サークル「内臓研究所」さんの同人音声作品。
今回紹介する作品は、山奥の研究所で働いてるダウナー系のお姉さんが
助手にあたる男性と色んな会話やエッチをします。
彼女のことや2人の関係などをじっくり描くドラマ性の高い作りが魅力で
本編は寝たきりの彼に若返りの説得をする様子を中心に進め
それからHAPPYEND、BADENDのルートに分岐し追加のドラマパートと短いエッチをします。
今回はHAPPYENDを選んだ場合のレビューをお送りします。
長い年月が経っても仲良しな2人
「とある研究所で助手として働くあなた その研究所には あなたと研究者の女性 青空杏花と2人」
杏花はトーンが低く落ち着いた声のお姉さん。
主人公と自分の関係や物語のあらすじを説明すると
本編の後に聴くエンディングの内容を簡単に教えます。
本作品は2024年6月に発売された「目が死んでるダウナー研究者お姉さんの元で働くことになった。」の続編。
ほぼ研究一筋で恋愛やエッチには興味を持たなかった彼女が
雑用のアルバイトをしに来た彼と出会い、恋人になった後の様子をおよそ70分に渡って描きます。
前作では2人が出会った直後の様子や、しばらく経って好感度が上がった時の様子が中心でしたが
今作はそれから数十年の月日が経ち、彼がすっかり老いた時に場面が移ります。
前作を聴いてたほうが楽しめるでしょうけど、冒頭であらすじを説明するから未視聴でも大丈夫です。
「そう青空杏花だ 君の恋人のソラだよ」
体が動かず自分で食事すらできない彼へ親しげに語り掛け
穏やかな声でそんな彼を「恋人」と呼ぶなど、彼女の愛の強さが至るところに込められてます。
前作よりもずっと素直になってますし、2人で過ごした年月の重みを感じます。
彼女の容姿がずっと若々しいのにも理由があります。
「まさか(BADENDを)選ばないよな? 信じているぞ 助手くん」
また本作品はHAPPYENDとBADENDの2ルートがありまして
それぞれでドラマパートや短いエッチシーンがあります。
彼女が冒頭でこんなことを言ってるところを見ると、HAPPYENDのほうが正規ルートなのでしょう。
そんなわけでBADENDは聴いてのお楽しみとさせていただきます。
先に言ってしまうと本作品はほとんどが非エロでエッチはおまけです。
抜きではなくボイスドラマを楽しむ作品と思ってください。
永遠の愛を誓うか、死を選ぶか
寝たきりで間もなく死を迎えようとしてる主人公に杏花が説得を試みます。
彼女は医学や機械に関する研究をしており、既に若返りの手術も成功させてます。
それをやればまた以前のように暮らせることを教えて彼の同意を求めます。
しかし彼はこのまま死を受け入れることを望んでるらしくなかなか首を縦に振りません。
親密な2人の間にある「命の見方、扱い方の違い」を軸にして物語を進めます。
「私は 死にたくない 君とも離れたくない 絶対にだ」
「君が 目を覚まさなかったら 心臓が動かなくなったら 体が冷たくなっていたら そう思うと 胸がざわついて 居ても立ってもいられない」
彼女はダウナーキャラなので感情をあまり表に出しません。
しかし彼と離れるのは本当に嫌なので自分の気持ちをストレートに伝えます。
文字通り「永遠の愛」を貫こうとするところにヤンデレっぽさを感じました。
彼がいない世界に対する寂しさや恐怖も込められてます。
本作品はボイスドラマなので本編に関してこれ以上は書きません。
どういうやり取りを経てどういう結末を迎えるかに興味が湧いた方は聴いてみてください。
エンディングでエッチすることを考えればだいたい予想はつくはずです。
続くHAPPYEND(約13分)は彼女とイチャイチャする王道の展開。
7分程度の会話をしてから5分間のエッチをします。
プレイはSEX(騎乗位)のみで効果音が鳴ります(無しも選択可)。
「きっとこれを幸せって言うんだろうね」
彼が決断してくれたことが余程嬉しかったのでしょう。
自分の気持ちを素直に漏らしたり軽いキスをして感謝の気持ちを示します。
そしてその後は彼女が上に跨る体勢で生ハメ&中出しSEXに移ります。
プレイ時間を見ればわかるように本作品のエッチはものすごく短いです。
彼女の乱れっぷりや効果音はリアルで良いのですが
40分くらいのドラマパートを挟んだ後でする割にはあっさりし過ぎてる印象を受けました。
2人がエッチするのは本当に久しぶりなので、もっと濃厚に描くほうがしっくりきます。
このように、エッチよりもそこに至る過程を遥かに重視した物語が繰り広げられてます。
「命」がテーマのほぼ全年齢向けボイスドラマ
杏花は老衰で間もなくこの世を去ろうとしてる主人公を繋ぎ止めるために
自分の気持ちを素直に伝えて若返りの手術を受けるように説得します。
そしてその後は何気ない日常を過ごしたり生SEXしてお互いの愛を確かめます。
ダウナーで愛情深い研究者が長く連れ添ってきた恋人と色んな会話をするシチュ
時間、内容いずれもエッチよりボイスドラマに注力してる構成
彼女の魅力や想いの強さをしっかり込めたキャラ重視の作り。
ほぼ全年齢向けのボイスドラマとして見るなら十分楽しめる作品に仕上がってます。
中でも構成はキャラ、ストーリー、設定などあらゆる要素が練り込まれてます。
後日談を描く場合、数ヵ月後や数年後のお話になることが多いのですが
本作品は数十年後まで延ばしたうえで「命」という大きなテーマを掲げてます。
私は前作のレビューで「尺が短すぎて良さを出しきれてない」と書きました。
本作品はその部分を見事に解消しておりすごく良くなったと思います。
しかしそれと同時に「エロが弱い」という新たな弱点も生み出してます。
十何年ぶりにエッチするにしては内容が軽すぎるので
今よりも大幅に強化するか、いっそ切り捨てたほうがいいんじゃないかなと。
私はエッチを入れないほうが完成度は上がると考えてます。
サークルさんは番外編扱いにしてますけど、18禁作品でここしかエッチがないなら評価に加味します。
HAPPYENDの射精シーンは1回。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもごく僅かです。
以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。
CV:具羅津ちえさん
総時間 1:07:27(本編…33:15 HAPPYEND…13:31 BADEND…20:41)
オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点

体験版はこちらにあります
FANZAの体験版はこちら
追記
作品自体の点数は7点。
67分で660円とコスパが良いので+1してあります。

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