サークル「電撃G's magazine」さんの同人音声作品(全年齢向け)。
今回紹介する作品は、元お隣さんで今は近くの学校に通ってる女の子が
仕事を頑張りすぎてる男性を健全なサービスで癒します。
音よりも会話を重視し、さらにセリフごとの間を長く取ってのんびり進めるのが特徴で
昔のことや彼女の気持ちなどシーンごとに異なる話題を取り上げながら
疲れや眠気を感じてても無理なく聴けるように語りかけて内側から癒しと温もりを与えます。
アニメやゲームで活躍中の日高里菜さんが声を担当されてるのも魅力です。
幼馴染と過ごす穏やかなひと時
「お邪魔します 鍵 開けっぱなしだった 不用心」
静音は可愛くて素朴な声の女の子。
主人公の家にやって来て彼が疲れてることを心配すると
2人の関係を軽く話してから額に手を当てて熱がないか確認します。
本作品は昔から隣同士でずっと仲良くしてきた彼女が
仕事のせいで疲れを感じてる彼をおよそ90分に渡ってあれこれお世話します。
現在彼は1人暮らしをしてますが、その場所が彼女の通ってる高校から近く
学校帰りや休日を利用してたっぷりイチャイチャします。
「私 手が冷たいってよく言われるし 他のところも 撫でてあげようか?」
そして彼女は手で体に触れたり撫でるといったタッチヒーリングをよく使います。
疲れてる時は誰かに甘えたいとか、人肌が恋しいと思うことがあるので
家で1人な彼をリフレッシュさせるにはこれがいいと判断したのでしょう。
全年齢向けなのでエッチな描写は一切ありませんけど
ほっぺを手で挟んだり自分から抱き着いて添い寝するといった割と大胆なことをします。
また全編を通じて音よりも会話の量を大幅に増やし
セリフを細かく区切って間を長く取りながら話しかけて落ち着ける空間を作ります。
実際に聴いてみると会話メインなのに無音の時間が通常よりも多くなってます。
忙しい人ほど心の余裕がなくなりますから、こうやって頭を空っぽにしやすい環境を整えます。
現在の全年齢向け作品はASMRが主流になってるので
それとほぼ真逆の路線を歩んでるのは意外でした。
でも日高さんのような有名声優を起用してる作品なら声メインにしたほうが持ち味が出ると思います。
「実はね 私 ちょっと調べてきた 疲れてる人を どうやったら癒せるかなって」
ヒロインを務める静音は面倒見がよく物静かな女の子。
彼が疲労で顔色が悪いことを素直に心配し、自分に何ができるか考えて実践します。
公式設定では彼に恋愛感情を抱いてることになってますが
それよりも妹のような距離感で接してました。
最中の会話も何気ないものが多く、時間がゆっくり流れていくのを感じます。
健気で温かいサービス
01は頬に手で触れる、02は耳を片方ずつ撫でる、03は両耳と頭を撫でる
04は耳かきと主に首から上をお世話しながら色んなことを話して場を和ませます。
「あの時の私 入るのにノックもしなかったね 今にして思えば 本当のお兄さんみたいに思ってたから…かな」
「頭撫でたり 耳触ったり 本当に 昔のお返しだね」
01と02はまだ序盤なので2人の関係や仲の良さを表現することに力を入れてます。
昔からの付き合いなこと、その時は一緒のベッドで寝てたこと
そして彼に頭を撫でてもらったことなどをぽつりぽつりと話し
今回のサービスが彼を心配する気持ちや恩返ししたい思いによるものだと聴き手に教えます。
素朴さや自然さが出るよう一気に語らず多少分散させてました。
兄のように近しい男性を自分なりのやり方で癒そうとする姿が健気で愛らしいです。
また耳を撫でる時は「すしゅー」という滑らかな摩擦音が鳴ります。
量は少なめなので音よりも会話を楽しむシーンだと思います。
「なんか シャンプーしてるみたい 痒いところは ございませんかー?」
03と04は01~02よりも少し後のお話。
どうやれば効果的に癒せるか調べてきた彼女が前回よりもやや大胆なお世話をします。
ベッドの横から彼に触れるスタイルから膝枕に変更し
自分が今学校でやってることを話したり耳と頭を撫でて心身をバランスよく癒します。
上のようなセリフが出てくるなど、彼女もだんだん彼をお世話するのに慣れてきたのがわかります。
04の耳かきは約9分と短いものの、効果音の割合が他より高くなってます。
右耳→左耳の順に綿棒のみを使って掃除し、どちらも仕上げに2回息を吹きかけます。
綿棒は「すしゅっ」という滑らかな音が使われておりゆっくりペースで鳴らしてました。
個人的に面白いなと思ったのが「05 静音といっしょに森林浴にいこう?(約13分)」。
今度は日曜の朝に主人公の家を訪れた静音が近くの公園へ森林浴に誘います。
「ちょっと 肩 借りるね 外なのに くっついちゃった」
このパートだけは鳥の声や木々のざわめきといった環境音が入っており
声だけだった他のパートと聴いた時の印象が随分違います。
他にも移動中は落ち葉を踏みしめてるような足音が鳴ってました。
野外なのでタッチヒーリングは避けてお話しながら体を預ける程度に留めてます。
終盤の2パート18分間は安眠を見据えたサービス。
家に戻ってから06は添い寝、07は彼女の寝息や寝言を聞いて眠りにつきます。
「こうして抱きしめてると 体だけじゃなくて 心もあったかくなる」
これまでよりも声の距離がさらに近づき
ハグしながら雑談する素朴で温かみのあるひと時が味わえます。
後になるほど彼女が眠そうになるのも印象的でした。
彼を癒せたことによる満足感と多少の疲れで気持ちが緩んだのでしょう。
サービスを通じて彼だけでなく彼女も癒しを感じてるのが伝わってきます。
このように、彼女の属性や2人の関係を色濃く反映させた穏やかな物語が繰り広げられてます。
一体感が味わえる作品
静音は休日も返上して仕事に励んでる主人公を少しでもリフレッシュさせようと
放課後や休日を利用して彼の家に出かけてタッチヒーリング、耳かき、添い寝をします。
そしてその最中に色んなことを話して心もぽかぽかにします。
小さい頃から仲良くしてる女の子が健全な手段であれこれお世話するノーマル向けのシチュ
音よりも会話を増やし、何気ない話題をゆっくりのんびり語るゆとりを持たせた作り
有名声優さんらしい自然で安定感のある声と演技。
音に頼らず声や言葉で癒すことを意識しながら作品を組み立ててます。
中でも2番目はサークルさんがおっしゃられてる
「静音との時間は、とにかくゆっくりのんびり過ぎていきます」をそのまま具現化してて良いです。
会話量が多くなるとどうしても思考力が働いて眠りにくくなるので
間を長く取ったり他愛もない話題を多く入れて上手くカバーしてます。
彼女の物静かなキャラとも合ってるし統一感があるなと。
「一緒に寝たら 同じ夢 見るかもね そうだったら 私はすごく 嬉しいかな」
会話も彼を労わるセリフと彼女の内面をバランスよく混ぜてあって質が高いです。
本作品でするのは専門店のサービスではありませんから
彼と一緒にいられて嬉しいとか、癒せて幸せといった気持ちも入れたほうが臨場感が出ます。
タッチヒーリングが多いことも含めて一体感が味わえるように作られてます。
以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。
ボーナストラックは「静音のこと聞いてほしいかな」です。
CV:日高里菜さん
総時間 1:34:02(本編…1:25:01 ボーナストラック…9:01)
オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点

体験版はこちらにあります
追記
2020年12月2日まで20%OFFの1144円で販売されてます。