サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第82回目は穏やかでちょっぴり意地悪なところもある女の子が
雲をテーマにした催眠とエッチで心地よさと気持ちよさを味わわせます。

声の位置を小まめに移動させて霧の中を歩いてる雰囲気を出したり
エッチはピンクや赤い雲の中に入って性感を上げたり絶頂へ追い込むなど
全体にストーリー性や流れを持たせてイメージを駆使した誘導をするのが特徴です。
雲の世界で気持ちよくなろう
女の子に催眠をかけられ雲で絶頂するお話。

「こんばんは もう寝る時間かな 今日は私が あなたを催眠の世界へと 誘導してあげる」
女の子は明るくて穏やかな声の女性。
音声を聴く際の注意事項や環境を簡単に説明すると
主人公へ催眠をかける前にひとつ約束をします。

本作品は雲のような曖昧な存在になって気持ちよくなることを目的に
彼女がおよそ50分に渡って癒し系の催眠をかけたり独特なエッチをします。
主人公は催眠を通じて雲になるため一般的なプレイは敢えて取り除き
催眠の技術とイメージを組み合わせて感覚を上手に操作します。

催眠重視の内容になってますから心地よさを感じながら感度が上がったりイけるでしょう。
彼女も催眠の時点からイメージ力が高まるように働きかけてきます。
ベースは古典ですけど現代催眠に属する要素も盛り込んであるため
通常の催眠音声よりもセリフや雰囲気に柔らかさがあります。

催眠はおよそ21分間。
楽な姿勢で目を瞑り、まずは彼女の指示に合わせて深呼吸を3回ずつ行います。

「意識をして 吐く時に 力を抜いていっても構いません 息を吐くたびに 体の筋肉の緊張が どんどんほぐれていくように感じる人もいれば 体のスイッチが切れていくように感じる人もいます」
1セット目はほとんど何も言わずに合図だけを出す
2セット目は呼吸に意識を向けさせながらリラックスする感覚を具体的に教えるなど
同じ深呼吸でもやり方を変えて感覚の違いをわかりやすくします。
脱力感を別のものに例えるのもイメージ力を高めるための配慮なのでしょう。

お次は彼女と手を繋いで雲の世界へ移動します。
霧が立ち込める場所を歩いてから大きく落下し
水の上のようなところへ全身を横たえて浮遊感と心地よさを味わいます。

「女の子の手は とても柔らかく すごくふにふにしている あなたの心も そんな柔らかいものに包まれていくような気がするかもしれません」
そして彼女はその様子を実況しながら手の温かさ、落ちる感覚
霧に包まれて頭が真っ白になる感覚といった催眠を深める暗示を丁寧に入れます。
このへんから彼女の声が小まめに移動するようになるので
その場でかけてもらう通常の催眠とは聴いた時の感触に多少の違いがあります。
空間を作る演技をしてると言いますか、左右だけでなく遠近も使って彼女との距離感を表現します。

落ちるシーンあたりから催眠の感覚が強くなるでしょうね。
技術力に定評のあるサークルさんなだけあって、テーマと技術の親和性が高いです。

「頭の中はふわふわとし 心が解放感で満たされる もう あなたを縛るものは 何もありません 雲の上を 気持ちよく漂っています」
そして雲の世界に到着した後は自分自身も雲になりきります。
全身をパーツごとに流す感じで脱力して体の感覚を曖昧にし
さらに空を漂ってるような気分も与えて心地よさと幸福感を味わわせます。
癒すことを重視してますから、疲れてる人ほどいいリフレッシュになるでしょう。

雲の世界まで行く様子に技術を盛り込んだテーマ性のある催眠です。
聴き手を雲のような軽くてぼんやりした存在へ変えることを目的に
2種類の深呼吸から入って移動するイメージを絡めた深化
そして軽めの分割弛緩法による雲化とストーリー性を持たせて進めます。

使ってる技術は古典催眠寄りですが、セリフの表現が現代催眠式になってます。
雲と言えば柔らかいイメージを持ってる人が多いですから
それに合わせてこういう催眠に調整したのだと思います。
時間も手ごろで集中力を維持したまま深いところに入れました。
特殊な雲でエッチな気分に
エッチシーンは15分間。
プレイは雲による感度上昇と絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフはありません。

「ほら 薄いピンクの雲が ゆっくりとゆっくりと迫ってくる」
催眠を使って主人公を別世界へ案内した女の子は
近くに浮かんでるピンク色の雲を使って心身の感度を上げます。

エッチは体の接触をせずイメージと暗示を駆使してイかせます。
序盤はピンク色の雲で感度上昇に専念し
中盤以降は赤い雲を登場させ、カウントを数えて何度もドライへ追い込みます。

「気持ちのいい香りが すーっと染み込んでくる 気持ちのいい温かさが じんわりと染み込んでくる」
途中で男が興奮しそうなシチュを列挙するシーンがありますが
それ以外はほぼ雲が持つ色と、それから連想されるエッチなイメージを言葉で伝える催眠重視の作りです。
ぶっちゃけ全然エロくないので催眠に入ってるからこそ気持ちよくなれるプレイだなと。
暗示も淫語などのストレートなエロ要素を極力使わずに入れてました。

絶頂シーンが合計4回ありますけど、いずれも股間に意識を向けさせてからカウントを数え始め
それと同時に追い込み暗示を入れる双子っぽいアプローチをかけます。
私が聴いた時は繰り返すほど快感が強くなるのを感じました。
全部でイかせるのではなく、この中で1回以上イけるように組み立ててるのかもしれませんね。

このように、テーマの雲に色を盛り込んで快感を操作する独特なエッチが繰り広げられてます。
イメージ重視の穏やかな作品
雲が持つ様々な特徴を活用したほぼノーマル向けの作品です。

女の子は普通は行けない雲の世界へ主人公を連れて行って気持ちよくしようと
まずは深呼吸、脱力、雲のイメージを組み合わせた癒し系の催眠で浮遊感と心地よさを与えます。
そしてエッチはそれを快感に変換し、さらにカウントを数えたり双子形式の追い込みで何度もイかせます。

穏やかな女の子が雲をテーマにした催眠とエッチをするシチュ
リラックスできる技法と暗示を多めに用意し、雲の世界へ移動するイメージも絡めた流れのある催眠
ピンクの雲と赤い雲を順番に登場させてそれぞれにちなんだ暗示を入れる催眠色の強いエッチ。
雲という全然エロとは関係ない素材を上手く料理してドライ絶頂へ持っていきます。

中でも催眠は雲の世界へ移動する様子を描くストーリー仕立てになってますし
声の位置を小まめに移動させながらシーンごとに得られる感覚を主観的に伝えるなど
聴き手が作品の世界に入り込んで楽しめるように考えながら作られてます。
全編を通じてセリフが柔らかいのも雲のイメージに合わせたのでしょう。

エッチがやや短いですけど催眠は高品質なので
ちゃんと入れていれば主に股間がムズムズしたり熱くなると思います。
解除も含めて46分なら繰り返し聴くのも楽ですし、使い勝手の良さも本作品の魅力と言えます。

絶頂シーンは4回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上を踏まえて前回と同じ点数にさせていただきました。

CV:紗藤ましろさん
総時間 46:16

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


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