
サークル「チキンハーツ」さんの同人音声作品。
基本的にはうざいんだけど、なんだかほっとけない不思議なお姉ちゃんが登場する
「うざ姉」シリーズの最新作は、音フェチ作品第二弾とサークルさんが言われているように
効果音に非常に力が入れられているのが特徴です。
(ちなみに第一弾は「カット×彼女×シャンプー」)
シャワーをかける音、シャンプーで髪を洗う音などどれも非常にリアルで
かつバリエーションも富んでいるから聴いていて飽きがきません。
まさに実際に録ったかのような自然な効果音ですから
その場の様子をイメージする非常に良い手助けになるでしょう。
もう一つの特徴であるお姉ちゃんのうざさも健在。
空回りに感じるほどに元気な声で弟に何度もちょっかいを出してきます。
でもなんだかんだで思いやりのある一面も見せてくれたりと
過去作同様憎めない不思議な魅力を持ったキャラになっています。
相変わらずうざいお姉ちゃん
「姉ちゃんだよー どうもどうもー お背中流したいでーす」
お姉ちゃんはノリの軽い明るい声の女の子。
入浴中の弟の風呂場に乱入して背中を流したいと駄々をこね始めます。
本作品は5つのパートに分かれており、最初の2パートは効果音中心
残りの3パートは2人のやり取りを中心に楽しめるように作られています。
「言っとくけどあんたが嫌って言っても あたしゃやるよ 絶対!」
本作品最大の特徴はこのお姉ちゃんがとにかくうざいことです。
何をするにも弟にべったりで、常に彼にリアクションを期待しながら行動します。
ただ元々の声が結構可愛いことと、女性だから力づくで従わせるようなことはしないこと
あとは言い回しが弟の同情を誘うようなものが多いことから
本当の意味でうざいのではなくて構ってちゃんクラスに留まっています。
過去2作を聴いた者として比較させていただくと
1よりやや弱いレベルのうざさになった気がします。
2に比べたら随分と大人しくなりました。
今回はお姉ちゃんのセリフが効果音に結構奪われていますから
持ち前のうざさを発揮する場がやや減ったのもあります。
流れるような自然な効果 音
効果音に非常にこだわっているのも特徴です。
最初のパートは軽くシャワーで流す→シャンプー→頭皮マッサージ→リンスという流れ。
シャワーはリアルな水の流れる音がするのはもちろん
体や床などお湯の当たっている場所によって微妙に音が変化します。
またシャンプーは「ワシャ ジャリ」とやや粗さを感じる音
頭皮マッサージは「シャッ スリスリ」とシャンプーよりやや滑らかな音
リンスは「シュルー シャ」とさらに滑らかな音、とそれぞれに専用の音が用意されており
手で洗っている様子がよくわかるように音が小刻みに左右に揺れるのに加えて
頂点を洗うときは中央、側面を洗うときは左右と音の位置もしっかりと動きます。
簡単に言うと実際にそうしている様子を録音したように思えるほどリアルです。
「いらっしゃーい サロン・ド・ねーちゃんへようこそ」
続くマッサージパートは肩を軽く手で叩きほぐしてから専用のオイルを塗り込みます。
マッサージの音がリアルなのもそうなのですが
オイルのボトルを揺らした際にたぷたぷと水の揺れる音を鳴らしたり
蓋を開けたり手に垂らすところにまで効果音を用意しているのは
素晴らしいと言うほかありません。
こういう細かい部分の音は無理に入れない作品が多いだけに
物語の隅から隅までをしっかりと音で表現しようとするサークルさんの熱意を感じました。
個人的にはトラック3でみかんの皮を剥く音や
房から引きちぎる音まで入っていたのがとても印象的でした。
キャラと音が見事に助け合っている作品
言葉で表せない部分を細かい効果音でうまくカバーする一方で
音だけだと寂しく感じるシーンはお姉ちゃんの声がしっかりと盛り上げてくれます。
1つのパートの中にやり取り+効果音のシーンと効果音のみのシーンを入れることで
どちらのニーズにも合わせているなど心遣いも感じられます。
「姉の姉による姉のためのサロン それがサロン・ド・ねーちゃんなのよ」
お姉ちゃんは安心のマイペースっぷりで弟を散々に振り回してきます。
でも彼が本当に嫌がることは絶対にしませんから
なんだかんだで「仲のいい姉弟だなぁ」と思いながら聴くことができました。
弟もある程度1人になれる時間が欲しいだけで、本質的には彼女が好きなんだと思います。
効果音は「カット×彼女×シャンプー」の時もそうでしたが
音がとても耳に心地よくて心が落ち着きます。
リアルな音というのは聴いた当初は「すげー」って驚くものの
日常生活で聴き慣れているレベルのリアルさにまで到達すると
聴いていて気にならないほど体になじむと思うのです。
いわゆる「よく聞く音」ってやつなのですが
それを音声作品でうまく表現するのはそう簡単にできることではありません。
同人音声の効果音もついにこのレベルまできたか、と素直に感心しました。
前作が正直ちと残念な内容で不安を感じていただけに
今回は大変満足できてホッとしています。
CV:月宮怜さん
総時間 56:42
オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点

体験版はこちらにあります
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