
サークル「GREENWAY」さんの同人音声作品。
前作「いやらし怪談娘2 ~あなたの子種を奪う四物語~」から1年の時を経て
つい最近発売された「ホラー+エロ」という珍しいジャンルの作品です。
丁度暑い時期というのと、前作が非常に良い作品であっただけに
個人的には結構楽しみにしていました。
内容は前作に比べると甘めのテイストになっており
迫り来る死の恐怖を味わう、という王道のお話に加えて
優しく接してこっそり命を奪う、というタイプのお話が登場します。
「射精=死」の世界
お話は全部で5つあり
1話あたり18分~22分と結構手ごろな時間となっています。
内容は全部独立していますから、無理して一気に聴く必要はありませんし
ファイルの順番通りに聴く必要も、基本的にはありません。
ただ「vol.5 いやらし怪談娘」だけは一番最後に聴いた方がいいかも。
「この世には あの世へと繋がっている場所があるわ」
まずはナレーターとして、怪談らしい低いトーンの女性が登場し
ある程度話の内容を伝えた後
登場人物の女性にバトンタッチをすることになります。
このへんは前作とほぼ同じ流れですね。
お話はホラーということで
主人公は女幽霊などの人間以外の存在にエッチな事をされ
その結果命を奪われることになります。
ただ男性が射精したところで終わるようになっていますから
魂を抜かれて干からびていくとか、具体的にグロい表現は出てきません。
あくまでエロに力を入れる方向で作られていますし
よほど怖いのが苦手な方でもない限りは
途中で聴くのを投げ出すことはないでしょう。
前作と比べると、雰囲気作りの効果音がパワーアップしています。(エッチ系を除く)
例えば、雨の中を自動車で走るシーンがあるのですが
雨音はもちろん、同時にちょっと抑えた音量でワイパーの動く音が聴こえたりと
かなりリアルでクリアな音が物語を盛り上げてくれます。
恐怖系3話、あまあま系2話
プレイはお話の順にフェラ、フェラ+SEX、手コキ、手コキ、オナニーとなります。
(時間については「vol.5 いやらし怪談娘」でオナニーの開始タイミングが
不明瞭であるため、すべての時間をエッチシーンとして計算しています。)
エッチシーンでも効果音は流れますが
水っぽかったり、ゴムの音が強かったりと
エロ以外の効果音に比べるとリアルさに欠けます。
「子種袋に入っている しろーいのを 全部飲みながら殺してあげる」
物の怪は主人公の命を奪うために
ゆっくりとそのおちんちんに襲い掛かってきます。
お話のタイプは1、3、5話が従来通りの
主人公を無理やり動けなくして、その意思とは関係なく精液を奪うお話
2、4話は結果的に死ぬことがわかっているかはともかくとして
主人公と物の怪が合意の上でエッチを行う、比較的マイルドなお話となっています。
「この肉の棒よ この肉の棒から 子種と一緒に 命を抜き取ってあげる」
前者は物の怪が最初から相手を殺すつもりで、おちんちんを刺激してきますから
「射精したら死んでしまう」という死への恐怖と
物の怪の巧みなテクニックによってもたらされる
射精への欲求との板挟みに苦しむことになります。
物の怪のタイプも大人の女性、あどけない少女、その中間と一通り揃っていますから
本シリーズの醍醐味をたっぷりと味わえることでしょう。
「先生とずーっと一緒にいる方法 教えてあげる」
一方後者はというと、「死」という言葉は一切出てくることもなく
2話は恋人同士、4話はおねショタの組み合わせで
普通に愛し合うような、あまあまなエッチが展開されています。
恐怖感にはやや距離のある内容になっていますから
シリーズの趣旨とは若干ずれているのかもしれません。
ただ4話は結果的に命を奪われてしまうことになりますので
「安心しきっているところで命をこっそりいただく」という
ちょっと違ったテイストのホラーであるとも言えます。
ホラーものとしては微妙な作品
本シリーズをまだ聴いたことのない方は、先に2の方を聴くことをお薦めします。
ホラーについては恐怖感が減っているのが残念です。
人間と物の怪のあまあまなエッチというのはどうも…
2話に至っては「怖い話」どころか、ただの「いい話」になってしまっています。
あくまで聴き手を怖がらせる路線を維持してほしかったです。
エロはキャラごとに演技分けがされている点は良いですが
プレイの内容がかなり被っていたり
前作の売りであった淫語のバリエーションが一気に減ったりと
単調になってしまっているように感じられます。
SEXシーンが1話だけというのも物足りないです。
時間が十分にあるのですから、やはり一工夫欲しかったなと。
そして最も残念だったのが
大きな声や音が出るシーンで、音割れが発生していることです。
もしかしたら私の環境のせいかもしれませんが
少なくとも私には音が割れているように聞こえました。
山場の絶頂シーンで音が割れてしまうのは、致命的と言えるでしょう。
「どうしてこうなった?」という思いで一杯です。
CV:浅倉小春さん
総時間 1:44:28
オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点

体験版はこちらにあります
追記
ここまで手厳しい評価をさせていただいた作品は
今回が初めてです。
最初はもっと直接的に痛烈に批判した内容で
それを何度も推敲しながら表現を柔らかくしていきました。
ボロクソに叩いたところで
所詮は私一人が一時的な優越感に浸れるだけですから。
それよりはきちんと前に進めるような形にしたかった。
点数の内訳は、前作の9点をベースに
+1 物の怪ごとの演技分けがされていた
-2 怖さが半減していた
-1 エッチがパワーダウン
-5 音割れ
以上となります。
やっぱり音割れが厳しいですね。
過去沢山の音声作品を聴いてきましたが
音が割れていた作品はこれが初めてです。
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