前回の記事では同人音声が現在のように賑わう第一歩を踏み出した時のことを話しました。
今回はそれとほぼ同じ時期の催眠音声がどうだったかについて紹介します。
新たな人材の参入と人気ジャンルの探求
最初に言っておきますと、催眠音声の歴史は2013~14年よりも
2004年や2008~10年のほうが語ることは多いです。
前者は日本初の催眠音声「赤いリボンのリコ」が出た始まりの年
後者はエロトランスさんやすくりぷてっどこねくしょんさんといった大手のサークルさんたちが
有料、無料どちらもすごい勢いで新作を出された黄金期にあたります。

しかし当時の私は月に2本聴く程度のライトユーザーでした。
2004年は催眠音声の存在すら知りませんでしたし、その頃のことをよく知る人にお任せします。
じゃあこの時期には何もなかったのかと言われればそうでもありません。
現在主力となってるサークルさんの参入、本家以外の双子作品の本格的な始動という大きな特徴があります。

前者は2008年頃に公開、あるいは発売された名作たちに触発されたのか
Hypnotic_Yanhさん(2013年7月)、ホワイトピンクさん(2014年1月)
F・A・Sさん(2014年2月)、.␣[Dot-Space]さん(2014年8月)といった方々が有料処女作を発売されてます。
他にもftnr×kuroko.ぷろじぇくとさんが2014年の3月に1作目の「姉妹催眠」を無料で公開されてます。

Hypnotic_Yanhさんは無料作品を色々制作して実力をつけてからの有料参入
ホワイトピンクさんは実は「ヒプノリラクゼーション」(2013年8月発売)が初のシナリオ担当だったりと
人によって背景の違いはありますが、2013~14年に有料処女作を出されたのは間違いないです。
現在も新作を出されてるので催眠音声を最近聴き始めた方でも知ってると思います。

後者はListenablepharmacy(TAE)さんが編み出された双子催眠に
他のサークルさんが挑戦を始めたのがこの時期にあたります。
実はこれ以前は本家以外の双子作品ってあまり出てません。
フルトラさんの「双子 白」(2012年5月発売)くらいでしょうか。
催眠音声研究所さんの「ふぁんたんとチュチュしたい。 ver2.00 「悪魔と姉妹」」(2010年1月発売)は
催眠を1人でかけるから双子催眠とは呼べないんじゃないかと私は考えてます。
2013~14年に出た本家以外の双子作品
では具体的にどんな双子作品が出たのか見てみましょう。

「ヒプノマルチボイス」(2013年9月発売)


エロトランスさんの代表作と言っても過言じゃない超有名な作品。
双子催眠をさらに進化させたマルチボイス形式の催眠とエッチをします。
当時同人音声側で流行ってたバイノーラル録音を採用してるのも大きな特徴です。

「Succubus Hypnosis Vol.01 -Wサキュバスの射畜催眠-」 (2013年9月発売)


朝倉催眠診療所シリーズが完結した後に出たEs_Labさんの作品。
タイプが違う2人のサキュバスが連携を取りながら催眠とM向けのエッチをします。
2014年にも続編が出るなど、双子催眠の発展に十分な貢献を果たしました。

「ふたりがけ催眠 ドライトレーニング編」(2013年4月発売)


前項で触れた「双子 白」の後に制作されたフルトラさんの代表作。
本家に近い双子催眠と、乳首やアナルを責めることに注力したアブノーマルなエッチを組み合わせてます。
フルトラさんの場合は2017年から1年1本のペースで出た4作品のほうがお世話になってる人が多いかもしれません。

「姉妹催眠」(2014年3月公開)
先ほど紹介したftnr×kuroko.ぷろじぇくとさんの作品。
ふたくろさんの双子催眠は本家と違う特徴を持ってまして、それが作品の個性や強みになってると思います。

こうやって見るとそうそうたる面々ですよね。
双子催眠は技術的に難度が高いですから、形にするにはそれ相応の実力が求められます。
F・A・Sさんも時代がもう少しくだると双子催眠の作品を制作されます。

次回は趣向を変えて私が2013~14年にどんなことを考えながらここを運営してたのかを話します。
同人音声業界の歴史からは少し脱線して手記っぽい内容になります。
私が自分のことを語りたいのではなく、将来私がこの業界からいなくなった後に
同人音声のレビューサイトを設立、運営する人たちに向けてノウハウを残すために書きます。

同人音声業界の歴史 その3 「管理人編(2013~14年)」