前回の「2022年上半期の同人音声ランキング その1」は今年の上半期に発売された作品の中で
個人的に一際良いと思った、印象に残ったものをランキング形式で紹介しました。
ここでは同人音声側に限定した業界の情勢に関するあれこれを語ります。
上半期の大まかなまとめ
昨年末の記事で私は今の同人音声側は二極化してると書き
その具体例として販売価格やDL数の大きな開きについて話しました。
ここでもそのあたりから振り返ってみようと思います。

まず販売価格について、いわゆる100円サークルは昨年よりも増えた印象を受けてます。
昨年の時点では特定のサークルが積極的にやってる感じだったのが
今年は新規参入でいきなり定価1000円のものを1か月限定で100円にしたり
今まで普通に売ってた人が100円サークルへ堕ちるケースも見かけました。

その一方で元々100円サークルだったところは
200円~300円で7日間とか以前よりも安売りを控えて利益を得ようとする動きが見られます。
昨年はまだ100円サークルがそんなにいなかったからある程度安定した収益が見込めたけど
100円サークル内での競争が激化してる影響でもう100円ではやっていけないと判断し始めてるのだと思います。

ただDLsiteの状況を毎日チェックしてる限りでは苦戦してるようです。
「100円じゃないならもういいや」と思ってる人が多いのでしょうね。
桁が1つ減るくらいの大幅な落ち込みが見られます。
今年に入ってから起きたことなので、今後も様子を見て何かあれば年末に改めて取り上げます。

DL数については実力のあるサークルさんは堅調を維持し、それ以外は軒並み苦戦してる状況です。
確認したところ2022年の上半期に出た新作は2860本でした。
2021年の上半期が2356本だったのでおよそ21%増えてます。
新作がここまで多いと供給過多に陥ってユーザーの取り合いになります。
同人音声は以前に比べれば大きくなりましたけど、漫画やゲームよりはまだ市場が小さいです。

ただし、例外としてオホ声作品だけは伸びる傾向が見られます。
以前は4桁前半くらいだったサークルさんが1万超えを叩き出したケースもあります。
DL数が減少傾向にある今の状況では珍しく明るい材料です。

このまま定着するか、それともただのブームとして終わるかは私にもわかりません。
でもオホ声は音声との相性が良いジャンルですから
供給量にさえ気をつければ上手くいくんじゃないかと思います。

今のように右も左もオホ声という状況は勘弁してほしいですけどね。
流行にあやかろうと思ってるのかとりあえず入れてる作品をよく見かけます。

以上をもって今年上半期の総括とさせていただきます。
下半期も良い作品が多く出てくれることを期待してます。