サークル「Lilith [リリス]」さんの催眠音声作品。
開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第60回目は現在一般向けゲームでも活躍してる対魔忍「水城ゆきかぜ」が
自分と親しい関係にある男性と催眠を交えたSEXをします。
催眠はリラックスと集中力を高めながら彼女の言葉を素直に受け入れられる状況を作り
エッチは実況よりも得られる感覚を重点的に伝えて絶頂させる、といった具合に
ハードな描写を一切入れず催眠の技術で癒しと快感を与える正統派のサービスが行われてます。
対魔忍と過ごす穏やかなひと時
「このお話は 私があなただけのために一晩一緒に過ごす そんなお話」
ゆきかぜは可愛くて穏やかな声の女の子。
主人公に「これからSEXする」とストレートに告げると
それをより盛り上げるために催眠をかけ始めます。
本作品は対魔忍として闇の勢力と戦ってる彼女が
恋人あたりの親密な関係にある彼とおよそ45分に渡ってイチャイチャします。
催眠25分、エッチ15分と前者の時間を長めに用意し
催眠を通じて心の一体感を十分に高めてからSEXで体も繋がります。
Lilithさんは主にアダルトゲームを制作されてるメーカーですから催眠音声界隈だとほぼ無名です。
しかしサークル「すくりぷてっどこねくしょん」さんがシナリオを担当されてるおかげで
大手の催眠音声サークルさんと並ぶくらいの品質を持ってます。
この作品で催眠音声に初めて触れる人がそれなりにいると予想したからでしょうけど
誘導のやり方をとても丁寧にして初心者でも聴きやすくしてます。
また原作のゲームは寝取られがテーマになってるそうですが
こちらではそういう要素をまったく入れずストレートに愛し合います。
彼女の態度は終始穏やかですしエッチの内容も甘いです。
原作固有の要素も特にないので、私のように対魔忍シリーズをまったく知らない人でも問題なく聴けます。
優しく服従させてくれる催眠
楽な姿勢で目を瞑り、まずは自分の好きなペースで深呼吸します。
そして多少リラックスできた後は手足を中心に脱力して体の緊張もほぐします。
「どんどん心が穏やかになっていくよ そうそう いい感じ」
「血液の流れとともに すーっと力が抜けていく 抜けていく どんどん抜けていく」
深呼吸は彼女のほうでも大まかなリズムを取りつつ穏やかなセリフを投げかけ
脱力は表現を小まめに変えて「力が抜ける」と厚めに暗示を入れます。
通常よりもややトーンの低い声と、間を長めに取った話し方のおかげで雰囲気も穏やか。
まだ序盤ですがSEXに向けて心の距離を近づけようとする彼女の気持ちが込められてます。
「状況に関係なく 私の声が聞こえていると安心するの」
これらと並行して彼女の声に対して安らぎ与えるのもポイント。
催眠にとって重要なリラックス+集中の状態を自然な形で作ります。
声に対する印象操作はこの後も続きますから、音声を聴いてると妙に心地いい感覚が湧いてくるでしょう。
ある程度リラックスできた後はイメージが加わります。
光り輝く白い輪が頭のてっぺんから足先まで通過するのを何度か繰り返し
軽いキスを挟んでから今度は黒い球体が近づいてくるのを想像します。
「光が体中を 優しく包み込んでいく 白い光に 体が浄化されていく」
「黒がだんだん大きくなる 大きくなるにつれて あなたの心が どんどん深いところへ落ちていく」
白い輪の時は全身が浄化される感覚、黒い球は暗闇に落ちていく感覚と
それぞれの色から連想される特徴に合った暗示を入れて催眠状態をさらに深めます。
黒い球体の前に体が浮かび上がる感覚を伝えてたところを見ると
サークルさんが古典催眠の「揺さぶり」を意識されてるのかもしれません。
全身がゆっくり沈んでいく感覚がして心地よかったです。
「私の言葉は すべて受け入れる 受け入れれば受け入れるほど あなたの心は落ち着くの」
そして彼女の声に対する暗示も徐々に変化します。
「私の声は心地いい。心地いいから従いたくなる」と柔らかい言い回しで依存を促し
終盤は「受け入れるほど落ち着く」と従ってるほうが安心するよう心を誘導します。
「従う」と聞くと調教っぽく感じますけど、本作品の場合はSEXをスムーズに進めたいだけで悪意はありません。
セリフの表現がどれも柔らかくて自分からそうなりたい気分にさせてくれます。
SEXに向けた環境作りを強く見据えた質の高い催眠です。
ゆきかぜの言うことを素直に受け入れられるようにすることを目的に
深呼吸から入って手足に限定した分割弛緩法、球体心像法っぽいイメージ
そして黒い球体を用いた深化と古典催眠寄りの誘導を行います。
すくりぷさんの作品は全体的に暗示の量がとても多く
音声を聴けば聴くほど頭の中がぽわぽわしたり体がだらーんとなります。
声に対する印象操作もシーンによって変化したりと作りが非常に丁寧です。
感覚を研ぎ澄ませてからひとつに
プレイは感度上昇、SEX(騎乗位)です。
エッチな効果音はありません。
セルフはありませんが射精表現があります。
「体がゾクゾクと震える 震えれば それが快感へと変わっていく」
催眠を使って主人公を自分の言いなりにしたゆきかぜは
今度は全身や股間が気持ちよくなる暗示を入れてSEXの準備を整えます。
エッチは終始彼女が責め続けます。
前半の8分間は感度上昇に専念するシーン。
「股間がムズムズする」「快感が響く」など言い回しを変えながら暗示を厚めに入れます。
「腕 あったかい 幸せ ずーっと抱きしめていて欲しい」
本作品のエッチは射精のようなすぐ終わる快感ではなく
彼女と一緒の時間を過ごす幸福感や、SEXによる満足感といった
継続的に味わえる快感を目指してリードします。
だからSEX前のやり取りはハグなどソフトな触れ合いに留めてあります。
SEXの前後で落差をつけたほうがより盛り上がるとサークルさんが判断されたのかもしれませんね。
内容はソフトですが暗示をしっかり入れてくれるおかげで
私が聴いた時は股間が熱くなったり疼くのを強めに感じました。
後半の7分間はいよいよSEXに突入します。
彼女が上に跨ってゆっくり挿入し、おまんこの感触を確かめてからピストンを始めます。
「おまんこが おちんちんを優しく包み込んでいく 中で擦れるたび ひくひくと震える」
「深い快感が 頭の中まで広がる じーんと痺れるような感覚」
おちんちんを通じて伝わってくる彼女の温かさと柔らかさ
そして彼女と繋がったことによる充足感。
セリフを駆使して心身両面にバランス良く刺激を与えてドライオーガズムに導きます。
ピストン開始後は彼女が喘ぎ声を漏らしますけど
時間は約3分と非常に短いのでやはり技術で気持ち良くする側面が強いです。
実際におちんちんを触ることはありませんから射精ではなくドライになるでしょう。
股間を中心に温かい感覚が全身へじんわり広がって気持ちよかったです。
このように、体だけでなく心も満たすことを目指した甘いエッチが繰り広げられてます。
催眠重視のイチャラブ作品
ゆきかぜは今晩を一緒に過ごすことになった主人公と幸せなひと時を送ろうと
まずは催眠を通じて自分の声とエッチに集中できる状況を作ります。
そしてエッチは前半を感度上昇、後半をSEXとゆっくり丁寧に進めます。
対魔忍をやってる女の子が催眠を交えた甘いエッチをするシチュ
古典系の技術と洗練された暗示を組み合わせた入りやすい催眠
純粋なエロさは控えめにして彼女と繋がってる気分に浸らせる雰囲気重視のエッチ。
原作の内容とは無理に絡めず、彼女と恋人になった気分で聴けるように組み立ててます。
中でも催眠は老舗サークルであるすくりぷさんの実力がしっかり発揮されてて素晴らしいです。
単に催眠状態を深めるのではなく、より充実したSEXが体験できるように調整されてます。
これがあるからSEXの時間が短めでもドライできるわけです。
最後にひとつだけ注意点を。
本作品はエッチのあと彼女と一緒に眠る流れになっており解除音声が入ってません。
ですから視聴後にそのまま寝ない場合は無料作品でいいですから解除音声を必ず聴いてください。
絶頂シーンは1回。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声ごく僅かです。
以上を踏まえて前回と同じ点数にさせていただきました。
CV:氷室百合さん
総時間 43:58
オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点
体験版はこちらにあります
追記
作品自体の点数は8点。
44分で1320円だと割高なので-1してあります。
