同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:環境音

   ● 雨恋~misty drop~
   ● 【耳かき・耳舐め音声】たまゆらの宿 かさね ~雨やどり~【ハイレゾ96khz同梱】
   ● バーチャルデート催眠
   ● 東方入眠抄6 ~めるてぃ☆ふゅーじょん~
   ● 【耳かき・耳舐め音声】たまゆらの宿 ふうり【ハイレゾ96khz同梱】
   ● 【催眠音声】セイレーンの誘惑
   ● 【R18版 鼓動音・耳舐め】心音の森 ~満月の夜。エッチで高まるカノジョの鼓動~
   ● 波と彼女と癒やしの時間【優しい先輩に甘やかされたり褒められたりしちゃうバイノーラル収録】
   ● 後輩との甘い時間を
   ● クラゲ娘のいいなり~水の世界・痺れる甘い毒~


雨恋~misty drop~

サークル「HypnoLife」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、声も態度もとっても優しい彼氏が
雨の降る休日に癒しの催眠とちょっぴり変わったエッチをプレゼントします。

バックで流れる雨音を使って催眠状態を深めたり気持ちよくするのが特徴で
前者は雨ですべてを洗い流す、後者は媚薬に体を濡らされるとイメージを切り替えながら
擬声語を多めに盛り込んだ巧みな暗示でそうなるように少しずつリードします。
いくつかのシーンに複数のパターンがあり、聴き手が自由に選択できるのもポイントです。

今回は総時間が最も長くなる構成でのレビューをお送りします。
しとしとと降る雨の音を聞きながら
休日に彼氏とイチャイチャするお話。

「ねぇ 今日も雨降るみたい お出かけできないね 残念」
彼氏は穏やかで温かい声のお兄さん。
とある雨の休日、恋人にあたる主人公とベッドでのんびり話してると
彼女が興奮気味なのを見て呼吸を整えてあげます。

本作品は恋人と親しく過ごす様子を疑似体験してもらうことを目的に
彼が雨の日にちなんだ珍しいタイプの催眠を施し
その後で音を使った催眠音声ならではのプレイや恋人同士のスタンダードなプレイを楽しみます。
休日をまったり過ごすシチュということで、どちらかと言えばエロよりも癒しのほうを重視した内容です。

また深化~安眠・セルフ・絶頂・エピローグパートがいずれも2種類あるため
今回紹介する最長構成以外のパターンでサービスを楽しむこともできます。
催眠にかかりにくい人向けの追加パート、エッチを除外し癒しだけが得られる構成
終盤の絶頂シーンにおける挿入表現の有無など、一人でも多くの聴き手が満足できるように様々な配慮がされてます。

私は男性なのでエッチについては正直よくわかりませんが
催眠パートは聴いた感じだと初心者をとても意識していて入りやすいです。

それに最も大きく貢献してるのがバックで降り続ける雨。
催眠パートの大部分とエッチの前半で異なる雨音が鳴り、彼がそれに暗示を込めて癒しや性的興奮を与えます。
人間は雨の音、風の音、波の音といった自然がもたらす音に対して本能的に癒しを感じるように作られており
男性向けでもこれらを使用して癒す作品が結構多いです。

「しとしと しとしと あったかいお布団の中で 雨の音聞いてると 眠たくなってきちゃう」
そして彼も雨のイメージを崩さないよう「しとしと」「ふわふわ」といった擬声語を多めに交えた暗示を上手に入れます。
彼氏役のzeroさんは有料・無料問わず数多くの女性向け作品に出演されてる声優さんで
声質はもちろん、暗示の意味を的確に捉えた演技も本当に素晴らしいです。
私ですら「いい声だなぁ」と思うくらいですから女性なら尚更なのではないでしょうか。

心優しい男性が声と雨音で癒したり気持ちよくする。
物語の舞台を強く意識した安らげる作品です。
少しずつ深めていく取り組みやすい催眠
催眠は3パート30分30秒ほど。
仰向けに横になって軽く深呼吸してから目を瞑り、まずは彼氏と抱き合ってる様子をイメージします。

「ふわふわで 温かくて あぁ 髪 いい匂いするね くっついてると 気持ちいいね」
「胸の中も ほんわり温かくて 幸せ」

本作品はシチュ重視の催眠音声ですから、彼が作中で「これから催眠を始めます」みたいなことは一切言いません。
抱き合ってるイメージに会話調の暗示を絡めて安らぎや温もりを与えます。
エッチな描写もありませんし、純粋に物語の世界へ引きこむことを狙ったアプローチですね。

催眠開始からおよそ8分後、いよいよ作品のキーとなる雨音が鳴り始めます。
しとしとと降る静かで落ち着いた雨音が耳に心地よく、聞いてるだけで多くの人が癒しを感じるでしょう。

「心の中が すーってして 綺麗に洗い流されて 透明になってくる」
「世界が全部 しっとりと濡れて 水滴のひとつひとつが きらきら きらきら 輝いて見える とても美しい光景」

そして彼の言葉もその気分を大いに後押しします。
体に降り注いだ雨が悪いものをすべて洗い流していくイメージや
雨に濡れた大地と波紋を生み出す水面のイメージを通じて心身をリフレッシュさせます。

作品最初の重要シーンということでセリフの表現に一際こだわってるように映りました。
擬声語を必ず2回続けて言ってリズミカルに暗示を入れるのも実に良いです。
雨音の効果も相まってこのあたりから眠気や意識のぼやけを感じ始めるでしょう。

二番目の「導入追加」は催眠にかかりにくい人を対象にした追加のリラックスパート。
頭→首→肩→腕といったように全身を上から下にかけて流すように意識し
彼がその都度脱力する暗示を丁寧に入れて深化しやすい環境を整えます。

「頭 力が抜けて すーっと沈んでいく 気持ちいい」
部位ごとに「力が抜ける」「気持ちいい」と言うだけの至ってシンプルな分割弛緩ですが
演技が上手いし事後にリラックス具合を確認させてもくれるのでとてもやりやすいです。
被暗示性に自信のある人もとりあえず一回目は聴いてみることをおすすめします。

そうやって万全の準備を整えた後、いよいよ催眠状態をさらに深めます。
雨音は一旦止み頭の中を霧が包むイメージ、全身が浮かび上がるイメージで心地よさを膨らませ
最後にお馴染みのカウントを使って段階的に落とします。

「すーっと 浮かんでいく感覚 ふわふわ ふわふわ 漂うように 水にぽっかりと浮かんで たゆたうみたいに ゆーら ゆーら ゆーら ゆーら」
「すーっ すーっ 体の力は全部 体の外に 出て行ってしまう」

ここでも「すーっ」「ゆーらゆーら」などの柔らかい言葉で感覚を伝えるシーンが多く
これまでのリラックスを維持したまま催眠の世界に導いてくれます。
最後のカウントも初心者を意識して時間を長めに取ってますし
今まで催眠の感覚にピンとこなかった人でも不思議な感覚が少しは味わえるのではないでしょうか。
最初から最後まで聴き手のことを第一に考えた巧みなリードが光ります。

十分すぎるレベルのリラックスを与えてからサクッと落とすテーマ性のある催眠です。
聴き手を深い催眠状態へと誘導しつつ心身をリフレッシュすることを目的に
抱き合ってるイメージによる温感操作、雨音を使ったリラックスと心身の浄化
幸福感を与えつつカウント+追い込み暗示で確実に落とす深化など
彼氏のキャラや降り続ける雨に様々な技術を絡めて後になるほど催眠が深まるようにリードします。

技術や雨音による癒しに加えて言葉遣いがとても洗練されており受け入れやすく感じます。
しっとりした艶やかなセリフの数々と言えばいいのでしょうか、女性向けらしい繊細さがあって美しいです。
彼の紡ぐ言葉が雨の日のイメージとしっかり噛み合ってるのがこの催眠の最も素晴らしいところだと思います。
恥ずかしい姿を見られながら
エッチシーンは3パート29分間。
プレイは媚薬の雨に打たれるイメージ、耳舐め、乳首舐め、女性器の愛撫(超短時間)、オナニーの見せ合い、SEX(無しも選択可)です。

SEXの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。
セルフは有りです。

「エッチな君も 可愛くて好きだよ」
催眠をかけて主人公を幸せな気分に包み込んだ彼氏は
彼女をもっと幸せにしようと別の雨音でエッチな気分を盛り上げます。

エッチは終始彼がリードする形で進みます。
一番最初の「深化~アダルトパート」でするのイメージを使ったドライオーガズム(約17分)。
「媚薬の雨」と呼ばれるやや激しい雨音が鳴り始め、彼がそれを聴くほど体が火照る暗示を入れます。

「指先でそっと触れてみると くちゅくちゅ とろみがあって 糸を引くように ぬめぬめしてる」
「熱い 熱い 感じるたびに いやらしい気持ちが溢れて 少しの刺激でも ビクビク ビクビク 快感に 感じてしまう」

現実世界で雨に打たれて性的に気持ちよくなる人はさすがにいないはずですから
彼もいやらしさを感じるように工夫して言葉を投げかけます。
最中にストレートな淫語をほとんど言わないのは催眠の技術でイかされる感覚を味わって欲しいからでしょう。
イメージ力をひたすら膨らませて快感へと変換する催眠音声らしいプレイです。

1回絶頂した後の2パートは打って変わって恋人同士のイチャラブプレイ。
耳舐めから始まり乳首舐め、股間の愛撫、オナニーの見せ合いと続き最後はSEXで〆ます。
プレイ一覧を見ていただければわかるようにSEX無しで絶頂するルートもあります。

「見られてるって思うと いつもより感じちゃうね」
この中で珍しいプレイはオナニーの見せ合いでしょうか。
最初は彼女だけ、少し経つと彼も参加して一緒にオナニーを楽しみます。
そして見られてることを適度に意識させて羞恥を煽ります。

このように、まったくタイプの異なるプレイを組み合わせた甘いエッチが繰り広げられてます。
静かな癒し系作品
恋人が雨の日を二人きりで過ごす様子を忠実に描いた作品です。

優しい声と態度を持つ世話好きな彼氏が、愛する女性を喜ばせようと催眠を交えたご奉仕をします。
バックで流れる雨音を活用した珍しい誘導、それでいて要所は技術でしっかり決めてくる堅実さ
そしてエッチシーンにおける2種類のプレイ&絶頂など、雨の日と恋人らしさを両立させつつサービスを進めます。

「ぎゅーっ いいこいいこ こうしてずーっと 抱っこしててあげる」
SEXシーンで我慢しきれずに挿入してしまうシーンがあるものの
彼は基本的には彼女のことだけを考えて親身にお世話します。
癒すことにとにかく力を入れてるので、それ目当てで聴くのが一番楽しめるのではないかなと。

催眠はセリフ・演技・技術のすべてが良くて文句なしの内容です。
特徴である雨音を意識させつつ頼りきらずに暗示できっちり落とします。
この絶妙なバランス感覚があるからこそここまで癒されるし入りやすく感じるのでしょう。
ノーマル向けのシチュですし初心者から熟練者まで誰でも聴けます。

エッチはふたつの特徴が活きるようにプレイを組み立ててます。
絶頂シーンは全部で2回。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもごく僅かです。

心を温めながら綺麗にしてくれる作品です。

CV:zeroさん
総時間 2:07:54(最長構成 1:12:12)


体験版はこちらにあります

【耳かき・耳舐め音声】たまゆらの宿 かさね ~雨やどり~【ハイレゾ96khz同梱】

サークル「ネモン℃」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、「紡ぎ手」と呼ばれる上品で温かい女の子が
再び宿を訪れた男性と2人きりで過ごしながらあれこれお世話します。

リアルな音の数々と何気ないセリフを組み合わせた家庭的なサービスが魅力で
時間と共に変化していく優しい雨音、耳かき棒や梵天が生み出すリアルな効果音が純粋な癒しを
心の距離を感じさせない彼女の親しげな態度と細やかな気配りが温もりを与えてくれます。
心を洗い流す雨の中で
たまゆらの宿の紡ぎ手「かさね」が色々なご奉仕をするお話。

「あの… 雨の中、ボーッと立って、どうされたんですか?」
かさねは明るくてふんわりした声の女の子。
雨が降る森の中で立ち尽くしてる主人公に声をかけると
ここがどこかを説明し、まずは近くの小屋へ案内します。

本作品はサークルさんの処女作「【耳かき・耳舐め音声】たまゆらの宿 かさね」の続編。
現実世界で疲労やストレスを感じた彼が再度この世界を訪れて彼女と出会い
宿ではなく2人きりになれる小屋で耳かき、折り紙、エッチなサービスを楽しみます。

普段なら続編だと登場人物たちがより親しくなる過程も描かれてるのですが
たまゆらの宿では紡ぎ手がサービスを行った後、元の世界に送り出す際に相手の記憶を消す必要があるため
彼女は彼をよく知ってるけど彼は彼女のことを覚えてません。
お話自体も独立してますから本作から聴いても問題なく楽しめます。

たまゆらの宿は過去4作に渡り効果音や環境音に力を入れてきたシリーズです。
本作もその例に漏れず様々な音を使って物語の世界に引きこんでくれます。
舞台が雨の日ということで音声開始から終了直前まで雨音が流れ続け、シーンに応じて勢いと質感も変化します。

しとしとと降る優しい雨なので聴けば聴くほど心が落ち着いてくるのを感じるでしょう。
また外ではクリアだったのが小屋の中に入るとやや篭った控えめな音量へと変わり
さらに耳かき中だと膝枕されてる側はほとんど聞こえなくなる、といった細かな演出もされてます。

効果音についても処女作で疑問を感じた部分がことごとく解消されており
音質・動き・力加減がどれも丁度良く安心して聴けます。
音フェチ作品と言うほどではないですが音を使った珍しいサービスもありますし
彼女と2人きりでのんびり過ごす様子をセリフとは別の方向から上手に表現しています。
声と音のバランスが取れた癒しのサービス
ここからは各サービスの詳細について説明します。

非エロのサービスは大きく分けて2つ。
小屋に到着後、雨に濡れた体を拭いて衣服を着替えてからまずは耳かきを始めます(約27分)。
膝枕の状態で左耳→右耳の順に耳かき棒と梵天でお手入れし、最後に軽く息を吹きかける家庭的なものです。
ちなみに体を拭くシーンも効果音がちゃんと入ってます。

耳かき棒は「ずずっ ぞりぞり」と篭ったやや硬い音
梵天は「さわさわ しゅるっ」と面積広くふわふわした音が使われており
前者は耳の壁をなぞるようにゆっくり優しく、後者は小刻みに回転させるように動かします。

処女作の段階では音質は良いのだけど動きにかなりの問題を抱えてました。
それが今作では耳かきらしい不規則な動きになっており、適度に休憩も挟んでいて実に良いです。
特に耳かき棒は質感が硬めなのを踏まえて力加減をかなり弱くしてます。
30分近く聴き続けても耳や頭が痛くなることはまずないでしょう。

「止みませんね 秋雨は風流ですけど お洗濯ができなくて困っちゃいます」
「けど こうしてお兄さんとゆっくりできるのも 雨でお外に出られないからですし やっぱり 私は好きです」

もうひとつのポイントは最中に交わす彼女との会話。
雨のこと、たまゆらの宿で一緒に住んでる他の紡ぎ手のこと、彼女が好きなお茶のことなど
耳かきとはまったく関係のない話題を間を取りながらゆっくり語ります。

サークルさんが作品説明文でおっしゃられるように、たまゆらの宿はお店ではありません。
だから健康知識を披露するとか、他人行儀な労わりの言葉をかけるとかではなく
家で寛ぐのに近いスタンスで何気ないことをしゃべります。
この適度な緩さや素朴さが癒しの効果をさらにパワーアップさせてます。

セリフと音のバランスを意識した耳かきという印象を受けました。
耳かき中は一切話さず吐息だけを漏らし、話すときは必ず手を止めます。

個人的には手を動かしながらしゃべってもいいんじゃないかと思うのですが
バックで流れる雨音も一緒に聴いてもらえるように配慮したのかもしれません。
パートの時間が長めなので効果音・セリフ共に十分なボリュームと言えます。

耳かきでスッキリした後にするのは折り紙(約8分)。
最初は彼女が、次は彼女に手伝ってもらいながら一緒に鶴を折ります。

「三角にしたら もう一回半分にして うん、綺麗です」
手を動かすたびに鳴る紙の音が耳に心地よく、彼女のセリフも丁寧でイメージしやすいです。
彼女が折るときはやや遠くで、一緒に折るときは近くで音が鳴るのがいいですね。
彼女の声も一気に近づいて距離の近さを感じます。
密着感のある上品なエッチ
エッチシーンは14分30秒ほど。
プレイは耳舐め、手コキ、乳首責めです。
手コキの際に効果音が鳴ります。

「あなたのカチカチになったこれと コリコリになった乳首を かさねに悪戯させてください」
鶴を折り終わった後、体を密着させたせいで彼が勃起したのに気づいたかさねは
その気持ちを察してエッチなことをさせて欲しいと自らおねだりします。

エッチは彼の衣服だけを脱がして彼女が責め続けます。
プレイ一覧を見ていただければわかるようにハードなことは特にしないものの
ここでも作品の売りである「音」を使って彼女にされてる雰囲気を作り上げてます。

「綺麗にしたお耳を かさねのお口で ぺろぺろしてあげますね」
中でもプレイ開始2分後くらいから始まる耳舐めは
最初は甘噛みに近い感じでソフトに、少し経つと唇で咥え込んで泡立った音を鳴らすといったように
彼女の興奮具合に合わせて責め方やちゅぱ音が大きく変わります。

一緒に乳首もいじってるらしいのですが音が無いので正直よくわかりません。
また手コキもプレイ中盤からようやく聞こえ始め、徐々に粘性が増していく感じで抜き要素としては弱いです。
淫語もほぼゼロですし耳舐めと彼女の吐息で抜かせるエッチと私は見ています。

実用性については残念ながらあまり高くないかなと…。
せめてもっと時間を長く取るか、前のパートにもう少しエッチな要素が混じってたら違ったのかもしれません。
ずっと癒しできたのにいきなりエッチに持ち込んでも抜きにくいというのが率直な感想です。
「エッチするぞ!」という雰囲気をしっかり作ってから移ったほうが流れも自然になります。
雰囲気の良い作品
久々に再会した女性と2人きりで過ごす様子をしっとりした雰囲気で描いた作品です。

かさねは何らかの事情で再びこの世界に降り立った主人公の心身をリフレッシュさせようと
最初から家族のような親しげな態度で接しつつ心を込めてお世話します。

プロの洗練された腕よりも素朴さを重視したシンプルな耳かき、童心に戻ってする折り紙など
お店との違いを明確にしたサービスや会話が多く、聴いてると心がほっこりします。
またほぼ全編で流れ続けるリアルな雨音も気持ちをスッキリさせてくれます。

「はい 大丈夫です かさねは いつでも いつまでも あなたと共におりますから」
「同一ヒロインによる続編」から連想されるお話の繋がりはやや薄いものの
処女作よりも色々な部分がクオリティアップしていて彼女の成長が窺えます。
またエッチシーンで彼女がさらなる続編の可能性を仄めかしており今後への期待も持てます。

サークルさんにとっては初の試みですし、このスタイルに対して良し悪しを言うのはまだ早いと思います。
主人公の記憶を毎回消す設定をどう活かすかがカギになるでしょうね。

サービスは全体的に丁寧と言いますか、音の細かな扱いに対するこだわりが随所に見られます。
耳かきも過去作から全部聴いてますが良い方向に随分変わりました。
折り紙という珍しいものも入っていて癒しのパワーは相当に強いです。

エッチはこの内容だとおまけに近い位置づけです。
続編ならもう少し踏み込んだプレイをしてもよかったのではないでしょうか。
ここだけは処女作との違いがほとんど見られず残念です。

射精シーンは1回。
ちゅぱ音そこそこ、淫語とくちゅ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

しっかりした世界観を持ってる癒し特化の作品です。
環境音の流れる作品が好きな人には特におすすめします。

CV:橘まおさん
総時間 1:10:15

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

バーチャルデート催眠

サークル「RubCraft」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、優しくて面倒見のいいあまあまな彼女が
付き合い始めたばかりの恋人と一緒に海を眺めながら熱く深いエッチをします。

バスで移動する様子や目的地の描写を通じて少しずつ深めていく催眠
「好き」「愛してる」などの言葉と暗示を組み合わせて気持ちよくするエッチなど
ストーリー性を持たせながら後になるほど心地よさと幸福感が膨らむようにリードします。

安眠系以外の作品では珍しく眠りたくなるアプローチを割としてきますから
特に疲れてる人は聴きながら眠るとスッキリした目覚めが迎えられるでしょう。
恋人との初旅行を疑似体験
彼女と海へ旅行に行きエッチするお話。

「今度 海に行こうよ」
彼女は明るくて透き通った声のお姉さん。
旅行会社のCMに触発されて主人公に海への旅行を提案し
目的地に向かうバスへと乗り込むところから物語は始まります。

本作品は少し前までは友達として、現在は恋人として付き合ってる彼女と一緒に
バスを使って海辺へと旅行に出かけ、沈みゆく太陽を眺めながらイチャイチャする様子を彼の立場で楽しみます。

RubCraft(F・A・S)さんといえばサキュバスに誘惑されて精気を搾り取られるとか
エッチの結果悪堕ちするといったM向けのシチュを扱った作品をよく出されてます。
しかし今回はそういった要素を一切交えず甘い路線をとことん貫く形でサービスを進めます。

「好きだから 君とひとつになりたいって思う 大好きだから 相手のことを気持ちよくしてあげたい」
彼女のキャラがすごく優しくて愛の言葉もたっぷり言ってくれますから
女性の温もりに飢えてる人ほど満たされる感覚がするでしょう。
つい一ヶ月前に付き合い始めたばかりなのでやり取りも初々しく、聴いてるこっちが恥ずかしくなってきます。

もちろんサークルさんの過去作にあった持ち味も登場します。
冒頭の諸注意や状況説明を終えた後から終了までのおよそ80分間
バックでシーンに合った穏やかな曲調の音楽が流れ続けます。
そして二人が海に到着してからは波の音も流れ始めてその場の雰囲気をさらに盛り上げます。

音に暗示を込めて感覚を操作するといった音モノ要素はあまりありませんが
外部からのノイズが遮断されるので音声に集中しやすいです。
キャラ・シチュ・雰囲気・音楽など様々な要素を効果的に使って大きな癒しを与えてくれます。
ストーリーに技術を染み込ませた高度な催眠
催眠はおよそ41分間。
最初の「リラックス運動」パートは催眠により入りやすい環境づくりを目的に
立ち上がって肩幅くらいに足を開き、およそ10分間に渡って手を自由にブラブラさせます。
F・A・Sさんの作品を聴いたことのある人にとってはお馴染みの運動ですね。

「腕を揺らすごとに体がリラックスしていって 催眠に入る準備が整っていきます」
「音を聴いているとどうなるんでしたっけ? そう 心が変化していくんでしたよね」

バックで流れるゆったりした幻想的な旋律の音楽を聴きながら運動してると
肩のあたりを中心に体がぽかぽか、だらーんとしてきます。
また彼女も適度に言葉をかけてリラックスを応援します。
予備催眠も兼ねてるパートですから催眠に入りにくい人には特に効果があると思います。

次に始まる本編パートでは二人が待ち合わせてバスに乗り込み移動する様子や
ホテルの近くにある誰もいない海辺で体を寄せ合い、夕日をのんびり眺める様子が描かれています。
これだけを聞くと催眠と全然関係ないように思えるかもしれません。
しかし実際はエッチが始まるまでに十分な深さの催眠状態に入れるようしっかり誘導してくれます。

「バスに乗ったら すぐ寝れるように リラックスできる方法教えてあげる」
例えば集合場所から待合室へ移動しバスを待ってるシーンでは
初めての旅行に緊張してまったく眠れなかった彼を気遣い
彼女がカウントを数えながら全身に力を入れたり脱力する運動をさせます。

リラックス運動をした後に行うと手や腕にうまく力が入らないのではないでしょうか。
ストーリーを進めながら様々な技術を駆使するテーマ性の強い催眠が楽しめます。

「ドアが閉まって バスが走り出すと 心地いい振動が体に伝わってきて 君の体も一緒に ゆらゆらと気持ちよく揺れる」
その要素が特に強いのがバスに乗り込んだ後のシーン。
バスが走る際に生まれる小刻みな振動、シートの心地よさ、窓の外から降り注ぐ暖かな日差しなど
現実世界でもごく普通に体験する感覚に暗示を交えてリラックスをさらに強化します。

バスに普段乗らない人でも電車に揺られてると妙に心地よく感じた経験はないでしょうか?
人間の脳は単調な刺激を受け続けると催眠にあっさり入ってしまいます。
そういった感覚を上手に喚起しながら暗示を丁寧に入れてくれます。

「周りの人たちの気配もどんどん遠ざかって 深い深い 眠りの世界に落ちていく」
このシーンの終盤に彼女が眠くなる暗示をストレートに入れてくるのが面白いですね。
サークルさんが本作品のコンセプトを「気持ちよく眠る」に設定されてるからだと思います。
仕事などで疲れてる時に聴くとそのまま眠ってしまうかもしれません。
催眠音声にありがちな「寝落ち」を意図的に誘発するところも大きな特徴です。

本編パート開始からおよそ16分後、バスを降りた彼女はシーズンオフの海岸へと移動し
沈んでいく太陽を眺めながらその様子や自分の気持ちを素直に語ります。

「引いた波って どこに行くのかな? 私たちがいるこの場所から離れて どんどん深い海に潜って 深い深い 海の底に沈んでいくのかな?」
「心が安心感で満たされると同時に 全身を気持ちよさが満たしていく気がする」

ここからはバックで波の音が控えめな音量で流れ始め、音楽と相まって癒しのパワーがさらに増します。
彼女の会話は波が打ち寄せたり太陽が沈んでいく様子など自然に関するものが多く
それらの中に「深い」「沈む」「すーっと」「ゆらゆら」といった深化を促す暗示を散りばめて入れます。
そしてある程度深化できたところで心温まる言葉を投げかけて幸福感を膨らませます。

おそらく彼女のセリフは普通の会話にしか聞こえないと思います。
でも後になるほど眠気や意識のぼやけが強くなるの感じます。
彼女が体を近づけてイチャイチャするシーンもあったりと、自然さを大事にしながら上手に深化させます。

二人がバスで旅行先に移動し海で佇む様子に技術を組み込んだレベルの高い催眠です。
彼女と一緒に旅行してる気分をリアルに体験させることを目的に
リラックス運動、漸進的弛緩法、バスに乗るイメージや海辺の情景を使った深化など
作品のストーリーをできるだけ崩さない形でそれぞれを堅実に進めます。

催眠っぽさが徹底的にぼかされてるので催眠音声にはあまり感じないかもしれません。
ですが実際はシーンごとにスタイルを変えながらちゃんと深化できるように誘導してます。
全身がズーンと来る感覚よりも眠気のほうを強く感じるでしょうね。
現実世界で恋人と過ごしてる時に感じる満たされた気分が自然と湧いてきます。

「君といる時は いつも無意識でも集中してる 君もそうであってくれると嬉しいな」
個人的に最も印象的だったのが終盤に登場するこのセリフです。
作品を実際に聴いていただければ意味がわかると思いますが
彼女は聴き手が自分から催眠に入っていくための決め手としてこの言葉をかけます。
この柔らかなスタンスは癒し特化の作風や彼女のキャラにぴったりマッチしています。
心と体をたっぷり温めてくれるエッチ
エッチシーンは20分ほど。
プレイは体の愛撫、キス、SEX(騎乗位?)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ねぇ 一緒に気持ちよくなろう?」
様々な会話で主人公と心を深く通わせた彼女は
そのまま愛の言葉を何度も言いながら彼の体を優しく撫で始めます。

エッチは彼女が終始リードしてくれます。
前半は体よりも心を盛り上げることを強く意識したプレイ。
抱き合いながら彼女の温もりを言葉を使って伝えます。

「まるで 感情が湧き出てくるような 胸が熱くなって 締めつけられる気分」
二人は元々友達として長く付き合ってきた仲ですから
恋人になってまだ一ヶ月の段階では相手との距離感を掴みかねてます。
だから終盤のSEXを除けばプレイ自体はかなりマイルドです。
その代わり甘酸っぱい気分や好きな人に大事にされる充実感を強く味わわせてくれます。
「幸せイキ」を最終目的にしてるエッチですね。

右「君の笑う顔が好き」
左「考え込んでる真剣な顔が好き」

またここからはプレイの要所で彼女の声が左右に分裂し、双子のように畳み掛ける感じで話しかけてくるようになります。
時間だけを見ると催眠よりずっと短いのですが、この演出のおかげで密度は結構高いです。
「好き」「愛してる」といったセリフが特に多く、脳が蕩けるような感覚が味わえます。

対する後半はドライオーガズムへ向けて段階的に性感を高めます。
ゆっくりペースで比較的上品な音を適度に鳴らすキス、自分からおねだりし挿入までするSEXなど
年上っぽさを持たせながら後になるほど激しく責めます。

右「私たちの気持ちよさがひとつになっていくと」
左「もっと強烈な快感が体に湧き上がる」

中でも最後の絶頂シーンは左右の声のペースが一気に速くなり
カウントを何度も数えておよそ2分の間に5回連続の絶頂を目指します。
今までのプレイがソフトだったからこそ、この大きなギャップにこみ上げてくるものを強く感じます。
雰囲気作りがしっかりしてますから催眠にちゃんと入れていればドライは比較的しやすいと思います。

このように、絆を深めたうえで気持ちよくなるあまあまラブラブなエッチが繰り広げられています。
甘く癒される作品
催眠特有の心地よさと恋人に愛される感覚の両方を同時に味わえる充実した作品です。

つい最近付き合い始めてまだキスすらしたことのない男女が
二人きりで初めての旅行に出かけ、お互いの気持ちを確かめ合いながら深く結ばれます。

旅行風景をできるだけ自然に描きつつ深化させる催眠
初エッチの甘酸っぱい気分を味わわせながら心→体の順に盛り上げるエッチ。
作品全体に漂う穏やかな空気を損なわないようにそれぞれを丁寧に行います。

「これからも ずっと ずっとよろしくね」
そしてこれらを案内する彼女がとんでもなく優しいです。
主人公が眠そうなのを見ても嫌な顔ひとつせずに安眠を手伝ってあげる姿勢や
どこまで踏み込んでいいのかわからない彼の気持ちを察して自らエッチを持ちかけるあたりによく表れてます。
催眠、エッチいずれもリードがしっかりしており安心してすべてを委ねられます。

個人的にはどちらかというと催眠パートのほうが印象に残りました。
昨年のF・A・Sさんの作品に比べてあらゆる部分が格段にレベルアップしてます。
深呼吸や分割弛緩といったお馴染みの技術から完全に脱却し、テーマに合った自由な催眠を組み立てています。
そしてより多くの人が入れるように重要な部分ほど暗示を厚くして保険をかけてます。
オリジナリティがあり、手堅さもあるところが実に素晴らしいです。

エッチは体よりも心を満たすことを意識した責め方です。
絶頂形式がドライですから純粋なエロさは控えめでも十分に気持ちよくなれます。
射精しないおかげで幸せな気分を維持したまま聴き終えることができるのも魅力です。
事後はそのまま眠るルートと解除するルートが用意されてます。

絶頂回数は最大で5回(連続絶頂)。
ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声(吐息)ごく僅かです。

タイトル通りデートを擬似体験できる作品です。
心に潤いを求めてる人、このところ寝つきの悪い人には特におすすめします。

CV:歩サラさん
総時間 1:23:08

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

2026年7月9日追記
再レビューを公開しました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/97394269.html

東方入眠抄6 〜めるてぃ☆ふゅーじょん〜

サークル「Re:Volte」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、東方シリーズに登場するキャラ「霊烏路空(お空)」が
自分の持ち味を活かした催眠で安らかな眠りに導きます。

灼熱地獄跡地にある温泉や炎、そして彼女の体温など
「熱」に関するイメージや暗示で癒しを与えてくれるのが大きな特徴です。
音楽も製作されてるサークルさんらしいリアルな環境音や雰囲気に合ったBGMも魅力です。
様々な温もりに包まれながら
お空に催眠をかけられ眠りにつくお話。

「ん? 君は? 生きてる…んだよね?」
お空は子供っぽいしゃべり方をする明るい声の女の子。
火焔猫燐(お燐)に連れられ灼熱地獄の跡地へやって来た主人公に声をかけると
まずは近くにある温泉へ一緒に入ろうと誘います。

本作品は彼女が管理してる灼熱地獄の跡地を舞台に
寝つきの悪い彼をぐっすり眠らせようと1時間近くに渡る癒しの催眠を施します。
全年齢向けということで総時間のほぼすべてを催眠に費やし
パートごとに内容を切り替えながらリラックスや眠気が少しずつ膨らむように導きます。

東方入眠抄シリーズは東方キャラがそれぞれの個性を活かした催眠をかけてくれることで有名です。
本作でも灼熱地獄の「熱」と彼女の能力「核融合/分離」をテーマに掲げて進めます。
イメージの選択や扱いに優れてますから、原作を知る人でも割と違和感なく聴けると思います。

またバックで流れる環境音や音楽もその場にいる気分を盛り上げます。
今回は場所が場所なので炎がチリチリ燃える音や、洞窟などで聞こえる空気の振動音がメインです。
音声作品だとあまり聴かないタイプですが自然に根付いたリアルな音ばかりでやはり癒されます。

「そのまま横になっていていいよ 膝枕してあげる」
お空は初対面の相手にも距離を取らずに接するフレンドリーなキャラ。
お燐の加護を受けてここに辿り着いた彼を特別な存在と感じたのか
膝枕をしたり後ろから抱きつくなど序盤から積極的に体を密着させます。
女性よりは少年に近い口調も作品全体にほのぼのした印象を与えてます。
身も心もひとつになる幸せなひと時
催眠は5パート55分間。
最初の2パートは催眠に入りやすくするための準備として灼熱地獄に湧く温泉に浸かったり
その水底にある原初の炎に体をかざして心身を温めます。

「温かな水に包まれて 君の体から余計な力が抜けていくよ」
「想像の中で 君はこの小さな炎に手をかざすよ じんわりと 手のひらが温かくなっていくの わかる?」

温泉も炎も日本人なら誰でもわかる自然に関するイメージです。
そしてこのふたつには「温かいもの」という共通点があります。
彼女はまず彼の心と体を温めることで安眠しやすい環境を整えようとします。
最中に投げかけられる暗示も脱力や温感操作などイメージに合ったものばかりです。

特に炎に当たるシーンは火が揺らめく音が後になるほど強くなり
最終的には焚き火とほぼ同じくらいの力強いものへと変化します。
二次創作モノですが原作に忠実なのはキャラや背景くらいでそれ以外は至って大衆的です。

続く3パートは彼女の能力を使ってより深い催眠と安眠に導きます。
後ろから抱きしめられながらカウントを数えてゆっくりと深化し
さらには自分の体が炎になって彼女の体とひとつになり、離れていく様子を楽しみます。

「溶ける 溶ける 意識が溶ける まるで君は ひとつの温かい炎になってしまったかのよう」
このあたりまで来ると手足や胸のあたりにぽかぽかした熱を感じてるはずです。
その感覚を引き継ぎながら意識の力がさらに弱まる暗示を上手に入れます。

今までとは違い彼女の体=人の温もりでさらなる癒しを与えるわけです。
彼女と融合し生まれ変わるイメージも心身のリフレッシュに適してます。
なんとなくスッキリした気分がするでしょうね。

「暗闇の中に落ちていく そこには 炎も温もりもなく ただひたすらに 暗い世界が続いている」
また融合した後、彼女の体から離れていくシーンでは
「暗い」「寂しい」など心細さを感じる暗示をわざと入れ、その直後に抱き寄せて再度温もりを与えます。
催眠の終盤なのでおそらく正反対の感覚を交互に与えて深化させる「揺さぶり」を狙ったのだと思います。
こんな風に何気ないセリフやイメージにも催眠の技術がちゃんと込められています。

このように、ふたつのテーマを大事にした個性的な催眠が繰り広げられています。
ぽかぽかする作品
心と体に温かさを感じながら眠りにつける作品です。

お空は灼熱地獄へ奇跡的に辿り着いた主人公に最初から友達のような態度で接し
その悩みを解決しようと時間をかけてゆっくり、じっくり催眠をかけます。
現実世界の人間にも身近に感じる温かなイメージと彼女自身が生み出す熱を使い分け
前半は純粋なリラックスを、後半は深化&安眠を提供します。

「眠い 眠い 君はもう眠くてたまらない」
最終目的はもちろん安眠なのですが、彼女は最後のシーンになるまで眠くなる暗示を入れません。
ですから途中で寝落ちすることはそんなにないと思います。
むしろ体が温かくなるイメージと暗示のおかげで火照りを感じるのではないでしょうか。
中盤までは脱力や温感操作に専念し、それ以降は寝苦しくならいなよう多少冷ます感じで進めます。

催眠はテーマ性があり統一感もあるのが素晴らしいです。
東方キャラの催眠となるとどうしてもお空の性格や能力を使いたくなるのですが
いきなりそうはせず、催眠では比較的メジャーな熱に関するイメージと暗示で土台を作ります。

使用するイメージも似たタイプでありながら明確な違いがあって面白いです。
音声を聴いた時に違和感を覚えないよう考えながら作られています。
他のシリーズ作品も含めてRe:Volteさんはこのへんがとてもお上手です。

夏よりは冬場に聴いてほしい安眠系作品です。
おまけはBGM2曲です。

CV:伊藤未緒さん
総時間 1:07:09(本編…58:49 おまけ…8:20)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はサークルさんのサイトにあります

追記
体験版のURLはこちら

2017年02月06日まで半額の200円で販売されてます。
その場合の点数は8点です。

【耳かき・耳舐め音声】たまゆらの宿 ふうり【ハイレゾ96khz同梱】

サークル「ネモン℃」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、東北弁を時々話す素朴な女の子が
偶然見かけた男性を宿へ案内し、癒しとエッチなサービスをします。

風が吹きぬける音、近くで流れる川の音、虫や鳥の鳴き声といった環境音に力を入れており
彼女たちが移動するのに従い聞こえ方や音の種類を変化させて臨場感を出しています。
様々な自然の音に包まれて
たまゆらの宿の紡ぎ手「ふうり」がご奉仕するお話。

「あ…起きた 眠い? まだ寝る?」
ふうりは素朴で穏やかな声の女の子。
疲れて小川の近くで寝ていた主人公に声をかけると
軽く自己紹介してからたまゆらの宿へと案内します。

本作品は今年2月から始まった「たまゆらの宿」シリーズの第四弾。
儚げで世話好きな彼女が行き倒れていた彼を宿へと招待し
会話や耳かき、さらにエッチなことをしながらのんびり過ごします。

過去作ではエロに多少力を入れてるものもありましたが
今回は彼女が初めてお世話する事情もあって12分程度と控えめです。
総時間が約70分ありますからあくまで非エロのサービスがメインと思ってください。

たまゆらの宿における一番の魅力と言えばバックで流れる環境音。
冒頭の二人が出会うシーンでは屋外らしい風の音や小川のせせらぎ
宿に入った後は鳥の鳴き声、といったようにシーンに応じて変化させながらリアルな音が鳴ります。


ふうりがどちらかと言えば物静かなキャラなのでセリフがそれらの邪魔をすることはなく
聴き進めていくうちに都会の喧騒から一時的に離れたような穏やかな気持ちになります。
屋外は近くでクリアに、屋内は遠くで控えめにと音量にも気を使ってるところが見事です。

「ふうりがいて お兄さんがいる 今はそれだけでいいどおもうで」
これらのお世話をするふうりは田舎育ちの純朴な女の子。
専門店よりは家庭に近いスタイルでサービスを行い、最中はお客ではなく友達に対するような口調で語りかけます。
そして気持ちが緩んだり高ぶった時には東北弁らしき方言が飛び出します。

具体的にどことは教えてくれませんが秋田弁あたりだと思います。
ずっと方言をしゃべるのではなく要所にちょこちょこ出てくる感じです。
サークルさんご自身も言われてるように、たまゆらの宿はお店ではありません。
だからこそ他人行儀に感じる態度は一切取らず対等に接します。

物語を彩る環境音とふうりの優しいキャラ。
今のような寒い季節にぴったりな温かみを感じる作品です。
音と息遣いが織り成すリアルなサービス
音声開始から4パート43分間は非エロのサービス。
一番最初の「宿までの道案内」パートは二人が出会ってから宿に着くまで
次の「外から帰ったら、手洗いとうがいが大事」は名前の通り手洗いとうがいをする様子を楽しみます。

「宿までの道案内」パートは作品の売りである効果音はもちろん、効果音の面でも優れたものを持ってます。
例えば宿に向かって歩くシーンでは二人の足音や歩調に明らかな違いがあり
到着後は石畳なのか足音が硬くしっかりしたものへと変化します。
さらに入り口の木戸や玄関を開ける音など、ありとあらゆる行為に専用の音が入ります。
聴き手を作品の世界に引き込むことを意識した演出が多いです。

「じゃあ お兄さんに抱きつきながら あったまるね」
対する手洗い&うがいパートはふうりとのやり取りを楽しみます。
専門店ではまずしないサービスですし、同じタオルで一緒に手を拭く様子にも家族っぽさがあります。
桶に入った水に手を入れてごしごしする音やうがいの音もきちんと入っていてリアルです。

非エロでメインのサービスは三番目のパートに登場する耳かき(約23分)。
膝枕の状態で少し寛いでから左耳→右耳の順に耳かき棒で汚れを取り、綿棒と息吹きで仕上げます。
息吹きは両耳とも1回ずつと少な目です。

耳かき棒は「がりがり じじっ」細くやや尖った音、綿棒は「さらさら すすっ」と滑らかな音が使われており
前者は耳の手前と奥を往復したり耳の壁を満遍なくなぞるような動きを
綿棒は穴の入り口付近を軽くお手入れするように素早く動きます。

両方とも音質は比較的良いのですが、効果音の音量が声よりも小さくてやや臨場感に欠けます。
動きについても全体的に音の途切れが少なく、奥と手前を往復させる場合の力加減が同じだったりと
耳垢を取る行為として見るには色々と物足りなく感じます。
私には耳の中をマッサージしてるように聞こえました。

「ふうりが生まれたところはね もっともっと寒かったの」
最中のふうりは自分が生まれ育った土地のことや、たまゆらの宿に来たいきさつをゆっくり語ります。
これまでに登場した三人の紡ぎ手の話題も出ますから、過去作を聴いてる人のほうが多少は楽しめます。
会話よりも効果音と息遣いだけが流れる時間の方が多く静かな印象を受けます。
密着感のある熱っぽいご奉仕
本作品唯一のエッチシーンは12分間。
プレイは手コキ、耳舐めです。
手コキの際に滑らかな摩擦音が鳴ります。

「ほら わかる? 背中に当ててる ふうりの胸」
耳かきを終えて寛いでる主人公にお茶を出して一緒に飲むと
ふうりはそのまま彼の背中に抱きつき、柔らかなおっぱいを押しつけながらおちんちんを優しくしごき始めます。

エッチは彼女にお世話される形で行います。
見ての通りごくごく短い時間なので余計な前置きは一切挟まず
前半は手コキ、後半は耳舐め手コキと密度を高めながら責め続けます。

「あっ あづっ なんだがどぐんどぐんしてる」
「これって すぐ終わるの? まだ? …そっか じゃあ別の刺激も欲しいよね?」

彼女はおそらく男性とまだエッチしたことがないのでしょう。
おちんちんの逞しい姿や熱さ・硬さにちょっぴり戸惑う様子を見せ、射精しそうかどうなのかを確認しつつリードします。
彼女の特性を反映するかのように責めるペースも全体的に緩いです。

これだけだと物足りなく感じるかもしれません。
しかし彼女は責めの弱さを補うように息遣いやちゅぱ音だけをできるだけ多く鳴らします。
拙いなりにも頑張る彼女の様子を音声で表現した密着感のあるエッチですね。
終盤に差し掛かるとちゃんとペースを上げてくれますし、プレイとして一応の形にはなってます。

このように、彼女のキャラを崩さないレベルで乱れさせる健気なエッチが繰り広げられています。
雰囲気重視の作品
たまゆらの宿にいる感覚に浸らせてくれる音が魅力の作品です。

現実世界に疲れを感じてる主人公が少しでも癒しと安らぎを得られるように
素朴な佇まいの紡ぎ手が最初から最後まで心のこもったご奉仕をします。
店員よりも友達に近いスタンスで交わされる会話の数々、家庭らしさを持たせたサービス。
サークルさんが掲げられてる「専門店じゃない」部分を感じさせる要素がいくつもあります。

そして二人を包み込む効果音や環境音が最も耳を惹きます。
宿に入ってからは控えめになるものの、全編で必ず何らかの環境音が流れ続けますし
耳かき以外の細かな動作にも音を入れて臨場感を出しています。

耳かき音声は数多く存在しますが、環境音の入った作品はまだまだ少ないです。
人間の本能に根ざした音こそが本作品最大の癒し要素だと思います。

「お兄さんも 今だけは 忘れよう 辛いことも 悲しいことも 嫌なこと全部全部」
ふうりについては田舎の女の子らしさを出したかったのか控えめなキャラに映ります。
せっかく方言をしゃべれるのにほとんどが標準語ですし、音に比べると存在感が薄いかなぁと。
東北弁をしゃべる音声作品は本当に少ないのでもっと聴かせて欲しかったです。

エッチは臨場感で頑張ってるもののやはりエロのパワーは弱いです。
続編を匂わせるセリフが終盤にありましたから今後盛り返すのかもしれません。

射精シーンは1回。
ちゅぱ音と喘ぎ声(吐息)そこそこ、淫語とくちゅ音ごく僅かです。

しっとりした雰囲気が魅力の癒し系作品です。
環境音が流れる作品を好む人におすすめします。

CV:歩サラさん
総時間 1:09:21

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

【催眠音声】セイレーンの誘惑

サークル「黒月堂」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、優しさと厳しさの両方を併せ持つセイレーンが
男性を自分の住処に案内してからふたつのテーマに沿ったエッチをします。

吐息、くちゅ音、ちゅぱ音といったエッチな音をたっぷり鳴らすエッチが魅力で
ある時は母親のように優しく、またある時は見下したり突き放す態度を取りながら
耳や股間に狙いを絞ってじっくりとことん責め続けます。
水の妖魔が住む世界へ
セイレーンと3種類のエッチをするお話。

「ふふふ。水の世界へようこそ」
セイレーンは穏やかで色っぽい声のお姉さん。
主人公の前に突然現れ自己紹介すると、緊張気味な彼を落ち着けようと催眠をかけ始めます。

本作品は精液大好きな彼女の案内で海底へと向かい
そこでおよそ1時間に渡り濃厚なエッチをする様子を彼の立場で楽しみます。
Six Sensesさんは耳かき音声で有名なサークルさんですが、最近は催眠音声にも挑戦されてます。

全編を通じて言える大きな特徴はバックで流れる環境音。
波の音、海に潜った時に聞こえる泡の弾ける音、水滴の音など
舞台の海に関する様々な音がシーンに応じて多少変化しながら流れ続けます。

音質もクリアかつリアルなものが多く、催眠抜きでもある程度の癒しが得られます。

催眠はおよそ10分間。
仰向けに横になって目を瞑り、まずはお馴染みの深呼吸で心と体を落ち着けます。

「貴方の体から、どんどん力が抜けていくわ。力が抜けてリラックスできると、私の声に集中できるようになるわ」
彼女の呼吸に合わせて3分近く行いますから、環境音の効果も相まって気持ちがスッキリしてきます。
また息を吐くときに合わせてほんの少しだけ暗示も入れてくれます。
人外のイメージとはやや違う、癒しを強く意識した誘導です。

お次は一旦目を開けて天井の一点をしばらく見つめ
瞼を閉じた後はカウントを聞きながら彼女の住む海底へとゆっくり沈みます。

「視界がだんだん、ぼやけてくる。瞼が重くなる。瞼がどんどん重くなる」
「体が海の底へ沈んでいく。ますます体の力が抜けていく」

どちらも催眠音声では割と定番の技法ですね。
ですが深化にあたるシーンにも関わらず彼女が暗示をあまり入れてくれません。
本作品の催眠はたった10分しかありませんから、その中で深化させるには暗示を厚めに入れるのが望ましいです。

軽くリラックスさせてから落とす極めてシンプルな催眠です。
聴き手をセイレーンの住む世界に連れて行くことを目的に
深呼吸から始まって凝視法、カウントを数えながらの暗示とよく見かける技法を繋げて進めます。

こういう誘導をする催眠音声は他にも結構ありますし、流れは別に悪くないと思います。
しかし短時間での深化を考慮したアプローチが特にされてないため
この音声を聴いて一定以上の催眠状態に入れる可能性は低いです。
私も深呼吸と環境音の効果で意識が多少ぼやける程度でした。
正反対の感覚を与えるエッチ
エッチシーンは3パート58分間。
プレイは体を擦りつける、オナニー、耳舐め、手コキ、金玉デコピン、授乳、パイズリ、SEX(体位不明)です。

手コキ、金玉デコピン、パイズリ、SEXの際に効果音が鳴ります。
セルフは有りです。

「まずは快感から、いかが?」
主人公を二人きりになれる場所へ案内したセイレーンは
手始めに大きなおっぱいや太ももを彼の体に擦りつけます。

エッチはどのパートも彼女に責められる形で行います。
一番最初の「全身を擦り合わせながら」パートでするのは比較的ソフトなプレイ(約18分)。
おっぱいで胸や乳首を、太ももでおちんちんを擦り合わせ
しばらく経つとオナニー開始の合図が出てシコシコボイスを言います。

「私が上下に動く度に、貴方のペニスを太ももで擦ってるわ。太もものムチムチしたお肉に挟まれてるご感想は?」
エッチが始まっても彼女の態度は引き続き穏やか。
プレイの様子を聴き手視点で実況しながら「可愛い」など甘やかすセリフを投げかけます。
催眠暗示と呼ぶにはいささか遠まわしな表現ですがイメージしやすく感じるのも事実です。

また最中は彼女が耳元至近距離から熱っぽい吐息を多めに漏らします。
本作品のエッチは全体的にエッチな音をたっぷり流す傾向が強く
このパートは吐息、次はちゅぱ音、最後は効果音や喘ぎ声と種類を切り替えて性的興奮を煽ります。
作りが同人音声のエッチとほぼ同じなので催眠オナニー特有の快感はほとんど味わえませんが
普通にするオナニーのオカズとして聴くなら役立つクオリティを持ってます。

最も長く濃厚なプレイが登場するのは2番目の「耳舐めしながら」パート(約31分)。
左右の耳を片方ずつ交互に舐めるところから始まり、少し経つと手コキを追加、さらには金玉デコピンや授乳など
属性に大きな幅を持たせた責めで射精ギリギリまで追い込みます。
ちなみにこのパート以降は催眠の技術がほとんど使われてません。

「変態は変態らしく、部屋の片隅で毎晩オナニーしていればいいのよ。貴方の汗が私の体に纏わりついて、べたつくのよ」
「お漏らしした子にはお仕置きしなくちゃね。罰として、金玉をデコピンよ」

ここでの彼女は先ほどとは打って変わってきつい態度を取ります。
エッチの冒頭に「快楽と苦痛の両方を味わわせる」と言ったのをそのまま形にしたようなプレイですね。
特に金玉デコピンは時間こそ2分程度しかないものの、専用の効果音が鳴ってかなり痛そうです。
最初はノーマル向け、次はM~ドM向けとパートごとの属性に大きな開きが見られます。

そうやって性感を高めに高めた後、「ご褒美を上げる」パートでようやく射精の瞬間が訪れます。
辛い思いをさせてしまったのを悔いたのか、ここでの彼女は普段のあまあまな態度へと戻り
前半はおっぱい、後半はおまんこを使っておちんちんをたっぷり気持ちよくしてあげます。

「人間のチンポでめちゃくちゃにされるう! しゅごいのお、しゅごいのお。オチンポしゅごいのお」
「ぎゅびっ ずじゅぷっ」といやらしい音をリズミカルに鳴らすパイズリ
ややアヘった喘ぎ声を多く漏らすSEXと、射精の瞬間を飾るに相応しいエロ度の高いプレイが味わえます。
最初のパートで一応射精できますが、ここまで我慢し続けたほうが気持ちよく出せるでしょう。
人外らしさを感じる荒々しい搾精シーンです。

このように、エッチな音を重ねてたっぷり鳴らす抜き重視のプレイが繰り広げられてます。
オカズとしてなら
催眠の機能がほんの少しだけ備わってる抜きボイスです。

セイレーンは主人公からできるだけ良質な精液を大量に搾り取ろうと
誰にも邪魔されない場所に連れて行き、そこで焦らし要素を多めに交えたエッチをします。
ちゅぱ音、効果音、吐息や喘ぎ声などオナニーのオカズに役立つ素材が本当に多く
催眠に入ってるかどうかに関係なく射精したい気分が沸いてきます。
淫語の連呼や言葉責めも多少ありますが、やはり音が一番の抜き要素です。

ですが本作品は催眠音声ですから、的確な技術を使って聴き手を催眠状態に誘導し
その状況を活かしたエッチで楽しませるのが望ましいです。
これまで書いてきたことからもわかるように、残念ながらそういった体験ができる可能性は極めて低いです。

催眠誘導の時間がそもそも短いこと、それを見据えた構造になってないこと
セイレーンのセリフに自分本位なものが多く信頼関係の維持が困難なことなどが挙げられます。
特に最後は催眠の根幹を成す部分ですから、相手が気分よくエッチできるようにリードする必要があります。

「あらあら。オチンチンがぴくぴくしてる。ほら、落ち着きなさい。また金玉デコピンされたいの?」
彼が射精しそうになったのを見て「金玉デコピン食らわすよ」と脅すなどもってのほかです。
何らかの苦痛を与えるにしても、その先に大きな快感があることを教えてあげれば多少はやる気も出ます。
催眠音声を作り始めたばかりだからでしょうが、もっと聴き手のことを考えて製作して欲しかったです。

エッチは催眠の要素がほとんどない代わりに内容は充実してます。
同人音声を製作されてるサークルさんが催眠音声を作るとこうなることが多いです。
「私の息遣いを聞けば聞くほど体が熱くなる」などエッチな音と暗示を組み合わせればより良くなったでしょう。

射精シーンは最高2回(うち1回は任意)。
くちゅ音多め、ちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

以上のことから今回は大変厳しい点数とさせていただきました。

CV:かなせさん
総時間 1:20:40(本編…1:16:42 フリートーク…3:58)

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

【R18版 鼓動音・耳舐め】心音の森 ~満月の夜。エッチで高まるカノジョの鼓動~

サークル「空心菜」さんの同人音声作品。
今月の頭に処女作を出されたばかりの新しいサークルさんです。

今回紹介する作品は、とある寂れた村の神社に住む心優しい神様が
仲良くなった人間の男性を濃厚なエッチで癒します。

彼女の名前にもなってる心音(鼓動音)を流しながらお世話するのが特徴で
そのリズミカルな振動音を聴いてると母親のお腹に帰ったような心地よさと安らぎを感じます。
甘やかし上手な彼女のキャラを活かした独特なプレイも魅力です。
満月の夜は神様も狂わせる
子宮の神様「心音(ここね)」と2種類のエッチを楽しむお話。

「やっとこっち向いてくれた もう そんなところで何してたの?」
心音は明るくて素朴な声の女の子。
とある満月の夜、空を眺めてる主人公に近寄り声をかけると
すっかり涼しくなった陽気を楽しみながらお話をします。

本作品は人里離れた村にある神社の境内に住んでる彼女が
たまたま雨宿りしていた彼と出会い、いくつかのサービスを経て仲良くなった後の物語。
前半は神社の裏にあるボロ屋、後半は彼女の胎内と場所を変えながらおよそ50分に渡るエッチをします。

前作「心音の森【鼓動音】」(←DLsiteの作品ページです。レビューはまだありません)が全年齢向けだったこともあり
全編を通じて癒しの色が強くなってますが、エッチについても時間・内容ともに随分と力を入れてます。
自己紹介など前置きにあたるシーンは省略されてますから、作品説明文を一通り読んだうえで聴くのがいいでしょう。
前作を聴いてなければわからない描写はほとんどありません。

「あぁ あったかい 君の心臓の音が 体越しに伝わってくるよ」
この作品が持つ最大の魅力は彼女の存在や心情を音で描いてること。
音声開始20分後から終了までのおよそ62分間、バックで心臓の鼓動音が流れ続けます。
実際に聴いてみると「ドクッ ドクン」というリズミカルな振動が耳に心地いい刺激をもたらし
現実世界のノイズをある程度遮断してくれるおかげで音声にも集中できます。
特殊な聴診器を使って録音されただけあって音質もリアルです。

プレイ中に彼女が興奮するとそれに合わせて鼓動のペースが速くなったり若干不規則になるのがいいですね。
「気持ちいい」と言われるよりも彼女の気持ちをずっと直感的に掴めます。
この長所を活かしてサークルさんも説明っぽいセリフを減らし、普通の会話に近い言葉を選んで作られてます。

もうひとつのポイントは心音のキャラ。
頭を撫でたり「可愛い」と言って甘やかしながらゆっくり、じっくり責めて射精に導きます。
既にある程度仲良くなってる設定なので他人行儀なところはまったくありません。
後半のパートには子宮の神様だからこそできる特殊なプレイも登場します。

「ねぇ 首にキスしても…いい?」
何をするにしても必ず彼に確認を取るところが彼女の甘やかしっぷりを最も象徴しています。
彼女自身は満月の影響で発情してるのですが、だからといって己の欲望を優先させるようなことはせず
まず彼に気持ちよくなってもらい、そのついでに自分も楽しむ形でプレイを進めます。
とことん尽くす姿勢や最中に流れる熱っぽい息遣いが彼女の存在をより身近に感じさせてくれます。

タイトルにもなってる心臓の鼓動音と甘やかし上手な心音。
女性の優しさや温もりを感じながら気持ちよくなれる幸せいっぱいな作品です。
心を通わせ一緒に絶頂へ
エッチシーンは2パート48分30秒ほど。
プレイは乳揉み(超短時間)、耳舐め、亀頭責め、玉揉み、手コキ、子宮姦です。
亀頭責め、子宮姦の際に効果音が鳴ります。

「まずは シャツのボタンを外そうね ゆっくり ひとつずつ じっとしててね」
境内から部屋に戻り、敷いてある布団に主人公を寝かせると
心音は下着を除く彼の衣服を脱がしてから体を密着させ耳を舐め始めます。

エッチは終始彼女がリードする形で進みます。
最初の「cpt.1」パートでするのは耳舐め手コキ(約33分30秒)。
初めはパンツ越し、しばらくすると直におちんちんをいじりながら左右の耳を個別に舐めます。

「あぁ 今すぐ抱きつきたくなっちゃう」
満月の力で彼女は相当に興奮してるのでしょう。
プレイを始める前の衣服を脱がせるシーンから息遣いが明らかに荒く
自分の欲望をなんとか押さえ込もうと頑張る仕草を何度も見せます。
精液が欲しくて欲しくて仕方がないのにそれでも彼の気持ちを優先する愛らしい女性です。

そしてパート開始からおよそ7分後になるとお待ちかねの鼓動音が鳴り始めます。
彼におっぱいを揉まれると途端にペースが速くなり、時間が経つにつれて落ち着いていく様子や
射精が近づくのに合わせて気持ちが高ぶっていく様子などを音だけでリアルに表現しています。

鼓動音の鳴る音声は何度か聴いてますが、ここまで見事に変化させてる作品は初めてです。

「こんなに興奮してくれてたなんて なんだか嬉しいな」
プレイについても亀頭責め→玉揉み→竿コキと部位を切り替えつつ丁寧に責めます。
肝心の手コキ音が聞こえないのは残念ですが、鼓動音の邪魔になるのを防ぎたかったのかもしれません。
耳舐めも18禁より15禁に近い比較的ソフトなちゅぱ音です。
ストレートなエロさよりも彼女にお世話してもらってる雰囲気で興奮を促します。

本作品ならではのプレイが登場するのは次の「cpt.2」パート(約15分)。
先ほどのプレイで満たされすっかり寝入った主人公を心音が自分の子宮へと案内し
数多くのヒダに全身を包み込みながら再度の射精へ導きます。
簡単に言えば丸呑みプレイですね。

「ほら 身を任せてみて ゆっくり包んであげる 君の体も 君の心も 魂も 全部包み込んで 気持ちよくしてあげる」
彼女はここでも彼を苦しめるようなことは一切しません。
女性の最も大事な部分ですべてを抱きしめ、強烈な幸福感を与えたうえでイかせます。
「くりゅっ ぴち」という水分高めの効果音もエロく、鼓動音も前のパートよりやや近い位置から聞こえます。

コンセプトは面白いのですが、仮想的なプレイなので状況説明をもう少しして欲しいかなぁとも思います。
催眠音声のように子宮に包まれる気持ち良さを聴き手視点のセリフで伝えるのもいいでしょう。
18禁音声を製作されるのは今回が初めてのようですし、今後の作品で表現力が向上することを期待したいです。

このように、子宮の神様だからこそできる癒しに満ちたプレイが繰り広げられています。
一風変わった癒し系作品
最大の武器である鼓動音と心音のキャラを上手に組み合わせた癒し特化の作品です。

満月という特別な日に主人公の心と体を満たそうと、心音は最初から積極的なリードをします。
エッチに持ち込むまでのやり取りから始まり、服を脱がせて耳とおちんちんを同時にお世話したり
自分の子宮で抱きしめるなどすべてを彼の気持ちを第一に考えながら心を込めて行います。

「ありがとう 君に会えて こうして一緒になれて 本当に私 幸せだよ」
彼女は長い間一人で寂しい思いをしてたこともあり、彼と一緒に過ごす時間をとても貴重なものに思ってます。
だからこそこのような献身的なご奉仕ができるのでしょう。
プレイやセリフだけでなく細かな仕草や息遣いにもそういう想いが滲み出ています。

そして彼女の近さや温もりを感じさせる要素として鼓動音が大活躍してます。
癒し系音声が数多く出てる現在においてもこういう作品はまだまだ少ないですし
音質・活用法・セリフとの組み合わせ具合についても優れたものを持ってます。
どんなに良い音でも使いこなせなければ魅力は減衰しますからこの部分は非常に大事です。

ちなみに先ほど「cpt.2」パートを15分と書きましたが
射精後に16分近く鼓動音だけが流れるシーンもあります。
エッチしながらだとこの音だけをなかなか楽しみにくいですし、こういう時間を設けてくれるのはありがたいです。
射精の余韻に浸りながら心身を落ち着け、スッキリした気分で聴き終えることができます。

エッチは元々が全年齢向けだからかどちらのプレイも描写が大人しく感じます。
耳舐めをもう少しエロ寄りにしたり、効果音との組み合わせ方を工夫すれば実用性が増すかなと。
一番重要な癒しはしっかりしてますから完成度は高いほうだと思います。

絶頂シーンは主人公、心音ともに2回(どちらも一緒にイきます)。
くちゅ音そこそこ、淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声ごく僅かです。

生命に根付いた音を使ったリアルな癒し系作品です。
鼓動音に興味のある方は是非お試しください。
おまけは「cpt.03_神様の鼓動_ボイスレス」パートです。

CV:小石川うにさん
総時間 3:24:40(本編…1:21:44 おまけ…2:02:56 本編のうち約18分間は心音のみ流れます)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
81分900円とややコスパがいいので+1してあります。
(おまけは鼓動音が流れるだけなので重複とみなします)

波と彼女と癒やしの時間【優しい先輩に甘やかされたり褒められたりしちゃうバイノーラル収録】

サークル「浦和西製作所」さんの同人音声作品。

現在数多くの音声作品に出演されてる声優の西浦のどかさん。
その個人サークル第一作目は、会社の先輩であり恋人でもある女性が
季節はずれの海で仕事熱心な後輩をたっぷり癒します。

年上の女性がとことんまでお世話してくれるあまあまなシチュとサービスが魅力で
恋人らしいやり取りや優しい言葉の数々が心を潤し
エッチの際に見せる積極的かつきめ細かなリードが射精したい気分を高めてくれます。
効果音や環境音を上手に使って雰囲気作りに力を入れてるのも特徴です。
職場を離れて浜辺でのんびり
恋人の堂島椛(どうじま もみじ)と海でデートするお話。

「あーっ 海だー この次期の海はだーれもいないね」
椛は明るくて温かい声のお姉さん。
とある休日、恋人にあたる後輩と一緒に海へ出かけると
散策しながら新人研修の思い出や現在所属してる部署での仕事に関する雑談をします。

本作品は会社の新人研修で出合い、現在は恋人同士の関係にある男女が
忙しい合間を縫ってシーズンオフの海へ出かけ、そこでイチャイチャしたりエッチします。
現実世界で頑張ってる男性たちを元気づけることを目指しただけあって
作中では年上な彼女が彼に優しい言葉をかけたり甘やかすシーンが数多く登場します。

「どう? 今の配属先は チームリーダー ちょっと口うるさい人だけど 頑張れそう?」
椛は簡単に言えば面倒見のいい女性。
研修を終え他の社員に混じって働くようになった彼を気遣う一方で
この日のためにお手製のサンドイッチやカフェオレを用意する気配りを見せます。

音声には登場しませんが弟がいるらしく、年下の男性を扱うのに慣れてる印象を受けます。
ご飯を食べさせたり膝枕をするといった定番のシーンもありますし
職場の先輩と恋人両方の顔を見せながらサービスを行います。

彼女のキャラと並ぶもうひとつの魅力は臨場感。
舞台の海に相応しい波の打ち寄せる音や風の吹く音がバックで流れ続け
食事を食べるシーンでは咀嚼音が、エッチの時はくちゅ音だけでなく体を擦る音まで鳴ります。

最近の音声作品は音に力を入れる傾向が強いですから、これだけだとピンとこないかもしれません。
ですが実際に聴いてみると音のリアリティや鳴らし方が優れてるのがわかります。

例えば二人が浜辺で過ごすシーンは耳にこそばゆい風圧が感じられます。
海岸にいるときに感じられる風の流れを音で表現してるわけです。
(体験版の「本編プロローグ」パートを聴いていただけばどんな感じかわかります)

ささやき庵シリーズで有名なVOICE LOVERさんが製作に協力されてるだけあって
処女作とは思えないほど音のクオリティが高いです。
エッチを盛り上げる効果音もプレイごとに微妙な変化が見られます。
年上彼女とのイチャラブなやり取り
最初の2パート20分間は非エロのサービス。
浜辺に来た二人が会話やゲームを軽くした後、椛が用意した食事を食べたり一緒に寝転びます。

「ほらほら あんまり慌てて食べると喉に詰まらせちゃうよ? 今あったかいカフェオレ 淹れてあげるね」
サンドイッチを食べる前におしぼりを渡し、口の中が乾燥するのを見越して飲み物を出すなど
彼女は序盤から年上らしい細かな気配りを見せます。
後輩がだらしなくても悪口を言うことは一切ありません。
隅から隅まで何でもやってくれる様子に彼女の優しさと強い癒しを感じます。

最初は正面にいた彼女が左側に寄り添うのに合わせて声が一気に近づくのがいいですね。
バイノーラル録音の良さが出るように状況に合わせて声の位置や距離がリアルに変化します。
先ほど説明した音の扱いと合わさって作品にしっかりした世界観が生まれています。

非エロのメインとなるのは2番目のパート中盤から始まる添い寝。
彼女が彼の胸に体を預け、日々の仕事を頑張ってこなしてることをたっぷり褒めてあげます。

「私はね ちゃんと見てたよ 後輩君が頑張ってるところ ちゃーんと見てた」
「もし 君が疲れたときは 私が癒してあげたい もし君が悩んでいるときは 一緒に考えてあげたい 私はいつだって そう思ってるからね」

二人はチームは別でも同じ会社に勤める者同士ですから、仕事の大変さをお互いに理解してます。
だから彼女はその苦労を一人で抱え込まずに分かち合おうと言います。
仕事を始めたばかりだと自分の頑張りを褒めたり認めてくれる人はなかなかいませんし
似たような境遇にある人が聴けば心温まるものを感じるのではないでしょうか。
こちらを全肯定する言葉を至近距離から投げかけて癒します。
エッチな音を中心に据えた甘いエッチ
エッチシーンは2パート43分間。
プレイはキス、耳舐め、手コキ、フェラです。
手コキの際にリアルな効果音が鳴ります。

「もう しょうがないなぁ じゃあ少しだけ ここで休んでいこっか」
近くにあった海の家でトイレを済ませた後輩に休んでいこうと言われた椛は
「しょうがないなぁ」と言いながらあっさり了承し、そのまま熱いキスを始めます。

エッチは彼女が終始リードする形で行います。
最初のパートでするのは耳舐めと手コキ(約29分間)。
3分程度のキスを挟んでから左右の耳を交互に舐め、勃起したところでおちんちんをじっくり責めます。
ちなみにここからは風の音が止み波の音は遠くに聞こえるようになります。

「キスの先も 責任を持って 教えてあげますよ」
彼女がこんなことを言うくらいですから彼はまだ童貞なのかもしれません。
それを踏まえてどのプレイもペースを緩めに設定し、代わりにちゅぱ音やくちゅ音といったエッチ音を多く鳴らします。

最中のセリフはどこをどう責めるか言う程度ですからかなりの音重視です。
耳舐めだけでも16分近くの時間を用意し、耳の外側・耳たぶ・穴の入り口で異なるちゅぱ音を鳴らします。
非エロパートとは打って変わって実用性を意識したサービスが楽しめます。

個人的に印象的だったのが手コキ。
他の人が通りすがった時にばれないよう最初はズボンだけを脱がせてパンツ越しにおちんちんを優しく擦り
多少硬くなったところで中に手を入れて皮剥きと優しい刺激、それから脱がせて亀頭責め→竿コキへと移ります。
そしてパンツ越しの時は布交じりの滑らかな効果音、直に触り始めた後は水分の混じった音と質感が切り替わります。
長所である音の良さを活かした臨場感のあるプレイです。

続く最終パートは1回射精しても収まらない彼のために、彼女が今度お口を使ってご奉仕します。
14分近くの時間を使って裏筋を舐める、尿道口を舌でチロチロする、頬張ってバキュームするなど
耳舐めよりも下品かつパワフルなちゅぱ音を鳴らして責め立てます。

音自体は激しいのだけど責めるペースが意外に緩いのがいいですね。
エッチに不慣れな彼がすぐ射精しないようにある程度セーブして責めてあげます。
(射精の直前だけはちゃんとハイペースになります)
フィニッシュも精液を口でしっかり受け止めて飲みますし、彼を喜ばせたいという強い思いがプレイに表れてます。

このように、エッチな音を存分に鳴らして興奮させる甘い雰囲気のエッチが繰り広げられています。
癒しとエロのバランスが取れた作品
年上の彼女とひと時を過ごす様子をリアルに描いた作品です。

最初は大学や職場の先輩として、しばらくしてからは恋人として後輩を見守り続けてきた女性が
気分転換に誰もいない海へと連れ出し様々なお世話をします。
耳かきやマッサージといった定番のサービスではなく一緒にいることで癒しを与える非エロパート
密着しながら時間をかけて耳やおちんちんを責めるエロパート。
仕事で疲れた心と体を癒しつつ気持ちよくする状況に適したリードをします。

そしてお世話の合間に彼女がほんの少しだけ甘えてくるのが実にいいです。
恋人である以上はお互いがお互いを頼り、心と体を預けながら付き合っていくのが望ましいです。
でも今の彼は仕事にやっと慣れてきたあたりですから自分のことで精一杯です。
それを知ってるから彼に負担をかけないレベルで寄りかかります。

「今度は その… 私のことも気持ちよくしてほしい…かな」
主導権は明らかに彼女にあるのだけど、彼女も彼を強く必要としてるのが作品を通じて伝わってきます。
こんなセリフも言ってましたし、次回作があった場合は彼の男らしい部分も聴けるのかもしれませんね。

作品の舞台を形作る様々な音もハイレベルです。
カフェオレを淹れるとかの細かな動作にもきちんと音が入ってますし
エッチシーンにおけるちゅぱ音と効果音の使い方や組み合わせ方も優れてます。
エッチを音重視にしたのはいちいち言わなくても音だけでイメージしてもらえると判断したからでしょう。
プレイ中に愛の言葉をもう少し言ってほしかったですが、この作りにしたこと自体は正解だと思います。

射精シーンは全部で2回。
ちゅぱ音多め、くちゅ音それなり、淫語そこそこ、喘ぎ声はありません。

雰囲気を出しながら甘やかしてくれる癒しにもエロにも役立つ作品です。
年上モノが好き、エッチな音が多く鳴る作品が好きな人におすすめします。

CV:西浦のどかさん
総時間 1:13:50

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

後輩との甘い時間を

サークル「アクア・アルタ 」さんの同人音声作品(全年齢向け)。
今年7月に処女作を出されたばかりの新しいサークルさんです。

今回紹介する作品は、先輩のことを密かに想ってる世話好きな後輩が
部屋の掃除や耳かきをしながら色んなことを語ります。

2人の仲の良さを感じさせる和やかなやり取りに加えて音の扱いにも力を入れており
特に耳かきシーンは耳かき音と降り続ける雨音を組み合わせて静かな空間を作り上げています。
すれ違う男女の甘い物語
後輩に部屋の掃除や耳かきをしてもらうお話。

「こんにちは先輩 来ちゃいました」
後輩は素朴で穏やかな声の女の子。
とある夏の日、散歩のついでに先輩の家へ突然やって来ると
ネトゲ三昧で引きこもりがちな彼を外へ誘います。

本作品は友達以上恋人未満の関係にある若い男女が
家で一緒に過ごしながら親睦を深める様子を「会話」と「音」の2つに焦点を当ててお届けします。
メインのサービスは30分近くある耳かきなのですがキャラ作りもしっかりしており
聴いてるうちにお互いがお互いをどう想ってるかが自然と伝わってきます。

一番最初の「先輩・・・来ちゃいました」パートは後輩が家に訪問し
「外に出たくない」と先輩に言われたのを受けて散らかった室内を隅々まで掃除します。

「そこは友達を呼べって? 別にいいじゃないですか 先輩といるほうが楽しいですもん」
「なるほどなるほど 今の先輩のトレンドは耳かきお姉さんか…」

彼女は夏休み中も怠け者な彼に代わって身の回りのお世話をする面倒見のいい女の子。
掃除しながら世間話をしたり、部屋に置いてある本を読んで彼の好みを研究します。
最中のセリフも異性を意識してようには感じられません。
2人にとってこういうことをするのが当たり前になってるのが会話を通じてわかります。

しかし、彼女は彼に対してひとつだけ心に引っ掛かるものを持ってます。
出会った当時は明るくて積極的だった彼がいつしか大人しくなってしまったからです。
彼女に目もくれずネトゲに明け暮れてるのがそのいい証拠です。

彼女が彼をお世話する背景には「あの頃の先輩に戻って欲しい」という思いも込められています。
そういった経緯や最終的に2人がどうなるかもきちんと綴られてますから
一般的な耳かき音声よりもドラマ性を持ってる作品と言えます。

もうひとつの「音」については冒頭に彼女が家のインターホンを鳴らし
それを聞いた彼が二階から下りて玄関の引き戸を開ける様子を効果音だけで表現したり
開けた瞬間にセミの鳴き声が流れ始めるなど、雰囲気作りに力を入れています。

また耳かきを始めてからしばらく経つと雨が降り出し
それに合わせて彼女のセリフが減って音だけが流れ続けるようになります。
最初のパートは会話重視、耳かきは音重視といった感じにメインの癒し要素が大きく切り替わります。

聴き始めた段階では「騒がしいかな?」と思うかもしれませんが
その反動で耳かきに差し掛かると余計静かに感じるでしょう。
2種類の音で癒しを与える静かな耳かき
メインのサービスにあたる耳かきはおよそ30分間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒を使って汚れを取り
左耳の最後でだけ1回息を吹きかけます。

耳かき棒は「ずりずり じじっ」という細く乾いた音が使われており
耳の中をゆっくりかき回したり掻き出す動きをします。
乾燥度のかなり高い音なので、耳の中が乾燥してる人にとっては比較的リアルな音に感じられるでしょう。
力加減も抑えられていてずっと聴いても耳や頭が痛くなる可能性は低いです。

ただし、動きについては物足りない部分があります。
具体的には耳かき棒の動き自体はそれなりの変化が見られるものの
音を鳴らす位置がほぼ固定されてるおかげで、耳の中全体をお掃除されてる感覚が味わいにくいです。
音質だけでなく音の位置取りにもこだわってこその耳かき音声ではないでしょうか。

「…あれ 雨降ってきましたね」
また前項でも触れたように開始から7分程度経過すると雨が降り始めます。
夏によくあるゲリラ豪雨のような激しい雨音ではなく、しとしととした比較的静かな環境音です。
効果音より雨音の音量を大きくしてるのは残念ですが音質は非常に良く
20分以上も流れ続けるだけあって後になるほど気持ちが落ち着きます。

「そんな耳かきお好きなんですね えっ? いえ…そんな引いたりなんかしませんよ とっても可愛いと思います」
最中の後輩は耳かきのこと、自分の弟のこと、先輩と初めて出会った時のことなど
2人の身の上に関することをぽつりぽつりと話します。
そしてパートの後半に差し掛かると彼が変わってしまったことに対する素直な気持ちを漏らします。

癒し系作品ですから残念だったりブラックな展開には決してなりません。
「あぁよかった」とスッキリした気分で聴き終えることでしょう。

このように、2種類の音にストーリーを絡めたシンプルな耳かきが行われています。
ほのぼのした作品
耳かきに若い男女の人間模様を織り交ぜたバランスのいい作品です。

後輩は大好きな先輩が夏の日を快適に過ごせるように、そして2人の間に漂う気まずい空気を吹き飛ばすために
終始明るく振舞いながら友達同士よりもずっと踏み込んだお話をします。
年上の彼をぐいぐい引っ張る積極性やパンツの後片付けまでする甲斐甲斐しさを見てると
なんだか彼女の方が年上なんじゃないかと思えてきます。

「先輩 大好きです」
ですがそういったことをするのもすべて彼のことが好きだからです。
出会った当時とは変わってしまってもやっぱり一緒に居続けたい。
しっかり者な彼女の言葉と行動の中には強い一途さが窺えます。
ハッピーエンドになるストーリーも手伝って聴いてるとだんだん心がぽかぽかしてきます。

耳かきについては音声2作目ということで仕方ない部分もあるのでしょうが
現在の水準で考えるともうひと頑張りが欲しいです。
耳かき棒でお掃除してるのに梵天へと繋がなかったのも残念です。
環境音の扱いは現時点で十分に優れてますから、効果音をレベルアップさせればさらに良くなると思います。

年下の魅力と音の両方で癒してくれる純愛系作品です。
環境音の流れる耳かき音声が好きな人におすすめします。

CV:藍月なくるさん
総時間 42:37

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

クラゲ娘のいいなり~水の世界・痺れる甘い毒~

サークル「みじんこ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、甘い声と刺激的な触手を持つクラゲ娘が
気持ちいい場所に案内してから持ち味を活かした責めで強い快感を与えます。

彼女が住む海へ行く様子をリアルな効果音を交えて描いた催眠
たくさんの触手に全身を包まれ電気ショックっぽい責めを受けるエッチなど
物語のテーマや雰囲気に合った質の高いサービスを楽しむことができます。
水音に包まれながら海の底へ
クラゲ娘に案内されて海底に行きエッチに責められるお話。

「こ・ん・に・ち・はっ…それともこんばんはかしら?」
クラゲ娘は甘く温かい声のお姉さん。
主人公に突然語りかけて挨拶すると、海の生物に不可欠な水に関するお話を始めます。

本作品はクラゲだからこそできる癒しとエッチなサービスをテーマに
前半は彼女が住む海に潜るイメージを用いた催眠を施し
後半は一旦海面近くに上がってから無数の触手に全身を責められるプレイを楽しみます。

「いいなり」シリーズはかの有名な「双子のい・い・な・り」を初め
「女教師のいいなり」「ナースのいいなり」など女性に優しく弄ばれるシチュを描いた作品群です。
今回も台本担当にサークルTAEの四九八苦さんを迎え、過去作同様ハイレベルな催眠とエッチを行っています。

本作が持つ特徴としてまず挙げられるのが最中に鳴る様々な「音」。
二人が出会ったシーンでは部屋にある水槽のこぽこぽした音
そこから海に向かうまでに波の音、海面に漂う音、海中で泡が弾ける音など
場所が移り変わるのに合わせてバックの環境音が目まぐるしく変化します。

音質はどれもリアルですし、音声開始から終了までほぼずっと何らかの水音が流れ続けるおかげで
現実世界から離れた感覚を抱きながら聴くことができます。
癒し成分の強い音ばかりですから多くの人が心地よさを感じるでしょうね。
深化後に始まるエッチも音を使って感覚を操作する独特なプレイが繰り広げられています。

催眠は2パート23分30秒ほど。
最初の「導入」パートはクラゲ娘の暗示を受け入れられる環境づくりを目的に
彼を部屋から海岸まで案内しながら自分や海に関するお話をします。

「波間にゆらゆら漂って、力をだらーんと抜いて水の中に脚を広げてる。見るだけで、思い浮かべるだけで、何か癒される感じがするの」
「海の音にシンクロして、水の世界に同化すれば、もっともっと深いリラックスの世界に沈んでいける準備ができるの」

彼女は催眠をかけるにあたって「これから催眠を始めます」などのセリフは一切言いません。
世間話に近いセリフを言いながら、その中に「力を抜く」「気持ちいい」など
リラックスにプラスに働く暗示を散りばめて入れます。

催眠をよく知らない人だといつ催眠が始まったかがわからないと思います。
ですが暗示の入れ方が大変優れていて心と体の余計な力があっさり抜けます。
私の場合は音声開始から5分後には催眠に軽く入った感覚がしました。
バックで流れ続ける水の音もリラックスを大いに助けてます。

続く「深化」パートは海中に潜るイメージに合わせて催眠状態をゆっくり深めます。
全身をパーツに分けてさらに脱力してからカウントを数えるシンプルな流れなのですが
数々の名作を生み出してきたシリーズらしい洗練されたアプローチが光ります。

「手足がだらーんと広がって、まるで海月みたいに身体の力が抜けていく」
「そう 安心するとどんどん重くなって沈んでいく。重く重くなって、気持ちよく沈んでいく」

脱力シーンは彼女のモチーフであるクラゲがふわふわ泳ぐ比喩を織り交ぜながら
導入パートとは明らかに違うぼんやり、のんびりした口調で暗示を的確に入れます。
両肩から手の指先へ、腰からお尻や太ももへと感覚を伝播させるタイプの脱力ですから
後になるほど重さを感じる部分が広がっていくのを実感できます。

「まわりは真っ暗、あなたの頭だけ真っ白。まわりはしーんと静まり返って、私の声だけしか聞こえない」
最後の海底に沈んでいくイメージも十分すぎる長さのカウントを用意し
「○メートル」と目的地までの距離に置き換えて合間合間に暗示を投げかけます。
環境音が波から泡の弾ける音へと変わり、静かな雰囲気を演出してるのも印象的でした。
高いところから一気に落下するのではなく、沼にずぶずぶと沈んでいくような感覚で催眠に入ることができます。

エッチの舞台となる海底へと行く様子に技術を絡めたシンプルで高品質な催眠です。
聴き手を海底に案内し、クラゲ娘の声や言葉に対する集中力を高めることを目的に
導入パートは現代催眠寄りの柔軟なリード、深化パートはイメージにカウントを組み合わせた王道のリードと
スタイルを適切に切り替えながらそれぞれをこれ以上無いレベルで手堅く行います。

四九八苦さんは奇抜なことを割とやられる製作者さんなので
本作に見られるオーソドックスな誘導はむしろ新鮮に思えます。
それでいて光るものをきちんと持ってるのは技術が飛び抜けて優れている証拠です。
とてつもなく癒されるし催眠状態にもすんなり入れる素晴らしい催眠です。
クラゲの毒に犯される快感
エッチシーンは20分間。
プレイは触手による全身愛撫、手コキです。

どちらのプレイも電気っぽい効果音が流れます(無しも選択可ですが非推奨)。
セルフはなしですが射精表現はあります。

「真っ暗な世界に際立つ白い手は、暗闇に浮かび上がるように、ぼぅっと淡く光るように見えてとても綺麗」
巧みな催眠で主人公を気持ちいい海底へと導いたクラゲ娘は
触手で全身を絡め取りながら海面近くへと一旦持ち上げさらに気持ちよくします。

エッチは終始彼女に弄ばれるややMあたりのプレイです。
最初の6分間は本番に向けての感度上昇を目的としたシーン。
海中にいる彼を白い触手で掬い上げ、深化とは逆のカウントを数えながら体が敏感になるよう働きかけます。

「身体の中のしおの流れ、血流が股間に、あそこに集中していくのを感じるわ」
ここでもより多くの聴き手が状況をイメージしやすいように
バックで先ほどよりもやや慌しい水音を流しながら股間にエネルギーを集中させます。
彼女が淫語を一切言ってこないにも関わらず、股間が妙に熱くなる不思議な感覚が味わえました。

そうやって準備に準備を重ねた後、ようやく彼女が直接体を愛撫し始めます。
彼女は女性の姿をしてるといってもクラゲですから人間と同じプレイはしません。
現実世界のクラゲも持ってる毒でピリピリした快感を与えます。

「ビリッ…とした感覚といっしょに、電気みたいな何かがあなたに流れ込むの」
そして作中ではプレイの様子を「音」を使って表現します。
「ばちばち ぼわんっ」という不思議な音がリズミカルに鳴り始め、それと同時に痺れや快感を言葉で伝えます。

このところあまり見かけなかった音で気持ちよくするプレイです。
全体的に刺激が強めの音が多いので普段よりも音量を下げて聴くのがいいでしょう。

開始から少し経つと効果音のトーンが若干高くなり
さらに激しくなると「ピチュン ヴヴヴヴ」とインベーダーゲームでビームを発射し敵を倒したときのような音へと変化します。
感度を高めるアプローチも引き続き行ったりと、音に反応して絶頂できるように上手くリードしてくれます。

「いくいく逝っちゃう気持ちのいいもの出ちゃう溶けちゃう深く深く逝っちゃう気持ちいいだけになっちゃう」
私が聴いたときは全身愛撫で絶頂させるシーンはそれほど気持ちよくなれなかったものの
その後に始まる手コキでは最後のカウントに合わせてエネルギーが股間に集まり
0と同時に放出されるような強いオーガズムを感じることができました。

わかりやすく例えるなら精液を出さずに射精感だけ味わってる感じです。
他の作品で体験したドライに比べて絶頂時間や余韻が短めでした。
繰り返し聴けばもっと深い絶頂を味わえる可能性を感じます。

このように、音を駆使して興奮や絶頂を促す変わったプレイが繰り広げられています。
刺激的な癒し系作品
相当な癒しを感じながら気持ちよくもなれる充実した作品です。

ふわふわした声と態度のクラゲ娘が自分の住む海の中へと案内し
そこでクラゲだからこそできる個性的なエッチでもてなします。

触手に含んだ毒で痺れさせイかせる過激なプレイを行ってはいますが
彼女自身に悪意はまったくなく、人間相手だとできないことをやってるだけに過ぎません。
事後は後催眠暗示で心身に活力を与えたうえで返してくれますし、やはり癒しのほうがずっと強いです。

そして何よりバックで流れる環境音やエッチの効果音にこだわってます。
環境音は催眠と相性がいいので流す作品自体はそれなりにあります。
ですがここまでシーンごとに細かく変化させ、舞台をはっきりイメージさせてくれる作品は少ないです。
海底に潜る音とエッチの序盤で海面に持ち上げられる音にも明確な違いがあります。

催眠は定番の展開をサークルさんなりに工夫して進めます。
双子のような奇抜さがないからこそ、ひとつひとつの言葉が十分に練られています。
クラゲ娘役のまさきふぁんさんの演技も素晴らしく、台本の良さをそのまま音声に表現されてます。
エッチを受け入れられるのなら催眠音声初心者でも普通に楽しめると思います。

エッチは言葉と音の両方で心身に刺激を与えます。
「ヒプノドラッグレディ」や「ヒプノタイマー」が好きな人なら気持ちよくなれるのではないかなと。
効果音の音量をもう少し下げたほうが声とのバランスが取れそうです。
普段と同じように聴いたら終盤の効果音が大きくてやや不快に感じました。
体験版でこれらの音を確認できないのも残念です。

絶頂シーンは全部で3回(うち2回は連続絶頂)。
くちゅ音(触手による電気音)そこそこ、淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

クラゲが持つ特徴をそのまま音声化した癒し重視の作品です。
音を使った催眠音声が好きな人におすすめします。

CV:まさきふぁんさん
総時間 59:47

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

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