同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:音モノ

   ● サキュバスのエナジードレイン催眠
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サキュバスのエナジードレイン催眠

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

同サークルさんでは4作目の催眠音声となるこちらの作品は
穏やかなボクっ娘サキュバスが独特の方法で精力を搾り取ってくれます。

アンビエントテクノという特殊な音楽や効果音をバックで流しながら
声の位置を移動させたり、2重3重に暗示を入れてくるなど
声と音を上手に組み合わせながら催眠とエッチを行っているのが特徴です。
声だけで行う催眠に比べて作品への没入感が得やすく
その結果癒しの感覚や声で快感を操られる気分が味わいやすくなっています。



効果音や音楽を駆使した個性的な催眠
いやらし系ドSサキュバスに精気を吸いとられるお話。

「やぁ こんばんは ボクは 淫魔の国に住む サキュバスって種族なんだよ」
いやらし系ドSサキュバスは穏やかな口調、中性的な声のお姉さん。
男たちにエッチな夢を見せて精気をいただくのが大好きな彼女は
主人公を自分の世界へ連れて行き極上の快楽を与えてあげます。

本作品はサークルさんが以前発売された同人音声作品
「サキュバスの言葉責めマインドコントロール」の外伝的な位置づけになっており
そちらで登場した彼女が催眠を使って主人公を淫魔の世界へ連れて行き
そこで効果音や音楽を使って犯す独特なプレイを繰り広げます。
(内容的に独立してますからあちらを無理に聴いておく必要はありません。)

そんなわけで本作品では催眠誘導の段階から多彩な音と音楽が流れます。
サークルさんによるとアンビエントテクノはリラクゼーションを誘発する曲らしく
催眠にとって重要となる集中力を磨くのにも効果を発揮するそうです。
実際聴いてみた感じでもかなり癒しを感じるタイプの音楽でした。
作品の世界観にどっぷり浸かりながら催眠を深めていけるわけです。

催眠はおよそ45分30秒と長時間。
まずは部屋を明るくしたままで肩幅くらいに足を広げて立ち
およそ10分間両腕をだらんとさせたまま前後にぶらぶらさせます。
催眠を始める前の準備運動みたいなものと思ってください。

「これから 頭を落ち着ける音を流してあげるから そのまま ぶらーんぶらーんと 前後に手を動かしたままでいてね」
最中は彼女が一切話しかけてこない代わりに
「ぶくぶく ぱしゃぱしゃ」と水の弾けるような音が鳴り続けます。
F・A・Sさんは他の作品でもそうなのですが効果音のクオリティが非常に高く
そのリアルでクリアな音がなんとなく爽やかな気分にさせてくれます。
運動によっても肩や腕が適度に温まって心地よさを感じるでしょう。

部屋を暗くして横になった後に始まる本格的な催眠の一番最初は深呼吸。
2回を1セットに何度も行いながら、その都度入る彼女の声に耳を傾けます。
ちなみにここでは「プップップップッ」とリズミカルな電子音が鳴り響きます。

「瞼が 重さを感じるようになる とても重くて 閉じたくなってくる」
「目を開けているのがめんどくさい すぐ閉じてしまいたい 閉じたら すっごく楽になるよ」

彼女はこちらが深呼吸を終えた直後に
表現を少し変えながら何度も何度も瞼が重くなる暗示を入れてきます。
先ほどの運動で適度に疲れていることもあって
後になるほど妙に瞼が重くなったり眠くなってくるでしょう。

「体の感覚が いつもと少し違う気がするかな? それがトランス状態というものだよ」
深呼吸の後にも何度も目を開閉させながら暗示を入れるシーンがあり
目を開けている時と閉じている時とはまるで違う感覚がするはずです。
具体的には閉じている方がずっと落ち着いたり心地よく感じるようになります。
彼女は聴き手に感覚の変化を実感させながら丁寧に催眠を進めてくれます。

そしていよいよサキュバスの待つ淫魔の世界へと旅立ちます。
ここからは作品のキーとなるアンビエントテクノが流れ始め
2つの部屋を経て現実世界から夢の世界へと移動する様子を演出します。

「ベッドの周りの音が どんどん消えていく」
「真っ暗な闇に吸い込まれて落ちていく」

最初に訪れるのは真っ白い空間とテーブルに黒いヘッドホンが置いてある部屋。
ここでは現実世界の音を失い、代わりに淫魔の世界のそれを得るのですが
その際彼女は左右からまったく別の暗示を同時に入れて催眠をさらに深めようとします。

人間の脳は複数の事へ同時に意識を向けるのを苦手としているため
どちらに耳を傾けても平衡感覚が崩れるような軽い混乱を味わうことになります。
頭の中がぐるぐるし、一気に重くなる不思議な感覚です。

本作品は複数同時に暗示を入れるテクニックが他でも何度か使われており
催眠を深める、エッチで絶頂するといった重要なシーンでの成功を助けています。
アンビエントテクノと並ぶ大きな特徴と言えるでしょう。

白い部屋を抜けた次にあるのは紫の部屋。
壁一面に鏡、中央に人が乗れる台座が置かれたその場所で
この先のエッチに必要な気持ちよくなれる体を手に入れます。

「服が(紫色に)染まると 同時に右腕が どんどん痺れてくる」
声を左右に振り分けながら手足に痺れを感じさせたり
復唱させたり、浮遊感を感じさせたりと
サキュバスは様々な手を使ってさらに深い催眠へと導きながら感度を高めます。
ここまで彼女の声に従い様々なことを行ってきたことや音楽の効果もあって
まるで別の世界にいるかのような心地よい感覚が湧きあがってきました。

作品のテーマとなっている効果音や音楽を上手に使いながら
シーンごとに目的を定めてそれに適した暗示を何度も入れてくる安定感のある催眠です。
催眠の構成自体は古典系の技術を組み合わせている比較的シンプルなものなのですが
バックで流れる諸々の音のおかげで癒しの効果が遥かにパワーアップし
さらに作品としての個性も生まれています。

時間が結構長いので聴いてると途中で寝落ちする人が続出するでしょう。
私もレビューを書く必要が無ければそうしたくなるほど心が落ち着きました。
声と音のコンビネーションが素晴らしい癒しの効果を発揮しています。

そしてさらに素晴らしいのが、どのシーンでも丁寧かつ入念な暗示を入れていることです。
こういう作品の場合どうしても音に頼りたくなるものなのですが
サキュバスは瞼が重くなる、頭が真っ白になる、声に従うほど気持ちよくなるなど
聴き手が段階的に催眠を深められるようきちんと声を使って誘導しています。

真新しい要素を入れつつ、催眠にとって何が重要かを見失っていないのが見事です。
初心者を意識したアプローチもされていますし、不慣れな方でも普通に楽しめるでしょう。



声と音の両方にイカされる快感
エッチシーンは22分30秒ほど。
プレイは疑似手コキ、SEX(騎乗位?)です。

いずれのプレイでも比較的リアルな効果音が流れます。
セルフはありません。

「徹底的に抵抗力を削いで ボクのおもちゃにしてあげるよ 楽しみだね」
催眠によって主人公を自分の声と音の虜にしたサキュバスは
精気を奪うために音の魔法を使って彼のおちんちんを責め始めます。

エッチは疑似手コキで1回、SEXで1回の絶頂シーンを用意し
それぞれで効果音や音楽を絡めながら段階的に感度を高めていきます。
淫語などの直接的な表現をかなり控えているおかげで
音や暗示に絶頂させられる不思議な体験がしやすくなっています。

「ほらほら 音が聞こえてきたね ボクのぬちゃぬちゃの手が どんどん下に向かっていくよ」
1回戦は声の魔法で手の形を作り、それでおちんちんをしごく疑似手コキ。
幻想的な音楽や木の扉を開閉するのに近い効果音とは別に
手コキを感じさせる粘液質の水音が鳴り始めます。

疑似手コキと言ったように彼女が直接いじっている表現はほぼありません。
ですが諸々の音やプレイの様子を聴いていると一気に股間が熱く硬くなります。
音を使ってエッチなイメージ力を膨らませてくれるプレイ、とでも言えばいいのでしょうか。

「水の中に 石を落したように 周りへ 周りへ 波紋のように 気持ちよさが広がっていく」
もちろん催眠音声のエッチに必要不可欠な感覚操作の暗示も数多く登場します。
ここでは中央の声に加えて左右から囁き声で別に暗示を入れる面白い演出がされており
バイノーラル録音の効果もあって彼女が耳元にいるように感じられます。
このバイノーラル環境+囁き声による暗示の効果は絶大です。

「音で おちんちん操られてイキなさいよ 変態」
サキュバスの豹変っぷりも大きなポイント。
彼女はこちらが一切抵抗できなくなったのを知っているからか
持ち前のSっ気を発揮するかのような嗜虐的なセリフを適度に投げかけてきます。
暗示+言葉責めの2方向から興奮を高めるアプローチですね。

特に終盤登場する度重なる寸止めはなかなかにハード。
最後に訪れるドライの瞬間に湧きあがる快感を上手に煽り立ててくれます。
最中は股間を中心に筋肉が引き締まってやや苦しくなるのですが
フィニッシュ時は弾けるような爽やかな快感が全身を駆け巡りました。

対する2回戦は純粋なサキュバスとのSEXを楽しみます。
こちらは1回戦で流れていた音楽がなくなり効果音が中心になりますから
一般的な催眠音声で行われるエッチにやや近くなっています。

「キミはどうしようもなく愚かで 惨めで 恥ずかしい変態だね」
口調は優しいけど容赦の無い言葉責め、エッチな効果音、そして暗示。
3つの要素を組み合わせながら彼女は聴き手を確実に絶頂へと追い込みます。
女性にやや厳しく責め立てられるのが好きな人ほど興奮できるでしょう。
最後の絶頂シーンも先ほどとは違い連続絶頂スタイルになっています。

このように、声と音を使って絶頂させる個性的なエッチが繰り広げられます。



現実逃避しながら気持ちよくなれる作品
キーとなっている効果音や音楽と暗示の絶妙なコンビネーションが光る作品です。

幻想的な音楽だったり環境音だったりとシーンごとに内容を切り替えながら
聴き手が終始安心し、集中できる空間を音によって作り上げています。
催眠状態は平たく言うとリラックス+集中ですから
これらを音によってサポートすることは大きなプラスとなります。

音声を聴き始めた当初は声に対して音楽のボリュームが大きく感じたのですが
これもサークルさんが淫魔の世界に行く感覚を引き出したかったからなのでしょう。
リアルのノイズが耳に入りにくく催眠とエッチが取り組みやすく感じます。
他にも色々ありますが、演出面に相当なこだわりをもって作られています。

それでいて催眠音声の主役といえる暗示にもきちんと力を入れています。
作品の性質上音を大事にしているのは間違いありませんが
それら無しでもある程度の深さまで入れるだろうと思えるほどに暗示が濃厚です。
今回は要所でマルチボイスの演出もあり一気に落ちる感覚も味わえます。
主役は声、効果音や音楽はその引き立て役の位置取りをしっかりと守っています。

「すごい景色を見て 我を忘れちゃったり 可愛い子をぼーっと見てた なんてことはあったかな?」
個人的には準備運動の直後に少しだけある小話も非常に印象的でした。
トランス状態は特別な感覚ではなく日常生活に根付いていることを教えてくれます。
こういう内容の作品になるとどうしても玄人向けに思われがちなのですが
少なくともサークルさんは初心者に対する配慮を忘れていません。
成長しつつも初心を忘れないその心構えも実に素晴らしいです。

エッチはバックで音を流しつつ暗示で気持ちを高めるスタイルです。
「マリアの悦楽音叉催眠~ダッチワイフにしてあげる」にあるような
特定の効果音をトリガーに絶頂を促す演出があれば尚良かったように思えます。
暗示がしっかりしてるので絶頂自体は無理なくこなせます。
どちらかというと疑似手コキの方がイキやすいかなと。
くちゅ音それなり、淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

幻想的な世界に浸りながら癒され、気持ちよくなれる作品です。
作品のタイトルや内容からくるイメージ以上に強力な癒しの効果が得られますから
珍しい作品に触れたい人だけでなくそれ目的で聴くのも大いにお薦めします。

おまけはBGM3曲です。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 本編…1:16:12 おまけ…19:57


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

2020年9月14日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/83905866.html

ルミナスタジオによる シャボン玉に包まれるリラクゼーション

サークル「ふしぎラボ -Mystiska Lab-」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、天使のような優しい声のお姉さんに導かれて
シャボン玉の世界に行き、そこに漂いながら心身をリフレッシュします。

暗示で聴き手の気持ちを誘導する一般的な催眠音声とは少し違い
リアルな効果音を使ってイメージを膨らませるお手伝いをしてくれます。
環境音、バイノーラルビートといった様々な音に包まれていると
まるで別世界にいるかのような幻想的な気分が味わえます。



リアルで多彩な音に彩られた不思議な世界
ミレーニアにシャボン玉の世界へと連れて行ってもらうお話。

「こんばんは お元気ですか?」
ミレーニアは穏やかで清らかな声のお姉さん。
日頃の生活から生まれるストレスに悩んでいる主人公に
シャボン玉を使ったイメージで癒しを与えます。

本作品は聴き手が幻想的なイメージをしやすいように
効果音や環境音の質感や鳴らし方にとても力を入れています。

音声の開始直後に鳥の鳴き声が聞こえていたかと思えば
しばらくすると「ザー」っと滝の流れるような音に変化したりと
主人公がシャボン玉の世界に行く様子を音でしっかりとサポートしてくれますから
今自分が何をしているかを感覚的に掴むことができます。

そしてそれらの音のすべてが癒しの効果を持っています。
中でもほぼ全編で流れ続けるバイノーラルビートの効果は強力で
「ブーーーン」という軽く振動するような音を聴いていると
頭の中を揺さぶられているかのようなぼんやりとした感覚が湧いてきます。

※バイノーラルビートをご存じない方は以下の記事の第2項をご覧ください。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/32142160.html

聴き手に物語の世界にどっぷりと浸ってもらい
さらにはリフレッシュしてもらうための効果的かつ個性的な演出と言えるでしょう。

催眠の時間はおよそ40分。
最初に深呼吸や脱力を行い適度なリラックス気分を得てから
大きな箱をイメージし、そこにリアルでの嫌な出来事や思いをすべて放り込みます。

「ネガティブな感情 マイナスの思いや 嫌な出来事 過去の思いなどを思い浮かべて 粘土のように丸めて 丸めて 思い切って 勢いをつけて放り込んでいきます」
ミレーニアはイメージをするにあたってそれが具体的にどんなものか
それをどうすればいいかをわかりやすく教えてくれます。
このシーンの場合は叩きつけるように箱に放り込んでみるといいでしょう。
嫌なことが遠ざかり、見えなくなって心がスッキリします。
彼女はわざと無言になり聴き手にそうするための時間も与えてくれます。

今回の催眠の目的はシャボン玉の世界に行ってリフレッシュすることなのですが
ただ単に行くだけでは本当の意味での癒しは得られません。
自分の汚れている部分を洗い流し、まっさらな心と体になった後
彼女は初めてそちらの世界へ行くことを切り出します。
常に自分のことを考えてくれる彼女の真心にも癒しを感じるでしょうね。



ふわふわ、ぽわぽわとした心が軽くなる空間
開始からおよそ10分後、様々な準備が整ったところで
いよいよ本題となるシャボン玉の世界へと旅立ちます。
まずは目の前に自分の体がすっぽり入るくらいの大きなシャボン玉をイメージし
全体を眺めたり軽く触ったりしながらその質感を心に馴染ませます。

「指や手が触れるたび シャボン玉は膜を揺らし あなたに気持ちよい感触を伝えてくれます」
「ぽよんぽよん」という弾力感のある音が適度に流れ
シャボン玉の柔らかさをしっかりとイメージできる手助けをしてくれます。
音自体にも心地よさを感じるでしょうね。
その世界にどっぷりと浸れるように順を追いながらゆっくりと進めてくれます。

「シャボン玉の中は とても柔らかい空気で ほんのりとした暖かさと 幸せな雰囲気に満ちています」
そしていよいよシャボン玉の中へと入ります。
腕→上半身→顔→下半身と割れないようにゆっくりと侵入しながら
ミレーニアはその都度中の世界の温かさ、柔らかさを感じさせてくれます。
効果音も滝のような音がヒーリング音楽で流れるような幻想的な音へと変わり
シャボン玉の中が安らげる場所であるのを印象付けます。

シャボン玉に無意識的に「軽い」というイメージを抱いていたからか
私はこのシーンで下半身を中心に体が軽くなったような感覚がありました。
他にも肩の力がスッと抜けるとか体が楽になる人もいるかもしれません。
そのすべてに言えるのが心地よい、癒される感覚ということです。

その後はシャボン玉の心地よさを満喫したり
ちょっとしたエクササイズをしながら心身をリフレッシュします。
柔らかく温かい効果音、慈愛に満ちたミレーニアの声
すべての要素が安心感で包まれている空間はとても心地よく
そのまま寝てしまいたくなるほど落ち着くことができました。

ミレーニアが適度に長めの休憩を挟んでくれることもあり
音声を聴く前に比べて自分がびっくりするほど落ち着いているのを実感できるでしょう。
だからこそシャボン玉の中に本当にいるかのような感覚が味わえるのです。

このように、音を使って幻想的な世界を演出している個性的な催眠が繰り広げられます。



現実逃避しやすい作品
リアルで立体的な音を駆使して物語をイメージしやすくしてくれている作品です。

環境音やバイノーラルビートといった人間の本能に働きかける音を駆使し
それらを聴き手が安らげるものに統一することで自然な癒しを与えます。
ミレーニアが行うのはイメージの内容や何をすればいいのかの説明くらいで
他の部分をほぼ効果音のみで演出しています。
非常に珍しいタイプの作品と言えるでしょう。

音声を聴き始めた当初、効果音がちょっと大きいかな?と感じたのですが
それも本作品の持つ独特の世界観に浸ってもらうための演出なのでしょう。
効果音が小さいとリアルで発生するノイズが耳に入るため
それがシャボン玉の世界に行くには邪魔になってしまいます。
おかげで一時的に別世界にいるかのような現実逃避気分がとても味わいやすいです。

一般的な催眠音声との大きな違いは、効果音中心であるのに加えて
「力が抜ける」「意識が沈む」といった暗示をそこまで入れてこないことです。
ですから催眠に入った感覚はあまりしないかもしれません。
しかしシャボン玉の世界をとてもイメージしやすいように感じるでしょう。
それはミレーニアが上手に聴き手のイメージ力を膨らませているからです。

催眠者が何でもかんでもやってくれるようなスタイルではなく
彼女は聴き手が自由にイメージできる場を整えてくれます。
アプローチの方向性が違うだけで、本作品も立派な催眠音声だと思います。
少なくとも私はスッキリした気分で聴き終えることができました。
自由がある、ゆとりがあることも癒しにとっては必要不可欠です。

言葉よりも音を使って感覚を伝えてくる変わった趣向の作品です。
癒しを求めている人が聴くのが一番ですが
ちょっと変わったスタイルの催眠音声を聴いてみたい人にもお薦めします。

おまけはシャボン玉に包まれてのフリーフローエクササイズです。
(セリフは無く本編で登場した効果音のみで構成されている音声)

CV:桜月秋姫さん
総時間 本編…46:18 おまけ…45:14


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
本作品にはこの後に出た2作品を同梱したセットバージョンもあります。
「ルミナスタジオによるサウンドエクササイズシリーズ 基本プログラム三点セット」

サークル「ftnr×kuroko.ぷろじぇくと」さんの無料の催眠音声作品。

先週公開された「moderato」に続いてお届けするこちらの作品は
催眠音声にハマって寝不足な主人公を姉妹が安眠へと導きます。

リラックス効果が得られるメトロノームの音がほぼ全編で鳴っており
ritardando(次第に緩やかに)の名の通り次第にペースを遅めることで
聴き手に少しずつ時間が緩やかになる感覚を与えます。



催眠に入った感覚を呼び起こさせるアプローチ
血の繋がった姉妹に安眠する催眠をかけられるお話。

「ちょっと あんたまたこれ聴いてるの?」
姉は落ち着いた声のお姉さん。
「まったく お兄ちゃんたら 音漏れしてるから」
妹は素朴で優しい声の女の子。
moderatoを何度も何度も聴いている催眠音声大好きな主人公に対して
それが自分たちの製作物であることをばらし、驚かせます。

本作品はいわゆる双子系作品に属しており
姉妹が左右に陣取って適度に位置を入れ替えながら
暗示を時には交互に、時には同時に入れてくる
のが最大の特徴です。

「じーっとしてると             暖かくなってきて なんだか 安心するよね」
「         眉毛の間がほんのりと           なんだか 安心するよね」

こんな感じで1つの暗示文を2人が役割分担しながら入れてくるケースが多く
小まめに切り替わる声質や位置が不思議な心地よさを生み出します。
こればかりは文章で表現するのが難しい要素ですので
実際に聴いていただくのが一番早いです。

催眠はほぼ全編にあたる5パート29分間。
本格的な催眠を開始する前に
姉妹はまず催眠状態下で味わえる気持ちよさについて訊いてきます。

「肌には柔らかい感覚があったかな?」
「それとも暖かい感覚があったかな?」

いつ催眠に入ったのか、誰かに誘導してもらったのか、その時電気はついていたか
催眠の結果どんな感覚が得られたのか。
聴き手がその時の感覚をできるだけ鮮明に思い出せるように
2人は本当に細かい部分まで様々な質問を投げかけてきます。

催眠に入った経験が多ければ多いほど、そして近ければ近いほど
頭がぼんやりとする感覚をより強く味わうことになるでしょう。
下準備みたいなシーンなのですが、人によってはここだけでも催眠に入れます。

「音が鳴る度 同じ音が鳴る度 少しずつ 少しずつ 意識がそちらに向いていく」
「音が鳴る度 同じ音が鳴る度 少しずつ 少しずつ 意識が音に持っていかれる」

催眠に入る心の準備できたところで、姉妹はメトロノームの音を鳴らしながら
それに心地よさを感じたり意識が遠のく暗示を何度も入れてきます。

ここでは姉妹がメトロノームに合わせたタイミングでセリフを発しており
左右に歩いて声の位置を切り替えながら
「ぐるぐる」などの擬音語を多めに交えながらリズミカルに暗示を入れてもきます。
ちょっとしたラップを聴いているような印象を受けるでしょうね。
そしてリズミカルであるからこそ、その声に安心感や心地よさを感じるのです。



少しずつ遅くなる時間の感覚
意識を程よくぼかした後はお馴染みの脱力を行います。

「一部に感じられていた痺れは 広がっていく 重いし 少しずつ 身体の感覚が鈍くなってくる」
「じわじわと じわじわ 痺れるし 鈍くなってくる」

右腕と右足のみ脱力するやや変則的なタイプなのですが
片方だけ脱力するからこそ、もう片方との感覚の違いが実感しやすいです。
私の場合は体全体が右側に軽く傾くほどに強烈な重さを感じました。
重さだけでなくピリピリとした心地よい痺れも感じることになるでしょう。

これらの感覚を聴き手により強く味わわせるために
メトロノームの音を効果的に利用しているところもポイントです。
具体的にはパートが進むにつれてメトロノームのペースが段階的に遅くなります。
なんとなく程度のものですが、後になるほど時間の流れが緩やかに感じるかもしれません。
そうやってセリフ以外の部分でも安眠できるように働きかけてくれます。

「ゆっくりと     狂うことのない      吸い込まれるような        」
「     ゆっくりと         単調な音            不思議な機械」

そして最後の最後はストレートにメトロノームの音を使って眠りへ導いてくれます。
ゆっくりと鳴り響くメトロノームの音、そしてゆっくりと紡がれる姉妹のセリフ
何もかもがゆっくりな空間は時間が止まっているかのように静かで穏やかです。
普段時間に追われている人ほど、このひと時にきっと不思議な感覚を抱くでしょう。

このように、様々な技法を駆使した個性的な安眠催眠が繰り広げられます。



「声と音が奏でる小さな劇場」的作品
音やリズムを非常に大事にしながら催眠を深めてくれる作品です。

ほぼ全編で流れ続けるメトロノームの音を中心に据えて
そのリズムを崩さないように気を配りながら姉妹が催眠を進めています。
文字数や語感、セリフのタイミングといったリズムを重視する作品は結構多いのですが
本作品はそれらに輪をかけてこだわりを持っているように感じました。
声や音の鳴るタイミングが絶妙だから、聴いてるだけで自然に心がリラックスしてきます。

もちろんそれだけでなく催眠の技術面でも抜きんでたものを持っています。
序盤に催眠に入った感覚を思い出させてこの先の催眠を受け入れやすい土壌を作り
「意識が回る」「体が重くなる」といった催眠に入った時に得られる感覚を
姉妹が声を左右に振り分けながら的確に入れてくれます。
メトロノームの音と暗示がガッチリ噛みあっているからこそ催眠に入りやすいのです。
頭の中がとろとろになる感覚を強烈に味わうことができました。

ただこの内容ですと催眠の経験が無いまったくの初心者にはやや不向きに思えます。
他の催眠音声を5~10本程度聴いて催眠に入る感覚、漂う感覚を軽く身につけてから
本作品を聴くのが最も楽しめるでしょう。
初心者でも入れると思うのですが少々もったいないかなと。

「moderato」とは全く違ったスタイルを持つ面白味に溢れた作品です。
総時間が30分程度と短く手っ取り早いリフレッシュに使えるのもポイント。
何より無料ですので興味を持った方は是非お試しください。

おまけはNG集やフリートークです

CV:ftnrさん、kuroko.さん
総時間 本編…33:40 おまけ…24:19

ダウンロードはこちら
https://ci-en.dlsite.com/creator/11285/article/539397

マリアの悦楽音叉催眠~ダッチワイフにしてあげる

サークル「風呂井戸ソフト」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、聴き手を癒すためにお姉さんが個性的な催眠をかけてくれます。
音の違う何種類もの音叉、クリスタル製のボール、金属製のドラムなど
様々な音をふんだんに駆使した催眠によって
リラックスと意識がぼやける感覚の両方を同時に味わうことができるでしょう。

エッチは完全に女性へと作り変えられた後に
生体ダッチワイフとして体中を触手に犯されます。
長時間であることを考えて責める場所を適度に変えながら
何度何度も絶頂を促して股間や脳に重く熱い快感をもたらします。

ショートとロングの2バージョンが用意されているのも特徴です。
今回はロングバージョンでのレビューとなります。



すべてを溶かしてから女性の姿へ
ヒーリングルーム リップルの店員マリアの催眠で心身をリフレッシュするお話。

「いらっしゃいませ ヒーリングルーム リップルへようこそ!」
マリアは温かく穏やかな声の女性。
日頃のストレスに悩んでいるお客を音と言葉を使って癒してあげます。

本作品はタイトルにもなっているように音叉を使った催眠とエッチが楽しめるのが特徴で
軽い挨拶を済ませると彼女が早速その音を聞かせてくれます。
今回使用する音叉は240ヘルツ、1024ヘルツなど全部で5本。
ものによって音に若干の違いがあるものの
いずれも「ぽーーーん」という清らかな音が心に染み入り心地よい感覚を与えてくれます。

他にも「ぼーーん」と音叉に似たやや低い音の鳴るクリスタルボール
鉄琴に近い音が鳴る金属製の割れ目の入ったドラムも登場し
それらを左右で複合的に鳴らしながら催眠状態を深くしてくれるわけです。
非常に珍しいタイプの催眠ですね。

催眠誘導および女体化はおよそ29分間。
最初は深呼吸をしながら彼女の鳴らす音叉の音に耳を傾けます。

「ただ私の声と 音叉の音に身を任せていればいい 声に従っていると リラックスしてくる」
音を使ってこちらの脳波をβ波→α波→θ波→δ波と切り替えていきながら
彼女は同時にリラックスを促す類の暗示を入れてきます。
それらの音を聴いていると自分が驚くほどゆったりしてくるのが実感できるでしょう。
ボリュームが結構大きいのですが、音質が優しいおかげで頭が痛くなることもありません。

「沈む 深く沈んでいく どんどん沈んでいく 気持ちいい 沈んでいくのは 気持ちいい」
適度にリラックスしたら今度はオレンジ色の温かい海に浮かんでいるのをイメージします。
先ほどとは違う金属製のドラムの音を聴きながら
彼女の声に合わせて全身を少しずつ脱力していきましょう。

頭の中にそこそこ響く音だからか、手足にピリピリとした痺れがあったり
ガクッと体が一気に重たくなる不思議な感覚が味わえます。
そうやってまずは自分の心身を日常生活から遠ざけ
この先の女体化をすんなり受け入れられる環境を整えるわけです。

「お股には割れ目があって おちんちんは…無い そう 女の子 クリトリスと膣がある」
一番最後に行う女体化は7分間。
ここまででとろとろになった心と体を人間の誕生と成長に例えて再構成します。
最初の段階からこちらが既に女性になっている言い回しで進められるのですが
女体化の直前にちょっとした暗示を入れられていることもあって
少なくとも疑問を抱くようなことにはならないのではないでしょうか。

女性らしいすべすべの肌、可愛い顔、大きくて柔らかい胸、成長したおまんこなど
それぞれをわかりやすく描写しながら丁寧に女体化を進めてくれます。
そしてここでは敢えて肉体面のみ作り変えるのに留めているのもポイント。
精神的な女性化をこの先のエッチをより楽しむための材料としています。

古典的な催眠法に音叉などの効果音を絡めた催眠です。
作品のキーとなるこれらの音を序盤から何度も鳴らしながら
リラックスや催眠が深まる暗示を同時に入れて声と音を上手にリンクさせています。
その後のイメージによる深化や女体化も内容がテーマとマッチしており
頭の中をとろとろにしながら新しい自分へと心を入れ替えることができます。
総合的に見て非常にレベルの高い催眠と言えます。

「私の声に従ってると とても安心する 私の言う通りにしていると 甘い快楽が脳に広がる」
ここまで音叉を前面に押し出すと音叉ありきの催眠に思われてしまいがちですが
本作品における主役はあくまで暗示であり、音叉はそのサポート役に過ぎません。
その証拠に彼女はシーンに応じて体が重くなる、意識が薄れるなど
催眠を深める系統の暗示を何度も何度も入念に入れてきます。

催眠にとって何が大切かをしっかりと把握し、特徴的な音に頼り切ることなく
音を上手に活用しながら暗示を入れている
のが本当に素晴らしいです。
暗示がしっかりしているから多くの人ががっつり催眠に入れるでしょう。
初心者が聴いてもそれなりの深さにまで入れると思います。



触手に全身を弄ばれながらメス奴隷へ
エッチシーンは27パート91分ほど。
プレイは触手による乳首・おまんこ・クリトリス・アナル責め、触手とのキス・イラマチオです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「さて これからあなたの体の性能チェックを行うわ」
催眠を使ってお客の体を女性へと作り変えたマリアは
先ほどより高圧的な口調へと変化し、ここが生体ダッチワイフの工場であること
そしてこれから彼に触手を使った様々なテストを行うことを告げます。

エッチは「淫乱メスペット奴隷 みゆき」になったお客が
部屋の壁や天井から飛び出してくる無数の触手に全身を犯されます。
女性の象徴たるおっぱいやおまんこはもちろん、口やアナルなど全身を責めながら
マリアは何度も何度もドライによる絶頂を促してきます。

特に後半はかなりハードな連続絶頂を要求されますので
聴き終える頃にはそれなりに体力を消耗していることを覚悟しておいてください。

「左右の乳首から 快感が生まれて波紋のように体の中に広がっていく」
「にゅるり にゅるり 舐められるたびに 股間から快感が生まれる その快感に刺激されて さらに愛液がにじみ出る」

プレイは他の催眠音声と同様に触手責めの様子をわかりやすく描きながら
感覚を操作する暗示を適度に入れて性的快感を少しずつ高めていきます。
1時間半もの時間を有効に使ってじっくりと準備をしながら進めてくれますから
作品の世界にどっぷりと浸かったまま、みゆきになりきってプレイを楽しめるでしょう。

本作品のエッチにおける最大の特徴は絶頂回数がとんでもなく多いことです。
私が調べたところによると最低でも22回あります。
イキ場が非常に多い=チャンスが多い、狙いやすいことになりますから
ドライオーガズムに不慣れな人が挑戦するにも比較的向いているエッチと言えます。
ちなみにほぼすべての絶頂をカウントに合わせて行います。

「目の前が真っ白になる 体がビクンビクンと跳ねる おまんこがぎゅーって舌ベロを締め上げる 全身を激しく痙攣させ おまんこからぷしゅっと潮を吹く」
そしてどの絶頂シーンでも必ず0カウントに合わせて音叉の音を鳴らし
その直後にスピーディーな声の暗示を畳みかけるように入れてくれるのもポイント。

催眠の段階で音叉を体に馴染ませているからトリガーとして非常に有効ですし
暗示もそれ以外のシーンとは全く違う力強さがあって
脳や股間が勝手に盛り上がってくるのが感じられます。
簡単に言うとイカせかたの上手な絶頂シーンです。

「ねぇみゆき お前はどんな生き物なんだっけ? エッチで恥ずかしいことが大好きな メスの肉奴隷でしょ?」
またマリアは様々な触手プレイを行いながら
聴き手の心をメス奴隷へと作り変えようともしてきます。

肉棒で体を貫く、全身に精液をぶっかける、奴隷宣言をさせる。
ありとあらゆる方法を駆使して心を屈服させようとする様子には
なかなかのえげつなさがあります。
徹底的に凌辱されたい人ならきっとゾクゾクするでしょうね。

「度重なる絶頂の連続 もう何度イったかわからない」
最も手厳しいプレイが行われるのは最後の2パート。
ここではおよそ5分間ほぼノンストップでマリアが連続絶頂を促します。
何度も刻まれるカウント、音叉の音、そして暗示。
今まで繰り返し行ってきたことだからこそ無意識にしっかりと焼き付いており
自分の意に反して体が何度も反応することもあるかもしれません。

まさにイキ地獄と呼ぶにふさわしい壮絶なプレイです。
脳が爆発するような感覚や心と体が高まる感覚を大いに味わえるでしょう。

このように、ドライでの連続絶頂をテーマとした突き抜けたエッチが繰り広げられます。



色んなところが尖っている作品
音叉を使った催眠、長時間に及ぶ多種多様な触手責め、容赦の無い連続絶頂など
いくつもの美点を持った魅力的な作品です。

音叉はこの音だけでも十分なリラックス効果があり
それに暗示が加わることでより速く、そして深く催眠へと導くことに成功しています。
催眠を開始して10分もしたら相当に眠かったり頭がぼんやりしているでしょう。
それは音を上手に使ってリラックスできる脳波へと誘導しているからです。

しかも催眠に留まらずエッチでも重要な要素として登場させているのが見事です。
体の中に雷が落ちる音とでも言えばいいのでしょうか
絶頂の瞬間そのものを表すかのような音がドライオーガズムを上手にサポートしています。
本作品においてこの音が重要であることは間違いありません。

しかしそれ以上に印象的だったのがマリアの放つ重厚で的確な暗示の数々です。
これがあるからこそ催眠に入れるしエッチで気持ちよくなれるのです。
私は試していませんが、おそらく音叉の音無しでも催眠に入れます。
彼女の声によっても頭がくらくらするような心地よい感覚が味わえました。

催眠は最初に敢えて音だけを聞かせて十分に興味を引いてから
それらを駆使して効率よく催眠を深めてくれます。
女体化音声を数多く手がけられているサークルさんらしく
催眠と女体化の整合性、親和性が非常に高く
催眠に入った心地よさを損なうことなくすんなりと女体化へ誘導しています。
まさに流れるような熟練した女体化催眠と言えるでしょう。

エッチは時間が長すぎるため大まかな特徴のみをピックアップさせていただきました。
みゆきが女からメス奴隷へと変化していく様子を
聴き手視点でイメージしやすいように描いています。
プレイの肝となる連続絶頂もレベルが高く、弾けるような快感を何度も味わえました。
淫語それなり、喘ぎ声ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

総合的に見てドライ系のハイレベルな作品と判断しました。
一方的にハードに責められる展開からM度が高ければ高いほど楽しめるでしょう。

CV:夏深さん
総時間 ショート…1:41:08 ロング…2:11:27


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
エッチがもう少しコンパクトにまとまっていれば満点にしてました。
イキまくりたい人に強くお薦めします。

あと私は今回ロングを聴きましたが皆さんにはショートの方をお薦めします。
総時間が2時間を超えるロングだと催眠状態を維持するのが難しいからです。
1時間半を切るのが理想なのですが、10分オーバーくらいならなんとかなるかなと。

2019年11月4日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/81398573.html

ヒプノレイン

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。
サークルさんの有料2作目にあたります。

本作品はタイトルの通り雨音を使った催眠が行われます。
ザーザーと滝のように降るその音を聴いていると
なんだか心が澄み渡っていくのを感じることでしょう。

エッチは幽霊になって女性の快感を得る珍しいプレイです。
心も体も軽いとても自由な存在となった自信を胸に
好きな女の子の痴態を見ながらその感覚を掴み取ってみてください。
ちなみにエッチシーンは「ヒプノレイン2」と「ヒプノレイン自由」の2つあって
いずれか1つを選択して聴きます。



雨に打たれて溶けていく
催眠によって幽霊となり女の子と快感を共有するお話。

「今から 不思議な雨に あなたは包まれます」
お姉さんは落ち着いた声の女性。
進行役であり催眠者でもある彼女の言葉を聞きながら
幽体離脱するための準備を進めていきます。

催眠はおよそ20分間。
開始早々から聞こえてくる雨の降る音と一緒にお姉さんの話にも耳を傾けます。

雨音は「ザー」っと叩きつけるようなやや強めの音が使われており
それが催眠パート終了時までずっと流れ続けます。
ヘミシンク音を意識して作られている効果音らしいのですが
聴いている分には一般的な雨音とほぼ違いはありません。

催眠音声では水の流れる音、波の打ち寄せる音、風の吹きすさぶ音など
環境音を取り入れているものが結構あります。
人間はそれらを聴いているとなぜか心が落ち着き、催眠に入りやすくなるからです。
本作品でもこの雨音を聴いているだけで自然とリラックスしていくのを実感するでしょう。

序盤のお姉さんの話も水たまりやカエルの鳴き声など雨音に関連する内容で
聴き手にイメージをさせることによってリラックス効果のアップを狙っています。

「何を考えるのもめんどくさい でも その状態が 気持ちがいいでしょ?」
10分以上雨音を聴いて十分ほぐれたのを見計らって
お姉さんは体を部分ごとに脱力させて感覚を失わせたり
リアルタイムに声を左右に動かして頭の中を揺さぶったりすることで
聴き手を更に深い催眠状態へと導いていきます。

軽く首や肩のあたりが浮き上がったり
手足の存在を感じないほどに感覚が麻痺する方もいるでしょう。
そして最後の最後でとどめの幽体離脱の暗示をかけてきます。

前半でお姉さんが催眠とはほぼ関係のないお話をしたり
6分ほどに渡って雨音だけを聴くシーンを設けたりと
催眠の大部分を雨音に任せているとても珍しい催眠です。

雨音を聴いていると心が落ち着くのはいわば人間の本能ですから
催眠に対する抵抗心をむき出しにでもしていなければ
勝手に心と体が落ち着いてぼんやりとした気分になるでしょう。
その後の暗示も雨に絡めた表現を使ってイメージを崩さずに行われています。
経験の浅い方が聴いても大丈夫だと思います。



幽霊だからなんでもあり
エッチシーンはヒプノレイン2が10分間、ヒプノレイン自由が13分間。
プレイはヒプノレイン2は女の子と感覚を共有してのオナニー
ヒプノレイン自由は完全フリープレイです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「あなたは今 魂の状態 空中に ぽっかりと浮いています」
幽体離脱に成功してどこにでも行ける体になった主人公は
お姉さんの言葉に導かれながらエッチな覗きを始めます。

本作品ではエッチパートが2つあり、デフォルトは「ヒプノレイン2」パート
何度も作品を聴いて慣れた方は「ヒプノレイン自由」パートを聴くことを
サークルさんが推奨しています。
ちなみにエッチシーンで雨音は一切流れません。

「自分の好みの女の子が いやらしい手つきであそこをまさぐっている」
ヒプノレイン2では街中で好みの女の子を物色する形で軽く興奮を上げた後
お目当ての女の子の家に押し掛けて彼女のオナニーを鑑賞します。
その際幽霊は感覚を共有できるとのことで、彼女の快感をこちらも味わいます。
女体化はしませんからかなり珍しいタイプのエッチですね。

「女の子の快感が 直に流れてくる 体中がじんじんする」
女の子はオナニーが大好き。
誰にも見られていないことに安心しきってるのか
ローターやバイブを使って自分の股間を激しく責め上げます。
その様子を実況するお姉さんの声も合わせて艶めかしく変化しますので
イメージしながら己の快感へと変えていきましょう。
最後は彼女の絶頂と同時にドライオーガズムを迎えます。

一方ヒプノレイン自由ではこれらの描写を聴き手が創作していきます。
相当な妄想力が要求される超高難易度のプレイですから
催眠音声で安定して幻覚を見ることができるくらいのハイレベルな聴き手でもない限りは
まず完遂できないでしょう。
私には無理でした。たぶん一生無理だと思います。



落ち着ける作品
タイトルにもなっている雨音が十分な存在感と役割を持っている作品です。

雨音を邪魔しないようにお姉さんがサポート役に徹しているおかげで
どっぷりとその場の雰囲気に浸ることができます。
そしてたっぷり雨に打たれた後、お姉さんが改めて聴き手に催眠状態を自覚させる。
その瞬間体に何かが湧きあがってくるのを感じるかもしれません。
催眠パートだけ聴いて眠りにつくという使い方もいいでしょう。

エッチは幽霊の特性を利用してスカートの中や女の子の秘め事を覗かせたり
半ば憑依するような形で女性の快感を体験させようとしています。
実際男性と女性で快感を比べることはできないわけですし
やはり自分でどれくらいイメージできるかがカギになるでしょう。
女体化音声の経験があればあるほど楽しめるプレイと言えます。
淫語と喘ぎ声そこそこ、ちゅぱ音はありません。

ヒプノレイン自由はもっと端的な表現も可能なのですが
ここをネタバレするのはさすがにまずいだろうということでやや伏せました。
聴いてみれば「ああそういうことか」と納得していただけるはず。

エロトランスさんらしいチャレンジ精神に溢れた作品です。
なかなかのヒーリング効果が見込めますから
精神的に疲れている方などが聴くと良い気分転換になると思います。

CV:高山ましろさん
総時間 共通パート…20:00 ヒプノレイン2…13:25 ヒプノレイン自由…18:00


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

2020年6月11日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/83108759.html

機械は無慈悲な夜の女王

サークル「Hypnotic_Yanh」さんの催眠音声作品。

サークルさんとしてはおよそ1年8か月ぶりの無料作品となるこちらは
地球を守るアンドロイドの生体ユニットになって何度も何度も絶頂を繰り返します。
所謂ドライでの連続絶頂をテーマとしているため絶頂シーンが非常に多く
タイトルに違わぬ無慈悲なまでの責めが若干の苦しさと大量の性的快感を与えます。

今回は追加の音声をすべて盛り込んだフルバージョンでのレビューとなります。



巧みな話術による目的のすり替え
地球の平和を守る自律型アンドロイド「MHM001」の生体ユニットになるお話。

「それでは まずリラックスするために 目を閉じて 全身の力を抜いてください」
MHM001はやや無機質だが甘い声の女性。
最初の時点では自分の素性や目的について一切語らずに
簡単な諸注意をした後早速催眠誘導を開始します。

催眠は2パート36分ほど。
事前に全身を軽く脱力させ、ちょっとした質問を受けてから彼女の話に耳を傾けます。

「今からあなたには 私の生体ユニットになっていただきます」
お話の内容は彼女の生体ユニットになってもらうための説得。
彼女が活躍するためには人間の生体エネルギー(絶頂した時に発生)が必要で
それを得るためには主人公のような特殊な脳波周波数を持った人が生体ユニットになり
彼女の体内で何度も何度も絶頂してもらわなければなりません。
そういった諸々の事情を彼女の自己紹介も兼ねて教えてくれます。

ここだけ読むと「本当に催眠音声なの?」と疑われそうなので付け加えますと
お話の合間に適度に深呼吸をさせながら暗示でリラックスを促したり
「チキチキ」というちょっと変わった効果音を鳴らしてそれに気持ちよさを刷り込んだりしてきます。
そうやって彼女はまず生体ユニットになることへの抵抗感を取り除くのです。

「あなたには 今から私の生体ユニットになり 究極の快感を 究極の絶頂を 体感していただきます よろしいですね?」
また上のセリフのように「快楽を与える」という餌を敢えて後ろに置くことで
本来の目的である「生体ユニットになってもらう」の存在をぼかしたりもしています。
文末の「よろしいですね?」も断りにくくするための効果的なセリフです。

最初に行う質問のシーンもそうですが、現代催眠をやや意識した言い回しをしています。
少なくとも強烈に拒絶したくなるような感情は湧いてこなくなるでしょう。

同意後はいよいよMHM001へと搭乗します。
目の前にある穴から階段を下り、格納庫へと到着したら
彼女の放つリトラクタービームを浴びて体内に侵入
そして体内を滑り降りてコアカプセルへと到着します。

「ふわふわと 静かに浮かび上がります そして どんどん どんどん上昇し 私の胸の入り口に 引き寄せられていきます」
「機械に吸い込まれる すーっと 視界が暗くなる そして 急に体の 重さが戻ったことを感じる」

当然それぞれをただ客観的に描くのではなく
階段では落ちる、ビームを受けた時は心が軽くなるといったように
実際の情景に合った暗示を入れることでさらに催眠状態を深めます。
それぞれに適したリアルな効果音がその場の臨場感を出してくれていました。

「私の声は ずっと気持ちいい 私の声を ずっとずっと好きになる」
「私の声を聞く 私の声を聞き続けることだけが あなたに残された最後の意識」

そして最後はMHM001とより心を一つにするために
彼女の声により心地よさを感じさせ、「ブーン ポワポワ」という不思議な音を聞かせます。
この効果音は後々でも登場しますのでよく心に焼き付けておきましょう。
またこの後のプレイを存分に楽しむために射精禁止の器具を装着するシーンもあります。

一つのストーリーを描くように進めながら、それらに適した技法で並行して催眠も深める
あまり他では見られない非常に手の込んだ催眠です。

催眠音声でありながらボイスドラマらしさも持たせたいと作者さんが思われたようで
途中から結月ゆかりさんが状況報告を行うようになったり
それぞれに適したリアルな効果音が鳴って物語の雰囲気を大いに盛り上げてくれます。
催眠において雑音と思われがちな要素なのですが、今回はプラスに働いているように思えます。

催眠自体は前半が現代寄り、後半がほぼ古典でスタイルがガラリと変わります。
最初の段階では2人がほぼ他人の関係で、まず信頼関係を築くことが必要不可欠です。
そういうケースにおいて現代催眠の柔らかい表現は非常に有効と言えます。
そして同意後はやや指示的な表現を多くして主従関係を明確にする。
古典と現代の特質を理解し、シーンに合わせて組み込む技術は見事と言う他ありません。

作品のテーマに興味のある方なら多少経験が浅くても普通に催眠に入れるでしょう。
演出が本当に凝っていて没入感が得やすいです。



絶え間なく襲い掛かる絶頂の波
エッチシーンは10パートあり、合わせて55分。
プレイは胸への刺激、アナル責め、おちんちんへの責め、脳への音責めです。
それぞれの責めを行う際にその都度リアルなくちゅ音やモーター音が鳴ります。

「N73号 生体エネルギーの回収を始めます よろしいですね?」
MHM001の催眠によって生体ユニット「N73号」へと変わった主人公は
手足を拘束された状態で彼女からとてもとてもハードな責めを受けます。

エッチは事前に催淫ガスを吸引したりオカズを鑑賞して感度を高めた後
胸および乳首、アナル、おちんちんおよび睾丸の3つを個別に責め上げ
それから全部を一気に行い最後に脳を責める機械姦に特化した内容です。
時間も長いですし機械に犯される感覚を嫌と言うほど味わえるでしょう。

「胸の奥が脈打つような感じ 乳首の裏側に電マを押し込まれたような 壮絶な刺激があなたの量胸を襲います」
プレイの方は仮想的なものであることを考慮して
それぞれ何をするかをわかりやすく説明してから開始し
責めに応じた感覚操作の暗示を入れて主人公の感覚をダイレクトに味わいます。

しかし、どのプレイも終始暗示でガチガチに縛るようなタイプには敢えてせずに
プレイの様子や効果音といったイメージの素材を十分すぎるほどに提供し
聴き手にある程度自由に感じ取ってもらおうとする意図も見られます。
このへんがサークルさんが本作品に「ボイスドラマ」をつけている一つの理由かなと。
テーマが機械姦なのに暗示責めをするのも確かにおかしいですからね。

そして機械姦らしさを最も如実に表しているのがとんでもなく多い絶頂回数です。
その数なんと27回。
もしかしたら今まで聴いてきた中で一番多いかもしれません。

結月ゆかり「自動モードのため 引き続きプロセスを継続します」
特にすさまじいのが終盤の陰茎連続絶頂(追加)パート。
ここではおちんちんの内外から同時に刺激を与えながら
一定の間隔で睾丸に電流を流して強制的に何度も射精を促します。
(尿道が塞がれているため射精はできない設定です)
7分間で7回と恐ろしくハードですので自信のある方は完遂に挑戦してみてください。
私は2回が限界でした。

「あなたはイクのが仕事 イクのがN73号に求められる 機能なんですから」
そしてプレイのハードさと正反対に聞こえてくる機械たちの冷淡な声が
この場の雰囲気をより悲壮かつ残酷にしています。
彼女たちは絶頂できませんから当然主人公の苦しみもわかりません。
だからこそ彼に対してここまで無慈悲になれるのです。

このように、テーマに即した非常にハードなプレイの数々が繰り広げられます。



良い意味で愛の無い作品
催眠だけでなく奇想天外なストーリーから機械姦に持っていく展開も面白く
催眠音声としてもボイスドラマとしても優れた面を持っている作品です。

聴き手にストーリーやシチュに対してできるだけ疑念を持たせないように
誤解や偏見を説くようなスタンスの柔軟な催眠を施しています。
過去作にもいくつかありますが世間一般的な催眠音声とは明らかに違ったもので
普通に話しているように見えながら随所に現代催眠のテクニックを登場させ
意識を回避しつつ少しずつ無意識に彼女の良いイメージを植え付けていきます。

説得されている段階ではそれほどでもなかった意識のぼやけが
同意後の階段を下りるシーンで一気に強くなるのがわかりました。
それはつまり説得の結果、私の無意識が彼女の言うことを受け入れる姿勢を持ったからです。
「あれ? なんで?」と体の異変にちょっとした驚きを感じる人がきっといるはずです。
今回のプレイを楽しむための十分な催眠効果を持っている催眠と言えます。

各パーツの責めを終了した後で2分程度の再深化パートが用意されており
プレイを存分に楽しんでもらいたいとする作者さんの心遣いも感じられます。

ボイスドラマの側面については、プレイがとんでもなくハードなのも大きな特徴ですが
それ以上に主人公に対するMHM001の接し方の変化が実に興味深いです。
彼女は最初は普通の人間に対するように感情を込めて話しかけてくれていたのに
N73号として扱われるようになると一段階冷たくなり
さらにプレイが進むほどにどんどん感情が消えて機械の顔が浮き彫りになります。

「続けて 3回」
終盤に差し掛かると心身に明らかな異常を来していると報告されているにもかかわらず
無理矢理絶頂を繰り返させて神経をショートさせようとするシーンも登場します。
彼女にとって主人公は単なるエネルギーの供給装置に過ぎません。
だからこそ壊れないギリギリのレベルで無慈悲な責めを繰り返します。
ぼろ雑巾のように扱われる展開からM属性が強い人ほどより大きな快感を得るでしょう。

ドライオーガズムはさすがに全部をこなすのは無理そうですが
それでも最低2、3回はイケる人が多いのではないでしょうか。
射精一切無しなので複数回の絶頂は十分に可能です。

中でも陰茎刺激のパートが一番狙いやすいかなと。
竿と睾丸の両方がきゅーっと締まり、絶頂と同時にぱぁーっと気持ちいい波が襲ってきました。
ドライ未経験者は是非この作品で初体験を目指してみてください。
淫語それなり、喘ぎ声ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

長々と書かせていただきましたが一言で言えば良作です。
これだけのボリュームと内容で無料はまさに驚きとしか言いようがありません。
機械姦が苦手な人でもなければすべての人に聴いてみてほしいと声を大にして言います。

CV:みる☆くるみさん、VOICEROID+結月ゆかりさん
総時間 ショートバージョン…1:20:14 フルバージョン…1:51:00

Hypnotic_Yanh
http://blog.livedoor.jp/yanh_japan/archives/7378972.html

アニマの素敵な下ごしらえ

サークル「ふしぎラボ -Mystiska Lab-」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。
全年齢向けの癒し系作品を専門に作られているサークルさんです。

本作品は少女にお菓子の世界へと導かれて
そこで心と体をとろとろに溶かして気持ちよさを味わいます。
体をお菓子に変えられる作品は他だと「ちょこれーとになっちゃう催眠音声。」が挙げられますが
催眠状態にいる時の心地いい感覚にイメージが似ており
お菓子の持つ甘さや美味しさも手伝って幸福感が割と簡単に得られます。



不思議な音を聞きながらお菓子の世界へ
謎の少女「アニマ」と一緒にお菓子の世界へ行くお話。

「初めまして それとも またお会いしたのかしら?」
アニマは幼さを感じる可愛い声の女の子。
主人公を楽しくて素敵なお菓子の世界へと案内するやめにやってきた彼女は
そこに行くための準備として彼の体を声を使ってリラックスさせます。

本作品は作中でバイノーラルビートの有無を選択可能で
有りの場合は開始序盤から終了直前まで軽く振動するような音が聞こえます。
(バイノーラルビートの詳細については「妖怪娘催眠噺~座敷わらしの章~」をご覧ください)

これ単体で聴くと人によっては頭が痛くなりそうなタイプの音なのですが
今回は環境音の裏でこっそり流すような演出が施されており
事前に知らないと流していること自体に気づかないかもしれません。
あくまでリラックスの促進をサポートするような控えめな役割に留めています。

催眠はほぼ全編にあたる40分ほど。
最初はお馴染みの深呼吸と脱力で心身を程よくほぐします。

「ここは 落ち着ける環境 誰もあなたの心を邪魔する人はいないから ゆったりと 自由に心を開放して 寛ぐことができると思うわ」
催眠でよく使われる手法なだけに、これ自体にも十分なリラックス効果があるのですが
アニマがこれらにゆったりと取り組めるように意識してのんびりと話していたり
この段階から聞こえ始める滝の水が流れるような環境音も加わって
割と序盤から作品の世界に没入することができます。

神経質な人や周りがややうるさい地域に住んでいる人だと
声だけでは無音の時間に雑音が聞こえてなかなか集中できないケースもあります。
しかし本作品はほぼ常に何らかの環境音が流れている作りですから
それらが邪魔な音をシャットアウトして、作品をより楽しめるようにしてくれています。

「こねればこねるほど 芯まで柔らかくなって どんどん力が抜けていくわ」
お次は実際にお菓子の生地をこねるように彼女がパーツごとに全身を揉みます。
ここでも「ぽわん むをん」というやや立体的な不思議な効果音が流れ
お菓子作りの雰囲気を盛り上げてくれます。

誰かにマッサージを受けている場面をイメージし、その気持ちよさを思い浮かべながら
さらにリラックスして意識をぼんやりとさせていきましょう。
そうやって心と体の境目を取り除き、ただのお菓子へと自分を作り変えていくわけです。
私の場合はこのシーンで肩のあたりがかなり重くなるのを感じました。



あまーい世界でアニマとひとつに
ある程度お菓子の土台ができあがったら今度は味付け。
アニマはバニラとチョコレートを主人公に注いでかき混ぜながら
甘い味と香りを植え付けて幸せなひと時を味わわせます。

「バニラがあなたに混ざっていくと あなたの体が 優しいバニラの香りと味に ふわふわあまあまの バニラクリームに 変化していくの」
どちらもアイスでよく見かける味なだけに誰でもイメージが可能で
かつ甘いものが嫌いな人でもなければ好ましく思う素材です。
どちらかといえば女性の方が楽しみやすい内容でしょうね。

彼女が意識して話を止めて、聴き手にイメージを膨らませてもらう時間がここから多くなり
自分の無意識に眠っているそれらの感覚や印象を余裕をもって確かめることができます。

「2人の隙間はなくなり 合わさったところから混じりあい 同化して あなたの体は 私の中にゆっくりと 沈んでいくの」
そして最後に主人公が変化してできたお菓子を彼女が美味しくいただきます。
本作品では「食べる」だとイメージ的にマイナスに働くと考えたのか
実際は彼女と溶けあって同化するといった描写がされています。

液体の中にいるイメージにふさわしい水中で泡が弾ける音を背後に聴きながら
白い液体に染まってすべてを真っ白にし、体の芯からリフレッシュします。
おそらくこの段階で頭の中がとろとろになっている感覚を強烈に味わっているでしょうから
あとは彼女の声を聞きながらそれに浸るだけでも十分に気持ちよくなれます。
エッチな要素が一切ないおかげで癒しに専念できるのがいいですね。

このように、イメージを中心とした幻想的な催眠が繰り広げられます。



現実逃避できる作品
アニマの不思議なキャラ、わかりやすくファンシーなイメージ
そして諸々の効果音が合わさって仮想世界にいるような錯覚を見せてくれる作品です。

アニマは聴き手を不安がらせる表現をできるだけ避けながら
実際にお菓子を作る要領で気持ちよさや心地よさを味わわせようとします。
こねる際も「むにーん むにむにん むにゅーん」と可愛い声と擬音語を使っていて
そういったやや子供っぽい部分が和みや癒しを生み出しています。
甘いお菓子を作るイメージも彼女のキャラに合っており違和感なく聴けます。

効果音についてはちょっと鳴らしすぎかな?とも思うのですが
音自体はクオリティが高くイメージも適していると言えます。
アニマの声と環境音・効果音にほぼ同等のウェイトを置いて
別々の方向からリラックスやリフレッシュへと導いているように感じられました。

催眠は分割弛緩法、イメージ法、沈黙法といった古典系の技術が使われています。
しかし、それらを型どおりになぞることに力を入れるあまり肝心の暗示のボリュームが少なく
どちらかというと彼女の声に導かれるというよりは
彼女の与えたイメージを材料に、こちらがそれを料理して心地よさを感じる作りになっています。
具体的には体をこねている際にその様子をわかりやすく伝えてくれますが
「こねられた部分が温かくなり、気持ちよさを感じる」といった暗示はほとんど入れてきません。

正直なところ、一般的な催眠音声と比べると催眠的な効果はやや弱いです。
ですが世界観がしっかりしていて没入感を得やすく
その結果リフレッシュ効果は大いに見込めると思われます。
私自身が聴いている最中は来客があったのに気づかないほどのめり込んでいました。

総合的に見て、純粋な催眠音声と呼ぶには厳しい部分もあるのですが
作品の目的である癒しの効果は一定以上得られると判断しました。

サークルさんも作品説明文で「催眠の技法を用いています」とは書いていませんし
作中でも「催眠」と一切言わないなど催眠らしさを敢えて消している姿勢が見られます。
だから本気の催眠ではなく催眠の要素を取り入れて
より効率的に癒しを与えてくれる作品と考えるのが妥当でしょう。

CV:七凪るとろさん
総時間 48:36


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
解除音声はもちろんあります。

【女体化】ラブだくダダあま百合えっち玩具なぶり!!【催眠】

サークル「エコーズ」さんの催眠音声作品。

本作品は可愛い彼女が催眠を使って女性としての気持ちよさを味わわせてくれます。
テーマは大人のおもちゃ。
電マ、バイブ、ローター、そしてディルドーの4つの器具を駆使して
体のありとあらゆる部分を順を追いながら責め上げてくれます。

催眠はエッチでの気持ちよさを主観的に味わえるようにと
女体化することに目的を絞って行われます。
わかりやすいイメージを経て女の子に変化した後
それを少しずつ自覚させてくれる丁寧な流れが魅力です。



両刀使いな彼女
彼女の催眠で女の子に変えられおもちゃで責められるお話。

「ねぇねぇ 聞いてるの? ねぇってば」
彼女は元気で明るい声の女の子。
恋人としてノーマルなお付き合いをしている彼氏に対して
突然大人のおもちゃを使ったプレイをしようと提案します。

催眠は2パート26分ほど。
まずはベッドに横にならず腰をかけた状態で目を瞑り
深呼吸をしてから瞼の裏に鏡が映っているのをイメージします。

「鏡っぽくなくっても 気にしないで それがあなたの あるがままの 心の鏡」
ここでの鏡やこの後の女体化した姿について、彼女は明確な表現を敢えて避け
聴き手の好きにイメージしてもいいと言ってくれます。

作品によってはイメージを本当に細かく描写するものもありますが
なんとかイメージしないとと思って逆に催眠に入りにくくなるケースもありますし
こういう聴き手にとってフリーダムなイメージの方が万人向けなのかもしれません。
皆さんの思い思いの鏡や女性像を頭の中に描いてみてください。

「鏡の中のあなたの 目の中の あなたの 目の中の あなた の目の中のあなた」
鏡がイメージできた後はそこに映る自分の目を見て
さらにその目に映る自分を見る、を繰り返しながら
瞳の奥に映る鏡の中の自分を繰り返し見つめ続けます。
そして奥に行けばいくほど自分が女性らしい姿になっていき
最後の10人目になると完全な女性になっている、そんな描写がされています。

テレビの中にテレビが映っていて、またその中にテレビが映っているというやつです。
わざと似た表現を使用しているのは聴き手を軽く混乱させたかったのかもしれません。
鏡の中に映る自分を1人目、2人目とカウント形式にしているのがポイントでしょう。

「今から あんたの体に 大人のおもちゃの良さを教えてあげるね」
次のパートでは作品の趣旨に沿って電マを使った女体化の深化が行われています。
彼女の言った部位に電マをあてがわれているのを意識しながら
そこに温かさを感じていきましょう。
ここでの電マは普通にマッサージ目的で使われています。

「女の子らしい ほっそりした左腕に 血がめぐっていって」
上のセリフのように彼女はそれぞれの部位ごとに必ず「女の子らしい」をつけます。
女体化自体は先のパートで完了しているのですが
その変化を心と体になじませるためにマッサージを行うわけです。
聴き手に間接的に自覚させようとしているところに作り手の心遣いを感じました。

エッチを女の子になりきって楽しむための準備として
女体化にとても力が入れられている催眠です。
催眠の前にある2分程度の会話によって彼女に対する親近感を湧かせ
そのうえでイメージを交えながら催眠状態への移行と女体化を並行して行っています。

催眠状態に持って行ってから女体化する作品が大多数を占めているだけに
本作品のような流れはとても新鮮に感じました。
電マを使うパートも女体化を定着させる役割を十分に果たしていると思います。



器具を使ったやや激しい責め
エッチシーンは2パート46分。
プレイは電マ、バイブ、ローター責めとディルドーを使っての疑似SEXです。

器具を作動させた際に効果音は鳴りませんが
代わりに「びぃぃぃん」などの擬音語がリバーブ効果つきで時折流れます。
セルフはもちろんありません。

「あたしの唾液をたっぷり塗りつけて あんたの可愛いとこ全部 これで愛撫してあげる」
催眠を使って彼の体を女性に作り変えた彼女は
早速女性としての気持ちよさを味わってもらうために3種の器具を使って責め始めます。

エッチは「玩具なぶり」の名の通りすべてのプレイで大人のおもちゃが使われています。

器具を扱うプレイと言うとハードなイメージを思い浮かべる方もいるでしょうが
彼女はまずバイブを体中に這わせてその形と感触を体になじませたり
挿入する際はまず入り口で抜き差ししながらおまんこをほぐし
挿入後も少し間を置いてから弱い刺激を与えたりと
彼女が彼を常に思いやっているのがわかる愛のあるエッチが楽しめます。
少しずつ順を追ってハードにしていくのが取り組みやすくていいですね。

「どんどんじわーっと快感が高まってきて ほら 内股がピクピク反応してきた」
また彼女はプレイと同時に湧きあがる感覚を時折暗示として入れることで
聴き手にダイレクトに感得させようとしてきます。
全体的にかなり細かくプレイの様子を描写してくれますから
それを聴いているだけでも体に何らかの反応が自然に生まれるかもしれません。

「女同士でも 一つになりたい心が形になって 今 あんたの中に入っていくの」
彼女の愛が最も感じられるのはやはり最後の疑似SEXでしょう。
ここでは双頭のディルドーをお互いのおまんこに差し入れて動きながら
2人同時の絶頂を目指します。
彼女の体の温かさや柔らかさを感じながらカウントに合わせて快感を高めていきましょう。

このように、器具の気持ちよさを味わいながら心も満たされるエッチが楽しめます。



あまあまなレ ズが楽しめる作品
作品のテーマであるエッチなグッズをふんだんに使ったプレイが特徴的な作品です。

最終的には2穴+クリトリスの同時責めなんていうハードなプレイも登場しますが
2人の関係が恋人同士、かつ属性がノーマルなため
終始とても甘く温かい雰囲気に包まれています。
一方的に責められるシチュですからMの方がしっくりくるでしょうが
ノーマルに近い方でも割と聴ける作品だと思います。

催眠はあくまでエッチを主観的に楽しませるための手段として
ほぼ女体化に絞った作りになっています。
彼女の言いなりになる事を目的としてはいませんので
心と体を操られるような感覚は得にくいと思いますが
彼女に器具で責められた際の感情移入度にはある程度の変化が期待できます。
ちょっと特殊なタイプのため初心者にはあまりお薦めしません。

エッチはどこを切っても電マやバイブが登場するかなり尖った作りです。
少しずつ器具に慣らしてからより激しいプレイに移行する流れに丁寧さを感じました。
しかしプレイによって得られる感覚に関する暗示の入れ方がやや弱かったりと
催眠音声として少々残念に感じた部分もあります。
淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声いずれもそこそこです。

総合的に見てエッチに若干詰めの甘さを感じるものの
女体化催眠音声として非常に個性的な作品とみています。

CV:紗藤ましろさん
総時間 1:18:53


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります



催眠オナニー・同人音声の日記さんで配布されている、無料の催眠音声作品。

サークル「Hypnotic_yanh」さんとして
当サイトでも過去2つほど有料作品を紹介させていただいています。
一般的には「スク水さん」と呼んだほうがわかりやすいでしょうけど。

本作品は縄、蝋燭、鞭といった道具を使用しての
SMプレイを音声だけで体験できるのが特徴です。
調教やペット化がテーマの作品はそこそこありますが
こういう典型的なSMが盛り込まれている作品はほとんどありません。

催眠、エッチ共に表現がとても丁寧で
縄の結び方、蝋燭を垂らす場所なども女王様が細かく教えてくれます。
おかげでイメージに困るシーンはほとんど無いでしょう。

※道具を実際に用意する必要はありません。



SMへの抵抗心を少しずつ削いでいく
お姉さんに縄、蝋燭、鞭を使ったSMプレイを受けるお話。

「さて あなた SMビデオって観たことあります?」
お姉さんはやや嗜虐的な匂いが漂う声の女性。
心の奥底でSMへの興味を抱いているらしい主人公に対して
SMに関するお話をすることで、徐々にSM奴隷としての精神を養っていきます。

催眠は2パートに分かれており、合計で28分間。
最初に少しだけ無理な体勢を維持し
一気に脱力することで体をリラックスさせた後は
深呼吸することを意識させながら、SMについてのお話をしてくれます。

「あれ SMって 責める方と責められる方 どっちが気持ちいいと思います?」
内容はこの後のパートで使用する3つの道具に関することで
プレイそのものよりは、そのプレイがもたらす心理的影響などに言及しています。

私個人はSMをよく知りませんし、そこまで興味もないのですが
お姉さん役の声優さんが好きなこともあって、特に退屈せず聴くことができました。
お姉さんは「別に聴かなくてもいいよ」と言ってくれますし
声によって生まれる音の方に意識を向けていても、催眠にはかかれると思います。

そうしてSMを受ける側に意識を向けさせ
合間にお姉さんの言葉に対する服従を求める暗示を絡めることで
彼女に逆らえない環境を作り上げていく。
お話を聴き終えたとき、頭にぽわぽわとした感覚を味わうことになるでしょう。

催眠が「~しなさい」などの命令をほぼ行わない、現代催眠っぽい作りなため
被暗示性のあまり無い方でも安心して聴くことができます。
聴き手は声に耳を傾けながら深呼吸をするだけと非常に簡単ですから
経験の浅い方でも問題なくついていけるでしょう。



とてもとても細かい描写
エッチシーンは3パート29分ほど。
プレイは縄、蝋燭、鞭によるSMプレイのみです。

鞭で叩かれる際にリアルな効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「縄の拘束が続いている間中 あなたはずっと
自分が奴隷であることを意識し続けることになるんです」

ここでは女王様になったお姉さんが
主人公を痛めつける形でいっぱいご奉仕してくれます。

「あなたの目の前に縄があります そうね 長さは5メートルぐらいかしら」
「この縄を丁度半分のところで折って 輪になったところを あなたの首に掛けます」

一般人には縁遠いことを意識してなのか
どのプレイも女王様が具体的な表現をしながら、丁寧に説明をしてくれます。

特に縄で結ぶシーンは、挿絵にある「菱縄縛り」という縛り方を
順を追って本当に細かく進めてくれます。
ただ、こういったプレイに関する知識の無い方は
事前にどのように縛るかを頭に入れておいたほうがいいでしょう。

私はこのサイトを参考にしました。
http://booster-pro.com/blog/asanawa/howto.html

「この鞭で あなたの精神も支配してしまうんです」
絶頂シーンは最後の鞭プレイに収録されており
縄と蝋燭で体と感覚の自由を奪われた後
最後に残った精神も彼女に取り上げられてしまいます。

ここでは鞭の音に合わせてイクことになりますから
「ヒプノドラッグレディ」などの音に反応させるタイプの作品に適性のある方ほど
おそらくよりイキやすいでしょう。

上手く催眠にかかってさえいれば、鞭が「ビシィ」と鳴るたびに
股間あたりがビクンと反応してしまうかもしれません。

〆の連続絶頂の際には、私は自然に股間がぐぐっと引き締まって
それが2分間ほど自分の力では動かせなくなるのと同時に
そのあたりを中心に甘い感覚が駆け巡りました。



催眠、エッチ共にオリジナリティに溢れた作品
非常に安定した質の高い作品です。
催眠にはきっちりかかれるし、エッチもしっかりイカせてくれます。

タイトルに「ヴァーチャル」とあるように、あくまで仮想プレイなためか
お姉さんの口調はかなりマイルドで、雰囲気は割とゆったりしています。
M向けであることは否定しませんが
ややMくらいでも普通に聴けるのではないかなと。

催眠は有料作品でも数少ないタイプで
「なんでかかるのかよくわからないけど、気付いたらかかってた」
そんな面白い感覚が味わえるでしょう。
初心者から上級者まで、どなたでも大丈夫。

エッチは聴く前にイメージしていたものよりは大衆向けに感じました。
催眠によって上手くマイナス方向の感情を和らげているおかげで
聴き始めてしまえば割とあっさり聴き終えられると思います。

フィニッシュもドライ経験者ならイキやすいと言えるでしょう。
でもドライ未経験者にはさすがに厳しいかも。

個人的には大満足の作品でした。
これが無料ですか…嬉しい反面もったいない気もしてしまいます。

CV:みる☆くるみさん
総時間 1:04:38

ヴァーチャルSM催眠
http://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_059871zero/

まどろみ世界

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。
「ヘミシンク音」という特殊な音を使用している、とても珍しい作品です。

過去当サイトでも
「【音責め】あまラブ堕天使のH昇天トランス!【催眠】」
「第3弾」
の2作品で登場していますが、改めて簡単に説明すると

イヤホンの左右から別々の周波数の音を流すことで、頭の中に音のうねりを発生させ
その周波数の差に当たる分のα波を脳に強制的に生み出させる。
それにより脳の状態をコントロールする、といったものらしいです。

つまりヘミシンク音を聴いていると、自然と気持ちがよくなってきます。
本作品ではその状態になった聴き手に色々と意識をさせることで
ドライオーガズム-精神的な絶頂を誘発するように進められています。

今回は男性向けバージョンでのレビューとなります。



まずはヘミシンク音に体を慣らしていこう
ヘミシンク音を聴きながら、お姉さんに言葉でイかされるお話。

「早速ですが 今から音を流します」
お姉さんはとても落ち着いた声の女性。
簡単な注意事項を話した後、早速ヘミシンク音を流しながら
どういった姿勢でこの音に向き合えばいいか、などの心得を説明してくれます。

本作品の主役であるヘミシンク音は
「ブオーン」と小刻みに震えるような音をしており
聴いていると全身が軽く揺さぶられるような感覚を受けるかもしれません。

ただ、長時間聴いていても頭が痛くなるほどの揺れではないので
途中で投げ出す方はそこまでいないのではないでしょうか。
「聴き慣れない音だけど、嫌ではない」そんな感じです。

基本的には作品のほとんどの時間で流れ続けますから
自分でも聴き続けられるかについては
実際に体験版を聴いて確認してみてください。

ちなみに、作中では全部で7つの音が用意されており
催眠の深度が進むにつれて段階を上げていくことになります。

催眠は時間にして39分ほど。
最初は深呼吸や脱力を行いながら、少しずつヘミシンク音を体になじませていきます。

「あなたの脳は ゆっくりと そして確実に溶かされていく」
ヘミシンク音を実際に聴いてみると、まず頭がぼんやりしてくるのがわかるでしょう。
それにお姉さんのセリフを区切った、ゆったりとした声が加わることで
自然と眠くなってしまうかもしれません。

「考える力も 脳味噌も 脳味噌のしわが無くなっていき 溶けて 液体となっていく」
お姉さんはヘミシンク音の段階を少しずつ上げながら
主人公の心をとろとろに溶かしていきます。
意識が混濁した状態の中で、なんだか体がふわふわと浮いているような
そんな不思議な感覚を私は味わうことができました。



体の敏感な部分を意識することで、より感じるようになる
エッチシーンはおよそ9分間とかなり短め。
プレイは言葉による絶頂が表現としては一番わかりやすいでしょう。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「7の音は あなたを性的な快楽へ導くために 特化した音」
ヘミシンク音を徐々に変化させることで
まどろみの世界へと引きずり込まれた主人公は
お姉さんの言葉により、快感を意識してしまうことになります。

「あなたの乳首を吸う いやらしい音が リアルに聞こえてくる」
よくある言葉責めのような「変態」などの罵声を浴びせかけるタイプではなく
本作品ではお姉さんがシチュなどを口に出すことで主人公に意識をさせて
それによって快感を誘発する
、そんなかなり珍しいプレイが繰り広げられます。

乳首、股間と意識を向けさせた後はカウントダウン。
短いスパンで何度も何度も繰り返すことで、感度を上昇させていき
とどめはビシッと叩き付けるような声で、絶頂へと導いてくれます。

私の場合は下半身が痙攣するような感覚でしたが
この瞬間にどういった感覚が生まれるかは
本当に人それぞれなのではないでしょうか。

以上のように精神を責めるような形で進められていながらも
お姉さんが言葉で痛めつけるようなタイプではなく
聴き手にイメージを浮かび上がらせ、自発的に気持ちよくなる手助けをするような
ちょっと変わった切り口のプレイとなっています。



「脳がとろとろになる」感覚を味わいやすい作品
催眠特有の「脳が気持ちよくなる」状態を比較的簡単に体験できる作品です。
流れ続けるヘミシンク音を聴いていれば自然に意識がぼやけ
心地よい気分に浸ることができるでしょう。

プレイは一応股間を触っていいみたいなことを言われるため
セルフも有りと言えば有りなのですが
直接的なエロではなく、聴き手にイメージさせて興奮を促すタイプで
イかせ方自体は完全にドライを意識していますから
どちらかというとドライの方が目指しやすいと思います。

属性はSでもMでもいける万人向けでしょうか。
初心者には…私はあまりお薦めしません。
たぶん経験を積んでから聴いた方がずっと楽しめます。
だから初心者の段階で聴いてしまうのはちともったいないかなと。

ヘミシンク音も段階的に徐々にきつくしていく丁寧な運びですから
精神に過度な負担がかかる可能性は低いでしょう。

ただ、気持ちいいからといって必要以上に聴き続けるのは体に毒です。
複数回聴く場合は、連続で何回もループさせて聴くようなことはせずに
きちんとある程度の期間を開けながら聴いていってください。

CV:卯月杏奈さん(男性向け) 輝さん(女性向け)
総時間 1:02:03(男性向け) 40:51(女性向け)


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

2017年10月27日追記
再レビューを公開しました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/73140185.html

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