同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ: エロトランス を含む記事

   ● ヒプノルーレット
   ● ピンクの部屋
   ● リミットマリオネット
   ● まどろみ世界
   ● ヒプノマルチボイス
   ● 催眠巫女~憑依と浄霊~
   ● ヒプノタイマー
   ● 催眠ゲーム 〜術師の挑戦〜
   ● カンスト


ヒプノルーレット

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

催眠音声は複数回聴くことが多く、それを想定した作品もあります。
そのような場合に障害となるのが内容を知っていることから来るマンネリ感です。
こればかりは人間である以上仕方がありません。

しかし本作品は「運」を題材にプレイをランダムで選択することによって
この問題を打破しようとしています。
プレイの内容はもちろん、順番もランダムですからまず予想は不可能です。
このシステムは非催眠の方でqpStudioさんが導入されていますが
催眠では他に聞いたことがありません。

何が来るかわからないワクワク感と、運だからこそ起きてしまう想定外のプレイ。
こういった要素をふんだんに駆使した作品と言えます。

今回はサークルさんがプレイのバランスを考えてあらかじめ用意した
「男性向け作者制作」を聴いてのレビューとなります。



導入と覚醒以外は完全ランダム
お姉さんにルーレットを回されながら「シーエ」という女の子に責められるお話。

「あなたは ベッド あるいは 布団の上で寝転がっている」
お姉さんは丁寧で優しい声の女性。
案内役として主人公をルーレット会場へ連れていくために
作品のテーマに沿った内容の催眠をかけてくれます。

本作品最大の特徴はエッチシーンの内容が完全ランダムであることです。

「mp3_mix」と「mp3_mix look ver」という2つのEXEファイルが同梱されており
それを実行すると合計23個のファイルの中からランダムに10~16個のファイルを選んで
結合された一つの音声ファイルを同じフォルダ内に生成します。
最初の導入と最後の覚醒ファイルだけはきちんと順番が固定されていますので
再生したらプレイだけだった、なんてことはありません。

「mp3_mix look ver」は実行後に結合したファイルの中身を見ることができます。
プレイの内容を知りたくない方は「mp3_mix」を実行したほうがいいでしょう。

催眠はおよそ19分間。
お馴染みの深呼吸と脱力を行ってから、作品のテーマであるルーレットをイメージします。

「何もわからない けど 一つ思い出す ルーレットと
あなたの体が 連動しているということに」

カジノによくあるルーレットが回り、それとは反対方向にボールが転がっていく
そんな様子を思い浮かべながら頭を空っぽにしていきます。

その後シーエが登場し、お姉さんがこれから始まるプレイの説明をして終了です。

ランダムに行われるエッチがメインだからか
あまり多くの時間や手間を割かず軽めに行っています。
ただ深呼吸と脱力がしっかりしているおかげで割と頭がぼんやりしてくることでしょう。
催眠の強さは弱と中の中間くらいでしょうか。



順を追わないまったく予想不可能なプレイ
エッチシーンは34分30秒ほど。
プレイは登場順に首筋舐め、胸愛撫、乳首責め、手足舐め、手コキとなっています。

エッチな効果音はありません。
セルフは男性向け作者制作だと無しですが
オナニーをさせるファイルもありますので、組み合わせによっては有りにもなります。

「自分がこれからどうなるか わからないからこそいいの」
プレイはお姉さんがルーレットを回して数字を決め
それに合わせた行為をシーエが行っている様子をお姉さんが実況します。
つまりお姉さんとの絡みは一切ありません。
またシーエが話すこともありません。

ここでの売りはもちろんランダム性を活かしたプレイにあります。

普通は最初にキスをして、愛撫をして、手コキやフェラをしてSEXと
後になるにつれてプレイの内容がハードになっていくわけですが
本作品ではその常識が一切通用しません。
だから最初から手コキをされて、その後で胸を愛撫という流れも普通にあります。
これを面白いととらえるかは人それぞれでしょうが
珍しいことだけは間違いないでしょう。

「ねっとりと絡みつくように前後され あなたはその感覚を噛みしめる」
男性向け作者制作バージョンの場合は無難に落ち着けたかったのか
指や舌を使った比較的ソフトなプレイから始まって
合間に徐々に感度を高めるシーンを挟みながら手コキで〆ています。

お姉さんはあくまで観察者の立場ですから
割と淡々とした声でプレイの様子を客観的に聴き手に伝えてくれます。
だからプレイの雰囲気を感じ取って興奮する流れになるでしょう。

「はい タイムオーバー イケたかな? イケなかったかな?」
絶頂については男性向け作者制作バージョンだとカウントは行われず
そろそろ次のルーレットの時間が近いことを告げる形で
時間内の絶頂を促すように作られています。
でもオナニーをするファイルを聴いてみたらはカウントを行っていましたから
フィニッシュの形式についても割とまちまちです。

最後までスッキリできるのも、不完全燃焼で終わるのもルーレットの運次第。
そんなすべてをランダム性に支配されたプレイを楽しむことができます。



コンセプトは面白いのだが
「次にどんなプレイが来るのだろう?」
そんな期待感を聴き手に持たせたいサークルさんの意図が窺えます。

時間の関係で実際に聴くことはできなかったのですが
何度もファイルを生成していると確かにファイルの構成がバラバラで
色々なプレイを楽しめそうな気はします。
ただ、残念ながら催眠音声としては形になりきっていないと感じました。
エロボイスならこういう作品が実在するし、十分有りだと思うんですけどね…

催眠はエロトランスさんの他作品に比べるとかなり簡略化されています。
お姉さんの声が終始淡々としているおかげで、私は催眠状態を維持できたのですが
経験の浅い方も果たしてそうかと言われると首をひねってしまいます。
エッチに入ると催眠的な要素はそこまでありません。

エッチは全体的にプレイがソフト、かつ客観描写ということで
ある程度聴き手に努力を求められるように感じます。
描写が色々と細かいのでイメージはしやすいと言えます。
淫語そこそこ、喘ぎ声とちゅぱ音は無しです。

運に左右されることを楽しめるかそうでないか
このあたりが本作品の評価を大きく左右することになるでしょう。

CV:紅月ことねさん、あきらさん
総時間
男性向け作者制作…1:00:30 女性向け作者制作…47:06
男性向け総時間…2:04:12 女性向け総時間…1:26:00
(総時間はすべての音声ファイルを合計した時間になります)


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
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サークル「エロトランス」さんの無料の催眠音声作品。

最近、有名サークルさんの初期の作品を聴いて
現在の作品との違いを比較するのが趣味になりつつあります。
今回紹介するのは、現在催眠音声の最大手と言ってもいいくらいに人気のある
エロトランスさんの処女作です。

内容としては催眠の基本を追っていくような無難な作りで
無理な冒険はせずに、聴き手を催眠にかけることを第一としているように思われます。
ただイメージ部分は独特の表現がされており
初期の段階からその実力の一端を垣間見ることができます。



リラックスして落ちていくストレートな流れ
お姉さんに催眠をかけられて気持ちいい事をするお話。

「まずは体をリラックスさせて 催眠にかかりやすくしましょう」
お姉さんはがきはきと話すしっかりした声の女性。
事前に簡単な諸注意をした後、諸々の背景には一切触れずに
早速主人公を催眠の世界へ導き始めます。

催眠はおよそ15分間。
3回ほど深呼吸を行った後、全身をパーツごとに細かく分けて脱力していきます。

「瞼の力を抜くと 眠くなってくるかもしれません」
脱力の際には一部でイメージを添えることもあります。
それらを頭に入れながら脱力していく方が、より効果的に行えるでしょう。

「下に降りれば降りるほど とても気持ちがいい世界へ連れて行ってくれる階段です」
後半はとある場所へ移動し、そこにある階段を下りていきます。
カウントダウンを絡めて1段1段下りながら心を沈めていきましょう。
何度か繰り返すことで威力を上げているところがいいですね。

このように、今の作風と比べたらびっくりするほどオーソドックスな催眠です。
深呼吸と脱力で心身をリラックスして、階段を下りながら落ちていく。
余計な小細工は一切入れず、一直線に催眠へと導いてくれます。

ただ全体的にお姉さんの話すペースが非常に速いため
私は初心者にはあまり向いていないと考えています。



ピンクの部屋にいると心がムラムラしてくる
エッチシーンは7分間。
プレイはオナニーとフェラです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「さぁ まずは私に 一人でしてるところを見せなさい」
階段を下りた先にあるピンクの部屋にたどり着いた主人公は
そこの主であるお姉さんに軽い調教を受けることになります。

赤やピンクなどの暖色は人の心を興奮させます。
まずはピンク色に囲まれていることをイメージして
自分の心をそういう方向にもっていきましょう。

プレイは催眠音声らしくカウントを絡めながら進められています。
「5 6 6 6 7 7 7 8 8 88888888」
お姉さんはこのように焦らしに焦らすことで聴き手の心を煽ってきますから
催眠にかかっていればいるほど、とてももどかしい気分になることでしょう。
もちろん彼女の許可無しで射精することは許されません。

「私の唾液で ぐちょぐちょになったおちんちんを扱きなさい」
オナニー→フェラ→オナニーの順に進められる点がやや珍しいですね。
合間にわざとフェラを挟んで別の快感を与えることで
その後のオナニーで行う焦らしをより効果的にしています。



光るものを持っている作品
多くのサークルさんの処女作がそうであるように
無理をせず催眠音声としての枠組みに気を使っている作品ではありますが
イメージやエッチの部分できちんと独自性を打ち出しています。

催眠は分割弛緩法、イメージ誘導法、沈黙法といった
催眠における基本的な手法を繋げることで流れを作っています。
何をすればいいかがとても明確な万人向けの内容と言えます。
お姉さんのペースについていくことさえできれば、誰が聴いても大丈夫。

エッチもイメージ重視ですが、色を意識させたりカウントを絡めたりと
催眠音声らしい部分が色濃く出ています。
カウントを途中で止めたり、逆に早めたりすることで
聴き手の心を揺さぶろうとしている意図がうかがえます。
実際に聴いてみると軽く頭が混乱する場面にぶち当たるでしょう。
淫語とちゅぱ音が若干、喘ぎ声は皆無です。

ここからヒプノマルチボイスのような作品を作るためには
催眠に関する知識や技術に加えて、相当な発想力が必要と思われます。
本作品を聴く限りでは元々才能があったのでしょうが
それらを十分に発揮するための努力を怠らなかったからこそ
今のように多くの方から支持を受けているのではないでしょうか。

CV:紗藤ましろさん
総時間 23:59

ピンクの部屋
http://erotrance.blog.fc2.com/blog-entry-2.html

追記
個人的にはここからわずか9か月で
リミットマリオネットを作り上げていることに愕然としました。

2014年3月21日追記
本作品のリメイク作である新ピンクの部屋のレビューも掲載しました。
できればこちらもご覧ください。
「新ピンクの部屋」

リミットマリオネット

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。
今から3年半前と比較的初期に作られた作品です。

ドライオーガズムを目指す作品の場合
聴き手を立て続けに絶頂させようとするものがそれなりにあります。
本作品もそのようなタイプなのですが
ぶっ飛んでいると言えるほどに、プレイがとてつもなくハードです。
それこそタイトルの「リミット」を軽く突破してしまうほどに。

しかし、連続絶頂による快感を十分に得るためには
深い催眠状態に入らなければなりません。
その点もしっかりと考慮されており、長めの時間を使って少しずつ沈めてくれます。

今回は女性声(男性用)でのレビューになります。



湧きあがってくる感覚をうまくつかみ取ろう
お姉さんに人形にされて連続絶頂するお話。

「さぁ 今から 私の催眠が始まります」
お姉さんはやや厳かな佇まいを感じさせる、端正な声の女性。
「気持ちよくなりたい」そんな思いを抱く主人公の願いを叶えるために
ゆっくりと時間をかけて彼をお人形に変えていきます。

催眠は2パートに渡っており、合計でおよそ30分。
軽く深呼吸をした後、体の各部分にあるスイッチを切っていくことになります。

スイッチは首、肩、足など部位ごとに細かく設置されており
お姉さんが「切ってみましょう」と言うのに合わせて
力が抜けていくのをイメージしていきます。
基本的によくやる脱力とそれほど違いはありません。

お姉さんの声は穏やかというよりは無機質に近く
その口調は厳しいほどではないものの、何か抗い難いような力を感じます。
この声の性質を今のうちに心と体に叩き込んでおくと
後半の調教時に、体がより彼女の言うことに勝手に従うようになるでしょう。

「心地のいい温度 心地のいい揺れ 心地のいい音が 眠気を誘う」
後半は感覚をイメージすることに重点が置かれています。

自分が電車の席に座って、うとうとしているシーンをイメージするなど
表現が具体的かつ分かりやすくなっていますから
多くの方がやりやすいと感じるはずです。

彼女の言葉によってもたらされるイメージを感じ、うまく心につかみ取る。
それができればできるほど、より深く催眠に入ることができるでしょう。

大まかに言えばリラックスしてイメージする、それだけの催眠なのですが
合間合間に聴き手を納得させるような細かい描写や説明があるおかげで
一般的な作品よりもずっとすんなり頭に入ってきます。
人によっては途中で手足にピリピリするような感覚が走るでしょう。



まだ、イケるよね?
エッチシーンはおよそ22分間。
プレイは全身愛撫、乳首責め、言葉責め、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「全身をさわさわと 好きなように触ってみて」
全身を不思議な感覚に包まれた主人公は
お姉さんの言われる通りに、敏感になった全身をまさぐり始めます。

冒頭でも触れたとおり、本作品一番の特徴は
このエッチシーンにおける容赦のない連続絶頂です。

物語の途中にキーワードを設定し、それをトリガーとすることで
聴き手に更なる絶頂を促してくるのですが
とにかくいつまで経っても終わる様子がありません。
何度も、何度も、本当に何度も彼女は絶頂を求めてきます。

タイトルの通り、主人公は彼女のお人形にされてしまいます。

「さぁ 私のお人形 イキなさい イキなさい 何度でもイケ!」
お人形だから、人間じゃないから何度でもイケる、だからイカせる。
催眠にうまくかかっていれば、まるで彼女に操られているかのように
自分の意思に関わらず、体が勝手に何らかの反応を示すことになるでしょう。

そしてさらに追い打ちをかけるように
彼女は途中でおちんちんへ刺激を与えるのを絶対に許しません。
「気持ちいいんだけど、なんだかもどかしい」
そんな感覚を味わえる方がきっといるはずです。

私の場合は先の股間がもどかしくなる感覚から始まって
ピリピリするような感覚が股間に集まって熱くなり
その後おしっこを漏らしてしまったかのように
股間から生温かい感覚が全身へ広がっていきました。
いや、本当に漏らしたりとかしてませんからね…

とにかく、そんな複合的な面白い感覚を割と長時間に渡って味わえます。
私は聴いている間に3回絶頂できました。
何回も聴いていけばもっとイケるのではないでしょうか。



ドライオーガズムを嫌と言うほど味わわせてくれる名作
いい意味でとんでもない作品です。
これを聴いた後、10分ほど体を動かすことができませんでした。
股間を中心に色々な感覚が立て続けに走ったおかげで、非常に疲れたからです。
全身がガクガクするような感覚を、本当に体験できた作品です。

たぶんこれを読んでいる方は、表現が大げさだと思うでしょう。
私は普段ここまで大げさなことは書かないし、書きたくない主義なのですが
ちょっとこの作品に関しては書かざるを得ません。
それくらいに素晴らしい作品でした。
これを書いている今でも股間がジンジンしています。

催眠はどちらかというと深化に重点が置かれています。
深化パートでは沈む、ジンジンする、温かくなるなど
聴き手に感覚を誘発させることに力が入れられていますから
その感覚をうまく自分のものにできれば、その後のエッチがやりやすくなるかなと。
作り自体はそれほど難しくありませんから、誰にでも聴ける内容です。

エッチはドライオーガズムに特化しています。
お姉さんに鞭のような声を叩きつけられながら、ドライ特有の感覚に浸ってください。
ドライに慣れていればいるほどに楽しめるでしょう。
未経験者にはちょっとついていけないかもしれません。
もちろんM向けです。

一応最後の最後で射精もさせてはくれますが
個人的には無理に射精させる必要はないような…
時間もかなり短いですし、やっぱりドライがメインです。

価格については時間だけ見ればごくごく標準。
でもこのクオリティなら若干安く感じるくらいです。

「ヒプノドラッグレディ」以来、催眠では実に3か月ぶりの満点となりました。

CV:紗藤ましろさん(女性声)、かずみやさん(男性声)
総時間
女性声(男性用)…1:00:24
男性声(女性用)…48:16
女性声(男女共通)…1:00:19


オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

2019年6月1日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/79922659.html

まどろみ世界

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。
「ヘミシンク音」という特殊な音を使用している、とても珍しい作品です。

過去当サイトでも
「【音責め】あまラブ堕天使のH昇天トランス!【催眠】」
「第3弾」
の2作品で登場していますが、改めて簡単に説明すると

イヤホンの左右から別々の周波数の音を流すことで、頭の中に音のうねりを発生させ
その周波数の差に当たる分のα波を脳に強制的に生み出させる。
それにより脳の状態をコントロールする、といったものらしいです。

つまりヘミシンク音を聴いていると、自然と気持ちがよくなってきます。
本作品ではその状態になった聴き手に色々と意識をさせることで
ドライオーガズム-精神的な絶頂を誘発するように進められています。

今回は男性向けバージョンでのレビューとなります。



まずはヘミシンク音に体を慣らしていこう
ヘミシンク音を聴きながら、お姉さんに言葉でイかされるお話。

「早速ですが 今から音を流します」
お姉さんはとても落ち着いた声の女性。
簡単な注意事項を話した後、早速ヘミシンク音を流しながら
どういった姿勢でこの音に向き合えばいいか、などの心得を説明してくれます。

本作品の主役であるヘミシンク音は
「ブオーン」と小刻みに震えるような音をしており
聴いていると全身が軽く揺さぶられるような感覚を受けるかもしれません。

ただ、長時間聴いていても頭が痛くなるほどの揺れではないので
途中で投げ出す方はそこまでいないのではないでしょうか。
「聴き慣れない音だけど、嫌ではない」そんな感じです。

基本的には作品のほとんどの時間で流れ続けますから
自分でも聴き続けられるかについては
実際に体験版を聴いて確認してみてください。

ちなみに、作中では全部で7つの音が用意されており
催眠の深度が進むにつれて段階を上げていくことになります。

催眠は時間にして39分ほど。
最初は深呼吸や脱力を行いながら、少しずつヘミシンク音を体になじませていきます。

「あなたの脳は ゆっくりと そして確実に溶かされていく」
ヘミシンク音を実際に聴いてみると、まず頭がぼんやりしてくるのがわかるでしょう。
それにお姉さんのセリフを区切った、ゆったりとした声が加わることで
自然と眠くなってしまうかもしれません。

「考える力も 脳味噌も 脳味噌のしわが無くなっていき 溶けて 液体となっていく」
お姉さんはヘミシンク音の段階を少しずつ上げながら
主人公の心をとろとろに溶かしていきます。
意識が混濁した状態の中で、なんだか体がふわふわと浮いているような
そんな不思議な感覚を私は味わうことができました。



体の敏感な部分を意識することで、より感じるようになる
エッチシーンはおよそ9分間とかなり短め。
プレイは言葉による絶頂が表現としては一番わかりやすいでしょう。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「7の音は あなたを性的な快楽へ導くために 特化した音」
ヘミシンク音を徐々に変化させることで
まどろみの世界へと引きずり込まれた主人公は
お姉さんの言葉により、快感を意識してしまうことになります。

「あなたの乳首を吸う いやらしい音が リアルに聞こえてくる」
よくある言葉責めのような「変態」などの罵声を浴びせかけるタイプではなく
本作品ではお姉さんがシチュなどを口に出すことで主人公に意識をさせて
それによって快感を誘発する
、そんなかなり珍しいプレイが繰り広げられます。

乳首、股間と意識を向けさせた後はカウントダウン。
短いスパンで何度も何度も繰り返すことで、感度を上昇させていき
とどめはビシッと叩き付けるような声で、絶頂へと導いてくれます。

私の場合は下半身が痙攣するような感覚でしたが
この瞬間にどういった感覚が生まれるかは
本当に人それぞれなのではないでしょうか。

以上のように精神を責めるような形で進められていながらも
お姉さんが言葉で痛めつけるようなタイプではなく
聴き手にイメージを浮かび上がらせ、自発的に気持ちよくなる手助けをするような
ちょっと変わった切り口のプレイとなっています。



「脳がとろとろになる」感覚を味わいやすい作品
催眠特有の「脳が気持ちよくなる」状態を比較的簡単に体験できる作品です。
流れ続けるヘミシンク音を聴いていれば自然に意識がぼやけ
心地よい気分に浸ることができるでしょう。

プレイは一応股間を触っていいみたいなことを言われるため
セルフも有りと言えば有りなのですが
直接的なエロではなく、聴き手にイメージさせて興奮を促すタイプで
イかせ方自体は完全にドライを意識していますから
どちらかというとドライの方が目指しやすいと思います。

属性はSでもMでもいける万人向けでしょうか。
初心者には…私はあまりお薦めしません。
たぶん経験を積んでから聴いた方がずっと楽しめます。
だから初心者の段階で聴いてしまうのはちともったいないかなと。

ヘミシンク音も段階的に徐々にきつくしていく丁寧な運びですから
精神に過度な負担がかかる可能性は低いでしょう。

ただ、気持ちいいからといって必要以上に聴き続けるのは体に毒です。
複数回聴く場合は、連続で何回もループさせて聴くようなことはせずに
きちんとある程度の期間を開けながら聴いていってください。

CV:卯月杏奈さん(男性向け) 輝さん(女性向け)
総時間 1:02:03(男性向け) 40:51(女性向け)


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

2017年10月27日追記
再レビューを公開しました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/73140185.html

ヒプノマルチボイス

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

「催眠巫女~憑依と浄霊~」と同時にコミックマーケット84で発売された
同サークルさんの最新作になります。

本作品は非催眠の方ではもはや主流となっている、バイノーラル録音が採用されており
タイトルの通り、登場するキャラが複数の声で語り掛けてくるのが特徴です。

複数の声が聞こえてくる音声の代表作と言えば
「双子のい・い・な・り~性感開発ボイス~」を挙げる方も多いでしょう。
サークルさんもその辺を意識されたのか、双子っぽい作風となっています。



お姉さんの声に心と体を預けよう
複数のお姉さんが声で快楽を与えてくれるお話。

「私は あなたを気持ちよくするために存在している 空想の人物」
お姉さんは柔らかく穏やかな声の女性。
最初は一人で登場し、主人公に対して
まずは彼女の言葉に身を任せ、従うようにと語り掛けてきます。

催眠導入はおよそ19分間。
軽く深呼吸を行った後、お姉さんが声を右へ左へと移動させながら
暗示を含めたお話をしてくれます。

本作品はバイノーラル録音のため、とにかく声が良く動きます。
ある時は右から、またある時は左からと
催眠音声としてはかなり頻繁に、声の位置を移動させながら進められます。

そして、「すぅー」と軽く息を吸う音が聞こえるほどに声が近い。
まるで耳元で囁かれているかのような臨場感を味わえることでしょう。

「今 この時だけは あなたはわがままでいい 好き嫌いをしてもいいのよ」
お姉さんは聴き手にとって都合のいい暗示だけを
心に染み込ませていくように教えてくれます。

お話の内容は作品の趣旨通り、声に関するもので
特に声のする方向へ意識を向けさせようとしてきます。

そして適度に声の位置を反転させ
不意を突くことで心に隙を生み出し、そこから意識をぼやけさせていく
そんな形の催眠が繰り広げられます。

詳しい理由は総評に回しますが
普段とは違った意味で初心者向けの内容と言えるでしょう。



声による寸止め地獄
エッチシーンは20分30秒ほど。
プレイは耳舐め、全身舐め、フェラと「舐め」に特化した構成です。

本作品はちゅぱ音の有無を選択できるようになっており
無しの場合、一番最初に右耳を舐められる際に鳴るちゅぱ音以外は
一切ちゅぱ音が鳴らなくなります。

またプレイ内容の通り、セルフはありません。

「これから始まることは 言葉によるレイプ」
いつの間にか複数に増えたお姉さんに裸にされ、押さえつけられた主人公は
右耳を舐められる一方で、左耳から暗示を受けることになります。
ちなみに、個々のお姉さんの声質にほとんど差はありません。

エッチでの最大の特徴は、複数のプレイを同時に味わえること。
最初の耳舐め+囁きに始まり、両耳を同時に舐められたり
さらに全身舐めが追加されるなど、後になるに従ってお姉さんが増えていき
ちゅぱ音有りの場合はちゅぱ音も増えていきます。

左右から別々のちゅぱ音が鳴る作品は
非催眠ではそこそこありますが、催眠では見たことがありません。
催眠を専門に聴いている方だと、ちょっとした驚きを味わえるのではないでしょうか。

音の位置取りもしっかりとしており
足の指を舐められている時は遠く小さく、胸のあたりになると近く大きくと
実際の体に即した音を聴けるのも魅力の一つです。

「さぁ あなたを言葉の海へ 放り投げてあげる」
エッチでの山場はカウントダウンを絡めての寸止めで
本当に何度も何度も、これでもかというくらいに寸止めをしてきます。

ちょっと普通の寸止めとは違う部分があるため
人によっては途中で達してしまうかもしれません。
そうならないためにも、お姉さんの声にしっかりと耳を傾け
できるだけ彼女の指示に従うようにしていきましょう。

催眠音声ではあまり無いタイプのエッチが楽しめるのは良いですね。
最後の絶頂シーンは複数のお姉さんに立て続けに語り掛けられる
まさにマルチボイスなフィニッシュを迎えることになります。



非催眠における流行要素を取り入れた作品
バイノーラル録音の利点を最大限に活用するため
声や音の位置にかなり気を配った作品です。

催眠音声ではバイノーラルの恩恵をあまり受けられないからか
採用されている作品はなかなかありません。
そういう意味では、こういった試みは非常に興味深く感じます。

催眠は非催眠の音声作品における初心者が
一番かかりやすいのではないか、と私は考えています。
つまり、催眠音声の経験はあまり関係ありません。

というのも、音の位置取りについては非催眠の方が進んでおり
本作品のように声が動き回る作品がそれなりにあります。
そのため、そちらの経験が豊富な方だと
最も大切な「驚き」を十分に得られないのではないかと思うのです。

今回、当サイトではやや厳しい点数とさせていただきました。
それは私自身が、非催眠をそれなりに聴いてしまっているからです。
おそらくごく一般的な方が聴いた場合、もっと良い作品だと評価するでしょう。

エッチは複数人による同時プレイの時点でレアシチュと言えます。
ちゅぱ音有りの場合は、最大3種類ほどが同時に聴けますから
まさにちゅぱ音の海に溺れるような感覚を味わえるでしょう。

ただサークルさん自身が初回は無しを推奨していますし
まずは純粋に声に浸るために、無しで聴いてみてください。

最後に、タイトルであるマルチボイスについて
複数の声が一気に襲い掛かるわけではなく
色々な位置から声を被せず、一人一人が畳みかけるように語り掛けてきます。
この使い方だと確かに双子テイストなのかなと。

CV:紗藤ましろさん
総時間 46:20(通常版) 46:53(ちゅぱ音有り版)


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
こういう形で催眠と非催眠の接点を見ることができたのは新鮮でした。
そのうち耳かき催眠とか出てくれないかな…
「耳かきをされるのは気持ちいい そうでしょ?」


2017年1月27日追記
再レビューを公開しました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/68877375.html

催眠巫女~憑依と浄霊~

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

巫女や幽霊といったオカルトな世界観に
女体化を絡めた一風変わった作品です。

一般的な女体化作品の場合
何らかの事情により、主人公自身が女性に変化していきますが
本作品では基本的に性別の変化はありません。
男性の体のままで、女性の感覚を味わう特殊なタイプです。

本作品には男性用・女性用・男女両用の3パターンが同梱されています。
今回は男性用でのレビューとなります。



「それは霊の仕業です」
除霊師のアンナに浄霊の儀式を行ってもらうお話。

「あなたがここにきて すぐにそれが霊の仕業だとわかりました」
アンナはとても整った声の女性。
四六時中性欲が収まらない悩みを抱えてやってきた主人公を助けるために
彼に憑りついた、とある女性の霊を成仏させてあげることにします。

催眠導入はおよそ20分間。
まずは軽くストレッチをしたり、体のツボを押したりすることで
催眠にかかるための準備を整えていきます。

「この霊は 一つの大きな願望が叶えられなくて成仏できず 現世に残っている」
催眠は彼女の話を聞く形で進められており
主人公に憑りついた霊の特徴や、そうなった経緯などを割と事細かに教えてくれます。

女体化した際のイメージの材料になる部分ですから
ここで知識として、どんな女性だったかを頭に入れておいた方がいいと思います。

「彼女が行いたくても 行えなかったこと あなたが叶えてあげましょう」
霊の情報をインプットした後、いよいよ主人公の体に憑依させることになります。

といっても、そこまで特別な事を行うわけではなくて
「もっと身を委ねて もっとリンクしてあげなさい」
霊の特性を自分に植え付けて、主人公との距離を縮めていく
イメージ誘導のような形が採られています。

一般的な催眠音声に比べると、ストーリーがしっかりしているため
彼女の話を聴いていると、自然と引き込まれていくものを感じます。

そして本作品においては、催眠音声を聴くときの基本である
「すべてを敢えて聞こうとはせず、流れに身を任せる」
これがかなり大事だと思いました。

アンナは本当に色々な事を話してきますので
そのすべてを拾い上げていると、催眠状態には入れないかもしれません。
だからある程度自分の判断で、情報の取捨選択をする必要もあるでしょう。

きちんと正確にではなく、ぼんやりと大まかにとらえた方が
催眠に入りやすいと私は思います。
そういうテクニックを要求されることを考えると、中上級者向けの内容かもしれません。



女性に心を支配されての連続絶頂
エッチシーンはおよそ15分間。
プレイはオナニー(性器と乳首)になります。
効果音はありません。
オナニーをするのですが、セルフはありません。

「さて…幽霊さん こんばんは 私はあなたの味方ですよ」
ここではアンナの口調が女友達に話しかけるような、甘く柔らかい感じに変わり
彼女の力を借りながら、憑依した性欲旺盛な女性の霊になりきってオナニーをします。

本作品は男性の体に女性の魂が宿る、というシチュですから
女体化作品でありながら、肉体が女体化する描写がありません。
こういうタイプの作品を私は他に知りません。

ただ、プレイの様子自体は女の子のオナニーそのもので
整合性をつけるために、性器を敢えて「あそこ」とぼかした表現にしていたり
絶頂を迎えた時は射精はせずに、短時間で何度もイくことになります。

オナニーは2回に分けられており、どちらもカウントに合わせて絶頂します。
ドライオーガズムを目指すことになりますから
女の子になりきった気分で、射精を伴わないタイプの絶頂に挑戦してみてください。

私は肉体も女体化させたイメージで聴いていました。
事前にどんな女性かを教えてくれるようになっていますし
そうした方が余計な事を考えずに済む分いいと思ったからです。

明確に触れずぼかしてあるのなら
聴き手の好きなように解釈すればいいのです。
大事なのは、最終的に気持ちよくなれるかなのですから。



女体化音声の一つの新しい形
女体化の過程を敢えて排除した、珍しいタイプの女体化作品です。

女体化のコンセプトに合わせて物語を設定した、というよりは
物語を考えた結果こうなったかのように流れが自然なため
聴いていて違和感を覚える方はほとんどいないと思います。

催眠は無心になって聴いているだけで問題なく入れるでしょう。
個人的には余計な情報がちょっと多いかな、と感じましたが
それらも含めてアンナの声だけに意識を向けていれば
かなり深いところまで入れると思います。

エッチは女体化に慣れていれば十分に楽しめる内容です。
心と体を開放して、好きなだけオナニーすることをアンナが許してくれますから
満たされた気持ちの中で、心地よい感覚に浸り続けることができます。

属性的には万人向けですね。
私は絶頂時に、股間の奥の方を軽く手で握られているような感覚が味わえました。

ただ催眠・エッチ共に、ある程度の経験があるのが望ましい内容です。
多分催眠音声の経験があればあるほど、より楽しめるのではないでしょうか。
私個人は凄く楽しめたけど、初心者もそうかと言われると疑問を感じます。

だから、初心者の方が現時点で本作品を聴いた場合は
もっと経験を積んだ時に、もう一度改めて聴いてみることを強くお薦めします。
きっと最初聴いた時とは違った、より深い感覚を得られるはずです。
その違いを楽しむのも面白いかもしれませんね。

総合的に見てかなりの良作と判断しました。

CV:卯月杏奈さん
総時間 45:26(男性用) 45:21(女性用) 45:00(男女両用)


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
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2026年5月11日追記
再レビューを公開しました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/97136745.html

ヒプノタイマー

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。
「タイマー」の名の通り、時計の音を使った作品になります。

時計の音に限らず、律動的な音を出す道具(例えばメトロノームなど)というのは
催眠の世界では割と使われる機会があります。

大抵はその音とリズムによって
精神を落ち着けることを目的としている場合が多いですが
本作品では依存させ、支配し、精神をかき乱す方向で使われています。
「レイプ・サウンド・ガール♪」あたりに、作品の系統としては近いでしょう。

本作品には女性声版と男性声版が同梱されています。
今回は女性声版でのレビューとなります。



序盤はとてもオーソドックス
謎のお姉さんに催眠をかけられ、時計の音で犯されるお話。

「こんばんは そろそろ寝る時間かな? 催眠オナニーの時間だね」
お姉さんは物静かな雰囲気の、やや色っぽい声の女性。
どういう経緯でこうなったのかは語られていませんが
主人公の胸に手を置いて、催眠状態に入るのを手伝ってくれることになります。

催眠導入はおよそ15分間。
まずはゆっくりと深呼吸をし、イメージを交えつつ体の力を抜いていきます。

「何も考えない 何をするのもめんどくさい」
淡々と、落ち着いたお姉さんの声に体を委ねることで
少しずつ意識をぼんやりとさせていきます。
演者がおなじみの紅月ことねさんですから
声を聴いているだけでも、心がきっと落ち着くことでしょう。

序盤は時計の音を使うこともなく、ごく普通の催眠音声として進められます。
いきなりあれを聴かせると、さすがに刺激が強すぎるということで
とりあえずは心身の準備をしよう、といったところでしょうか。

途中で一気にすとーんと落としてくる場面がありますから
このパートだけでもある程度の催眠状態には入れます。



様々な音が心に襲い掛かる
「この時計を使うと あなたの世界は 時間がゆっくりになるの」
開始から15分30秒ほど経った時、ようやく時計の音が登場します。

このあたりからエッチな表現が出てくるようになりますので
ここからの23分間を、当サイトではエッチシーンとしています。

エッチの内容はオナニーだとか、SEXだとか、一般的に分類できるものではなく
「音による精神攻撃」と言うのが、妥当な表現だと思います。

「悪い事に使ったあなたには お仕置きが必要」
「あの子たちの代わりに 私がお仕置きしてあげる」

不思議な時計を使って、エッチないたずらをしようとした主人公を
お姉さんが同じく時計を使って、音によるお仕置きをすることになります。

本作品はエッチな表現が本当に極限まで薄められています。
性器に関する表現も「あそこ」とされており、かつその単語もあまり出てきません。

全年齢でもぎりぎりいけるんじゃないかと思えるくらいです。

実際のプレイについては、お姉さんが色々な時計の音を聴かせる形で進められます。
「チキチキチキチキ」という、おなじみのストップウォッチの音であったり
「カッ カッ カッ カッ」と、リズミカルに時を刻む時計音であったりと
単純に時計の音のバリエーションだけでもかなりあるのが特徴です。

序盤の音は一般的な時計音に近いおかげで
聴いても「ふーん」くらいにしか思わないかもしれません。
後になるとかなり特殊な音が登場し
例えば「ガッチャ ガッチャ」というパンチの利いた音があるのですが
実際に聴くと股間のあたりに「ギンッ ギンッ」っとくるものを感じました。

そして、その音が後半になると幾重にも重なり
お姉さんの声が聞こえない程の大音量で、主人公に襲い掛かります。

「あたなの時間が止まる あなたの時間が止まったら 全身も固まる」
お姉さんは後半になればなるほど口調がSになり
音に脳味噌をかき回されていく主人公を見て、あざ笑うかのように楽しみます。
まるでおもちゃをいじくっているような感じ、とでも言えばいいでしょうか。

最後の絶頂シーンはドライオーガズムを目指す形になります。
聴き手側がどれだけ音を感じ、快感に浸ることができるかという
イメージ力が重要になるでしょう。



普通の催眠と特殊な催眠が同時に楽しめる作品
前半は一般的な催眠、後半は音を使った催眠と
1つの作品で複数の要素を一気に楽しむことができます。

特に音へのこだわりにはかなりものがあります。
単一の音だけでも感じることができるのに
それを幾重にも重ねることで
強制的に考える事すらやめさせられてしまうような
完全な「音」だけの世界に放り込まれてしまいます。


本作品はいわゆる音モノという、かなり特殊な部類の催眠音声になります。
さらにエッチ面での直接的な表現が皆無に等しく
作中でお姉さんからエッチな命令を受けることもありません。
確かに催眠にかかりやすい作品ではありますが
私は初心者向けではないと思います。

それにしても、本当に独特な作品ですね…
記事を書く側としては、言葉として表現するのがとても難しくて
色々と考えさせられるものがあります。

CV:紅月ことねさん、夜櫻さん
総時間 41:59(女性声) 38:21(男性声)


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

2018年05月25日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/76230643.html

催眠ゲーム 〜術師の挑戦〜

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。

催眠においてまず大切なのは「催眠にかかろうとする心」
これは催眠に関する本やサイトでもよく言われていることです。

本作品はその常識に真っ向から対立して
「催眠にかからないように気を付ける」ことを念頭に置いて聴く催眠音声です。
この手の催眠音声は本作品以外に聴いたことがありません。

タイトルの通り、催眠にかからないように勝負をすることになります。
果たしてこの勝負、聴き手側は勝つことができるのでしょうか。

本作品は男性声版と女性声版が同梱されているため
女性でも楽しむことができます。
今回は女性声版でのレビューとなります。



ルールは単純明快
お姉さんと催眠に関する勝負をするお話。

「今回は ちょっと面白い催眠をしてみようと思うの」
お姉さんは気さくで元気そうな声の女の子。
普段通りに催眠にかけるのは面白くない、ということで
一風変わった形式で催眠のゲームをすることになります。

ルールは簡単。
「催眠にかからないように気を付ける」
「お姉さんの言うことに抵抗してみる」

このいずれかを順守するだけです。

本作品最大の特徴は
術者が催眠にかからないようにと何度も警告してくること。
最初のルール説明だけではなく
「あの気持ちのいい催眠状態なんて 思い出したら大変だから 意識をそらさないと」
「今から言う通りイメージしてしまうと 気持ちよくなってしまうので イメージしちゃダメ」

物語の合間合間にもこのように注意されます。
非常に面白い趣向ですね。

他には催眠やエッチのパートに明確な線引きがされていない点です。
一応エッチな要素が出てくるタイミングがあって
私はそこからをエッチシーンと定義付けてはいますが
催眠自体は最初から最後まで続きます。
だから前半は催眠、後半は催眠+エッチと表現するのが正しいかもしれません。

催眠は雑談形式で、呼吸や脱力など
催眠において基本的な部分を、真逆に確認するところから始まります。
つまり、手足やお腹の力を抜かないようにしたり
呼吸は規則正しく深く行わないようにする。
もちろん意識も空っぽにしてはいけません。

実際やってみるとわかりますが、これが結構難しい。
ある事を意識すればするほどに、それ以外の部分が疎かになってしまい
そこをお姉さんに突かれてしまいます。
そして、次第にお姉さんの心理的陥穽に嵌っていくことになります。



疲れて投げ出したくなる感覚
エッチな要素が出てくるのは後半の18分頃から。
プレイはキス?、フェラ?、オナニー。
「?」がついているのは、聴き手に対して実際に行っているのか
それとも疑似的に行っているのか、判断がつかなかったからです。

「エッチな事 想像しちゃ ダメ」
勝負の次の段階として
聴き手は自分の感じるところ(乳首、お尻、おちんちん等)を触りながら
エッチな事を想像しないようにすることになります。

ここからお姉さんの口調が一気に艶めかしく変化。
キスやフェラを想像してはいけないと言いつつも
実際にそれらを行っているかのようなちゅぱ音を鳴り響かせます。
これらを聴いて意識しないのはまず無理でしょう。

エッチパートでは、聴き手の好みに合ったキーワードを敢えて言うことで
どうしてもそれが頭から離れられないように誘導していきます
。

例えば巨乳が好きな人に対して
「君は巨乳が好きらしいけど、巨乳の女性の事なんか考えちゃダメ」
と言われると、かえって気になってしまう。
そんな感じです。

直接的なエロの表現は少ないながらも
次第にお姉さんの言葉に引き込まれてしまい
最終的には絶頂を迎えてしまうことになります。



知らず知らずのうちに催眠に入っている作品
正直なところ、言葉で表現するのが難しい作品です。

この作品を聴き終えたとき、最初に頭に浮かんだのは「パンドラの箱」でした。
「決して開けてはいけない」と言われると
どうしても気になり開けてしまうのが人間の心理です。

「意識することから生まれてくる無意識」とでも言えばいいのでしょうか。
この作品でも似たような心理が働くことで
最終的にはお姉さんの術中に嵌ってしまうことになります。
それが例え望まなかったことだとしても
ついつい深い催眠状態に入ってしまっている自分に気が付くはずです。

内容的に普段とはまったく逆の方向で進められることから
初心者には向いていない作品だと思います。
王道と言われる作品を聴いて、ある程度心身を催眠に慣らした上で
このゲームに挑戦してみるのがいいでしょう。

あと、イレギュラーな思考を終始強いられることになりますので
割と精神的に疲れます。
夜寝る前など、直後に精神的に負担がかかる用事の無い時に聴いてみてください。

最後に、この勝負についてですが
聴き手側が勝つのはかなり難しいでしょうね…

CV:女性声…誠樹ふぁんさん 男性声…夜櫻さん
総時間 女性声…34:36 男性声…32:15


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

2015年11月14日追記
再レビューを公開しました。
催眠ゲーム ~術師の挑戦~(再レビュー)



サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品。
催眠の誘導手段としてよく使われている
カウントダウンに特化しています。

「カウントダウンだけで本当に気持ちよくなれるのか?」
正直私はそう思っていました。
実際聴いてみるとなかなかよくできていて
十分に楽しめる作品となっています。

ちなみにこの作品にセルフパートはありません。
本作品には男性声バージョンと女性声バージョンがあり
今回は女性声バージョンでのレビューになります。



数字の流れに身を任せ
紅月ことねさんが数字をカウントしてくれます。
他にも指示等はもちろんありますが、基本的にはそれだけです。

「数字は聴いているだけで心地よくする魔力を秘めている」
ことねさんは非常にゆっくりと、落ち着いた声で語り掛けてきます。
おそらくこの声を聴いているだけでも
ゆったりとした気分になれることでしょう。

最初は5カウントアップで力を入れ、5カウントダウンで力を抜きます。
お次にカウントアップで息を吸い、カウントダウンで息を吐く。
実際やってみるとわかりますが、カウントダウンで脱力や息を吐いた時に
心と体が弛緩して心地よい気分になれます。

各動作を非常にゆっくりとした間隔で指示され
反復することによって、カウントによるイメージを徐々に心に刻んでいきます。
ここまででおよそ18分が経過します。



数字を乱すと心も乱される
今度は10カウントダウンを繰り返します。
カウントが減ることで、徐々に堕ちていくようなイメージを植え付けましょう。

ことねさんは囁くような静かな声で、ゆっくりとそれを繰り返します。
時折カウントを止めることがありますが
その時は自分の頭の中でカウントを刻んでいきます。

最初からここまででイメージを持てれば持てるほど
この後の快感がより大きくなります。

30分頃から10カウントアップに変化。
このあたりから今までとは違って、カウントが変則的になります。

急にスピードを変えたり、同じ数字で踏みとどまったり
並行して別のカウントをしたり。
そしてこの乱れがなぜか心をもかき乱します。


まるで脳味噌をこねくり回されているような不思議な感覚でし。
10で体がゾワーッとして
延髄のあたりからびくんとした感覚が全身に広がりました。
そして最後には限界を超え、すべてを数字に支配されてしまいます。



良作だが人を選ぶかも
本当にカウントダウンに終始徹している作品です。

一応終盤に絶頂指示があるものの
全年齢版で売られていてもおかしくないくらいに
エロ要素の薄い内容になっています。

淫語も覚えている限りでは一度も登場せず、性的な行為も一切ありません。
でもなぜだろう、カウントを聴けば聴くほど体が反応してしまうのです。
まるで心を犯されているような、そんな感覚を味わうことができました。
催眠ならではの気持ちよさを体験できる、とてもいい作品です。

男性声バージョンも軽く聴いた限りでは同じような内容でした。
女性の方はそちらをまず聴いてみることをお薦めします。

CV:紅月ことねさん(女性声) 夜櫻さん(男性声)
総時間 53:35(女性声) 42:29(男性声)


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

2018年11月30日追記
再レビューをアップしました。
https://doonroom.superprint.co.nz/archives/78109831.html

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