前回の「2021年上半期の同人音声ランキング その1」は今年1月から6月に発売された作品の中で
個人的に一際良いと思った、印象に残ったものをランキング形式で紹介しました。
ここでは同人音声側に限定した業界の情勢に関するあれこれを語ります。
年末ほどには掘り下げず「こんなことがあったよ」くらいの軽いものです。
上半期の大まかなまとめ
昨年末の記事でも書いたように、2020年は良い意味でも悪い意味でも波の大きい1年でした。
その次の年ということでどうなるか気になってたのですが
結論から言うと「多少は落ち着いてきたかなぁ」といった感じです。

一部のサークルさんによる割引とクーポンを組み合わせた大幅な安売りはほぼ終息し
現在は最大30%OFFという決まりの中で新作の値段がつけられてます。
製作費の高騰による価格の上昇はある程度見られますが
それでも相変わらず1000円前後が中心で大幅に上がったと言うほどではありません。
DLsiteが定期的にクーポンを配布してることもあり、聴き手にとっては買いやすい状況が続いてます。

しかし5月頃から別の問題が浮上し始めてます。
新作をよくチェックしてる人なら気づいてるでしょうけど
定価1000円の作品を発売開始から1~2週間限定で100円にするというものです。

これについては話すと長くなるので、この記事では表面だけしか触れません。
先日複数のサークルさんがTwitterで懸念を示す発言をされてましたし
下半期はある程度抑止されるんじゃないかと私は期待交じりに予測してます。
年末になればどうなったかわかるはずですから、何か書くことがあればその時に改めて書きます。

昨年大暴れした企業勢についてはかなり大人しくなりました。
大幅な割引とクーポンの乱発をしてた某サークルさんは
それがやりにくくなってランキングへの露出が目に見えて減りました。
またアニメ声優をガンガン起用してるサークルさんもDL数を落としてます。
企業勢で現在堅調なのは電撃G's magazineさん(KADOKAWA系列)くらいだと思います。


ここまでは特定のサークルさんに関する話題が中心だったので
最後は同人側の業界全体に関する話をして締めくくります。

まずは新作のリリース数について。
昨年の1月~6月は1877本だったのに対し、今年は同じ条件で2356本まで増えてます。
およそ1.26倍と驚異的な伸び率を叩き出してます。
外国語の作品とかはわざと外してますから実際はもっと多いはずです。
週末には15本前後出るのが当たり前になっており、我々にとっては選択の幅がより広がりました。

その一方でDL数は減少傾向にあります。
以前は5000~10000本売れてたサークルさんが1000~3000本に留まってたり
それより規模の小さいサークルさんでも同様の事態がいくつも見られます。
これについてはサークルさんのほうが強く実感されてるのではないでしょうか。

新作数が増えたから分散したと見ることもできますけど
私はそれ以外にもいくつかの要因があるんじゃないかと考えてます。
いつ頃から始まったかもだいたい把握してるので、機会があれば後日どこかで話します。

以上をもって今年上半期の総括とさせていただきます。
下半期も良い作品が数多く出てくれることを期待してます。