同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:環境音

   ● お家でゆっくり癒されませんか?
   ● 癒姉妹-絢
   ● ヒプノレイン
   ● 雨恋~misty drop~
   ● WAVE
   ● ヒプノポリネシアン~BlueHeaven~
   ● 立体音響娘2-先輩と図書館に行こう!-
   ● 海の楽園~ラミアちゃんといっしょ~


お家でゆっくり癒されませんか?

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、可愛いお姉さんが頭と耳を重点的にケアしてくれます。
癒しの要素として既に不動の地位を築いている耳かきに加えて
整髪・洗髪・頭皮のマッサージなど様々なサービスを行いながら
リアルで多彩な効果音を思う存分聞かせてくれます。

まるで実際にそれらを行われているような気分を味わいながら
彼女の声や息遣いを聞いていると自然なリラックスが得られるでしょう。



癒しを得るには身だしなみから
お姉さんから様々な癒しのサービスを受けるお話。

「風邪ひいちゃいますよ ほら 起きてください」
お姉さんは優しくて温かみのある声の女の子。
お疲れ気味な主人公を癒すために、頭や耳のお手入れをしてあげます。

本作品は家の中で彼女に整髪、洗髪、顔の産毛剃り、首と肩のマッサージ
耳の産毛剃り、耳かきと実に6種にも及ぶケアを受けている様子を聴いて楽しみます。
耳かきは今でもコンスタントに作品が出続けていますが
他についてはシロクマの嫁さんやドット*ハーフさんなど一部の作品でしか聴けません。
まさにエッチ抜きでの癒し要素をてんこ盛りした総合的な癒し系作品です。

もちろん本作品の売りはサービスの多彩さだけに留まりません。
声と効果音の両方をバイノーラル録音し、音のリアルさ・上下左右の位置・距離など
様々な部分にとことんこだわって作られています。
彼女が器具を準備している様子を音だけで表現しているシーンもありますし
音声作品全体の中でも非常に高いレベルの効果音が楽しめます。

「まずは髪をシャキッとして 気持ちも引き締めましょ?」
一番最初に行う整髪はまず椅子の下に新聞紙を置き
専用のハサミやすきばさみを使って左から右へと切りそろえていきます。
彼女の声が中央後ろのやや上に位置して実際に整髪をされている感じを出しながら
「シャキ サク」という小気味良い音が軽快に鳴り響きます。

そして効果音をただ単に垂れ流すのではなく
10秒前後の短い間隔で音のタイプやペースが小まめに切り替わるのが実に見事です。
聴いた感じですと実際にこれらの動作をやりながら録音されたのでしょう。
そうでもない限りまず再現不可能なくらいの変化に富んだ音が刻まれています。

その後に行われる洗髪も隙がありません。
シャンプーの際にはわしゃわしゃとしたざらつきのある音が時には軽く円を描き
またある時には左右別々に小刻みに擦れて耳に心地よい感覚をもたらします。

仕上げに行うドライヤーの音も普段は頭に風が当たってる感じがするだけなのですが
風が耳の穴に来ると途端に「ぼぼぼぼー」という音に変わるのがいいですね。
息を吹きかけられるのとは違ったタイプのゾクゾクが味わえます。



至れり尽くせりなお耳のケア
後半に行われる耳のケアの最初は産毛取り。
専用のシェーバーを使って毛を剃ってから泡で洗浄し
綿棒で汚れを取って最後に泡を拭き取ります。

「綿棒で泡がつぶれる音 なかなか味わえませんよね」
産毛剃りはモーター音を適度に近づけたり遠ざけたりするくらいなのですが
その後の泡洗浄は「ジョワー ピチピチ」というちょっぴり刺激的な音が耳を覆います。
食器洗い用のタワシを擦り合わせているような音、とでも言えばいいのでしょうか。
他の作品では聴いたことのないクセになる音でした。

メインのサービスとなる耳かきは26分間。
お姉さんに膝枕をしてもらいながら綿棒で入り口や中の汚れを取り
その後2種類の耳かき棒を使って奥をお掃除してから梵天と息吹きをします。

綿棒は「ズリー ススッ」と若干ざらつきのある音
耳かき棒は細いものだと「スイー シュルー」という軽く乾いた音が使われており
耳の形状を考えて外側の時は長めのストロークで楕円を描くように
中は外にかき出すような動きを繰り返したり小刻みに動かすなど
どのシーンも本当の耳かきに極めて近い音を鳴らしています。

「先がゴムのブラシになっている耳かきです 珍しいですよね」
さらに本作品でしかお目にかかれない特殊な耳かき棒が登場するのもポイント。
「ジョリジョリ ズイッ」という耳かき棒と綿棒を足して2で割ったような音が鳴り響きます。
音そのものだけでなく音の鳴る範囲も非常に個性的で
耳かき棒らしい硬さもあるのですが、面積が広いからか同時に柔らかさも感じます。
その独特の音と圧力に多くの人が心地よさを感じることでしょう。

「顔がこっちを向くと ちょっと恥ずかしいですね えへへ」
サービスをしている最中のお姉さんについては
行為に身を入れているため、区切りに「~をします」と言う場合がほとんどです。
彼女とのやり取りを楽しむよりも音を楽しむ音フェチ向けの作品と思ってください。

このように、本物のサービスさながらのハイレベルな効果音が存分に楽しめます。



最高レベルの音フェチ作品
自然で綺麗な音の数々が心をスッキリとさせてくれる作品です。

まるで専門店で行っているかのようなきめ細かいサービスを
リアルで立体的な音をふんだんに駆使して忠実に再現しています。
諸々のサービス部分のみならず、その繋ぎの部分にもしっかりと効果音が用意されており
それによって自然な流れが生まれているから違和感なく楽しめます。
現時点でこれに並ぶ音が出せるサークルさんはおそらくほとんどいないでしょう。

どのシーンでも音に明確な個性があり、それがいずれも違うから聴いてて飽きません。
これだけのバリエーションがあれば「おおっ!」と思う音がきっといくつもあるはずです。
そしてどの音も耳に優しいから長時間聴いても苦になりません。
音に多彩さを持たせつつ、きちんと癒しも見据えているところが素晴らしいです。

本当に色々な音が登場するのですが、個人的に一番印象に残ったのは
耳を泡洗浄する時に鳴るパチパチとした音です。
クリアでありながらも若干籠っているから耳に被さってる感じがします。
何かを動かした時に鳴る音はある程度表現方法の予想ができるのですが
物がそこにある様子を音だけで表現するのはとても難しいと思うんです。
だから泡の存在感を音だけで実感できたことが非常に新鮮でした。

「こうして頭を撫でてると 愛おしくなって ぎゅってしたくなっちゃいます」
音が主役になっている分、脇役感が拭えないお姉さんも
一番最後の安眠パートでは存在感を発揮してくれます。
秋の夜にふさわしい虫の声の鳴る中、彼女に抱かれている情景は安らぎに満ちており
その静かで温かい空間が自然な眠りへと誘ってくれるでしょう。

サークルさん自身が「音の総集編」と言われている通り
他に並ぶものが無いレベルの音が浴びるほど聴ける作品です。
総時間1時間30分に対して価格が200円とコスパも文句なし。
前作に引き続き今回も満点とさせていただきました。

CV:浅見ゆいさん
総時間 1:34:15


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

癒姉妹-絢【期間限定価格】

サークル「ディーブルスト」さんの同人音声作品。

「癒姉妹-亜凛-」「癒姉妹-遙花」と同じシリーズの最終作にあたる本作品は
ちょっぴりツンデレな妹が耳かき、マッサージ、そしてエッチをしてくれます。
構いたがりの姉と甘えん坊の妹に挟まれている彼女はしっかりした性格をしており
それぞれで相手を思いやりながらきめ細かいサービスを行います。

しかし年齢相応の女の子らしい一途で可愛い一面もありますから
特に後半シーンでのデレっぷりが心を温めてくれるでしょう。



兄様を癒すのが私の役目
妹の「絢(あや)」から癒しとエッチなサービスを受けるお話。

「こんにちは兄様 久し振りね」
絢は明るく優しい声の女の子。
先日交わした約束通り、半年前に一人暮らしを始めた主人公の家へとやってきた彼女は
そのことをすっかり忘れていた彼を軽く問い詰めた後、愛用の耳かき棒で耳かきを始めます。

「先月大掃除をしたって聞いてたけど 本当に兄様は姉様に甘えてばっかり これくらい一人暮らしをするのなら 最低限出来なきゃダメじゃない」
絢は実の兄を「兄様」と丁寧に呼んだり、彼に対してダメ出しをするなど
序盤を聴く限りではちょっと気難しい子なのかな?と思うかもしれません。

しかし彼女は姉や妹に比べてずっと責任感があり
彼のことを誰よりも心配しているからであって
決して彼のことが嫌いなわけではありません。
その証拠に彼女は物語が進むにつれて徐々に態度を柔らかくしていきます。
自分の気持ちを素直に伝えられなところがいかにもいツンデレらしいですね。

本作品は耳かき40分、マッサージ10分、エッチ20分とかなり癒しに傾倒しており
中でも最も時間の長い耳かきパートでは耳に心地よい効果音をたっぷり楽しめます。
バックで環境音や鳥の鳴き声がするなど雰囲気づくりもバッチリ。
2人の営みがリアルに、そして和やかに描かれています。



リアルで心地よい効果音を駆使した耳かき
最初に行う耳かきはおよそ37分30秒間。
膝枕の体勢になり綿棒で耳の外側の細かい汚れを一通り落としてから
耳かき棒に切り替えて穴の手前→中ほどのお掃除
そして4、5回息を吹きかけ最後に耳たぶのマッサージをします。
耳のマッサージは最初に行うことが多いので逆なのはちょっと珍しいですね。

綿棒は「ゾリゾリ ズズッ」と乾いたざらつきのある音
耳かき棒は「ジョリッ ズリズリ」と綿棒に比べてやや硬く滑らかな音
マッサージは「スリスリ シュシュッ」という滑らかな音と専用のリアルな効果音が用意されており
それらが実際のサービスに近いきめ細かい動きをします。

具体的に言うと耳の外側では楕円を描くような長めのストロークが
上から下、あるいはその逆に適度に切り替わりながら動き
耳の中は汚れをかき出すように耳の手前から後ろへと適度に長さを変えながら動きます。
ペースも外側はサッサッ、穴の中はデリケートだからゆっくり丁寧にと
非常に細かい部分まで考えながら音を鳴らしています。

摩擦感がありながら比較的柔らさも感じる音の数々が
耳に適度に心地よい感覚を与えてくれるでしょう。
簡単に言うとかなりレベルの高い耳かきです。

「今度は耳穴の中間くらいまでほじっていくわよ?」
特に耳の中ほどを掃除するシーンでは耳かき音がより近く重くなり
まるで頭の内側を軽く撫でられているような面白い感覚が味わえます。
といってもそこまで響く音でもないので頭が痛くなるほどではありません。
この音の絶妙な重さ加減も本作品の優れた部分と言えます。

「え? もっと続けて欲しい? もう 仕方ないなぁ」
また冒頭ではご機嫌斜めだった絢も耳かきを始める頃にはすっかり機嫌を直し
主人公のリクエストを訊きながら優しい物腰でお掃除します。
音フェチ系の作品でもあるので耳かき中のセリフは少な目なのですが
合間に交わされるちょっとしたやり取りが心の緊張をほぐしてくれるでしょう。

続くマッサージは体を起こした主人公の肩を絢が手や肘を使って揉んだり叩いたりします。
ここでも専用の「ススッ シー」というかなり滑らかな音が登場し
それが左右別々の強さやペースで鳴り響きます。
右耳と左耳で受ける感覚に違いがあるのが大いに実感できるでしょう。
耳かきとはまた違った面白い体験ができると思います。



兄様を気持ちよくするのも私の役目
エッチシーンは18分ほど。
プレイはキス、性器の擦りあわせ、耳舐め、フェラです。
性器を擦りあわせる際に控えめな効果音が鳴ります。

「うん あのね この前 姉様が遊びに来た時 エッチな事…しちゃった?」
耳かきとマッサージで主人公をたっぷりと癒した絢は
姉の亜凛に彼を取られないようにと自分からエッチを志願します。

エッチは兄妹なこともあってほぼ対等な立場でお互いを責め合います。
体位が騎乗位ですから基本的には彼女が責めにまわるのですが
同時におちんちんでおまんこをスリスリされて逆に乱れるなど
主導権を握ろうとして握りきれていない彼女の可愛い一面も見られます。

「え? このまま兄様の耳を? うんっ 兄様がそうして欲しいのなら 私も応えてあげる」
プレイの中心となるのは絢が覆いかぶさりながら耳を舐めるシーン。
ここではくちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声がほぼ同じバランスで流れ
別々の方向から興奮を高めてくれます。

彼女としては彼に精一杯奉仕をしたいのでしょうが
股間に当たる肉棒の感触によって何度も耳舐めを中断する羽目になります。
その際に漏れる女の子らしい可愛くて切ない喘ぎ声がたまりません。
エッチにそこまで堪能そうに見えないところも愛らしさを感じます。

「こんなの兄様だけだもん 他の男性とだなんてやだ 私が好きなのは兄様だけ」
そしてプレイの最中に彼女が投げかける数々の愛の言葉も重要なポイントです。
今までやや回りくどいセリフで気持ちを伝えてきた彼女なのですが
興奮が高まったからかストレートに「私だけを見て欲しい」と言ってきます。

段階的に態度を和らげた結果放たれる言葉だからこそ
心にじーんと熱いものが伝わってくるのではないでしょうか。
肉体的な快楽だけでなく精神的な幸福感も満たしてくれます。

このように、愛情たっぷりのあまあまなエッチが繰り広げられます。



2人の仲の良さが伝わってくる作品
サークルさんの売りである癒しを前面に押し出した心温まる作品です。

長時間に渡る耳かきやマッサージが大いに心身をリラックスさせてくれます。
特に耳かきは横になって聴いていたらそのまま寝落ちする人が続出するでしょう。
音の質や間、同時に流れてくる環境音など全てが静かで落ち着いた雰囲気を持っており
それらがリアルの悪いことを一時的に忘れさせてくれます。

「兄様 大好き」
また話が進むにつれて柔らかくなっていく絢の雰囲気も癒しを与えてくれます。
彼女は自分の立場や性格上どうしても素直になれない部分があるのですが
実際は兄のことを誰よりも心配している一途で献身的な女の子です。
諸々のサービスを通じて2人の心の距離が近くなっていくストーリーも印象的でした。

しかし癒しに長けている反面、エッチについてはどうしても物足りなく感じます。
時間が短めなのもそうですが、プレイがソフトなところで留まっているのも理由です。

本番まで行ってしまうと作品の趣旨から外れるのでそこはいいとして
射精シーンがもう1本くらい欲しかったところです。
柚木さんならやはりフェラでしょうか。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声そこそこ、くちゅ音ごく僅かです。

耳かきについてはあれこれ手を変えずそれぞれの音をがっつり聴かせてくれます。
音そのものも長時間聴いても大丈夫なように柔らかさを持たせてありますし
以前の作品に比べて様々な部分がパワーアップしているように思えました。
家庭形式の中では上位に位置する完成度の高い耳かきと言えます。

妹好き、音フェチ好き、ツンデレ好きいずれも楽しめる作品です。
2014年11月10日頃まで通常より200円安くなってますので
興味のある方は価格が戻る前に聴いてみることをお薦めします。

おまけはPRボイスと柚木さんのフリートークです。

CV:柚木朱莉さん
総時間 本編…1:30:04 おまけ…7:09


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

ヒプノレイン

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。
サークルさんの有料2作目にあたります。

本作品はタイトルの通り雨音を使った催眠が行われます。
ザーザーと滝のように降るその音を聴いていると
なんだか心が澄み渡っていくのを感じることでしょう。

エッチは幽霊になって女性の快感を得る珍しいプレイです。
心も体も軽いとても自由な存在となった自信を胸に
好きな女の子の痴態を見ながらその感覚を掴み取ってみてください。
ちなみにエッチシーンは「ヒプノレイン2」と「ヒプノレイン自由」の2つあって
いずれか1つを選択して聴きます。



雨に打たれて溶けていく
催眠によって幽霊となり女の子と快感を共有するお話。

「今から 不思議な雨に あなたは包まれます」
お姉さんは落ち着いた声の女性。
進行役であり催眠者でもある彼女の言葉を聞きながら
幽体離脱するための準備を進めていきます。

催眠はおよそ20分間。
開始早々から聞こえてくる雨の降る音と一緒にお姉さんの話にも耳を傾けます。

雨音は「ザー」っと叩きつけるようなやや強めの音が使われており
それが催眠パート終了時までずっと流れ続けます。
ヘミシンク音を意識して作られている効果音らしいのですが
聴いている分には一般的な雨音とほぼ違いはありません。

催眠音声では水の流れる音、波の打ち寄せる音、風の吹きすさぶ音など
環境音を取り入れているものが結構あります。
人間はそれらを聴いているとなぜか心が落ち着き、催眠に入りやすくなるからです。
本作品でもこの雨音を聴いているだけで自然とリラックスしていくのを実感するでしょう。

序盤のお姉さんの話も水たまりやカエルの鳴き声など雨音に関連する内容で
聴き手にイメージをさせることによってリラックス効果のアップを狙っています。

「何を考えるのもめんどくさい でも その状態が 気持ちがいいでしょ?」
10分以上雨音を聴いて十分ほぐれたのを見計らって
お姉さんは体を部分ごとに脱力させて感覚を失わせたり
リアルタイムに声を左右に動かして頭の中を揺さぶったりすることで
聴き手を更に深い催眠状態へと導いていきます。

軽く首や肩のあたりが浮き上がったり
手足の存在を感じないほどに感覚が麻痺する方もいるでしょう。
そして最後の最後でとどめの幽体離脱の暗示をかけてきます。

前半でお姉さんが催眠とはほぼ関係のないお話をしたり
6分ほどに渡って雨音だけを聴くシーンを設けたりと
催眠の大部分を雨音に任せているとても珍しい催眠です。

雨音を聴いていると心が落ち着くのはいわば人間の本能ですから
催眠に対する抵抗心をむき出しにでもしていなければ
勝手に心と体が落ち着いてぼんやりとした気分になるでしょう。
その後の暗示も雨に絡めた表現を使ってイメージを崩さずに行われています。
経験の浅い方が聴いても大丈夫だと思います。



幽霊だからなんでもあり
エッチシーンはヒプノレイン2が10分間、ヒプノレイン自由が13分間。
プレイはヒプノレイン2は女の子と感覚を共有してのオナニー
ヒプノレイン自由は完全フリープレイです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「あなたは今 魂の状態 空中に ぽっかりと浮いています」
幽体離脱に成功してどこにでも行ける体になった主人公は
お姉さんの言葉に導かれながらエッチな覗きを始めます。

本作品ではエッチパートが2つあり、デフォルトは「ヒプノレイン2」パート
何度も作品を聴いて慣れた方は「ヒプノレイン自由」パートを聴くことを
サークルさんが推奨しています。
ちなみにエッチシーンで雨音は一切流れません。

「自分の好みの女の子が いやらしい手つきであそこをまさぐっている」
ヒプノレイン2では街中で好みの女の子を物色する形で軽く興奮を上げた後
お目当ての女の子の家に押し掛けて彼女のオナニーを鑑賞します。
その際幽霊は感覚を共有できるとのことで、彼女の快感をこちらも味わいます。
女体化はしませんからかなり珍しいタイプのエッチですね。

「女の子の快感が 直に流れてくる 体中がじんじんする」
女の子はオナニーが大好き。
誰にも見られていないことに安心しきってるのか
ローターやバイブを使って自分の股間を激しく責め上げます。
その様子を実況するお姉さんの声も合わせて艶めかしく変化しますので
イメージしながら己の快感へと変えていきましょう。
最後は彼女の絶頂と同時にドライオーガズムを迎えます。

一方ヒプノレイン自由ではこれらの描写を聴き手が創作していきます。
相当な妄想力が要求される超高難易度のプレイですから
催眠音声で安定して幻覚を見ることができるくらいのハイレベルな聴き手でもない限りは
まず完遂できないでしょう。
私には無理でした。たぶん一生無理だと思います。



落ち着ける作品
タイトルにもなっている雨音が十分な存在感と役割を持っている作品です。

雨音を邪魔しないようにお姉さんがサポート役に徹しているおかげで
どっぷりとその場の雰囲気に浸ることができます。
そしてたっぷり雨に打たれた後、お姉さんが改めて聴き手に催眠状態を自覚させる。
その瞬間体に何かが湧きあがってくるのを感じるかもしれません。
催眠パートだけ聴いて眠りにつくという使い方もいいでしょう。

エッチは幽霊の特性を利用してスカートの中や女の子の秘め事を覗かせたり
半ば憑依するような形で女性の快感を体験させようとしています。
実際男性と女性で快感を比べることはできないわけですし
やはり自分でどれくらいイメージできるかがカギになるでしょう。
女体化音声の経験があればあるほど楽しめるプレイと言えます。
淫語と喘ぎ声そこそこ、ちゅぱ音はありません。

ヒプノレイン自由はもっと端的な表現も可能なのですが
ここをネタバレするのはさすがにまずいだろうということでやや伏せました。
聴いてみれば「ああそういうことか」と納得していただけるはず。

エロトランスさんらしいチャレンジ精神に溢れた作品です。
なかなかのヒーリング効果が見込めますから
精神的に疲れている方などが聴くと良い気分転換になると思います。

CV:高山ましろさん
総時間 共通パート…20:00 ヒプノレイン2…13:25 ヒプノレイン自由…18:00


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

2020年6月11日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/83108759.html

雨恋~misty drop~

サークル「HypnoLifeforMEN」さんの催眠音声作品。

同サークルさんの3作目にあたるこちらは、雨の日を過ごす恋人達の様子を描いた物語。
バックで流れる雨音を聞きながら、彼女の声に導かれて少しずつ催眠へと落ちていきます。
全体的にやることを絞り、一つ一つを時間をかけて丁寧に進めてくれるのが特徴で
催眠音声の経験があまり無い方でも安心して取り組むことができます。



彼女と過ごす静かなひと時
彼女とベッドで寝ころびながらまったりするお話。

「ねぇ 今日も雨降るみたい お出かけできないね」
彼女は穏やかで可愛い声の女の子。
一緒の布団で話すうちに主人公がドキドキしているのを察知した彼女は
催眠を使って心を落ち着かせてあげることにします。

催眠は43分と結構長め。
最初は深呼吸をしながら彼女の話を聞きます。

「こうして一緒に お布団の中に入っていると すごく温かいね」
「君のお布団って 君の匂いがする なんか 安心するの すごく落ち着く」

タイトルにちなんだ雨に関するお話をしながら
彼女はしきりに心が落ち着くタイプの語句を交えたセリフを投げかけてきます。
「君の心は落ち着いてくる」みたいに聴き手に直接働きかけるような暗示ではありませんが
意識的に多く交えながら言われるおかげで、こちらもほんのりそんな気分が湧いてくるでしょう。

これはあまり催眠っぽさを感じさせずに催眠を始めるための工夫ですね。
しばらくすると温かさや幸福感を直接感じさせるタイプの暗示に切り替えてきます。

「雨の音 少し強くなってきたかも」
開始から11分ほど経過すると、外で降る雨の音が聞こえ始めます。
控えめに流れるリアルな雨音が自然なリラックスを促してくれるでしょう。
過去作「ヒプノポリネシアン~BlueHeaven~」でもそうでしたが
こういった環境音は非常に効果的に心を落ち着けてくれます。

「すーって 少しずつ お薬が染みてくみたいに 心の中が すーってして 綺麗に洗い流されて 透明になってくる」
もちろん音だけでなく彼女の暗示もリラックスを促進してくれます。
全身を雨に打たれて心と体が綺麗に洗い流され、自分に潤いを与えてくれる。
そんなちょっぴり幻想的な描写にホッとするものを感じました。
こういった美しい描写は、女性向け作品を手掛けているサークルさんならではです。

単に「脱力する」とか「意識が沈む」と言われるよりもずっとイメージがしやすく
その結果より多くの人が彼女の言った通りの感覚を得られると思います。
この後にしばらく雨音だけが流れ続ける時間が用意されていて
そこで全身が更にだらーんとするのが実感できるでしょう。

「私の声が 雨のように 心の奥へ 染み込んでいく」
雨を全身に十分に染み込ませた後、仕上げに今度は彼女の声を心に染み込ませます。
心身のリラックスにおよそ30分とかなり長い時間をかけているのもあって
彼女の声をすんなりと受け入れられる態勢が整っているはずです。

特に最後に行われる立て続けのカウントの際に、「0」や「落ちる」と言われた瞬間
体がビクンと跳ねたり頭が一気に沈んでいく感覚が得られる人もいるでしょう。
上記以外でも彼女の声に体が勝手に反応を示す可能性が大いに見込めます。
そうやって聴き手も自分が催眠に入っていることを自覚するわけです。

古典的な催眠法をテーマに合わせてアレンジした面白い催眠です。
恋人同士がベッドで語らう雰囲気を崩さないように、わざと序盤で催眠っぽさをぼかしたり
雨の音を上手に使って暗示を受け入れやすい状態へ導いたりと
細かい部分で作り手が聴き手に違和感を持たせないように腐心しているのがわかります。

そして40分とやや長めの時間ながら、やることを3つ程度に絞り込み
同様の暗示を表現を変えながら何度も入れて確実に心を作り変えてくれます。
彼女が言葉を意識して区切ってゆっくり、のんびりとした空気を
「ぽかぽか」「しとしと」といった擬態語を2つ並べてリズムを生み出しているのもいいところ。
そういった音感的な部分でも聴きやすさを感じるように作られています。

リラックスに力を入れている分、被暗示性の低い人でも
他の作品とは違った不思議な感覚が得やすいと言えます。
内容的に誰でも聴ける万人向けの催眠です。



2人で気持ちよくなる至福の瞬間
エッチシーンは3パート合わせて29分30秒ほど。
プレイは声による絶頂、耳舐め、乳首舐め、おちんちんの愛撫、オナニーの見せ合い、SEXです。

エッチな効果音はありません。
セルフとドライの両方が体験できます。

「わかってるよ いっぱい いやらしい事してあげる」
催眠で主人公にとっても幸せな気分を味わわせた彼女は
エッチでさらに幸せになるために彼の感度を高めていきます。

エッチは最初の共通パート(約23分)が感度アップとドライ
その後はセルフ/ドライパートのいずれか片方を選びます。
セルフパートを選んだ場合はドライとセルフの両方が味わえるわけです。

「雨に触れた体は 熱っぽくなり 頬が赤みを帯びて 少しずつ 呼吸が乱れていく」
感度アップは媚薬の雨が全身をエッチに染めていくイメージ。
先ほどとは違った、やや強まった雨音を聴きながら体を徐々に熱くしていきます。
ここも体の表面を十分に火照らせてから体内に着手する丁寧な進め方で
頭の中はとろとろ、体はじんじんする不思議な気分が味わえるでしょう。
私の場合は股間と両腕の表面が一際熱く感じられました。

「全身が火照ったように熱い! 気持ちいい! 雨の媚薬に侵されて 気持ちいい! 乳首やおちんちんが熱く 硬く勃起してしまう 気持ちいい! 全身が 強い快感に襲われる 気持ちいい!」
そして準備ができたところで彼女の叩きつけるような声が襲い掛かります。
ペースを速めて、語気を強くした声に押し上げられていく感じを受けるに違いありません。
ただ「これからイかせるよ」みたいに心の準備を促す明確なセリフがなかったり
絶頂後の追い込み暗示が無いことから、このドライはやや難度の高い中級者向けかなと。
ここまでがすごく丁寧だった分、余計に性急さを感じました。

「ストップ やっぱり入れたくなっちゃった 君のおちんちんでイキたいから ごめん もう挿入れちゃうね」
しかし、もう一方のドライパートはそうじゃありません。
SEXによる心身両面における彼女との一体感、それを表すような艶めかしい喘ぎ声が
脳と股間に嫌と言うほど熱い刺激を与えてくれます。

こちらはカウントを刻んで絶頂するタイプだから初心者でも大丈夫。
彼女のイキ声とその後の満足そうな荒い息遣いもたまりません。
おちんちんの根元がきゅーって締まってから軽く爆発する気持ちのいい感覚が味わえました。

このように、催眠を重視したあまあまラブラブなエッチが繰り広げられます。



心も体も幸せになれる作品
しっかりした催眠と要所を押さえたエッチ、両方のバランスがよく取れた作品です。

有料作品の場合、個性を持たせるためにエッチのボリュームを多くする傾向が強いのですが
そこを我慢してじっくりと催眠を施してくれるスタンスが素晴らしいです。

内容も最初から2人がベッドで寝ているから寝るように指示を出す必要が無いですし
外で雨が降っているからその音を聞きながらリラックスする、と展開が自然で
作品の世界に浸るのと同時に催眠を深めていくことができます。
物語としての完成度も非常に高くて感心しました。

そして催眠がしっかりしているからエッチでも存分に気持ちよくなれます。
声に体の感覚を操られる体験を比較的味わいやすい作品と言えます。

同じく雨の音を使う作品として有名な「ヒプノレイン」と比較すると
効果音重視のあちらに対して、こちらは暗示のウェイトを重くして効果音を補助に回しています。
聴き手の素質に左右されにくい分、こちらのほうがより初心者向けと言えるでしょう。
(「ヒプノレイン」のレビューは8月か9月の掲載を予定しています。)

エッチは最初のドライは個人的にうーん…でしたが、後半はうまく波に乗れました。
ドライオーガズムがかなり狙いやすいシーンだと思います。
セルフも同じくカウントで射精するタイプですからやりやすいでしょう。
「イクっ んっ んんんんんんんん ぬうっ」というちょっぴり下品なイキ声がエロいです。
事後の時間が長めに用意してあって、射精後の余韻に浸れるのもいいですね。
淫語と喘ぎ声そこそこ、ちゅぱ音ごく僅かです。

総合的に見て、誰にでもお薦めできる良作と判断しました。
現在彼女がいてリア充ライフを送っている人でもない限り
きっと彼女の声や姿勢に心満たされるものを感じることでしょう。

CV:分倍河原シホ(彩瀬ゆり)さん
総時間 1:20:38(選択するファイルによって多少前後します)


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
雨音は流れ始めて以降時々聞こえなくなるシーンもありますが
基本的にはずっと流れ続けてくれると思ってもらって構いません。

2022年6月6日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/88304396.html


WAVE

サークル「催眠音声研究所」さんの催眠音声作品。

本作品は海辺を舞台に打ち寄せる波の音を聴きながら心を鎮めていきます。
環境音は催眠音声でもそこそこ登場する作品が多く
主にリラックス効果を狙って使われています。

こういった音は人間の本能(=無意識)が心地よいと認識していますから
聴いているだけで勝手に心が落ち着いてきます。
催眠にとっては打ってつけの音ですね。

作中の大部分で流れ続ける波の音に包まれながら
優しいお姉さんがゆっくりと絶頂へと導いてくれます。
催眠のみならずヒーリング効果も高い作品と言えるでしょう。



ざぶーん すー
浜辺でお姉さんに気持ちよくしてもらうお話。

「これから あなたは 不思議な体験をします」
お姉さんは丁寧で優しい声の女性。
催眠を始める前に、この音声を聴く際の心構えなど
簡単な諸注意を説明してくれます。

催眠はおよそ33分間。
まずはお姉さんのお話を聴きながら心身をリラックスしていきます。

「海で食べるアイス とってもおいしいでしょうね」
イメージは夏の海の風景から始まります。
青い空、白い雲、浜辺で戯れる人々など
お姉さんが色々な情景を言葉にしてくれますから、それを頭に思い描いてみてください。
本編の内容と若干ずれていることを考えると、ここは準備運動みたいなものでしょう。

その後はいよいよ主人公自身が海へと向かいます。
向かう最中の周囲の風景もかなり細かく描写されているため
聴き手としてはかなりイメージしやすいほうだと思います。
海に近づくと本作品の売りである波の音が聞こえ始めます。

「あなたは 波の音を聞くだけで すっと 体中から力が抜けていきます」
波の音は単なるループ音には聞こえないほどリアルで変化に富んでおり
一定のリズムを刻みながら、水が泡立ったり打ち付けたりします。
実際に聴いてみると心が穏やかになっていくのを感じるでしょう。
気になった方は体験版で音を確認してみてください。

「ふわふわ ふわふわ 膝の上から浮かび上がって ゆっくりと上昇していきます」
後半は自分の体をとある物に変身させて、浮かび上がる感覚を養います。
おそらく波の音で相当リラックスできているでしょうから
そのままの心持で、お姉さんの言うとおりにイメージしてみてください。
私の場合、後頭部のあたりが盛り上がるような感覚を味わいました。

このように、イメージを主体にした催眠が繰り広げられます。
一般的な催眠音声の場合、初めに深呼吸や脱力でリラックスをするのですが
本作品ではそれらの大部分を波の音に任せています。
おかげでお姉さんは十分な時間をイメージに傾けることが可能となり
その結果、描写がかなり細かくわかりやすくなっています。

環境音をきちんと考慮した的確な作りだと思います。



動くちゅぱ音、重なるちゅぱ音
エッチシーンは32分30秒ほど。
プレイは息を吹きかけられる、全身舐め、フェラとなります。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「綺麗になったね 次は気持ちよくなろうか」
お姉さんの声と波の音で心の汚れを洗い流した主人公は
今度は息を吹きかけられながら回転することで、幸せな気分へとなっていきます。

ここでは主人公が回転していることを音声で再現するため
お姉さんの声が右へ左へとスライドしていくのが特徴です。
最近の作品だと「ヒプノマルチボイス」に近い感じでしょうか。
声を揺さぶることで聴き手の意識を振り回し、軽く頭を混乱させてきます。

「あなたは おちんちんになりました だから全身が性感帯」
メインとなるのは主人公がおちんちんになって全身を舐められるシーン。
ここでも先ほどのように「じるるるる っぽ」とやや控えめなちゅぱ音が
右へ左へと動きながら性的興奮を高めてくれます。

さらに後半になると彼女の声が重なるようになり
前後左右から2重3重にちゅぱ音が鳴るように変化します。
現在では割と見かけるようになった演出ですが
今から3年前の発売当時では画期的だったのではないかなと。

絶頂の回数は全部で2回、どちらもドライを目指すことになります。
最初の1回はややパワー不足に感じますが、後のはちゅぱ音まみれになりますから
性的興奮も高まっているおかげで目指しやすい方だと思います。



何もしなくてもリラックスさせてくれる作品
1時間以上もの長時間に渡って聞こえ続ける波の音がすべてを洗い流してくれます。
こちら側で特に何も努力しなくても、自然に心地よい気分になるでしょう。
環境音のヒーリング効果の高さを実感できます。

それ以外にもエッチシーンでは珍しいプレイが繰り広げられます。

「何か別の物に変化して、お姉さんに弄られる」
これをはっきりとイメージするのはなかなか難しいものの
気持ちいい感覚については、掴み取りやすいほうなのではないかなと。

声の立体感については、今のバイノーラル作品と比べるとさすがに厳しいですが
当時の技術の範囲内で色々と工夫されているのがよくわかりますし
実際頭が揺さぶられるような感覚も味わえます。
そのへんを割り切って聴く分には十分満足できるクオリティでしょう。

これで催眠音声研究所さんの作品はコンプリートできました。
普通サークルさんには色というか、ある一定の傾向が作品に見られるものなのですが
このサークルさんは4作品すべての作風がまったく違いました。
おそらく意図的にそうされたのでしょうけど
そのチャレンジ精神にはただただ頭が下がるばかりです。

CV:紗藤ましろさん
総時間 1:11:08


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

2019年7月27日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/80517867.html

ヒプノポリネシアン~BlueHeaven~

サークル「HypnoLifeforMEN」さんの催眠音声作品。

サークル「HypnoLife」として主に女性向け作品を作られており
男性向けのほうは今回が初になります。
あちらでは過去2年間に12本製作していずれも高評価と
人気実力共にあるサークルさんのようです。
そんなわけで私個人も非常に期待しながら待っていました。

本作品はポリネシアン・セックスをテーマに
恋人同士が時間をかけてゆっくりと興奮を高めていき
最後の最後で快感を爆発させる様子が描かれています。
焦らしに焦らした末での絶頂になりますから
普段よりずっと強烈な快感が体を突き抜けることでしょう。

催眠は夏の海に関する細かい描写に加えて、波の音が気持ちを落ち着かせてくれます。
またエッチシーンでも段階的に暗示をかけていくことで
心と体を盛り上げてくれるなど、全体的に作りが丁寧なのが特徴です。

今回は時間の長いロングバージョンでのレビューとなります。



深く深く愛し合うために
彼女とポリネシアン・セックスをするお話。

「待ってよー ちょっとー 待ってってばー」
彼女は柔らかく可愛い声の女性。
主人公とは恋人の関係で、2人で夏の海へと旅行にやってきました。
そこで彼女の提案によりポリネシアン・セックスをすることになります。

ポリネシアン・セックスは名前の通りポリネシア地方に伝わるSEXの方法で
5日間を1セットとし、最初の4日間は性器に一切触れず愛撫のみで感度を高め
5日目も長時間前戯をしたり、挿入後もしばらく動かさなかったりと
性的興奮を極限まで溜めることによって、絶頂時の快感を爆発的なものにするそうです。
男からしたら地獄のようにも思えますが、達成できたら確かに気持ちよさそうですね。

催眠は3パート29分30秒ほど。
まずはバックで流れる波の音を聴きながら、彼女の言葉に耳を傾けていきます。

「見渡す限りの真っ白な砂浜と 深い青色した海の水面に 太陽の光が反射して
きらきら きらきらしてるの」

空、海、砂浜、太陽の光、風、そこにある植物や動物など
夏の海の風景を彼女は事細かに描写していきます。

彼女の海のイメージを頭に入れながら
自分が本当に海でくつろいでいるような情景を思い描いてみましょう。
そうすれば自然と心地よい気分が全身を覆い始めます。

「それじゃあそのまま 呼吸を整えて 意識を眉間に集めるようなイメージ」
後半もイメージですが、今度は意識を深い海の底に沈めていきます。

「潜る 深く 深く 潜る」
彼女は「潜る」「抜ける」などの言葉を何度も言ってきます。
何度も言うということはそれだけ重要なことを表しますから
それらを意識しながら、彼女の言うとおりのことをイメージしてみてください。
私の場合はここで後頭部が地面に引き寄せられるような感覚がありました。

作品のテーマである夏の海を時間をかけてイメージさせることで
その世界にすんなりと深く入れるように作られています。
催眠はストンと一気に落ちるような感覚ではなく
ゆっくりと底なし沼に飲み込まれていくような感覚が味わえるでしょう。

途中でセリフの間がやや短かったり
描写が細かすぎて情報量が多く感じる部分もあるのですが
最後の沈んでいくシーンは同じ表現を何度も繰り返す丁寧な作りですから
比較的頭を空っぽにしやすく、その結果催眠状態に入りやすくなっています。
まったくの初心者でもない限りは、誰が聴いても大丈夫ではないかなと。

ちなみに、導入部分には補助音声として体をパーツごとに脱力していくシーンもあります。
こちらは催眠音声によくあるカッチリしたやり方ですから
イメージだけだとうまく脱力できない方は合わせて聴いてみてください。



ひたすら我慢 我慢 我慢
エッチシーンは5パート62分とかなり長時間。
プレイはキス、耳舐め、乳首責め、愛撫、性器の擦りあわせ、手コキ
フェラ、SEX
と豊富です。

性器を擦りあわせたり手コキをする際に、ややリアルなくちゃ音が鳴ります。
セルフはありません。

「今日は初日だから キスだけ 唇だけで 気持ちよくしてあげるね」
ポリネシアン・セックスの慣例通り
彼女は最初の4日間はおちんちんに一切触れることなく
主人公の唇、耳、胸などを刺激し続けます。

1日ごとにキス→耳舐め→乳首責め→耳+乳首責めと続き
最後の最後でようやく合体する。
そんな焦らしに焦らしたプレイが特徴となっています。

2人が恋人同士なこともあって雰囲気はとてもとても甘く
彼女は非常に積極的に主人公の体を求めてきます。
しかも彼女は「ぶっ びぶっ」といった感じの割と下品な音を立ててくれますから
聞けば聞くほどに股間に熱いものを感じてしまいます。

「私もしたいよ でも今日は だーめ」
でも彼女はおちんちんへの刺激を当然許してくれません。
「体は十分興奮しているんだけど、それを発散できない」
そんなもどかしい気分を割と長時間味わうことになるでしょう。
そう考えると射精管理系にあたるプレイなのかもしれません。

「おはよう 今日は最終日だから 最後までしてあげるね」
そしていよいよ最終日、ようやくゴールを迎えるわけですが
ここでも彼女は最後の最後まで挿入を焦らします。

特に直前の手コキ+フェラが強敵で
効果音もしっかり入ってるしちゅぱ音もえらく下品で激しいなど
純粋にこのシーンだけで余裕で抜けるほどの破壊力を持っています。
本当に股間がムズムズして仕方ありません。

「イクッ! イクッ! イクゥ!」
それらの難関を越えて、ようやく彼女と結ばれます。
SEXシーン自体の時間は7分程度と短めになっていますが
ここまで色々なものを溜めてあるのと、彼女の絶頂時の激しい喘ぎ声のおかげで
割と簡単にドライを目指せると思います。

絶頂シーンは連続してイク形で、2分ほどとやや長めの時間が取られています。
私の場合は最初の時点で股間に「どーん」と突き刺さるような快感が走って
その後3分ほどをかけて、気持ちいい感覚がぱぁーっと少しずつ広がっていきました。
感覚自体は「ヒプノドラッグレディ」あたりでも味わったものなのですが
それに比べると持続時間が格段に長いのが印象的でした。



ドラ イ系作品としてかなりの良作
催眠もエッチも時間をかけて行うだけあって深く味わえます。

催眠は深化パートまでだとそれほど深く入っていたわけではないのですが
その後のエッチシーンで適度に入る暗示がうまく心を縛り付けてきます。
5日目を迎える頃には頭がとろとろになっていることでしょう。
波の音のおかげでリラックス効果も抜群です。

エッチは催眠経験の浅い方なら、ショートバージョンを聴くことを強くおすすめします。
ちなみにロングとショートの違いは
エッチシーンの1~3日目のちゅぱ音が多いか少ないかだけで
催眠的にはどちらもほぼ違いはありません。

ロングはショートに比べて非催眠要素が増えるだけなので
その分催眠状態を維持するのが難しくなりますし
時間的にもショートの95分というのは
人間が集中力を持続できる時間のほぼ限界にあたります。
催眠を十分に楽しみたいのならショートで聴くのが無難です。

「女性向けサークルが男性向けでも果たして力を発揮できるのだろうか?」
そんな不安を見事に払拭してくれました。
コスパも非常にいいですし、聴いて損をすることはまずないでしょう。

CV:彩瀬ゆりさん(分倍河原シホさんは旧名です)
総時間 ロングバージョン…1:59:25 ショートバージョン…1:35:04


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
11月25日現在、DLsiteに体験版はありません。
サークルさんが現在準備中とのことですから
踏ん切りの付かない方はそれまで待つのも手です。

11/27追記 体験版追加されました。20分と長めです。

2017年4月30日追記
再レビューを公開しました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/70654967.html

立体音響娘2-先輩と図書館に行こう!-

サークル「シュミノサウンズ」さんの同人音声作品。
同サークルさんの作品は「立体音響娘1-彼女に耳かきしてもらおう!-」
以来4か月ぶりと、かなり久々の登場となります。

全年齢向けである本作品は「効果音を聴かせること」をメインとしています。
そのため、効果音は非常に多種多様かつリアルで幾重にも重ねられており
舞台である図書館の雰囲気が十二分に演出されています。

また作中で登場する先輩のセリフには、あまり深い意味を持たせず
あくまで効果音で作られた図書館の引き立て役に留めるなど
一般的な音声作品とは、立場を完全に逆転させている点も魅力と言えるでしょう。



図書館の何気ない風景を音だけで表現
図書館で主人公が本を読み、その隣で恋人である先輩がレポートをこなすお話。

本作品は図書館の何気ない風景を、効果音だけで表現している
まさに効果音が主役の作品です。

最初の「ひとりで本を読む」パートはセリフが一切ありません。
ここではすべてが効果音のみで構成されており
その音を聴くことで、自然と作品の世界に引き込まれていきます。

効果音は非常に複雑で、まず一番後ろにガヤ音(環境音)があり
1段手前に近くを人が通る時に鳴る足音、バッグのジッパーを開ける音
鼻をすする音、図書館の近くを車が通る音などの動きにより発生する音
そして最前列には主人公が本のページをめくる音と
3重に重ねられた音が不規則に鳴ることで、自然な雰囲気を生み出しています。

音自体も非常にリアル、かつ音量もきちんと考えられており
近くを人が通り過ぎる際には
足音が遠→近→遠とリアルで聞こえる音にかなり近く作られています。

そして、これらの音を聴いているとなぜかえらく落ち着いてくる。
音が自然であることと、それ自体に意味がないおかげで
無心になってこの空間に浸ることができるからかもしれません。



先輩の声もあくまで「付け合わせ」
「おまたせー」
開始から5分程経過すると、恋人である先輩が登場し
ここからは今までの音に、彼女が生み出す音が追加され
より複合的な効果音を楽しむことができます。

「カツ カツ スー」
場所が場所な事もあって、挨拶もそこそこに先輩はレポートを書き始めるのですが
書く際の鉛筆がレポート用紙にぶつかり、その上を滑る音が実に心地よいです。

やや乾いた音が使われており、それが6~8パターンほど用意されています。
耳かき音のように直接耳に響くようなものではありませんが
その独特の軽さとスピード感には、新鮮な驚きを感じました。
気になった方は体験版で直接ご確認ください。

「ふー ほー んーん」
時折先輩が声を上げるシーンがあるものの
そのほとんどが吐息だったり、何気ない質問だったりと
セリフに重要な役目が与えられていない点も特徴的です。

確かに先輩はそれなりに話すのですが
それがたとえ無くなったとしても、作品として成立するほどに軽い位置づけです。
彼女のセリフは、図書館の様子をよりリアルに演出するためのパーツに過ぎず
メインである効果音を邪魔しない程度に挟まれているように感じられます。

このように、最後の最後まで音を楽しませてくれる作りになっています。



逆転の発想によって生み出された名作
「音声作品は声を楽しむもの」そんな考えを見事に打ち砕いてくれた作品です。
正直、度肝を抜かれました。

効果音の質については、今まで聴いてきた作品の中でも
間違いなくナンバーワンと言い切れるほどに、飛びぬけて優れています。

「実際に録って来たんだよね?」と思えるほどに、とにかくリアル。

その音をさらに重ねることで、まるで本当にその場にいるかのような
ごく自然な空間を見事に演出しています。

メインである先輩のパートも、2人がそこに「いる」ことを意識させる程度に留め
そこから生まれてくる効果音の方に焦点が当てられています。
登場人物がこのように扱われている作品は
なかなかお目にかかれるものではありません。

聴いている最中は本当に音だけに集中できたおかげで
時間があっという間に過ぎていく気がしました。
そして聴き終えた時、素直に感動していたことをよく覚えています。

私自身が日々色々な音声作品を聴いているだけに
こういう際立った違いを持つ作品に対して、余計そう感じただけなのかもしれません。
ただ、実際に聴いていただければその違いにきっと気が付くはずです。

一言で言えば満点の作品です。
こういうコンセプトの作品はもっともっと増えてほしいですね。

CV:花茎ラルナさん
総時間 23:50


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
なんなんだこの作品は…次元が違いすぎる。
「『立体音響!電車で、電話で、お部屋で♪おねぇさんにイタズラされる音声』」以来
非催眠では久々に衝撃を受けた作品です。
ここまでくると、もう同人の域を超えたクオリティだなぁと。
個人的に次回作がとても楽しみなサークルさんです。



サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。
再び人外モノの催眠作品、今回は「ラミア」です。

RPGのような凶暴さはないものの
主人公を絡め取ろうとする狡猾さは、モンスターらしさを感じます。
内容的にはかなりソフトな部類に属するでしょう。

本作品は全裸での視聴が推奨されています。
またセルフなしの作品になります。



二人だけの愛の巣へ
主人公がラミアと共に彼女の住処へ行き
そこでエッチなことをされてしまうお話。

ラミアはハスキーボイスで丁寧な口調の女性。
催眠術を使って、自分の巣へ主人公を導こうとします。
といっても本編にこれといった前置きはなく
彼女がラミアであることがわかるのは物語の中盤以降になります。

催眠導入は体を軽く伸ばし、深呼吸をした後で広い海をイメージ。
足から踝、膝と少しずつ体を水につけ、水に浮かびながら脱力していきます。
そのあとはゆっくりと沈んでいき、ラミアの巣へ至ります。

ここではイメージを助長するために波の音や海中音が流れ始めます。
環境音というのはリラクゼーションに使われるだけあって
それを聴いているだけでとても心が落ち着くことでしょう。

ここまでで25分ほどが経過します。



イメージを増幅させながらのエッチ
プレイは乳首責めと手コキ、それから尻尾で絞めながらの責め。
ラミアだからなのかな、SEXシーンはありません。

エッチシーンはプレイをする傍らで情景を描いていくというタイプで
淫語は少なく、効果音もありません。

ラミアは主人公を従属させるために、おちんちんを刺激させながら
彼女無しではいられなくなるように言葉で洗脳していきます。

そして最後は快感の沼に沈んでいく。
このへんはモンスターらしい演出ですね。
尻尾を使ったプレイというのもラミアならではです。

口調が丁寧なおかげか、禍々しい感じはまったくありません。
所々で焦らしつつ、可愛く苛めながらの洗脳ですので
そういうのが苦手な方が聞いても大丈夫な作りになっています。



心地よくなれる作品
内容的にエロより心身のリラックスを目的として聴く作品と言えます。

導入部分は環境音だけでも本当に心が落ち着くし
ラミアさんは言葉を区切って穏やかに語り掛けてくれます。
ただ内容的に催眠初心者向けではないかなと。

エッチはモンスターにしてはソフトすぎて、物足りなく感じます。

本作にはおまけとして
ラミアさんの口調が違うバージョンが同梱されています。
個人的にはこちらの方がラミアっぽさを感じました。

CV:あ、きのこさん
総時間 49:16(本編) 47:38(おまけ)


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

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