サークル「キャンドルマン」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、人間たちを甘やかすのが大好きな人外お姉さんが
催眠を交えたあまあまなサービスで癒しと安眠を提供します。

催眠の技術と優しい音を組み合わせてじっくり落とすのが特徴で
サークルさんの過去作でよく見るドM向けの要素は入れずに
リラックスや深化を促す暗示、甘やかすセリフ、5種類の音をバランスよく投げかけます。

今回は初回ロングコースを聴いてのレビューをお送りします。
お姉さんに甘やかされてダメになろう
アディケイナに音を使った催眠をかけてもらうお話。

「あ、君が今晩 可愛がらせてくれる人間くんかな?」
アディケイナは甘く穏やかな声のお姉さん。
ある日の夜、主人公に声をかけて自己紹介すると
音と言葉を組み合わせてとことん癒します。

本作品は遥か昔から人間たちを溺愛してる神のような存在の彼女が
彼を相手におよそ90分間の癒される催眠をかけます。
全年齢向けなのでエッチな描写は特になく、最初から最後まであまあまな雰囲気で行います。

「とろっとろになるまで癒し尽くして これ以上ないくらい気持ちよく 眠りにいざなって そして 夢の中でもたーっぷり可愛がってあげるから 覚悟してね」
キャンドルマンさんはアブノーマルな作品を数多く制作されてるサークルさんです。
しかし今作に限って言えばそういう要素は特に入れずとことん甘やかすスタイルを貫きます。
彼女の声と態度は終始穏やかですし、サービスの内容もノーマル向けで誰でも聴けます。
安眠効果も非常に高いので癒しだけじゃなくそちら目当てで聴くのもいいでしょう。

全編を通じて催眠音声初心者を意識してるように感じました。
冒頭の会話では催眠とは何かを説明したり、視聴する際の姿勢も細かく教えます。
その後もリラックス、深化、安眠と段階を踏んでひとつずつ丁寧にやります。
エッチする必要がないから一般的な催眠音声よりも催眠の時間が遥かに長いです。

「ブラシの音を聞くたびに リラックスして 手足から力が抜けていく」
もうひとつの特徴は音を絡めて誘導すること。
魔力を込めたブラシ、ヘラのような器具、スポンジ、ローション、手袋を
15分くらいの間隔で切り替えながらのんびり鳴らして別方向の癒しを与えます。
セリフと音のリズムを合わせてるから両者に一体感がありますし
音そのものに暗示を込めて心地よさや眠気を与える音モノらしいアプローチもかけます。

聴き手を甘やかすセリフも織り交ぜてるおかげで催眠っぽさが多少ぼかされてます。
他にも「じゅわー」「ふわー」といった擬声語を多めに言って柔らかい雰囲気を作るなど
数多くの名作を世に出してきたサークルさんらしい質の高い催眠が味わえます。
少しずつ落としてくれる催眠
初回ロングコースの催眠はほぼ全編にあたる93分間。
仰向けに横になって目を瞑り、アディケイナが用意したブラシの音を聞きながら脱力します。

「このブラシにはね 心身の余分な硬さを ほうきで掃くように取り去る力があるの」
彼女によると主人公の心身にはまだ硬さがあるらしく
深い催眠へ誘導する前にそれを取り除くことから始めます。
そして最初は右、しばらくすると左から乾燥した摩擦音をゆっくり鳴らします。
反対側から彼女も話しかけるので音と技術の連携が早速取れてます。

ここで行う催眠の内容はまさに王道です。
左右の手足を中心に脱力感を与える、同様に温かさを与える
心臓の鼓動や呼吸に意識を向けるといった具合です。

催眠を知ってる人ならこの時点である誘導法を連想するでしょうね。
キャンドルマンさんがこれを採用してるのは意外でした。
でもこれがあるから催眠初心向けの作品だと思ってます。
ブラシの音も長めの間隔でゆっくり鳴ってて癒しの空間が出来上がってます。

次の70分間は催眠状態を徐々に深めながら別の音を鳴らします。
ある動作を挟んで聴き手が催眠に入ってるかどうかを認識しやすくしたうえで
魔法のヘラで不要なものを削ぎ落とす、スポンジで撫でる、ローションマッサージ
手袋と器具を使い分けて癒しの音もたっぷりお届けします。

「ぞり ぞり ぞーり ぞり 心身のふかーいところまで脱力して リラーックス ふかーい ふかーい 催眠状態へ」
「人間くんを可愛がるのは やっぱり癒されるなぁ」

そしてここからは「深い」「落ちる」といった深化の暗示を入れるようになります。
擬声語と組み合わせて暗示を入れるからセリフも柔らかく感じました。
彼女自身も嬉しそうな表情を見せるなど、すべての要素があまあまで癒しのパワーが強いです。

途中で寝ることも想定してるからでしょうけど
時間に対してやることの種類を少なめにしてひとつずつじっくりやってました。
このほうがそれぞれの音を楽しみやすいし落ち着いて聴けます。
またスポンジ以降は左右同時に鳴らすシーンもあります。

「一段 また一段と下りていく 底の見えない 気持ちいい世界へと 安らかな心地よさと共に 下りていく」
最も寝落ちしやすいのは終盤の20分間。
お馴染みのカウントとイメージを組み合わせてさらに落とすのですが
1回ごとにイメージの内容を変えて違う感覚を与えます。
扱うのは階段など他の催眠音声でも見かけるものですから難しいことはありません。
このへんまで来ると心も体もとろとろになってるでしょうし
そういう状態でも楽しめるようにわかりやすい素材を使ってます。

実際に聴いた感想ですが、M向けの要素がまったくないことに驚きました。
過去に制作したR-15の「マゾヒスティック・リラクゼーション」も割とM向けだったので
今作も多少は意地悪してくるのだろうと思いきや、少なくとも私はそういう感覚を特に抱きませんでした。
アディケイナは最初から最後までずっと優しいし、サービスの内容も慈愛に満ちてます。
強いて言うなら彼女にとことん甘やかされてダメになる展開はM寄りかなぁと。

催眠自体も初心者向けの内容になってて聴きやすいです。
誘導の手段やセリフの表現をシンプルにしてより多くの人が受け入れやすくしたり
同人音声側で流行りのASMR成分をそれなりに持たせてるのが良い例です。
音と暗示を上手く組み合わせてるから両者が共存できてます。
癒し一色の作品
癒しや安眠効果が非常に強くて誰でも聴けるノーマル向けの作品です。

アディケイナは主人公を心の芯から癒そうと
穏やかな声と態度で話しながらリラックス重視の催眠をかけます。
そしてこれらの中に5種類の音を盛り込んで臨場感や一体感を出します。

人間を甘やかすのが大好きなお姉さんが健全な催眠で寝かしつけるシチュ
ほぼすべてのシーンで優しい音を鳴らし、暗示と組み合わせて癒しのパワーを上げる工夫
催眠音声初心者を意識した高品質で丁寧な作り。
ニッチでアブノーマルな作品を制作されてる普段とは真逆の路線を歩んでます。

中でも2番目はバックで音を垂れ流すのではなく
彼女のセリフに合わせて鳴らす凝った演出がされてます。
音自体も質が良いですし、セリフだけの時よりもずっと癒されるものになってます。

私が聴いた時も比較的早い段階からぬるま湯に浸かってるような心地よさが味わえました。
終盤はかなり眠くなったのでサークルさんが狙った通りの効果が出てます。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:秋野かえでさん
総時間 初回ロング…1:36:15 2回目以降ロング…1:34:23 2回目以降ショート…1:23:11

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


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追記
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