同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ:催眠音声(トランス/暗示ボイス) > 10点.

   ● アクメノイド・イリア《催眠音声》
   ● スパイの快楽尋問催眠
   ● 【催眠音声】マインドイーター
   ● 「ふたごあ~る」
   ● 哀しみの時計少女《催眠音声》
   ● MSIK.
   ● リアル術師の通話催眠体験
   ● (欝絶頂催眠)催眠STS(性転換)バーチャルレズ体験催眠被レイプ「リリーフレンズ」
   ● ナースのいいなり~1172さんの病室~
   ● alteration


アクメノイド・イリア《催眠音声》

サークル「Hypnotic_Yanh」さんの催眠音声作品(男女両用)。

今回紹介する作品は、異星人の侵略を受けるようになった近未来を舞台に
地球のために戦う少女としてハードなエッチに挑戦します。

登場人物や背景を細かく設定し、それに沿って進めるドラマ性の高い催眠とエッチが魅力で
催眠の技術にストーリーを絡めて少しずつ少女へ変えていった後
テーマに即した様々な効果音と暗示によって驚くほど多い回数の絶頂へと導きます。
地球を守る唯一の方法、それは
アクメノイド・イリアになりミステロンと戦うお話。

「それでは、お聴きになる準備が出来ているか、一緒に確認していきましょう」
お姉さんは穏やかで落ち着いた声の女性。
催眠者兼案内役として音声を聴く際の諸注意や環境・心得を簡単に説明すると
主人公を物語の世界に誘導するための催眠を始めます。

本作品はサークルさん初の催眠ボイスドラマにあたり
女体化催眠をかけられて挿し絵右にいる発育途中の少女になりきり
その後隣にいる姉アヤと共に地球を脅かす異星人「ミステロン」と死闘を繰り広げます。

SFバトルっぽいお話なのですが、ミステロンを倒す方法がエッチと密接に繋がってるため
実際のところは機械に連続絶頂させられるハードなプレイがメインです。
サークルさんの過去作「機械は無慈悲な夜の女王」に似た作りになってますから
あちらを楽しめた人なら本作も相当に満足できると思います。

またストーリーを語りながら催眠やエッチを進めるドラマ性の強い作品なため
総時間がおよそ3時間と催眠音声ではかなり長くなっています。
ですが仕事でまとまった時間が取れない人や集中力を維持しにくい人でも無理なく聴けるようにと
途中で休憩を挟んだり3回に分けて聴くといった親切設計がされてます。

詳しい聴き方は付属のテキストに書いてありますので、長いからといって敬遠する必要はまったくないです。
私は通しで聴いてみましたが、催眠を維持するアプローチが適度に挟まれていたり
聴き手を作品の世界に浸りやすくする独特な演出もあってだれることなく最後まで楽しめました。
作りは随分違いますがサークルさんの過去作同様聴き手に配慮してる部分が非常に多いです。
物語を追いながら少しずつ催眠の世界に
催眠はおよそ46分間。
仰向けに横になって軽い脱力と深呼吸をした後
まずは物語の舞台となる2050年のお話に耳を傾けます。
(分割して聴く場合のために15分程度短いバージョンも用意されてます)

「苛烈さを増すミステロンの侵攻。それは、亜空間迎撃機、インターセプターと、そのパイロットである、アクメノイド、キリシマアヤの奮戦によって、辛うじて防ぐ事が出来ていました」
内容は地球がミステロンに侵略されつつあることや
それに対抗すべく結成された国際陽子技術機構(IPTO)と戦闘機インターセプターのことです。
インターセプターは通常のコクピットの後ろにもう1人分乗れるスペースがあり
2人が感覚をリンクさせることでプロトンビームを発射できるようになります。

そしてプロトンビームを発射するのに必要なエネルギーがアクメ、つまりオーガズムです。
これが戦闘モノなのにハードなエッチをすることになる理由です。
こんな感じで本作品には様々な独自設定があります。
詳細は作中できちんと教えてくれますし、より詳しい内容が書かれたテキストも入ってます。

「あなたの心が、物語の登場人物と、同化する。あなた自身が、物語の中の人物になる。そんな不思議な体験を、あなたは今からするんです」
本作品は催眠音声ですからもちろん聴き手を催眠に誘導するのも大事です。
それを踏まえてお姉さんはストーリーを断片的に語りながら催眠を施し
後になるほどイリア自身になりきれる暗示を入れる形で進めます。


催眠ボイスドラマというとKUKURIさんが有名ですが
催眠をかけてからドラマパートに移るあちらに対し、こちらは催眠・女体化・ストーリーを同時に進めます。
切れ目が無い分こちらのほうが女体化しやすいように私は感じました。

催眠のほうはと言うと、一旦目を開けて水晶を眺めるイメージをしたり
とあるキーワードをトリガーに特定の動作をさせることで
お姉さんの声に対する集中力を高め、暗示を受け入れやすい環境を整えます。

「スーッと、吸い込まれる。水晶玉に、吸い込まれる。あなたのイメージに、吸い込まれていく。深い、深い、意識の底に、吸い込まれる」
水晶のイメージは見つめながら瞼の重さを感じるところから始め
カウントを数えて直後に目を閉じ、それと同時に追い込み暗示を入れて堅実に催眠を深めます。
変則的な作りだからこそ個々の技術は洗練されていて
最後のほうになると頭の中がドロドロになるとか、手足がうまく動かせない不思議な感覚が味わえます。

イリアになりきるのはシーンの中盤あたりから。
物語の背景を説明し終えた後に始まるイリアがアクメノイドになる様子を描きながら
聴き手自身がイリアに心を重ね合わせられるセリフをお姉さんが投げかけます。

アヤ「お願い。このカプセルに入って、一緒に、アクメノイドとなって、戦いましょう。イリア…」
「そうやって、姉の問いかけに頷けは頷くほど、あなたの心は、より深い、深ーいところに、入っていく」
ここからはアヤも個別に話すようになりさらに没入感を高めてくれます。
双子みたいにお姉さんと同格の立場で話すのではなく、ストーリーで必要になった時にのみ話す感じです。
これも催眠ボイスドラマの大きな特徴と言えるでしょう。

「お姉ちゃんと同じスーツを着て、お姉ちゃんの乗っている機体に乗っている。それだけで、あなたは幸せ。嬉しい、とってもっても、嬉しい」
そして最後はインターセプターの後ろの席に乗り込み、パイロットであるアヤとのシンクロ率を高めます。
今までは「イリア」と呼んでたのを「あなた」に改め、アヤと一緒にいることに安心感を覚えるよう誘導します。
バックで流れ始める独特な振動音もその感覚を後押しします。

作品の世界に引き込みつつ催眠をかける極めて独特な催眠です。
聴き手をイリア自身になりきらせ、アヤとの信頼関係を深めることを目的に
重要部分となるストーリーをほんの少し語り、直後に催眠の技術を使って意識の力を弱め
またストーリーへと戻るのを繰り返して徐々に催眠状態を深めます。

現在出ている催眠音声とはかなり違う作りになってまして
すべてを語るとなると膨大な文字数が必要になってしまいます。
そのため今回は全体の流れを中心に大まかな説明のみさせていただきました。
各要素が複雑に絡み合っていてかなりレベルが高いです。

この催眠で最も印象的だったのはイリアとの同化を慎重に進めていることです。
他の女体化音声みたいに深化させてから女体化に移るのではなく
ストーリーを語りながら表現を微妙に変化させて自然とイリアに収まるように誘導しています。

お姉さんおよびアヤ役の井上果林さんも催眠音声初挑戦とは思えないほど演技が安定してます。
私が入りやすいからなのでしょうが、最序盤の脱力シーンで早速その手の感覚がしました。
作りが奇抜なだけでなく、催眠音声の機能面でも高いクオリティを持ってます。
絶え間なく襲い掛かるアクメに耐えながら
エッチシーンは5パート91分間。
プレイは機械姦、アヤとの乳首吸い/クンニです。

機械姦、クンニの際に多種多様な効果音が鳴ります。
セルフはありません。

アヤ「気分はどう?イリア…。早速だけど、敵が現れたみたい。出撃よ」
催眠によって無事イリアになりインターセプターに乗り込んだ主人公は
アヤの要請を受けて早速ミステロンがいる亜空間へと飛び立ちます。

エッチはストーリーに沿ってイリアがインターセプター内にある機械から様々な責めを受けます。
一番最初の「初陣」は初の戦闘=アクメを迎えるシーン。
催眠パートで子宮内に埋め込んだ水晶に電磁波を流してアヤと快感をリンクさせ
1回絶頂した後に発進し3機の敵を相手に戦います。

本作品のエッチはごく一部の例外を除きほとんどが機械姦です。
しかもバイブやローターといった現実世界にあるものとはやや違います。
言葉だけではなかなかイメージしにくいプレイであることを考慮し
最中は本当に様々な効果音を駆使して機械姦の様子を直感的に伝えてくれます。

例えばインターセプターに乗り込んだ時点でバックに振動音が流れ始め
ある程度プレイが進むと「ピュイーン ヴゥゥゥゥゥン」というパルス音っぽい音がリズミカルに鳴ります。
そして絶頂シーンに差しかかるとカウントが始まり、それに合わせてロボが起動する時のような競りあがる音が鳴り
0になった瞬間、それが軽く弾けて心臓の鼓動音だけが鳴るようになります。
正直なところ効果音の種類があまりに多すぎて説明しきれません。

「スーツ前面の半透明の部分が肌に張り付き、ジンジンとした快感がさらに研ぎ澄まされていきます」
「あなたの子宮の中の水晶玉が活性化し、あなたに、より大きな刺激を、疼きを、快感を与えます。とっても気持ちいい。大きな快感が、全身にひろがります」

もちろんお姉さんが感度強化や絶頂を促す暗示を入れてくれますが、やはり効果音の存在は大きいです。
音に連動してイかせる、所謂音モノの色が強いエッチです。

一般的な催眠音声のドライとはかなり違う独特なイかせ方なため
最初の1回でいきなりうまくいく人はそこまでいないんじゃないかと思います。
ですが本作品には絶頂シーンが30回もあり、そのほぼすべてが同様のスタイルで行います。
私の場合は中盤あたりから体が勝手に反応する面白い体験が味わえました。
聴き手の無意識に学習してもらうことを想定したプレイ展開です。

発進後の戦闘シーンもこれまで説明したスタイルを維持します。
敵が3機ということはビームを3回発射する必要があるわけで
最初のパートなのにいきなり3連続絶頂に挑戦することになります。

「何かが弾けたような凄まじい衝撃。あなたの快感が一気に爆発する。全身が痙攣しビクンビクンと跳ねる。そして、辛うじて保っていた意識も、真っ白に消えてしまう」
最初の2回はちょっぴり気持ちいいかな?くらいでしたが
最後の1回は股間がムズムズするところから始まって
射精するときのようにエネルギーがこみ上げ、0と同時に破裂する快感が得られました。
以前からドライ系の作品を得意とされてるサークルさんなだけあって、このへんのアプローチは実に見事です。

最もハードなプレイを楽しめるのは4番目の「暴走」パート。
無事戦闘を終えて基地に帰還したインターセプターに異常が発生し
中に取り残されたイリアがおよそ20分間に13回連続の絶頂へと追い込まれます。

「イく!アクメする。凄まじい快感の衝撃が全身を駆け巡る。まるで電気を流されたかのようにビクンビクンと痙攣し、心が、精神がとろけそうに沸騰する」
「永遠とも思える長い時間、あなたは快感とアクメを受け続けています。そして、もうあなたは、人としての理性を失いつつあります。自分が、アクメするだけの、マシーンになったような、気がしてきます」

これまでの戦うためにしてきたアクメとは違い、今回は機械に陵辱され続けるハードなものです。
短い間隔で絶え間なく襲い掛かるアクメの感覚に加え
人ではなく機械の一部になっていく空しさもお姉さんは伝えてくれます。
機械姦から連想される冷たさ、無慈悲さを最も強く感じるプレイと言えるでしょう。

私が実際に聴いたときもさすがに全部で絶頂できたわけではありませんが
最中は股間の筋肉が強く締まり続けてやや辛い思いをしました。
ですがそれと同時にじんわりと気持ちいい感覚があったのも事実です。
苦しいけど気持ちいい、2つの相反する感覚を同時に味わわせてくれるところも魅力です。

このように、機械に責められ続ける快感を言葉と音で表現した個性的なエッチが繰り広げられています。
壮大かつハードな作品
独特な世界観に浸りながら気持ちよくなれる作品です。

異星人の襲来を受けた地球を舞台に、まだ若い女性たちが性的絶頂を武器に戦いを挑みます。
現実離れした壮大かつぶっ飛んだストーリー、生体ユニット化し機械に犯され続けるエッチなど
催眠ボイスドラマならではの特徴的な部分が数多く盛り込まれており
それらを違和感なく組み合わせることで物語の世界に自然と引き込んでくれます。

こういう作品はイメージ力が重要になりますから
エッチを存分に楽しむには音声に没頭できる環境作りが必要です。
そのへんを独自の効果音を使って上手に表現し、同時に現実世界のノイズも遮断しています。
エッチシーンは何らかの音がずっと流れ続けてますからすごく音声に集中しやすいです。

エッチの土台となる催眠についても今までになかった部分が見られます。
中でもストーリーを語りながらちゃんと催眠誘導してくれる作りにサークルさんの実力の高さが表れています。
女体化もエッチを聴き進めていくうちにどんどんハマるようになってますから
テーマに興味を持った人が聴く分には催眠に入れるしドライも迎えられると思います。

エッチはプレイだけを見ると機械姦の色が強いのですが
イリアとアヤが戦う理由やパートごとの背景によって随分印象が変わります。
プレイやイかせ方は割とシンプルにして、その分ストーリーで個性を出してるエッチだなと。
終盤の2パートは特にその部分が強く出ています。

注意点を強いて挙げるなら悪堕ちが含まれてることでしょうか。
後に残るほどグロい描写は特にないものの、多少なりとも背徳感を抱く可能性があります。
本人にとってはハッピーエンドだとも思いますけどね。
あとは絶頂回数の多さから体力をかなり消耗することを覚悟しておいてください。

絶頂シーンは30回。
くちゅ音(機械音含む)超大量、淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

極めてハードな機械姦を臨場感たっぷりに味わえる作品です。
機械姦が好き、ドラマ性の強い作品が好きな人におすすめします。

CV:メインキャラクター…井上果林さん ナレーション(冒頭と最後のみ)/キリシマ博士…鷺沢萩さん
総時間 2:58:30

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

スパイの快楽尋問催眠

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、優しくて妖艶なスパイのお姉さんが
とある国家機密を知る男性を言葉巧みに篭絡し破滅へと追い込みます。

「秘密を暴露する快感」をテーマにした非常に個性的な催眠とエッチが繰り広げられており
彼女は敵であるはずの彼に対してまるで友人のように親しい態度を常に取り
彼が抵抗を感じないよう時間をかけて少しずつ着実に目的へと誘導します。
国家を守るパスワード、それは…
女スパイに催眠をかけられパスワードをばらすお話。

「この情報は最重要機密だ だから心して聴いてほしい」
国軍長官はややトーンの低い凛々しい声の女性。
素性の確かな国民の中から無作為に選ばれた主人公に対し
中枢警備システムのパスワードを教え、外部に決して漏らさないよう言います。

本作品は「敵に秘密を暴露し極上の快楽を得る」ことをコンセプトに
重大な使命を帯びた彼がとある場所へ連れて行かれ
そこにいる女スパイに催眠を交えたエッチな尋問を受ける様子を楽しみます。

ストーリー自体は彼女にあれこれされて最後にパスワードを漏らすシンプルなものなのですが
そこに至るまでの過程が練りに練られており、彼自身になりきって楽しめる様々な気配りもされてます。
現実世界で何らかの秘密を知った時、誰かに話したくなる衝動を覚えた人はいるんじゃないでしょうか?
作中ではその感覚を性的快感と上手く連動させ、気持ちよくなりながら秘密を吐くよう誘導します。

本編が始まる前の2パート15分間はそれに向けての下準備。
最初のパートは物語のキーとなるパスワードの公開
その次はサークルさんが過去作でも取り入れられてるリラックス運動を行います。

「これから 頭を落ち着ける音を流しますので そのまま ぶらーんぶらーんと 前後に手を動かしたままでいてください」
リラックス運動は肩幅に立って手を前後に動かすだけの簡単なもの。
最中はバックで幻想的な音楽が流れ、時折彼女が本編をより楽しめる暗示を入れます。
F・A・Sさんはシーンに応じて異なる音楽を流し、物語の世界に引き込む変わった演出をよくされます。
今作でも現実世界のノイズを遮断し、彼女の声に集中できる環境を整えるのに役立ってます。

ちなみにこのパートだけは8分と12分の2パターンが用意されてます。
違いは運動する時間くらいですからどちらでも好きなほうをお選びください。
これだけでも腕を中心に結構な脱力感が得られます。

本編の催眠はおよそ22分間。
仕事帰りに拉致された主人公がベッドの上で目を覚まし
甘く優しい声の女スパイが背景を簡単に説明してから様々なことを語り始めます。

「私たちは危険な集団じゃない 交渉が決裂しても 私たちの存在を黙っていることさえ誓えば すぐに開放してあげる」
スパイと言うと怪しいとか、信用できない存在に感じる人が多いと思います。
しかし彼女は相手がそう感じているのを知ってるからこそ
意識して不安や恐怖を取り除く言葉を数多く投げかけます。

近所のお姉さんみたいな優しい声も相まってむしろ癒しを感じるのではないでしょうか。
パスワードを知りたいからといって決して急がず、彼が自ら吐くことを目指した誘導を行います。
彼女も自分の身分を隠し「心のケアをしに来た」と言って彼に近づきます。

「キミは今の現状に ちょっと満足していないよね? そんな自分を変えたいと思ったり 悩んだりすることがあったりするよね?」
その最もわかりやすい例が最初に軽く深呼吸した後に始まる精神分析。
彼女が事前に調べた彼の性格や好みを告げて良いところを褒めてあげます。
実際に聴いてみると「あぁ確かに」と思う人がいるんじゃないでしょうか。
そうやって彼女は自分が彼を理解してることを遠まわしにアピールし心を解きほぐそうとします。

本作品の催眠はリラックスや信頼関係の構築にとても力を入れてます。
この部分がしっかりしてるからこそ、中盤以降のエッチシーンで彼女に尋問され気持ちよくなる感覚が得やすくなってます。
全体的に作りが丁寧と言いますか、聴き手の立場に立った緻密な誘導が行われてます。
ほぼ全編で流れ続ける様々な音楽もそれを助けています。

心身を適度に解きほぐした後はいよいよ深い催眠の世界に入ります。
彼女の合図に従って全身に力を入れる→脱力するのを繰り返したり童話チックなお話に耳を傾けます。

「奥へ奥へと下りていくたび 安心感が強くなる 穏やかな気持ちになってくる」
「温かさに包まれていくたび 体の中に溜まっていた毒が排出されていくような安らぎを覚える 同時に 心の中に閉じ込めていたものも 吐き出したい気持ちが湧き上がってくる」

特にお話は暗く寒い森から温かい洞窟へと進み、奥にある温泉に浸かるまでのイメージに
「深い」「安らぐ」「温かい」といった暗示を数多く織り交ぜてリラックスを上手に膨らませます。
そして下のセリフのように秘密をばらす快感にもほんの少しだけ触れてきます。

冒頭のシーンとは違うちょっぴり子供っぽいBGMや
洞窟を進むほど音量が大きくなるお湯の湧き出す音など世界観の構築もしっかりしています。
このあたりまで来ると暗示を素直に受け入れられる精神状態になってますから
彼女の言葉に反応して自然と体がぽかぽかしたり意識がぼんやりするのを感じるでしょう。

作品の世界に引き込みながら少しずつ落とすテーマ性の強い催眠です。
聴き手の心と体を十分に緩ませ、パスワードを漏らしやすい状況にすることを目的に
事前の運動や深呼吸、漸進的弛緩法による入念な脱力を行い
最後のシーンで深化させつつメインの暗示をほんの少しだけ入れます。

本作品の催眠はエッチに入っても続きますからこれで終わりではありません。
ですがエッチを存分に楽しむ準備としてこれ以上ないと言えるくらい優れてます。
ここまで聴いた段階ではそれほど催眠に入った感覚がしなかったとしても
後々のシーンで彼女の言葉に抵抗できないとか、従うことに気持ちよさを感じる人がきっといるでしょう。
聴き手にそうなってもらうためのアプローチにとても力を入れてます。
少しずつ追い詰められていくスリリングなエッチ
エッチシーンは38分ほど。
プレイは尋問、オナニー、パスワードの暴露です。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります(ドライもあります)。

「キミ 何か大事な秘密を持ってるでしょ? 国の警備システムの 接続パスワード」
巧みな話術で主人公を気持ちいい催眠の世界に案内したスパイは
いよいよ本題となるパスワードの奪取に向けて動き始めます。

エッチは終始彼女にリードされる形で行います。
最初の10分間はオナニーをより気持ちよくするための準備と呼ぶのが妥当なシーン。
事前に「嫌なら抵抗してもいいからね」と言ってから耳元に寄り添い
優しい声で射精した時の快感をイメージさせます。

「そう 時間が経てば経つほど 射精したくなるのと同じ 時間が経てば経つほど 大事な秘密を放出したくなってくる」
ここでのポイントは射精の快感と秘密をばらす快感をリンクさせていること。
射精によって得られる快感と秘密をばらす開放感、射精を我慢するもどかしさと秘密を守り続ける辛さなど
両者の共通点をピックアップし、パスワードを彼女に教えた瞬間に強い快感が得られる下地を築きます。

レビューを読んだだけではピンとこない内容かもしれませんが
作中では言葉を選んで2つの快感を上手に結び付けてます。
スパイらしい巧妙かつ狡猾な誘導が光ります。

本格的なオナニーが始まるのはエッチ開始からおよそ16分後。
運動支配の暗示を適度に入れて激しいオナニーができない状況にした上で
快楽を餌に簡単な復唱をさせたり、「ほんの少しならばらしても大丈夫」と言って彼の心をさらに突き崩します。

「キミは最後に 大事な何かと引き換えに とーっても気持ちよくお漏らしできる」
このへんまでくると彼女はほぼ「射精=秘密をばらす」扱いでプレイを進めます。
「気持ちよくお漏らしできる」など、どちらとも取れるセリフを意識して用いるところが実に面白いです。
復唱させるのも最後の瞬間にパスワードを口に出すための練習です。
国家機密とわかってるからこそ、彼女は最終目的に向けて慎重に事を進めます。

催眠についてもオナニーが始まる少し前から彼女の声が左右に分離し
双子っぽいスタイルで立て続けに暗示を入れるシーンが何度も登場します。
おかげで催眠状態を維持しやすくプレイにも没頭しやすいです。
セリフの表現や内容も催眠の技術を考慮したものがとても多いです。

そうやって十分すぎるほどの準備を進めた上でようやく最後の尋問が始まります。
今までよりも彼女の声が一気に嗜虐的になり、一歩一歩追い詰める形で彼を破滅へと導きます。

左「イっちゃえ 負けちゃったね 快感に負けて頭が真っ白だね イクのが止まらないね」
右「イっちゃえ 口から漏れ出す言葉が止まらない 言うたびに 全身が背徳感にドロドロ溶けていくような気がするね」

ここは本作品の最重要シーン、つまり一番面白いところですから内容は聴いてのお楽しみとさせていただきます。
私が実際に聴いたときはパスワードの暴露へと近づいていくたびに
脳と股間の両方にオナニーしてる時のような痺れる快感が走り続けました。
このシーンでもオナニーするのですが精神的な快楽のほうがずっと強かったです。
そして最後の瞬間には射精と共に脳内にゾクゾクする強烈な快感が押し寄せてきました。

このように、体よりも心への責めを重視した独創的なエッチが繰り広げられています。
巧妙な尋問が楽しめる作品
日常生活ではなかなか味わえない背徳的な快感が体験できる大変優れた作品です。

女スパイは重大な情報を握っている一般市民の男性から秘密を引き出そうと
尋問からややかけ離れた優しくて柔らかい物腰で接し、まずは相手の信頼を得ようとします。
そして自分の言うことをある程度受け入れてくれる状態になったところで
男性なら誰でも知ってる射精の快感に絡めて暴露する気持ちよさを教え込みます。

秘密をばらす行為は現実世界でも多少の快感が得られます。
でもそれは主に秘密を守る抑圧から解放された感覚でエッチとはやや違う気持ちよさです。
それをじっくり時間をかけて性的快感や絶頂へと繋げていくところが非常に面白いです。
世界で2人しか知らない国家機密をばらす背景も得られる快感をさらに強く大きくしています。

催眠は今までの作品で培ってきた良い部分に作品独自の要素を違和感なく掛け合わせてます。
最重要要素となるパスワードの選定、直後に始まるリラックス運動
サークルさんが大事にされてる信頼関係の構築や没入感を高める数々の演出
そして実際に聴き手を催眠状態に誘導する技術。
作品を構成するすべての部分が以前よりも洗練されてます。

聴いてるだけで自然とリラックスし、集中できるので催眠もすんなり入れます。
取り立てて初心者向けとは言えませんが誰でも聴けるとっつきやすさがあります。

エッチは今まで発売・公開されてきたどの作品とも違う奇抜なプレイが楽しめます。
よくここまで射精と秘密の暴露を同一化できたなぁと本当に感心しました。
セルフスタイルなので射精もできますし、心身両面で心地よい刺激が味わえます。

絶頂シーンはドライ2回、射精1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

ちょっぴり背徳的な気分に浸りながら気持ちよくなれる作品です。
83分で1000円ならコスパも申し分ありません。
以上を踏まえて本作品をサークルさんの催眠音声では初の満点とさせていただきました。

CV:野上菜月さん
総時間 1:23:27

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

2026年3月23日追記
再レビューを公開しました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/65325650.html

【催眠音声】マインドイーター

サークル「.␣ [Dot-Space]」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、大人の色気漂う上品な女性が
催眠を使って現実では絶対に味わえない快楽を提供します。

タイトルにもなっている「のうみそを食べられる、吸い取られる」ことをテーマとしたエッチが行われており
巧みな技術を使ってそれに対する興味を引き、抵抗感をしっかり削いだ上で
まるで料理を作るように準備をしながら感度を高め、最後の最後に美味しくいただいてもらいます。
ディナーショーのメインディッシュはあなた
お姉さんに催眠をかけられのうみそを食べられるお話。

「ようこそ、お待ちしておりました」
お姉さんは上品で色っぽい声の女性。
催眠術を応用した「不思議なディナーショー」に招待された主人公を席に案内すると
彼女自身が相手をして素敵な時間を提供します。

本作品はのうみそを吸い取られる快感を味わってもらうことを目的に
彼女が十分な深さの催眠状態に誘導してから
ひとつひとつ手順を踏む形でじっくり熟成させ、いただく様子を主観的に楽しみます。

「ふふ、それは貴方の想像をはるかに超える、快感と幸福感に満ち溢れているんです」
「マインドイーター」というタイトルからヤバいとかグロい印象を抱く人がいるかもしれません。
ですが実際はそういう感覚を仮想的に楽しんでもらうだけで
作中では耳を舐めるだとか、キスのイメージをするといった別の手段で表現しています。
そして催眠パートだけでなくエッチでも聴き手の抵抗感を弱める言葉を何度も投げかけます。
催眠音声でよく言われる「脳イキ」を得やすくするための手段としてこういうことを行っています。

催眠はおよそ22分30秒ほど。
最初はお馴染みの深呼吸をしたり手足を1本ずつ力を入れてから脱力することで
心身の緊張を解きほぐします。
ちなみにこの時点では目を開けたまま聴きます。

「今みたいに、ぐーっと力を集中させて、ふわーっと発散させることで 力が抜けるのと同時に、貴方の意志も少しずつ抜けていくんですよ」
右腕、左腕、右足、左足の順にカウントを交えて行うシンプルな脱力ですが
力を抜いた直後に投げかけられる彼女の言葉のおかげでかなりの脱力感が得られます。
体全体がへにゃっとしてうまく力が入らなくなる感じです。
バイノーラル録音の長所を活かしてこれらを耳元で囁きかけながら行っている点も良いです。

「この心に語りかけるような声を、貴方の耳でもっと味わって、楽しみましょう? そうすれば私の言葉は、貴方の身も心も、全てをさらに気持ち良く変化させていく」
また彼女は催眠の最中しきりに自分の声に対して良い印象を持ってもらえるように働きかけます。
これから行うプレイは一般的なエッチとは随分違ったものですから
2人の間に強い信頼関係があるのが望ましいです。
だからこそ彼女は聴き手が自分に嫌悪を感じないよう極めて丁寧に催眠とエッチを進めます。

脱力を終えてからカウントに合わせて目を閉じた後に始まる後半シーンは
額のあたりに意識を集中させ、そこに重さやピリピリした痺れを感じます。

「ずーーん 頭がくらくら、ふらふらして、重い、重い、重い」
「ぴりぴり、ぴりぴり 気持ちいい刺激でどんどん無意識が活性化して、貴方の神経とのうみそを快感に対して敏感に作り変えていく」

この先のエッチで行う脳姦を存分に味わうためには脳でどれだけ感じられるかが重要になります。
それを考えて彼女はまずすべての感覚を脳に集め
その上で様々な言葉を使って感覚の変化を実感させながら催眠を深めようとします。

実際に聴いてみたところ、重さを感じさせるシーンでは頭が一気に重くなり
その後のシーンでは頭の中が炭酸の泡のようにしゅわしゅわ、ぱちぱちしてるように感じられました。
催眠特有の感覚を楽しませながらゆっくり落としてくれます。

「私の柔らかい唇から紡ぎだされた甘い声が、貴方の耳の中にやすやすと侵入していって、鼓膜を優しく揺らす、甘くかき回」
そして最後はエッチの下準備として彼女が耳元で囁いたり指を鳴らしながら
先ほど得られた心地よい感覚を強化し、脳をさらに敏感にします。
囁き声がもたらす微かな風圧や彼女の声が頭の中に響くたびに
ゾクゾクっとするこそばゆい感覚が湧いてきました。
性的快感とは明らかに違う、脳で直接受け取るタイプの快感です。

聴き手との信頼関係を築きつつ催眠状態を深めていく堅実な催眠です。
お姉さんの声や言葉に敏感に反応できる脳にするのを目的に
主に古典系の技術を上手に繋げてじっくりとそうなるように導いています。

聴き手がこのプレイに対して抵抗感を抱くだろうことを想定し
合間合間にのうみそを食べられる快感に興味を感じるセリフを投げかけてもきます。
彼女がそういうプレイをしたいのももちろんあるのでしょうが
それよりも招待したお客をもてなす、楽しませることに力を入れているのがよくわかります。

この時点ではマインドイーターに関する直接的な描写もほとんどありませんし
他の催眠音声と同じ感覚で聴くことができます。
脱力感に加えて頭の中に心地よい感覚を強く味わうでしょうね。

まとめると、催眠特有の気持ち良さを実感しやすい繊細な催眠です。
たっぷり熟成してから…
エッチシーンは2パート33分ほど。
プレイは息吹き、耳へのキス、擬似キス、のうみそを吸い取られるです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「今から貴方の頭の中、快楽という名のシロップに漬け込んで とっても甘ーく、味付けしてあげますね」
催眠を使って主人公ののうみそを気持ちいい状態にしたお姉さんは
いよいよそれを「食べる」ための味付けを開始します。

エッチは彼女が声、ちゅぱ音、息吹きなどで終始責め立てます。
最初に言っておきますと本作品のエッチは淫語にあたる単語はほとんど登場しません。
射精とは違う純粋な脳での快感を追求したプレイを行っています。

序盤のシーンは脳の熟成がテーマ。
大人の女性らしい熱っぽい息を耳元に吹きかけたり
指でのうみそをかき回すイメージを使って頭の中をさらにとろとろにします。

「ほら、くるくる、くるくる 私の細く柔らかい指で、頭をなでられているのをとても敏感に感じ取れる 甘やかされているみたいで、何だか心地よい、安心する」
指でかき回すシーンではバックで「くるくる くるくる」というセリフが流れ
それと同時に言葉で快感を小まめに伝えてくれます。
私の場合は催眠パート終了時にあった感覚がさらに強くなり
さらに平衡感覚が失われていくような意識の揺れを強く感じました。
まさに頭の中を直接かき混ぜられているような不思議な感覚です。

「あなたは「自分が食べられる準備が進んでいる」と感じるたびに、興奮が高まっていく」
また彼女はプレイと並行してのうみそを吸い取られる期待感を適度に煽ります。
彼女が実際に美味しくいただくシーンはずっと後ですから
聴き手がそれまで飽きずに聴ける環境を整えることも重要です。
そしてこれはお預け、つまり快感を蓄積させる焦らしにも役立っています。

中盤のシーンに入っても彼女の準備は続きます。
今度は耳を片方ずつ舐めるプレイや彼女と舌を絡めるイメージを使い
知識、記憶、理性、精神といった脳の中にある邪魔なものを取り除きます。

「何故私に耳を舐められ、キスされて、頭の中の大切なものを吸われているのか、よく理解できない」
このあたりまで来ると自分が今どうなっているのかすらわからなくなってる人がきっといるでしょう。
ちゅぱ音をただ鳴らすのではなく暗示と連動させている点も素晴らしいです。
最後の瞬間に向けて催眠状態をしっかり維持させながら準備を着々と進めています。

そうやってのうみそを練りに練った最後にようやく吸われる瞬間が訪れます。
こちらも残酷さを感じないようちょっぴり下品なちゅぱ音を鳴らす程度の描写に留め
得られる快感についてはキーワードや暗示で上手に補っています。

「「抵抗しよう」と思えば思うほど力が抜けて、私を受け入れるのでしたよね?」
ここでは聴き手の抵抗感を逆手に取った暗示を投げかけてくるのがいいですね。
それなりの期待を感じながらも心の奥では気後れしている人がいるかもしれません。
だからこそ彼女はそれを見越したセリフを投げかけて最後の後押しをします。
こういう細かな気遣いがプレイにより没頭し、絶頂しやすくする環境作りに役立っています。

絶頂時の快感は「頭の中に激しい電流が走る」と表現するのが最も妥当な感覚でした。
私の場合、ドライを迎える際に股間にも熱や快感を結構感じるのですが
今回は股間にほとんど変化が無く、そのぶん脳に強めの刺激が味わえました。
女性とのエッチを連想させる描写がほとんど無かったからだと思います。
他のドライ系作品では味わったことのない新鮮な快感でした。

このように、仮想的な快感を臨場感を持って味わえる奇抜なエッチが繰り広げられています。
脳姦モノの傑作
脳姦をリアルに味わえる魅力的な作品です。

上品で落ち着いた佇まいのお姉さんが入念な催眠で意識の力を弱めた後
ちょっとした料理をする要領で脳の快感を徐々に高め
十分に興味と期待を引きつけたところで最後に美味しくいただきます。

聴き手は吸い取られる側に回るわけですが
催眠やエッチを通じて抵抗感や恐怖をとことん和らげた後に行っています。
ですから実際に聴いてみるとそこまで嫌な感じはしないはずです。
のうみそを吸い取るプレイ自体も頭の中を軽くすするあたりのソフトなものに抑えられています。
頭の中を優しく責められる不思議な快感だけが味わえます。

脳姦をテーマにした作品は催眠音声でも大変希少で
他だと「催眠触手 ~侵食快楽~」や「なでなで催眠」など数えるほどしかありません。
そしてここまで高いクオリティを持った脳姦作品は今のところ他に無いです。

何と言っても最後の絶頂シーンで得られる快感が半端ないです。
聴き終わった後「脳だけでここまで気持ちよくなれるのか!」と正直感動しました。
脳イキという目標に向かって余計なものを極力削り、残ったものを丁寧に進めたからこそだと思います。

エッチをかなり思い切った構成にしているのも面白いです。
18禁作品となるとどうしてもエッチな要素を盛り込みたくなるのですが
そこを敢えて我慢し、比較的ソフトな耳舐めとイメージ上のキスだけ盛り込んでいます。
エッチな描写を入れると股間に集中してしまい、脳イキの妨げになるからこうしたのかも知れません。
この潔さも脳イキの成功率を上げるのに役立っています。

絶頂シーンは1回+α(連続絶頂)。
ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声はありません。

リアルではまず味わえない快感を追求している意欲作です。
テーマの奇抜さ、サービスの丁寧さ、実際に聴いて得られた快感の質と量の高さを考慮し
本作品をサークルさんでは初の満点とさせていただきました。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 1:06:12

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

2022年9月26日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/89048897.html

「ふたごあ~る」

サークル「TAE」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、ややトーンの違う可愛い声の双子が
左右に寄り添いながら主人公に気持ちいい体験を提供します。

催眠音声の世界で絶大な人気を誇る「双子」シリーズの正統後継作として
既存の枠に囚われない極めて個性的な催眠とエッチを繰り広げています。
今作は特に催眠初心者を強く意識したアプローチがされており
催眠の感覚があまりよく掴めていない人でも不思議な感覚が味わいやすい点も魅力です。

今回はサークルさんが初回用に推奨されてる構成でのレビューをお送りします。
帰ってきた双子
双子の少女にエッチな催眠をかけられるお話。

「せーのっ いらっしゃーい」
双子はどちらも明るくて可愛い声の女の子。
気持ちよくなりたくて自分たちに会いに来た主人公を優しく迎えると
音声を聴く際の環境を軽く確認してから色んなことを語り始めます。

本作品はListenable pharmacyさんで公開されている「Synergism Duet」から始まり
今までに4作がリリースされている「双子」シリーズの最新作。
彼女たちが左右から交互に、あるいは同時に語りかける独特なスタイルで
十分すぎるほど深い催眠の世界へと案内し、それから声や言葉だけで性的絶頂へと導きます。

有料ではかの有名な「双子のい・い・な・り~性感開発ボイス~」以来
実に7年ぶりと本当に久々の新作にあたります。
前作「Side Effect」で一応の終わりを迎えたシリーズだけあって
こうして改めて新作が出たことは私を含めてファンには衝撃的だったのではないでしょうか。
タイトルの「双子R」にはRevival(復活)の意味が込められているのだと思います。

内容の方はというと、既存の双子形式を継承しつつ極めてフリーダムな催眠とエッチを行っています。
例えば作品内に2種類の誘導パート、3種類の深化パートを用意し
聴き手の状況に合わせていずれか1つを選択する自由を与えていることや
催眠導入および深化を普通に会話するように進めていること
エッチで特定のプレイに固執せず聴き手の無意識に委ねながら絶頂を促していることなどが挙げられます。

さらにより多くの聴き手が催眠特有の感覚を味わえるように
特に序盤のシーンで初心者をメインターゲットにしたセリフを数多く投げかけてきます。
催眠に対する疑念や抵抗心を解きほぐしながら進めてくれるおかげで
リラックスや双子の声に対する集中力が得やすく、その結果催眠に入りやすくなっています。
最初から言ってしまうと誰でも楽しめる名作です。
会話形式で行う巧みな催眠
初回用の催眠は2パート23分ほど。
冒頭の挨拶を済ませた後、双子はまずこれから行う催眠に関するちょっとした心得を説明します。

左「これから私たちが 左右から同じことや 違うこと 少し違うことをあなたに話しかけるけど」
右「あなたは無理して全部を聴き取らなくてもいいの」
彼女たちはシーンごとに話す内容や話し方を目まぐるしく切り替えてきます。
後になるほどセリフの間が極端になくなるため、そのすべてを追うのは結構大変です。
だからこそ最初から聴き手が戸惑わないようちゃんと説明してくれます。
2人が左右からテンポよく語りかけてくるスタイルも個性的で面白いです。

左「あなたが催眠から覚めたいと思わない限り 勝手に覚めるはずなんてないの」
右「だってあなたの体なんだから」
さらに双子は体が痒くなったら自由にかいていいし、体も自由に動かしていいとまで言います。
催眠音声では仰向けに横になって聴くのが当たり前なだけに
この「自由さ」にちょっぴり驚く人もいるんじゃないでしょうか。
そして緊張していた人ほど肩の力が抜けていくのを感じると思います。

これはある意味当然のことで、自分にとっての自然体で音声を聴いた方が催眠に入りやすくなります。
例えば椅子に座った時に貧乏ゆすりをする人がいますが
それはそうしていたほうが落ち着くから無意識的にやってしまうのです。
体が痒いのにかかなかったらそれが気になって落ち着けなくなります。
双子はお話を通じて「大事なのはリラックスだよ」と遠まわしに教えているわけです。

「私たちの 声に ただ耳を傾けている だけ で まるで音楽 を聴いて いる時みたいに リラックスできるわ」
そうやって心身を適度に解きほぐしたところで
今度は彼女たちの声にリラックスできる環境を作り上げます。
ここからは上のセリフのように双子が文節レベルで声の担当を切り替えながら
とてもリズミカルに暗示を入れてくれます。


本当に細かく声を振り分けてくれるおかげで声に包まれている感覚が味わいやすく
後になるほど頭の中を軽く揺さぶられているような心地よい感覚が湧いてきます。

また作品の後半に差しかかると左右で話すスピードを微妙に変え
セリフの間をほぼなくして聴き手に考える余地を与えず誘導しようとします。
術者が2人いる利点を最大限に活用し催眠やエッチを効果的に進めていく様子は
さすが本家と言いますか、クオリティの高さをひしひしと感じます。

続く深化パートはカウントを聴いたりわかりやすいイメージを思い浮かべながら
双子の声に対する集中力を高め、より深い催眠状態へと入ります。

「私たちの声は どこか遠いところへ聞こえていく あなたの意識はただ一点に あなたの頭の上に集中」
パート中盤あたりに登場する意識を額に集めて移動させるシーンでは
彼女たちが実際に声の位置を移動させ、それを追うように動かしながら行います。
バイノーラル録音のおかげで位置の違いが鮮明で、そこに頭が引っ張られていくような感覚がしました。
そうやって双子は自分たちの声に自然と集中できる気持ちを育ててくれます。

「どの声を聴いても どの声に従っても (左右から同時に)どの声に意識を奪われても あなたは深く深く 気持ちのいい世界に入っていけるから」
最後の深化もラジオのチャンネルに合わせる例えを用いて
空っぽになった心に双子の言葉が届くように巧みな言葉を投げかけています。
これまでずっと聴いてきた彼女たちの言葉に包まれてるひと時はとても心地よく
今まで以上に頭の中がとろける感覚や、体の芯に声が響き渡る感覚が味わえます。

双子が左右から普通の会話をしながら催眠状態に落とす独創的な催眠です。
聴き手を彼女たちの声に集中し、反応できる心と体にするのを目的に
最初の導入パートはリラックス、次の深化は集中力の向上にターゲットを絞り込み
それに向かって様々な方向から働きかけてきます。

流れだけを見れば至ってシンプルです。
でもそれに向かうまでの道筋が恐ろしいまでに緻密で複雑です。
他のサークルさんとはあらゆる部分が違っていて新鮮味に溢れています。
本家に相応しい堂々とした格調高い催眠が繰り広げられています。

この催眠で一際優れているのが暗示の入れ方、重ね方です。
2人の担当をシーンに応じて変えながら確実にそうなるように誘導しています。
実際に聴いてみると実時間以上に濃密なひと時が送れます。
リラックスのさせ方や集中力の高め方も丁寧で聴いてるだけで自然と催眠に入っていけます。

まとめると、初心者から上級者まで楽しめる極めて質の高い催眠です。
欲望を無意識に委ねながら
エッチシーンは17分ほど。
プレイは耳への息吹き、声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフ、ドライどちらとも取れるプレイが行われています。

「空っぽになったあなたの中は どんどん私たちの声に満たされるの」
催眠を使って主人公を声の言いなりに作り変えた双子は
彼にもっともっと気持ちよくなってもらおうと引き続き言葉で性的興奮や快感を煽ります。

エッチは彼女たちと直接的なプレイは行わず
暗示やイメージだけで興奮し、絶頂する催眠音声ならではのものです。
序盤のシーンはイきやすい状態を作るための感度強化がメイン。
双子は「熱」をテーマにした様々な言葉を投げかけます。

「エッチな本を読んだり ビデオを見たり 好きな子と接近したりしたときに 下半身に感じる衝動的な熱さ 情熱的な熱さ」
「まるで溶鉱炉のようなどろどろの熱さ あなたを内側から溶かしてしまうようなどろどろの熱さが どんどん湧きあがって あなたを満たしていく」
オナニーに使うオカズ、エロ以外のイメージを用いた比喩、彼女たちの息吹きなど
ここでもより多くの人が熱の高まりを感じられるよう複数の方向から働きかけています。

私の場合は溶鉱炉のセリフを聴いたときにまず顔だけがかーっと熱くなり
しばらくするとそれが股間に伝わっていくのを感じました。
人によって反応の仕方が随分変わってくるシーンですね。

準備ができた後の本格的なプレイについても
双子は明確なプレイを避けて「あなたの気持ちいいところを好きにいじっていいよ」と言います。
ですから乳首やおちんちんをいじりたくなった普通にオナニーすればいいし
そのまま声にイかされたいのなら手を動かさずに聴けばいいです。
これが先ほど書いた「セルフ、ドライどちらとも取れるプレイ」の意味です。

過去にドライ系の作品でオナニーをしたくなったことや
逆にセルフだけどドライのほうがイキやすいと感じた人がいると思います。
それを解消するためにこういうプレイスタイルにしたのではないかなと。
無意識の赴くままに欲求を満たすあたりが催眠音声らしさがあって面白いです。
ただ淫語やちゅぱ音がほとんどないので、どちらかと言えばドライ向きのプレイかなと。

「痺れる 熱い 響く 打ち寄せる 体の中心が 快感が一気にぶつかる 弾けちゃう 弾けて 広がって 世界に溶け込みながら 消えていく」
個人的に最も印象的だったのは最後の絶頂シーン。
お馴染みのカウントを数えてから
2人が今まで以上に声の位置を細かく振った息もつかせぬ暗示で一気に絶頂へと追い込みます。
事前の感度強化が丁寧なおかげで心身の高ぶりも実感しやすく
私の場合はそれがじわじわと股間に集まってタイミングよく弾ける快感が味わえました。

絶頂時の高まりは射精よりも鈍いのだけど、その分持続力があって余韻も長いです。
オナニーで射精したときもまた別の快感が味わえるでしょう。

このように、声や言葉の力でイかせる独特なエッチが繰り広げられています。
濃厚な時間が味わえる作品
双子形式を現在の催眠音声業界の状況に合わせた形で運用している名作です。

声質が若干異なる可愛い双子が左右に陣取り
聴いてるだけで自然と催眠に入れるように様々なセリフを投げかけます。
最大の特徴である2人の術者を上手に使い分けて進める催眠
深い催眠状態だからこそできる心身を操作しイかせるエッチ。
どちらも大衆性を維持しつつ極めて高いレベルで行使しています。

そして現在の催眠音声ではよく見られるボイスドラマらしさを出し
普通の会話の中に技術を組み込みながら催眠をかけています。
催眠音声でよく使われている技術をほとんど用いておらず
初心者はもちろん、数百単位で聴いてる玄人でも新鮮な気持ちで聴くことができます。

中でも最も独特なのは最初の導入パートでしょうか。
催眠に関する豆知識をあれこれ語る形でリラックスを促しています。
催眠は世間的に「胡散臭いもの」という印象が割とあるらしいので
それを解きほぐして安心させ、リラックスに繋げるのは有効なアプローチと言えます。
もちろんそれだけではなく合間合間にリラックスさせる暗示も入れてきます。

次の深化も「何をするか」ではなく「聴き手にどうなって欲しいのか」を強く意識して進めています。
そのための手段として技術を幅広く活用しています。
双子の珍しさだけでなく、催眠音声としての質も文句なしに優れています。
このサークルさんでしかできないことをやられているなと。

エッチは敢えて具体的なプレイを提示しない思い切ったことをされています。
フリースタイルなので人によっても得られる快感が変わりますし
場合によっては1回目と2回目で違った楽しみ方になる可能性もあります。
ドライに固定しなかったのは初心者に配慮した結果なのかもしれません。

絶頂シーンは最後に1回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

双子の醍醐味がぎっしり詰まった作品です。
過去作からのファンはもちろん、まだ聴いたことのない人にも属性を問わず強くおすすめします。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 1:31:33(音声ファイルの合計) 初回用…47:24
(導入と深化パートの各タイプは一部が違うだけで内容はほとんど同じです)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

2023年9月28日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/91456408.html

哀しみの時計少女《催眠音声》

サークル「Hypnotic_Yanh」さんの催眠音声作品。

サークルさんの活動開始5周年を飾るこちらの作品は
2つの特殊な機能を持つ懐中時計を使い
お姉さんがとってもハードでもどかしい性的快感を提供します。

約30分間イけそうでイけない感覚を味わう非常に珍しいエッチが繰り広げられており
彼女は長時間に及ぶ催眠で時計のイメージを聴き手の心にしっかり刻みつけた後
その効果や暗示を使ってとことん絶頂感を盛り上げ、最後の最後まで我慢させます。

最中はギリギリの感覚に悶え苦しむかもしれませんが
最後の瞬間には今までの苦労を吹き飛ばすレベルの強烈な快感が味わえます。

今回はサークルさんが初回用に推奨されてる構成でのレビューをお送りします。
絶頂をコントロールする不思議な時計
お姉さんにもらった懐中時計を使い絶頂寸前の感覚を楽しむお話。

「さて 今日のお話は 時計です」
お姉さんは穏やかで落ち着いた声の女性。
音声を聴く際の環境や心構えを簡単に説明すると
作品のテーマである時計の話を始めます。

本作品は彼女がとある懐中時計に関する物語をしながら催眠をかけた後
それを実際に使って催眠音声ならではの変わったエッチを楽しみます。

催眠音声におけるドライ系のエッチは色々な系統がありますが
その多くは暗示やイメージを使って徐々に快感を高め、十分に準備が整ったところで刺激を与えてイかせます。
しかし本作品は時計の効果や暗示で比較的早い段階に絶頂寸前まで気持ちを高め
あと一押しすればイける状態をできるだけ長い時間維持してから絶頂します。


簡単に言えばドライ系の寸止めを長時間に渡って続けるわけです。
初回版は30分と40分、2回目以降版は20分・30分・40分といくつかバリエーションがありますので
皆さんのお好みによって長さを設定するとより充実したプレイが楽しめるでしょう。
私が今回聴いた30分バージョンでも心身に結構な負担がかかります。
時間一杯プレイを楽しめるように彼女も言葉を使って上手に盛り上げてくれます。

テーマとなっている時計の存在も忘れてはいけません。
時を知らせる、刻むといった本来の使い方だけでなく
リズミカルな音を使って快感を制御したり本作ならではの機能を用意したりと
聴き手が時計に快感を支配されている気分を味わえるよう様々な趣向が凝らされています。

エッチシーンのほとんどで時計の秒針が鳴り、彼女がそれに暗示を入れてくることから
多少ではありますが音モノっぽい要素も持っています。
また絶頂までの残り時間を敢えて告げることで期待感や焦燥感を煽ったりもします。
人間の日常生活に根付いている「時」の概念を活用している点も大きな魅力です。
物語形式で進めるユニークな催眠
初回用の催眠はおよそ37分間。
軽く深呼吸をして心身をリラックスさせた後、お姉さんの物語に耳を傾けます。

「むかーし  小さな田舎町に 一人の若い医者が 小さな診療所を開いていました」
物語のあらすじはとある田舎で医者をしていた人物が
時計塔のある屋敷に仕える執事の依頼を受け、そこのお嬢様の具合を診ます。
彼女は挿し絵のような愛らしい容姿とは不釣合いな大きな懐中時計を首にかけ
それを使って自分を何度も何度も慰めています。

この時計はぜんまい式になっており
巻いた後に0時を刻んだら持ち主が絶頂する効果と
0時になるまでは持ち主にずっと快感を与え続ける効果を持っています。
催眠をかけた後に聴き手はこれを使ってエッチを楽しむわけです。

「まるで魂が スーッと吸い取られるように感じてしまう 奇妙な感覚がしました」
「お話を聞いて そのシーンを想像し続けると だんだん だんだん 目が重くなって 閉じたくなってきますよね」

そして物語の中に彼女はこちらの意識を弱める暗示を紛れ込ませ
聴けば聴くほど催眠が深くなるように誘導します。
普通にお話をする感じで進むため、最中は催眠をかけられてる感じがしないかもしれません。
ですがよく聴いてみると前半はリラックス、後半は深化を重視して進めているのがわかります。
途中からバックで鳴り始める「カチ カチッ」というリズミカルで心地いい時計の音もそれを助けています。
サークルさんらしいテーマに溶け込ませた巧みな催眠と言えます。

お話を終えた先はエッチを存分に楽しむための準備として
彼女が懐中時計を実際に見せ、その効果を暗示を使って心にしっかりと刻みつけます。

「もう この世の物とは思えない気持ち良さ 普通のセックスやオナニーでは絶対に味わえない 神経を鷲掴みにして犯されるような そんな快感が 全身に走るんです」
しかし彼女はここまできても聴き手に決して無理強いをしません。
決心がつかないならいつでもやめていいよと呼びかけながら
この時計によって得られる快感や、絶頂をコントロールされる心地よさを教えます。
そしてこれらの中に聴き手が「なんとなくいいな」と思えるように催眠の技術を潜り込ませています。

物語を通じて事前に時計の効力を理解しイメージできていること
彼女が最終的な決定権をこちらに委ねてくれていることから
この提案に対し悪い気分がする人はそんなにいないはずです。
指定の時間が経ったらきちんと絶頂できる保証があるのも大きいです。
彼女はエッチに対し聴き手が前向きに取り組める姿勢も整えてくれます。

「そして 廊下が 下り坂になっている事に 気付く だんだんと下に 降りていく 降りれば降りるほど 闇は深くなる」
そうやって諸々の準備ができたところで最後の最後に物語の世界へ足を踏み入れます。
長めのカウントを刻み最後に追い込み暗示を入れるオーソドックスなものなのですが
これまで彼女の声や言葉をずっと聴き続け、受け入れられる心が出来上がってるおかげで
今まで感じていた心地よい感覚が一気に強くなるのを感じるでしょう。

テーマである時計に関する物語をしながら無意識的に興味を引き、その世界に引き込む。
オリジナリティがあり技術的にも大変優れている催眠です。
聴き手の心と体を懐中時計の機能に反応できるようにするのを目的に
最初は物語を通じてリラックスやイメージ力を十分に膨らませ
それから2つの機能を説明し、使うかどうかの判断をさせながらさらに催眠を深めます。

一般的な催眠音声と作りが大きく違うので多くの人が新鮮さを感じながら聴けると思います。
それは催眠にとって重要な集中力やイメージ力を高めるのに大いに役立ちます。
技術についても古典と現代の比重をシーンに応じて切り替える質の高いものです。
特にセリフの表現や言い回しが催眠にプラスに働くようにと工夫されています。

またこれは個人的な感想なのですが、お姉さんの話すペースが絶妙に感じました。
催眠音声でよくあるゆっくり話して長めに区切る話し方よりも
ペースや間を若干速くして声が途切れにくくしています。
それでいて慌しさを感じることもなく、声に包まれ続ける環境を違和感なく作り上げています。

まとめると、エッチの準備としてこれ以上ないクオリティを持つ洗練された催眠です。
イきたいけどイけないギリギリの快感
初回通常版のエッチシーンは42分ほど。
プレイは絶頂の我慢、声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「今から30分 イク直前の状態を 味わってくださいね」
催眠を使って主人公を物語の世界に招待したお姉さんは
その首に懐中時計をかけ、ぜんまいを巻いて30分後に絶頂させてあげると言います。

エッチは物語に倣って時刻を11時30分に設定し
時間が来るまでの間、彼女が様々な方向からこちらの心を執拗に煽ります。
プレイの序盤は絶頂ギリギリの感覚まで持っていくシーン。
バックで時計の音を鳴らしながらイメージや暗示で徐々に絶頂感を盛り上げます。

「様々ないやらしい事 ふしだらな事が 頭の中を走馬灯のように流れる」
「ほら この快感が あなたの胸 時計の置かれている みぞおちのあたりから だんだん だんだんと 広がっていくのが 分かりますか」

本作品のエッチは時計を使ってイかせるのが目的ですから
彼女が淫語を連呼したり脱いだりするシーンは一切ありません。
(バックでお嬢様が喘ぐシーンがごく一部あります)
その代わりにエッチな事を遠まわしにイメージさせる、時計の音に反応して体を火照らせるなど
聴き手の今の状況を活用した言葉を巧みに投げかけます。

実際に聴いてみたところ、まず時計の音が鳴り始めた段階で股間がちょっぴり疼きました。
先ほどの物語に登場したお嬢様の痴態を反射的にイメージしたのでしょう。
そして時計の音に関する暗示を入れられたところで若干強まり、股間の筋肉が引き締まり始めました。
少し響く音なので股間にほんの少しですが刺激を感じます。
時間が十分あるのを踏まえてゆっくり、じっくり性感を高めてくれます。

「この時計の音 カチカチという 時を刻む音が聞こえている間は あなたはイくことはできません」
気持ちを煽る一方で鎮める暗示も並行して入れてくるのが面白いですね。
絶頂感をひたすら高めていったらそのまま果ててしまいますから
適度にブレーキをかけて発散できないようにコントロールします。
上の暗示以外にも絶頂のトリガーを用意し、それを敢えてお預けにしたりもします。
難しいプレイを絶妙のバランス感覚を持って上手に進めています。

「さぁ やっと5分経過しましたよ」
もうひとつのポイントは最中彼女が節目節目で残り時間を教えてくれること。
「やっと」5分、「ようやく」あと20分といった具合に
こちらが絶頂までの時間を長く感じる表現を織り交ぜながら伝えてきます。

趣味に熱中していると時間が経つのを早く感じる経験をしたことがあると思います。
その感覚を逆に使って期待感やもどかしさを煽っています。
絶頂のタイミングが定まってるプレイだからできる効果的なアプローチと言えます。

プレイ開始からおよそ10分後に差し掛かったあたりから彼女の責めがさらに手厳しくなります。
催眠音声ではお馴染みのカウントを使って感度強化や
さらなる深化を挟んでから時計の音を一段階大きくするなど
言葉と音の両方を使って絶頂ギリギリの感覚をできる限り維持させます。

「ビリビリ ビリビリと 神経が痺れ始める。強烈な快感が蘇り始める。肉が 血液が 神経が 快感をビリビリと発し始め 全身の細胞を変化させ 甘美な快感に染め上げる」
「普段なら もう何回も 何十回もイっているはずの快感に 責められ続けているのに あなたはまだ イくことが出来ません」

このあたりまで来ると催眠にうまく入っている人なら股間が少しぷるぷるしてくるかもしれません。
でもあと一押しが足りないからどうしてもイけない。
最後の瞬間に向けて嫌というほど性感を蓄積させてくれます。
そうしようと思わなくても勝手になるから本当に不思議です。

溜めに溜めた快感をようやく開放する瞬間が訪れるのはプレイ開始から実に40分後。
これまで我慢に我慢を重ねてきたおかげか、他の催眠音声とはやや違う強烈な快感が味わえました。

「全身の硬直と 異常な発汗 そして 股間から漏れ出す 大量の液体。何十回分もの絶頂感覚が まるで決壊したダムのように あなたを押し潰します。すごい すごすぎる快楽」
快感の質はドライよりも射精の感覚に近かったです。
おちんちんの根元から先端にかけて温かいものが通り過ぎる感覚が湧き
それと同時に脳や股間に心地よい痺れが走ります。
しかしその時間が異常に長く、およそ35秒間に渡って味わえました。

射精の快感が平均6秒ですから約6倍の長さです。
今まで450作品ほど催眠音声を聴いてきましたが
ここまで長いオーガズムを鮮明に味わえたのは初めてです。
厳しい道中に見合った十分な快感が味わえて非常に満足しています。

このように、じっくり時間をかけてドライへと導く厳しくも心地よいエッチが繰り広げられています。
ドライ系の名作
テーマに沿った質の高いエッチが楽しめる作品です。

お姉さんは主人公が時計だけでイかされる快感を存分に味わえるように
催眠を通じて時計のイメージや効果を心にはっきりと焼き付け
その上で実際に使う形で長時間に及ぶドライの寸止めプレイをします。

催眠音声におけるドライは段階的に気持ちを高めてイかせるか、連続でイかせるのがほとんどで
本作品のようにセルフじゃないタイプでの寸止めを行うケースは極めて稀です。
一応あるにはあるのですが、実際に聴いてみて寸止めが成功したことはありません。
その難事をしっかりとやり遂げていることにとにかく驚きました。
不可能を可能にしている作品です。

そして聴き手を最後の絶頂へと導くために催眠の技術を活用しています。
全体的な流れ、セリフの細かな表現、お姉さんの演技に至るまでが練りに練られています。
彼女が興味を引きながらそれらを行っているので90分間ずっと集中して聴くことができます。
純粋に聴いてて面白いからエッチでがっつりイけるわけです。

サークルさんの中ではテーマが大衆的なのも魅力です。
スク水を着たり苗床になるニッチな描写が一切なく
「おちんちん」「おまんこ」といった性差を感じさせるセリフもないので男女を問わず誰でも聴けます。
また2回目以降は催眠パートが短くなりエッチをより集中的に楽しめます。
今までサークルさんの作風を見て敬遠していた人にこそ是非聴いてみてほしいです。

エッチは最後の絶頂が何より衝撃的でした。
今まで味わったドライとは明らかに違うのにすごく気持ちいいです。
それでいて事後に疲労をさほど感じなかったのも射精との違いがよく出ています。
ドMな人向けに長いバージョンもあるなど至れり尽くせりです。

絶頂シーンは最後の最後に1回。
喘ぎ声そこそこ、淫語ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

今までになかったタイプのドライを味わわせてくれる作品です。
総時間に対する価格も安くコスパも申し分ありません。
以上を踏まえて本作品を催眠音声では20本目の満点とさせていただきました。

CV:分倍河原シホさん
総時間 4:42:52(音声ファイルの合計) 初回通常版…1:30:45

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

2025年7月31日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/95572067.html

MSIK.

サークル「Es_Lab」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、男性の射精とは違ったオーガズムを得ることを目的に
女の子が変わった女体化催眠とアナル開発のトレーニングをしてくれます。

タイトルにもなっている「メスイキ」に向けて非常に丁寧な誘導がされており
既にアナルで楽しんでいる人はもちろん楽しめますし
そうでない人にも新しい快感に目覚めるきっかけを与えてくれます。

作品を聴く前に以下のものをできればご用意ください。
水性マジックだけは必須で他は任意です。

水性マジック、ローション、エネマグラ、ボラギノール、アナル用指サック

今回はサークルさんが初回用におすすめされている構成でのレビューをお送りします。
女性の快感を少しずつ開発しよう
花表 愛莉(とりい あいり)に催眠をかけられアナルを開発するお話。

「初めまして…かな もしかして 以前にも会いにきてくれたことあった…かな?」
愛莉は素朴で穏やかな声の女の子。
女の子みたいに何度も絶頂したくてやって来た主人公を迎えると
催眠を使ってそれができるように彼の心を少しずつ変えます。

本作品はまず催眠で聴き手の心と体を女性になりきらせ
それから初回用の場合は主に指を使ってアナルをじっくりいじります。
所謂アナル開発をするわけですが、最終的な到達点をメスイキに定めているところが特徴です。

メスイキは簡単に言うとドライオーガズムのことで
1回イったら休む必要がある射精とは違い、連続で好きなだけイけるメリットがあります。
催眠音声におけるドライは物理的な刺激を与えないエナジーオーガズムが多いのですが
本作品では前立腺マッサージを含めた別種のドライを行います。
類似作品を強いて挙げるとするなら「ふたりがけ催眠 ドライトレーニング編」が該当します。

ただし、初回用ではそういう踏み込んだプレイはほとんど登場しません。
アナル開発を一切していない人でも楽しめるようにかなりソフトな刺激に留めています。
そして上級者に対しては別パターンのプレイを用意しています。
エネマグラのプレイもありますのでアナルに関する幅広いプレイが楽しめます。
随分無茶なプレイに思えるでしょうが、その進め方はとてつもなく親切丁寧です。

催眠は7パート52分30秒間。
まずは楽な姿勢で目を瞑り、愛莉が語る人形の容姿をイメージします。

「これから私は あなたの隣に 可愛いお人形さんを置いて お人形遊びをする…よ」
本作品の催眠は彼女が女の子の人形に語りかけ
その服を脱がしたり分解しながら催眠を深める変わったスタイルが取られています。
メスイキをするためにはまず女性になりきることが大事です。
そのための素材としてこの人形を上手に使っています。

人形のイメージが固まった後は場所を古びた洋館へと移し
部屋のベッドで寝ている人形に彼女があれこれ語りかけている様子を楽しみます。

「深い呼吸に 可愛らしい胸がゆっくり上下している ゆっくり ゆっくり とても気持ちよさそうに寝息を立てている」
「ゆっくり ゆらゆら 肩をゆすられて 意識もゆっくり 揺られてるような感覚」

彼女が聴き手自身に対して語りかける表現を数多く使っているため
話を聴いているとなんとなく気分が落ち着くとか、眠くなる感覚が湧いてくるでしょう。

セリフの中に「ゆっくり」などリラックスを促す単語を数多く交え
それを暗示として伝えることで少しずつ催眠に導いていきます。
自分が人形と同じ気分になるように様々なアプローチをしてきます。

お次は人形の指や手足のパーツを分解しながら
聴き手にも言われた部分の力が抜ける言葉を投げかけます。

「外された指の感覚が無い 何も感じない 関節と一緒に 神経も途切れちゃったみたい」
人形の部品を外すイメージ自体がしやすいことやセリフの表現方法のおかげもあって
体に力がうまく入らなくなる感じがするでしょうし
同時に催眠の初期に味わう意識のぼやけも実感できるようになります。
私の記事ではわかりにくいところもあるでしょうが
聴き手と人形の一体化・同一化に向けて言葉を選んで語りかけてくれています。

そして最後はこの後行うエッチでより楽しめるように
自分の体に彼女に言われた通りの文字を水性ペンで書いていきます。
油性とは違いすぐ落ちますし、服を着たらまず見えない部位ですから是非やってみてください。

「ほら お臍の奥が ジンジンと熱くなっていく ジンジンと熱くなって むず痒いような 痺れるような 不思議な感覚」
「おちんちんの匂いが 脳まで届いて 体中に痺れるような感覚が走る」

愛莉も主人公に女の子の人形になったことをより強く実感してもらおうと
文字の言葉や書き込む行為そのものに暗示を込めて心を盛り上げます。
終盤に差し掛かると男性のおちんちんを至近距離から観察するシーンがありますから
そこで普段よりも嫌な気分がしないことに気づくはずです。
そうやって彼女はできるだけ押し付けない形で女体化と女性化を推し進めています。

女の子の人形を使って催眠と女体化の両方を行う個性的な催眠です。
聴き手を女性の心と体にすることを目的に、まずは女の子の人形をしっかりイメージさせ
愛莉がそれと遊ぶ様子を語りながら無意識的に同一視できるよう働きかけてきます。
50分以上もの十分な時間を割いて一歩一歩丁寧に進めてくれるおかげで
催眠はもちろん、女性になった気分も十分に味わえます。

女体化と導入・深化をほぼ同時に行っているところが面白いですね。
人形を最初から登場させているから催眠の流れに違和感がないですし
体→心の順に細心の注意を払って女性へと変えています。
技術についても古典と現代を複雑なレベルで絡み合わせた質の高いものです。
途中で催眠の入り具合を確認するシーンもありますし、催眠に入っていく感覚も実感しやすいです。

まとめると、個性的かつ効果的な女体化が味わえる優れた催眠です。
アナルをゆっくり開発していくエッチ
初回用のエッチシーンは3パート30分ほど。
プレイはアナルの愛撫、指挿入、アナルSEXです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りですが射精表現はありません。

「さぁ まずはその 固く閉じた 処女ケツマンコを 解していこう…ね」
重厚な催眠で主人公をおちんちん中毒の人形へと作り変えた愛莉は
メスイキの第一歩として膝立ちになりアナルを指で優しく撫でるよう指示します。

エッチは終始彼女に言われたとおりのことを行います。
プレイ一覧を見ていただければわかるように本作品のエッチはアナル尽くしです。
おちんちんを見るシーンはありますが自分でいじることは一切ありません。
ですが射精などせずとも満足できるように極めて丁寧なリードをしてくれます。

最初の「プレイパート1」はアナルをほぐすプレイが中心。
7分ほどアナルの周辺や入り口を愛撫してから
ローションや唾液で濡らした指を第一関節まで挿入します。

「ほら アナルの入り口を ぐにぐにと押すように指が動く」
「その状態で アナルを緩めたり 締めたりするよ」

彼の心と体を自分の思い通りにできるようになっても愛莉の態度は変わりません。
難しいプレイを抵抗無く楽しめるようにプレイ時間の半分にあたる16分を費やし
ステップアップする形でじっくり慣らしていきます。

普段やってない人ならアナルに指を挿入するとかなりの違和感があるはずです。
それを考慮し彼女はこの時点では指先だけを挿入させ
そのまま深呼吸をして指の感触に体を馴染ませるところから始めています。
個々のプレイに対して少しですが無音の時間を置いて集中させてもくれます。
最中にいじり方や心構えのアドバイスもしてくれるからすごくやりやすいです。

「目線を太ももに移すと あなたに刻まれた暗示が目に入る すると さっきよりも どんどんいやらしい気持ちになってくる」
「(アナルを)緩めると おちんちん入れて欲しくて仕方ない気持ちが強くなる」

さらには暗示を使って心もしっかり盛り上げてくれます。
変態的なプレイだからこそ、Mな人ならそれをしている事実だけでも興奮するはずです。
その気持ちを後押しするように自分がおちんちん大好きなメスになったことを強く心に刻み付けます。
「変態」などの言葉責めはせずシチュを使って気持ちを高めてくれます。

次の「プレイパート1・指で」はさらに一歩踏み込んだプレイ。
今度は指を入れられるところまで深く挿入し
少しの間そのままにしてからゆっくりとピストンを開始します。

「ほら 指をおちんちんだと思って 締め付ける練習をしようね」
ここでも愛莉はこれが単なるアナルオナニーじゃないことを印象付けようと
男性のおちんちんを挿入されている、つまりアナルSEXと思わせる言葉を投げかけます。
プレイを通じて男性を気持ちよくするために頑張るメスになりきらせています。
ホモっぽいプレイだからこそ、こういった細かな気配りが光っています。

最後の「プレイパート2・静かに」は今までとは少しスタイルが違い
彼女が彼の体だけを一旦男性に戻してから
目の前にいる女の子のアナルにおちんちんを挿入させます。
オナニーせずにその様子をイメージする感じです。

女の子「おちんちん 気持ちいいっ ケツマンコ とろけちゃう」
愛莉「いつもなら おちんちん気持ちいいはずなのに 少しも感じない」
ここでのポイントは愛莉がわざとおちんちんが気持ちよくなくなる暗示を入れていること。
女の子がアナルで気持ちよさそうにしているイメージと重ねることで
おちんちんよりもアナルの方が気持ちいことを暗に伝えています。

実際のところ、ここまでアナル特化のプレイをしていると
おちんちんは多少気持ちよくなるくらいで射精したいほどにはなりません。
彼女がおちんちんの快感を減衰させているのもあります。
パートの後半にはアナルの快感をより高める効果的なギミックも登場します。
ドライ慣れしている人だとここが一番イキやすいのではないかなと。

このように、心と体の両方にアナルの魅力を叩き込む奇抜なプレイが繰り広げられています。
アナル特化の良作
メスイキに向けてストレートかつ丁寧にリードしてくれる優れた作品です。

愛莉は射精では絶対不可能な絶え間ない絶頂を主人公に与えるために
催眠で彼を女性にしてからアナルだけを集中的に開発します。
男性のままアナルをいじるのと明確な違いを出すために
「男性にアナルを責められる」快感を伝え、そのシチュも用意し精神面への刺激も与えてくれます。
心身両面を上手に責めてくれるから充実したプレイが味わえます。

そして催眠・エッチいずれにおいても彼女はとことんまで親切に接してくれます。
アナルなどのアブノーマルなプレイは未経験の人だと後ろめたさを感じるはずです。
だからこそ彼女はそれが良い行為であるのをしきりに伝え
いい気分にさせながら無理のないレベルでプレイの指示を与えます。

要は聴き手の心への配慮がすごく充実してるんです。
だから聴いてると肉体的な快楽抜きでも満たされるものを感じます。
これがアナル開発のハードルを下げるのに大いに役立っています。

サークルさんもプレイをできるだけ楽しめるように様々な趣向を用意しています。
楽しみながら開発するしっかりとした道筋が出来上がっています。
1回聴いて終わりではなく何度も繰り返し聴くことを前提にしたプレイです。

プレイの準備として施される催眠も相当にレベルが高いです。
以前のサークルさんの作品よりもテーマとの親和性が高まってるなと。
エッチの奇抜さに目がいきがちですが催眠も十分に個性的です。
開始10分もすれば実感できるレベルの深さに入れるんじゃないでしょうか。

エッチはアナルだけに焦点を当てた独特なものです。
初回用の絶頂回数は1回+任意。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

催眠音声の中でも非常にレアなプレイが楽しめる作品です。
決して大衆向けとは言えない内容ですが、それを打ち消す美点が数多く込められています。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは2本目の満点とさせていただきました。

CV:糸井サラさん
総時間 2:03:57(音声ファイルの合計) 初回用…1:37:51

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
DMMで「PNST.」「OMRS.」とセットになったバージョンも販売されています。
個別に買うより1400円近くもお得です。
「愛莉の催●シリーズ-CompletePack-」


2023年5月29日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/90711527.html

リアル術師の通話催眠体験

サークル「メロン100%」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、ネット通話で催眠を施すサービスをしているお姉さんが
催眠初心者を相手に巧みなテクニックでその面白さを教えてあげます。

40分近くの時間を割き、普通に話しかけるスタイルで催眠を施すリアルな展開
ショー的要素を交えながら様々な技術を使って確実に催眠を深める重厚な作りなど
催眠に不慣れな人でも問題なく楽しめる親切設計が最大の魅力です。
通話形式での変わった催眠をあなたに
ウェブ催眠術師を名乗る女性にエッチな催眠をかけてもらうお話。

「ん… もしもーし 聞こえます?」
ウェブ催眠術師は甘く可愛い声のお姉さん。
催眠を体験したいという主人公に電話越しに挨拶すると
早速催眠体験コースの準備を開始します。

本作品は現実世界で行われている通話形式の催眠を味わってもらうことを目的に
彼女が実際の施術に近いスタイルで催眠を進めます。
催眠音声といえば女の子になって触手責めを受けるとか、音で犯されるなど
非現実的な要素を取り入れた作品が数多く見られます。
しかしこの作品はそういったものよりリアリティを追求した手堅い内容になっています。

催眠そのものを楽しむことを目的とした作品ですね。
催眠の流れがしっかりしてますし、最中に使われている技術も多種多様で聴いてて面白いです。
主人公の素性を踏まえて初心者向けにもなっていますから
催眠にうまくかかれない人がトレーニング目的で聴くとか、自分の被暗示性を確認するのにも役立つでしょう。
エロパートは男女両方のバージョンがあり女性の方でも普通に楽しめます。

催眠は2パート36分ほど。
まずはベッドに仰向けに横になって目を閉じ
彼女の声に合わせて眼球を右→左→下→上の順にゆっくり動かします。

「ぐっと額を押される 目があかない あけようとしてもまぶたがプルプル震えるばかり ひきつってひらかない」
上を向かせた時に彼女が短いカウントと瞼が開かなくなる暗示を入れてくるのですが
ここでほとんどの人が彼女に言われたとおりの体験をするでしょう。
彼女も畳み掛けるような素早い暗示でそうなるようにしっかりサポートしてくれます。
催眠への興味を引き、被暗示性を高めるのが目的と思われます。

お次はお馴染みの深呼吸をしてから自分が砂浜に寝そべっている様子をイメージします。

「寄せて返す波の音は あなたの考えていたことを浚っていく 砂のお城が崩れて流されるように 何を考えていたのかわからなくなっていく」
「あなたの下半身全体が 大きな砂山に埋まっている じわー…っと温かくて、とっても気持ちがいい」

澄み渡った青い空、降り注ぐ暖かな日差し、打ち寄せる波の音、背中に感じる砂の感触。
誰にでも簡単にイメージできる要素を使ってさらなるリラックスを提供します。
効果音は流れないのですが「ざざーん」「さらさら」などの擬声語をセリフに多く盛り込むことで
雰囲気を出しながら暗示にリズムを持たせてもいます。

「脚を動かそうとは思わないよね だって そんなことをしたらこの せっかくの気持ちいい砂の山が崩れてしまうから」
暗示についても「体が動かなくなる」ではなく「動かしたくなくなる」と表現し
聴き手が自分から催眠に入ろうとするのを手伝うスタンスを取っています。

やらされている感じがまったくしないから今の感覚を素直に受け入れられるし
彼女の声に対しても自然に良い印象をいだくのではないでしょうか。
それはこの先の催眠をよりスムーズに進める大きな手助けになります。
催眠を深めつつ、お互いの信頼関係をしっかりと強める巧みな誘導が光ります。

続く深化パートはカウントを数えて半覚醒と催眠状態を何度も往復させながら
ショー的要素を交えたいくつもの暗示で少しずつ確実に催眠を深めます。

「ふふ、何かおかしい? 数えられましたか? もしかして 指が一本余っちゃったんじゃないですか?」
「おなかの奥からムズムズと楽しい気持ちがわいてきて 笑顔になる 笑えてくる あはは おかしいね すっごく面白い 笑いが止まらない くふふっ あははははっ 面白いねー」

登場するのは腕が固まって動かなくなる、特定の数字を忘れる、笑いが止まらなくなるなど。
どの暗示も手順を踏んで丁寧に入れてくれますから
実際にそうなる人が当然いるでしょうし、そうならない人もいるかもしれません。

催眠の深度によって入る暗示と入らない暗示があります。
だから自分がどれくらいの深さに入っているのか=被暗示性を把握できると思います。
この3つの中だと数字を忘れる暗示が最も入りにくいはずです。
逆に腕が固まる感覚は結構多くの人が体験できるんじゃないかなと。
進め方や暗示の入れ方はどれもすごく上手です。

実際の施術に近い流れや手法で進めているリアルな催眠です。
聴き手を暗示を受け入れやすい空っぽの心と体にすることを目的に
被暗示性のテストから始まりイメージを使った導入、珍しい要素を交えた深化と
聴いてて面白いと感じるネタをしっかり提供しつつ催眠の世界に導きます。

正直なところ、使われている技術や要素があまりに多すぎて
それらをすべてを説明するのは非常に困難です。
他にもまだまだ色んなギミックが潜んでいると思ってください。

そしてそれらのすべてにきちんとした意図や目的が備わっています。
これだけ多種多様なテクニックを盛り込んでいながらバランスをしっかり保っているのが実に見事です。
被暗示性の高い人はもちろん、低い人でも催眠特有の感覚が味わいやすいと思います。

まとめると、初心者でも無理なくついていけるユニークかつ堅実な作りの催眠です。
抵抗することによって得られる快感
エッチシーンは2パート23分間。
プレイは脳のマッサージ、脳舐め、乳首オナニー、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「これからあなたを とっても優秀なお人形にするために わたしの指であなたの中を弄ってあげる」
催眠を使って主人公の心と体を空っぽにしたウェブ催眠術師は
彼の頭の中に指を入れてマッサージする、あるいは脳を舐めるイメージで
彼にリアルでは味わえない特別な快感を提供します。

エッチは彼女との直接的なプレイはせず
引き続き言葉に操られながら快感を蓄積させたりオナニーを楽しみます。
最初の「乳首オナニー、バイノーラル脳ちゅぱ」パートは脳への快感を重視したプレイ。
所謂脳姦っぽいプレイを少ししてから乳首をいじり、次のパートでより気持ちよく射精できる環境を整えます。

「くちゅっ… ぐりゅ ぷちゅ ぷちゅっ」
脳責めは人によっては受け付けない部分もあるプレイなのですが
そのへんを考えて具体的な描写はできるだけ避けています。
脳をいじっている様子は擬音語が中心ですし
脳舐めは耳元でちゅぱ音を鳴らす耳舐めとほぼ同じ演出がされています。

「空っぽの頭の中に バニラの香りの甘いミルクが とくとく 注がれる 甘い 甘い 気持ちいい」
それよりも直後に登場する乳首オナニーの方がより大きな快感が得られます。
多少乳首を開発している人なら温かくて甘い痺れが走るでしょうね。
深い催眠に入っているおかげで頭の中も心地よく、とてもいい気分でプレイに没頭できます。
ドライ絶頂を指示する描写はありません。

続く「セルフ、寸止め、そして抵抗」パートはセルフによる射精がメイン。
彼女の合図で射精を開始し10カウントで射精するオーソドックスな展開なのですが
事前に彼女が聴き手に抵抗させる暗示を入れるおかげで
生殺し感覚といいますか、ちょっぴり複雑な気分を抱きながらおちんちんをしごくことになります。

ちなみにこのパートだけは男性用と女性用の2パターンが存在します。
違いは「おちんちん」を「おまんこ」と言い換えてるくらいでプレイの流れはほぼ同じです。

「だめ だめって言われると したい オナニーしちゃだめ オナニーしたい」
「気持ちいい イきたい イきたい イけないなんて 思い通りになんてならない 最後までしたい」

詳しい内容は伏せますが、2つのキーワードを設定し
それらを要所要所で投げかけてオナニーを制御する変わったプレイです。
多少の寸止め要素があるおかげで射精時の快感は当然大きくなりますし
同時に彼女の呪縛から解放された爽快感も味わうことになるでしょう。
どちらのパートも催眠を強く意識しながらプレイが組み立てられています。

このように、催眠状態下でしか味わうことのできない変わったプレイが繰り広げられています。
催眠の面白さを教えてくれる作品
全編に渡って行われるきめ細かな催眠が一際耳を惹く作品です。

ウェブ催眠術師は初めて催眠を体験する主人公にその素晴らしさを存分に味わってもらおうと
最初から最後まで本当に丁寧かつ取り組みやすいアプローチで誘導します。
使われている技術の内容や使用する順序が的確ですし
最中に投げかけられる暗示の種類・入れ方・演技も非の打ち所が無いほどに優れています。
そして聴き手が楽しんで音声を聴けるような遊び心もしっかり盛り込んであります。

中でも2番目に登場する深化パートが最も個性的です。
催眠音声はテーマ性を重視する作品が多く
それに合わせた技術を使用するため、本作品に登場するような暗示はあまり見かけません。
だからこそ真新しさがあるし、内容的に自分の催眠の適性を知る良い材料にもなります。

シナリオ担当が通話形式の催眠をガチで施している方らしいので
進め方に淀みがなくすんなりと催眠に入ることができます。
シンプルかつ効果的な隙の無い催眠ですね。
感銘を受ける部分が多々あって聴いてる最中は何度も唸らされました。

エッチも言葉で心や体を操作する催眠色の強いものになっています。
オーソドックスなプレイに若干の捻りを加えて面白く演出しています。
セルフかつM要素低めとこちらもかなり大衆性を意識した内容です。
催眠にどっぷり浸かった中で迎える射精はやはり普段とは違う気持ちよさがあります。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

しっかり催眠を楽しませながら性的快感も味わわせてくれる良作です。
その緻密さ、素晴らしさに敬意を表し本作品を催眠音声では18本目の満点とさせていただきました。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 男性用…1:10:28 女性用…1:10:16

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

2024年5月23日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/92963900.html

(欝絶頂催眠)催眠STS(性転換)バーチャルレズ体験催眠被レイプ「リリーフレンズ」(女性化+バーチャルレズ+強欝系穢され洗脳精神レイプ)

サークル「キャットハウス」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、恋人の友達にあたる人懐っこい女の子が
女体化催眠を使って主人公の恋のお手伝いをしてあげます。

「恋人が他の女性に寝取られる」気分を恋人自身の立場で楽む珍しいプレイが繰り広げられており
女の子は巧みな催眠で彼女と彼の心と体を上手に繋ぎ合わせ
その状態をしっかり保ちながら得られる快感を暗示で的確に伝えてくれます。
恋人ともっと親密な関係になってもらいたいから
恋人の友人「亜美」に女体化催眠をかけられるお話。

「こんにちはー 私のこと覚えてます?」
亜美は明るくて爽やかな声の女の子。
友人「さやか」の恋人にあたる主人公に偶然出会ったので声をかけると
彼女たちが通っている学校のことなど世間話を始めます。

本作品はさやかから彼との関係がかなり淡白なことを聞いていた亜美が
なかなか手を出せない彼の勇気を奮い立たせるために
催眠の技術を使って女心と女性の体の気持ちよさを教えてあげます。
ちなみにさやかと亜美が通っているのは女子校で、彼とは入学前に付き合い始めました。

原作が女体化音声で有名なKUKURIさん、監修等をキャットハウスさんが務められているだけあって
登場人物たちの複雑な人間関係やキャラ作りやストーリーもしっかりしており
聴いているうちに自然と作品の世界に引き込まれていくような魅力を秘めています。

お話に熱中できる=集中力を高めやすいおかげで催眠状態を維持しやすくなっているのも魅力です。
最初から言ってしまうと相当にレベルの高いボイスドラマ風催眠音声です。

聴いた限りでは催眠はキャットハウスさん、エッチはKUKURIさんの作風を色濃く感じました。
ですからどちらのサークルさんが好きな方でも普通に楽しめるでしょう。

本作品のレベルの高さを窺わせる要素としてまず挙げられるのが亜美のキャラ設定。
彼女自身が終始親しげに語りかけてくるのに加えて
さやかの友達であること、相談に親身になって乗ってくれること、女性だから女心を知っていることなど
これから行う彼女の催眠を聴き手が受け入れやすく感じる部分を数多く持っています。

「ちゃんとした宣誓は 自分の心に聞かせるために とっても大事なんです」
さらには催眠を始めるにあたって3つの約束を提示し
そのすべてを声に出して復唱させ、聴き手の心にしっかりと焼き付けていたりもします。
そしてこれらを普通に会話をするような和やかな雰囲気で行っています。

音声開始からおよそ10分間をこれらの準備にあてていることからも
サークルさんが聴き手との信頼関係(ラポール)の構築に力を入れているのがよくわかります。
ドラマ性を持ちながら催眠自体もハイレベルなところが素晴らしいですね。
流れるような催眠
催眠はおよそ18分間。
まずは会話の最中、さやかに熱中している人物として登場した
生徒会長「宮永理恵」の画像を見つめるイメージをします。

「その髪 あでやかな瞳 とても綺麗な女性ですよね? 思わず見とれて ぼーっとしてしまうね」
「すべての男性も女性も 思考も体も 完全に痺れさせてしまう 甘美な匂いがする女性」

そして理恵の容姿を描きながら、亜美はセリフの中に意識がぼやける暗示を適度に散りばめます。
特に瞼に重さを感じさせる暗示が多いですから
ここまでの入念な準備も手伝って一気に重くなるのを感じるでしょう。
KUKURIさんが好んで使われている凝視法をキャットハウスさんがアレンジしています。

「そう だんだんと 目が疲れてきますね」
「さぁ 次の数字で あなたの体がどうなるのか もうわかっています」

個人的にすごく面白いと思ったのが瞼を実際に閉じさせるシーン。
20カウントを数えて合間に暗示を入れていくオーソドックスなものなのですが
敢えて「目が閉じる」とは言わず、後になるほど数を重くゆっくりと数えていくんです。

要は聴き手が自分から目を閉じたくなる雰囲気を作り上げているわけです。
相手にしっかり主導権を与えながら催眠を進めているところが素晴らしいですね。
「彼女の催眠をもっと聴きたい」という気分に自然にさせてくれます。
亜美がかける言葉の的確さ、美しさも本作品の大きな魅力の一つです。

軽く催眠に入った後は深化と今回の催眠の目的となる女体化です。
生まれたままの姿のさやかをイメージし
彼女と自分が触れ合う様子を思い描きながら心身を一体化させていきます。
さやかの容姿は自分の理想の女性をイメージしていいそうです。

「彼女(の鼓動)は あなたより ゆっくりみたい そのまま あなたもゆっくりになる 当たり前」
「眠る 落ちる 落ちた もう 落ちている まっくーら」

主人公とさやかが合わさり、ひとつになる様子を描写しながら
亜美は安心感を与えたりさらに意識が薄れる暗示を巧みに入れていきます。

多くの女体化作品のように自分の体が変化するのではなく
元々存在する女性の体にこちらの精神だけが移る描写がされているおかげで
女体化を受け入れやすく、さらにはこの後始まるエッチへの布石にもなっています。
催眠パートで行うのは取っ掛かりで、エッチを通じて女体化を定着させる変わったスタンスが取られています。

暗示を受け入れやすい精神状態にしてからイメージで女体化させる割とシンプルな催眠です。
主人公の心をさやかの体に移すことを目的に
古典と現代の技術を織り交ぜながら少しずつ着実に催眠を深めてくれます。
キャラや人間関係がしっかりしているから主人公自身になりきりやすく
亜美の誘導の的確さも相まって多くの人が催眠特有の心地よい感覚を得るでしょう。

「声を聞いていると 体の力が すーっと 抜けていきます」
中でも最も感銘を受けたのは亜美の演技です。
例えば上のセリフ、催眠音声だと割とよく聞くフレーズなんですが
一語一語の口調や間が微妙に変えられていてあっさり力が抜けてしまいます。

キーとなる暗示の言い方がかなり細かく練られてますし
ひとつひとつの言葉に細心の注意を払いながら催眠を進めているのがわかります。
それらがしっかりと心に響き、残り続けるからこそすんなり催眠に入れるのです。

まとめると、様々な美点を兼ね備えている極めてレベルの高い催眠です。
男の心のまま女に犯される快感
エッチシーンは37分ほど。
プレイは乳首オナニー、オナニー、理恵とのキス/乳首舐め/手マン/ディルドSEXです。

エッチな効果音はありません。
セルフは一応ありますが射精表現はありません。

「女の子の体験 させてあげる」
主人公の心とさやかの体と同化させた亜美は
女の子の気持ちをより深く理解してもらおうとオナニーの指示を出します。

エッチは彼が催眠を受けている同じ時間に学校にいるさやかをイメージし
前半はオナニー、後半は理恵とのエッチを楽しみます。
ちなみにここからは亜美が彼のことを「さやか」と呼ぶようになります。

男性が一切登場しないレズプレイなのですが
彼とキスすらしたことのないさやかが他の女性からハードに責められる寝取られ展開が
女性の快感と背徳感の両方を執拗に高めてくれます。
これがタイトルについている「欝絶頂催眠」の正体です。

「乳房を大きく掴み 何度か揉んでみる その瞬間 背筋がゾクゾクして 気持ちよくなる」
「1、0 はいっ! 全身の感度が 今までより高くなるよ?」

前半のオナニーシーンは女体化のさらなる安定化と感度の強化がメイン。
さやかが自分のおっぱいやおまんこを慰める様子を描きながら
運動支配と感覚支配の暗示を絡めて聴き手にも主観的に楽しませ
さらにはカウントを数えて段階的に快感が大きくなるよう導きます。

女体化作品でセルフが登場する作品というのも珍しいですね。
イメージの中のさやかがエッチしているような描写ですし、頭の中で楽しむものなのでしょう。
ですが催眠の入り具合によっては手が勝手に動く可能性もあると思います。
私の場合は股間にオナニーしている時のような快感が継続的に感じられました。

「ほら 全部溶けるよ? 思考が とろっとろになってくる …あれ? ボクって誰だっけ? 俺って誰だっけ?」
また亜美はプレイの様子を語りながら適度に催眠が深まる暗示も入れてきます。
女体化催眠はまず催眠に入り続けていることが重要ですから
そのための気配りをしてくれているのは非常にありがたいです。
催眠に漂い続ける心地よさも感じながら気持ちよくなれます。

そうやって十分すぎるほどの準備を整えたところでいよいよ理恵が登場し
彼女が責める形でさやかと濃厚なレズプレイを繰り広げます。
熱いキスをしてから乳房を舐め、横になったさやかのおまんこを指でかき回し
さらにはディルドで貫く男女のものに近いプレイを
主に感覚支配の暗示を使って自分自身のことのように伝えてくれます。

「彼氏であるあなたが触ったことがない おまんこ そんなさやかのおまんこを お姉様の指が 念入りにかき回し始めたよ」
「これが さやかの処女を奪ったのよ? 今から それであなたを気持ちよくしてあげるよ」

そしてここでは亜美が事あるごとにこれが寝取られプレイであることを意識させるセリフを投げかけます。
女体化催眠ですので当然体は結構気持ちいいです。
でも心は男のままだからこのプレイを素直に受け入れられない。
この2つの相反する要素があるから余計に燃えるんです。
女体化音声でしか味わえない独創的なシチュが光っています。

ここまで何度も何度も感度を上昇させていたこともあって
最後の瞬間は股間や脳に突き抜けるような激しい快感がありました。
そして事後にちょっぴり後味が悪くも感じました。
寝取られ要素を精神的なスパイスとして上手に活用しています。

このように、女性同士のエッチに寝取られを織り交ぜた質の高いエッチが繰り広げられています。
複雑な気分を抱きながら気持ちよくなれる作品
キャラや人間関係、ストーリーが生み出すしっかりした世界観
恋人が寝取られる様子を主観的に味わうエッチなど、他には無いものをいくつも持っている名作です。

亜美は友人の彼氏の相談に乗ることを名目に彼をさやか自身になりきらせ
彼女の心が既に自分から離れていることをエッチをしながら思い知らせます。
プレイだけをみれば愛し合う女性同士のあまあまなエッチです。
しかしそれに恋人として参加するとそれなりに心が打ちのめされます。
この見事な着眼点が作品の個性を最大限に引き出しています。

そして複雑な人間関係に基づくエッチを催眠の技術を駆使してしっかりと表現しています。
どんなに素晴らしいアイデアでも形にできなければ意味がありません。
完成度の点でもここまでのものはなかなかないでしょう。
聴いてる間は時間を忘れるほどのめりこめましたし、十分すぎるほど気持ちよくもなれました。
「非の打ち所が無い作品」というのが私の正直な感想です。

催眠はここまで色々書いてきましたけど唸りっぱなしでした。
全体的な流れから細かい言葉の表現やかけ方に至るまでが練りに練られています。
特に冒頭の掴みと開始直後の瞼を閉じさせるまでが秀逸です。
最近の作品にもまったく引けを取らないクオリティを持っています。

エッチは最後に行う1回の絶頂に向けてひたすら気持ちを高めていきます。
暗示による快感や感度の上昇に加えて背徳的な気分がそれを後押ししています。
といっても寝取られる相手が女性ですからそこまでブラックではありません。
精神が余程弱い人でもなければ引きずることはないでしょう。
淫語それなり、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

…といった感じにベタ褒めしてきた本作品にも一つだけ残念なところがあります。
それは値段の高さ。
76分に対し2400円と最近の作品に比べてかなり割高です。
このクオリティなら仕方ないとも思うんですけどね…
発売からもう5年以上経ちますし、いつの日か廉価版が出てくれることを願っています。

コスパの面でやや難点があるものの、独創的なテーマや完成度の高さに敬意を表し
本作品をサークルさんでは2本目の満点とさせていただきました。

CV:川瀬ゆづきさん、紅月ことねさん(冒頭の諸注意のみ登場)
総時間 1:16:04

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

ナースのいいなり~1172さんの病室~

サークル「みじんこ」さんの催眠音声作品。

過去に数多くの名作を世に送り出してきたみじんこさんの「いいなり」シリーズ。
その記念すべき10作目にあたる本作品は、声も態度もあまあまな優しいナースが
催眠そのものの気持ちよさをたっぷり味わわせながら性的絶頂へと導きます。

テーマの癒しに沿ったリラックス重視の催眠導入
セルフ・ドライ2種類のプレイを用意したエッチなど
できるだけ多くの聴き手が作品を楽しめるようにと様々な工夫が凝らされています。
優しいナースのエッチなお手伝い
ナースに催眠をかけられてから2種類のエッチをするお話。

「はーい おはようございます。お注射の時間ですよー」
ナースは明るくて甘い声のお姉さん。
入院中の主人公の部屋に注射を打ちに来たところ
嫌そうな顔をされたので怖さを感じなくするおまじないをかけてあげます。

本作品は「メイドのい・い・な・り~射精管理ボイス~」に始まるシリーズの一作品として
彼女が終始優しい言葉をかけて癒しながら射精やドライの快感を楽しませてくれます。
今回はシナリオ担当に「双子のい・い・な・り~性感開発ボイス~」を手がけられた四九八苦さんを迎え
今まで以上に質の高い催眠やエッチを繰り広げています。

この作品の特徴としてまず挙げられるのは「聴き手に十分なゆとりを与えている」ことです。
催眠パートに初回用と2回目用、エッチにセルフとドライの2パターンを用意しているのを初め
誰でもついていけるようにと全体的にゆっくりしたペースでサービスを行い
さらにはナースの言葉の一つ一つが思いやりに満ちています。

「それでは目をつぶって身体の力を抜いて…はいはい 不意打ちなんてしないから大丈夫ですよー」
優しいセリフと彼女の温かい声がマッチしているおかげで
聴き始めてしばらくすると落ち着きや心安らぐ気分が湧いてくるでしょう。
この後説明していきますが、特にセリフの表現にかなりの工夫が見られます。
女性の温もりに幸せを感じながら性的快感を楽しむことができる癒し系作品です。

催眠はおよそ22分間。
まずは冒頭にあった注射をしやすくするおまじないとして
深呼吸をしながら体全体を流す感じで脱力し
無事注射を終えた後に改めて今度は腕を中心にじっくりと脱力していきます。

「肩 腕 そして手の力がすーと抜けますよー。力が抜ける気持ちのいい感覚…実感できますよねー?」
やってることは他の催眠音声でも見られる割とよくあるものなのですが
彼女が「~ですよ」「~ですよね」とやや曖昧な表現で暗示を入れてくることが多いため
普通に会話をしているような柔らかい印象を抱く人が多いと思います。

良い意味で催眠っぽくないとでも言えばいいのでしょうか。
これが彼女の性格やテーマの癒しにマッチしていてリラックスしやすい雰囲気を作り上げています。

「あったかいお布団の中で まどろんでいるようなー。湯船に使って 体が温まっているようなー。日向ぼっこしながら うとうと…私の声が遠くから 子守唄のように聞こえるようなー。そんな とってもリラックスしている」
「さあ次は左手 左手の小指 薬指 中指 右手と同じように温かくて気持ちのいい心地よさ」

肝心の暗示についてもストレートに「力が抜けます」と言うだけでなく
誰でもイメージできる比喩を取り入れたり、生まれた感覚を他に移動させる形で上手に伝えています。

催眠は心で感じ取るものですから人によって有効な暗示のタイプも異なります。
だからこそ彼女は多種多様な暗示を駆使して脱力を進めているわけです。
結構入念にやってくれるおかげで腕にかなりの脱力感や無気力感を感じるでしょう。

暗示を素直に受け入れやすい心と体になった後は
いよいよ深い深い催眠状態へと落ちていきます。
ここでは彼女がとある数字をキーワードとして設定し、それを起点に催眠が深まる暗示を入れてから
セリフに上手に織り交ぜる形で何度も何度も投げかけてきます。

「もう一回。もっと深く 深くなる感覚が染みこんで行きますよー」
ここでも「キーワードを伝えます」と言ってからすぐさま発表せず
わざと少し遅らせて聴き手の「早く知りたい」という願望を適度に呼び起こしてから
発表し、入念な暗示を入れていく巧みなリードが光っています。

他の作品ではまずキーワードにならない数字ですし
最初は単なる数字として認識していたものが
聴き続けているほどにビクンと軽い電流が走るようになるかもしれません。
そしてキーワードに意識を向けながら「深い」などの暗示をしっかり入れて催眠を深めてもくれます。
私も日頃色々聴いてますが、ここまであっさりガッツリ入れたのは久しぶりです。

ナースに介護されているシチュに相応しい癒しに満ちた催眠です。
聴き手の心と体を全部彼女に預けられるようにすることを目的に
言葉や語尾の表現に注意しながら十分すぎるほどにリラックスさせ
それからキーワードを使った上手な深化でゆっくりと確実に導いていきます。

頭と体のリラックスに15分くらいの長い時間を割いていることもあり
リアルで疲れている人ほど心地よい感覚が強く味わえるでしょう。
そして「この人にならすべてを任せてもいいかな?」と思えるような安心感を彼女に感じるはずです。
もちろん自然にそうなったわけではなく、彼女が様々な技術を駆使してそうさせてくれているのです。

これを平然とやってのけているところが素晴らしいですね。
他にも言葉の美しさ、技術の的確さなど良い部分をいくつも挙げられるほどに優れています。

さらに素晴らしいのがそれぞれの行動にきちんとした意味や目的が込められていることです。
例えば先ほど腕を中心に脱力をしたのはエッチでそれを活用するためです。
深化の際にキーワードを定めたのはエッチで催眠状態を維持し、安定させるためです。
ただ単に催眠状態を深めるのではなく、先々のための布石を打っているんです。
セリフの裏に隠された部分の奥深さも本作品の質の高さを物語る要素と言えます。

まとめると、非の打ち所が一切無いほどに洗練されている催眠です。
2つのエッチで心も体もスッキリ
エッチシーンは3パート46分30秒ほど。
プレイはオナニー、イメージによる絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフ、ドライ両方の絶頂形式が登場します。

「今日はせっかく気持ちよく リラックスしてくださってるんだし ついでに性欲処理もしちゃいましょうねー」
的確な催眠によって主人公を自分の声の言いなりにしたナースは
入院中の彼の不満を解消するためにエッチなサービスをしてあげることにします。

エッチはセルフとドライのいずれか片方を選択して聴きます。
最初から言ってしまうとドライはややイメージ力を要求する部分があるため
催眠音声を聴き始めたばかりの人はセルフの方がずっと取り組みやすいし楽しめると思います。
ドライは多少慣れてる人の方がやりやすいかなと。

セルフパートは利き腕とは逆の手の脱力を解除し
彼女の声に従ってそれを胸→お腹→おちんちんへと移動させ、最後にしごきます。
そしてこれらを行うにあたって彼女は暗示を使って聴き手の腕や感覚を上手にコントロールします。
基本はオナニーなんだけど催眠色の強いプレイと思ってください。

「ゆっくりとお腹を撫でていると だんだん お腹が温かくなっていきますよー。暖かさはゆっ…くり広がって行って 胸も 股間もポカポカしてきます」
彼をいいなりにした後もナースの優しさはまったく変わりません。
不自由感を感じているであろう腕の力を取り戻す時間をしっかり与え
それからゆっくり動かしながらその部分に温もりやエッチな熱を感じさせます。
心を潤しながら射精する癒しに満ちたエッチが楽しめます。

「ふわふわした感覚が○○さんの頭をどんどん麻痺させていきますよー? 麻酔にかけられて 感覚がどこかに行っちゃうみたいに…○○さんの考える力がどんどん飛んでいきますよー」
そして彼女はそれらを行いながらしきりに「○○(キーワード)さん」と言ってきます。
先ほど書いたようにこのキーワードは聴けば聴くほど催眠が深まる暗示が入れられています。
つまりエッチをするのと同時に催眠を深めていくわけです。
意識的に投げかけてくれますから頭の中がどろどろに溶けていく感覚も得られるでしょう。

オナニーについては股間に手を持っていた後
まずはパンツ越しに軽く撫で、脱いでからはゆっくりとしごいて刺激を与えます。
素の状態だったらもどかしく感じるであろうこの快感も
十分な深さの催眠に入っていればそれほど不満には感じません。
むしろ長く快感を味わえることに喜びを感じるのではないでしょうか。
そうやってオナニーから得られる刹那的な快楽を充実したものへと作り変えています。

彼女がオナニーする手をわざわざ利き手と反対の手に指定しているのも
普段とは違う感覚でプレイを楽しんでもらいたかったのだと思います。

ちなみに射精はセルフパート自身には明確なタイミングを設けておらず
射精を指示してくれる追加パートが存在します。
自分のタイミングで出したければ前者を、決めて欲しければ後者を併せて聴くのがいいでしょう。

対するドライパートは物理的な接触を一切行わず
彼女の手に体の様々な部分をいじられている様子をイメージし、絶頂します。

「私の手が近づいていくと ○○さんが感じるむず痒さ 熱さ 切なさはじわじわと…強くなっていきますねー。ほぉら…強くなります」
「優しーく カリカリ…。指先で弾いてみちゃったりしてー まるで 直接快感に指先を刺しいれられて ぐるぐるドロドロにかき混ぜられてるような感覚」

しかし彼女は聴き手を縛りたくなかったのか、手コキなどの明確なプレイにはせず
「体の敏感な部分がいじられる」とやや曖昧な表現をしてきます。
一部で体の内部、前立腺などを刺激しているシーンも見られますし
幽体のような存在に体の内外を愛撫されているイメージをするのが妥当に思えます。

一般的なプレイに収まっていないところが「イメージ力を要求する」と言った理由です。
ですが感度の上昇などイかせるための準備はきっちりしてくれますから
催眠音声をある程度聴いている人ならドライイキは普通にできるのではないかなと。
特に体の熱の高まりははっきり実感できるレベルに感じることができます。

このように、タイプのまったく違う独特なプレイが繰り広げられています。
癒し重視の良作
全編を通じて伝わってくるナースの優しさ、温かさによる癒しだけでなく
催眠状態特有の心地よさや性的快感まで楽しむことができる総合力の高い作品です。

ナースは注射が嫌だったり欲求不満が色々溜まっている主人公へのサービスとして
リラックスを重視した催眠で心と体のリフレッシュを促し
それから仕上げにエッチで男性なら誰もが持っている性欲も発散させてあげます。

場合によってはMっ気のあるプレイに持っていけたにも関わらず
彼女は常に彼が癒され、気持ちよくなれることを第一に考えた行動をします。
その献身的な姿や心洗われる言葉の数々が心をしっかりと温めてくれるでしょう。
充実した気分で射精する快感もまた格別のものがあります。

そしてこれらを完成させるために様々な催眠の技術を活用しています。
一つ一つの言葉のかけ方、暗示の入れ方、指示の出し方に至るまで
すべてが聴き手に「なんとなくいいな」と感じさせるようにチューニングされています。

おかげで彼女の言いなりになっているのにちっとも嫌な気分がしません。
むしろそうしているほうが安心するような感覚さえ抱くようになります。
この作品を通じて催眠の持つ可能性や素晴らしさを改めて思い知らされました。
細かな技術を解説していったら今の3~5倍くらいの文字数が必要になるほど奥が深いです。

エッチはセルフは割とストレートに、ドライは聴き手にある程度任せる形で行っています。
個人的にはドライはもう少し具体的なアプローチでも良かったように思えるのですが
他の催眠音声よりも曖昧な分、好きに楽しめる自由度もあります。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

女性に何か何までしてもらいながら気持ちよくなれる作品です。
この内容とボリュームで700円とコスパも良好。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは2本目の満点とさせていただきました。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 初回…1:21:55 2回目以降…1:16:35

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

2025年10月16日追記
再レビューを公開しました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/96063952.html

alteration

※2022年11月1日追記
本作品は2022年10月29日に販売を終了しました。


サークル「ftnr×kuroko.ぷろじぇくと」さんの催眠音声作品。

同サークルさん初の有料作品にあたるこちらは、催眠のお店に勤めている実の姉妹が
左右からリズミカルに語りかけながら催眠の気持ちよさを味わわせてくれます。

催眠音声では絶大な人気を誇る双子形式を最大限に活かし
「alteration=変更、改造」のテーマに沿った珍しいエッチが行われています。
全体的に初心者に配慮した親切なアプローチがされていますから
催眠オナニーを始めたばかりの人でも感覚の変化を実感しやすいと思います。

本作品を聴く前に、安物でもいいですからサテン等柔らかい生地の手袋をご用意ください。
姉妹がお届けする変幻自在の催眠
実の姉妹に催眠をかけられてからオナニーするお話。

「ちょっと あんたなんか忘れてない?」
姉はややトーンの低い落ち着いた声の女性。
「久々に実家に帰ってきたから てっきり」
妹は明るくて素朴な声の女の子。
以前交わした約束をすっかり忘れた状態で実家に帰ってきた主人公に
その内容を思い出してもらうためのお話を始めます。

本作品は所謂双子形式を採用しており、姉が左、妹が右に陣取りながら
ほぼ全編に渡ってタイミングを取りながら交互に、あるいは同時に語りかけてきます。

姉「色々な事を考えてても           それは関係なくて」
妹「              ぼーっとしててもそれは関係なくて」
双子系作品は最近様々なサークルさんが製作をされていて
今年の夏は本作を含めて実に4本もの新作が出るほどの人気を誇っています。
ですがふたくろさんの双子は他のサークルさんとはスタイルが大きく異なり
ひとつの暗示を二人が手分けしながら入れていくケースが非常に多いです。

これによって声の位置が頻繁に移動する=意識が小刻みに揺さぶられ
開始10分もすれば頭の中がぽわぽわする心地よい気分が湧いてきます。
暗示を入れる間やリズムについても考え抜かれてますので
ちょっとした音楽を聴いているような印象を抱くと思います。
1年以上無料で研鑽されてきただけあって完成度は非常に高いです。

催眠は4パート37分ほど。
一番最初の「おさらい」パート(約15分)では深呼吸や脱力をしたり
カウントを聞きながら催眠に入る動作を行います。

サークルさん側は前作「姉妹催眠 -first anniversary-」を既に聴いている場合
ここを飛ばして次の「まだダメ」パートから聴くことを推奨されていますが
私個人は最初から聴いた方が催眠に入りやすいと思ってます。

姉「ふぅーっと       意識すると          自然と力が抜け始める」
妹「      だらーんと意識すると 今度は自然と    力が抜け始める」
「力が抜ける」を多めに交えた暗示を左右から交互に投げかけてくるおかげで
単に二人の声を聴いているだけでも自然と体に力が入らなくなってきます。
術者が二倍なら当然暗示も二倍になりますから、強い脱力を感じるのも至って自然なことです。
キーとなる暗示を二人同時に言ってくれるところも双子の醍醐味と言えます。

姉「          変化を感じていると なんだか身体が傾いていく           」
妹「変化を感じると                   身体が傾いていく気がしてこない?」
また姉妹は各動作の合間に現在の心身の感覚を再確認させてもきます。
催眠に不慣れな人ほど催眠に入っているかどうかが実感しにくいものです。
だからこそ彼女たちは自分の内面に意識を向ける機会を適度に設け
本作のみならず先々に向けての経験になるようリードしてくれています。
初心者をかなり意識したアプローチが随所で見られました。

続く「まだダメ」パートは前作を視聴済みの人への手始めとして
「~しない」と否定的な言い回しをしながら催眠状態へと誘導していきます。

姉「      腰から     頭から          そう まだ抜けない」
妹「背骨から     首から     力は抜け…ない            」
彼女たちは確かに「力を抜かないで」「トランスに入らないで」と言っているのに
なぜか頭がずーんと重くなる不思議な感覚が味わえます。
詳しくは話しませんが、人間の脳の性質を利用した効果的なアプローチと言えます。

エッチに向けての準備が始まるのは3番目の「特別な気分」パートから。
ここでは予め用意した手袋をはめた手で首や胸をいじりながら
二人の言葉に耳を傾け、エッチな気分を少しずつ高めていきます。

姉「いつもと違うことが加わるだけで                特別な気分になっちゃう          」
妹「                    手袋をつけているだけで               かもしれないね」
地肌とは違う滑らかな感覚にちょっとした新鮮味を感じていると
それがまるで他人の手のように思えてくるかもしれません。
姉妹も聴き手がそう感じられるよう様々な暗示で後押しします。
この後もタイトルの「alteration」にちなんだ「変化したように思い込ませる」暗示が続々登場します。

そして最後はこれまでの総仕上げとして更なる深化をします。
ここでは妹が姉に催眠をかける際の暗示を聴き手に復唱させる変わったスタイルが採られています。

姉「               イメージする       フワフワする」
妹「頭の中で思い浮かべる        無重力空間        」
空から落下し海へと沈むイメージを使った深化なのですが
妹の暗示を復唱する=自己暗示をかけていること
姉が催眠に入ったときのようなとろんとした声で感覚を語ってくれることから
それに釣られてこちらも意識がぼやける、なんて体験をする人もいるんじゃないでしょうか。

催眠者の片方を被験者の立場に立たせて誘導しているところも
術者が二人いる双子でしかできない面白い手法と言えます。

姉妹が常に左右から語りかけながら様々な技法を駆使して誘導する変化に富んだ催眠です。
二人が生み出す言葉やイメージを素直に受け入れられる心を育てることを目的に
序盤は古典系の技法で手堅く催眠状態を深め
それから先はパートごとにまったく違う方向から聴き手の無意識に働きかけてきます。

双子形式だけでも相当に複雑なはずなのに
さらにここまで多彩な技法を用いているところにサークルさんの実力の高さが窺えます。
最初のパートだけ聴いてもがっつり入れるくらいに作られていますから
通しで聴いたらそれこそ脳がとろけるくらいの心地よい感覚が得られるでしょう。

個人的に最も印象的だったのが終盤の姉がトランスに入るところです。
これは名作「Side Effect」にも登場したシーンで、術者の役割を明確に分担し
片方はそのままの立場、もう片方は聴き手と同じ立場に置くことで
聴き手にとってより主観的に思える暗示を入れやすい環境を作り上げています。
この後のエッチでも姉のセリフをトリガーに感覚を操作するシーンが何度も登場します。

まとめると、あらゆる部分が重厚かつ濃厚なレベルの高い催眠です。
言葉に操られながら身近な女性とエッチする快感
エッチシーンは4パート32分間。
プレイは姉とのキス/フェラ/擬似SEX、オナニー、玉揉みです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

妹「もっと親密になってもらう為に… お互い恋愛として好きになったら楽しいと思わない?」
主人公を心地よい催眠の世界に誘導した後、妹はさらに気持ちよくなってもらうために
姉を擬似的な恋人に立ててあまあまなキスやフェラをするように言います。

エッチは序盤が姉とのストレートなら絡み
中盤以降は姉が相手をしてくれているイメージをしながらオナニーします。
声や言葉によって感覚や感情を操作する催眠音声らしいプレイが多く
深く入っている人ほどそれらの変化を強く実感しながら気持ちよくなることができます。

姉「あんたの事 好きだったんだから… だから少しでも私の事 意識してくれると…嬉しいなって」
妹「おねーちゃんの声を意識しちゃう おねーちゃんを意識しちゃう」
一番最初の「好き」パートは恋人に不可欠な好意を育むのが目的。
催眠に入ってすっかり従順になった姉が「好き」と何度も言い
それに合わせて妹が姉の言葉や態度に特別な感情を抱く暗示を入れます。

「好き」という単語自体が元々特別な意味を持っていますし
雰囲気の甘さも手伝ってなんとなくいい気分になる人もいるでしょうね。
この先のプレイがすべて姉を相手にしていることを想定し
彼女に異性としての好意を持たせ、よりプレイに熱中できる環境を整えてくれています。
ほんの3分程度ですが彼女と実際にキスをするシーンなんかもあります。

本格的なプレイが始まるのは3番目の「どう?」パートから。
事前に催眠を解除し元のキャラに戻った姉と共に妹がオナニーをリードします。

姉「握っているおちんちんの血流                私の手が添えられる」
妹「                  手の甲から包まれる温もり             」
ここでもサテンに包まれた自分の手を姉の手だと思い込ませるセリフが多く
すべすべとした感触が女性のもののように思えてくるかもしれません。
普段よりも気持ち優しくしごいてみたほうがいいでしょうね。
パートの後半にはとあるキーワードで寸止めを促す変わったプレイも登場します。

姉「「好き」っていうことで 私の膣が反応する」
妹「好きと答える事で よりおねーちゃんを感じられる」
そして最後は仕上げとして同じく手を使って姉とのSEXをイメージしながら射精を目指します。
姉が喘ぐみたいな露骨なエロは控えめなのですが
ここまで積み重ねてきた信頼関係や暗示の数々を上手に駆使し
姉と繋がっている雰囲気をきちんと出しながら追い込んでくれています。

姉という非常に身近な異性に大事な部分を刺激され、果てる。
非現実的かつ背徳的なプレイを言葉だけで見事すぎるほど見事に演出しています。

このように、姉とイチャイチャさせながらオナニーする幸せなプレイが繰り広げられています。
あらゆる部分が独特な作品
催眠が持つ力をふんだんに盛り込んでいる名作です。

姉妹は主人公に催眠オナニーを最大限に楽しんでもらえるようにと
多種多様な方向性を持った催眠を施し、姉とのエッチを主観的に楽しめる精神状態へと導きます。
双子系作品の魅力とも言える左右からの交互の暗示を極限まで磨き上げ
さらにはサークルさんの引き出しの多さを活かした多彩な技法が耳と心を喜ばせます。

数多くのサークルさんが催眠音声を製作されている現在においても
ここまで複雑な作品を作れるサークルさんはそうそういません。
聴き手として純粋に楽しめた、気持ちよくなれたことに加えて
レビュアーとしても勉強になる部分が多々ありました。
「ここまでのものを作品として形にできるのか」と正直何度も唸りました。

そう思わせてくれる根幹部分はやはり双子形式にあるのだと思います。
ひとつの暗示をそれぞれが分担して言ったり
心に強く刻みたい単語はタイミングを合わせて言ったり、シーンによっては役割を変えたりと
術者をただ二人用意するのではなく、コンビネーションを考えながら物語を組み立てています。

聴いていると姉妹のセリフがとてもリズミカルに思えるんですよね。
暗示の文字数・母音・語尾の表現といった細かい部分まで計算されているのかもしれません。
本家とは少し違ったスタイルではありますが、ひとつの完成された双子がここにはあります。

催眠は前作同様初心者でもついていける内容にチューニングされています。
ですが初心者の方には前作を聴いた上で聴くことを強くお勧めします。
前作に登場したキーワードをトリガーに深化を促すシーンがあるのが主な理由です。
トレーニング音声として前作が非常に優れているのもあります。

エッチはオナニーを手袋・シチュ・暗示によって華麗に演出しています。
オナニーする時間が20分近く取られていますし、軽く寸止めさせるシーンもあるおかげで
純粋な射精感もなかなかのものでした。
深い催眠状態だからこその心地よさ、幸福感に包まれながら気持ちよくなれます。
ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声ごく僅かです。

「変化したように思い込ませる」ことをテーマに据えた素晴らしい作品です。
これだけの内容とボリュームで700円ならコスパも申し分ありません。
以上を踏まえて本作品を催眠音声では15本目の満点とさせていただきました。

CV:姉…ftnrさん  妹…kuroko.さん
総時間 本編…1:24:20 NG集…2:16


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
FANZAの体験版はこちら

追記
体験版はサークルさんが「公開しない」とおっしゃられています。
雰囲気とかは前作に非常に近いですからそちらを参考にしてください。

2015年9月13日追記
改めてサークルさんより「体験版を準備中」とのアナウンスが出ました。
現在申請中とのことですから近々公開されるはずです。
→公開されました。およそ6分間です。

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