サークル「HyPle」さんの催眠音声作品。

今回紹介するサークルさんの処女作は、森の奥深くに住んでる妖艶なアルラウネが
自分の領域に迷い込んできた男性から何度も精気を吸い取ります。

催眠は様々なイメージを組み合わせて没入感と催眠状態を深め
エッチは3つの要素を組み合わせてその様子をわかりやすく表現する、といった具合に
主人公になりきって仮想プレイをリアルに体験できるよう丁寧にリードします。
触手プレイ中心ですが雰囲気は穏やかなのでややM~Mな人に最も向いてます。
アルラウネとのエッチを疑似体験
語り手に催眠をかけられアルラウネとエッチするお話。

「ようこそ 今日は とっても心地の良い体験をして 癒されましょう」
語り手は明るくてお淑やかな声のお姉さん。
音声を聴く際の注意点や環境を確認すると
目を開けたままどこか一点を見るように言います。

本作品は人外娘とのエッチをできるだけリアルに体験させることを目的に
彼女がおよそ60分に渡って催眠をかけたりドライ系のエッチをします。
語り手は天の声として催眠者や案内役を務め、アルラウネはエッチシーンから登場して彼を直接相手します。
女性が2人登場しますが双子形式ではありませんのでご注意ください。

「ぷかぷか ぷかぷか あなたは海に浮かんでいる」
全編を通じて言える特徴はリアリティを出すための演出に力を入れてること。
催眠は途中からイメージ重視に変わってアルラウネと会うまでの様子を描き
エッチはプレイの大部分に効果音を入れてエロくわかりやすく表現します。

現実世界でアルラウネとエッチしたことがある人はいないはずですから
仮想プレイを主観的に体験できるように工夫しながら進めます。
Hypleさんが催眠音声を作るのはこれが初めてですけど
事前に勉強されたようで催眠誘導も割としっかりしてます。

エッチについては人間との違いをはっきり出すために触手プレイを中心に据えてます。
乳首、アナル、おちんちんとパートごとに責める部位を切り替え
セリフと音を組み合わせて少しずつ確実に追い込みます。
言葉責めや暗い描写は特にないのでM度はそれほど高くありません。
催眠音声では珍しく純粋なエロさを高めにして絶頂を迎えやすくします。
アルラウネに会いに行く催眠
催眠はおよそ18分間。
最初は楽な姿勢で目を開けたまま深呼吸と脱力をします。
途中で謎の少女が出てくる以外はほとんどを語り手1人で進めます。

「力が抜ける 一緒に緊張も抜ける 緊張が抜けて気持ちいい 体が気持ちよくて心が穏やかになって 催眠状態に少し近づく」
脱力は彼女がカウントを数えてる間は力を入れ続け、10になったら脱力します。
そしてそれに合わせて畳みかけるような速度で「力が抜ける」と暗示を入れます。
古典催眠の漸進的弛緩法というもので、実際に筋肉を動かすぶんリラックスしやすくなってます。

この先も含めて本作品の催眠はシーンごとにキーワードを定めてたり
暗示の頭に「ふわふわ」などの擬声語を入れてリズムを取るといった特徴が見られます。

セリフの表現自体はストレートですけど、入れ方に工夫がされてて深化しやすく感じました。

リラックスした後は誘導法が大きく変わります。
目を瞑ってから海に浮かんでるイメージを行い、太陽に照らされて水蒸気のように宙へ浮かび
森へ移動した後は雨粒となって地面に戻ります。
そしてそこで会った少女の後を追ってアルラウネがいる場所まで移動します。

「ぽた ぽたっと 雲から雨粒が落下する 意識も落下する ぽた ぽたっと落ちる」
「その光を放つ少女を見ていると なんだかぼーっとしてくるような 不思議な感覚に包まれる」

浮かぶ感覚、落ちる感覚、意識がぼやける感覚、足を中心に体が重くなる感覚など
旅を通じて状況に合った暗示を入れるなかなか凝った誘導です。
少女が放つ甘い匂いを伝えるシーンもあったりと
できるだけ多くの感覚に働きかけて臨場感を出してました。

実際に聴いてみると情景をイメージしやすく感じるでしょうね。
そしてイメージがあるから暗示の感覚も受け入れやすくなります。
私が聴いた時も落下感や意識のぼやけがそれなりに味わえて心地よかったです。

リラックスしてからイメージを使って没入感と深化の感覚を伝えるストーリー形式の催眠です。
聴き手をアルラウネがいる森の中へ連れて行くことを目的に
深呼吸から入って漸進的弛緩法、自然物に関するイメージを組み合わせた深化と
本作品の特徴が活きるように考えながら組み立ててます。

海に浮かんでるイメージが出てきた時点で「このまま海底に沈むのかな?」と思ってただけに
そこから森へ移動しアルラウネと会う展開が意外だしコンセプトにも合ってて良いです。
単に技術を使うのではなく、目的をちゃんと見据えてそこへ向かうように進めます。
処女作として見るぶんには優れてるほうだと私は思います。
ひとつずつじっくり責めるエッチ
エッチシーンは4パート28分間。
プレイは体の拘束、媚薬を塗り込む、触手による乳首/アナル/おちんちん責め/キス、指舐め、SEX(騎乗位)です。

触手責めの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。
セルフはありませんが射精表現はあります。

「あら、久しぶりの獲物ね」
アルラウネは穏やかで色っぽい声のお姉さん。
自分の住処へふらふらやって来た主人公を嬉しそうに迎えると
その場に生えてる植物のツタを使って性感帯を刺激します。

エッチは引き続き語り手が進行役を務め、アルラウネはその合間にちょこちょこ話します。
前半の2パート15分間はおちんちん以外を責めるシーン。
「02.胸部刺激(約8分)」は胸と乳首
「03.アナル刺激(約7分は)」はアナルと前立腺を違う形状の触手でいじります。

アルラウネ「その粘液は 触れるだけで感度が上がる媚薬なの」
語り手「腕と足が蜜に濡れる じーんとした疼きが 腕と足を痺れさせていく」
そしてここからは2人が連携を取りながら割とリアルな音を鳴らして臨場感を出します。
02パートは「じゅりっ」という筋っぽいくて幅広い水音を鳴らし
03パートは「ぎゅぷっ」という粘性高めの水音をリズミカルに鳴らします。

同じプレイでも責め方に応じて音の質感や動きが変わるおかげでイメージしやすく感じました。
催眠パートをイメージ重視にしたのが効果的に働いてます。
純粋なエロさを上げることにも繋がりますし、このへんはよくできてるなって思います。
これだけ音が鳴るならいっそ音そのものに気持ちよくなる暗示を入れても良かったかもしれません。

ちなみにどのパートも終盤に1回ずつ絶頂シーンがあります。
パートごとのプレイ時間が短いので、2パートに1回イクくらいのほうがやりやすいかなと。
盛り上げ方は割と上手ですから時間を長く取れさえすればイキやすくなるでしょう。

後半の2パート13分間はおちんちんメイン。
「04.ペニス搾精(約6分)」は筒状の触手
「05.騎乗位搾精(約7分)」はアルラウネのおまんこを使って精液を搾ります。

「くらくらと エッチな香りが脳みそまで浸蝕し あなたの頭がぼーっとする」
実況、暗示、効果音を組み合わせて追い込むところは前半と一緒ですが
再度深化させるアプローチを挟んで催眠状態を維持しやすくしてます。
絶頂した後は多少浅くなることがありますし、このへんでかけ直すのは良い判断だと思います。

ひとつだけ気になったのは絶頂後の時間がほとんどないこと。
02~04パートは絶頂シーンが終わった直後に次のパートへ進みます。
もう20~30秒長くして余韻に浸りやすくしておいたほうがいいでしょう。

このように、アルラウネらしいやり方で性感帯をひとつずつ責めていく個性を活かしたエッチが繰り広げられてます。
イメージ重視のドライ系作品
現実世界には存在しないプレイをできるだけリアルにお届けするややM~M向けの作品です。

語り手は主人公にアルラウネとのエッチを疑似体験させようと
まずは催眠を通じて彼女が住む深い森へ案内します。
そしてその後は役割分担しながら触手メインのプレイで何度もイかせます。

語り手に催眠をかけられアルラウネに搾精されるシチュ
リラックスの後に色んなイメージをして没入感を高める催眠
触手とおまんこを使って乳首、アナル、おちんちんを責めるエッチ。
テーマ性をきちんと持たせたうえで堅実にリードすることを心がけてます。

ここ数年の新規さんは以前よりもレベルの高い方が増えてますが
Hypleさんはその中でも個人的にかなり期待できるサークルさんと見てます。
催眠がただ技術を行使するものじゃなく目的に沿ってますし
エッチも2人に違う役割を持たせてエロさと臨場感を出してます。

絶頂後の描写が淡白なところとかは経験を積めば自然と解消するはずです。
効果音の扱いが丁寧なので音モノを作ってみると面白い作品が生まれるかもしれません。

絶頂シーンは4回。
くちゅ音それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

CV:語り手…浅木式さん アルラウネ…来夢ふらんさん
総時間 55:13

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2021年8月12日まで10%OFFの990円で販売されてます。