同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

2015年01月

   ● ひょーい!
   ● 添い寝姉-夏芽
   ● ONE SELF


紅月ことねの胎児期退行催眠

サークル「Novel-Trance-Lab」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、声優の紅月ことねさんが実の母親になって
甘やかしながら心身をリフレッシュさせてくれます。
心地よさを感じるイメージ、安らぎを感じるセリフの数々など
すべての要素が癒し一色に染まっており
聴いているだけで自然に眠くなったり意識がぼんやりとしてきます。

催眠誘導後の赤ちゃんになるシーンも癒し要素満点。
リアルの嫌なことを綺麗さっぱり忘れ
スッキリした新しい自分に生まれ変わることができます。



ことねさんの赤ちゃんになろう
紅月ことねさんの赤ちゃんになって癒されるお話。

「催眠が好きで わくわくしている方も 催眠は初めてで ちょっぴりドキドキしている君も ごきげんいかがですか?」
ことねさんは清らかで温かい声のお姉さん。
聴き手がリラックスして作品を聴けるように
まずは催眠に関する簡単なお話をしてから催眠誘導を始めます。

本作品は催眠音声ではあまり見かけない幼児退行をテーマとしており
最初の半分近くの時間は赤ちゃん要素一切なしにきっちり催眠状態へと誘導し
その後はイメージを使って彼女の赤ちゃんになった気分にさせてくれます。
生命の誕生にちなんだ用語(精子、卵子、子宮など)を言うシーンがあるものの
彼女がエッチなお世話をしてくれることは一切ありません。
純粋に女性に甘やかされて癒しを感じるのを目的としています。

世間一般的には催眠音声=エロの印象が強いのですが
催眠にあまり慣れていない人は本作品のような全年齢向けこそ
催眠に集中できるという意味で音声をより楽しみやすいと言えます。
また最近うまく催眠に入れないなどトラブルを抱えている人にも向いている作品です。

「突然ですが リンゴの皮を剥けますか?」
本格的な催眠を始める前のお話の内容はイメージに関するもの。
頭の中でリンゴの皮を剥き、飾り切りするまでを軽くイメージするように言われます。
催眠、赤ちゃんどちらにも直接関係ない話題に拍子抜けするかもしれません。
しかしこれは催眠にとって重要となる集中力のトレーニングになります。
こんな風に彼女はあまり堅苦しくないスタイルで聴き手を催眠に導いてくれます。



イメージに暗示を絡めた綿密な催眠
催眠誘導はおよそ26分間。
最初はことねさんに言われた通りの風景をイメージしながらリラックスします。

「白い綿菓子みたいな雲が ゆったりと 流れていく ゆーっくり ゆーっくり 流れていく」
今回イメージするのは彼女と2人で白いボートに乗り
波に揺られている、といったもの。
青い空、白い雲、そして心地よい日差しやほのかに伝わる波の揺れを
彼女はわかりやすく描きながら同時に心地よさを感じる暗示を入れてきます。

彼女の声が催眠開始前とは打って変わって穏やかになり
セリフを細かく区切りながらゆっくりと語り掛けてくれるのもポイント。
心安らぐイメージと声の雰囲気が見事に噛みあっているおかげで
開始10分もしないうちに強烈な眠気が襲ってきます。

「両肩の筋肉が 穏やかに とろーんと ほどけて 力が 抜けていく」
イメージの世界に十分に浸った後は脱力。
体を上から下になぞるように力を抜き、さらに同様の方法で温かさを感じます。
この時点でおそらく多くの人が体を動かしたくない衝動に駆られているでしょう。
「心地いいから体を動かしたくない」そんな自然な脱力感が味わえます。

「どんどん若くなっていきます そして 子供の頃に遊んた おもちゃを見つけます」
そうやって聴き手を十分に暗示を受け入れやすい状態にしてから
ことねさんはようやく長めのカウントを数えて幼児化を進めていきます。
1カウントごとに紡がれる子供の頃の思い出を引き出すセリフの数々が
そうなりたい願望を上手にサポートしてくれるでしょう。
そして0カウントの後に聞こえ始める心音が赤ちゃん気分を一気に膨らませてくれます。

古典系の催眠法にリラックスを促すイメージを織り交ぜた比較的オーソドックスな催眠です。
深化の直前まで幼児化を一切絡めずまずはしっかりと催眠を深め
それから表現をややぼかして遠回しに気付かせる形で童心に帰らせてくれます。
また全編を通じてかける言葉の表現に細心の注意が払われています。
ですから嫌な気分を一切抱かずにするすると催眠に入ることができるでしょう。

この催眠で個人的にすごく印象的だったところが2点あります。

「寄せては返す 波の音を感じていると さらに深く 深く ふかーく リラックスしていくから」
「とろーん とろーん 深く 深く ふかーく 寛いでいる」

一つ目は上のセリフのようにキーとなる暗示を必ず3回重ねて入れていることです。
しかもきちんとイメージに絡めてくるからくどさがまったくありません。
わざとらしさがないから受け入れやすく、その結果自然に催眠に入れます。

もう一つは最後に数えるカウントを20にしていることです。
数字の20はそれだけだと何の意味もありませんが
「20歳」と言うと日本人にとっては大人になることを意味します。
それを減らしていくことが何を表すかは言うまでもないでしょう。

催眠法自体に作品のテーマをしっかり絡めて違和感を無くしているわけです。
これはなかなかできることではありません。
誰にでも取り組みやすい極めてハイレベルな催眠と言えます。



赤ちゃんになることに奇跡を感じながら
ことねさんの催眠で無事赤ちゃんへと生まれ変わってからは
まず彼女の赤ちゃんになったことを満喫します。

「あなたはもう 何もしなくていいの すべての義務から 完全に解放されて ただそこで 安らかに息づいているだけでいい」
「私の子宮に灯った 命の温もりに ありがとう」

彼女の慈愛に溢れた言葉の数々を聴いていると
体の芯から蕩けてしまうような幸福感が一気に湧いてくるでしょう。
彼女も催眠誘導の時から声のトーンを少し下げ
母親らしい大人っぽい雰囲気を持たせながら語り掛けてくれます。

これだけでも十分に幼児退行気分が味わえて癒されるのですが
本作品の凄さはこれだけではありません。
生命の誕生をテーマとしたイメージを交えながら
聴き終えた後の人生に負けない勇気と活力を与えてくれます。


「いくつもの試練を乗り越えた あなたはエリート 子宮の揺りかごに抱かれる あなたは生命のエリート」
膣内に精子が放たれ、卵子と出会い、そして子供ができる。
言葉ではあまり実感できないのですが、そこに至るまでには数々の苦難があります。
まずは卵子にたどり着かないといけませんし
たどり着いたとしても無事子をなせるのは数億匹の中のたった1匹です。

自分が人間として生まれてきたことは奇跡であり
それを成し遂げたこと自体がまず素晴らしい。
だからもっと自分に自信をもって生きて欲しい。
自分で自分を褒めることができる心境へと導いてくれるわけです。

これだけ聞くと何やら催眠とはかけ離れているように感じるかもしれません。
しかし聴き手を違和感なくそう思わせるにはそれ相応の技術が必要です。
ですからこれも立派な催眠です。
具体的には様々なものをポジティブに捉えられるような暗示を入れてくれます。

「甘えていいよ 求めていいよ 泣いていいよ 腕に包みこまれて 肌の温もりを感じていてね」
そして最後は彼女の体から出て、今度は直に彼女の温もりを感じます。
腕に抱かれながらおっぱいを吸っているシーンで
「あぁ 生まれてきて良かった」と思う人がきっといるでしょう。
少なくとも作品を聴く前よりも自分がスッキリした気分になっているのを感じるはずです。

このように、癒しながらやる気を奮い立たせてくれる催眠が繰り広げられます。



新しい自分に生まれ変わった気分になれる作品
心身のリフレッシュに抜群の効果が見込める良作です。

心にプラスの印象を与える数々の暗示を駆使しながら徐々に催眠を深め
その先もテーマの幼児退行に沿ったイメージを上手に絡めながら
心を安らげ、明日への活力を注入してくれます。
テーマ性の珍しさだけでなく催眠音声としても非常に優れたものを持っています。

「幼児退行なんだから赤ちゃん気分に浸れるのかな?」くらいに思ってたのが
さらに一歩踏み出して心を晴れやかにしてくれるところが素晴らしいです。
催眠と言うとこの界隈ではエッチな気分にしてくれる印象が強いのですが
本来はこの作品のように心をケアするために使うのが正しいのです。

「あなたはもっと 能力 才能を 人に見せてもいい あなたにはそれができます」
「あなたは なりたい自分になれるし そうなってもいい人だから」

そして暗示を入れる際も「~になる」と押し付けるのではなく
聴き手を許容し、その可能性を伸ばす言い回しが徹底されています。
彼女にそう思い込まされるのではなく自分でそう思うからこそ
聴いた後にも暗示の内容がしっかりと心に残るのです。
聴き手の潜在能力を引き出す、実に催眠らしいアプローチと言えます。

幼児退行についてはお腹に入るまでは比較的シンプルに
その後、子宮内にいる気分や生まれる時、生まれた後に力が入れられています。
催眠自体がかなり入念なので割とすんなに赤ちゃん気分に浸れるでしょう。
赤ちゃん言葉は残念ながら登場しません。

テーマ、催眠、その後の暗示といくつもの優れたものを持っている作品です。
非エロを許容できるのなら癒しを求めるすべての人にお薦めします。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:08:00


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
本作品は2015年2月1日まで半額以下の700円で販売されています。
その場合の点数は10点です。


後輩のいいなり~事務的に搾られてマゾ奴隷に堕ちるまで~

サークル「F・A・S」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、正義感な先輩が冷静な後輩の奴隷へと成り下がる様子を
濃厚で変態的な5つのプレイを行いながら描いています。

これまで数々の男を手だまに取ってきただけあって
全編を通じて彼女のプレイは肉体、精神いずれに対してもとってもハード。
その的確で容赦の無い責めの数々がM心を確実に燃え上がらせます。



止めに来たはずなのにどんどん籠絡されていく先輩
お金を払って後輩に様々なエッチのサービスをしてもらうお話。

「はい 私に何のようでしょうか?」
後輩は淡々と話す無機質な声の女の子。
お金をもらって不特定多数の男子にエッチなサービスをしている彼女は
それを聞きつけた2つ上の先輩に呼び出され、止めるように言われます。

本作品は全部で5つのパートに分かれており
キス、足コキ、手コキ、パイズリ、SEXとパートごとにメインのプレイを変えながら
後輩が先輩を何度も射精させ、お金を貢ぐだけの奴隷へと心を塗り替えていきます。

射精シーンが少ない時でも2回、多い時は6回といずれも多く
プレイ内容はもちろん、その進め方も激しいものばかりですから
基本的には数回に分けて聴いたほうが作品をより濃厚に楽しめると思います。
72分で17回だと4分30秒に1回は射精してる感じですね。
通しで聴いたら精神的にも肉体的にも結構疲れます。

「恥辱に顔を染めながら 私に射精をするのではなく させられる側になった時の 情けない表情 うふふっ とても可愛いんですよ」
そしてプレイ以上に作品のハードさを際立たせているのが後輩の態度やセリフ。
彼女は入学以来毎日のように男子たちを射精させ続けていることもあり
短小包茎早漏童貞の先輩をいとも簡単に射精へと追い込みます。

その事務的な声質やゴミを見るような冷たい罵声も手伝って
突き放されたり素っ気なくされるのが好きな人ほどきっと興奮するでしょう。
詳しくはこの後のエッチで説明していきますが
本当に最後の最後まで彼女は徹底的に先輩を貶し続けます。



バランスのいい容赦の無い責めの数々
エッチシーンは5パート55分ほど。
プレイはキス、手コキ、足コキ、アナル責め、パイズリ、SEX(騎乗位、逆正常位)、掃除機責めです。
手コキ、足コキ、アナル責め、SEX、掃除機責め、放尿、射精時にややリアルな効果音が鳴ります。

「こういうキスをするのは初めてでしたか? ほら…」
説得しながらなぜか股間を勃起させている先輩を試すかのように
後輩は彼におもむろに近づきキスをします。

エッチは最初のパートは対等な関係で、その先は彼がお金を払い
金額に見合ったサービスを彼女がしてくれます。
いわゆる貢ぎプレイなのですが、払った金額はさらりと流す程度に留め
プレイそのものをクローズアップしながら進めてくれますので
金額が気になって抜きに集中できないことはまず無いです。

そして本作品におけるエッチの大きな特徴は
プレイと罵声の両方がハードかつハイレベルであることです。

一番最初のパートはキスだけで1回、その後に手コキでもう1回射精します。
これだけだと単に先輩が早漏なだけに思われるかもしれませんが
実際に聴いてみると後輩の心身両面に対する責めが極めて優れているのがわかります。

まず肉体面はキスはそのままですので置いておくとして
手コキは彼の包茎を利用し、包皮を目いっぱい引き延ばして亀頭を包み込み
そのうえで激しくしごきながら亀頭を指で撫でまわします。
プレイの進み具合で効果音のペースや質もきちんと変わります。

「見てください 皮がこんなに膨らんで 天然のコンドーム 便利ですね」
さらに面白いのが射精シーン。
先ほどの状態で亀頭と包皮の間に精液をそのまま吐き出させます。
こんな感じにあらゆるプレイが変態チックにアレンジされているわけです。
また全編を通じて射精直後にノンストップで刺激を与え続けるシーンが非常に多いです。

もちろん心への責めもそれに負けないほどにとってもハード。
いつもの冷静な声で聴き手の心を抉るセリフを容赦なく叩きつけます。

「キスだけで イっちゃいましたね 説教しようとして 返り討ちに遭うなんて 恥ずかしい人」
「チンポはこんなに粗末なのに 精子の量だけは一丁前なんて 救いようがないですね」

特に際立っているのが射精直後に必ずきつめの罵声をぶつけてくることです。
男にとって一番幸福な瞬間に敢えて心を折るセリフを叩きこむ。
M男をいじめるのが大好きな彼女らしいシーンと言えます。

作品の魅力が最も詰まっているのはもちろん一番最後のパート。
ここでは卒業間近な先輩が童貞も卒業しようと後輩に本番を懇願します。
様々なプレイですっかり骨抜きにされた彼に当初のプライドは一切なく
彼女の「靴を舐めろ」という命令にも嬉々として従うほどにまで堕落しています。

「全然気持ちよくなかったって言ったの 正直 先輩のおちんちんが 私の中にいるのかさえ よくわからなかったわ」
挿入後1回ピストンしただけで射精してしまった彼をその存在ごと否定したり
尚も食い下がる彼を屈辱的な恰好にし、ノンストップで何度も搾り取るなど
プレイ内容、射精回数、変態度、罵声のクオリティどれを取っても最高レベル。
女性に冷たくあしらわれ、貶される快感を嫌と言うほど味わわせてくれます。

特に一番最後に登場する掃除機責めがいいですね。
名前の通り掃除機のノズルにおちんちんを突っ込み、スイッチを入れて吸い上げます。
「ゴー ブオン ブオン ブオン」とノズルを小まめに動かして刺激を与える様子を
リアルな効果音を使って表現する演出力も光ります。
〆を機械に任せているところも、この作品の容赦の無さを物語っているように思えます。

このように、あらゆる要素が極めてハードなエッチが繰り広げられます。



色んな意味でぶっ飛んでいる作品
年下の女の子に事務的に籠絡されるシチュ、ハードなプレイや罵声と
あらゆる部分がM向けにチューニングされている芯の通った作品です。

パートごとにプレイをきっちり変え、射精回数=抜き場を増やし
さらにその都度絶妙な罵声を叩きこんで心も責める。
Mな人ならたまらない要素がこれでもか、というほど詰まっています。

射精回数が多いとか、1つの面で際立ったものを持っている作品はそこそこあるのですが
総合的に高いレベルを持っている作品はほとんどありません。
ですからそれを成し遂げている本作品はまさしく名作と呼ぶにふさわしいです。
そのプレイに興奮しましたし、数々の罵声に心が凹みました。

そういう意味ではシナリオが優れている作品に属するのですが
演出面でも目を見張る部分がいくつもあります。

例えば先ほど紹介できなかった4番目に登場するパイズリパートでは
最初の先輩を膝立ちにさせながらするときはしっとりとした水分の高い音
彼を寝かせて責める2回戦ではパンパンと肉のぶつかる音、といったように
同じプレイでも姿勢や責め方できっちり効果音を切り替えています。

効果音と言うと同人側では耳かきなどで大幅な技術の進歩が見られる一方
エロボイスはまだループ音を鳴らす作品がそれなりにあったりします。
そのイメージを打ち壊すような可能性も感じられました。
姉妹サークルのBrain Junctionさん共々、中の人が効果音にかなりこだわっておられます。

「少しは我慢できないのかしら チンポは弱すぎて お話にならないわ」
お相手を務める後輩については、先輩が性的に非常に不甲斐ないせいか
そのヘタレっぷりに呆れるセリフを言うシーンがそれなりにあります。
ですが言葉遣いは終始丁寧で耳を覆いたくなるほどのきつさは感じません。
あくまで冷たく突き放すレベルの作品テーマに沿った罵声に留まっています。
くちゅ音多め、淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声ごく僅かです。

様々な美点を持っていることを踏まえて本作品を満点とさせていただきました。
痛みよりも気持ちよさを感じさせるプレイが多くとっつきやすいのもポイント。
Mな人はもちろん、ちょっぴり刺激的な作品を聴いてみたい人にもお薦めします。

CV:長瀬ゆずはさん
総時間 1:12:28


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

ひょーい!

サークル「すくりぷてっどこねくしょん」さんの催眠音声作品。

有料の18禁では「ラビットストラテジー」以来、実に1年半ぶりの新作となるこちらは
穏やかな声のお姉さんに憑依されながら2人で一緒に気持ちよくなります。

テーマに即した彼女との一体感が得られる催眠やエッチが繰り広げられるのが特徴で
時間をかけてじっくりとその声に対する抵抗感を削ぎ
さらにエッチに入っても入念に暗示を入れ続けて頭の中をトロトロにしてくれます。
老舗サークルさんらしい催眠を非常に重視した作りになっていますから
催眠特有の気持ちよさをたっぷりと味わうことができるでしょう。



体を持たない彼女と一緒に気持ちよくなる手段とは
謎のお姉さんに催眠をかけられ快感を共有するお話。

「ようこそ どうもどうも 今日あなたとご一緒させていただきます」
お姉さんはおっとり落ち着いた声の女性。
主人公の前に突如現れた彼女は、軽い挨拶を済ませると
2人が一緒に気持ちよくなるための準備を始めます。

本作品は催眠音声ではまだあまり見かけないバイノーラル録音が施されており
準備の段階でもヘッドホンやイヤホンを左右間違えずにつけているかを確認してきます。
そしてこの先の催眠とエッチでは要所で声の位置を前後左右に移動させながら
彼女との距離の近さを感じさせてくるシーンが随所に登場します。

「私とあなた 2人でいるとき専用(のパンツ) そう考えたら 穿いてるだけで大きくなっちゃうかも…ね」
またエッチをより楽しむためのアイテムとしてパンツを用意するようにも言われます。
この時も上のセリフのように2人でパンツを共有するような言い回しをするなど
本作品では2人の一体感を意識させるセリフが随所に登場します。

テーマの憑依に合致しているのはもちろん
純粋に催眠を円滑に進める意味でも有利に働くアプローチと言えるでしょう。

催眠はおよそ24分30秒。
仰向けに寝て目を瞑った状態で彼女が股間の上に乗り
その温かさや匂いをほんのり感じさせてから体の力を抜いていきます。

「力」「沈む」「抜ける」をやや強調しながら何度も語り掛けてくる彼女の声を聴いていると
何もしたくなくなるような心地よいだるさが
徐々に全身を覆っていくのが感じられるでしょう。

「肩が沈んでくると だんだん肩が楽になっていく 肩が楽になってくると 一緒に腕の力も抜けていることに気づきます」
単に「力が抜ける」を連呼するのではなく、他の感覚とリンクさせたり
あるいは誰にでもイメージできる具体的な例えを用いる、といったように
聴き手が嫌な感情を抱かないように気をつけながら
様々な方向から脱力感を伝えてくれるのがいいですね。

音声として聴いてて楽しいし、言われた通りの感覚もしっかり味わえる。
数々の名作を生み出してきたサークルさんの技術力の高さが光っています。
彼女の囁くような落ち着いた声にも心地よさを感じます。

「呼吸をするたび あなたの体はどんどん深くなってきます」
その後は最初は呼吸に、次は彼女の声に意識を向けながら深呼吸をします。
直前の脱力でかなりリラックスできていることもあって
体がぽかぽかと温かくなったり、頭がぼんやりする感覚が湧きあがってくるでしょう。

また彼女は同時に声を聴いていると幸せに感じる暗示も入れてくれます。
この先行うエッチは2人が一緒に気持ちよくなるのが大事。
催眠を進めながらそのための準備も並行して行ってくれるわけです。

「あとちょっと 心が落ちるだけで あなたはもう 私から離れられなくなる でもそれは とっても気持ちのいいこと」
そして最後は意識が沈む類の暗示にカウントを織り交ぜて
催眠状態を更に深いところへと持って行きます。
ここでは彼女が先ほどより声の位置を一気に近づけ、囁き声で語り掛けてくるのがポイント。
その言葉と声の力によって、頭がずーんと心地よい重さに侵されていくのが感じられました。

大まかな枠組みは古典催眠に近いのですが
催眠法にあまり頼らず感覚や印象を操作する暗示を主軸に据えている催眠です。
催眠の目的を心身を共有することに定め、そのために催眠が深まる暗示を入れながら
同時に彼女に対する親近感や、その声に対する心地よさを植え付けてきます。

催眠の進め方も型にはまっていなくて非常に個性的ですし
催眠特有の体が動かない感覚や意識がぼやける感覚が強烈に味わえます。
内容に興味があるのなら初心者でも大丈夫だと思います。



エッチをしながらさらに彼女の虜に
エッチシーンは37分ほど。
プレイは乳首オナニー、アナル責めです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「エッチな気分のまま エッチなとこ 触ろうね」
入念な催眠で主人公をその声の虜にしたお姉さんは
2人で一緒に気持ちよくなるため、まずは乳首をいじるように言います。

エッチは終始彼女の声に従う形で進められます。
しかしよくある催眠音声のように感度を上げながらプレイをするのとは少し違って
上記の行為をしながらさらに催眠状態を深めてくるのが大きな特徴です。

「乳首をひたすらゆっくり ゆっくりとこね回していくと まるで機械のように 指が快感を求め 動いていく」
最初の乳首オナニーは人差し指と親指を使うオーソドックスなスタイル。
普通に乳首をいじるわけですが、乳首開発済みの場合
軽く指を添えただけでも普段よりも大きな気持ちいい痺れが走るかもしれません。
少なくとも私はそうでした。

「ピクっと体が感じるたびに あなたの頭は真っ白になっていく」
しかも催眠を深めながらのプレイですから
体はピリピリ、頭はトロトロと別々の快感が同時に味わえます。
まさに催眠音声でしか味わえない面白い気持ちよさです。

「ほら アナルにエッチな棒が入ってるよ それは エッチな気持ちが大きいほど 太く硬く感じるの」
十分すぎるほど催眠を深めた後に行うアナル責めもとってもユニーク。
自分でお尻を掴んで広げ、彼女がエッチな棒を入れてくれます。
何も入っていないはずなのに何かが入っている異物感や異常な熱さ以外にも
最中に彼女が指を鳴らすたびにアナルがビクッと反応したのが驚きです。
彼女の声で心と体を操作されている気分を嫌と言うほど味わうでしょう。

このように、最近あまり見かけない催眠を非常に重視したエッチが繰り広げられます。



心も体も幸せになれる作品
全編に渡って重厚な催眠を施してくれる作品です。

催眠状態を深めながら声に良いイメージを持たせる催眠
さらに催眠を深めながら同時に気持ちよくしてくれるエッチと
何をするにも深化を必ず絡め、さらにその深化と状態維持に努め続けてくれます。

「催眠音声なんだから深化を絡めるのは当たり前」と言われればその通りなのですが
エッチに入ると催眠状態の維持をやや疎かにする作品をそれなりに見かける中
そのまったく逆を行く形でプレイを完成させているのは見事と言う他ありません。
おかげでずっと幸せな気分を感じながら体も気持ちよくなれました。
そして作品を聴き終えた今、すごく充実した気分でこの記事を書いています。

「私の声の力によって あなたの体は重さを感じたり すーっと心が深くなったり 頭がぼーっとしたりするかもしれないけど 全てはあなたが幸せになるために大事なことだから」
全編を通じて印象的だったのが、彼女は何らかの暗示を入れる際に
必ずと言っていいほど聴き手に対してそれを受け入れるメリットを提示していることです。

「言う通りにしてね」より「言う通りにすると気持ちよくなれますよ」と言ったほうが
なんとなく言う通りにすることに嫌な感じがしなくなるはずです。
そんな風に細かいレベルでも言葉を選びながら催眠を行ってくれるからこそ
やりやすさを感じ、催眠に入りやすくもなるのです。
様々な部分を本当に考えながら作ってくれています。

催眠は誘導完了時でもそれなりの深さにまで入れるのに
さらにさらに深くする念の入れようが丁寧できめ細かいです。
最後の方に差し掛かると何も考えられないほどまでに意識がぼやけます。
この感覚は是非多くの人に味わってほしいですね。

エッチは敢えてかなり内容を伏せました。
彼女がどのようにしてさらに催眠を深めるのか
冒頭でなぜパンツを用意したのかなどは内緒なほうがより楽しんでいただけるかなと。
特に前者はサークルさんのファンならニヤリとするシーンがあります。
絶頂シーンは乳首+アナル責めで1回、その後にもう1セットです。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

総合的に見て催眠重視の良作と判断しました。
催眠に入っていく感覚、入った後にもっと深くなる感覚
そして声に合わせて体が勝手に反応する不思議な感覚が存分に味わえます。
特に乳首の気持ちよさは未開発な人ほど顕著な変化が感じられるかもしれません。

以上を踏まえて本作品を当サイトでは10本目となる満点とさせていただきました。

CV:かの仔さん
総時間 1:10:08


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

2021年3月18日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/85383496.html

コミケで手に入れた戦利品でのオナニーを女性が一緒に見てくれているだけの音声。

サークル「JON」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、コミケの戦利品を使ってオナニーする様子を
優しいお姉さんが温かいまなざしで観察してくれます。

オナサポ系でありながら彼女が命令や指示をするシーンは一切無く
女性に見られているシチュで興奮を促す変わったアプローチが魅力です。



戦利品オナニーを見てもらう快感
オナニー支援センターの店員さんにオナニーを見てもらうお話。

「あっ おかえりなさいませ コミケ お疲れさまでした」
店員さんは素朴で穏やかな声のお姉さん。
コミケで得たたくさんの戦利品を手にやってきた主人公を暖かく出迎えながら
早速このお店のシステムを説明します。

「当店は コミケから帰ってきたお客様のなさる 戦利品での自慰行為を 私スタッフが傍で見守る オナニー支援センターとなっております」
このお店はコミケでの戦利品に限定した一風変わったオナクラ。
こちらがそれらをオカズにオナニーする一部始終を
彼女が邪魔にならないように見守ってくれます。

一応オナサポ系の作品にあたるのですが
作中で彼女がオナニーのペースや強さなどを指定することは一切ありません。
その代わり一緒にオカズ(同人誌)を眺めたり
オナニーの様子を実況することで聴き手の気持ちを高めようとします。

この彼女に至近距離で見られながらオナニーをするシチュこそが
本作品における最大の抜きポイントとなります。
ですから実際にコミケに参加された方だけでなく
女性に痴態を見られる、観察されるのが好きな人にも向いています。

「あっ これってすっごい壁サークルさんの本ですよね? 手に入れるの大変だったでしょう?」
店員さんはこの手のお店に勤めているだけあって
主人公の戦利品を興味津々に眺めたり、その苦労をねぎらうなど
同人に対する十分な知識と理解を持っている大らかな女性です。

同じ女性でも自分の趣味に理解を示してくれるかどうかで
オナニーを見られている時の充実感は大きく違うはずです。
そういった一体感を重視してプレイを展開させているところも特徴の一つです。



店員さんの温もりを感じながら
エッチシーンは7分ほど。
プレイはオナニーのみです。
エッチな効果音はありません。

「はい では (オナニー)どうぞ」
主人公に今回使うオカズを決めてもらったところで
店員さんは彼に自由にオナニーしてもらいながらその様子を観察します。

エッチはこちらが同人誌を見ながらオナニーし
彼女はそれを一緒に読みならがおちんちんの興奮具合を実況します。
彼女との絡みは一切ありませんし、最中に淫語を連発することもありません。
完全に見られる快感にターゲットを絞ったプレイとなっています。

「凄い おっきい へぇ ピクピクって言っちゃってますよ」
「我慢汁出てますよー そのページばっかり見てる 手コキ お好きなんですか?」

店員さんは主人公の痴態を見ても嫌な一つせず
彼のおちんちんを称えたり興奮っぷりを興味津々に見守ってくれます。
そういう意味では比較的M度の低いプレイなのですが
いい気分でオナニーできることだけは間違いありません。

「ほら 出して出して 頑張って もうちょっとですよー」
「おちんちん頑張れ 頑張れ頑張れ」

射精が近づいてきた後半に入ると彼女が一気に耳元に近づき
上のセリフのように応援する言葉をかけてくれるのがいいですね。
彼女の温もりが伝わってくるような温かい声が気持ちを高め
最後により充実した形での射精をもたらしてくれるでしょう。

このように、シンプルながらも心への責めを重視したエッチが繰り広げられます。



気持ちを盛り上げてくれる作品
今の時期に適したテーマとややMに適したプレイの噛み合わせが光る作品です。

この界隈で多くの人が体験しているだろう話題を取り上げ
それを否定せずむしろ全面的に受け入れてくれる店員さんを登場させることで
オナニーを開始する前の段階から充実した気分にさせてくれます。

そのうえで彼女と一緒に同人誌を読みながらオナニーに耽る。
気持ちよくも恥ずかしいシチュが射精感を高めてくれます。
直接的なエロ要素は少ないのですが、雰囲気づくりが上手ですし
オナサポの一つのスタイルとして成立していると思います。

「ねーんねーんー ころーりーよー おこーろーりーよー」
射精後に子守唄を唄って寝かしつけてくれるシーンも
賢者タイムの虚しさを和らげるのを手伝ってくれます。

気持ちよく抜き、安らかに終わらせてくれる。
短時間ながらも割としっかりした構成の作品と言えます。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

ある程度聴き手側のイメージ力に頼る部分があるため、人を選ぶところもありますが
価格が100円と非常に安く、納得して聴くなら損をすることはまずありません。
興味のある方は体験版だけでも是非お試しください。

CV:秋葉よいこさん
総時間 本編…13:03 NG集…1:37


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

あまっトロ巫女のH催眠お清め

サークル「pure voice」さんの催眠音声作品。

こちらは神秘的な雰囲気漂う巫女が催眠を使ったお清めをしてくれる作品です。
言霊、エナジーなど儀式的な意味合いを持つ言葉やイメージを使った催眠が特徴で
彼女の言葉に従いながらそれらを思い浮かべているうちに
自然と肩の荷が下りたようなリラックス感覚が芽生えてきます。

エッチも彼女に全身を撫でられたり口で愛してもらったりとお清め的要素が強く
一体感を抱きながら幸福感と興奮を高めていくことに力を入れています。



巫女と一緒に神様のいる世界へ
伊弉弥神社の巫女「伊弉弥 彌霊(いざなみ みれい)」に催眠お清めをしてもらうお話。

「こんばんは 改めまして 私は 伊弉弥神社の巫女 伊弉弥彌霊です」
彌霊は穏やかで可愛い声の女の子。
何らかの事情でお祓いが必要になった主人公に対して
彼女ならではの催眠お清めを施します。

催眠はおよそ20分間。
最初に軽く深呼吸をしてから綺麗な泉をイメージし
右腕、左腕、右足、左足、胸、頭の5カ所にその水をかけられ脱力します。

「この水で あなたに禊(みそぎ)をしていただき 清めます」
本作品は和風テイストの作風を徹底しており
深呼吸に合わせて「シャン」という鈴の音が鳴ったり
この先のイメージについても日本らしい静かな佇まいを取り入れています。
日本の自然の景色に心落ち着くのは日本人なら当然のこと。
作品としての個性を打ち出しながら催眠に適した環境づくりに努めています。

「足が 水面の下へ 沈んでいく 腕が 波の下へ 沈んでいく」
適度にリラックスした後は先ほどの泉が大きな池へと変化し
そこに浮かんでからゆっくりと沈んでいきます。
お馴染みのカウントを刻みながら1つずつ現在の状況を描き
聴き手にイメージしやすくしているところがいいですね。

一旦池の底についてからもう一度カウントを数えて2段階に落としてくるのも
催眠に入りにくい人に対する心遣いを感じます。

古典系の催眠法に作品のテーマを絡めた比較的オーソドックスな催眠です。
催眠の目的をまっさらな心になることに設定し
やや幻想的なイメージを使って現実逃避させながら催眠を深めてくれます。
聴いてみると「なんとなく和風だな」って感じる人が多いでしょうね。

しかし個々の催眠法を施すに際して「力が抜ける」とか「意識が沈む」といった
催眠を深める類の暗示が極端に少ないことから
この催眠を聴いて深い催眠状態に入れるかと言われれば正直疑問です。
私もそれなりに眠くはなったものの、催眠状態特有の感覚はほとんどありませんでした。

例えば体が池の底に沈んでいくイメージをさせるにあたって
「沈むとどう感じるのか」をきちんと暗示として伝えていれば
もっともっと催眠に入りやすい状態に持って行けたはずです。

また深呼吸の最中に鈴を鳴らすと言いましたが
その先の脱力やイメージをするシーンでもかなり間をあけながら鳴らしてきます。
深呼吸の際に「鈴の音に合わせて息を吸い、吐く」と彌霊が言っていたことから
その後でも鳴らし続けていると聴き手が勘違いをする可能性があります。
テーマに即した素材を一部で活かしきれていないようにも思えました。



エナジーと彼女の温もりを感じながら
エッチシーンは2パート28分ほど。
プレイは乳首舐め、エナジーによる全身愛撫、フェラ、SEX(体位は不明)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「触ってあげるね いっぱい クリクリしてあげる」
催眠を使って主人公を適度なリラックス状態へと導いた彌霊は
今度は性的快感を得てもらうために舌で彼の乳首を舐め始めます。

エッチは最初のパートがエナジーによる性感マッサージ
次のパートで彼女自身に口とおまんこで愛してもらいます。
お清めがテーマですからエッチに入っても雰囲気はとってもあまあま
彼女に甘えながら気持ちよくなる癒しを重視したプレイです。

ごくごく軽く乳首を舐められた後に登場するエナジーの全身愛撫は
この作品らしさを最も強烈に印象付けるプレイと言えます。
(作中でエナジーに関する明確な説明はされていません。気のようなもの?)

「あなたはもう とろとろのびちょびちょ エナジーに包まれ 弄ばれて 好きにされちゃう」
催眠と同様にこれがどういった感覚かを暗示で伝えてくれるシーンはないのですが
彼女の言う通りエナジーが上半身やおちんちんなど
全身を撫でているのをイメージしてみれば何か感じるかもしれません。
お尻の穴をくれるシーンはちょっぴり気恥ずかしくなりますね。

「私の中の 熱いひだひだがね あなたのおちんちんを 飲み込んでいくの」
そして後半に入るといよいよ彼女自身が相手をしてくれます。
やや控えめながらもねっとりとしたちゅぱ音によるフェラ
切なそうな吐息を漏らすSEXシーンなど
どちらかというと催眠音声よりエロボイス的な要素が強く
催眠的な感覚が得にくい反面、エッチな気分は高めやすいと言えます。

フェラとSEXの合計2回登場する絶頂シーンにおいて
暗示ではなく彼女のイキ声のみでその様子を表現しているのも
サークルさんが感覚操作による絶頂を目指していないのが見て取れます。

このように、作品の雰囲気に沿ったエッチが行われます。



催眠音声としてはやや厳しい
限りなくエロボイスに近い催眠風ボイスドラマです。

言霊や神様など和風なお清めに適した単語を数多く使い
作品の世界に浸らせながら物語を丁寧に進めてくれます。
催眠誘導で使うイメージもきちんと考えられていますし
そういう意味では世界観はすごく伝わりやすいです。

しかし催眠音声として見た場合、残念ながら指摘したくなる部分がいくつもあります。
全編を通じて暗示が絶対的に不足していること
エナジーなど専門用語に対する感覚的な説明の欠如
主にエッチシーンにおける表現方法などが挙げられます。

「私の中の 熱いひだひだがね あなたのおちんちんを 飲み込んでいくの」
例えば終盤に彼女と一つになるシーンで上のようなセリフが登場するのですが
私は「あなたのおちんちんが 私の中の熱いひだひだに飲み込まれていく」と
表現したほうが催眠にとっては有利に働くと考えています。

要は客観描写か主観描写かという話なのですが
名作と呼ばれる催眠音声のほとんどは後者を用いています。
そうしたほうが聴き手がプレイを実体験として受け取りやすいからです。
エッチを自分自身のこととして楽しめるのが催眠音声の一つの醍醐味です。
ですから聴き手にそう感じさせるための配慮をしてほしかったです。

…処女作に対してここまで言うのは私としても心が痛むのですが
テーマや内容はすごく面白いんです。
和風ファンタジーというテーマやイメージの着眼点がすごくいい。
だから聴いていてもったいないな、良くなってほしいなって思いました。

エッチは状況描写に力を入れながらプレイを進めています。
催眠誘導がイメージ主体だったのを受けて同じスタイルにされたのでしょう。
ちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声ごく僅かです。

ここまで述べた理由から今回はかなり厳しい点数とさせていただきました。
本作品は現在半額以下の600円で販売されています。
興味を持った方はセールが終わる2015年2月1日以前に買われることをお薦めします。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 55:59


オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

追記
上記の点数は標準価格を基につけています。
600円の場合の点数は5点です。

添い寝姉-夏芽

サークル「ディーブルスト」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、久々に実家に帰ってきたふわふわなお姉ちゃんが
添い寝をしながらゆっくりと眠りに導いてくれます。

癒しの要素として最近大いに注目を浴びている安眠を重視した作りが特徴で
ボリュームを押さえた柔らかい声や控えめな効果音を駆使しながら
リラックスに適した静かで落ち着いた空間を作り上げています。

メインの安眠パート以外にも2度寝向けのパートがあったり
環境音つきのバージョンを用意するなど
眠りを求める聴き手の様々なニーズに応える多機能っぷりもポイントです。



不眠症の弟を安らかな眠りへ
姉の「夏芽(なつめ)」に添い寝をされながら眠りにつくお話。

「たっだいまー お姉ちゃんが帰って来たわよー」
夏芽は甘く優しい声のお姉さん。
大学の長期休暇を利用して久しぶりに帰省した彼女は
最近不眠症で悩んでいる弟を添い寝でぐっすりと寝かせてあげます。

本作品は前半の非エロが3パート47分間、続くエロが2パート59分間と
癒し、エッチどちらもバランスよく楽しめる構成となっており
特に非エロパートは安眠特化のサービスを取り揃えています。
簡単に言えば聴いているだけで自然に眠くなってくるような音声です。

安眠系は昨年の秋ごろから他のサークルさんが作品を色々出されていて
確かに注目を浴びつつある癒し要素ではあったのですが
ディーブルストさんと言えば質の高い耳かきでおなじみのサークルさんなだけに
それを敢えて切り捨ててこういう作品を作られたところが個人的には興味深いです。

「ぎゅー よしよし よしよし」
夏芽は元々弟を甘やかすのが大好きなあまあまお姉ちゃん。
悩みを抱えている彼をしばらく会えなかった分も合わせてとことん溺愛します。
特に今回はシーンに応じて声を絶妙に変化させながら癒しと興奮を与えてくれますから
パートごとに随分と違った印象を受けるでしょう。



安眠に合わせた音声の数々
一番最初に登場する添い寝パートは約30分。
夏芽が一緒に寝ながらマッサージや子供の頃の話をしてくれます。
またこのシーンで彼女は常に囁き声で語り掛けてきます。

「最初は…ここ 首の部分 喉仏から少し離れた所に「人迎」っていうツボがあるんだけど」
マッサージは首筋やお腹を手で擦るシンプルなタイプ。
「スーッ サッ」と肌を撫でるような滑らかな音が
首筋では上下に、お腹は時計回りに円を描くように動きます。

体験版に収録されている音を聴いてみると
ボリュームがえらく控えめだったり音質が柔らかく感じるでしょう。
本作品は寝ながら聴くことを想定し、様々な部分で耳に障らない音声を心がけています。
だから聴いていてちっとも気にならないし安心できるのです。

それを最も物語っているのが夏芽の声。
お話が進むにつれて彼女の声は徐々に小さく、弱くなっていきます。
そしてセリフの間隔が長くなり、内容もあまり意味を持たないものになります。
最初は気になるかもしれませんが、後になるにつれてそうでもなくなり
やがて耳に微かにもたらされる音の振動に心地よさを感じるはずです。

「ねんね ねんね ねんねー」
開始から15分経過した後に登場する体を叩く効果音も安眠を後押しします。
「ぽん すっ ぽん」というリズミカルな音と彼女の声が聞こえる空間は
とても静かで落ち着いた雰囲気を持っています。
まるで小さい頃母親に寝かしつけてもらったような温かさを感じました。

本作品の安眠はこれだけではありません。
次のパートではうっかり早起きしてしまった弟の2度寝をサポートします。

「寝かしつけてるお姉ちゃんも眠くなってきちゃった…」
ここでは夏芽自身も寝起きであるのを踏まえて
最初から眠そうな声で話しながら寝かしつけてくれるのがいいですね。
仲間がトイレに行こうとすると自分も行きたくなることがあるように
人間の感覚は言葉などをトリガーにして他人へと伝播します。
眠そうな彼女につられて思わずあくびが出る人がきっといるでしょう。

このように様々な方向から聴き手が自然に眠くなるよう導いてくれます。



段階的に濃度を上げていくエッチ
エッチシーンは2パート52分ほど。
プレイはキス、耳舐め、手コキ、乳首舐め、玉揉み、夏芽への乳揉みです。
手コキの際にリアルな効果音が鳴ります。

「ただ起こすだけじゃつまらないし ちょっとイタズラしちゃおうかな?」
添い寝をした次の日、弟より早く目覚めた夏芽は
彼が寝ているのをいいことにキスや耳舐めを始めます。

エッチは最初のパートの前半と2番目のパートは寝ている弟を
後半は起きた彼を彼女が一方的に責めます。
2番目のパートは耳舐めをするだけなので、ここでは主に最初のパートを説明します。

最初のパートはキスから入って耳舐めと手コキを個別に行い
それから両方同時にやったり耳舐めの代わりに乳首を舐め始めます。

おちんちんへの責めが手コキのみなためソフトに感じるかもしれません。
しかしその印象をエッチな音声をたっぷり鳴らすことで見事に払拭しています。
具体的には後になるにつれてエッチな音のバリエーションが増えていきます。

「朝からこんな事しちゃうなんて… でも もうお姉ちゃん止められないっ」
序盤の耳舐めや皮むきを絡めた手コキだけでも十分強力なのに
開始から15分後には耳舐め+手コキ、さらに15分経過すると乳揉みも加わり
くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声の濃度がどんどん濃くなっていきます。

特にちゅぱ音と喘ぎ声はどちらも耳元で聴かせてくれることが多いですから
バイノーラルの効果もあってその近さや生々しさにゾクゾクするでしょうね。
荒い鼻息を漏らしたり、ハイペースで手コキをするなど
聴き手が興奮できるように夏芽も安眠パートとはまったく違った姿を見せてくれます。

「私の 夏芽お姉ちゃんのお手ておまんこでイっちゃいなさい 白くてねばねばの濃い弟ザーメンを お姉ちゃんにちょうだい」
さらにフィニッシュ手前の追い込み時には淫語責めまで登場します。
40分以上のプレイ時間に対して射精が1回と非常に少ないのですが
我慢し続けたおかげでより大きな射精感が味わえるのではないでしょうか。
テーマの癒しに即した優しく少しずつ射精へと導く責めを見せてくれます。

このように、比較的ソフトですがエッチな要素の濃いプレイが繰り広げられます。



幸せを感じながら眠れる作品
どちらかと言うと作品の売りである安眠に魅力を感じる作品です。

夏芽の声や効果音を安眠に適した強さやボリュームに設定し
さらに話を進めながら変化させることで少しずつ眠気を膨らませてくれます。
私はこの作品をたまたま昼間に聴いていたのですが
安眠パートが始まってから10分もすると眠くて仕方がありませんでした。
彼女のセリフも多くなく頭を空っぽにしながら聴くことができます。

また先ほどは触れられなかったのですが、オリジナル以外に
虫の鳴き声・雨音・時計の音などの環境音が流れるバージョンも存在します。
こちらもリアルで耳に障らない優しい音ばかり。
環境音が好きな人ならさらに眠りやすくなるに違いありません。
私は時計の音が一番気に入っています。
時計やメトロノームなどの規則的に鳴り続ける音は眠りに最適です。

対するエッチは近親相姦っぽさを出さないレベルでハードに責めてくれます。
序盤は耳舐めも手コキも比較的ゆっくりだったのが
しばらくすると手コキだけが急にハードになってプレイにギャップを持たせてきます。
夏芽がおっとりしたキャラだけに、こういうがっつくような責めは妙にそそります。
最中で特に寸止めしたりもしませんし、誰でも楽しめるノーマル向けのエッチです。
くちゅ音・ちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声ごく僅かです。

安眠目的で聴くのにかなり効果的な作品です。
徹底的に甘やかしてくれる展開ですから
眠りを求める人はもちろん、年上の女性に甘えたい人にもお薦めします。

おまけは夏芽の寝息、PRボイス、フリートークです。

CV:姫綺るいなさん
総時間 本編…1:46:52 おまけ…6:14


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

ONE SELF

サークル「KUKURI」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、特殊な薬物を開発している研究所の職員に
薬を飲まされてからエッチする様子を催眠を使って主観的に楽しませてくれます。
催眠風ボイスドラマとして有名なサークルさんらしく、催眠らしさをややぼかしながら
短めの暗示を何度も何度も言って薬の効果を擦りこんできます。
後になるにつれてその感覚がどんどん強くなっていくのを感じることになるでしょう。

エッチは最初に女の子の気持ちよさを一通り実感させてから
男性におちんちんを挿入される喜びを味わわせてくれます。



研究中の特殊な薬品 その効果とは
製薬会社の主任研究員「川上なつき」に薬の力で女の子に変えられ
その後彼女や男性とエッチするお話。

「…説明は以上です 質問が無ければ始めますね」
なつきは滑らかで落ち着いた声の女性。
開発中の栄養ドリンクのテスターである主人公に実験の内容を簡単に説明してから
ピンク色の液体が入った小瓶を渡し、それを飲むように言います。

本作品は彼女が彼に催眠をかけるのではなく
彼が薬を飲んだ結果どういう感覚を得ているかを催眠の技術を使って感じさせてくれます。
ですが催眠の進め方は他の催眠音声とそれほど違いありません。
ストーリー性がある分、作品の世界を楽しみながら催眠に入っていけるでしょう。
ちなみにメインの術者はなつきとほぼ同じ声をしたナレーターが務めます。

催眠はおよそ16分30秒間。
最初は長めのカウントに合わせて瞼を閉じるてから
先ほど飲んだ薬の効果で体が熱くなるのを感じます。

「熱い 熱い 熱い 全身が燃えるように熱くなってくる」
本作品の催眠は「熱い」「重い」といった短い暗示を何度も何度も入れてくるのが特徴で
最初は何とも思わなかったのが、後になるにつれて
主に手足がなんだか言われた通りになったように感じられます。

ただ単に「体が熱くなる」と言われてもピンと来ないでしょうが
本作品には「薬を飲んだ結果体が熱くなる」という背景があります。
この明確なイメージが聴き手に感覚を掴みやすくする良い手助けになっています。
そして適度に熱さや重さを感じさせてから、最後にカウントを使って意識を沈めます。

「胸の周りがピリピリし始める」
女体化シーンはおよそ2分間。
女性の象徴である胸、膣、クリトリスの3つに的を絞って
それが物理的に変化していく様子をカウントを絡めながら描いています。

いじられた時の感覚に関する暗示がほとんどないのが残念ですが
サークルさんの中では比較的初期に作られた作品のため
このへんは仕方ないのかもしれません。
時間の短さも考えると聴き手の素養にかなり左右される女体化だと思います。

カウントを何度も数えながら重感や温感を伝えてくるやや珍しいタイプの催眠です。
事前に主人公が薬を飲むに至ったいきさつをドラマ形式で説明し
軽く物語の世界に引き込んでから催眠を施してくれるおかげで
彼女の声を違和感なく受け入れることができます。

体の熱さと重さの2つのうち、特に熱さをより強く実感することになるでしょう。
私の場合はお腹が最も熱くなりましたが、手足にそう感じるかもしれません。
実際に薬を飲んだ時のようにじわじわと感覚が広がっていきます。

しかしカウントを何度も数えるシーンがあるにも関わらず
その前後に入れる暗示が入念さに欠けるところが非常に残念です。
人間は数字を数えると自然にリラックスする性質があるらしいですから
そういう感覚を呼び起こす効果は見込めそうですが
催眠に入る感覚を引き出すにはもっとしっかりとした暗示を入れるのが妥当です。

催眠とテーマの親和性が高い反面
やや不親切な部分があること、女体化が簡素過ぎることを考えると
女体化音声を最低でも20本経験してから聴くのがいいでしょう。



入れる側から入れられる側へ
エッチシーンは24分ほど。
プレイは乳責め、ローター責め、クンニ、SEX(正常位、後背位)、フェラです。

エッチな効果音はありません、
セルフもありません。

「ここは実験室よ 早速今日の検査をするわよ 今日からが本番よ」
「本番って何ですか?」

薬の効果で女の子の姿へと変えられた主人公は
いよいよ本格的な実験として、まずはなつきに指やローターで責められます。

エッチは女体化薬がちゃんと機能しているかのテストを目的に行います。
彼女や後で参戦する男性に一方的に犯されることになるのですが
雰囲気は意外にほのぼのとした聴きやすいものになっています。
またここからはなつき以外に女の子になった主人公自身のセリフも加わり
プレイ中に何度も喘ぎ声を漏らして責めの気持ちよさを感覚的に伝えてくれます。

「今まで経験したことがない快感を味わう 胸を揉まれただけで とても気持ちがいい」
「全身が震えるくらいの快感 頭の中がぼーっとしてくる 体が火照ってくる」

最初のなつきとのプレイは女性の感覚を確かめるように
おっぱいやおまんこを比較的ソフトに責められます。
催眠音声らしくプレイの様子と感覚操作の暗示を同時に入れながら
彼がどう責められ、どう感じているかを聴き手にも主観的に感じさせてくれます。
喘ぎ声のボリュームが比較的多いですし、エッチな気分も高めやすいでしょう。

「感じて濡れていたあそこは 男のモノを簡単に受け入れる 我慢しようとしても 声が漏れてしまう」
そして後半でとうとう男性自身を体の中に迎え入れることになります。
暗示を使って体を動けなくしたり、カウントを使って段階的に感度を上げるなど
催眠に関する要素を上手に絡めながらプレイを進めているのが印象的でした。

「おちんちん気持ちいいの?」
「おちんちん気持ちいいですぅ」

最初は拒絶していた彼がだんだんと女の快感に目覚め
やがて自分から腰を振ってその気持ちよさに酔いしれる姿も
プレイがもたらす感覚をわかりやすく伝えてくれます。

彼が男性からメスへと堕落していく感覚を主観的に掴むことができれば
絶頂シーンでドライ特有の弾けるような感覚が得られるかもしれません。
主人公がしゃべる時点で正統派の催眠音声からややずれている部分もあるのですが
ドラマ性がもたらす没入感が作品をより楽しませる良い材料になっていると言えます。
絶頂回数は全部で3回です。

このように、女性の快感に目覚めていく気分を味わわせてくれるエッチが繰り広げられます。



ドラマ性重視の作品
珍しいテーマに催眠を適度に絡めた催眠風ボイスドラマです。

物語の背景を踏まえて催眠的な表現をぼかしながら
薬を飲んで女の子に変えられ、ソフトに凌辱される主人公の気分にさせてくれます。
なつきだけでなく女の子になった主人公の声まで取り入れているから
2人がどういったやり取りをしているか、彼がどう感じているかが手に取るようにわかります。
この2つの要素が作品にのめり込める環境を作り出しています。

聴き手に直接働きかけてくるタイプの作品ではないため
聴き手がどれだけ主人公に感情移入できるかがカギになるでしょう。
そのへんをボイスドラマとしての面白さが上手い具合にカバーしています。

一方催眠の技術面に関しては、KUKURIさんの他の作品に比べて厳しいと考えています。
理由は全体を通じて声のペースや抑揚がほぼ一定なことが挙げられます。
暗示を使って聴き手に何らかの感覚を伝えたい場合
催眠者は言葉だけでなく自分自身がそうなったかのように気持ちを込めるのが効果的です。

催眠誘導で「熱い」「重い」と言う際はそういった要素が感じられましたが
それ以降、主にエッチシーンでの気持ちよさを伝える時には
残念ながら非常に弱かったと言わざるを得ません。
またカウントについても絶頂時にプレーンな口調で0を連呼しています。
そういった細かいレベルで改善したほうが良いと思われる点がいくつか見られました。

エッチはブラックに見られがちなシチュを声の雰囲気で明るくしています。
催眠音声として見た場合に首を捻るところはあるのですが
プレイの客観的な描写や登場人物のセリフは生き生きとしています。
挿入と中出しシーンが最も盛り上がるでしょうね。
喘ぎ声そこそこ、淫語とちゅぱ音ごく僅かです。

催眠よりもボイスドラマ的な要素が強い作品です。
女体化催眠音声の経験をある程度積んだ方にのみお薦めします。

CV:霜月優さん
総時間 44:40


オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

かなせサンタがやって来た!@かなせ

サークル「黒月堂」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、サンタコスをした元気な女の子が3つの癒しのサービスをします。
彼女のアイデンティティーである博多弁に加えて今回は効果音にもこだわっており
中でも2番目に登場するお風呂シーンは実録さながらのリアルな演出がされています。



可愛いサンタが贈る3つのプレゼント
かなせサンタに耳かき、お風呂、添い寝のサービスをしてもらうお話。

「寝顔…可愛い かなせサンタが来ましたよー」
かなせサンタは明るく可愛い声の女の子。
主人公へのクリスマスプレゼントとしてキスをしようとしたところ
彼に突然起き上がられて狼狽します。

本作品は大きく3つのパートに分かれており
最初は部屋で膝枕をされながらの耳かき、次いでお風呂での背中流し
最後にベッドで添い寝されながら彼女が安眠の邪魔をしてきます。
最後のサービスについては後で詳しく説明しますが
どのシーンも基本的には彼女と仲良くしてリラックスするのを目的としています。

「あ あわわ やだ 何 なんばすっと?」
そして本作品の何よりの特徴は彼女が博多弁を話すことです。
「~ばい」「~と」という独特の語尾やイントネーションに
あまり聴き慣れない人ほど不思議な感覚を受けるでしょう。
といってもなんでもかんでも博多弁に変換する感じではなく
あくまで普通に会話をしながら織り交ぜるナチュラルな言い回しを心がけています。

最初に行う耳かきは15分間。
右耳→左耳の順に耳かき棒で汚れを取り、梵天と息吹きで仕上げる家庭的なものです。
耳かき棒は「ぞぞー ずっずっ」と硬さのある乾いた音が使われており
耳穴の下あたりを外から中へ、あるいはその逆へ長めに動かしたり
時折小刻みに前後させたりします。

全体的に摩擦感のある音なので耳に響きやすく
特に小刻みに動かすシーンでは耳がこそばゆく感じました。
動かし方についてもかなりリアルと言えます。
しかし効果音がややぼやけて聞こえるため
至近距離でされている感じがやや薄れてしまっているように思えます。

「ん~と ここに大物が」
また最中はかなせサンタが悪戦苦闘している様子をセリフで伝えてくれます。
後半で大きな耳垢を取ろうとするシーンがあるのですが
そこで彼女の様子に合わせてきちんと効果音を変化させているところが見事です。
総合的に見て一線級に準ずるレベルにある耳かきと言えます。



適度に疲労を感じながら眠りの世界へ
続く2番目のお風呂パートはビキニ姿の彼女が背中を流してくれます。

程よいエコーのかかった声でお風呂らしさを演出しながら
たらいにお湯を入れてタオルを浸し、ボディソープを馴染ませてから背中を洗う様子を
ほぼすべて効果音のみで表現しています。

中の人が実際にお風呂で録音されたとのことで音質もとってもリアル。
さらに洗う部位に合わせて声と音の位置を動かすなど細かい部分にまでこだわっています。

時間が6分と最も短いところがネックなのですが
個人的にはこのシーンが最も高いクオリティを持っていると思います。
実際どんなものかは体験版でご確認ください。

「ねぇ 何かお話ししよ? んーとね 恋話しよ こ い ば な」
そして一番最後の添い寝パートは彼女がひっきりなしに話しかけて安眠を妨害します。
明日するデートの話をしたり、急に体の匂いを嗅いできたり
古今東西を始めたりと小まめに話題が切り替わるため慌ただしさを感じるかもしれません。

しかし彼女はそれらの多くを囁き声で話しかけてきます。
ですから実際に聴いてみるとそこまでウザさは感じません。
むしろ適度に疲れさせて熟睡しやすい環境を整えているようにすら感じます。
最後には独特な子守唄も唄ってくれますし、彼女の個性が現れている安眠妨害と言えます。



明るい気分にさせてくれる作品
底抜けな明るさを持つかなせサンタのキャラとレベルの高い効果音が魅力の作品です。

前者はハイテンションな博多弁を話したり、喜怒哀楽が豊かだったりと
何をするにしてもわかりやすい反応を見せてくれます。
そんな表裏の無い清々しさが心をスッキリとさせてくれます。

後者は1番目の耳かき、2番目のお風呂での音以外にも
布団を動かす音など割と細かいところまで効果音を使って表現しています。
特にお風呂は中の人が苦労されただけあって非常にレベルが高いです。
今後出る作品では是非もう少し長い時間やっていただけることを願っています。

「それから映画を観て 夕飯は天神で食べよ この前 焼き鳥が美味しいお店を見付けたっちゃん」
「例えば~ チカエの明太子は高級って感じやん? カネフクは庶民的って感じ」

注意点としては最後の安眠妨害パートで博多ネタが数多く登場することです。
博多の名産あたりまでなら誰でもわかるのですが
地名や駅名まで出てくるとさすがに話題についていけなくなるかなと…
これも一つの個性なのですが、もう少し薄めたほうがより万人向けになると思います。

一部で人を選ぶ部分があるものの、サービス自体のレベルはどれも比較的高い作品です。
現在はお年玉価格としてたったの100円で販売されてますので
気になった方は元の価格に戻る2015/01/16以前に買われることをお薦めします。

おまけはお風呂パートの完全版とフリートークです。

CV:かなせさん
総時間 本編…43:48 おまけ…18:06


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
この点数は標準価格の700円を元に計算しています。
セール価格の100円の場合は9点です。


妹性愛 真夜中に兄の布団にもぐりこんできて…

サークル「はーべすと」さんの同人音声作品。

同サークルさんの処女作にあたるこちらの作品は
兄に密かな好意を抱いていた妹が、ふとしたきっかけでそれを成就する模様を
彼女の心情や仕草を中心にして描いています。

近親相姦モノにつきもののブラックな感じとはかけ離れた和やかな雰囲気の中
性に不得手な彼女が一生懸命彼のおちんちんを慰めようとする姿が
興奮と幸福感の両方を与えてくれるでしょう。



一緒に寝るだけだったつもりが
妹の「沙綾(さや)」と一緒の布団に入ってエッチするお話。

「おにーさん もう寝ちゃった?」
沙綾は甘く可愛い声の女の子。
大きくなってお兄さんが一緒に寝てくれなくなったのを寂しく思っている彼女は
彼が寝たのを確認してから布団にこっそりと潜り込みます。

本作品は最初は普通に寝たかっただけの彼女が
彼に手を伸ばした際に偶然硬くなっているおちんちんを発見し
興味本位でいじったりするうちに最後の一線を越えてしまう様子を
プレイと一緒に彼女の心の推移も描きながら進めています。

エッチ中心の作品には違いないのですが、ボイスドラマ的な要素を含んでいる分
彼女への感情移入度が高まり、その結果エッチでの充実感が得やすくなっています。
聴き終わる頃には彼女に抱きしめたくなるほどの愛おしさを感じるかもしれませんね。

「私の気持ちも知らないでこんな呑気にねちゃってさ はあ なんで私 お兄さんの妹になっちゃったんだろ」
そんな彼女は処女ですが彼をオカズにオナニーしたり
いざというときのために性の勉強をするほどお兄さんを愛しています。
しかしヤンデレキャラのような強引な部分は一切持ってはおらず
あくまで彼の幸せを第一に考えている献身的な女の子です。

控えめな彼女がどういう形で想いを膨らませ、彼に伝えるか。
このあたりが本作品における大きな聴きどころになります。



徐々に歯止めが効かなくなる沙綾
エッチシーンは3パート26分ほど。
プレイはキス、フェラ、手コキ、SEX(正常位、対面座位)です。
SEXの際に肉のぶつかり合うような水分少な目の効果音が流れます。

「そ それじゃあ 顔を近づけてっと んんっ ホントなんだろこの匂い なんかエッチな気持ちになっちゃう」
寝ているお兄さんの下を脱がせておちんちんをこっそり取り出した沙綾は
その独特の姿かたちや匂いに思わず興奮してそれを舐め始めます。

エッチは最初の2パートが沙綾、最後はお兄さんがリードする形で進められます。
前者と後者で彼女の様子がガラリと変わりますから
それぞれで違ったタイプの興奮が得られると思います。

「しょっぱい? 苦じょっぱい? なんだろう すごく濃い味……でも 私きらいじゃないかも」
「おしっこ出るところ ホジホジされるのがイイのかな? それとも この段差になってる部分を舌でこそぐの気持ちいい?」

最初のフェラパートは初めて見るおちんちんを色々と確認しながら
恐る恐る指で触ったり口で咥えこんだりします。
やや不器用な感じで刺激を与えてくるためストレートな快感は得にくいのですが
初々しい彼女に大事な部分を見られていることによる気恥ずかしさや
奉仕されている精神的な満足感が味わえます。

「精液 こんなに飲みきれないよぉ でも お兄さんの精液だから残さずに」
特に口の中に吐き出された精液を喉を鳴らして頑張って飲むシーンは
彼女のお兄さんに対する想いの強さがひしひしと伝わってきます。

確かに彼女は自分の欲求を満たすためにこれらを行っている部分もあるのですが
それ以上に彼に喜んでもらいたいという思いを抱いています。
この先のシーンでも心温まる彼女の献身的な行為やセリフが随所に登場します。

2番目の手コキパートは先の射精で目覚めたお兄さんに沙綾が告白
その後「しこしこ」の声に合わせておちんちんに刺激を与えます。

「お兄さんとキスしてるんだって思うだけで 身体がフワフワして 私のアソコ すごいことになってるんだからね?」
「ぷはぁっ やっぱり(精液)美味しい くせがあるけど 病みつきになっちゃいそう」

前のパートでは彼が寝ていたり初体験なこともあって控えめだった彼女ですが
行為をしっかりと見られていることや事前にはっきりと意思を伝えたこともあって
だんだんと女性の快感に目覚めつつあるのが感じられます。

「お兄さんのガチガチチンポが オマンコゴリゴリ削ってるうぅ」
そして最後のパートでとうとう2人は結ばれます。
ここまでくるともう彼女は止まりません。
繋がる前に彼の気持ちを確認できたことによる喜びと
初めて味わうおちんちんの感触にエロ可愛い喘ぎ声を何度も漏らします。

彼女のキャラとは正反対の下品な淫語を意識して言ってくれるのがいいですね。
プレイの質やセリフを段階的にハードにしていくことで
彼女が少女から一人の女性へと成長していく様が見事に表現されています。

このように、登場人物の心情を踏まえた流れのあるエッチが楽しめます。



妹の可愛さに悶える作品
序盤はとっても献身的だった沙綾が、最後になるとメスのようなあられもない姿を晒す
この大きなギャップに興奮を掻き立てられました。

彼女は実の兄を「お兄さん」と丁寧に呼んだり
最初のパートは1歩1歩踏みしめるようにプレイを進める控えめな女の子です。
でも長い間密かに好意を抱いていたことや
今回が最後のチャンスかもしれないことを考えて少しずつ大胆になっていきます。

そういった背景がしっかりしているからこそ、最後のSEXシーンで乱れる姿には
彼女がこの瞬間をどれほど待ちわびていたのか
どれだけ幸福を感じているかが言葉以上に強烈に伝わってきます。
そういった諸々の要素をしっかり受け止めながら抜く作品だと思います。
このドラマ性が一番の個性ではないでしょうか。

「やった やった! ぐすっ ひっく ひくっ 泣くつもりじゃなかったんだけどな」
中でもお兄さんと両想いだったことがわかって思わず泣き出すシーンが印象的でした。
エロボイス的に泣きどころはマイナスに働く部分もあるのですが
長い間心の中で温め続けてきた想いがようやく叶った際の
ごくごく自然な反応として物語に溶け込んでいます。

エッチは純粋なプレイの様子だけでなく
その時に沙綾がどう感じているかを並行して描いています。
聴き手主体じゃないので人によって好みが分かれそうな部分もあるのですが
女性が乱れる姿に興奮を覚える人ならまず大丈夫でしょう。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもそこそこです。

最近ではあまり見かけなくなったボイスドラマ色の比較的強い作品です。
年下の女の子に奉仕してもらいたい、精神的に満たされながら抜きたい人にお薦めします。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 40:06


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


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【女体化】ハイパー痴漢凌辱レッスン!!【”鬱”オチ版有り】

サークル「エコーズ」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、とある田舎の電車内で起きた集団痴漢事件を
その被害者の立場になって楽しみます。

催眠誘導の初期から自分が女性であることを違和感なく自覚させ
プレイの最中も終始女性側の心理を描写しながら進めていくなど
長時間に渡る重厚な女体化催眠が男性だったことをすっかり忘れさせてくれます。
沢山の男性たちに取り囲まれ、体中を愛撫されることに最初は嫌悪を感じていたのが
徐々に受け入れ、やがて快感を覚えるように変化していくでしょう。



臨場感満点の痴漢体験レッスン
公安特殊性犯罪解析官のお姉さんに導かれて痴漢される体験をするお話。

「あら いらっしゃい」
お姉さんは柔らかだがやや気の強そうな感じもする声の女性。
特殊性犯罪対策部に最近配属された主人公を特殊研修施設へと呼び出した彼女は
今回彼に受けてもらう被害者心理学習プログラムの説明を行います。

被害者心理プログラムというのは、性犯罪被害者の心理を理解してもらうために
催眠を使って実体験さながらの経験をしてもらう行為です。
今回の題材となるのは「ファイルNO.002658 はたご線集団痴漢凌辱事件」。
とあるローカル電車の中で少女が多数の男性に輪姦された事件だそうです。
こんな感じに結構しっかりとした背景を設けながら物語は進んでいきます。

そしてタイトルに「レッスン」とあるように、本作品内で行われる諸々の行為は
すべて催眠を使ったイメージによるバーチャル体験です。
しかし仮想行為だからといって侮ってはいけません。
総時間の実に半分以上をエッチシーンに割り当て
被害者の心理的な推移を暗示によって上手に操作しながら
彼女が追い詰められ、とうとう凌辱されてしまう様子を綿密に描いています。
この実際に痴漢を受けている気分にさせてくれるところが大きな特徴です。

催眠はおよそ16分間。
「ポーン」という電子的な音が流れる中、深呼吸をして軽くリラックスしたり
カウントに合わせて自分の衣服や心のベールを脱いだ後
お姉さんは早速イメージを使って段階的に女の子へと変えていきます。

「錆びたメッキのようだった肌が どんどん すべすべになっていく」
本作品の催眠は女体化に著しく傾倒しており(およそ11分30秒間)
よくある女体化音声のようにいきなり体つきが変化する、みたいな強引な手法を取らず
「すべすべ」を連呼しながらまず自分の肌が滑らかになったように思わせ
それから心を一度幼かった頃へと戻してから、男性ではなく女性側に成長させることで
今の自分を否定することなく女性であることを受け入れさせてくれます。

男性からいきなり女性に変えるのではなく
一度男女の境目を曖昧にしてから女性に傾けるアプローチがいいですね。
自分が女性になったことに強い抵抗を感じる人はそこまでいないと思います。
現時点でしっくりこなかったとしても、この後のエッチで強烈に女性を意識させてくれますから
聴き進めていくうちにだんだんと薄れていくでしょう。

「ここは 電車の中 揺れる 揺れる 揺れる」
「綺麗な風景が 窓の外を 流れる 流れる 流れる」

一通りの女体化が完了してからは、事件の舞台となる電車の中をイメージします。
ガタンガタンとリズミカルに鳴る電車の効果音を聴きながら
彼女の言葉に耳を傾けていると徐々に意識がぼんやりしてくるかもしれません。
日頃電車に乗っている人ほどそういった感覚をより強く感じるでしょうね。

「男の人は どんな目で見てるんだろう? 気になりますよね 思春期の女の子だから 当たり前」
さらに電車内で男性たちに見られている描写を織り交ぜることで
自分が改めて女性になったことを強く印象付けてくれます。
男性にどう見られているかを気にする男性はそこまでいないでしょう。
だからこそ少なくとも自分が男性ではなくなったことを自覚させてくれるわけです。

ストレートに「女性になった」と言うより遥かに効果的な表現だと思います。

主にイメージを使って女体化を進めていく特殊な催眠です。
事前に7分ほどのドラマパートを挟んで今回行う催眠の目的などを説明しながら
軽く物語の世界へと引き込み、それから催眠を使って女性を強く意識させてくれます。
女体化は聴き手に違和感や抵抗感を抱かせないことに非常に気を遣ってますし
比較的多くの人が彼女の言葉を受け入れやすいと感じるでしょう。

女体化と並行して深化を進めるややイレギュラーなタイプであることから
催眠および女体化音声初心者にはあまりお薦めできません。
しかしその条件さえクリアしていれば、どっぷりと作品の世界にハマれます。
催眠状態特有の意識がぼんやりする感覚よりは
面白いことに熱中している時のような没入感の方が得やすいと思います。



痴漢されざるを得ない気分を抱きながら
エッチシーンは3パート38分間。
プレイは痴漢行為(全身愛撫、キス、乳首責め、SEX、アナルSEX)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ぴたぴた ぴたぴた あれ? 何だろう? お尻に 誰かの手が 当たってる?」
お姉さんの催眠で無事少女の姿になった主人公は
先ほどこちらを見ていたおじさんたちに突如取り囲まれ
多数の指で全身をくまなく愛撫され始めます。
ちなみにエッチの最中は常にバックで電車の走る音が流れ続けます。

エッチは痴漢の被害者として複数のおじさんから責められます。
痴漢というと無理矢理犯されるようなイメージが強いのですが
このおじさんたちは痴漢のプロとして、まずはこちらが絶対に逃げられない状況を作り
ソフトな責めを続けながら「痴漢されても仕方ない」と諦めさせ
そのうえで最後の最後に凌辱する綿密なプレイ運びをします。

つまりプレイをしながら心を折ってくるわけです。
この感覚を暗示やイメージを使って聴き手に伝えてくるところが大きな特徴です。

一番最初に行われるのは痴漢行為では定番の全身愛撫。
お尻、太ももなど下半身を中心にソフトに何度もタッチしながら
「これから痴漢を行うよ」という意思表示をしてきます。

「右の太もも べたべた べたべた お腹 ぬるぬる ぬるぬる」
上のセリフのように責めの様子を擬音語で表現することが非常に多く
やや人を選ぶ部分もあるのですが、私は感覚的に把握しやすいとも思います。
この後おちんちんをわざと手に押し付けたり、パンツを脱がせにかかるなど
プレイを少しずつエスカレートさせていくところにも痴漢らしさを感じます。

「ただの悪戯 きっとすぐ終わる 我慢すればいい 大したことじゃない だけどやっぱり 嫌だよね? 気持ち悪いよね?」
「おじさんたちの欲望が どんどん どんどん 膨れ上がっていくの もう あなたに 抗えるわけ ないわよね?」

そしてプレイの客観描写や肉体的な感覚と並行して
痴漢によってもたらされる心理の変化も暗示を使って操作してきます。
不快に感じていたとしても、大勢に取り囲まれてはどうすることもできません。
そして何より彼らは自分を激しく求めている。
被害者の切迫感を臨場感たっぷりに味わうことができるでしょう。

「ここなら もう見られない もう聞かれない 我慢せず気にせず 気持ちよくなって よがって喘いでいいのよ」
「現実から逃避しなさい 恥ずかしさなんてなくていい ただただ 無理矢理入れられる快感だけ それでいいのよ」

そういった入念な下準備の末、最後のパートでとうとう凌辱されてしまいます。
1分程度の間隔で何度も繰り返されるおじさんたちの挿入と射精
そして何よりここまで積み重ねてきた心への責めが
その場の凄惨さと精神的な喪失感を大いに感じさせてくれます。

プレイ自体はそんなに綿密な描写がされていないため想像力で補う必要があるのですが
シチュはすごくしっかりしてますし、Mな方ほどゾクゾクするのではないでしょうか。

このように、痴漢される側の心理面を重視したプレイが繰り広げられます。



心を堕としてくれる作品
催眠音声ではあまり見かけないジャンルを上手に表現した興味深い作品です。

痴漢という犯罪行為を疑似的に体験させてくれる珍しいコンセプトに胡坐をかくことなく
その始まりから終わりまでを実戦さながらに描き
尚且つ触られる嫌悪感やどうすることもできない無力感を感じさせてくれます。

「おじさんたち あなたのおっぱいを 喜んでるよ」
そして痴漢を進めながら自分が女性であることを克明に刻み込んでくれます。
どれだけ痴漢を綿密に描いたとしても当事者の気分に浸れなければ意味がありません。
冒頭で行った女体化をプレイを通じて強化してくれるから
諸々のブラックな感覚が湧きあがってくるのです。
これが女体化催眠音声の一つの醍醐味と言えます。

同じく痴漢を扱った作品と言えばKUKURIさんの「痴漢レッスン」が有名ですが
催眠誘導やプレイによって得られる肉体的な快感に焦点が当てられているあちらに対し
こちらは精神的な快楽に力を入れている点で大きな違いが見られます。
似たようなプレイを想像していただけに非常に驚きました。
どちらを好むかは本当に人それぞれでしょう。

ちなみに本作品には「鬱オチ版」なるものがあるのですが
最後の解除音声のセリフが若干違うだけで催眠誘導やエッチは共通です。
私が聴いた限りだと「これ女体化音声愛好家なら鬱オチじゃなくてご褒美じゃね?」と…。
予想していた結末よりもずっとマイルドな内容です。
通常版もありますし皆さんのお好みでお選びください。

一つ難点を挙げさせていただくと
エッチの最中流れ続ける電車の走る音のボリュームがかなり大きく
お姉さんのセリフが聴き取りにくくなってしまっていることです。

エッチの最初のパートはそれほど気にならないのですが
その先の2パートは電車がトンネル内を走っているシーンとして
やや耳障りするようなきしむ音を含んだ音が流れます。
それが気になって声に集中できない人もいるかと思います。
またこの手の効果音は催眠状態の維持に支障をきたす恐れもあります。
もう2段階くらいボリュームを下げて流したほうがよかったのではないかなと。

そういうのが苦手に感じる人は聴くのを避けた方がいいかもしれません。
体験版で確認できないのも残念です。

直前に述べた部分を除けばかなりレベルの高い作品です。
シチュに興味を持った方、ドラマ性の高い作品を楽しみたい方にお薦めします。

CV:生田 薫さん
総時間 共通パート…1:03:58 解除(通常)…3:37 解除(鬱オチ)…4:49


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

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