同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:藤堂れんげ

   ● 【174khzハイレゾ】道草屋-芹-夏休み【切抜き耳かき】
   ● 休日屋
   ● 【耳かきと添い寝】声付き耳かき音を作ってみた14
   ● 【アイヌ系】道草屋 すずな 囲炉裏の音【うたた寝音声】
   ● 深層世界で癒される安眠音声
   ● 【甘がみ】道草屋 すずな-ひろいもの-【マッサージ】
   ● 【耳かき】耳かき安眠店 道草屋 すずな【甘がみ】


【174khzハイレゾ】道草屋-芹-夏休み【切抜き耳かき】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

癒し系作品ではもはや定番と言っても差し支えないほどの人気を誇る「道草屋」シリーズ。
その15番目にあたる本作品は、上品でちょっぴり子供っぽい性格のお姉さんが
夕方から夜にかけて2種類のサービスをしながら癒しを与えます。

シリーズ最大の特徴とも言える臨場感抜群な効果音と環境音や
それぞれに個性を持った店員のキャラを上手に使って
道草屋で過ごすひと時をそのまま切り抜いたかのようなリアルさでお届けしています。

中でも夜の部に登場する甘噛みはまさに圧巻。
そのとてつもなく近い声や息遣いが彼女の存在を十分すぎるほどに感じさせてくれます。
演出面に力を入れた素晴らしい音の数々
道草屋の店員「芹」の怪談を聞いたり耳かきをしてもらうお話。

「お願い事 何をなされたんですか?」
芹は明るく上品な声のお姉さん。
近くにある神社にお参りしていたお客を呼び止めると
少し遠回りをしながら一緒にのんびりと道草屋に戻ります。

本作品は神社で出会った彼女の怪談を聞きながらお店へと戻る夕方の部と
沢山の虫の声や花火の音を聞きながら耳かきされる夜の部の二部構成。
前者は主に芹との時には緊迫感のある、時にはちょっぴり間の抜けたやり取りを
後者は効果音や環境音といったリアルな音の数々を中心に楽しみます。

道草屋シリーズは効果音や環境音が抜群に優れていることで有名なのですが
今回は音のリアルさをしっかり維持したまま演出面に力を入れている節が見られます。
具体的に言うと時間・場所・位置・距離によって諸々の音が小まめに変化します。
実際どんなものなのかはこの後シーンごとに説明していきます。

「春に 山菜 美味しいなーって思ってたら もう鮎ですよ? びっくりですねー」
もちろんお相手を務める芹の存在も忘れてはいけません。
道草屋店主、しかも最年長という立場からくる印象とは少し違った子供っぽい性格をしており
お客に対しても割と砕けた調子で食べ物や他の店員、日々思っていることなどを語ります。

何気ない内容のお話を意識的に間を長く取りながらゆっくりと話すのほほんとした様子に
多くの人がほのぼのとした心温まる気分を抱くことでしょう。
声の印象とは良い意味で異なる、可愛げのある女性として描かれています。
ちょっぴり怖い怪談、刻々と移り変わる音
夕方の部は歩きながら芹の4つの怪談を聞き、途中で合流した別の店員「すずな」と3人で道草屋へと帰るシーン。
当然のようにメインのサービスは怪談になります。

「ある朝 井戸に水を汲みに行って その日だけ なーんか中が気になったんですよ」
「作業を続ける 同僚の背後には 何か白く 細長いものが立っており くの字に折れるようにして じーっと同僚を見下ろしていたのです」

内容はあまりばらすとつまらなくなるなるでしょうからほぼ伏せますが
彼女の子供の頃、成長した後、とある男性、彼女の祖父と登場人物をその都度変え
誰かが死ぬなどのグロい表現は一切無しに
聴き手の背筋がちょっぴり凍るあたりの展開やオチにまとめてあります。
元々が癒し系ですから、ちょっとした涼をお届けするのを目的にしている感じです。

そして歩きながら話している雰囲気をできるだけリアルに感じ取ってもらおうと
バックで流れる彼女の足音のペースが不規則に変化し
怪談が盛り上がるシーンでは突然立ち止まって緊張感のあるセリフを投げかけたりします。
中でも2番目に登場する「だるまさんが転んだ」というお話では
その遊び方に合わせて何度も立ち止まる凝った演出がされています。

夕方の部における最大の魅力は環境音。
2人が神社からお店に戻るまでの情景の変化を音だけで見事なまでに表現しています。
例えば最初はヒグラシやニイニイゼミが鳴いていたのが
3番目のお話に入るとそれらが弱まり今度は鈴虫の鳴き声が登場
もうしばらく経つと再びセミの声が大きくなる、といった具合です。

パートやシーン単位ではなくリアルタイムで環境音が変化するのが本当に素晴らしいですね。
厳密に調べたわけではありませんが1~2分後にはガラリと切り替わっている場合もあります。
セミが複数種類いることを利用してそれぞれの鳴き声の比率まで変化させていますし
しかも突然小さくなるのではなく、少しずつ自然に消え行く演出がされています。

ここまで変化に富んだ環境音は今まで聴いたことがありません。
サークルさんご自身が言われているように、自然をそのまま切り出したかのような世界がそこにはあります。

芹「帰ったら ビールにします? 焼酎にします?」
すずな「先にご飯です」
怪談が終わった後の芹とすずなのやり取りも聴きどころ。
年上の芹をすずなが制御する形でテンポの良いやり取りが交わされます。
途中で2人して童謡を歌うシーンがあったりと、先ほどまであった緊迫感は一切なくなり
スッキリとした気分で次の夜の部に進むことができます。
超至近距離の甘噛み
続く夜の部は舞台を外から道草屋のとある一室へと移し
芹に耳の甘噛みやマッサージ、耳かきをしてもらいます。
時間が進んだこともあって環境音は鈴虫がメインになり、先ほどよりも静かな雰囲気が漂っています。

ここでの最大のポイントは耳かきではなく甘噛み。
右耳→左耳の順にはむはむする至って普通のサービスなのですが
その音や息遣いが半端なく近いです。

当サイトでは主にバイノーラル録音の作品で「声がすごく近いよ」と言うことが結構あります。
ですがそれらは耳の真横に唇があって話しかけられてる感じなんですね。
それに対して本作品は「もう耳に唇が触れてるんじゃないか?」と思えるくらいの近さがあります。
従来の至近距離からさらに一歩進んだ超至近距離での甘噛みです。

私はそれこそ浴びるほど音声作品を聴いてますから、甘噛みも当然かなりの作品で経験しています。
ですがこの作品の甘噛みを聴いた瞬間衝撃が走りました。
その合間やセリフをしゃべる時に漏れる微かな吐息までクリアに、リアルに聞こえます。
体験版にも収録されてますので気になった方はここだけでも是非お試しください。

続く耳かきは24分30秒ほど。
膝枕の体勢で左耳→右耳の順に耳かき棒で大きな汚れを、洗浄液に浸した綿棒で小さな汚れを取り
最後に軽く息吹きをする比較的シンプルなものです。

耳かき棒は「じじー ずりっ」と細くちょっぴり堅さのある音
綿棒は「すりじょり ぷす ぱち」とふわふわした柔らかい音が使われており。
前者は穴の入り口だと長めのストロークでゆっくりと、奥では大きく動かさず中でほじほじと掻き出すように
後者は耳の壁を優しくなぞったり穴の中でゆっくり回転させる動きをします。

どちらの音も聴き手に配慮した柔らかな質感が耳に心地よく
作品の雰囲気を損なわない形でリアルな耳かきがされています。
道草屋シリーズは奇抜なサービスを取り入れるよりも、基本をきっちり押さえる傾向が強いです。

「毎年 花火が ひゅー どーん ごろごろしてると 音だけ 聞こえてきて」
そして夏の夜にふさわしい打ち上げ花火の音が耳かきに彩りを与えます。
会場からお店までの距離が遠いのか、花火の音はボリュームが結構抑えられてますし
華やかではあるけど耳かきの静かさを壊すほどではありません。
あくまで環境音としての役割に留めてあります。
ちなみに花火の音は前半の左耳パートでのみ鳴ります。

「そういえばですね まったく関係ないお話なんですけど 日が落ちてから ずーっと じーって鳴いてる虫 いるじゃないですか?」
最中の芹はというと、付近に生息する虫や鮎釣りなど何気ない話をすることがほとんどで
店員として癒すのではなく友達に語りかけるような親しさがあります。
特に後半の右耳をお掃除するパートでは成長するすずしろの様子をしみじみと語るなど
のほほんとした態度の裏にある店主としての顔も垣間見えます。

このように、夏の夜をテーマとした質の高い耳かきが繰り広げられています。
音声作品の壁をひとつ乗り越えている作品
既存の音声作品には無かったものを2つも持っている稀有な作品です。

道草屋とその周辺で芹たちと過ごす様子をそのまま録ってきたんじゃないかと思えるほどに
声・セリフ・効果音・環境音のバランスが極めて高い領域で取れています。
以前から強力な武器としていた様々な音や彼女たちの個性に加えて
本作品では音の移ろい、位置と距離感の向上の2つに挑戦し成功を収めています。

前者は夕方の部における環境音の変化に色濃く出ています。
昨年あたりから環境音をバックで鳴らす作品が徐々に増えつつありますが
それらの多くは単一の音を流したり、複数の音を重ねるといった表現がされています。
過去の道草屋シリーズもそうでした。

しかし本作品ではそれこそ数十秒単位で構成要素やボリュームの強弱を変化させ
それによって2人のいる場所の周りの自然状況を間接的に表現しています。
夏なら木が多い場所だと当然セミが鳴いてるでしょうし
草むらが多ければそのあたりに生息する生物の声がより大きく聞こえてきます。

これを音だけでリアルタイムに表現しているのは見事と言う他ありません。
実際に歩いて録音されたのか、はたまた多大な苦労を伴う編集の成果なのかはわかりませんが
こういう環境音の使い方がされている作品は初めてです。

もうひとつの位置と距離感は先ほど説明した甘噛みがいい例です。
バイノーラル録音の普及に伴い、ここ2年で音声作品のクオリティは飛躍的に向上しました。
そして「ここまできたのだから、もうこれ以上の劇的な変化は無いだろう」とも思ってました。

その価値観を根本的に破壊してくれたのがこの甘噛みです。
正直度肝を抜かれました。
音声作品という媒体にある限界をひとつ突破しています。
怪談や耳かきといったサービスについてももちろん十分なクオリティを持っています。

癒し系作品の新しい可能性を示してくれている名作です。
この内容で価格が800円なら相当に良心的と言えます。
以上のことから本作品を同サークルさん5本目の満点とさせていただきました。

CV:芹…雁庵うずめさん すずな…藤堂れんげさん
総時間 夕方の部…48:22 夜の部…51:02 合計…1:39:24

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
FANZAの体験版はこちら

休日屋

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、とある田舎にあるお店を舞台に
可愛い女の子が様々なサービスをしながら癒しを与えてくれます。

耳かきやマッサージといった王道ものから食事などのあまり見みかけないものまで
ありとあらゆるシーンをリアルな効果音によって見事に演出しています。
合間に見せる彼女の言葉や仕草も店員よりは恋人に近い人懐っこさがあり
聴き進めていくほど心が落ち着いたり温まる気分が強くなります。



田舎で女の子と過ごす静かな一日
休日屋の店員「安土ひなた」からサービスを受けるお話。

「こんにちはー あれ…お客様ですよね?」
ひなたは明るくて柔らかい声の女の子。
お店の近くにある無人駅まで主人公を迎えに行くと
軽い挨拶をしてから早速案内します。

本作品は2人がとある休日をお店で過ごす様子を
全部で12ものシーンに分けてリアルに描いています。
とみみ庵さんといえば耳かきを中心とした高品質な音で有名なサークルさんなのですが
今回は効果音や環境音に加えてストーリーもしっかりと組み立てられており
作品の世界にどっぷりと浸かりながら癒しを得ることができます。

「手を引いてもらうほどじゃないんですけど でもせっかくなので このまま手を繋いで上がってもらえますか? えへへ」
お相手を務めるひなたも主人公が休日を満喫できるようにと
堅苦しい言葉遣いをせずとても親しい態度で接してくれます。
よくある専門店のように決まりきったサービスを淡々と行うのではなく
主人公のリクエストに応える形で進めていきますから
どちらかというと店員さんより友達とか恋人に近い印象を抱くでしょう。

実際に行うサービスも家庭的なものが多く
田舎のお家で普通に過ごすのんびりとした雰囲気が漂っています。



飾らないサービス、飾らない音、飾らないひなた
休日屋に着いた後に行うサービスは全部で7つ。
登場順に肩や首のマッサージ、昼寝&添い寝、食事、散歩、お風呂、爪切り&顔の保湿、耳かきです。
さすがに全部説明していくのは字数的に難しいので
今回は個人的に気になったサービスを抜粋して紹介します。

「それじゃあまずは… 電車と慣れない田舎道でお疲れでしょうから マッサージなんてどうですか?」
一番最初に行うマッサージはおよそ5分30秒。
主人公にうつぶせになってもらってから
肩のあたりを手のひらで擦ったり、拳で軽く叩いたりします。

擦るときは「サッサッ シュルー」と乾いた滑らかな音
叩くときは「ぺちぺち ぱたぱた」と肉が軽快にぶつかる音など
サークルさんの持ち味とも言えるハイレベルな効果音が序盤から数多く登場し
音だけでマッサージの様子をとてもわかりやすく伝えてくれます。

音の動かし方についても同じ音やリズムがほとんど無いほど変幻自在。
特に拳で叩くシーンでは耳の下あたりに心地よい振動が感じられます。
毎回聴いてる私がその都度「すげぇ」と思うくらいですから
サークルさんの作品を初めて聴く方はそのリアルさにきっと驚くはずです。

「少しずつ ほぐれてきたんじゃないです? せっかくのお休みなんですから 緊張したままじゃ損ですよ?」
合間に交わされるひなたとの会話も重要なポイント。
彼女はいつも都会で過ごしている彼が休日を存分に楽しめるよう
マッサージをしながら少し砕けた調子で語りかけます。
このフレンドリーな態度がいい意味で専門店らしくない雰囲気を出しており
それが自宅で過ごしているかのような寛いだ気分にさせてくれます。

サークルさんのいつもの作品だとサービス中はほんどしゃべることがないだけに
ファンの方はいつも以上に彼女の存在や温もりを強く感じるでしょう。
といっても常にべらべらしゃべるのではなくそれぞれを固めて聴かせてくれますから
従来どおりの音フェチ的な要素もかなり強く残っています。
セリフと効果音のメリハリを持たせながらサービスを行っているところがいいですね。

耳に最も心地よい刺激を与えてくれるのは中盤に登場するお風呂パート(約13分)。
ここでは水着姿になったひなたが背中を流したりシャンプーやトリートメントをかけます。
全年齢向けですのでエッチな描写は一切ありません。

「人に髪を洗ってもらうのって 私も好きなんですよ 気持ちよくって」
シャワーも無い旧式のお風呂なのがわかるように
その都度湯船から盥にお湯をすくって背中や頭にゆっくりとかけながら
背中を洗うときは「ぷすぷす しょわしょわ」とスポンジで泡立てるような音
シャンプーは「しゃくしゃく わしゃわしゃ」と柔らかく弾けるような音を
それぞれの部位に応じた動かし方や距離で鳴らします。

どちらもかなり特徴のある音なので刺激が伝わりやすく
とりわけシャンプーは音が耳に非常に近いことや動かし方がややハードなことから
耳の表面を軽く叩かれているような心地よい感覚がするでしょう。
今までいくつかシャンプーをかけてくれる作品を聴いていますが
これほどまでにパーフェクトなシャンプーは初めてです。

そして最も時間の長いサービスはもちろん耳かき(23分)。
最初に仰向けの状態で左右同時に保湿クリームを塗ってから
右→左耳の順に綿棒を使って耳の入り口や奥のほうを掃除し
仕上げに梵天で細かい汚れを落とします。
息吹きは左耳の時にほんの少しだけ行ってくれます。

綿棒は手前では「すりすり しゅるー」と面積が広く滑らかな音
奥に移ると手前に比べて低く篭った音へと変化し
いずれもやや力を込めてゆっくりと前後に、あるいは回転させるように動きます。
時間が長いこともあってそれぞれの音を十分に楽しめますし
音の質や動かし方も非の打ち所が無いほど優れているので多く人が癒しを感じるでしょう。
仕上げの梵天もふわふわとした質感と適度な圧迫感がありとてもリアルです。

このように、現実さながらのリアルなサービスをたっぷりと楽しむことができます。



心の汗を洗い流してくれる作品
様々な部分から癒しを与えてくれる総合力の極めて高い作品です。

「田舎で過ごす休日」のテーマに沿って専門店らしさを敢えてあまり出さずに
それぞれのサービスを素朴に、かつ心を込めて行っています。
機材の豪華さやサービスの奇抜さなどを見れば他の作品に分があるのですが
サービスそのものの表現力の高さやもたらされる癒しのパワーは
本作のほうが格段に優れています。

そう感じる最も大きな理由はサービス全体に流れがあるからだと私は考えています。

一番最初に行うマッサージは主人公が長旅で疲れているから
次の昼寝は心身が程よくほぐれて眠くなったから
その次のご飯もしばらく寝てお腹が空いたから、といったように
ひなたは常に主人公の心身の状態を観察しながら最適なサービスを提供します。

このおかげでサービス内容がまるで違うものになっても作品の雰囲気が損なわれず
聴き手としても「次はどんな展開が来るのかな?」という楽しみが湧いてきます。
癒し系作品でありながら全体としてのストーリーがきちんと出来上がっています。
これが本作品を聴いた時に感じた一番の驚きでした。

もちろんサービス自体も質の高い効果音や環境音を使ってリアルに表現しています。
中でも食事を用意するシーンはすべてを音だけで表現しているのに
何をやっているのかがきちんとわかるほど細かく描写されています。

そしてほとんどの部分を音だけで表現できるからこそ
ひなたのセリフをストーリーに関係のある自然なものだけにすることができています。
今まで培ってきた技術を活かして作品をより質の高いものへと昇華させています。

「もうちょっとだけ 一緒にお休みしたかったです」
また本作品には癒し以外にほろりと泣けるシーンも用意されています。
詳しいところは伏せますがちょっぴり切ない気分で聴き終えることになるでしょう。
こういう要素があるのも個性的でいいですね。

以上のことから今回も満点とさせていただきました。
良いところを挙げていったらキリがないほど様々な部分が優れています。
これだけの内容とボリュームで200円なのも本当に驚きです。
音声作品を知るすべての人にお薦めします。

おまけはひなたとお姉ちゃんのやり取りです。

CV:浅見ゆいさん、藤堂れんげさん(おまけにのみ登場)
総時間 本編…2:10:38 おまけ…4:40


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

声付き耳かき音を作ってみた14

サークル「とみみ庵」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

昨年5月から始まり早くも14作目を迎える本シリーズは
無料で高品質な耳かきがたっぷり味わえることもあり
ニコニコ動画でいずれも数万ヒットを誇る大人気作品です。

そして今回はふわふわなお姉さんが
暖かいお部屋で温かい耳かきと添い寝をしてくれます。
冬らしさの演出としてバックでストーブの音が鳴り続けるのが特徴で
その控えめで力強い音が心までも温めてくれます。



温かいお姉さんに甘やかされながら
お姉さんが耳かきと添い寝をしてくれるお話。

「おっ いらっしゃーい いやぁ 寒いね」
お姉さんはおっとりとした優しい声の女性。
主人公が冷えないようにとストーブを焚いてから耳かきをしてあげます。

本作品は今の季節に合わせた冬の日を舞台に
このストーブの音を聴きながら彼女のサービスを楽しみます。
最近は囲炉裏の音を鳴らして癒しを与える作品が出るなど
耳かきそのものに加えて雰囲気づくりにも力が入れられ始めています。

「ぼぼぼぼー」とほのかに炎が揺らめくような音なのですが
ボリュームが控えめですのでそれほど気になりません。
お姉さんの声や耳かき音を引き立てる良いサポート役に徹しています。

最初に行う耳かきはおよそ18分間。
左→右の順に綿棒を使って手前と奥を綺麗にしてから
梵天で細かい汚れを取り、最後に軽く息を吹きかけます。

綿棒は「さすー すりっ」という滑らかさを感じる音が使われており
内側の壁を優しくなぞるようにゆっくりと動きます。
耳かきに強いこだわりを持たれているサークルさんらしく
今作も効果音・動かし方いずれも極めて高いレベルを持っています。
初めて聴かれたらきっと驚くでしょうね。

この耳かきが何より優れているのは
耳の手前と奥でお掃除のスタイルがきちんと切り替わることです。

例えば手前は前述のような動きをするのですが
奥に入ると動きが一段階遅くなり、さらに綿棒を回転させるような音へと変化します。
これはデリケートな部分を傷つけないためのお姉さんの優しさです。
彼女の心遣いを効果音だけで演出しているのが実に見事です。

「ストーブの暖かさと 梵天のふわふわ 気持ちよさそうだねー」
仕上げに行う梵天の音も絶品。
ふんわりごわごわとした柔らかい圧迫感のある音が
普段はゆっくり、時折小刻みに回転させるように動きます。
そのあまりのリアルさに耳がこそばゆく感じる人もいるでしょう。

このように、寝落ち必至な大変心地よい耳かきが繰り広げられます。



お姉さんにつられて心地よい眠りの世界に
耳かきの後は添い寝です。
お姉さんが左側に陣取って一緒に眠ってくれます。

「私が… ふあぁぁ 暖かくて 眠いや」
耳かきの終盤あたりからなのですが
彼女はかなり眠そうに主人公に接するようになります。
ぼんやりとした声になるだけでなく、上のセリフのように欠伸をするシーンもあります。

眠たくなる雰囲気を持たせながら寝かしつけてくれるのがいいですね。
つられて眠くなる人が続出するでしょう。

微かな息遣い、肩を「ぽん ぽん」と軽く叩いてくれる音、そしてストーブの音
静かで落ち着ける様々な音声が入り混じって癒しの空間を形成しています。
7分程度の比較的短い時間なのですが
聴けばかなりのリフレッシュ効果・安眠効果が期待できると言えます。



すべてが温かい作品
お姉さんのキャラや声、耳かきの効果音、バックで流れるストーブの音
すべてを柔らかく温かいものに統一して癒しを与えています。

寒そうな主人公を温かく出迎え、ストーブをつけるホッとするシーン
リアルで臨場感たっぷりな耳かきを楽しませてくれるシーン
心地よい気分を引き継ぎながら寝かしつけてくれるシーン
どこを取っても心が落ち着く要素ばかりです。
寝る前に聴けばきっと安眠に役立ってくれるはずです。
私も聴いてる最中は眠くて眠くて仕方ありませんでした。

メイン要素となる耳かきも本作の内容に適したものになっています。
とみみ庵さんは耳かき棒、綿棒いずれも使えるサークルさんなのですが
今回は敢えて耳かき棒は梵天のみ使用し、主役を綿棒に任せているように思えます。
耳かき棒は硬く尖っているため感覚が伝わりやすい反面、雰囲気がやや締まるからです。
そして綿棒を普段以上にゆっくりと動かしているように感じました。

さらに自然な安眠を提供できるような雰囲気づくりにも努めています。
お姉さんがいきなり眠そうにするのではなく
耳かきシーンから徐々に声をぼやけさせ、その感覚を伝えてくれます。

他人が眠そうにするとつられて眠くなるというのは実際にあることです。
ですから安眠させるためのアプローチとして十分有効と言えます。
「寝ましょうねー」とか言われるよりもずっと眠りやすいのではないでしょうか。

耳かきによる癒しだけでなく、かなりの安眠効果も期待できる作品です。
冒頭で書いたように他にも様々な作品がありますので
もしよければ本作だけでなくそちらも是非お試しください。

CV:藤堂れんげさん
総時間 29:17

【耳かきと添い寝】声付き耳かき音を作ってみた14
http://www.nicovideo.jp/watch/sm25409323

シリーズのマイリストはこちら
http://www.nicovideo.jp/mylist/44224332

【アイヌ系】道草屋 すずな 囲炉裏の音【うたた寝音声】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今年大活躍した同サークルさんのトリを飾る作品は
過去に2回登場した素朴な小町が2日間に渡る癒しのサービスをします。
1日目は冬らしさを感じさせるパチパチとした囲炉裏の音
2日目は麗らかな陽気を感じさせる鳥の鳴き声や微かな喧騒を鳴り響かせて
音だけでその場の雰囲気を感じ取らせてくれます。

お相手を務める女の子も以前登場したアイヌの民謡や散髪で個性を発揮。
キャラと音を駆使した臨場感抜群の空間が自然な癒しを提供します。



静かで耳に心地よい囲炉裏の音を聞きながら
道草屋の店員「すずな」から耳かきや散髪のサービスを受けるお話。

「旦那様 お待ちしておりました お寒いですので ご挨拶は後ほど…」
すずなは優しくて可愛い声の女の子。
雪道を遠路はるばるやってきたお客を店の外で出迎えると
冷えた彼の手を自分の手で温めながら部屋へ案内します。

本作品は同シリーズのすずしろ、芹に続く3人目の連泊方式として
1日目は雪の降る静かな夜に耳を中心としたケアを
2日目は翌日の昼間に縁側で散髪する様子が描かれています。

2日に分かれているのはメインのサービスが違うからだけではありません。
それぞれの時刻や場面に適した控えめなボリュームの環境音を鳴らし
さらにすずな自身も接し方を明確に切り替えて別方向の癒しを与えてくれます。

通しで聴いた場合、1日目と2日目で雰囲気にかなりの違いがあるのを感じるでしょう。

「板に ついてきましたか? うふふっ」
今回お相手を務めるすずなはお客と既に相当の顔なじみ。
基本的には丁寧な言葉遣いながらもその端々には親しさがにじみ出ており
きめ細かなサービスも相まって全編が真心に溢れています。

過去2作を聴いた限りでは新人ならではの拙い部分も感じられたのですが
本作ではそれとは違う成長した彼女を楽しむことができます。



しっとりとした専門店らしさのある1日目
1日目のサービスは布団に入ってまずはほっぺを手で、耳を口で温めてもらい
それから耳かきや子守唄を唄って眠りへと導かれます。

「囲炉裏の お部屋です」
1日目の最大の特徴は背景音として囲炉裏の音が鳴り続けることです。
そのチリチリ、パチパチとしたうるささを感じない心地よい音を聞いていると
自分が本当に道草屋にいるかのような感覚が得られます。
電気や石油ストーブでは絶対に出せない自然な音ですね。

「こそばゆくないよう できるだけゆっくり お含みいたしますね」
サービスの方も囲炉裏の雰囲気を壊さないしっとりとしたものばかり。
右→左の順におよそ12分間行われる甘噛みは
動きはゆっくり、水分控えめ、吐息も艶めかしくは感じない落ち着いたちゅぱ音です。
最中のすずながほぼしゃべらず舐めに専念するため
2種類の違った音だけが流れ続ける静かで落ち着いた空間が形成されます。

メインのサービスとなる耳かきは12分間。
左→右の順に耳かき棒のみを使ってお掃除するシンプルなものです。

耳かき棒は「ぞりりっ ずずっ」とやや尖った軽い音が使われており
最初は穴の入り口から奥へ長めに動いていたかと思えば
しばらくするとかき出すように小刻みに動いたり、奥からゆっくりと手前に動くなど
耳の形状を考えた変幻自在の動きを見せます。
耳かき音についてもリアルかつ耳に優しい柔らかさを感じるものばかり。
聴いている最中は眠くて眠くて仕方がない人が続出するに違いありません。

「襖が どこかで開いたり ざふっ ざふって 雪の足音が聞こえたら お布団に 顔を ひっこめるんですよ」
そして耳かき音によってもたらされる眠気を後押しするように
すずなが長めに間を置いた当たり障りのないお話をしてくれます。
囲炉裏の音、耳かき音、そして彼女が放つ声という音
この3つの音の絶妙なバランスが癒しの効果を高めているように感じました。

「ホー ロ ロ ノ ノ ノ ナー」
一番最後に登場するアイヌの民謡も彼女ならではのサービスです。
「【耳かき】耳かき安眠店 道草屋 すずな【甘がみ】」と同じ唄だったのが残念ですが
こちらを聴いたことがない人にとっては新鮮な感覚を受けるでしょうね。
すべてのサービスが安眠へと収束していて統一感があります。



和気藹々とした家庭的な2日目
続く2日目はお客の髪が伸びているのを気にしたすずなが縁側で散髪をしてくれます。
こちらは囲炉裏の代わりに3~4種類の鳥の鳴き声を使って
穏やかな冬の午後らしさを演出しています。

サービスは上半身を布で覆ってから肩たたきをし
霧吹きで髪を濡らして散髪、最後に梳きバサミで形を整えます。

「とん ぽすん」というやや重みのある肩たたき音
「シャク シャク」という小気味よい音を小まめに移動させる散髪と
こちらも1日目同様サービスのほとんどをリアルな効果音で見事なまで表現しています。
音の質のみならず感覚までも耳や頭に伝わってくるのがわかるでしょう。

「師も走るほど忙しいって書いて 師走ですけど ここの師(=芹)は寝てばっかりです」
そして1日目との一番の違いはすずなの態度そのものにあります。
正式なサービスではないのもあるでしょうが
友達に話しかけるような砕けた和やかな口調へと切り替わり
それが専門店よりは自宅にいるような温かい雰囲気を醸し出しています。

丁寧だけどやや堅苦しさを感じた1日目よりも
こちらのほうがよりすずならしさを感じました。
ちょっぴり間の抜けた普通の女の子といったところでしょうか。

このように、様々な部分を上手に切り替えながら癒しに満ちたサービスを行ってくれます。



雰囲気重視の作品
田舎にある静かな宿にいる気分を声と音だけで味わわせてくれる作品です。

シリーズではもはや定番となった環境音を邪魔にならない程度に置き
その中でシーンに応じたリアルで適切な効果音とすずなの声を配置しています。
そしてこの2段構えの空間を1日目と2日目でガラリと変化させることで
時間だけでなく雰囲気の違いも明確に打ち出しています。
2日に分けられていますが、それぞれがそれぞれをしっかりと支え合っています。

「ご迷惑でなかったですか? 私あんまり役に立たないですから こんなことでも お役に立てて嬉しいです」
そして常連であるお客に満足してもらいたいと願うすずなの献身的な姿も
作品に癒しや温かさを強く与えています。
彼女は歳も若くキャリアも比較的浅いため、そこまで手の込んだもてなしはできません。
だからこそ自分のできることを模索しながら精一杯に心を尽くします。

技術的に優れているのももちろん大事なのでしょうが
結局のところおもてなしは心だと思うのです。
そういうところを重視しているのが本作品の大きな持ち味です。

サービスについては王道の耳かき、すずならしさを出すためのアイヌ民謡
そして今回初登場した散髪と要所を押さえつつ挑戦もしているバランスが光っています。
個人的には散髪にもう一工夫欲しかったところなのですが
効果音の質や鳴らし方はまさにトップクラスです。

今年の締めくくりを飾るにふさわしい安定感のある作品です。
癒しを求めるすべての人にお薦めします。

CV:藤堂れんげさん、雁庵うずめさん(2日目に背景音としてのみ登場)
総時間 1:32:34


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

深層世界で癒される安眠音声

サークル「添音亭」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

こちらはとある幻想的な世界でお姉さんに3種の癒しを受ける作品です。
前作「雨の音と彼女に癒される安眠音声」では雨の音を聞かせてくれましたが
今回は違ったタイプの水の音をバックに流すことで自然なリラックスをもたらしてくれます。
お姉さんの声やサービスも癒し一色で聴いていて嫌になる表現は一切ありません。
聴いているだけで簡単に眠りにつける、そんな実用性を重視した作りになっています。



幻想的な世界に住む不思議な女性
睡蓮という名の女性に耳かきや添い寝をしてもらうお話。

「あら? ここへ誰かが訪ねてくるなんて 珍しいこともあるものですね」
睡蓮は優しくて清らかな声の女性。
深層世界の主として、ここへ迷い込んできた主人公を快く迎えます。

本作品はこの仮想世界で彼女に耳かき・耳舐め・添い寝の3つのサービスを受けます。
前作に引き続き安眠に特化した作りで
耳かき+耳舐めのおよそ2倍の時間が添い寝に充てられています。
実際に聴きながら寝てみるとかなりの安眠効果が見込めるでしょう。

またこの世界には来訪者が最も癒しを感じ音が流れ続ける性質があって
音声の開始から終了まで、泉から水が湧き出すような音や泡の音が聞こえ続けます。
聴いていてリラックスできる音であるのに加えて
深層世界をより幻想的に仕立てあげるための雰囲気作りにも一役買っています。
とってもクリアでリアルな音ですから体験版で是非お試しください。

最初の耳かきは14分30秒ほど。
右→左の順に1種類の器具を使って掃除し、最後に1回息吹きをします。
器具は音質が綿棒、動かし方が耳かき棒に近いためそのどちらかでしょう。

「ズズッ ジーッ」とざらつきのある音が使われており
それが軽く引っかくような短めのストロークを描きます。
音がかなりリアルで耳に程よい刺激を与えてくれるでしょう。
前作のごりごり引っかく音に比べるとかなりソフトになって
より本物の耳かきらしい音になったと思います。

「睡蓮の名前の由来は 花が日中に開いて 夜になると 閉じることから 人と同じサイクルで生活する 睡眠する蓮 ということで 睡蓮と言うそうです」
また耳かき中は時折睡蓮がちょっとしたお話をしてくれます。
意識してのんびりと、言葉を区切って話す彼女の穏やかな声によっても
心身が大いにリラックスしてくるのを感じるはずです。

といっても右を掃除する時にそこそこ話す程度で
基本的には耳かき音や環境音をメインに楽しませるような作りです。
彼女がべらべらしゃべると作品の雰囲気が崩れてしまいますし
これくらいの会話量が丁度いいのではないかなと。



ゆっくりと静かに時間が流れるひと時
「では いたずら させていただきますね」
2番目の耳舐めは約7分。
今度は左→右の順で事前に部位を言ってからゆっくりと舐めてくれます。

ちゅぱ音は全年齢向けを考慮した唾液量の少ない健全なタイプで
抜くのには向きませんが温かさは感じます。
ノーマルだと水の音が大きすぎてちゅぱ音が聞き取れませんので
水の音控えめのバージョンが一番楽しめると思います。

あと一応これだと物足りない人向けにもう少し激しいバージョンがおまけでありますから
皆さんの好みによって好きなものをお選びください。
具体的には一部で若干ペースが速かったり水分が多かったりします。

「さて だいぶ時間も過ぎましたね あまり遅いと 明日困りますから そろそろ寝ましょうか」
2つの癒しのサービスを受けて十分にリラックスした後は
睡蓮が添い寝をしながらゆっくりと眠りに誘ってくれます。

他のサークルさんの安眠系作品だと、結構お姉さんがしゃべることが多いのですが
添音亭さんの場合はあくまで音を中心に聴かせる実用性重視の安眠音声です。
そのため45分の中で彼女が話す時間は8分程度と極端に短くなっています。

そして彼女の寝息と水の音だけが聞こえ続ける空間はとても静かで落ち着いており
いつもより時間の流れが緩やかに感じられるに違いありません。
正直聴いている最中は眠気を我慢するのに苦労しました。

「うまく 寝付けませんか? うーん 快眠のコツを 一つ お教えしますね」
ごく稀に聞こえてくる睡蓮のセリフも聴き手を安心させるものばかり。
こちらの眠りを妨げない範囲でできる限りのサポートをしてくれます。
音声作品であまり話さないのはマイナスに捉えられがちなのですが
本作品に限って言えば一つの演出として十分にありではないでしょうか。



これからの季節にぴったりな作品
とことんまで安眠を重視した、ある種個性的な作りの作品です。

作中で常に流れ続ける水の音を聴いているだけで自然と心がすっきりします。
夏になると暑くて寝付けない日々が続きますし
水そのものが持っている冷たい雰囲気もきっとプラスに働いてくれるでしょう。
環境音はどんなに人にも確実に癒しの効果をもたらす万能の音です。

添い寝については、私は前作を聴いたときは割と批判的で
「やっぱり音声作品は女性の声と演技があってなんぼ」と思っていました。
でも考えてみれば寝ようとしているのに横で話しかけられ続けるのもおかしいわけで
こういう敢えて話さないというのも一つの演出なのかなと今は思ってます。

完全な無音ではなく環境音が常に流れ続けてくれていますし
そういった諸々の音によって表現するタイプの作品と言えるでしょう。

耳かきは前作に比べて大幅にパワーアップしました。
一線級のサークルさんにはさすがにまだ及びませんが
それに準じるくらいのクオリティを持っています。

右耳が寝そべった状態、左耳は膝枕をされながら行うのもやや珍しいですね。
強いて言うなら左耳の際に、膝に耳を塞がれている状況の演出として
右から聞こえてくる水の音のボリュームをもう少し小さくするか
あるいは籠らせてくれていれば尚良かったです。

心を効果的にリラックス&クールダウンさせてくれる作品です。
リアルで色々あって心がざわつくとか、むかむかしているような人にとっては
きっと心への一服の清涼剤になってくれることでしょう。

おまけは水の音のみが流れる音声とちょっと過激な耳舐めです。

CV:藤堂れんげさん
総時間 本編…1:11:16 おまけ…23:04


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
コスパで+1してあります。

【甘がみ】道草屋 すずな-ひろいもの-【マッサージ】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

お馴染み道草屋シリーズの7作目にあたるこちらの作品は
全年齢向けだった「【耳かき】耳かき安眠店 道草屋 すずな【甘がみ】」の18禁版として
エッチな要素の混じったマッサージをしてくれます。

後ろから抱き着かれるようなスタイルで行うエッチでは
まだ男を知らない好奇心旺盛な女の子が時には無邪気に
時にはちょっぴり意地悪になって体を弄びます。
可愛い声とはまったく違った荒々しい責めを披露してくれますから
その激しいギャップにきっと股間が熱くなるのを感じることでしょう。



あんまに初挑戦
道草屋の店員「すずな」からマッサージのサービスを受けるお話。

「遠路はるばる ありがとうございます」
すずなは可憐で繊細な声の女の子。
バスに乗ってやってきた主人公をバス停まで出迎えて
彼女の案内でお店に向かうところから物語は始まります。

道草屋と言えば効果音にこだわっている作品として有名ですが
今回も過去作で培ってきた音へのこだわりは健在。
足音や諸々の動作にいちいちリアルで立体的な音が用意されていますので
聴いているうちに作品の世界にどっぷりとはまることができます。

また今作ではサービスの直前ですずながエロ本を拾って読んでいる設定があり
学校で性教育を受けた程度の未熟な彼女がマッサージを通じて
ちょっぴり男に詳しくなる様子も描かれています。
彼女がどういった流れでエッチに持っていき、どんなプレイを見せてくれるかも
作品の大きな聴きどころのひとつと言えるでしょう。

「お肩から解してゆきますので まずは座った状態のままで」
今回受けるサービスはあんまと添い寝。
浴衣に着替えた主人公にアイマスクをしてからまずは肩をマッサージします。
握り拳で「トントン」と左右交互に肩を叩いた後
手のひらを重ね合わせてゆっくりスライドさせながら叩き
生薬を配合したオイルを塗り込む専門店らしいきめ細やかなマッサージです。
施術中は雰囲気を存分に楽しんでもらうためにセリフをあまり挟まないのもいいですね。

「温泉の素 あるじゃないですか 私 浸かりながら 袋を読むのが好きなのですけど…」
もちろんまったくの無言では味気ないですから多少はすずなのセリフが入ります。
内容はあまりサービスとは関係のないものが多いですが
そんな何気ない会話がかえってよりリラックスできるように感じられました。
すずなが軽く鼻歌を歌うところも彼女がマッサージを楽しんでいるのが伝わってきます。



お客を使って性の勉強
エッチシーンは2パート20分30秒。
プレイは耳舐め、乳首責め、手コキです。
乳首責めと手コキの際にリアルな効果音が流れます。

「ちょっとだけ ちょっとだけです ちょっと触るだけですので」
続く胸のマッサージをしている最中に主人公の乳首をさぐり当てたすずなは
エッチな本に書いてあった男に関する情報を確認するために指でいじり始めます。

エッチはマッサージの延長という形ですずなが一方的に責めます。
彼女が事前にちょっとした性の知識を仕入れて調子に乗っていることもあって
ここでは普段とは違う小悪魔的な彼女を垣間見ることができます。

プレイは乳首責めや手コキに耳舐めが加わるスタイル。
耳元からちゅぱ音が、中央からくちゅ音が同時に鳴り続けることで
聴き手の興奮を少しずつ高めていきます。
特にシーンによってくちゅ音の動かし方やペースを小まめに変化させているのがすごくいいですね。
話している時はゆっくりと優しく、責めている時は速く激しく音が鳴り響き
彼女に実際に責められているような感覚を呼び起こしてくれます。

耳舐めも小刻みに舌を動かしながら速いペースで行うエロい舐めで
これだけでも十分に気持ちを高められるパワーを持っていると言えます。

「ここ くにくにすると 旦那様興奮するんです 覚えましたよ」
プレイ中のすずなの興味津々な様子も興奮を掻き立ててくれます。
可愛い声とは裏腹に胸もおちんちんも責めるときはとても荒々しく
まさに男の体を貪るような激しい動きが非常に印象的でした。
処女に一方的に体を弄ばれるシチュも背徳的でたまりません。

「これ これ あれ…ですよね 赤ちゃん 作るやつですよね」
個人的には吐き出された精液をすずなが観察するシーンにゾクゾクするものを感じました。
手に取って感触を確かめたり、生臭い匂いに顔をしかめたりと反応がリアルで
自分のすべてを見られているような恥ずかしさと
彼女を精液で汚して征服している気分が同時に味わえます。

このように、キャラの印象とはまったく違ったハードなプレイが楽しめます。



ちょっぴりいけない気分が味わえる作品
十分な癒し効果を持っていながら抜き場もきちんと用意されている作品です。

マッサージは肩、胸、背中と上半身を中心に十分な時間をとって行ってくれます。
オイルを塗りたくる音がリアルなのに加えて左右で微妙に違うため
耳に別々の刺激が与えられて心地よい気分が得られます。
すずなの声が肩や背中の時はやや遠く、胸の時は近くに設定されていて
彼女との距離を感じられる点にも作り手の気配りが感じられました。

エッチに入る前には割と和やかな雰囲気に包まれていたのが
プレイが始まるとがらりと変わって一気に生々しくなります。
耳元から聞こえてくる彼女の熱を帯びた甘く可愛い吐息と
股間のあたりから響き渡るくちゅ音との落差がびっくりするほどに激しく
それが彼女の若さゆえの余裕の無さを存分に物語ってくれています。
そしてそんな未熟な女性に体を蹂躙されているシチュが聴き手を激しく興奮させてくれます。
最終的にこの件についてすずなが謝罪しなかったのも彼女の未熟さ故なのでしょう。

エッチは正直かなり練り込まれてるなって思いました。
全年齢版ではとても大人しいキャラだったのでエッチもそうなのだろうと思いきや
まったく逆のアプローチをしてきた発想が見事です。
それでいて性教育っぽい側面を出して彼女ならではの部分も作り上げている。
色々と考えた上でのシチュやプレイであるのがよくわかります。
くちゅ音それなり、ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声ごく僅かです。

癒しとエッチのバランスが取れた良作と判断しました。

本作品にはエッチ部分を取り除いた睡眠用のファイルも同梱されています。
内容は胸とおちんちんのマッサージシーンを外した以外ほぼ同じなのですが
一番最後の添い寝シーンで追加で子守唄を歌ってくれるところだけが違います。

CV:藤堂れんげさん
総時間 大人用…1:01:49 睡眠用…38:52


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

【耳かき】耳かき安眠店 道草屋  すずな【甘がみ】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

全年齢版道草屋シリーズの3作品目となるこちらは
雪の降る寒い夜に北国育ちの素朴な女の子が癒してくれる
今の時期にぴったりな作品です。
過去作「【耳かき】耳かき安眠店 道草屋 すずしろ【耳舐め】」同様
人としての温かみに溢れたおもてなしが心と体を温めてくれるでしょう。

また耳かき音声としての本体である耳かき音のパワーアップに加えて
今回は耳の甘がみ、アイヌの子守唄といった個性も持つなど
サークルさんらしさを見事に打ち出しています。
聴き手のニーズに合わせてフルとショートの2バージョンが用意されているのもいいところ。

ここでは時間の長いフルバージョンでのレビューをお送りします。



冷えた体を温めるには人肌が一番
道草屋の店員「七草すずな」から耳かきと耳かみのサービスを受けるお話。

「こんばんは お待ちしておりました 今夜はよく冷えますね」
すずなは素朴で繊細な声の女の子。
雪の積もった日にわざわざ来店する主人公のために
店の外に立って出迎えてくれます。

「ありがとうございます 温かいと 指先 じんじんしますね」
すずなは寒空の下健気に主人公を外で待ち続けたり、強がりながらもくしゃみをしたりと
すずしろ同様お客に対する思いやりを強く持っているのが感じられます。
なんだか世間慣れしていないような危なっかしさを感じるのも可愛いですね。

音声開始時に聞こえてくる雪を踏みしめる足音や障子を開け閉めする音、布の擦れる音など
今作も全編を通じて効果音にこだわりを持っているのがよくわかります。
耳かき音声と言うと耳かき音ばかりに気を取られがちですが
物語の雰囲気づくりに欠かせない部分に力を入れている作品には好感が持てます。

「まずは冷え切ったお耳を 温めなければなりませんね」
暖房で程よく温まった部屋へ移動すると
耳かきの前に早速作品の売りである耳の甘がみをしてくれます。
手で包み込んで温めるのではなく舐めて温める。
このへんが道草屋の面白いところと言えるでしょう。

甘がみは「こりっ くりゅっ」という口の中で耳をかき交ぜているような音で
それがリズミカルに鳴ることで耳に刺激を与えてくれます。
やや水分の少ない系統の音ですからあまりエロさは感じないかもしれません。
当然ながらセリフはほぼなくちゅぱ音と吐息だけを集中して楽しめます。



アイヌ語による優しい子守唄
「それは このまま こちらのお耳から お掃除させていただきますね」
甘がみの次はいよいよメインの耳かきです。
左→右の順に行い、時間は合わせて26分とやや長め。
耳かき棒と梵天で大きい耳垢を取った後、綿棒で小さい汚れを落とします。

耳かき音は「コシュ ズズズッ」とやや硬くて軽い音
綿棒の音は「ジョジョジョジョ」とやや滑らかな音が使われており
いずれも4種類ほどの効果音をループさせているように思われます。
過去作に比べるとややリアルな音へと進化しました。

ただストロークの長さや方向にバリエーションがあまりないため
長時間聴いているとやや単調に感じられるかもしれません。
最後に息を2回ほど吹きかけて完了します。

また右耳のパートでは途中からすずながアイヌ語の子守唄を唄い始めます。
曲名は「ホ・ロ・ロ・ロ・ロン・ナ」。
後で日本語版も登場するのですがそちらはサークルさんが自分で訳されたそうです。
音声作品でアイヌ語が登場するのはこれが初ではないでしょうか。

ほぼ日本語の子守唄と同じような調子で歌われているので
聴いていると一定以上の癒し効果が得られるでしょう。
ネットにあったアイヌの子守唄を聴いてみると
演歌のように張りのある声を震わせながら歌っていたことから
作品の雰囲気に合わせてこのようにされたのだと思います。

サークルさんもテキストで「ネイティブとは違うよ」と言われていますし
いつもの子守唄とは違った趣を楽しめればいいのではないかなと。



一歩前進した作品
耳かき音声として新しい分野に挑戦している作品です。

まず耳の甘がみというあまりクローズアップされなかったプレイが登場します。
耳舐めプレイの序盤によく聞く音なので甘がみ自体は存在したはずなのですが
ここだけを集中的に楽しめる作品はちょっと他に見たことがありません。
なかなか特徴的なちゅぱ音ですしハマる方はおそらくいるでしょう。

アイヌの子守唄は人によって違った感想を抱くのではないでしょうか。
子守唄を唄う耳かき音声がそこそこあることから
それらとの違いをつけたかったのかもしれません。
とりあえず本場の調子で唄わなかったのは正解だと思います。

耳かき音は同時期に発売された他の作品と比べるとやや遅れを感じますが
過去作と比べればかなり改善されました。
元々効果音が得意なサークルさんですし、おそらくもうしばらく経てば並びます。
このへんは今後に期待ですね。

耳かきの後にも改めて甘がみしてくれるパートがあります。
甘がみに興味を持った方はとりあえず体験版を聴いてみてください。

CV:藤堂れんげさん
総時間 フル…1:05:10 ショート…48:13


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
FANZAの体験版はこちら

↑このページのトップヘ