋山はるるさん
総時間 1:07:07

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

寝取られ催眠 彼女とっておきの告白は衝撃の内容?

サークル「風花雪月」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、清純そうな見た目とは正反対の腹黒い心を持つ女の子が
恋人として付き合ってきた主人公とテーマに即した独特なエッチをします。

タイトルにもなっているNTR要素を多分に含んだエッチが特徴で
彼女は自律訓練法をベースとした催眠をかけて両手の熱やイメージ力を膨らませた後
様々なプレイを通じて自分の心と体が他の男のものになっていることを徹底的に思い知らせます。
彼女と初エッチするはずだったのに
彼女に催眠をかけられてから屈辱的なエッチをするお話。

「あっ いらっしゃい ずっと待ってたんだ」
彼女は明るくて可愛い声の女の子。
自宅にやって来た主人公を制服のまま迎えると
自室に案内し、たくさん置いてあるぬいぐるみを自慢します。

本作品は念願の初エッチを期待し胸を膨らませていた彼が
彼女にとある告白をされた後、エッチで心をズタズタに引き裂かれる様子を彼の視点で楽しみます。

寝取られる側に立つわけですからドMなのが望ましいです。
やり方がえげつないと言いますか、かなり心を抉ってくる言葉や表現が含まれてるため
普通の人だと途中で聴くのを投げ出したくなる可能性がそれなりにあります。

「私があなたに催眠をかけてね そしたらね 私がへたっぴでも あなたに気持ちよくなってもらえると思うの」
そして聴き手が彼に自分を重ね合わせやすくするために催眠をかけます。
20世紀にドイツの精神科医シュルツが考案した自律訓練法という自己催眠法をベースに
催眠1→エッチ1→催眠2→エッチ2、といった具合にそれぞれを分割して行います。

催眠音声ではあまり見かけない構成ですね。
本レビューでは催眠1と2→エッチ1と2の順に説明していきます。

催眠は2パート28分30秒ほど。
「催眠1」パートではリラックスや手足の脱力を目的に
仰向けに横になり目を瞑った状態で最初に2分ほど深呼吸をしてから
自律訓練法の流れに則って催眠状態を深めます。

「気持ちが とてーも落ち着いている 気持ちが とてーも落ち着いている」
内容は背景暗示にあたる気持ちがとても落ち着いている暗示や
第1公式の両手が重くなる暗示、第2公式の両手が温かくなる暗示を
上のようなシンプルな表現で彼女が何度も言ってきます。
頭の中で暗示を復唱してみるとより効果的です。

本作品の催眠パートは全体的に彼女の話すペースが速く、セリフの間も短いため
実際に聴いてみると慌しく感じる人がいるかもしれません。
そしてそれは自律訓練法の目的であるリラックスとは正反対の効果をもたらします。
各暗示を言う際も語気やトーン、ペースにほとんど違いは見られず
言った通りの感覚を聴き手に伝えるには色々な部分が不足しています。

「おちんちんのあたりが あったかーい」
「女の子のおっぱいが やわらかそーう 女の子のおっぱいが やわらかそーう」

先ほどの部分を一通り終えた後はエッチの下準備。
おちんちんが温かくなる暗示を入れてから目の前に女の子がいるのをイメージし
その子のおっぱいの柔らかさや股から見えるピンクのおまんこを確認します。
こちらも自律訓練法と同じく特定の暗示を繰り返し投げかけます。

「おちんちんの先っぽが おまんこに包まれていて あたたかーい おちんちんの先っぽが おまんこに包まれていて あたたかーい」
「おちんちんは気持ちいーい だけど イくことはできなーい おちんちんは気持ちいーい だけど イくことはできなーい」

エッチの前半が終わってから始まる「催眠2」パートは14分。
最初に「1、2」の声に合わせて深呼吸してから
両手が温かい、おちんちんが温かい、女の子のおまんこがピクピクしている
女の子のおまんこが温かい、気持ちいいといった暗示を何度も繰り返します。

つまるところ催眠1と催眠2の内容はほぼ同じです。
私はてっきり催眠1で導入を、催眠2で深化を仕掛けてくると思ってたのですが
残念ながら本作品に深化と呼べるシーンはありません。

このため彼女の催眠を聴いた結果、深い催眠状態に入る人は皆無でしょう。
私の場合も手のひらがほんのり温かくなったくらいで
他の作品で体験したような独特な感覚は特にありませんでした。

彼女が第6公式まである自律訓練法の第2公式までしか実行しておらず
冒頭では砕けた口調で話していたのが催眠が始まると急に丁寧になるなど
聴いてて純粋におかしいと思う部分が他にも多々あります。
完成された催眠法をわざわざ崩し効果を弱めているのは大いに疑問です。

個人的には2つのパートを1つにまとめてまずはしっかりと催眠をかけ
それを維持させながらエッチしたほうがずっと良かったと思います。
今の構成だと催眠に入りにくく維持もしにくいです。
2つに分けるとしても個々に明確な目標を定め、それに向かって技術を考えて行使して欲しかったです。

以上のことから大変厳しい催眠と私は考えています。
とことんまで心を傷つけられながら
エッチシーンは2パート66分30秒間。
プレイはキス、エッチな動画観賞、彼女のオナニー、擬似フェラ、擬似SEX、オナニーの見せ合いです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「これでもう あなたは私の言いなりだから 私の命令には全部従うし 従うことが気持ちいい」
催眠を使って主人公を自分の従順な奴隷に作り変えた彼女は
軽くキスをしてからスマホを取り出し、とある動画を見せてあげます。

エッチはどちらのパートも彼女の命令に従いながら行います。
前半の「行為1」パート(約32分30秒)は本作品のテーマとなっているNTR要素が極めて強いプレイ。
彼女がとある男性と嬉しそうにエッチしている動画を見せ
今日まで恋人同士と勘違いしていた彼に厳しい現実を思い知らせます。
ちなみに彼は催眠の効果で体が動かせない設定がされています。

「えっ? 彼氏(のおちんちん)? 知りませんよー 見たこともないですもん」
「えへへっ お顔にいっぱい ドロドロしたのもらっちゃいました」

普段の口調や態度がエッチとはほぼ無縁に感じるからこそ
動画内で相手のおちんちんをおねだりする姿や
精液を顔にかけられ、それを美味しそうに飲み干す姿は相当に残酷です。

本作品のエッチは催眠音声よりも同人音声のそれにとても近く
最中に彼女が催眠の技術を使って聴き手の心と体を操作するシーンはほとんどありません。
どちらのパートも催眠とはあまり関係の無いエッチをしてますから
催眠に入っているかどうかで得られる快感に差が出る可能性は低いです。

「だって 彼氏とエッチするなんて もう絶対ありえないですもん」
主人公に対する直接的な仕打ちも容赦ありません。
作中で彼女が彼の体に触れるシーンは一切無く
触れようとすると拒絶するセリフを公然と言い放ちます。
そして今回のエッチも相手の男性の命令で仕方なくやってあげてると告げます。

寝取られた事実を動画でわざわざ見せつけてくるのも
彼をとことん惨めな気持ちに追い込もうとする彼女なりの考えです。
こんな感じで聴き手の心を痛めつけようとする描写がいくつも登場します。

後半の「行為2」パート(約34分)は擬似プレイがメイン。
先ほど観賞したフェラ動画やSEX動画を流しながら
主人公がその男性になりきれるように彼女がプレイの様子を実況します。
そして残り8分頃に差し掛かったところでオナニーを見せ合います。

「根元から裏筋を カリをなぞるように また竿を舐めあげるように 右の玉を 左の玉を 玉の裏をなぞって そのまま裏筋を上って カリの裏を小刻みに」
「奥…そんないきなりゴンゴンしたら あうっ ダメっ ダメですっ」

多くのセリフを聴き手視点で言ってくるのでイメージはかなりしやすいです。
フェラの時に鳴るちゅぱ音やSEXでの切ない喘ぎ声もエロさがあり
催眠はともかくオナニーのオカズとしての実用性はあります。
そしてエッチがあまあまだからこそ、寝取られてる現実が余計に心を黒く染め上げます。

オナニーは彼女が10カウントダウンを刻み0になったら射精します。
これまで数々の仕打ちを受けてきたことや、カウントを何度も中断し焦らしてくることから
ドMな人なら射精は普通に可能だと思います。

このように、恋人が他の男のモノになったことを思い知らせるエッチが繰り広げられています。
テーマは面白いのだが…
催眠音声よりも催眠を扱ったボイスドラマの色がずっと強い作品です。

とある男性にすっかり惚れてしまった女の子が
形式的に付き合ってる主人公にすべてのことを赤裸々に語ります。
寝取られてることを告げるだけでなくその一部始終を動画で見せてあげたり
体に一切触れさせずお情けで相手をするなどきつめの描写が多いです。

私もダークな内容の作品をそれなりに聴いてきましたが
それらと比べて彼女の悪女っぷりや後味の悪さは一際強く感じました。
ここまで容赦のない仕打ちをしてくる作品は少ないです。
ハードなNTRを聴いてみたい人なら割と楽しめる部分を持っています。

しかし本作品を催眠音声として見た場合、引っかかる部分が多々あるのも事実です。
催眠が技術的に不完全なこと、催眠とほぼ無関係なエッチをしていること
両手の脱力をさせたのに解除せず動かすシーンが何度かあることなどが挙げられます。
催眠を2パートに分けているのも効果的とは言えません。

「できるよね? だって催眠で私の言いなりになってるんだもんね」
「恥ずかしいことした記憶があるでしょ? その記憶も 催眠術で消すから大丈夫」

個人的に最も気になったのが上のセリフにあるように
彼女が催眠を魔法や超能力と勘違いしている節が見られることです。

催眠にかかってるからといって術者の完全な言いなりにはなりませんし
最中の記憶を完全に消すこともできません。
催眠ではまずあり得ない事を前提に彼女はエッチを行っています。

また全編を通じて彼女に聴き手と信頼関係を築き、維持しようとする気持ちが微塵もありません。
「リリーフレンズ」のように快楽漬けにしてからやんわり伝えていればまた違ったのでしょうが…。
残念ながら本作品には催眠にとって必要な要素が根本的に欠けてます。

エッチはNTR系のドラマとして聴くなら結構面白いです。
ただしこれまで書いてきたように催眠にはまず入れませんから
他の催眠音声のように主人公になりきってエッチするのは難しいです。

射精シーンは最後に1回。
淫語それなり、ちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

以上のことから今回は大変厳しい点数とさせていただきました。

おまけは5種類の音声です。

CV:咲守翼さん
総時間 2:29:03(本編…1:55:27 おまけ…33:36)

オススメ度
■□□□□□□□□□ 1点


体験版はこちらにあります

魔女の快楽暗示

サークル「円舞」さんの催眠音声作品。

サークルさんの催眠音声処女作にあたるこちらは、上品でちょっぴり意地悪な魔女が
Mな主人公に催眠と2種類のエッチをプレゼントします。

彼女の言いなりになった気分を聴き手が味わいやすいように
リラックスや脱力といった催眠の導入部分に力を入れているのが特徴です。
お姉さんが優しくいじめてあげる
魔女に催眠をかけられてから乳首やおちんちんをいじるお話。

「あらあら こんな場所までよく来たわね」
魔女は穏やかで色っぽい声の女性。
気持ちよくなりたい願望を抱いて館にやって来た主人公を迎えると
早速催眠誘導を開始します。

本作品は女性に優しくいじめられる快感を聴き手に味わわせることを目的に
総時間の約半分にあたる21分をかけて催眠を施し
それから前半は乳首、後半はおちんちんを彼女に言われた通りにいじります。

魔女が登場する作品の場合、魔法や薬を使うシチュをイメージするかもしれません。
しかし本作品における魔女は2人が出会うきっかけ作りに使われてる程度で
催眠、エッチいずれも他の一般的な催眠音声と同じスタイルを取ってます。
サークル初の催眠音声ということであまり冒険をせず、基本を大事にしながら進めています。

催眠は2パート21分間。
仰向けに横になり目を瞑った状態でまずは彼女に言われた部分の力を抜き
その次は深呼吸をして心身を軽くリラックスさせます。

「手足の先も 力を抜いて 力が抜けたところは だらーんと 全身が下へと 沈み込んでゆく」
最初の脱力は体全体を軽く意識する程度で終わることや
彼女が「力を抜いて」と指示を与えてくるため脱力の効果は薄めです。
しかし深呼吸の後に再度全身を脱力させる二段構えの作りになってますから
この時点では軽く気持ちを落ち着かせておくくらいで十分です。

本作品は彼女の言いなり=人形化がテーマになっており
リラックスや体の脱力に特に力を入れた催眠を施してくれます。

お次は足、腕、頭から胴体と体全体を大きく3つに分け
それぞれで10カウントを数えながら彼女がさらに力が抜ける暗示を投げかけます。
そして最後に同じ要領で頭の中も脱力し深化します。

「足の時みたいに 指の先から 力がずーんと 抜けていく」
「ずーん ずーん 頭の力が抜けたせいで 意識がとろーんとしてくる」

15分くらいの時間をかけ、彼女が意識してセリフの間を長く取りながら
「ずーんと」「力が抜けていく」といった単語を数多く交えて語りかけてくれます。
カウントを数える際に声のトーンが若干ですが変化しますし
後になるほど特に手足が重く感じるとか、動かしたくなくなる気分が多少湧いてきます。

「うふふっ これで本当に ただの言いなりになってしまったわね」
しかし、最後に行う深化シーンで彼女がカウントの後にこれといった暗示を入れず
上のセリフを言ってエッチに突入する残念な部分も見られます。

ここまで時間をかけて入念に脱力させたのは結局のところ深化をスムーズに進めるためです。
そこで暗示を入れなければ当然催眠は浅いままなわけで
この後のエッチが楽しめなくなってしまいます。
私も体の重さを少し感じたくらいで意識のぼやけや催眠に入った感覚はほとんどしませんでした。

時間を十分に取ってリラックスしてからカウントで深化するシンプルな催眠です。
聴き手の心と体を魔女の言いなりにするのを目的に
腕、足、胴体、頭と全身をパーツごとに分けて脱力を進めます。

有料作品として見た場合、独創性に欠ける催眠だとは思います。
ですが個性を出そうとした結果自滅する新規サークルさんをよく見かけますし
こういう古典催眠の手堅い技法を使った誘導は処女作に限って言うなら良いと思います。
特に2回目の脱力は進め方が丁寧で効果的と言えます。

しかし最後の深化だけはこの内容だと弱すぎます。
ここを失敗するとエッチであれこれ暗示を入れても聴き手が気持ち良くなれません。
現在の2分30秒では時間が短すぎるので、最低でも3倍の7分30秒はかけたほうがいいでしょう。
セリフも結果を言うだけじゃなく適度に暗示を入れて誘導するのが望ましいです。

まとめると、途中までは良いのだけど最後が残念な催眠です。
音声を実際に聴いて一定以上の深さにまで入れる人は少ないと私は考えてます。
声に合わせてくりくり、しこしこ
エッチシーンは2パート13分ほど。
プレイは乳首オナニー、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
ドライ、セルフ両方の絶頂形式が登場します。

「まずはこっち そう 乳首に手を持っていきなさい」
催眠を使って主人公を自分の言いなりにした魔女は
彼の希望を叶えるためにまずは乳首を指でいじるよう指示します。

エッチはどちらのパートも彼女の指示や命令に従う形で進みます。
催眠音声のエッチは運動支配や感覚支配の暗示を入れて聴き手を操作しながら普通行うのですが
本作品はエッチで暗示と呼べるセリフが一切登場しません。
オナサポ系の同人音声とほぼ同じ流れでプレイをします。

前半の「セルフ(乳首)」パートは乳首オナニーがメイン。
彼女が言う「くりくり」「すりすり」の掛け声に合わせて乳首をゆっくりいじります。
ちなみに催眠パートで腕の脱力を割と入念にやってますが
エッチの開始前にそれを解除するシーンはありません。

「私が命令しない限り あなたの手は 乳首をいじりつづけるの」
「ほぉら 今までで一番強い快感が あなたの乳首を襲ってくる」

最中の魔女は数十秒程度の短い時間でいじり方を変える指示を出したり
絶頂後もそのままいじらせたりと若干意地悪に接してきます。
催眠とかけ離れたプレイをしてますが、女性に優しくいじめられる気分はある程度味わえます。

後半の「セルフ(下半身)」パートはおちんちんでのオナニー。
「しーこしーこ」の声に合わせてしごくオーソドックスなプレイです。

「ストップ このままイけると思った? 残念でした」
ここでも魔女は2段階のペースを小まめに変化させながら
適度にオナニーを止めてもどかしい気分を与えようとします。

といってもプレイ時間が7分程度と短いのでそこまで辛くなることはないです。
むしろ寸止めの回数が多いため、しごける時間と回数が少なく射精しにくくなってます。
寸止め主体ならもっとプレイ時間を長く取ったほうがいいかなと。

このように、オナサポ色の強いちょっぴり意地悪なプレイが繰り広げられています。
ソフトな調教が味わえる作品
催眠パートの導入部分に優れたものを感じる作品です。

魔女はSな自分とMな主人公の欲望を両方同時に満たすために
体の重さや不自由感を強めに与える催眠を施し
その後で言葉を使って手を動かさせながら2種類の絶頂へと導きます。

中でも前半の催眠パートは脱力を2つの工程に分け
1カウントごとに暗示を細かく入れる丁寧な誘導を行います。
スタッフを見る限り催眠音声サークルのびおらんてさんと仲がいいのでしょう。
あちらの作風をそれなりに感じる古典特化の催眠が楽しめます。
導入パートまでの流れは処女作抜きでも光るものを持ってます。

しかしそれ以降、深化パートとエッチは品質や完成度に大きな問題を抱えています。
深化は先ほど説明したので省略するとして
エッチは催眠をかけたのに魔女が暗示をまったく入れてこないこと
そして個々のプレイ時間が短く絶頂しにくい点が挙げられます。

聴き手が催眠音声に求めているのは「催眠状態下だからこそ得られる体験や快感」です。
それなのにエッチで催眠とまったく関係ないプレイをしているのは甚だ疑問です。
例えば「腕が自然に胸へ近づく」「乳首をいじってると安心する」と暗示を入れてオナニーを制御したり
同時に感度を強化して絶頂しやすくするといったアプローチをして欲しかったです。

特に乳首は開発具合によって得られる快感が変わってくる部位ですし
催眠状態下だからこそ楽しめるエッチの良い素材と言えます。
それをまったく活かしてないのがただただ残念です。
私はドライ、セルフどちらのパートも絶頂できませんでした。

絶頂シーンはドライ、セルフ共に1回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上のことから今回は厳しい点数とさせていただきました。

CV:雨月紅羽さん
総時間 39:28

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は4点。
39分で1000円とコスパがやや悪いので-1してあります。

家畜化催眠 「君は搾精用マゾ犬♪」

サークル「ボトムズ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、上品で色っぽい調教師のお姉さんが
催眠を交えた比較的甘いエッチで主人公を自分の犬へと作り変えます。

自律訓練法をベースとした長時間に及ぶ催眠が特徴で
事前に十分な時間を取ってじっくり深呼吸し
手や腕が重くなる、温かくなるといった平易な暗示を何度も何度も入れてくれます。

エッチに一部変態的なプレイが含まれているものの
タイトルの「家畜化」から感じられるイメージよりもずっとマイルドな内容になってますから
ドMには物足りない反面、癒しや女性に尽くしてもらう充実感が得やすくなっています。
女王様のエッチな調教で犬になろう
調教師のお姉さんに催眠をかけられ、ちょっぴりハードなエッチをするお話。

「おはよう ポチ 目は覚めた?」
調教師様は穏やかで色っぽい声のお姉さん。
主人公のことを早速「ポチ」と呼び、犬のように鳴かせると
彼をより従順にするための催眠をかけ始めます。

本作品は男として非常に情けない体と性格を持つ彼に目をつけた彼女が
立派な搾精専用マゾ犬に育て上げる様子を彼の立場で楽しみます。
そのための具体的な手段として長めの時間を催眠に割き
十分にリラックスさせた後にあれこれ指示する形でM向けのプレイをします。

総時間92分のうち前置きと催眠が62分、エッチが27分とかなり催眠に寄った作りになっています。
(催眠部分だけを短くした短縮版も同梱されています)
彼女の施す催眠が癒しに効果的なことや、エッチの内容が意外とマイルドなことから
私個人はどちらかと言うと調教よりも癒しの色が強い作品と考えています。
ドMの人をターゲットにしたサービスとしては刺激が弱い感じです。

そして彼女はより多くの人が安定して催眠に入れるように
有名な自己催眠法である「自律訓練法」をベースにした催眠をゆっくり施します。
これは20世紀にドイツの精神科医シュルツによって考案されたもので
第1公式から第6公式までを順に行うことでリラックスや被暗示性が向上する効果が見込めます。
催眠音声でも無料の作品で取り入れているものをいくつか見かけます。

「オマエは不細工 オマエみたいなの連れて歩く位なら死んだほうがマシ♪」
音声開始直後の10分間は主人公が今置かれている状況説明や彼女の自己紹介
そしてこれから行う調教の流れを彼女が教えてくれる下準備的なシーン。
彼女は女王様らしく最初からこちらを見下し、「不細工」「ゴミ」といったきつめの言葉をバンバン投げかけます。

普通の催眠音声ではこのシーンを両者の信頼関係(ラポール)構築に利用するのですが
本作品では家畜化催眠っぽさを出すために突き放す態度を取ってきます。
最初の段階でこういうアプローチを取るのは催眠に入りずらくなるだけなのでやめたほうがいいと私は思います。

その後に始まる催眠はおよそ52分間。
仰向けに横になり9分ほど深呼吸をした後、自律訓練法の流れに沿って
彼女に気持ちが落ち着く暗示、左右の手や腕が重くなる暗示、同じく温かくなる暗示を入れてもらいます。

「右手が重たーーーい 右手が 重たーーーい」
「手先の重さが腕まで広がれー 広がってこいと心の中で思いながら また 体の中で重さを引っ張り上げるような考えを持ってください」

内容は上のセリフのようなシンプルな暗示を彼女が繰り返し言い
合間合間に心構えや現在の状態を確認してみるよう言われます。

実際に聴いてみると暗示の言い回しが単調に感じると思います。
ですが自律訓練法は暗示文を覚えやすいようにどの公式も平易な表現で統一されています。
独創性に欠けるんだけどやってることは順当です。
彼女のセリフを聞きながら心の中で呟いたほうがより効果的です。

右腕の重感操作と温感操作がおよそ10分、左腕が9分、両腕同時が4分と
腕のリラックスに特に力が入れられています。
私の場合重感はさっぱりでしたが温感は肩がほんのり温まる感覚がしました。
暗示の内容によって彼女の演技に変化が無くペースや間も一定なため
かけた時間に対するかかり具合は弱めになると思います。

「おでこが 気持ちよく良くて 涼しーーーい おでこが 気持ち良くて涼しーーーい」
「あなたは 私の命令に従うのが心地よーーーい」

その後は首からおでこにかけての脱力、額に涼しさを感じる暗示を順に入れ
最後にエッチの準備としておちんちんが温まる感覚と彼女への服従心を養います。
これまでとほぼ同じ流れですから何をイメージすればいいかわからないことはまずないです。

自律訓練法の一部を省略した形で進めるシンプルな催眠です。
聴き手を調教師の言いなりになりやすい心と体にすることを目的に
各工程に十分すぎる時間を割いてゆっくり、じっくり進めます。
深呼吸や脱力に多くの時間をかけているので、リラックスや心の落ち着きを感じる人がきっといるでしょう。

ですがこの音声を聴いて深い催眠に入れるかと言われると私は首を捻ります。
理由は全部で5つあります。

1つめは冒頭のやり取りで調教師が主人公との信頼関係を築こうとせず、逆に壊していることです。
催眠は被験者と術者の信頼関係が最も重要で、多くのサークルさんはそれを作り上げることに腐心しています。
ここがしっかりしてないとどんなにかけ方がうまくても入りにくくなるからです。
それを催眠の前に自ら進んで損なっているのは甚だ疑問です。
エッチを始めたあたりから徐々に上下関係を鮮明にしていくほうが良かったかなと。

2つめは自律訓練法が不完全なことです。
本作品では腕の脱力や温感操作は行っていますが
普通は並行して行う足に対する働きかけや、第5公式のお腹が温かくなる暗示が省略されています。
意図的にそうされたのでしょうが結果として効果が弱まっています。

3つめは一部で間違った暗示を入れていることです。
左腕の脱力をさせた後、本来は「左手が温かい」と暗示を入れるべきところを
彼女は「右手が温かい」と言ってきます。

シナリオを見たところその通りに書いてあったので、声の依頼を出す前に確認しなかったのでしょう。

4つめは調教師の演技です。
先ほども触れたように暗示の内容に応じて口調やトーン、ペースの変化は見られず
聴き手に感覚を伝えるにはあと一歩が足りないです。
声優さんの責任ではなくサークルさんが演技指導をされていないのだと思います。

※2016年5月19日追記
声優さんから演技指導があったとご連絡いただきましたので訂正しました。

5つめは終盤で彼女がかけた催眠と相反する指示を出していることです。
彼女は事前に腕が重くなる暗示を何度も入れているにも関わらず
額が涼しくなる暗示を入れた後に利き手をおちんちんの上に乗せるよう言います。
自分がかけた催眠の効果を自分自身で否定してるわけです。
この後始まるエッチでも暗示を解除せずに手を動かさせるシーンが何度も登場します。

以上のことから大変厳しい催眠と考えています。
飴と鞭を使い分けるエッチ
エッチシーンは27分ほど。
プレイはオナニー、犬の真似、乳首オナニー、耳舐め、乳首責め、調教師のオナニー、SEX(正常位、バック)です。

調教師がオナニーする際にほんの少しだけ効果音が鳴ります。
セルフは有りになります。

「では 一気に100%まで興奮を加速させていきましょう?」
催眠を使って主人公をとても従順な心に作り変えた調教師は
彼を立派な搾精専用マゾ犬に育てるためにまずはオナニーを命じます。

エッチは終始彼女の指示や命令に従う形で進みます。
最初から言ってしまうと本作品のエッチには暗示がひとつも登場しません。
プレイの進め方や表現方法が同人音声のそれとほぼ同じになっています。
暗示で心と体を操作する催眠音声のエッチとは作りが根本的に異なりますから
催眠に入っているかどうかで得られる快感に差が出る可能性は低いです。

前半のシーンでするプレイはオナニー。
自分でズボンを脱ぎ、彼女におちんちんを見せつけながら好きなペースでしごきます。
合図が出るまで射精しないよう彼女に言われることはありませんが
終盤に向けてセーブしながら責めていくのがいいでしょう。

「わたしが『チンチンよ!』って言ったら 手を使っておちんぽをブルンブルン振らせてみて」
そして最中は彼女が言葉責めをしたり耳や乳首を責めたりして後押しします。
彼女が積極的に肌を合わせてくるシーンが多くご奉仕っぽさを感じました。
その一方で上下関係だけはうるさく、こちらを犬扱いして恥ずかしい指示を出してもくれます。
甘やかしつつしっかり躾ける女王様らしいリードです。

「はぁん ンンッ クリちゃんが クリちゃんが気持ちいいぃぃぃ」
「ンアッッ ポチの腰振りっ ンハァっ 犬になってるからっ ンンッ いい感じにっ アアン なってるじゃない」

対する後半シーンは彼女とより密接な関係になります。
自分から服を脱いでおまんこを晒し、各部位を説明してからオナニーしたり
そのままSEXまで許すなど彼女の優しさを感じるプレイが多いです。
同時に漏れる艶かしい喘ぎ声も性的興奮を掻き立ててくれます。

「は? なんで腰振りやめるのよ? 女は連続イキができるんだから もっと腰を振り続けなさいよ」
しかし彼女にとって主人公はペットに過ぎません。
自分が十分満足できるようにちょっぴり厳しい命令も出してくれます。
他の催眠音声によくあるカウントを刻んで追い込み暗示を入れる描写は無く
彼女がイキ声を上げて果てるフィニッシュとなっています。

オナニーを途中までやってSEXで〆る流れですから
彼女の指示通りに進めた場合射精は難しいと思います。
ですがオナニーのオカズとして使う分には十分なエロさを持っています。

このように、優しさと厳しさが混在した比較的穏やかなエッチが繰り広げられています。
調教らしさは感じるのだが…
どちらかと言えば催眠よりもエッチに光るものを感じる作品です。

調教師は主人公を効率良く自分の下僕へと作り変えるために
総時間の3分の2近くを催眠に費やし、準備ができたところでエッチに取り掛かります。
寸止めや意地悪を挟まずにオナニーさせながら耳を舐めてあげる前半シーン
自分の大事な部分や痴態を見せつけ、生での挿入と中出しを許す後半シーン。
どちらも家畜化のイメージよりずっと優しく、愛も感じるプレイが繰り広げられています。

彼は頭が悪くおちんちんもみすぼらしい男性だそうですから
このまま普通に生活していたとしても女性とエッチするのは難しかったはずです。
その願いを叶えてあげた背景を考えれば彼女はとても優しいと言えます。
それでいて主従の関係はしっかりと思い知らせているところも彼女らしいです。
催眠に入っている、いないに関わらずエッチは普通に楽しめます。

それに対して催眠は先ほど挙げた5つの理由や
エッチとの親和性がまったく無いことなど疑問が多々残ります。
催眠音声である以上、エッチでもそれを十全に活用するのが望ましいです。
世に名作と呼ばれている作品はすべてそうしてます。
彼女が何のために催眠を施したのかを考えてエッチを組み立てて欲しかったです。

自律訓練法については時間をかけてるだけあって一定の癒しは得られます。
元々が完成された自己催眠法ですし、もっと慎重に進めていれば催眠誘導や深化もできてたと思います。
催眠音声は確かこれが1作目のはずですから今後に期待したいです。

絶頂シーンは主人公、調教師ともに2回。
淫語そこそこ、くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声ごく僅かです。

以上のことから今回はこの点数とさせていただきました。
おまけはアニメ3種です。

CV:大山チロルさん
総時間 通常版…1:32:00 短縮版…48:57 おまけ…13:34

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

催眠射精執行官 ~これより射精執行官No.634による催眠強制執行を開始する~

サークル「しゃがみパンチ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、ちょっぴり高圧的で仕事熱心なお姉さんが
変わった手段を使って主人公の精液を徹底的に搾り取ります。

尿道口にプラグを挿入し内外からおちんちんを責めるM向けのプレイが特徴で
彼女は最初はゆっくり、後になるほど激しくそれを出し入れしながら
手コキや玉揉みを行って効率よく射精へと導きます。

催眠音声としてのクオリティは残念ながらあまりよくないのですが
ハードで変態的なエッチに興味のある方なら割と楽しめる内容に仕上がっています。
劣等感から解き放つための搾精
射精執行官No.634から催眠強制執行を受けるお話。

「射精執行官No.634である」
執行官はややトーンが低く気の強そうな声の女性。
性欲を異常なまでに溜め込んでいる主人公を精液生産者に育てるため
彼女自ら精液をとことん搾り取り、精液の品質をチェックします。

本作品は最初に35分近くの時間をかけて催眠を施し
彼女の命令や責めを受け入れられる環境を作り上げてから
尿道責めを中心とした長時間に渡るエッチで何度も何度も射精へと追い込みます。

この世界では良質な精液を生み出す男性が貴重とされており
彼女以外にも数多くの射精執行官が日々精液を検査したり搾取しているそうです。
主人公は溜め込んだ精液の量はなかなかのものですが
自分に劣等感を抱いているせいで品質の面ではやや物足りなくなっています。
そこで彼女が催眠を交えた独自の手法で精液を放出させ、同時に自信をつけてあげようという流れです。

「このまま良質な精液を生産できないのなら 貴様は一生クズのままだ!」
「いいか? 我々から見れば 貴様ら男は等しく愚かで 等しく無能だ」

現時点での彼が男性としてダメだからか、彼女は最初の段階からこちらを見下すセリフを投げかけてきます。
そして催眠やエッチの最中には暗示ではなく様々な命令を出します。
催眠音声といえば聴き手を盛りたて、もてなしながら誘導するのが一般的なため
他の作品の感覚で聴くと高圧的な態度にきっと驚くでしょう。

サークルさんが催眠音声を初めて製作されたからかもしれませんが
本作品では残念ながら催眠の最重要ポイントとも言える「信頼関係の構築」がなされてません。
聴き手を無意識的に反発させる類のことを割とバンバン言うため
結果的に彼女の催眠にかかりずらくなっています。
これが冒頭で「催眠音声としてのクオリティはいまいち」と書いた理由のひとつです。

催眠は2パート33分ほど。
最初のパートは彼女の暗示を受け入れやすくするための準備として
深呼吸をしたり体をパーツごとに細かく分けて脱力します。

「そう ゆっくり吸って ゆっくり吐け」
「太ももから力を抜け しっかりと太ももに意識を向け 自由なイメージで 力が抜けるのを想像するのだ」

冒頭と同じく命令口調なものの、執行官の声は意外に穏やかで
少なくとも聴いてて嫌に感じる人はあまりいないと思います。
最中に投げかけられるセリフも「力が抜ける」を意識的に多く交えて脱力を促します。
また上半身と下半身を一通り終えたところで念押しにカウントを数えてくれます。

一見すると良さそうな内容なのですが
本作品は全編を通じてカウントを数えるシーンが多いにも関わらず
その前後に暗示をほとんど入れないという致命的な弱点があります。
カウントを行為の開始や終了の合図としてのみ用いているため
残念ながらカウントの後に催眠が深まるとか、彼女に言われた通りになる可能性は低いです。

2番目の深化パートは自分の体が沼に浮かんでいる様子をイメージし
彼女のカウントに合わせて沈んだり浮いたりするのを繰り返します。

「そう 意識の境界線とは まさに底なし沼なのだ 底にたどり着くたび さらに底があることを知る」
「もう頭の中はどろどろだ まともに考えることもできまい」

これも他の催眠音声でよく見かける「揺さぶり」という技法で
半覚醒状態と催眠状態を何度も往復させてトランスをより安定させるのが目的と思われます。
ですが先ほど書いたカウントの扱い方に問題があることから
深化としての機能はあまり果たせてないのが実際のところです。

私も実際に聴いてみたところ、意識に若干のぼやけが感じられた程度で
体の脱力感や催眠に入ったときの感覚はほとんどしませんでした。
聴き手を催眠状態に誘導するための暗示が決定的に不足しているのが原因です。

リラックスさせてからイメージを交えて深化させるオーソドックスな催眠です。
聴き手をエッチの舞台となる強制執行室へと案内し、尚且つ彼女の命令を受け入れやすくするのを目的に
深呼吸から分割弛緩法、カウント、軽い沈黙法、揺さぶりなど古典催眠の技術を繋げて施しています。

使用されてる技術は他の催眠音声でも本当によく見かけるものばかりで
これらを採用したこと自体は問題ないと思います。
しかし残念ながら行使の面で色々と引っかかるものがあります。
具体的には冒頭で執行官が自らラポールを破壊していること
暗示のボリュームが少ないこと、カウントの使い方を誤っていることなどが挙げられます。

以上のことから大変厳しい催眠と私は考えています。
おちんちんの内外を同時に責めるハードなエッチ
エッチシーンは3パート53分30秒。
プレイは尿道責め、手コキ、玉舐め、玉揉み、オナニーです。

尿道責め、手コキ、射精の際に効果音が鳴ります。
ドライ、セルフ両方の絶頂形式が登場します。

「この棒を 貴様のペニス つまり 尿道に挿入する」
催眠を使って主人公を自分のプレイルームに案内した執行官は
イメージによって棒状の物体を生成し、それを彼の尿道に指し込み前立腺を刺激すると言います。

エッチはリクライニングシートに拘束された状態で彼女に責められ続けます。
最初の「プラグ挿入」パートはエッチの要である尿道責めの準備。
挿し絵にある独特な形状の棒を彼女が尿道にゆっくりと挿入します。
本作品のエッチは最初から最後まで尿道にプラグを挿入された状態で行います。

「さぁ 亀の口を指で開いてやる しっかりと味わえよ?」
かなり痛そうなプレイに感じるでしょうが
彼女は彼がそう感じないように自分の唾液で十分に湿らせ
10カウントを数えて本当に少しずつプラグを内部に侵入させます。
彼女がプレイの様子を細かく実況してくれるおかげでイメージもしやすいです。

ただし、尿道にプラグを入れられた感覚を暗示で伝えてくることはありません。
なのでこのプレイを主観的に楽しむのは難しいと思います。
催眠音声よりも同人音声に近い描写がされています。

2番目の「ドライ:尿道責め連続射精」パートからいよいよ本格的な搾精が始まります。
ここではプラグをゆっくりとピストンして尿道をほぐしてから
同時に手コキ、玉舐め、玉揉みを行い主人公を4回連続の射精へと追い込みます。
プラグには穴が開いてるので挿入したまま射精できる設定です。

「プラグによる快感は ペニスが萎えることを許さない 射精の脈動が休むことも許さない」
「ほぉら 絶え間ない快楽責めで 睾丸から精液が溢れ出す 出しても出しても精液が止まらない」

十分な準備をした後のプレイだけあって執行官も一切容赦しません。
1回目の射精が終わってもまったく手を休めず、そのまま再度の射精へと追い込みます。
おちんちんの内外を同時に刺激するかなりハードなプレイですね。
ドライオーガズムを目指してますが射精表現有りです。

最後の「セルフ:尿道責め強制オナニー」は名前の通りオナニーがメイン。
引き続きプラグを挿入した状態でおちんちんをひたすらしごき、彼女の射精の許可を待ちます。

「そう 両手の拘束を解く代わりに 射精しそうになると手が止まるよう 精神拘束をかけておいたのだ」
何の前触れもなく彼女が上のようなセリフを言うのは引っかかるものの
小まめな命令や状況説明のおかげでプレイの様子がわかりやすく
前のパートとは逆に焦らす形で性的快感を与えてくれます。

このように、尿道責めを中心に据えた変態的なプレイが繰り広げられています。
エッチは面白いのだが…
後半に登場する尿道責めに個性を感じる作品です。

執行官は精液の量だけは一級品な主人公を立派な精液生産者に育てるため
尿道をプラグで直接責める極めてハードなプレイを行います。
そのための準備に10分もの時間をかけ
挿入後も細かな実況を交えながらシーンごとに違うペースの音を鳴らすなど
仮想的なプレイを聴き手にできるだけイメージできるように考えて進めます。

「私は無理強いしない 自分の意思で座れ」
そしてこの相当にきついプレイを彼女が意外に穏やかな雰囲気で行います。
事前に催眠を施していること、プレイの開始前に自分の意思でそれを受けるかどうか決めさせていること
男性にとっての大事な部分を極力傷つけないように刺激していることなど
彼女は職務を逸脱しない範囲で彼をできるだけ楽しませます。

聴く前は「相当にヤバい作品なのかな?」と思っていた私も
特に苦しい思いをすることなく普通に聴き終えることができました。
尿道責めのペースが全体的にゆっくり目で拷問になってないものあります。

しかし催眠の品質に難があることや、エッチで聴き手に対してほとんど働きかけてこないことなど
本作品を催眠音声として見た場合厳しいところが色々あるのも事実です。

尿道責めはリアルだと恐怖心や衛生面の関係でなかなかやりにくいプレイですし
だからこそプラグを差し込まれたときの異物感とか、擦られたときの快感を
暗示を使って聴き手に伝えていくことが重要になります。
それを彼女が一切やってくれなかったのが残念でなりません。
今後新作を作られるかどうかはわかりませんが、次回作があるなら是非改善して欲しいです。

絶頂シーンは全部で5回。
くちゅ音それなり、淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

発想は面白いのだけど完成度に大きな問題を抱えている作品です。

CV:佐倉ありさん
総時間 1:45:43

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

追記
本作品は2016年5月12日まで3割引の630円で販売されています。
その場合の点数は4点です。

妹トランス!おにーちゃん裸になって!催眠アソビしよッ!【催眠れん愛】

サークル「催眠マンチカン」さんの催眠音声作品。

今回紹介する同サークルさんの処女作は、お兄ちゃんのことが好きで好きでたまらない妹が
催眠を使ったエッチなお遊びをしながら自分の想いを打ち明けます。

催眠の開始時に催眠に入りやすくなるための心得を教えてくれるのが特徴で
彼女は自分や自分たちのいる空間を事前にイメージさせてから
催眠初心者が抱きがちな疑念を解きほぐす形で誘導を行います。
妹とする気持ちいいアソビ
妹に催眠をかけられあまあまなエッチをするお話。

「おかえりッ! おにーちゃん!」
妹は明るくて可愛い声の女の子。
帰宅したお兄ちゃんに一緒に遊ぼうと誘うと
部屋に移動し早速服を脱ぐように言います。

2人は以前から催眠を使ったこういう遊びをしている関係で
妹は前々から彼に異性として十分以上の好意を抱いてました。
そこで今回はいつも通り催眠をかけてから最後の一線を越えることになります。

近親相姦モノなのですが、妹の明るく純真なキャラのおかげで背徳感はまったくなく
好きな人とひとつになれたことを心から喜んでいる純愛色の強いエッチをしています。
催眠音声で術者と聴き手が肉体的に接触するケースも珍しく
彼女が入れる暗示も手伝って作品全体に柔らかく温かい空気が漂っています。

催眠はおよそ17分30秒間。
ベッドに仰向けになり目を瞑った状態で軽く深呼吸した後
まずは彼女の催眠に関するお話に耳を傾けます。

「例えば、おにーちゃんが、ゲームをしたり、漫画を読んだり、ネットをしたり。いつの間にか、のめり込んじゃって、気がついたら、すごい時間が経ってた」
内容は日常生活でよく味わう催眠に近い感覚について。
彼女が言うように趣味に没頭してると時間が経つのを早く感じる人は結構いると思います。
そういった具体例を挙げながら催眠はそれほど特別な感覚ではないことを教えてくれます。

私もメールやコメントで「催眠に今までかかったことがない」とご連絡をいただいたことがあります。
ですが実際は催眠にかかっていることに気づいてないだけで
人間は誰でも日常的に催眠に類する感覚を経験しています。
それを教えることで妹は聴き手が抱く催眠に対する疑念を解きほぐしているわけです。

その後は彼女の容姿や今いる場所のイメージをしてから
手、足、腹、胸、顔など体全体を細かいパーツに分けて脱力します。
催眠音声ではよく見かける分割弛緩法というやつです。

「足の力を抜いて、だらんとさせて。足の力を抜いたら、ふくらはぎと、太ももの力も、抜いて」
彼女がどこに意識を向ければいいのか小まめに教えてくれるのでやりやすさはあります。
しかし最中に投げかけられるセリフが指示になっており
少なくとも私は体の力が抜ける感覚があまりしませんでした。

ここで彼女が「力を抜いて」ではなく「力が抜ける」と言っていたら
きっと今以上の脱力感や意識のぼやけを感じていたでしょう。
処女作故の粗さと言いますか、本作品は全体的に暗示の表現が残念なシーンが見られます。

「私に抱かれて、おにーちゃんは、しあわせになる。とーっても、しあわせ」
続く深化のシーンでは彼女に添い寝されてる状況をイメージしながら
カウントや彼女の言葉に耳を傾け幸せな気持ちを膨らませていきます。

ここも「私に抱かれているから幸せ」ではなく
「私と触れた部分が温かくなる、体が温かくなるとさらに力が抜けて心地いい。幸せ」みたいに
感覚をリンクさせる形で暗示を入れたほうが聴き手に伝わりやすかったように思えます。
流れは良いのだけどあと一歩が足りない印象を受けました。

妹との心の繋がりを重視しているオーソドックスな催眠です。
彼女の声に良い印象を抱いてもらうことを目的に
簡単なお話をしてから古典系の技法を繋げて進めます。

冒頭にあった催眠の話は初心者に対して特に有効だと思います。
こういう話をすることで彼女に対する信頼感も自然と生まれます。
しかしそれ以降の脱力や深化については色々と引っかかるものを感じました。
時間が比較的短い割に暗示のボリュームが少なく、その表現もあまり適切でないことが挙げられます。

他に気になったのは深化が弱いところでしょうか。
短めのカウントを1回数えてカウントごとに「気持ちよくなる」と暗示を入れ
それからほぼ同じ要領で「幸せになる」と暗示を入れてきます。

2回目のカウントが本題の暗示なのを考えると
1回目のカウントをもっと厚くしてしっかり催眠が深まるように誘導するのが望ましいです。
揺さぶるとか、彼女と一緒に階段を下りるイメージを絡めるとか追加の要素が欲しいです。
ここである程度深化できないと後に始まるエッチが死んでしまうので
もう少し慎重かつ丁寧に進めて欲しかったです。

まとめると、面白いところはあるのですが完成度に難のある催眠です。
初々しさを感じるラブラブなエッチ
エッチシーンは23分ほど。
プレイはキス、おちんちんへの愛撫/息吹き、手コキ(オナニー)、SEX(騎乗位)です。

SEXの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。
セルフは有りになります。

「おにーちゃんの唇に、わたしの唇が、近づいていく。どんどん、近づいていく。もう、ふれちゃうよ」
催眠を使ってお兄ちゃんを幸せな気分にした妹は
自分の気持ちに我慢できなくなったのか軽くキスをします。

エッチは彼女にリードされる形で行います。
前半の11分間はおちんちんの感度上昇がメイン。
彼女がキスやおちんちんへの息吹きをしながら、その都度おちんちんが気持ちよくなる暗示を入れます。

「わたしにキス、されると、とってもとっても、うれしくなるよ。わたしにキス、されると、とってもとっても、しあわせになるよ」
「おちんちんが、敏感なのって、気持ちいい、ことなんだよ。気持ちいいことは、うれしいこと、なんだよ」

彼女は彼のことが余程好きなのでしょう。
おちんちんの感度を上げながらこのプレイに幸せを感じるように働きかけます。
彼女の可愛い声や愛らしい仕草も相まって心が自然とポカポカしてくる人がいるでしょうね。
肉体面での快感だけでなく充足感も与えながらエッチを行います。

ただし、キスや息を吹きかけられる感覚そのものには残念ながら触れられてません。
「キスをされると幸せになる」「息を吹きかけられると敏感になる」と結果にのみ触れています。

ここを「柔らかく温かい唇の感触に脳がとろけ、幸せな気分が全身に広がる」とか
「息を吹きかけるほどおちんちんに心地よい痺れが走る。心地よい痺れを感じるほど頬が緩み嬉しくなる」みたいに
プレイによって得られる快感を通じて感情を操作していればより良くなったように思えます。
今の状態だと暗示の組み立てが飛躍しているかなと。

後半はいよいよ妹がお兄ちゃんのおちんちんに直接触れてご奉仕します。
ここで面白いのは彼女が手コキをする様子に合わせて聴き手がおちんちんをしごくシーン。
「シーコ シーコ」と同人音声で行われるオナサポっぽい掛け声を出してオナニーをリードします。

「シコシコ、すればするほど、おにーちゃんは、感じちゃう。気持ちよくなる。うれしくなる」
実プレイ時間が4分30秒程度と短いながらも、ここまで物理的な刺激が一切無かっただけに
実際にオナニーしてみると不思議な気持よさを感じる人がいると思います。
暗示も挟んできますがここでの主役はあくまでシコシコボイスです。

「おにーちゃんが、気持ちいいと、わたしも、気持ちいいの。おちんちんを、擦られて、おにーちゃんは、気持ちよくなる」
「(絶頂直後に)おにーちゃん、大好き!大好きだよ、おにーちゃん!」

そして最後の最後でようやく彼女と繋がります。
エッチな効果音や切ない喘ぎ声など純粋なエロさは今までよりも強いです。
しかし2人が感覚を共有している設定をいきなり持ち出してくることや
絶頂シーンで「カウントが0になると射精する」と言ってくること
0を数えた直後に彼女が追い込み暗示ではなくイキ声を上げていることなど
催眠音声におけるフィニッシュとして納得できない部分を色々抱えています。

最後にSEXで絶頂する作品はドライオーガズムを促してくることが多いです。
それは男性が射精する場合、普通は手でしごくなどの物理的な刺激を求められるからです。
しかし本作品は形の上ではノーハンドの射精を指示しています。
無難にドライを目指すか、あるいは前のプレイを続けてオナニーで射精させるか
そのどちらかを選択していたほうがプレイとしての違和感がなくなり完成度も上がったでしょう。

このように、肉親らしい甘い雰囲気漂うエッチが繰り広げられています。
あと一歩が足りない作品
可愛らしい女の子が一生懸命ご奉仕してくれる愛情たっぷりな作品です。

妹は大好きなお兄ちゃんに幸せな気分でエッチを楽しんでもらえるように
催眠に入りやすい気持ちにするお手伝いをしてから誘導を開始します。
そして催眠をかけ終わった後も彼に幸福感を与えることを強く意識しながらエッチを行います。

妹特有の甘さや温かさが自然と伝わってくるシーンが多く
彼女の声や態度、エッチの時に見せる恥ずかしそうな仕草にも癒しを感じます。
大切な人をお世話している雰囲気はとても良く出ていると思います。

しかし、本作品は催眠音声ですから聴き手を十分以上の深さの催眠状態へと誘導し
様々な暗示を使ってエッチの感覚を主観的に楽しませるのが望ましいです。
その点では残念ながら不満が残る内容というのが正直なところです。

新規サークルさんの場合、催眠を結構おざなりにするケースが多く
その分エッチが充実している傾向が見られます。
ですが催眠音声は聴き手に催眠に入ってもらわないと始まらないので
まずは十分な時間を取って誘導をしっかり行うことを考えて製作して欲しいです。
少なくとも私はこの音声を聴いて催眠に入った感覚があまりしませんでした。

エッチは催眠音声らしく言葉で感覚や感情を操作することに力を入れています。
ここも前項で書いたようにプレイそのものの感覚が欠落しているため
聴いて実際に気持ちよくなるかと言われると首を捻ります。

胸のあたりがポカポカしたり安らぎは感じるんですけどね…。
まだ始まったばかりのサークルさんですし今後のご活躍に期待したいです。

絶頂シーンは最後に1回。
淫語そこそこ、くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声ごく僅かです。

以上のことから今回はこの点数とさせていただきました。

CV:紗藤ましろさん
総時間 47:27

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

【女体化】臨界ダクダクあま百合えっちローションなぶり!!【催眠】

サークル「エコーズ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、普段は男女としてエッチを楽しんでいるカップルが
女体化の催眠をかけてからローションを使った百合プレイを行います。

催眠からエッチに至るまでローションを中心に据えた珍しい作りをしており
彼女はローションが持つどろどろの質感によって催眠状態が深まる感覚を伝えたり
全身にくまなくローションを塗りたくってエッチな気分を高めようとします。
女の子の快感を知るには女の子になるのが一番
彼女に女体化催眠をかけられてからローションプレイをするお話。

「ねぇねぇ 最近なんか エッチがマンネリじゃない?」
彼女は甘く端正な声のお姉さん。
近頃マンネリ気味になっているエッチを改善するための手段として
女の子同士のローションプレイをしようと提案します。

催眠は14分30秒ほど。
ベッドに腰掛け目を閉じてから、まずはローションが入っている綺麗な瓶をイメージします。

「右手を傾けていく 右手のローションに映っていたあなたの姿が 歪んで 崩れて 溶けて…消えて」
彼女はローションを自分の右手に垂らし、それを左手に移し変えしながら
映っているこちらの姿が歪み、意識がぼやけてくる暗示を入れます。
催眠音声ではお馴染みの深呼吸などは一切行わず
ローションを扱ったイメージのみで催眠を進めている
のが本作品の大きな特徴です。

「ローションからの反射で お肌がいつもより つるつるに見えるね 女の子っぽい」
「これ(ローション)は女の子用だから 女の子っぽく映るのかもしれないね」

また彼女はローションを左右の手に移し返す動作を何度も繰り返しながら
その都度少しずつ聴き手が女性になったように錯覚させるセリフを投げかけます。

体→心の順にストレートに女体化を進めていくのではなく
こういった準備的なアプローチを取り入れているのは面白いですね。
拒絶しにくい表現を用いて女性になることへの抵抗感を効果的に和らげています。

「ほら もっともっと大きな瓶 見つめて ウエストも全部映るよ?」
「あっ 華奢で 滑らかで 柔らかな輪郭の すっごく女の子らしい体型だね」

そして最後は十分に温まったローションを主人公の顔に塗りたくり
再び瓶を見つめてどれくらい女性になっているかを確認します。
細い腰、ふっくらした胸などやや曖昧な表現がされてますので
ある程度は聴き手側の好きなようにイメージしてもいいのでしょう。

ローションを見つめたり塗りながら女体化を進める極めて個性的な催眠です。
聴き手を可愛い女の子になりきらせることを目的に
まずは頭の中でローションを見つめさせることで集中力をある程度高め
それに合わせてこちら自身が溶けてしまったような暗示を入れています。

私も最初はどうなることかと不安を抱きながら聴いていたのですが
ある程度進んだ段階で実感できるレベルの意識のぼやけや体の硬直がありました。
ただ一般的な作品に比べて弱かったことを考えると、ややかかりにくい催眠のように思えます。
ですからどちらかと言えば被暗示性が高い人に適した内容ではないかなと。
深呼吸やストレッチといった事前の準備を完全に省略しているのが痛いです。

女体化についてもローションを左右の手に移し変えながら変化を伝えてきます。
この時点では外見が変わったように思わせる点に注力し
本番のローションプレイの最中にそれを強く実感させる2段構えの形になっています。

まとめると、テーマに即したイメージを用いている熟練者向けの催眠です。
ローションをとことん塗りまくるぬるぬるなエッチ
エッチシーンは2パート43分間。
プレイはローション塗り、キス、乳首舐め、クリ舐め、手マン、SEX(正常位?)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「じゃ ローション まずは薄く 全身に塗っていくよ」
催眠を使って主人公を女の子の姿へと作り変えた彼女は
いよいよ女性の快感を教えるためにローションをくまなく塗り始めます。

エッチは最初のパート(約30分)でローションを全身に塗りながら感度を高め
次のパートでおまんこを責めながら連続絶頂を促します。
「ローションなぶり」の名に違わないローションを前面に押し出したプレイです。

「ぬーるぬーる 女の子らしい ほっそりした腕 とろけそうな感覚が広がって 力が 抜けていく」
最初のパートは肩、お腹、太ももなど性感帯でない部分を一通り塗ってから
おっぱいやクリトリスへと至り、その都度気持ちよくなる暗示を入れていきます。
効果音が無いのでプレイの様子はややイメージしにくいのですが
その代わりに「にゅるるー」「にゅーらにゅーら」といった擬音語を数多く用いています。

「愛液とローションが混ざるとね 媚薬効果がどんどん高まるんだよ?」
体の表面をほぼ塗り終わった後も彼女のローションプレイは留まるところを知りません。
おまんこをいじって溢れ出てきた愛液をローションに配合して再び全身を塗ったり
その結果出るようになった母乳も混ぜて全身をぬるぬるどろどろにしていきます。

最中にキスをしたり乳首を舐めたりするシーンも一部あるのですが
基本的にはローションを体に塗りたくるプレイが中心です。

次の絶頂パートはおまんこへの責めがメイン。
ここまでその表面だけを刺激していたのが中へ指を滑り込ませ
「ちゅくちゅく ぐっちゃ」といった擬音語をたっぷり言いながら激しく責め上げます。

「最後に もう1回イっちゃお? あなたのおちんちんで」
特に珍しいのがその最後に登場するSEXシーン。
いつの間にか彼女の股間に生えていた主人公のおちんちんを使って
女性としてそれを受け入れる快感を味わわせてくれます。

テーマの百合から脱線してしまっているのはちょっぴり残念ですが
男性では決して味わえないプレイを取り入れている点は女体化音声として妥当だと思います。

このように、ローションプレイを軸としたあまあまぬるぬるなプレイが繰り広げられています。
コンセプトは面白いのだが
テーマのローションをふんだんに活用している作品です。

彼女は女性としてローションを塗られ、絶頂する快感を味わわせるために
催眠の最初からローションを使ったイメージを取り入れ
エッチについてもローションを塗りながら何かをするほどまでに徹底しています。
催眠音声でここまでローションまみれな作品はそうそうないでしょう。
作品の個性をできるだけ大事にしながらすべてが組み立てられています。

しかし先ほども言ったように催眠の進め方がやや性急なことや
エッチで30分間ほぼ塗りまくるだけに終始していることなど
ローションを持ち上げすぎた結果、催眠音声として疑問を感じる部分がいくつも見られます。
個人的に最も気になったのはローションプレイにおける表現方法。
彼女はエッチにおける感覚の多くを暗示ではなく擬音語で表現しています。

「ぬらぬら ぬらぬら ぬらぬら ぬらぬら ちゃくちゃく ちゃくちゃく ちゃくちゃく」
おっぱいにローションを塗りたくる時の上のセリフに始まり
小陰唇は「ちゅくちゅく」、大陰唇は「ぱちょぱちょ」、SEXのピストンは「ガンガン」など
刺激したときに鳴る音をセリフで表すシーンが多い反面
それらによって得られる快感を暗示で伝えてくれることは残念ながらほとんどありません。

結果的に彼女が何をしているのかをイメージできても
プレイを主観的に捉え、自分自身が参加しているように感じることが難しくなっています。
エコーズさんは元々擬声語を多用してくるサークルさんなのですが
本作品はその割合があまりにも高すぎて正直かなり厳しいです。

擬音語ではなく「股間にムラムラした気分が湧いてくる」とかの擬態語を中心にしていれば
遠まわしな感覚操作として機能し、今とは違うエッチになっていたのかもしれません。

「あぁぁぁぁ (精液)ぶっ掛けるのぉ ゼロっ ゼロっ! ドクドク出てるぅ ゼロっ! セロぉ」
他にも最も重要な最後の絶頂シーンでイカせる暗示を入れず、彼女の様子のみを描写していたりと
催眠音声におけるエッチとして聴いた場合に納得できない部分がいくつもありました。
淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

以上のことから今回は非常に厳しい点数とさせていただきました。
「サークルさんの悪いところが強く出てしまっているな」という印象です。

CV:紗藤ましろさん
総時間 1:03:33

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

追記
同じキャラで別のプレイを行う他の2作品とセットになったバージョンもあります。
「【女体化催眠】ラブだく・臨界・限壊「三つ巴セット」【三周年記念】」

本作品は2016年4月22日まで3割引の840円で販売されています。
その場合の点数は4点です

心の奥に咲く薔薇を語るとき

サークル「ユリイカ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、双子の姉妹に催眠をかけられた後
様々な少女とエッチをして失った自信やプライドを取り戻します。

2人の術者が催眠をかける双子形式をベースに
多種多様な技術を用いて少しずつ催眠状態を深めてくれます。
合計6人もの少女を犯す変わったスタイルのエッチも魅力です。
双子が繰り出す畳み掛けるような催眠
双子の姉妹に催眠をかけられ、彼女たちや別の少女とエッチするお話。

「私は姉の催眠術師」
姉は穏やかで落ち着いた声のお姉さん。
「私は妹の催眠術師」
妹は可愛くてお淑やかな声の女の子。
音声を聴く際の注意事項を簡単に説明すると
主人公に瞬間催眠に関するお話をします。

本作品は全編を通じて姉が右、妹が左に陣取り
交互に言葉をかけたり同時に逆のことを言ったりしながら催眠とエッチを行います。

所謂双子形式というやつなのですが、本家にあたるListenable pharmacyさんに比べると
その運用方法が随分違います。

具体的には2人が個別の役割を担っている本家に対し
本作品は姉をメインの術者に据え、妹はそのサポートを担当しています。
作中で使われている技術もほとんどが1人でもできるものです。
そういう意味では双子をやや持て余しているように思えます。

催眠はおよそ16分30秒間。
最初は姉が主人公の額に手をかざし、すかさず3カウントを数えて彼を瞬間的に催眠に落とします。

妹「ぴったっと 姉の手がくっついた」
姉「お、ち、て、いく 落ちていく どんどん落ちていく」
深呼吸やストレッチといった準備にあたるシーンが一切無いので
これを聴いただけで深い催眠に入れる可能性は低めです。
しかし双子はこの後も催眠状態と半覚醒状態を何度も往復させ
それによって催眠により深く安定して入れるように誘導します。
ちなみに本作品はほとんどのシーンで目を開けたまま音声を聴きます。

お次は聴き手が催眠の感覚をより明確に自覚できるように
双子が体の重さや温かさ、心臓の鼓動、お腹の温かさ、額の涼しさを感じる暗示を入れます。

姉「両腕と両足が温かくなると 心臓が静かに 脈を打ち出す」
妹「静かに脈打つ」
これは自己催眠法として非常にメジャーな「自律訓練法」という技術にあたり
すべてを順序良く行うことでリラックスや被暗示性の向上に役立つと言われています。
この後にも双子が敢えて逆のことを言って混乱を誘うとか
わざと黙って意識を内面に向けさせるなど様々な古典系の技術を繰り出してきます。
使われている技術のバリエーションにおいて本作品はトップクラスと言えます。

開始から9分後、これらを一通り終えた後は
催眠のかかり具合を確認するテストを双子が行います。
内容は両手両足が勝手に上がる、声が出せなくなる、楽しくなる、視界が赤くなるなど様々。
人によって効くものと効かないものがあるでしょうから
自分の被暗示性を把握するいい物差しになります。

姉「楽しい 面白い 思わずほっぺたの筋肉が緩む」
妹「もう どうしようもない 口の筋肉が笑ってるときの形になってしまいます」
…と言いたいのですが、残念ながらこれらの暗示に心や体が反応する可能性は低いです。
理由は双子が個々をごくごく短時間に行っており
結果的に進め方が簡略化されているとか、暗示が少ないといった不十分な部分があるからです。

双子は多くで「~になります」と言った後、2言3言念押しするだけでこれらを済ませています。
ここまで淡白だと深い催眠に入っていたとしてもさすがに厳しいです。
聴き手を本当にそうさせたいのなら内容をもっと絞り込んで丁寧に行うべきです。

数多くの技術を繋げて催眠を施す目まぐるしい催眠です。
聴き手がエッチで相手の少女をイメージしやすくするのを目的に
主に古典催眠で使用される技術を短時間でテンポ良く行っています。
最中に何度か揺さぶりをかけられたからか、中盤あたりで意識がぼんやりしてきました。

しかし、時間内にあまりに多くの技術を詰め込みすぎているため
個々の時間が1~2分と極めて短く、実際に聴いてみるとえらく慌しく感じます。
催眠はリラックスし、集中している状態ですからやることをぽんぽん変えるのはマイナスです。
技術が簡略化されると当然効果も弱くなるわけで、この構造が悪循環を生み出しています。

中盤以降に登場するテストも催眠の参考書に書いてあることを
ただなんとなくやっているように思えてなりません。
暗示を解く際もカウントを数えたりせず「はい 暗示を解きました」と一言言うだけです。
個々の暗示をもっと丁寧に入れていれば随分変わっていたでしょう。

テスト中に深化を促すアプローチが特にされてないこともあり、私の場合は催眠が解けてしまいました。
これでは本末転倒です。
この部分を導入や深化にまわしていたらもっと安定して催眠に入れたと思います。

そして何より催眠中ほぼずっと目を開けさせているのが致命的です。
催眠音声では多くの場合序盤で目を閉じる指示が出ます。
それは目を閉じることで気持ちが落ち着き、外部の情報が遮断されて声に集中しやすくなり
意識を自分の内面に向けられるからです。

これだけのメリットがある行為をわざわざ捨てる理由がわかりません。
目を開けていたほうが効果的な技術をもっと使っていればまた違ったのでしょうが…。
結果的に催眠にかなり入りずらくなっています。

以上のことから大変厳しい催眠と私は考えています。
少女たちに連続中出し
エッチシーンは37分ほど。
プレイはフェラ、SEX(体位不明)、キス、乳首舐め、耳舐めです。

エッチな効果音はありません。
ドライとセルフ両方の絶頂形式が登場します。

姉「心に眠る薔薇たちよ」
妹「汝が秘める 純白の輝き」
姉妹「今ぞ心の奥に咲く 薔薇を語るとき」
左右から声をかけて主人公を催眠の世界に導いた双子は
呪文を唱えた後、彼の足の間に少女がいるのをイメージさせます。

エッチは双子も含めた合計6人の少女を犯します。
一番最初に登場する少女とするのはフェラ。
中央からちゅぱ音が鳴り、左右からは双子がその様子やプレイの快感を軽く実況します。
催眠と同じく聴き手は目を開けたまま音声を聴きます。

主人公「将来は何になりたいの?」
少女1「か、可愛いお嫁さんです」
といってもプレイ中は主人公と少女の会話がメインです。
暗示を入れて心や体を操作する要素がほとんどないので
催眠音声におけるエッチからやや脱線した内容になっています。
登場人物の心情はわかりやすいのですが、自分自身に当てはめるのは難しいかなと。

姉「少女の口の中の温かさを感じて」
妹「温かさを感じてるの?」
姉「少女の涎のじゅるじゅる感を味わって」
妹「じゅるじゅるしてるの?」
得られる快感については聴き手のイメージ力に任せています。
複数の少女とエッチをするスタイルならおまんこの具合の違いを暗示で伝えて欲しかったです。
コンセプトは面白いのだけど催眠との絡め方に疑問を感じるエッチを行っています。

2番目から4番目の少女とするプレイはSEX。
主人公が相手に自分のことが好きか、使い捨てのオナホ奴隷になる覚悟があるかを確認し
少女側に股を開かせて挿入し、そのまま中出しを決めます。
ちなみにエッチ開始7分後あたりに彼が最初に射精するシーンがあり
そこから終了までのおよそ30分間、彼はずっと精液を吐き出し続けている設定です。

主人公「じゃあ おまんこを差し出せ」
少女3「それじゃいきなり中出しになっちゃうじゃん でも…いいよ」
姉「なぜかっていうと それはね あなたが一人の人間として とっても優れているからなの」

どくどくと精液を放ち続けているおちんちんを見て興奮したのか
少女たちはいずれもすんなりと挿入や中出しを受け入れます。
そしてプレイをしながら少女たちや双子が時折主人公を励ますセリフを投げかけます。

これが作品説明文に書いてある
「傷つけられた自信・プライド 復活できます!!」の意味です。
彼女たちは主人公にすべてを委ねることで彼に精神的な活力を与えます。
男性は女性を蹂躙したい、征服したい欲求を潜在的に持っていると言われてますし
催眠はともあれプレイを聴いて気分がスッキリする人はいると思います。

一番最後に相手をするのは双子自身。
姉が下、妹が上になるサンドイッチ状態で彼に交互におちんちんを挿入されます。
プレイ開始前に自分の手が彼女たちのおまんこになると軽く言われ
ここからはおちんちんを自分の手でしごいて射精を目指します。

妹「お姉ちゃん 顔が赤くなってる 10回入れたら 私だよ?」
2人を同時に相手するプレイを考慮し、双子は10カウントを交互に数え
その間はもう片方が喘ぎ声を漏らします。
そして最後に長めのカウントを数えて0で射精します。

このように、複数の少女を順番に相手するエッチが繰り広げられています。
これからの作品
どちらかといえば催眠パートに魅力を感じる作品です。

声質の若干違う2人の女の子が左右に寄り添い
姉の言葉を妹が補佐し、後押しする形で催眠を施します。
序盤で使われている技術は時間が短いという弱点を持っていますが
その運用方法には一定以上の実力を感じます。
特に自律訓練法の流れに沿って暗示を入れるシーンは印象的でした。

しかしそれ以降、催眠の入り具合をテストするシーンからエッチの最後までは
催眠音声としての品質や、催眠との親和性において色々と腑に落ちない部分が見られます。
何度も言っている目を開けさせ続けていることから始まり
個々の技術の運用方法や暗示の入れ方、それらを形成する演技など
大きなことから小さなことまで聴いてておかしいと感じる部分が本当に多いです。

個人的には技術を数多く詰め込むよりも
作品のテーマや目的に適した技術を選択し、的確に行使したほうが催眠誘導しやすいと思ってます。
本作品でしたら目を開けさせているのだから凝視法に力を入れるとか
メトロノームを鳴らしながら目をゆっくり動かさせ、そこに暗示を叩き込むといった具合です。

あるいは催眠の終盤に視界を赤やピンクに変えるシーンがあったので
そこまでの道筋を色をテーマに進めるなどです。
具体的には青や緑を使って気持ちが落ち着く、赤やオレンジで心や体が温まり心地よさを感じる
白や黒から深化する暗示を入れます。
他のサークルさんに色で催眠をかける作品が実際にあります。
そういったところを考えていくとテーマと催眠の親和性が高まり違和感がなくなります。

エッチについては主人公のセリフをかなり入れているところが引っかかります。
催眠音声において主人公は聴き手と同一ですから
主人公にあれこれしゃべらせると感覚のズレが生まれます。
例えばここを復唱形式にするとかの工夫がされていればまた違ったのかもしれません。

絶頂シーンはドライ1回、射精1回。
淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

双子の運用方法など光る部分もあるのですが、完成度に難があると判断し
今回は以下の点数とさせていただきました。
まだ活動を始めたばかりのサークルさんですしこれからのご活躍に期待したいです。

CV:秋川ひなたさん
総時間 56:54

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

追記
頑張ってらっしゃるのが伝わってくるのだけど、それが空回りしている作品。
経験を積めばどんどん良くなる可能性を感じるサークルさんです。

催眠道化師~きみは私のオモチャなんだから♪~

サークル「礼門屋」さんの催眠音声作品。

前作「催眠吸血姫 ~わたくしの家畜になるがいいのだわ~」から実に3年8ヶ月ぶりの新作となるこちらは
道化師の格好をしている精液大好きなサキュバスが
催眠を使って主人公の体を操りながら2種類のエッチをします。

聴き手に敢えて抵抗心を抱かせ、それを逆手に取った手法で催眠を深めてくれるのが特徴で
彼女はわざと筋肉を硬直させて暗示を受け入れにくい状態を作り
相手が十分に疲れたのを見計らって自分の声に気持ちよさを感じる暗示を入れてきます。
道化師からのとってもエッチなプレゼント
淫魔のマリオネロンに催眠をかけられてから精液を搾り取られるお話。

「あっ! 美味しそうな男を見つけちゃったー」
マリオネロンは明るくて元気な声の女の子。
偶然見かけた主人公を「ラッキーヒューマン」に選ぶと
彼が喜びそうなサービスを早速してあげます。

彼女は挿し絵の通り道化師のような変わった格好をしており
その見た目と愛嬌のあるキャラで人間の男たちを魅了し
サキュバスの食料とも言える精液を奪っているそうです。
キャラにちなんで奇術的な要素を催眠に絡めてくると期待していたのですが
催眠やエッチは普通の人間が行うスタンダードなもので統一されています。

「お前はただの人間で 私はこわーい化物なんだから 当たり前じゃん あはははは」
そして彼女は冒頭のやり取りをする段階でこちらを見下すセリフを投げかけ
自分に対してわざと抵抗感を覚えるように仕向けてきます。
催眠は聴き手と術者の信頼関係が最も重要ですから
それとは真逆の言動をとるのはある意味無謀と言えます。

しかし彼女にとってはそれらすらも織り込み済み。
抵抗しようとする相手の心理を逆に利用しながら催眠を進めようとします。
かなり珍しいコンセプトの作品ですね。

催眠はおよそ21分間。
最初は彼にハンデとして、カウントに合わせて手足の筋肉に力を入れるよう指示します。
これは人間が緊張している時ほど他人の言葉を受け入れにくくなる性質を踏まえてのことです。

「指を握ると 左手にも力が入って伸びる 左腕がまっすーぐに伸びてゆく」
そして彼女はそれらを行うのに合わせて
こちらの手足がより硬直するよう暗示を入れてきます。
おそらくはカタレプシーの誘発を目的として行っているのでしょう。

ですが先ほど説明したように冒頭シーンで暗示を受け入れにくい精神状態を作り上げていることや
暗示の入れ方、特に語気や話すスピードが硬直を誘うには弱く遅いことから
彼女の言葉に合わせて手足がガッチリ固まる人はそこまでいないと思われます。
少なくとも私はさっぱりでした。

また左手→右手→左足→右足の順にやるのですが
これらの硬直を解くまでにおよそ5分もの時間をかけています。
その間力を入れ続けていたら当然疲れるわけで、こういった部分の配慮に欠けているのも疑問です。
せめて固めたり緩めたりを1箇所ずつ別々に行ったほうが良かったかなと。
皆さんの無理のない範囲で取り組んでみるのがいいでしょう。

「どこまでも抜けていく ピンと伸びていた手足がぐにゃぐにゃになる 目からも手足からも力が抜けきってしまう」
ただし、これらを行った後に手足の緊張を解除するシーンでは
疲れによる脱力感やリラックス感がそれなりに得られます。
彼女も意識的に声を穏やかにして自然に力が抜けるよう後押しします。

体の抵抗を解いた次は心。
目を瞑った瞼越しに見える部屋の天井をイメージしながら彼女の声に耳を傾けます。

「君は私の声を聞いていると 頭の中に思い浮かべたイメージが薄れていって どんどん意識が遠ざかっていく」
「意識が遠ざかって行くと私の声だけが聞こえてくる 私の声を聞くのがとても心地よい このまま聞いていたい 私の声がとても愛おしい」

体に生まれた脱力感による心地よさと彼女の声を聴いている状況を結びつけ
「彼女の声=心地いい」と感じさせるように言葉を投げかけてくれます。
ですがここでも聴き手の抵抗感を逆用するアプローチは特にされておらず
半ば強引に催眠に落とそうとしています。

例えば「私の声を聴いていると催眠に入っちゃうから気をつけてね」と
注意を喚起する形で暗示を入れていく、なんて方法を取っていればまた変わっていたでしょう。
簡単に言うと催眠のコンセプトと進め方があまり噛み合ってないと私は考えています。

体と心の緊張を誘い、緩んだのに合わせて暗示を入れていくシンプルな催眠です。
聴き手を自分の言う通りに行動する人形にすることを目的に
予め自分に抵抗を感じる言葉を投げかけ相手の行動を制限してから
その願望を叶えさせる形で進めています。

一般的な催眠音声とは真逆のスタイルなのが面白いですね。
ですがこの内容で催眠に入れるかと言われると正直首を捻ります。

「さあ パンツに手がかかっていく 手がかかると一気に下ろす 窮屈になったオチンチンを楽にしたくてすぐ下ろす 勢い良くパンツを下ろしていく パンツが降りてオチンチンがポロンと出てしまう…」
「はいっ! 今 君のオチンチンは私に見えるようにでちゃいました!」

本作品の致命的な部分としてまず挙げられるのが暗示の表現です。
マリオネロンは催眠からエッチの最後に至るまで
上のセリフのような非常に固い口調や表現で暗示を入れています。
聴いた限りでは催眠の教本に出てくる暗示の例文に近い表現が多数使用されています。

道化師は人を楽しませるのがお仕事ですから
奇妙だとか、おちゃらけているキャラであるのが自然です。
ですが彼女はまるで学校の先生のような堅苦しい態度で催眠をかけてきます。
そして催眠以外の会話をする時は元のひょうきんな口調へと戻ります。

このセリフの大きな落差が作品全体に強い違和感を生み出しています。
彼女が催眠を施しているのだから彼女らしい口調で暗示を入れてほしかったです。
他には全編に渡って彼女の話すペースがほぼ一定なのも気になります。
緩めるところは緩め、締めるところは締めるからこそ聴き手の心に響くのです。
使われている技術が道化師とまったく関係がないところも非常に残念です。

まとめると、テーマは面白いのだけど進め方はいまいちな催眠です。
寸止めを交えた2種類のエッチ
エッチシーンは2パート50分ほど。
プレイは玉舐め、フェラ、パイズリ、オナニー、擬似SEXです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「ふふっ 大丈夫だよぉ? 今から私が少しずつ君の感覚を開放していってあげるからねぇ?」
催眠を使って主人公を自分のマリオネットへと作り変えたマリオネロンは
より良質の精液をいただくための手始めとして彼のタマタマを舐め始めます。

エッチは身動きの取れなくなった彼を彼が責めたり指示を与えます。
最初のドライパートは軽い感度強化をした後に玉・竿・亀頭を舐め
最後におっぱいで挟み込んでフィニッシュするプレイ。
催眠音声らしくカウントと暗示を駆使してプレイの様子や快感を伝えながら進めていきます。
そして合間に若干の焦らしを加えて心と体の興奮を高めようとします。

ちなみにドライパートとなっていますがフィニッシュには射精表現があります。
ですからウェットパートと呼ぶほうが妥当でしょう。
物理的な刺激を一切加えない射精ですので完遂するのは相当に難しいです。

「私の舌が伸びていく 君のタマタマに伸びていく タマタマに舌先を当ててペロペロしていく ペロペロされるととてもくすぐったい くすぐったくて腰が震える 腰が浮いちゃうほどくすぐったい」
最中の暗示が堅苦しいのが気になりますが、進め方自体は丁寧です。
ただしプレイの説明やセリフが多いおかげで実際のプレイをする時間がかなり短くなっており
結果的に純粋なエロさがかなり弱くなってしまっています。
フェラの時も暗示の合間に10秒程度ちゅぱ音を鳴らす感じです。

「私は君をゾクゾクとした気持ちにしようと オチンチンの裏側を タマタマから先っちょのカメさんにかけて 登るように舐めていきましたっ…♪」
他にも彼女が話しているにもかかわらず、官能小説のような表現のセリフがあるのも疑問です。
催眠は聴き手に自分のことのように思わせるセリフを投げかけるのが有効です。
ここでも催眠と同じくセリフの表現が大きく足を引っ張っています。

もう一つのセルフパートも基本的な進め方は一緒。
おちんちんの感度を上げ、カウントの後に握ってから
最初はゆっくり、しばらくすると一旦停止しその後速めにしごきます。

「さあ 私がゆっくりと腰を下ろしてオチンチンのカメさんをオマンコに入れ始めました。とっても暖かくてくすぐったい 思わず背中が震えてしまう 気持ち良すぎて 精液どころかおしっこまで出てしまいそうです…」
ここでは後半に彼女と騎乗位でSEXするイメージを絡めた珍しいオナニーが登場します。
喘いだりはしないのでもう少しエロさが欲しいところなのですが
彼女がより気持ちいい射精ができるようにと暗示でサービスしてくれています。

※重要※
セルフパートのフィニッシュシーンに彼女がカウントダウンをするのですが
その際に「3、2、1、0」を「3、2、10」と間違って読み上げる箇所が確認されています。
発売から4ヶ月が経った現在も修正されておりません。


このように、暗示で心と体を操作する催眠色の強いプレイが繰り広げられています。
色々と惜しい作品
催眠の序盤から中盤にかけて行われる抵抗心を呼び起こしてから落とす流れが印象的な作品です。

マリオネロンは主人公がそうやすやすと自分の言う通りにはならないことを察知し
敢えて彼の気持ちを汲みながら催眠を進めていきます。
催眠音声はまず聴き手に良く思ってもらおうと働きかける作品がほとんどですから
本作のような捻ったスタイルでの誘導は個性的であり面白く感じます。
道化師が見せる奇術のような不思議さを感じる人もいるかもしれませんね。

しかし実際に催眠を始めた後はここまで書いてきたように問題点が多々あります。
全体を通じて強く感じられる暗示表現の硬さ・歪さを初め
聴き手の意向・願望よりも自分の意思を優先するシーンが見られたり
エッチにおける言わば機械的・作業的な進め方などが主な要因です。

催眠は聴き手をもてなす行為ですから
常に相手の興味を引き、楽しませながら催眠やエッチを進めるのが望ましいです。
聴いてて楽しくなかったら当然集中力は落ちますし言葉に耳を傾けてはくれません。
残念ながら本作品にはその最も重要な部分が決定的に欠けていると私は考えています。

催眠はコンセプトはかなり面白いです。
似たようなスタイルで催眠を進める「催眠ゲーム ~術師の挑戦~」という名作もあります。
だからこそ形になっていないのが惜しく思えます。
疲労による意識のぼやけを感じることはあっても催眠特有の感覚は得にくいです。

エッチはこれから行うプレイを説明し、カウントを数え、暗示を入れるのを繰り返します。
催眠としてこの進め方は正しいのかもしれません。
ですが結果的に抜きにくい雰囲気が出来上がっているのはどうかと思います。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

以上のことから今回は非常に厳しい点数とさせていただきました。
サークルさんの「本格的な導入」に期待していただけに本当に残念です。

CV:水谷六花さん
総時間 1:31:15

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

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