同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ:催眠音声(トランス/暗示ボイス) > 8点.

   ● domination(前編)
   ● 淫らな蜜の黒魔術
   ● リリムの悪戯~贄少女~
   ● ヒーリング☆添い寝催眠-夢精誘いボイス-
   ● アラクネのくすぐり地獄催眠
   ● 催眠音声-自然体彼女
   ● Lethe
   ● ヒプノヘルツ
   ● レズえっち3_another~勇者→少女化催眠~
   ● 4ジゲントリップ催眠


domination

※2022年11月1日追記
本作品は2022年10月29日に販売を終了しました。


サークル「ftnr×kuroko.ぷろじぇくと」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、声質の違うちょっぴり意地悪な2人のお姉さんが
左右に寄り添い交互に、あるいは同時に語りかけながらエッチな催眠を施します。

彼女たちの声や言葉に支配(domination)される快感をテーマにした独特なサービスが行われており
サークルさんの持ち味である双子形式はもちろん、誰にでも親しめるアプローチを使って確実に催眠を深め
エッチでも性的快感を餌にした焦らし系の責めで従う喜びを教えてくれます。

また2日間に分けて聴く作りになっているため
本レビューも前編、後編の2回に分けてお送りします。

音声を聴く前に以下のアイテムをご用意ください(必須)。
粘着力の弱い絆創膏 4枚(2枚ずつ使用)
油性マジック 1本(2日目のみ使用)
日を跨いで施される支配の催眠
2人のお姉さんに支配され気持ちよくなるお話。

「催眠オナニーを始める前に、あなたは催眠オナニーをしたことがありますか?」
左のお姉さんはややトーンの低い落ち着いた声の女性。
「こんな風に、左右から話しかけられる物だったり」
右のお姉さんは素朴で穏やかな声の女性。
自己紹介など前置きにあたる部分はすべて省略し
早速主人公に催眠オナニーの経験があるかを訊ねます。

本作品は女性の声や言葉に支配されながら射精する快感を味わってもらうことを目的に
2人が2日間をかけて100分以上にもわたる重厚な催眠とエッチを提供します。
1日目が57分、2日目が45分と手頃な時間に収められており
忙しい人でも無理なく聴けることに加え、その状況を活かした独特なプレイも登場します。

左「何倍も     満足感を得られる、新しいオナニーの方法」
右「    何十倍も満足感を得られる           」
本作品、というよりはftnr×kuroko.ぷろじぇくとさんが持つ最大の特徴は双子形式。
上のセリフのようにひとつのセリフを2人で分け合い、コンビネーションを取りながら語りかけてきます。
そして重要なワード(この場合は「満足感を得られる」)を2人同時に言って聴き手に強く印象づけます。

表示形式の関係でセリフのスペースの位置がおかしくなってると思いますが
音声ではそれこそコンマ単位で2人の話すタイミングを緻密に計算しながらお話を進めます。
そして術者が2人いるおかげでセリフの途切れる時間がかなり短く
最中は声に包まれてるような感覚を抱きながら聴くことができます。
実際にどんな感じなのかは体験版を聴いていただくのが一番わかりやすいです。

1日目に行われるのは作品の要となる「支配される感覚」の仕込みと2日目への準備。
比較的短い時間を使って導入と深化を行い、その後焦らしを意識したプレイで服従心を養います。
最初から言ってしまうと1日目に絶頂シーンはありません。
催眠に浸る感覚を楽しんだり、彼女たちに感覚を操作される不思議な体験をすることがメインです。
イメージを上手に使ったシンプルかつ巧みな催眠
1日目の催眠は2パート15分30秒ほど。
前半の「催眠導入重感」パートは聴き手が選んだほうの腕(左右どちらでも可)に重さを感じるアプローチをします。

右「腕の付け根…      軽く押しつける」
左「      ぎゅって私が軽く押しつける」
右「肩が床に押し付けられる   更に私が力を加える」
左「           二の腕    力を加える」
ここでは2人が指を主人公の腕に押しつけるイメージを使って重さを伝えます。
直感的に状況が掴めるおかげで単に「腕が重い」と何度も言われるよりも重さを感じやすいです。
しかも今回2人は片方の腕しか脱力させません。
これによって彼女たちの暗示が自分に伝わってるかがとてもわかりやすくなっています。

私が聴いたときはまず二の腕あたりを押さえつけられてる感覚が生まれ
それが次第に指先のほうへと伝播していくように感じました。
当然のように反対側の腕にはそんな感覚はまったくしません。
重感自体が得やすいですし、割と多くの人が同様の体験をすると思います。

右「関節があるおかげで腕が曲がっている           」
左「         腕が曲がっている感覚になるかもしれない」
また2人は多くのシーンで「~かもしれない」と若干遠まわしな表現で言葉を投げかけます。
会話に近い口調で催眠を施してくれますから、催眠に堅苦しさを感じてる人でも聴きやすく感じるでしょう。
聴き手のことを第一に考えた丁寧かつ取り組みやすい催眠と言えます。

後半の「催眠誘導温感」はこちらも催眠音声ではお馴染みの熱を操作するシーン。
重くしてないほうの手を胸の上に置き、今度はお姉さんに手を添えられてる様子をイメージします。

右「手のひらが温かい            」
左「        そう、温かいのは当たり前」
右「実際に触れているのだから            」
左「            体温を感じるのは当たり前」
心臓の近くに手を置いてるのですから手の平にすぐさま温かさを感じます。
でもしばらくすると手の甲にも同様の熱を感じるようになります。
ここでも元々ある熱をそのまま伝播させる、やりやすさを重視したアプローチです。

そしてパート後半に入ると2人が言葉を使って一気に催眠を深めてくれます。
具体的な内容は聴いてのお楽しみとさせてください。
まるで全身を見えない力で押さえつけられてるような不思議な感覚が瞬間的に襲ってきます。

催眠における基本的な技法を作品独自のスタイルにアレンジした質の高い催眠です。
この時点ではテーマの支配にほとんど触れず
誰にでも通用しやすい2つの感覚をイメージと組み合わせて上手に伝えます。

体の一部だけ別の感覚を与える方針でそれぞれを進めてくれるため、そうでない部分との違いが自覚しやすく
催眠に不慣れな人でも催眠の世界に誘導されつつあるのがなんとなくわかります。
2人が冒頭のパートで「気持ちいいオナニーをするにはまず催眠にかかるのが大事」と言っていたように
1人でも多くの聴き手に催眠に入ってもらうことを目指して進めます。
心と体を縛る柔らかな鎖
1日目のエッチシーンは4パート37分間。
プレイは乳首オナニー、乳首の擦り合わせ(イメージ)、絆創膏装着です。

エッチな効果音はありません。
セルフは一応ありですが射精表現はありません。

右「まず乳首から始めます                  」
左「          乳首に指が触れる様に手を置いて下さい」
シンプルかつ手堅い催眠で主人公を心地いい世界に案内した2人は
彼がより気持ちよくなれるように腕の脱力を一旦解除し、乳首の上に手を置くよう指示します。

エッチは2人に言われた通りに手を動かします。
プレイ一覧を見ていただければわかるように、1日目は乳首だけを集中的に刺激します。
具体的にどういじるかの指示は出してこないので開発済みの人の方がやりやすいかもしれません。

一番最初の「カタレプシー」パートはストレートな乳首オナニー。
序盤に少しだけ自由にいじる時間が用意され、その後は2人が言葉でプレイを応援します。

左「今は、乳首を撫でまわしてる事で安心感を覚えてるのかもしれない」
エッチパートに入っても本作品の催眠はまだまだ続きます。
乳首オナニーの欲求を掻きたてたり安心感を与えてプレイに没頭できる環境を整えます。
そして直後にわざと意地悪をしてもどかしい思いを与えます。

左「私達の言う暗示を受け入れていれば気持ちよくなれる」
右「私達の言う暗示を受け入れればあなたは支配下に置かれる」
彼女たちの最終目標は彼に支配される快感を与えることです。
だからこそ暗示を使って乳首オナニーを制御し、自分から屈服するようやんわりと誘導します。
実際にどういう方法を使うかはカタレプシー(筋肉硬直)から予想してみてください。
支配の手始めということで慎重かつ大胆に進めてくれます。

一風変わったプレイが登場するのは次の「感覚移動」パート。
2人が暗示を使って乳首の快感を指先へと移し、その状態で乳首オナニーをさせます。
指を乳首に見立てて乳首同士を擦り合わせるわけです。

右「初めはくすぐったいかもしれない」
左「でも、その奥に確かな性感が広がっているって感じられる」
他の催眠音声でもまずお目にかかれないプレイなだけあって
2人も手順を踏んで少しずつそうなるよう導きます。
ですが私が聴いたときは指先がピリピリするくらいで、残念ながら乳首ほどの強い快感は得られませんでした。

私が乳首開発済みだからかもしれませんね…。
誘導や暗示に問題は見られませんし、未開発の人がやってみたらまた違う可能性があります。
人によって評価が分かれそうなプレイです。

本作品ならではのプレイは一番最後の「絆創膏」パート。
事前に用意した絆創膏を体のとある部分(2箇所)に貼ります。

右「絆創膏は、私達に支配されてる証            」
左「               絆創膏は、私達が繋いだ鎖」
本作品のエッチは2日間に渡って行われます。
そのため2人は1日目の状態をセーブする意味合いを込めて絆創膏を貼らせます。
普通の人には怪我をしてると思われるでしょう。
でも本人にとってこれは彼女たちに繋がれた鎖に他なりません。

作中では聴き手がそう感じられるようにきちんと暗示を入れてくれます。
絶頂させないことも含めて「女性に支配される感覚」を楽しませることを意識したプレイを行います。

後編へ続く…。
domination(後編)

CV:左…ftnrさん 右…kuroko.さん
総時間 1:49:31(Day 1…57:35 Day 2…45:34 NG集…6:22)


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
FANZAの体験版はこちら

淫らな蜜の黒魔術

サークル「暗中模索」さんの催眠音声作品(男女両用)。

今回紹介する作品は、黒魔術を研究している妖しい雰囲気のお姉さんが
主人公を実験台に催眠を交えたエッチな研究をします。

タイトルの黒魔術っぽさを持たせたちょっぴりスリリングな催眠とエッチが行われており
黒が持つイメージと瞬きを連動させて効果的に催眠を深めたり
体のある部位をいじりながら脳や股間をイかせる独特なアプローチが楽しめます。
黒魔術の快感をあなたに
お姉さんに黒魔術をテーマにしたエッチな催眠をかけられるお話。

「こんばんは 突然ですが 黒魔術って知ってますか?」
お姉さんは淡々とした口調で話すぼんやりした声の女性。
自己紹介などの前置きは省略し、早速テーマの黒魔術に関するお話をすると
胡散臭いと思ってる彼に少しだけ体験させてあげます。

本作品は黒魔術の要素を交えた催眠の気持ちよさを味わってもらうことを目的に
彼女がおよそ45分に渡ってそれぞれに独特なサービスを提供します。

黒魔術と言うと魔方陣を書いて悪魔を召喚する等の禍々しいイメージをするかもしれません。
ですが作中では専門用語と呼ぶほどの難しい単語は特に登場せず
最初に軽い契約をしてから黒魔術が持つ印象を用いた催眠を施します。
メインは催眠で黒魔術はそれに個性を与えるための素材に近い位置づけです。

「闇の淵は見えずに 見えぬ闇に気づかずに 自由を奪われた自由は 未開の楽園へと誘われる」
黒魔術っぽさを感じさせる最もわかりやすい部分は彼女のセリフ。
人によっては中二病っぽく感じるかっこいい言葉を割と頻繁に言ってきます。
特に催眠パートにおける暗示の言い回しが個性的で面白いです。
彼女のミステリアスなキャラや口調も相まって作品全体にひんやりした空気を感じます。

催眠はおよそ15分間。
事前に黒魔術のお話を軽くして興味を引いた後
仰向けに横になった状態で彼女の声を聞きながら好きなペースで呼吸します。
この時点では目を開けたまま音声を聴きます。

「ふかーく 気持ちよーく 落ちてしまう 暗くて気持ちのいい 闇の世界へ」
「ほら もっともっと広がっていく あなたの意識が黒に覆われていく」

彼女は目を開けてる時に見える世界を「光の世界」、閉じてる時のものを「闇の世界」と表現し
瞬きをすればするほど頭の中に闇が広がると言います。
そして聴き手が実際にそう感じるように、セリフの中にリラックスを促す暗示を数多く入れます。

「意識がどんどんまどろんでいく 頭の中の大事な部分が ずしりと重く 重くなる」
催眠パート全体でこちらに軽いスリルを感じさせながら誘導するところが面白いですね。
黒魔術からなんとなく感じられるヤバさを漂わせながら丁寧に催眠を深めます。
彼女が目や瞬きにスポットを当てて進めますから、後になるほど瞼が重くなるのを強く実感するでしょう。

お次は主人公をより深い闇の世界に招待しようと
瞼を閉じたり開けたりさせながら闇に取り込まれる気持ちよさを教えます。

「ゆっくりと瞼を閉じて 気持ちよさが押し込まれる 深い闇が頭を埋め尽くす すべてを飲み込んで 快楽を堪能して」
「闇が押し込まれて 落ちていく ぐーっと深く深く落ちて 黒に飲み込まれる」

しばらく目を開けたまま聴いてたので目の周りに多少の疲れを感じてると思います。
そして目を閉じた瞬間に安心感や心地よさがぶわっと広がるのを感じるでしょう。
彼女も目を閉じた時に眼前に広がる黒を使って「闇に落ちる」と深化の暗示を入れて後押しします。

暗示の入れ方が上手いのもあるのでしょうけど
私の場合は音声開始数分後には頭の中にもやもやした感覚が漂い始め
このシーンでそれが一気に強くなるのを感じました。
直後にも今までとは別のスタイルで更なる深化を促してくれます。

黒魔術の雰囲気を作り上げながら着実に進めるテーマ性の強い催眠です。
聴き手をお姉さんの声の言いなりにすることを目的に
軽いお話から入ってリラックス感や催眠に入るときの感覚を作品固有の表現に置き換え
その中に様々な暗示を織り交ぜて少しずつ確実に催眠状態を深めます。

サークルさんの過去作も含めて既存の作品とはセリフの表現が随分違うため
催眠音声を数多く聴いてる人でも新鮮な気分で楽しめます。
もちろん催眠のレベルもかなり高く、最終的には頭の中がドロドロになる感覚が味わえます。
「ちょっと恐さを感じるけど止められない気持ちよさ」といった感じです。

個人的には最後の最後に登場する命令調の暗示が非常に印象的でした。
彼女の言葉を聴いた瞬間、体全体がグッと軽く押さえつけられる感覚がしました。
この内容だとどちらかと言えば初心者よりも経験者の方が入りやすいと思います。
エッチな蜜で耳を集中攻撃
エッチシーンは22分ほど。
プレイは耳責め、声による絶頂です。

耳責めの際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「真っ暗な世界へようこそ」
催眠を使って主人公を闇の世界に招待したお姉さんは
声・指・特殊なオイルを組み合わせた責めでここでしか味わえない快感を与えます。

エッチは彼女に終始責められる形で進みます。
一番最初に行うのは耳の感度上昇。
耳に伝わる彼女の声の振動を波に例え、声を聴けば聴くほど気持ちよくなるよう導きます。

「耳全体で受け止めた快感が 小さな穴で圧縮されて 濃厚な塊が 一番敏感な奥に響く 鼓膜を震わせる そのまま脳を振るわせる」
エッチの最中彼女は彼の耳だけを徹底的に刺激します。
声はもちろん、指を使って物理的にいじるシーンも登場し
それぞれの音が生み出す振動を通じて性的快感を高めます。

乳首やおちんちんといった定番の性感帯を責めるシーンが一切無いので
催眠によって感覚を操作され、イかされる感覚が味わいやすくなってます。
同人音声でお馴染みの耳舐めは登場しません。

「サキュバスの蜜 という名前の薬がね あるんですよ」
「耳から快感が絶え間なく送り込まれて 頭の中が快楽漬けにされて迎える絶頂 ほら 上り詰めていく」

最も特徴的なプレイは中盤から登場するオイルを使った耳責め。
媚薬効果のある特別なものを手にまぶし、左右の耳を同時にグリグリします。
「ぐぷっ きちゅっ」という水分控えめな効果音が耳にもたらす適度な刺激が心地よく
同時に暗示も入れて耳や脳に気持ちいい感覚を与えます。

私が聴いた時はしばらくすると耳の奥のほうにムズムズする感覚がしました。
一部で彼女の声が前後に揺れる演出も登場し、音による物理的な責めも楽しめます。
実際にいじられる感覚を音だけで味わわせてくれるプレイです。

後半に差しかかるといよいよ絶頂に向けた本格的な責めが始まります。
今までより若干速いペースと力強い効果音を鳴らしながら
1回目は耳と脳で、2回目以降は股間でドライオーガズムできるようリードします。

「細い管から快感がほとばしる! 溜まった快感が吐き出される! ドクドクと終わらない射精感にイキ続ける!」
「ほらまた来ちゃう また来ちゃう 気持ちいいのが いいですよ ほらまたイっちゃう」

私の時は残念ながら耳イキはうまくいかなかったのですが
その後の股間でのドライはしばらくの間筋肉が自然と痙攣し
その度に射精に近い快感の痺れが走ってとても気持ちよかったです。

射精っぽい描写ですが精液ではなく快感だけがおちんちんから飛び出す暗示を入れてくれます。
およそ3分間連続絶頂スタイルでイかせてくれますので
ドライ慣れしてる人は長く楽しめるし、未経験の人でも多少はドライの感覚が掴めるかもしれません。
イかせ方が本当に上手だなって思います。

このように、耳に生まれた快感を起点に絶頂させる変わったエッチが繰り広げられています。
ちょっぴりスリリングな作品
催眠・エッチいずれも他にはないものを持っており、尚且つレベルも高い優れた作品です。

お姉さんは黒魔術に疑念を抱いてる主人公がそれを素直に受け入れられるように
そして自分の実験がうまくいくように一歩一歩手順を踏んで慎重に催眠を進めます。
「闇に落ちる」などちょっぴりヤバさを感じる描写があるものの
催眠の流れはとてもしっかりしていて聴き手が自分からそうなるように巧みに誘導します。

私は黒魔術についてほとんど知らないので人によっては違うのかもしれませんが
一般的な催眠音声に比べるとほんの少しのスリルを感じながら聴くことができました。
それでいてすんなり催眠に入れたのはやはり技術が優れており、言葉を選んで投げかけてたからだと思います。

こういうテーマは聴き手に不安や恐怖といった拒絶心を抱かせやすいですから
普通に進めていくと心に引っ掛かりが生まれ、催眠に入りにくくなることのほうが多いです。
その危険性を回避しながらテーマに合った誘導をしているところが素晴らしいです。
言葉の匙加減が絶妙な作品と言えます。

エッチについても催眠音声ではあまり見られない耳責めを積極的に取り入れ
それによって生まれる音の刺激と感覚操作の暗示を組み合わせてドライオーガズムに追い込みます。
催眠音声で効果音を使うのは集中しにくくなるからあまり良くないと言われてますが
本作品においては耳を指でいじる音が有効に機能しています。
私個人はドライイキしやすい作品と見ています。

絶頂シーンは2回+α(連続絶頂)。
くちゅ音それなり、淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

妖しい雰囲気に包まれながら気持ちよくなれる作品です。
珍しいスタイルの作品を聴きたい人、ドライオーガズムに興味のある人におすすめします。

CV:男性向け…みもりあいのさん 女性向け…想さん
総時間 男性向け…45:12 女性向け…47:46

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

2023年1月16日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/89770011.html

リリムの悪戯~贄少女~

サークル「KUKURI」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、無邪気な声とちょっぴり意地悪な性格を持つ悪魔の女の子が
偶然出会った男性に現実世界では味わえないハードな快楽を提供します。

媚薬と触手に満たされた壷に入り全身を犯される独特なエッチが特徴で
彼女は総時間の半分近くの時間を割いて入念に女体化催眠を施した後
温感操作と感度上昇の暗示を組み合わせて触手壷から得られる快感を少しずつ確実に伝えます。
禁断の果実を食べて女の子の姿に
お姉さんに女体化催眠をかけられ触手壷プレイを楽しむお話。

「今から 物語の世界に入るための 手続きをしていきます」
お姉さんは明るくて整った声の女性。
音声を聴く際の諸注意、環境、必要物の確認をすると
主人公を催眠状態へと導くための準備を始めます。

本作品は術者とナレーターを務める彼女にまずは催眠をかけてもらい
途中で出会ったリリムに連れられてとある神殿に行き触手壷プレイを味わいます。
KUKURIさんの作品は多くが催眠風ボイスドラマと呼ばれており
術者が第三者的な視点に立ち、最初から最後まで聴き手をきめ細かく誘導するのが特徴です。

今作では他の催眠音声でもほとんど見られない仮想的なプレイをすることを考慮し
サークルさんの他作品以上に催眠に力を入れた作りになっています。
リリムと直接エッチするシーンがなかったりストーリーがやや弱いところが少々気になるものの
催眠の世界にどっぷり浸かり、お姉さんの言葉で感覚が変化する不思議な体験が味わいやすいのも事実です。

ちなみに本作品ではエッチを聴く際に毛布や掛け布団を使うシーンがあります。
今の時期で毛布を体に巻くのはさすがに厳しいですし
タオルケットなど薄手のものを体に巻いて聴いた方がプレイに集中できると思います。
もちろん何もかけずに聴いても普通に楽しめます。
詳しくはこの後説明しますが、催眠の方向性から最中に体が熱くなる可能性が結構高いです。

催眠は2パート38分30秒ほど。
仰向けに横になり、まずは彼女に言われた通りに天井の一点を見つめます。

「くっついた瞼は重たく 開こうとしても 開くことができなくなります」
お姉さんの緩やかな口調やぼんやりした声も相まって、割と早い段階から瞼の重さを感じ始めます。
目を閉じた直後に彼女に開いてみるように言われますが
人によってはそこでうまく開けられないかもしれません。
こんな風に彼女は聴き手にも積極的に参加してもらう形で催眠を進めます。

深呼吸や現在の自分の状態を確認してリラックスと集中力を軽く高めた後
今度はおよそ6分間に渡って彼女の言うことを復唱します。
声に出すのが理想的ですが無理な場合は心の中で呟くだけでも大丈夫です。

「胸と両足から力が抜けていく それがとても心地いい」
「私に光が近づいてくる それはすべてを満たす それは優しく包んでくれる」

内容は腕、脚、胸の脱力や同じ部位に光が照らされるイメージ。
自分で復唱する=自己暗示の形になるので他人に言われる時よりも暗示を受け入れやすく
普段以上に体が重いとか、ぽかぽかする感覚がするでしょう。
聴き手がついてこれるように彼女もセリフを意識的に区切って語りかけてきます。

十分にリラックスできた後は場所を緑豊かな丘へと移し
そこにいるリリムが管理してるイチジクの果実を食べるイメージをします。

リリム「どうした? それが食べたいのか?」
お姉さん「右手をゆっくりと上げてください そうです ゆっくりと 上へ 上へとイチジクを掴むために伸ばしてください」
ここでは実際に右手を伸ばして果実を取ったり食べるシーンがあります。
ある程度の深さの催眠に入っていれば腕が勝手に持ち上がるかもしれません。
彼女たちの言葉を聴いてるうちに口の中に唾液が湧いてくる人もいるでしょう。
これから体験する触手壷プレイへの複線を引きつつ催眠の入り具合を確認してくれています。

「少しずつ 乳房が大きくなっていく 少しずつ ウエストが締まっていく」
「(膣やクリトリスに)触れられると とても気持ちよくなります」

最後に行う女体化はおよそ11分間。
先ほど食べた果実の効果でパーツごとに女性に生まれ変わります。
お姉さんが具体的な女性像を特に言ってきませんから好きなようにイメージしてみましょう。
エッチでより気持よくなれるように性感帯の感度を軽く上げてもくれます。

しっかり催眠を深めてから女体化に繋げる堅実かつ丁寧な催眠です。
リリムの管理する領域に行って女性の姿になることを目的に
固定凝視法、復唱形式での分割弛緩と温感操作、イメージによる深化具合の確認など
できるだけ多くの人が催眠に入れるように数多くの技術を組み込み、それぞれを的確に行使します。

聴き手に前向きに取り組んでもらうアプローチやお姉さんの眠気を誘う声と和やかな口調のおかげで
特に意識のぼやけや体の温かさを強く感じるでしょう。
手足の脱力にそれほど力を入れてないのは後で毛布をかけるシーンがあるからです。
細かな言葉使いにも気を配っていて終始いい気分で聴くことができます。
全身を熱と快感に包まれながら
エッチシーンは1パート39分30秒間(おまけも合わせると9パート64分30秒)。
プレイは触手壷に浸かる、全身への触手責めです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

リリム「さぁ いくぞ」
お姉さん「あなたの足が 壷の中に入っていく」
禁断の果実を食べて女の子になった主人公を神殿へと案内したリリムは
そこにあるひとつの壷の中に彼女をゆっくりと浸します。

エッチは果実を食べた罰として触手壷プレイを受けます。
ここでもメインの語り手はお姉さんで、リリムは途中にちょこちょこしゃべる程度の脇役です。
プレイ開始から最初の15分間は触手壷に入るシーン。
媚薬がたっぷり入った壷の中に下半身→上半身の順に少しずつ体を浸します。

「媚薬の中に浸されている両足 その両足がどんどん熱くなってくる」
「おまんこから媚薬が中に入っていく おまんこの粘膜が そして子宮が 媚薬によって犯されていく」

お風呂に入るのに似た至ってソフトなプレイなのですが
お姉さんが部分ごとに体の熱が高まる暗示や感度を上昇させる暗示を小まめに入れてくれるおかげで
実際に聴いてみると体全体がかーっと熱くなるのをとても強く感じます。
私の場合はお腹の周りや腕を中心に軽く汗ばむくらいに熱かったです。

この後も彼女は2つの感覚を段階的に強化して絶頂へと導きます。
触手に犯されてるイメージよりも催眠の技術でイかせる側面が強いエッチです。

触手が登場するのは中盤あたりから。
壷の中に潜んでいた大小様々な形の触手が全身にまとわりつき
性感帯はもちろん、手や足に至るまでをすべて包み込み刺激します。
ここからは事前に用意した毛布を体に巻いて聴きます。

「あなたの アナルに 触手の先端が触れる たったそれだけなのに アナルがかーっと熱くなる」
「すべてが快感に包まれている そして あなたの中で 自我が完全に崩れる」

中でもアナルとおまんこを両方同時に責めるシーンはとってもハード。
これまで育ててきたエッチな熱と快感をさらに強化し
触手に大事な部分を乱暴に犯されてるシチュによっても興奮を高めてくれます。

カウントに合わせて股間の筋肉が収縮したりエネルギーがこみ上げてくる快感が味わえました。
サークルさんの他作品に比べると絶頂回数が少なく、その代わり1回1回が濃厚です。
催眠慣れしてる人ならドライイキしやすいエッチだと思います。

このように、ある程度の臨場感を持った仮想的なプレイが繰り広げられています。
気持ちいい熱を感じられる作品
催眠に入りやすくエッチでも感覚の変化を感じ取りやすい作品です。

お姉さんは触手壺という現実世界ではまず体験できないプレイを主人公に味わわせようと
まずはそれらを一切絡めずに堅実な技術を用いて催眠を深め
それからあちらの世界の住人であるリリムに協力してもらう形でプレイを進めます。

壷に入って触手に犯されるだけではイメージしにくいだろうと考え
壷の中を媚薬で満たし、それに浸かる感覚を通じてドライしやすい環境を整え
その後に触手で性感帯だけでなく全身を同時に責める流れが秀逸です。
体の熱を段階的に高めるアプローチが取られているおかげで
後になるほど特定の部分、あるいは体全体が普段よりもずっと火照ってるのを感じます。

KUKURIさんは中の人の趣味なのか触手を扱った作品が多いサークルさんです。
そしてその多くが触手におまんこなどを犯されてる状況説明に力を入れ
ついでに感度を上昇させて絶頂に追い込むスタイルが採られています。
もしくは登場人物が現在置かれてる状況や心情を絡めてエッチを進めます。
それに対し本作品は状況説明はそこそこに暗示を繋げて重ねてイかせます。

やってることは同じなのだけど催眠が重厚なぶん気持ちよくなりやすいエッチと言えます。
これが最初のほうに「催眠に力を入れた作りになってます」と書いた理由です。
ドラマ性を最小限に抑えた正統派の催眠音声に近い作品です。

エッチは触手壷に入って犯されるシンプルなものです。
リリムの存在感が薄いのが気になりますが、このプレイだと絡めにくいのも確かです。
彼女とエッチしないことを理解して聴く分にはかなり楽しめます。

絶頂回数は2~3回。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

従来の作品とは違った切り口の女体化触手プレイが味わえる作品です。
おまけは追加のエッチパートです。

CV:東めぐみさん
総時間 1:56:47(本編…1:31:47 おまけ…25:00)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

ヒーリング☆添い寝催眠-夢精誘いボイス-

サークル「カジハラエム」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、日頃頑張ってる人々へのご褒美に
お姉さんが緩やかな催眠で眠らせてから気持ちいい夢を見せます。

聴き手の心身にできるだけ負担をかけない形で射精に導く癒し特化の作りが魅力で
バックで流れ続ける波の音や、彼女が語る海にまつわるイメージと暗示を聴いてると
体の力が抜ける、ぽかぽかして心地いいといった感覚が徐々に湧いてきます。
母なる海で極上の癒しを
お姉さんに催眠をかけられ、眠りながら射精するお話。

「お疲れ様 今日も一日、お疲れ様」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
仕事や学校などを頑張ってる主人公に励ましの言葉をかけると
安心して眠れる環境かを確認してから添い寝します。

本作品は聴き手を夢精させることを目的に
彼女が30分以上の時間をかけて眠くなる催眠をじっくり施し
その後性欲が高まり射精したくなる暗示を入れて絶頂へと導きます。
後半部分を眠った状態で聴くのが大きな特徴です。

夢精するためにはエッチが始まるまでに当然寝る必要があります。
そのために彼女は音声開始直後からバックで波の打ち寄せる音を流し
催眠の技法もリラックスをとことん重視したものを使用します。

「眠くなる」とかの暗示をひたすら入れるのではなく、眠れる雰囲気を作る方向で進めてくれますから
押し付けがましさを感じることなく楽な気持ちで聴くことができます。
夢精ももちろん特徴的なのですが純粋な癒しのパワーも相当に強いです。
実際に聴いてみるとかなり眠くなります。

催眠はおよそ33分間。
仰向けに横になった状態でまずは7分近く深呼吸をします。

「あなたの体に溜まった、一日の疲れ澱んだ空気が、押し出されていく」
「朝ちゃんと起きれたのも良いことだし、いつもの電車に乗り遅れずすんだ事だって良いこと」

他の催眠音声よりもずっと長い時間を取っているのに加えて
1~3セットごとに軽めの暗示を入れたり、下のセリフのように今日あった良い出来事を思い出させたりと
お姉さんは聴き手の心身が少しでも癒されるようゆっくり語りかけます。

波の音の影響もあるのでしょうけど、音声開始6分後には早速肩のあたりがぽかぽかしてくるのを感じました。
深呼吸の直後にカウントを数えて軽く深化させるシーンがあり
そこでも「深く」を意識的に盛り込んだ暗示で上手にリラックス感を強めてくれます。
テーマに沿ったシンプルかつ効果的な誘導と言えます。

お次は先ほどと同じく彼女のカウントや言葉を聞きながら全身の力が抜けていくのを感じます。

「力と一緒に、今日の疲れが、すべて、全部、抜けていく」
「このまま、寝れば、明日は元気に起きられる。このまま、寝れば、明日は爽やかに起きられる」

深呼吸と環境音のおかげで十分にリラックスできてるでしょうから
脱力というよりは脱力具合を確認する意味合いが強いです。
彼女も脱力させながら「寝てもいいよ」と遠まわしな表現で睡眠を後押しします。

古典催眠の技術に環境音を絡めた安眠特化の催眠です。
聴き手を十分にリラックスさせ眠りに導くことを目的に
深呼吸、カウント、イメージ、波の音を組み合わせてゆっくり進めます。

聴き手が頭を空っぽにしながら聴けるように敢えて簡素な作りにしているのが素晴らしいです。
暗示もシーンごとにキーワードを定めて表現を変えながら入れてますし
サークルさんがちゃんと目的を見据えて技術を選び、行使しているのがよくわかります。

ちなみにこれまで説明した部分は開始から13分ほどで終了し
残りの20分間は波の音だけが流れ続けます。
これも手抜きではなくあれこれ話しかけて眠りを妨げないための配慮です。
揺れるごとに高まる快感
エッチシーンは12分ほど。
プレイは声による絶頂(射精)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありませんが射精表現はあります。

「ここから先は男性だけのヒーリング。男性だけの、特別なヒーリング」
催眠を使って主人公を心地いい眠りの世界に案内したお姉さんは
彼がもっと気持ちよくなれるように言葉を使って射精感を盛り上げていきます。

エッチは前項で書いたように睡眠中に暗示を入れて射精させます。
最終到達点が夢精ですから絶頂形式はウェットになりますね。
汚れてもいいように股間にタオルを巻くとかコンドームを装着しておくのがいいでしょう。
ここからは波の音がなくなり彼女が囁き声で語りかけます。

「海水がとってもあったかい。夏の海のようにあったかい。ゆらゆらと、揺れて漂う海水があったかい」
「股間の奥に溜まっている澱が、揺れる。男性器の奥に溜まっている精が、揺れる」

プレイの流れは広い海に全身を浮かべている様子をイメージし
まずは海水の温かさや波に揺られる感覚を楽しみます。
そしてこれらの印象を利用した暗示を入れて徐々に性感を高めます。
温かさを火照りへ、揺られる心地よさをエッチな刺激に変換する感じです。

入眠からエッチ開始までの時間が20分程度と短い関係で
私の場合はエッチの最中に目が覚めてそのまま音声を聴く形になりました。
ただし、彼女の言葉に合わせて股間が熱くなったり盛り上がる感覚は十分にありました。
ですからもし寝た状態で聴けていれば夢精に近い感覚が得られたかもしれません。

夢精をテーマにした他の作品は入眠から90分後にエッチを開始するケースが多いので
(レム睡眠が始まるのがそれくらいの時間だから)
それと同じ作りだったらもっと良質なエッチが楽しめていたと思います。
ここだけが残念でなりません。

このように、自然が持つイメージから感覚を操作しイかせるエッチが繰り広げられています。
癒し効果の強い作品
聴いてるだけでリラックスや眠気が自然に湧いてくる作品です。

お姉さんは日々頑張ってる主人公がまっさらな状態で眠れるように
海に関する音やイメージを交えた催眠でしっかりリラックスさせます。
そして眠った後に追加の暗示をこっそり入れて射精をプレゼントします。

環境音を入れている催眠音声はそれなりに存在します。
それは自然に根ざした音は人間なら誰でも本能的に癒しを感じるからです。
本作品でも波の音を適度に流して眠りやすい環境を整えています。
環境音の効果を妨げないように催眠を施してくれる点も見事です。
何度も言ってるように癒しに関しては本当に素晴らしいものを持っています。

ちなみに本作品はそのまま寝る流れになるため解除音声がありません。
音声を聴いた後に出かける予定がある場合は、他の作品についてる解除音声を必ず聴いてください。
ことねさんの作品は多いですしその中から選ぶといいでしょう。
最中や直後に寝た場合は聴かなくても大丈夫です。

対する夢精については構造面に改善の余地が見られます。
ガチで夢精を目指す場合はエッチの前に70分くらい無音のファイルを組み込んで
寝始めてから90分後に始まるよう設定するのがいいでしょう。
実際に射精できるかはともかく、イかせるまでのアプローチ自体は結構効果的だと思います。

絶頂回数は1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

変わったスタイルの癒し系催眠音声です。
心身にストレスを感じている方、夢精に興味のある方におすすめします。

CV:紅月ことねさん
総時間 51:06(最中に波の音だけ流れる時間が20分ほどあります)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
51分で600円とコスパがいいので+1してあります。

アラクネのくすぐり地獄催眠

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、上品で悪戯好きな女子大生が
大学受験に来ていた男の子にエッチなサークル勧誘をします。

彼女が指や糸で体をくすぐってイかせる変わったエッチが行われており
主人公が受験をする様子に様々な暗示を交えてリラックスや集中力を高めた後
「こしょこしょ」「こりこり」などの擬音語に反応する体へと作り変え、たっぷりくすぐってくれます。
大学受験に挑む学生になりきりながら催眠の世界へ
女子大生の先輩にくすぐりエッチをされるお話。

「本校舎の中庭にそびえ立つ別館の4階、ミステリー研究部の部室の隣に、開かずの間と呼ばれる部屋があった」
主人公は上品で落ち着いた声の男性(声質は完全な女性)。
事前に10分程度の準備運動をさせた後
物語の舞台となる「開かずの間」について語り始めます。

本作品はとある大学に受験をしに来た彼が
ミステリー研究部に所属する先輩に開かずの間へと連れて行かれ
そこで拘束されながら敏感な部分をくすぐられる様子を彼の立場になって楽しみます。

音声作品におけるくすぐりは同人音声側でごく一部のサークルさんが作られてるものの
催眠音声では少なくとも私は今のところ他に聴いたことがありません。
エッチシーンで登場するプレイもほぼくすぐりのみという非常に珍しい作品です。
彼女もくすぐられる快感を一人でも多くの人に味わってもらおうと
催眠の技術を使って肌を敏感にしたり特定の言葉に反応するよう誘導します。

催眠はおよそ37分間。
最初の10分間は催眠に入りやすくするための準備運動として
肩幅で立ったまま腕を好きにブラブラさせます。
ちなみに5分間運動する短縮版もあり、どちらか片方を選択して聴きます。

本作品はエッチシーンで彼女が指や手を動かす指示を出すシーンがありますから
腕を十分にほぐしておいたほうがより楽しめます。
バックで流れる水の音も心を落ち着け、催眠に入りやすい精神状態にしてくれます。

本格的な催眠が始まるのはその後から。
最初は主人公が受験会場で精神集中している様子を聴きます。
ちなみにこのあたりから音声終了までシーンの雰囲気に合った癒し系BGMが流れます。

「僕は集中力のある人間だ だからこれと決めたひとつのことに とても集中することができる」
「集中すると問題が解ける 嬉しくて 安心感が出てくる 残っていた緊張も どんどん和らいでいき とてもリラックス状態で 試験をクリアしていく」

軽く深呼吸した後に彼が自分に言い聞かせている言葉を聴いてると
なんだか自分も心が研ぎ澄まされていくように感じるかもしれません。
また試験を受けるシーンでは肩の力が抜けたり頭がスッキリする人がいるでしょう。

本作品の催眠の前半は彼が自己暗示を入れるスタイルで誘導してくれます。
18禁音声を聴く人なら高校や大学受験は経験済みでしょうし
その頃の感覚が自然と蘇ってくるかもしれませんね。
バックで流れる幻想的な音楽も作品の世界に浸りやすくしてくれています。

次のシーンは受験を終えてホッとした彼が大学の中庭で寛ぐ様子を聴きます。

「のんびりと泳ぐ鯉を見つめていると まるで 時間がゆっくり過ぎていくような気がする」
「頬を少し ひんやりとした風が通り過ぎていくのが とても心地がいい そして ここにいいる僕も とても自由で心地がいい」

ぽかぽかとした暖かい日差し、澄み切った青い空、目の前の池で優雅に泳ぐ鯉
そして大学受験という人生の節目を無事乗り切った達成感。
彼の心情に数多くの暗示を込めてさらなるリラックスを促します。

普通の独白に近いセリフが多いので催眠っぽさはほとんどありません。
ですが実際は現代催眠のテクニックを駆使して上手に暗示を入れています。
このあたりから意識がぼんやりしてくるのを感じるでしょう。

「右足をハケで払っていく こしょこしょ 右足がなんだかくすぐったい」
「ゾワゾワした心地よさが 背中から全身へ広がり 頭を真っ白に溶かしていく」

その後は寝ていた彼を偶然見つけた先輩が開かずの間へと連れ込み
小話をしながら深化と特定の言葉を聞くと体がくすぐったくなる暗示を入れます。
エッチのキーとなる部分なだけあってこれらに14分近くの時間を割き
何度も繰り返す形で少しずつ反応できる体へと作り変えてくれます。

実際に聴いてみたところ、特に脇腹や腕の裏にピリピリした感覚がありました。
この時点ではあまりピンと来なかった人でも
エッチが始まると妙にこそばゆいとか、むず痒い感じがするようになると思います。
深化についてもオーソドックスな技法を使って少しずつ確実に落としてくれます。

主人公が先輩と出会うまでのお話に技術を絡めたテーマ性のある催眠です。
彼女の指・糸・言葉にくすぐったさを感じる体にするのを目的に
彼が受験をするシーンでは主に集中力の向上を
試験を終えて芝生で寝転ぶシーンではリラックスに力を入れた誘導をしています。
そして十分準備ができたところで彼女自身が深化とくすぐったくなる暗示を入れます。

サークルさんの過去作以上に思い切った誘導をされているため
聴き始めた段階だと「本当に催眠なの?」と戸惑うかもしれません。
ですが実際は他の催眠音声と同じく手順を踏む形で催眠状態を深めようとしています。
できるだけ大衆性の高いイメージを選んでくれているのもいいですね。
大学受験という節目に誰もが味わう感覚を催眠に上手く絡めています。

まとめると、ストーリーを聴いてるだけで自然と入っていける個性的な催眠です。
むず痒い感覚から快感へ
エッチシーンは24分ほど。
プレイはくすぐりのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「うふふっ とーってもいい表情よ もっとその恥ずかしい顔を見せてちょうだい」
催眠を使って主人公の体を敏感にした先輩は
自分の口から吐き出した糸や指で彼の敏感な部分をくすぐり始めます。

エッチは糸で身動きが取れない彼を彼女が一方的に責めます。
プレイ一覧を見ていただければわかるように本作品で行われるプレイはくすぐり特化です。
フェラやSEXといった一般的なプレイはほぼ登場しません。
その代わり声や言葉で体を優しく撫でられる不思議な感覚をたっぷり味わわせてくれます。
ここからは神々しく壮大な印象の音楽が流れ始めます。

「その極細の糸が 腋や首筋 乳首に触れるたび 鳥肌が体中に広がっていく ゾクゾクっと 体にとろけるように気持ちよさを与えられる」
「その こしょこしょという言葉だけで 体にゾクゾクした快感が駆け巡っていく」

前半のシーンはさらなる感度強化と比較的ソフトなくすぐりプレイ。
脇腹や乳首など敏感な場所をくすぐりながら
「こしょこしょ」「かりかり」のキーワードに体が反応する暗示を入れます。

プレイが始まって少し経つと彼女が耳元至近距離から囁くようになるので
そのあたりから体の一部が妙にむず痒くなるのを感じるでしょう。
言葉が持つイメージとバイノーラル録音特有の微かな風圧でくすぐるわけです。
他の催眠音声で味わうエッチな熱とは明らかに違うこそばゆい感覚です。

「右手の人差し指の爪先で 左手の手の内側を 付け根から爪先まで 触るか触らないかの距離で つつーっと撫でてみて」
「指先で引っかくたび 体がビクンビクンと震えていく 弱い電流を流されているような快感が 体に広がる」 
後半は聴き手により強いくすぐりを味わってもらうために
自分の指を手に這わせる指示を出しながらプレイを進めます。
実際にやってみたところかなりムズムズする刺激が走りました。

ここからはBGM以外に「ブーン」という振動音も鳴り始め
前半以上に声や音に肌と心を揺さぶられる快感が味わえます。
絶頂シーンの直前では股間もムズムズする感覚がありましたし
くすぐりというエロとはやや縁遠いプレイを言葉で性的快感へと変換しています。

このように、とことんくすぐって気持ちよくする変わったエッチが繰り広げられています。
こそばゆい感覚に悶える作品
タイトルにもなっているくすぐりプレイが魅力の作品です。

先輩は偶然見つけた主人公にくすぐりの快感を教えようと
十分な深さの催眠状態に誘導してからキーワードをトリガーに感覚を操作する暗示を入れたり
囁き声や振動音が生み出す微かな刺激でむず痒い感覚を与えます。

他の18禁催眠音声とはプレイの方向性が違うからか性的な絶頂感は弱めでしたが
誰かにくすぐられているような体のムズムズ感はかなり味わえました。
ですから内容を理解した上で聴く分には問題なく楽しめます。
ただし音モノの色がそれなりに強いため、1回目だと得られる快感は弱めかもしれません。
複数回聴いて慣らした後の方がよりハマれるプレイかなと。

エッチの準備にあたる催眠パートも独自性があって面白いです。
特に試験を終えたときの開放感や爽快感でリラックスさせているのが印象的でした。
作中で使われているイメージも多くの人が共感できるものを意識して用いています。

エッチは色んな方法で体をくすぐる尖ったプレイです。
手や指を動かしてもぶつからないように身の回りの物を片付けておくのがいいでしょう。
ムズムズ、ゾワゾワとした不思議な感覚が味わえます。

絶頂シーンは全部で2回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

「くすぐり」という催眠音声ではレアなプレイを積極的に取り入れている作品です。
くすぐり好きはもちろん、新しい性癖を開拓してみたい人にもおすすめします。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 1:14:31

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

催眠音声-自然体彼女

サークル「暗中模索」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、人懐っこく優しいあまあまな彼女が
思いやりに満ちた言葉とちょっぴり変わったエッチで心と体の両方を温めます。

「自然体」の名に相応しい彼女の飾らない態度と徹底した甘やかし
そして催眠音声ならではのイメージを活用したエッチなど
恋人同士の何気ないひと時を自分のことのように楽しめる要素が数多く用意されています。
大好きな女性と一緒のベッドで
彼女に添い寝されながら話したりエッチするお話。

「あーやっと髪の毛乾かし終わったぁ」
彼女は甘く可愛い声の女の子。
お風呂から出て主人公の布団に潜り込むと
彼の耳垢が溜まってるのを偶然発見し、耳かきをしてあげます。

本作品は2人が一緒のベッドでお話したりちょっぴりエッチな事をする様子を
聴き手が主観的に楽しめるように催眠の技術を織り交ぜてお届けします。
登場人物が恋人同士、しかも寝る直前ということで癒しを非常に重視した内容になっており
聴いているだけで自然と心がぽかぽかする、安心するといった幸せな気分が湧いてきます。

「あの…ちょっとさ そのままゆっくり 右向いて横になって?」
そう感じられる最もわかりやすい要素は彼女の態度。
多くのシーンで上のセリフのような砕けた口調で話します。
さらに聴き手がリラックスしやすいようにと囁き声を随所で使用しています。
他人行儀なところがなく、彼女の存在が近くに感じられるからいい気分でお話を楽しめます。

冒頭の約5分間に渡って行われる他愛もない会話や耳かきもポイント。
催眠音声といえば女性が簡単な自己紹介をしたらすぐ催眠に取り掛かる作品が多いだけに
こういう良い意味で無駄な要素を盛り込むことで作品全体に緩い雰囲気を与えています。
ちなみに耳かきは2分30秒程度と短いですが、綿棒でお掃除する様子をリアルな効果音で表現しています。

他にもエッチの後に8分近くも時間を割いてピロートークをするなど
多くの人がのんびり幸せな気分に浸れる様々な配慮がされています。
聴き手に幸福感を与えることにとことん力を入れている作品です。

催眠はおよそ10分間。
主人公と同じく仰向けに横になった状態でまずは大きく深呼吸をします。

「体の中に緩やかな 緩やかなリズムが広がって 気持ちよさが広がる」
本作品の催眠は催眠っぽさが適度にぼかされており
彼女が「これから催眠を始めます」みたいなことは一切言いません。
最中に投げかけられるセリフも暗示よりは普通の会話に近く受け入れやすさを感じます。
そして「ゆっくり」「緩やか」など心安らぐ単語を多く織り交ぜ感覚を伝えています。

「ぽん ぽんってされると 穏やかに なんか気持ちよくて どんどん眠くなっちゃう」
しばらくすると彼女が体をぽんぽんと優しく叩いてくれるのがいいですね。
子供の頃に母親に寝かしつけてもらった時の穏やかな気分を思い起こさせてくれます。
声の邪魔にならない程度に抑えた効果音にも心地よさを感じるでしょう。
女性に優しくされながらゆっくりと催眠に入ることができます。

お次は彼女の指がおでこを撫でてる様子をイメージします。
冒頭のやり取り、深呼吸、暗示などの効果で十分にリラックスしていたからか
このシーンに差しかかると意識が急激にぼやけるのを感じました。

「おでこと一緒に 頭の中まで ぐるぐる ぐーるぐる」
「ぐーるぐる」などの擬声語を多めに使って暗示にリズムを持たせ
さらには囁き声で聴き手が自然に眠りたくなるよう上手にリードしています。
暗示の表現まで柔らかくしているのがテーマにマッチしていてとても良いです。

「腰の奥の方がね じーんて痺れるような ずーんて重たいような 変な感じがして ぼーっとしてきちゃうの」
そして最後にエッチの下準備として彼女が体をさらに密着させ
ちょっぴり熱っぽい声で体が疼く暗示を投げかけます。
淫語を連発するみたいなストレートなことはせず、声をちょっぴりエッチな雰囲気にして
彼女が今どう感じているかを語ることで遠まわしに感覚を伝えてくれます。

この時点では癒しの方が強いのでそこまでエッチな気分にはならないでしょうが
後々に向けての手始めとしては割と有効なアプローチだと思います。

十分にリラックスさせてからちょっぴりエッチな気分にさせるシンプルな催眠です。
彼女の存在を感じ、この先のエッチを楽しめる環境を整えることを目的に
添い寝されてる雰囲気を出しながら癒しの言葉をたっぷり投げかけます。
そして暗示を受け入れやすい状況になったところで軽めの感度強化をします。

一般的な催眠音声に比べて言葉使いが柔らかくなってますから
彼女の言葉をなんとなく受け入れやすく感じるでしょうね。
それは即ち催眠に入りやすくなることにも繋がります。
恋人が一緒のベッドで寝るシチュを催眠に有効活用しているところが見事です。

まとめると、心を癒す・温めることに特化したあまあまラブラブな催眠です。
内容的に途中で寝落ちする人がそれなりにいるでしょう。
最愛の人に大事な部分を委ねながら
エッチシーンは25分ほど。
プレイは耳舐め、会陰マッサージ、前立腺マッサージ、ハグ、キスです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「今日は私がしてあげたいから そのまま横になってて?」
催眠によって主人公をとても幸せな気分にした彼女は
もっとそう感じてもらえるように彼の耳をゆっくり舐め始めます。

エッチは彼女が終始リードする形で進みます。
内容を説明する前に言っておきますと、本作品のエッチは極めてソフトです。
彼女が彼の体を指で優しく撫でるプレイが中心で
その多くが聴き手にイメージさせる形で行われています。

女性が乱れる、女性にいじめられる快感でイクのではなく
大好きな女性に愛されている喜びでイク感じのプレイです。
これはサークルさんが女性向けを中心に活動されてるからだと思います。
男性向け催眠音声の一般的なエッチを期待すると拍子抜けする可能性があります。

プレイの流れは最初に3分ほど耳を舐めてから彼女が彼の股間に手を伸ばし
最初は会陰(金玉と肛門の間あたり)を指で撫でたり軽く叩いて
その先にある前立腺を優しく刺激します。
おちんちんには一切触れず前立腺を責めるプレイを終始行っています。

「ちょっとずつ 変な感じが 腰のあたりにたまってく ぐる ぐる なで なで」
会陰オナニーや前立腺マッサージをしている人はあまりいないと思います。
それを踏まえて彼女は得られる感覚を暗示を使って伝えます。
指示は出ませんが実際にやってみてもいいのかもしれません。
おちんちんとは違うシュワシュワ、パチパチした感覚が湧いてきます。

本作品で最も特徴的なプレイはその後に登場する前立腺マッサージ。
指や器具をアナルに挿入するのではなく
彼女の指が体に入り込み、前立腺を直接撫でている様子をイメージします。

まさに催眠音声らしいイメージ力を活用したプレイです。

「前立腺を優しく トン トン なで なで 気持ちいいのが膨らむ あそこで快感が どんどん膨らんじゃう 気持ちいい 頭とろけちゃう」
「こうやって包み込まれると 幸せで 頭を撫でられると 意識がとろけていく 頭の中が 幸せで溶けていくの」

彼女も最愛の男性の最もデリケートな部分を傷つけないように
注意しながら心を込めて刺激を与えます。
そして性的快感と幸福感の両方を言葉で上手に伝えます。
物理的な刺激と彼女に前立腺を預けているシチュで気持ちを高めてくれるわけです。

実際に聴いてみたところ、終盤の絶頂シーンで得られた感覚はドライとしては弱めでした。
ですが精神的に充実しているおかげで消化不良な感じは特にしません。
激しくイクのではなく、まったりイクことを目的としたエッチなのだと思います。

このように、女性の愛が感じられるソフトなエッチが繰り広げられています。
癒されながら気持ちよくなれる作品
優しくて甘やかし上手な彼女のキャラからサービスの内容に至るまで
ありとあらゆる要素が聴き手を癒し、幸せにすることに収束している作品です。

恋人らしく親しげな態度で接してくれる彼女が
抱き寄せたり頭を撫でたりしてとことん甘やかしながら寝かしつけてくれます。
18禁作品となるとどれだけ抜けるか、興奮できるかに目が行きがちですが
本作品は心身にできるだけ負担をかけない形で性的欲求を解消させています。

おかげで純粋な快感は弱めなものの、事後に疲労や虚無感を感じずにすんなり眠れます。
解除音声がないことも合わせると完全に寝る前に聴くことを想定しています。
癒しのパワーが強烈だから多少エロが弱くてもあまり気にならないのもあります。
癒し目的で聴く分には相当に役立つ一品と言えます。

「でも ほんとだよ? 世界で一番好き」
本作品で特に印象的だったのが彼女が自分の気持ちを何度も伝えていることです。
催眠音声は性質上聴き手に働きかけるセリフが多く
その一方で術者に焦点を当てることはほとんどありません。
ですが本作品では合間合間に敢えて彼女が好意を伝えるセリフを投げかけ
2人の一体感を高めようとしています。

相手が恋人となると心がどれだけ繋がっているかがとても重要です。
催眠をかけつつそういった部分にまで気を配っているのが実に素晴らしいです。
そしてこれは催眠の重要要素である信頼関係の構築にも役立っています。
「あぁ、こういうアプローチも有りなんだな」と聴いてて感心しました。

「可愛いよ すごく可愛い 見てるだけで きゅんきゅん止まんないの」
注意点は最中に彼女がこちらを「可愛い」と何度も言うことです。
たぶんサークルさんが女性向けをベースに作られたからだと思います。
男性向けだとあまり言わないので人によっては戸惑うかなと。

絶頂シーンは最後に1回。
ちゅぱ音そこそこ、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

恋人気分をたっぷり味わいながら気持ちよくなれる癒しに満ちた作品です。
心に潤いを求めている人、まったりしたエッチが好きな人におすすめします。

CV:男性向け…三森愛乃さん 女性向け…想さん
総時間 男性向け…48:01 女性向け…41:50

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2022年11月17日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/89422817.html

Lethe

※2022年11月1日追記
本作品は2022年10月29日に販売を終了しました。


サークル「ftnr×kuroko.ぷろじぇくと」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、一時的にSの気持ちになってエッチを楽しむことを目的に
2人のお姉さんが左右から別々の言葉を投げかける変わった催眠を施します。

サークルさん最大の特徴とも言える双子形式や
ギリシャ神話をベースにした大衆的かつ個性的な誘導など
音声を楽しみ、自分から催眠状態に入れる工夫が数多く用意されています。

音声を聴く前に以下のものをご用意ください(必須)。
・透明なグラスに注いだ飲用水
飲むと忘却を体験できる不思議な水
術師と助手に催眠をかけられ、助手とエッチするお話。

「この度は 当システムをご利用いただきましてありがとうございます」
術師は甘く可愛い声のお姉さん。
「ポストに変なチラシを入れちゃってごめんなさい」
助手は穏やかで落ち着いた声のお姉さん。
チラシに書いてある番号から連絡を受けて主人公の家にやって来ると
自己紹介など簡単なやり取りを経てから催眠を始めます。

本作品は出張催眠サービスらしきことをしている2人が
「あなたはSですか?」というチラシのフレーズに興味を持った彼のためにエッチな催眠を施します。

助手「いつも通りで良いんですよ                        」
術師「                お邪魔してるのは私達の方ですからね」
そして彼女たちは音声開始から終了に至るまで術師が右、助手が左に陣取り
時には交互に、時には同時に語りかけてきます。

一般的な双子系作品はセリフごとに声の位置が切り替わる場合が多いのですが
ふたくろさんの作品ではひとつのセリフを2人で分担することが非常に多いです。

意識を左右に揺さぶられる頻度が上がっているため
比較的早い段階で頭の中がぼんやりする感覚が沸いてきます。
本作では他にもサークルさんの過去作とはやや違う双子の活用術が登場します。

催眠は5パート38分ほど。
音声を聴く際の簡単な心構えを説明された後、まずは2人の何気ないお話に耳を傾けます。

彼女たちが事前に言った心構えは2つ。
ひとつは「2人の言葉や考えを無理に追う必要はない」
もうひとつは「2人の指示に無理に従う必要はない ただし、自分の感覚には素直になる」ことです。

助手「落ち着くっていうことはまだ             」
術師「              まだ意識しなくていいです」
助手「考えないで ずっと無意味に思えるような会話を楽しむ」
術師「考えないで                       楽しむ」
その上で2人はお話の中にわざと自分たちの言うことに従わないよう呼びかけるセリフを交え
聴き手の自然な反応を引き出そうとします。
さらにセリフの中に意識の力を弱め、聴き手を良い気分にさせる単語を盛り込み
それを多くのシーンで2人で同時に言います。

この「キーとなる暗示を2人が多くのシーンで合わせて言ってくる」ことが
本作品の双子における大きな特徴だと私は考えています。
以前も使われていたのですが今回は意識して多く使っているのが見受けられます。

「腕が重い 重い どんどん重くなる」みたいに暗示を並べるシーンがほとんどないため
実際に聴いてみると普通の会話をしているのと同じ感覚がするでしょう。
ですが伝えたい言葉を強調しているから無意識にはしっかりとそれが届きます。
だから後になるほど妙に眠いとか、体を動かしたくないといった催眠特有の感覚が自然と湧いてきます。

お次は目の前に広がる大きな川をイメージし
そこに自ら浸かって心地よい水の感覚を楽しみます。

助手「周りに植物は?       何かあった?」
術師「          何もない?         」
川はどれくらいの大きさか、周りに鳥や植物はいるか、入ったときの水圧はどれくらいかなど
2人は川全体をリアルにイメージできるよう様々な質問を投げかけます。
具体的に何があるとかは言わず、思い浮かぶままにさせているのがいいですね。
自由にイメージできるから自分の内面に意識を向けやすく、結果的に催眠に入りやすくなります。
聴き手が「自ら」催眠に入るのを上手にサポートしています。

ちなみにこの川はレテ川と言い、ギリシャ神話によるとこの水を飲めば記憶を忘却するそうです。
事前に水を用意したのはこのためです。
催眠を深めつつこの先に登場するメインの暗示を受け入れやすくもしてくれています。

助手「神聖な水が身体に染み込んでいく    」
術師「記憶を辿っていたのに途中で阻害される」
助手「喉を通り、食道を通り胃に流れ着く」
術師「思い出せそうなのに答えが流れる」
その後さらに10分ほどをかけて入念な準備をしてからいよいよレテ川の水を実際に飲みます。
直後に2人が投げかける質問に対してまったく思い出せない人がいるでしょうし
完全に忘れてなくても思い出しにくく感じる人もいると思います。
催眠音声では珍しく記憶支配に力を入れた催眠を施しているのも本作品の大きな特徴です。

※記憶支配の説明は「催眠用語集」の一番下で行っています。

双子形式をベースに変わったアプローチで進めている極めて個性的な催眠です。
聴き手の心を一旦リセットしSの気持ちを植えつけることを目的に
古典的な技法に頼らずイメージが持つ印象や所々で同時に投げかける言葉で催眠を深めています。

レベルの高い双子作品は現在でもまだまだ少ないですし
ふたくろさんの双子は本家とは明らかに違う特徴を持っています。
今回は催眠っぽさが薄められており、いつの間にか催眠に入っている感覚がするでしょう。
一旦催眠を深め、再深化させてから水を飲ませる流れも丁寧で良いです。

しかし、記憶支配の暗示自体が催眠の中でも入りにくい部類なため
一般的な催眠音声に比べるとうまくいかない可能性もあります。
実は催眠音声で記憶支配をしてくる作品はあまりありません。
大抵が運動支配や感覚支配止まりです。

そんなわけでやや大衆性に欠ける部分も持っています。
私が聴いたときも忘れたものもあればそうでないものもありました。
かなり挑戦的なことをされていると思います。
初心者よりも催眠慣れしている人の方が楽しみやすいかなと。
ドMな女性をいじめ抜く快感
エッチシーンは4パート20分30秒ほど。
プレイは乳揉み、全身舐め、フェラ、SEX(バック)、スパンキングです。
SEX、スパンキングの際に控えめな音量の効果音が鳴ります。

助手「私を… いじめてほしいの…」
レテ川の水を飲んで今までの記憶を忘れ、代わりにSの心を身につけた主人公は
ドMな助手の懇願に促されて体を舐めさせたり彼女のおまんこを激しく突いてあげます。

エッチはドSになりきってドMな女性を責める催眠音声ではあまり見かけないプレイです。
催眠音声ではM向けのプレイが多いから敢えてこうしたのでしょう。
水を飲んだ後に心をSにする暗示を入れ、プレイ中もその気持ちを膨らませるサポートをしてくれます。
助手とエッチすることになった経緯については聴いてのお楽しみとさせてください。

序盤~中盤はSEXに向けての前戯的なプレイ。
助手のおっぱいを揉んだり、逆に彼女にご奉仕させる形で体やおちんちんを舐めさせます。

助手「谷間がじんわりと汗ばんできてるのを感じますか? ご主人様 …胸ばかりじゃ…もっと もっと…」
先ほどまではほぼ対等に接していた助手が急に弱々しい口調になり
こちらを「ご主人様」と呼んでおねだりをするシーンがいくつも登場します。

いじめたくなるオーラを放っているキャラですね。
普段は女性に責められるプレイを楽しんでいる人でも
こういう態度を取られると少しは優越感を抱くのではないでしょうか。
催眠のテーマである「忘却によるS化」をわかりやすい形で体験させてくれます。

術師「あなたのペット あなただけのペットが 小さな口で懸命にあなたを受け止めてるこの音が あなたの興奮を高めていく」
またエッチシーンではメインの術者を術師が担当し
助手はちゅぱ音や喘ぎ声を漏らす普通のエッチに近い役割を演じます。
そしてそれらの音に対して暗示を入れてさらに興奮が高まるように導いてくれます。

単にエロいだけでなく、それをきちんと催眠と組み合わせているところがとてもいいですね。
ちゅぱ音と喘ぎ声のボリュームが意外に多くて純粋な性的興奮も得られます。

最も印象的だったプレイは終盤に登場するSEX。
助手を四つん這いにさせ、おちんちんをおまんこに擦りつけて軽く焦らし
挿入後は激しく突きながらお尻を軽く叩くややハードな責めが楽しめます。

といってもお尻を叩く回数はごく僅かでドン引きするほどではありません。
女性を好きに犯す気分を盛り上げるスパイスとして活用しています。
明確な絶頂指示が無い点だけご注意ください。
助手が最後のほうでイクのでそれに合わせてこちらもドライを決める感じになります。

このように、女性を責める快感に焦点を当てたエッチが繰り広げられています。
チャレンジ精神溢れる作品
テーマ、催眠、エッチに至るまであらゆる部分がぶっ飛んでいる変わった作品です。

術師と助手が左右から語りかけ、主にイメージを使って上手に催眠を深めてくれます。
術者が2人いるのでセリフの途切れる時間がとても短く
聴いている最中はずっと言葉に包まれ、心を動かされる不思議な感覚が楽しめます。
使われている技術もサークルさん独自のものが多く新鮮味があります。

正直なところ、ふたくろさんの催眠は他のサークルさんとは違うところがあまりに多すぎて
当サイトのレビューではその魅力のすべてを語ることが出来ません。
ここまで書いてきたこともごく一部ですし、私が気づかなかったものもきっとあるのでしょう。
彼女たちも聴き手が作品を自分のスタイルで楽しめるようにリードしてくれています。

中でも催眠の終着点を記憶支配に置いているところが面白いです。
こればかりはうまくいくかどうかの保証ができません。
しかしそれに向けて彼女たちが最善を尽くしているのは事実です。
「水を飲む」という極めて大衆的な行為からそれを誘発しているのは素晴らしいです。
私が今まで聴いてきた記憶支配を扱う作品の中ではトップクラスの誘導をしています。

対するエッチは催眠とはガラリと趣向を変えています。
まずS向けのプレイをしているのが独特ですし、助手が催眠音声らしからぬ乱れっぷりを見せます。
術師の暗示もそうですが男性の女性に対する支配欲・征服欲をくすぐるプレイをしているなと。
気持ちを高めることに力を入れているのでドライはしやすいです。

絶頂回数は最後に1回。
淫語とちゅぱ音それなり、くちゅ音と喘ぎ声そこそこです。

充実した催眠と一風変わったエッチの両方が楽しめる異色作です。
双子好き、個性的な催眠が好きな人には特におすすめします。

CV:助手…ftnrさん  術師…kuroko.さん
総時間 初回用…1:20:55 2回目以降用…1:16:11 NG集…2:56

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


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追記
初回用と2回目以降用の違いは冒頭のやり取り(約5分)のみです。
催眠やエッチの内容はどちらも一緒です。

ヒプノヘルツ

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、普通のオナニーでは満足できない主人公のために
催眠療法士のお姉さんが催眠を使った珍しい快楽を提供します。

「音でイカせる」ことを目的にした個性的な催眠とエッチが特徴で
彼女は催眠開始直後からメトロノームの音を鳴らし、それに心地よい気分を感じさせたり
重低音を使って催眠に深く入る感覚を伝えるなど、音を中心に据えた丁寧なリードをします。

※私が聴いたのはコミケで販売されたパッケージ版です。
ダウンロード版では効果音の音量が調整されているらしく
本レビューの内容とは違う部分があるかもしれないことをご了承ください。

気持ちいい音を聴きながら催眠の世界へ
催眠療法士に音を使ったエッチな催眠をかけられるお話。

「こんばんは 私は本作品の催眠療法士です」
催眠療法士は明るくて穏やかな声の女性。
催眠で気持ちよくなりたくてやって来た主人公に挨拶すると
彼を横にし、どんな風に気持ちよくして欲しいか訊ねます。

本作品は一般的な18禁催眠音声で登場するエッチとは大きく異なり
いくつかの音を聴かせ、それに暗示を込めて絶頂させる非常に珍しいプレイが行われています。
サークルさんが今から5年以上前に出された「ヒプノタイマー」や
キャンドルマンさんの「レイプ・サウンド・ガール♪」「ヒプノドラッグレディ」に代表される音モノというジャンルです。

催眠音声を聴き始めたばかりの方にはピンとこないでしょうが
彼女が催眠の時間をエッチの倍近くまで長く取り
音に反応する心と体へしっかりと作り変えてくれます。
催眠自体もすごく丁寧で入りやすく、非日常的な体験を味わいやすい環境を整えています。

催眠はおよそ26分間。
まずは彼女が用意したメトロノームの音を聴きながらゆっくりし深呼吸します。

「息を吸い始めて 決まった回数の音がすれば 今度は 3回くらい息を止め 息を 吐き出し始める」
「カチ カチ」とリズミカルに鳴る心地よい音を聴いていると
何だか妙に落ち着く気分がするでしょう。
人間の脳はこういう規則的な音や刺激にとても弱く、あっさりとトランスに入ってしまいます。

彼女もメトロノームのリズムに合わせるかのように緩やかなペースで暗示を入れてくれます。
最初から音を使ってリラックスさせているところが本作品らしいですね。

お次は右肩、左肩、背中、お尻など体の各部位を個別に脱力したり
彼女の手を叩く音の位置に意識を向けて少しずつ催眠状態を深めます。

「肘から手のひらまで どんどん力が抜けていき 右腕全体の力が 完全に抜ける 抜ける すーっと抜ける」
「意識が 右へ向いたり 左へ向いたり そして 私の声に意識が向いたり リラックスしていて 心地いいことを思い出したり」

催眠開始からかれこれ7分近くメトロノームの音を聴き続けているからか
このあたりから意識がぼんやりするとか、体を動かしたくなくなる気分が強くなります。
彼女が手を叩くシーンでは音に頭を揺さぶられる感じがするかもしれません。
そうやって主役である「音」に対する興味や集中力を少しずつ高めます。

そして仕上げはメトロノームの音を消し
代わりに「ウィィン」という車のエンジン音っぽい振動音を鳴らして
彼女がそれを聴くと安心感を覚えたり、催眠がさらに深まる暗示を丁寧に入れていきます。
多少響く音なのですが音量がかなり抑えられており、聴いてて頭が痛くなることはまずないでしょう。

「ほら 音がゆっくりになるにつれて 意識もゆったりとした 心地のいい状態へと 変化していく」
「浮き輪を 腋の間 あるいはお尻を浮き輪の穴に入れ ぷかぷかと浮かんでいる 水がとても丁度いい温度で 心地がいい」

頭の中を軽く揺さぶられるこの心地よい感覚は
彼女の言うようにお風呂やプールに浸かっている時に得られる感覚に近いです。
また彼女はシーンごとに音のペースや高さを微妙に変えて
気持ちをさらに落ち着けたり頭が真っ白になる感覚を伝えます。

音に対する印象をしっかりと植え付けるリードがされていますから
音に合わせて気持ちが動く人が普通にいると思います。
それは即ちこの後に行うエッチの準備が整ったことを表します。
なかなか難しい感覚を催眠の技術を使ってとても丁寧に伝えてくれています。

音でリラックスさせ、音を使い心と体を操作するテーマに沿った催眠です。
聴き手を特定の音に反応させることを目的に
序盤からメトロノームの音を鳴らして音に対する心地よさを感じさせてから
別の音に切り替え、それに暗示を入れてさらなる深化と目標への到達を目指しています。

古くから数々の名作を作られているエロトランスさんの実力が遺憾なく発揮されていて
とてもリラックスしやすいし催眠にも入りやすくなっています。
暗示の表現や入れ方、催眠療法士役の紅月ことねさんの演技も完璧と言えるほどにレベルが高いです。
多くの人が音に心地よさを感じ、それが鳴らなくなると寂しく感じるようになるでしょう。

まとめると、テーマ性があり技術的にも優れている質の高い催眠です。
音だけでイカされる快感
エッチシーンは13分ほど。
プレイは音による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「次の音は お待ちかね 体をエッチな 気持ちよさにさせる音」
音による催眠で主人公を音に操られる人形へと作り変えた催眠療法士は
いよいよ彼の願いを叶えるためにまた別の音を鳴らし、同時に感度が高まる言葉を投げかけます。

エッチは最初に催眠の終盤でも登場した「キーン」という高い音を鳴らし
それをしっかり聴きながら心と体を入念に温め
10分ほど経過した後は先ほどの重低音も同時に鳴らして絶頂を目指します。

ちなみにエロパートは通常版と効果音+版の2種類からいずれか片方を選択します。
両者の違いは絶頂シーンに追加の効果音が鳴るくらいでプレイの流れはほぼ同じです。

「音が高くなると 快感が大きくなり 低くなると 小さくなる」
最初の効果音は聴き始めたばかりだとそこまで実感はなかったのですが
しばらく経つと股間が自然と引き締まり、ムズムズした感覚が湧き始めました。
他の作品でドライを味わった時の前段階に近い弱めの快感です。
単に音を鳴らすのではなく、それに気持ちよさを感じる暗示を彼女が丁寧に入れてくれたからでしょう。

「崩れだして 体から 快感が溢れ出しそう 股間から気持ちいいものがぶわーって ね?」
「限界を超え ダムが決壊し 崩壊していく! 股間から溜まった快感が あふれ出して もう止まらない!」

終盤の重低音が加わったシーンあたりからは彼女の声も若干嗜虐的になり
語気を強めて絶頂へと上り詰めやすい雰囲気を作り上げています。
しかし私が聴いた限りでは効果音の音量が小さく
結果的にドライオーガズムと呼ぶにはやや物足りない快感止まりでした。

ダウンロード版ではこのあたりに修正が加わっているのではないかなと。
サークルさんが後日パッケージ版購入者向けに追加データを公開してくれたら
そちらを改めて聴き、必要があれば追記する予定です。
プレイ展開や暗示の入れ方は問題ないのでたぶん音量が原因なのだと思います。

このように、音と暗示を組み合わせてイカせるプレイが繰り広げられています。
オーソドックスな音モノ作品
催眠の最初からエッチの終了まで常に何らかの音を鳴らし
それによって催眠を深めたり絶頂を促している音尽くしの作品です。

催眠療法士は普通のプレイでは満足できない体になった主人公に
フェラやSEXといったよくあるプレイをすべて排除し、音だけでイカせる大胆なエッチを行います。
催眠の段階から音に包まれる環境に慣れさせ、それへの依存心をある程度高めてから
別の音を使って心を操作する展開が実に見事です。

音は催眠音声の場合ノイズと捉えられる可能性もある要素なだけに
細心の注意を払ってそれぞれを進めているように映りました。
そのおかげで催眠については非の打ち所が無いクオリティを持っています。
音を聴いているととてもリラックスできたし、音に反応して落ちる感覚も得られました。
それぞれの音の性質を把握した上で的確な暗示を入れてくれています。

それに対してエッチは前項の終盤で書いたように物足りなく感じました。
ヒプノタイマーでは効果音の音量を大きくしてガツンとイかせるプレイをしてましたし
そういうバージョンがあってもよかったかもしれません。
音でイかせるにはパワー不足に思えます。
修正版でどう改善されるのかに期待したいです。

絶頂回数は最後の最後で1回。
淫語ごくごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

最近あまりなかった音を純粋に追求している作品です。
今回の点数は現時点のもので修正版の内容によっては上がる可能性があります。
修正した結果劣化することはさすがにないでしょうから点を下げる予定はありません。
音を使った催眠が好きな人におすすめします。

CV:紅月ことねさん
総時間 通常版…50:57 効果音+版…50:59

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


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2026年2月12日追記
再レビューを公開しました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/96694675.html

レズえっち3_another~勇者→少女化催眠~

サークル「風呂井戸ソフト」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、とあるファンタジーの世界を舞台に
勇者が仲間の魔法使いによって女の子の姿に変えられ、その奴隷になっていく様子を
催眠の技術を使って彼女自身になりきりながら楽しませてくれます。

総時間の大部分をエッチシーンに割き、その中で実際のプレイを交えながら
体→心の順にじっくりと変えていく珍しいタイプの女体化が繰り広げられています。
プレイがとっても濃厚、かつ絶頂シーンも多数と充実した内容になってますから
催眠の世界に浸りながらエッチをたっぷり楽しみたい人にはもってこいの一品と言えます。
リアルを離れてゲームの世界へ
マリカの催眠に導かれて異世界の勇者エリザークになり
彼の仲間と長時間に渡るエッチを楽しむお話。

「こんにちは ヒーリングカウンセリングルーム リップルへようこそ」
マリカは明るく上品な声のお姉さん。
「リアルに疲れたのでゲームの世界に現実逃避したい」と言う主人公のリクエストに応えて
早速彼をベッドに寝かせ、催眠を施し始めます。

本作品は昨年7月に発売された
「レズえっち3~凛々しかった勇者(男)は魔王(女)に負けたあげく女体化されて、淫乱な奴隷妻になって気持ちよくアヘご奉仕しちゃうの。」の姉妹作品。
オリジナルと基本的な枠組みは同じですが、細かい部分にいくつかの変更がされています。

主な変更点は以下の通りです。
1、メインのナレーターとエルザーク(エリナ)役の声優さん
2、勇者一行から僧侶のクリャフトを削除
3、エルザークが女体化したときの体つき(巨乳のお姉さん→未成熟の少女)
4、女体化およびその後のエッチの細かな流れや描写

簡単に言うと催眠誘導、ストーリー、キャラは変えず
エルザークの女体化後のキャラに合わせて色々リメイクされている感じです。
クリャフトはエッチに直接関わらない脇役でしたし影響はほとんどありません。
重複部分がそれなりにありますので既にオリジナルを聴いている人はスルーを推奨します。
まだどちらも聴いていない人は豊満な女性か、少女かでいずれかを決めるのがいいでしょう。
作品としての品質はどちらもほぼ一緒です。

催眠の導入部分はおよそ11分間。
仰向けになった状態で目を閉じ、軽い準備運動や深呼吸でまずは体をリラックスさせます。

「吸い込んだ空気が 体全部を満たして 吐き出す時に体全部から抜けていくのをイメージ」
準備運動は全身に力を入れて合図で抜く漸進的弛緩法っぽいもの
深呼吸も自分のペースでしながら彼女の言葉に耳を傾ける堅実なものです。

そして最中は「ぼーん」という透き通った不思議な音が流れ続けます。
聴いた限りではサークルさんが過去作で使われていたクリスタルボールの音と思われます。
この音が別の世界にいるような神秘的な雰囲気を作り上げています。

体が落ち着いた後は頭のリラックス。
自分の体全体が地面に潜っていくイメージをしながら
カウントに合わせて自分の意識も深く沈めていきます。

「沈む 深く沈んでいく どんどん沈んでいく 気持ちいい 沈んでいくのは気持ちいい」
「渦の奥へと落ちていく すごい速さで落ちていく 吸い込まれる」

「沈む」「落ちる」など深化に適した暗示を入念に入れながら
マリカはゲームの世界へと続く入り口に近づいていく様子をわかりやすく描きます。
別世界に行く過程に催眠を絡めているから流れに違和感がなく
自分の頭や体が吸い込まれていくような心地よい気分を感じることができます。

適度にリラックスし、深化する至ってシンプルな催眠です。
主人公を現実とは違う世界に案内するのを目的に
古典系の技術を要所を押さえながら正しく用い、的確に催眠状態を深めてくれます。
エッチの長さを考慮しコンパクトにまとめられている点も良いです。

ちなみに本作品の催眠はもちろんこれだけでは終わりません。
この後、勇者エリザークになりきらせるための世界観を構築したり
彼が女の子になり仲間に犯される様子を描きながら女体化を進めてくれます。
女体化専門のサークルさんらしい独特なアプローチが没入感をさらに高めてくれます。
だんだんと目覚めていくメスの心
エッチシーンは24パート90分ほど。
プレイはサキとシェリルのSEX、触手生物による女体化、シェリルとのキス/乳首責め/手マン/クンニ、サキとのSEX/フェラ、2人による2穴責めです。
手マン、SEX、潮吹き、射精の際にややリアルな効果音が鳴ります。

「ようやく目が覚めた? エリザーク 全身に力が入らないでしょう?」
サキは色っぽく落ち着いた声の女性。
勇者エリザークとなった主人公が魔王ベヒモスを討伐した直後
彼に麻痺の魔法をかけ、気を失っている間に肉の部屋へと運びます。

催眠導入後は舞台をゲームの世界へと移し
引き続きナレーターを務めるマリカ、エリザークの仲間である魔法使いのサキ
同じく仲間で婚約者の賢者シェリル、そして女の子になった彼の4人が
それぞれのシーンでセリフを言うドラマ仕立ての内容へと変化します。
4人の声優さんが登場する催眠音声というのも非常に珍しいです。

ストーリーは3人が魔王城にいるシーンから始まり
ほんの少しの掛け合いがあった後に戦闘開始
ベヒモスに止めを刺した直後に裏切りに遭い、魔王城にある特殊な部屋でエッチをします。
サキがなぜ裏切るのかは伏せますがきちんとした理由があります。

一番最初にするのはサキとシェリルのSEX。
これまでの旅でサキにすっかり調教されたシェリルが
エリザークの目の前で魔王の魔力でおちんちんを生やしたサキに体を捧げます。

「シェリルが床に四つん這いになり サキがシェリルのお尻を押さえて 股間へとおちんちんを添える」
「びーんとさらに体をのけぞらせるシェリル ぷしゅっ 音を立てて シェリルの割れ目が潮を噴く」

20センチもある大きなおちんちんにうっとりした声を漏らし
挿入後はややアヘった喘ぎ声を上げ、最後は潮を噴くほどの盛大な絶頂をする。
これらの様子をマリカがイメージしやすいよう細かく描写してくれています。

先ほど書いたようにエリザークはシェリルと婚約を結んでいましたから
彼女が自ら進んでサキとSEXをし、乱れる姿には耐え難いものがあります。
そうやってサキはまず彼の男としての自信を奪い女体化を受け入れやすくします。
純粋に興奮させたかったのもあるでしょうね。

そして本作品の要とも言える女体化がいよいよ始まります。
マカイニョタカズラという特殊な植物を使用し
その分泌液で男性から女性の体へと変えていくファンタジー色の強いものです。

「平らな胸 乳首も立っていて とてもやらしいね」
「ここにおちんちんが出たり入ったりするんだよ? そしてドロドロの精液を注がれるのよ とっても気持ちいいんだよ?」

顔つき、骨格、筋肉のつき方、各部位の大まかな形状など
マリカは細部に至るまで事細かに変更していく様子を語ります。
特に性器は変わっていく様子や感度の具合などかなり力を入れてますから
この後実際にエッチをする段階で気持ちいい反応が得られる人がきっといるでしょう。

本作品の女体化の大きなポイントがもう一つあります。
それは最初は敢えて体だけを女性に変え、プレイをしながら女性の心を育てていくことです。
単なる女体化に留まらない精神的な女性化を時間をかけて入念に行います。

その決め手になっているのがシェリルとのエッチ。
まだまだ勇者気分が抜けていないエリザーク改めエリナに女の悦びを教えようと
彼女がキス、乳首責め、おまんこへの指挿入などのレズプレイを行います。

マリカ「「拒絶しなきゃダメなんだ」 理性はそう訴えてるのに 体が火照って 股間が熱くて それどころではない」
エリナ「ゆびっ! 入っちゃってるぅ 中に 体の中に入ってるよぉ」
シェリル「あなたがこんないやらしい体なのは あのニョタカズラのせいなの だから どんなに乱れてもいいんだよ?」
プレイの最中何度も投げかけられるマリカの感度上昇暗示
初めての快感に戸惑うエリナ自身の様子
そのすべてを受け入れ、快感に溺れさせるシェリルの優しい言葉。
登場人物の特性を活かしながら聴き手が女性の快感を受け入れやすくなるよう巧みに誘導します。

そうやって着々と女体化・女性化を積み上げた後にようやくサキとのSEXが始まります。
シェリルに対して行った時と同じく自慢のおちんちんをおまんこだけでなくアナルにまで挿入し
途中からはシェリルもふたなりにして一緒に責めさせるとってもハードなプレイです。

「ずん ずんっと おちんちんが突き込まれると そのたびに全身が震え 汗が飛び散る」
「濃縮されたザーメンが あなたの膣で アナルで爆発する! 快感が弾ける! 全身を快楽が貫く!」

ここからのおよそ40分間に絶頂シーンを6回も用意し
2人が中出しを決めるのに合わせてマリカが力強いカウントと暗示を使って
エリナが味わっている快感をしっかり伝わるように後押ししてくれます。

プレイの状況は登場人物たちのセリフや喘ぎ声、効果音で表現してますから雰囲気もエロく
聴いているだけで自然と股間の筋肉が引き締まったりムズムズするかもしれません。
中でも終盤のシーンは1分近くにまでドライの時間が延び
ドライ慣れしている人ならかなり充実した快感が得られるでしょう。

このように、女性になったことを自覚させながら行う個性的なエッチが繰り広げられています。
女体化好きにはたまらない作品
長時間に渡るファンタジー色の強いエッチが一際耳を惹く作品です。

マリカは主人公ができるだけゲームの世界に没頭できる環境づくりとして
彼女以外の登場人物を複数用意し、その中の一人になりきらせながらエッチを行います。
催眠音声は一対一で行うケースがほとんどですから
本作品のようなスタイルはかなり新鮮に感じるでしょう。
しかもくちゅ音やちゅぱ音もたっぷり盛り込み純粋なエロさもかなりの水準まで押し上げています。

本作品の素晴らしいところは彼女たちの役割やセリフを催眠を崩さない形で分担していることです。
具体的にはメインの術者を完全にマリカに集中させ
他の3人は物語をリアルにするための引き立て役に据えています。
だからプレイの様子をイメージしやすいし、女体化やエッチも受け入れやすく感じるのです。
聴き手と催眠者の信頼関係をしっかり維持しながらすべてを行っています。

ただし、催眠に比べてエッチが著しく長い構成を考えると
催眠状態に安定して入れる、あるいは維持できる中上級者向けの内容かな?とも思います。
マリカが没入感を高める演出をちょこちょこ交えてくれてはいますが
催眠慣れしてない人だと途中で解けてしまう可能性がそれなりにあります。
もう少し時間を切り詰めてくれればより大衆向けになったのではないかなと。

エッチは登場人物を全員女性にし、その中で男女両方のプレイをしています。
ふたなり要素が強めなのでそういうのが苦手な方はご注意ください。
絶頂シーンは全部で8回。
くちゅ音それなり、淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声そこそこです。

充実した女体化催眠とエッチを楽しませてくれる作品です。
催眠音声と女体化音声の両方をある程度経験している人におすすめします。

おまけは追加のエッチシーンです。

CV:かの仔さん、柚木桃香さん、紅月ことねさん、野上菜月さん
総時間 本編…2:02:29 おまけ…18:00

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


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4ジゲントリップ催眠

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、とある秘密のクラブハウスで出会った女の子と
お話をしたり体を愛撫しながら幸せな気分にどっぷりと浸かります。

声と音楽のコンビネーションによって誘導する独特な催眠が繰り広げられており
シーンやプレイに応じてBGMを小まめに変化させながら
巧みな暗示を使って好きな女性と一緒に過ごしている感覚を呼び起こしてくれます。
癒しの音楽に包まれながら
お姉さんの催眠でクラブハウスに行き、そこにいた女の子と愛を育むお話。

「あなたは 催眠術をどんなものだと思っていますか?」
お姉さんは明るく穏やかな声の女性。
主人公に催眠に関するいくつかの小話をすると
癒し系の音楽をバックに流しながら催眠の世界へと導き始めます。

本作品は催眠音声としては珍しく音楽に力を入れており
音声開始直後にはヒーリングCDに入っているような癒し系の音楽が
催眠がある程度深まるとダンスクラブで流れるビートの効いた音楽が流れ始めます。
この手の作品を安定して製作されているのは現在のところF・A・Sさんのみです。

ほぼ全編で何らかの音楽が流れ続けるほどに音楽が重要な要素となってますから
テクノなどが好きな人ほど作品の世界に浸りやすく感じるでしょう。
逆にあまり聴かない人は1回目ですべてを味わおうとは考えずに
まずはこれらに慣れることから取り組んでみたほうが楽しみやすいと思います。
あらゆる部分が一般的な催眠音声とは随分違っています。

もう一つの特徴はリラックスにもかなり力を入れていること。
本編の開始前には立った状態で約10分間両手をブラブラさせる運動を行い
横になってからも軽く体を動かして全身の筋肉を自然にほぐします。
(前者は必須ではありませんがやったほうがずっと入りやすいです。4分間の短縮版もあります。)
内容が特殊だからこそ、より多くの人が楽しめるような配慮が随所にされています。

催眠はおよそ25分間。
まずは彼女の声に合わせて全身の力を入れたり抜いたりしながら深呼吸をします。

「5 息を吸う 固まると 全身が緊張する 6 息を吐く 全身が弛緩する」
「15 吸って 自分が起きていることを思い出す 16 吐いて 体から力が抜けて 眠くなってくる」

奇数の時は息を吸いながら力を入れる、偶数は吐きながら力を抜く動作を
彼女がわかりやすい表現で1回1回丁寧にリードしてくれます。

事前の準備運動をしっかり行った場合、この時点で腕に力が入りにくくなっているかもしれません。
同時に入る軽めの暗示やバックで流れ続ける音楽もリラックスを助けています。
声と音楽のコンビネーションの威力が早速発揮されているシーンと言えます。

「うふふっ こんばんは 君が来るのを ずっと待ってたよ?」
カウントを使って適度に催眠を深めた後
いよいよメインの舞台となるクラブハウスに移動し
お姉さんよりも若干若さを感じる声の女の子と出会います。
ここからはお姉さんに代わって彼女がメインの語り手を務めます。

彼女の具体的な容姿は描写されておらず自由にイメージしていいそうです。
そして状況に合わせて音楽もテクノ系のものへ徐々に変わっていきます。

「私ね 音楽を聴くのに没頭している時 体がまるで 自然に動いちゃうような 不思議な感覚がするんだよ」
「低音のビートをずっと聞いていると まるで 全身に痺れるような快感を流されてるみたいでさ」

彼女と出会って最初にするのはおしゃべり。
クラブハウスの雰囲気により浸れるようにと音楽に意識を向けさせながら
音楽を聴きリズムに乗る心地よさを自分の体験として語ります。

先ほどまでとは雰囲気がガラリと変わっていることや彼女の話しぶりから
なんだか催眠から遠ざかっているように思えるかもしれません。
ですがこれは現代催眠における「喚起」という技術が盛り込まれており
催眠者の感覚をやや遠まわしな表現で聴き手に伝えようとしている意図が見られます。

実際のところ音楽が結構ノリのいいものですし
こういうものに抵抗が無い人なら自然に心躍るものを感じるのではないでしょうか。
彼女の話す内容に応じて曲調や楽器が微妙に変化する細かな演出も光っています。

音楽と古典・現代両方の催眠技術を上手に融合させた非常に珍しい催眠です。
クラブハウスに行き、そこで理想の女性と一緒にいる気分に浸ってもらうことを目的に
まずは軽い運動や漸進的弛緩法を使って十分過ぎるほどにリラックスさせ
軽く深化をしてからクラブハウスのイメージを女の子の言葉として伝えていきます。

音声だけの催眠の場合、特にクラブハウスの雰囲気はなかなか掴みにくいものなのですが
本作品ではバックに本格的な音楽を流すことで現実逃避感を膨らませてくれます。
女の子のセリフも催眠っぽさを適度にぼかしていたりと
二つの要素の長所を活かし、弱点を補いながら上手に催眠を進めています。

まとめると、声と音楽をバランスよく配合している面白い催眠です。
大好きな人とひとつになる快感
エッチシーンは20分ほど。
プレイは上半身の相互愛撫、音による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ほら もうちょっとくっついて? もっと近くに来て? …好き」
催眠の技術を使って主人公と十分に感覚を共有できたところで
女の子はよりストレートに自分の気持ちを伝える愛の言葉を何度も投げかけます。

エッチは催眠音声らしく直接的なプレイはほどほどに控え
声(暗示)と音楽(音)を使って徐々に気持ちを高め
最終的には幸福感を爆発させる形で絶頂を促します。

プレイは抱き合ってお互いを軽く愛撫するごくごくソフトなものなのですが
「彼女に愛されている」という精神面への心地よい刺激が心を高ぶらせてくれます。

「好きっていうことは 気持ちいいこと 自分を好きになることは 心地よくて気持ちいいよね?」
プレイの序盤はあまあまな言葉責め。
彼女は「好き」「大好き」を意識的に多くセリフに織り交ぜながら語りかけてきます。
好きな異性にそんなことを言われて嫌な気がする男はまずいないでしょう。
今までに比べて重低音の少ないしっとりとした曲調も雰囲気を盛り上げてくれます。

「声や音に集中すると 快感がどんどん増してくる まるで 魂に直接 ピリピリとした刺激を送られているような感覚」
「ビートがリズムを刻むたびに 快感の波が全身を駆け巡る」

もうひとつの柱である音楽を活用した暗示ももちろん登場します。
音楽自体が心に響くツールのようなものですし
彼女の言葉と併せて聞いているとなぜか妙に股間が熱くなるかもしれません。

私の場合は中盤あたりでしっかり勃起しているほどでした。
ストレートなエロ要素が無いハンデを雰囲気がしっかりと補っています。

「君の体の奥から湧き出る快感が おちんちんを刺激していく」
「快感と幸せが 全身を駆け巡る! 軽い絶頂でも これからその気持ちよさが 更に倍に倍に膨らんでいく」

そして終盤は抱き合ったままお互いの心をひとつにする形で絶頂を迎えます。
カウントとドラム音に合わせて連続で9回絶頂するハードなフィニッシュですから
ドライ慣れしている人ほどより大きな快感が得られるでしょう。
ここでも音をトリガーにしてタイミングよく絶頂を促してくれます。

連続絶頂タイムが約3分間とかなり長く、最中は股間を中心にきりきりと筋肉が引き締まり
それに合わせて痺れるような快感が走り続けていました。
射精による刹那的な快楽とは明らかに違う、幸せな感覚を伴った快感です。

このように、女性に愛される幸せを強く実感させてくれるエッチが繰り広げられています。
心身が同時に満たされる作品
声と音楽で癒しの気分とドライオーガズムの両方を味わわせてくれる優れた音モノです。

お姉さんと女の子は常にバックでシーンにふさわしい音楽を流しながら
様々な方向性を持つ暗示を使って少しずつ聴き手を作品の世界へと導きます。
サークルさんが相当に苦労されたというだけあって音楽のレベルは極めて高く
言葉では伝わりにくいその場の雰囲気を見事に表現しています。
同じく音楽を流していた過去2作と比べても細部の作りが明らかにパワーアップしています。

そして音楽ありきな作りでありながら、暗示の存在感も十分に出ているところが面白いです。
彼女たちは音楽に決して甘えず催眠・エッチいずれもほとんどのシーンで言葉をかけ
それらの効果により催眠を深めたりエッチな幸福感を高めようとします。

音楽があったほうが楽しめるのは間違いないのですが
それが無かったとしても催眠に入れそうなほど技術の使い方や暗示の質が高いです。
催眠音声としての大事な部分をしっかりと維持しつつ
オリジナリティを加えているからこそ、音でイく快感が得られたのだと思います。
声と音楽のバランスが高い領域で保たれています。

催眠は現代催眠寄りだった前作「怪しい団体のマインドセッション催眠」とは違い
古典から現代へと繋ぐハイブリッド形式が採られています。
特に前半で得られるリラックス感は相当なものでした。
後半も催眠っぽさをぼかしながら誘導する上手な使い方がされています。

エッチは音催眠を強く意識したものです。
絶頂の回数と時間が多いおかげでドライの感覚は得やすいのですが
音楽が結構重低音を多く鳴らすタイプであること、声に対するボリュームがやや大きいことから
人によっては催眠状態を維持するのが難しく感じるかもしれません。
クラブハウスの音楽にどれくらい馴染めるかで快感の大きさが随分変わると思います。
淫語と喘ぎ声ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

独特な世界観とプレイが味わえる非常に個性的な作品です。
音楽の好みにより若干人を選ぶ部分があるかな?と判断し、少し点数を引きました。
この手の音楽が好きな人なら間違いなく点数以上の満足度が得られます。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 共通パート…54:55 リラックス運動(オリジナル版)…13:07 リラックス運動(短縮版)…7:07


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

2021年5月6日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/85750834.html

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