同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:藤咲ウサ

   ● 【甘やかし・飴舐め】眠りの精の甘癒し【CV:藤咲ウサ】
   ● 【耳かき・シャンプー】りりふれ chapter:まゆさん襲来【ハイレゾ96khz同梱】




サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、声も態度もぽわぽわしてる妖精が
癒しの要素満載な催眠で心地いい眠りに導きます。

キャラ、声、言葉、雰囲気、サービスを癒し一色にして少しずつ眠らせるのが特徴で
全編を通じてゆっくりのんびり話しかけながら
深呼吸や脱力といったリラックスに効く技法を中心に据えた催眠をかけたり
「ふにゃふにゃ」などの可愛い擬声語を多めに盛り込んだ暗示を入れて安らげる空間を作ります。
眠気を非常に誘う声や演技をしますから、彼女の声を聞いてるだけでも自然と眠くなるでしょう。
眠りの精と過ごす幸せなひと時
眠りの精が催眠をかけてから2つの手段で寝かしつけるお話。

「こんばんは 人間さん 私は眠りの妖精 睡魔って呼ばれることもあるかな」
眠りの精はのんびり話す柔らかい声の女の子。
音声を聴く際の注意事項を簡単に説明すると
眠りの浅い主人公がぐっすり眠れるように催眠をかけます。

本作品は多くの人たちに安眠を提供してる友好的な妖精が
何らかの事情で眠りにくくなってる彼をおよそ90分に渡ってお世話します。
安眠がテーマの作品なので音声のほとんどを催眠誘導と寝かしつけるサービスに費やし
時間に対するやることの種類を少なめにして頭の中を空っぽにしやすい状況を作ります。

誰得催眠製作所さんについて知らない方が多いでしょうから先に説明しますと
2010年から13年頃を中心に活躍されてた古参のサークルさんで
当時はイートミーや人外娘がその個性に合ったご奉仕をするといった割とニッチな作品を制作されてました。
催眠の技術力も高く代表作「はらぺこ吸精姫~Succubus princess~」は3700ダウンロードを叩き出してます。

実に7年ぶりの新作ということで私もブランクがどう影響するか気になってたのですが
実際はそれをまったく感じさせない高品質な作品に仕上がってます。
最初から言ってしまうと安眠効果が抜群に高いです。

それに貢献してる主な要素は3つ。
彼女の声と演技、セリフの言い回し、サービスの内容です。

1つ目は藤咲ウサさんのぼんやりした声とのんびりした口調がほのぼのした空気を作ってます。
体験版を聴いていただくとわかるのですが、かなり眠気を誘う声質をしてまして
彼女の声を聞いてるだけでも自然と眠くなります。
アダルトゲームのほうで活躍されてる方らしく演技も安定してました。

「ほわーんとした気持ちよさが 広がっていく じーんわり 気持ちいい」
2つ目は藤咲さんの声質や眠りの精のキャラに合わせたのでしょうけど
擬声語を多めに盛り込んだ暗示を入れるシーンをよく見かけました。
「力が抜ける」とストレートに働きかけるよりも遠回しに感覚を伝えることを心がけてます。
セリフが柔らかいほうが当然癒されますから最終目的の安眠に適してます。

3つ目は催眠が心身をリラックスさせる技法で固めてあるのに加えて
その後の安眠パートも眠らせる暗示は最後のほうに少し入れる程度に留め
代わりに甘やかされる心地よさや疲れとストレスを溶かすイメージで眠りやすい環境を整えます。

本作品の場合、眠らせる暗示を入れなくても十分眠くなるので
良い夢を見られたり翌朝スッキリした気分で目覚めさせることを意識してます。
サークルさんが好きなイートミーっぽい描写もあったりと個性をしっかり持たせてました。

眠らせるのが得意な妖精が癒しの要素満載の催眠をかける。
復帰後の第一作目ということで無理せず手堅くまとめた実用性の高い作品です。
2人だけの世界でイチャイチャ
催眠は3パート80分間。
最初の「02 誘導パート(約23分)」は横になって目を瞑り
まずは軽い深呼吸や手、足、背中、腰の脱力で心身の緊張をほぐします。
そして再び深呼吸しながら眠りの精の言葉を聞いて眠りの世界に移動します。

「いくよ せーのっ ぐーっと はぁ だらーんと力が抜けて 腕がなんだか重たく感じるね」
深呼吸は彼女が漏らす呼吸音に合わせて行う
脱力は彼女も力を入れてから抜き、その感覚を語る形で暗示を入れるといった具合に
2人で一緒に取り組んで一体感と信頼関係を築きます。

こうしたほうが彼女が一方的に働きかけるよりも雰囲気が柔らかくなりますからね。
彼女の感覚を伝えるアプローチも受け入れやすくする有効な手段と言えます。
背中の脱力をする時は声も背後に回るなど、彼女がすぐ近くにいると感じられるように進めてました。

「ほわーんと 全身が心地いい 頭が ぼーっとしてくる」
2回目の深呼吸は深化させるのが目的なので暗示の内容も1回目から変わります。
「ぼーっとする」「沈む」と意識の力を弱めるセリフが多く
彼女のぼんやりした声やのんびり話す口調も相まってとても心地よかったです。

被暗示性が高い人ならこのパートだけで普通に眠れるんじゃないでしょうか。
技術は結構シンプルですけど、そのやり方に古参サークルさんらしい技の冴えが見られます。

続く2パート56分間は彼を寝かしつけるシーン。
「03 ミルクでたっぷり甘癒し(約28分)」は哺乳瓶に入ったミルクを飲む
「04 飴と吐息で甘癒し(約28分)」は違う味がする2種類の飴を舐めながらのんびり過ごします。
ちなみにこれらはどちらか片方を選んで聴きます。

「お腹の中から ほわーってあったかくなって とってもいい気持ち」
前者は赤ん坊向けのアイテムを使うので甘やかし成分が強いです。
赤ちゃん言葉は一切言いませんが、ミルクが放つ独特な甘い匂いをイメージさせたり
それを飲んだ時の温かさや幸福感を上手に伝えて体の内側から癒します。
視聴中にミルクを飲むとトイレに行きたくなるでしょうから用意する必要はありません。

他にも頭を撫でる、ぎゅっと抱きしめる、左右の指を個別に優しく撫でるといった
多くの人が安らぎを覚える行為を挟んで純粋な癒しも与えます。
時間に余裕があるからでしょうけど、暗示をそこまでガンガン入れずにゆとりを持ってお世話してました。
私が聴いた時も欠伸が何度も出てレビューを書く必要がなかったらそのまま寝てしまいたかったです。

「とろーんと 心も体もとろけていく とっても とーっても 幸せ」
後者は彼女が耳元至近距離で特殊な効果がある飴を舐めます。
そして聴き手自身を飴に例え、舐められる様子を主観的に話して頭の中をとろとろにします。
このへんまで来ると意識のぼやけや眠気をかなり感じてるでしょうから
パートを聴き終えるまでに寝てる可能性が十分にあります。

イートミーっぽいサービスにしてるのがサークルさんらしいなと。
グロい描写は一切ないのでそういう属性がない人でも普通に聴けます。

このように、パートごとに内容を大きく変えてくる癒しに満ちたサービスが繰り広げられてます。
心の芯から癒される作品
キャラ、声、セリフ、シチュ、技術、サービスのすべてが癒しに収束してる作品です。

眠りの精は主人公に普段よりも充実した眠りを提供しようと
まずは催眠を通じて心身をリラックスさせながら2人だけの世界へ案内します。
そして次はミルクを飲ませて甘やかす、飴を舐めて心地よくすると
心の芯から癒して安眠しやすい状況を作ります。

声も態度もあまあまな妖精が安眠できる催眠をかけるノーマル向けのシチュ
深呼吸や脱力を重点的に行い、さらに暗示の表現とアプローチの方法を柔らかくした催眠
ストレートに眠らせたりせず聴き手が自分から眠りたくなるように導くふたつの安眠パート。
活躍してた当時からまったく色褪せない高品質な作品に仕上がってます。

中でも催眠はシンプルなんだけど変わってて興味深かったです。
「催眠をかける」ではなく「一緒に催眠に入る」あたりがそう感じる理由なのかなと。
安眠パートも抱きしめたりミルクを交互に飲んで主人公とできるだけ同じ目線に立ってます。

あとはやっぱり声と演技が素晴らしいです。
ここまで眠くなる声ってなかなか珍しいんじゃないでしょうか。
バイノーラル録音が活きるように声の位置を小まめに移動させたりと
新しい技術を取り入れたうえで細かいところにも気を配ってました。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:藤咲ウサさん
総時間 1:30:35

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2020年8月17日まで20%OFFの968円で販売されてます。

【耳かき・シャンプー】りりふれ chapter:まゆさん襲来【ハイレゾ96khz同梱】

サークル「ネモン℃」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、頑張り屋で気配りもできる愛らしい妹が
一人暮らしをしてるお兄ちゃんを色んな方法で癒します。

彼女のキャラと効果音を上手に組み合わせて癒すバランスの良さが魅力で
子供っぽい部分を感じる彼女との何気ない会話や
その最中に鳴る素朴な音の数々を聴いてると自然に心がぽかぽかしてきます。
音と会話が織り成す癒しのひと時
妹のまゆと休日を過ごすお話。

「んにゅぅ おはよう お兄ちゃん」
まゆは蕩けるように甘く可愛い声の女の子。
とある休日の朝、同じベッドで寝ていたお兄ちゃんに挨拶すると
飲み物を取りに行ってからここに来た事情を話します。

本作品は3年前に実家を出て一人暮らしをしてる彼を心配した彼女が
80分近くに渡って色んな会話をしながらマッサージ、シャンプー、耳かき、添い寝をします。
2人が肉親同士ということで他人行儀なやり取りは一切なく終始ほのぼのした雰囲気が漂ってます。

この作品を語る上で外せない要素はふたつ。
ひとつは音の種類と扱いに力を入れてること、もうひとつはまゆの魅力を引き出す会話を多めに織り交ぜてることです。

前者は音声開始直後のお兄ちゃんが自宅に帰ってベッドに寝るシーンや
起床後にまゆが冷蔵庫を開けて飲み物を注ぐ様子を効果音のみで表現したり
ベッドの上で体を動かした際に軽くきしむ音が鳴るなど
サービス以外の細かな動作にも専用の効果音を入れて臨場感を出してます。

ネモン℃さんは元々「たまゆらの宿」という18禁作品をいくつも制作されており
そこでは効果音と環境音を組み合わせて和風情緒漂う癒しの世界を作り上げてました。
音質だけでなく位置や距離にもこだわってるおかげで彼女がすぐ近くにいる気分が味わいやすいです。

「まゆ? 遊びに来たっていうか 様子を見に来たっていうか・・・」
後者についてはあまあまな声質、砕けた口調、何気ない話題など
兄妹だからこそできるタイプの会話をサービス中にすることが多いです。
彼女はまだ学生なので彼の悩みを聞いてあげるとか、甘やかすといった大人な行動は取れません。
その代わり今自分にできる精一杯のおもてなしをしようと頑張ります。

時々自分の気持ちに素直になれない仕草を見せるところが愛らしいですね。
サービスも彼女にできるものをきちんと選んでいて統一感があります。
リアリティを追求した素朴なサービス
ここからは各サービスの詳細を説明します。

冒頭の会話が終わった後に始まる最初のサービスはマッサージ。
うつ伏せになったお兄ちゃんの肩を左右順番に擦ったり指圧し
それから体を起こしてもらい首のあたりを優しく擦ります。

マッサージは「さすさす」と滑らかで乾いた音が使われており
擦る時は同じ部分を前後に往復する、指圧は後ろから手前へやや力を入れて押し出す感じに動きます。
また首をお世話するシーンでは髪の毛交じりの若干粗い音へと変化します。

左右を切り替えるのに合わせて音の位置がちゃんと移動しますし
指圧は押し出す際に音と声の両方が近づいてくる演出をされていてとてもリアルです。
体験版「マッサージ」パートの30秒あたりを聴けばどんな感じかわかっていただけるはずです。

個人的に面白いと感じたのがパート終盤に登場する耳を塞ぐサービス。
耳の血行を良くするために両耳を覆うだけのシンプルな動作なのですが
始まったと同時に彼女の声が若干聞こえにくくなり、耳にも軽い圧迫感が生まれます。
最初の段階から本作品の長所である「音の良さ」が至るところで発揮されてます。

「そうだ お風呂っていつもどうしてるの? シャワー?」
最中のまゆはちょっぴり力んだ吐息を漏らしつつ色んな話題を振ってきます。
自分なりにマッサージを勉強してること、それが友達に好評なこと、彼の生活スタイルに関することなど
今日のために頑張ってきたことを自慢と感じないレベルで披露します。

最も時間の長いサービスは4番目の耳かき(約25分)。
お風呂に入らずに寝てしまったお兄ちゃんを風呂場に連れて行って綺麗にしてから
膝枕の状態で左耳→右耳の順に耳かき棒と梵天でお世話します。
息吹きは最後の仕上げに弱めの風圧で1回だけします。

耳かき棒は「ぞりぞり ずずっ」とやや幅のある硬めの音
梵天は耳かき棒よりもずっと柔らかく滑らかな音が使われており
前者は耳の壁をなぞるように往復させる、後者は軸を持って前後に回転させるような動きをします。

サークルさんが作品説明文で書かれてるように本作品は安眠しやすい音を選んで制作されてます。
しかしここの耳かき棒の音だけは質感が硬く頭に響くことから、安眠にはやや不適と見ています。
もう少し柔らかい音にしたほうがリアルだし眠れるかなと。
梵天はふわふわした質感が音に出ていて作品のコンセプトにマッチしてると思います。

「ねぇ お兄ちゃんは まゆに彼氏さん できて欲しいの?」
「お兄ちゃんの耳たぶ 柔らかいね」

このパートにおけるメインの癒し要素は音よりも彼女との会話です。
これまでのやり取りで気持ちがほぐれたのか、胸の内に秘めた思いをぽつりぽつりと話し始めます。
時間に対する効果音と会話の量にそれほど差がありませんし
最終パートに向けて彼女の内面を多めに描いて魅力を引き出したかったのだと思います。

ちなみにあまがみは耳かき終了後に3分程度行います。
全年齢向けなのでちゅぱ音はかなり控えめで鳴らすペースも非常にゆっくりです。

そうやって心と体を綺麗にした後、彼女と一緒に改めて眠りにつきます。
布団の動く音が多少する程度で今までに比べると静かな印象を受けました。
彼が寝入ったのを見計らって彼女が自分の本心を語る温かいシーンもあったりします。
序盤から中盤にかけては音、それ以降は彼女のキャラに焦点を当ててお話を進めてくれます。

このように、肉親らしさを感じる家庭的で思いやりに満ちたサービスが繰り広げられてます。
音とキャラのバランスがいい作品
音の質が良くキャラも立ってる総合力の高い作品です。

まゆは仕事を頑張りすぎるあまりつい不摂生な生活をしてしまうお兄ちゃんを少しでも癒そうと
マッサージ、シャンプー、耳かき、添い寝といった自宅でできるサービスをのんびり行います。
そして2人が何かをする様子の一部始終を主に音を使って表現します。

録音環境が飛躍的に向上したおかげで最近の全年齢作品は音のレベルが本当に高いです。
そんな状況下においても本作品の音は目を見張るものを持ってます。
音の質感だけでなく位置や距離にも気を配って鳴らすからです。

中でも最初のマッサージは手や指の動きの違いが音にしっかり出ています。
指圧はマッサージの中でもかなり音にしにくいサービスですし
これをメインに置いてるのはサークルさんの音に対する自信の表れなのでしょう。
後日もし続編が出るならマッサージがメインのお話を是非聴いてみたいです。

「どんなに情けなくっても お母さんが怒っても大丈夫 まゆはお兄ちゃんの味方だから」
対するまゆについては恋愛感情よりも慕う、あるいは心配する気持ちを強く出して語りかけます。
それでいて所々に自分のことを話すあたりが学生らしいなと。
未成熟な部分を魅力にうまく変換してます。

気になった点を強いて挙げるなら耳かき音と環境音でしょうか。
耳かき音は先ほど書いたので省略するとして、環境音は冒頭にほんの少し流れる程度と少なめです。
たまゆらの宿シリーズでとてもリアルな環境音を積極的に使われてたことを考えると
その武器を今回ほぼ捨ててしまってるのは正直もったいなく感じます。

効果音に集中しやすくするために敢えて入れなかったのかもしれませんが
バックに時計の音を鳴らして静けさを演出するとか
パートによって窓を開け閉めして環境音に変化をつけるなどの工夫がほしかったです。

年下の女性が心を込めてお世話する癒しに満ちた作品です。

CV:藤咲ウサさん
総時間 1:17:05

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

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