サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、優しくてサービス精神旺盛な店員さんが
遠路はるばるやって来た常連客を3つのサービスでもてなします。

季節を感じる効果音と環境音をふんだんに盛り込みながら
雑談で癒しを、怪談で多少のゾクゾク感を与えるバランスの取れた作りが魅力です。
夏の終わりをのんびりと
道草屋の店員すずしろや芹が3つのシチュでサービスするお話。

「はいもしもし 道草屋でございます」
すずしろは素朴で可愛い声の女の子。
主人公から予約の電話をもらい嬉しそうに挨拶すると
来店する日やサービスの内容を確認します。

本作品は道草屋が開店した時からずっと活躍してる彼女が
すっかり顔なじみになった彼をおよそ180分に渡って癒したり気持ちよくします。
夏が終わる頃のお話ということで季節を感じる効果音や環境音をいくつも盛り込み
さらに芹が長時間の怪談をするシーンも設けて涼しさを提供します。

内容の紹介に入る前に大事なことを一点。
すずしろの声優さんが御崎ひよりさんから三月さんに交代しました。
声質は似てるけど先代よりもやや大人びた印象がします。
道草屋が始まってからもう9年経ちますし、彼女が成長したと捉えれば問題ないと思います。

品質については過去作と同じく非常に高いです。
効果音と環境音を違和感なく組み合わせて物語の世界へ引き込んでくれますし
時間が進むにつれてそれらを変化させる凝った演出がされてます。
すずしろとの会話も店員と友人の中間あたりの距離感になってて和やかです。
癒しと涼を与えるご奉仕
最初の「1-お耳と爪のお休みお掃除。(約55分)」は夕方のお話。
主人公の部屋にやって来たすずしろが耳マッサージ、耳かき、爪切りをします。

「冷たいですか? このままコップに押し付ける形で ぎゅっ ぎゅっと耳ツボいたしますから 冷たすぎたら言ってくださいね」
声優さんが交代しても彼らの関係は維持されており
多少砕けた態度でプロらしい流れるような手つきでお世話します。
最初の耳マッサージは反対側で氷の入ったグラスを当てながらするため
控えめな摩擦音と氷がぶつかる音を両方楽しむことができます。

後者は時折鳴る程度ですからそんなにうるさくはありません。
他にもセミの声や風鈴といった夏を感じる音がいくつも出てきます。

そして耳かきが始まる頃には日が暮れて今度は鈴虫の声が聞こえ始めます。
「そりそり」という優しい耳かき音を鳴らしながら
鼻歌を歌ったり何気ない会話をするゆるーいひと時です。
今作は耳かき棒で一通り掃除したら爪切り&ヤスリがけを挟み
それから洗浄液つきの綿棒で再び耳を撫でる変則的な構成になってます。

素朴な音と何気ない会話を組み合わせて癒すところが道草屋らしいなと。
お店だからといって変に凝らず自然体でお世話します。

続く「2-お盆時の怪談会。(約83分)」は店主の芹が活躍するシーン。
夕食やお風呂を済ませた後、すずしろに案内されて別室に移動します。

芹「何かいるかどうか 簡単に確かめる方法って ご存じです?」
ぱたぱたさん、かけてはいけない番号、幽霊の見つけ方、廃屋探検と
4つの物語を軽い休憩を挟みながらゆっくりじっくり行います。
状況に合った音を鳴らして雰囲気作りするおかげで、その場で聴いてるような感覚が味わえます。
内容をここで書いたらつまらないでしょうから聴いてのお楽しみとさせていただきます。

私は「かけてはいけない番号」が一番好きですね。
音声作品ではあまり見かけない演出がされててよくできてると思います。
どのお話もすごく怖い内容ではなく、少し寒気がするあたりに抑えられてます。
嫌そうに見えてノリノリなエッチ
エッチシーンは2パート21分間。
プレイはポッキーゲーム(キス)、耳舐め、手コキです。
手コキの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

「両手がぬるぬるですから 手で持つとついてしまいますので そちら側からどうぞ」
主人公の部屋で布団の支度を終えたすずしろは
戻ってきた彼の肩を軽くマッサージしてからお菓子を一緒に食べます。

エッチは終始彼女が責め続けます。
最初の「03-両端からお菓子食べるゲーム(約8分)」はエッチに持ち込むきっかけを作るパート。
マッサージのせいで両手がオイルまみれだからと反対側から食べるように誘います。
ここで使われてるお菓子はトッポだと思います。

「奉公さんですから こういうのダメですけど 近すぎて よく見えないので」
道草屋はエッチ厳禁のお店なので彼女もあからさまな誘惑はしません。
お菓子を一緒に食べてたらその拍子でキスしてしまったことにします。
口ではダメと言ってても積極的に動く正反対の態度を取ります。
淫語は一切言わず音と雰囲気だけで表現する独特なプレイです。

続く「04-今どきの奉公さん(約13分)」は手コキを加えて追い込みます。
彼の浴衣をはだけさせておちんちんを取り出し
にちゃにちゃした水音を鳴らしながら同時に片耳舐めもします。

「今日だけですよ いいですよ 私の手 そのまま汚してしまって」
熱っぽい吐息、激しめの手コキ音、そして彼を気遣う優しい言葉。
成り行きとはいえ始めたからにはしっかり責めて気分よく射精させます。
エッチを終えた後は普段通りに接しますし、別に嫌がってないことをきちんと伝えます。

実際に聴いた感想ですが、過去作に引き続き総合力の高さが光ってました。
効果音や環境音だけじゃなくすずしろのセリフやサービスの構成もしっかりしてます。
序盤は王道の癒し、中盤は季節感を強く出した怪談、終盤はこっそりするエッチと
各シーンに違う特徴や魅力を持たせて道草屋にいる気分に浸らせてくれます。

総時間に対してエッチが短くなってますけど
今まですずしろが一度もやらなかったキスを取り入れてるところに変化を感じます。
さすがに恋人になることはないと思いますが、2人の関係が少し前進したように見て取れます。

怪談が長いせいですずしろが主役なのに芹の存在感が大きいと感じる人がいるかもしれません。
でも本作品は最初で書いたように声優さんが交代した直後にあたりますから
すずしろ1人で全部やるよりもこうしたほうが安定します。
高い没入感が得られる作品
目を瞑って聴けば道草屋にいるような感覚が味わえるノーマル向けの作品です。

すずしろは久しぶりに来店した主人公を存分に癒そうと
まずは夕方に耳マッサージや耳かきしながら色んな雑談をします。
そしてその後は芹と協力してする怪談→部屋でのソフトなエッチと繋いでスッキリさせます。

優しくてサービス精神旺盛な女の子が男性客に癒しとエッチなご奉仕をするシチュ
多種多様かつリアルな効果音と環境音をふんだんに盛り込んだ作り
淫語を使わず音と息遣いでプレイの様子を表現するエッチ。
季節感を出しつつ各要素を高水準で揃えた素晴らしい作品に仕上がってます。

中でも2番目は音の質感だけじゃなく組み合わせ方にもこだわりが見られます。
環境音を切り替えて夕方から夜になったことを表現するのが良い例です。
怪談も音を入れるかどうかで臨場感が結構変わりますから
セリフ中心のサービスですけどサークルさんの強みを活かせてると言えます。
エッチは過去作と同じく時間、内容いずれも控えめになってます。

射精シーンは1回。
くちゅ音とちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声はありません。

以上を踏まえてサークルさんでは30本目の満点とさせていただきました。

CV:すずしろ…三月さん 芹…雁庵うずめさん
総時間 3:08:56(予約電話…3:22 夕方…55:30 食後…1:23:41 夜…46:23)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


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