サークル「みるくやしき」さんの(一応)催眠音声作品(全年齢向け)。
今回紹介する作品は、おばけVtuberとして活躍中の優しい女の子が
幼児退行をテーマにしたサービスでたっぷり甘やかします。
軽い催眠をかけてから彼女がママになりきってお世話するのが特徴で
赤ちゃん、児童、大人と主人公が成長する様子を描きながら
色んな手段を使って愛情を注いで心身両面を温めます。
催眠は非常に弱いので、同人音声と同じ感覚で聴いたほうが楽しめるでしょう。
Vtuberの赤ちゃんになろう
「催眠術使いのお化けVtuber なぃとめあだよー」
めあさんは甘くて可愛い声の女の子。
主人公に自己紹介し、普段どんな活動をしてるか話すと
その中で特に人気があるサービスをしてあげます。
本作品はYoutubeで耳舐めやASMR動画を配信してる彼女が
催眠を交えた癒しのサービスでとことん甘やかします。
冒頭の10分間で軽い催眠をかけてから、彼が成長していく様子を描いて赤ちゃん気分を与えます。
作品名や説明文から催眠音声だと思う人が多いはずなので先に言ってしまうと
本作品の大部分は同人音声で催眠の要素は非常に薄いです。
全体を10とするなら催眠と呼べる部分は1~2程度に留まってます。
一般的な催眠音声と同じ感覚で聴いたらたぶん肩透かしを食らうでしょう。
仮に催眠に入ったとしてもこの構造なら途中で解ける可能性が高いです。
「ぎゅーーー めあのバブちゃーん ママの 抱っこでちゅよー」
ただし、同人音声と割り切って聴くならなかなか良いものを持ってます。
赤ちゃん、幼稚園、小学生、成人後と色んなシーンがありますし
彼女も彼の成長具合に応じた手段でお世話するから脳がとろけます。
ハグ、ソフトなキス、おむつ交換、授乳、一緒にお風呂へ入るなど
全年齢向けの中では踏み込んだことをするのも大きいです。
色んな行為に効果音が入ってて品質も軒並み良いから
幼児プレイをテーマにした癒し系ボイスドラマと考えれば十分楽しめます。
うちではこういう作品をあまり評価しないのですが
本作品の内容を理解して興味を持ったのなら普通におすすめします。
音や音楽を流すライトな催眠
楽な姿勢で目を瞑り、まずはめあさんが赤ちゃんになる暗示を入れます。
それから「ないとベル」と呼ばれる鈴の音を鳴らす、深呼吸、軽い脱力をします。
「この鈴の音を聞いていると 次第に君は 赤ちゃんだった頃に戻ってしまう」
そして彼女は音と音楽を盛り込んで癒しと恍惚感を与えます。
催眠開始に合わせて穏やかな音楽が流れ始め、さらに「しゃらん」という涼やかな音も鳴らします。
そして終盤に差し掛かると鈴をガラガラに切り替えて赤ちゃん気分を膨らませます。
音に意識を向けさせながら暗示を入れるなど、本作品の催眠における大事な要素になってます。
時間がかなり短いし、やることの種類が多くてひとつひとつが軽くなってるので
もっと誘導時間を長く取って内容を絞ったほうが催眠に入りやすくなるでしょう。
脱力も右手→左手→右足→左足の順に少し力を入れて抜く軽いものです。
「最後に左足も ぐっと力を入れて? はいっ 力を抜いて 左足が赤ちゃんの足になってしまう」
あと暗示を入れる際に「~してしまう」を多用するのが気になりました。
この言い回しは人によってはややネガティブに受け取られるので
普通に「赤ちゃんの足になる」と言ったほうが回りくどくないし効果的だと思います。
初っ端から「赤ちゃんになる」と暗示を入れることも含めて、全体的にぎくしゃくしてる印象を受けました。
みるくやしきさんはこれが3作目なので以前よりも良くなってるだろうと期待してましたが
実際はお世辞にもそうとは言えない催眠で正直がっかりしました。
やることの順番が技術的におかしいですし(普通なら深化後に幼児退行の暗示を入れます)
個々の要素も非常に軽くて効果があるとは思えません。
音や音楽のおかげで癒しは感じるけど、催眠特有の感覚を得るのは難しいと見てます。
個人的に一番おかしいと思ったのは、作品のテーマと催眠の内容がズレてることです。
本作品は彼女と親子になって一緒の時間を過ごす仮想の記憶を聴き手に与えるわけですから
記憶支配の暗示が入る深いところまで誘導するのが望ましいです。
でも実際は催眠の深度がかなり浅く、記憶支配は到底無理なあたりに留まってます。
大手さんをはじめとする催眠音声サークルさんは
催眠をかけた後に何をするかを見据えて誘導します。
体を固めるだけなら時間を短めにしてその手の暗示を積極的に入れるとかです。
厳しい言い方になりますが、それをやってない本作品は同じ土俵に立ててないと思います。
ママに見守られながらゆっくり成長
「02 「バブバブ期」(約13分)」はハグ、洗体、授乳
「03 「はいはい期」(約14分)」は立って歩く練習と耳かき
「04 「幼稚園期」(約14分)」は幼稚園へ一緒に行ったりデパートで買い物します。
ここからは催眠にあたる要素がほとんどありません。
どのパートも冒頭の1分間で背景説明を行い、その際に催眠パートの音楽や鈴の音を鳴らすだけです。
それ以降は同人音声と同じセリフを言うから癒し系のボイスドラマになってます。
そのため普段よりも内容を簡略化して紹介します。
「わぁー すごいすごい 立派におっきできたね」
めあさんは主人公が赤ちゃん気分を満喫できるように思いっきり愛します。
おむつを交換する時は彼の股間が汚れてても嫌な顔ひとつせず綺麗にするし
03パートは彼が立ち上がっただけでべた褒めします。
しかし単に甘やかすだけじゃなく、徐々に距離を遠くする形で歩行の練習もします。
愛情をたっぷり注ぎながら母親の責務も果たすからテーマにすごく合ってます。
これらの最中に鳴る効果音も軒並み質が高いです。
ハグする時にも控えめな摩擦音を鳴らすところにこだわりを感じました。
催眠に関しては手厳しいことを書きましたが、同人音声として見るなら普通に良い作品です。
続く2パート34分間はさらに成長した後のお話。
「05 「学齢期」(約17分)」はいじめに遭った彼をマッサージとお風呂で慰め
「06 「成人期」(約17分)」は仕事で辛い思いをして引きこもる彼を再び赤ちゃんへ戻します。
「もう疲れたでしょ? 大人でい続けることに だから今だけは バブちゃんに戻って もう一度めあママの胸の中に 戻っておいで」
ここはどちらもシチュが暗いので、彼女も明るく振る舞いながら全肯定のセリフを投げかけます。
いじめられた時は彼に落ち度がまったくないことを教えるし
引きこもった時も自分に甘えてリフレッシュしようと言います。
それぞれの行為に対応した音を鳴らしたり、06パートでは明るい音楽も流しててなかなか凝ってます。
催眠の技術や暗示で癒すタイプの作品じゃないのは残念ですが
やってることはあまあまだし赤ちゃん気分に浸りやすいです。
このように、色んな時期に分けてお世話の内容を変える丁寧な幼児プレイが繰り広げられてます。
癒されるのだがうーん…な作品
めあさんは大人になってなかなか甘えられない主人公を癒そうと
まずは短い催眠をかけて彼を一時的に赤ちゃんへ戻します。
そしてその後は彼の成長を見守る流れで色んなお世話をします。
おばけVtuberが幼児退行をテーマにした健全なサービスをするシチュ
同人音声とほぼ同じ表現で全年齢向けの色んな幼児プレイをする展開
それらの最中に鳴るリアルで優しい音の数々。
何度も言いますけど催眠抜きで考えれば十分優れた作品になってます。
サークルさんが催眠音声だとおっしゃってるので私もこちらで紹介しましたが
同人音声側に分類するほうが自然だし評価もされる作品だと思います。
最初の7分間だけ催眠をやって、その後は80分近くノータッチなのはさすがに厳しいです。
催眠は開始したら終わるまで無意識に働きかけ続けるのが原則ですから
次回も催眠音声を制作されるならまずはそこを強く意識して組み立てるのが良いでしょう。
以上を踏まえて今回は厳しい点数とさせていただきました。
CV:なぃとめあさん
総時間 1:31:19
オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点

体験版はこちらにあります
追記
同人音声として見るなら8点です。
2023年6月26日まで30%OFFの1001円で販売されてます。
コメント
コメント一覧 (2)
コメありがとうございます。
推してる人の作品なら通常よりも催眠に入りやすくなるはずなので
今回の場合は質が影響してると見るのが妥当でしょう。
Vtuberでまともな催眠音声を作れる方は今のところごく僅かです。
安眠させるだけの作品を催眠音声と呼んでるサークルさんが未だにいますし
催眠を知らない人が良し悪しを見分けるのはなかなか難しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
推しの1人でYouTubeで配信してるasmrは凄くいいのですが催眠音声となると別ですね。
催眠音声を勉強せずに手を出してはいけないいい例ですね。
いつか推しに責められる催眠音声を聞いてみたいものです。