同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:内臓研究所

   ● 愛が重すぎるダウナー研究者お姉さんからは逃げられない。
   ● 目が死んでるダウナー研究者お姉さんの元で働くことになった。




サークル「内臓研究所」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、山奥の研究所で働いてるダウナー系のお姉さんが
助手にあたる男性と色んな会話やエッチをします。

彼女のことや2人の関係などをじっくり描くドラマ性の高い作りが魅力で
本編は寝たきりの彼に若返りの説得をする様子を中心に進め
それからHAPPYEND、BADENDのルートに分岐し追加のドラマパートと短いエッチをします。

今回はHAPPYENDを選んだ場合のレビューをお送りします。
長い年月が経っても仲良しな2人
青空 杏花と会話やエッチをするお話。

「とある研究所で助手として働くあなた その研究所には あなたと研究者の女性 青空杏花と2人」
杏花はトーンが低く落ち着いた声のお姉さん。
主人公と自分の関係や物語のあらすじを説明すると
本編の後に聴くエンディングの内容を簡単に教えます。

本作品は2024年6月に発売された「目が死んでるダウナー研究者お姉さんの元で働くことになった。」の続編。
ほぼ研究一筋で恋愛やエッチには興味を持たなかった彼女が
雑用のアルバイトをしに来た彼と出会い、恋人になった後の様子をおよそ70分に渡って描きます。

前作では2人が出会った直後の様子や、しばらく経って好感度が上がった時の様子が中心でしたが
今作はそれから数十年の月日が経ち、彼がすっかり老いた時に場面が移ります。
前作を聴いてたほうが楽しめるでしょうけど、冒頭であらすじを説明するから未視聴でも大丈夫です。

「そう青空杏花だ 君の恋人のソラだよ」
体が動かず自分で食事すらできない彼へ親しげに語り掛け
穏やかな声でそんな彼を「恋人」と呼ぶなど、彼女の愛の強さが至るところに込められてます。
前作よりもずっと素直になってますし、2人で過ごした年月の重みを感じます。
彼女の容姿がずっと若々しいのにも理由があります。

「まさか(BADENDを)選ばないよな? 信じているぞ 助手くん」
また本作品はHAPPYENDとBADENDの2ルートがありまして
それぞれでドラマパートや短いエッチシーンがあります。
彼女が冒頭でこんなことを言ってるところを見ると、HAPPYENDのほうが正規ルートなのでしょう。
そんなわけでBADENDは聴いてのお楽しみとさせていただきます。

先に言ってしまうと本作品はほとんどが非エロでエッチはおまけです。
抜きではなくボイスドラマを楽しむ作品と思ってください。
永遠の愛を誓うか、死を選ぶか
最初の本編(約33分)は開始からエンディングの手前まで進むシーン。
寝たきりで間もなく死を迎えようとしてる主人公に杏花が説得を試みます。

彼女は医学や機械に関する研究をしており、既に若返りの手術も成功させてます。
それをやればまた以前のように暮らせることを教えて彼の同意を求めます。
しかし彼はこのまま死を受け入れることを望んでるらしくなかなか首を縦に振りません。
親密な2人の間にある「命の見方、扱い方の違い」を軸にして物語を進めます。

「私は 死にたくない 君とも離れたくない 絶対にだ」
「君が 目を覚まさなかったら 心臓が動かなくなったら 体が冷たくなっていたら そう思うと 胸がざわついて 居ても立ってもいられない」

彼女はダウナーキャラなので感情をあまり表に出しません。
しかし彼と離れるのは本当に嫌なので自分の気持ちをストレートに伝えます。
文字通り「永遠の愛」を貫こうとするところにヤンデレっぽさを感じました。
彼がいない世界に対する寂しさや恐怖も込められてます。

本作品はボイスドラマなので本編に関してこれ以上は書きません。
どういうやり取りを経てどういう結末を迎えるかに興味が湧いた方は聴いてみてください。
エンディングでエッチすることを考えればだいたい予想はつくはずです。

続くHAPPYEND(約13分)は彼女とイチャイチャする王道の展開。
7分程度の会話をしてから5分間のエッチをします。
プレイはSEX(騎乗位)のみで効果音が鳴ります(無しも選択可)。

「きっとこれを幸せって言うんだろうね」
彼が決断してくれたことが余程嬉しかったのでしょう。
自分の気持ちを素直に漏らしたり軽いキスをして感謝の気持ちを示します。
そしてその後は彼女が上に跨る体勢で生ハメ&中出しSEXに移ります。

プレイ時間を見ればわかるように本作品のエッチはものすごく短いです。
彼女の乱れっぷりや効果音はリアルで良いのですが
40分くらいのドラマパートを挟んだ後でする割にはあっさりし過ぎてる印象を受けました。
2人がエッチするのは本当に久しぶりなので、もっと濃厚に描くほうがしっくりきます。

このように、エッチよりもそこに至る過程を遥かに重視した物語が繰り広げられてます。
「命」がテーマのほぼ全年齢向けボイスドラマ
ボイスドラマはいいけどエッチがうーん…な作品です。

杏花は老衰で間もなくこの世を去ろうとしてる主人公を繋ぎ止めるために
自分の気持ちを素直に伝えて若返りの手術を受けるように説得します。
そしてその後は何気ない日常を過ごしたり生SEXしてお互いの愛を確かめます。

ダウナーで愛情深い研究者が長く連れ添ってきた恋人と色んな会話をするシチュ
時間、内容いずれもエッチよりボイスドラマに注力してる構成
彼女の魅力や想いの強さをしっかり込めたキャラ重視の作り。
ほぼ全年齢向けのボイスドラマとして見るなら十分楽しめる作品に仕上がってます。

中でも構成はキャラ、ストーリー、設定などあらゆる要素が練り込まれてます。
後日談を描く場合、数ヵ月後や数年後のお話になることが多いのですが
本作品は数十年後まで延ばしたうえで「命」という大きなテーマを掲げてます。

私は前作のレビューで「尺が短すぎて良さを出しきれてない」と書きました。
本作品はその部分を見事に解消しておりすごく良くなったと思います。
しかしそれと同時に「エロが弱い」という新たな弱点も生み出してます。

十何年ぶりにエッチするにしては内容が軽すぎるので
今よりも大幅に強化するか、いっそ切り捨てたほうがいいんじゃないかなと。
私はエッチを入れないほうが完成度は上がると考えてます。
サークルさんは番外編扱いにしてますけど、18禁作品でここしかエッチがないなら評価に加味します。

HAPPYENDの射精シーンは1回。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもごく僅かです。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:具羅津ちえさん
総時間 1:07:27(本編…33:15 HAPPYEND…13:31 BADEND…20:41)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


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追記
作品自体の点数は7点。
67分で660円とコスパが良いので+1してあります。



サークル「内臓研究所」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介するサークルさんの処女作は、山奥にある研究所で働いてるダウナーなお姉さんが
アルバイトしに来た男性と和やかな日々を過ごします。

サービスよりも会話を重視したり、後になるほど彼女がデレるなど
ボイスドラマ成分を高めに持たせたうえでキャラも立つように組み立ててます。
目は死んでるけど研究熱心なお姉さん
青空 杏花と会話やマッサージをするお話。

「やぁ 君が連絡をくれた子か」
杏花はトーンが低く落ち着いた声のお姉さん。
研究所へ働きに来た主人公を興味深そうに観察すると
中へ案内してから仕事の具体的な内容を教えます。

本作品は人里離れた怪しい研究所で色んな開発をしてる彼女が
助手募集のチラシを見て興味を持った彼とおよそ20分に渡ってイチャイチャします。
彼女の生活面は非常にずぼらで家事など身の回りのことはやりたくありません。
そこで彼に掃除、洗濯、料理といった雑用をお願いします。

「街で買うと高くつく薬もタダでやる 大抵の怪我や病気なら治してやるさ」
軽く会話しただけですぐさま採用を決定したり
その印に特別な腕時計をプレゼントするなど
淡々とした口調で話しながら自分の気持ちを伝えようとします。
近くの街へ薬を卸してるようですし、研究者としては優秀な人物に見えます。

また本作品は本編以外にふたつの番外編が存在し
好感度そこそこ、好感度MAXと彼女の心情を変えて会話や簡単なお世話をします。
目に見えてデレることはないですけど、彼を大切に思ってるのが伝わってきて和みます。
少しずつデレる杏花
最初の「本編『彼女との出会い(好感度0)』(約10分)」は2人が初めて会った時の様子。
仕事の内容や杏花自身のことを話して主人公にアピールします。

「やることは… 洗濯 掃除 料理 あと、私のマッサージとかだな あ、あとおやつも出してくれ 3時きっかりに」
名目上は助手だけどやることは至って簡単なことを教えたり
ある手段で研究所から出られない状況にするなど
生活能力が低くて優秀な研究者であることを自然な形で表現します。

パート名は本編になってますけど、ここは自己紹介や背景説明といった導入にあたります。
この後紹介する番外編と合わせてようやく形になる作品だと思ってください。

続く2パート11分間は彼女の心情変化を描いてるシーン。
「番外編1『彼女にマッサージする話(好感度そこそこ)』(約6分)」は交互にマッサージを行い
「番外編2『彼女に頭を撫でてもらう話(好感度MAX)』(約5分)」は
彼のお願いを受けて彼女が頭を撫でます。

「なに? いつにも増して目が死んでるだと? うるさいぞ君 悪態をつく暇があったらこっちに来てマッサージしてくれぇ」
本編では彼をモルモット呼ばわりしてた彼女も
身の回りのことを全部やってもらえる環境にすっかり満足してます。
番外編1では仕事を頑張ったご褒美にマッサージをおねだりします。
クールな研究者が駄々っ子みたいに振る舞うギャップが面白いです。

「もう 助手くん無しの生活に戻れる気がしないよ」
そして番外編2では彼女が以前よりも素直になります。
彼にずっとそばにいて欲しいことを遠回しに伝える一方で
彼が自宅に帰りたいならそうさせてあげたい葛藤が見られます。
やることは頭を撫でるだけなので(効果音なし)、会話をメインに楽しむ形です。

このように、3つの時期に分けて2人のやり取りを描くほのぼのした物語が繰り広げられてます。
キャラ重視の短いボイスドラマ
短時間だけどキャラは立っててギャップもある作品です。

杏花はめんどくさい家事をやらなくて済む状況を作るために
募集をかけてそれに応じた主人公をすぐさま採用して住み込みで働かせます。
そして一緒の時間を過ごすうちに情が移り、弟や恋人のような好意を持ち始めます。

研究熱心で生活能力は低い女性が、アルバイトの男性と健全にイチャイチャするシチュ
全体を3つのシーンに分けて彼女の態度を変えていく展開。
ギャップ萌えを意識したコンパクトなボイスドラマに仕上がってます。

私のほうで調べたところサークル主さんは漫画家のようです。
確かにキャラ作りや設定といった背景は上手くできてます。
しかし尺が短すぎるせいで本作品の良さを出しきれてないようにも思えます。
40分くらい用意してさらに掘り下げてればもっと魅力的な作品になったのではないかなと。
せめて本編部分に追加で10分くらいのドラマパートが欲しかったです。

ちなみにR-15にあたる要素は主人公を童貞呼ばわりするところだけです。
キスや耳舐めといったちゅぱ音を鳴らすシーンはありません。
あとは下着を見せてくれる漫画が入ってます。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:具羅津ちえさん
総時間 21:21

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


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追記
2024年9月10日まで50%OFFの165円で販売されてます。
その場合の点数は8点です。

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