同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ:催眠音声(トランス/暗示ボイス) > ~5点.

   ● 【催眠音声】ふたごのマゾ犬調教
   ● 【催眠音声】セイレーンの誘惑
   ● チクミン。-乳首DOKIDOKI催眠-
   ● 乳首快楽催眠
   ● 乱交催眠騎乗位リレー
   ● 敏感催眠
   ● 双子のお姉さん催眠
   ● 【安眠】癒し秘め巫女の枕奥儀開帳!【音催眠】
   ● シスターの懺悔催眠
   ● 淫魔の乳首オナニー催眠


【催眠音声】ふたごのマゾ犬調教

サークル「びおらんて」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、可愛らしい声とちょっぴりSな性格を持つ双子の女の子が
ドMな男性の願望を叶える形で催眠とエッチな調教を施します。

二人が交互に、あるいは同時に語りかける独特なスタイルや
一部のパートで複数のパターンを用意し、聴き手に選択させる作りなど
個性と使い勝手の良さを追求したソフトな調教プレイが楽しめます。

今回は再生時間が最も長くなる構成を聴いてのレビューをお送りします。
Mの心を解き放ちマゾ犬へ
双子の女の子にマゾ犬調教を受けるお話。

「こんにちは」
双子はやや幼さを感じる可愛い声の女の子。
女性にいじめてもらいたい願望を抱く主人公に挨拶すると
エッチでより気持ちよくなれるように催眠をかけて心を開放します。

本作品は現実世界だとなかなか難しいMな欲求を満たすことを目的に
彼女たちが左右に寄り添い交互に、あるいは同時に語りかけて調教します。
二人の女性が一緒に催眠やエッチを行うスタイルが最大の特徴です。

ただし、彼女たちの催眠は「双子のい・い・な・り」を初めとする本当の双子催眠とは作りが根本的に違います。
詳細は後で説明しますが、本家の双子に期待して聴くとおそらく肩透かしを食らいます。
催眠の構造や機能ではなく「複数の女性が登場する」点のみを特徴として挙げさせていただきます。
二人の声質はトーンが若干違う程度でほぼ同じです。

また冒頭に脱衣をするか、深化の際に自我を残すかなど
いくつかのパートで複数のパターンが用意されており、聴き手がひとつを好きに選択できます。
私が聴いた構成は1時間40分程度と長めですが、サクッと済ませたい場合はもっと短くするのも可能です。

特に乳首オナニーとおちんちんオナニーはじっくりやってくれますから
乳首が苦手な人は後者だけにすればいいし、乳首開発に挑戦したい人は前者だけを選ぶといいでしょう。
ドライ・ウェット両方のプレイが登場するなどカスタマイズ性に優れてます。
ありのままの自分にしてくれる催眠
催眠は2パート24分30秒。
最初の催眠導入パートは催眠に入りやすくなる環境づくりと軽い深化を目的に
深呼吸をしたり体をいくつかのパーツに分けて脱力します。

左「遅い呼吸に 意識を重ねる あなたの意識も ゆったり 心が ゆったりとしてくる」
右「静かな呼吸 静かな心 呼吸をするたび あなたの心が 静かになってくる」
そして最中は双子が数フレーズごとに話す役を切り替えながら語りかけます。
左右をあまり細かく振ってこないので意識を揺さぶられる感覚は味わいにくいものの
セリフをできるだけ区切りゆったり語りかけてくるおかげで気持ちが落ち着くのを感じます。

左「力は入らない 入れる必要が無い 自然体を動かす必要なんてないの」
右「手首の曲がり具合も 肘の関節も 肩の関節も 脱力した配置 それが自然体のあなた」
また脱力するシーンでは「力が抜ける」「重い」ではなく「自然体になる」と暗示を入れます。
人間は誰でも無意識的にリラックスできる体勢を持ってますから
それにできるだけ近づけることでリラックスを促すわけです。

そしてこれはありのままの自分になる=Mの欲望を曝け出すことにも通じます。
彼女たちの考えを押しつけるのではなく、彼の願いを叶える形で催眠を進めます。
作品名とはまるで違う穏やかな雰囲気が終始漂っています。

続く深化パートは双子の調教を素直に受け入れる心を養うために
心を曝け出してる今の状況に心地よさを感じさせたり、簡単な命令を出してそれに従う喜びを教えます。

右「あなたは 私たちの飼い犬だから 無防備になるのは当然 何にも遠慮しなくていいの」
右「その体勢で服従を示すのは 犬だけ だからあなたは犬」

双子も彼に奴隷よりも愛玩動物に近い姿勢で接します。
やってることは主従の契約なのですが、表現をできるだけ柔らかくして嫌悪を抱かせないようにしてます。
女性に恥ずかしい姿を見られることに興奮を覚える人ならより楽しめるでしょうね。

双子のマゾ犬になるまでをストレートに描いたシンプルな催眠です。
聴き手の中にある見栄や世間体を取り除き、彼女たちの命令に従いたくさせることを目的に
前半はリラックスとカウントを使った軽い深化、後半はメインとなるマゾ犬化の暗示を簡単な命令を出しながら入れます。

そして最中はところどころで彼女たちが自然体になるよう呼びかけます。
主人公はMな欲望を持ってるけど表に出せないキャラですから、自分の気持ちに素直になりさえすればマゾ犬になれます。
だから心と体を緩めることに力を入れてそれぞれを行います。

目的をしっかり見据え、それに向かって一直線に誘導してるところが印象的でした。
深化が弱いので深い催眠状態に入るのは難しいでしょうが心身のリフレッシュは見込めます。

しかしこの作品は「双子が」催眠を施すのが売りですから、それを成し遂げてることがとても重要です。
残念ながらその点においてはクオリティに難があるというのが正直なところです。

彼女たちはある程度セリフをしゃべったら話す役が切り替わるくらいで
片方が指示を出すのに合わせてもう片方が暗示を入れる、などの役割分担を特にしてません。
簡単に言うとこの催眠は術者が一人でも普通にできてしまうんです。

二人がシーンごとに別々の役割を担いつつ、ひとつの催眠として成立してることこそが
双子催眠における重要なポイントだと私は考えてます。
現在世に出てる双子系の名作はすべて二人じゃないとできない催眠をしています。
これが冒頭で「本当の双子催眠とは作りが根本的に違う」と書いた理由です。

また催眠の流れがサークルさんの前作「【催眠音声】マゾ犬洗脳調教」に酷似してるのも気になります。
別に深呼吸や分割弛緩を取り入れることに異議を唱えてるわけではありません。
私が言いたいのは一人なら一人の、双子なら双子なりの催眠を施して欲しいということです。

以上のことから大変厳しい催眠と見ています。
見られる快感と焦らされる快感
エッチシーンは6パート57分間。
プレイは感度上昇、カウントによる絶頂、乳首オナニー、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。

右「それじゃあ すっかり敏感になったあなたの体に 特別な快感を与えてあげるね」
7分程度の時間をかけて主人公の乳首とおちんちんの感度を上げた双子は
長めのカウントをゆっくり数えて最初の絶頂へと導きます。

エッチは双子の命令に従って行います。
感度上昇の後に始まる「ドライ」パートはカウントと暗示だけでイかせる催眠音声らしいプレイ。
カウントに連動して体が気持ちよくなる暗示を入れてから5分近くの時間をかけてじっくり数えます。

左「マゾ犬らしく せいぜい良い声で鳴きなさい」
そしてこの後のパートも含めて双子はプレイ中にこちらの痴態を見てることを適度に告げます。
「変態」などの言葉責めよりも視線を通じて羞恥や興奮を煽るわけです。
カウントや暗示よりもシチュのほうがスパイスになるプレイかなと。
催眠のかかりが悪かった影響で私はドライオーガズムやそれに類する快感を味わえませんでした。

続く2パート32分間は打って変わってセルフスタイルのプレイ。
彼女たちの指示に合わせて乳首とおちんちんを個別にいじります。
時間的にも内容的にもここがメインのシーンですね。

左「乳首がうずうずする でも触れない 命令されるまでは 我慢しなきゃいけない」
右「じゃあ 今から人差し指一本だけで 亀頭の周りを撫で撫でしなさい」
普通ならこれらをたっぷりいじれるのでしょうが彼は既にマゾ犬です。
ご主人様に従うことの大切さを教え込もうと双子はとことんまで焦らします。
どちらのパートも最初の数分間はプレイのイメージだけをさせ
いじり始めた後もちょくちょくストップをかけたりソフトな刺激に制限してもどかしい思いを与えます。

実際にオナニーできる時間は10~15分程度と短めです。
体への刺激よりも彼女たちの命令を忠実に実行する幸福感でイかせようとします。
ただし、この2パートは暗示と呼べるセリフがほとんど出てきません。
「かりかり」「すーりすーり」といったセリフでオナニーのペースをリードするオナサポに近いスタイルです。
催眠状態だからこそ味わえる快感とは違うことをご了承ください。

このように、パートごとにやり方を切り替えながらコントロールする調教プレイが繰り広げられています。
極めてソフトな調教作品
作品名のイメージよりもずっと穏やかな調教を施してくれる作品です。

双子はマゾ犬願望を抱いてる主人公が今の間だけでもその夢を叶えられるように
最初から最後まで二人で一緒に催眠とエッチをリードします。
自然体を通じて己の欲望を開花させる催眠、隅から隅まで指示を出してイかせるエッチ。
ほぼ正反対のやり方で心を開放する快感と女性に従う喜びを味わわせてあげます。

右「犬は言葉をしゃべれない だからもっとはぁはぁするの」
エッチに差しかかる頃になると彼女たちは彼を本当の犬として扱います。
犬が服従するポーズを取らせたり、人の言葉を封じるなど屈辱を感じるものばかりです。
でもそれらに抵抗を抱かせないようできるだけ柔らかな物腰で接します。
調教から連想されるハードさや凄惨さがまったくないのでドMじゃなくても普通に聴けます。

しかし、本作品は催眠音声ですから催眠の品質やテーマとの親和性が重要になります。
これまで書いてきたことからもわかるように、少なくとも私は非常にまずいと見ています。
双子を活かせてないこと、エッチのメインパートで催眠の技術をほとんど使用してないこと
全編を通じて双子の口調やペースに変化が見られないことなどが挙げられます。

口調やペースについては双子催眠だと交互に話すテンポやセリフの長さなど
細かなレベルで二人がコンビネーションを取ることが多いです。

双子は人気の高いジャンルなので色んなサークルさんが挑戦されてます。
ですが実際に形にできてる方はほんの一握りしかいません。
そういった状況を踏まえて今回は今まで以上に厳しいレビューをさせていただきました。

絶頂シーンはドライ1回、射精1~2回(選択したパートによって変動)。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

CV:雨月紅羽さん
総時間 2:06:16(最長バージョン…1:41:13)

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は3点。
126分で1000円とコスパがいいので+1してあります。

【催眠音声】セイレーンの誘惑

サークル「黒月堂」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、優しさと厳しさの両方を併せ持つセイレーンが
男性を自分の住処に案内してからふたつのテーマに沿ったエッチをします。

吐息、くちゅ音、ちゅぱ音といったエッチな音をたっぷり鳴らすエッチが魅力で
ある時は母親のように優しく、またある時は見下したり突き放す態度を取りながら
耳や股間に狙いを絞ってじっくりとことん責め続けます。
水の妖魔が住む世界へ
セイレーンと3種類のエッチをするお話。

「ふふふ。水の世界へようこそ」
セイレーンは穏やかで色っぽい声のお姉さん。
主人公の前に突然現れ自己紹介すると、緊張気味な彼を落ち着けようと催眠をかけ始めます。

本作品は精液大好きな彼女の案内で海底へと向かい
そこでおよそ1時間に渡り濃厚なエッチをする様子を彼の立場で楽しみます。
Six Sensesさんは耳かき音声で有名なサークルさんですが、最近は催眠音声にも挑戦されてます。

全編を通じて言える大きな特徴はバックで流れる環境音。
波の音、海に潜った時に聞こえる泡の弾ける音、水滴の音など
舞台の海に関する様々な音がシーンに応じて多少変化しながら流れ続けます。

音質もクリアかつリアルなものが多く、催眠抜きでもある程度の癒しが得られます。

催眠はおよそ10分間。
仰向けに横になって目を瞑り、まずはお馴染みの深呼吸で心と体を落ち着けます。

「貴方の体から、どんどん力が抜けていくわ。力が抜けてリラックスできると、私の声に集中できるようになるわ」
彼女の呼吸に合わせて3分近く行いますから、環境音の効果も相まって気持ちがスッキリしてきます。
また息を吐くときに合わせてほんの少しだけ暗示も入れてくれます。
人外のイメージとはやや違う、癒しを強く意識した誘導です。

お次は一旦目を開けて天井の一点をしばらく見つめ
瞼を閉じた後はカウントを聞きながら彼女の住む海底へとゆっくり沈みます。

「視界がだんだん、ぼやけてくる。瞼が重くなる。瞼がどんどん重くなる」
「体が海の底へ沈んでいく。ますます体の力が抜けていく」

どちらも催眠音声では割と定番の技法ですね。
ですが深化にあたるシーンにも関わらず彼女が暗示をあまり入れてくれません。
本作品の催眠はたった10分しかありませんから、その中で深化させるには暗示を厚めに入れるのが望ましいです。

軽くリラックスさせてから落とす極めてシンプルな催眠です。
聴き手をセイレーンの住む世界に連れて行くことを目的に
深呼吸から始まって凝視法、カウントを数えながらの暗示とよく見かける技法を繋げて進めます。

こういう誘導をする催眠音声は他にも結構ありますし、流れは別に悪くないと思います。
しかし短時間での深化を考慮したアプローチが特にされてないため
この音声を聴いて一定以上の催眠状態に入れる可能性は低いです。
私も深呼吸と環境音の効果で意識が多少ぼやける程度でした。
正反対の感覚を与えるエッチ
エッチシーンは3パート58分間。
プレイは体を擦りつける、オナニー、耳舐め、手コキ、金玉デコピン、授乳、パイズリ、SEX(体位不明)です。

手コキ、金玉デコピン、パイズリ、SEXの際に効果音が鳴ります。
セルフは有りです。

「まずは快感から、いかが?」
主人公を二人きりになれる場所へ案内したセイレーンは
手始めに大きなおっぱいや太ももを彼の体に擦りつけます。

エッチはどのパートも彼女に責められる形で行います。
一番最初の「全身を擦り合わせながら」パートでするのは比較的ソフトなプレイ(約18分)。
おっぱいで胸や乳首を、太ももでおちんちんを擦り合わせ
しばらく経つとオナニー開始の合図が出てシコシコボイスを言います。

「私が上下に動く度に、貴方のペニスを太ももで擦ってるわ。太もものムチムチしたお肉に挟まれてるご感想は?」
エッチが始まっても彼女の態度は引き続き穏やか。
プレイの様子を聴き手視点で実況しながら「可愛い」など甘やかすセリフを投げかけます。
催眠暗示と呼ぶにはいささか遠まわしな表現ですがイメージしやすく感じるのも事実です。

また最中は彼女が耳元至近距離から熱っぽい吐息を多めに漏らします。
本作品のエッチは全体的にエッチな音をたっぷり流す傾向が強く
このパートは吐息、次はちゅぱ音、最後は効果音や喘ぎ声と種類を切り替えて性的興奮を煽ります。
作りが同人音声のエッチとほぼ同じなので催眠オナニー特有の快感はほとんど味わえませんが
普通にするオナニーのオカズとして聴くなら役立つクオリティを持ってます。

最も長く濃厚なプレイが登場するのは2番目の「耳舐めしながら」パート(約31分)。
左右の耳を片方ずつ交互に舐めるところから始まり、少し経つと手コキを追加、さらには金玉デコピンや授乳など
属性に大きな幅を持たせた責めで射精ギリギリまで追い込みます。
ちなみにこのパート以降は催眠の技術がほとんど使われてません。

「変態は変態らしく、部屋の片隅で毎晩オナニーしていればいいのよ。貴方の汗が私の体に纏わりついて、べたつくのよ」
「お漏らしした子にはお仕置きしなくちゃね。罰として、金玉をデコピンよ」

ここでの彼女は先ほどとは打って変わってきつい態度を取ります。
エッチの冒頭に「快楽と苦痛の両方を味わわせる」と言ったのをそのまま形にしたようなプレイですね。
特に金玉デコピンは時間こそ2分程度しかないものの、専用の効果音が鳴ってかなり痛そうです。
最初はノーマル向け、次はM~ドM向けとパートごとの属性に大きな開きが見られます。

そうやって性感を高めに高めた後、「ご褒美を上げる」パートでようやく射精の瞬間が訪れます。
辛い思いをさせてしまったのを悔いたのか、ここでの彼女は普段のあまあまな態度へと戻り
前半はおっぱい、後半はおまんこを使っておちんちんをたっぷり気持ちよくしてあげます。

「人間のチンポでめちゃくちゃにされるう! しゅごいのお、しゅごいのお。オチンポしゅごいのお」
「ぎゅびっ ずじゅぷっ」といやらしい音をリズミカルに鳴らすパイズリ
ややアヘった喘ぎ声を多く漏らすSEXと、射精の瞬間を飾るに相応しいエロ度の高いプレイが味わえます。
最初のパートで一応射精できますが、ここまで我慢し続けたほうが気持ちよく出せるでしょう。
人外らしさを感じる荒々しい搾精シーンです。

このように、エッチな音を重ねてたっぷり鳴らす抜き重視のプレイが繰り広げられてます。
オカズとしてなら
催眠の機能がほんの少しだけ備わってる抜きボイスです。

セイレーンは主人公からできるだけ良質な精液を大量に搾り取ろうと
誰にも邪魔されない場所に連れて行き、そこで焦らし要素を多めに交えたエッチをします。
ちゅぱ音、効果音、吐息や喘ぎ声などオナニーのオカズに役立つ素材が本当に多く
催眠に入ってるかどうかに関係なく射精したい気分が沸いてきます。
淫語の連呼や言葉責めも多少ありますが、やはり音が一番の抜き要素です。

ですが本作品は催眠音声ですから、的確な技術を使って聴き手を催眠状態に誘導し
その状況を活かしたエッチで楽しませるのが望ましいです。
これまで書いてきたことからもわかるように、残念ながらそういった体験ができる可能性は極めて低いです。

催眠誘導の時間がそもそも短いこと、それを見据えた構造になってないこと
セイレーンのセリフに自分本位なものが多く信頼関係の維持が困難なことなどが挙げられます。
特に最後は催眠の根幹を成す部分ですから、相手が気分よくエッチできるようにリードする必要があります。

「あらあら。オチンチンがぴくぴくしてる。ほら、落ち着きなさい。また金玉デコピンされたいの?」
彼が射精しそうになったのを見て「金玉デコピン食らわすよ」と脅すなどもってのほかです。
何らかの苦痛を与えるにしても、その先に大きな快感があることを教えてあげれば多少はやる気も出ます。
催眠音声を作り始めたばかりだからでしょうが、もっと聴き手のことを考えて製作して欲しかったです。

エッチは催眠の要素がほとんどない代わりに内容は充実してます。
同人音声を製作されてるサークルさんが催眠音声を作るとこうなることが多いです。
「私の息遣いを聞けば聞くほど体が熱くなる」などエッチな音と暗示を組み合わせればより良くなったでしょう。

射精シーンは最高2回(うち1回は任意)。
くちゅ音多め、ちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

以上のことから今回は大変厳しい点数とさせていただきました。

CV:かなせさん
総時間 1:20:40(本編…1:16:42 フリートーク…3:58)

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

チクミン。-乳首DOKIDOKI催眠-

サークル「カジハラエム」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、他人のドキドキを感知できる風変わりな女の子が
主人公の性癖を強く反映した催眠とエッチで普段とは違う快感を与えます。

自分で乳首をいじるスタンダードなプレイに加えて
口や機械で吸われる、母乳を噴出するなど作品独自の乳首プレイも登場します。

今回はサラウンドリバーブエフェクト無し版を聴いてのレビューをお送りします。
より深い乳首オナニーを求めて
サチカに催眠をかけられ乳首を責められるお話。

「ふふ。こんにちは。あたし、サチカ♪」
サチカは明るくて可愛らしい声の女の子。
主人公の前に突如現れ、自分には男性のドキドキを感知できる能力があることを告げると
乳首大好きな彼がもっとドキドキできるエッチな催眠をかけてあげます。

本作品はサークルさんが過去作でもよくやられている「乳首で得る快感」をテーマに
前半はリラックス重視の比較的シンプルな催眠を施し
乳首の感度をある程度高めたところで後半は直接的な責めを与え絶頂へと導きます。
作中におちんちんをいじるシーンは一切ありません。

乳首を扱った作品というと、すくりぷてっどこねくしょんさんの「ちちのひ」シリーズのように
聴き手が自分で乳首をいじるセルフスタイルのエッチが主流です。
しかし本作品はその要素に加えて彼女が乳首を吸い上げたり特殊な機械を使って責めます。

より複雑化した乳首プレイとでも言えばいいのでしょうか。
それ以外にも男性の体のまま母乳を噴出させる極めて特異なシーンも登場します。

催眠はおよそ18分30秒間。
最初に3分程度深呼吸を行い、仰向けに横になって目を瞑った後
今度は彼女の言葉を聞きながら体全体の力を抜きます。

「ね? 体の力が抜ける。す~~っと抜けてくよ。言ってる側から、ぐんぐん抜ける」
エッチに没頭し、乳首で気持ちよくなるためにはまず心と体をリセットするのが大事です。
サチカは「吸ってー 吐いてー」の掛け声を意識してゆっくりと投げかけ
脱力の際も「すーっと」「抜ける」を多く盛り込み優しく語りかけます。

乳首特化だからといって最初から無理に持ち込まず、しっかりリラックスさせることを心がけてます。
サチカ役が数多くの催眠音声に出演されてる紅月ことねさんなだけあって演技も安定してます。

「力が、吸われてく。それがめちゃ気持ちいい」
またその直後には掃除機の効果音をバックで流しながら追加の脱力をする変わったアプローチも登場します。
「ブォーン」というお馴染みの音を控えめな音量で鳴らし
体の上から下までなぞるように意識させ、掃除機のイメージに合った暗示を入れます。

本作品の催眠は全体的に暗示が軽いため、得られる脱力感はそれほど強くありません。
ですが深呼吸をした後に気持ちがスッキリするとか、掃除機のシーンを聴いたあたりで体が多少軽くなるといった
リフレッシュする感覚は比較的味わいやすいです。
エッチで聴き手が両手を動かすことを見据えて軽めの脱力にしたのかもしれません。

「ドキドキがヤバイ。ドキドキがヤバすぎて、ムズムズする。母乳が出ちゃう」
「初めての母乳は、全力で弛緩してく快感。おしっこを出すのと似てる、快感」

そして最後はカウントを何度も数えながら乳首の感度が上がる暗示を入れ
さらに先ほど説明した母乳の噴出も促します。

私の場合は残念ながら「乳首が多少火照ったかな?」程度のごくごく僅かな変化しか感じられませんでした。
リラックスを頑張ってる一方で深化にあたるシーンがほぼなく
結果的に催眠状態を深められないままメインの暗示を入れてしまってるのが原因です。
母乳を出す快感は作品の鍵を握る要素ですから、可能な限り入念な準備を行った後でそうさせて欲しかったです。

より充実したエッチを楽しんでもらう環境作りに徹したシンプルな催眠です。
聴き手の乳首の感度を強化し、母乳を出してるような感覚を得てもらうことを目的に
序盤から中盤にかけては深呼吸や分割弛緩といったリラックス系の手法を
その後は一転して乳首に的を絞った暗示をカウントに絡めながら入れます。

カジハラエムさんはどの作品もリラックスを重視する傾向があり
本作でも心のわだかまりを除去し、サチカの言葉を受け入れやすくすることに力を入れてます。
ですから癒しの感覚はそれなりに得られます。

ですが催眠音声は一定以上の催眠状態に誘導するのが大前提ですから
そう考えた場合この内容では厳しいというのが率直な感想です。
深化をしっかり行ってないとこの先のエッチが台無しになってしまいます。
「母乳を出す」という普通の男性にはかなりハードルの高いプレイをするのですから尚更です。
二段構えの弛緩をしてますが、これだけで深化させるには決め手に欠けます。
乳首をいじる快感、いじられる快感
エッチシーンは23分ほど。
プレイは母乳を吸われる、乳首オナニー、掃除機による乳首責めです。

掃除機プレイの際に効果音が鳴ります。
セルフは有りですが乳首だけをいじるので射精表現はありません。

「たまらん。ガマンできない」
主人公に乳首だけで気持ちよくなれる催眠を施したサチカは
溢れ出る母乳を見て興奮したのか、彼の乳首にむしゃぶりついてそれを堪能します。

エッチは終始彼女に責められる形で進みます。
最初の8分間は乳首の快感を純粋に楽しむシーン。
彼女に乳首を吸われるところから始まり、しばらくすると腕をクロスさせて自分で乳首をいじります。

「初めての授乳は、全力で愛を感じてく快感。フェラと似てる、快感。体の奥からとろ~り、とろけてくる」
「初めてのタッチは、全力で痺れてく快感。ちんちんタッチに似てる、快感。体の奥までジンジンっ、ジンジンしてくる」

そしてプレイの指示や状況描写をしながら得られる感覚を暗示の形で伝えます。
授乳はまったく経験のないプレイなのでピンとこなかったのですが
乳首オナニーはおちんちんとは違うピリッとした気持ちいい痺れが味わえました。
オナサポボイスのようにペースや回数は特に指定されず自由にいじらせてくれます。

それ以降のシーンは催眠パートで使用した掃除機が再度登場し
乳首を吸われながら引き続きオナニーをして絶頂しやすい環境を整えます。

「乳首が吸われる。キモチイイ 母乳が出まくる。キモチイイ 今のあなたは、世界で一番、乳首に恵まれてる男子」
プレイ自体は個性的で面白いですし、効果音も邪魔にならない音量に抑えてあって聴きやすいです。
しかし、彼女がどのプレイでも「気持ちいい」としか言ってくれないのは残念です。

同じ乳首でも指でいじる、誰かの口で吸われる、掃除で吸われるといった責め方によって
得られる快感にはある程度の違いが出るはずです。
特に今回は母乳を出す快感も含まれてますし
仮想的なプレイなら術者がいつも以上にイメージを膨らませやすくする必要があります。

そういった聴き手に対する心遣いがこの内容では欠けてると言わざるを得ません。
乳首オナニーの快感も音声無しでする時とそれほど違いは感じられませんでした。

このように、乳首をいじる感覚といじられる感覚の両方にスポットを当てたエッチが繰り広げられています。
発想は面白いのだが…
テーマは個性的なのですが進め方や伝え方に難のある作品です。

サチカは乳首の気持ち良さを十分に知ってる主人公をより楽しませるために
催眠によって乳首の感度を強化し、その上で一人ではできないプレイを行います。
自分で乳首をいじる物理的な快感だけでなく女性に乳首を吸われる快感、母乳を飲まれる快感など
他の作品ではなかなかお目にかかれない要素を織り交ぜてプレイを特徴づけてます。

母乳は男性だと出せないと思われがちですが、現実世界でも条件が整えば出るそうです。
ですからこのプレイが完全に非現実的というわけではありません。
だけど普通の人には難しいので催眠を施し仮想体験してもらうことを目指してます。
着眼点は非常に面白いです。

しかし催眠音声である以上、そうさせるために技術を駆使することが求められます。
その観点で考えると残念ながら掲げた理想に現実が追いついてないかなぁと。
催眠パートの仕上げとなる深化が非常に弱いことと、母乳の噴出を唐突にさせてるのが特に気になりました。

前者はカジハラさんらしくないと言いますか
時間を切り詰めることを優先するあまり催眠が不完全なまま本題の暗示を入れてしまってます。
体の動きを軽く制御するとか、そこまで深く誘導する必要のないプレイならこれでも良かったのかもしれません。
ですが今回するエッチは「男のまま母乳を噴き出す快感を味わう」というかなり難度の高いものです。
できるだけ多くの人にそれを疑似体験してもらうならもっと入念な誘導が必要です。

後者は直前に説明したことも含めて事前の準備が不足してますし
「母乳を噴き出すと実際のところどんな風に気持ちいいのか」を伝えるのにも言葉が足りないです。
体験したことのある人がほとんどいないのですからイメージ力を膨らませるサポートが必要です。
個人的には一旦女体化を挟んでから持っていったほうが自然になったと思います。
カジハラさんは女体化音声も多数出されてますからね。

絶頂シーンは最後に1回。
くちゅ音(掃除機音)とちゅぱ音そこそこ、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

以上のことから今回は厳しい点数とさせていただきました。

CV:紅月ことねさん
総時間 48:51

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

乳首快楽催眠

サークル「ナシミカン」さんの催眠音声作品。

今回紹介する同サークルさんの処女作は、声も態度も大らかな癒し系お姉さんが
「乳首で得る快感」をテーマにした催眠とエッチを提供します。

乳首だけをひたすら刺激するタイトル通りのエッチが魅力で
いじる時間の長さはもちろん、後になるほど強い刺激が得られるいじり方に変えたり
最中は擬声語を数多く交えた暗示を入れて普通のオナニーとは違う快感を味わわせます。
男性の隠れた性感帯をじっくり開発
お姉さんに催眠をかけられ乳首をいじりまくるお話。

「はぁーい いらっしゃいませー 催眠を楽しめるホテルにようこそー」
お姉さんは明るくて大らかな声の女性。
催眠をかけてくれる変わったホテルにやって来た主人公に挨拶すると
早速催眠にかかりやすくなるための準備を始めます。

本作品はおちんちんオナニーとは異なる快感と絶頂感を得ることを目的に
彼女が25分近くに渡ってリラックス特化の催眠を施し
その後で十分な時間を使い乳首だけをたっぷりいじります。

乳首開発の側面も持ってる作品なため、エッチでおちんちんをいじるシーンは一切ありません。
その代わり乳首オナニーの時間が36分ほどあります。
シーンごとにいじり方を変えながら最後のドライに向けて少しずつ性感を高めてくれます。

作品説明文には「乳首性感が発達している人は、より強い快感が得られます」と書かれてますが
少なくとも私が聴いた限りでは未開発な人をターゲットにしたエッチのように映りました。
開発済みな人だと残念ながら得られる快感は普段とさほど変わらないと思います。
しかし、エッチの進め方はとても丁寧で暗示の入れ方もきめ細かく
乳首を普段いじらない人にとっては新しい快感を得るいいきっかけになります。

催眠は4パート27分30秒間。
最初は仰向けに横になった状態でゆっくり深呼吸しながら彼女の言葉に耳を傾けます。

「肩の力を抜いてー だらんとした状態になったまま リラーックス リラーックス」
「体の力が 少しずつ 少しずーつ 抜けていき 気持ちよーく 気持ちよーく なっていきます」

「リラックスと軽い暗示」というパート名がつけられてるだけあって
ここでは暗示の量は意識的に抑え、たっぷり深呼吸してもらうことを見据えたリードをします。
穏やかな声とのんびりした口調が生み出す雰囲気はとても温かく
「リラックス」「気持ちいい」といった癒しの言葉をやや強調して言うことでリラックスを後押しします。

本作品の催眠パートは彼女の話すペースが特に緩やかですから
それにつられて気持ちが落ち着くとか、なんとなく眠気を感じる人がきっといるでしょう。
癒しの要素が非常に強い催眠ですね。
テーマの乳首とは無理に絡めず、催眠状態を深めることだけを考えて進めます。

2番目のパートは心身両面をよりリラックスさせるために
カウントに合わせて瞼を閉じ、体が軽くなる暗示を入れてもらってから開ける動作を数回繰り返します。

「目を閉じたままでいると 少しずつ 少しずつ 意識が落ちていきます」
「口から息を出すと 足や 太ももや 腰が軽くなります ぼーっとしていて いい気持ち」

目を閉じた直後には意識がぼんやりする暗示、閉じてる最中は体が軽くなる暗示といったように
彼女はタイミングを見計らいながら暗示を的確に入れます。
パート中盤以降に深呼吸もするおかげで、寝起きに近いもやもやした感覚が頭の中に漂ってきます。
体の方は私の場合は軽さではなくピリピリと痺れる感覚がしました。

後半の2パートは暗示を受け入れやすい状況が整ったのを受けて
いよいよ催眠状態をより深めるアプローチが始まります。
ここではとある単語をキーワードに定め、それをセリフの合間に投げかけるスタイルが採られてます。

「ほら うとうとしてきたでしょう? うっとりして ほんわりして ねむーく ねむーく」
「眠い 眠い 眠くて眠い」

彼女はキーワードを言いながらストレートに眠くなる暗示を何度も入れてきます。
催眠音声で寝落ちする人はそれなりにいるでしょうし、ここで寝てしまう人がいてもおかしくはありません。
聴き手をそうさせるための準備もしっかり行っています。
私が聴いたときも意識や体がずーんと重くなる感覚は特に無く、強めの眠気を感じました。

進め方と雰囲気の両方に余裕を持たせた癒し特化の催眠です。
聴き手をある程度の深さの催眠状態へ誘導し、尚且つ眠らせることを目的に
深呼吸、緩い形の分割弛緩法、目を開閉させながら暗示を入れる誘導など
聴き手が音声を安心して聴ける気分になれるようにそれぞれをのんびり進めます。

彼女の声や口調、催眠の内容から眠気を感じる可能性が高いです。
その一方で催眠に入った時の独特な感覚はいまいち実感しにくいです。
深化にあたるパートで聴き手を眠らせようとしてくるからです。

安眠を目的とした催眠でもない限り、眠らせる暗示を入れるのは控えたほうがいいと私は考えてます。
今回するエッチは乳首オナニーですから、当然聴き手が自分で手を動かす必要があります。
その前段階で眠ってしまったらエッチそのものが成立しません。
催眠のスタイルはそのままに、深化パートの暗示をもっと別のものにしたほうが良いかなと。

カウントの前後に「落ちる」と入れてもいいし、何らかのイメージを使うのもいいでしょう。
その後に乳首の感度が上がる暗示を入れればエッチの下準備にもなります。
目的に合った深度に誘導することも大事です。
時間をかけて乳首をじっくり
エッチシーンは7パート42分ほど。
プレイはお姉さんのオナニー、乳首オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りですが射精表現はありません。

「んっ あぁっ 私の乳首 もう 勃起しちゃってる…」
主人公を気持ちいい催眠の世界に案内したお姉さんは
乳首オナニーを始める前に自分のオナニーを披露して彼の興奮を煽ります。

エッチは彼女に言われた通りに乳首をいじります。
一番最初の「お姉さんのエッチな乳首オナニー」は唯一乳首オナニー以外のプレイが登場するパート(約6分)。
彼女が目の前でおっぱいや乳首をいじり艶かしい喘ぎ声を漏らします。

「あなたの乳首は 私の乳首 私の乳首の気持ちよさを もっと感じてみましょうね」
彼女としてはエッチをやる気にさせることに加え
乳首オナニーを予め見せつけることでイメージさせたかったのでしょう。
上のようにお互いの感覚をリンクさせるセリフを言ったりもします。

しかしそれに向けての準備が事前にされてませんので、ちょっぴりエロく感じるだけです。
この後のパートで彼女が乳首をいじることはありません。
悪い言い方になりますが無理にやる必要はなかったプレイだと思います。

続く6パート36分間はいよいよメインの乳首オナニーが始まります。
最初に腕が上がる暗示を入れて催眠のかかり具合を確認してから
序盤~中盤はシャツの中に指を入れて直に、終盤はシャツ越しに乳首をたっぷりいじります。

「両手の中指の先端を ゆっくりと移動させて おっぱいの上に乗せましょう」
そしてお姉さんは聴き手が頭を空っぽにしてオナニーに取り組めるようにと
乳首のいじり方をわかりやすく教え、開始後は「ふにふに」などの擬声語を使ってペースを取ります。
本作品のエッチはこれ以外にも擬声語を使用することが非常に多いです。

「乳首に指が触れていると じわりとした 気持ちのいい痺れが ちょっとずつ ちょっとずつ 増えていきます」
「ビリビリ ビリビリ 乳首が痺れて 快感 乳首が痺れて 快感」

催眠音声ならではの暗示ももちろん多数登場します。
シーンによって多少違う部分があるものの、乳首をいじって得られる快感を言葉で伝えてくれます。
ここでも「ビリビリ」「ジンジン」といった擬声語をよく使います。

催眠音声におけるエッチは日常と違う快感を与えることを目的にしてるものが多いです。
具体的には「普段と比べて感度が二倍になる」とかですね。
それに対して本作品は乳首オナニーによる快感をそのままトレースしたセリフが中心です。
「乳首をいじると気持ちいい痺れが走る」といった類のものを彼女はよく言います。

この暗示は普段乳首をいじってない人に対してはおそらく有効に機能します。
未開発の乳首をいじってもくすぐったいだけですから、暗示を入れることで快感を得るきっかけが生まれます。
しかし、開発済みの人からしてみれば彼女の言うことは普段味わってる快感と大差ありません。
乳首をいじったらピリッとした電流が走るのは当たり前のことです。

これが前項で「この作品は乳首未開発の人がターゲット」と書いた大きな理由です。
開発済みの人が催眠状態下ならではのより高品質な快感を得られる可能性は低いです。
進め方が悪いのではなく、暗示の方向性が完全に未開発者向けなんです。
私は開発済みの側なので正直なところこのエッチはいまいちでした。

プレイの方は開始から終了までほぼずっと乳首をいじり続けます。
乳首の快感を掘り下げることはないものの
それを背中や腰に伝播させて全身を気持ちよくさせる横のアプローチはあります。
さらに終盤に差し掛かると爪で乳首を引っかく刺激的なプレイも登場します。

このように、乳首だけをとことんいじるテーマに沿ったエッチが繰り広げられています。
乳首尽くしな作品
乳首開発の足がかりになりそうな作品です。

お姉さんは自分にわざわざ会いに来てくれた主人公が幸せな時間を送れるように
リラックスをとことん追求した催眠を施し、それから乳首特化のエッチを時間をかけて行います。
「乳首快楽催眠」と銘打ってるだけあっておちんちんに関する描写を完全に除外し
いじり方を時折変えて別な刺激を与えつつ最後の絶頂に向けて導きます。

「なんとなくで構いませんから 自分は催眠術にかかってるのだと 感じてみてください」
全体を通じて特に感じたのが彼女の親切さです。
深呼吸を終えた後にこれから本格的な催眠が始まることをはっきり告げ
その際にかかりやすくなるための簡単な心構えを教えます。
そして催眠パートではシーンが切り替わる際に今の感覚を聴き手に実感させるセリフを投げかけます。

こういった心遣いは処女作の段階だとなかなかできないことです。
おかげで催眠パートを聴いてる間はものすごくリラックスできました。
技術の行使や暗示の入れ方、声の演技も練られていて将来性を感じます。

この作品が結果的にうまくいってない理由は暗示の方向性にあります。
具体的には眠らせる必要がないのに眠りたくなる暗示を入れたり
エッチで開発済みの人に対する有効なアプローチをしてないことが挙げられます。

私個人は後者を無理にやる必要は無いと考えてます。
ただし、その場合は「乳首未開発の人が楽しめるように作られてます」という注意書きが必要です。
作品説明文には開発済みな人の方が楽しめる風に書かれてるので
実際の内容とはズレてると判断し、このような指摘をさせていただきました。

エッチは乳首開発を想定してるだけあってとにかくいじる時間が長いです。
ドライまではいかなくても乳首を気持ちよく感じる可能性は十分にあります。

絶頂シーンは最後に1回。
淫語そこそこ、喘ぎ声ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

男性の隠れた性感帯に焦点を当てた珍しいセルフ系作品です。

CV:御崎ひよりさん
総時間 1:25:49

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

乱交催眠騎乗位リレー

サークル「ユリイカ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、ほぼ同じ声質を持つ双子の催眠術師に催眠をかけられてから
リアルではなかなか味わえない騎乗位リレーを楽しみます。

普通に会話をするような口調で催眠へと導く現代式の誘導が魅力で
彼女たちはトランスの感覚を遠まわしに話したり、他の人物がリラックスしている様子を描きながら
聴き手が自然とそれらに自分を当てはめられるよう少しずつリードします。

今回は2nd Editionのみのレビューをお送りします。
少女を使い捨てる不思議な世界へ
双子の催眠術師に導かれて騎乗位リレーを楽しむお話。

「あなたが ここに 今日こうやって 私たちの声を聞いてくれているので 私たちは 非常に喜んでいます」
姉は穏やかで落ち着いた声の女性。
音声を聴く際の諸注意を簡単に説明すると
早速催眠に関するお話を始めます。

本作品はイメージの中にある教室に行き、そこにいる少女たちと乱交するのを目的に
彼女たちが他の催眠音声ではあまり見られないタイプの催眠をかけます。

双子の催眠術師というと「双子のい・い・な・り~性感開発ボイス~」のような
双子が左右からリズミカルに話しかけてくる催眠をイメージするかもしれません。
ですが本作品ではメインの語り手を姉が務め、合間合間に妹がちょっぴり語りかけてくる形で進みます。
2人の声質に違いがほとんどありませんので術者が1人の催眠とほぼ同じ感覚で聴けます。

ちなみに本作品には発売当初から入っている「1st Edition」と
発売後に寄せられたユーザーの意見を取り入れた「2nd Edition」の2種類が存在します。
サークルさんが2nd Editionを正式版と言われているため1st Editionの内容はすべて伏せますが
内容にある程度の違いがあるそうです。

催眠はおよそ20分間。
最初はこれから体験する催眠オナニーに関するお話に耳を傾けます。

「私たちの声を聴き続けているのですから あなたは 私たちの話に興味があるのかもしれませんし または 別のことに興味を持ち始めるかもしれませんし または 別の何かについてだったり 時には何も考えてないのかもしれないのです」
姉は多くのシーンで聴き手にいくつかの選択肢を提示し
その中からひとつを選ばせる言い回し
を心がけながらお話を続けます。
どれでもいいので選びながら聴いてみると催眠に入りやすくなるかもしれませんね。
口調も普通の会話に近くて催眠っぽさをあまり感じないと思います。

「気持ちのいい催眠オナニーができるかどうかについても考えましたし 軽いトランスや それとも中程度のトランスについても興味があって そのことについても 思いをめぐらせました」
また姉はお話の中に「トランス」という単語を意識して盛り込み、それだけを囁くような弱めの語気で言ってきます。
後になるほどこの単語が特別なものに思えてくるのはないでしょうか。
そうやって彼女は遠まわしにトランスに対する興味を引こうとします。

その次は彼女たちが以前出会った3人の人物に関するお話を聴きます。
催眠術師をやってる背景を考えるとクライアントと思われます。

「深く 非常に軽くて 楽しい トランスの状態に入っていきました」
「別の軽いトランス と それよりもより深い2つのトランス 中程度のトランス と 深いトランスについても考えました」

お話自体は他人がトランスに入っていく様子を描いているだけです。
ですが聴いていくうちに自分の体が妙に重いとか、意識がぼんやりする感覚がしてくる人がいるでしょう。
ここでもキーワードの「トランス」を上手に活用してその感覚を引き出しています。

そして最後はとある効果音をトリガーに半覚醒状態と催眠状態を何度も往復し
自分がトランスに入りつつあるのを感じながらさらに深いところに落ちてゆきます。

姉「どんどんと 右腕の感覚がなくなる そうなっても 恐くありません」
妹「左腕が どこにあるのか わからない」
ここでは腕の脱力や感覚のぼやけに焦点を絞った暗示を入れており
人によっては実際になくなったような不思議な感覚が味わえると思います。
そうでない人も実感できるレベルの脱力感を感じるでしょうね。
今まで行っていた選択式の暗示ではなく、ストレートに感覚を伝えるセリフを投げかけてきます。

現代催眠式のアプローチを中心に据えたやや珍しいタイプの催眠です。
聴き手を一定以上の深さの催眠へ落とすことを目的に
「~かもしれません」「~することもできます」といった許容暗示やダブルバインド
他の人物を通じて過去に味わった催眠の感覚を喚起するアプローチを組み合わせて進めます。

深呼吸や分割弛緩といった催眠音声ではお馴染みの技法を特に使わないため
「本当に催眠をかけてくれてるの?」と思うかもしれません。
ですが双子は聴き手を催眠状態に導こうとする明らかな意図を持ってこれらを行っています。
意識のぼやけや腕の脱力が特に実感しやすいでしょう。

ただし、以前催眠に入ったことがあるのを想定した作りになってますから
催眠の感覚がまだ掴めていない初心者の方々には不向きと言えます。
その点だけご注意ください。
色んな少女と代わる代わるSEX
エッチシーンは40分ほど。
プレイは少女たちとのSEX、カウントによる絶頂です。

SEXの際に数種類のピストン音が鳴ります。
セルフはありません。

「手の指先で スカートの感触を楽しんだら そっと そーっと スカートの裾をめくり上げます」
主人公を深い催眠状態へ導いた双子は、彼にとある教室をイメージさせ
そこにいる少女のスカートをめくりパンツを下ろさせます。

エッチは様々な少女と短時間のSEXを繰り返します。
最初の12分間は乱交リレーの準備運動に近いプレイ。
3人の少女と代わる代わるSEXをしながら双子が彼女たちの素性について説明します。

「10回おちんちんを膣で擦ったら 別の膣に入れなくてはならないからなのです おまんこは使い捨てなんです」
最初から言ってしまうと、本作品のエッチは乱交するシチュ自体に焦点を当てており
彼女たちのおまんこがどう気持ちいいかを双子が暗示で伝えてくれるシーンはほとんどありません。
イメージ上の世界だからか、姉が上のセリフのような特殊ルールを設け
それに従ってプレイしながら年頃の女の子たちを使い捨てにする快感を味わいます。

「彼氏とカラオケボックスでデートしてる時も あなたのオナホとして使われたいと 彼女は心から願っています」
最初に相手する普通の女の子は約2分、次のアイドル好きな子は3分
3人目の彼氏持ちの子とは約4分エッチを楽しみます。
特に3人目の子は彼氏の目の前でSEXするだけでなく
どこでも性欲処理をすると宣言するほど主人公に惚れ込んでいる様子を見せます。

女の子が会った直後に無条件で体を差し出す展開は都合が良すぎるようにも思えますが
男からすれば嬉しいことなのも事実です。
プレイを通じてリアルではなかなか味わえない優越感や幸福感を双子は与えてくれます。

その後の時間はいよいよメインとなる騎乗位リレーを楽しみます。
先ほどのように特定の女性とSEXするのではなく
双子が提示した条件を聴いて聴き手が自由にイメージするスタイルが取られています。

「思い浮かべて 背の高い子 思い浮かべて 痩せてる子」
「ぐちょぐちょが濃厚だったり 軽かったり」

もう少し具体的に言うと少女たちのおまんこの感覚、背の高さ、髪型、服装、部活動など
数分ごとにテーマを変えつつ「思い浮かべて」と何度も言ってきます。
そしてセリフを言うごとに心臓の鼓動音を鳴らします。

こういう子とエッチしているシチュを楽しむ作りですね。
「おちんちんが柔らかく温かな感触に包まれ気持ちいい」みたいな暗示を入れるシーンはなく
プレイの細かな様子や得られる快感はすべて聴き手のイメージ力任せです。

正直なところかなり難度の高いエッチをしています。
催眠状態下といってもここまで何もしてこないのはさすがにまずいかなと。

「だーめ まだイかせてあげない」
最後のフィニッシュシーンは騎乗位リレーから離れ、双子の数えるカウントに合わせてイきます。
数回カウントをストップして数えなおす焦らしプレイをしてくるものの
0カウントを数えた後に追い込み暗示を一切入れてこないのは非常に残念です。

これがあるのと無いのとではイきやすさに大きな違いが出ます。
私の場合も他の作品で味わったようなドライの感覚は特にありませんでした。

このように、プレイそのものよりはシチュに力を入れたエッチが繰り広げられています。
珍しい催眠が聴ける作品
どちらかというと催眠パートのほうに光るものを感じる作品です。

上品な印象を持つ双子の催眠術師が主人公に独特な催眠をかけ
仮想世界で数多くの少女を相手にする、男にとっては夢のようなエッチを提供します。
催眠に関するお話で興味を引き、他の人が味わって催眠の感覚を伝え
最後は古典催眠に近い技法で催眠状態を徐々に深める。
技術に沿って進めるのではなく、セリフの中に技術を組み込んだ比較的フリーダムな催眠が楽しめます。

現代催眠の技術自体は主に大手サークルさんの作品でよく使われています。
ですがそれ以外のサークルさんだとまともなレベルで使いこなせているケースはごく稀です。
教本の例文をそのままトレースして口調がキャラに合ってないとか
その作品の催眠にとって効果的に活用できていないなどです。

それに対し本作品は聴いた結果ある程度の深さにまで入れるクオリティを持っています。
これでもし双子を有効活用できていればもっと面白いものになったでしょうね。
催眠経験者にターゲットを絞り、段階的に催眠の感覚を強化してくれます。

しかし催眠の後に続くエッチは引っかかる部分が多々あります。
エッチをしてるのにその感覚を暗示でほとんど伝えてこないこと
双子がいきなり少女と10回しかピストンできない設定を押し付けてくること
肝心の騎乗位リレーで少女たちの特質をイメージさせるだけに終始していることなどが挙げられます。

騎乗位リレーのアプローチはおそらく現代式の誘導をしたからこうなったのだと思います。
ですがこのスタイルは聴き手の無意識に眠っている記憶や経験を引き出すことを意図しており
リアルで数十人の少女とSEXしたことがある聴き手でもなければイメージしにくいです。
簡単に言えば大衆性に欠けるエッチをしています。

名作と呼ばれる催眠音声はできるだけ多くの人が楽しめるアプローチを心がけます。
難しいテーマであればあるほどその色はより強くなります。
一方本作品はその真逆の道を歩んでいます。
この部分が私にはどうしても納得できませんでした。

絶頂シーンは最後に1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

催眠は面白いのだけどエッチがうーん…な作品です。

CV:蒼紗さん
総時間 1st Edition…1:28:22 2nd Edition…1:04:12

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は4点。
2つのバージョンが入っていて900円とコスパがいいので+1してあります。
体験版は32分近くあります。

敏感催眠

サークル「洋ナシのタルト」さんの催眠音声作品。

サークルさんの催眠音声処女作にあたるこちらは、包容力を感じる大人っぽい声のお姉さんが
2つの感覚をテーマにしたエッチな催眠で気持ちいい射精に導きます。

心と体の脱力に特化したリラックス成分の非常に強い催眠が行われており
総時間の3分の2近くをかけて体に溜まってる悪いものが抜けるイメージをしたり
あるいはストレートな脱力をして少しずつ暗示を受け入れやすい環境を整えます。
普段よりも気持ちいい射精を目指して
お姉さんに催眠をかけられオナニーするお話。

「初めまして いらっしゃい 催眠のお部屋に」
お姉さんは挿し絵よりもずっと大人びてる穏やかな声の女性。
自己紹介などの前置きはすべて飛ばし、今回主人公に施す催眠の概要を説明すると
始める前にひとつだけお願いをします。

本作品は催眠状態下だからこそ味わえるワンランク上の射精感を得ることを目的に
彼女がおよそ40分をかけてじっくり催眠を施し
さらに暗示を入念に入れた上でセルフスタイルのエッチを楽しみます。

催眠の時間が十分に取られてるだけあって彼女のリードも全体的にのんびりしており
最中に話すペースが緩やかなことや催眠の内容も相まって
後になるほど眠くなったり全身の力がだらんと抜けた感覚を実感するでしょう。
詳しいことはこの後説明しますがリラックスを相当に重視した誘導がされてます。

また彼女はこの催眠に2つのテーマを掲げています。
ひとつはおちんちんが敏感になること、もうひとつは心と体の両方が気持ちよくなることです。
これらの共通点はオナニーおよび射精にプラスに働くということです。

そしてこれらの感覚をより効果的に伝えるためにじっくり時間をかけて催眠を施します。
気持ちよく射精してほしいから効果的な暗示を入れる
暗示を入れやすくするためにたっぷりリラックスさせて意識の力を十分に弱める。
こんな風に最終目標に向けてひとつの大きな流れを持った催眠とエッチが繰り広げられています。

催眠はおよそ38分間。
リラックスできる体勢で3分ほど深呼吸してから彼女に言われた通りのイメージをします。

「余計な力やストレスが 体の外に流れるたび あなたの足は少し重さを感じ あなたの心は楽になり 幸せを感じます」
イメージの内容は体の中にある余計な力が手足から抜けていくというもの。
太もも→膝→脹脛→足首→足の裏→爪先といった具合に体の中枢から末端に向けて
左右の足や腕からエネルギーが放出され、同時に悪いものも抜け出るのを感じます。

作中で彼女が目を閉じる指示を出してはきませんが
効果的にリラックスしたいならこのへんで閉じておくのがいいでしょう。
途中でカウントを数えて後押ししてくれます。

彼女の脱力はまだまだ続きます。
お次は心臓の鼓動に耳を傾けたり彼女の言葉を聞いて上半身や頭の中を脱力します。

「あなたの頭の中の力が消えていく 考えようとしたことがどうでもよくなって 考えが 耳から煙のように外に出て行く」
「もう 私の声さえあればいい それ以外のことは何も考えられない」

手足の脱力も含めて進め方はいいのですが、最中に「重い」「力が抜ける」といった暗示がかなり少なく
リラックスや眠気は感じても催眠に入った感覚は実感しにくいです。

個々の言い回しは割といいのに重ね方が足りず
聴き手を催眠の世界に引き込むにはパワー不足というのが正直なところです。
新規のサークルさんはこの作品みたいに暗示を疎かにするケースが多いです。
直後にある深化シーンも私の場合は特にずーんと来る感覚がしませんでした。

そして最後は彼女の言葉をより受け入れやすくするために
心の中にあるいくつもの扉をくぐり、自分のすべてを曝け出すイメージをします。

「2枚目 ガチャッ 私が扉を開けるたびに あなたは幸せを感じる」
重要シーンなだけあって扉をひとつ開くごとにきめ細かい言葉をかけてくれます。
心を扉に例えて開くイメージもわかりやすいですし
この時点である程度の深さにまで入れたのならスッキリした感覚がするんじゃないかと。

体→心の順にしっかりリラックスさせてからメインの暗示を入れるスタンダードな催眠です。
聴き手をお姉さんの声の言いなりにすることを目的に、最初は深呼吸や分割弛緩で純粋なリラックスをさせ
それから頭や心、そして心の奥とより重要な領域の力を弱めます。

全体的に進むペースが緩くて取り組みやすく
彼女も個々のシーンでどんなことをイメージすればいいかを細かく説明します。
ですから彼女が何を言ってるか、何を求めてるかがわからない人はほとんどいないでしょう。

ですがリラックスさせて終わりでは催眠とは呼べません。
何らかの技術を行使し、その中に聴き手の無意識に働きかける暗示を込めてこそ初めて成り立ちます。
暗示がまったく無いとは言いませんが、一定以上の深さに誘導するにはこれだと足りないです。
特にカウントを数えるシーンは前後の暗示をもっと厚くしたほうがいいです。
個人的には彼女が目を閉じる指示を出してないのも致命的だと思ってます。

もうひとつ気になったのが音声作品としての完成度です。
必要ないシーンで同じ単語を2度繰り返し言うなど、編集ミスと思われる箇所がいくつかありました。
シーンによってお姉さんのセリフの間に変化も見られませんし
編集面における詰めの甘さが目立ちます。

以上のことから品質的に厳しいと私は考えてます。
とことんまで性感を高めてから
エッチシーンは23分ほど。
プレイは感度上昇、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります。

「徐々に ペニスの感度を上げていきます」
リラックス特化の催眠で主人公を自分の声の虜にしたお姉さんは
引き続き言葉を使って彼の性感を強化し、その上でオナニー開始の合図を出します。

エッチは彼女にリードされる形で進みます。
最初の16分間はオナニーに向けての準備に近いプレイ。
先ほど挙げた2つのテーマに関する暗示をたっぷり入れて
おちんちんでより感じられる心と体に作り変えます。

「ペニスに全身系が集中していく 集中すればするほど敏感になっていく」
「あと 残り5秒カウントすると 一気にペニスの感度が10倍になる」

おちんちん全体だけでなくカリ、金玉、付け根など細かな部位にもスポットを当てながら
ストレートに暗示を入れたりカウントを交えて少しずつ確実に誘導します。

私の場合はうまく催眠に入れなかったので軽くムズムズする程度でしたが
このシーンに関しては催眠音声らしい暗示中心の良いアプローチがされてます。
特定のワードをトリガーに性感を引き出す凝ったプレイも登場します。
事前の誘導がもっとしっかりしていれば十分高まったのではないかと思います。

そうやって準備を整えた後にようやくオナニーが始まります。
およそ7分間をかけて自分のペースでしごき、彼女は引き続き射精を後押しする言葉を投げかけます。
しごく時間をここまで短くしたのはおそらく暗示の効果を引き立たせたかったからでしょう。
フィニッシュに数えるカウントにも一工夫がされていて面白いです。

このように、射精の快感をひたすら高める催眠音声らしいエッチが繰り広げられています。
リラックス重視の作品
どちらかと言えばエッチよりも催眠パートの入念な脱力に光るものを感じました。

お姉さんは主人公の心と体を自分の思い通りにした上で射精させる最終目標に向けて
総時間の多くをイメージを交えた手足や頭の脱力に割いて進めます。
全体的にペースが緩いこと、個々の脱力を時間をかけて行うこと、一部で脱力を重ねて行うことなど
多くの聴き手がリラックスできる要素を盛り込み着実に行います。

催眠に入るためにはリラックスと集中が大事ですから、その片方に力を入れるのは紛れもない長所です。
ただここまで入念だと途中で寝落ちする人も出そうです。
そう思えるくらいに十分な癒しのパワーを持っています。

一方催眠音声としてのクオリティは処女作なのを差し引いても厳しいです。
脱力に力を入れ過ぎたあまり深化が弱くなってますし、そもそも暗示の量が不足してます。
音声作品の場合はもっと手厚く暗示を入れたほうが多くの人を誘導しやすいです。
骨組みは出来上がってるので後は内面を充実させればもっと良い作品が生まれると思います。

「あなたの心はもう裸 意識も無意識も 体も心も私のもの 私の思うがまま」
「初心者でも比較的やりやすい内容」と作品説明文に書かれてますが
少なくとも私には不親切な催眠に映りました。
上のセリフのような術者本位の考えを捨て、もっと聴き手の立場に立った誘導をしてほしいです。

射精シーンは2回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

テーマ性はあるのだけど品質に難のある作品です。

CV:不明
総時間 1:06:35

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

双子のお姉さん催眠

サークル「国屋敷」さんの催眠音声作品。

前作からおよそ1年半ぶりの新作となるこちらは、声も態度も似ている双子のお姉さんが
3人きりになれる世界に案内し、そこで気持ちよくて幸せなエッチをプレゼントします。

サークルさんでは初となる双子形式を導入した催眠が最大の特徴で
2人は冒頭から別のセリフを交互に、あるいは同時に語りかけながら
その中に様々な暗示を込めて後になるほど催眠が深くなるよう丁寧にリードします。
双子の声に包まれながら
双子のお姉さんに催眠をかけられ3種類のエッチを楽しむお話。

「こんにちは」
双子はややトーンの違う落ち着いた声の女性。
音声を聴くにあたっての諸注意を簡単に説明すると
本編開始直後から主人公に寄り添い、左右から別のことを同時に語りかけます。

本作品は彼女たち以外誰もいない催眠の世界で気持ちよくなることを目的に
2人がシーンによってセリフを分担しながら進める双子形式の催眠を施します。

双子は「双子のいいなり」など四九発苦さんが製作されたシリーズを源流とし
現在は他のサークルさんも含めて趣向を凝らした様々な作品が世に送り出されています。
国屋敷さんも活動歴は長いのでもちろんご存知だったと思うのですが
今までの作品は1対1で行うオーソドックスなスタイルを貫き通してました。

右「1人のお姉さんじゃなくて 2人が いいのよね?」
左「2人のお姉さんに気持ちよくされる贅沢な楽しみを ここで味わわせてあげる」
しかし今回は2人が最初から最後まで別々のセリフを同時にしゃべったり
時には異なる暗示を交互に入れるコンビネーションを大事にした誘導を行います。
2人がとりあえず別のことを交互に話すうわべだけの双子ではなく
話すセリフや言うタイミングなどが考えられている本家をリスペクトした双子です。

時間に対する暗示のボリュームが濃くなってますから
比較的短時間のうちに体がだらんとするとか、意識がぽわぽわする不思議な感覚が湧いてきます。
特に催眠パートの前半部分は軽く混乱する人が出そうなほど密度が高いです。

催眠は3パート17分間。
仰向けに横になり目を瞑った状態でまずは双子の声に合わせて深呼吸をします。

右「想像して? 体が 深い深い催眠の海の底へ 沈んでいく」
左「想像して? だんだん 沈んでいく ゆっくりゆっくり沈んでいく」
催眠音声の序盤によく見かけるお馴染みのシーンですが
2人が似たようなセリフを同時に語りかけてくるおかげで
頭の中を声に包まれてるような気分を感じながらリラックスできます。

左右から同時にセリフを言う時間が意外に長いため、どちらの声に集中すればいいか迷う人がいると思います。
そういう場合はなんとなく気になったほうでもいいですし、両方聞き流すのもいいでしょう。
大事なのは2人の声に意識を向けながらリラックスすることです。

軽くリラックスした後はいよいよ2人が言う「催眠の世界」に足を運びます。
砂浜から海に入り海底に沈んでいくイメージに多めの暗示を絡め
さらにそれを2人が左右から交互に投げかけて少しずつ催眠の感覚を強めます。

右「海底へ 引っ張られるように 沈んでいく」
左「沈むのは幸せ だからもっと沈む」
深呼吸の時よりも2人が同時に話しかけてくる時間が少なくなり
セリフごとの間も開けながら海に入る前は暖かい日差しや爽やかな風の心地よさを
入った後は沈んでいく感覚や2人と一緒にいる幸せな感覚を伝えてくれます。

同時に話しかける/交互に話しかけるセリフの時間や割合をシーンによって切り替えてくるわけです。
最初は慌しく感じた人もこのパートに入ると落ち着く感じがするでしょう。
実際に海底に沈んでいく時のような静けさを持たせたリードをしてくれます。

そして最後の「深化」パートは催眠のかかり具合を確認するために
双子に腕をひとりでに上がったり下がる暗示を入れてもらいます。

右「催眠状態 あなたの腕が ひとりでに動く」
左「右腕が上がる 勝手に上がる」
私の場合は残念ながら実際に持ち上がることはありませんでしたが
それでも腕のあたりを見えない力に引っ張られる感覚はしました。
腕を下ろす指示が出た後で一気に重くなる人もいるでしょうね。
双子のセリフに微妙な違いを持たせ、「腕が上がる」など重要なセリフだけ同時に言って効果を上げています。

2人の女性が一緒に催眠を施す個性的な催眠です。
聴き手を3人きりになれる気持ちいい世界に案内することを目的に
最初のパートは同時に話す割合を多く、次から先は交互に話すスタイルを中心に据え
さらにセリフの表現や方向性を微妙に変えながらタイミングよく投げかけます。

本家みたいにセリフを細かく区切って話すタイプではないのでテンポはあまりよくありませんが
聴き手に伝えたいセリフを合わせて言ったり、シーンによっては役割分担するなど
2人だからこそできる要素をそれなりに含んでるのも事実です。
荒削りだけど双子1作目として見る分には十分なクオリティだと思います。

ただし導入の深呼吸をする時間が極端に短く、リラックスしにくい点は改善して欲しいです。
私が聴いたときも2人の声が最初から慌しくあまり落ち着けませんでした。
中盤あたりから体がぽかぽかしたり意識が軽くずーんとする感じがしたので多少は入れたのだと思います。
でも他の双子系作品で得た感覚に比べるとずっと弱いものでした。
2人の暗示を無意識に効果的に伝えるための準備がもっと必要です。
2人の愛と視線を感じながら
エッチシーンは3パート30分ほど。
プレイはキス、手コキ、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります(ドライもあります)。

右「好き だーい好き 私たちもあなたのことが大好き」
左「大好き あなたのことが大好きよ」
催眠をかけて主人公を好きなだけ気持ちよくなれる世界に案内した双子は
本格的なエッチを始める前に愛の言葉をたっぷり投げかけて彼の心を潤します。

エッチはどのパートも彼女たちに責められる形で進みます。
一番最初の「キス」パートは名前の通りキスをするだけのソフトなシーン。
最初の6分程度を使ってお互いの気持ちを確認し、それから短い時間で代わる代わる唇を重ねます。

左右「ドキドキする 幸せになれる 大好きって言葉で 心が熱くなってくる」
本作品のエッチにおける最大のポイントは心の繋がりを大事にしていること。
いきなりキスするのではなく、キスした時の満足感や幸福感がより大きくなるように
彼女たちが左右から何度も「好き」と言ったり、聴き手にも実際に言うよう促します。

この先のパートもプレイ自体は比較的ソフトなのですが
心を盛り上げるアプローチが適度に込められていていい気分で聴くことができます。
2人と一緒に気持ちよくなる雰囲気に浸りやすいあまあまなエッチです。

左「いっぱい愛し合う 愛し合ってるから気持ちいい」
実際にキスをする際も1人がちゅぱ音を鳴らし、もう1人はキスの感覚を伝える暗示を投げかけます。
術者が1人の場合は両方を同時にできませんからこれも双子ならではです。
催眠の効果も相まって心がすごくぽかぽかします。

続く「エッチ」パートでするのは手コキ。
前のパートと同様に軽く気持ちを盛り上げてから2人が同時におちんちんをしごきます。

右「こうやって 恥ずかしいところを見てもらっていると ドキドキしちゃう」
左「おちんちんを 曝け出すのは気持ちいい」
ここでは彼女たちにおちんちんを見られてることを強く意識させてくれるのが良いですね。
現実世界ではなかなか難しい見られる快感、見せる快感を満たします。
Mっぽいシチュですがこちらを見下してくることはほとんどありません。
主人公を喜ばせ、興奮させるご奉仕としてこういうプレイをします。

しかし、心は盛り上がる一方で物理的な刺激はおちんちんの根元を押さえるのに留まっており
その状態でカウントに合わせて射精を指示される難度の高いプレイとなっています。
ほぼノーハンド射精ですから達成できる人は少ないんじゃないでしょうか。
個人的にはこのパートもドライを最終目標に定めたほうがやりやすかったと思います。

最後の「オナニー」パートはもちろんオナニー。
2人のカウントに合わせておちんちんをしごき始め、再度のカウントで射精するシンプルなプレイです。
オナニー開始から射精までの時間が3分しかなく、最中に心を盛り上げる要素も乏しいため
この内容で時間内に射精できるかと言われれば首を捻ります。

国屋敷さんは前々からドライとセルフ両方をエッチに取り入れる傾向があり
それが結果的に各プレイの密度を薄くするという悪循環が働いてました。
実際にオナニーして射精できる十分な時間を取るか
いっそ削除して他の2パートを充実させたほうが良いエッチになったのではないかなと。
良いところもあるのだけど悪い部分も目立つエッチに映りました。

このように、2人にお世話されてる雰囲気を大事にしたエッチが繰り広げられています。
癒し系双子作品
2人のお姉さんが隅から隅まで優しくリードしてくれる甘さの強い作品です。

双子は主人公が普段よりも心を開放した状態で存分に気持ちよくなれるように
まずは現実世界とは違う場所へと案内し、そこで自分たちとの愛を確かめながら色んなエッチをします。
2人の声や態度、そして投げかけられるセリフのすべてが優しく
声に包まれ続けるシチュも相まって聴けば聴くほど心が軽くなったりぽかぽかしてきます。

国屋敷さんと言えば代表作「マゾ犬ペット化催眠2」などM向けの作品が多いだけに
こういう癒しの色が強い作品には新鮮さがあります。
エッチもプレイを意識的にソフトにし、そのぶん心への責めに力を入れてます。

正直なところ、この作品を聴く前は不安で一杯でした。
それは前作「サキュバスのお姉さんの奴隷化催眠」が催眠にすらなってない非常にまずい内容だったからです。
1年半の時を経てこうして再び製作者としての意地を見せてくれたことを嬉しく思います。

双子は編集面での頑張りが一際耳を惹きました。
2人のセリフを微妙に変えつつ、重要なタイミングではちゃんと合わせてきます。
本家よりは別の双子専門サークル「ftnr×kuroko.ぷろじぇくと」さんの作風に近いです。

エッチはキス以外の2パートで双子を持て余してるように感じました。
女性が2人いる=2つのプレイを同時にできるメリットを捨ててるのはもったいないです。
手コキするにしても両耳を舐めるとか、何らかの特別な要素を組み込んだほうが聴き手は楽しめます。
セルフパートの扱いも含めて次回以降の作品に期待したいです。

絶頂シーンはドライ1回、射精2回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

お姉さん達が心をたっぷり温めてくれる作品です。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:00:15

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は6点。
60分1200円とやや割高なので-1してあります。

【安眠】癒し秘め巫女の枕奥儀開帳!【音催眠】

サークル「pure voice」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、大和撫子と呼ぶに相応しいお淑やかな巫女が
里に代々伝わる秘伝の術で安らかな眠りと性的快感を与えます。

波の打ち寄せる音、服越しに体を撫でる音、彼女が手を動かす際に鳴る鈴の音など
シーンごとにリアルな音を使い分ける臨場感のある演出が魅力です。
殿方に贈る最高のおもてなし
秘め巫女を名乗る女の子からエッチなご奉仕を受けるお話。

「こんばんは 失礼致します」
秘め巫女は明るくて上品な声の女の子。
旧天津平(あまつだいら)藩にある建物にやって来た主人公に丁寧な挨拶をすると
代々受け継がれているお祓い術に関するお話を始めます。

本作品はこの地に代々伝わる儀式の様子を彼の立場で楽しみます。
彼女によると今回使用する技術は安土桃山時代から伝わる世界最古の催眠術で
伝統芸能として重要無形文化財に申請しているほど由緒正しいものだそうです。
(もちろんすべてフィクションです)

「夢の中で あなた様と一体になることが 天津神道流奥義と言えますので」
他にも本作品にだけ登場する固有名詞や特別な設定があったりと
全編を通じてしっかりした世界観を持ってサービスを行います。
純和風の雰囲気が漂っており落ち着いた気分で聴けます。

そう感じさせる大きな要因として挙げられるのがリアルな音の数々。
催眠を施す前に彼女が膝枕するシーンで物音がしたり
エッチの途中から彼女が身につけてる鈴の音がタイミングよく鳴り響きます。

タイトルの「音催眠」から音に暗示を込めて感覚を操作するプレイを連想する方がいるかもしれません。
ですが実際はイメージを補助する役割としてのみ使われています。

催眠はおよそ21分間。
彼女に膝枕された状態で軽く深呼吸をし、それからバックで流れる波の音に耳を傾けます。

「波に耳を澄ませて? うねりうなりを感じて? 身を任せて そうしていると 私の声もおねりうなりを起こすの」
波の音が流れ始めてから少し経つと彼女の声がふたつに分離し
左右から同じセリフを同時に語りかけてくるようになります。
一人の時よりも声に重なりがあり、頭の中で軽く反響する感覚が味わえます。
現実世界から作品の世界に引き込むシーンですね。

そこから先は合間に深呼吸しながら彼女に体全体を撫でてもらいます。

「胸元に そっ そっ そっ 私の指は湖の波 波があなた様のお肌を包み込むように 触れていきます」
「ぷにぷに つまんでいって そして 耳の穴を 外から内に なぞっていく」

首・胸・顔・耳・鼻・左右の腕などを擬声語や効果音を交えてじっくりケアします。
彼女が何をしてるか細かく実況してくれるおかげでイメージ自体はしやすいです。
ですが「力が抜ける」「体がぽかぽかする」といった聴き手の無意識に働きかける暗示を彼女はほとんど言いません。
そのため実際に撫でられる感覚が体験できる可能性は極めて低いです。

効果音や環境を使ってイメージさせ、リラックスを促すシンプルな催眠です。
聴き手を秘め巫女の赤ちゃんにすることを目的に
深呼吸を小まめに挟みながら湖や彼女に体を撫でられるイメージをさせ
同時にほんの少しだけ「子供の頃のことを思い出して」と言ってきます。

雰囲気が良く音もリアルで音声を聴いてると多くの人がリラックスするのを感じるでしょう。
ですが催眠に入ったときに感じる体の不自由感や独特な感覚を得られることはまずありません。
彼女が古典・現代いずれにも属しない独自の方法で誘導しているからです。

催眠音声は世の中に数多くあり、ジャンルやプレイの内容も本当に多種多様です。
ですがそのすべてが何らかの技術に基づいた誘導を行います。
わかりにくいものもありますが、きちんと紐解けば無意識に働きかける明確な意図があります。

残念ながら本作品にはそれがまったくと言っていいほどありません。
湖にいる様子や体を撫でられる様子をイメージさせるだけです。
せめて湖のイメージから清涼感を与えるとか、撫でられる感覚と並行して意識の力を弱める暗示を入れるとか
そういったアプローチがされていれば多少は催眠に入れたのかもしれません。
暗示を全然入れてくれないのも非常に痛いです。

この音声を聴いて意識のぼやけを感じる人がいると思います。
でもそれは音響効果の影響であって催眠の技術によるものではありません。
私もそうでしたがエッチが始まりしばらくするといつもの精神状態へと戻ります。

以上のことから大変厳しい催眠と私は考えてます。
自分の手を女性に操られながら
エッチシーンは43分ほど。
プレイはオナニー、授乳、フェラです。

オナニーでは鈴の音が、授乳の時はエッチな効果音が鳴ります。
セルフは有りになります。

「あなた様も 稚児(ややこ)に返ったのですから そのようなことも珍しくないでしょうね」
催眠を使って主人公の心と体を赤ちゃんに戻した秘め巫女は
なかなか寝付けない彼がスッキリできるように変わった方法で性欲を解消します。

エッチは彼女に言われた通りに手を動かしてオナニーします。
プレイが始まる前に彼女がカウントを数えてこちらの手のコントロールを乗っ取るシーンがあり
形式上は彼女に手コキされてるイメージで取り組みます。
ちなみに最中はずっと彼女が耳元に寄り添い囁き声で語りかけます。

登場するプレイは指先でおちんちんを優しく撫でる「そよ撫での儀」
包皮の上から指で刺激を与える「皮ずりの儀」
包皮を剥いてカリ首を人差し指と中指で作った輪で責める「輪っか口」
おちんちんを普通に握り、小指から親指にかけて1本ずつ順に力を入れる「子種搾り」など様々。
それらをひとつひとつやり方を説明しながらゆっくり丁寧に行います。

「おちんちんもカリも 竿もまとめて ほら 上下にしこしこ しこしこ」
そしてプレイが始まると彼女が「しこしこ」「ちょんちょん」「ふかーく」などの言葉を使ってリードします。
ここも催眠と呼べる要素がほとんどないので催眠音声のエッチとして残念な内容なのですが
オナサポとして見ればそれなりのクオリティを持ってると言えます。

「小指 ぎゅーっ 薬指 ぎゅーっ 中指 ぎゅーっ 人差し指 ぎゅーっ 親指 ぎゅーっ …はいっ 離して」
個人的に面白いと思ったのが終盤に登場する「子種搾り」。
上のセリフのように根元からカリに向けて指を締め付けて刺激を与えます。
さすがにこれだけで射精するほどではないのですが、得られる快感が少しずつ強まるのを感じます。
同時に彼女が激しいフェラをして射精したい気分を盛り上げてもくれます。

このように、同人音声におけるオナサポにとても近いプレイが繰り広げられています。
癒し系オナサポボイス
催眠はさっぱりですがある程度の癒しは得られる作品です。

秘め巫女はわざわざ自分のところまで足を運んでくれた主人公へのお礼に
古くから伝わる秘術を用いたエッチなおもてなしをします。
彼女自身のしっとりとした上品な佇まい、作中で流れるリアルな効果音の数々
時間を十分に取って少しずつ刺激を強くしながら射精を目指すエッチなど
女性の優しさや温かさを感じる要素がいくつもあります。

彼女が目指した「赤ちゃんになりきってプレイを楽しむ」ことは難しいですが
軽くリフレッシュするくらいなら普通に可能です。
特に催眠パートで流れる波の音にはとても癒されます。

その一方で本作品を催眠音声として見た場合、色々と疑問が残るというのが正直なところです。
催眠を施してるはずなのにこれといった技術が使われていないこと
聴き手を催眠の世界に誘導するために必要な暗示が決定的に不足してることが挙げられます
彼女の行為は催眠と呼ぶのに必要な最低限の条件を満たしてないと思います。

エッチはリードが丁寧で取り組みやすいです。
ですが囁き声や淫語の少なさから純粋なエロさが弱くも感じます。
寄り添ってる状況を利用し彼女に見られてることを意識させるとよかったかもしれません。

射精シーンは最後に1回。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

落ち着いた気分でオナニーさせてくれる作品です。

CV:涼貴涼さん
総時間 1:18:31

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

追記
2016年09月12日まで半額の650円で販売されてます。
その場合の点数は3点です。

シスターの懺悔催眠

サークル「俺だけが得する音声工房」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、上品でSっ気もあるシスターのお姉さんが
とある罪を抱えた男性の心を独特な方法で浄化します。

タイトルの「懺悔」をテーマにした長時間に渡るオナニーが特徴で
弱すぎる刺激を与えて悶えさせたり、あるいはずっとしごかせ射精を我慢させるなど
異なるスタイルのオナニーに復唱を織り交ぜ少しずつ確実に射精感を高めます。
罪深き男性に神の慈悲を
シスターに催眠をかけられオナニーするお話。

「ようこそ、迷える子羊さん」
シスターは上品で色っぽい声のお姉さん。
懺悔のために初めて教会を訪れた主人公にその心得を説明すると
緊張気味な彼がリラックスできるように簡単な催眠をかけてあげます。

本作品は神の代行者である彼女に性的な魅力を感じ
精液で汚したいと密かに願ってる彼を悔い改めさせることを目的に
25分程度の催眠で適度にリラックスしてから1時間近くに及ぶオナニーに励みます。

性に関する罪を償うためにエッチするというのもちょっぴり奇妙に感じますが
彼女に痴態を晒し、すべてを解き放つことで心身をリフレッシュさせることを狙ったのかもしれません。
催眠についてはこの後説明しますが、分量・内容いずれもエッチのほうがずっと充実しています。

「せっかくここまでいらしたのですから、あなたの懺悔、私が聞き届けましょう」
彼のオナニーを見届けるシスターはいかにもな人物。
清楚さと荘厳さを併せ持った声と態度で常に接し、その中にほんの少しだけSっ気を覗かせます。
といっても軽い言葉責めをする程度で調教要素は薄いです。

それよりも教会という神聖な場所で彼女に見られながら己を慰め
精液を吐き出す背徳的なシチュを使って気持ちを盛り上げるシーンが何度も登場します。
やってはいけないことをやる、綺麗なものを汚す興奮や達成感がある程度得られるでしょう。

催眠は2パート25分ほど。
目を瞑って楽な姿勢を取り、9分近く深呼吸してまずは心身を落ち着けます。

「まるで、黒い雨雲が切れて、青空が広がっていくように あなたの中が、澄み切った空のように、晴れ渡っていくかも、しれませんね」
「穢れを払うことは、とっても気持ちのいいこと 澄んだ空気を取り込むことは、とっても気持ちのいいこと 感じ方は、人それぞれです」

最初に大まかなペースを設定し、その後はこちらの好きにさせるオーソドックスなものですが
最中に彼女が教会の神聖な空気を吸い込むイメージをさせたり
上のセリフのように曖昧な表現で暗示を入れてくれるおかげでとてもスッキリします。

このパートだけは現代催眠の技術を強く意識した誘導を行っています。
後半に差しかかるとセリフの間隔が長くなり、より落ち着ける雰囲気を作り上げてもいます。
本作品らしさを出しつつ上手にリラックスを促してくれます。

次の「シスターの懺悔催眠エロ導入」パートはエッチに向けての準備。
今回する懺悔の内容を確認し、気持ちよく射精できるように全身の力をおちんちんに集めます。
そして短いカウントを数え、これからすることを強く自覚させます。

「ほら、腕の力が、胸、お腹を通って、オチンチンに、集まっていく 腕の力が、淫靡な欲望となって、腕からオチンチンへと、流れていく」
事前に十分すぎる時間をかけて深呼吸してますから
彼女に言われて体の重さを感じたり、特定の部位がぐったりする人が普通にいるでしょう。
私の場合は腕でしたが足だったり他の場所かもしれません。

しかし深化にあたるアプローチが特にされてないため
この音声を聴いて深い催眠状態に落ちる人はほとんどいないと思います。
意識の力をさらに弱める暗示を入れたり、何らかのイメージを使って落とすなど
催眠誘導の仕上げに相応しい何らかの働きかけをして欲しかったです。

深呼吸や脱力などリラックス面に特化したシンプルな催眠です。
聴き手の心と体を一旦リセットし、これから始まるオナニーに集中できる環境を整えることを目的に
前半は深呼吸の合間に現代催眠の許容暗示やダブルバインドを意識したセリフを投げかけ
後半は更なる脱力と股間への集中力を高めようとします。

先ほども書いたように前半の導入はすごく良かったです。
だからこそ後半の深化の粗さ・弱さが残念でなりません。
本作品は懺悔がテーマですから、復唱形式で深化の自己暗示を入れるなど有効な手段はあったはずです。
それをやらなかった結果、催眠が構造的に不完全になってます。

以上のことから品質のあまり良くない催眠と私は考えてます。
聖職者の女性の前でたっぷりシコシコ
エッチシーンは6パート56分ほど。
プレイはオナニー、懺悔、フェラです。

エッチな効果音はありません。
セルフはもちろん有りになります。

「さぁ、まずは、あなたの、オチンチンの上にある、邪魔な服を、脱いでしまいましょう」
催眠を使って主人公を素直に懺悔できる心理状態へと導いたシスターは
自分の目の前で服を脱ぎ、股を開いておちんちんを見せつけながらオナニーするよう指示します。

エッチはどのパートも彼女に言われた通りにオナニーします。
一番最初の「シスターの懺悔催眠脱ぎ」パートは脱衣するだけのソフトなシーン。
彼女に言われたタイミングでパンツを下ろすのですが、その際見せつけるようにやるよう言われます。

「神聖なシスターである私に、ビンビンに勃起したオチンチンを見せつけて、背徳感を感じているのですか?」
お風呂の脱衣所でパンツを脱ぐなら何てことない行為です。
でも教会、しかも目の前に大人の女性がいる状況でするとなると随分変わります。
そうやって彼女は最後の射精に向けて少しずつ心を盛り上げようとします。

彼女が暗示でこちらの心身を操作するシーンはほとんどありません。
ですから催眠音声よりは同人音声のオナサポに近いプレイと表現するのが妥当です。
催眠要素が薄い代わりに指示はきめ細かく、じっくりとオナニーに取り組むことができます。

本格的なオナニーが始まるのは次の「シスターの懺悔催眠扱き」パートから。
とあるキーワードを言われたら好きなペースでオナニーし、停止の合図で手を止めるのを繰り返します。
ペースや強さは特に言われませんので射精しないよう気をつけながらしごくといいでしょう。

「私はこれから 懺悔をします 淫らな考えを 抱いた罪を 懺悔します」
「シスターに見られながら オナニーという 懺悔をします 背徳的快楽を求めて 勃起オチンチンを扱き オナニーをします」

そしてここからは彼女が言ったセリフを復唱し懺悔するプレイが登場します。
ここでも聴き手に背徳感を植えつけるものが多く、そういうのが好きな人ほどプレイに熱中できます。
ただし実際におちんちんをしごく時間はそんなにありません。
エッチの序盤から中盤にかけては焦らし、おねだりなど体よりも心への責めに力を入れたプレイが多く登場します。

オナニー以外のプレイが唯一あるのが「シスターの懺悔催眠フェラ」パート(約11分)。
これまで無事射精を我慢できた彼に彼女がお口でご奉仕します。
ちなみにここと次の絶頂パートはショートとロングの2パターンが存在します。
両者の違いは時間とセリフの量くらいで基本的な流れは一緒です。

「ギンギンの勃起オチンチン、しゃぶってください」
「シスターの涎で、ベトベトにしてください」

亀頭にキスするところから始まり、根元から舐め上げる、咥え込んでカウパーを吸い上げるなど
色んな責めを繰り出しその都度下品で激しいちゅぱ音を鳴らします。
シスターのイメージとは真逆のちゅぱ音で実に良いです。
さらに追加のおねだりをさせて彼女の言いなりになってることを心に強く刻み込みます。

ご褒美とも言えるプレイなのですが、最中はもちろんオナニーできません。
そういう意味では焦らしともとれるプレイです。

「弾ける 体の中の何かが弾ける 目がチカチカするような感覚 眩しさのようなものを感じる」
そうやって我慢に我慢を重ねてきた後ようやく射精の許可が下ります。
純粋な時間の長さ、それまで受け続けてきた心身への様々な責め
さらにパート中はほぼずっとしごき続けることから暴発の可能性がそれなりにあります。
しかし彼女はここでもギリギリまで合図を出さず性欲を存分に蓄積させます。

色欲の罪を償う目的を考えればこれくらいが妥当なのかもしれません。
でも最終的にはきちんと射精させてくれますから十分に気持ちよくなれます。

このように、心身をバランスよく焦らして制御するきめ細かなオナサポが繰り広げられています。
オナサポ成分の強い作品
催眠音声ではなく簡単な催眠機能つきのオナサポボイスです。

シスターは聖職者を性的な目で見てしまう主人公の心を浄化するために
神聖な教会でオナニーさせ、同時に懺悔させる思い切った手段を取ります。
しかしそれだけでは彼が気持ちよくなるだけだと判断し
射精までの時間を長く設定したり、途中で強めの焦らしを与えてちょっぴり苦しい思いをさせます。

催眠は先ほど説明したように色々と不満が残る部分があります。
しかしオナニーは全体の流れや各パートの役割、懺悔を交えたプレイなど充実してます。
ですから珍しいシチュでのオナニーを楽しみたい人にこそ聴いて欲しいです。
この内容なら催眠に入ってるかどうかで得られる快感に差が出る可能性は低いです。

中でもシスターの目の前でオナニーに耽る背徳感が何よりのスパイスです。
彼女も「変態」と軽く言って気持ちを煽るシーンがあるものの、基本的には穏やかに見つめてくれます。
こんな場所で射精までする彼をきちんと受け止めるところに彼女の優しさが窺えます。

射精シーンは最後に1回。
淫語それなり、ちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

多少の羞恥や罪悪感を抱きながら抜かせてくれる作品です。
催眠音声は催眠のクオリティが重要になるため、当サイトでは点数を低くさせていただきました。

CV:紫月琥珀さん
総時間 ロングバージョン…1:37:04 ショートバージョン…1:26:49

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

追記
2016年09月12日まで半額の600円で販売されてます。
その場合の点数は5点です。

淫魔の乳首オナニー催眠

サークル「ヤマネ紳士会」さんの催眠音声作品。

サークルさんの催眠音声処女作にあたるこちらは、エッチ大好きな色っぽい淫魔のお姉さんが
性欲を溜め込んでる男性から独特な方法で精気を吸い取ります。

長時間に渡る乳首オナニーを楽しませてくれるのが特徴で
彼女は最初は焦らすようにゆっくりと、しばらくすると好きなスタイルでいじらせながら
細かな指示を出したりこちらの痴態を実況して心と体を少しずつ盛り上げます。

今回は総時間が最も長いバージョンでのレビューをお送りします。
乳首をたっぷりいじって気持ちよくなろう
淫魔の指示に従い乳首&おちんちんオナニーをするお話。

「こんばんはー あなたね? 私を呼んでいたのは」
淫魔はちょっぴり嗜虐的で落ち着いた声のお姉さん。
大好物の精気を強く発する主人公の前に現れ挨拶すると
彼の性欲を発散させるために催眠をかけ始めます。

本作品は乳首で気持ちよくなることをテーマに彼女がリラックス特化の催眠を施した後
オナサポボイスのように様々な指示を出す形でこちらのオナニーをリードします。

ヤマネ紳士会さんは催眠音声を今まで作ったことのなかったサークルさんなのですが
同人側で以前からオナサポ作品を数多く作られてる実績があります。
それを活かして本作でも催眠は導入と深化部分を頑張るに留め
その分エッチで乳首やおちんちんをたっぷりいじらせる
流れで進めます。

ちなみに乳首オナニーは開始と終了の合図以外は大まかなペースを指定するくらいで
いじる回数やいじり方などの細かな部分は聴き手に任せています。
乳首開発の側面は薄めですから、日頃乳首をいじってある程度開発済みな方のほうがずっと楽しめます。
暗示を入れて乳首の感度を上げるみたいなアプローチはほとんどしてきません。

催眠はおよそ23分間。
仰向けに横になって目を瞑り1分くらい深呼吸してから
彼女に言われた部位を意識し、呼吸に合わせて力が抜けていくのをイメージします。

「肩から腕を通り 指先から 体の外へ 呼吸と共に 力を外に逃がすのよ」
左右の腕、脚、胴体と全身をいくつかのパーツに分け
太もも→膝→脹脛→足先といった具合に力を末端に送り出すように脱力します。

最中に彼女が「力が抜ける」などの暗示をあまり入れてこないため重さはイマイチですが
深呼吸と同時に脱力をすることや彼女の緩やかな口調のおかげでリラックスは十分に感じられます。
どのシーンも深呼吸と並行して行うのが本作品の催眠における特徴のひとつです。

心身を適度に落ち着けた後はいよいよ深い催眠に入ります。
自分の体が沈んでいくイメージをした後、彼女の吐息を吸い込み全身に行き渡らせます。
そして最後に1回だけカウントを数えます。

「あなたの体が どんどん沈む 息を吸い 息を吐くたび 体が沈む」
「呼吸するたび 私の吐息が あなたの中に」

体を沈めるシーンはイメージしやすく、頭の中にぽわぽわした感覚がほんのり湧いてきました。
しかしその後の吐息を吸い込むシーンは状況説明に終始しており
残念ながら吐息を吸い込んだらどういう気分になるかを彼女がほとんど伝えてくれません。
そのため眠気は感じても催眠に入ったときに味わう独特な感覚は得にくいです。
ラストのカウントも前後の暗示が弱く、深化と呼ぶには色々と不足している部分があります。

催眠音声における定番の技法を繋ぎ合わせたシンプルな催眠です。
聴き手の体を彼女の言いなりにするのを目的に
深呼吸と分割弛緩でリラックスさせ、イメージやカウントで深化させています。
催眠開始からパート終了時まで深呼吸をするシーンが多く、その結果安心感や眠気はある程度感じます。

しかし催眠において重要な要素となる暗示が決定的に不足してるのも事実です。
深呼吸主体の誘導なら聴き手が息を吐き出すタイミングも掴みやすく
それに合わせて暗示を丁寧に入れていればもっともっと深いところまで導けたはずです。
特に終盤の深化が非常に弱く、催眠慣れしてる人でも入った感じがあまりしないと思います。

進め方自体は良かったんですけどね…。
この後始まるエッチの準備として見るには物足りないというのが正直な感想です。
乳首とおちんちんを一緒にいじりながら
このバージョンでのエッチシーンは4パート60分間。
プレイは指を舐める、乳首オナニー、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「私の指だと思って 丁寧に舐めるのよ」
催眠を使って主人公を自分の操り人形にした淫魔は
彼に指を舐めさせて湿らせた後、まずは乳輪だけをゆっくり撫でるよう指示します。

エッチは終始彼女に言われた通りに手を動かします。
一番最初の「乳輪愛撫」パートは乳首オナニーの準備に近いプレイ。
唾液まみれの指で乳首に触れないように乳輪を優しく愛撫します。

「私に支配された子は 私にも快感を共有されちゃうのよ」
「その指を 私の乳首だと思って 丹念に舐めなさい」

そして最中は彼女が2人の感覚が既に共有されていることを告げ
自分の唾液を彼女の唾液に、指先を乳首に見立ててプレイするよう指示します。
さらに後のパートになるとそれを利用して喘ぎ声を漏らします。

「言ったでしょ? 勝手な射精は許さないって 催眠状態のあなたは この一言で射精できなくなったのよ」
催眠音声ではこういうプレイをする場合、術者が事前に何らかの働きかけをしてくるのですが
本作品では催眠をかけた時点ですべて彼女の思い通りになる設定がされています。
感覚の共有以外にもエッチの開始時に突然「あなたの体は既に敏感になってる」と言ったり
上のセリフのように一言で射精を制御するといった荒唐無稽な描写がところどころで登場します。

端的に言えば催眠からややかけ離れたエッチをしています。
乳首やおちんちんをいじる時間が長いので気持ちよくなれるのは間違いないのですが
催眠状態下だからこそ味わえる快感とは違うことをご了承ください。

本格的な乳首オナニーが始まるのはその後から。
「乳首オナニー」パートは乳首だけをいじってドライオーガズムを
その次の「乳首&亀頭オナニー」パートはそれにおちんちんオナニーが加わります。

ここから最終パートの射精を迎えるまで乳首をほぼずっといじり続けます。
まさに乳首特化のエッチが楽しめます。

ちなみに「乳首&亀頭オナニー」パートは3種類のパターンが用意されています。
「ドライフィニッシュ」「射精フィニッシュ」は名前の通りの絶頂を
「シコシコ派生」は射精した後追加でもう1つの射精パートへと続きます。
今回レビューしているのは「シコシコ派生」を選んだ場合になります。

「んふっ…あぁっ 感じるわ 男の子の指使い 荒々しくて素敵」
「カウントを聞くたび 絶頂の予感が沸きあがる 数字が下がるたび 乳首が切なくなる」

ここでも淫魔は乳首やおちんちんをいじるペースや絶頂のタイミングだけはしっかり指示し
後は好きにいじらせながらこちらの気持ちが盛り上がるセリフを投げかけます。
いじり方をアドバイスしたりこちらのオナニーを観察し実況することが多いです。
そして性感が十分に高まったところでカウントを数え絶頂を許可します。

オナサポとして見る分にはしっかりしたリードをしてくれていて抜きやすいです。
ですが聴き手の感度を高めたり絶頂へと追い込む暗示がほとんどなく
催眠音声でのエッチとしては首を捻るところがあります。
オナサポをよく作られてるからこそ、その作風を強く受け継いでしまっています。

「シコシコ派生」を選んだ場合にのみ登場する最後の「乳首&シコシコオナニー」パートは
「乳首&亀頭オナニー」パートの後半部分とほぼ同じプレイを約13分に渡ってもう一度行います。
聴いたところプレイの流れだけでなく淫魔のセリフもまったく同じでした。
1回の射精では物足りない人への保険として用意したパートなのだと思います。

このように、乳首とおちんちんをたっぷりいじるオナサポ色の強いエッチが繰り広げられています。
乳首好きなら
催眠音声よりも催眠つきのオナサポボイスと呼ぶのが妥当な作品です。

淫魔は主人公からより良質な精気を搾り取るために
催眠をかけてから最初は乳首を、しばらくするとおちんちんとの同時オナニーをさせます。
乳首をいじる時間が最大50分と非常に長く、最中の指示もしっかりしていて取り組みやすいです。
他にも中盤から射精・ドライ・2回連続の射精とプレイが分岐し、より多くの聴き手のニーズに応えています。
何度も言うようにオナサポボイスとしての機能性はなかなかに優れてます。

ですが本作品は催眠音声ですから、聴き手を十分な深さの催眠状態へと誘導し
その状況を活かしたエッチで楽しませるのが望ましいです。
そう考えた場合、残念ながら不満が残るというのが正直なところです。

少なくとも深化をもっと重厚にしてエッチの最中は感度強化に努めていれば
普段のオナニーとはまた違った快感が得られたでしょう。
現在の作りでは催眠に入ってるかどうかで得られる快感に差が出る可能性は低いです。

「催眠がかかりにくい方でも指示型オナニーサポート音声としてもご利用いただけます」と
作品説明文に書いてありますし、サークルさんが敢えてこの形にされたようにも思えます。
ですが私は催眠の成果をエッチでどれだけ活かしてるかを大きな評価基準として見ています。
現在名作と呼ばれている作品たちはどれも催眠とエッチが複雑に絡み合ってるからです。
私にとって強く印象に残った作品がすべてそのタイプだったのもあります。

エッチはガチガチに縛らず、かといって完全に聴き手任せにもしないリードが光ります。
乳首開発済みな人に限って言えば普通に気持ちよくなれるでしょう。

このバージョンの絶頂シーンはドライ1回、射精2回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声ごく僅かです。

リラックスした気分で乳首オナニーさせてくれる作品です。

CV:分倍河原シホさん
総時間 1:38:51(「シコシコ派生」以外を選んだ場合は最大25分程度短くなります)

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

追記
オナサポボイスとして見るなら6点です。
その場合「導入・深化」パートは飛ばしてエッチから聴くのがいいでしょう。

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