同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:セルフ

   ● 彼女の放課後洗脳催眠
   ● 「ふたごあ~る」
   ● 心の奥に咲く薔薇を語るとき
   ● 催眠道化師~きみは私のオモチャなんだから♪~
   ● 双子 白(再レビュー)
   ● リアルヒプノ
   ● ちちのひボイス
   ● 悪の女幹部に洗脳される催眠音声
   ● MSIK.
   ● あなたをMにしちゃう催眠音声(再レビュー)


あでぃくしょんさんで配布されている無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、ちょっぴりヤンデレをこじらせている好奇心旺盛な彼女が
偶然見つけた催眠術の本に従って愛する人に催眠をかけてあげます。

以前デートした場所のイメージを使って催眠を深めるシーンや
彼の乳首や亀頭といった弱点を責めて一気に射精感を煽るなど
恋人らしさを踏まえたコンパクトなプレイが行われています。
催眠に入りやすくするために大事なもの
図書館で彼女にエッチな催眠をかけてもらうお話。

「ねぇ、じゃーん! こんなもの図書館で見つけたよ!」
彼女は明るくて穏やかな声の女の子。
図書館で催眠術の本を見つけたと主人公に告げると
それを使って彼に催眠をかけてあげます。

本作品はおよそ19分というかなり短い時間の中で
彼女が軽い催眠をかけてから乳首を責めたりオナニーをリードします。
2人が恋人同士なだけあって彼女の態度は最初から人懐っこく
心の距離を感じさせないやり取りが自然なリラックスを提供してくれます。

「催眠術ってのはね、君自身が掛かろうとしてくれると、よりかかりやすいんだって!」
また催眠を開始する前に彼女が持ってる催眠の本を軽く読み上げて
催眠に関するちょっとした心得を伝授するシーンもあります。
彼女によると催眠に入りやすくなるためには「思い込み」が重要で
そうするほどより気持ちいい体験ができるようになる
そうです。

催眠は術者と被験者の信頼関係を前提として行うものですから
術者の言葉を懐疑的に受け止めるよりも
「なるほど」と肯定的な姿勢で取り組むほうが確かに入りやすくなります。
術者も聴き手ができるだけ疑問を感じないように考えながらセリフを投げかけます。

催眠はおよそ6分間。
最初は目を開けたまま彼女の声に合わせて軽く深呼吸します。

「すっごい、リラックスするね。ぼ~っとしちゃう…気持ち、いいよね」
やってることは極めてオーソドックスですが
事前の小話を通じて催眠を無意識的に受け入れやすく感じていることや
合間に投げかけられる彼女のぼんやりした声が心地よい気分を誘います。

「あれ? もう、ちょっと入ってるね? 君は、かかりやすいんだね」
彼女が上のようなセリフを言ってくれるのもいいですね。
先ほど話した「思い込み」ができるように上手に誘導しています。
他にも今いる図書館のイメージからリラックスを促したりと
短い時間の中でできるだけ催眠に入りやすくなる気遣いを見せます。

お次はより深い催眠状態に入るために目を閉じ
以前彼女と行ったスカイツリーのエレベーターをイメージします。

「なんだか…きもちいいね。ゆっくり、ゆっくり、落ちてる…だけなのに」
長めのカウントを適度にペースを変えながら数え
さらに「気持ちいい」「落ちる」といった暗示を適度に入れてくれます。
エレベーターが下に降りるイメージも簡単ですし
聴いてると頭を中心に体の重さを感じるでしょう。

作品の背景や彼女のキャラを踏まえて行うシンプルな催眠です。
聴き手の心を彼女の指示に従いやすい状態にするのを目的に
簡単なラポール構築から入って深呼吸、イメージにカウントを交えた深化と
比較的よく見かける技術をテーマに合わせてアレンジしながら施しています。

時間が短い関係で催眠をある程度経験している人向けの内容ですが
その条件をクリアしているのであれば催眠特有の感覚が多少は実感できます。
女性にちょっぴり意地悪される快感
エッチシーンは8分ほど。
プレイは乳首責め、亀頭責め、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「ここで、あなたを、気持ちよく、してあげる」
催眠を使って主人公を自分の言いなりにした彼女は
そのまま彼の乳首をいじってもっと気持ち良くしてあげます。

エッチは彼女の指示に従う形で進みます。
プレイの流れは彼女が「さわさわ」「こりこり」と言いながらまず乳首を責め
同時に感度強化の暗示を入れて準備が整ったらオナニー開始。
その後は亀頭責めを加えて射精を促します。
こちらも短時間での射精を想定したシンプルな内容です。

「ねぇ、知ってる?乳首ってスイッチなんだよ? 1回いじる度に感度が1上がるの。わかる?」
そして彼女はここでもカウントをトリガーに定め
それに暗示を絡めて効果的に気持ちを盛り上げてくれます。
乳首開発済みの人の方が楽しみやすいプレイですね。
時間が短いからこそ気持ちよくなる暗示を意識して多めに入れています。

「声もどんどん女の子みたいになっちゃって…すっごいかわいい…もっといじめたくなっちゃう…」
また後半に差しかかると彼女も興奮したのか、ちょっぴりSっ気のあるセリフを言ったりします。
暗示とは別に女性に責められるシチュによっても興奮させてくれるわけです。
オナニー自体は好きにさせて、心への責めを重視したプレイを行っています。

射精についてはカウントではなく彼女のセリフに合わせて行います。
オナニーの純粋な時間が3分程度しかないのを考えると
1日くらいは我慢してから聴いた方がタイミングよく出せるでしょう。
小さくまとまっている作品
短時間にも関わらず完成度の高い作品です。

彼女は催眠術の本に書いてある技術に自分の特性を掛け合わせて
主人公をある程度の催眠状態に誘導し、その上で暗示と物理的な刺激で射精へと導きます。
1時間クラスの作品に比べて簡略化されてる部分が多いものの
暇なときに手軽に、気軽に楽しむ作品として見れば十分なクオリティを持っています。

どちらかというと催眠の方に光るものを感じます。
彼女の気さくな態度やセリフ、催眠に関するお話を利用した導入
デートした場所のイメージを使った深化など
聴き手が主人公になりきって楽しめるいくつかの工夫がされています。

6分程度の誘導だと普通は軽い眠気を催す程度なのですが
今回は深化シーンで実感できるレベルの「落ちる」感覚がありました。
限られた時間内にこれをやり遂げてるところが素晴らしいです。

エッチも引き続き恋人気分を出しつつ彼女に責められるM寄りのシチュにしています。
淫語を多少言う以外は暗示で盛り上げる催眠音声らしいプレイです。

射精シーンは1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

あまり時間が取れない人でも楽しめるありがたい作品です。
無料ですので興味を持った方は是非お試しください。

CV:ftnrさん
総時間 本編…18:54 寝落ちした場合…2:10

あでぃくしょん
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/47171941.html

追記
「寝落ちした場合」パートはほんの少しだけヤンデレ要素を含んでます。
本編にはそれらしき描写は特にありません。

「ふたごあ~る」

サークル「TAE」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、ややトーンの違う可愛い声の双子が
左右に寄り添いながら主人公に気持ちいい体験を提供します。

催眠音声の世界で絶大な人気を誇る「双子」シリーズの正統後継作として
既存の枠に囚われない極めて個性的な催眠とエッチを繰り広げています。
今作は特に催眠初心者を強く意識したアプローチがされており
催眠の感覚があまりよく掴めていない人でも不思議な感覚が味わいやすい点も魅力です。

今回はサークルさんが初回用に推奨されてる構成でのレビューをお送りします。
帰ってきた双子
双子の少女にエッチな催眠をかけられるお話。

「せーのっ いらっしゃーい」
双子はどちらも明るくて可愛い声の女の子。
気持ちよくなりたくて自分たちに会いに来た主人公を優しく迎えると
音声を聴く際の環境を軽く確認してから色んなことを語り始めます。

本作品はListenable pharmacyさんで公開されている「Synergism Duet」から始まり
今までに4作がリリースされている「双子」シリーズの最新作。
彼女たちが左右から交互に、あるいは同時に語りかける独特なスタイルで
十分すぎるほど深い催眠の世界へと案内し、それから声や言葉だけで性的絶頂へと導きます。

有料ではかの有名な「双子のい・い・な・り~性感開発ボイス~」以来
実に7年ぶりと本当に久々の新作にあたります。
前作「Side Effect」で一応の終わりを迎えたシリーズだけあって
こうして改めて新作が出たことは私を含めてファンには衝撃的だったのではないでしょうか。
タイトルの「双子R」にはRevival(復活)の意味が込められているのだと思います。

内容の方はというと、既存の双子形式を継承しつつ極めてフリーダムな催眠とエッチを行っています。
例えば作品内に2種類の誘導パート、3種類の深化パートを用意し
聴き手の状況に合わせていずれか1つを選択する自由を与えていることや
催眠導入および深化を普通に会話するように進めていること
エッチで特定のプレイに固執せず聴き手の無意識に委ねながら絶頂を促していることなどが挙げられます。

さらにより多くの聴き手が催眠特有の感覚を味わえるように
特に序盤のシーンで初心者をメインターゲットにしたセリフを数多く投げかけてきます。
催眠に対する疑念や抵抗心を解きほぐしながら進めてくれるおかげで
リラックスや双子の声に対する集中力が得やすく、その結果催眠に入りやすくなっています。
最初から言ってしまうと誰でも楽しめる名作です。
会話形式で行う巧みな催眠
初回用の催眠は2パート23分ほど。
冒頭の挨拶を済ませた後、双子はまずこれから行う催眠に関するちょっとした心得を説明します。

左「これから私たちが 左右から同じことや 違うこと 少し違うことをあなたに話しかけるけど」
右「あなたは無理して全部を聴き取らなくてもいいの」
彼女たちはシーンごとに話す内容や話し方を目まぐるしく切り替えてきます。
後になるほどセリフの間が極端になくなるため、そのすべてを追うのは結構大変です。
だからこそ最初から聴き手が戸惑わないようちゃんと説明してくれます。
2人が左右からテンポよく語りかけてくるスタイルも個性的で面白いです。

左「あなたが催眠から覚めたいと思わない限り 勝手に覚めるはずなんてないの」
右「だってあなたの体なんだから」
さらに双子は体が痒くなったら自由にかいていいし、体も自由に動かしていいとまで言います。
催眠音声では仰向けに横になって聴くのが当たり前なだけに
この「自由さ」にちょっぴり驚く人もいるんじゃないでしょうか。
そして緊張していた人ほど肩の力が抜けていくのを感じると思います。

これはある意味当然のことで、自分にとっての自然体で音声を聴いた方が催眠に入りやすくなります。
例えば椅子に座った時に貧乏ゆすりをする人がいますが
それはそうしていたほうが落ち着くから無意識的にやってしまうのです。
体が痒いのにかかなかったらそれが気になって落ち着けなくなります。
双子はお話を通じて「大事なのはリラックスだよ」と遠まわしに教えているわけです。

「私たちの 声に ただ耳を傾けている だけ で まるで音楽 を聴いて いる時みたいに リラックスできるわ」
そうやって心身を適度に解きほぐしたところで
今度は彼女たちの声にリラックスできる環境を作り上げます。
ここからは上のセリフのように双子が文節レベルで声の担当を切り替えながら
とてもリズミカルに暗示を入れてくれます。


本当に細かく声を振り分けてくれるおかげで声に包まれている感覚が味わいやすく
後になるほど頭の中を軽く揺さぶられているような心地よい感覚が湧いてきます。

また作品の後半に差しかかると左右で話すスピードを微妙に変え
セリフの間をほぼなくして聴き手に考える余地を与えず誘導しようとします。
術者が2人いる利点を最大限に活用し催眠やエッチを効果的に進めていく様子は
さすが本家と言いますか、クオリティの高さをひしひしと感じます。

続く深化パートはカウントを聴いたりわかりやすいイメージを思い浮かべながら
双子の声に対する集中力を高め、より深い催眠状態へと入ります。

「私たちの声は どこか遠いところへ聞こえていく あなたの意識はただ一点に あなたの頭の上に集中」
パート中盤あたりに登場する意識を額に集めて移動させるシーンでは
彼女たちが実際に声の位置を移動させ、それを追うように動かしながら行います。
バイノーラル録音のおかげで位置の違いが鮮明で、そこに頭が引っ張られていくような感覚がしました。
そうやって双子は自分たちの声に自然と集中できる気持ちを育ててくれます。

「どの声を聴いても どの声に従っても (左右から同時に)どの声に意識を奪われても あなたは深く深く 気持ちのいい世界に入っていけるから」
最後の深化もラジオのチャンネルに合わせる例えを用いて
空っぽになった心に双子の言葉が届くように巧みな言葉を投げかけています。
これまでずっと聴いてきた彼女たちの言葉に包まれてるひと時はとても心地よく
今まで以上に頭の中がとろける感覚や、体の芯に声が響き渡る感覚が味わえます。

双子が左右から普通の会話をしながら催眠状態に落とす独創的な催眠です。
聴き手を彼女たちの声に集中し、反応できる心と体にするのを目的に
最初の導入パートはリラックス、次の深化は集中力の向上にターゲットを絞り込み
それに向かって様々な方向から働きかけてきます。

流れだけを見れば至ってシンプルです。
でもそれに向かうまでの道筋が恐ろしいまでに緻密で複雑です。
他のサークルさんとはあらゆる部分が違っていて新鮮味に溢れています。
本家に相応しい堂々とした格調高い催眠が繰り広げられています。

この催眠で一際優れているのが暗示の入れ方、重ね方です。
2人の担当をシーンに応じて変えながら確実にそうなるように誘導しています。
実際に聴いてみると実時間以上に濃密なひと時が送れます。
リラックスのさせ方や集中力の高め方も丁寧で聴いてるだけで自然と催眠に入っていけます。

まとめると、初心者から上級者まで楽しめる極めて質の高い催眠です。
欲望を無意識に委ねながら
エッチシーンは17分ほど。
プレイは耳への息吹き、声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフ、ドライどちらとも取れるプレイが行われています。

「空っぽになったあなたの中は どんどん私たちの声に満たされるの」
催眠を使って主人公を声の言いなりに作り変えた双子は
彼にもっともっと気持ちよくなってもらおうと引き続き言葉で性的興奮や快感を煽ります。

エッチは彼女たちと直接的なプレイは行わず
暗示やイメージだけで興奮し、絶頂する催眠音声ならではのものです。
序盤のシーンはイきやすい状態を作るための感度強化がメイン。
双子は「熱」をテーマにした様々な言葉を投げかけます。

「エッチな本を読んだり ビデオを見たり 好きな子と接近したりしたときに 下半身に感じる衝動的な熱さ 情熱的な熱さ」
「まるで溶鉱炉のようなどろどろの熱さ あなたを内側から溶かしてしまうようなどろどろの熱さが どんどん湧きあがって あなたを満たしていく」
オナニーに使うオカズ、エロ以外のイメージを用いた比喩、彼女たちの息吹きなど
ここでもより多くの人が熱の高まりを感じられるよう複数の方向から働きかけています。

私の場合は溶鉱炉のセリフを聴いたときにまず顔だけがかーっと熱くなり
しばらくするとそれが股間に伝わっていくのを感じました。
人によって反応の仕方が随分変わってくるシーンですね。

準備ができた後の本格的なプレイについても
双子は明確なプレイを避けて「あなたの気持ちいいところを好きにいじっていいよ」と言います。
ですから乳首やおちんちんをいじりたくなった普通にオナニーすればいいし
そのまま声にイかされたいのなら手を動かさずに聴けばいいです。
これが先ほど書いた「セルフ、ドライどちらとも取れるプレイ」の意味です。

過去にドライ系の作品でオナニーをしたくなったことや
逆にセルフだけどドライのほうがイキやすいと感じた人がいると思います。
それを解消するためにこういうプレイスタイルにしたのではないかなと。
無意識の赴くままに欲求を満たすあたりが催眠音声らしさがあって面白いです。
ただ淫語やちゅぱ音がほとんどないので、どちらかと言えばドライ向きのプレイかなと。

「痺れる 熱い 響く 打ち寄せる 体の中心が 快感が一気にぶつかる 弾けちゃう 弾けて 広がって 世界に溶け込みながら 消えていく」
個人的に最も印象的だったのは最後の絶頂シーン。
お馴染みのカウントを数えてから
2人が今まで以上に声の位置を細かく振った息もつかせぬ暗示で一気に絶頂へと追い込みます。
事前の感度強化が丁寧なおかげで心身の高ぶりも実感しやすく
私の場合はそれがじわじわと股間に集まってタイミングよく弾ける快感が味わえました。

絶頂時の高まりは射精よりも鈍いのだけど、その分持続力があって余韻も長いです。
オナニーで射精したときもまた別の快感が味わえるでしょう。

このように、声や言葉の力でイかせる独特なエッチが繰り広げられています。
濃厚な時間が味わえる作品
双子形式を現在の催眠音声業界の状況に合わせた形で運用している名作です。

声質が若干異なる可愛い双子が左右に陣取り
聴いてるだけで自然と催眠に入れるように様々なセリフを投げかけます。
最大の特徴である2人の術者を上手に使い分けて進める催眠
深い催眠状態だからこそできる心身を操作しイかせるエッチ。
どちらも大衆性を維持しつつ極めて高いレベルで行使しています。

そして現在の催眠音声ではよく見られるボイスドラマらしさを出し
普通の会話の中に技術を組み込みながら催眠をかけています。
催眠音声でよく使われている技術をほとんど用いておらず
初心者はもちろん、数百単位で聴いてる玄人でも新鮮な気持ちで聴くことができます。

中でも最も独特なのは最初の導入パートでしょうか。
催眠に関する豆知識をあれこれ語る形でリラックスを促しています。
催眠は世間的に「胡散臭いもの」という印象が割とあるらしいので
それを解きほぐして安心させ、リラックスに繋げるのは有効なアプローチと言えます。
もちろんそれだけではなく合間合間にリラックスさせる暗示も入れてきます。

次の深化も「何をするか」ではなく「聴き手にどうなって欲しいのか」を強く意識して進めています。
そのための手段として技術を幅広く活用しています。
双子の珍しさだけでなく、催眠音声としての質も文句なしに優れています。
このサークルさんでしかできないことをやられているなと。

エッチは敢えて具体的なプレイを提示しない思い切ったことをされています。
フリースタイルなので人によっても得られる快感が変わりますし
場合によっては1回目と2回目で違った楽しみ方になる可能性もあります。
ドライに固定しなかったのは初心者に配慮した結果なのかもしれません。

絶頂シーンは最後に1回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

双子の醍醐味がぎっしり詰まった作品です。
過去作からのファンはもちろん、まだ聴いたことのない人にも属性を問わず強くおすすめします。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 1:31:33(音声ファイルの合計) 初回用…47:24
(導入と深化パートの各タイプは一部が違うだけで内容はほとんど同じです)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

2023年9月28日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/91456408.html

心の奥に咲く薔薇を語るとき

サークル「ユリイカ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、双子の姉妹に催眠をかけられた後
様々な少女とエッチをして失った自信やプライドを取り戻します。

2人の術者が催眠をかける双子形式をベースに
多種多様な技術を用いて少しずつ催眠状態を深めてくれます。
合計6人もの少女を犯す変わったスタイルのエッチも魅力です。
双子が繰り出す畳み掛けるような催眠
双子の姉妹に催眠をかけられ、彼女たちや別の少女とエッチするお話。

「私は姉の催眠術師」
姉は穏やかで落ち着いた声のお姉さん。
「私は妹の催眠術師」
妹は可愛くてお淑やかな声の女の子。
音声を聴く際の注意事項を簡単に説明すると
主人公に瞬間催眠に関するお話をします。

本作品は全編を通じて姉が右、妹が左に陣取り
交互に言葉をかけたり同時に逆のことを言ったりしながら催眠とエッチを行います。

所謂双子形式というやつなのですが、本家にあたるListenable pharmacyさんに比べると
その運用方法が随分違います。

具体的には2人が個別の役割を担っている本家に対し
本作品は姉をメインの術者に据え、妹はそのサポートを担当しています。
作中で使われている技術もほとんどが1人でもできるものです。
そういう意味では双子をやや持て余しているように思えます。

催眠はおよそ16分30秒間。
最初は姉が主人公の額に手をかざし、すかさず3カウントを数えて彼を瞬間的に催眠に落とします。

妹「ぴったっと 姉の手がくっついた」
姉「お、ち、て、いく 落ちていく どんどん落ちていく」
深呼吸やストレッチといった準備にあたるシーンが一切無いので
これを聴いただけで深い催眠に入れる可能性は低めです。
しかし双子はこの後も催眠状態と半覚醒状態を何度も往復させ
それによって催眠により深く安定して入れるように誘導します。
ちなみに本作品はほとんどのシーンで目を開けたまま音声を聴きます。

お次は聴き手が催眠の感覚をより明確に自覚できるように
双子が体の重さや温かさ、心臓の鼓動、お腹の温かさ、額の涼しさを感じる暗示を入れます。

姉「両腕と両足が温かくなると 心臓が静かに 脈を打ち出す」
妹「静かに脈打つ」
これは自己催眠法として非常にメジャーな「自律訓練法」という技術にあたり
すべてを順序良く行うことでリラックスや被暗示性の向上に役立つと言われています。
この後にも双子が敢えて逆のことを言って混乱を誘うとか
わざと黙って意識を内面に向けさせるなど様々な古典系の技術を繰り出してきます。
使われている技術のバリエーションにおいて本作品はトップクラスと言えます。

開始から9分後、これらを一通り終えた後は
催眠のかかり具合を確認するテストを双子が行います。
内容は両手両足が勝手に上がる、声が出せなくなる、楽しくなる、視界が赤くなるなど様々。
人によって効くものと効かないものがあるでしょうから
自分の被暗示性を把握するいい物差しになります。

姉「楽しい 面白い 思わずほっぺたの筋肉が緩む」
妹「もう どうしようもない 口の筋肉が笑ってるときの形になってしまいます」
…と言いたいのですが、残念ながらこれらの暗示に心や体が反応する可能性は低いです。
理由は双子が個々をごくごく短時間に行っており
結果的に進め方が簡略化されているとか、暗示が少ないといった不十分な部分があるからです。

双子は多くで「~になります」と言った後、2言3言念押しするだけでこれらを済ませています。
ここまで淡白だと深い催眠に入っていたとしてもさすがに厳しいです。
聴き手を本当にそうさせたいのなら内容をもっと絞り込んで丁寧に行うべきです。

数多くの技術を繋げて催眠を施す目まぐるしい催眠です。
聴き手がエッチで相手の少女をイメージしやすくするのを目的に
主に古典催眠で使用される技術を短時間でテンポ良く行っています。
最中に何度か揺さぶりをかけられたからか、中盤あたりで意識がぼんやりしてきました。

しかし、時間内にあまりに多くの技術を詰め込みすぎているため
個々の時間が1~2分と極めて短く、実際に聴いてみるとえらく慌しく感じます。
催眠はリラックスし、集中している状態ですからやることをぽんぽん変えるのはマイナスです。
技術が簡略化されると当然効果も弱くなるわけで、この構造が悪循環を生み出しています。

中盤以降に登場するテストも催眠の参考書に書いてあることを
ただなんとなくやっているように思えてなりません。
暗示を解く際もカウントを数えたりせず「はい 暗示を解きました」と一言言うだけです。
個々の暗示をもっと丁寧に入れていれば随分変わっていたでしょう。

テスト中に深化を促すアプローチが特にされてないこともあり、私の場合は催眠が解けてしまいました。
これでは本末転倒です。
この部分を導入や深化にまわしていたらもっと安定して催眠に入れたと思います。

そして何より催眠中ほぼずっと目を開けさせているのが致命的です。
催眠音声では多くの場合序盤で目を閉じる指示が出ます。
それは目を閉じることで気持ちが落ち着き、外部の情報が遮断されて声に集中しやすくなり
意識を自分の内面に向けられるからです。

これだけのメリットがある行為をわざわざ捨てる理由がわかりません。
目を開けていたほうが効果的な技術をもっと使っていればまた違ったのでしょうが…。
結果的に催眠にかなり入りずらくなっています。

以上のことから大変厳しい催眠と私は考えています。
少女たちに連続中出し
エッチシーンは37分ほど。
プレイはフェラ、SEX(体位不明)、キス、乳首舐め、耳舐めです。

エッチな効果音はありません。
ドライとセルフ両方の絶頂形式が登場します。

姉「心に眠る薔薇たちよ」
妹「汝が秘める 純白の輝き」
姉妹「今ぞ心の奥に咲く 薔薇を語るとき」
左右から声をかけて主人公を催眠の世界に導いた双子は
呪文を唱えた後、彼の足の間に少女がいるのをイメージさせます。

エッチは双子も含めた合計6人の少女を犯します。
一番最初に登場する少女とするのはフェラ。
中央からちゅぱ音が鳴り、左右からは双子がその様子やプレイの快感を軽く実況します。
催眠と同じく聴き手は目を開けたまま音声を聴きます。

主人公「将来は何になりたいの?」
少女1「か、可愛いお嫁さんです」
といってもプレイ中は主人公と少女の会話がメインです。
暗示を入れて心や体を操作する要素がほとんどないので
催眠音声におけるエッチからやや脱線した内容になっています。
登場人物の心情はわかりやすいのですが、自分自身に当てはめるのは難しいかなと。

姉「少女の口の中の温かさを感じて」
妹「温かさを感じてるの?」
姉「少女の涎のじゅるじゅる感を味わって」
妹「じゅるじゅるしてるの?」
得られる快感については聴き手のイメージ力に任せています。
複数の少女とエッチをするスタイルならおまんこの具合の違いを暗示で伝えて欲しかったです。
コンセプトは面白いのだけど催眠との絡め方に疑問を感じるエッチを行っています。

2番目から4番目の少女とするプレイはSEX。
主人公が相手に自分のことが好きか、使い捨てのオナホ奴隷になる覚悟があるかを確認し
少女側に股を開かせて挿入し、そのまま中出しを決めます。
ちなみにエッチ開始7分後あたりに彼が最初に射精するシーンがあり
そこから終了までのおよそ30分間、彼はずっと精液を吐き出し続けている設定です。

主人公「じゃあ おまんこを差し出せ」
少女3「それじゃいきなり中出しになっちゃうじゃん でも…いいよ」
姉「なぜかっていうと それはね あなたが一人の人間として とっても優れているからなの」

どくどくと精液を放ち続けているおちんちんを見て興奮したのか
少女たちはいずれもすんなりと挿入や中出しを受け入れます。
そしてプレイをしながら少女たちや双子が時折主人公を励ますセリフを投げかけます。

これが作品説明文に書いてある
「傷つけられた自信・プライド 復活できます!!」の意味です。
彼女たちは主人公にすべてを委ねることで彼に精神的な活力を与えます。
男性は女性を蹂躙したい、征服したい欲求を潜在的に持っていると言われてますし
催眠はともあれプレイを聴いて気分がスッキリする人はいると思います。

一番最後に相手をするのは双子自身。
姉が下、妹が上になるサンドイッチ状態で彼に交互におちんちんを挿入されます。
プレイ開始前に自分の手が彼女たちのおまんこになると軽く言われ
ここからはおちんちんを自分の手でしごいて射精を目指します。

妹「お姉ちゃん 顔が赤くなってる 10回入れたら 私だよ?」
2人を同時に相手するプレイを考慮し、双子は10カウントを交互に数え
その間はもう片方が喘ぎ声を漏らします。
そして最後に長めのカウントを数えて0で射精します。

このように、複数の少女を順番に相手するエッチが繰り広げられています。
これからの作品
どちらかといえば催眠パートに魅力を感じる作品です。

声質の若干違う2人の女の子が左右に寄り添い
姉の言葉を妹が補佐し、後押しする形で催眠を施します。
序盤で使われている技術は時間が短いという弱点を持っていますが
その運用方法には一定以上の実力を感じます。
特に自律訓練法の流れに沿って暗示を入れるシーンは印象的でした。

しかしそれ以降、催眠の入り具合をテストするシーンからエッチの最後までは
催眠音声としての品質や、催眠との親和性において色々と腑に落ちない部分が見られます。
何度も言っている目を開けさせ続けていることから始まり
個々の技術の運用方法や暗示の入れ方、それらを形成する演技など
大きなことから小さなことまで聴いてておかしいと感じる部分が本当に多いです。

個人的には技術を数多く詰め込むよりも
作品のテーマや目的に適した技術を選択し、的確に行使したほうが催眠誘導しやすいと思ってます。
本作品でしたら目を開けさせているのだから凝視法に力を入れるとか
メトロノームを鳴らしながら目をゆっくり動かさせ、そこに暗示を叩き込むといった具合です。

あるいは催眠の終盤に視界を赤やピンクに変えるシーンがあったので
そこまでの道筋を色をテーマに進めるなどです。
具体的には青や緑を使って気持ちが落ち着く、赤やオレンジで心や体が温まり心地よさを感じる
白や黒から深化する暗示を入れます。
他のサークルさんに色で催眠をかける作品が実際にあります。
そういったところを考えていくとテーマと催眠の親和性が高まり違和感がなくなります。

エッチについては主人公のセリフをかなり入れているところが引っかかります。
催眠音声において主人公は聴き手と同一ですから
主人公にあれこれしゃべらせると感覚のズレが生まれます。
例えばここを復唱形式にするとかの工夫がされていればまた違ったのかもしれません。

絶頂シーンはドライ1回、射精1回。
淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

双子の運用方法など光る部分もあるのですが、完成度に難があると判断し
今回は以下の点数とさせていただきました。
まだ活動を始めたばかりのサークルさんですしこれからのご活躍に期待したいです。

CV:秋川ひなたさん
総時間 56:54

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

追記
頑張ってらっしゃるのが伝わってくるのだけど、それが空回りしている作品。
経験を積めばどんどん良くなる可能性を感じるサークルさんです。

催眠道化師~きみは私のオモチャなんだから♪~

サークル「礼門屋」さんの催眠音声作品。

前作「催眠吸血姫 ~わたくしの家畜になるがいいのだわ~」から実に3年8ヶ月ぶりの新作となるこちらは
道化師の格好をしている精液大好きなサキュバスが
催眠を使って主人公の体を操りながら2種類のエッチをします。

聴き手に敢えて抵抗心を抱かせ、それを逆手に取った手法で催眠を深めてくれるのが特徴で
彼女はわざと筋肉を硬直させて暗示を受け入れにくい状態を作り
相手が十分に疲れたのを見計らって自分の声に気持ちよさを感じる暗示を入れてきます。
道化師からのとってもエッチなプレゼント
淫魔のマリオネロンに催眠をかけられてから精液を搾り取られるお話。

「あっ! 美味しそうな男を見つけちゃったー」
マリオネロンは明るくて元気な声の女の子。
偶然見かけた主人公を「ラッキーヒューマン」に選ぶと
彼が喜びそうなサービスを早速してあげます。

彼女は挿し絵の通り道化師のような変わった格好をしており
その見た目と愛嬌のあるキャラで人間の男たちを魅了し
サキュバスの食料とも言える精液を奪っているそうです。
キャラにちなんで奇術的な要素を催眠に絡めてくると期待していたのですが
催眠やエッチは普通の人間が行うスタンダードなもので統一されています。

「お前はただの人間で 私はこわーい化物なんだから 当たり前じゃん あはははは」
そして彼女は冒頭のやり取りをする段階でこちらを見下すセリフを投げかけ
自分に対してわざと抵抗感を覚えるように仕向けてきます。
催眠は聴き手と術者の信頼関係が最も重要ですから
それとは真逆の言動をとるのはある意味無謀と言えます。

しかし彼女にとってはそれらすらも織り込み済み。
抵抗しようとする相手の心理を逆に利用しながら催眠を進めようとします。
かなり珍しいコンセプトの作品ですね。

催眠はおよそ21分間。
最初は彼にハンデとして、カウントに合わせて手足の筋肉に力を入れるよう指示します。
これは人間が緊張している時ほど他人の言葉を受け入れにくくなる性質を踏まえてのことです。

「指を握ると 左手にも力が入って伸びる 左腕がまっすーぐに伸びてゆく」
そして彼女はそれらを行うのに合わせて
こちらの手足がより硬直するよう暗示を入れてきます。
おそらくはカタレプシーの誘発を目的として行っているのでしょう。

ですが先ほど説明したように冒頭シーンで暗示を受け入れにくい精神状態を作り上げていることや
暗示の入れ方、特に語気や話すスピードが硬直を誘うには弱く遅いことから
彼女の言葉に合わせて手足がガッチリ固まる人はそこまでいないと思われます。
少なくとも私はさっぱりでした。

また左手→右手→左足→右足の順にやるのですが
これらの硬直を解くまでにおよそ5分もの時間をかけています。
その間力を入れ続けていたら当然疲れるわけで、こういった部分の配慮に欠けているのも疑問です。
せめて固めたり緩めたりを1箇所ずつ別々に行ったほうが良かったかなと。
皆さんの無理のない範囲で取り組んでみるのがいいでしょう。

「どこまでも抜けていく ピンと伸びていた手足がぐにゃぐにゃになる 目からも手足からも力が抜けきってしまう」
ただし、これらを行った後に手足の緊張を解除するシーンでは
疲れによる脱力感やリラックス感がそれなりに得られます。
彼女も意識的に声を穏やかにして自然に力が抜けるよう後押しします。

体の抵抗を解いた次は心。
目を瞑った瞼越しに見える部屋の天井をイメージしながら彼女の声に耳を傾けます。

「君は私の声を聞いていると 頭の中に思い浮かべたイメージが薄れていって どんどん意識が遠ざかっていく」
「意識が遠ざかって行くと私の声だけが聞こえてくる 私の声を聞くのがとても心地よい このまま聞いていたい 私の声がとても愛おしい」

体に生まれた脱力感による心地よさと彼女の声を聴いている状況を結びつけ
「彼女の声=心地いい」と感じさせるように言葉を投げかけてくれます。
ですがここでも聴き手の抵抗感を逆用するアプローチは特にされておらず
半ば強引に催眠に落とそうとしています。

例えば「私の声を聴いていると催眠に入っちゃうから気をつけてね」と
注意を喚起する形で暗示を入れていく、なんて方法を取っていればまた変わっていたでしょう。
簡単に言うと催眠のコンセプトと進め方があまり噛み合ってないと私は考えています。

体と心の緊張を誘い、緩んだのに合わせて暗示を入れていくシンプルな催眠です。
聴き手を自分の言う通りに行動する人形にすることを目的に
予め自分に抵抗を感じる言葉を投げかけ相手の行動を制限してから
その願望を叶えさせる形で進めています。

一般的な催眠音声とは真逆のスタイルなのが面白いですね。
ですがこの内容で催眠に入れるかと言われると正直首を捻ります。

「さあ パンツに手がかかっていく 手がかかると一気に下ろす 窮屈になったオチンチンを楽にしたくてすぐ下ろす 勢い良くパンツを下ろしていく パンツが降りてオチンチンがポロンと出てしまう…」
「はいっ! 今 君のオチンチンは私に見えるようにでちゃいました!」

本作品の致命的な部分としてまず挙げられるのが暗示の表現です。
マリオネロンは催眠からエッチの最後に至るまで
上のセリフのような非常に固い口調や表現で暗示を入れています。
聴いた限りでは催眠の教本に出てくる暗示の例文に近い表現が多数使用されています。

道化師は人を楽しませるのがお仕事ですから
奇妙だとか、おちゃらけているキャラであるのが自然です。
ですが彼女はまるで学校の先生のような堅苦しい態度で催眠をかけてきます。
そして催眠以外の会話をする時は元のひょうきんな口調へと戻ります。

このセリフの大きな落差が作品全体に強い違和感を生み出しています。
彼女が催眠を施しているのだから彼女らしい口調で暗示を入れてほしかったです。
他には全編に渡って彼女の話すペースがほぼ一定なのも気になります。
緩めるところは緩め、締めるところは締めるからこそ聴き手の心に響くのです。
使われている技術が道化師とまったく関係がないところも非常に残念です。

まとめると、テーマは面白いのだけど進め方はいまいちな催眠です。
寸止めを交えた2種類のエッチ
エッチシーンは2パート50分ほど。
プレイは玉舐め、フェラ、パイズリ、オナニー、擬似SEXです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「ふふっ 大丈夫だよぉ? 今から私が少しずつ君の感覚を開放していってあげるからねぇ?」
催眠を使って主人公を自分のマリオネットへと作り変えたマリオネロンは
より良質の精液をいただくための手始めとして彼のタマタマを舐め始めます。

エッチは身動きの取れなくなった彼を彼が責めたり指示を与えます。
最初のドライパートは軽い感度強化をした後に玉・竿・亀頭を舐め
最後におっぱいで挟み込んでフィニッシュするプレイ。
催眠音声らしくカウントと暗示を駆使してプレイの様子や快感を伝えながら進めていきます。
そして合間に若干の焦らしを加えて心と体の興奮を高めようとします。

ちなみにドライパートとなっていますがフィニッシュには射精表現があります。
ですからウェットパートと呼ぶほうが妥当でしょう。
物理的な刺激を一切加えない射精ですので完遂するのは相当に難しいです。

「私の舌が伸びていく 君のタマタマに伸びていく タマタマに舌先を当ててペロペロしていく ペロペロされるととてもくすぐったい くすぐったくて腰が震える 腰が浮いちゃうほどくすぐったい」
最中の暗示が堅苦しいのが気になりますが、進め方自体は丁寧です。
ただしプレイの説明やセリフが多いおかげで実際のプレイをする時間がかなり短くなっており
結果的に純粋なエロさがかなり弱くなってしまっています。
フェラの時も暗示の合間に10秒程度ちゅぱ音を鳴らす感じです。

「私は君をゾクゾクとした気持ちにしようと オチンチンの裏側を タマタマから先っちょのカメさんにかけて 登るように舐めていきましたっ…♪」
他にも彼女が話しているにもかかわらず、官能小説のような表現のセリフがあるのも疑問です。
催眠は聴き手に自分のことのように思わせるセリフを投げかけるのが有効です。
ここでも催眠と同じくセリフの表現が大きく足を引っ張っています。

もう一つのセルフパートも基本的な進め方は一緒。
おちんちんの感度を上げ、カウントの後に握ってから
最初はゆっくり、しばらくすると一旦停止しその後速めにしごきます。

「さあ 私がゆっくりと腰を下ろしてオチンチンのカメさんをオマンコに入れ始めました。とっても暖かくてくすぐったい 思わず背中が震えてしまう 気持ち良すぎて 精液どころかおしっこまで出てしまいそうです…」
ここでは後半に彼女と騎乗位でSEXするイメージを絡めた珍しいオナニーが登場します。
喘いだりはしないのでもう少しエロさが欲しいところなのですが
彼女がより気持ちいい射精ができるようにと暗示でサービスしてくれています。

※重要※
セルフパートのフィニッシュシーンに彼女がカウントダウンをするのですが
その際に「3、2、1、0」を「3、2、10」と間違って読み上げる箇所が確認されています。
発売から4ヶ月が経った現在も修正されておりません。


このように、暗示で心と体を操作する催眠色の強いプレイが繰り広げられています。
色々と惜しい作品
催眠の序盤から中盤にかけて行われる抵抗心を呼び起こしてから落とす流れが印象的な作品です。

マリオネロンは主人公がそうやすやすと自分の言う通りにはならないことを察知し
敢えて彼の気持ちを汲みながら催眠を進めていきます。
催眠音声はまず聴き手に良く思ってもらおうと働きかける作品がほとんどですから
本作のような捻ったスタイルでの誘導は個性的であり面白く感じます。
道化師が見せる奇術のような不思議さを感じる人もいるかもしれませんね。

しかし実際に催眠を始めた後はここまで書いてきたように問題点が多々あります。
全体を通じて強く感じられる暗示表現の硬さ・歪さを初め
聴き手の意向・願望よりも自分の意思を優先するシーンが見られたり
エッチにおける言わば機械的・作業的な進め方などが主な要因です。

催眠は聴き手をもてなす行為ですから
常に相手の興味を引き、楽しませながら催眠やエッチを進めるのが望ましいです。
聴いてて楽しくなかったら当然集中力は落ちますし言葉に耳を傾けてはくれません。
残念ながら本作品にはその最も重要な部分が決定的に欠けていると私は考えています。

催眠はコンセプトはかなり面白いです。
似たようなスタイルで催眠を進める「催眠ゲーム ~術師の挑戦~」という名作もあります。
だからこそ形になっていないのが惜しく思えます。
疲労による意識のぼやけを感じることはあっても催眠特有の感覚は得にくいです。

エッチはこれから行うプレイを説明し、カウントを数え、暗示を入れるのを繰り返します。
催眠としてこの進め方は正しいのかもしれません。
ですが結果的に抜きにくい雰囲気が出来上がっているのはどうかと思います。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

以上のことから今回は非常に厳しい点数とさせていただきました。
サークルさんの「本格的な導入」に期待していただけに本当に残念です。

CV:水谷六花さん
総時間 1:31:15

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

双子 白

サークル「フルトラ」さんの催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第5回目は可愛い声とちょっぴりSな性格を持つ双子が
左右に寄り添いながら巧みな催眠と2種類のエッチを提供します。

催眠音声では高い人気を誇る双子形式が採用されており
シーンに応じて2人が役割を分担したり協力しながら
聴き手がスムーズに催眠に入り、エッチを存分に楽しめるよう的確にリードします。
可愛い双子のエッチなプレゼント
双子の女の子にエッチな催眠をかけられるお話。

「こんばんは」
双子は若干トーンの違うどちらも可愛い声の女の子。
自分たちの部屋にやってきた主人公を優しく迎えると
今日を幸せな気分で締めくくれるように催眠をかけてあげます。

本作品は彼女たちが左右に位置を固定し
あるときは交互に、またあるときは同時に語りかける形で催眠とエッチを進めます。

現在は色んなサークルさんが様々なタイプの作品を作られている双子も
この作品が発売された2012年当時は製作されてるサークルさんがほぼいない状態でした。
他だと本家にあたるListenable pharmacyさんや催眠音声研究所さんくらいです。

そしてこの作品における双子は特に催眠パートで本家の作風を色濃く受け継いでいます。
具体的にはシーンごとに2人の役割を変化させている点や
ひとつひとつのセリフを短く区切ってリズミカルに暗示を入れているところです。

また目的や暗示の内容に応じて双子の話すペース・間・語気など様々な部分が小まめに変化します。
言葉と雰囲気の両方から感覚を伝えてくれるわけです。
双子によるユニークさだけでなく技術的にもかなり優れたものを持っている作品です。
正直なところ、1作目でここまでのものを作れるサークルさんは極めて稀です。

催眠はおよそ25分間。
ベッドに横になり足を軽く開いた状態でまずは深呼吸をします。

左「すってー はいてー」
右「吐き出す息とともに 力がすーっと抜ける 力が抜けていくと なんだか気持ちいい」
術者が2人いるから呼吸のタイミングもしっかりリードしてくれるし
その合間合間にリラックスを促す暗示を上手に入れてくれます。
本作品の催眠は呼吸に意識を向けさせるシーンが多く
後になるほど気持ちがスッキリするとか、眠くなる感覚が強くなります。

「あなたの意識の外側で あなたの体は 脱力していくの 私たちに全部 委ねてしまうといいわ そうすると もっと気持ちよくなれるから」
また深呼吸を一通りした後で今のリラックス具合を確認するシーンも登場し
その時は上のように2人がひとつのセリフを小まめに分けて語りかけてきます。
結果的に意識を左右に揺さぶられるため、頭の中にぽわぽわした心地よい感覚が湧いてくるでしょう。
彼女たちは双子だからこそできる技術を駆使して聴き手を催眠の世界へと導きます。

お次は体をいくつかのパーツに分けて脱力したり
暗い世界を落ちていくイメージをして催眠状態をさらに深めます。

右「右肩から力が抜けていく」
左「息を吐く度に力が抜けていく」
脱力の際は深呼吸とは打って変わってセリフの間隔が極端に狭くなり
畳み掛けるような暗示に力を吸い取られるような感覚がしてきます。

「息と共に」力が抜けていくと暗示を入れているところもいいですね。
深呼吸によって生まれたリラックス感覚を脱力に上手に繋げています。
聴き手からしても呼吸するだけですからとっても簡単です。

左「落ちていくのが気持ちが良いから どんどん落ちていく」
右「落ちるのは気持ちいい」
深化シーンも「落ちる」「気持ちいい」といったキーワードをセリフに多く織り交ぜ
さらには実際の落下と同じく後になるほど話すペースが速くなる凝った演出がされています。
2人が言葉でイメージを膨らませてくれるおかげで
体全体が布団に吸い込まれていくような、すとーんと落ちる感覚が味わえるでしょう。

双子の長所を最大限に活かした個性的かつ実用的な催眠です。
聴き手の心を双子の言いなりになれる空っぽの状態にするのを目的に
古典的な技術を双子に合わせてアレンジしながら進めています。

術者が1人の時とはかなり違うスタイルで進めてくれるおかげで
それらに興味を感じ、集中力を維持したまま音声を聴くことができます。
聴いてて純粋に面白いから催眠に入りやすくなるわけです。

この催眠で何より素晴らしいのは彼女たちの演技です。
深呼吸の時は落ち着けるようゆっくりと、深化は落ちるイメージそのままに素早く、といった具合に
それぞれの目的に合わせて2人の声や言葉の調子が目まぐるしく変化します。
しかもそのすべてが理に適ってるから驚きです。
催眠パートに限って言えば処女作の時点で大手のサークルさんにほぼ並ぶクオリティを持っています。

まとめると、聴いてるだけで自然と催眠に入れる親切で質の高い催眠です。
体験版にまるまる収録されてますから是非一度お試しください。
焦らされる快感とイキ続ける快感
エッチシーンは3パート19分30秒ほど。
プレイは全身へのキス、フェラ、オナニー、声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフ、ドライ両方の絶頂形式が登場します。

左「それじゃ あなたの中に 私たちのエネルギーを注入するわね」
右「それはとっても気持ちがいいの」
巧みな催眠で主人公の心をとろとろに溶かした双子は
もっと気持ちよくなってもらおうと彼の全身に優しくキスをします。

エッチは最初のパートで全身にキスをしながら感度を強化し
その後セルフとドライで違ったタイプのプレイを楽しみます。
セルフ9分、ドライ5分とどちらも手ごろな長さです。

右「(おちんちんに)欲しくなっちゃう?」
左「でも まだお預け」
エッチに入ると双子は今までの優しくて可愛いキャラから少し変わり
ところどころでわざと意地悪をしてこちらの興奮を煽ります。
一部で「変態」と罵られるシーンもあるためMな人の方が楽しみやすいです。

セルフパートのテーマは「焦らし&寸止め」。
最初はおちんちんに触れるだけ、しばらくすると短くしごいてストップさせるなど
こちらが簡単に射精しないよう2人は手の動きを小まめにコントロールします。

右「命令されるだけゾクゾクと気持ちよくなるの」
左「命令にしたがうともっと気持ちよくなっちゃうわ」
催眠音声ならではの心への責めもバッチリしてくれます。
最も特徴的なのは彼女たちの命令をトリガーに性感を高めるアプローチ。
寸止めによって生まれる欲求不満を暗示で快感へと変換し
聴き手にできるだけ抵抗を感じさせずにリードします。

寸止めによるおちんちんへの刺激の弱さを言葉責めで補ってる感じです。
終盤の射精シーンでもカウントをわざと止めて焦らしてきますし
抑えられてきた分、射精時にはより大きな快感が得られるでしょう。

対するドライパートは連続絶頂がメイン。
寸止めしない代わりに何度もカウントを数えて断続的に絶頂へと追い込みます。

右「気持ちいいね」
左「凄く気持ちいい」
右「頭が白くなる」
左「意識が飛んでしまいそう」
右「またイッちゃうよ ゼロ!」
時間に対する絶頂回数の多さから股間の筋肉が軽く痛くなるかもしれません。
でもそれは裏を返せば彼女たちの言葉に反応する体になったことを表します。
物理的な刺激を一切与えずに絶頂する催眠音声ならではのプレイと言えます。

このように、正反対のプレイスタイルを持つ独特なエッチが繰り広げられています。
正統派の双子系作品
双子形式の持ち味を高いレベルで引き出している稀有な作品です。

可愛いくてSっ気もある双子がどのシーンでもコンビネーションを取りながら
催眠を深めたり2種類の絶頂へと追い込んでくれます。
片方が呼吸をしたりちゅぱ音を鳴らし、もう片方が暗示や言葉責めを担当する。
1人の術者では決してできない要素を数多く盛り込み、作品としての個性を生み出しています。
Sな女性を得意とされている紗藤ましろさんの演技もM心をくすぐります。

この作品を「稀有」と評した一番の理由は
現在でもなかなかできないことを平然とやってのけているからです。
具体的には双子のセリフの長さやセリフごとの間の取り方が絶妙です。
実際に聴いてみると2人の声が妙にリズミカルに感じるでしょう。
聴き手に「なんとなく聴きやすいな」と感じてもらえるようにかなり細かな部分にまで気を配っています。

術者が2人いて左右から交互に語りかけるだけでは双子と呼ぶには不十分です。
2人が個別の役割を持っていながらひとつの催眠として成立していてこそだと私は考えています。
4年前の段階でそれを本家以外の人がやり遂げているのは驚異的です。
今でも十分通用するレベルの双子催眠を楽しむことができます。

エッチは昔の作品だからかどちらのプレイも淡白に感じます。
特にドライは時間が短く準備も不十分なためイキにくいかなと。
セルフメインで楽しむ分には問題ないでしょうが一応ご注意ください。

絶頂回数は射精が1回、ドライは8回。
ちゅぱ音そこそこ、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

双子の醍醐味がぎっしり詰まった良作です。
改めて聴いた結果、前回の8点から1点プラスさせていただきました。

CV:紗藤ましろさん
総時間 50:07(音声ファイルの合計 組み合わせにより多少短くなります)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

リアルヒプノ

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、人懐っこい口調で語りかけてくる優しい彼女が
恋人に催眠と2種類のエッチをサービスします。

恋人同士の何気ない会話を通じて誘導する変わった催眠が行われており
距離の近さを感じさせる態度やリアルな効果音も相まって
知らず知らずにうちに催眠に入っていく不思議な感覚が味わえます。
催眠をかけ合うカップルの日常
彼女と会話したりエッチな催眠をかけてもらうお話。

「ちょーっと待っててね 今レポート終わらせてるから」
彼女は砕けた口調で話す明るい声の女の子。
レポート作成中に突然家にやって来た主人公に軽く文句を言うと
手を動かしながら今日は自分が催眠をかける日なのかを確認します。

本作品はサークルさんが「自然な雰囲気で誘導するものを作りたかった」とおっしゃられているように
彼女が催眠開始の合図を出すようなことはせず普通に会話をする形で催眠状態へと誘導します。

もう少し具体的に言うと、彼女は音声開始からおよそ15分間は
催眠に関することをほとんど話してきません。
キーボードやマウスをいじって手をつけていたレポートを片付けたり
休憩がてらに紅茶を淹れて飲むといったごくごく普通のことをします。
そしてそれらを行いながら他愛も無い話題をあれこれ振ってきます。

「この表示するの待ってる間に寝ちゃいそうだよね …てかさー そうやって寝転がってると眠たくなってこない?」
「この前ね 料理のテレビ観てたの したらさリンゴについてめっちゃ語ってたんすよ リンゴ」

彼女の口調が話し言葉にとても近いので
聴いているうちになんとなくホッとする人がきっといるでしょう。
実際に彼女の恋人になった気分、つまり心の距離の近さを感じさせながら催眠を進めています。
また会話の最中に様々な効果音を鳴らして自然な癒しを提供してくれます。

人によっては「本当に催眠音声なの?」と感じるかもしれません。
ですが彼女は聴き手を催眠状態に誘導する明らかな意図を持ってそれらを行っています。
一般的な催眠音声とは違う部分を数多く持っている独特な作品です。

催眠は2パート35分ほど。
最初のパート(約26分)は主人公が家にやって来たところから始まり
レポート作成に勤しむ彼女と色々な会話をする様子を楽しみます。

「ちょっと動かないでねー いい子だから じっとしててくだちゃいねー」
「お湯淹れてー 何十秒か待ってー で淹れる直前にくるくるーって混ぜると美味しいらしいよ」

2人は付き合いが長いのか、相手に対してまったく遠慮するところがなく
まるで同性の友達と話すような自然なやり取りを交わします。
話題はレポートのこと、紅茶のこと、テレビでやってた食生活のことなど様々。
延々話し続けるのではなくレポートに集中したり紅茶を淹れに行くシーンを合間に設け
そこではいくつかの効果音を組み合わせて状況をイメージさせてくれます。

開始から15分ほど経つと彼女がいよいよ催眠に関するお話を始めます。
2人は日常的にお互いが催眠をかけ合っている関係らしく
それを始めた頃のことや彼女が催眠に入ったり漂うときの感覚をわかりやすく教えてくれます。

「んで顎の力が抜けると ほっぺの力も一緒に抜けてったりするよね? ぼえーんって」
「私は最初 こう…ほっぺたが弛むイメージっていうのかな? そんなイメージしてたけど」

催眠の感覚を言葉で表すのはなかなか難しいのですが
経験者なら彼女の言うことにある程度共感できるのではないでしょうか。
そして意識がぼんやりする感覚が徐々に強くなってくるのを実感するはずです。
私の場合は上のセリフを聞いた時に歯の根元がムズムズして緩む感じもしました。

彼女は自分の体験談を通じて遠まわしに催眠をかけてるわけです。
これが催眠っぽく感じられないのになぜか催眠に入ってしまう理由です。
詳しいことまで話すとつまらないでしょうから伏せますが、かなり高度なアプローチをされています。
多くの感覚をダブルバインド(2つのうちどちらか片方を選択させる)のスタイルで語っているのも
聴き手が無意識的にこれらの感覚を自分自身に当てはめやすくしています。

2番目のパートはこれまでとは打って変わって
深呼吸をしたり体をパーツごとに脱力する催眠らしいことを彼女が言ってきます。

「瞼の力が すーっと抜けていく 抜けてる力が さらに抜けてく」
「すーっと深いところに入る 気持ちいいね 目の前がふわーっと広がってくみたい」

そして自分の心と体がすっかりリラックスし
十分な深さの催眠状態に入っているのを実感するでしょう。
パート終盤のカウントを数えるシーンなどは軽く意識が飛ぶ心地よい感覚が味わえます。

実際のところ、前のパートだけでも催眠にはしっかり入れます。
なのに敢えてこのパートを用意したのは
サークルさんが聴き手に「自分が催眠に入っている」ことを教えたかったからだと思います。
最初は奇抜に、後は丁寧にリードする極めて親切な催眠と言えます。

古典と現代の両方を盛り込み、目的に合わせて使い分けている質の高い催眠です。
聴き手を彼女の言葉に素直に従える心と体にすることを目的に
最初のパートではリラックスとある程度の深化を
後のパートではそれらの感覚の強化を堅実な手法で行っています。

最初のパートは催眠っぽさを極力薄めながら進めているため
普通のボイスドラマを聴いているような感覚を抱くと思います。
ですが実際は他の催眠音声と同じく聴き手のリラックスや集中力を高め
暗示を受け入れやすい状態にしてから深化を促す言葉を上手に投げかけています。
高い実力を誇るエロトランスさんだからこそできる面白味に溢れた催眠です。

ただし催眠の感覚を喚起している、つまり催眠に入ったことがあるのを想定した催眠のため
初心者が聴いても入りにくいかもしれません。
他の作品で催眠の感覚をある程度掴んでから聴いた方が楽しめるかなと。
この点だけご注意ください。
大好きな人に痴態を見られながら
エッチシーンは3パート26分30秒ほど。
プレイは声による絶頂、乳首オナニー、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
ドライ、セルフ両方の絶頂形式が登場します。

「全身がじーんと痺れ出す ぞわぞわぞわーっと 全身の毛穴が広がるみたい」
2つの催眠で主人公を深い催眠の世界に導いた彼女は
彼がエッチをより楽しめるように今度は体の感度が上がる暗示を入れ始めます。

エッチは事前に体を敏感にしてからドライ、セルフのうち1種類を選択して聴きます。
そしてどちらも彼女との肉体的な接触は一切行わず
声や音だけでイかせる催眠音声らしいプレイをしています。

「普段の限界なんてもう超えちゃって 自分がもう今どこで何をしているかもわからない ただただ 股間から上ってくる快感を味わう」
ドライパートは限界を設けずひたすら絶頂感を高めていくプレイ。
短めのカウントと前後の暗示でまずは股間に意識を集中し
それからはキッチンタイマーの音を使って段階的に快感の強度を上げていきます。

彼女の声やセリフが先ほどと同じく穏やかなので
急激に熱が高まったり快感がこみ上げてくる感じはあまりしないのですが
絶頂の瞬間が近づくにつれて股間にモヤモヤとした熱が生まれ
それが密度を増していく緩やかな快感の蓄積を感じることができました。

恋人同士ということでM性の低いエッチをしています。
個人的にはフィニッシュをもう少し力強くしたほうがイきやすくなると思います。
他の作品に比べるとドライの快感は弱めでした。

もうひとつのセルフパートは序盤で乳首オナニーをし
体の熱が適度に溜まったところでおちんちんでのオナニーへと移行します。

「恥ずかしさや 見られることによって さらに興奮してしまう 絶対に異性に見られちゃいけない姿だもんね でも止まらないよね」
ここでのポイントは彼女が適度に自分に見られていることを意識させること。
痴態を晒していることを見下したり変態呼ばわりすることはないのですが
自分の一番恥ずかしい姿を異性に見られているシチュをイメージさせて興奮を煽ります。

他には終盤に差し掛かるとカップに入ったスプーンをかき回し
その音で快感を高める変わった責めも登場します。
いじるペースや強さは特に指示せず心への責めに力を入れたプレイです。

ですがこのパートもフィニッシュシーンが若干残念なことになっています。
射精が近づいたところで彼女が「あなたがイくまで見ててあげる」と告げ
そこから音声終了までの3分以内(その間は無音)に射精する作りです。

ここはカウントを数えて射精のタイミングを明確にしたほうがより良い快感が得られたのではないかなと。
これまでのリードが丁寧だっただけに、最後が放置なのはもったいないです。

このように、催眠音声らしさを持たせた2種類のエッチが繰り広げられています。
何気ない雰囲気で癒してくれる作品
催眠っぽさを極力ぼかした催眠誘導が魅力的な作品です。

他人行儀なところがまったくない気さくな彼女が
自分のことや世間話をしながらするすると催眠の世界に導いてくれます。
催眠音声は催眠を始めるタイミングを明確にする作品が非常に多く
それが堅苦しいとか、緊張すると感じる人もいるんじゃないでしょうか。
本作品はその境目を曖昧にして無意識的な抵抗感を取り除くことに成功しています。

当サイトでは便宜的に催眠の時間を記載してますが
この作品に限って言えばあくまで目安にすぎません。
最大で35分程度だと思ってください。

序盤の会話を催眠の導入と捉えるべきかどうかで悩みました。
ですが彼女との信頼関係の構築、リラックス、作品への没入感を高めるといった
催眠の下準備的な役割を果たしているのも事実です。
このシーンはすべてが何気なくて本当に癒されます。

中盤以降についても聴き手に直接働きかけるのではなく
彼女自身の経験から催眠の感覚をイメージさせ、活性化させる凝った誘導がされています。
特に言葉使いに注意を払って進められてるなと。
2番目のパートもかかりが悪い人への保険、既にかかっている人へのダメ押しに役立っています。

対するエッチは前項で触れたように色々と物足りなく感じます。
彼女が催眠にそれほど慣れていないところを出したかったのかもしれませんが
どちらのプレイも催眠に比べると2人の心に距離があります。
中でもセルフパートのフィニッシュが…うーん。

絶頂シーンは各パート1回ずつの合計2回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

恋人同士の日常をそのまま切り取ったような作品です。
催眠に関しては本当に優れてますので催眠好きな人に強くおすすめします。

CV:そらまめ。さん
総時間 共通パート…47:34 ドライ…11:08 セルフ…13:40

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
FANZAの体験版はこちら

2024年2月8日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/92289321.html

サークル「すくりぷてっどこねくしょん」さんの無料の催眠音声作品。

2011年から「父(乳)の日」にちなんで毎年6月に公開されている「ちちのひ」シリーズ。
その第一作目にあたるこちらは、優しいお姉さんの導きで気持ちいい催眠の世界に入った後
おっぱいをたっぷりいじってその気持ちよさを楽しみます。

エッチで行う胸&乳首のオナニーだけでなく催眠もこの上なく優れており
催眠特有の心地いい幸福感にどっぷり浸りながら快感に没頭できます。
おっぱいはみんな大好き
お姉さんに催眠をかけられてからおっぱいオナニーをするお話。

「突然ですが… あなたはおっぱい…好き?」
お姉さんは明るくて優しい声のお姉さん。
主人公に突然おっぱいが好きかどうかを訊ね、その魅力を語ると
おっぱいを使ったとっても気持ちいいプレイをプレゼントします。

本作品はおっぱいだけで絶頂することを目的に
彼女が総時間の3分の2近くを使って入念な催眠を施し
その後彼女の指示や暗示にコントロールされる形でおっぱいや乳首をいじります。

エッチの終盤で股間に軽い刺激を与えるシーンが一応ありますが
おちんちんをシコシコする一般的なオナニーは一切やりません。
まさに「ちちのひ」にふさわしい個性的なプレイが繰り広げられています。

乳首は男性でも開発すれば十分に気持ちよくなれる性感帯です。
しかし、そう感じられるようになるためには時間をかけていじり続ける必要があるため
人によって得られる快感に大きな違いが出てしまいます。

それを埋めるための手段として彼女は催眠の技術を使用しています。
肉体だけでなく精神もしっかり気持ちよくしながらプレイを進めてくれますから
普段乳首をいじらない人でも少し違った感覚が得られると思います。
入念な準備をして、さらには大衆向けのアプローチもしてくれる大変親切な作品です。

催眠はおよそ28分間。
ベッドに仰向けに横になり目を瞑った状態で
まずは自分にとっての幸せな瞬間をイメージします。

「色んないい事を探すのは楽しい事 たくさん集まると なんだかしあわせな気分になれるね」
いつもより早く目が覚めた、通勤電車で自分の前の席が偶然空いて座れたなど
我々の生活の中にはほんの小さなレベルの幸せが数多く存在します。
それらを思い出すことでなんとなく心がぽかぽかしてくる人もいるでしょう。
彼女も柔らかく晴れやかな声で語りかけて幸せな気分を膨らませてくれます。

お次は軽い深呼吸を挟んでから自分の好きな女性をイメージします。

「好きな人が今 あなたのそばにいる… あなたの為に存在してくれている そんな気持ちがなんだかうれしくなってくる うれしい とてもうれしい…」
「だからほら すーっと意識を真っ白にしましょ そうそう もう何も 考えなくっていいの 白は幸せの色 ほら もっと幸せになりましょうね」

好きな人がすぐ近くにいたら心踊るのは当たり前のことです。
そういった誰にでも当てはまるイメージに「嬉しい」「幸せ」といった暗示を絡め
先ほど生まれた幸福感をさらに強めようとします。

テーマが乳首だからそれに関連することをやるのかと思いきや
本作品の催眠パートは乳首を一切絡めず、心をリフレッシュさせることに注力しています。
ですから乳首開発の有無に関わらず普通に催眠に入れます。
まずは乳首で気持ちよくなれる心の環境を整えてくれるわけです。

十分幸せになった後は最後の仕上げとして軽く脱力し
エッチをより楽しめるようにと体の感度を上げながらさらに深い催眠へと入ります。

「体中からすーっと力が抜けていく もう 力が入らない 体の全て だら~んとして、とても気持ちいい 気持ちいいからそのまま」
ここまで彼女に言われた通りのイメージをしてきたこともあり
私の場合は脱力シーンで体が急激に重くなるのを感じました。
彼女も今までとは違いぼんやりとした声でセリフの間を長く取って語りかけてきます。
暗示の意味を掴み、それに適した演技をしている点も本作品の大きな魅力です。

「私の声は気持ちのいい声 聴けば聴くほど、どんどん体が気持ちよくなる どんどん気持ちよくなる」
感度強化についても「彼女の声を聴くほど気持ちいい」といった具合に
エッチで彼女の指示に素直に従える心も同時に育ててくれます。
先々を見据えつつしっかり催眠を深める巧みな技術が光ります。

たっぷりと幸せな気分に浸らせてくれる癒しに満ちた催眠です。
いい気分で彼女の声に従えるようにすることを目的に
様々なイメージを使ってまずは幸せな心地になるよう誘導し
その感覚を彼女自身や声に絡めて安心して依存できるようにします。
無理矢理従わせるのではなく、自分から従いたくなる気分になるようリードしているのが素晴らしいです。

心を充実させることに力を入れているため
聴いていると後になるほど心が軽いとか、温かくなるのを感じるでしょう。
頭の中に温かなもやもやが漂ってる感じがする人もいるかもしれません。
そして彼女になんとなく親近感を抱くはずです。
晴れやかな気分でエッチに取り組む準備をしっかりと整えてくれます。

まとめると、誰でも聴けるし催眠にも入りやすいハイレベルな催眠です。
おっぱいだけでイク快感
エッチシーンは14分ほど。
プレイは乳揉み、乳首オナニー、太ももに力を入れるです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りですが射精指示はありません。

「じゃあ~ そろそろ… エッチなところ 触ってみようか あなたはおっぱいが大好き…だったわね」
催眠を使って主人公を心地いい気分で満たしたお姉さんは
もっと幸せになってもらおうと彼が大好きなおっぱいに触れる指示を出します。

エッチはおっぱい&乳首をいじるタイミングは彼女が設定し
その間は自分の好きのスタイルでいじります。
前半は乳房だけをいじる男性向けでは珍しいプレイ。
事前に脱力を軽く解除してから腕が動く、気持ちよくなる暗示を入れて彼女がプレイをサポートします。

「胸にあふれた快感をかき混ぜるように くちゅくちゅ 胸をもみもみ おっぱいをもむと なんだか頭の中までとろ~りとろけちゃう」
この時点では乳首をいじる許可が出ていないので
肉体面への快感はそんなに得られないかもしれません。
ですが自分のおっぱいを揉む行為に幸せを感じる人はおそらくいるでしょう。
具体的なプレイをしながら絶頂に向けて心をさらに高めてくれます。

そして後半は待ちに待った乳首オナニーの登場です。
先ほどと同じく暗示に操作される形で行うのですが
乳揉みとは比べ物にならないレベルの強烈な快感が乳首から全身へと走ります。

「手がす~っと乳首を愛撫する 触れた瞬間 びりっ!と 電気が走ったかのような快感が脳を襲う」
彼女の言うとおりまさに電流が走る感覚です。
おちんちんを刺激する時のものより高く鋭い刺激なので
いじってない人が体験するとちょっぴり驚くかもしれませんね。
乳揉みよりも長いプレイ時間が取られています。

終盤の絶頂シーンは予め股間がむずむずする暗示を入れ
それから太ももでおちんちんを挟み込んで力を入れる珍しいプレイが追加されます。
サークルさんが乳首だけだとドライしにくいと判断されたのでしょう。
オナニーよりもずっと弱いですが股間にも多少の快感が湧いてきます。

このように、おっぱいを中心とした個性的なプレイが繰り広げられています。
心も体もスッキリする作品
売りであるおっぱいでのオナニーだけでなく
それらを行うにあたっての精神的な充実感にも配慮している良作です。

おっぱいのように温かくて包容力のあるお姉さんが
幸せをテーマにしたきめ細かな催眠と乳の日らしいエッチをプレゼントしてくれます。
催眠音声において乳首をいじる、開発する作品はそこそこありますが
ほぼ100%それに寄ってる作品はちちのひシリーズくらいです。

乳首を既に開発している人はもちろん楽しめますし
そうでない人が乳首の良さを知るきっかけにもなります。
プレイの流れも後になるほど強い刺激を与え、イかせる堅実な作りです。
イメージだけでドライできない人もこれくらいの刺激があればうまくいくかもしれませんね。

そして気持ちよくオナニーできる環境づくりも行ってくれます。
乳首に限らず普通のオナニーでも嫌なことを抱えているとなかなか射精できないものです。
だからこそ彼女はまず心をしっかりとリフレッシュさせ
その上で自分との信頼関係を構築したり体の感度を高めます。

数々の名作を世に送り出してきたサークルさんですから技術に淀みがなく
あっさり、がっつり催眠に入ることができます。
エッチの最中も適度に暗示を入れて催眠状態を維持しやすくしています。
こういった細かな配慮がプレイをより充実したものへと押し上げています。

エッチはとことんおっぱいをいじる筋の通ったものです。
乳首の快感と幸福感の両方を味わいながらイくことができます。
彼女のおっぱいをあれこれするシーンはないことだけご注意ください。
絶頂シーンは最後に1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

おっぱいや乳首をいじる気持ちよさを丁寧に教えてくれる作品です。
乳首開発済みの人、興味はあるけど未経験な人には特におすすめします。

CV:月宮怜さん
総時間 49:02

すくりぷてっどこねくしょん
http://107baknyuata.blog.2nt.com/blog-date-200712.html
(ページ中ほど「第11弾(ちちのひボイス)(cv月宮怜)」が本作品です」

悪の女幹部に洗脳される催眠音声

サークル「あめいじんぐ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、従順な部下にはとっても優しく接する女幹部が
街中で捕まえた少年に催眠を使った快楽責めをします。

ガスを吸わせて体の自由を奪う、特殊な音を聴かせて記憶を消去するなど
洗脳っぽい要素を交えた催眠とエッチを繰り広げているのが特徴です。
女幹部のちょっぴり危ない勧誘
女幹部に催眠をかけられ部下になるお話。

「ようやくお目覚めね おはよう 捕虜くん」
女幹部は穏やかで落ち着いた声のお姉さん。
眠りから目覚めた少年にこれまでのいきさつを説明すると
組織のメンバーとして迎え入れるために催眠を施します。

本作品は最近人員不足で悩んでいる彼女の組織が
周辺地域の住民から適正の高い人材を誘拐し、様々な手を使って勧誘する様子を
少年の視点で主観的に楽しみます。

悪の女幹部に洗脳される展開からかなりヤバイ内容と感じる人がいるかもしれません。
ですが実際は催眠に洗脳チックな要素を交えて行う割とオーソドックスなものです。
ですからどぎつい責めを期待しているとちょっぴりがっかりする反面
ややM~Mあたりの人なら誰でも聴けるとっつきやすさがあります。

「これからあなたを洗脳して 私たちのために動いてもらうようになってもらうわ」
本作品がマイルドと感じる最もわかりやすい要素は女幹部の態度。
自分たちのアジトに連れ込みベッドに拘束している圧倒的に有利な状況にも関わらず
痛いことや苦しいことを特にせず快楽で彼の心と体をモノにしようとします。

餌をたっぷり与えて離れられなくするタイプの責めですね。
口調も女幹部よりは近所のお姉さんに近い穏やかさがあります。
そしてこれらは彼女の指示や命令を拒絶しにくくする効果を持っています。

催眠は3パート33分ほど。
まずは彼女がこの部屋に麻痺効果つきのガスを流し込み
それをたっぷり吸って体を徹底的に動けなくします。

「ガスの効力で 体の力が抜けてくる どんどん腕に力が入らなくなっていく」
「ガスが濃くなるにつれて あなたの意識も どんどん霧がかかったように 真っ白になっていく」

やや前を空けて「ぷしゅー」と鳴るガスの噴出音を聴きながら
彼女の合図でゆっくり深呼吸をしていると、心がだんだんと落ち着いてくるのを感じるでしょう。
そして同時に上半身と下半身をいくつかのパーツに分け
それぞれで「力が入らなくなる」「動けなくなる」といった脱力を促す言葉を投げかけます。

他の催眠音声によく見られる深呼吸や分割弛緩法を
作品のテーマに合わせてアレンジしているわけです。
脱力感はほどほどですがリラックス気分はそれなりに味わえます。

次のパートは組織が開発した特殊な音が登場し
それを聴いて今度は頭の中を空っぽにします。

「この音を聞いていると 頭の中の記憶が どんどんなくなっていく」
「ブォン ブォン」という振動音が耳や頭に適度な刺激を与えてくれます。
音の感じからバイノーラルビートなのでしょう。
頭の中を軽く揺さぶられているような心地よさを感じます。
彼女も音や自分の声により集中できるようサポートしています。

そうやって心と体の両方を骨抜きにしたところで
女幹部はいよいよ自分の部下にするための暗示を入れ始めます。

「私に従うと 気持ちいい とても幸せな気分になれる」
「すーっと意識がなくなっていく 今までの自分が消えていく 何もわからない」

ここでもストレートに「従え」と言ったり高圧的に振舞うことは一切ありません。
「今の気持ちいい感覚は私の声を聴いているから そして言葉に従えばもっと気持ちよくなるよ」と
精神的な快感と指示に従う喜びを絡めて上手に伝えています。

リラックスにかなり力を入れてますし、口調やセリフの内容も穏やかですから
少なくとも彼女に対して嫌な気分を抱く人はほとんどいないでしょう。
押し付けがましくないから拒絶する必要性を感じない、といったところです。

組織で行う洗脳の様子に催眠の技術を組み込んだシンプルな催眠です。
聴き手を女幹部の命令に従う人形にするのを目的に
古典的な催眠技法を手順を踏んでゆっくり、じっくり行使しています。

酷評した前作「お姉さんに寄生虫を入れられて虜になる催眠音声」に比べると
全体的流れや技術の組み立て具合、暗示の入れ方に至るまでがかなり良くなりました。
特にテーマと技術の親和性の高さが印象的です。
このへんがしっかりしてると作品の世界に浸りやすくなり、結果的に催眠を受け入れやすくなります。

しかし改善したほうが良いと思われる要素もいくつか見られました。
最も気になったのは暗示に否定的な表現を使いすぎていることです。

「頭が動かない 自分で考えることができない」
ガスを吸引するパートで女幹部が「~できない」と言葉を投げかけてくるシーンが数多く登場します。
ここを例えば「頭がとても重い 意識がぼんやりして 自分で考えるのが面倒になる」みたいに
肯定的な表現で揃えると聴き手が暗示を受け入れやすく感じるようになります。

私も実際に聴いてみたところ脱力のかかり具合がかなり弱かったです。
細かいところなのですが暗示は肯定表現を意識して使ったほうが効果的と思われます。
逆にそれを利用して一気に催眠を深める作品なんかもあるんですけどね…。
少なくとも本作品にはそういった要素は特に見られませんでした。

まとめると、テーマに沿ってるのだけど完成度にやや難がある催眠です。
指示に従う喜びを感じるエッチ
エッチシーンは19分間。
プレイは命令の遂行、フェラ、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「命令します 右手を胸の上に置きなさい」
催眠を使って少年を従順な心と体に作り変えた女幹部は
その効果を確認しようと早速いくつかの命令を出します。

エッチは彼女の出す指示に従う形で進みます。
右手を上に置くところから始まり、服従のセリフを復唱する、服を脱いでおちんちんを見せつけるなど
最後の射精に向かってその内容が段階的にハードになります。

ですがM字開脚の格好でアヘ顔ダブルピースをするとか、エアSEXでおちんちんを振り回すといった
変態あるいはドMに位置づけられるプレイは登場しません。
彼女の目的は彼の心を掴み部下にすることですから
命令できる立場になっても相変わらず穏やかな態度で接してきます。
純粋な快感と彼女の言う通りに動く幸せの両方を楽しむエッチだと思います。

「あなたのおちんちん ピンク色の粘膜も ドクンドクン波打っている カリの部分も全部見えてるわ」
「1回口づけするごとに あなたは気持ちよくなる」

彼女の優しさが最もよく表れているのが中盤に登場するフェラシーン。
少年を裸にし、そのおちんちんを興味深そうに眺めた後
顔を近づけて何度も息を吹きかけ、さらには亀頭にキスをしたりおちんちんを舐めたりします。

女幹部が捕虜にフェラをするシチュ自体がとても珍しいです。
ちゅぱ音も結構ハードでエロく、彼を気持ちよくしようとする強い意思を感じます。
部下に優しく接し、大事にする言わば理想の上司を彼女は演じます。

メインのプレイとなるオナニーはおよそ6分間。
彼女が100数える間は射精を我慢し続け、0になったら射精するシンプルなものです。
しかし私が聴いた限りでは100から10まではカウントを数えてくれず
「シコシコ」などのセリフを投げかけてオナニーをリードしていました。
そして10からは普通にカウントを行い、0の射精に合わせて追い込み暗示を入れる流れです。

ちなみに催眠音声によくある感度強化を入れるシーンはほとんどありません。
ですから彼女の指示に従うことに喜びを感じたり
見られながらオナニーするシチュが主なエロ要素と言えます。
簡単に言えば同人と催眠の中間あたりに位置するエッチをしています。
暗示を使って心や体をコントロールするシーンをもう少し入れて欲しかったです。

このように、女幹部の指示に従うことを楽しませるエッチが繰り広げられています。
もう一歩な作品
どちらかというとエッチより催眠に魅力を感じる作品です。

女幹部は自分の組織に無理矢理連れ込み拘束したとは思えないほどに
終始柔らかい物腰で語りかけ、少年を快楽で染めて屈服させようとします。

タイトルの「洗脳」からくるイメージとはまるで違うため
聴き始めた直後はそのあまりに穏やかな雰囲気に戸惑う人もいるでしょう。
しかしそれが彼女の言うことに強く抵抗できない環境を作り上げています。
方向性が違うだけで確かに彼女は彼を篭絡しています。

そのための具体的な手段に催眠の技術を使用しています。
使われている技術自体は至ってシンプルです。
ですが洗脳から連想される要素を盛り込んで面白味を出しています。
この工夫が有料作品にとって大切な魅力を作品に与えています。

しかし催眠音声として見た場合、色々と腑に落ちない部分が見られます。
ここまでに挙げた部分以外にも聴き手に違和感や疑問を与えかねないシーンや描写がいくつもあります。
例えば同じ部屋にいるのになんで女幹部はガスの影響を受けないのか?
入念な脱力をしたのにエッチの序盤でなぜ解除せずに服を脱ぐ指示を出しているのか?などです。
特に後者はベッドに拘束されていたのだから事前にそれを解く描写も入るのが自然です。

催眠にとって違和感や疑問を与えないことはとても重要です。
疑問を感じることで思考=意識が活性化し催眠の妨げになるからです。
そのための配慮が本作品には欠けていると私は考えています。
今後の作品でどう改善されるのかに期待したいです。

エッチは暗示ではなく指示に従ってオナニーをします。
この内容だと催眠からいささか脱線しているかなと。
射精シーンは最後の最後で1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

以上のことから今回はこの点数とさせていただきました。

CV:月宮怜さん
総時間 1:01:27

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

MSIK.

サークル「Es_Lab」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、男性の射精とは違ったオーガズムを得ることを目的に
女の子が変わった女体化催眠とアナル開発のトレーニングをしてくれます。

タイトルにもなっている「メスイキ」に向けて非常に丁寧な誘導がされており
既にアナルで楽しんでいる人はもちろん楽しめますし
そうでない人にも新しい快感に目覚めるきっかけを与えてくれます。

作品を聴く前に以下のものをできればご用意ください。
水性マジックだけは必須で他は任意です。

水性マジック、ローション、エネマグラ、ボラギノール、アナル用指サック

今回はサークルさんが初回用におすすめされている構成でのレビューをお送りします。
女性の快感を少しずつ開発しよう
花表 愛莉(とりい あいり)に催眠をかけられアナルを開発するお話。

「初めまして…かな もしかして 以前にも会いにきてくれたことあった…かな?」
愛莉は素朴で穏やかな声の女の子。
女の子みたいに何度も絶頂したくてやって来た主人公を迎えると
催眠を使ってそれができるように彼の心を少しずつ変えます。

本作品はまず催眠で聴き手の心と体を女性になりきらせ
それから初回用の場合は主に指を使ってアナルをじっくりいじります。
所謂アナル開発をするわけですが、最終的な到達点をメスイキに定めているところが特徴です。

メスイキは簡単に言うとドライオーガズムのことで
1回イったら休む必要がある射精とは違い、連続で好きなだけイけるメリットがあります。
催眠音声におけるドライは物理的な刺激を与えないエナジーオーガズムが多いのですが
本作品では前立腺マッサージを含めた別種のドライを行います。
類似作品を強いて挙げるとするなら「ふたりがけ催眠 ドライトレーニング編」が該当します。

ただし、初回用ではそういう踏み込んだプレイはほとんど登場しません。
アナル開発を一切していない人でも楽しめるようにかなりソフトな刺激に留めています。
そして上級者に対しては別パターンのプレイを用意しています。
エネマグラのプレイもありますのでアナルに関する幅広いプレイが楽しめます。
随分無茶なプレイに思えるでしょうが、その進め方はとてつもなく親切丁寧です。

催眠は7パート52分30秒間。
まずは楽な姿勢で目を瞑り、愛莉が語る人形の容姿をイメージします。

「これから私は あなたの隣に 可愛いお人形さんを置いて お人形遊びをする…よ」
本作品の催眠は彼女が女の子の人形に語りかけ
その服を脱がしたり分解しながら催眠を深める変わったスタイルが取られています。
メスイキをするためにはまず女性になりきることが大事です。
そのための素材としてこの人形を上手に使っています。

人形のイメージが固まった後は場所を古びた洋館へと移し
部屋のベッドで寝ている人形に彼女があれこれ語りかけている様子を楽しみます。

「深い呼吸に 可愛らしい胸がゆっくり上下している ゆっくり ゆっくり とても気持ちよさそうに寝息を立てている」
「ゆっくり ゆらゆら 肩をゆすられて 意識もゆっくり 揺られてるような感覚」

彼女が聴き手自身に対して語りかける表現を数多く使っているため
話を聴いているとなんとなく気分が落ち着くとか、眠くなる感覚が湧いてくるでしょう。

セリフの中に「ゆっくり」などリラックスを促す単語を数多く交え
それを暗示として伝えることで少しずつ催眠に導いていきます。
自分が人形と同じ気分になるように様々なアプローチをしてきます。

お次は人形の指や手足のパーツを分解しながら
聴き手にも言われた部分の力が抜ける言葉を投げかけます。

「外された指の感覚が無い 何も感じない 関節と一緒に 神経も途切れちゃったみたい」
人形の部品を外すイメージ自体がしやすいことやセリフの表現方法のおかげもあって
体に力がうまく入らなくなる感じがするでしょうし
同時に催眠の初期に味わう意識のぼやけも実感できるようになります。
私の記事ではわかりにくいところもあるでしょうが
聴き手と人形の一体化・同一化に向けて言葉を選んで語りかけてくれています。

そして最後はこの後行うエッチでより楽しめるように
自分の体に彼女に言われた通りの文字を水性ペンで書いていきます。
油性とは違いすぐ落ちますし、服を着たらまず見えない部位ですから是非やってみてください。

「ほら お臍の奥が ジンジンと熱くなっていく ジンジンと熱くなって むず痒いような 痺れるような 不思議な感覚」
「おちんちんの匂いが 脳まで届いて 体中に痺れるような感覚が走る」

愛莉も主人公に女の子の人形になったことをより強く実感してもらおうと
文字の言葉や書き込む行為そのものに暗示を込めて心を盛り上げます。
終盤に差し掛かると男性のおちんちんを至近距離から観察するシーンがありますから
そこで普段よりも嫌な気分がしないことに気づくはずです。
そうやって彼女はできるだけ押し付けない形で女体化と女性化を推し進めています。

女の子の人形を使って催眠と女体化の両方を行う個性的な催眠です。
聴き手を女性の心と体にすることを目的に、まずは女の子の人形をしっかりイメージさせ
愛莉がそれと遊ぶ様子を語りながら無意識的に同一視できるよう働きかけてきます。
50分以上もの十分な時間を割いて一歩一歩丁寧に進めてくれるおかげで
催眠はもちろん、女性になった気分も十分に味わえます。

女体化と導入・深化をほぼ同時に行っているところが面白いですね。
人形を最初から登場させているから催眠の流れに違和感がないですし
体→心の順に細心の注意を払って女性へと変えています。
技術についても古典と現代を複雑なレベルで絡み合わせた質の高いものです。
途中で催眠の入り具合を確認するシーンもありますし、催眠に入っていく感覚も実感しやすいです。

まとめると、個性的かつ効果的な女体化が味わえる優れた催眠です。
アナルをゆっくり開発していくエッチ
初回用のエッチシーンは3パート30分ほど。
プレイはアナルの愛撫、指挿入、アナルSEXです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りですが射精表現はありません。

「さぁ まずはその 固く閉じた 処女ケツマンコを 解していこう…ね」
重厚な催眠で主人公をおちんちん中毒の人形へと作り変えた愛莉は
メスイキの第一歩として膝立ちになりアナルを指で優しく撫でるよう指示します。

エッチは終始彼女に言われたとおりのことを行います。
プレイ一覧を見ていただければわかるように本作品のエッチはアナル尽くしです。
おちんちんを見るシーンはありますが自分でいじることは一切ありません。
ですが射精などせずとも満足できるように極めて丁寧なリードをしてくれます。

最初の「プレイパート1」はアナルをほぐすプレイが中心。
7分ほどアナルの周辺や入り口を愛撫してから
ローションや唾液で濡らした指を第一関節まで挿入します。

「ほら アナルの入り口を ぐにぐにと押すように指が動く」
「その状態で アナルを緩めたり 締めたりするよ」

彼の心と体を自分の思い通りにできるようになっても愛莉の態度は変わりません。
難しいプレイを抵抗無く楽しめるようにプレイ時間の半分にあたる16分を費やし
ステップアップする形でじっくり慣らしていきます。

普段やってない人ならアナルに指を挿入するとかなりの違和感があるはずです。
それを考慮し彼女はこの時点では指先だけを挿入させ
そのまま深呼吸をして指の感触に体を馴染ませるところから始めています。
個々のプレイに対して少しですが無音の時間を置いて集中させてもくれます。
最中にいじり方や心構えのアドバイスもしてくれるからすごくやりやすいです。

「目線を太ももに移すと あなたに刻まれた暗示が目に入る すると さっきよりも どんどんいやらしい気持ちになってくる」
「(アナルを)緩めると おちんちん入れて欲しくて仕方ない気持ちが強くなる」

さらには暗示を使って心もしっかり盛り上げてくれます。
変態的なプレイだからこそ、Mな人ならそれをしている事実だけでも興奮するはずです。
その気持ちを後押しするように自分がおちんちん大好きなメスになったことを強く心に刻み付けます。
「変態」などの言葉責めはせずシチュを使って気持ちを高めてくれます。

次の「プレイパート1・指で」はさらに一歩踏み込んだプレイ。
今度は指を入れられるところまで深く挿入し
少しの間そのままにしてからゆっくりとピストンを開始します。

「ほら 指をおちんちんだと思って 締め付ける練習をしようね」
ここでも愛莉はこれが単なるアナルオナニーじゃないことを印象付けようと
男性のおちんちんを挿入されている、つまりアナルSEXと思わせる言葉を投げかけます。
プレイを通じて男性を気持ちよくするために頑張るメスになりきらせています。
ホモっぽいプレイだからこそ、こういった細かな気配りが光っています。

最後の「プレイパート2・静かに」は今までとは少しスタイルが違い
彼女が彼の体だけを一旦男性に戻してから
目の前にいる女の子のアナルにおちんちんを挿入させます。
オナニーせずにその様子をイメージする感じです。

女の子「おちんちん 気持ちいいっ ケツマンコ とろけちゃう」
愛莉「いつもなら おちんちん気持ちいいはずなのに 少しも感じない」
ここでのポイントは愛莉がわざとおちんちんが気持ちよくなくなる暗示を入れていること。
女の子がアナルで気持ちよさそうにしているイメージと重ねることで
おちんちんよりもアナルの方が気持ちいことを暗に伝えています。

実際のところ、ここまでアナル特化のプレイをしていると
おちんちんは多少気持ちよくなるくらいで射精したいほどにはなりません。
彼女がおちんちんの快感を減衰させているのもあります。
パートの後半にはアナルの快感をより高める効果的なギミックも登場します。
ドライ慣れしている人だとここが一番イキやすいのではないかなと。

このように、心と体の両方にアナルの魅力を叩き込む奇抜なプレイが繰り広げられています。
アナル特化の良作
メスイキに向けてストレートかつ丁寧にリードしてくれる優れた作品です。

愛莉は射精では絶対不可能な絶え間ない絶頂を主人公に与えるために
催眠で彼を女性にしてからアナルだけを集中的に開発します。
男性のままアナルをいじるのと明確な違いを出すために
「男性にアナルを責められる」快感を伝え、そのシチュも用意し精神面への刺激も与えてくれます。
心身両面を上手に責めてくれるから充実したプレイが味わえます。

そして催眠・エッチいずれにおいても彼女はとことんまで親切に接してくれます。
アナルなどのアブノーマルなプレイは未経験の人だと後ろめたさを感じるはずです。
だからこそ彼女はそれが良い行為であるのをしきりに伝え
いい気分にさせながら無理のないレベルでプレイの指示を与えます。

要は聴き手の心への配慮がすごく充実してるんです。
だから聴いてると肉体的な快楽抜きでも満たされるものを感じます。
これがアナル開発のハードルを下げるのに大いに役立っています。

サークルさんもプレイをできるだけ楽しめるように様々な趣向を用意しています。
楽しみながら開発するしっかりとした道筋が出来上がっています。
1回聴いて終わりではなく何度も繰り返し聴くことを前提にしたプレイです。

プレイの準備として施される催眠も相当にレベルが高いです。
以前のサークルさんの作品よりもテーマとの親和性が高まってるなと。
エッチの奇抜さに目がいきがちですが催眠も十分に個性的です。
開始10分もすれば実感できるレベルの深さに入れるんじゃないでしょうか。

エッチはアナルだけに焦点を当てた独特なものです。
初回用の絶頂回数は1回+任意。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

催眠音声の中でも非常にレアなプレイが楽しめる作品です。
決して大衆向けとは言えない内容ですが、それを打ち消す美点が数多く込められています。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは2本目の満点とさせていただきました。

CV:糸井サラさん
総時間 2:03:57(音声ファイルの合計) 初回用…1:37:51

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
DMMで「PNST.」「OMRS.」とセットになったバージョンも販売されています。
個別に買うより1400円近くもお得です。
「愛莉の催●シリーズ-CompletePack-」


2023年5月29日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/90711527.html

あなたをMにしちゃう催眠音声

サークル「催眠日記」さんの催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第4回目は上品なお姉さんの誘導で深い催眠に入った後
様々な暗示と命令を聞き、それに従う喜びを感じながら気持ちよくなります。

催眠音声では珍しく主人公の属性をSに設定し
Mじゃない人でもM向けのプレイが楽しめるよう親切丁寧なリードをします。
一応調教プレイになりますが、どぎつい指示は特に出ません。
ですからSやノーマルな方がMの気分や快感を味わうのに向いています。
SなあなたにMの喜びを
お姉さんに催眠をかけられ心をMに塗り替えられるお話。

「こんな夜遅くまで起きてたの? もう悪い子ね」
お姉さんは明るくお淑やかな声の女性。
夜更かししている主人公の前に突然現れると
Sな彼をMにするための催眠をかけてあげます。

冒頭でも書いたように、本作品は催眠音声では珍しくSな人を対象に作られています。
催眠音声は精液を飲むとか、スクール水着を着るなど
ドMや変態をターゲットにした作品が非常に多く人気もあります。
そういった作品を多少なりとも楽しめるようにするのがひとつの目的です。

もちろん、SからMに属性を切り替えさせるのは容易ではありません。
だから彼女は最初に深い深い催眠状態に聴き手を誘導し
その後にややMあたりのプレイをしながら少しずつMの喜びを教えてあげます。
催眠特化の作風を得意とされている催眠日記さんらしいきめ細かなリードが光っています。

催眠は2パート22分30秒ほど。
最初のパートは心身を催眠に入りやすい状態にするために
深呼吸や脱力をしてしっかりリラックスします。

「体の力が抜けてくると それに応じて 脳の力も抜けてくる」
テーマがM化なのだからSっぽく振舞うのだろうと思いきや
お姉さんはまるで母親のように穏やかな声と言葉で安らぎを与えてくれます。
ここが本作品の面白いところで、彼女はエッチの後半に入るまで完全に対等な立場で接してきます。
M向けの要素がまったくないからSやノーマルな人も安心して聴けるし、すんなり催眠にも入れるでしょう。
難しいテーマだからこそ慎重かつ丁寧にサービスを進めています。

「力が抜ける そして 少しずーつ トランス状態へと入っていく」
催眠についてもサークルさんの実力が遺憾なく発揮されています。
どのシーンも最適なタイミングで「力が抜ける」「気持ちいい」と暗示を入れてくれるおかげで
最初のパートを聴き終える頃には適度な意識のぼやけや脱力感が湧いてきます。

最も感銘を受けたのはお姉さん役を務める紅月ことねさんの演技。
かける言葉や暗示、カウントのひとつひとつに至るまで
すべてをその状況に適したペース・語気・スピードで投げかけています。

この素晴らしい演技が催眠により入りやすい雰囲気を作り上げています。

続く深化パートはさらに深い催眠状態へと導くために
彼女がカウントを何度も数えてその都度催眠が深まる暗示を丁寧に入れます。

「ずーんと 落ちていく… 考える力が 脳から抜けていく…」
「ただ真っ白な世界 気持ちのいい世界 あなたの心は 真っ白だから 私の言葉 ひとつひとつに 素直に従う」

前のパートでリラックスできているおかげで多くの人が彼女の声に心地よさを感じると思います。
そして後になるほど「ずっとこうしていたい、何もしたくない」感覚が強くなるはずです。
それが催眠が深まりつつあるひとつの目安です。
最後のほうに少しだけ揺さぶりをかけて催眠に入りやすくしてくれてもいます。

リラックスして深化する至ってシンプルな催眠です。
聴き手の心を一旦リセットし、彼女の言葉を受け入れやすくするのを目的に
古典系の催眠法を使ってゆっくりじっくり催眠を深めてくれます。

この時点で彼女はテーマのM化にまったく触れてきません。
声や口調もSっぽさがまるで感じらないノーマル向けの催眠を施しています。
最初から目的に絡めようとしていないところがとても印象的でした。

まとめると、誰にでも安心して聴ける親切丁寧な催眠です。
彼女に従う喜びを感じながら
エッチシーンは2パート19分ほど。
プレイは声による絶頂、命令の遂行、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフとドライ両方の絶頂形式が登場します。

「この気持ちよさも大好きだけど エッチな気持ちよさも 好きだよね?」
主人公を深く心地いい催眠の世界に案内したお姉さんは
彼にさらに気持ちよくなってもらうために
さらなる言葉を使ってその体をエッチな熱で包み込みます。

エッチの最初に登場する「ドライ」パートは声だけでイク催眠音声らしいプレイ。
引き続き短めのカウントを細かく刻んでその都度体の熱が高まる暗示を入れ
準備が整ったところで軽く絶頂する指示が出ます。

「ほらっ 全身に熱いのが広がって 体が熱くなっていく」
プレイが5分程度とかなり短いこともあり、時間内にドライ絶頂できるかは正直微妙です。
しかし彼女に言われてお腹のあたりがぽかぽかしてくる人は普通にいるでしょう。
ですから自分が催眠に入っているのを実感できるパートだと思います。

そしてこれは彼女の声に依存=隷属しつつあることも表します。
彼女もこのあたりからだんだんとM化に向けて本格的なアプローチをしてきます。

続く「命令」パートはいよいよ本作品のメインディッシュ。
彼女が出すいくつかの命令を聞き、最終的にはセルフによる射精を目指します。

「私の命令を実行したら とっても とっても幸せになるの」
「ご主人様の命令に背いた罪悪感が一気に押し寄せて 不安になって 悲しくなって 寂しくなって そして とっても泣きそうになってしまう」

これだけの準備をしてきたにも関わらず彼女はまだ手を緩めません。
パートの開始直後に簡単な命令を出し
それに従うと幸せ、従わないと不安になる暗示を何度も何度も入れます。

ここでのポイントは両方のケースに暗示を入れていることです。
従う場合のメリットと従わなかった場合のデメリットを鮮明に印象付け
聴き手がなんとなく「従ったほうがいいな」と思えるように誘導しています。

要は彼女はこちらを無理矢理Mにするのではなく、自分からMになりたくさせているんです。
押し付けがましくないからMじゃない人でもある程度受け入れやすく感じるでしょう。
相手の性質を踏まえた現実的かつ効果的なアプローチと言えます。

最初の命令を出した際に彼女は敢えてそれに抵抗するよう呼びかけます。
実際にやってみたところ、そこまで強くありませんが心に引っかかるものを感じました。
そして次に命令通りにしてみたらえらくスッキリしたのを覚えてます。
この2つの感覚を使って彼女はこちらの動きを巧みに操作します。

「ほらっ 気持ちいい! 今まで感じたことのない幸福感が あなたの頭を支配する!」
その後に行うオナニーも多少の焦らしを交えて性感を高め
最後にカウントを使ってタイミングよく射精させてくれます。
純粋なプレイ時間が4分程度と短いにも関わらず問題なく射精できたのは
適度な焦らしをしてくれたことや彼女の命令に従うことに喜びを感じていたからだと思います。

このように、催眠が持つ可能性を使ってM化を進める変わったエッチが繰り広げられています。
Mの心が少しだけわかる作品
重厚かつ緻密な催眠が生み出す心地よい感覚に加えて
声に従う喜びや快感も教えてくれる優れた作品です。

お姉さんはMなプレイや指示に抵抗を感じる主人公の特性を踏まえて
エッチの後半に差し掛かるまではごくごく普通に接し
まずは自分の言葉を素直に受け入れられる体勢を築きます。
そして2種類の相反する暗示を使って彼が自らそう願うように命令を出します。

結果だけを見れば確かにM化の調教です。
しかしそこに至るまでの道筋は極めてソフトです。
彼女は最後の命令をするシーンですらこちらに拒絶する権利を与えています。
この優しさもM化を達成するのに大きく役立っています。
「拒絶しにくいから従ってしまう」そんな極めて変則的な調教が行われています。

催眠は流れや技法はシンプルですが細部の作りが素晴らしいです。
序盤のシーンから催眠特有の心地よい感覚が湧いてきました。
後半の深化も段階的に落ちていく感覚が味わえます。

エッチはドライパートは準備に近く、その後の命令パートがメインです。
ドライよりもセルフによる射精を楽しみたい人に向いています。
命令といっても服を脱いでオナニーするくらいですから変態プレイが苦手な人でも普通に聴けます。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

サークルさんらしい変わった手法でM化を推し進めている異色作です。
既にMな方には手ぬるく感じるでしょうからノーマルやSの方にのみおすすめします。

CV:紅月ことねさん
総時間 50:07

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

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