同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

2013年09月

   ● A・T・L


あなたのママになってあげる。~幼児言葉と囁き淫語で責められる~

サークル「きなこんZ」さんの同人音声作品。
今年5月に発売された、同サークルさん最初の作品になります。

登場人物は実の母親ではなく、血の繋がっていないお義母さん。
そして主人公が少年であることから
ジャンルとしては近親相姦ではなくおねショタでしょうか。

本作品は挿し絵に書いてあるように、淫語と幼児言葉(赤ちゃん言葉)にこだわっており
前者はシーンによって、同じ対象にも違う単語を使っていたり
後者はこれでもか、と言うくらい「~でちゅ」を語尾に入れてくるなど
聴き手の対象を絞った濃い演出が魅力です。



本当の親子になりたいお義母さん
ボクちゃんがお義母(ねえ)さんとエッチなことをするお話。

「どうしたのボク? お義母さんのベッドに潜り込んじゃったりして」
お義母さんは暖かくもどこか艶めかしい声の女性
詳しい経緯はわかりませんが、ボクちゃんと一緒に暮し始めて以降
実の母親離れができない彼とはよそよそしい関係にありました。

それがこの日、母親が恋しくなったのか
お義母さんの寝ているところにやってくることになります。

お義母さんは大人の女性ならではの粘っこい声で
ボクちゃんに語り掛けてくるため
おそらくその声を聴いているだけで、股間に熱いものを感じることでしょう。

本作品はセリフとその話し方にとても力が入れられています。

「ボクちゃんは良い子だから できるよね? で・き・ま・ちゅ・よね?」
「ママのあったかくて大きいおっぱいに お顔うずめてあげまちゅ」

まずセリフはお義母さんがボクちゃんに語り掛ける際
その大部分で赤ちゃん言葉が使われています。


赤ちゃん言葉は前半パートが特に多く
およそ20分もの間、断続的に聴けるようになっています。
もちろん後半でも登場しますが、前半ほど多くはありません。

赤ちゃん言葉の出る作品自体が少ないですし
その中でも部分的にしか使われていなかったりと
この手の成分に飢えていた方にとっては
かなり満足できる内容と言うことができるでしょう。

一方話し方は、お義母さんが囁き声を多用するようになっており
彼女の熱い吐息を至近距離で聴くことができます。

その際には普通のセリフにもかかわらず
耳を微かに叩かれるような感覚を覚えることでしょう。
バイノーラル録音にしてはノイズもほとんど無いため
クリアでリアルな音声を存分に楽しむことができます。



プレイはソフト、淫語はハード
エッチシーンは前後半合わせて41分ほど。
プレイは玉責め、手コキ、オナニー、パイズリと若干変わった組み合わせです。
効果音はありません。

「えらいえらいボクちゃんに ママがもう一つ ご褒美をあげちゃいまちゅ」
ようやく親子として打ち解けることができたお義母さんは
ボクちゃんのパンパンになった金玉を揉みほぐし始めます。

ボクちゃんのキャラがMの童貞であるため
基本的にはお義母さんがリードする形で進められていきます。

「ボクちゃんがおねだりできるまで ママ ボクちゃんの金玉さん
指でぷにぷにしちゃうね」

ただ、血は繋がっていても関係が親子であることから
お義母さんはボクちゃんを躾けるように語り掛けてきます。

彼女は自分からは行動せず、あくまでボクちゃんからのおねだりを求めます。
そうすることで一種の上下関係のようなものを
彼に叩き込もうとしているのかもしれません。

エッチシーンではお義母さんが意識して淫語を使い分けているおかげで
種類・ボリューム共に非常に多くの淫語を聴くことができます。

「いい たーんと ボクちゃんの金玉さんから 精子 精液 おちんぽミルク
ちんぽ汁 赤ちゃんの素 種汁 金玉ジュース 吐き出すのよ」

このセリフは実際に登場する中でも非常に極端な例ですが
1つの対象にもシーンによって色々と単語が使い分けられており
聴き手を飽きさせないように工夫されているのがよくわかります。

実際のエッチの様子はというと、プレイのラインナップを見ていただければわかるように
どれも効果音が無いと臨場感を出しにくいものばかりです。

「おちんちんを ぱんぱん 包茎おちんちんを大きなおっぱいで ぱんぱん」
本作品は効果音や様子など、それらすべてを
擬音語を交えたセリフのみで表現しています。
こういうタイプの作品はなかなか珍しいかも。

「びゅっ びゅー びゅびゅびゅー」
当然フィニッシュシーンもお義母さんのセリフが担当しています。

このように、声に頼らずきめ細かいセリフの数々で
舞台のすべてを表現しようとしている作品です。



細かな描写と熱い吐息がうまく融合した作品
隅から隅まで語ってくれる、非常に説明の行き届いたシナリオに
バイノーラル録音の声の位置や臨場感が加わることで
作品としてのレベルが一層高まっている、そんな印象を受けました。

おそらく最初は熱が伝わってくるように思えるような
お義母さんの声や息遣いに驚くことでしょう。
普通に話しているだけで、耳に音の感触が伝わってくる作品はなかなかありません。

そして聴き進めていくうちに「おや 結構細かいところまで説明してるな」と気づきます。
後半パートの、オナニーで射精した後のおちんちんの描写などは特にそう感じました。

プレイ自体は本番が無いのに加えて
ちゅぱ音を生み出すフェラや舐めもなかったりとかなりソフトなのですが
それらを声の質や淫語でしっかりと補っています。
だから、十分に抜ける作品なのではないかなと。

囁き声で罵られるシーンがかなり新鮮でした。
「変態」「包茎」「童貞」など、チクリとくる言葉を交えながらも
雰囲気自体はとってもあまあま。
属性的にはややMといったところでしょう。

CV:野上 菜月さん
総時間 59:26


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

催眠的な彼女1月号

サークル「スマイル戦機」さんの催眠音声作品。
同サークルさんの最初の作品になります。

本作品は催眠音声としては珍しく、極端なほどにエッチに傾倒しています。
それに加えて、プレイの内容が他の作品では聴いたことがないような
非常に独特なラインナップで構成されているのもポイントでしょう。

詳しくは後に回しますが、カテゴリとしては汚物に該当するため
食事をすぐ後に控えている方や、今まさにお食事中の方は
ひとまず食べ終えてからこの先を読むことをお薦めします。



催眠はプレイに絡めて暗示中心
姉に催眠をかけられながら、アブノーマルなお仕置きを受けるお話。

「生理中はブラが窮屈なのよねぇ 肩も凝るし」
姉はキリっとした、気の強そうな声の女性。
仕事から帰って部屋で着替えていたところ
弟がそれをこっそり覗いていることに気が付き、詰問します。

弟がド変態であることを知っているのか、姉は終始見下すように接してきます。
「もしかして あんたって女の子の汚れ物に興奮する類の変態なの?」
しかも弟は、おりものなどの女性が分泌する体液に強い執着心を持っている
かなり珍しい嗜好の、筋金入りの変態です。

そんなどうしようもない弟を、彼の性格に合った方法で躾ける。
こういった話の流れを、最初の10分でドラマ仕立てに教えてくれます。

催眠導入はその後から始まり、時間はおよそ5分間。
時間が時間なこともあって、軽く深呼吸をした後
彼女の声への依存心を植え付ける、基本的にはそれだけです。

ただ、本作品は最初からぶっ飛んでおり
深呼吸は姉のパンツの匂いを嗅ぎながら行います。
雰囲気を出すために、聴き手もハンカチなどを鼻に当てるのがいいかもしれません。

本作品はバイノーラル録音を売りとしており
今から2年半前に発売された作品にもかかわらず
現在でも通用するほどのクオリティを誇っています。

「気持ちいいことしか考えられない 私のことしか考えられない」
そのことを最大限に生かして、姉は適宜声を右に左に移動させながら語り掛けてきます。
催眠中は1フレーズごとに移動するシーンなどもあって
おそらくちょっとした驚きを体験することになるでしょう。

導入はあくまで準備運動程度に留め
その後のエッチシーンでプレイをしながら暗示をかけていく
そんな形の催眠が採られています。

本作品の次回作に当たる「催眠的な彼女2月号」でも
同じような展開でしたから、これがサークルさんのスタイルなのでしょう。



前代未聞のプレイの数々
エッチシーンは46分とかなりの長時間。
プレイはニーソでペニスを縛る、ペニス踏みつけ、姉の足を舐める、足コキ
姉の下着装着、その格好でお散歩、ナプキンコキ
と独特過ぎる品揃えです。

効果音はドアを開けたり、ニーソで縛る際に鳴りますが
くちゃ音など、エッチに直接結びつくものについてはありません。
またセルフもありません。

「こうして さっきまで私が履いていたニーソックスで 縛ってあげる」
ド変態な弟の性格を知ってからか、姉は足の匂いが染みついたニーソを使って
ペニスが赤くはれ上がるほどに強く縛り上げます。

「ほんと最低ね そんなに汚いものが好きなの? 汚らわしい!」
本作品のエッチは匂いにスポットが当てられており
姉の衣類に染みついた汗の匂いや、パンツに張り付いた女の子特有の匂いなど
普通の人なら顔を背けたくなる類の匂いを、姉が執拗に嗅がせ
そのことで聴き手に強く意識させようとします。

こういった趣向の作品はあまりありませんし
匂いフェチの方にはたまらないのではないでしょうか。

「はぁい あんたが大好きな 脱ぎたての生理用ナプキン」
プレイそのものはどれも異質ですが
その中でもナプキンプレイは一際異彩を放っています。

弟の目の前で装着していたナプキンを取り出し
その経血まみれのものでペニスを扱くように命令してきます。

このようなプレイは未だかつて聴いたことがありません。

「あんたの頭の中はもう 変態行為でいっぱい」
催眠はエッチが始まっても継続していて
姉は時折暗示をかけるかのようなセリフを投げつけてきます。

ただあくまでプレイの合間にといった程度で
そこまで頻繁ではありませんから
基本的にはエッチそのものを楽しむ形になります。



鍛え抜かれたドM向けの作品
催眠にかかることより、プレイを楽しむことに重点が置かれていることから
作品名の通り正統な催眠音声とは違った、あくまで催眠的な作品です。

とにかくプレイの内容が他に類を見ないほどに特殊なため
人によって大きく評価が分かれることになるでしょう。

催眠は最初からエッチと絡めた珍しい形のもので
全体を通してイメージが重視されています。

私は聴いていたらなぜか眠くなってしまったのですが
みんながみんなそうなるかと言われると、どうも疑問を感じてしまいます。
どちらかといえば中級者以上向けかなと。

エッチは世間的には汚物とされている
おりものが登場するなどこちらもかなり異質です。
非常にレアであるため、好きな方ならハマるのではないでしょうか。

当サイトでは残念ながら辛くさせていただきましたが
唯一無二と言えるほどにニッチであるため、十分に需要のある作品だと思います。

CV:御苑生メイさん
総時間 1:11:02


オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
グロとか汚物は人を選ぶんだけど、十分に需要もあるのよね。
同人誌でもそういったタイプの作品があるけど
一般人から見て「これどう考えても売れないだろ」って内容の作品が
なぜか飛ぶように売れたりする。
そういうことがあるから同人は面白い。


田舎の幼馴染と一緒のおふとんで… -見せ合いっこ-

サークル「にこみどり」さんの同人音声作品。

今年の4月に処女作である本作品を発売されてから
1か月に1本とかなり速いペースで制作をされているサークルさんです。

テーマはタイトルの通り「見せ合いっこ」。
かつ幼馴染で発育途中の少女が登場と、なかなか珍しい要素を合わせ持つ作品です。

エッチも隣部屋で両親が寝ており、満足に声も出せない状況で
必死に押し殺すように耐えながら、次第に女としての快楽に目覚めていく。
そんな少女の心境の変化を、モノローグという形で上手に演出しています。



最初は軽い気持ちで言ってみたつもりが
主人公のおちんちんを見たいと言い出した幼馴染に見せ合いっこを提案し
そのまま襲ってしまうお話。

「起きてるなら こっち 向いてくれないかな?」
幼馴染は素朴な感じの女の子。
久々に彼女の家に泊まりに来た主人公と一緒に寝ていると
ある意味年頃の女の子らしいお願いをしてきます。

「おちんちん 見せてくれないかなーって」
こういったお願いをストレートにしてくる時点で
2人はかなり仲がいいのでしょう。
それでは不公平と感じたのか、主人公が見せ合いっこに条件を変更し
恥ずかしさを感じながらも、彼女はそれを了承します。

舞台が夜の寝床、しかも田舎と静かな要素が重なっているため
幼馴染は終始囁き声に近い、押し殺したような声で語り掛けてきます。

また、話す際に舌を微かに動かしたときの唾液音や、唾を飲む音など
音声作品においてはノイズと判断されるような音を敢えて残すことで
その場の静かさや2人の距離の近さが表現されています。


これは「囁きシリーズその壱〜超耳元に御用心〜」など
比較的最近の作品で、それなりに見られるようになってきました。
一つの演出方法として、好んでいる方はそれなりにいるんじゃないでしょうか。



「気持ち悪い」から「気持ちいい」へ
エッチシーンは34分間。
プレイは性器の見せ合い、クンニ、手マンとなっています。

効果音は数パターンの布団の擦れる音から、くぱぁ音やおまんこを舐める音まで
音自体のリアルさはもちろん、音量や鳴らすタイミングなどもバランスが取れた
クオリティの高いものとなっています。

処女作でここまで効果音の質が高いのは、凄いと言う他ありません。

「あぁぁ えっ? 何これ!」
小さい頃以来、久々に見たおちんちんは猛々しく変貌しており
そのグロテスクな姿に驚きながらも、幼馴染はまじまじと見入ります。

エッチは2人が年齢的に異性をよく知らないことを踏まえて
まずはお互いの性器を知るところから始められています。

「豆っていうか… クリトリスって言うの」
ここでは幼馴染が自分でおまんこを広げて見せながら
各部位の説明をしてくれる
シーンが聴きどころ。
幼馴染が男をまだ知らないこともあって、余計に興奮してしまいます。

メインのプレイは21分にも及ぶクンニ&手マンで
ここでは押し殺したような喘ぎ声と、彼女の心境の変化がポイントとなります。

「あっ はんっ うんっ ぐっ おっ こっ きゅ」
すぐ隣で両親が寝ていることもあって
主人公の責めに対して、幼馴染は声を押し殺そうと必死になって耐え続けます。

普段よく聴く喘ぎ声もいいですが、本作品のようにやや苦しそうな
時折漏れるように生み出される声も、いじらしくてたまりません。

「気持ちいい 気持ちいいの 気持ち悪いんだけど 気持ち…いい」
作中の彼女の心境を正確に描写するために
いくつかモノローグの流れるシーンが挟まれており
そこでは小説を読むように客観的な口調で状況を説明しながら
女の悦びに目覚めていく様子が事細かに描かれています。

このように、プレイ自体もさることながら
より聴き手にイメージしやすいよう配慮もされている
かゆい所に手が届くような作りが特徴です。



処女作ながら完成度の高い作品
狙ったかのようなライバルの少ないシチュ選択から始まり
プレイも敢えて相互愛撫に留めておくなど、作り手のこだわりが感じられる作品です。

基本的にはエッチをメインにしながらも
初めて触れる異性の新鮮さや驚き、そして自分自身の性への目覚めといった
キャラの年齢に即した心の変化をも追っていくなど、描写の細かさが光っています。

効果音はかなりクオリティが高く
特におまんこを指で広げた時の「くっ ちっ」という音などは
粘質や音量がバッチリで印象に残りました。

エッチは喘ぎ声やくちゃ音は秘めやかでとても良いのですが
合間合間に登場するモノローグは賛否両論でしょう。

オリジナルバージョンの場合、ピアノのBGMが一緒に流れるため
状況説明や、幼馴染の心境を描く際のやや客観的な口調とも相まって
ここで一気に息子が萎えてしまう方がいるかもしれません。

喘ぎ声だけではわかりにくい部分もありますし
このような演出を挟むのは仕方ないとも思うのですが…

一応別バージョンとしてBGMなしのものもあります。
ただこちらだと今度は効果音も一緒に消えてしまうのが難点。
BGMなし、効果音ありのバージョンもできれば同梱してほしかったところです。

総合的に見た場合、オリジナリティに溢れている一方で
純粋に抜き目的で聴くには弱点があると判断し、以下の点数とさせていただきました。

CV:黒岡 奈々緒さん
総時間 39:48(オリジナル) 38:30(VOICE ONLY ver.)


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

KUKURIさんで配布されている、無料の催眠音声作品。

有償の催眠音声を数多く作られているサークルさんですが
当サイトでは初の紹介となります。

本作品は自律訓練法に基づいた構成となっており
気持ちよくなることよりも、心身をリラックスさせることを目的としています。
そのため、一応エッチシーンと銘打ったパートが存在するものの
実にソフトな表現にとどめているのが特徴です。

自律訓練法とは
疲労回復、ストレス緩和、仕事や勉強の能率向上など
精神面でのリフレッシュを目的とした自己催眠法。
自分だけでも行えるように
特定の公式(手足が重いことをイメージする、など)を順に行うだけの
かなり簡略化・形式化された仕組みとなっている、らしいです。
(私はこの手の専門家ではありませんので…)



2人の趣味は催眠術
元クラスメイトの水橋カナに催眠をかけてもらうお話。

「久しぶりー えー? 覚えてないの?」
カナはちょっぴり間の抜けた感じの女の子。
現在は別々の学校に通っていますが、図書館でばったり会ったため
軽く近況報告をしあうことになります。

主人公はストレス解消の手段として、カナは単純に趣味として催眠術を嗜んでおり
彼女の家でその実力を確かめる、このようなストーリーになっています。

催眠は時間にしておよそ15分30秒。
深呼吸と脱力でリラックス状態を作り上げた後
いくつかのイメージを頭に埋め込んでいくオーソドックスなスタイルです。

「右手がおもーくなっていく 右手がおもーくなっていく」
ここではカナがイメージを強く印象付けるために
同じセリフ、同じ単語を何度も何度も繰り返すのが特徴です。

「だんだん だんだん お腹が暖かくなっていく お腹があったかい」
基本的に聴き手側は、カナの言ったイメージを頭の中に思い描けばいいだけですから
初心者でも問題なくついていける内容と言えるでしょう。
イメージ自体も「重くなる」とか「暖かくなる」といった
実にわかりやすい表現が使われています。

内容が単純明快で、頭を空っぽにしやすいのがいいですね。
カナのセリフの行間があまりないため、進行がやや駆け足にも感じるのですが
聴き遅れることはほぼ無いと思います。



発散ではなく、みなぎらせる
エッチシーンはおよそ5分間。
プレイは…カナの言葉に従っての気合充填、とでも呼べばいいのでしょうか。

効果音はありませんし、セルフでもありません。
というか、ファイル名が「Hパート」となっていますが
ぶっちゃけエッチではありません。

「さてと せっかくだから ここから楽しいことをしてあげるね」
催眠によって心に平穏をもたらした後
カナは自分のエネルギーを注入し
それを主人公の明日への活力へと変えていきます。

「気持ちがいい とても気持ちがいい」
一応軽く自身の体に触る場面はあるものの
具体的な部分の指定はありません。
そして、本作品には淫語が一切出てきません。

またラストのカウントダウンでは、0に合わせて絶頂するのではなく
爆発させたエネルギーを体中に行きわたらせるという
一般的な催眠音声の目的である「発散」とはちょっと違った方向性になっています。

カナ自身がこのパートをおまけと言っているように
自律訓練法自体は催眠パートで完結しているため
ここはちょっとした「遊び」の部分なのかもしれません。

ただ、方向性自体は催眠パートの延長のような内容になっていますし
性的な快楽によるリフレッシュとは一味違った形の
スッキリ感を私は味わえました。



短時間で心の入れ替えができる作品
簡単お手軽に心のリフレッシュを計りたい方に向いている作品です。
時間が30分弱とかなり短いですから
ちょっと空いた時間に聴けるのはいいですね。

催眠は極めて単純明快な作りです。
ここまでわかりやすい作品はそうそう無いでしょう。
初心者から上級者まで、誰が聴いても大丈夫。

自律訓練法は元々音声無しで行うものですから
誰にでも覚えられるように、非常に簡単に作られています。
興味を持った方は、ネットの情報だけでも調べてみてください。

エッチシーンはこちらもリフレッシュ目的で
エロ要素は皆無です。
元々そういう目的の作品ですので、こういう〆も有りかなと。

KUKURIさんは有名なサークルさんですし
ぼちぼち有料の方も紹介していくつもりです。

CV:春河 あかりさん
総時間 28:36

KUKURI
http://b.dlsite.net/RG07897/archives/1463392.html
(ページ最下部「A・T・L」が本作品になります)

【耳かき音声】安眠少女 愛華編 【添い寝・ささやき】

サークル「Eryps」さんの同人音声作品。
耳かき、添い寝、囁きなどの癒し系作品をメインに制作されているサークルさんです。
こちらは全年齢向けの作品になります。

挿し絵のイメージにピッタリの可愛い女の子が
お兄ちゃんを耳かきと癒し、2つの方法で癒してくれます。

それ以外にも短時間の何気ない会話パートが
側面から作品の雰囲気づくりをサポートするなど
サークルさんの細かい心遣いが感じられる作品です。



お兄ちゃんが大好きな愛華
妹の愛華に耳かきや添い寝をしてもらうお話。

「あっ お兄ちゃん 待ってたよー」
愛華はおっとりした感じの、可愛い声の女の子。
日々塾通いに勤しむお兄ちゃんを心配して
公園まで迎えに来てくれます。

愛華はお兄ちゃんに対してとても健気で
自分も部活で疲れているはずなのに、そんな顔は微塵も見せず
ただただお兄ちゃんの事だけを気遣ってくれます。
そんな一途で献身的な姿に、心温まるものを感じることでしょう。

本作品のメインは耳かきと添い寝の2つに分かれており
耳かき11分、添い寝15分と割と手ごろな長さになっています。

「お兄ちゃんのお耳に おじゃましまーす」
耳かきは外のお掃除→浅い部分→深い部分の順で進められます。

耳かき音は別サークルさんが作成された素材を使用されており
全体的に軽めの乾いた音となっています。
イメージとしては薄めの紙を引っ掻いているような感じで
耳かき音として十分リアルな効果音と言えるでしょう。

耳かきが普通に耳をかいている時は、それほど感覚は伝わってこないものの
耳垢にぶつかったのか、時折少しだけ止まり
そして再開する際の「ぐぐっ」という音が、耳に心地よい感覚を与えてくれます。

上手い具合に不規則な音を演出されているのは良いですね。

また耳かきをしている際に聞こえてくる愛華の微かな呼吸が
場の静かな雰囲気を作り出す良い手助けになっています。

時間がやや短い点を除けば、かなりクオリティは高いと言えるでしょう。



心温まる添い寝
「お兄ちゃんが安眠できるように 愛華が寝付かせてあげる」
添い寝パートでは愛華が3種類の方法で、お兄ちゃんを寝かせようとします。

ここでの特徴は、愛華がずっと囁き声になること。
眠りにつこうとするお兄ちゃんを妨げないようにと
彼女が静かに静かに語り掛けてくれます。

「もし嫌な事があっても 愛華がこうやって 癒してあげる」
「ずっと側にいて お兄ちゃんを支えるよ」

ここではお兄ちゃんに安心してもらえるようにと
愛華が癒しの言葉を沢山投げかけてくれます。
静かな空間とも相まって、きっと心が安らぐことでしょう。

他にも愛華が創作した「つまらない話」を聴くことができます。
実際聴いた限りでは、つまらない話からは程遠い
とある人物の義侠心に溢れた良いお話でした。
心安らぐというよりは、涙ぐんでしまうお話です。



妹の健気さに心溶かされる作品
100%癒しのみで構成された作品です。

全年齢作品でも「お姉ちゃんに欲情しちゃった?」などのセリフを入れることで
軽くエッチなイメージを呼び起こすシーンの存在する作品もあるのですが
そういった要素がすべて排された、純粋な癒し系作品です。

やっぱり愛華の可愛さに癒されます。
純粋に兄を助けたい、支えになりたい、そんな気持ちが伝わってくるかのように
耳かきも添い寝も一生懸命にやってくれます。

「ねぇお兄ちゃん 一緒にテレビ観ようよ ポチっとな」
耳かきと添い寝以外にも、小話として2分程のパートがあるのですが
2人の何気ないやり取りが収められており
その仲睦まじい様子が心を温めてくれます。

この手の作品を聴いていてつくづく思うのが
何気ない日常って大切なんだな、って。

常にあるものだからこそ忘れやすい。
そんなことを再認識させてくれるような作品です。

CV:月宮怜さん
総時間 31:22


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

女将としっぽり、温泉露出交尾 ~噂の即尺生ハメ旅館、淫語増量サービス中~

サークル「にっち音声工房」さんの同人音声作品。
およそ半年ぶりに発売された、同サークルさんの最新作になります。

本作品はお相手が旅館の女将、つまり年上の女性でありながら
癒してもらったり、リードをしてもらうような展開ではなく
恥ずかしがる彼女を主人公が解きほぐし、開放し、乱れさせるといった
年上モノとしての立場が逆転した流れが特徴的です。

もちろん、サークルさんの売りであるアヘ声も健在で
「普段はおっとり落ち着いた感じの女性が、一転して獣のような声でよがり狂う」
このギャップを存分に楽しむことができます。



一風変わった「特別サービス」のある旅館
とある旅館の女将と、濃厚なエッチを繰り広げるお話。

「おかえりなさいませ お客様」
女将は落ち着いた、それでいて色っぽい声の女性。
この旅館はとある部屋に宿泊すると
女性スタッフと性行為ができるシステムになっており
主人公に今日のお相手を確認したところ、女将が指名されることになります。

「私のような年増が相手で 本当によろしいのですか?」
女将は特殊な旅館を運営している割にはごく普通の女性で
自分が指名されたことを素直に驚き、戸惑いながらも了承してくれます。
また、お風呂で裸を見られると恥ずかしがるなど
年上の女性の割には可愛い一面をよく見せてくれます。

本作品は主人公が自慢の肉棒を駆使して
この女将の心を少しずつ蕩かし、そして最後には1匹の淫らなメスに変えてしまう。

その過程を楽しめるのが醍醐味です。



次第に理性を失っていく女将
エッチシーンはチャプター2~4の3パートに渡り、時間は合計でおよそ43分。
プレイはキス、手コキ、フェラ、相互愛撫、SEXと堅実なラインナップです。

効果音は露天風呂のシーンで、水の滴る音やお湯の揺れる音が聞こえてきます。
ただエッチに関する効果音はありません。

「わかりました では早速お着物をお脱ぎくださいませ」
美味しい食事でお腹を満たした後、汗を流すように促す女将に対して
辛抱堪らなくなった主人公は、この場でのご奉仕をおねだりします。

主人公がオプションサービスである「淫語増量」をリクエストしたこともあって
本作品では実に数多くの淫語を聞くことができます。

「手の平全体で包み込んで 立派なお肉棒 しこしこいたします」
「ぶっとくて硬い お・ち・ん・ぽ」
「喉奥目がけて ありったけザー汁発射なさってください」
「お客様の濃厚ちんぽミルク 大変美味にございました」


このように、時と場合によって同じ対象にも違う言葉が使われており
後になればなるほど、より下品な淫語が待ち構えています。

最近は耳かきなどの癒し系に押されて
下品な淫語を連発してくれる作品は減少傾向にありますから
そういう意味では貴重な作品と言えるでしょう。

そして、にっちさんと言えばもちろん「アヘ声」は外せない要素です。

露天風呂でのSEXシーンで聴くことができるのですが
女将が唐突にアヘり出すわけではなく
きちんと順を追ってエスカレートしていく、とても丁寧な流れとなっています。

「唇まで優しく奪われて 私がご奉仕しなくてはならないのに…」
最初はごく普通の女性として、お客への配慮を気にしていた女将が
「恥ずかしい… 恥ずかしいのに 興奮する」
徐々に女将ではなく、一人の女としての顔を見せ始め
「おぉぉぉぉう」「あぁぁ イグイグイグぅぅぅ」
とうとう一匹の獣として、ひたすら快楽を貪るようになります。

「イッグゥ イグイグ イっウぅぅぅ! おっおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
最後の絶頂シーンはまさに咆えるような絶叫です。
「あんなに上品に話していた女性が、ここまで下品になれるのか」
その強烈なギャップには、男を興奮させる確かな力を感じました。



しっかりとした存在感のある作品
最大の特徴であるアヘ声はもちろん
そこに持っていくまでの流れや、女将のキャラに作品としての個性があります。

女将は己の立場を忘れないよう、主人公に対してあくまで恭謙に振る舞います。
そんな彼女の心を開放するために、後ろからそっと押してあげる。
そうなったらもう止まりません。
久々に味わう女の悦びに打ち震え、よがり狂うだけのメスに成り果てます。
その過程が自然に描写されているなと感じました。

年上の女性が無茶苦茶にされるというシチュもいいですね。
「優しくリードされるのもいいけど、時には思うさま蹂躙したい」
そう思う方もいるのではないでしょうか。

そしてアヘ声。
きちんとした流れの果てに登場するおかげで、ごく自然に物語に溶け込んでいます。
このへんはアヘ声専門のサークルさんならではですね。

総合的に見て、以前よりパワーアップした印象を受けました。
ストーリー周りのクオリティが上がった分、より大衆向けになったかも。
もちろんほとんどがエッチシーンですから、抜き用の作品と言えます。

今回も体験版に全編の台本が収録されています。
どういった作品か、イマイチ掴めなかった方はそちらもご覧ください。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 49:30


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

ヒプノマルチボイス

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

「催眠巫女~憑依と浄霊~」と同時にコミックマーケット84で発売された
同サークルさんの最新作になります。

本作品は非催眠の方ではもはや主流となっている、バイノーラル録音が採用されており
タイトルの通り、登場するキャラが複数の声で語り掛けてくるのが特徴です。

複数の声が聞こえてくる音声の代表作と言えば
「双子のい・い・な・り~性感開発ボイス~」を挙げる方も多いでしょう。
サークルさんもその辺を意識されたのか、双子っぽい作風となっています。



お姉さんの声に心と体を預けよう
複数のお姉さんが声で快楽を与えてくれるお話。

「私は あなたを気持ちよくするために存在している 空想の人物」
お姉さんは柔らかく穏やかな声の女性。
最初は一人で登場し、主人公に対して
まずは彼女の言葉に身を任せ、従うようにと語り掛けてきます。

催眠導入はおよそ19分間。
軽く深呼吸を行った後、お姉さんが声を右へ左へと移動させながら
暗示を含めたお話をしてくれます。

本作品はバイノーラル録音のため、とにかく声が良く動きます。
ある時は右から、またある時は左からと
催眠音声としてはかなり頻繁に、声の位置を移動させながら進められます。

そして、「すぅー」と軽く息を吸う音が聞こえるほどに声が近い。
まるで耳元で囁かれているかのような臨場感を味わえることでしょう。

「今 この時だけは あなたはわがままでいい 好き嫌いをしてもいいのよ」
お姉さんは聴き手にとって都合のいい暗示だけを
心に染み込ませていくように教えてくれます。

お話の内容は作品の趣旨通り、声に関するもので
特に声のする方向へ意識を向けさせようとしてきます。

そして適度に声の位置を反転させ
不意を突くことで心に隙を生み出し、そこから意識をぼやけさせていく
そんな形の催眠が繰り広げられます。

詳しい理由は総評に回しますが
普段とは違った意味で初心者向けの内容と言えるでしょう。



声による寸止め地獄
エッチシーンは20分30秒ほど。
プレイは耳舐め、全身舐め、フェラと「舐め」に特化した構成です。

本作品はちゅぱ音の有無を選択できるようになっており
無しの場合、一番最初に右耳を舐められる際に鳴るちゅぱ音以外は
一切ちゅぱ音が鳴らなくなります。

またプレイ内容の通り、セルフはありません。

「これから始まることは 言葉によるレイプ」
いつの間にか複数に増えたお姉さんに裸にされ、押さえつけられた主人公は
右耳を舐められる一方で、左耳から暗示を受けることになります。
ちなみに、個々のお姉さんの声質にほとんど差はありません。

エッチでの最大の特徴は、複数のプレイを同時に味わえること。
最初の耳舐め+囁きに始まり、両耳を同時に舐められたり
さらに全身舐めが追加されるなど、後になるに従ってお姉さんが増えていき
ちゅぱ音有りの場合はちゅぱ音も増えていきます。

左右から別々のちゅぱ音が鳴る作品は
非催眠ではそこそこありますが、催眠では見たことがありません。
催眠を専門に聴いている方だと、ちょっとした驚きを味わえるのではないでしょうか。

音の位置取りもしっかりとしており
足の指を舐められている時は遠く小さく、胸のあたりになると近く大きくと
実際の体に即した音を聴けるのも魅力の一つです。

「さぁ あなたを言葉の海へ 放り投げてあげる」
エッチでの山場はカウントダウンを絡めての寸止めで
本当に何度も何度も、これでもかというくらいに寸止めをしてきます。

ちょっと普通の寸止めとは違う部分があるため
人によっては途中で達してしまうかもしれません。
そうならないためにも、お姉さんの声にしっかりと耳を傾け
できるだけ彼女の指示に従うようにしていきましょう。

催眠音声ではあまり無いタイプのエッチが楽しめるのは良いですね。
最後の絶頂シーンは複数のお姉さんに立て続けに語り掛けられる
まさにマルチボイスなフィニッシュを迎えることになります。



非催眠における流行要素を取り入れた作品
バイノーラル録音の利点を最大限に活用するため
声や音の位置にかなり気を配った作品です。

催眠音声ではバイノーラルの恩恵をあまり受けられないからか
採用されている作品はなかなかありません。
そういう意味では、こういった試みは非常に興味深く感じます。

催眠は非催眠の音声作品における初心者が
一番かかりやすいのではないか、と私は考えています。
つまり、催眠音声の経験はあまり関係ありません。

というのも、音の位置取りについては非催眠の方が進んでおり
本作品のように声が動き回る作品がそれなりにあります。
そのため、そちらの経験が豊富な方だと
最も大切な「驚き」を十分に得られないのではないかと思うのです。

今回、当サイトではやや厳しい点数とさせていただきました。
それは私自身が、非催眠をそれなりに聴いてしまっているからです。
おそらくごく一般的な方が聴いた場合、もっと良い作品だと評価するでしょう。

エッチは複数人による同時プレイの時点でレアシチュと言えます。
ちゅぱ音有りの場合は、最大3種類ほどが同時に聴けますから
まさにちゅぱ音の海に溺れるような感覚を味わえるでしょう。

ただサークルさん自身が初回は無しを推奨していますし
まずは純粋に声に浸るために、無しで聴いてみてください。

最後に、タイトルであるマルチボイスについて
複数の声が一気に襲い掛かるわけではなく
色々な位置から声を被せず、一人一人が畳みかけるように語り掛けてきます。
この使い方だと確かに双子テイストなのかなと。

CV:紗藤ましろさん
総時間 46:20(通常版) 46:53(ちゅぱ音有り版)


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
こういう形で催眠と非催眠の接点を見ることができたのは新鮮でした。
そのうち耳かき催眠とか出てくれないかな…
「耳かきをされるのは気持ちいい そうでしょ?」


2017年1月27日追記
再レビューを公開しました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/68877375.html


おだやかな催の眠り

サークル「Novel-Trance-Lab」さんの催眠音声作品。
今回は全年齢向けの催眠音声となります。

タイトルからもなんとなくわかるように
本作品は催眠による安眠を目的としています。
寝つきが悪い方などが、寝る直前に聴くのが最も効果的でしょう。

そして、すべての人間が生まれてくる場所である
母親の胎内をイメージさせるように作られており
胎内音の流れるバージョンが用意されているのも特徴的です。



心地よい音に包まれて
お姉さんが催眠によって穏やかな眠りに導いてくれるお話。

「心と体を 優しく和ませて 穏やかな催の眠りに 導いてあげたい」
お姉さんは穏やかな声の女性。
日頃お疲れの皆さんに対して、心地よい眠りを提供するために
話すペースを落とし、かつ行間を置くゆっくりとした調子で語り掛けてきます。

催眠はほぼ全編にあたる20分間。
最初は自分のペースで5回ほど深呼吸を行うことになります。
時間は十分に用意されていますから
焦らずにゆっくりとやってみてください。

開始から2分後、深呼吸が丁度終わった頃から
「どっ どん」という、やや響きのあるリズミカルな音が聞こえてきます。
これが本作品の売りである胎内音で、終了までずっと流れ続けます。

実際に聴いてみると、ビートが強いおかげで
最初はちょっと気になるかもしれません。
ただお姉さんの声を邪魔しないように、控えめな音量になっていますから
聴いていくうちに慣れるはずです。

そして、一定のリズムで頭を軽く叩かれているような感覚が
私には妙に心地よく思えました。
環境音などと同じく、本能がこの音を「いい音」と勝手に認識しているのかもしれません。

この胎内音に包まれながら、5分ほどの時間をかけて
ゆっくりと脱力していくことになります。



穏やかな言葉に包まれて
残りの13分間は、カウントダウンと暗示が中心となっています。

カウントダウンはたった1回しか行わないものの
それなりに大きな数字を、1カウントごとに簡単なセリフを交えて行いますので
ペースは作品の雰囲気に合った、ゆっくりとしたものになっています。

「ゆっくりと 穏やかなリラックスを 味わってください」
お姉さんは後半になると「穏やか」「リラックス」といった
心身を落ち着けようとする言葉を意識的に交えながら
その声で少しずつ聴き手を眠りの世界へと導いていきます。

「深い眠り 深い眠り 穏やかな深ーい眠りです」
心を傷つける類の単語は一切登場しませんから
終始安心して聴くことができるでしょう。

このように、過去作の「サイニィコンディショナー 」と同じく
本作品は催眠部分だけで構成されているのが特徴です。



安眠効果のある作品
あくまで安眠を目的として作られており
催眠はそのサポート役に留めてあります。

催眠も深呼吸と脱力をした後は、本当にお姉さんの声を聴くだけで
特に難しいイメージを聴き手に要求することはありません。
心身のリラックスにのみ専念できるのはありがたいです。

胎内音は環境音ほどに万人受けする音とも思えませんので
好き嫌いについては人それぞれでしょう。
オプションで有無を選択できますから
気になる方は鳴らない方を聴けば問題はありません。

総合的に見ると、催眠要素のあるリラクゼーションボイスでしょうか。
催眠にかかる事を目的として聴く作品ではないと思います。
そういう意味では「サイニィコンディショナー」とは方向性の違う作品です。

ちなみに、体験版では胎内音を聴くことができません。
このへんはちょっと不親切かな、と思ってしまいます。

CV:美咲さゆりさん
総時間 23:27


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

2020年4月7日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/82534460.html

ゆうわく取調べ室 ~お姉さん、ボクがやりました~

サークル「ネイティファス」さんの同人音声作品。

現時点における同サークルさんの最新作で
婦警さんによる取り調べがテーマとなっています。
婦警さんが登場する作品は非常に少なく、かなりレアなジャンルと言えるでしょう。

ネイティファスさんと言えば、シナリオ重視の作品スタイルで有名ですが
本作品はお得意のシナリオに加えて、エッチの時間も長く取られており
ストーリーを楽しみたい方、純粋に抜きたい方の両方に対応した作品です。

また、プレイは種類を絞っているおかげで密度があり
特に粘度の高いやや下品なちゅぱ音を、たっぷりと楽しむことができます。



犯罪者に仕立て上げられた主人公
冤罪で捕まえられた主人公が、婦警さんの取り調べで罪を認めてしまうお話。

「ごめんねぇ なんかうちのバカたちが 無理矢理君を吐かせようとしてたって聞いてさ」
婦警さんはやや軽いノリの、物腰柔らかな女性。
拷問じみた方法で吐かせようとしていた男性陣に代わって
彼女なりのやり方で取り調べを行うことにします。

「君はそんな事する人間じゃない ちょっと運が悪くて とばっちり…ね?」
婦警さんは先の取り調べ風景を見ていたのか
基本的にはとてもとても優しく接してくれます。
そうやって相手に心の隙を作り、そこを突くのが彼女流の取り調べなのでしょう。

婦警さんは囁くような優しい声で誘惑したり、若干語気を荒げて突き放したりと
様々な方法で主人公を追い詰めようとします。
このへんのやり取りは、サークルさんが得意としているところですから
自然とお話の世界に引き込まれていくような力を感じます。

このように、導入部分は物語の雰囲気をがっちり掴めるように
エッチな要素は最小限に留め、純粋に2人のやり取りを楽しめるように作られています。



フェラとキス、2つのちゅぱ音を存分に堪能できるエッチ
エッチシーンは時間にしておよそ35分30秒。
プレイはフェラ(イラマチオ)、SEX、キス、キス+手コキとなります。
効果音はありません。

「電車の中で どんな事しちゃったか 早くお姉さんに お・し・え・て」
言葉だけで罪を認めさせるのは難しいと判断した婦警さんは
自分を被害者に見立てて、痴漢の様子を再現させようとします。

大まかなプレイは4種類あるものの
フェラに14分30秒、キスに13分30秒(+手コキの2分30秒を含む)が割かれているため
ちゅぱ音を長時間に渡って楽しめるのが最大の特徴と言えるでしょう。

「それじゃ 最後の喉奥マンコに射精するところまで 頑張って再現しましょうね」
フェラは全体的にペースがゆっくりとしており
おちんちんをちゅーちゅーと吸ったり、口の中で舌を使ってかき回したりと
大人の女性ならではの、ねっとりとしたプレイが繰り広げられています。

時折「ぶぶぶるるるん」といった感じの唾音を鳴らすなど
かなり下品な音で演出されているのがいいですね。
合間に漏れる苦しそうな声も、痴漢っぽさを上手に演出しています。

バキュームフェラをするシーンがあるのですが
「ぶぶびるぐおおろろろ ぶぶるるうびりゅおろる」
聞いたままに文字にするとこのような、やや長い爆音を鳴り響かせながら
主人公のおちんちんを執拗に責めたてます。
ディープなフェラが好きな方には、特に向いているのではないでしょうか。

「ほら 自分が保てなくなっちゃう 自分が何をしているかわからなくなっちゃう」
キスシーンは婦警さんが暗示をかけるように、何度も何度も言い聞かせながら
ぴったりと唇を重ね合わせているかのような、濃厚なキスが楽しめます。

キスシーンの長い作品自体がそこまで多くありませんし
そういう意味では貴重かもしれません。
舌を絡ませて唾液を交換するような音が登場するなど
こちらも大人なちゅぱ音となっています。



ストーリーとエッチのバランスが取れた作品
ネイティファスさんの過去作と比べると、エッチに重点が置かれている印象です。
もちろんストーリーもしっかりしていますから
両方のニーズにより応えられるようになっているように思えます。

ストーリーはテレビドラマなどでおなじみの、非常にわかりやすいシチュで
最終的にはややブラックな終わり方になるものの
お姉さんのキャラのおかげで、そこまで暗い気分にはなりません。
後日談が収録されていないのも救いではあります。

エッチは若干方針を変えられたのか、思いのほかボリュームがあります。
下品なちゅぱ音に的を絞っているおかげで密度が高く
プレイも疑似的イラマチオが取り入れられているなど
サークルさんの作品テーマである、背徳感が十分に演出されています。

個人的には作風が今までとは若干違う点に最も惹かれました。
次回作も既に予告が発表されていますし
そちらもどういった展開の作品になるか、期待しております。

CV:野上菜月さん
総時間 1:02:12


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

公開奴隷催眠~ガールズバーの裏の顔~

サークル「まいろりん」さんの催眠音声作品。
音声作品以外にもCG集やゲームなど、手広く活動されているサークルさんです。

本作品は催眠にかかった主人公が、大衆に向けて痴態を晒してしまう
言うところの「公開オナニー」をプレイのメインに据えており
見る側の視線にもスポットが当てられています。

視線重視の作品と言うと、私は「催眠音声魔界ステージ」くらいしか思いつきません。
かなりレアな嗜好と言えるでしょう。

また、本作品は本編が2パターン用意されており
フィニッシュ後に自分の精液を飲む/飲まないを選択できます。



バーはあくまで仮の姿
とあるバーに立ち寄った主人公が、催眠をかけられ痴態を晒してしまうお話。

「あら いらっしゃいませ こんな時間にお一人ですか?」
バーの店員であるみさきは、しっとりとした声の女性。
閉店間際に押し掛けた主人公にも嫌な顔一つせず、ウィスキーを用意してくれます。
しかし、そのウィスキーにはとある細工が施してあるのでした。

プロローグは物語の雰囲気を出すために、BGMが流れるようになっています。
本編ではきちんと無音になりますから、そのへんは大丈夫。

催眠はおよそ5分間とかなりの短さ。
深呼吸をしたり、彼女の指示に従って体を動かしながら脱力をしたりと
基本的にはよくある手順が採られています。

ここでの特徴は、リラックスをより効果的に行うために
メトロノームの音を聴かせてくれることです。

「コッ コッ」と規則正しく左右に揺れる音を聴いていると
不思議と落ち着いてくるのがわかるでしょう。

「何も考えずに 私の言った言葉通りに 行動すればいいの」
彼女の行間を長めに取った暗示を聞いていき
最後はカウントダウンによって、催眠の世界へ引きずり込まれていくことになります。

という流れなのですが、いかんせん時間が厳しいかなと…
メトロノームのおかげで、リラックスするあたりまではいけますが
そこから先、催眠にかける部分がかなり端折られているため
かかったとしてもごく浅いレベルになると思われます。



多くの女性の視線を感じながら
エッチシーンは約15分。
プレイはビデオカメラで撮影されながらの公開オナニーとなります。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります。

「今日の奴隷のチンポは こうなってまーす」
Sの本性を現したみさきは、若干嗜虐的な声に変化し
彼女の言いなりになった主人公に屈辱的な命令を与えます。

「どう? みんな見ているわよ あなたの汚いケツの穴」
ここでは「見られることによる快感」に重点が置かれており
自分の痴態をどのような人たちが、どのような形で見入っているのかを
割と事細かにみさきが説明してくれます。

露出プレイなんかが好きな方向けのシチュと言えるでしょう。

「それを口の中に入れて 口の中で味わいなさい」
精飲シーンがあるのも珍しいですね。
これもただ単に飲むわけではなく、大勢に見られながら飲むことが
プレイをより背徳的にしています。

このように、かなり変態的なプレイを聴くことができます。
完全にM向けのプレイながらも、みさきの口調が割と丁寧なおかげで
そこまできつい印象は受けません。



催眠よりプレイ重視の作品
みさきが最後に「催眠にかかっていたから、プレイの記憶は失われる」と言うなど
催眠を現実よりやや誇張して表現していることなどを考えると
純粋な催眠音声よりは、催眠をテーマとしたボイスドラマの色が強いです。

催眠はもう少し時間があれば、というところでしょうか。
進め方が無難なだけに、早々に切り上げてしまったのは残念です。
メトロノームの音を流すのはいいですね。

エッチは見られていることを、とにかく意識させてくれます。
女性のオナニーもイメージさせるように作られていますから
そういう系統が好きな方もいける内容ではあります。

催眠音声としてはやや厳しくさせていただきましたが
ストーリーはまとまっているし
本作品そのものが、そこまで悪いとは思いません。
先に書いた通り、催眠風ボイスドラマとしてなら十分に楽しめるでしょう。

CV:桃山小鳥さん
総時間 7:31(共通パート) 25:42(精飲あり本編) 24:04(精飲なし本編)


オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

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