同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ:同人音声 > 全年齢向け

   ● ヒーリングサロンシエル
   ● 雨の日の午後に~彼女と耳かき~
   ● 夜空の箱舟
   ● 雨の日の耳かき店 雫庵2
   ● 鈴の音と歩く(後編)
   ● 鈴の音と歩く(前編)
   ● 癒彼女-亜季
   ● 【百合×耳かきボイス】ゆりかき!~Vol.2 姉妹編~【バイノーラル】
   ● Reposer ~優子・瞳・香乃~
   ● 癒しの夜


ヒーリングサロンシエル

サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、人懐っこくのほほんとした店員さんが
お店を初めて訪れたお客にベーシックな癒しのサービスをします。

サービスはもちろん、最中の細かな動作に至るまでを音で表現する作りに加えて
話す時とそうでない時をはっきり分け、健康知識や何気ない会話を適度に挟むなど
専門店らしさを出しつつ音とセリフの両方から癒す和やかなお話が楽しめます。
プロの手並みで和やかに
ヒーリングサロン シエルの店員「朝霧代菜」からサービスを受けるお話。

「騒がしい店長ですみません ええと 本日担当させていただきます 朝霧代菜と申します」
代菜は甘く素朴な声の女の子。
受付をしていた店長に呼ばれて主人公の前にやって来ると
サービスの内容を簡単に説明してから施術室へ案内します。

本作品は老若男女誰でも入店できるリラクゼーションスポットで
そこの新人店員がおよそ1時間に20分に渡って3種類のサービスをします。
足湯+肩揉み、顔から首にかけてのマッサージ、耳かきと基本的なもので構成されており
どのパートもプロらしい流れるような手つきで丁寧にお世話します。

全編を通じて言葉よりも音で行為の様子を表現する作りになってますから
リアルで優しい音の数々を聴いてるだけで相当な癒しが得られるでしょう。

Crescendoさんの作品は初めて聴いたのですが
現在活躍されてる大手のサークルさんに引けを取らない品質を持っててびっくりしました。
音の質感はもちろん、位置や距離もバッチリでこだわりを持って制作されてるのがわかります。
足音や服を着替える音などサービス以外の細かな動作にも専用の音が入っていて臨場感が高いです。

「あ、ここはちょっとコリコリしてますね ものを近くで見ることが多かったりしませんか?」
「お客様も ゲームってします? ゲームをしていると 時間がいくらあっても足りませんよね」

これらを行う代菜のキャラも個性的。
お客と1対1で接するのが初めてということで会った直後は緊張した表情を見せますが
施術室に移動した後は終始リラックスした様子で色んなことを語ります。
サービスの内容やそれに関する健康知識を説明してたかと思えば
趣味のゲームや散歩の話にいつの間にか脱線する天然なところも持ってます。

ある程度話したらしばらく黙り、それからまた話すのを繰り返す流れになってるおかげで
最大の武器である効果音とうまく共存できてます。
代菜役を務める和鳴るせさんのほんわかした声や口調も彼女のキャラに合ってて良いです。

すべての部分にこだわった多彩で高品質な効果音と代菜のキャラ。
専門店ならではのサービスを家庭的な雰囲気で行う音フェチ作品です。
静かで温かいひと時
施術室に移動しガウンに着替えた後から始まる最初のサービスは足湯と肩揉み(約12分)。
用意されたお湯入りの桶に足を浸し、血行が良くなるまでの時間を使って代菜が後ろから手と指でほぐします。

お湯を桶に注ぐ音、足を入れる音、事後にタオルで水気を取る音など
早速色んな音が登場して耳を楽しませてくれます。
彼女の説明も少しは入りますが必要最低限に抑えられてて音フェチ色が強いです。

メインの肩揉みは「すすっ しゅるっ」という滑らかな音が使われており
左右同時に手のひらで揉んだり擦る、左右交互にやや力を入れて刺激を与えるなど
音を無意味に垂れ流すのではなくサービスとして成り立つように変化をつけて鳴らします。
ガウン越しに擦ってるのを踏まえて地肌の時よりも若干音が粗くなってるのも細かくて良いです。

「ぐっぱっ ぐーっぱっ ふふふっ」
パートの終盤からお湯の音が加わるのもポイント。
足湯は桶に浸してるだけでは音がほとんど出ないので彼に軽く動かしてもらいます。
肩揉み単体の時は静かすぎて環境音が欲しいなとも思ったのですが
この演出をするために敢えて入れなかったのかもしれませんね。

その次に登場するのはマッサージ(約26分30秒)。
頭にタオルを、顔に温めたアイマスクを装着してから使用するオイルを温め
デコルテ(首から胸元の部分)、耳、顔の順にゆっくり塗り込んでいきます。
アイマスクは顔をケアする直前に外します。

「真面目、ですかね? そんなことないと思いますよ お客様の喜ぶ顔を見るのが好きなだけですから」
「くりゅっ ちゅぷちゅぷ」という若干粘性のある水音を状況に応じて位置と距離を変えて鳴らしながら
マッサージのことや彼女自身のことをのんびり語ります。
耳かきなどに比べて大人しい音なのでとても静かに感じるでしょう。
指の動きやストロークもリアルかつ多彩で耳をケアする時は微かな振動まで伝わってきます。
音で表現するのが難しいサービスを十分すぎる品質で形にされてます。

体の血行が良くなった後、締めを飾るのは耳かき(約21分)。
膝枕ではなくベッドに寝たままの状態で右耳→左耳の順に
耳かき棒で大きな汚れを、梵天で小さな汚れを取り除きます。
耳に息を吹きかけるシーンはありません。

耳かき棒は「ぞすぞす しゅぷっ」とやや平べったくて尖りのある音
梵天は「しゅるっ ふすふす」と柔らかく広がりのある音が使われており
前者は奥と手前をゆっくり往復させたり小刻みに優しく引っかくように
後者は軸を持って細かく回転させたり素早く掻き出すように動かします。

肩揉みやマッサージと同じく音の質感、動き、力加減のレベルが高く安定してます。
また耳かき棒は穴の手前から奥に移ると音が若干低く鈍いものに変化します。

「私は 耳かきをされるより するほうが好きで 大きな耳垢がぽろっと取れた時の ちょっとした達成感が楽しくて」
最中の代菜は好きな耳かきや散歩のことを嬉しそうに話したり
耳の奥で見つけた耳垢が無事取れて満足げな表情を見せます。
彼が途中で眠そうにしてるのに気づいたからか、前のパートよりもセリフを減らし黙々と続けます。

このように、音を中心に据えつつ彼女の魅力も引き立ててる緩いサービスが繰り広げられてます。
ほんわかした作品
優しい女性が優しい音をたっぷり鳴らして癒す正統派の音フェチ作品です。

代菜は自分にとって最初のお客にあたる主人公を心の芯から癒そうと
これまで磨いてきた技術を駆使しながら専門的なことや何気ないことを話します。
そしてその様子を言葉よりも音を使って聴き手に伝えます。

質と動きにこだわったリアルな効果音の数々、腕は確かにプロなんだけど性格は少し抜けてる彼女のキャラ。
音フェチ作品の要所をしっかり押さえ、なおかつ多少のキャラ成分も含んだサービスをします。

特に効果音は同じサービスでもシーンによって違う音や動きに変え
さらに位置や距離も小まめに切り替わる大変手の込んだものになってます。
このところ録音環境の向上に伴い音の品質は全体的に上がってます。
でも器具の動きや間の取り方といった他の部分はサークルさんによって結構差が出ます。
このへんも上手にこなしてるのが素晴らしいです。

「私は疲れてないですよー すごく楽しかったです」
もうひとつ、物語の最初と最後のパートに長めの時間を割いてるのも大きな魅力です。
癒し系音声作品はサービスを中心に組み立ててるからか
冒頭の挨拶や事後のやり取りをごく簡単なもので済ませることが多いです。
しかし本作品は両方に9分程度の時間を用意し、2人が出会ってから別れるまでの様子もきっちり描いてます。

余韻や後味を大事にしてるとでも言えばいいのでしょうか。
すべてを終えて緊張が解けた彼女が微笑ましいミスをするシーンがあったりと
最後の最後まで時間がゆっくり流れていきます。

音が主役なのは間違いありませんが、それだけでは語りきれない魅力を秘めてる作品です。

CV:代菜…和鳴るせさん 店長…いたちゆーとさん(最初と最後のパートにのみ登場)
総時間 1:23:41

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
83分で300円とコスパがいいので+1してあります。

雨の日の午後に~彼女と耳かき~

サークル「バイノーラル6音」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介するサークルさんの処女作は、落ち着きがあって世話好きな彼女が
大好きな人と雨の日の午後をまったり過ごします。

声の質感、位置、距離、動き、力加減すべてがハイレベルな効果音と
現実世界でする会話にとても近い表現でする他愛もない会話など
音とセリフのバランスをほぼ同じに取り両方から癒す安眠しやすい作りになってます。
バックで流れ続ける雨音も作品全体に静けさを与えてます。
雨の日を2人でのんびりと
彼女が耳かきや羊数えをするお話。

「あーあ 雨やまないか 今日はどこも行けないね」
彼女はややトーンの低いホッとする声のお姉さん。
とある雨の日、恋人にあたる主人公と家で暇そうにしてると
コーヒーを淹れたり耳かきしながら色んなことを話します。

本作品は雨のせいで外に出かけられず暇を持て余してる2人が
午後から夜にかけて過ごす様子を彼の視点で楽しみます。
前半はコーヒー淹れ&耳かき、後半は添い寝しながらの羊数えと家庭的なサービスで統一し
それぞれの様子をとことんリアルに描いて癒しや眠気を膨らませます。

本作品を語る上で絶対に外せないのが「音」。
「~してるよ」などの説明的なセリフを挟まず動作の一部始終をほぼ音だけで表現します。
例えば冒頭の彼女がコーヒーを淹れるシーンでは、ケトルに入れた水がこぽこぽと音を立てて徐々に沸騰する音
インスタントコーヒーの粉末をカップに入れる音、2人分のお湯を注ぐ音を上手に組み合わせてます。
彼女がベッドに寝たり体を起こす音までしっかり入ってますし、音に対するこだわりを持って作られてるのがわかります。

バイノーラル6音さんは有料だとほぼ無名ですが、YouTubeのほうで無料作品を数多く投稿されてます。
私は初めて聴きましたがレベルが非常に高くてびっくりしました。
音の品質や扱い方については処女作の時点で大手のサークルさんに並ぶものを持ってます。

バックで流れ続ける雨音もポイント。
ぱらぱらと優しい水音が使われており、声や効果音の邪魔にならない音量に抑えられてます。
羊を数えるパートではそれと雨音だけが流れる時間を長く取ってありますから
文字通り頭を空っぽにしたまま心安らぐひと時を送れるでしょう。

音と並ぶもうひとつの魅力は彼女のセリフ。
挨拶や自己紹介といった前置きは完全に省略し、音声開始直後から他愛もない会話を続けます。

「ん? おっ ふーん いいねされた ふふっ このツイート ほら」
明日のデートの予定や彼がスマホで見てる動画の内容など
仲の良い者同士だからできるあまり中身のない話題が中心です。
しかもそれらを「うーん」や「おっ」といった意味を持たない言葉を挟んでするからとても緩く感じます。

恋人と2人きりなら当然お互いリラックスしてるでしょうから
その心情をセリフに反映させた自然な会話表現にしてます。
時間に対する会話量は意外と多いのですが、全編を通じて彼女が意識してのんびり話し
さらにセリフごとの間をやや長く取ってるおかげで効果音や雨音と共存できてます。

すべての要素が高品質な音の数々と彼女のだらっとした会話。
音とキャラのバランスを大事にして両方から癒す雰囲気の良い作品です。
音と彼女の優しさに包まれて
彼女にコーヒーを淹れてもらった後に始まるのは耳かき(約11分30秒)。
主人公が観ていたYouTubeの動画を見て興味を持った彼女が実際に耳かきしてあげます。

膝枕ではなく添い寝の状態で右耳→左耳の順に綿棒だけを使うシンプルなもので
「ぽりぽり ぷすっ」という柔らかくて乾いた音を中の汚れを絡め取るように隅々までゆっくり動かします。
息を吹きかけることはありません。

「耳 普段掃除してないでしょ? わかるよ 綺麗にしてあげないと」
綿棒にしては音が粗い気もするのですが、耳かきの開始前に彼の耳が汚れてると遠まわしに言ってましたし
それを反映させてわざとこういう音にしたのかもしれません。
動きと力加減については現時点で文句なしと言えるくらい優れてます。
10秒程度鳴らした後に無音の時間をほんの少し挟んでるのもリアルで良いです。

「うーん そうねぇ (コントローラーの)色は…白かな あ、でも汚れとか目立っちゃうかな」
最中の会話は先日彼が買ったPS4につける彼女のコントローラーの色選びや
冬から春に移りつつある季節のことなど耳かきとまったく関係ないものばかり。
最後のほうに彼女があまあまなことを言って彼が赤面するシーンを入れるなど
恋人たちがだらだら過ごす様子を緩い調子で描いてます。

もうひとつのサービスにあたる羊数えは13分ほど。
すっかり眠そうな彼の右側に彼女が抱きつきリクエスト通り羊をゆっくり数えます。

「羊が1匹 羊が2匹 羊が3匹 羊が4匹」
彼を安眠させるのが目的なので羊数え以外の会話は一切挟まず
雨音と組み合わせて静かで落ち着いた空間を作り上げてます。
前のパートで2人の仲がとても良いのが自然と伝わってきますから
通しで聴けばその優しい声と心に多くの人が安らぎを感じるでしょう。

このように、音声を構成する色んな要素に余裕を持たせた大変癒されるサービスが繰り広げられてます。
ゆるーい作品
音フェチ系でありながらキャラも立ってる総合力の高い作品です。

2人で一緒にいるのが当たり前なほど仲のいい男女が
雨音を聴きながらだべったり耳かきしてのんびりしたひと時を送ります。
そしてその様子をリアルな音と砕けた会話でゆるーく描きます。

音質はもちろん、位置や距離まで緻密に練られたハイレベルな効果音
それを後ろから引き立てる雨音、恋人らしさを感じるセリフの数々。
専門店のように目的を持ってお世話するのではなく、2人が時間を潰す感じを出しながら物語を進めます。

「ん? 寝ちゃうの 眠たい? じゃあ私も寝よっかなー」
音声を実際に聴いてみるとわかりますが展開は割と行き当たりばったりです。
主人公の動画を見て興味を持ったから思いつきで耳かきする、彼が眠そうだから添い寝をすると
彼の心情に彼女が追従する形であれこれお世話します。
この何気なさも本作品をゆるーくするのに貢献してます。

音も十分すごいのだけど、私個人は会話のほうにより強い魅力を感じました。
余計な部分を敢えて盛り込んでるのが作品の雰囲気にすごく合ってるなと。

音フェチ系ボイスドラマと呼ぶのが妥当な良作です。

CV:hana10(はなと)さん
総時間 34:53

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
通常だと35分で700円はやや割高な部類なのですが
品質が非常に良いので今回は点数を引いてません。

2018年4月14日まで50%OFFの350円で販売されてます。
その場合の点数は10点です。

夜空の箱舟

サークル「シロクマの嫁」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、夢と現実の狭間にある不思議なお店を舞台に
そこの店員さんが上半身を隅々までケアして安眠へと導きます。

効果音の質と種類にこだわったサービスをするのが特徴で
時間に対するセリフの量を極端に減らし、行為の一部始終を主に音だけで表現します。
さらに特定の音を鳴らし続けるのではなく数分ごとに切り替えて臨場感を出してます。
音で紡ぐ子守唄
夜空の箱舟の店員「みやこ」からサービスを受けるお話。

「初めまして ようこそお越しくださいました」
みやこは明るくて澄んだ声の女性。
夜空の箱舟を訪れた寝付きの悪い主人公をぐっすり眠らせようと
長時間に渡る癒しのフルコースを提供します。

本作品はストレスや不安で安眠できずにいる人々の悩みを解消することを目的に
彼女がおよそ2時間に渡って合計6種類のサービスをします。
イヤーエステ、ヘッドスパ、フェイスケア、肩や腕のマッサージ、お茶淹れ、ハンドケアとパートごとに内容を切り替え
それぞれに十分な時間を用意してゆっくりのんびり行います。

シロクマの嫁さんはおねショタやハーレムなど特定のシチュを好む傾向があるサークルさんです。
しかし今回はおよそ2年半ぶりの全年齢向け新作ということで
キャラやストーリーといった背景部分はほぼ切り捨て音にとことんこだわった作りになってます。
サークルさんによると制作のために東北までロケに行ったそうです。

最大の武器であるバイノーラル録音を駆使したリアルな音質に加え
ひとつのサービスをする中に数多くの音を用意し、それらを使い分けてさらなるリアリティを与えてます。
時間が長いのでセリフもそれなりにありますが、ほとんどは何をするかや状況説明で
それらを終えると「んっ」などの軽い掛け声を漏らしながら静かに手を動かします。
事務的と感じることはないでしょうが主役の音が引き立つよう控えめに振る舞ってます。

バックで終始流れ続ける波の音も落ち着いた雰囲気作りに貢献してます。
声や効果音を聴きやすくするために音量をやや抑えてあるものの
規則的に打ち寄せる音が耳に心地よく、現実世界の雑音も遮断してくれます。
効果音と環境音を組み合わせて癒す王道の音フェチ作品です。
ひとつひとつを丁寧に
1分30秒程度の挨拶を終えた直後に行う最初のサービスは耳のお手入れ(約41分)。
リクライニング式の椅子に座り耳の洗浄から中の掃除までをゆっくり丁寧に行います。

両耳同時に泡タイプの石鹸で洗浄するところから始まって
濡らしたタオルで拭く、乾いたタオルで水気を取る、手や指でマッサージするなど
細かなサービスを豊富に用意して音の違いを楽しませます。
このパートだけでも9種類ありますから、単純計算すると4分30秒ごとに効果音が切り替わります。

肝心の耳かきも耳かき棒、綿棒、馬の毛耳かき、梵天&息吹き、耳垢水とやることが多く
その全てで異なる効果音をリアルな質感と動きで鳴らす大変高度なものです。
位置がとても近いおかげで音が鳴るたびに微かな振動まで伝わってきます。
それでいて頭が痛くならないのは力加減に気を遣ってるからでしょう。
音と微弱な刺激によって耳かきされてる気分に浸らせるシロクマさんならではの耳かきです。

片方を一通り終えたらもう片方に移る通常の耳かきとは違い
本作品は耳かき棒は左→右、綿棒は右→左といった具合に毎回左右をお世話してから次の器具へ移ります。
膝枕とは違い彼女が動く流れなのでテンポは良いです。

「慣れてきたら馬の毛が 耳かきでは届かない細かいところに届いて すごく気持ちがいいのですよね」
この中で最も個性的なのは馬の毛耳かき(約4分30秒)。
「ぞしゅっ」という粗さのある乾いた音を左耳→右耳の順にゆっくり鳴らします。
実際に聴いてみると毛の一本一本が綿棒よりも太く感じるでしょうね。
本作品以外だと「添い寝カフェ『しろくまのしっぽ』」にしか出てこない相当にレアなサービスです。

耳をスッキリさせた次にするのは頭のケア(約26分)。
動物の毛を使ったブラシで髪をとかし、専用のオイルを揉み込んで頭皮をほぐしてから
シャンプーやトリートメントで綺麗にします。

「髪が絡まないように 柔らかな泡で包みながら」
中でもシャンプーは最も長い8分程度の時間を割き
ポリポリした泡混じりの音を頭全体にゆっくりスライドさせたり
そのまま指で優しく叩きシャワーで洗い流す様子をほぼ音だけで見事に表現してます。
ソフトな質感のシャンプーを使ってるのか、普段聴くものより音が滑らかに感じました。
タオルで拭くなどの細かな動作にまできちんと音が入ってるので、セリフなしでもサービスの様子が簡単にイメージできます。

個人的にもっともこだわりを感じたのが「05_マッサージ」パート(約19分)。
椅子を起こした後に肩や腕を手と指だけを使って揉みほぐします。

「ツボを押す時は 指の腹で優しく 指の先で押すと 痛く感じてしまうことがありますからね」
特別な器具を使うことはないので耳かきやヘッドスパに比べると音自体は地味です。
しかし肩を揉む時は音の位置が耳の下あたり、腕はそれぞれに対応した位置へと移動させ
拳を握って小刻みに叩く、手を開いてチョップするように叩く、手を組んで甲で叩くなど
同じマッサージでも色んなやり方を用意して音や動きに細かな違いを出してます。

変わった器具を使って面白い音を出せるのはある意味当たり前ですから
このパートのように特殊なことをできない状況のほうがサークルさんの実力がはっきり出ます。
叩く音を約11分も入れたのはバックで流れる波の音にかき消されないようにするためでしょう。
弾力のある振動が首のあたりに伝わってきて心地よかったです。

このように、胸から上を隅々まで癒す重厚なサービスが繰り広げられてます。
幅広い音フェチ作品
音の種類がとにかく豊富な安眠しやすい作品です。

みやこは何らかの事情でよく眠れない主人公の症状を少しでも改善しようと
疲れや汚れの溜まりやすい部位を中心に器具や手を使ってたっぷりお世話します。
そしてひとつのサービスを延々続けるのではなく、数分単位で切り替えて色んな音をお届けします。

「音の鳴らない時がない」と言えるほど音に寄った作り
それらの質感、位置、距離、動き、タイミングすべてにこだわったリアルな演出
頭を空っぽにできるよう世間話を控えて静かに進める彼女の態度。
最終目的である安眠を見据えたとても癒される作品に仕上がってます。

中でも効果音は家でやるサービスとの違いが出るようバリエーションに力を入れてます。
癒し系の音フェチ作品は単一の音を多彩な動きで表現することが多いので本作品の作風は割と珍しいです。
それでいて慌ただしさを感じないのは総時間が長くどれもゆったり進めるからでしょう。
特定の音をたっぷり聴きたい人にはやや不向きですが、音の違いを楽しみたい人にはとても向いてると言えます。

あと前項では説明できませんでしたが最後のハンドケアでヤスリがけの音を長めに用意してます。
18分ほどかけて爪切りとヤスリがけをするシンプルな内容で後者の時間はおよそ14分です。
「ずりずり」と粗さのある金属っぽい摩擦音が心地よく、途中から若干パワーを上げて違いを持たせてます。
音声作品だとかなりマイナーな音なので珍しいものが好きな人は楽しめるのではないかなと。

作りはシンプルだけど構造は奥深い作品です。
おまけは「制作の裏側お喋り耳かき」です。

CV:伊ヶ崎綾香さん
総時間 3:04:54(本編…2:26:01 おまけ…38:53)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
184分で400円とコスパがいいので+1してあります。

2018年3月31日に2000DL突破を記念して「08_雪解け道」パートが追加されました(18分30秒)。
私はこれが出る前にレビューを書き終えてたため聴いてのお楽しみとさせていただきます。
総時間には加えてあります。

2018年4月26日まで25%OFFの300円で販売されてます。

雨の日の耳かき店 雫庵2

サークル「ゆめみるぱじゃま」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、明るくてのほほんとした店員さんが
再会した男性に色んなお世話をしながら雨の日をまったり過ごします。

音とセリフのバランスをほぼ同じくらいに設定し両方から癒すのが特徴で
音声の最初から最後までずっと流れ続けるリアルな雨音やサービス中に鳴る様々な効果音
そして良い意味で店員らしくない彼女との会話を組み合わせて安らぎと没入感を与えます。
雨の日を2人でのんびりと
雫庵の店員「ゆめ子」からサービスを受けるお話。

「あら? 偶然ですね こんなところで会うなんて」
ゆめ子は明るくてほっこりした声の女の子。
とある雨の日、街中で再び出会った主人公にちょっぴり驚いた様子で挨拶すると
時間があるか確認してから相合傘で雫庵へ案内します。

本作品は2017年6月に発売された「雨の日の耳かき店 雫庵」の続編。
雨の日にだけ営業する変わったお店を舞台に、彼女が60分近くに渡って色んな癒しのサービスをします。

雨で濡れた体を拭く、耳かき、マッサージ、添い寝と素朴なもので統一し
その最中に会話を多めに盛り込んで彼女にお世話されてる雰囲気を作り上げてます。
ストーリーや独自の設定は特にないので今作から聴いても大丈夫です。

「それにしても… 雨 この前よりも降ってますね」
最大の特徴は雨音。
音声開始1秒の時点から流れ始め、彼らが別れるまでずっと続きます。
結構強めの音ですが建物の中にいるのでうるさく感じるほどではありません。
音質もリアルでこれを聴いてるだけでもかなりの癒しが得られます。

しかし本作品は雨音だけを聴き続ける所謂音フェチ作品ではありません。
冒頭の2人が出会うシーンはもちろん、サービスが始まった後も彼女が色んなことを話します。
初めから言ってしまいますと時間に対する会話量がものすごく多いです。

「これで 冷えちゃった体を温めましょうね よいしょ よいしょ」
彼が風邪を引かないよう細かな気配りを見せながら軽い掛け声を漏らしたり
自分の子供に見立てて可愛がるなど店員よりも友達に近い姿勢で接します。
今何をやってるかの実況にも力を入れてますし、彼女の人柄や魅力が自然と伝わってきます。

雨の日から連想される静けさやしっとりした雰囲気を
彼女の明るいキャラで吹き飛ばす感じにサービスを進めます。
効果音や環境音の量も多いのですが、それよりも会話のほうが目立ってる作品と私は見てます。
音と言葉で作る癒しの空間
雫庵に到着し、雨で濡れた主人公の体をタオルで拭いた後に始まるのは耳かき(約24分)。
膝枕の状態でまずは専用のオイルを使って両耳を同時にマッサージし
それから煤竹の耳かき棒→綿棒→3回程度の息吹きの順に行います。

耳マッサージは「すりゅー」という滑らかで水分控えめな摩擦音
耳かき棒は「ずりっ ぷすっ」という硬さのある平べったい音
綿棒は「さすさす こしゅっ」という面積広めの柔らかい音、といったように
サービスの内容や使用する器具によって音や動きを切り替えながら丁寧に行います。

全体的に動きがやや単調だったり音を鳴らす位置がほぼ固定なのが気になるものの
音質については大手のサークルさんに引けを取らないレベルと言えます。
特に力加減が丁度良くて耳のあたりに微弱な刺激が感じられます。
雨音と一緒に鳴らしても違和感が出ないように効果音は優しいもので統一されてます。

「右耳さーん 痒いところはありませんか?」
「子供になったみたいに 可愛い顔 してますよ よしよし いい子いい子」

最中のゆめ子はどんな器具を使ってどのようにお掃除するかを説明してから
「かき かき」と擬声語を漏らしたり可愛らしいことを言って場を和ませます。
彼女自身もこの時間を楽しんでる様子が伝わってきて癒されました。
良い意味で店員らしくない彼女の魅力を引き出す方向で会話を続けます。

続く17分間は体のマッサージ。
肩、首、背中、足と疲れの溜まりやすい部位に的を絞ってお世話します。

「私 機械よりも こうして人と触れ合う接客業のほうが 向いているかもしれませんね ふふっ」
普段よりも力んだ声を適度に漏らしながら各部位の症状を確認し
その合間に自分の気持ちをわかりやすく伝えて心身両面の凝りをほぐします。
効果音が特に鳴らないことからおそらく指圧してるのだと思います。
足のシーンでちょっとしたハプニングを用意するなど、事務的感をできるだけ薄めたサービスに仕上げてます。

そうやって疲れやストレスを取り除いた後はいよいよ眠りにつきます(約13分)。
彼女が左側に添い寝して色々話すオーソドックスなもので
途中から囁き声に切り替え、最後のほうには寝息を立てて眠りやすい環境を整えます。

このように、雨音よりも彼女との会話を重視した温かいサービスが繰り広げられてます。
音とキャラで癒す作品
音とセリフのバランスを大事にしてる変わった癒し系作品です。

ゆめ子は街中で偶然再会した主人公を雨宿りのついでにスッキリさせようと
最初から親しげな態度で接しつつ耳かきを初めとする癒しのサービスで心と体を温めます。
そして手を動かしながら色んな会話をして親睦をより深めます。

物語の全編で流れ続ける雨音、サービス中に鳴る質の高い効果音
そして店員らしさをあまり感じさせない彼女のキャラ。
臨場感を出しつつ雨の日でじめじめした心をカラッとさせることを目指してお話を進めます。

「今日も一緒に過ごせて嬉しかったです また是非いらしてくださいね」
タイトルや挿し絵を見た感じでは雨音を主役にした静かな作品と思うのではないでしょうか。
しかし実際は雨音にあまりスポットを当てず、彼女の人柄や会話が引き立つように作られてます。
前作よりも2人の関係が前進したと見て取れる描写もありますし
最近流行りの音をがっつり鳴らして癒す作風とは明らかに違う路線を歩んでます。

ですがこれは裏を返せば最大の武器を活かせてないとも見て取れます。
雨、風、波といった自然に根付いた音はそれだけで相当な癒しのパワーを秘めてます。
それを完全な脇役に置き、敢えて会話で癒そうとするのはもったいないと思います。

これが例えばしゃべる時とそうでない時をはっきり分けてるなら問題ありません。
耳かきや添い寝の最中は無言になって効果音と環境音を楽しんでもらい
他のシーンは彼女があれこれ話してほっこりさせるというのは大いに有りです。
しかし本作品の場合は無言の時間が極端に少なく、彼女がそれこそひっきりなしに話し続けます。

音のレベルが高い作品はしゃべらないほうが癒される場合もあります。
そのへんの匙加減に気をつければもっともっと良い作品になるのではないでしょうか。
癒しの要素が豊富なのに会話量が多いせいで慌ただしくなってるのが残念です。

以上のことからこちらの点数とさせていただきました。

CV:ゆめ子さん
総時間 1:08:26

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
68分で500円とコスパがいいので+1してあります。

鈴の音と歩く

「鈴の音と歩く(前編)」に引き続いての後編です。
今回は「08 随分と早く来たな」以降の様子を中心に紹介します。
急速に縮まる2人の距離
3番目の「また別の日」は4パート68分間。
「別のある日」からそれほど経ってない日に再び神社を訪れた主人公が
テンと出会い休憩所で寛いだりこれまでと違った耳かきをしてもらいます。

「やはり茶請けは団子じゃな ほれ ぬしも あーんじゃ」
彼女にお団子を食べさせてもらい、お返しに彼女の口についたあんこを拭くなど
物語の最後を飾るシーンに相応しい今まで以上のイチャラブっぷりが楽しめます。
これまではテンの側から好意を伝えることが多かったのですが
ここでは彼の心情描写も加えて2人が相思相愛の関係であることを表現してます。

メインのサービスにあたる耳かきは32分間。
いつものように膝枕の状態で右耳→左耳の順に綿棒と梵天でお掃除し、最後に軽く息を吹きかけます。
今回は雨戸を開けてるので川の流れる音がバックで流れ続けます。

「今日はこれで耳かきをしてやろう 黒い色をした綿棒じゃ」
内容だけを見るとごく普通の耳かきに思えるでしょうけど
凹凸のあるスパイラル綿棒と彼女の尻尾を梵天代わりにして個性を出してます。
「ずすっ ぞりぞり」というざらつきのある摩擦音が刺激的で心地よく
奥と手前を前後に往復させる動きも一般的な綿棒とは明らかに違います。

尻尾梵天についても「ふすっ さっさっ」というふんわりした滑らかな音
面積の広さ、毛先の長さで尻尾らしさが表現されてて大変リアルです。
3つのシーンで効果音と環境音をまったく被せないところにサークルさんのこだわりを感じました。

「この縁側で 初めて綿棒をつこうたんじゃったな あの時から わしもすっかり好きになってしまった」
最中のテンはこれまでと同じく時間に対する会話量を減らし
これまでの出来事を振り返りながら感謝の気持ちを伝えます。
シリーズの序盤ではなかなか素直になれなかった彼女がこういう顔を見せるようになったのは
主人公に対して愛情や信頼といった特別な感情を抱いてるからです。
セリフをあまり多く入れられないからこそ、思いを込めてひとつひとつの言葉を紡ぎます。

また耳かき終了後の「変わったのはわしか」「気持ちは嬉しいが」パートでは
2人の心の距離が一気に縮まるイベントも用意されてます。
最終的にどうなるかは聴いてのお楽しみとさせてください。
サークルさんでは珍しい描写もありますし、あまりの甘さに聴いてるこっちが恥ずかしくなってきます。

このように、2人の絆が感じられるあまあまラブラブな耳かきが繰り広げられてます。
イチャブラ系音フェチ作品
音重視でありながらキャラやストーリーもしっかりしてる名作です。

これまで色んな耳かきをしながら一緒の時間を過ごしてきた男女が
同じ流れでそのことを振り返りさらに心を通わせます。
そしてその様子を高品質な効果音と環境音を組み合わせてリアルにお届けします。

セリフよりも音の比重を上げて癒す音フェチ系の作り
シーンごとに異なる音を使って違いを出す凝った耳かき、テンの初々しい仕草と表裏のない言葉。
シリーズが持つ長所をそのまま引き継ぎ、物語がきちんと締めくくられるように進めます。

本作品最大の魅力は何か?と訊かれたら私は即座に「耳かきです」と答えます。
それはこのシリーズがどの作品も耳かきに最も長い時間を割き、内容にも力を入れてるからです。
でも耳を綺麗にする事を目的にした一話完結型の作品や専門店でのサービスとは違い
本作品の耳かきは2人が親睦を深める手段のひとつに位置づけられてます。

単に耳を綺麗にするだけなら毎回同じ器具を使ったほうがずっと楽だし出来栄えも安定します。
でもテンは敢えてシーンごとに器具や場所を変えてお世話します。
それは結局のところ彼に楽しんでほしいから、また来てほしいからです。
耳かきという行為そのものに彼女の気持ちが込められてるから音重視でも聴いてて心が満たされるわけです。

サークルさんがこれまで積み上げてきたものを凝縮した珠玉の一作です。
これだけ高品質で3時間20分もあるのに価格がたったの300円なのも驚異的。
以上を踏まえてサークルさんでは14本目の満点とさせていただきました。

おまけは「結婚すればいいのに」です。

CV:テン…藤堂れんげさん ビャク…小日向さくらさん
総時間 3:23:44(本編…3:18:52 おまけ…4:52)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

鈴の音と歩く

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、ひと気のない神社に長く住んでる狐巫女が
何度も参拝に来てる男性に色んなお世話をしながらまったり過ごします。

およそ4年間の活動を通じて磨き上げてきた珠玉の耳かきに加え
場所や季節によって変化する環境音や彼女との和やかなやり取りなど
音声作品を構成するすべての要素を使って癒しに満ちた空間を作り上げてます。

総時間が3時間以上あるため前編(01~07)、後編(08~11)の2回に分けてお送りします。
移りゆく季節を2人で一緒に
神社の狐巫女「テン」に耳かきや添い寝をしてもらうお話。

「うぅ 寒い 人の身にこの寒さはこたえるじゃろうな」
テンは古風な言葉遣いをする愛らしい声の女の子。
とある冬の日、神社の入り口まで主人公を迎えに行くと
彼がお参りするのを待ってから一緒に休憩所へ移動します。

本作品は「鈴の緒を引けば」「鈴の音を聞きに」「鈴の音と共に」「ビャクといっしょに」に続くシリーズ第5弾。
ひと気のない神社で弟子と一緒に暮らしてる彼女が、そこの参拝客にあたる彼と冬から春にかけてをのんびり過ごします。
「ある日」「別のある日」「また別の日」の3部構成になっており時間はどれも60分程度です。
通しで聴くのは大変ですし途中で寝落ちする可能性が高いのでシーンごとに分けて聴くのがいいでしょう。

お話の流れはどのシーンも神社で2人が出会い、休憩所や離れへ歩いて移動し
そこでじっくり耳かきしてから添い寝で眠る非常にシンプルなものです。
しかし最中の効果音、環境音、登場人物、セリフの量と内容など
音声を形作る色んな要素が大きく変化する
ため実際に聴いてみると随分違った印象を受けます。

中でも効果音と環境音は現在数多く存在する癒し系サークルさんの中でも群を抜いて優れてます。
質感、位置、距離、動き、力加減、間のとり方すべてが完璧で
目を瞑って聴くとテンがすぐそばにいるんじゃないかと思えるほどの臨場感があります。
耳かきをひたすら追求してきたサークルさんの経験と実力が今作でも遺憾なく発揮されてます。

「おっ 来た来た おそーい! 風邪を引いたらどうするつもりじゃ」
これらを行うテンも魅力的な女性です。
主人公と会いたい気持ちが押さえきれず寒い外に出てわざわざ迎えに行き
合流後は嬉しそうな表情で彼を耳かきする場所へと案内します。
過去作ではツンデレ系のキャラだったのですが、これまでのお話を通じてかなり素直になっており
口には出さないもののほぼ恋人同士と言っていい態度で接します。

また今回はシリーズ最終作ということで過去に行ったサービスが再登場するシーンもあります。
今作からでも普通に楽しめますが1作目から聴いてみるとより楽しめるでしょう。
お話が進むほど彼女の表情がどんどん柔らかくなっていくのがわかります。
癒しの音と言葉に包まれて
一番最初の「ある日」は3パート58分間。
いつも通りに参拝した彼を神社内の休憩所へ案内し、お茶を振る舞ってから30分程度の耳かきをします。

玉砂利を踏みしめる足音、鳥の鳴き声、拝殿にぶら下がってる鈴を鳴らす音、主人公から借りた上着を着る音など
音声の序盤から色んな音が登場してその場の雰囲気を作り上げます。
テンが体を動かすたびに鳴る鈴の音も涼やかで癒やされます。

彼らが休憩所に近づくにつれて付近を流れる川の音が大きくなるのもいいですね。
この後のシーンも含めて環境音をリアルタイムに変化させて移動する様子や位置の変化を表現します。
この演出を取り入れてるサークルさんは現在でも非常に少ないです。

耳かきは膝枕の状態で右耳→左耳の順に特製の耳かき棒で汚れを取り
それから梵天と息吹きで仕上げる家庭的なものです。
寒さ対策に雨戸を閉めてるので環境音は川の音ではなくストーブの稼働音が流れます。

耳かき棒は「ぞり すり」と乾いたやや平べったい音が使われており、ゆっくり掻き出したり耳の壁をなぞります。
音質、動き、力加減、ストロークの大きさが目まぐるしく変化する高度なもので
穴の奥のほうを掃除されてる時はこそばゆい刺激が耳のあたりに感じられます。

続く梵天は「さしゅっ ぷすぷす」という柔らかく広がりのある音で
素早く掻き出したり軸を持って左右に回転させる感じに動きます。
時間は両耳合わせて6分程度と短めですが、梵天特有のふわふわした質感が音で見事に表現されてます。
レビューするたびに言ってますけどとみみ庵さんの梵天は絶品です。

「このように 耳の中を匙の裏で撫でるのも良いぞ」
「梵天の良いところは その表情じゃな 安心しきった顔を見ておると わしも心が温かくなる」

最中のテンは吐息を漏らして黙々と手を動かす時間を長めに取り
その合間に彼のリクエストを受けて耳かきのやり方を軽くレクチャーします。
耳かきの心地よさにすっかり緩んだ彼の顔を見て穏やかな笑みを浮かべるなど
2人きりのひと時を彼女も楽しんでる様子が自然と伝わってきます。
耳かきパートと添い寝パートは彼女の態度を母親っぽく感じる人もいるでしょう。

続く「別のある日」は4パート72分間。
前回よりもずっと暖かくなったある日、再び神社を訪れた主人公を今度は離れへ案内します。

「ちょい ちょいちょい あ、あのな あれじゃ 手を取らんか」
この場所に入るには手を繋がなければならないしきたりがあるらしく
恥ずかしそうな表情で彼女の側から手を差し伸べてきます。
長い年月を生きて落ち着いた物腰をしてる女性が見せるこの初々しさがとても愛らしいです。
場所が前回と違うのを受けて環境音は湧き水の流れる音や鹿威しの音へと変化します。

テン「おぉ ビャクよ 腕を上げたな」
ビャク「いえいえ 茶葉を変えただけですよ」
またこのシーンはテンの弟子にあたるビャクも登場します。
耳かき前の爪切りを担当したり、用事を片付けながら2人の邪魔をしないように気を遣うなど
作品の雰囲気作りやテンの魅力を引き出す重要な役割を果たします。
また一部でサークルさんの別シリーズとの繋がりを匂わせるセリフも登場します。

サービスのほうはビャクの爪切りから入ってテンが特殊な音叉を両耳元で鳴らし
さらに右耳→左耳の順に乾いた綿棒、梵天、息吹きと繋ぎます。

「ゆったりとした音の動きに ぬしの呼吸も 心も 安らかなものになってきておるのを 感じるわ」
中でも音叉は「ヴォォォォン」という透き通った振動音が高低2種類登場し
耳元へ近づけたり遠ざけたりして独特な振動を耳と脳へ送ります。
「鈴の音を聞きに」でもやったサービスですから視聴済みの方は懐かしく感じるでしょう。
爪切りも「ビャクといっしょに」からの再登場ですし、このシーンは過去作のリスペクトを意識して作られてます。

最中の会話は彼が途中で寝入ったのを受けて前のシーン以上に少なくなってます。
効果音、環境音、吐息だけが流れるひと時はとても静かで
彼女の安らいだ表情からもこの瞬間を心地よく思ってるのがわかります。
寝る前あるいは就寝中に聴くのに適したサービスです。

おまけは「結婚すればいいのに」です。

後編へ続く…。
「鈴の音と歩く(後編)」

CV:テン…藤堂れんげさん ビャク…小日向さくらさん
総時間 3:23:44(本編…3:18:52 おまけ…4:52)


体験版はこちらにあります

癒彼女-亜季【期間限定価格】

サークル「ディーブルスト」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、最近恋人になったばかりの優しくて世話好きな彼女が
お疲れ気味な彼氏を4種類のサービスでもてなします。

リアルな音をたっぷり鳴らしつつ恋人らしい会話をする音フェチ系の作りが魅力で
料理を作る音、耳かき音、マッサージ音などパートごとに違うタイプの音を用意し
それらを鳴らすシーンと話すシーンをある程度分けて別方向の癒しを与えます。
愛する人に初めてのご奉仕
恋人の亜季(あき)と一緒に夜を過ごすお話。

「こんばんはー ごめんね、遅くなっちゃって」
亜季は素朴で澄んだ声の女の子。
ある日の夜、同じ町に住んでる主人公の家に行くと
買ってきた食材を使って肉じゃがを作ります。

本作品は「身近な人からの癒し」をテーマに、彼女が2時間以上に渡って癒しのサービスを行います。
料理、耳かき、目&手のマッサージと家でできるもので統一し
短いものでも22分、長いものだと50分もかけてゆっくりじっくりお世話します。

全体を通じて言える特徴は大きくふたつ。
ひとつはサービスの様子を主に音で表現すること、もうひとつは会話とのバランスに気を配ってることです。

前者は例えば料理パートではボウルに水を入れる音、お米を研ぐ音、野菜の皮を剥いて包丁で切る音など
細かな動作に至るまで専用の音を用意し、それらを組み合わせて進めます。
もちろんセリフも入りますが何をどう料理してるか実況する程度ですから主役はやはり音です。
他の3つのサービスについても効果音だけが流れる時間を長めに取って落ち着いた雰囲気を作り上げてます。

「うん、肉じゃがだよ♪ 手作りお料理の定番だよね そ、それに…彼女に作って欲しいお料理で人気があるし…」
後者はサービスの開始前や終了後、それから最中に固めて話すシーンを用意してます。
話す時とそうでない時のメリハリがあるので音と会話の両方を楽しみやすくなってます。
恋人同士なのにまったく話さなかったら味気ないですから音フェチ系といえどもセリフは重要です。
彼のために一生懸命尽くす姿や上手く癒せた時に喜ぶ表情に癒しを感じるでしょう。

音を中心に据えつつ彼女の魅力も引き立つサービスをする。
サークルさんが得意とされてる「音」と「癒し」をストレートに活かした質の高い作品です。
ほのぼのした温かいサービス
亜季が主人公の家にやって来た直後にするのは料理(約23分)。
お米を研いで炊飯器で炊く準備をしたり肉じゃがを作る様子を楽しみます。

「さてと…まずはお米を研いでおかないとね んっ… 米とぎ用のボウルでしっかり研いでっと…」
「おっと、その前に糸こんにゃくを湯通ししておかなきゃ んしょ…」

彼女が彼氏のために料理を作るのは今回が初めてらしく
ちょっぴり覚束ない姿を見せながらひとつずつ丁寧にこなしていきます。
彼はリビングで寛いでるのでセリフはほぼすべて彼女の独り言です。

そして料理の一部始終を多種多様な音でリアルに表現します。
ジャガイモの皮を剥く時は包丁だったのがニンジンはピラーへ切り替わり
野菜を切る時は小気味よい音だったのが牛肉だと控えめなものに変化するなど
食材ごとの違いが音だけでなんとなくわかるくらいにリアルです。

夜中に聴いたらお腹が空いてくる人がきっといるでしょう。

ディーブルストさんの中の人は料理を得意とされてますから
このシーンもおそらくすべてご自分で録音されたのだと思います。
そして音だけだとうまく伝わりにくい部分を彼女のセリフで補ってます。
料理を取り入れてる音声作品はまだ数が少ないですし、色んな行為を音で表現する本作品との相性も非常に良いです。

最も時間の長いサービスはその次に登場する耳かき(約50分)。
膝枕の状態で左耳のマッサージから入り、そのまま左右の耳をお掃除したり息を軽く吹きかけます。
耳マッサージをするのは左耳だけで右耳は最初から耳かきをします。
耳かきで使用する器具は耳かき棒のみです。

耳マッサージは「しょりっ」という弾力のある音
耳かき棒は「ずすっ しゅりっ」という乾いてて平べったい音が使われており
前者は耳全体を揉む、長めのストロークで優しく擦る、耳たぶを引っ張る
後者は入り口付近はクリアな音で対象部分をなぞるように、穴の中はややこもった音で耳の壁をなぞるようにと
お世話してる部位ややり方に応じて質感や動きを変えながらゆっくり丁寧に行います。

特に耳かき棒は長時間聴いても耳や頭が痛くならないよう優しい音を使ってます。
一箇所をひたすら擦り続けるのではなく、穴の中全体を満遍なく刺激してくれるので心地良いです。
効果音と微かな吐息だけが流れる時間はとても静かで落ち着きます。

「揉むだけじゃなくって指で擦ったり引っ張ったりするのもマッサージにいいんだって」
「本当に気持ち良さそうな顔しちゃって…可愛いな、もう よしよし…よしよし…」

最中の彼女は今日のために勉強してきた健康知識を披露しながら熱心に手を動かし
彼の安らいだ表情を見ると嬉しそうな表情を見せます。
母親っぽい仕草も時折見せるので甘えたくなるのではないでしょうか。
効果音とぶつからないように気をつけて彼女の優しさや温かさを表現してます。

終盤の2パートは耳かきと同じくらい定番のマッサージ(26+22分)。
Track4は目の周り、Track5は手とお世話する部位を切り替え
どちらも専用のオイルを使って対象の部位を撫でたり押して疲れを取り除きます。

「このツボは頭痛とかに効くツボなんだって あなたって時々、頭痛がするって言ってたから、目の使い過ぎも原因なんだろうなって思ってたんだ」
彼が以前に比べて疲れてるように見えることを心配してるのでしょう。
彼の弱ってるところによく効くツボを押しながらその効能をわかりやすく説明します。
もう寝る時間、しかも彼が眠そうにしてるのを見て世間話はあまり挟まず静かに続けます。
普段あまり頻繁に会えないからこそ、一緒にいるこの時間を大切にしてるように映りました。

このように、疲労回復しながら親睦を深めるあまあまなサービスが繰り広げられてます。
家庭的な音フェチ作品
専門店よりもサービスの内容を簡略化する代わりに音の多彩さや登場人物との仲の良さを強化してる作品です。

亜季は仕事が忙しくて外食ばかりしてる主人公を少しでも助けようと
まずは愛情のこもった栄養バランスの良い食事を用意し
それから特に汚れてる、あるいは疲労の溜まってる部位を重点的にお世話します。
そしてその中に彼を甘やかすセリフや仕草を盛り込んで恋人の優しさと温もりも与えます。

作中に出てくるほぼすべての動作をリアルな音で表現する作り
それと上手く共存できる形で盛り込んだ癒しを感じるセリフの数々。
恋人同士が健全にイチャイチャする様子をストレートかつリアルに描いてます。

ディーブルストさんは以前から音を活かした作品を数多く制作されてるサークルさんです。
だから今作もその質感、鳴らし方、他の音との組み合わせが完璧ですべてが自然です。
音だけが鳴る時間も多く用意されていてこれらを聴くだけでも相当な癒しが得られます。
中でも料理は個性的な音が多くて面白いです。

「眠くなってきたんだったら、そのまま寝ちゃっても大丈夫だよ 痛くしないように軽く押すようにするから…」
もうひとつの柱にあたる亜季については彼を思いやる姿で愛情を表現してます。
料理を作るのも、耳かきやマッサージするのもすべて彼のためです。
この日に向けて自分で色々勉強してきた背景も健気で可愛いです。
恋人以上の関係を匂わせるシーンもあったりと、二人が特別な仲にあるのが自然と伝わってきます。

音で癒し、会話で癒し、雰囲気で癒す正統派の癒し系作品です。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは7本目の満点とさせていただきました。

CV:藍月なくるさん
総時間 2:07:28

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
127分で700円とコスパがいいので+1してあります。

2018年3月10日まで20%OFFの560円で販売されてます。

【百合×耳かきボイス】ゆりかき!~Vol.2 姉妹編~【バイノーラル】

サークル「ゆづみ荘」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、実の姉に肉親以上の好意を抱いてる妹が
夕方から夜にかけて二人きりの甘い時間を過ごします。

音フェチ(ASMR)に多少の百合成分を組み込んだ作りが魅力で
日常生活でよく聴くタイプの音を存分に鳴らしながら
彼女の姉に対する想いの強さを感じるやり取りを挟んで仲の良さを演出してます。
中でも料理シーンは実録されただけあって非常にリアルです。
姉さんと過ごす幸せな一日
妹と料理を作ったり耳かきしてもらうお話。

「あっ 姉さん あの服可愛いですね 姉さんに似合いそう」
妹は明るくて透き通った声の女の子。
デート中に気に入った服を見つけ姉に勧めると
ナンパしに近づいてきた男性にきつい言葉を浴びせかけて追い払います。

本作品は実の姉に肉親以上の親密な気持ちを抱いてる妹が
デートした後に家で夕食から寝るまでの時間を一緒に楽しく過ごします。
料理、髪のお手入れ、耳かきと家庭的なサービスを中心に据え
その一部始終を高品質な音によってリアルに表現してます。

イチャラブっぷりを出すためにセリフもある程度挟んできますが
無言になって効果音や吐息だけを流す時間のほうが明らかに多いです。
現実世界でもよく聴く音ばかりなので何をしてるかがイメージしやすく自然な癒しが得られます。
癒しを感じる音の数々
二人が家に戻った後、一番最初にするのは夕食の準備(約20分)。
姉のリクエストに合わせてメニューをペペロンチーノとクラムチャウダーに設定し
料理が苦手な姉に妹がアドバイスしながら一緒に作ります。

冷蔵庫や戸棚を開けて食材を用意する音、鍋に水を入れて火にかける音
玉ねぎの皮を取って包丁で切る音、油をひいたフライパンに野菜を入れて炒める音など
料理の最初から最後までほぼ音だけで表現する非常に凝ったものです。
実際に料理しながら録音されたらしく細かな音まできちんと入ってます。

「料理するところを見たいんですか? 別に構わないですけど …ちょっと近すぎ 近すぎです もう 危ないからもうちょっと離れて見ててくださいね」
最初はやや遠くから聞こえてたのが、姉が料理を手伝い始めるのに合わせて一気に近くなるのがいいですね。
音の位置や距離にも気を配って妹と一緒に作ってる様子を主観的に楽しませてくれます。
クラムチャウダーを作る時に玉ねぎ、人参、じゃがいもを入れてしばらくしたら牛乳を注ぐシーンがあって
そこでは焼ける音が一気に収まり、少し経つと今度は液体の泡立つ音が聞こえ始めます。

何かをする時に妹がその内容を軽く説明してくれますからイメージしやすいです。
夜中に聴いたらお腹が空いてくるのではないでしょうか。
サークルさんご自身が「今回の目玉」とおっしゃられてる通り最も特徴的なパートです。

続く「ブロー&ブラッシング」は入浴後のお話(約19分)。
お風呂上がりなのにまったく手入れをしない姉の髪を綺麗にしようと
妹がトリートメント、ブラシ、ドライヤーを使って丁寧にケアします。

これだけに1パート割くのが女性同士らしくていいですね。
ドライヤーが耳のあたりにかかると「ぼぼぼぼぼー」という音と共に軽い圧迫感がありますし
ブラシで梳く時も滑らかで優しい摩擦音が同じ方向へ繰り返し動きます。

「ほんとに綺麗な髪 ずっと触っていたい」
最中の会話がもう少しあってもいいかなとも思いましたが
無言の時間を増やすことで愛する人の髪を大事に扱おうとする気持ちを表現したかったのかもしれません。
音の品質も引き続き高く癒しはもちろん、安眠のお供にも役立ちそうなパートです。

就寝前にする最後のサービスは耳かき(約27分)。
膝枕の状態で左耳→右耳の順に耳かき棒と梵天でお手入れし
最後に弱い→強い風圧でそれぞれ4回程度息を吹きかけます。
ちなみに耳かき音だけは他サークルさんの素材を使用してるそうです。

耳かき棒は「ずすっ さすさす」というやや尖りのある乾いた音
梵天は「そしゅっ ぽすぽす」という広がりのある柔らかい音が使われており
前者は耳の外、穴の入口、奥を優しく撫でるように、後者は軸を持って回転させるように動きます。

「ここ気持ちいいですか? わかりました ここを集中的にカリカリしてあげます」
耳かき棒が穴の外にある時はクリアだった効果音が
中に入ると低く鈍い音へと変化し位置もやや近くなるなど変化に富んでます。
姉の耳が元々綺麗だったため、汚れを取るよりもマッサージする方向で進めます。
姉と肌を密着できて嬉しそうに手を動かす妹の姿も印象的でした。

このように、最大の武器である音を中心に据えた比較的質の高いサービスが繰り広げられてます。
家庭的な音フェチ作品
女性同士特有の甘さが多少漂ってる音重視の作品です。

妹は大好きな姉とデートできた幸福感を彼女にも分け与えようと
自分から積極的にあれこれお世話しながら嬉しそうに振る舞います。
そしてその様子をセリフよりも音の質、位置、距離によって表現します。

リアルな音をふんだんに盛り込んだ作り、家にいる雰囲気が感じられるサービス
これらの合間に入る二人の甘く和やかなやり取り。
男女がするものとは違う部分を持たせながら癒す方向で進めます。

私はタイトルから百合と耳かきが売りの作品だと聴く前は思ってました。
しかし実際は料理とブロー&ブラッシングのほうがずっと魅力的に映りました。
音声作品だとまだあまり見かけないことや音そのもののレベルが高いことが大きな理由です。

「えっ? 膝枕? 生足で? それはちょっと なんていうか…恥ずかしくないですか?」
個人的にはもうちょっと百合に力を入れて欲しかったなぁと。
どのパートも会話量が少なくイチャラブ成分が控えめになってます。
妹が意外と奥手な性格で姉がスキンシップを取ろうとすると控えめな反応を見せるのもあります。

耳かきの効果音が自作じゃないことも含めて、タイトルと内容の方向性にズレを感じました。
「ゆりかき!」と命名するからにはこのふたつを最も頑張るのが望ましいです。

一部で引っかかるところもありますが十分な品質を持ってる作品です。
おまけは「デート待ち合わせ」と「翌日朝」です。

CV:藍月なくるさん
総時間 1:12:35(本編…1:09:56 おまけ…2:39)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2018年2月15日まで50%OFFの450円で販売されてます。
その場合の点数は8点です。

Reposer ~優子・瞳・香乃~

サークル「Butterfly Dream」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、それぞれに違った個性を持つ3人の女性が
とある悩みを抱えてる男性に心のこもった癒しのサービスをします。

癒しパートはサービスごとに担当するスタッフを切り替えリアルな音を多めに鳴らし
ドラマパートは音の割合を一気に下げ彼女たちの会話や反応を楽しむ、といったように
音フェチとボイスドラマ要素をはっきり分けた作りになってます。
癒しの音で安眠をサポート
Reposerの店員「優子」「瞳」「香乃」からサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ リラクゼーションサロン Reposerへようこそお越しくださいました」
優子は上品で穏やかな声の女性。
予約を取って来店したお客を丁寧な挨拶で迎えると
履物を脱ぎソファに座ってもらってから温かい飲み物を差し出します。

本作品は現代人の多くが抱えてるストレスを軽減し安眠できる環境を整えることを目的に
彼女たちがおよそ1時間30分に渡って3種類の癒されるサービスを提供します。
耳のマッサージ、耳かき、会話しながらの安眠と癒し系作品では定番の行為を用意し
担当者を切り替えながらどれも一対一でゆっくりじっくりお世話します。
ちなみに店名のReposerはフランス語で「休息」を意味するそうです。

また今回はサークルさん初のシリーズ作品ということで
代表者の浅見ゆいさん以外に藤堂れんげさんと藍月なくるさんも登場します。
全年齢向けでは人気の高い方ばかりですから声による癒しも相当なものです。
大人の女性、子供っぽさの残る女性、その中間とそれぞれのキャラにも違いを持たせてます。

全体の特徴としてまず挙げられるのが音とセリフのバランス。
最初の癒しパートは施術風景を描きながら癒し系の音をたっぷり鳴らし
続くドラマパートは彼女たちの日常風景に焦点を当てて魅力が引き立つ会話をします。


音フェチ(ASMR)作品は落ち着いて聴ける反面、それらを行う女性たちの存在感が薄くなりがちです。
その部分を解消するためにドラマパートを別途用意されたのでしょう。
といっても時間は全部合わせて13分程度ですからメインはあくまで癒しパートです。

一番最初の「ご来店ありがとうございます_優子」パートはサービスを始める前のやり取り(約6分)。
店長にあたる優子がお店のコンセプトを説明してからお客の症状を確認し
これから何をすれば最も効果的に癒せるかを探ります。

「当サロンでは お客様のストレスを少しでも癒やして差し上げることを 目標としています」
Reposerには彼と同じくストレスを抱えてやって来る人が多いらしく
彼女がそのことに触れながらちょっとしたアドバイスをしてリラックスを応援します。
履いてる靴を脱ぐ、ソファに座る、飲み物を用意するなど小さな動作に専用の効果音が入っていてリアルです。
サービスを始める前に聴き手を作品の世界に引き込む役割を果たしてます。
音とセリフが織りなす癒しのひと時
カウンセリングで方針を決め、施術室に移動した後にするのは耳のマッサージ(約18分)。
お店で最年少のスタッフである香乃が初めての経験に緊張してるお客を軽くほぐし
それから膝枕の状態でオイルを馴染ませた手を使い丁寧に揉みます。

香乃「こうすると 耳全体がほぐれて 血行も良くなるので 体もぽかぽかしてくるはずです」
最初は「そりゅっ」という滑らかな摩擦音を鳴らしながら両方同時に
次は右耳→左耳の順に短いストロークでやや力強く、と同じマッサージでも音に明確な違いがあり
最中は両耳に微かな振動も伝わってきて心地いいです。
中でも終盤の両手で耳を覆ったり倒すサービスは軽い圧迫感や空気の振動まで伝わってきます。

音を通じて触覚を刺激してくる作品はまだ数が少ないですから
初めて聴く人は実際にそうされてる感覚がして驚くでしょうね。
サービスの前後は割としゃべり、最中はそれを控えて音に集中させるメリハリのある作りです。

続く「耳かき_瞳」は名前の通り瞳がする耳かき(約32分)。
前のパートと同じく膝枕で左耳→右耳の順にまずは濡れタオルで外側を拭き
それから耳かき棒、粘着綿棒、梵天を使い分けて中の汚れを落とします。
息吹きは最後に弱めの風圧で4回程度行います。

耳かき棒は「ずすっ」という乾いた平べったい音でゆっくり何度も掻き出す
粘着綿棒は「ぷちゅっ ぷすぷす」と粘性のある音で中の壁をなぞる
梵天は「しゅるー」というふわふわぱちぱちした音で軸を持って回転させる、と器具ごとにまったく異なる音や動きをします。
マッサージと同じくどれもリアルで聴けば聴くほど眠くなってきます。

瞳「粘着綿棒っていう綿棒なんですけど 使ったことあります?」
中でも粘着綿棒は耳かき音声でもあまり使われない道具なので音と動きが新鮮です。
従来の綿棒よりも湿気が高く動きも滑らかで違いがよく出てます。
効果音と彼女の吐息だけが流れ続けるひと時は静かでとても癒やされました。

最後の「おやすみなさい_優子」は最終目的にあたる安眠させるサービス(約29分)。
冒頭で相手を務めた優子が再び現れ、最初は同じく膝枕のまま色んな会話をし
彼が十分眠れる状態になったところでベッドに移り体をとんとんと優しく叩きます。

「お客様は 春 夏 秋 冬 どの季節がお好きですか?」
「なで なで なで なで いーっぱい甘えてくださって よろしいですよ」

最中の話題は季節のこと、寝る時にする習慣や部屋の明るさなど当たり障りのないものばかり。
普段以上にセリフごとの間を長く取ってのんびり話す彼女の姿には母性が漂っており
成人男性にとって不足しがちな甘えたい欲求を満たしてくれます。

ですが安眠目的ならパート全体で散発的に話すよりも
前半に固めてしゃべり、後半は吐息だけを漏らす構成のほうが良かったんじゃないかなぁと。
ぐっすり眠れそうになったところで体を起こしてベッドに移らせる流れも首を捻ります。

このように、多くの人が癒しを感じる音を中心に据えた堅実なサービスが繰り広げられてます。
雰囲気のいい作品
リアルな音を違和感なく組み合わせた比較的安眠しやすい作品です。

優子、瞳、香乃は仕事でストレスを抱えなかなか寝つけずにいるお客の悩みを解消しようと
まずは耳を中心に指や道具を使って凝りと疲れを取り除き
それからお話しながら彼がぐっすり寝るのを見守ります。

全編を通じて鳴るリアルで優しい効果音、パートごとに担当を切り替えゆっくり取り組む流れ。
彼の症状に合わせたプロらしい施術で眠気を膨らませます。

耳のマッサージと耳かきは耳をケアする点では一致してますが
その内容、方向性、音のタイプ、得られる刺激が随分違います。
前者は外側がメインなので圧迫感や振動、後者は内側に移ってこそばゆい感覚を与えます。
安眠させるのは最後のパートですけど、これらを聴いてる最中に寝落ちする人がそれなりにいるでしょうね。

ドラマパートについては時間が短いことやネタバレするとつまらなくなることから
どんな内容かを敢えて伏せさせていただきました。
明るくて砕けた彼女たちの様子が描かれていて癒しパートとの違いがよく出てます。

音フェチ要素を多めに持たせつつキャラにも焦点を当ててる作品です。

CV:優子…藤堂れんげさん 香乃…藍月なくるさん 瞳…浅見ゆいさん
総時間 1:39:26

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
99分で800円とコスパが良いので+1してあります。

癒しの夜

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、上品でミステリアスなお姉さんが
長時間に渡る様々な癒しのサービスで心と体の疲れを取り除きます。

サークルさんが最も得意とされてる耳かきはもちろん
整髪、シャンプー、顔のお手入れ、上半身のマッサージなど
全年齢向けの範囲でできるありとあらゆる行為をリアルな音で存分に楽しませてくれます。
癒しのパワーが非常に強いですから途中で寝落ちする人が続出するでしょう。
疲れを内と外から癒す音の数々
癒しの店「月明(つきあかり)」の店主「祖月輪 真夜(そがわ まや)」からサービスを受けるお話。

「あら お客様ですか 珍しい」
真夜は上品で落ち着いた声のお姉さん。
帰宅途中に月明を偶然発見しふらりと訪れた主人公に挨拶すると
お店のコンセプトを簡単に説明してから冷たい飲み物を差し出します。

本作品は心身にかなりの疲れを感じてる人だけが訪れられる不思議なお店を舞台に
彼女がおよそ2時間30分に渡って様々な癒しのサービスを提供します。
とみみ庵さんと言えば既に50本以上出てる無料シリーズなど耳かきで大変有名なサークルさんです。
しかし今回はその割合を20分程度にまで縮小し、代わりにサービスの幅広さで勝負してます。

効果音の種類が恐ろしく豊富でその全てがリアルですから
聴いてみると自分が実際に月明にいるような感覚を抱くでしょう。
音の質感、位置、距離、タイミングといったすべての要素が完璧で素晴らしいです。
サービスそのものだけでなく、その前後最中に鳴る微かな物音まで入ってるので自然に感じます。

サークルさんの過去作との大きな違いは環境音がほとんど鳴らないこと。
休日屋や狐巫女テンの耳かきシリーズでは自然に関する音をバックでよく流してましたが
本作品では最初の導入パートと終盤の睡眠導入、お別れパート以外は敢えて無音にしてます。

効果音と会話だけで物語が形作られてるので静かな印象を抱くでしょう。
でも前述の通り効果音が多彩ですから寂しく感じることはありません。
優しい音や言葉の数々を聴いてると後になるほど気持ちが落ち着いたり眠気が強くなります。
通しで聴くと寝落ちする可能性が非常に高いので、中盤の休憩パートあたりで区切り2回に分けることをおすすめします。

「ふふふっ 私のお店が見えましたか よほどお疲れなのですね」
これらを行う真夜は一言で言えばミステリアスな女性。
プロらしい流れるような手つきで心の行き届いたお世話をしながらサービスごとに異なる健康知識を披露します。
その中で上のセリフのような意味深なことをところどころで言います。

作中では明確に語られてませんが、最後まで聴けば彼女が何者かはだいたいわかります。
丁寧な言葉遣いを維持しつつ馴れ馴れしくないレベルの優しさを見せるあたりも大人の女性らしくて良いです。
彼女とのやり取りも癒しや安眠に大きく貢献してます。
相手の症状に合わせた的確なサービス
ここからは各サービスの詳細を説明します。

冒頭の挨拶や準備を終えた後から始まる3パート48分間は頭部のケア。
「状態確認と整髪」は整髪、「頭皮のお手入れ」はオイルによる頭部マッサージ、
「洗髪とトリートメント」はシャンプー&トリートメントとパートごとに内容を切り替え
それぞれに合った音を的確に鳴らしてサービスの様子をリアルに表現します。

「髪の毛には 修復能力がないことはご存知でしょうか?」
整髪では「しゃくしゃく」と小気味いい金属音が耳のやや上あたりで鳴り始め
左右にスライドさせながら真夜がプロらしいことを落ち着いた口調で時々話します。
音フェチ系の作品なので総時間に対するセリフの量は少なく、さらに間を長めに取って効果音を聴きやすくしています。

最初は普通のハサミだったのが少し経つと梳きバサミに変わるのがいいですね。
同じサービス内に異なる音を鳴らしてそれぞれの違いを楽しませてくれます。
彼女が「髪の先端を切りそろえる」と言ってたのを踏まえて効果音を主に側頭部で鳴らすのもポイント。
頭頂部は髪の根元が集まってる場所ですから今回の整髪では手をつけないのが自然です。
こんな風にリアリティを追求した制作をされてるとみみ庵さんのこだわりが随所に見られます。

「こちらは 炭酸の入ったシャンプーです 髪表面の汚れの除去 そして頭皮の血行を促進する効果がありますので」
それに対してシャンプー&トリートメントは炭酸を使ったサービスが特徴的です。
炭酸入りシャンプーは「ぷしゅしゅしゅしゅー」という独特な音
シャワーで洗い流してから行う炭酸水での洗浄はシャンプーよりもずっと滑らかな水音が鳴ります。
どちらもシュワシュワパチパチした音が混じっていて耳に心地いい刺激を与えてくれます。
このパートは20分以上ありますから音フェチ好きには堪らないのではないでしょうか。

髪と頭がスッキリした次にするのは顔のケア(約20分)。
「お顔のケア」は専用のオイルやクレンジングクリームを使ったマッサージ
「お顔の産毛剃り」は道具を使った産毛剃りと美容液による保湿で汚れや疲れを落とします。

「緊張なさるかと思ったのですが ふふっ そんなことはありませんか ご信頼いただいてるようで 嬉しく思いますわ」
今回のサービスは完全におまかせということで開始直後は不安を感じていた主人公も
彼女のきめ細かなサービスや行き届いた気配りにすっかり機嫌をよくします。
それを見て喜ぶ彼女の姿にも癒しを感じました。
整髪やシャンプーに比べれば効果音は大人しいですが、使用する液体ごとに違った音を鳴らしますし
蒸しタオルが顔に乗ってる音なんかも入っていて品質は引き続き高いです。

軽い休憩とマッサージをした後から始まる2パート37分間はお待ちかねの耳のケア。
「お耳の産毛剃り」は機械を使った産毛剃りと耳用のジェルによるお肌の手入れ
「耳かき」は綿棒と梵天を使った耳かきで今度は内側から綺麗にします。

「この音 脳を揺さぶられるようで 私は好きですわ」
「水の中に潜っている時のような 不思議な音がしますでしょう?」

産毛剃りの時に鳴る微かな振動を含んだ控えめなモーター音
ジェルの時に鳴る「こぽこぽ」という水気混じりのこもった音がいずれも心地よく
これまで数多くの癒される音を聴いてきたこともあってかなり眠くなりました。
彼女自身も「好き」と言ってるだけあって多くの人に効果のある音だと思います。

それにさらなる追い打ちをかけるのが耳かき。
健康知識をその都度話していた今までとは違い、会話を必要最小限にまで絞り込んで
耳かき音と彼女の吐息だけが流れる静かな時間をできるだけ長く取ってます。


「耳かきに限りませんが 大きくなるにつれ できることが増えると 幼い日の記憶は 思い出と一緒に どこか遠くへ行ってしまうのでしょうね」
耳かきは今だと現実世界に専門店ができるほどメジャーなサービスですが
子供の頃は母親にやってもらった人が多いと思います。
だから彼女は主人公をできるだけその時に近づけるためにお店らしさを薄めて進めます。
効果音に絶対的な自信を持つサークルさんだからこそできる極めてシンプルな耳かきです。
耳かき棒ではなく綿棒を使ったのも彼の安眠を妨げたくない彼女の優しさなのでしょう。

効果音は綿棒が「しゅっ」という滑らかで軽い音、梵天は綿棒よりも広くてふんわりした音が使われており
前者はペースやストロークを小まめに変えながら小さく擦る感じに、後者は優しく掻き出したり擦るように動きます。
綿棒は耳の外側→穴の中の順にお世話するため両者で音の質感に微妙な違いがあります。
仕上げに行う息吹きも耳に微かな風圧が感じられてこそばゆいです。

このように、効果音と会話を違和感なく組み合わせて癒す洗練されたサービスが繰り広げられてます。
安眠効果の高い作品
聴いてるだけでものすごく眠くなる作品です。

特殊な条件下でのみ訪れることができるリラクゼーションスポットで
そこの女店主が主人公の症状に合った癒しのサービスを提供します。
そしてそれらの多くを言葉よりも音で表現し臨場感と安らぎを与えます。

品質だけでなくバリエーションも充実してる最高クラスの効果音
それらを違和感なく組み合わせて現実さながらのサービスを作り上げる極めて高度な演出力
巧みな技術と優しさの中に多少の含みを持たせた彼女のキャラ。
音フェチ系作品の要所を押さえつつ個性と物語としての面白さを持たせてます。

「忘れないでくださいませね 明日の自分は今日とは違う自分 疲れたあなたは もういないことを」
この作品を聴いて特に印象的だったのがすべてのサービスが彼のことを考えて行われてることです。
サービスを始める前に簡単な触診をしてどこに問題があるか分析し
それから頭、顔、耳、肩や腕にターゲットを絞ってそれらを隅々まで綺麗にする方針で進めます。
目的意識を持ってお世話するので各サービスに流れや統一感があります。

それが最もわかりやすく物語ってるのが終盤の耳かきでしょうね。
すっかりリラックスした彼の安眠を妨げないように専門店の中ではかなり簡素なものにしています。
数多くの小さなサービスを組み合わせてひとつの大きなサービスを作り上げてるのが実に素晴らしいです。
シャンプーして、耳かきするではなくこれらすべてを通じてひとつの目標を達成します。

作品を聴き終えた直後の感想は「とにかく眠い」でした。
時間が長くて退屈したからではなく純粋に癒しのパワーがとても強いからです。
眠気さえ克服できれば通しで聴いてもだるさは感じないのではないでしょうか。
各パートの時間が10~20分と丁度良く、効果音がどんどん切り替わっていくのが大きいです。

すべてにおいて比類なき品質を誇る音フェチ系作品です。
これだけの質と量があるのに価格が300円なのも驚異的。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは13本目の満点とさせていただきました。

CV:笹原ぽたこさん
総時間 2:31:34

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

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