株式会社Yostarの同人音声作品(全年齢向け)。
今回紹介する作品は、ゲーム「ブルーアーカイブ」に登場する真面目で面倒見のいい女の子が
先生と呼ばれてる人物と一緒に作業やマッサージをします。
独り言を漏らしながら書類をひとつずつ処理していったり
自分の用事が片付いた後は彼の仕事を手伝うなど
彼女の魅力を引き出しながら音も鳴らして臨場感を出すのが特徴です。
ユウカと過ごす穏やかなひと時
「おほん んんっ あー あーっ 先にお茶飲んでこようかしら」
ユウカは丁寧語で話す穏やかな声の女の子。
主人公と作業通話する前に発声練習したり身だしなみを整えると
彼にその様子を聞かれてることに気づいて恥ずかしがります。
本作品はミレニアムサイエンススクールに所属し生徒会の会計を務めてる彼女が
連邦捜査部「シャーレ」の顧問をしてる彼と一緒の時間を過ごします。
序盤は別の場所で音声通話しながら、中盤以降は同じ場所でと状況を変え
2人が事務作業してる様子を彼の視点で楽しみます。
原作のゲームで主人公の性別は不明だそうですが、本レビューでは便宜的に「彼」と呼びます。
「一応言っておきますが先生 見えてないからってサボらないでくださいよ これはあくまで先生をサボらせないための作業通話なんですから」
最大の魅力は彼女のキャラ。
彼がサボらないように見張る名目で一緒の作業をするのに
身だしなみに気を配ったり、音声テストで名前を呼ばれて喜ぶ可愛いところを見せてくれます。
自分の用事が済んだ後も彼の手伝いをするなど、面倒見の良さを感じるシーンが多いです。
彼女はゲームの序盤に加入するので性格を知ってる人は多いと思います。
一部で釘を刺すこともありますがそれはあくまで愛情の裏返しであって
彼に対して悪い感情を抱いてるわけではありません。
コーヒーを淹れたりマッサージするなど言葉よりも行為で優しさを示します。
サービスについては「すぐ傍で一緒に作業をしているような臨場感」をコンセプトに掲げてるだけあって
会話するシーンと無言で作業するシーンを交互に挟んでメリハリをつけます。
後者の時は彼女の吐息、筆記音、タイプ音が中心になっており
会話シーンの後に聴くと余計静かな印象を受けます。
マッサージは約10分と短いですし、耳かきも一切やりません。
だから彼女との会話や一緒にいる雰囲気を楽しむ作品と見るのが妥当です。
物語の冒頭でモノラルとバイノーラルを切り替えるシーンがあったりと
音の面もそれなりにこだわってるのが窺えます。
一体感を味わいやすいサービス
準備を終えてから彼女が事務処理してる様子をお届けします。
「またすごいことになってるわねー んー 領収書 うわ またすごい量」
数字を打ち込んだり何か書き込んでる音を鳴らしながら
独り言の形で書類の内容に愚痴や感想を漏らします。
他のところに電話して内容を確認するなど、彼女が頑張ってる姿をわかりやすく表現します。
扱う書類をシーンごとに切り替えてくるので、それによってセリフの内容も変わります。
ため息を漏らしながらちゃんと役目を果たすところに責任感の強さを感じました。
まだ序盤だから彼女がどんな性格をしてるか伝わるように進めます。
続く3パート47分間は一緒の場所で作業するシーン。
「03『今からシャーレに向かいますので』」はソフトの使い方を教える
「04『休憩も大切ですから』」は息抜きのマッサージ(効果音あり)
「05『眠いわけじゃ、ありません……』」は彼の作業を手伝う様子を描きます。
「終わったら手伝ってあげますから 少しは頑張ってください」
「両腕貸してください こうやって 後ろのほうに…はい」
彼があまり頑張ってなくても叱らず応援する姿勢を取ったり
筋肉が凝ってるのに気づくと自分からマッサージを提案するなど
引き続き優しくて面倒見のいいところを随所で見せてくれます。
02パートよりも声が近く感じて臨場感もそれなりにありました。
マッサージの実況をもう少しやったほうがわかりやすいのですが
それ以外は上手くまとまってると思います。
Yostarさん自身がシナリオを担当されてるおかげで彼女の魅力を上手く引き出せてます。
実際に聴いた感想ですが、会話メインで作品を組み立ててるのが意外でした。
企業勢だとシナリオ軽めで音に頼ってるものを割と見かけるので
それとは逆の路線を歩んでしっかりキャラを立ててるのは良いと思います。
真面目なんだけど事務的感はなく、むしろ優しさを感じるセリフが多いです。
あと序盤で彼女の作業風景に焦点を当ててるのも良いなと。
音だけ流すシーンと独り言を漏らすシーンを混在させてます。
今回の作業通話は彼が仕事をサボらないように監視する目的でやってますから
2人が会話する機会は減らして彼女の存在を感じられるように進めます。
主人公に直接働きかけることが多い同人音声で敢えて何もしない珍しい演出をしてます。
キャラ重視の日常作品
ユウカは作業がなかなか進まない主人公を少しでも助けようと
まずは作業通話で自分の用事をこなしながら彼の様子を観察します。
そしてその後は直接出向いてマッサージや手伝いをします。
優しくてしっかり者の女の子が先生と一緒に作業するシチュ
しゃべる時とそうでない時をある程度分けて音を楽しみやすくする作り
厳しいことも言うけどそれ以上に色々世話を焼いてくれる彼女のキャラ。
「ユウカASMR~頑張るあなたのすぐそばに~」の名の通り、彼女がすぐ近くにいる気分を味わわせてくれます。
中でも3番目はシナリオに結構力を入れてるおかげで活き活きしてます。
物語の至るところに優しさや可愛さが散りばめられてて魅力的です。
聴く前はもっと音重視の構成だと思ってたものですから
良い意味で期待を裏切られて私は満足しました。
ストーリーが原作準拠なので思いっきりファン向けの内容ですが
そこさえクリアしてれば結構楽しめる作品だと思います。
耳かきとかに頼らず日常感を大事にしてるのが良いです。
以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。
ボーナストラックは「お昼寝用15分アラーム」です。
CV:春花らんさん
総時間 1:34:25(本編…1:15:24 ボーナストラック…19:01)
オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点

体験版はこちらにあります
追記
2022年8月13日まで10%OFFの1188円で販売されてます。