同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ: F・A・S を含む記事

   ● エイリアンの侵略催眠
   ● スパイの快楽尋問催眠
   ● サキュバスの甘い罠~堕ちる教会~
   ● アラクネのくすぐり地獄催眠
   ● 教え子にち○ぽ手玉にとられちゃいました
   ● さいみん13000~深海に潜むもの~
   ● メイドインヘヴン催眠
   ● 4ジゲントリップ催眠
   ● 怪しい団体のマインドセッション催眠
   ● サキュバスのエナジードレイン催眠


エイリアンの侵略催眠

サークル「RubCraft」さんの催眠音声作品。

今回紹介する同サークルさんの処女作は、美しい容姿を持つ異星人が
地球侵略の第一歩として外交使節の男性を快楽の虜にします。

彼女たちの母艦に移動し、条約を承認する様子に催眠とエッチを絡めた独特な展開が魅力で
宇宙船に乗り込みワープするまでの間は穏やかで心地いい感覚を
その後は人類を裏切る強烈な背徳感や、それとほぼ同等の快楽を感じることができます。
友好的な異星人が持つ恐ろしい武器
異星人の母艦に行き条約を承認するお話。

「言語の認識は できていますか? 私は 母艦のオペレーターをしている者です」
異星人は端正で穏やかな声のお姉さん。
自分たちの宇宙船に乗り込んだ主人公の脳に直接語りかけると
コックピット内にある液体に服を着たまま浸かるように言います。

本作品は故郷を失い地球への移住を願い出てきた彼女たちが
人類の代表を務める彼を母艦へと案内し、自分たちに有利な条約を結ばせる様子を彼の立場で楽しみます。
これだけを見ると全然エロくない作品と思われるでしょうが
実際は背徳感を糧に精神および肉体の興奮を高める独特なプレイが楽しめます。

作品の紹介に入る前にサークルさんの説明をさせていただきます。
RubCraftさんは催眠音声を数多く製作されてるF・A・Sさんの中の人が今年9月に設立されました。
音声だけでなくゲーム・動画・VRの製作も視野に入れてる合同会社だそうです。

製作メンバーがF・A・Sさんとほぼ一緒なので本作品の作風もそちらと非常に似ています。
具体的には冒頭に10分程度の時間をかけてリラックス運動をすること
催眠やエッチの最中に雰囲気に適した環境音やBGMが流れることなどです。
エッチの展開も女性に弄ばれながら悪堕ちするM向けのものとなってます。

聴いた感じだとF・A・Sさんの最新作「スパイの快楽尋問催眠」を楽しめた人なら
この作品も同様の快感や満足感が得られると思います。
スパイよりも背徳表現が強くなってるものの「破滅的な快楽を味わう」という点ではほぼ一緒です。

話を戻してストーリーの説明をしますと、彼女たちは地球から遥か遠くのアイズ銀河に住んでましたが
惑星の破片の衝突により住処を失い永住できる場所を探してました。
そこへたまたま環境が似通ってる地球を見つけ、移住させてほしいと交渉を持ちかけます。

人類は侵略される可能性を危惧して視察団を派遣し、その結果今のところ友好的な勢力と判断されてます。
彼女たちが水中に住む生き物であることや兵器の類を持ってないのが大きな理由です。
移住の見返りに技術を提供してくれる点にも魅力を感じたようです。
そして今回、人類の中から無作為に選ばれた主人公が友好条約の承認をします。

一般人をわざわざ選んだのは事前の根回しが既に完了してるからでしょう。
作中で彼が外交的にやることも条約を承認するだけです。
しかしそのルールを逆手に取って異星人は極めて大胆かつ効果的な行動へと出ます。

ストレートに催眠をかけるのではなく、こういったストーリーを絡めながら進めるのも本作品の魅力です。
ちなみにストーリーは注意事項の次にあたる「状況説明」パート(約3分30秒)ですべて教えてくれます。
真っ暗な宇宙で味わう真っ白な心地よさ
催眠は2パート47分間。
最初の「リラックス運動」パートは肩幅くらいに足を開いて立ち上がり
異星人とほぼ同じ声のお姉さんが合図を出したらおよそ10分間に渡って腕をブラブラさせます。
それと同時にゆったりした曲調の幻想的な音楽がバックで流れ始めます。

「気持ちいい音を聞いていると 心が安らぎます」
F・A・Sさんの作品を聴いたことがある人にとってはお馴染みのシーンですね。
気孔の準備体操だそうで、しばらく続けてると肩を中心に脱力感やぽかぽかした感覚が湧いてきます。
また最中は彼女がリラックスを促したり催眠に入りやすくする暗示を適度に投げかけます。
本編の内容は一切交えず準備をするためだけのパートです。

続く本編はいよいよ主人公になりきって異星人が用意した宇宙船に乗り込みます。
大気圏脱出やワープで体を損なわないよう特別な液体に浸かり
その中でまずは深呼吸をしたり全身をパーツごとに脱力して心身をさらにリラックスさせます。
このシーンだけはBGMではなく水の音が流れます。

「この際 何度か大きな重力を感じることになります 体を緊張させて 重力に備えてください」
技術自体は他の催眠音声でも割と見かけるものなのですが
異星人はどのシーンでも作品の雰囲気に合わせたセリフを交えてリードします。
技術の行使・暗示の表現とストーリーの親和性が非常に高く、作品の世界へ自然に引き込んでくれます。

右「両足の爪先から 力が抜けていく」
左「爪先から 力が抜ける 抜けてゆく」

もうひとつのポイントは全身の脱力をするシーンから
異星人の声が2つに分かれ、左右から交互に語りかける形で暗示を入れること。
暗示の密度が一気に高くなり、セリフごとの間隔がほとんどなくなるのも相まって強烈な重さを感じます。

催眠音声では有名な双子っぽいスタイルの誘導です。
本作では特にセリフを話すスピードに対するこだわりが見られます。
この後の深化やエッチ中盤以降の絶頂シーンでその効果を思い知らされることになるでしょう。

お次は眼前に見えてきた彼女たちの故郷、アイズ銀河のお話を軽く聞き
その後で母艦へと続くワープゲートを通ります。
アイズ銀河は現実世界にも存在するもので、2つの銀河が両目のように見えることから名づけられたそうです。

「遠い遠い まるで 気が遠くなりそうなほどの距離」
「何十 何百光年もの距離で 連なる星々が 延々と ぐるぐる ぐるぐると絡み合ってたそうです」

アイズ銀河のお話は雑談要素を強く感じるものの
セリフの中に催眠をより深めることを意図した言葉がいくつも散りばめられてます。
ストーリーに沿った形で深化の準備をしてるように映りました。

「少しずつ 速度が上がり 体に振動が伝わっていく 心がさらに 深いリラックス状態に落ちていく 真っ黒な宇宙の底へ どんどん沈んでいくような」
「光が 全身を真っ白に照らす とても心地がいい」

肝心のワープシーンもゲートに向けて加速する宇宙船の中にいる感覚や
そこをくぐって飛び出す様子に色やカウントを絡めて入念に暗示を入れます。

これまで十分すぎるほどの時間をかけて心身のリラックスをしてきたせいか
カウントを数えるシーンで意識がガクッと揺れる心地いい感覚が味わえました。
異星人たちも加速中は後になるほど話すペースを上げて雰囲気を作り上げています。
催眠を構成する各要素に統一感があり、すんなりと深い催眠状態に入ることができます。

地球を出て異星人の母艦へと移動する様子に技術を違和感なく組み込んだハイレベルな催眠です。
ワープによって聴き手の精神と肉体を切り離し、異星人たちの言いなりにしやすくすることを目的に
リラックス運動や脱力といった事前の準備に20分以上もの時間を費やし
その後も作品のイメージを崩さないように気をつけながらリズミカルに暗示を叩き込みます。

術者が2人いるおかげで時間に対する暗示のボリュームや密度が高く
後になるほど体に実感できるレベルの重さを、頭の中に意識のぼやけを強く感じます。
舞台の宇宙空間や宇宙船に合わせたイメージや暗示の言葉選びも実に見事です。
F・A・Sさんの作品で培われてきた良い部分がぎっしり詰まってます。
背徳感を快感に変えながら
エッチシーンは21分ほど。
プレイは条約の承認、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
ドライ、射精両方の絶頂が登場します。

「第一条 地球に私たちの移住を許可します 承認しますか?」
催眠の最後で主人公の頭にとあるものを植え付けると
異星人はこの後母艦で締結する10個の条約をひとつひとつ言い、その都度彼に承認させます。

エッチはすっかり言いなりになった彼を彼女たちが言葉で巧みに誘導します。
前半の13分は引き続き宇宙船の中で彼女たちが彼に根回しをするシーン。
当初の目的だった移住の承認から始まり軍事・出版・教育など
地球人のありとあらゆる権利を自分たちに差し出すことを認めさせます。

これだけだと条約の承認とエッチの関係がよくわからないでしょうから説明しますと
彼女たちは催眠の最終段階で彼に「背徳感を覚えるほど性的快感を得る」暗示を入れています。
つまり、人類にとって不利な条約であるほど彼がより強い快楽を味わうわけです。

右「絶望的な内容に 頭に快感が染まっていく」
左「体がのけぞり 頭が真っ白になる」

その状況を踏まえて彼女たちは条約のひとつひとつに対し気持ちよくなる暗示を入れます。
最初の段階ではピンとこなかった人でも、後のほうになるとゾクゾクする感覚が湧いてくると思います。
重要なシーンなので1人でも多くの聴き手に楽しんでもらえるよう極めて丁寧に進めます。
現実世界ではリスキー過ぎてできない「破滅する快感」を味わわせてくれます。

続くオナニーは場所を異星人の母艦へと移し
彼女たちを含めた大勢の異星人と地球に住む人類が見守る中
自分の手でおちんちんをしごき、最後のカウントに合わせて射精と条約の承認を宣言します。

「(「承認します」と)言うたびに何度も何度も心が背徳感でドロドロになっていくね」
条約の内容は人類側からすればはっきり言って無茶苦茶極まりないものです。
これに承認したら彼女たちに侵略されることはおろか、自分たちの存続すら脅かされます。
でも今の彼にとってそれは一生に一度味わえるかどうかの快楽に過ぎません。

「一時の快楽と引き換えに人類を売る」
今の世界でこれ以上考えられないレベルの背徳感を味わわせてくれます。
結構ブラックな内容ですから事後は後味の悪さをそれなりに感じるでしょうね。
その後人類がどうなったかについては一切語られてません。

このように、やってはいけないことをやる快感を追求した奇抜なプレイが繰り広げられています。
ニッチだが完成度の高い作品
リアルではなかなか得られないタイプの快楽を味わわせてくれる作品です。

異星人は自分たちの新しい住処に前々から住んでる人類に対し
表面的には友好姿勢を見せつつ、母艦にやって来る使節たちを篭絡し有利な条約を結ぼうとします。

暴力ではなく催眠によって地球侵略を遂行する大変珍しいシチュ
それに向けて聴き手を主人公とできるだけ同じ視点で体験させる親切丁寧なアプローチ。
人を選ぶテーマではありますが、受け入れられるのなら存分に満喫できるクオリティを持ってます。

中でも主人公の目的である条約の承認に性的快感をリンクさせる発想とその方法が素晴らしいです。
パンドラの箱に代表されるように、人は「やってはいけない」と言われるとそれに対してむしろ強い興味を抱きます。
本作品でも条約の各項目を承認させるにあたり、その見返りとして大きな快楽が得られることを強調します。
一般的なエッチとは違うタイプの精神的快楽を与えてくれます。

催眠は全体の流れがストーリーにマッチしてるのに加えて
重要なシーンほど2人の術者が暗示を厚く素早く入れるなど洗練されてます。
内容が内容なのでF・A・Sさんの作品以上に保険をかけてるように映りました。
バックで流れる音楽も以前よりは自己主張が控えめな曲調になってます。

エッチは前半は破滅する快感、後半はそれにオナニーの快感と痴態を見られる快感を組み合わせてます。
時間は条約承認の方が長く取られてますが、得られる快感は心身ともにオナニーのほうがずっと強いです。
実際にしごく時間が3分30秒程度しかないので1日くらいは溜めてから聴くといいでしょう。

絶頂シーンはドライ1回、射精1回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

一風変わった悪堕ち感覚が味わえる作品です。
ブラックな要素を含んだストーリーやエッチが好きな人には強くおすすめします。

CV:白雪碧さん
総時間 1:26:16

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

スパイの快楽尋問催眠

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、優しくて妖艶なスパイのお姉さんが
とある国家機密を知る男性を言葉巧みに篭絡し破滅へと追い込みます。

「秘密を暴露する快感」をテーマにした非常に個性的な催眠とエッチが繰り広げられており
彼女は敵であるはずの彼に対してまるで友人のように親しい態度を常に取り
彼が抵抗を感じないよう時間をかけて少しずつ着実に目的へと誘導します。
国家を守るパスワード、それは…
女スパイに催眠をかけられパスワードをばらすお話。

「この情報は最重要機密だ だから心して聴いてほしい」
国軍長官はややトーンの低い凛々しい声の女性。
素性の確かな国民の中から無作為に選ばれた主人公に対し
中枢警備システムのパスワードを教え、外部に決して漏らさないよう言います。

本作品は「敵に秘密を暴露し極上の快楽を得る」ことをコンセプトに
重大な使命を帯びた彼がとある場所へ連れて行かれ
そこにいる女スパイに催眠を交えたエッチな尋問を受ける様子を楽しみます。

ストーリー自体は彼女にあれこれされて最後にパスワードを漏らすシンプルなものなのですが
そこに至るまでの過程が練りに練られており、彼自身になりきって楽しめる様々な気配りもされてます。
現実世界で何らかの秘密を知った時、誰かに話したくなる衝動を覚えた人はいるんじゃないでしょうか?
作中ではその感覚を性的快感と上手く連動させ、気持ちよくなりながら秘密を吐くよう誘導します。

本編が始まる前の2パート15分間はそれに向けての下準備。
最初のパートは物語のキーとなるパスワードの公開
その次はサークルさんが過去作でも取り入れられてるリラックス運動を行います。

「これから 頭を落ち着ける音を流しますので そのまま ぶらーんぶらーんと 前後に手を動かしたままでいてください」
リラックス運動は肩幅に立って手を前後に動かすだけの簡単なもの。
最中はバックで幻想的な音楽が流れ、時折彼女が本編をより楽しめる暗示を入れます。
F・A・Sさんはシーンに応じて異なる音楽を流し、物語の世界に引き込む変わった演出をよくされます。
今作でも現実世界のノイズを遮断し、彼女の声に集中できる環境を整えるのに役立ってます。

ちなみにこのパートだけは8分と12分の2パターンが用意されてます。
違いは運動する時間くらいですからどちらでも好きなほうをお選びください。
これだけでも腕を中心に結構な脱力感が得られます。

本編の催眠はおよそ22分間。
仕事帰りに拉致された主人公がベッドの上で目を覚まし
甘く優しい声の女スパイが背景を簡単に説明してから様々なことを語り始めます。

「私たちは危険な集団じゃない 交渉が決裂しても 私たちの存在を黙っていることさえ誓えば すぐに開放してあげる」
スパイと言うと怪しいとか、信用できない存在に感じる人が多いと思います。
しかし彼女は相手がそう感じているのを知ってるからこそ
意識して不安や恐怖を取り除く言葉を数多く投げかけます。

近所のお姉さんみたいな優しい声も相まってむしろ癒しを感じるのではないでしょうか。
パスワードを知りたいからといって決して急がず、彼が自ら吐くことを目指した誘導を行います。
彼女も自分の身分を隠し「心のケアをしに来た」と言って彼に近づきます。

「キミは今の現状に ちょっと満足していないよね? そんな自分を変えたいと思ったり 悩んだりすることがあったりするよね?」
その最もわかりやすい例が最初に軽く深呼吸した後に始まる精神分析。
彼女が事前に調べた彼の性格や好みを告げて良いところを褒めてあげます。
実際に聴いてみると「あぁ確かに」と思う人がいるんじゃないでしょうか。
そうやって彼女は自分が彼を理解してることを遠まわしにアピールし心を解きほぐそうとします。

本作品の催眠はリラックスや信頼関係の構築にとても力を入れてます。
この部分がしっかりしてるからこそ、中盤以降のエッチシーンで彼女に尋問され気持ちよくなる感覚が得やすくなってます。
全体的に作りが丁寧と言いますか、聴き手の立場に立った緻密な誘導が行われてます。
ほぼ全編で流れ続ける様々な音楽もそれを助けています。

心身を適度に解きほぐした後はいよいよ深い催眠の世界に入ります。
彼女の合図に従って全身に力を入れる→脱力するのを繰り返したり童話チックなお話に耳を傾けます。

「奥へ奥へと下りていくたび 安心感が強くなる 穏やかな気持ちになってくる」
「温かさに包まれていくたび 体の中に溜まっていた毒が排出されていくような安らぎを覚える 同時に 心の中に閉じ込めていたものも 吐き出したい気持ちが湧き上がってくる」

特にお話は暗く寒い森から温かい洞窟へと進み、奥にある温泉に浸かるまでのイメージに
「深い」「安らぐ」「温かい」といった暗示を数多く織り交ぜてリラックスを上手に膨らませます。
そして下のセリフのように秘密をばらす快感にもほんの少しだけ触れてきます。

冒頭のシーンとは違うちょっぴり子供っぽいBGMや
洞窟を進むほど音量が大きくなるお湯の湧き出す音など世界観の構築もしっかりしています。
このあたりまで来ると暗示を素直に受け入れられる精神状態になってますから
彼女の言葉に反応して自然と体がぽかぽかしたり意識がぼんやりするのを感じるでしょう。

作品の世界に引き込みながら少しずつ落とすテーマ性の強い催眠です。
聴き手の心と体を十分に緩ませ、パスワードを漏らしやすい状況にすることを目的に
事前の運動や深呼吸、漸進的弛緩法による入念な脱力を行い
最後のシーンで深化させつつメインの暗示をほんの少しだけ入れます。

本作品の催眠はエッチに入っても続きますからこれで終わりではありません。
ですがエッチを存分に楽しむ準備としてこれ以上ないと言えるくらい優れてます。
ここまで聴いた段階ではそれほど催眠に入った感覚がしなかったとしても
後々のシーンで彼女の言葉に抵抗できないとか、従うことに気持ちよさを感じる人がきっといるでしょう。
聴き手にそうなってもらうためのアプローチにとても力を入れてます。
少しずつ追い詰められていくスリリングなエッチ
エッチシーンは38分ほど。
プレイは尋問、オナニー、パスワードの暴露です。

エッチな効果音はありません。
セルフはありになります(ドライもあります)。

「キミ 何か大事な秘密を持ってるでしょ? 国の警備システムの 接続パスワード」
巧みな話術で主人公を気持ちいい催眠の世界に案内したスパイは
いよいよ本題となるパスワードの奪取に向けて動き始めます。

エッチは終始彼女にリードされる形で行います。
最初の10分間はオナニーをより気持ちよくするための準備と呼ぶのが妥当なシーン。
事前に「嫌なら抵抗してもいいからね」と言ってから耳元に寄り添い
優しい声で射精した時の快感をイメージさせます。

「そう 時間が経てば経つほど 射精したくなるのと同じ 時間が経てば経つほど 大事な秘密を放出したくなってくる」
ここでのポイントは射精の快感と秘密をばらす快感をリンクさせていること。
射精によって得られる快感と秘密をばらす開放感、射精を我慢するもどかしさと秘密を守り続ける辛さなど
両者の共通点をピックアップし、パスワードを彼女に教えた瞬間に強い快感が得られる下地を築きます。

レビューを読んだだけではピンとこない内容かもしれませんが
作中では言葉を選んで2つの快感を上手に結び付けてます。
スパイらしい巧妙かつ狡猾な誘導が光ります。

本格的なオナニーが始まるのはエッチ開始からおよそ16分後。
運動支配の暗示を適度に入れて激しいオナニーができない状況にした上で
快楽を餌に簡単な復唱をさせたり、「ほんの少しならばらしても大丈夫」と言って彼の心をさらに突き崩します。

「キミは最後に 大事な何かと引き換えに とーっても気持ちよくお漏らしできる」
このへんまでくると彼女はほぼ「射精=秘密をばらす」扱いでプレイを進めます。
「気持ちよくお漏らしできる」など、どちらとも取れるセリフを意識して用いるところが実に面白いです。
復唱させるのも最後の瞬間にパスワードを口に出すための練習です。
国家機密とわかってるからこそ、彼女は最終目的に向けて慎重に事を進めます。

催眠についてもオナニーが始まる少し前から彼女の声が左右に分離し
双子っぽいスタイルで立て続けに暗示を入れるシーンが何度も登場します。
おかげで催眠状態を維持しやすくプレイにも没頭しやすいです。
セリフの表現や内容も催眠の技術を考慮したものがとても多いです。

そうやって十分すぎるほどの準備を進めた上でようやく最後の尋問が始まります。
今までよりも彼女の声が一気に嗜虐的になり、一歩一歩追い詰める形で彼を破滅へと導きます。

左「イっちゃえ 負けちゃったね 快感に負けて頭が真っ白だね イクのが止まらないね」
右「イっちゃえ 口から漏れ出す言葉が止まらない 言うたびに 全身が背徳感にドロドロ溶けていくような気がするね」

ここは本作品の最重要シーン、つまり一番面白いところですから内容は聴いてのお楽しみとさせていただきます。
私が実際に聴いたときはパスワードの暴露へと近づいていくたびに
脳と股間の両方にオナニーしてる時のような痺れる快感が走り続けました。
このシーンでもオナニーするのですが精神的な快楽のほうがずっと強かったです。
そして最後の瞬間には射精と共に脳内にゾクゾクする強烈な快感が押し寄せてきました。

このように、体よりも心への責めを重視した独創的なエッチが繰り広げられています。
巧妙な尋問が楽しめる作品
日常生活ではなかなか味わえない背徳的な快感が体験できる大変優れた作品です。

女スパイは重大な情報を握っている一般市民の男性から秘密を引き出そうと
尋問からややかけ離れた優しくて柔らかい物腰で接し、まずは相手の信頼を得ようとします。
そして自分の言うことをある程度受け入れてくれる状態になったところで
男性なら誰でも知ってる射精の快感に絡めて暴露する気持ちよさを教え込みます。

秘密をばらす行為は現実世界でも多少の快感が得られます。
でもそれは主に秘密を守る抑圧から解放された感覚でエッチとはやや違う気持ちよさです。
それをじっくり時間をかけて性的快感や絶頂へと繋げていくところが非常に面白いです。
世界で2人しか知らない国家機密をばらす背景も得られる快感をさらに強く大きくしています。

催眠は今までの作品で培ってきた良い部分に作品独自の要素を違和感なく掛け合わせてます。
最重要要素となるパスワードの選定、直後に始まるリラックス運動
サークルさんが大事にされてる信頼関係の構築や没入感を高める数々の演出
そして実際に聴き手を催眠状態に誘導する技術。
作品を構成するすべての部分が以前よりも洗練されてます。

聴いてるだけで自然とリラックスし、集中できるので催眠もすんなり入れます。
取り立てて初心者向けとは言えませんが誰でも聴けるとっつきやすさがあります。

エッチは今まで発売・公開されてきたどの作品とも違う奇抜なプレイが楽しめます。
よくここまで射精と秘密の暴露を同一化できたなぁと本当に感心しました。
セルフスタイルなので射精もできますし、心身両面で心地よい刺激が味わえます。

絶頂シーンはドライ2回、射精1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

ちょっぴり背徳的な気分に浸りながら気持ちよくなれる作品です。
83分で1000円ならコスパも申し分ありません。
以上を踏まえて本作品をサークルさんの催眠音声では初の満点とさせていただきました。

CV:野上菜月さん
総時間 1:23:27

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

2026年3月23日追記
再レビューを公開しました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/65325650.html

サキュバスの甘い罠~堕ちる教会~

サークル「F・A・S」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、上品で色っぽいサキュバスのお姉さんが
2人の聖職者に神を裏切り悪魔につくよう誘います。

「悪堕ち」をテーマにしたちょっぴり背徳的かつハードなエッチが行われており
サキュバスは彼らが性欲を発散できない状況を利用して心を突き崩し
さらにエッチなご褒美を与えてやってはいけないことをする喜びや快感を強く刻み込みます。
小さな教会に忍び寄る黒い影
サキュバスが神父とシスターを堕落させるお話。

「あなたの悩み あなたの苦しみ 神はあなたをお導きくださるでしょう」
シスターは明るくお淑やかな声のお姉さん。
村人の懺悔を聞いてるところに現れた神父(主人公)に挨拶すると
日々幸せに過ごせてると感謝し、後片付けは自分に任せて休むように言います。

本作品は今まで聖職者として村のために尽くしてきた彼が、その日の夜に出会ったサキュバスに魅了され
自分だけでなくシスターの魂までも汚してしまう様子が描かれています。
催眠音声で有名なサークルさんですが今回は外部の方と協力して製作した同人音声です。

「悪堕ち」と聞くとブラックと言いますか、後味が悪いお話をイメージするかもしれません。
ですがこの作品は悪堕ちする過程を主観的に楽しむことを目的としており、痛いとか苦しい描写は一切ありません。
快楽堕ちと呼ぶのが相応しい抜き重視のマイルドな展開になっています。

ちなみに製品版には通常版と夢と現実版の2パターンがあります。
両者の違いはサキュバスの声にエフェクトがかかるかどうかやごく一部のセリフくらいで
登場人物やプレイの流れ、結末はどちらも一緒です。
私が聴いた感じだと夢と現実版のほうがサキュバスに犯されてる雰囲気が味わいやすいです。

「うふふっ 近くで嗅ぐと ほんとすごい香りがするわね このいやらしくて美味しそうな匂い」
悪堕ちを扇動するサキュバスはそのイメージにぴったりな色っぽい女性。
神父になったものの性欲を抑えきれず密かにオナニーに励む彼の様子を事前に観察し
エッチが始まると彼が望むものを与えて少しずつ確実に自分の側へ引き寄せます。

エッチ自体ももちろんしっかりしてるのですが
それ以上に彼女が投げかける様々なセリフが心をとことん盛り上げてくれます。
神に仕える者にとって悪魔と契約を結ぶのは絶対にやってはいけないことです。
だからこそやった時には計り知れない興奮と快楽が得られます。
登場人物たちの置かれてる状況を利用した巧みな言葉責めも本作品の大きな魅力です。
堕落する瞬間をリアルに描いたエッチ
エッチシーンはほぼ全編にあたる59分間。
プレイはサキュバスの手コキ/キス/SEX(騎乗位)、シスターのフェラ/SEX(騎乗位)です。
手コキ、SEX、射精の際にリアルな効果音が鳴ります。

「今からこの手で あなたのおちんちんをしごいてあげる」
オナニーに疲れて寝入った神父の枕元に現れたサキュバスは
目覚めた彼の動きを封じ、自分のことやここに来た目的を告げると
期待で勃起してるおちんちんをまずは指で優しくいじります。

エッチは終始女性から責められる形で進みます。
前半の22分間はサキュバスと1対1でエッチしながら契約を結ぶシーン。
彼が日々性欲を持て余していること、シスターに異性として好意を抱いてることを見抜いた上で
心身の飢えを満たすかのようにねっとりした濃厚な責めを繰り出します。

「ほら カリの溝を 爪先でなぞってあげる 頭が真っ白になるような気持ちよさが こみ上げてくるでしょう?」
「すごく優しい味なのに 体の中が燃え上がるように 熱くなって胸の奥を 焦がしてくでしょう?」

本作品のエッチにおける大きな特徴はセリフの表現。
彼女はどのプレイでも状況説明と一緒に得られる快感を聴き手視点で必ず伝えます。
催眠音声のエッチでよく見られる暗示に近い描写です。
これによって彼女がどう気持ちよくしてくれてるかを臨場感をもって楽しむことができます。

「神聖な場所で 魂を汚されていく感覚はどう? おちんちんの気持ちよさに屈服して 心がどんどん 淫魔の思い通りに汚されていく気分は」
そして彼女はプレイの合間にここが教会の寝室で自分が神父をしていることや
サキュバスに大事な部分を好きに弄ばれ感じてることを強く意識させます。
本作品のエッチは悪堕ちが最大のスパイスですから、それをたっぷり味わえるように進めてくれます。
心が黒く塗り替えられていくようなゾクゾクする感覚がしました。

前半シーンで最も盛り上がるのは終盤のSEXシーン。
彼の上に跨りおまんこを指で広げて見せつけてからゆっくりと腰を下ろします。

「これで契約完了 快楽を得るために 悪魔と契約しちゃうなんて 聖職者として恥ずべき行為よね」
ここではカウントを刻んでおちんちんにおまんこが近づいていく様子を綿密に描いてるのがいいですね。
神を裏切り悪魔に魂を売り渡す瞬間を丁寧に描いて背徳感を膨らませます。
挿入後もハイペースなピストン、中出し、おまんこから溢れてくる精液を見せつけるなど
彼女の体で性欲を満たし、屈服したことを思い知らせる描写が数多く登場します。

対する後半シーンは2人のエッチに気づいたシスターが乱入し
サキュバスが抵抗する彼女を篭絡して神父とのエッチへ結び付けます。

サ「恥ずかしげもなく シスターの顔に びゅるびゅるーって ぶっかけたいんでしょ?」
シ「あぁ すっごい ぬぐった精液が 手のひらからちっとも落ちていかない」
一緒に生活してるけど絶対に届かない女性が目の前で自分のおちんちんを舐めている。
そんなゾクゾクするシチュに加えて顔へのぶっかけ、SEXからの中出しといった具合に
彼女を汚すプレイをいくつも行い堕落する快感を教えてくれます。

この後の展開は伏せますがシスターの豹変っぷりがとても面白いです。
清純だった彼女が穢れた結果どう変わっていくのか。
その大きな落差に驚いたり興奮する人がきっといるでしょう。

このように、清純な男女が悪魔によって汚されるスリリングなエッチが繰り広げられています。
ソフトな悪堕ち作品
堕落した時のちょっぴりブラックな感覚が味わえる作品です。

サキュバスは神父の仕事を勤めつつオナニー三昧の生活を送っている主人公に
自分の利き手では味わえない女の快楽を餌として与え、その見返りに悪魔との契約を持ちかけます。
そして偶然押しかけてきたシスターを彼の手で汚させさらなる堕落へ追い込みます。

彼が元々異常な性欲の持ち主だったのもあるのでしょうが
サキュバスの巧みなプレイや言葉責めが悪堕ちを後押ししたのも事実です。
キスの際に舌を大きく動かして鳴らすちゅぱ音や中出し狙いの激しいピストン音
そして神父だからこそ興奮するツボを突いたセリフの数々。
聴き手が実際に悪堕ちを楽しめるように順を追って丁寧にエッチを進めています。

「ほぉら ハメ汁が飛び散るほど 激しく腰を打ち付けても おまんことチンポは繋がったまま」
さらに面白いのが堕落した彼に他の人を堕落させていることです。
自分が堕落するだけなら「サキュバス相手じゃ仕方ない」と諦められる部分もあります。
でもこの件とは無関係なシスターをそうさせてしまったとなると背徳感を覚えずにはいられません。
それが取り返しのつかないことなら尚更です。
数多くあるサキュバス作品でこういう展開は珍しく個性的です。

エッチは言葉責めに焦点を当てて説明してきましたがプレイ自体も相当にハードです。
特にシスターとのSEXは8分間で5回連続射精するシーンがあります。
時間的にも内容的にもシスターとのエッチの方が充実してます。

射精シーンは全部で9回。
くちゅ音多め、ちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

負ける快感を味わいながら抜ける作品です。
サキュバスモノや悪堕ち展開が好きな人には特におすすめします。

おまけは作中のセリフを抜粋したオナサポボイスです。

CV:サキュバス…紅月ことねさん シスター…かの仔さん
総時間 通常版…1:08:03 夢と現実版…1:08:50 おまけ…3:06

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

アラクネのくすぐり地獄催眠

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、上品で悪戯好きな女子大生が
大学受験に来ていた男の子にエッチなサークル勧誘をします。

彼女が指や糸で体をくすぐってイかせる変わったエッチが行われており
主人公が受験をする様子に様々な暗示を交えてリラックスや集中力を高めた後
「こしょこしょ」「こりこり」などの擬音語に反応する体へと作り変え、たっぷりくすぐってくれます。
大学受験に挑む学生になりきりながら催眠の世界へ
女子大生の先輩にくすぐりエッチをされるお話。

「本校舎の中庭にそびえ立つ別館の4階、ミステリー研究部の部室の隣に、開かずの間と呼ばれる部屋があった」
主人公は上品で落ち着いた声の男性(声質は完全な女性)。
事前に10分程度の準備運動をさせた後
物語の舞台となる「開かずの間」について語り始めます。

本作品はとある大学に受験をしに来た彼が
ミステリー研究部に所属する先輩に開かずの間へと連れて行かれ
そこで拘束されながら敏感な部分をくすぐられる様子を彼の立場になって楽しみます。

音声作品におけるくすぐりは同人音声側でごく一部のサークルさんが作られてるものの
催眠音声では少なくとも私は今のところ他に聴いたことがありません。
エッチシーンで登場するプレイもほぼくすぐりのみという非常に珍しい作品です。
彼女もくすぐられる快感を一人でも多くの人に味わってもらおうと
催眠の技術を使って肌を敏感にしたり特定の言葉に反応するよう誘導します。

催眠はおよそ37分間。
最初の10分間は催眠に入りやすくするための準備運動として
肩幅で立ったまま腕を好きにブラブラさせます。
ちなみに5分間運動する短縮版もあり、どちらか片方を選択して聴きます。

本作品はエッチシーンで彼女が指や手を動かす指示を出すシーンがありますから
腕を十分にほぐしておいたほうがより楽しめます。
バックで流れる水の音も心を落ち着け、催眠に入りやすい精神状態にしてくれます。

本格的な催眠が始まるのはその後から。
最初は主人公が受験会場で精神集中している様子を聴きます。
ちなみにこのあたりから音声終了までシーンの雰囲気に合った癒し系BGMが流れます。

「僕は集中力のある人間だ だからこれと決めたひとつのことに とても集中することができる」
「集中すると問題が解ける 嬉しくて 安心感が出てくる 残っていた緊張も どんどん和らいでいき とてもリラックス状態で 試験をクリアしていく」

軽く深呼吸した後に彼が自分に言い聞かせている言葉を聴いてると
なんだか自分も心が研ぎ澄まされていくように感じるかもしれません。
また試験を受けるシーンでは肩の力が抜けたり頭がスッキリする人がいるでしょう。

本作品の催眠の前半は彼が自己暗示を入れるスタイルで誘導してくれます。
18禁音声を聴く人なら高校や大学受験は経験済みでしょうし
その頃の感覚が自然と蘇ってくるかもしれませんね。
バックで流れる幻想的な音楽も作品の世界に浸りやすくしてくれています。

次のシーンは受験を終えてホッとした彼が大学の中庭で寛ぐ様子を聴きます。

「のんびりと泳ぐ鯉を見つめていると まるで 時間がゆっくり過ぎていくような気がする」
「頬を少し ひんやりとした風が通り過ぎていくのが とても心地がいい そして ここにいいる僕も とても自由で心地がいい」

ぽかぽかとした暖かい日差し、澄み切った青い空、目の前の池で優雅に泳ぐ鯉
そして大学受験という人生の節目を無事乗り切った達成感。
彼の心情に数多くの暗示を込めてさらなるリラックスを促します。

普通の独白に近いセリフが多いので催眠っぽさはほとんどありません。
ですが実際は現代催眠のテクニックを駆使して上手に暗示を入れています。
このあたりから意識がぼんやりしてくるのを感じるでしょう。

「右足をハケで払っていく こしょこしょ 右足がなんだかくすぐったい」
「ゾワゾワした心地よさが 背中から全身へ広がり 頭を真っ白に溶かしていく」

その後は寝ていた彼を偶然見つけた先輩が開かずの間へと連れ込み
小話をしながら深化と特定の言葉を聞くと体がくすぐったくなる暗示を入れます。
エッチのキーとなる部分なだけあってこれらに14分近くの時間を割き
何度も繰り返す形で少しずつ反応できる体へと作り変えてくれます。

実際に聴いてみたところ、特に脇腹や腕の裏にピリピリした感覚がありました。
この時点ではあまりピンと来なかった人でも
エッチが始まると妙にこそばゆいとか、むず痒い感じがするようになると思います。
深化についてもオーソドックスな技法を使って少しずつ確実に落としてくれます。

主人公が先輩と出会うまでのお話に技術を絡めたテーマ性のある催眠です。
彼女の指・糸・言葉にくすぐったさを感じる体にするのを目的に
彼が受験をするシーンでは主に集中力の向上を
試験を終えて芝生で寝転ぶシーンではリラックスに力を入れた誘導をしています。
そして十分準備ができたところで彼女自身が深化とくすぐったくなる暗示を入れます。

サークルさんの過去作以上に思い切った誘導をされているため
聴き始めた段階だと「本当に催眠なの?」と戸惑うかもしれません。
ですが実際は他の催眠音声と同じく手順を踏む形で催眠状態を深めようとしています。
できるだけ大衆性の高いイメージを選んでくれているのもいいですね。
大学受験という節目に誰もが味わう感覚を催眠に上手く絡めています。

まとめると、ストーリーを聴いてるだけで自然と入っていける個性的な催眠です。
むず痒い感覚から快感へ
エッチシーンは24分ほど。
プレイはくすぐりのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「うふふっ とーってもいい表情よ もっとその恥ずかしい顔を見せてちょうだい」
催眠を使って主人公の体を敏感にした先輩は
自分の口から吐き出した糸や指で彼の敏感な部分をくすぐり始めます。

エッチは糸で身動きが取れない彼を彼女が一方的に責めます。
プレイ一覧を見ていただければわかるように本作品で行われるプレイはくすぐり特化です。
フェラやSEXといった一般的なプレイはほぼ登場しません。
その代わり声や言葉で体を優しく撫でられる不思議な感覚をたっぷり味わわせてくれます。
ここからは神々しく壮大な印象の音楽が流れ始めます。

「その極細の糸が 腋や首筋 乳首に触れるたび 鳥肌が体中に広がっていく ゾクゾクっと 体にとろけるように気持ちよさを与えられる」
「その こしょこしょという言葉だけで 体にゾクゾクした快感が駆け巡っていく」

前半のシーンはさらなる感度強化と比較的ソフトなくすぐりプレイ。
脇腹や乳首など敏感な場所をくすぐりながら
「こしょこしょ」「かりかり」のキーワードに体が反応する暗示を入れます。

プレイが始まって少し経つと彼女が耳元至近距離から囁くようになるので
そのあたりから体の一部が妙にむず痒くなるのを感じるでしょう。
言葉が持つイメージとバイノーラル録音特有の微かな風圧でくすぐるわけです。
他の催眠音声で味わうエッチな熱とは明らかに違うこそばゆい感覚です。

「右手の人差し指の爪先で 左手の手の内側を 付け根から爪先まで 触るか触らないかの距離で つつーっと撫でてみて」
「指先で引っかくたび 体がビクンビクンと震えていく 弱い電流を流されているような快感が 体に広がる」 
後半は聴き手により強いくすぐりを味わってもらうために
自分の指を手に這わせる指示を出しながらプレイを進めます。
実際にやってみたところかなりムズムズする刺激が走りました。

ここからはBGM以外に「ブーン」という振動音も鳴り始め
前半以上に声や音に肌と心を揺さぶられる快感が味わえます。
絶頂シーンの直前では股間もムズムズする感覚がありましたし
くすぐりというエロとはやや縁遠いプレイを言葉で性的快感へと変換しています。

このように、とことんくすぐって気持ちよくする変わったエッチが繰り広げられています。
こそばゆい感覚に悶える作品
タイトルにもなっているくすぐりプレイが魅力の作品です。

先輩は偶然見つけた主人公にくすぐりの快感を教えようと
十分な深さの催眠状態に誘導してからキーワードをトリガーに感覚を操作する暗示を入れたり
囁き声や振動音が生み出す微かな刺激でむず痒い感覚を与えます。

他の18禁催眠音声とはプレイの方向性が違うからか性的な絶頂感は弱めでしたが
誰かにくすぐられているような体のムズムズ感はかなり味わえました。
ですから内容を理解した上で聴く分には問題なく楽しめます。
ただし音モノの色がそれなりに強いため、1回目だと得られる快感は弱めかもしれません。
複数回聴いて慣らした後の方がよりハマれるプレイかなと。

エッチの準備にあたる催眠パートも独自性があって面白いです。
特に試験を終えたときの開放感や爽快感でリラックスさせているのが印象的でした。
作中で使われているイメージも多くの人が共感できるものを意識して用いています。

エッチは色んな方法で体をくすぐる尖ったプレイです。
手や指を動かしてもぶつからないように身の回りの物を片付けておくのがいいでしょう。
ムズムズ、ゾワゾワとした不思議な感覚が味わえます。

絶頂シーンは全部で2回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

「くすぐり」という催眠音声ではレアなプレイを積極的に取り入れている作品です。
くすぐり好きはもちろん、新しい性癖を開拓してみたい人にもおすすめします。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 1:14:31

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

教え子にち○ぽ手玉にとられちゃいました

サークル「アトリエマゾ」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、明るくてSっ気たっぷりな女子生徒が
様々なエッチを通じて先生を自分の奴隷へと作り変えていきます。

ニーソの匂いを嗅がせる、電車内でオナニーさせるといった変態的なプレイ
最中に投げかけられる多彩で容赦の無い言葉責めなど
Mな人たちが興奮し、射精できる要素をふんだんに盛り込んだエッチが繰り広げられています。
変態教師へのエッチなお仕置き
教え子が先生を調教し自分の言いなりにするお話。

「(写真を撮りながら)うふふっ あーあ みーちゃったー」
教え子は明るくて無邪気な声の女の子。
主人公が教室で女子の体操着を漁っているのを発見すると
口止め料としてこの場でオナニーするよう命令します。

本作品は自分の教師にあたる彼の弱みを握った彼女が
5パート110分に渡る変態的なプレイを行い、最後は奴隷にする様子が描かれています。
女性が男性を徹底的に責めて堕とすドM向けの内容です。

アトリエマゾさんは音声作品を初めて出されるサークルさんなのですが
過去にサークルF・A・Sさんの「後輩のいいなり~事務的に搾られてマゾ奴隷に堕ちるまで~」において
中の人がシナリオを担当されたことがあります。
他には音声作品のイラストを数多く手がけている方としても有名です。

今作もMな方にエッチを存分に楽しんでもらえるようにと
心への責めを中心としたニッチ&ハードなプレイがいくつも登場します。
最終パートを除くと肉体面への責めは比較的マイルドなのですが
シチュの設定や彼女の言葉責めが秀逸でM心を上手にくすぐってくれます。
プレイも一般的なM向け作品ではあまりお目にかかれないものが多く純粋に面白いです。

「かるーく短小チンポいじるだけで 簡単に言うこときいてくれる 便利な変態お漏らし奴隷」
ご主人様を務める教え子の存在も忘れてはいけません。
彼を立派なマゾ奴隷に作り変えるために、そして自分の目的を果たすために
どのパートもこちらを徹底的に見下しながら指示や責めを繰り出してきます。

彼女の声が終始明るく言葉使いも丁寧なので
ドM向け作品にしては意外と穏やかな雰囲気が漂っています。
ですが彼女の態度や行動は明らかに彼をモノ扱いしており
年下の女性に屈服させられる快感を存分に味わわせてくれます。
ドMをターゲットにした個性的なエッチ
エッチシーンは5パート79分ほど。
プレイはオナニー、記念撮影、ニーソの匂いを嗅がせる、ニーソコキ、貞操帯装着、玉揉み、手コキ、アナル責め、踏みつけ、ペニバンでのアナルSEXです。
ニーソコキ、足コキ、オナニー、手コキ、アナル責め、アナルSEXの際に効果音が鳴ります。

「さっさとおちんちん しごきなさい」
「5分間オナニーして耐えられたら開放する」という追加の条件を受けて
主人公は渋々ながらもオナニーを開始し、教え子はその様子を嬉しそうに眺めます。

エッチはどのパートも彼女にとことん責められる形で進みます。
最初の「強制オナニー編」パートは彼女の前でオナニーするシンプルなプレイ。
この段階ではまだ上下関係が確立されてないこともあり
彼女は痴態を観察しながら彼を貶めるセリフをたっぷり投げかけます。

「やぁん何これ 超小さい こんな皮かむりの短小のくせに 今までよくもあんな風にふんぞり返って 偉そうにできたわね」
「こんな風に 先っぽの皮だけ持って 限界まで引っ張るの」

彼の子供サイズのおちんちんを見て「短小」「包茎」「童貞」とストレートに貶したかと思えば
余りに余った皮をおもちゃして遊んだりと
彼女は彼の肉体的・精神的な弱点を執拗に刺激し、傷口を広げるように責め続けます。

自分が気にしている部分を追及されたら心に響くのは人間なら誰でも当たり前のことです。
そこを的確に突いてくるところが本作品の責めが優れている要因だと思います。
この先のパートでもシチュに合わせた心を抉るセリフやプレイが数多く登場します。

「これがほしかったんですよね? 一日中履きっぱなしで 私の足の匂いが染み付いた とってもエッチな匂いがするニーソ」
ドM向けのエッチでは定番の変態プレイも魅力です。
このパートでは後半に足フェチな彼の心を見透かしたように
彼女が自分のニーソックスを顔に押し付け、匂いを嗅がせるプレイが登場します。

既に十分な弱みを握っているにも関わらず
彼女はプレイの最中適度に彼の願望を叶えたり希望を与えてあげます。
飴と鞭を上手に使い分けて自然と主導権を握ろうとするわけです。
ベースのオナニーにいくつかのイレギュラーな要素を加えて面白いプレイを作り上げています。

「心への責め」という点で最もハードなのが3番目の「逆痴漢編」パート。
2番目のパート終盤で貞操帯をつけられた5日後
学校に向かう電車の中で彼の後ろにいた彼女が
周りにばれないようタマタマを揉んでから貞操帯を外してその場でオナニーする指示を出します。

「皆さーん この変態教師 こんなところでチンポ露出させて オナニーしてますよー」
「オスとしてのシンボルを こうやって女の子に弄ばれて 指先ひとつでコントロールされる それがあんたたちオスの 本当の幸せなのよ」

以前とは違いすぐ近くに大勢の他人がいる状況、しかも彼は下半身裸の状態。
その状況を活かして彼女はしきりに誰かに見られるスリルを煽り
さらには後半に差しかかると自らおちんちんを掴んで乱暴にしごき
自分の一番大事な部分や射精のタイミングを女の子に支配される屈辱感を味わわせます。

最中に鳴る効果音もオナニーはややざらついた音を控えめに、手コキは力強くと別のものを用意し
シチュを意識してそのどちらも小刻みに動かしてます。
そして何より過酷なのが最後のシーン。
期待を存分に高めてから地獄に叩き落す容赦のない責めが登場します。
ある意味当たり前なのですが、5日間射精をお預けされている彼にとっては極めてハードと言えます。

一方肉体へのハードな責めが楽しめるのは4番目の「アナル責め編」パート。
貞操帯をつけてから10日後、まだまだ我慢を続ける彼の心を突き崩そうと
彼女がトイレで指を使ってアナルを激しく責め上げます。

「あんたにはこのまま 射精の気持ちよさの代わりに 前立腺を弄ばれて 連続絶頂する快楽にハマってもらうわ」
彼女は男性にとって射精がどれだけ魅力的かを十分に知り尽くしているからこそ
彼が屈するまで絶対にそれをさせず、代わりに他の部分を責めて快楽を与えます。
ゴム手袋越しにアナルを責める効果音もかなりハード。
同人音声では珍しい連続ドライオーガズムをさせるところも面白いです。

このように、後になるほどM度や変態性が増す個性的なエッチが繰り広げられています。
ドMだからこそ聴ける作品
全編に渡ってマニアックなプレイが楽しめる完全M向けの作品です。

学校で偶然先生の弱みを握った女子生徒が
エッチをしながら彼の心と体を徐々に縛りつけ
最後には自分の言葉に喜んで従う従順な奴隷へと作り変えてしまいます。
最終目的の奴隷化に向けてパートごとに大まかな目標を設定し
エッチな責めを加えながら彼がそうなるように上手に誘導しています。

プレイ自体が変態的なのでそれだけでも十分楽しめるのですが
この巧みな心へのアプローチが性的興奮や女性に屈服する喜びを大いに盛り上げてくれます。
個人的にはこちらの要素のほうに強く惹かれました。
特に男性にしか味わえない「射精」を餌に彼の心を上手くコントロールしています。
「射精したいから従ってしまう」そんな作品です。

「あんたみたいな調教済みの 変態マゾ教師は 轢かれた蛙みたいに 地面にはいつくばって 包茎チンポから だらだらカウパー垂れ流しにしていればいいのよ」
最中に投げかけられる言葉責めも全体的にレベルが高いです。
「変態」「包茎」などのストレートなものから調教具合を考慮したものまで多種多様です。
個人的には言葉責めをする時の口調がもう少し冷たくてもいいと思うのですが
彼女の年齢を考えてわざと柔らげたのかもしれません。

エッチはプレイ一覧を見ていただければわかるように女性に見下されるものばかりです。
オナニーシーンがいくつかありますが、オナサポ作品のように具体的ないじり方は指示してきません。
射精回数が絞られてるので抜くのは結構簡単です。

絶頂回数は射精4回、ドライ2回。
淫語とくちゅ音それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

Mな人のためだけに作られたぶっ飛んだ作品です。
言葉責めが好きな人、女性に見下されるのが好きな人におすすめします。

CV:藍沢夏癒さん
総時間 1:49:14

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
110分で900円とコスパがいいので+1してあります。

さいみん13000~深海に潜むもの~

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、特殊な潜水艇による海底散歩をテーマに
深い深い海の底に潜りながら催眠状態に入った後
そこに潜伏していた異星人に捕まり快楽漬けにされる感覚を楽しみます。

サークルさんの持ち味として既に定着しているリアルなBGMと環境音
海底に潜っていく様子やそこに住む生物たちを利用した暗示を駆使し
聴いているだけで自然と主人公自身になりきれる雰囲気を作り上げています。
潜水艇に乗って未知の世界へ
新型海底探査船「さいみん13000」に乗り深い海の底に行くお話。

「新型海底探査船 さいみん13000へようこそ」
ナビゲーターはややトーンの低い落ち着いた声の女性。
一人乗りの潜水艇「さいみん13000」に搭乗した主人公に挨拶すると
これから行う深海への旅に関するいくつかの説明をします。

この船は深い海の底でリラックスするネイチャーアトラクションに使われており
タイトルにもなっている水深13000mまで潜ることができます。
現実世界にあるマリアナ海溝よりもさらに深い場所へと潜る感覚を
催眠の技術を使って聴き手にも味わってもらう、というのが本作品のコンセプトです。

F・A・Sさんの催眠音声といえば前々作「4ジゲントリップ催眠」に代表される
音や音楽を使った催眠とエッチが大きな魅力です。
今作でも海に潜るシーンでは水の弾ける音と幻想的なBGMが流れ
エッチに入ると「ブォンブォン」という軽い振動音を鳴らすなど
今まで培ってきた持ち味を活かして物語を進めています。

4ジゲントリップ催眠に比べると音の要素は多少弱まっていますが
ほぼ全編に渡ってリアルな音に包まれ続けるおかげで
聴いてる最中はリアルを離れ、別の世界にいるような気分が味わいやすいです。

催眠は2パート35分間。
最初のパートは本編開始前の準備として
立ったまま足を肩幅に開き、両腕をブラブラと前後に動かします。
サークルさんによるとこれはスワイショウという気孔の準備運動だそうです。

先ほど説明した水の音がバックで流れる中、およそ10分間運動をしていると
筋肉が適度にほぐれて催眠に入りやすくなります。
セリフも一切ないですし、無心になって腕を好きに動かしてみるのがいいでしょう。

その後はさいみん13000に関する説明を軽く行い
運動の休憩がてら体をパーツごとに脱力し、リラックス気分をさらに膨らませます。

「両足のつま先から力が抜ける つま先から力が抜ける 抜けていく」
内容は「力が抜ける」を小まめにいうオーソドックスな分割弛緩なのですが
事前に運動をしているおかげで脱力感が実感しやすいです。
本作品の大きな特徴のひとつがこの暗示の入念さ。
ひとつの感覚を手を変え品を変えながら上手に暗示の形で入れ、少しずつ確実に伝えてくれます。

「重い とても重い 重くなる」みたいにキーワードを重ねるのではなく
海底の様子やそこに住む生物が持つイメージから感覚を操作するシーンが多いです。
催眠っぽさが適度にぼかしてあるため暗示を受け入れやすく
聴いているといつの間にか意識がぼんやりしているとか、体が妙に重くなる感覚が味わえます。
海に潜る物語に催眠の技術や暗示を上手に紛れ込ませています。

諸々の準備が整ったところでいよいよ海底へと潜り始めます。
水深をカウント形式で刻みながら、ちょくちょく止まって外の様子を彼女が教えてくれます。
ここからは水の音に加えてBGMやソナー音も流れ始めます。

「ふさふさしたそれは 水の流れに揺られ ゆらゆらと 左右に揺れている 気持ちよさそうに漂っている姿は まるで綿毛のよう」
「沈むたびに 心がさらに深いリラックス状態に落ちていく 柔らかい海の底へ どんどん沈んでいく」

クリスマスツリーのような不思議な物体、虹色の鱗を持った魚、光り輝くクラゲなど
普通の海とは少し違う特殊な生物がいくつも登場します。
そしてそれらのすべてにリラックスや深化を促す暗示が込められています。

20分近くをかけてゆっくり潜っていくので
催眠に入った時の不思議な感覚が後になるほど少しずつ強くなっていくのを感じるでしょう。
海に潜るイメージ自体が催眠に適しているのもあります。
まるで海底に漂っているかのようなとても心地よい感覚です。

十分にリラックスしてから海底に潜るイメージで深化させる比較的シンプルな催眠です。
海の深い底に行く気分を味わってもらうことを目的に
軽い運動や脱力で心身の力を自然に解きほぐし
それからわかりやすいイメージに暗示を織り交ぜて催眠の感覚を徐々に強めていきます。

常にバックで流れる水の音やBGMだけでもかなりの癒しを感じます。
海に潜り、珍しい生物たちと触れ合うイメージもいいリフレッシュになります。
途中でそのまま寝てしまう人もそれなりにいるのではないでしょうか。
自然が人間にもたらすプラスの効果を催眠を使って上手に伝えています。

まとめると、癒されるし催眠にもばっちり入れる質の高い催眠です。
左右から声に犯される快感
エッチシーンは29分ほど。
プレイは言葉による絶頂、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフ、ドライ両方の絶頂形式が登場します。

「私たちの言葉は ちゃんと伝わりますか?」
海底11000mを越えたあたりで謎の光に包まれた主人公は
地球侵略を計画している異星人たちの施設へと移され
そこで彼女たちにエッチな実験を受けます。

エッチは最初にチューブを使って脳やアナルに特殊な媚薬を流し込み
その後ドライで1回、セルフで1回絶頂します。
彼女たちは侵略者といっても野蛮な性格は持っておらず
快楽を使って人間たちをコントロールすることを目論んでいます。
おかげで最中はグロいと感じる表現は特になく純粋にエッチを楽しめます。

左「ジンジンとした気持ちよさが おちんちんに広がってくる」
右「気持ちいい感覚に身を任せていると 快感もじわじわ大きくなってくる」

ちなみに侵略者は2人いて左右から交互に、あるいは同時に語りかけてきます。
催眠音声ではお馴染みの双子形式にとても近いスタイルです。
声の違いはほとんどありません。

最初のドライは声と言葉でイかせる催眠音声らしいプレイ。
媚薬を注入した後感度が高まる暗示を入れたり
とある単語をキーワードに設定し、それを適度に投げかけて性的興奮を誘います。

淫語と呼べるものが「おちんちん」くらいしか登場しないため純粋なエロさは控えめです。
それにも関わらず彼女たちの声を聴いていると自然と股間が熱くなり、おちんちんがピクついてきます。
聴き手がそう感じられるように時間をかけて暗示を入念に入れてくれるからです。
術者が2人いるから声の途切れる時間も短く、まさに声に犯される感覚が味わえます。

左「我慢させられて 行き場をなくした快感が おちんちんの中で渦を巻く」
さらに面白いのが絶頂する直前のシーン。
片方がカウント、もう片方が気持ちを高める暗示を入れながら
わざと数回直前で止めてイキたい欲求を執拗に煽ります。


簡単に言えばドライでの寸止めです。
なかなか難しいプレイなのですが、事前の感度上昇が入念だったり
2人の役割を小まめに切り替えたりしているおかげで脳や股間のムズムズが一気に強くなります。
直後のフィニッシュも追い込み暗示やキーワードを力強く叩きつけるイキやすいリードをしています。
かなりやりやすいドライだと思います。

続くセルフは事前に腕の脱力を解除し
彼女たちの許可が出るまで自分の好きなペースでしごくスタイル。
先ほどと同じく感度が高まる暗示を入れる一方で
痴態を見られている恥ずかしさを意識させたり、屈辱的セリフを言わせて別方向からエッチな気分を盛り上げます。
正統派のエッチに近いややMのプレイですね。

右「ほらイけっ! おちんちんが甘くとろける 溶けていく 気持ちよーく溶ける!」
左「全身の毛穴から快感が溢れ出す 体全体で射精しているような気持ち」

プレイ時間が約10分とドライに比べてやや短くなっているものの
これまで何度も何度も繰り返し感度を上げてきたおかげで時間内の射精は十分に可能です。
女性に見られたい、見せつけたい願望を持っている人ほど興奮できるでしょう。
ドライと違いカウントを使わずセリフをトリガーにしている点だけご注意ください。

このように、暗示を使って心と体を盛り上げるエッチが繰り広げられています。
癒しとエロのバランスがいい作品
物語の世界にどっぷり浸かって気持ちよくなれる作品です。

海に潜る様子に数多くの暗示を織り交ぜて徐々にトランスを深める催眠
その状態を維持しつつ侵略者たちに言葉でイかされるエッチ
いずれも作品のテーマに催眠をきっちりアレンジして行っています。

世界観がしっかりしているから主人公になりきりやすく、集中して音声を楽しめます。
バックで流れ続ける環境音やBGMも耳と心に心地よく
常にリラックスした状態で音声を聴くことができます。
催眠にとって重要な「集中」と「リラックス」を自然な形で提供しています。

「ストロボのように 断続的に七色の光を発する姿は ふわふわと浮かぶシャボン玉のように思える」
「強まったり 弱まったりするその光に 意識が さらにトロトロとかき混ぜられていく」

個人的に最も印象的だったのが導入・深化パートにおける暗示の数々です。
最中に出てくるありとあらゆる情景や生物にスポットを当て
そのすべてを催眠にとって効果的に表現しています。

海底に沈むイメージで深化させている点を見れば古典催眠がベースなのですが
細かな暗示の表現は現代催眠っぽさを感じます。
2種類の催眠を今まで以上に高いレベルで融合させている点も大きな魅力です。

エッチは暗示をかなり厚くして少しずつ確実に絶頂へと追い込んでいます。
双子にしたのもその成功率を上げたかったからでしょう。
時間の長さやプレイの内容を考えると最初のドライの方が優れていると思います。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

ストーリー性を持った万人向けの作品です。
癒されたい人、ドライオーガズムに興味のある人には特におすすめします。

CV:野上菜月さん
総時間 1:15:02

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

2022年7月21日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/88631379.html

サークル「F・A・S」さんの無料の催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、ジョジョの奇妙な冒険第6部に登場する「エンリコ・プッチ(プッチ神父)」が
催眠を使って幸福になるためのお手伝いをしてくれます。

元ネタがあることを踏まえてそれを強く意識した演出が数多く盛り込まれており
彼はお馴染みのセリフを言って緊張を解きほぐしたり
スタンド能力を交えた暗示で聴き手に勇気や希望を与えようとします。

ちなみに私は第6部に関する知識をネットで調べた程度しか持っていません。
原作を知る方にとっては見当違いな事を言っている箇所があるかもしれないことをご了承ください。
天国に行くための条件とは?
プッチ神父の催眠で幸福になるお話。

「君は 人と動物の違いとはわかるかい?」
プッチ神父はややトーンの低い落ち着いた声の女性。
人と動物の違いは「天国に行きたいと願うことができる」ことだと主人公に説くと
天国に行くために何をすればいいのかを教えてあげます。

本作品は催眠音声では非常に珍しい二次創作物にあたり
原作に忠実なキャラや言い回しをしながら彼が心にプラスに働く催眠をかけてくれます。
彼が言うところの天国とは死後の世界のことではなく
精神的に充実している、つまり幸福であることを指すそうです。

そして彼は天国に行くための大切な要素として
「信頼できる友」「リラックス」「14の言葉」の3つを挙げています。
最後の14の言葉は原作を知らない人にはピンと来ないでしょうが
前の2つは催眠においてもとても重要な要素です。

ネタ色が強いからといって別段催眠がいい加減なわけではありません。
むしろ好きだからこそ上手に活用しながら催眠を進めています。


「人に対し何かをしてあげるということは全て「見返り」を期待しての行為だ 人に親切にするのは自分も親切にしてもらうためであり 無償の愛というものは存在しない 無償の愛とは天国へ行くための「見返り」だからだ」
原作にあった名台詞が頻繁に登場するのもポイント。
それらを知っている人ほど彼の言葉に集中できるでしょうね。
彼はもちろん、友人であるDIOのものも若干ですがありました。

催眠はほぼ全編にあたる38分間。
事前に軽く深呼吸をしてからまずは彼が数える素数と言葉に耳を傾けます。

「さぁ 心を落ち着けよう… 『素数』を数えて落ち着くのだ… 『素数』は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字…君に勇気を与えてくれるだろう」
「数字が大きくなっていくたびに 少しずつ心が落ち着いてくる 心が落ち着くと 両肩から力が抜けて 腕が重くなっていくのを感じるかもしれないな」

ここでは右から素数を、左からリラックスや脱力の暗示を同時に入れてくるのが面白いですね。
聴き手の意識を素数に向けることで暗示に対する抵抗力を削いでいます。
左右から別々のことを言われるおかげでちょっぴり頭がくらくらするかもしれません。
原作の要素を活かしつつ催眠に誘導できるようきちんと組み立てられています。

中央「思考がぐるぐると螺旋のように回り 落ちていく 一本道の思考の表面をずーっと辿っていく」
右「螺旋階段 カブト虫 廃墟の町 イチジクのタルト カブト虫 ドロローサへの道 カブト虫 特異点 ジョット 天使 紫陽花 カブト虫 特異点 秘密の皇帝」

素数を数えながら適度に催眠に入った後に登場する深化もとってもユニーク。
右から、あるいは左から先ほど言った14の言葉を投げかけながら
中央では意識がぼやけ、頭の中がどろどろになる暗示を入れていきます。

聴いた限りだと14の言葉自体にそこまでの意味は持たせておらず
中央からの暗示を入れやすくするためのギミックとして使用しているように思えます。
私の場合は意識のぼやけよりも手足の重さを強く感じました。
メイド・イン・ヘブン 時は加速する
無事催眠に入った後はいよいよ目的である幸福を掴みにいきます。
ここでは彼のスタンド「メイド・イン・ヘブン」に則って
「時を加速させ、未来の自分に会いに行く」という非常に変わったイメージが用いられています。
(メイド・イン・ヘブンのスタンド能力は「時を加速させる」こと)

「時はどんどん加速していき 時計の針がぐるぐる回りだす 重力が体を引き戻そうとし 後ろに引っ張られるような感覚がする」
時が急速に進むという非現実的な感覚を
彼は超高速の乗り物に乗って移動しているような感覚として伝えてくれます。
催眠に入ったときに感じる浮遊感や落下感に近いものですね。
同時にカウントを数えることで時が進んでいる気分にもさせてくれます。

「未来の自分と混ざり合うと 今の姿から一変して 誰から見ても できると思われるような凄みを感じる姿へと変わっている」
そして最後は未来の自分にパワーを分け与えてもらうイメージを交えながら心身をリフレッシュします。
実際のところ、過去をくよくよするより未来に向けて頑張るほうがずっと建設的です。
だからこそ彼は未来の自分を今よりも良い形で表現し
「そうなるに違いない」という勇気と活力を与えようとします。
普段よりも声のトーンを上げ、晴れやかに語りかけてくれているのも印象的でした。

このように、プッチ神父のキャラを最大限にリスペクトした催眠が繰り広げられています。
良い意味でぶっ飛んでいる作品
二次創作らしい個性的なネタの数々と催眠の技術を融合させている異色作です。

「数年後の君はこうなると理解する そうなるために「覚悟」して行動する それこそが「幸福」なんだ」
プッチ神父は天国に行くためには幸福になる必要がある
幸福になるには未来に対して覚悟して行動するのが良い、といった感じに
主人公にもわかるように説明しながら順を追う形でそこに導いていきます。
そして覚悟するための具体的な手段として、彼のスタンドを交えた催眠を施しています。

聴く前はどういう内容なのか不安と期待が半分ずつでしたが
ネタを取り入れながら催眠技術をあまり違和感を感じない形で使用しています。
特に素数を数える、14の言葉を口ずさむシーンで
混乱技法を主軸に据えたのは良いアイデアだと思います。

「ほんのちょっぴりとでも 何かを難しいと思ったら 心の中で 「簡単簡単 どうってことない」 と唱えてみるといい」
仕上げの未来の自分と会うシーンについても、具体的なビジョンを敢えて提示せず
聴き手が自分の中で好きにイメージできる環境を整えるだけに留めています。
神父だから「神に祈りましょう」と言うのかと思いきや
結構現実的なアドバイスをしてくれているのが意外であり面白くもあります。

催眠はベースが古典催眠、細かな言い回しに現代催眠のテクニックが見られます。
良くも悪くも原作を強く意識した内容になっていることだけご注意ください。

変わった形で心身をリフレッシュしてくれる作品です。
特に原作が好きな方は是非一度お試しください。

CV:ftnrさん
総時間 43:55

催眠作品を紹介しながら自分でも作るブログ
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/1041555662.html

4ジゲントリップ催眠

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、とある秘密のクラブハウスで出会った女の子と
お話をしたり体を愛撫しながら幸せな気分にどっぷりと浸かります。

声と音楽のコンビネーションによって誘導する独特な催眠が繰り広げられており
シーンやプレイに応じてBGMを小まめに変化させながら
巧みな暗示を使って好きな女性と一緒に過ごしている感覚を呼び起こしてくれます。
癒しの音楽に包まれながら
お姉さんの催眠でクラブハウスに行き、そこにいた女の子と愛を育むお話。

「あなたは 催眠術をどんなものだと思っていますか?」
お姉さんは明るく穏やかな声の女性。
主人公に催眠に関するいくつかの小話をすると
癒し系の音楽をバックに流しながら催眠の世界へと導き始めます。

本作品は催眠音声としては珍しく音楽に力を入れており
音声開始直後にはヒーリングCDに入っているような癒し系の音楽が
催眠がある程度深まるとダンスクラブで流れるビートの効いた音楽が流れ始めます。
この手の作品を安定して製作されているのは現在のところF・A・Sさんのみです。

ほぼ全編で何らかの音楽が流れ続けるほどに音楽が重要な要素となってますから
テクノなどが好きな人ほど作品の世界に浸りやすく感じるでしょう。
逆にあまり聴かない人は1回目ですべてを味わおうとは考えずに
まずはこれらに慣れることから取り組んでみたほうが楽しみやすいと思います。
あらゆる部分が一般的な催眠音声とは随分違っています。

もう一つの特徴はリラックスにもかなり力を入れていること。
本編の開始前には立った状態で約10分間両手をブラブラさせる運動を行い
横になってからも軽く体を動かして全身の筋肉を自然にほぐします。
(前者は必須ではありませんがやったほうがずっと入りやすいです。4分間の短縮版もあります。)
内容が特殊だからこそ、より多くの人が楽しめるような配慮が随所にされています。

催眠はおよそ25分間。
まずは彼女の声に合わせて全身の力を入れたり抜いたりしながら深呼吸をします。

「5 息を吸う 固まると 全身が緊張する 6 息を吐く 全身が弛緩する」
「15 吸って 自分が起きていることを思い出す 16 吐いて 体から力が抜けて 眠くなってくる」

奇数の時は息を吸いながら力を入れる、偶数は吐きながら力を抜く動作を
彼女がわかりやすい表現で1回1回丁寧にリードしてくれます。

事前の準備運動をしっかり行った場合、この時点で腕に力が入りにくくなっているかもしれません。
同時に入る軽めの暗示やバックで流れ続ける音楽もリラックスを助けています。
声と音楽のコンビネーションの威力が早速発揮されているシーンと言えます。

「うふふっ こんばんは 君が来るのを ずっと待ってたよ?」
カウントを使って適度に催眠を深めた後
いよいよメインの舞台となるクラブハウスに移動し
お姉さんよりも若干若さを感じる声の女の子と出会います。
ここからはお姉さんに代わって彼女がメインの語り手を務めます。

彼女の具体的な容姿は描写されておらず自由にイメージしていいそうです。
そして状況に合わせて音楽もテクノ系のものへ徐々に変わっていきます。

「私ね 音楽を聴くのに没頭している時 体がまるで 自然に動いちゃうような 不思議な感覚がするんだよ」
「低音のビートをずっと聞いていると まるで 全身に痺れるような快感を流されてるみたいでさ」

彼女と出会って最初にするのはおしゃべり。
クラブハウスの雰囲気により浸れるようにと音楽に意識を向けさせながら
音楽を聴きリズムに乗る心地よさを自分の体験として語ります。

先ほどまでとは雰囲気がガラリと変わっていることや彼女の話しぶりから
なんだか催眠から遠ざかっているように思えるかもしれません。
ですがこれは現代催眠における「喚起」という技術が盛り込まれており
催眠者の感覚をやや遠まわしな表現で聴き手に伝えようとしている意図が見られます。

実際のところ音楽が結構ノリのいいものですし
こういうものに抵抗が無い人なら自然に心躍るものを感じるのではないでしょうか。
彼女の話す内容に応じて曲調や楽器が微妙に変化する細かな演出も光っています。

音楽と古典・現代両方の催眠技術を上手に融合させた非常に珍しい催眠です。
クラブハウスに行き、そこで理想の女性と一緒にいる気分に浸ってもらうことを目的に
まずは軽い運動や漸進的弛緩法を使って十分過ぎるほどにリラックスさせ
軽く深化をしてからクラブハウスのイメージを女の子の言葉として伝えていきます。

音声だけの催眠の場合、特にクラブハウスの雰囲気はなかなか掴みにくいものなのですが
本作品ではバックに本格的な音楽を流すことで現実逃避感を膨らませてくれます。
女の子のセリフも催眠っぽさを適度にぼかしていたりと
二つの要素の長所を活かし、弱点を補いながら上手に催眠を進めています。

まとめると、声と音楽をバランスよく配合している面白い催眠です。
大好きな人とひとつになる快感
エッチシーンは20分ほど。
プレイは上半身の相互愛撫、音による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ほら もうちょっとくっついて? もっと近くに来て? …好き」
催眠の技術を使って主人公と十分に感覚を共有できたところで
女の子はよりストレートに自分の気持ちを伝える愛の言葉を何度も投げかけます。

エッチは催眠音声らしく直接的なプレイはほどほどに控え
声(暗示)と音楽(音)を使って徐々に気持ちを高め
最終的には幸福感を爆発させる形で絶頂を促します。

プレイは抱き合ってお互いを軽く愛撫するごくごくソフトなものなのですが
「彼女に愛されている」という精神面への心地よい刺激が心を高ぶらせてくれます。

「好きっていうことは 気持ちいいこと 自分を好きになることは 心地よくて気持ちいいよね?」
プレイの序盤はあまあまな言葉責め。
彼女は「好き」「大好き」を意識的に多くセリフに織り交ぜながら語りかけてきます。
好きな異性にそんなことを言われて嫌な気がする男はまずいないでしょう。
今までに比べて重低音の少ないしっとりとした曲調も雰囲気を盛り上げてくれます。

「声や音に集中すると 快感がどんどん増してくる まるで 魂に直接 ピリピリとした刺激を送られているような感覚」
「ビートがリズムを刻むたびに 快感の波が全身を駆け巡る」

もうひとつの柱である音楽を活用した暗示ももちろん登場します。
音楽自体が心に響くツールのようなものですし
彼女の言葉と併せて聞いているとなぜか妙に股間が熱くなるかもしれません。

私の場合は中盤あたりでしっかり勃起しているほどでした。
ストレートなエロ要素が無いハンデを雰囲気がしっかりと補っています。

「君の体の奥から湧き出る快感が おちんちんを刺激していく」
「快感と幸せが 全身を駆け巡る! 軽い絶頂でも これからその気持ちよさが 更に倍に倍に膨らんでいく」

そして終盤は抱き合ったままお互いの心をひとつにする形で絶頂を迎えます。
カウントとドラム音に合わせて連続で9回絶頂するハードなフィニッシュですから
ドライ慣れしている人ほどより大きな快感が得られるでしょう。
ここでも音をトリガーにしてタイミングよく絶頂を促してくれます。

連続絶頂タイムが約3分間とかなり長く、最中は股間を中心にきりきりと筋肉が引き締まり
それに合わせて痺れるような快感が走り続けていました。
射精による刹那的な快楽とは明らかに違う、幸せな感覚を伴った快感です。

このように、女性に愛される幸せを強く実感させてくれるエッチが繰り広げられています。
心身が同時に満たされる作品
声と音楽で癒しの気分とドライオーガズムの両方を味わわせてくれる優れた音モノです。

お姉さんと女の子は常にバックでシーンにふさわしい音楽を流しながら
様々な方向性を持つ暗示を使って少しずつ聴き手を作品の世界へと導きます。
サークルさんが相当に苦労されたというだけあって音楽のレベルは極めて高く
言葉では伝わりにくいその場の雰囲気を見事に表現しています。
同じく音楽を流していた過去2作と比べても細部の作りが明らかにパワーアップしています。

そして音楽ありきな作りでありながら、暗示の存在感も十分に出ているところが面白いです。
彼女たちは音楽に決して甘えず催眠・エッチいずれもほとんどのシーンで言葉をかけ
それらの効果により催眠を深めたりエッチな幸福感を高めようとします。

音楽があったほうが楽しめるのは間違いないのですが
それが無かったとしても催眠に入れそうなほど技術の使い方や暗示の質が高いです。
催眠音声としての大事な部分をしっかりと維持しつつ
オリジナリティを加えているからこそ、音でイく快感が得られたのだと思います。
声と音楽のバランスが高い領域で保たれています。

催眠は現代催眠寄りだった前作「怪しい団体のマインドセッション催眠」とは違い
古典から現代へと繋ぐハイブリッド形式が採られています。
特に前半で得られるリラックス感は相当なものでした。
後半も催眠っぽさをぼかしながら誘導する上手な使い方がされています。

エッチは音催眠を強く意識したものです。
絶頂の回数と時間が多いおかげでドライの感覚は得やすいのですが
音楽が結構重低音を多く鳴らすタイプであること、声に対するボリュームがやや大きいことから
人によっては催眠状態を維持するのが難しく感じるかもしれません。
クラブハウスの音楽にどれくらい馴染めるかで快感の大きさが随分変わると思います。
淫語と喘ぎ声ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

独特な世界観とプレイが味わえる非常に個性的な作品です。
音楽の好みにより若干人を選ぶ部分があるかな?と判断し、少し点数を引きました。
この手の音楽が好きな人なら間違いなく点数以上の満足度が得られます。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 共通パート…54:55 リラックス運動(オリジナル版)…13:07 リラックス運動(短縮版)…7:07


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

2021年5月6日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/85750834.html

怪しい団体のマインドセッション催眠

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、とある怪しい団体に潜入取材を試みたライターが
その構成員たちの催眠によって操られてしまう様子を彼の立場になって楽しみます。

前作「サキュバスのエナジードレイン催眠」で好評だったアンビエントテクノに加えて
胡散臭さを匂わせるストーリー、数字に関する印象操作とそれを活用したエッチなど
催眠音声としての個性やクオリティがパワーアップしています。
怪しさ満載の団体を取材するつもりが…
フリーライターが謎の団体員の催眠とエッチによって破滅するお話。

「それではまず 催眠に入りやすくなる 簡単なリラックス運動をしましょう」
案内役のお姉さん(たぶん挿し絵左)はお淑やかで穏やかな声の女性。
音声を聴く際の注意や身の周りの環境などを確認した後
立った状態でちょっとした運動をするよう呼びかけます。

本編を始める前に本作品ではおよそ10分間の準備運動を行います。
内容は肩幅で立ち、左右の手を前後にブラブラさせるだけと至って簡単。
これによって肩や首の筋肉をほぐし、催眠により入りやすくするための環境を整えます。

また最中はバックで「ぶくぶく ぱしゃぱしゃ」と水が湧き上がって弾ける効果音が鳴り続けます。
他にも本編ではヒーリングCDにあるような癒しを感じる音楽がシーンに応じて変化しながら流れるなど
音や音楽を交えながら催眠を進めていく珍しい展開がとられています。
運動・音楽共に誰にでも通用するリフレッシュの手段ですし、かなりの癒し効果が見込める作品と言えます。

本編はフリーライターがたまたま新聞で見かけた広告に興味を持ち
自分の素性や目的を告げず電話で見学を申し込んだところから始まります。
一般的な催眠音声のようにいきなり催眠誘導をするのではなく
キャラやシチュといった背景部分を説明しながら進めるボイスドラマ性も持ち合わせています。

「数字があなたを幸せにする 奇跡の数字 6と0のスピリチュアルパワー 神聖惑星団体」
今回彼が取材を試みるのはこの団体。
数ある数字の中でこの2つを異常なほどに崇拝しているようです。
団体名やキャッチコピーを見た瞬間、妙な胡散臭さを感じた人もいるのではないでしょうか。
これから行う催眠は聴き手の疑念を解き、数字の力をわからせる方向で進められています。

催眠はおよそ28分30秒間。
ライターの最寄り駅で待ち合わせ、彼女の車に乗り込んだ後
例の音楽を聴きながらまずはカウントに合わせて全身の力を入れる/抜くを繰り返したり
窓の外に映る景色をイメージしながら体をパーツごとに脱力していきます。

「リラックスしてきたでしょう? 全身の筋肉がほぐれて 体が少し軽くなったような気がするかもしれません」
事前に長めの準備運動をしてきただけあって、この時点でもう体にうまく力が入らないかもしれません。
最中の彼女の暗示もややぼかした柔らかい表現で統一されており
音楽の効果も手伝ってリラックス状態にあるのが実感しやすいです。

「体に伝わってくる車の揺れや 音がとても心地いい そして 実際に体が揺れるのが気持ちいい」
続く脱力では現在の状況を利用し、車の揺れを感じさせながら行うところが印象的でした。
外の景色を実況する際も「うとうと」「ぼんやり」「ぼーっと」「眠い」などリラックスを促す単語を数多く散りばめており
言葉とイメージの両方から効果的に聴き手の力を奪っていきます。
私の場合は特に左足に強烈な重さを感じました。

そして準備が整ったところで最初の深化シーンへと突入します。
ここでは団体が崇めている数字の一つ「0」を持ち出し
その素晴らしさや力をわかりやすく説明しながらカウントを数える変わった手法が楽しめます。

「0という数字には 何かと掛け合わせるとき すべてを飲み込み 真っ白な空白にする力があるのです」
「ほら 全身からふっと疲れが消える 意識がストンと落ちる 一気に落ちる 落ちる 落ちていく」

催眠音声においてカウントを数える形で深化するケースは非常に多いのですが
「数字が減るにつれて催眠が深まる」と暗示を入れるそれらに対し
本作品は0という数字そのものにイメージを持たせ、その効果によって深化を促しています。

暗示を受け入れやすい精神状態が整っていれば
0を聴いた瞬間、体の中心に電流が走ったような感覚がするかもしれません。
作品のテーマにふさわしい特定の数字をトリガーにした催眠が繰り広げられています。

その後は団体の本拠地へと到着し、軽く催眠を解除してからとある部屋へと移動すると
より上位の構成員と思しき別のお姉さん(挿し絵右)が登場し
彼女がもう一つの数字「6」に関する説明をしながら催眠状態を更に深めていきます。

「あなたは今まで考えたこともないでしょうが 私たちの世界は 6という数字に支配されているのです」
「あなたは 6という数字を感じるたびに 浮遊感も感じることができるようになりました」
DNAや宇宙の構成など具体例を挙げながら6の重要性を語る彼女の言葉は自信に満ち溢れており
ただの数字にしか思えなかった6に対して、ちょっぴり違った印象を抱くようになるかもしれません。
案内役のお姉さんもそれを助けるように6をトリガーに反応を促す暗示を入れてきます。

2人が同時に、あるいは交互に語りかけてくる双子システムも耳に心地よく
頭の中がより一層ぼやける不思議な感覚が広がっていくのを感じるでしょう。

団体の活動拠点へと移動する風景を描きながら0と6の印象操作をしていく個性的な催眠です。
事前の準備運動に長めの時間を割いていることやBGMのおかげでリラックスがとてもしやすく
その後に登場する脱力や深化の暗示を受け入れやすい環境ができています。
肝心の数字も歴史や物質の構造といった事実を先に説明してから進めているため
「なるほど」と納得できるぶん、イメージを掴みやすくなっています。

中でも終盤に登場する「6をどうやって特別な数字に思い込ませるか」が一番の聴きどころです。
0は元々特別な数字ですし、催眠音声では決め手に使われることが多いのでなんとなくわかるのですが
6というある意味中途半端な数字の素晴らしさを尤もらしく語る姿が面白く
催眠がある程度の深さまで入っていれば、この後のエッチでその効果を思う存分実感できます。
結構挑戦的なんだけど印象操作の進め方が非常に上手です。

「右側には オープンカフェで新聞を読みながら うとうとしている人もいます 日も昇ってきて 温かいから眠くなるのも仕方ないですよね」
個人的に印象的だったのが序盤に登場する暗示の表現方法です。
上のセリフは窓の外に映る人々を実況するシーンで登場するものなのですが
他人の描写をする形で聴き手自身にもその感覚を伝えようとしています。

いわゆる現代催眠に登場するテクニックで過去の作品にはあまり見られなかったアプローチです。
以前の良い部分はきちんと押さえ、なおかつ新しい要素を取り入れていく。
サークルさんの製作に対する意欲や向上心の強さが垣間見えます。

まとめますと、王道的な部分をしっかり押さえつつ個性も持たせているレベルの高い催眠です。
暗示の質・ボリューム・表現方法・使い方もしっかりしてますし
催眠特有の脳がとろけるような心地よさを多くの人が感じるでしょう。
数字に心を揺さぶられる心地よさ
エッチシーンは23分ほど。
プレイはカウントに合わせての連続絶頂、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「6の存在を感じるたび あなたの体に快感が流れ込んでいき 蓄積されていくのです」
「あなたの体には 逃げ場のない快感が溜まっていきます そして最後には無の数字で あなたに蓄積した快感を 一気に開放してあげます」
言葉と音楽を駆使してライターを深い催眠状態へと誘導した2人は
その効果を確かめるためにカウントを使って彼を何度も絶頂へと追い込みます。

エッチは案内役のお姉さんが左、もう一人のお姉さんが右に陣取り
左右から別々に語りかけながら彼の心身を操作します。
前半の連続絶頂シーンは数字だけでイキ狂わせる珍しいプレイ。
100カウントを左右で数え上げる/数え下ろすと逆の形で刻んだり
6の倍数をカウントしながら徐々に感度を高め、ある程度溜まったところで0を数えて発散させます。

「送り出された快感は 60秒ごとに回り溶かしていく」
「頭の中にできた快感は ぐるぐると渦を巻き 強くなっていくでしょう?」
最中に繰り出される暗示も双子システムを利用しながら
6カウントごとに入れていくテーマを強く意識した内容です。
これだけ6を前面に押し出されると特別な数字に思わざるを得ません。
6を聴くたびに体がビクンと反応するようになるかもしれませんね。

その後の6の倍数を数えるシーンでは
6と0を上手に使い分けながらおよそ5分間に渡って断続的に絶頂を促してくれます。
これが催眠パートで2つの数字にイメージを持たせた一番の理由です。
絶頂タイミングが不意を突く感じに不規則に設定されていますから
暗示が効いていれば突然体が熱くなったり快感がこみ上げる不思議な感覚が味わえるでしょう。
エッチな要素を若干の淫語だけに留めた催眠音声らしいプレイです。

後半のオナニーは彼女たちに寄り添われながらおちんちんをしごくノーマルなスタイル。
…なのですが、射精した場合のペナルティが設定されているおかげで
射精したい願望とそれを我慢しようとする理性の狭間で葛藤しながら気持ちよくなることができます。

「あなたは自分から堕ちていくの 我慢なんてできず 自分から私たちのモノになっていく」
「気持ちいいことをやめたくない 破壊的な気持ちよさ イっちゃったら破滅しちゃう でもイキたい」
やってはいけないことを犯すのは背徳的だからこそ刺激的です。
その心理を掻きたてるように、そして見られていることを意識させるように
2人は今まで以上に声を近づけながら悪魔の囁きを繰り返します。

怪しい団体に探りを入れるつもりが、いつの間にか屈服させられている。
そんな展開を催眠の技術を使って違和感なく主観的に楽しめるよう演出されています。

このように、タイプのまったく違った2種類の心を堕とすプレイが繰り広げられています。
聴き進めるほど引き込まれていく作品
変わったテーマ、BGMを織り交ぜた催眠誘導、数字を使ったエッチなど数々の魅力を兼ね備えている作品です。

団体関係者の2人は自分たちに興味を持ったライターを確実に取り込むために
その真意を最後まで隠しながら様々な技術を使って徐々に抵抗力を削いでいきます。
聴き始めた段階では胡散臭さしか感じなかった彼女たちに対し
最後のほうになると「声を聞いているのが幸せ」とかいい印象を抱くようになるかもしれません。
声質やキャラに悪意が微塵も感じられないからこそ、その誘惑を断ち切るのは至難の業です。
聴き手が自らそう望むよう心を誘導しているのだから尚更です。

BGMについても同じ曲をだらだらと流し続けるのではなく
シーンに応じて微妙に曲調を変えてきたり、後半に入るとバイノーラルビートらしき振動音まで加わります。
声だけの作品に比べて雑音が聞こえにくいから作品の世界に没頭しやすく
リラックス、集中力という催眠にとって非常に重要な要素の両方をカバーしています。
聴き終えた後はスッキリとした気分を感じるのではないでしょうか。

そしてエッチはどちらも暗示で心を操作するものなのですが
前半は催眠パートで育ててきた数字に対する印象で
後半はそれをまったく使わず性的快感の誘惑と戦わせる形でプレイを進めています。
ドライ慣れしている人は前半、そうでない人は後半の方が楽しみやすいと思います。

私個人は前半の方が催眠音声ならではって感じがして好きですね。
数字というエッチとはほとんど関係ない要素でイカされる快感は格別です。
序盤のリラックスなども踏まえると、サークルさんができるだけ多くの人が楽しめるように
催眠やエッチを組み立てているように思えます。
変態的なプレイも特に登場しませんし、幅広い属性の方が楽しめるところも魅力です。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

一風変わったテーマに挑戦していながら安定したクオリティも持っている総合力の高い作品です。
他のサークルさんには無い個性を数多く持っていますから
作品の内容に少しでも興味を持った方は是非ともお試しください。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 1:14:24

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

2020年5月7日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/82862135.html

サキュバスのエナジードレイン催眠

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

同サークルさんでは4作目の催眠音声となるこちらの作品は
穏やかなボクっ娘サキュバスが独特の方法で精力を搾り取ってくれます。

アンビエントテクノという特殊な音楽や効果音をバックで流しながら
声の位置を移動させたり、2重3重に暗示を入れてくるなど
声と音を上手に組み合わせながら催眠とエッチを行っているのが特徴です。
声だけで行う催眠に比べて作品への没入感が得やすく
その結果癒しの感覚や声で快感を操られる気分が味わいやすくなっています。



効果音や音楽を駆使した個性的な催眠
いやらし系ドSサキュバスに精気を吸いとられるお話。

「やぁ こんばんは ボクは 淫魔の国に住む サキュバスって種族なんだよ」
いやらし系ドSサキュバスは穏やかな口調、中性的な声のお姉さん。
男たちにエッチな夢を見せて精気をいただくのが大好きな彼女は
主人公を自分の世界へ連れて行き極上の快楽を与えてあげます。

本作品はサークルさんが以前発売された同人音声作品
「サキュバスの言葉責めマインドコントロール」の外伝的な位置づけになっており
そちらで登場した彼女が催眠を使って主人公を淫魔の世界へ連れて行き
そこで効果音や音楽を使って犯す独特なプレイを繰り広げます。
(内容的に独立してますからあちらを無理に聴いておく必要はありません。)

そんなわけで本作品では催眠誘導の段階から多彩な音と音楽が流れます。
サークルさんによるとアンビエントテクノはリラクゼーションを誘発する曲らしく
催眠にとって重要となる集中力を磨くのにも効果を発揮するそうです。
実際聴いてみた感じでもかなり癒しを感じるタイプの音楽でした。
作品の世界観にどっぷり浸かりながら催眠を深めていけるわけです。

催眠はおよそ45分30秒と長時間。
まずは部屋を明るくしたままで肩幅くらいに足を広げて立ち
およそ10分間両腕をだらんとさせたまま前後にぶらぶらさせます。
催眠を始める前の準備運動みたいなものと思ってください。

「これから 頭を落ち着ける音を流してあげるから そのまま ぶらーんぶらーんと 前後に手を動かしたままでいてね」
最中は彼女が一切話しかけてこない代わりに
「ぶくぶく ぱしゃぱしゃ」と水の弾けるような音が鳴り続けます。
F・A・Sさんは他の作品でもそうなのですが効果音のクオリティが非常に高く
そのリアルでクリアな音がなんとなく爽やかな気分にさせてくれます。
運動によっても肩や腕が適度に温まって心地よさを感じるでしょう。

部屋を暗くして横になった後に始まる本格的な催眠の一番最初は深呼吸。
2回を1セットに何度も行いながら、その都度入る彼女の声に耳を傾けます。
ちなみにここでは「プップップップッ」とリズミカルな電子音が鳴り響きます。

「瞼が 重さを感じるようになる とても重くて 閉じたくなってくる」
「目を開けているのがめんどくさい すぐ閉じてしまいたい 閉じたら すっごく楽になるよ」

彼女はこちらが深呼吸を終えた直後に
表現を少し変えながら何度も何度も瞼が重くなる暗示を入れてきます。
先ほどの運動で適度に疲れていることもあって
後になるほど妙に瞼が重くなったり眠くなってくるでしょう。

「体の感覚が いつもと少し違う気がするかな? それがトランス状態というものだよ」
深呼吸の後にも何度も目を開閉させながら暗示を入れるシーンがあり
目を開けている時と閉じている時とはまるで違う感覚がするはずです。
具体的には閉じている方がずっと落ち着いたり心地よく感じるようになります。
彼女は聴き手に感覚の変化を実感させながら丁寧に催眠を進めてくれます。

そしていよいよサキュバスの待つ淫魔の世界へと旅立ちます。
ここからは作品のキーとなるアンビエントテクノが流れ始め
2つの部屋を経て現実世界から夢の世界へと移動する様子を演出します。

「ベッドの周りの音が どんどん消えていく」
「真っ暗な闇に吸い込まれて落ちていく」

最初に訪れるのは真っ白い空間とテーブルに黒いヘッドホンが置いてある部屋。
ここでは現実世界の音を失い、代わりに淫魔の世界のそれを得るのですが
その際彼女は左右からまったく別の暗示を同時に入れて催眠をさらに深めようとします。

人間の脳は複数の事へ同時に意識を向けるのを苦手としているため
どちらに耳を傾けても平衡感覚が崩れるような軽い混乱を味わうことになります。
頭の中がぐるぐるし、一気に重くなる不思議な感覚です。

本作品は複数同時に暗示を入れるテクニックが他でも何度か使われており
催眠を深める、エッチで絶頂するといった重要なシーンでの成功を助けています。
アンビエントテクノと並ぶ大きな特徴と言えるでしょう。

白い部屋を抜けた次にあるのは紫の部屋。
壁一面に鏡、中央に人が乗れる台座が置かれたその場所で
この先のエッチに必要な気持ちよくなれる体を手に入れます。

「服が(紫色に)染まると 同時に右腕が どんどん痺れてくる」
声を左右に振り分けながら手足に痺れを感じさせたり
復唱させたり、浮遊感を感じさせたりと
サキュバスは様々な手を使ってさらに深い催眠へと導きながら感度を高めます。
ここまで彼女の声に従い様々なことを行ってきたことや音楽の効果もあって
まるで別の世界にいるかのような心地よい感覚が湧きあがってきました。

作品のテーマとなっている効果音や音楽を上手に使いながら
シーンごとに目的を定めてそれに適した暗示を何度も入れてくる安定感のある催眠です。
催眠の構成自体は古典系の技術を組み合わせている比較的シンプルなものなのですが
バックで流れる諸々の音のおかげで癒しの効果が遥かにパワーアップし
さらに作品としての個性も生まれています。

時間が結構長いので聴いてると途中で寝落ちする人が続出するでしょう。
私もレビューを書く必要が無ければそうしたくなるほど心が落ち着きました。
声と音のコンビネーションが素晴らしい癒しの効果を発揮しています。

そしてさらに素晴らしいのが、どのシーンでも丁寧かつ入念な暗示を入れていることです。
こういう作品の場合どうしても音に頼りたくなるものなのですが
サキュバスは瞼が重くなる、頭が真っ白になる、声に従うほど気持ちよくなるなど
聴き手が段階的に催眠を深められるようきちんと声を使って誘導しています。

真新しい要素を入れつつ、催眠にとって何が重要かを見失っていないのが見事です。
初心者を意識したアプローチもされていますし、不慣れな方でも普通に楽しめるでしょう。



声と音の両方にイカされる快感
エッチシーンは22分30秒ほど。
プレイは疑似手コキ、SEX(騎乗位?)です。

いずれのプレイでも比較的リアルな効果音が流れます。
セルフはありません。

「徹底的に抵抗力を削いで ボクのおもちゃにしてあげるよ 楽しみだね」
催眠によって主人公を自分の声と音の虜にしたサキュバスは
精気を奪うために音の魔法を使って彼のおちんちんを責め始めます。

エッチは疑似手コキで1回、SEXで1回の絶頂シーンを用意し
それぞれで効果音や音楽を絡めながら段階的に感度を高めていきます。
淫語などの直接的な表現をかなり控えているおかげで
音や暗示に絶頂させられる不思議な体験がしやすくなっています。

「ほらほら 音が聞こえてきたね ボクのぬちゃぬちゃの手が どんどん下に向かっていくよ」
1回戦は声の魔法で手の形を作り、それでおちんちんをしごく疑似手コキ。
幻想的な音楽や木の扉を開閉するのに近い効果音とは別に
手コキを感じさせる粘液質の水音が鳴り始めます。

疑似手コキと言ったように彼女が直接いじっている表現はほぼありません。
ですが諸々の音やプレイの様子を聴いていると一気に股間が熱く硬くなります。
音を使ってエッチなイメージ力を膨らませてくれるプレイ、とでも言えばいいのでしょうか。

「水の中に 石を落したように 周りへ 周りへ 波紋のように 気持ちよさが広がっていく」
もちろん催眠音声のエッチに必要不可欠な感覚操作の暗示も数多く登場します。
ここでは中央の声に加えて左右から囁き声で別に暗示を入れる面白い演出がされており
バイノーラル録音の効果もあって彼女が耳元にいるように感じられます。
このバイノーラル環境+囁き声による暗示の効果は絶大です。

「音で おちんちん操られてイキなさいよ 変態」
サキュバスの豹変っぷりも大きなポイント。
彼女はこちらが一切抵抗できなくなったのを知っているからか
持ち前のSっ気を発揮するかのような嗜虐的なセリフを適度に投げかけてきます。
暗示+言葉責めの2方向から興奮を高めるアプローチですね。

特に終盤登場する度重なる寸止めはなかなかにハード。
最後に訪れるドライの瞬間に湧きあがる快感を上手に煽り立ててくれます。
最中は股間を中心に筋肉が引き締まってやや苦しくなるのですが
フィニッシュ時は弾けるような爽やかな快感が全身を駆け巡りました。

対する2回戦は純粋なサキュバスとのSEXを楽しみます。
こちらは1回戦で流れていた音楽がなくなり効果音が中心になりますから
一般的な催眠音声で行われるエッチにやや近くなっています。

「キミはどうしようもなく愚かで 惨めで 恥ずかしい変態だね」
口調は優しいけど容赦の無い言葉責め、エッチな効果音、そして暗示。
3つの要素を組み合わせながら彼女は聴き手を確実に絶頂へと追い込みます。
女性にやや厳しく責め立てられるのが好きな人ほど興奮できるでしょう。
最後の絶頂シーンも先ほどとは違い連続絶頂スタイルになっています。

このように、声と音を使って絶頂させる個性的なエッチが繰り広げられます。



現実逃避しながら気持ちよくなれる作品
キーとなっている効果音や音楽と暗示の絶妙なコンビネーションが光る作品です。

幻想的な音楽だったり環境音だったりとシーンごとに内容を切り替えながら
聴き手が終始安心し、集中できる空間を音によって作り上げています。
催眠状態は平たく言うとリラックス+集中ですから
これらを音によってサポートすることは大きなプラスとなります。

音声を聴き始めた当初は声に対して音楽のボリュームが大きく感じたのですが
これもサークルさんが淫魔の世界に行く感覚を引き出したかったからなのでしょう。
リアルのノイズが耳に入りにくく催眠とエッチが取り組みやすく感じます。
他にも色々ありますが、演出面に相当なこだわりをもって作られています。

それでいて催眠音声の主役といえる暗示にもきちんと力を入れています。
作品の性質上音を大事にしているのは間違いありませんが
それら無しでもある程度の深さまで入れるだろうと思えるほどに暗示が濃厚です。
今回は要所でマルチボイスの演出もあり一気に落ちる感覚も味わえます。
主役は声、効果音や音楽はその引き立て役の位置取りをしっかりと守っています。

「すごい景色を見て 我を忘れちゃったり 可愛い子をぼーっと見てた なんてことはあったかな?」
個人的には準備運動の直後に少しだけある小話も非常に印象的でした。
トランス状態は特別な感覚ではなく日常生活に根付いていることを教えてくれます。
こういう内容の作品になるとどうしても玄人向けに思われがちなのですが
少なくともサークルさんは初心者に対する配慮を忘れていません。
成長しつつも初心を忘れないその心構えも実に素晴らしいです。

エッチはバックで音を流しつつ暗示で気持ちを高めるスタイルです。
「マリアの悦楽音叉催眠~ダッチワイフにしてあげる」にあるような
特定の効果音をトリガーに絶頂を促す演出があれば尚良かったように思えます。
暗示がしっかりしてるので絶頂自体は無理なくこなせます。
どちらかというと疑似手コキの方がイキやすいかなと。
くちゅ音それなり、淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

幻想的な世界に浸りながら癒され、気持ちよくなれる作品です。
作品のタイトルや内容からくるイメージ以上に強力な癒しの効果が得られますから
珍しい作品に触れたい人だけでなくそれ目的で聴くのも大いにお薦めします。

おまけはBGM3曲です。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 本編…1:16:12 おまけ…19:57


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

2020年9月14日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/83905866.html

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