サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。
開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第64回目は普段は穏やかだけどエッチになるとSっ気を見せるサキュバスが
催眠を使ってMな男性を自分の世界へ案内してから精気を搾り取ります。
様々な音や音楽を流しながら物語を進めるのが最大の特徴で
水が弾ける音、電子音、神秘的な音楽、やや不穏な音楽とシーンによって内容を切り替え
それと催眠の技術を上手に組み合わせて催眠に落ちる感覚や性的快感を呼び起こします。
音を駆使して気持ちいい世界に
「今日は 催眠に入りやすくなる 簡単なリラックス運動を教えてあげるね」
ディーナはややトーンが低い穏やかな声のお姉さん。
音声を聴く際の注意事項や環境について簡単に説明すると
本編に入る前に体を動かして催眠に入りやすい状態にします。
本作品は男たちを弄ぶのが得意な彼女が
およそ75分に渡るエッチな催眠をかけてM気質な彼をとろとろにします。
物語の開始時点の彼女は声だけの存在で彼に直接触れることはできません。
だからまずは催眠を通じて彼女が住む淫魔の世界まで案内します。
ちなみにディーナという名前は本作品には出てきません。
名前がついたのは後の作品でこれが出た当時は「いやらし系ドSサキュバス」と呼んでました。
そして彼女は聴き手が別世界に移動し自分に精気を吸い取られる感覚をよりリアルに味わえるように
序盤から様々な音や音楽を流して雰囲気を作ります。
基本的には癒しを感じるものばかりですが、終盤のエナジードレインするシーンだけは
他よりもちょっぴり不穏な音にしてスリルを与えてました。
痛みや苦しみ感じたり死に至ることは一切ありません。
サキュバスらしさを出すために怪しくしてるだけなのでMっ気がある人なら誰でも聴けます。
今のF・A・Sさんにとっては当たり前の要素ですけど、それもこの作品から始まってます。
音、技術、イメージを組み合わせた質の高い催眠
最初の12分間は本編へ入る前の準備として立ち上がったまま足を肩幅くらいに開き
両腕を好きなペースで前後にぶらぶらさせて体の筋肉をほぐします。
「スワイショウ」という気功や太極拳で行われてる準備運動です。
「これから 頭を落ち着ける音を流してあげるから そのまま ぶらーんぶらーんと前後に手を動かしたままでいてね」
そして本作品の売りである音が早速流れ始めます。
このシーンでは水がぶくぶくと弾けるような音が使われており
その清涼な印象のおかげでしばらく聞いてると気分がスッキリしてきます。
腕の運動も肩のあたりを中心にぽかぽかして心地よかったです。
最近の作品では女性が軽めの暗示を入れたり本編のあらすじを語るのですが
本作品ではディーナが一切話さず音だけが流れ続けます。
被暗示性の高い人ならこのシーンだけでも軽く催眠に入れるかもしれませんね。
準備運動が終わった後はいよいよ彼女が淫魔の世界へ案内してくれます。
「ぷっぷっぷっぷっ」という昔のゲームで鳴りそうな電子音が左右へスライドするように動き
それを聞きながらベッドに横になって目を開けたまま数回深呼吸するのを繰り返します。
「目を閉じると 体からも勝手に力が抜けて リラックスしてくる気がする」
最初は深呼吸に合わせて、少し経つと瞼を開閉させながらとスタイルを切り替えながら
彼女は瞼が重くなる暗示を小まめに入れます。
目を開閉するシーンは後になるほど開けるのが辛くなるでしょう。
そうやって自分が催眠に入りつつあることを聴き手が実感できるように進めます。
本作品は結構独特な作りをしてますが初心者向けの配慮も随所でされてます。
例えば深呼吸を始める前には日常生活で催眠の感覚を体験できる具体例を教えて
催眠が我々にとって身近なものだと教えます。
それ以降のシーンも誘導が丁寧ですし、催眠にあまり触れてない人でも普段と違う感覚が味わえるでしょう。
2人が淫魔の世界へ向かうのはその次から。
長めのカウントを数えながら彼女が声の魔法をかけて暗示をより受け入れやすい状況を作り
さらに白い部屋→川のある場所→鏡張りの部屋と移動して催眠状態を深めます。
音楽も穏やかな曲調の神秘的なものに変わります。
「光に包まれて 真っ白になる 真っ白な光に 意識が引っ張られる」
「一段下りると 君の意識と体が 遠くなった気がする」
白い部屋を通る時は「真っ白」、階段を下りるときは「意識が遠くなる」といった具合に
各イメージに合った暗示を入れて少しずつ確実に深めます。
川のある場所では実際に川の音が鳴ったりと作品の特徴も上手く活かしてます。
リラックス運動から始まって40分以上もじっくり誘導してくれるおかげで
鏡のある部屋に到着した頃には意識のぼやけや体の重さが結構強くなってました。
到着後も浮遊感や頭が揺れる感覚を与えるなど、初心者でも入れるように手堅くリードします。
ストーリーに沿った形で様々な技術を行使する個性的でレベルの高い催眠です。
聴き手をディーナが住む淫魔の世界へ案内することを目的に
リラックス運動から入って深呼吸を交えた凝視法、目の開閉法、カウントを使った暗示
色のついた3つの場所を移動しながらする深化と
古典催眠の技術をベースに作品固有の要素を盛り込んで流れを作ります。
サークルさんの中では初期に制作されたものですが完成度は非常に高く
催眠特有の心地よさにどっぷり浸りながら彼女の声や音楽を聴くことができます。
音楽の扱い方も巧みでリラックスやイメージ力の向上を助ける重要な役割を果たしてました。
発売から5年半経った今でも十分聴く価値がある品質と面白さを持ってます。
落差をつけたM向けのエッチ
プレイは疑似手コキ、SEX(体位不明)、おっぱいを押し付けるです。
疑似手コキ、SEXの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。
「徹底的に抵抗力を削いで ボクのおもちゃにしてあげるよ」
長めの催眠をかけて主人公を自分の世界へ招待したディーナは
魔力を乗せた音を流して彼の性感をコントロールします。
エッチは終始彼女が責め続けます。
前半の14分間は音と技術を組み合わせてイかせるプレイ。
手コキ音を鳴らしながらそれに暗示を込めてエッチな感覚を高め
準備ができた後はカウントを数えながら寸止めしてやや意地悪に追い込みます。
「音と一緒に 快感の波が来る 音の波が 頭から足までを愛撫し 全身の毛穴から 精気を噴き出していく」
ここはもう彼女の領域ですから人間の彼が逆らうことなどできません。
それを踏まえて彼女の声と態度が以前よりもやや嗜虐的になります。
音を起点に感度を上げるアプローチも本作品ならではで面白いです。
おちんちんに快感を集中させる方針で進めますから
後になるほど股間が熱くなったりムズムズするでしょう。
カウントもイキそうでイけない状況を維持した後に解放する焦らし気味の内容です。
Mな人が喜ぶように催眠パートよりも言葉と行為の両方にSっ気を持たせてます。
続く10分間は打って変わって連続絶頂。
彼女が直接おまんこで彼のおちんちんを包み込み
ピストンしながら抱きついたり言葉責めを浴びせかけてストレートに興奮を高めます。
「君はどうしようもなく愚かで 惨めで 恥ずかしい変態だね」
前半が催眠重視の内容だったからこそ、こういうセリフに余計ゾクゾクするでしょうね。
SEXしてるのに喘ぎ声を一切漏らさないところにも圧倒的な力の差を感じます。
焦らしや寸止めで1回の絶頂を盛り上げてた先ほどとは違い
終盤にカウントを何度も数えてその都度絶頂させます。
こちらのほうがエナジードレインらしいプレイじゃないかなと。
彼の精気を存分に搾り取ろうとする彼女の気持ちがしっかり込められてます。
このように、前半と後半でスタイルを大きく変える比較的激しいエッチが繰り広げられてます。
安定感のある音系作品
ディーナは主人公の中にある精気を無理のない程度に搾り取ろうと
まずは催眠を使ってエナジードレインができる淫魔の世界まで連れて行きます。
そして到着後は2種類の手段で気持ちよくしながら目的を果たします。
穏やかでSっ気もあるサキュバスがエッチな手段で精気をいただくM向けのシチュ
リラックス運動や音楽といった固有の要素と技術を融合させた流れのある催眠
焦らし&寸止め→連続絶頂とほぼ正反対のやり方を組み合わせて責めるドライ系のエッチ。
サークルさんが現在の作品でも取り入れてる様々な要素がここに凝縮されてます。
中でも2番目は他のサークルさんがやられてないことだからでしょうけど
通常の催眠誘導よりもゆっくりじっくり進めてて入りやすいです。
個性的なことをやった結果催眠に入れないじゃ意味がありませんから
初心者から玄人まで誰にでも通用するようにバランスを取ってます。
エッチは前半が催眠重視、後半はそれよりもエロさ重視とタイプが違います。
個人的には準備が丁寧なぶん前半のほうがドライを迎えやすいと思いますけど
後半は言葉責めや連続絶頂によってM向けの要素が強化してます。
このへんも聴き手の相性を考えてふたつ用意したんじゃないかなと。
催眠、エッチいずれも「1人でも多くの聴き手に楽しんで欲しい」という思いが込められてます。
絶頂シーンは6回。
くちゅ音それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。
以上を踏まえて前回と同じ点数にさせていただきました。
おまけは3種類の音楽です。
CV:沢野ぽぷらさん
総時間 1:36:09(本編…1:16:12 おまけ…19:57)
オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点
体験版はこちらにあります
追記
2020年9月23日まで50%OFFの550円で販売されてます。
その場合の点数は10点です。
コメント
コメント一覧 (3)
音声を聞くこと自体への自信が無くなってきた所でしたが、ドライを目標にして得られる快感が増していくように頑張りたいと思います。
これからも更新楽しみにしております。
コメありがとうございます。
いただいたご質問に対し順に答えてまいります。
1、射精に比べた催眠オナニーの快感のレベル
作品によってまちまちですが総じて高いです。
例えば射精する作品でも催眠に入ってるほうが気持ちよく感じて余韻も多少長くなります。
ドライ系の場合はノーマル向けかM向けか、股間でイクか脳でイクかによって快感の度合いが変わります。
どちらかと言えばM向けのほうが責めがハードなぶん強くなりますね。
射精の10倍とは言わないまでも4倍くらいになることがあります。
2、快感のレベルの推移
これは期間単位の話でしょうか、それとも作品単位でしょうか?
前者だと最初の数か月は催眠に入る段階だったのでさっぱりでしたが
ドライを初めて迎えたあたりから快感の平均値が一気に上がったのを覚えてます。
射精は催眠に入れるようになったあたりでもう気持ちよかったですね。
後者の場合は一気に上がって下がる射精とは違い
ゆっくり上がって絶頂を迎えた後も緩やかに収まります。
女性のオーガズムと推移が似てるからメスイキと呼ばれるのでしょう。
快感の強さに目が行きがちですが、私は絶頂時間や余韻の長さもドライの魅力だと思います。
あとは賢者タイムがほとんどないから連続でイキやすいのもありますね。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
現在、催眠オナニー作品を聞いてもなかなか快感が感じられない状態です。
この作品を聞いて、冒頭パートのおかげなのかリラックスや頭がぼーっとする感覚はあるので全く催眠に入れていない訳ではないようですが、アダルトパートでは快感というよりも心地よさといった感じで、音声で示唆されるほどの快楽を味わえていないのではと感じてしまいます。
そこで、例えば射精に比べた催眠オナニーの快感のレベルはどれくらいなのか、またブログ主様の快感のレベルはどのように推移していったのかということをお聞きできればと思います。
不躾な質問ではありますが、お返事頂ければ幸いです。